タグ:MOZU

 というわけで、月曜日は毎週恒例の週末映画興行収入データです。
 この週末は、『007Spectre』の先行上映があって、わたしも観に行ったわけですが、たぶん、一番お客さんが入っていたと思う。が、あくまで「先行」ってことで、数字は出ません。これ、いつも思うけど、意味なくねえですか、ここでわたしが文句を言っても仕方ないのだろうけど、なんか除外する理由があるのかな、ちょっと想像できないけど。
 と、インターネッツという銀河の片隅でほざいているわたしのこのBlogにたどり着いた人の、9割以上の方々が思うと思うのだが、いかがでしょうか。 

  というわけで、興行通信社謹製の大本営発表(観客動員数順)がついさっきコメント入りで出てました。
 1位:『リトルプリンス星の王子さまと私』が驚きの1位奪還。ただ数字的には0.7億とさびしい。たしかに、偶然土曜日にこの映画が終わるってお客さんがぞろぞろ出てくるところに遭遇したが、子ども連れ客でにぎわっていたのを観た。まさか1位とは。9日間累計で3.2億ほどのようだ。正直全く興味なし。

 2位:『ガールズ&パンツァー』 これも0.6億程度の模様。まったく興味なし。
 3位:『レインツリーの国』は、週末0.5億ほど。9日間累計で3億にちょっと届かずの模様。もうチョイ頑張ってほしい。実際素敵なお話なので、リア充の皆さんにはぜひ見ていただきたいのだが……。ちなみに『県庁おもてなし課』は同期間で3.1億ほどだったと思う。なので、最終7億ぐらいかも?
 4位:『グラスホッパー』は23日間累計で8億チョイか。どうかもう一息頑張って『ゴールデン・スランバー』の11.7億を超えてほしい。
 5位:『劇場版MOZU』が23日間累計で10億は突破した模様。
 6位:『俺物語!!』がランクイン。ただし数字的には淋しく、30日累計で8億届かずの模様。最終10億にギリ届くか?
 7位:『劇場霊』まったく興味なし。
 8位:『コードネームU.N.C.L.E』はまだ累計4.5億ほどかな。微妙。。
 9位:『黄金のアデーレ 名画の帰還』。0.2億で金額順ではたぶん10位以下のはず。クリムトの絵をめぐるお話で、主演は『RED』のスナイパーおばあちゃんでお馴染みのヘレン・ミレン。先日NYのメトロポリタン美術館でクリムトを観たばかりなので、是非観たいのだが、どうにも時間が合わない……。なお金額順9位は『デジモンアドベンチャー』みたい。まったく興味なし。
 10位:『プリキュア』まったく興味なし。

 以下、わたしの興味のある映画だけ金額順で挙げると、『エベレスト3D』はまだ累計7.5億ほど。10億は洋画にとっては壁ですな……。『ハンガー・ゲームFINAL:レボリューション』は9日間累計で2億にも届いてないんじゃないかな。はーーーくそう。厳しいなあ……わたしはもう見たので、明日か明後日、レビューを書きます。それから『ギャラクシー街道』が37日間累計で12億強ってところか。これまたホントに厳しい。そして『マイ・インターン』が累計で17億間近のようで、立派な数字だと思います。これはよく頑張った。

 とまあ、なんとも淋しい週末興行の数字ばかりだが、おそらくは、それだけ『007』に数字を持っていかれたということではなかろうか。わたしが観たときも結構混んでました。客層は、やっぱり高めでしたね。おじさんとおばさんの夫婦をメインに、若い女性もちらほら、男一人ってのは、わたし以外は50代以上のおっさん、おじいちゃんレベルでした。まあ、今どき『007』の新作にわくわくするのは、わたしを含めたおっさん層なんでしょうな。
 わたしとしては、もう『007』は観てしまったので、残るは『STARWARS』と『CREED』を心の底から楽しみにしていようと思います。

 というわけで、結論。
 今週も、興行市場的には数字は非常に小さい。が、あくまで『007』抜きの話であって、『007』はわたしの印象では、先行上映の3日間で3億以上、うまくいけば5億近くも固かったのではと思います。ひょっとしたらそれ以上かも。来週は、本公開の週末の数字と今回の先行上映分の合算数値が出るはず、です。つか、合算したら意味ないじゃん。ねえ?

↓星の王子さま……わたしも当然読んでます。が、全くピンと来ないというか、特に思い入れナシ。既に著作権は満了し、パブリックドメインとなったためいろんな版元から出てますが、岩波書店版がオリジナルです。
星の王子さま―オリジナル版
サン=テグジュペリ
岩波書店
2000-03-10


 というわけで、昨日は祝日だったので、火曜日となりましたが毎週恒例の週末映画興行収入データです。
 今週は、ShowGate配給作品がワンツーという初めての事態が発生。『レインツリーの国』が観客動員数では初登場1位だった(※金額ではほんのちょっと、『ガルパン』の方が上だった)模様。
 
  この作品も、原作小説が出たときに読んでいるので、わたしも昨日の夜、観てきた。詳しいことは後日書きますが、お話としては、聴覚障害を持つ女性と、ネットで知り合った青年の恋物語。非常にいいお話です。ちなみにこの話は、『図書館戦争』の中で出てきた劇中小説を、有川先生が独立した作品として丸ごと本当に書いてしまったもので、発売時は、取組みとしても非常に面白いなあと思った作品である。
 さて、ランキングですが。金額順に書きます。動員数順ではなくて。
 1位:『ガールズ&パンツァー』:1.28億。アニメですな。77Scrしかないのにたいしたもんだ。ホント、もうBlu-rayで儲けるようなビジネスモデルはやめて、劇場と配信にすればいいのに……。TVアニメなんて儲からないんだから。ハイクオリティの劇場版の方がよっぽど確実に儲かるのではなかろうか。
 2位:『レインツリーの国』:1.23億。190Scrにしては頑張った。10億は難しいかな? 過去作品で似たような数字は……ああ、ちょうど『県庁おもてなし課』と同じぐらいのようだ。てことは8億ぐらいかな?
 3位:『リトルプリンス 星の王子さまと私』 :1.07億。まあ最終5億超えたらすごいか。
 4位:『劇場版MOZU』:16日間累計で9億弱。ちょっと数字が伸びないような気がするけど15億は大丈夫かな。
 5位:『グラスホッパー』:同じく16日間累計で7億弱。こちらも微妙だが10億はなんとか超えそうですな。よかったよかった。伊坂幸太郎先生の作品の映像化はいままで『ゴールデン・スランバー』の11.7億が最高じゃないかと思うのだが、それを超えて欲しい。待てよ、他にもっと売れたのあったっけ? 確か伊坂先生は『オーデュポン』の文庫あとがきで、映像より面白い小説を書いていきたい的なことを書いていたと思うのだが、そもそも映像にしちゃうといろいろ面白さが減っちゃうような気がしてならない。
 6位:『コードネームUNCLE』9日間累計でまだ3億チョイの模様。10億は厳しそう。
 7位:『エベレスト3D』:16日間累計で6億チョイ。意外と頑張ってるような気がする。
 8位:『劇場霊』:公開週末0.5億ぐらい。特に興味なし。
 9位:『俺物語!』:23日間累計で7億弱。あーあ……どうしてこうなった。
 10位:『ハンガーゲームFINAL:レボリューション』:公開週末0.5億……。ちなみに、NYでは先週の木曜の夜から公開になっていて、すげえ行列が出来ていて盛り上がっていました。びっくりした。わたしも今週中に見るつもり。明らかに、原作小説よりも映像の方が面白い。つーか小説はクソつまらねえ。

 とまあこんな週末だったようです。
 ちょっと、この週末は興行レベルとしては低かったようですな。そして『ギャラクシー街道』は30日累計で11億チョイ。はあ……まさかこんな数字になるとは……。また、『マイ・インターン』は44日(かな?)で16億を超えた模様です。昨今の洋画の興行からすれば、これは相当頑張った数字と言ってよいでしょうな。素晴らしい。

 あれっ!?
 この下に結構いろいろ書いたのに、消えちゃってる!? もーーーー。というわけで、記憶にある限り再現してみると、要するに年末興行について書いたはず。

 今年の年末興行は、常識的に考えて洋画の2大・大作である『007SPECTRE』と『STARWARS』が興行を引っ張るでしょうな。そして、『007』はもう今週金曜日から週末先行公開が始まるので、わたしはたぶん金曜日の夜にもう見ちゃいます。『STARWARS』は、もちろん初回上映の12/18(金)18:30の回を取った。しかしあの座席指定券発売開始もひどいもので、11/18の0時予約開始で、わたしはその時NYにいたので、向こうではAM10時だったけどホテルのWi-fiで何とか頑張って地元劇場で予約できた。けど、肝心の3D版やIMAX版の予約は始まっておらず、おそらくこれからなんだろうけど、よく考えたらそっちを頑張るべきだったのでは? という気がして、通常2D版の予約を頑張った意味はあまりないじゃんというのが現状の結論。まあ、わたしは1回目はとにかく早く観たいという事で割り切った。たぶんまた、成田まで車をぶっ飛ばして、IMAX版を見に行くと思います。
 しかし、この『STARWARS』に関しては、ちょっと配給元の20世紀FOXも、劇場興行側のシネコンも、ちょっと調子に乗ってませんかね。2000円にするだの、前売り券はオンラインムビチケとセブンイレブンしかやりませんだの、3DやIMAXはまだ売りませんだの、いい加減にしてほしい。便乗値上げもいいところだし、まっさきに3DやIMAXを売らないでどうするよ。どうせあんたたちは2回でも観るでしょ、と高をくくってんじゃねえかしら。ま、実際そうだけどさ。そんなことしてたら、2作目以降ファンは離れちゃうよ……。とりあえず、監督のJJエイブラハムズは「分かってる」男なので、素晴らしい作品に仕上がっていることは疑ってませんので、早く観たいです。(※11/26追記:わたしが頭に来ているのはTOHOシネマズのことで、109シネマズなどではIMAX3D版も発売されてます。ただし、メモリアルパンフ購入対象外ですって。なんなんだもう)
 しかし、実はわたしがこの年末に『STARWARS』並かそれ以上に観たい作品がある。以前書いた通り、その作品とは『CREED』である。

 この映画、わたしは間違いなく泣くね。企画的に、物語的に素晴らしいアイディアだよ。これは考えてもみなかった物語で、本当にわたしは嬉しい。でもきっと、日本では売れないだろうな……その点だけが残念だよ……。
 で、一方の邦画ですが、まあちびっこどもは『妖怪ウォッチ』でも観に行ってくれればいいけれど、果たして去年のような興収は望めるのかが注目どころ。今年の夏の『ポケモン』もかなり興収面では数字を落とし、どんどんパワーを失っている中で、果たして『妖怪』が今後20年を背負えるのか、が試されることになる。前作は77億だっけ? まあとにかく物凄い売れたわけですが、果たして今回どのぐらいとなるのか、数字を見守りたい。また、若者向けゆとり恋愛SF作品として、東宝実写系では『orange』が登場する。この作品は、原作漫画4巻までは読んだけれど、進行がのろくて、4巻時点では全然決定的なことは良くわからないままであるので、果たして映画的にどういう結末を持ってくるのかがわたしとしては気になる。けど、ま、観に行くつもりはないです。

 というわけで、結論。
 今週末の興行は、ちょっと数字的には小ぶりのものが多く、若干盛り上がりに欠けるが、その結果、ShowGate配給作品がワンツーを飾るという珍事が発生した。まあいわゆる端境期ですな、時期的に。
 そして年末は、『STARWARS』と『妖怪ウォッチ』がどこまで数字を伸ばすのか、注目して数字を追いたい。

↓ 『orange』は最新5巻が発売になっているけれど……うーん、買う気がなかなか起きない……そのうち買います。

 というわけで、今、ニューヨーク時間では月曜日の19時過ぎなんですが、日本の週末興行データをいろいろ集めてみたので、いつも通りまとめておきますか。まあ、誰もわたしのNY珍道中には興味がなかろうし。 
  いつもの通り、興行通信社の大本営発表をまとめると、こんな感じです。
 1位;『劇場版MOZU』:2週連続1位。9日間累計で 6億強。これは、『バクマン』と同じくらいかちょっと下ぐらい。てことは、15億は行くけれどそれ以上はどうかな、という感じであろうと思われる。 
 2位:『グラスホッパー』:こちらも2週連続2位。 9日間合計で5億届かずぐらい。うーん、頑張ってはいるけれど、最終10億ほどか。先週と状況変わらず。
 3位: 『エベレスト3D』:これまた2週連続3位。まあ、5億届かずで『グラスホッパー』のチョイ下ですな。
 4位:『コードネームUNCLE』:初登場4位、 1.13億。洋画は厳しいなあ……。

 この映画は、観たいと思っていたのだが、たぶん、わたしの予定的に観られそうにない。せっかく、鋼鉄の男ことヘンリー・カヴィルが珍しく出ているのにな……くそう。まあ、この映画は、はっきり言ってアメリカでもイギリスでも全く売れていないので、日本できちんと公開されただけでもありがたいと思うべきかも……。
 第5位:『俺物語』がここに来る。16日間累計でまだ5億台。これはもう、完全に10億割れると思う。ちょっともう無理だ。観てないので何とも言えないが、何か、致命的な問題があるのだとしか思えない。物語かなあ……せっかくの鈴木亮平君の体を張った頑張りも、ちょっとこれでは報われないのでは……。マンガは面白いのになあ……。
 第6位:『プリキュア』:まあ、例年通りの秋プリキュアですな。去年非常に悪かったけれど、去年よりはいいみたいです。
 第7位:『PAN』:ごめんなさい。まったく何故か観る気にならない。
 第8位:『ギャラクシー街道』:23日間累計で11億強。この数字は、『バクマン』より悪いんですけど……このままだと、本当に15億±0.5億ぐらいで終わってしまうかもしれない。ホ、ホントかそれ? 信じられない。
 第9位:『マイ・インターン』:6週まで来たかな? 15億強まで来た。かなり頑張ったと思う。
 第10位:『図書館戦争 The Last Mision』がついに16億突破。ただ、まだ前作を超えていない。何とか前作を超えて、最後の『革命』まで行ってほしい。なお、『バクマン。』も累計16億を超えたようですが、『図書館』の方が1000万ぐらい上回っているみたいですね。

 とまあこんな感じの週末だったわけだが、今現在、ニューヨークにいるわたしとしては、大変に困っていることがある。スターウォーズの12月18日(金)18:30からの第1回上映のチケットが、14時間後の日本時間11/18の0時に発売になるわけですが、オレ、買えるのか⁉ ホテルにいれば、Wi-Fiが使えるし、一応、20ドルの現地SIMカードを買って、通信環境は確保したけれど……どうしよう。こちらでは、朝の10時なんですけど。その時間にオレ、どこにいるんだろう……全くノープランだから、ホテルに留まっておくか……。はあ……大変困った。すでに、マンハッタンの先っちょ方面はだいぶ回ったし、明日はゆっくりするか……。
 
 というわけで、結論。
 どうも、秋以降の日本映画は、『ヒロイン失格』が頭一つ抜けた以外は、軒並み15億~16億で壁がありますな。そして、『俺物語』『ギャラクシー』はそこにも届かない……どうしちゃったんだ一体……。

↓NYに旅するにあたって、一応、こいつは再度観ておいた。結構好きな映画。明日はセントラルパークでも走ってみるか……。自由の女神は、ちゃんと健在でした。当たり前ですが。
クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
リジー・キャプラン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2013-07-19


 というわけで、月曜日恒例の週末映画興行収入データです。
 このBlogをチェックしている人がどれだけいるか知らないけれど、わたしはこの週末『The Monuments Men(邦題:ミケランジェロ・プロジェクト)』と『EVEREST(邦題:エベレスト3D)』の2本を観た。しかし、悲しいことに現代日本の洋画市場は大変厳しく、10億を超えれば、お、いいね、と思えるような淋しい状態になって久しい。
 今週末の興行も、残念ながら洋画はあまり元気なく、1位は『劇場版 MOZU』であった。 
 
 恥ずかしながらわたしは原作小説も読んでいないしドラマも観ていないので、まったく劇場版を観に行く理由はないのだが、散々予告を観た感じでは、役者も非常に豪華だし、かなり面白そうに見えた。が、映画から観ていいものか良く分からんので、とりあえずスルー。しかし今週1位の興収通り、まあ、TBSドラマ&WOWOWドラマを経て待望の劇場版、ということで、ファンも多いのであろう。お見事である。
 で。この週末の興行通信の情報をまとめると以下の通り。コメントはわたしの根拠LESSテキトー直感コメントなので、深く信じないでいただきたい。
 1位:『劇場版 MOZU』:公開初週/2.28億→15億程度は固そう。20億までは厳しいか?
 2位:『グラスホッパー』:公開初週/1.91億→10億は行けるかな? 頑張ってほしいな。
 3位:『エベレスト3D』:公開初週/1.64億→10億は行ってほしい。ギリ届かずか?
 4位:『俺物語!!』:2週目。数字の情報がないので分からないけれど、おそらくこの順位だと1億チョイ程度、9日間累計でもまだ4億チョイといったところではなかろうか(※根拠ナシ。鵜呑み禁止でお願いします)。ただ、こうなると本当にもう相当厳しい。最悪、10億にすら届かない可能性アリ。そこまでひどくないことを祈りたい。
 5位:『プリキュア』サーセン。どうでもいい。
 6位:『ギャラクシー街道』:3週目。数字情報つかめず。まだ公開3週目なのにこの位置にいるということで、16日間合計で10億に達していない可能性大。ほぼ確実に20億はもう無理か。なお、興行通信は「観客動員数ランク」なので、興収金額では『ギャラクシー』が5位で、客単価の安いはずの『プリキュア』が6位かも。
 7位:『PAN』サーセン。これもどうでもいいや。
 8位:『マイ・インターン』5週目でまだ頑張っている模様。たしか2週前ぐらいには10億を突破していたはず。洋画としてはかなり頑張っていると思う。観てないんだよな……何故かイマイチ観たい気にならない……。
 9位:『図書館戦争The Last Mission』5週終わりで、30日累計は15億を超えた模様。もうチョイ頑張れ!! 応援のためにもう一回観に行くべきかも……。とりあえず、前作並みの17億は見えたと思いたい。
 10位:『ミケランジェロ・プロジェクト』:公開初週/0.4億。まあ152スクリーンしかないからな……面白いのになあ……もうちょっと売れて欲しいのだが……。
 で、『バクマン。』であるが、公式Tweetによると11/4の段階でとうとう15億は超えた模様である。 良かった……最終結果は、17億±0.5億と先週予想したが、とりあえずそのまま変更なしとしておく。

 とまあ、こんな週末だったようだ。
 しかし、いろいろな情報ソースをあさっているのだが、このところ、たいていその週末の数字だけだったり、初登場作品の数字しか見当たらなくなってきたような気がする。以前はもっと情報が豊富だったのだが……初週後の数字のほうが重要なんだけどな……何らかの情報統制なのか良くわからないけど……黙って日刊興行通信を購読しろということか……。1~2週遅れで、BOX OFFICE MOJOでも更新されるのだが、こちらも今年はなんか不定期な更新で、わたしとしては大変困る。 
 いずれにせよ、どうも東宝の秋作品は、まず数からして多いというか、ちょっとスケジュール的にキツキツな印象がある。そのせいなのか分析できていないが、正直なところ、ことごとく数字がイマイチだと思う。そう考えると、9月に公開された、Warner配給の『ヒロイン失格』は23億を超えたようなので、9月以降の公開作品で最大ヒットとなったわけだ。いや、『アンフェア the end』の方が上かな? わたしが最後に見かけた『アンフェア』の数字は、たしか23億弱だったと思うので、ちょっと微妙かも。しかし一体全体なんでまた『ヒロイン失格』がそこまで売れたのだろう? そんなに面白かったのであろうか? たしかに、公開はシルバーウィークの長い休み直前だったので、うまく波に乗れたと思う。また、ライバル不在でもあったかもしれない。『進撃の巨人・後編』と同日公開ではあったが、『ヒロイン失格』の大勝利である。これを事前に予想できた人っているのだろうか? もし、「フッ……読み通りだぜ」と思っている人がいたら、ぜひ教えてほしい。観ればよかったな……くそう。チェックが甘かった。
 ちょっと、自分用備忘録として、今年の東宝配給作品のラインナップをまとめて今日は終わりにしよう。後々、ちょっと振り返ることもあろうから、ま、書いておくか。ちなみに、業界的には12月公開作品から翌年扱いになるので、2014/11/29公開の『寄生獣』から、並べてみよう。なんか忘れてるものがあるかも。

 『作品名』、公開日 「A」はアニメ作品、「C」はコミック原作、「N」は小説原作、「T」はTVドラマ/TV番組派生(原作アリ含む)、「O」はオリジナル(と思われる)という感じで印をつけてみようか。
C『寄生獣』2014/11/29
A『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』2014/12/06
C『アオハライド』2014/12/13
A『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』2014/12/20
O『バンクーバーの朝日』2014/12/20
T/N『映画 ST赤と白の捜査ファイル』2015/01/10
N『ジョーカー・ゲーム』 2015/01/31
T『テラスハウス クロージング・ドア 2015/02/14
A『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記』2015/03/07
C『ストロボ・エッジ』2015/03/14
N『風に立つライオン』2015/03/14
C『映画 暗殺教室』2015/03/21
O『エイプリルフールズ』 2015/04/01
A『名探偵コナン 業火の向日葵』 2015/04/18
A『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語』2015/04/18
C『寄生獣 完結編』2015/04/25
N『映画 ビリギャル』2015/05/01
C『脳内ポイズンベリー』2015/05/09
N『イニシエーション・ラブ』2015/05/23
C『予告犯』 2015/06/06
A『バケモノの子』 2015/07/11
T『HERO』 2015/07/18
A『ポケモン・ザ・ムービーXY』2015/07/18
C『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』  2015/08/01
A『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』2015/08/07
T/C『S-最後の警官-奪還』2015/08/29
T/N『アンフェア the end』2015/09/05
C『進撃の巨人エンド オブ ザ ワールド』 2015/09/19
C『バクマン。』2015/10/03
N『図書館戦争 The Last Mission』2015/10/10
O『ギャラクシー街道』2015/10/24
C『俺物語!!』2015/10/31
T/N『劇場版MOZU』2015/11/07

 以上をまとめると、
 Aアニメ作品:8本。ほぼすべて10億以上。『妖怪』『バケモノ』など超大ヒットも。
 Cコミック原作:11本。1位は『巨人』の前編で31.7億、2位が『暗殺教室』27.7億かな。
 N小説原作:5本。1位は『ビリギャル』28.3億か。まあ、正確には小説じゃないけど。
 TV派生(コミック・小説原作含む):6本。1位は『HERO』46億ですな。
 Oオリジナル:3本。未だ『ギャラクシー』の数字は信じられない。
 こうして改めて並べて見てみると、コミック原作がホントに増えたなー。全体の1/3が「コミック原作実写映画」なんですけど(TV派生含まず)。それと、やっぱり10月からのラインナップの混雑具合はちょっと目立つような気がする。あれかな、ひょっとして、12月の『STAR WARS』とぶつかるのを避けたとか、そんな事情もあるのだろうか? なんにせよ、ホント、厳しい数字ばかりでなんか悲しくなってきた……。そして12月の『orange』が心配でならない……。大丈夫ですか……?

 というわけで、結論。
 『劇場版MOZU』は、正直可もなく不可もない無難なスタートである。また『バクマン。』『図書館戦争』はめでたく15億突破。もう一声頑張ってほしい。そして『ギャラクシー』と『俺物語』は相当厳しそうだ。今後もしばらく動向を観察したい。

↓ やっぱり小説から入るかな……。

↑このページのトップヘ