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 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興収データです。
 今日はさらっと行きます。

 ではさっそく、いつもの興行通信社の大本営発表です。
 1位:『信長協奏曲』が土日で6.15億稼いで首位。へえ。そんなに人気があったんだ。わたしの知り合いの女子がTVドラマを一生懸命観てたな、そういえば。最初の土日で6億を超えるというのは、最終的に30億以上は確実な数字。これは久しぶりにすごい数字ですよ。
 2位:『スターウォーズ/フォースの覚醒』:38日間累計で96億まで来た。問題は来週までに100億超えるかどうかだが、ちょっと微妙な雲行き。上映スクリーンも今後減るだろうし……。
 3位:『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー』が土日で1億チョイ稼ぐ。しかし3位でこのレベルの数字というと、『信長』が強かったのと、さらには全国的に寒くて天気が悪かったこともやっぱり影響したかもね。
 4位:『妖怪ウォッチ』:37日間累計で51億ほど。これは勢いが止まってしまったと見える。やっぱり行っても55~56億ぐらいか。
 5位:『パディントン』:10日間で3億チョイか。実際悪くない、けれど、おそらく宣伝費かけすぎで見合ってない。
 6位:『シーズンズ 2万年の地球旅行』:10日間累計で2.5億ほど? ちょっと伸びないか。
 7位:『orange』:41日間累計で29億強か。でも30億超は確定ですな。凄い。
 8位:『ザ・ウォーク』土日で0.7憶か……厳しいなあ。観てきたので、明日レビュー書きます。面白かった。
 9位::『傷物語I 鉄血篇』:16日間累計で6億ぐらい? 大したものですな。
 10位:『ブリッジ・オブ・スパイ』:17日間累計で6億チョイ届かず? アカデミー賞ノミネートで粘ってほしい。

 そのほかランク外では、『白鯨との闘い』はまだ2億そこそこ、『母と暮らせば』が17億を超えたぐらい、『人生の約束』は依然苦しく4億ほど、『ピンクとグレー』は4億届かず、ぐらいと思われます。
 しかし毎週書いているような気がしますが、本当に洋画が売れない世の中になっちまいましたな。残念だ。本も売れないし映画も売れない、売れるのはほんの一握りのベストセラーだけ。しかも、内容よりも話題になることが優先される部分もあって、昭和に青春を過ごしたわたしは実に淋しい。
 せっかくのインターネッツの時代、もっと内容を重視したプロモーションやコミュニケーションが、ひと昔よりずっと簡単にできる世の中になったはずなんだが……。なんか、うまい仕組みを作ることができたら、一儲けできそうな気がするのですが、あくまで作品重視で、もっともっと、世に埋もれている面白い作品を世に知らしめる方法を思いついた方は、ぜひご連絡ください。ま、わたしも本気で考えてみようと思います。

 というわけで、結論。
 今週は『信長協奏曲』が6億超の非常にいい数字でスタートダッシュをかました。ま、土曜日の日中はずっとTV版を放送してたしね……CXのメディア力は相当低下していると思うけれど、なんとか一矢報いたってことですかね。なお、『SW』は6週終わって96億。100億超はもう大丈夫、だとは思うけれど、ちょっとこの後の伸びは苦しそうですな。
 あ、そうだ、『SW』に関しては先週一つニュースがありました。次の『Episode VIII』は、元々2017年5月公開予定だったのですが、2017年12月公開に変更になったそうです。はーー安心。これなら日本も同時公開になるでしょうな。5月のままだったら、絶対日本だけ夏公開とかヒドイことになるところだった……アッブねえ。あと、明日、『ザ・ウォーク』のレビュー書きますので、乞ご期待(?)。以上。

↓ 原作は漫画です。最新刊が出たばかり。これ、まだ連載中だよな? 映画はどう終わらせたんでしょう? それを知りたければ観に行けってことか……。

 というわけで、昨日は祝日で一日遅れとなったが、毎週恒例の週末映画興行データです。
 今日も、最初にUS国内のBOX OFFICE情報から行こう。何しろ『STAR WARS』が大変だ!! 先週お伝えした時は、公開17日間累計で、あっという間にUS歴代2位まできた、という状況だったが、ごくあっさり、公開20日目の2016/01/06時点で、それまでの1位だった『AVATAR』をぶっちぎり、現在毎日記録を更新し続けている。
 2016/01/01現在24日目までの累計値が発表されているが、なんと驚きの8.12億ドルである。日本円換算で954億円(1US$=117.5JPYとして。ちょっとだけ円高傾向ですな)。 これは一体どこまで伸びるのか。もはや前人未踏の記録であり、さっぱり見当がつかない。まあ、すげえなーと数字を毎週追っていくことにしようと思う。ちなみに、全世界でも絶好調を維持しており、World Wideでの興収は既に17.33億ドルまで積みあがっています。もう電卓の桁が足りないよ。2000億円超ってことですな。

 で。日本はどうだったのか。
 いつもの通り、興行通信社の大本営発表です。
 1位:『スターウォーズ/フォースの覚醒』:24日間累計で79億強。先週の予測はやっぱりちょっと甘すぎた。先週7日間の6掛け弱で推移。ま、先週はお正月だったし、これでも上等でしょう。今週の分を下方修正すると、累計100億は行くにしても、110億はちょっと微妙かもしれない。マズイな……。ただし、休日の1/11まで入れると累計82億だそうです。
 2位:『妖怪ウォッチ』:23日間累計で46億強。これは前作比で73.2%。ちょっと盛り返してきた。50億後半は行きそうですな。すげえ。
 3位:『傷物語I 鉄血篇』:3日間で2.6億。ホント、アニメは強い。けど西尾維新は興味なし。
 4位:『orange』:30日間累計で25億突破。すごい。ここまでとは。原作読んだけど興味なし。
 5位:『ブリッジ・オブ・スパイ』:3日間累計で1.7億ほど。うーん……劇場規模は『傷物語』の3倍なのに……。洋画は厳しいのう……。
 6位:『人生の約束』:2日間累計で1.0億ほど。ちょっと厳しいか。10億届くかどうか……。
 7位:『ピンクとグレー』:2日間累計で1.0億ほど。公開スクリーン数は100未満なので、この興収でも結構頑張ったと言えそう。原作は発売当時読んだ。普通にちゃんと読めたといったら失礼か。まずまず面白かった。
 8位:『母と暮らせば』:30日間累計で15億突破。17~18億ぐらいの着地かな?
 9位:『007スペクター』:先行含む41日間累計で27億突破。前作越え達成。30億行けるか、チョイ届かずか?
 10位:『映画ちびまる子ちゃん』:19日間累計で5憶強。何気に順調。悪くない。
 以下、わたしイチオシの『クリード―チャンプを継ぐ男―』は19日累計で3億チョイと厳しい。もっと売れねえかなあ。また、『杉原千畝』が37日累計で10億は超えた模様。一方の『海難1890』はいまだ7億弱と厳しい。『ガルパン』は相変わらずコンスタントに稼いで8億強。これ、10億行くかもよ……。

 ということで、ちょっと先週の『SW』の日本での興収予測はちょっと自信がなくなってきた……。やっぱりもう少し厳し目で見た方がいいかも。一応まだ、計算上100億は超えるはずなのだが、もはや130億とかは難しいと思う。110億に乗るかどうか、という感じです。
 しかし、ここ数年はやりの、小規模公開でガッチリ稼ぐ系のオタアニメの力はすごいですな。上にも書いた通り、『傷物語』は108スクリーンの公開しかなく、348スクリーンと3.2倍の規模で公開された『ブリッジ・オブ・スパイ』の1.5倍を稼いでいるわけで、要するに、1スクリーンあたりの稼ぎは、ええと4.8倍ってことでいいのかな? このような現象は、もはや全く珍しくなく、当たり前の光景になってきたけれど、これはもう、円盤がどんどん売れなくなってきている昨今では、ビジネスとして唯一の道なんだろうと思われますね。『ガルパン』ももうこれ、本当に10億行きそうだし、最近では『ハイ・スピード』も5億ぐらいは稼げそうだったし。劇場での物販やイベントなどを考えれば、十分利益は出ているだろうと思う。『ガルパン』はウハウハでしょうな。
 とはいえ、かつて何でもかんでもTVアニメになって質の低下が起きたように、今後、何でもかんでも「劇場版」を公開して、同じように儲かるわけでは決してなく、やっぱり作品のクオリティが一番重要なんでしょうな。ファンに愛され、その愛に応える作品に仕上がらないと、まあ当然そっぽを向かれるわけで、作品選びは勿論のこと、作品クオリティの向上もお願いしたいものであります。

 というわけで、結論。
 『SW』は現状82億チョイまで来た。わたしの予測ではもう80億は軽く超えていたはずなので、さっそく計算が狂って来ました。サーセン。内心では、そりゃそうかと思ってますが、わたしのいい加減な計算を信じた人がいたら、すみませんでした。。。以上。

↓ 映画の前に、読んでおくべきか、猛烈に悩み中……。映画は2/5(金)公開です!!
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)
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 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末興行収入データです。
 先週、金額的には『STAR WARS』が1位、2位の『妖怪ウォッチ』よりも約2億円上回っていたものの、観客動員数では逆に『妖怪』の方が17万人ほど上回っていたので、主な情報サイトでは『妖怪』が1位!! 『SW』敗れる!! 的なニュースが飛び交っていました。
 結論から言うと、今週末も同じ様相を呈しています。
 それでは、 まずはいつもの興行通信社による大本営発表です。
 今週もわたしのランキングは「金額順」です。あくまで『SW』が1位と言いたいので。
 1位:『スターウォーズ/フォースの覚醒』;この週末は7億稼いで累計38.3億。このペースは、『ハリーポッター』の最終作と比べると若干少ない。ので、やっぱり行って100億チョイか。まあ110億程度というところかなあ。なお、動員順では今週も『妖怪』の方が上です。
 2位:『妖怪ウォッチ』:週末は5億稼いで累計で23億を突破。これは去年と比べると64%ぐらいなので、結構落ち率は大きいと思った方がよさそう。去年は累計で78億だったので、7掛けとすれば55億弱、65%とすれば50億チョイ。まあ、それでもすごいですな。
 3位:『orange』:累計数字は年明けにちゃんと調べておきます。まあ、20億行くかどうかってところでしょうか。
 4位:『007』:正確な累計数字は年明けに。12/23時点で20億突破したそうなので、30億目指して頑張って欲しい。
 5位:『母と暮らせば』:正確な累計数字は年明けに。10億は突破したとのこと。やっぱり先週の予想通り、16億~18億ぐらいが上限かな……。20億は無理か……平日興行で伸びることを期待したい。超おススメです。
 6位:『映画ちびまる子ちゃん』:今週初登場。金額不明。年明けに調べておきます。
 7位:『仮面ライダーゴースト 超MOVIE大戦ジェネシス』:金額不明。年明けに調べておきます。
 8位:『杉原千畝』:金額不明。年明けに調べておきます。10億もキツイのかな……。
 9位:『映画 ハイスピード』:金額不明。年明けに調べておきます。
 10位:『I LOVE スヌーピー』:金額不明。年明けに調べておきます。意外と粘るね。先週の段階ですでに5億を超えていたので、大健闘だと思う。すごいことだよこれは。
 以下、なんとわたしの現在のイチオシである『クリード~チャンプを継ぐ男』は11位だそうで、TOP10位ならず。でも、たぶん金額順なら10位に入るんじゃないかと……年明けに調べて、修正するかもしれない。くそーーースヌーピーより下かよ……悔しいいいい!!!

  というわけで、今年の週末興行収入データはこれにて終了です。なお、どうやら今年の日本国内の映画興行TOP10がまとまったらしいので、以下にまとめておきます。
まず、2015年の邦画ベスト10は以下の通り。
 1位『映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』78億円(※去年の年末公開の奴ね)
 2位『バケモノの子』58.5億円(2015/07/11公開)
 3位『HERO』46.7億円(2015/07/18公開)
 4位『名探偵コナン 業火の向日葵』44.8億円(2015/04/18公開)
 5位『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』39.3億円(2015/03/07公開)
 6位『ドラゴンボールZ 復活の「F」』37.4億円(2015/04/18公開)
 7位『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』32.5億円(2015/08/01公開)
 8位『ビリギャル』28.4億円(2015/05/01公開)
 9位『ラブライブ!The School Idol Movie』28億円(2015/06/13公開)
10位『映画 暗殺教室』27.7億円(2015/03/21公開)
 てな感じだそうです。ヤバイ、この中で観たのは『巨人』だけだ。しかも飛行機の中で。とても金を出してみる気にはならんわなあ……。
 で、次は2015年の洋画のベスト10は以下の通りです。
 1位『ジュラシック・ワールド』95億円(2015/08/05公開)
 2位『ベイマックス』91.8億円(2014/12/20公開)
 3位『シンデレラ』57.3億円(2015/04/25公開)
 4位『ミニオンズ』52.1億円(2015/07/31公開)
 5位『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』51.1億円(2015/08/07公開)
 6位『インサイド・ヘッド』40.3億円(2015/07/18公開)
 7位『ワイルド・スピード SKY MISSION』34.2億円(2015/04/17公開)
 8位『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』32億円(2015/07/04公開)
 9位『ターミネーター:新起動/ジェニシス』27.3億円(2015/07/16公開)
10位『テッド2』25億円(2015/08/28公開)
 となるそうです。この中では、『シンデレラ』と『ワイルドスピード』と『テッド2』以外は観ましたね。『アメリカンスナイパー』が入らなかったのは残念。確か20億は超えてたはずなんだが……。
 で、邦画と洋画を合わせた総合TOP10をまとめてみるとこうなると。
 1位『ジュラシック・ワールド』95億円
 2位『ベイマックス』91.8億円
 3位『映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』78億円
 4位『バケモノの子』58.5億円
 5位『シンデレラ』57.3億円
 6位『ミニオンズ』52.1億円
 7位『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』51.1億円
 8位『HERO』46.7億円
 9位『名探偵コナン 業火の向日葵』44.8億円
10位『インサイド・ヘッド』40.3億円
 まあ、こうして並べてみれば明らかな通り、今の日本の映画興行市場は、子供と10代~20代の若者が映画館に来ないと、30億を超えるようなヒットには絶対にならないということが明らかなわけで、まあ、そりゃ当たり前かというつまらない結論しか導き出せないのが悲しいですね。しかし、『ミニオンズ』って面白いかなあ……第1作目の『怪盗グルー』は観たけれど、日本の子供が観て面白いとはあまり思えないのだが……。 まあ、US本国でも『ミニオンズ』は3.36億ドル(=1$120円として403億円)稼いで、2015年の第6位と大ヒットなので、たいしたもんですな。

 というわけで、結論。
 どうやら『STAR WARS』は100億は超えるにしても、それほどのウルトラスーパー大ヒットにはならない模様です。まあ、おっさん主体だから仕方ないですな。あと、わたしイチオシの『母と暮らせば』は16~18億程度という動きです。そして、『クリード~チャンプを継ぐ男』は5億も厳しいかもな……ほんとに残念です。以上。

↓今年ナンバーワンの『Jurassic World』は2月にBlu-ray発売だそうです。全世界で既に16.68億ドル(=2002億円)稼いでます。すげえ。
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 というわけで、月曜日は毎週恒例の週末興行収入データです。
 この週末は誰がどう考えても『STAR WARS』が1位となるのは明白であり、注目は一体いくら稼ぐんです? という数字が問題であった。わたしがデータをせっせと蓄積し始めたのが2010年の1月から。つまりここ5年の数字はきちんと保持しているのだが、その5年間で言うと、公開週末の最高の数字は、去年の『妖怪ウォッチ』がたたき出した 16.2億である。2位以下の詳しい数字と作品は先週の記事を見てもらうとして、さっそく今週末の数字を見てみよう。なお、今日は後半ではアメリカの状況もお知らせします。US本国では、14個の歴代記録をぶっ壊すという、すごいことになってますよ!!

 また無駄な前置きを書いてしまったが、いつも通り興行通信社の大本営発表である。なお、興行通信社の大本営発表は、「観客動員数」のランクであるので、今日は「金額順」に並び替えてみました(理由は後述)。
 1位:『スターウォーズ/フォースの覚醒
 →12.4億スタート!! これはわたしの予想よりかなり少ない。一応、金曜日の分を足して16.1億ほど。先週書いた通り、12.4億という数字は、2010年以降だと5位かな。たぶん、地方では弱いのだと思う。これは……100億はきっと超えるんだろうけど、どうやら楽に超える数字ではなさそうですよ。待ってた人が一斉に行く初動型と思った方がいいだろうから、今後の伸びは、いかにリピーターのおっさんたちを動員できるか、それからあとはSW熱の低い家族をどれだけ呼べるか、次第だろうな……。やっぱり、ガキは『妖怪』に持って行かれましたね。そりゃそうだろうな、この国では。わたしも、今日、3D版を2回目として観てきましたが、ちょっともう150億はぜんぜん無理、行って110~130億ぐらいだと思う。なお、『Harry Potter』の最終作も金曜公開で、土日だけだと13.0億、金曜日合わせた3日間で17.6憶でスタートして、最終的に96.7憶で終わってしまったので、下手すると100億チョイで終了かも、ということも十分ありうる。もしそんなことになったら、Disney本社の怒り大爆発だろうな……。困るんだよなそうなると。理由は最後の方に書いておきました。
 2位:『妖怪ウォッチ
 →10.57憶スタート。これは去年の16.2億に比べたらかなり落ちるけれど、それでもやっぱりこの数字はすごい。もしSWがなければもっと行ってた可能性もあるかもしれない。ま、50億以上は軽く超えましょうな。すげえ。そして、観客動員数では、なんとなんと、『SW』を上回って1位です(なんか、妖怪がSWに勝ったと書きたくなかったので金額順にしてみました)。
 3位:『orange』:9日間累計8億チョイ。20億は超えるかも。正直興味なし。
 4位:『007』:16日間累計19億チョイかな。前作(最終27.5億)よりもだいぶハイペース。30億は行くってことか。
 5位:『母と暮らせば』:9日間累計7億にチョイ届かず。わたし的には今年NO.1邦画。山田洋次監督作品としては前作『小さいおうち』(最終12.6憶)よりもハイペース。その数字を超えることはもう確実でしょう。20億ぐらい行ってほしいけど無理か……。シニア中心ということで後伸びを期待して、16億~18億ぐらいと予想しておきます。
 6位:『仮面ライダーゴースト 超MOVIE大戦ジェネシス』:9日間累計で3.6億ほどか。 出だしはちょっと良かったのに、ほぼいつものペースに戻る。ま、『妖怪』の影響ですかね……。
 7位:『I LOVE スヌーピー』:16日間累計で5億強。これって結構大したものだと思う。
 8位:『杉原千畝』:16日間累計で6億チョイ。ちょっと厳しいか。
 9位:『映画 ハイスピード』:16日間累計で3億ほど。ちょっと勢い止まったか?
 10位:『海難1890』:16日間累計で4億チョイ。ちょっと厳しいか。

 そのほか、『ガールズ&パンツァー』がわたしとしては驚きの6億突破、『リトルプリンス 星の王子さま』も驚きの5億突破、『レインツリーの国』は5億まであとチョイ、『グラスホッパー』も10億まであとチョイ、という感じのようだ。

 とまあ、日本の状況は以上です。
 一方、アメリカではどんなことになっているかというと、このBox Office Mojoの記事をまず見てみてください。記事のタイトルは、Star Wars: The Force Awakens Crushes Records, Topping Largest Box Office Weekend of All Time.だそうです。 直訳すると、「スター・ウォーズ フォースの覚醒は、歴代週末興収最大を上回って記録をぶっ潰した」というわけで、14の記録を更新したそうです。その14の記録というのは、
1)木曜日の先行上映の記録:57M$(それまでの1位は43.5M$のHarry Potter最終作)
2)金曜初日1日の記録:120.5M$ (それまでの1位は91M&で同じくHarry Potter最終作)
3)US国内週末興行記録:約238M$ (それまでの1位は208.8M$のJurassic World)
4)劇場あたりアベレージ記録:約57,751$ (それまでの1位は48,855$でJurassic World)
5)PG-13レートの映画の公開週末興行記録 (それまでの1位はJurassic World)
6)年末映画の公開週末興行記録 (それまでの1位はHungerGamesの2作目で158M$) 
7)上位12作品合計の週末興行記録:294.5M$(それまでの1位はJurassic Worldの公開された週末)
8) 上位12作品合計の12月週末興行記録 (それまでの1位はAvatarの公開された2009年の12/25-27の週末)
9)12月の1日だけの興行記録:約120.5M$ (それまでの1位はHobbitの1作目で37.13M$)
10)12月公開時の劇場数:4,134Theaters (それまでの1位はHobbitの1作目で4,045)
11)12月公開作品の週末興行記録:約238M$(それまでの1位はHobbitの1作目で84.62M$) 
12)最速100M$(=1億ドル)突破記録:1日目(それまでの1位はJurassic Worldで2日目)
13)全世界IMAX作品公開週末興行記録:48M$ (それまでの1位はJurassic Worldで44.1M$)
14)US国内IMAX 作品公開週末記録:30.1M$(それまでの1位はJurassic Worldで20.9M$)
 というわけで、まあとんでもないことになっている。なお、アメリカ国内の歴代ベスト10は以下の通りで、果たして今回の『EP:VII』がどこまで行くか。
 1位:Avatar (2009年):760M$
 2位:Titanic (1997年):658M$
 3位:Jurassic World(2015年):652M$
 4位:Marvel's The Avengers (2012年):623M$
 5位:The Dark Knight (2008年):534M$
 6位:Star Wars :Episode I The Phantom Menace(1999年):474M$
 7位:Star Wars (1977年):460M$
 8位:Avengers: Age of Ultron (2015年):459M$
 9位:The Dark Knight Rises (2012年):448M$
 10位:Shrek 2 (2004年):441M$
 ※100M=100百万=1億ね。 1億$=約121億円
 こうしてみると、これは『Titanic』を超える可能性もあるのかもしれないが、いかんせん今回の『EP:VII』は、US本国でも確実に待っていた人々が多いわけで、初動型になりうる。なので後伸びの勢いがほかの作品より弱いことも十分考えられるので、まだ何とも言えないところであろう。ま、結局大丈夫だったね、ということになると思うけど……。これだけ盛り上がって、結果的にJurassic World抜けませんでした、なんてことにならない様、祈っております。

 しかし、結局STAR WARSも、日本とUS本国とではかなり熱が違うんだな、という数字になってしまったのではなかろうか。US本国では週末3日で238M$=約288億円稼いだわけで、日本の23倍である。すげえなあ。なお、劇場数で比較すると、US本国が4,134Theaters、日本が945スクリーン(字幕・吹替え・3D・2Dをそれぞれ別カウント)。つまり公開規模としては4.37倍。てことは、結局上映1回あたりの観客動員も全然US本国の方が多いってことですな。いや、そうじゃなくて、もしかしたらUS本国もスクリーン数はもっと多いのかもね。わからないけれど。
 しかし、最初に書いた通り、日本では最終的に110億~130億ぐらいとわたしは予想していますが、下手をすると100億チョイの可能性も大いにある。が……果たしてそれで、Disney Japanが本国のDisney本社から許してもらえるかどうか、が、わたしとしては非常に興味がある。なにしろ、次回作以降は、今のところ、SW記念日の5月公開と言われている。このままだと……次回作以降の日本公開は、USと同時公開じゃなくて、また夏公開と待たされる可能性が出てきてしまったのではなかろうか。そうなったら非常に困るというか、悲しいなあ……ま、その時は、台湾に観に行きますよ。それでいいでしょ、Disneyさん!!

 というわけで、結論。
 今週は『SW』が1位なのは当然として、『SW』と真っ向勝負で10億以上稼いだ『妖怪ウォッチ』がすげえ、と思います。もちろん去年ほど行かないにしても、もはや確実に『ポケモン』を超えてしまったと言っていいだろう。ま、『ポケモン』のように20年コンテンツになれるかどうかは、今後次第ですかね。
 あと、しつこいですが、あさって12/23・天皇誕生日から公開の『CREED』の方が、わたし的に注目です!! スタローン隊長がアカデミー助演男優賞を受賞出来たら、オレ、泣く。つか、この映画観たら、たぶん泣く。以上。

↓ 昨日の夜、WOWOWで撮っておいたこれを観た。なんとスタローン隊長が脚本を執筆してた。いずれ、レビュー書きます。セクシーハゲ筆頭ことJason Stathamが、冒頭でまったく似合わないロンゲで登場w。最高でした。
※12/22追記:というわけで、この映画のレビューを書きました→こちらへ
バトルフロント スペシャル・プライス [Blu-ray]
ジェイソン・ステイサム
Happinet(SB)(D)
2015-11-03


 というわけで、月曜日は毎週恒例の週末興行収入データです。
 この週末は、 邦画で新作が3つ、東宝の『orange』、松竹の『母と暮らせば』、東映の『仮面ライダー』と邦画大手3社のお正月作品が出そろった。1位は見事に『orange』が獲得。なお、わたしも、今日は14日、トーフォーの日という事で、帰りに『母と暮らせば』を1100円で観て号泣してきたが、それは明日詳しく書くことにして、まずはランキングである。

 いつも通り、興行通信社による大本営発表を見てみよう。
 1位:『orange』 が3.1億を稼ぐ。まずまずのスタートで、これなら15億は超えそうだ。原作のどこまで映画化したのか、気になるところではあるが、今のところ観に行く気はナシ。
 2位:『007』が累計で15億を突破したそうです。順調な推移ですな。
 3位:『母と暮らせば』が2.4億稼いで3位。恥ずかしながら泣いた。詳しくは明日書きます。山田監督前作の『小さいおうち』が1.2億スタートだったので、倍の興収を稼いだ。最終で12.6億だったので、15億以上は固そう。20億まで伸びて欲しい。やっぱり、二宮くんは抜群にうまかった。
 4位:『仮面ライダーゴースト 超MOVIE大戦ジェネシス』 2.2億スタート。これは、夏ライダー(2.1億)、春ライダー(1.8億)、去年の年末ライダー(2.0億)の各公開週末数字よりいい。このところ数字が落ちる一方であったが、ほんのちょっとだけ持ち直している。
 5位:『I LOVE スヌーピー』は累計で3.7億ほど。これは結構悪くない数字かも。
 6位:『杉原千畝』は累計4.3億ほど。うーん、10億は厳しいか?
 7位:『海難1890』は苦戦か、累計2.9億ほど。良くても6~7億程度か?
 8位:『ガールズ&パンツァー』が累計5億突破。たいしたもんだ。興味ないけど。
 9位:『映画 ハイスピード』は累計で2億をチョイ越えか。興味なし。
 10位:『リトルプリンス 星の王子さま』が累計5億突破。頑張った数字だと思うな。
 で、この後に『レインツリーの国』が11位で累計4.4億と厳しい展開。『MOZU』はやっと11億を超えたぐらい、『グラスホッパー』も9.5億ほどとまだ10億に届かず。もう一声頑張ってくれ……!!

 というわけで、今週末は以上のような結果となったが、今週金曜日にはいよいよ『STARWARS』がやって来る。土日だけの2日間で、 現状のチケットの販売状況からすると、まあ10億は余裕で超えていくと思っているが、わたしがデータをせっせと記録し始めた2010年以降で、公開初週の数字のTOP10を挙げておくと、以下のような作品になる。
 1位:『妖怪ウォッチ』:16.2億スタート→最終90億チョイ(?)。2014年12月公開。
 2位:『ONE PIECE Z』:13.7億スタート→最終68.7億。2012年12月公開。
 3位:『アリス・イン・ワンダーランド』:13.1億スタート→最終118億。2010年4月公開。
 4位:『ハリーポッター』の最終作:13.0億スタート→最終96.7億。2011年7月公開。
 5位:『パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉』:12.0億スタート→最終88.7億。2011年5月公開。
 6位:『ヱヴァンゲリオン:Q』:11.3億スタート→最終53億。2012年11月公開
 7位:『バイオハザードIV』:11.1億スタート→最終47億。2010年9月公開。
 8位:『トイ・ストーリー3』:9.7億スタート→最終108億。2010年7月公開。
 9位:『踊る大捜査線3』:9.7億スタート→最終73.1億。2010年7月公開。
 10位:『風立ちぬ』:9.6億スタート→最終120.2億。2013年7月公開。
 なお、最終254.8億まで伸びた『アナ雪』は、7.6億スタートだった。手元に記録が残ってないが、確か2009年12月公開の『アバター』(最終156億)も、公開週末は10億行ってなかったと思う。
 このデータから傾向を読み取るとすると、初動に偏ってしまって、その後はあまり伸びない作品もあると。例えば上記では、6位の『ヱヴァQ』などはその典型であろうし、7位の『バイオIV』も極端な初動型と言って良かろうと思う。まあ、初動10億を超えたら、最低でも累計で50億は超えるだろうし、うまく行けば100億にも届くと。ただ、やはり『アナ』や『トイスト3』『風立ちぬ』のように、100億を超えるために絶対な必要な要素は、ファミリー層の取り込みだ。
 現時点で、『STARWARS』にワクワクしているのは、確実にわたしのようなおっさん層がメインである。なので、問題は、盛り上がっているおっさんが、きっちり家族に『STARWARS』教育をしているかどうかにかかっている。つまり、おっさんがきちんと家族を、具体的には子供を連れていくかどうか、がカギであろう。実のところ、現在30代前半から10代中盤の、いわゆる若者層は、おそらく『STARWARS』にそれほど思い入れはないはずだ。事実、わたしの周りの女性たちも、『STARWARS』をすべて観て、今回ももちろん観に行くと言っているのはごく少数だ。なので、どのような興行成績となるかは非常に興味がある。間違っても80億とか70億とか、半端な数字にはならないと思うが、100億を優に超えるかどうかは、ちょっと今のところ想像はつかない。
 なお、新三部作は、『Ep.I』が配給収入で78億(≒興行収入換算で倍、とすれば150億)、『Ep.II』が興行収入 93.5億、『Ep.II』で興行収入91.7億である。今回の作品としては、『Ep.I』の150億程度が目標値であろうか。当然100億以上と関係者たちは考えているはずだが、果たして楽勝で100億に達するのか、90億程度で終わってしまうのか、おっさんたちの動向にかかっていると言っても過言ではなかろう。
 もちろん、内容も重要だ。あまり面白くないなんて口コミが広がったら、確実に客足は遠のいてしまう。ただでさえ、子ども映画的には『妖怪ウォッチ』という伸び盛りの作品が競合している中、おっさん客までも来なくなったら相当厳しいことになるのは間違いない。まあ、監督のJJは、分かっている男だと信じているので、余裕で100億を超えることを期待したい。おっさんたちがどのくらいリピートで観に行くかも、大きく影響するだろう。わたしは、とりあえず12/18(金)の初回上映は地元で見て、その後、DOLBY Atmos版とIMAX版を観に行ってしまうような気がしているが、普通のおっさんは1回見れば十分だろうし、うーん、わからないね、どこまで伸びるか。
 まあ、いずれにせよ、あと4日。楽しみに金曜日を待つことにしよう。

 というわけで、結論。
 12月2週目の興行収入ランキングは、『orange』の1位スタートとなった。来週は『STARWARS』と『妖怪ウォッチ』が公開となり、まあ確実にどちらかが1位であろう。現状、既に土日のチケットまでも完売に近い『STARWARS』が勝つとは思うが、一方で、その状況下で『妖怪』がどれだけ稼ぐかについても見ものである。去年の16億はちょっと難しいとしても、10億近いスタートが切れるかどうか。こちらも楽しみにしていよう。以上。

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