というわけで、もう6月となり、どうやら今年もあっという間に過ぎ去って行ってしまうような気がするが、現在、日比谷の東京宝塚劇場では花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!』が絶賛上演中であります。
今回の公演は、新たなる花組TOPスター、柚香光さんのTOP就任2作目の大劇場公演であり、同時に、現・花組TOP娘役の華 優希さんの退団公演でもある。華ちゃんはわずか3作での退団となったわけだが、わたしとしては非常に残念に思うものの……既に宝塚大劇場でのサヨナラショーをスカステで鑑賞させていただいた身としては、その最後の渾身の演技を目に焼き付けるべく、東京に来てくれるのを待ち望んでおりました。
今回も、いつも通り宝塚友の会の抽選申込で普通にチケットは買えたのだが、今回友会のチケット神がわたしにあてがってくれたのは、かなり上手側の端っこに近い席、だけど、4列目ということで、オペラグラスなしでも隅々の生徒たちの顔が分かる、大変良い席でありました。ここんところ、友会のチケット神はわたしにとても良い席を与えてくださり、感謝の念を西に向かって祈りたいと存じます。なお、昨日は来月の東京の月組公演のチケット抽選結果のメールが届いていて、月組も無事に1枚ゲットできましたが、びっくりしたことに、ほぼ、今回の花組のチケットと同じというか近い席で、5列目だったかな、またしても上手側のほぼ端っこ、でありました。
端っこだと、やっぱり若干見づらくはある、のは間違いないけれど、上手の花道がもう目の前なので、突然現れるスターのド迫力に大興奮できるという特典もあって、わたしとしては全くもって文句なく、アリ、であります。
東京宝塚劇場のこの写真スポットも、開場と同時ぐらいに入れば全然ガラガラ。写真撮り放題っすね。わたしはいつもここで写真を撮ることはないけれど、ひっさしぶりに撮影してみました。ら、斜めってるじゃん……オレのド下手くそ。。。
で。今回のお話は、なんと初代ローマ帝国皇帝、アウグストゥスでお馴染みのガイウス・オクタヴィウスの若き頃から皇帝となるまで、という歴史ロマンあふれる(?)お話でありました。そして物語はかのカエサル(=英語のジュリアス・シーザー)がエジプトからローマへ帰還するところから始まる。なのでもちろん、クレオパトラ7世は出てくるし、ブルートゥス(=「ブルータス、お前もか」のあの人)も当然出てくる。さらに、後の反乱を起こすマルクス・アントニウスも出てくる。
何が言いたいかというと、相当壮大かつ複雑な話を90分にまとめているので、かなりはしょっているというか駆け足展開だったかもしれない。ただし、観ていれば別に混乱することもなく話は理解できると思うので、問題はなかろうと思う。
問題は、わたしが今回最も注目していた、華ちゃんの役柄と演技ぶりだ。なんと、華ちゃんが演じたのは、ポンペイアである。わたし、観る前の予習として、華ちゃんの役がポンペイアと知って、凄いびっくりしました。わたしの知識では、ポンペイアはカエサルの何番目かの奥さんだったんじゃね? と思って、調べたところ、たしかに2番目の妻であり、カエサルの前世代の政治家で政敵、のルキウス・コルネリウスの孫?かなんかである。これはまた、すげえ役だなあ、とか思っていたけれど、結局今回のお話の中では、そういった歴史的背景はどうやらナシにしたのか、それとも単に名前が同じだけなのか、よくわからなかったけれど、カエサルの政敵であるポンペイウスの娘で、「カエサルに父を殺され、憎しみに身を焦がす女性」という感じにアレンジされていました。まあ、別に全然アリです。
で、わたしが一番、なるほど、これは興味深いと思ったのは、今回のテーマ?となるのは、「憎しみ」の克服に重点がおかれていた点であります。何度もこのBlogで書いている通り、わたしが一番興味があるテーマですよ。果たして、人類は「憎しみの連鎖」を断ち切ることができるんだろうか? ということに、とても興味があるっすね、わたしは。このテーマは、ある意味『ロミオとジュリエット』にも共通していて、たいていの物語においては、その解決策として「誰かがグッと我慢する」ことで、憎しみの連鎖をそこで終わらせる、みたいなことが提示される場合が多いと思う。要するに、誰かがつらい気持ちを引き受けて、憎しみを連鎖させないという、ある種の力業なので、言葉を変えるなら、「誰かが犠牲になる」ことで、やっと、人間の憎しみは(一応)そこで止まって、後に残らないみたいなわけだ。
そして、まさしく今回の物語では、華ちゃん演じるポンペイアが、その犠牲となる。その身を憎しみに燃やしながらも、(一応?)主人公の優しいハートに触れて、グッッとこらえて犠牲になるわけだけど……とにかく、華ちゃんの演技は、今回ナンバーワンに素晴らしかったとわたしはもう大絶賛したい。素晴らしかったですねえ!! 普段の華ちゃんは、スカステの番組などを見る限り、ぽわーーんとした、非常に控えめなおっとりさんというイメージをわたしは持っていたけれど、今回の演技は、まさしく炎のような怒りを見せたり、激しい系のキャラであったし、一方ではその怒りを封じ込めるために犠牲となる精神も持っていて、とっても素晴らしかった。出番が少ないのがなあ……もったいなかったよ。ラスト、神殿での正体が判明するシーン、わたしはまったく気づかず、えっ!そ、そうだったの!? と驚かされたっすね。アレは誰も見抜けなかったと思うな。お見事でした。
というわけで、あとはもう、主なキャラと、気になったジェンヌを説明して終わりにします。
◆オクタヴィウス:のちの皇帝アウグストゥスなわけですが、まあとにかく、演じた柚香光さんはイケメンですよ。衣装もすっごく良かったっすねえ!! カッコ良かったですなあ! このblogで何度も書いている通り、やっぱりゆずかれー君は演技の人ですよ。大変素晴らしかった。ショー、Cool Beastもゆずかれー君の持ち味満載で良かったすねえ。まあ、なんて手足が細くて長くて美しいことよ! 一瞬登場する女装も実に美の化身でしたなあ。ゆずかれーくんのこれからにますます期待すね。
◆ポンペイア:もう散々書いたから省略。華ちゃんはマジでTOP娘として、明らかに周りとは違う強い輝きを放つ、素晴らしいお方ですな。退団後の活躍をとても期待します。華ちゃんに幸あれと祈りたいと存じます。笑顔も、怒った顔も、しょんぼりした顔も、とにかく表情豊かな素晴らしい女優ですよ。
◆オクタヴィア:オクタヴィウスのお姉ちゃんで、アントニウスの婚約者。演じたのは、わたしが花組でイチオシの音くりすちゃん。芝居は抜群だし、とにかく、くりすちゃんは歌、歌唱力でしょうな。今回もソロ曲があったすね。さらにショーの方では、わたしが最強ボイスと思っている専科の美穂圭子さんと歌うパートがあって、いつも美穂さんの歌声は、もう声量からしてマイクのセッティングが間違ってんじゃね!? と思うぐらいのド迫力なんだけど、くりすちゃんの歌声は美穂さんに全く引けを取らないレベルだってことが今回よくわかったす。くりすちゃんのこれからにも、期待したいし、応援したいっすな。
◆アグリッパ&マエケナス&ブルートゥス:アグリッパが武術担当、そしてマエケナスが頭脳担当のオクタヴィウスの友人で、ブルートゥスは歴史的に有名なブルータス。3人とも、若干見せ場は少ないんだけど、演じた水美舞斗さん、聖乃あすかくん、永遠輝せあくんの三人はさすが、花組を支える重要人物っすね。つうかですね、次の花組2番手は誰になるんすか? 普通に考えて、この3人のうちの誰かだと思うんすけど、どうしても同期じゃダメなんすか? わたしとしてはマイティーが2番手羽を背負って階段降りてきたら、泣くと思うんすけど、ダメなんでしょうか。。。やっぱりひとこなんすかねえ。。。わたし的にはやっぱりマイティーが一番技能的に上だと思うんだけどなあ。。。
◆クレオパトラ7世:もう説明不要ですな。そして今回演じたのが、専科の凪七瑠海さんなわけですが、カチャさんはもう、さすがにその歌も演技も素晴らしいのは言うまでもないけれど、久しぶりの女装もやはり大変結構なお点前でした。顔ちっちゃいんすよね。エジプトファッションもバッチリ決まってたし、ショーの方でも何気に出番も多く、見事だったす。しかし今回の公演は専科から美穂さん、カチャさん、それからカエサルを演じた夏美ようさんと3人の強力な助っ人が出演してくれたわけなんすけど、いっそ、カエサルとクレオパトラの2役は、マイティーかあすかくんかひとこに振っても良かったんじゃね? とかテキトーに思いました。特にクレオパトラは、マイティーでもあすかくんでも良かったんじゃねえかなあ。。。ひとこくんはNICE WORKで女装したばかりだからダメかなあ。マイティーがクレオパトラを演じたら相当似合ってたような気がするっすね。ちょっとマッチョ過ぎかな笑
◆アントニウス:野望に燃える男で、クレオパトラをも惚れさせちゃう色男。演じたのは今回が退団公演となる瀬戸かずやさん。あきら兄さんもこれで見納めかと思うと寂しいすね。。。ショーの方でも大活躍で、あきら兄さんのカッコ良さは忘れないぜ!
とまあ、こんなところかな。あと、ポンペイアの下女(奴隷)のレオノラがすっごい良かったすね!! 誰が演じてるんだろう? と一瞬分からなかったんだけど、プログラムによると93期で今回で退団されてしまう美花梨乃さんですな。いやあ、素晴らしい演技で華ちゃんを支えてくれましたねえ! 出番は少なかったけれど、非常に心に残ったす。今回は退団される方が多いけれど、みなさんショーの方で見せ場があって、とても良かったと思うす。皆さんが退団されても、幸多からんことを心からお祈り申し上げます!
最後に、ショーのオープニングタイトルの写真を貼り付けておきます。
さて、とりあえず以上かな。そして最後はいつもの「今回のイケ台詞」をご紹介して終わりにしたいと思います。
※「イケ台詞」=わたしが、かーっ! カッコええ!と感動した台詞のこと
「憎しみは終わらない。この世界に人が生きている限り。でもだからこそ、人は祈りをささげる。オクタヴィウス、あなたは生きて。そして叶えて。まるで夢のようにはかない、わたしたちの祈りを」
今回はやっぱり、華ちゃんのラストのセリフを選びました。華ちゃん、君は本当に素晴らしい娘役だったよ。本当にお疲れ様でした! またどこかで必ず会いに行くよ!
というわけで、結論。
いよいよ東京へ来てくれた花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!』をさっそく観てきたわたしであります。お話も面白かったし、ショーもキラキラで大変楽しめました。まあ、最高だったすね。控えめに言って。とにかく、華優希ちゃんが素晴らしいすよ! もちろんTOPスター柚香光さんも最高だし、もう文句は何一つございません。ホント、まったく楽しいことのない、つまらない毎日を過ごすわたしとしては、宝塚歌劇の劇場にいる3時間だけは、特別っつうか、すべて忘れて楽しませてくれますなあ。都内は緊急事態宣言中なわけですが、オレのハートも緊急事態中だっつうの。せめてオレから宝塚を奪わないでくれ……!と願わずにはいられないっすわ。ただ、もうしつこいぐらい、お連れ様との会話もご遠慮くださいって案内してるのに、結構おしゃべりに興じる淑女の皆さんも多かったすね。もちろん大半はもう、マジで一言も口を利くことはないんすけど、それ故に目立つっつうか。。。まあ、しゃべりたい気持ちはわかるっすけど、劇場の中だけは我慢しておくれ。。。そこんとこ、よろしくお願い申し上げます。以上。
↓こういうの、欲しいすね。勉強し直したい。。。
今回の公演は、新たなる花組TOPスター、柚香光さんのTOP就任2作目の大劇場公演であり、同時に、現・花組TOP娘役の華 優希さんの退団公演でもある。華ちゃんはわずか3作での退団となったわけだが、わたしとしては非常に残念に思うものの……既に宝塚大劇場でのサヨナラショーをスカステで鑑賞させていただいた身としては、その最後の渾身の演技を目に焼き付けるべく、東京に来てくれるのを待ち望んでおりました。
今回も、いつも通り宝塚友の会の抽選申込で普通にチケットは買えたのだが、今回友会のチケット神がわたしにあてがってくれたのは、かなり上手側の端っこに近い席、だけど、4列目ということで、オペラグラスなしでも隅々の生徒たちの顔が分かる、大変良い席でありました。ここんところ、友会のチケット神はわたしにとても良い席を与えてくださり、感謝の念を西に向かって祈りたいと存じます。なお、昨日は来月の東京の月組公演のチケット抽選結果のメールが届いていて、月組も無事に1枚ゲットできましたが、びっくりしたことに、ほぼ、今回の花組のチケットと同じというか近い席で、5列目だったかな、またしても上手側のほぼ端っこ、でありました。
端っこだと、やっぱり若干見づらくはある、のは間違いないけれど、上手の花道がもう目の前なので、突然現れるスターのド迫力に大興奮できるという特典もあって、わたしとしては全くもって文句なく、アリ、であります。
東京宝塚劇場のこの写真スポットも、開場と同時ぐらいに入れば全然ガラガラ。写真撮り放題っすね。わたしはいつもここで写真を撮ることはないけれど、ひっさしぶりに撮影してみました。ら、斜めってるじゃん……オレのド下手くそ。。。
で。今回のお話は、なんと初代ローマ帝国皇帝、アウグストゥスでお馴染みのガイウス・オクタヴィウスの若き頃から皇帝となるまで、という歴史ロマンあふれる(?)お話でありました。そして物語はかのカエサル(=英語のジュリアス・シーザー)がエジプトからローマへ帰還するところから始まる。なのでもちろん、クレオパトラ7世は出てくるし、ブルートゥス(=「ブルータス、お前もか」のあの人)も当然出てくる。さらに、後の反乱を起こすマルクス・アントニウスも出てくる。
何が言いたいかというと、相当壮大かつ複雑な話を90分にまとめているので、かなりはしょっているというか駆け足展開だったかもしれない。ただし、観ていれば別に混乱することもなく話は理解できると思うので、問題はなかろうと思う。
問題は、わたしが今回最も注目していた、華ちゃんの役柄と演技ぶりだ。なんと、華ちゃんが演じたのは、ポンペイアである。わたし、観る前の予習として、華ちゃんの役がポンペイアと知って、凄いびっくりしました。わたしの知識では、ポンペイアはカエサルの何番目かの奥さんだったんじゃね? と思って、調べたところ、たしかに2番目の妻であり、カエサルの前世代の政治家で政敵、のルキウス・コルネリウスの孫?かなんかである。これはまた、すげえ役だなあ、とか思っていたけれど、結局今回のお話の中では、そういった歴史的背景はどうやらナシにしたのか、それとも単に名前が同じだけなのか、よくわからなかったけれど、カエサルの政敵であるポンペイウスの娘で、「カエサルに父を殺され、憎しみに身を焦がす女性」という感じにアレンジされていました。まあ、別に全然アリです。
で、わたしが一番、なるほど、これは興味深いと思ったのは、今回のテーマ?となるのは、「憎しみ」の克服に重点がおかれていた点であります。何度もこのBlogで書いている通り、わたしが一番興味があるテーマですよ。果たして、人類は「憎しみの連鎖」を断ち切ることができるんだろうか? ということに、とても興味があるっすね、わたしは。このテーマは、ある意味『ロミオとジュリエット』にも共通していて、たいていの物語においては、その解決策として「誰かがグッと我慢する」ことで、憎しみの連鎖をそこで終わらせる、みたいなことが提示される場合が多いと思う。要するに、誰かがつらい気持ちを引き受けて、憎しみを連鎖させないという、ある種の力業なので、言葉を変えるなら、「誰かが犠牲になる」ことで、やっと、人間の憎しみは(一応)そこで止まって、後に残らないみたいなわけだ。
そして、まさしく今回の物語では、華ちゃん演じるポンペイアが、その犠牲となる。その身を憎しみに燃やしながらも、(一応?)主人公の優しいハートに触れて、グッッとこらえて犠牲になるわけだけど……とにかく、華ちゃんの演技は、今回ナンバーワンに素晴らしかったとわたしはもう大絶賛したい。素晴らしかったですねえ!! 普段の華ちゃんは、スカステの番組などを見る限り、ぽわーーんとした、非常に控えめなおっとりさんというイメージをわたしは持っていたけれど、今回の演技は、まさしく炎のような怒りを見せたり、激しい系のキャラであったし、一方ではその怒りを封じ込めるために犠牲となる精神も持っていて、とっても素晴らしかった。出番が少ないのがなあ……もったいなかったよ。ラスト、神殿での正体が判明するシーン、わたしはまったく気づかず、えっ!そ、そうだったの!? と驚かされたっすね。アレは誰も見抜けなかったと思うな。お見事でした。
というわけで、あとはもう、主なキャラと、気になったジェンヌを説明して終わりにします。
◆オクタヴィウス:のちの皇帝アウグストゥスなわけですが、まあとにかく、演じた柚香光さんはイケメンですよ。衣装もすっごく良かったっすねえ!! カッコ良かったですなあ! このblogで何度も書いている通り、やっぱりゆずかれー君は演技の人ですよ。大変素晴らしかった。ショー、Cool Beastもゆずかれー君の持ち味満載で良かったすねえ。まあ、なんて手足が細くて長くて美しいことよ! 一瞬登場する女装も実に美の化身でしたなあ。ゆずかれーくんのこれからにますます期待すね。
◆ポンペイア:もう散々書いたから省略。華ちゃんはマジでTOP娘として、明らかに周りとは違う強い輝きを放つ、素晴らしいお方ですな。退団後の活躍をとても期待します。華ちゃんに幸あれと祈りたいと存じます。笑顔も、怒った顔も、しょんぼりした顔も、とにかく表情豊かな素晴らしい女優ですよ。
◆オクタヴィア:オクタヴィウスのお姉ちゃんで、アントニウスの婚約者。演じたのは、わたしが花組でイチオシの音くりすちゃん。芝居は抜群だし、とにかく、くりすちゃんは歌、歌唱力でしょうな。今回もソロ曲があったすね。さらにショーの方では、わたしが最強ボイスと思っている専科の美穂圭子さんと歌うパートがあって、いつも美穂さんの歌声は、もう声量からしてマイクのセッティングが間違ってんじゃね!? と思うぐらいのド迫力なんだけど、くりすちゃんの歌声は美穂さんに全く引けを取らないレベルだってことが今回よくわかったす。くりすちゃんのこれからにも、期待したいし、応援したいっすな。
◆アグリッパ&マエケナス&ブルートゥス:アグリッパが武術担当、そしてマエケナスが頭脳担当のオクタヴィウスの友人で、ブルートゥスは歴史的に有名なブルータス。3人とも、若干見せ場は少ないんだけど、演じた水美舞斗さん、聖乃あすかくん、永遠輝せあくんの三人はさすが、花組を支える重要人物っすね。つうかですね、次の花組2番手は誰になるんすか? 普通に考えて、この3人のうちの誰かだと思うんすけど、どうしても同期じゃダメなんすか? わたしとしてはマイティーが2番手羽を背負って階段降りてきたら、泣くと思うんすけど、ダメなんでしょうか。。。やっぱりひとこなんすかねえ。。。わたし的にはやっぱりマイティーが一番技能的に上だと思うんだけどなあ。。。
◆クレオパトラ7世:もう説明不要ですな。そして今回演じたのが、専科の凪七瑠海さんなわけですが、カチャさんはもう、さすがにその歌も演技も素晴らしいのは言うまでもないけれど、久しぶりの女装もやはり大変結構なお点前でした。顔ちっちゃいんすよね。エジプトファッションもバッチリ決まってたし、ショーの方でも何気に出番も多く、見事だったす。しかし今回の公演は専科から美穂さん、カチャさん、それからカエサルを演じた夏美ようさんと3人の強力な助っ人が出演してくれたわけなんすけど、いっそ、カエサルとクレオパトラの2役は、マイティーかあすかくんかひとこに振っても良かったんじゃね? とかテキトーに思いました。特にクレオパトラは、マイティーでもあすかくんでも良かったんじゃねえかなあ。。。ひとこくんはNICE WORKで女装したばかりだからダメかなあ。マイティーがクレオパトラを演じたら相当似合ってたような気がするっすね。ちょっとマッチョ過ぎかな笑
◆アントニウス:野望に燃える男で、クレオパトラをも惚れさせちゃう色男。演じたのは今回が退団公演となる瀬戸かずやさん。あきら兄さんもこれで見納めかと思うと寂しいすね。。。ショーの方でも大活躍で、あきら兄さんのカッコ良さは忘れないぜ!
とまあ、こんなところかな。あと、ポンペイアの下女(奴隷)のレオノラがすっごい良かったすね!! 誰が演じてるんだろう? と一瞬分からなかったんだけど、プログラムによると93期で今回で退団されてしまう美花梨乃さんですな。いやあ、素晴らしい演技で華ちゃんを支えてくれましたねえ! 出番は少なかったけれど、非常に心に残ったす。今回は退団される方が多いけれど、みなさんショーの方で見せ場があって、とても良かったと思うす。皆さんが退団されても、幸多からんことを心からお祈り申し上げます!
最後に、ショーのオープニングタイトルの写真を貼り付けておきます。
さて、とりあえず以上かな。そして最後はいつもの「今回のイケ台詞」をご紹介して終わりにしたいと思います。
※「イケ台詞」=わたしが、かーっ! カッコええ!と感動した台詞のこと
「憎しみは終わらない。この世界に人が生きている限り。でもだからこそ、人は祈りをささげる。オクタヴィウス、あなたは生きて。そして叶えて。まるで夢のようにはかない、わたしたちの祈りを」
今回はやっぱり、華ちゃんのラストのセリフを選びました。華ちゃん、君は本当に素晴らしい娘役だったよ。本当にお疲れ様でした! またどこかで必ず会いに行くよ!
というわけで、結論。
いよいよ東京へ来てくれた花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!』をさっそく観てきたわたしであります。お話も面白かったし、ショーもキラキラで大変楽しめました。まあ、最高だったすね。控えめに言って。とにかく、華優希ちゃんが素晴らしいすよ! もちろんTOPスター柚香光さんも最高だし、もう文句は何一つございません。ホント、まったく楽しいことのない、つまらない毎日を過ごすわたしとしては、宝塚歌劇の劇場にいる3時間だけは、特別っつうか、すべて忘れて楽しませてくれますなあ。都内は緊急事態宣言中なわけですが、オレのハートも緊急事態中だっつうの。せめてオレから宝塚を奪わないでくれ……!と願わずにはいられないっすわ。ただ、もうしつこいぐらい、お連れ様との会話もご遠慮くださいって案内してるのに、結構おしゃべりに興じる淑女の皆さんも多かったすね。もちろん大半はもう、マジで一言も口を利くことはないんすけど、それ故に目立つっつうか。。。まあ、しゃべりたい気持ちはわかるっすけど、劇場の中だけは我慢しておくれ。。。そこんとこ、よろしくお願い申し上げます。以上。
↓こういうの、欲しいすね。勉強し直したい。。。