わたしは、わたしを知る人々から、「時間に正確な男」として知られている(たぶん)。
まず、何についても「遅れること」がほぼないのでそう思われているのだが、ある人は、「あいつは時間にきっちりしてる奴だよね」と方向性としてはポジティブに評価してくれるし、また別な人には「あの人って時間に神経質なのよね」と、逆にネガティブなコメントをされる場合もある。
一応、わたしの言い分もある。わたしが時間に正確なのは、明確な理由があるのだ。
というのも、わたしは時間の余裕を持つことが何よりも大事だと思っているのである。例えば、わたしは癖として、ひとつの仕事をこなすにも、大体、タイムを計っていることが多い。これはわたしが長いことランニングやトライアスロン等で身に付いてしまった習性なのだが、常に、何をするにしても大体必要な時間を思い浮かべて、自分に制限時間を課して(=すなわち自分的締め切りを設定して)、いかにそのタイム内でより速く終わらせるか、を、結構無意識に計っている。そして、よし、余裕が出来た、と、思えると、ちょっと、やったぜ!! 的に気分が良くなるのだ。
そもそも、なぜ時間の余裕を持つことが重要なのかというと、わたしは、「時間の余裕=心の余裕」だと信じているからだ。 わたしは、ほとんど宗教的敬虔さを持ってこの信念を抱いてる。
なので、わたしは、「時間が狂っている時計」がこの世で最も嫌いなもののひとつである。たまに、自分の時計を5分進めておいて、余裕を持つようにしてるんだー、と無邪気に話す人に出会うが、わたしにはまったく意味が分からない。だって、あんた、その時計が5分狂ってること知ってるんでしょ? 意味なくね? まったく分からん。わたしが時計に求めるのは、1秒の狂いもない正確な時間を教えてくれることである。
こんなわたしなのだが、現在は腕時計を3本所有している。それぞれ用途によって使い分けているのだが、要するにこんな感じである。
【腕時計A】:スイス製高級品。これはスーツを着用しているときに使う。休みの日には使ってない。きっちりしている男を自己演出するためのモノであり、完全に仕事用。高くて自分ではとても買うつもりになれないものだが、親父の形見としてもらった。
【腕時計B】:フィンランド製中級品。これは登山時に使う。電磁コンパスや高度計、気圧計搭載のデジタルWatch。デザインが気に入っているので、休みの日はもっぱらこれ。電池が2年ぐらいであっさり切れる。安いとはいえないかもしれないがそんなに高くもない。
【腕時計C】:日本製デジタル。完全にスポーツ用。ラップタイムをたくさん取れるので、時刻というよりストップウォッチ機能メイン。1万円程度の安物なので、金持ってるぞアピールがないし、万一の紛失リスクに備えて、旅行の際にもコイツを着用することが多い。
で、この3点とはもうかなり長い付き合いなのだが、わたしとしては大変残念なことに、コイツら、狂うんですよね。1秒単位で正確であって欲しいわたしには、とても正確な時間を教えてくれるものとは言えないんだな。
まず【腕時計A】の場合は、そもそも自動巻きなので、土日に使用しないと月曜の朝には止まってることが多い。なので毎週月曜にあわせても、確実に金曜日には、1分以上の誤差が発生する。また、カレンダーも、30日の次は当たり前のように31日になるので、その修正も必要になる。実にイラつく。
【腕時計B】も、比較的時間が狂う。月に1分とは言わないけど、数10秒単位で狂う。そしてコイツの場合多機能過ぎて、時刻修正はあっちこっちのボタンを押す必要があって、非常にめんどくさい。実にイラつく。
【腕時計C】は日本製だけあって一番ずれが少ないような気がする、けど、コイツは着用する機会が一番少なく、たまにつけると大抵微妙に時間が狂っている。なので、修正するわけだが、これもボタンがいっぱいあって、しかもたまにしか使わないからいつも、マニュアルを探して、ええと、どうするんだっけ、とやらないといけない。頭にきたので探したら、こいつにはpdf版のマニュアルが用意されていたので、わたしのPCのデスクトップに置いておくことにした。とにかく、イラつく。
というわけで、いつもの通りクソ長いが、以上は前置きである。
実は、今日、2016年3月18日は、わたしにとってはちょっとした忘れられない日になった。とある出来事があり、恐らくわたしは、今後の人生において2016年3月18日のことは忘れないだろう、という事件である。わたしのことをご存知の方は、何のことか知ってるよね。なので書きませんが、とにかく、わたしは今日の日付を忘れないこと、そして、今日の初心を忘れないでおきたい、と思ったのだが、それを記念して、そうだ、時計を、常に身に付ける腕時計を買おう!! と突如思い立った。腕に巻かれたコイツを見て、今日の日のことを思い出すんだ。そんな風に思ったのである。
ま、実はそう思ったのは昨日なんですけどね。
なので、昨日の夜、何がいいかしらん? と、ぼんやりとわたしの愛するYODOBASHIドットコムにて物色してみたところ、「こ、これこそオレの求める時計の理想型だ!!!」という物を発見し、今日の帰りにYODOBASHI-AKIBAへ寄って、ほぼ迷うことなく買ってきたのである。
↓コイツです。どう? カッコ良くないですか!?
こいつは、CITIZEN謹製のATTESA F900モデル、型番CC9015-54Eである。
電波・ソーラー・GPS。もう、完全にわたしとしては究極ですよ。
■電波時計である=1秒も狂わない(たぶん)。
■ソーラー=電池交換不要
■GPS=NYへ行こうが台湾へ行こうが、ボタン一発で現地時間に。日本時間とデュアルタイム表示可能。
まさに完璧ッ!! これだよ、オレが腕時計に求めるのはコイツだよ!! ということで、大変満足である。これなら、スーツのときでも、休日でも、服装を選ばないし、何気に、デキる男アピールもスポーツ野郎的雰囲気もあって大変気に入った。まあそれなりに高かったので、旅行に連れ出すかは微妙なところだが、せっかくのGPS機能は海外へ行くときに真価を発揮するのだろう。気に入ったぜ!!
(※2016/11/05追記:その後、先日台湾に行ったときに試してみたところ、屋外の、開けたところでは、ボタン長押しでグルーーーリと針が回って現地時間になりました。そのギミックが観てて楽しかったです。、そして、帰って来て、羽田からモノレールの中でもやってみたところ、当たり前だけどちゃんと日本時間に戻りました。ま、台湾とは時差1時間しかないんだけど、なんかカッコいい!)
実は昨日の夜、突如思い立った時には、対抗馬として、SEIKO謹製のASTRONシリーズもいいな、と悩んだのだが、なんとなくの好みとして、CITIZEN-ATTESAに軍配を上げた。
↓悩んだ相手はコイツ。どうだろう? やっぱりSEIKOブランドのほうがよかったかな?
まあ、別にどっちでも良かったのだが、どうせなら第一印象で気に入ったATTESAにしようということで、深く考えずに決めてしまった。実際、機能や性能はほぼ一緒だろうし。もう、いいの。気に入ったんだから!!
ただ、ひとつだけ、わたし的にちょっとこれは……とほんの少しだけテンションが下がった点がある。それはですね、わたし、生意気に【腕時計A】をもう20年以上着用してたわけですよ。で、あのスイス製高級Watchはですね、ずっしりと重さがあって、重厚感があるんですな。いってみれば高級感? みたいな重さがあるのです。しかし、今回わたしが購入したCITIZEN-ATTESAはですね……すっげえ軽いのです。もちろんそれは、バンドもケースも「チタン製」ということで、高級素材を使ってるがゆえの軽さなので、実際のところこの時計のウリでもあるのですが、【腕時計A】のずっしり感に慣れたわたしには、その軽さが安っぽさに感じてしまうのだ。まあ、これはきっとすぐに慣れると思うので、問題なし、と思うことにします。チャリンコ野郎であり、山男であるわたしにとっては、「軽いは正義」だしね。
というわけで、結論。
CITIZEN-ATTESA CC9015-54Eはカッコイイ!! わーい!! と喜ぶわたしであった。
そして今日、2016年3月18日、今のわたしの初心を、ずっと忘れないでいたいと思う。真面目に、誠実に生きて行こうと思います。以上。
↓ 文章から想像できた人はわたしと友達になれると思いますが、わたしの【腕時計B】はコイツのことです。色は全然違うけど。わたしがもう15年愛用しているこいつは、限定カラーのシャンパンゴールド。
まず、何についても「遅れること」がほぼないのでそう思われているのだが、ある人は、「あいつは時間にきっちりしてる奴だよね」と方向性としてはポジティブに評価してくれるし、また別な人には「あの人って時間に神経質なのよね」と、逆にネガティブなコメントをされる場合もある。
一応、わたしの言い分もある。わたしが時間に正確なのは、明確な理由があるのだ。
というのも、わたしは時間の余裕を持つことが何よりも大事だと思っているのである。例えば、わたしは癖として、ひとつの仕事をこなすにも、大体、タイムを計っていることが多い。これはわたしが長いことランニングやトライアスロン等で身に付いてしまった習性なのだが、常に、何をするにしても大体必要な時間を思い浮かべて、自分に制限時間を課して(=すなわち自分的締め切りを設定して)、いかにそのタイム内でより速く終わらせるか、を、結構無意識に計っている。そして、よし、余裕が出来た、と、思えると、ちょっと、やったぜ!! 的に気分が良くなるのだ。
そもそも、なぜ時間の余裕を持つことが重要なのかというと、わたしは、「時間の余裕=心の余裕」だと信じているからだ。 わたしは、ほとんど宗教的敬虔さを持ってこの信念を抱いてる。
なので、わたしは、「時間が狂っている時計」がこの世で最も嫌いなもののひとつである。たまに、自分の時計を5分進めておいて、余裕を持つようにしてるんだー、と無邪気に話す人に出会うが、わたしにはまったく意味が分からない。だって、あんた、その時計が5分狂ってること知ってるんでしょ? 意味なくね? まったく分からん。わたしが時計に求めるのは、1秒の狂いもない正確な時間を教えてくれることである。
こんなわたしなのだが、現在は腕時計を3本所有している。それぞれ用途によって使い分けているのだが、要するにこんな感じである。
【腕時計A】:スイス製高級品。これはスーツを着用しているときに使う。休みの日には使ってない。きっちりしている男を自己演出するためのモノであり、完全に仕事用。高くて自分ではとても買うつもりになれないものだが、親父の形見としてもらった。
【腕時計B】:フィンランド製中級品。これは登山時に使う。電磁コンパスや高度計、気圧計搭載のデジタルWatch。デザインが気に入っているので、休みの日はもっぱらこれ。電池が2年ぐらいであっさり切れる。安いとはいえないかもしれないがそんなに高くもない。
【腕時計C】:日本製デジタル。完全にスポーツ用。ラップタイムをたくさん取れるので、時刻というよりストップウォッチ機能メイン。1万円程度の安物なので、金持ってるぞアピールがないし、万一の紛失リスクに備えて、旅行の際にもコイツを着用することが多い。
で、この3点とはもうかなり長い付き合いなのだが、わたしとしては大変残念なことに、コイツら、狂うんですよね。1秒単位で正確であって欲しいわたしには、とても正確な時間を教えてくれるものとは言えないんだな。
まず【腕時計A】の場合は、そもそも自動巻きなので、土日に使用しないと月曜の朝には止まってることが多い。なので毎週月曜にあわせても、確実に金曜日には、1分以上の誤差が発生する。また、カレンダーも、30日の次は当たり前のように31日になるので、その修正も必要になる。実にイラつく。
【腕時計B】も、比較的時間が狂う。月に1分とは言わないけど、数10秒単位で狂う。そしてコイツの場合多機能過ぎて、時刻修正はあっちこっちのボタンを押す必要があって、非常にめんどくさい。実にイラつく。
【腕時計C】は日本製だけあって一番ずれが少ないような気がする、けど、コイツは着用する機会が一番少なく、たまにつけると大抵微妙に時間が狂っている。なので、修正するわけだが、これもボタンがいっぱいあって、しかもたまにしか使わないからいつも、マニュアルを探して、ええと、どうするんだっけ、とやらないといけない。頭にきたので探したら、こいつにはpdf版のマニュアルが用意されていたので、わたしのPCのデスクトップに置いておくことにした。とにかく、イラつく。
というわけで、いつもの通りクソ長いが、以上は前置きである。
実は、今日、2016年3月18日は、わたしにとってはちょっとした忘れられない日になった。とある出来事があり、恐らくわたしは、今後の人生において2016年3月18日のことは忘れないだろう、という事件である。わたしのことをご存知の方は、何のことか知ってるよね。なので書きませんが、とにかく、わたしは今日の日付を忘れないこと、そして、今日の初心を忘れないでおきたい、と思ったのだが、それを記念して、そうだ、時計を、常に身に付ける腕時計を買おう!! と突如思い立った。腕に巻かれたコイツを見て、今日の日のことを思い出すんだ。そんな風に思ったのである。
ま、実はそう思ったのは昨日なんですけどね。
なので、昨日の夜、何がいいかしらん? と、ぼんやりとわたしの愛するYODOBASHIドットコムにて物色してみたところ、「こ、これこそオレの求める時計の理想型だ!!!」という物を発見し、今日の帰りにYODOBASHI-AKIBAへ寄って、ほぼ迷うことなく買ってきたのである。
↓コイツです。どう? カッコ良くないですか!?
こいつは、CITIZEN謹製のATTESA F900モデル、型番CC9015-54Eである。
電波・ソーラー・GPS。もう、完全にわたしとしては究極ですよ。
■電波時計である=1秒も狂わない(たぶん)。
■ソーラー=電池交換不要
■GPS=NYへ行こうが台湾へ行こうが、ボタン一発で現地時間に。日本時間とデュアルタイム表示可能。
まさに完璧ッ!! これだよ、オレが腕時計に求めるのはコイツだよ!! ということで、大変満足である。これなら、スーツのときでも、休日でも、服装を選ばないし、何気に、デキる男アピールもスポーツ野郎的雰囲気もあって大変気に入った。まあそれなりに高かったので、旅行に連れ出すかは微妙なところだが、せっかくのGPS機能は海外へ行くときに真価を発揮するのだろう。気に入ったぜ!!
(※2016/11/05追記:その後、先日台湾に行ったときに試してみたところ、屋外の、開けたところでは、ボタン長押しでグルーーーリと針が回って現地時間になりました。そのギミックが観てて楽しかったです。、そして、帰って来て、羽田からモノレールの中でもやってみたところ、当たり前だけどちゃんと日本時間に戻りました。ま、台湾とは時差1時間しかないんだけど、なんかカッコいい!)
実は昨日の夜、突如思い立った時には、対抗馬として、SEIKO謹製のASTRONシリーズもいいな、と悩んだのだが、なんとなくの好みとして、CITIZEN-ATTESAに軍配を上げた。
↓悩んだ相手はコイツ。どうだろう? やっぱりSEIKOブランドのほうがよかったかな?
まあ、別にどっちでも良かったのだが、どうせなら第一印象で気に入ったATTESAにしようということで、深く考えずに決めてしまった。実際、機能や性能はほぼ一緒だろうし。もう、いいの。気に入ったんだから!!
ただ、ひとつだけ、わたし的にちょっとこれは……とほんの少しだけテンションが下がった点がある。それはですね、わたし、生意気に【腕時計A】をもう20年以上着用してたわけですよ。で、あのスイス製高級Watchはですね、ずっしりと重さがあって、重厚感があるんですな。いってみれば高級感? みたいな重さがあるのです。しかし、今回わたしが購入したCITIZEN-ATTESAはですね……すっげえ軽いのです。もちろんそれは、バンドもケースも「チタン製」ということで、高級素材を使ってるがゆえの軽さなので、実際のところこの時計のウリでもあるのですが、【腕時計A】のずっしり感に慣れたわたしには、その軽さが安っぽさに感じてしまうのだ。まあ、これはきっとすぐに慣れると思うので、問題なし、と思うことにします。チャリンコ野郎であり、山男であるわたしにとっては、「軽いは正義」だしね。
というわけで、結論。
CITIZEN-ATTESA CC9015-54Eはカッコイイ!! わーい!! と喜ぶわたしであった。
そして今日、2016年3月18日、今のわたしの初心を、ずっと忘れないでいたいと思う。真面目に、誠実に生きて行こうと思います。以上。
↓ 文章から想像できた人はわたしと友達になれると思いますが、わたしの【腕時計B】はコイツのことです。色は全然違うけど。わたしがもう15年愛用しているこいつは、限定カラーのシャンパンゴールド。