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 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週は合併号でお休みなのを全く気が付かず、大変失礼いたしました。というわけで2週間ぶりの『鮫島』なのですが、今週は静かに、そして重く、ずっしり来る展開ですので、冷静に、そして手短にまとめようと存じます。
 まずは、今週の週刊少年チャンピオン2017年38号概況です。
 ■巻頭グラビア:TVドラマ「弱虫ペダル」より坂道くん役の小越勇輝氏でした。
 ■弱虫ペダル:猛攻の巻。箱学の猛攻にさらされる総北、そしてその背後には京伏が!的な展開です。まあ、そうなりますわな。常識的に考えて。
 ■刃牙道:驚嘆の巻。ついに花山君まで……鎬先生、助けてくれ―――!
 ■BEASTERS:コントラストで支配せよの巻。ジュノちゃんの猛攻すね。
 ■囚人リク:犠牲の巻。ふざけんなジジイ!てめえもだよ!の2連発が最高です!
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:九十九血鬼夜行作物語の巻。相変わらず畳みかけるギャグのキレ味が素晴らしいすね。オチも最高でしたw
 ■AIの遺電子:旅立ちの巻。リサちゃんの健気さが泣けますなあ……。
 ■少年ラケット:いよいよ試合も大詰め、イチロー君はさらなる進化を遂げそうです。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それではさっそく今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 前回は、数年前(?)に【天雷】との一番を控えた当日、前日ヤマ行っちまった鯉太郎に、親方である【仁王】兄貴が、「どうすんだ?」と問い、それでも出場を強行しようとする鯉太郎に、そんな状態で【天雷】と戦っても意味がない、ということを身をもって分からせる展開でありましたが、それでも出たいという鯉太郎に、これだけ言ってもわからねえのかこのガキャア、という鬼の表情の【仁王】兄貴で終わりました。今週はその続きからです。結論から言うと、わたしはもう、この事態を収めるには吽形さんあたりに登場してもらわないとダメなんじゃなかろうか、と思いましたが、意外と鯉太郎はあっさり、強行出場の思いを断ち切りました。
 いや、あっさりじゃないか。鯉太郎が出場をあきらめたのは、【仁王】兄貴の泣かせる説得があったからです! 兄貴は部屋の土俵にどっかと胡坐をかいて、鯉太郎に、いや、弟子全員に言います。7ページにわたる長いセリフですが、カッコ良すぎるので以下ポイント部分を引用します。
 「いいか…よく聞け…テメーは柴犬だ 柴犬が土佐犬相手に戦えば たとえ気力じゃ負けなくても体はどんどん削れズタボロになる…テメーの力士寿命は 短いだろう だがよ…だからって俺はテメーに小手先の相撲は取らせたくねぇし 取れるとも思っちゃいねえ…小せえナリで魂むき出しで真っ向から土佐犬に向かって行けるのが テメーの強さでもあるからな…(略) 俺の続きは…テメーらに託したからよ…だからその体は テメーらだけのものだと思うな…これからも今まで通り土俵で暴れ回ればいい…だが無茶はさせねえ…これ以上は無理だと俺が判断したら テメーらにどんなに恨まれようが ブッ殺してでも止める 手遅れに なる前によ…テメーらには一場所でも…一番でも…長く土俵に立たせてやりてえからよ…分かったか…チンコ虫どもが…」
 もうですね、この7ページの間に描かれる兄貴の表情、そして聞いているみんなの表情は是非、チャンピオンを買ってご覧いただきたいです。最後はもう【白水】兄貴は泣いてますよ。そしてこんな風に言われたら、弟子たちはみな、声をそろえて「はい!」というしかないじゃあないですか。親方……しゃべりが上手くできねえなんて真琴姉ちゃんに相談してましたが、なんのなんの、立派じゃあないですか!
 そして描写は現在時制、【天雷】との一番を控えた11日目の朝に戻ります。現在時制では、前日のVS【百雲】戦で肩を痛めた常松が、親方に「どうすんだ?」を喰らって休場を決意したところでした。豆助は、うちのオッカネー兄弟子たちを従わせるんだから、やっぱスゲーなうちの親方は、なんて言いますが、大吉はそれは違う、従うんじゃなくて、慕ってるんだ、と訂正を入れます。
「一見ガサツで乱暴に見えるけど 誰よりも僕たちを見ていてくれるんだ…弟子たちに自信をもって土俵に立てるように…」大吉よ、お前も本当に成長したのう。あのダメ人間だった大吉が、今やこんな風に常に声をかけます。
「悔しいだろうけど 今場所は治療に専念しよう 常ちゃん…」大吉ももう、空流に欠かせない男ですよ。そして、そんなやり取りの中、鯉太郎が部屋の土俵に現れます。この時点(というか前回の時点)で、おかしい、と気が付かないといけなかったのですが、うかつなわたしは全然気が付きませんでした。何をかって? それは豆助セリフに現れています。
「珍しいっスね鯉太郎さん…いつもは一番に稽古場に出て体動かしてるのに…」
 !? そうだ、確かに、それは珍しいというかおかしいぞ!? 鯉太郎は答えます。
「ん? …あぁ……なんか深く眠っちまってな…」
 このリアクションに、親方は横目でギロリ、そして常は、激闘続きだったんだからしっかり眠れたのはいいことですよ…と反応。ちょっと待って、何か鯉太郎の体に異変が起きているのでしょうか!?
 そして今起きてきた鯉太郎は、常と親方のやり取りを知りませんので、常に聞きます。「おう常…今日出るのか?」「いえ、親方の「どうすんだ」が出ましたから…」「そうか…」
 そして常も大吉も、【白水】兄貴も、今日の鯉太郎VS【天雷】戦を応援バックアップする気満々です。そんなみんなの想いに応えて、鯉太郎は言います。
「あの時…親方が止めてくれてよかった…上手く言えねーけど 今場所は…今までになかった手応え…みてーなものがあって…日を追うごとに 取組を重ねるごとに…今まで感じたことのねえ にいってるような感覚があって…今までにない最高が…今日もまた待ってるような気がするんだ…」
 そして若竹部屋では、【天雷】が気合十分で朝げいこ中です。4人の若い衆に押させても、押し返す【天雷】。むしろ物足りないと、2人の若手を追加発注です。若竹部屋の親方も、その充実した【天雷】の状態に、過去最高のコンディションであるとゾクゾクしています。
「お前にとって鮫島は そこまでの存在なんだな…どうなる…これで鮫島を前にしたら…計り知れん…」
 というわけで、【天雷】の状態は完全に仕上がっており、すさまじい一番になることはもう火を見るより明らかでしょう。しかし今週ラストは、四股を踏む鯉太郎の絵とともに、こんな謎のナレーションで終わりました。
「そして……鯉太郎にある異変が起こるのである」
 ちょっと待って! ある異変とは一体ーーー!!? はーーー……ヤバいすねえ……わたしがとっさに思ったのは2つの方向性で、一つはまず、体の状態のこと。巨人の星的に言えば「破滅の音」が近づいているということですが、もう一つは、四股を踏む足のアップがあったので、かつて新弟子時代の【泡影】をして「難解だな…」と言わしめた「四股」を鯉太郎は極めつつあるのではないか、というものです。
 まあ、どちらだとしてもまさしく「終わりの始まり」なわけで、これはもうホントに、ドキドキが収まりませんなあ。まだ千秋楽まで【天雷】戦を含めて5番もあるのに、最後の戦いのような熱量ですね。大丈夫なのか……いや、まったく大丈夫じゃあないですなあ……これは。ああ、今週こそ短くまとめようとしたのに、やっぱダメでした。サーセン……。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 

 というわけで、結論。
 今週の『鮫島』は、どうやら「終わりの始まり」といった感のあるお話で、いよいよ11日目VS【天雷】戦を前にした空流部屋の朝の様子の続きが描かれました。親方がどういう想いをもって「どうすんだ?」を告げるのかはよーく分かりましたが、今のところ、まだ鯉太郎には親方の「どうすんだ?」は発令されていません。しかし、どうも普段の鯉太郎とは違う様子に、わたしとしてはいろいろな不安がよぎります。そして一方の【天雷】は心身ともに過去最高のコンディションで11日目の朝を迎えました。果たして二人の戦いは―――!! というわけで、今後も目が離せません! はーーー本当にこの先を読むのが怖いすねえ……しかしそれでも、鯉太郎の行く末を、最後まで応援したいと存じます。以上。

↓ わたしは宝塚歌劇やミュージカルが大好きなんですが、『ロミオとジュリエット』に「僕は怖い」という歌がありまして、今週号を読んでいる時、なんかずっと頭の中でその曲がかかってました。「待ち受ける何かは 明るい夜明けじゃない いつか来る終わりが 僕には見えるんだ 僕は怖い 何かの終わりが始まっている」的な歌詞で、非常にグッときます……!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週書いた通り、わたしは既に、オレの夏は終わった的抜け殻状態なので、特に書くネタがないのですが、今はどうも相撲教習所の時期なんすかね? 今朝、総武線に乗ったら、ツン、となにやらいい匂いがして、おや? と前を見たら、まだ髷を結えない力士養成員と思われる浴衣着用のやけにガタイのいい若者が一人乗っておりました。そして両国で降りて行ったので、どうも、ああ、これは教習所か? と思ったわけですが、どうなんでしょうか。わたしは老人レベルに朝型なので、7時前には会社に着いて仕事を始めるわけで、『バチバチ』(5)巻収録の第35話「相撲教習所」によると、朝の6時半集合と書いてありましたので、確かに、わたしが今日見かけた若者もその時間にちょっと余裕のある時間に両国に着いていました。しかし力士のつけてる鬢付け油は、大変かぐわしい香りですな。総武線では場所中も良く力士を見かけますが、匂いで一発で、おっ!? と分かるすね。
 さてと。それではまずは今週の週刊少年チャンピオン2017年36号概況です。
 ※追記:全然気が付かなかったけど、この号は36+37号、つまり合併号でした。よって次週はお休みです!!!
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版は乃木坂の久保史緒里嬢・大園桃子嬢・山下美月嬢のお三方だそうです。付録もついてるらしいすよ。勿論電子版には付録はないす。
 ■弱虫ペダル:駆け上がるクライマーの巻。巻頭カラーです。まあ、タイトル通りの展開ですが、今年の山は泉田君まで登っているのが意外な展開です。これは後々総北にとってまずい展開になりそうですね。
 ■刃牙道:不倒の想いの巻。久々に突然主人公刃牙登場で盛り上がってまいりました!
 ■BEASTERS:睫毛の奥のブラックホールの巻。ジュノちゃんはおっかないすねえ……。
 ■囚人リク:破壊の巻。さあ田中のおっさんに死亡フラグは立ったのでしょうか。そして善に目覚めたピカソ内海の決断は! 今週はかなり真面目に普通な展開です。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:太陽は罪な奴の巻。今週はなんかいつもより畳みかけるギャグ成分が落ち着いてました。
 ■AIの遺電子:リサの巻。リサちゃんの過去話。先週からかなり驚愕の(?)展開でドキドキです。いつも健気なリサちゃんが可哀想……
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さてと。それでは、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、”怪力”【天雷】が10日目を【白鯨力】に勝ち、引き上げる花道での鯉太郎との邂逅がメインに描かれ、いよいよ我々ファン待望の【天雷】VS鯉太郎が正式決定しためでたいお話だったわけですが、今週は明けて11日目の朝の、空流部屋の様子から始まります。
 まずは、大吉や豆助に、ぎっちりと右肩をテーピングされる常松こと【松明】関です。大吉たちは心配の様子ですが、常は、下半身は動くんだから、頭を使って相撲を取るさ、とやる気満々。豆助はそんな常の姿に「漢(おとこ)だぜ松明関!」と感動の様子。そこに、現親方たる【仁王】兄貴がやってきます。
 「オウ…どうすんだ? 常松…」 この、どうすんだ、には傍点が振られ強調されています。そしてこの親方の言葉に、常は、えっと、ぐぬぬ、仕方ない、と表情が移り変わり、小さな声で「分かりました…」と答えます。そして、ページをめくると「休場します…」とうなだれ気味の常松。心配していた大吉は一安心、感動していた豆助は、常の悔しい気持ちをおもんぱかって気の毒そうな表情。常もしょんぼり。大吉は言います。
 「仕方ないよ…親方の「どうすんだ」が出たんだから…」というわけで、場面は過去へ。それは、鯉太郎VS【天雷】が決まっていた、けど、鯉太郎がケガをしてしまって勝負が流れてしまったあの日の模様であります。
 あの日ーーー。鯉太郎は、相手を土俵際の大逆転、うっちゃりで勝利を得たようですが、どうやら、その無理な体勢と、土俵下へ転落したことが影響したのか(?)、「右足大腿直筋の肉離れ」を起こしたのだそうです。そしてその日は傷みがひどく一日入院したのだそうです。
 部屋では常も【白水】兄貴も、明日の取組(=VS【天雷】戦)を楽しみにしてたのにな……としょんぼりなムード。しかし翌日の朝、鯉太郎は稽古場にやってきました。もちろん右足はもう、太ももからひざ下までテーピングでぐるぐる巻きです。そんな姿に【白水】兄貴も常も、大吉も目丸手も驚きの表情。「オイオイオイ! 大丈夫なのかよ鯉太郎! 肉離れしてんだろ…!? 無理すんなって」と【白水】兄貴が叫ぶのも無理はありません。そしてそこにやってきた【仁王】兄貴こと現・空流親方。
 「オウ…どうすんだ? 鯉…」つまり現在時制の11日目の朝の状況は、どうやらこの時と全く同じというわけです。もちろん、この時の鯉太郎はこういいますよ。
「出ますよ…誰に止められようが…絶対…今日は同期の天雷と組まれてるんです…このぐらいで休めませんよ…」
 この言葉を聞いた親方の取った行動、これが今週一番の盛り上がりポイントです!
 「そうか…」眼を閉じ、ある種の決意の表情の【仁王】兄貴
 「なら…」シャツのボタンに手をかける【仁王】兄貴
 「見せて見ろ…」ぱさっと放り投げられたシャツ
 「俺を倒せれば…」今でもムッキムキの【仁王】兄貴の背中! 弟子たち顔面蒼白!
 「出させてやるよ」完全に鬼の表情の【仁王】兄貴の顔のドアップ! やっばい! こ、これは…これはまさしく仁王様!!!
 この表情を見せられては鯉太郎も、声が出ません。そんなピリピリムードを【白水】兄貴はなんとかしようと「何言ってんだよ親方…目がマジだぜ…」と声をかけますが、鯉太郎は引けません。そして稽古場の土俵で対峙する【仁王】兄貴こと現・空流親方と鯉太郎。親方は鼻くそほじりながらの超余裕モード。鯉太郎もギリっと歯を食いしばって……立ち合います! が、しかし! 当然そんな足では、鯉太郎の最大の武器である立ち合いのブチカマシが出来ようはずもないじゃあないですか! トッと親方の胸に頭をぶつけるのが精いっぱい。さあ、ここからが親方のターンです!
 「なんだそりゃ…」というつぶやきののち、右手一本で鯉太郎を土俵にたたきつけます。
 「オラ…終わりか? 現役じゃねえ俺にそのザマで よく場所に出るなんで言えたもんだなあ…」これには【白水】兄貴は思わず心の中で、あんたまだまだ現役でもトップクラスの力があんだろうが、とツッコミますが、鯉太郎はそれでも雄たけび一発、親方にぶつかっていきます。
 「そんな腑抜けた当たりしか出来ねえ奴が プロとして土俵に立つってのか? 失笑もんだな…」そう言われても、鯉太郎の脳裏には、今日の一番を楽しみにしてるぜ、と言ってくれた【天雷】の晴れやかスマイルがこびりついています。
 「待ってる奴がいるんだ…これを逃したら次はいつになるか分からねえ…天雷の気持ちを…俺は踏み躙れねえ…」
 しかし親方は、非情の右張り手を一発かまし、鯉太郎を土俵に沈めます。それでもあきらめようとしない鯉太郎。もうそんな状況を見てられない【白水】兄貴が親方にも鯉太郎にも、もうやめろ、やりすぎだ、お前もだよ鯉太郎もうやめろって! と悲痛の叫びをあげます。ようやく親方も言います。
 「チッ まだ分からねーのかテメーは…天雷はそんなお前と戦いたいのか? そんな状態のお前と戦って テメーも天雷も最高の取組だったと言えるのか…?」
 兄貴! まったくもってそれは正論ですよ! ちゃんとアナタ、言葉でもいいこと言えるじゃないすか! 親方として見事に指導してるじゃないすか!
 「テメーの性格だ…ここまでしなきゃ納得しなかっただろ…分かったら今はまだ時期じゃなかったと諦めるんだな…」
 しかし頭ではそりゃあ分かって理解できても、鯉太郎のハートはまだおさまらないわけで、それも読者的には分かっちゃうからつらいところですねえ……
 「だけど…だけどやっぱり…少しでも体が動くなら…俺は…」
 という鯉太郎の言葉を聞き、なんだとてめえまだわからねえってのかこのガキャア、的な鬼の形相の【仁王】兄貴の横顔ショットで今週は幕、でありました。はーーーおっかねえ!
 なるほど、つまり親方が「どうすんだ?」と聞いた時は、もうアウトで「アッハイ、休場します!」と答える以外の選択肢はないんすね。要するに、親方はアウトじゃなきゃ「どうすんだ?」なんて、おそらく聞かないわけで、それを自分の口から言わせて、気持ちを整理させるための「どうすんだ?」なんでしょうな。素晴らしい親方じゃないですか。いやあ、こりゃあちょっと、今後、鯉太郎にいつ親方から「どうすんだ?」が発令されるか、あるいは発令されないのか、超ドキドキすねえ……今週は短くまとめようと思いましたが、ダメでした。ホントサーセン。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇 で確定!!! やった!!
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 

 というわけで、結論。
 今週描かれたのは、11日目の朝の空流部屋の様子と、かつての【天雷】戦の当日朝の鯉太郎と【仁王】兄貴のぶつかり合いの様相でありました。結果、10日目に【百雲】戦で右肩を痛めた常松は休場を決意。そしてかつての鯉太郎は、親方にどやされても【天雷】戦をあきらめきれず、親方の更なる怒り爆発寸前、までが描かれました。まあ、でも、やっぱり親方の方に理はあるわけで、それでもあきらめきれない鯉太郎の気持ちもわかるわけで、指導者としては、何としても鯉太郎にわからせる必要があるんでしょうな。かつての吽形さんのこともありますしね……。今週も大変読みごたえのあるお話で大満足ですので、まさしく仁王様ばりの親方の鬼の形相は、ぜひチャンピオンを買ってご確認ください! 最高です。以上。
 ※追記:全然気が付かなかったけど、この号は36+37号、つまり合併号でした。よって次週はお休みです!!!

↓ 要するにこういうことです。


 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先日の日曜日に熱戦の幕が閉じた大相撲ですが、わたしの愛する【松鳳山】関は、中盤は負けが込んでいたのですが後半は3連勝で最終的には7勝8敗と惜しくも負け越しで終了しました。惜しかったなあ……ホントに。って、それよりもですね、とうとうあの【稀勢の里】関が優勝し、そして昨日、ついに第72代横綱へと昇進いたしました。わたしは、強い相手に対しては強さを発揮するものの、格下相手にはするっと負けてしまったりすることのある【稀勢の里】関は、ホントにこの人は強いんだか弱いんだかわかんねえ、とか思っていたわけです。しかし去年は優勝回数0回なのに年間最多勝を獲り、いよいよその強さは本物になってきたぞ、と今場所は期待していたので、千秋楽で横綱【白鵬】関を下した相撲にはもう大興奮ですよ。あの千秋楽で負けていたら、横綱昇進もなかったかもしれないわけで、大変血圧が上がりました。【稀勢の里】関、本当におめでとうございます!! 今場所は本当にカッコ良かったぞ!
 というわけで、まずは週刊少年チャンピオン2017年第9号の概況です。
 ■巻頭グラビア:久松郁美嬢。実に素晴らしいBODYですね。
 ■『弱虫ペダル』:全員丸坊主の巻。京伏ヤマさん……なんかよく分かんねえ決意すね。
 ■『牙刃道』:両断の巻。もうみんな囲んで撃っちゃえばいいんじゃね……?
 ■『囚人リク』:中門通過の巻。妙な面白キャラは玉木進之介というそうです。
 ■『Gメン』:勝太大ピンチの巻。これは土井君が援軍を呼んでいる展開と思いたい。
 ■『六道の悪女たち』:平和な日常の巻。乱奈さんと幼田さんの関係もいいすね。
 ■『BEASTARS』:レゴシ君尻尾を振るの巻。この先、ルイ先輩も絡んでくるのかな?
 ■『サウエとラップ~自由形』:なんとあの名作『いきいきごんぼ』の陸井先生が大復活ッ!!!でもちょっと……どうなんでしょう、これは……。
 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

  さて。では、今週の『鮫島』ニュースをお送りします。
 先週は、とうとう鯉太郎の十日目の相手が、新キャラの【毘沙門】であることが判明しました。しかも【毘沙門】は、北里部屋所属であり、我々『バチバチ』時代からのファンには「どんぐり」君でおなじみの渡部仁くんの弟弟子であることも判明しました。 おまけに【毘沙門】は、常松こと【松明】や【大吉】と同期であることも判明しています。今週は、その北里部屋の十日目の朝げいこの模様から始まります。
 朝げいこで、どんぐり渡部君たちを相手に汗を流す【毘沙門】。もう十日目だというのに疲れを見せないタフな男のようです。しかも、これ以上は、とヘトヘトなドングリ渡部くん に対して、弟弟子だってのに、生意気なことを言います。
 「頼むよ~~~~仁パイセン~~~~…そんなんだからいつまでたっても関取になれないんだよ~~~」
 そんな無尽蔵のスタミナを誇る【毘沙門】に、どんぐり渡部君は思います。こういう奴を観ているとつくづく自分が凡人だと思う、幕内になる人間はやはりモノが違う、と。そして、こんなに稽古が好きな奴はいないんじゃないかと思う一方で、どんぐり君の脳裏には、いやいや、他にも一人いたな、と教習所時代の記憶がよみがえります。そうです。どんぐり君の同期である我らが鯉太郎ですよ。
 「さすが鮫島君に憧れてることはあるよ…君と稽古してると、彼との教習所時代を思い出す……」
  しかし、生意気な【毘沙門】は、こんなことを言います。
 「ハァ? アハハハ  ちょっとやめてよーーー憧れてるっていつのことだよそれ!たしかに昔はカッコ良かったけどさ~~~鮫島(アイツ)今はお話にならねーじゃん……前に顔合わせた時なんて楽勝だったし」
 どうやら鯉太郎と【毘沙門】はもう1回以上は対戦したことがあるようです。そしてさらに【毘沙門】はチョーシこいたことを抜かします。
 「今は番付も強さも俺の方が上だよ~~~? 昔教えてもらったんだよね~~~……この世界 強さが全てだってさ~~~……鮫島(アイツ)はもう俺よりも下だよ」
 なかなかムカつく野郎のようですよ、この【毘沙門】て野郎は。そして場面は空流部屋に移ります。入念にストレッチをしている鯉太郎。曰く、ちゃんと体と会話して、どこにガタが来ていてどこが動くのかを把握しておくのだそうです。そんな鯉太郎を切なげに見つめる椿ちゃん。もちろん、美和子先生に言われたことが頭によぎります。心配だよね……そりゃあもう。
 そしてその脇では、【白水】兄貴と常松こと【松明】が稽古中です。常松の激しい稽古に、【白水】兄貴も、場所中なんだからこれ以上は取組に支障をきたすぞと心配です。そうです。先週明らかになったように、常松の頭の中は、大嫌いな親父の影がちらついているわけです。子供のころ、ダメな父親に、どうせ俺の子供なんだからお前なんかダメに決まってると言われた常松。 それでも必死に頑張り、学生横綱のタイトルを獲って空流部屋に入門した当時、鯉太郎や【白水】兄貴を舐めきって、【王虎】や当時の【石川】に負け、悔しくて泣いたときに、今は亡き先代の空流親方がかけてくれた言葉を思い出す常松であります。
 「要するによ……強くなりてーーんだろ…?」
 あのシーンは『Burst』でもかなりいいシーンですね。まあ、ズバリ言うと『SLUM DUNK』の「バスケがしたいです……」でおなじみのあのシーンと同じですが。
 ともあれ、常松は、先代の言葉を思い出しながら、ふとつぶやきます。
 「俺は……強くなったんでしょうか……」 
 その言葉に、鯉太郎はハッとします。そして椿ちゃんは、何言ってんの、幕内の力士が、と元気づけます。弟弟子たちも、そおっすよ!松明かり関の相撲の強さは誰しがみとめるとこじゃないっスか! と言ってくれます。しかし常松は、「強さ」が、単純な相撲の勝負だけのものではないことを、今やしっかり理解しているのでありました。常よ、お前本当に成長したな!! 常松は言います。
 「いや………そうじゃねぇんだ…いや……その強さだけじゃなかったんだ……」
 というわけで、常松の教習所時代に時はさかのぼります。我々は『Burst』時代のクソ生意気な常松を知っていますので、想像は尽きますね? その想像通り、やっぱり教習所でも、クソ生意気なガキでした。 指導員の先輩力士に礼を失した態度で当たり、稽古でも腕を極めてヤマ行かせるような態度です。生意気なクソ野郎だった常松は、こんなことを偉そうに言ったようです。
 「分かりました……? あんたらは俺より下だ…今後一切俺に馴れ馴れしい口を利かないでもらえますか…? この世界 土俵の上では対等でしょ…いや…強い奴が偉いんだよ…」
 そしてこんな生意気な言葉に、一人の新弟子が目を輝かせて「うはっ!」と反応します。そうです。後に四股名を【毘沙門】とする、当時の新弟子北里部屋の速川君でありました。
 そういうことだったんすね!! どうやら今回は、やっぱり常松回のようですな。常松は当時の自分をこう表現して、今週は終わります。
 「あの頃の俺はナマイキでイジけてて…”強さ”とは何か まるで分かっちゃいない…どうしようもねえアホだった…」
 いいすねえ―――!! 今回もとてもイイですよ。あの頃の「どうしようもねえアホ」だった常松のことは、我々は『Burst』でいやというほどよく知っています。 あの常が、今や立派な関取。そこには兄弟子たちの背中をしっかり見てきた歴史があるわけです。泣かせるわ……もう常松のエピソードだけで泣けますね。
 しかし一方の速川君こと【毘沙門】は、未だそれが分かっていないわけで、こりゃあ鯉太郎との取り組みがものすごく楽しみですなあ!!  しかしまた、回想が結構入ってきそうな予感がしますが、大変大変楽しみであります!

 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭5枚目。←今週番付判明!!
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。 
 どうやら、十日目は【毘沙門】との対戦というより常松が中心のお話になりそうな予感ですが、その展開は大変期待できそうですな。常はホント嫌な奴だったからなあ……。「強いとは何なのか?」。これは『はじめの一歩』でも大変おなじみのテーマですが、あの常松が、それを真摯に考え続けてきたというだけでわたしはもう泣きそうですよ。やっぱり、鯉太郎は背中でいろいろ語って来たんすねえ。いやー、ほんと『鮫島』は最高っす!以上。

↓ 現実世界では稀勢の里関の横綱昇進で大変盛り上がっております。


 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週は現在熱戦が繰り広げられている大相撲初場所において、わたしが応援している【松鳳山】関の調子がよさそうだぞ的なことをここで書きましたが、その後、昨日1/18(水)十二日目終了時点で4勝7敗という星の状況になっておりまして、大変厳しい戦いとなっております。黒星先行ですが、ホント、惜しい相撲が多いんすよね……今場所勝ち越せれば、三役復帰もあり得たのになあ……まあ、まだ初場所は終わっていませんので最後まで応援を続けたい所存であります。
 というわけで、まずは週刊少年チャンピオン2017年第8号の概況です。
 ■巻頭グラビア:浅川梨奈嬢。りな、ではなく、なな、と読むそうです。大変素晴らしいBODYです。
 ■『弱虫ペダル』:京都伏見の陰謀?の巻。どうやら広島の動きには京伏がからんでいるようで?
 ■『牙刃道』:孤独ッッッの巻。もう、なんというか方向性が分かりません……。
 ■『囚人リク』:第2ゲートの巻。まーた妙な面白キャラが登場です!
 ■『Gメン』:勝太怒り爆発直前の巻。勝太が電話した相手は土井くんだった。だ、大丈夫か……。
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』:ドラクル作家デビュー?の巻。毎週楽しいです。
 ■『六道の悪女たち』:バイク篇完結の巻。最後は良い話で落ち着きました。乱奈さんが一番かわいいす。
 ■『BEASTARS』:動物たちの夏の巻。新章スタートです。またウサギの彼女が……。
 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

  さて。では、今週の『鮫島』ニュースをお送りします。今週は新展開ですよ!!!
 先週は、ちょっとしたおふざけ息抜き回(?)でしたが、ラストで空流部屋に残った常松こと【松明】関のもとに、何者かが訪れたところで終わりました。今週は、幾つか大変なことが判明するのですが、まずは部屋に戻った鯉太郎と椿ちゃんと【白水】兄貴が飯を食っている情景からスタートです。どうやら【白水】兄貴は、顔がボコボコになっていることから察するに、【仁王】兄貴こと現・空流親方にガイにされた模様です。記憶すら飛んでいるらしく、鯉太郎や椿ちゃんとの会話にもまるで頓珍漢な受け答えです。
 まあ、それはどうでもいいとして(白水さんサーセン)、問題は常松です。
 床上手さんのちゃんこを喰いながら鯉太郎と椿ちゃんは、常松がちゃんこも喰わずに先に帰ったことを聞かされます。そうです。すでに常松も立派な関取。なんと、ページをめくると常松が既に部屋から出て、自分の家に住んでいることが初めて判明しました。そして、『Burst』でその存在が確認されていた、妹さんが初めて登場です。立派なマンション。帰ってきた常松を出迎えたのはその妹でした。現在高校生の由佳ちゃんというらしいですが、何やらコスプレめいた衣装で登場です。常松は普通に聞きます。
 「つーか由佳…なんなんだ…その格好は…」
 というわけで、そのコスプレ衣装は、常松と同期の大吉からもらったそうです。皆さん憶えてますか?大吉はオタクの引きこもりでしたね、そういえば。そして由佳ちゃんの着ているコスプレ衣装は、『Burst』の(1)巻で、大吉が初めて空流部屋に引っ越してきた時に持ってきた(そして常松に壊された)等身大フィギュア、「マジカル少女マホ」の衣装だそうです。というわけで、常松も、可愛い妹とオタ趣味を共有している大吉に対して、心の中で(明日ブッ殺す…)と大層ご立腹です。
 そして、このマンションには妹の由佳ちゃんとともに、なんとお母さんも同居していました。そうです。常松と言えば、『Burst』では非常にムカつく嫌な野郎でしたが、それもこれも、元力士のクソ親父によって苦労させられたからです。今や立派な関取として、妹とお母さんを養ってるんすね。まったく、常松もホントにイイ奴に成長しました。しかし、帰ってきた常松の顔を見て、お母さんは、何かあったの? と聞きます。
 平静を保っているつもりの常松でしたが、母の眼はごまかせません。そこで、常松の脳裏には、先週のラスト、空流部屋を訪れた謎の人物との邂逅がプレイバックされます。なんと、やってきたのは常松が憎んでいる親父でした。しかしですね、わたしは常松がイイ奴に 変身して、父親との確執的なものも解消できたのかな、と勝手に想像しておりました。だって、現在の四股名の【松明】は、父のつかってた四股名ですから(※ただし読み方は、父は「たいまつ」、常は「まつあかり」と違う)。
 しかしです。やってきた父親が、常松に投げかけた言葉は、金の無心でした。
 「親父(テメー)が消えて、何年たったと思ってやがんだ…突然現れて…吐いた言葉はそれかよ…クズが…」
 というわけで、思い出し怒りに形相が一変する常松に、妹の由佳ちゃんは心配します。何か今日のお兄ちゃん、空流に入る前のお兄ちゃんみたい、と。
 そして場面はまた空流部屋に戻り、お色気たっぷりの美和子先生のマッサージを受ける鯉太郎です。そしてマッサージを受けながら、大吉の口から、鯉太郎の次の十日目の相手が発表になりました。なんと! というか、やっぱり! というか、十日目の鯉太郎の相手は、北里部屋の【毘沙門】です!!! 【毘沙門】は、(9)巻収録の第71話で初登場した、あの爽やか笑顔のアイツです。まだ番付は不明ですが、鯉太郎は小結戦の次はやっぱり平幕が相手でした。そして、【毘沙門】は、大吉や常松と同期であることも判明しました!
 場面は北里部屋に移ります。なにやら【毘沙門】を含めた若手力士たちがPS4(もどき)で格闘ゲームに興じています。そしてですね、「北里部屋」と聞いてピンときたあなたは、相当な『バチバチ』ファンと言って差し支えないでしょう。そうです。北里部屋の力士を、我々は一人知ってるはずです。そう、『バチバチ』において、鯉太郎や石川こと【飛天翔】、【天雷】【蒼希狼】とともに同期としてしのぎを削ったあの男、「どんぐり」でお馴染みの渡部仁くんの『鮫島』再登場です!!!
 いやー、突然のどんぐり復活には大興奮ですよ。どんぐりくんは、鯉太郎にも勝った男だし、現在も力士を続けていることは、『鮫島』の単行本(4)巻に収録された描き下ろしおまけでも判明していましたが、【毘沙門】を関取と呼んでいることから、どうやらまだ幕下以下のようですね。そして、どうやら【毘沙門】という力士は、その爽やか笑顔やフレンドリーな話し方に似合わない、実はかなり物騒な奴的な模様も描かれます。ゲームのコントローラーを投げつける【毘沙門】は、どんぐり先輩の言葉に答えます。
 「でも君言ってたじゃないか…鮫島君と場所で取りたいって…」
 「あ―――…あれね アイツら巡業とかでいじっても響かないからさー…場所でいじくり倒してやろーと思ってさー」
 ニヒッっと笑う【毘沙門】。どうやら十日目もただでは済まなそうですよ。
 そしてラストでは、美和子先生が椿ちゃんを呼び出して告げます。
 「彼の体は…もう限界だと思う…ダメージの蓄積が許容量を超えてるわ…あれで取組をしているのが不思議なくらい…よく…見ててあげて…手遅れにならないように…彼の人生は力士を辞めても続くのだから…」
 まずいっすね……読者としてはもうそんなこと知ってるよ、ですが、大変マズイ展開になってきております。果たして鯉太郎は、【毘沙門】相手に白星を掴めるのか、そして【毘沙門】はどんな相撲を見せるのか。そしてさらに、鯉太郎の体は最後の十五日目をどう迎えるのか、これからも『鮫島』からはまったく目が離せませんな。鯉太郎の明日はどっちなんすか!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】番付不明。常と大吉と同期←今週NEW!!
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。 
 今週はかなりいろいろなことが描かれました。常松のこと、【毘沙門】のこと、そして鯉太郎の体のこと。しかし常松の現在の星取りはどうなっているのか知りたいですな。七日目までは全勝だったはずで、その後、もう勝ち越しは決めてるんすかねえ? 常松は元々学生横綱で強い男なんだから、三役にいてもおかしくないだろうに。現在六枚目の常松。二けた勝てば、場合によっては小結昇進だってあり得るだろうから、お前も頑張れよ!以上。

↓ そういえば、PS4をそろそろ買った方がいいんじゃねえかという気がしてきたな……「バイオ」の新作がやりたい……。いくらするんだろう……うわ、Proは5万オーバー、たっけえ!!
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2016-11-10
 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 2017年、1発目の週刊少年チャンピオンは、まあ、特別感はなく普通な号でありました。
 つーかですね、この『鮫島』ニュースを読みに来ている方の何割かは、本物の大相撲にも興味がわいてきていると思いますが、現在、両国の国技館では平成29年初場所が熱い戦いを見せております。そしてこれも、常連の方にはおなじみだと思いますが、わたしは二所ケ関部屋の【松鳳山】関をずっと応援しております。でですね、その【松鳳山】関なんですが、昨日までの4日目で2勝2敗、という星なんですが、なんと!3日目には横綱【日馬富士】関をぶっ飛ばして金星GET! しかも初日は大関【照ノ富士】関も破り、おまけに、観ていた方はご存じだと思いますが、2日目も横綱【鶴竜】関をぶん投げたのです!!! しかしその勝負は、最初は行事軍配が【松鳳山】関に上がったものの、残念ながら【松鳳山】関の足が先に土俵の外についており、差し違えで黒星となってしまいました。
 いやーーーホント興奮したっすわ。もう完全に横綱【鶴竜】関は宙で裏返っており、「死に体」になっていたと見えたので、先に足がついても勝ちかも!? とドキドキしたのですが、結局は負けとなってしまいました。はーーー惜しかった!!  というわけで、昨日は大関【稀勢の里】関にやられちまいましたが、我が愛しの黒ブタ野郎こと【松鳳山】関は、今場所はたいへん元気です!! とにかく、この黒ブタは「引かない」で常に前に出る姿がわたしはとても応援したくなるわけで、観ていて気持ちのいい黒ブタ野郎です。なんであんなに黒いのでしょうか。ホント不思議な力士ですよ。
 というわけで、まずは週刊少年チャンピオン2017年第7号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今号はナシ。代わりに、ペダルと牙刃のダブルポスターです。オーガの顔芸がw
 ■『弱虫ペダル』:呉の陸鮫!! の巻。去年と同じ展開です。またか……どうせ……(略)
 ■『牙刃道』:武蔵捕縛失敗の巻。もう、全員で拳銃で撃てばいいじゃない……。
 ■『囚人リク』:制服奪取成功の巻。つーかホント展開が時間かかりますなあ……
 ■『少年ラケット』:ヒロ先輩の秘密の巻。足にけがを負ってたんですな。大丈夫か森原中は。
 ■『Gメン』:レイナ大ピンチの巻。はたして勝太が電話した相手が誰なのか気になりますね。
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』:セロリトラップ!の巻。いやー、今週も声を出して笑ってしまった……。
 ■『六道の悪女たち』:追いかけっこ勝利の巻:六道君の真面目さに、悪女たちも落ちるわけですな。
 ■『BEASTARS』:レゴシ人気者の巻:舞台後、ちょっとした人気者になったレゴシ君。友だちのジャックが大変良いですね。
 ■『SHY』:読み切り少女ヒーローもの。チョッと描き込みが多いけど絵が大変良いと思います。面白かった。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

  さて。では、今週の『鮫島』ニュースをお送りします。
 前回は、九日目の【白水】兄貴の戦いが物言いの末黒星で終わったものの、これまでの親方とのちょっとしたすれ違いも解消し、負けてすっきりした【白水】兄貴ですが、なんと、気分のいいところで勢いを借りて真琴姉ちゃんに告白する!!! という謎の展開で年を越しました。というわけで、今週は、【白水】兄貴のプロポーズ大作戦というわけなのですが……今週はもう、結果だけでイイっすよね?書く事ねえし……
 まあ、結論としては、【白水】兄貴の出る幕なく、【仁王】兄貴の掟破りの抜け駆けプロポーズが炸裂て、真琴姉ちゃんもまんざらでもなく、うれしげな笑顔を見せるの巻、と相成りました。
 いったい何が起こったかって? つまりですね、順を追って説明すると
 1)真琴姉ちゃんが「あのベンチ」で待ってる。【白水】兄貴に呼び出されたため。
 2)鯉太郎&椿ちゃんが斥候として茂みに隠れてる。
 3)【仁王】兄貴もベンチにやってきて、真琴姉ちゃんとばったり会う。実は【仁王】兄貴も、【白水】兄貴に「立会人」として呼び出された。
 つまりですね、【白水】兄貴の作戦は、二人は顔を合わせれば喧嘩ばかりなので、今日も絶対喧嘩になであろうから、喧嘩が始まったら鯉太郎&椿ちゃんにLINEで連絡をもらい、そこに自分がボートに乗って現れ、【闘海丸】くんのあのCMをパクった告白をしよう、てなことを考えていたわけです。
 しかし、背後に鯉太郎&椿ちゃんがいることも知らずに、【仁王】兄貴は結構男らしくカッコよくプロポーズし、成功すると。そして鯉太郎&椿ちゃんはここに【白水】兄貴が来てももうどうしようもない、ヤバイ、と思っていると、いつの間にか川さんが携帯を奪って【白水】兄貴にGOを出しちゃってたと。そして見事にスベった、とまあ、そういうわけです。
 まあ、我々読者的には、真琴姉ちゃんと【仁王】兄貴がイイ感じだということは、もう最初の『バチバチ』の頃からわかってますので、ここは素直に、良かったねと祝福したいですな。まあ、【白水】兄貴はとんだ当て馬(?)になっちまいましたが、【白水】兄貴には、もうチョイ相撲道に精進していただきたいですな。
 しかし、我々読者としては、鯉太郎と椿ちゃんはどうなってんだよ!って方が気になりますね。完全に椿ちゃんは鯉太郎のことが大好きですが、鯉太郎は……まあ相撲しか考えていない朴念仁でしょうなあ……そんな鯉太郎が椿ちゃんは大好きなわけで、果たしてこの二人が幸せになれるのか、大変大変心配です。
 そして今週の一番の問題は、最後のページに待っていました。
 部屋でみんなの帰りを待つ常松こと【松明】関。どうやら今回のプロポーズ大作戦には参加していないようですが、なかなか帰ってこないみんなを心配していると、部屋に何者かが訪れます。
 「やっ…やあ…久しぶりだな…」
 その声に、驚愕する常松、の顔アップで今週は終了でした。この客はいったい何者なのかが大変気になります。声が震えていて、フキダシも若干震えているわけで、『吽形』さんではありえないでしょう。『吽形』さんなら堂々としてるはずですし。こんなオドオドと空流部屋を訪れたのはいったい誰なのか。そして物語にどうかかわるのか。来週が大変楽しみですな。ここでまさかの【大鴇】とかだったらびっくりですな。一体誰なんだろう……常松が知っていて、久しぶり、となると……わかんねえっす。佐藤先生、誰なんすか一体!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。 
 今週はちょっとした息抜き回でしたが、まあ【仁王】兄貴と真琴姉ちゃんには幸せになっていただきたいものです。そして今週のラストに現れたのはいったい誰なのか。そして鯉太郎の十日目の相手は誰なのか。さらに、鯉太郎はどういう運命をたどるのか。今年も『鮫島』から目が離せないっす!以上。

↓ヤバイ……ちょっと欲しいかも……。

 

 というわけで、2016年最後の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、新年最初の週刊少年チャンピオンの発売日は1/12(木)だそうですので、次回はまた2週間後になります。もう1年以上、この『鮫島』ニュースを綴っていますが、そろそろ辞めようかな……と言う気もしていますが、とりあえず、次の相手が誰か、そこでわたしのテンションが上がるかどうかで決めようかな、と思っています。書き続けるモチベーションが……続くといいのですが……。
 というわけで、まずは2016年最後の週刊少年チャンピオン2017年5・6合併号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は渡辺梨加嬢。欅坂の方だそうです。顔もスタイルもお綺麗ですな。
 ■『聖闘士聖矢 冥王神話』:紫龍VSスコーピオンの巻。車田節が炸裂してイイですなあ。
 ■『弱虫ペダル』:広島始動の巻。まーたこの展開か……。もうどうでもいいような……。
 ■『刃牙道』:武蔵捕縛?の巻。もう全員発砲しちゃえよ……。
 ■『囚人リク』:ヘルメットの巻。相変わらず熱いすねえ……。
 ■『少年ラケット』:第1試合の巻。イチロー君はいいとして、ヒロさんに何が起こったんだ!?
 ■『Gメン』:レイナのピンチの巻。またかなりヤバい展開になりそうな予感です。
 ■『六道の悪女たち』:魔法ならある!の巻。おっと、六道君がまた男を見せそうだ!
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』:ロナルドの戦い(笑)の巻。毎週面白いですが、今週の話はかなり好きです。電車内で思わず笑ってしまった……。
 ■『BEASTERS』:部長登場の巻。舞台は無事終わったので、まあよかったす。いよいよ単行本(1)巻が発売になるので、コイツは買いかも。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、土俵下に落ちる【白水】兄貴と大関【天鳳】までが描かれ、軍配はまだ上がっていませんでした。そして今週は、その軍配がとうとう上がります!
 結果は――――【白水】兄貴に上がりました! 小結【白水】が大関【天鳳】に勝った!やったぜ! 私も大喜び、そして空流の弟たちも大喜びです。【白水】兄貴も、「やっ…やった…やった―――!! 見てたか…親方…しっかり見てたかよ…!!」と、喜び涙を浮かべて、親方たる【仁王】兄貴に視線を送ります。
 しかし、審判席の【仁王】兄貴は、すっと右手を上げています。なんとここで、【仁王】兄貴の「物言い」だ――!! 唖然とする【白水】 兄貴をよそに、NHKの中継は取組のリプレイを放送します。「あっ!! 確かにこれは白水が先に落ちているように見えますね~~…」
 そして審議の結果は、なんと差し違えで大関【天鳳】の逆転勝利!!! NHKアナと、たぶん解説の虎城理事長(?)もこう言ってます。
 「しかし自分の親方の物言いで星を落とすことになってしまいましたね……」 
 「まあ…当然と言えば当然でしょうな…」
 ええ、そりゃまあ当然、でしょうなあ。しかし唖然の【白水】兄貴と青筋を立てている【仁王】兄貴の想いが面白いというか、ちょっと笑えます。
 「しっかり 見てんじゃねーよ……(ワナワナ)」
 「それはそれ! これはこれ!(プンスカ)」
  まあ、【仁王】兄貴はしっかり見てたってことで、しょうがないっすね。そして思わぬ勝ちを拾った【天鳳】は、素直に空流の強さを讃えます。
 「スゴイナ~~~仁王ハ~~~本当ニ強クナッタヨナ~~~白水 モット俺モ気合イ入レテイカネートナー…ノンビリシテルト 過去ノ人間ニナッチャウゾ…」
 【天鳳】のすがすがしい笑顔に、新寺親方も、うむ、的なほほえみです。そしてちくしょー的な悔しい表情で、あと一歩、あと一歩だったのに、と悔しがる【白水】兄貴に、【仁王】兄貴は声をかけます。
 「詰めが甘いんだよテメーは…まぁ…取り組みは少しはまともになったかな…バカヤローが…」
 その言葉を聞いて【白水】兄貴はハッとします。そして唇をかみしめて言いました。
 「ゼッテーアンタを超えてやるからな……次もしっかり見とけよ バカヤロー…」
 ここの【白水】兄貴は、【仁王】兄貴は言葉は悪いけれど、いつも自分を鼓舞する言葉を投げていてくれたということに気が付いた、という事でいいのでしょうか? 唇をかみしめたのは、慰め、激励してくれた、そしてそれがうれしい、けど、その感謝に答えるにはもっと強くならねーと、と覚悟を新たにした、というてことなんでしょうか?  こういう姿が、不器用な生き方しかできない空流の男たちの姿なんすかねえ。
 そして花道に引き上げてきた【白水】兄貴を、弟たちが出迎えます。そして、そんな弟たちに、【白水】兄貴は宣言します。
 「俺が見てきた阿吽(あにでし)みてーなカッコイイ背中は見せれねぇかもしれねーけど…でもよ…俺にしか見せれねぇ背中を見せっから…俺みてーなダセェ凡人でも 必死こけばなんとかなるって必ず見せっからよ…」
 その宣言に鯉太郎が応えます。
 「さすが俺らの部屋頭だよ…スゲー取組だったぜ…まだヘバッてらんねーって 力もらったよ…やっぱ間違いなく空流のぶってー柱だよ 白水さんは…」
 もう、まったくできた弟ですよ鯉太郎は。ここにジャギ様がいたら、「よくできた弟~~~!!」とクワッと反応しそうなレベルですな。 
 と、ここで今週は終わりかと思いきや、なんとちょっとした続きがありました。なんと、【白水】兄貴は、「オレ……この取組で何か変われたら、自分に少しでも自信が持てたら……真琴姉ちゃんに告白するんだ……」と完全に死亡フラグめいた想いがあったそうで、 鯉太郎に真琴姉ちゃんを呼び出すよう、兄貴職権の濫用です! だ、大丈夫か!? いや、大丈夫じゃないに決まってるけど、まさかの展開があり得るのか!? そんな読者の心配をよそに、結果は2週間後の年越しとなって今年は終了です。
 しかし……正直長かったすね、【白水】編は。おまけにまさかの年越しとは……。どうなんすかねえ、この展開は……まさか、【白水】兄貴に告白されて、真琴姉ちゃんの、ごめんなさい、からの、実は【仁王】兄貴が好きなの宣言もあり得るのでしょうか。まあ、正直その辺はあまり興味がないっす……とにかく、鯉太郎の次の相手は誰なのか、そしてどんな戦いとなるかが楽しみですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 【白水】兄貴の戦いは、結論としては敗北に終わったわけですが、親方との絆は深まったわけで、一応はめでたしめでたしと言えると思います。そして次回に持ち越された、真琴姉ちゃんへの告白は……1週でさらっと流していただいて結構ですよ、佐藤先生! そして、次の相手や、現状での他力士の星取りもそろそろ教えていただければ幸いに存じます。来年も、よろしくお願いいたします!! 以上。

↓ マジで買うしかないかもな……結構好きです。この漫画。


 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、もう年末までカウントダウンなわけですが、週刊少年チャンピオンは、今週は合併号で、次号は12/28(水)の発売だそうです。なので、来週はお休み&2週間後が今年ラスト、だそうですよ。
 というわけで、今週も特に書くことがないのでさっさといつも通り、 今週の週刊少年チャンピオン2017年第3・4合併号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は斎藤飛鳥嬢。乃木坂の方だそうです。サンタコスですな。
 ■『聖闘士聖矢 冥王神話』:紫龍、天蠍宮への巻。ほぼストーリーは進んでいません。
 ■『弱虫ペダル』:総北&箱学の協調の巻。また次号以降で広島がやらかすようです。
 ■『刃牙道』:武蔵出陣の巻。もうさっさと逮捕しちゃえばいいのに。
 ■『囚人リク』:ピカソ内海祭りの巻。またしても大変な顔芸炸裂。最終ページの少女漫画風な内海が最高です。なんなんすかもうw
 ■『少年ラケット』:試合直前の巻。一番手はイチロー君です。大丈夫でしょうか。
 ■『Gメン』:またしても天王会の影の巻。勝太もレイナも妄想してる場合じゃないぞ!
 ■『六道の悪女たち』:乱奈さんの決意の巻。いやー、ホント乱奈さんは素晴らしいですね!
 ■『BEASTERS』:レゴシ怒るPart2の巻。本番舞台上でのレゴシ君VS虎、大丈夫かこれ!?

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、とうとう会心の「真・ゴリラ張り手」をかました【白水】兄貴、そしてNHK実況アナの絶叫で終わったわけですが、今週は、そのNHKアナの絶叫の意味が分かるところからです。
 えーと、結論から言うと、要するに【天鳳】が堪えたということなのですが、新寺親方や空流親方が思うように、「並の力士ならあれで決まっていただろう…だが…相手は大関・天鳳 底が違う!!」わけです。
 そして、すっかり男塾の雷電のような解説キャラになりつつある常松こと【松明】が「マワシを取りに来た 距離を取れ――!!」と絶叫するも、【白水】兄貴は完全に「もう…ガス欠でんがな…」なわけで、がっちり【天鳳】に右上手をとられたと、とまあそんな展開でありました。
 しかし、その体勢に、新寺親方は「よし!これで問題ねぇ」としてやったり風な表情ですし、【松明】も、やられた的な顔をして下を向きそうになりますが、鯉太郎は言うわけです。
 「まだだ…下を向くな…まだ先かかかっただけだ…握れちゃいねえ…ギリ堪えてる…!信じて見てろ…最後まで何があるか分からねぇ…それが白水さんだ…」
 そして【天鳳】は「逃ガスカ!!」と気合一発、力をこめますが、なんと【白水】兄貴のまわしがびよーーーんと伸びてしまいました!! これは実際の大相撲でも良く見る光景で、がっちりとまわしが握れず、いわゆる「1枚まわし」だと、ずるりと伸びちゃうことがあるんですな。おまけにどうやら、なんと【川口】さんが、こんなこともあろうかと、まわしを緩く締めていたらしい。そんな、それはちょっとどうかと思うぜ【白水】兄貴!? そういえば、わたしの亡くなった親父も、1枚まわしで伸びちゃう状況に、「あー!! こいつ「ゆるふん」だぞ卑怯者!!」とTVに向かって怒鳴ってましたっけ……まさしく、【白水】兄貴は「ゆるふん」だったわけです。そしてその一瞬のすきに、【白水】兄貴は最後の力を振り絞って、最後の「真・ゴリラ張り手」を繰り出します! もちろん、【天鳳】も同じく「パクリVer.ゴリラ張り手」で迎撃だ!!
 しかし!! 見開きで描かれた両者の張りは、【白水】兄貴に分があった!! 吹っ飛ぶ【天鳳】に、空流の弟たちはガッツポーズ、新寺親方はやられたー!的に天を仰ぎ、空流親方はやりやがったあの野郎!的な笑顔です。
 が……!!! 土俵際、【天鳳】が最期のうっちゃり(?)というか、右の一枚まわしで強引に上手投げ(?)を放った――――!!! 
 という感じに、今週は土俵下になだれ落ちる二人で終了、軍配はまだ上がってません!! さあ、果たして勝ったのはどっちだ!? 結末は次号までお預けでありました。いやーーーホントに毎週、血圧上がるわ……。 

 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 いよいよ【白水】VS【天鳳】戦の決着は見えましたが、まだ軍配が上がっておりません。一応、次号には判明するはずなので。年内はそこまでですね。しかし鯉太郎の次の相手は誰だろうなあ……まったく根拠はありませんが、次は関脇【天雷】のような気がする、というか、そうだといいなあ……と思っています。でも、前頭14枚目の力士が関脇と戦うことがあるのか……関脇までなら十分あり得るか。どうでしょうね。はーーー楽しみというかもう、鯉太郎の戦いから目が離せませんな。以上。

↓ しつこいですが買っていない人は『鮫島』ファンとは認めたくないものです。
 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今日は我らが『鮫島、最後の十五日』第10巻の発売日ですので、今すぐ皆さん買いましょう! 本屋さんにGO、またはどこかのWebストア、あるいは、どこかの電子書籍販売サイトで今すぐポチッて応援しましょう。わたしは既に電子書籍は買ったので、帰りに本屋さんで紙でも買って来ます。

 というわけで、今週も特に書くことがないのでさっさといつも通り、 今週の週刊少年チャンピオン2017年第2号の概況です。えーと、年内の発売は次の次、までかな?
 ■巻頭グラビア:今週は平手友梨奈嬢。欅坂の方すね。水着はありません。
 ■『聖闘士聖矢 冥王神話』:久しぶりの連載再開!ちなみに今号の表紙にいるキグナス氷河は今週は出て来ません。しかし真面目に読んでるはずのわたしでさえ、お話を忘れかけているわけで……チッ……これは単行本をちゃんと買えってことかもな……。
 ■『弱虫ペダル』:坂道、今泉くんと合流の巻。今のところ順調ですが、まあ、すんなり事は進まないでしょうな。
 ■『刃牙道』:今度はヒナリー登場の巻。かなり「花の慶次」風な下ネタのオーガが笑えます。
 ■『囚人リク』:ピカソ内海再びの巻。今週も大変な顔芸炸裂で最終ページがとんでもないことに。マジでこの漫画を電車内で読むのは大変危険ですw ピロピロピロピロリンにわたしはもう笑いを耐えきれんせんでした。
 ■『少年ラケット』:試合前夜の巻。さあ、来週はいよいよ大会スタートか? そして1回戦で当たることになる謎の新キャラも登場です。
 ■『Gメン』:日本童貞連盟の巻。勝太もキモ田も、伊達さんもいいすねw そして最後にヤバそうな新キャラ登場でまたも大喧嘩の予感です。
 ■『六道の悪女たち』:飯沼くん、課長、大佐頑張るの巻。そしてラストは乱奈さんがハーレーに乗って登場ですよ!
 ■『BEASTERS』:レゴシ怒るの巻。虎に対して怒りを見せるレゴシは何気にカッコ良しですな。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:最終回の巻。あーあ。わたしが応援するとことごとく終わっちゃうような気がしてなりません……せっかくどんどん画力が向上してたのになあ……

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 そして今週は、『鮫島』連載第100回記念としてカラー扉です。まあ、単行本も今日発売だしね。
 先週は、ようやく繋がった空流親方と【白水】兄貴の想いから、派手な一発を捨て、ショートジャブ「コゴリラ」張り手を小刻みに当てていく戦法にスイッチした【白水】兄貴の逆襲が描かれました。今週は、結論から言うとまだ勝負がつくところまでは行きませんでした。たぶん、年内あと2回(?)は、この【白水】兄貴の戦いで終わってしまいそうです。
 で。 NHK解説が叫ぶ通り、「じりじりと下がる天鳳!これは有効だ!効いている!!」状態です。【白水】兄貴は親方が「チマチマした相撲をやれ」と言っていたことを思い出しながら攻め続けます。
 「へっ…チマチマって…ボキャブラリーが貧困なんだよ…そりゃ丁寧って言うんだよ 理解すんのに労力かけさせんなよ…まったく…「基本に忠実に…丁寧に…もっと速く」だろ…」
 いやいやいや、【白水】兄貴、先代にもしっかりそれは叩き込まれてるはずなのに、余計なこと色々考えておかしくなってたのはあなたですよね? まあ、思い出したならいいのですが、ずっと頭の中で「チマチマ」という言葉を考えていた【白水】兄貴の「コゴリラ」張り手は、いつの間にか「チマゴリ」張り手に名称変更です!
 いけーー!と熱くなる空流の弟たち、やべえなコリャと青くなる新寺親方、そして「チマゴリ!!」と心が熱くなる空流親方こと【仁王】兄貴。しかし、そんな「チマゴリ」を喰らいまくって防戦一方の大関【天鳳】関ですが、その内心はもう嬉しくてたまらないようです。思わず笑みが漏れる【天鳳】関は思います。
 「強イナ~~~~~~~…サスガ空流ノ力士…前ニ出テモ押シ返サレル コノ感ジハ…マルデ俺ノ現状ソノモノダナ…イヤ…デモナ~~~…コンナモンジャナインダヨナ~~~…コンナモンジャ~~~横綱(アレ)ノ弾キ返ス力は…引ケナイヨネ…コノ程度デ…(略)進ムンダ…モット…強ク…何ガ来ヨウトモ…ドンナ力ダロウト平然ト進ム力デ…突キ抜ケル力デ…」
 というわけで【天鳳】も引かず、得意の「四つ相撲」に展開すべく、まわしを掴みに行きます。が、そこに、【白水】兄貴渾身の強力な本家「ゴリラ」張り手がカウンターで炸裂! 【白水】兄貴は、「これだろ…バカヤロー…」と思い、【仁王】兄貴も「それだよ…バカヤローが…」と思いはシンクロ。そして崩れ落ちる【天鳳】関ですが、ラストのコマは、NHKアナウンサーの「あっ……あ――――――ッ!!?」という絶叫で今週はお終い、でした。
 さあ果たして、ラスト、【白水】兄貴は見事【天鳳】関を撃破できたのか、それとも意識が飛びそうな【天鳳】はがっちりまわしを掴めたのか、来週までのお預けとなりました。こりゃあ、来週決着がつきそうですな。うーーん……まあ、漫画の定石的には、【白水】兄貴の惜敗となるような気がしますが……勝つのは【白水】兄貴か【天鳳】か、ドキドキしながら来週を待ちましょう!! はーー。やれやれ。今週も血圧上がったわ……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 いよいよ【白水】VS【天鳳】戦もクライマックス。来週結論は出るような展開ですが、はたして、勝つのはどっちだ!! そして、勝負の結果もそうですが、ほかの【松明】や【天雷】【猛虎】【王虎】の現在の勝ち星も気になりますので、佐藤先生、そろそろ教えて下さい!! よろしくお願いしゃす!! 以上。

↓ これが一番直近巻、かな? 一気に全巻買うしかないか……。

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週は雪で今日は雨模様の東京ですが、ホント寒くなりましたな。そして今日からもう12月。なんてこった……本当に時の過ぎ去るのは早いですなあ……なんらかのスタンド攻撃を喰らっているかのようです。
 そして毎回しつこいですが、来週は第10巻の発売なので、皆さん買いましょう!

 というわけで、何も書くことがないのでさっさといつも通り、 今週の週刊少年チャンピオン2017年第1号の概況です。おお、今週号からもう2017年号だ!
 ■巻頭グラビア:今週は浅川梨奈嬢。デカい!何がデカイか自分で確かめよう!
 ■『弱虫ペダル』:今泉くんは信じるの巻。坂道よ、さっさと今泉くんの元へ急げ!
 ■『刃牙道』:武蔵TV出演の巻。生放送エア惨殺事件……たぶん、板垣先生は笑いながら描いてると思います。そして、巻頭カラーで第2部「バキ」のアニメ化の告知です!
 ■『囚人リク』:戻らんぞの巻。今週もリクの顔芸炸裂で、もう大変w
 ■『少年ラケット』:イチロー君の成長の巻。だいぶ顔つきも変わってきましたね。
 ■『Gメン』:レイナの恋愛特攻作戦、大失敗の巻。大変イイですが、やりすぎ!ですw
 ■『六道の悪女たち』:鬼ごっこスタートの巻。さあ、乱奈さんのターンが始まりますよ!
 ■『BEASTERS』:部長降板、レゴシ登板の巻。いやあ、ホント面白いす。!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:舞台は2年後へ一気に進展の巻。あれっ!? かなりの急展開に驚きました。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、空流親方からの「悲しみのバカヤロー」に【白水】兄貴が奮起する展開でしたが、今週も引き続き大関【天鳳】と戦う【白水】兄貴の様子が描かれております。最初にズバリ言うと、今週も決着はつかず、です。
 というわけで、今週も大関【天鳳】の、満面の笑顔でのパクリ「ゴリラ張り手」が【白水】兄貴に炸裂しまくりです。必死に頭を下げ堪える兄貴ですが、なすすべなしか。力の入る【白水】兄貴の右手に、空流親方こと【仁王】兄貴は歯を食いしばって土俵を見つめます。
 「バカヤローが まだ大振りの一発を狙ってんのか…そんな無駄に力の入った見え見えの張りなんぞ 天鳳に通じるわけがねーんだ…(略)確実にチマチマ当てた方が勝率は上がるんだ…カッコつけんな…それじゃ負けちまうんだよ…」
 しかし! 次に【白水】兄貴が繰り出したのは、いつもの豪快な「ゴリラ張り手」ではありません。ショートレンジのジャブとでもいうべき「コゴリラ」張り手でありました! 驚く【仁王】兄貴 。そして空流の弟たちもあっけにとられ、新寺親方までなにぃ!? 的な顔です。10発のショートジャブこと「コゴリラ張り手」を飛ばす【白水】兄貴ですが、【天鳳】のパクリ「ゴリラ張り手」一発で返されます。再びブッ飛ぶ【白水】兄貴。その脳裏には、鯉太郎の想いや【仁王】兄貴への想いが交錯します。【仁王】兄貴は「カッコつけんな テメーはみっともねぇ位がちょうどいいんだよ!」と言ってくれました。そして鯉太郎は【白水】兄貴が自分を見捨てなかったことへの感謝を口にしてくれました。それは【白水】兄貴にとっては当たり前のことで、なぜなら、自分も【仁王】兄貴にそうしてもらっていたからです。弱くてヘボくてどうしようもない自分を、【仁王】兄貴はずっと見捨てなかった。あの人は、いつだって自分を勝たせようと、必死だったんだ。
 ようやくそのことに気づいた【白水】兄貴。気合で【天鳳】のパクリ「ゴリラ張り手」に耐えつつ、新技のショートジャブ「コゴリラ張り手」を打ち続けます。そしてそんな【白水】兄貴の姿に、空流親方こと【仁王】兄貴も若干嬉しそうに苦笑いです。
 「みっともねぇ相撲だな…バカヤローが…」
 ようやくここに、空流の師弟であり兄弟の心が通じたわけです。【白水】兄貴は思います。
 「俺の…俺だけの相撲を…見せてやる…」
 さあ、反撃開始ですよ! 執拗に打ち続ける「コゴリラ張り手」を喰らいすぎの【天鳳】。新寺親方もとうとう心配になってきました。
 「やべぇな…楽しみ過ぎだ…天鳳…」
 その言葉通り、【白水】兄貴の「コゴリラ張り手」は、天鳳にパクリ「ゴリラ張り手」を繰り出す余裕を与えません。そりゃあそうです。【仁王】兄貴の言う通り、
 「チマチマ打っても軽くねぇんだよ…テメーの一発は…」
 というわけで、今週はとうとう劣勢だった【白水】兄貴が大関【天鳳】を押し返している!! ところまで、でした。
 はーーー。やれやれ。どうなんすかねえ、この展開は。 問題は、この相撲を観ている鯉太郎が、次の戦いにどう生かすか、だと思うわけで、あくまで主人公鯉太郎の心の成長のための今回の【白水】兄貴の戦いであろうと思うのですが、やっぱり、自分の兄貴分が泥臭く必死で戦っている姿というのは、弟として当然、胸に沁みるのでしょうな。
 【白水】兄貴と鯉太郎の関係は、『バチバチ』でのラストの同門対決や『バチバチBrust』でのVS王虎戦などでかなり描かれてきました。そして、普通に考えて鯉太郎の方が強いだろ、と読者に思わせておいて、いつも男を見せたのは【白水】兄貴でした。そういう歴史があるからこそ、泣けるわけですよ、今回も。鯉太郎は現在もはや満身創痍。そのボロボロの体を突き動かすのは、こういう兄貴たちへの想いもあるわけで、いやー、やっぱり『鮫島』は最高ですね!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 とうとう空流親方の想いと【白水】兄貴の想いは重なり、そして新技のショートジャブ「コゴリラ張り手」を無意識に編み出した【白水】兄貴。ところで、【白水】兄貴はこの9日目で、星はどんなもんなんでしたっけ? 現在小結で、横綱には負けているわけで、何勝ぐらいしてるのかな? 自分より上位の三役との戦いがフルで組まれてるはずだけど、勝ち越さないとまた平幕だぞ! がんばれ【白水】兄貴! そして来週は、記念すべき第100話です! 以上。

↓ ホントにしつこいですが、来週発売ですよ!わたしは紙と電子両方買います。

 

 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、スイスやフランスの皆さん、そちらの天候はいかがですか? 今日の東京は、クッソ寒いです。雪混じりの冷たい雨です。都内でこの時期に雪が降るのは54年ぶりだそうです。はーーーーマジで寒い……。そして日本では現在大相撲九州場所が開催されており、綱取りのかかっていた【豪栄道】関は昨日11日目時点で3敗とあっさり綱取り絶望、そして横綱【鶴竜】関と【日馬富士】関が1敗、【白鵬】関が2敗と優勝を争っておりますが、今場所は初入幕の【石浦】関が前頭15枚目で10勝1敗と非常に元気よく戦っております。【石浦】関は【白鵬】関と同部屋、すなわち弟弟子にあたるわけで、今後が大変楽しみであります。

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年52号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は松本愛嬢。大変良いモノをお持ちですな。
 ■『弱虫ペダル』:最終日スタートの巻。坂道……お前、水田君に負けるなよな……?
 ■『刃牙道』:次期US大統領、オーガに会うの巻。無事に「不可侵宣言」引継ぎ完了で笑えます。
 ■『囚人リク』:リク一行脱出への巻。久々登場の主人公リク、相変わらずの顔芸ですw
 ■『少年ラケット』:ジョー先輩の成長の巻。サブキャラもイイですなあ。
 ■『Gメン』:レイナ、勝太をデートに誘うの巻。完全に呼び出しです。どうなるか楽しみですな。
 ■『六道の悪女たち』:六道君乗り込むの巻。乱奈さん置いてけぼりがかわいそう……。
 ■『BEASTERS』:演劇部の公演の巻。部長!大丈夫なのか!? 大変イイです。!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:那由多、世界の秘密を知らされるの巻。えっ!? そういう話だったの!?

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、相撲を楽しむ【天鳳】にゴリラ張り手をパクられ、キッツイ一撃を受けた【白水】兄貴がもうだめだ……と崩れるところに、審判席の空流親方から大喝が飛ぶところまででした。今週は、まずは気が遠くなる【白水】兄貴が頭の中で見る走馬燈が描かれます。
 かつての入門時から、今現在まで、常に兄貴として自分を奮い立たせてくれた【仁王】兄貴であり、現・空流親方。【白水】兄貴にとって、【仁王】兄貴は、つねにバカヤローが!! としか言ってくれないけれど、そのバカヤローが!! という言葉に対して「オッかなくて…」「口が悪くて…」「キビしくて…」「しょーもなくて…」「優しくって…」「強くって…」、と様々な感情を抱いていたわけです。そしてなにより、「カッコよくて…」「誇らしくって」「俺もいつか…あんな風になりてぇって…弱さを微塵も見せねー男になりてぇって…ずっと……ずっと……思ってた」男、それが【白水】兄貴にとっての【仁王】兄貴という存在でした。
 そんな、薄れゆく意識の中で走馬燈を観てる場合じゃないだろ、とばかりに、審判席にいる【仁王】兄貴から、「この バカヤローが!!!」とすさまじい怒声が飛び、【白水】兄貴の意識がはっきり戻ります。【白水】兄貴は、その声とともに、【仁王】兄貴こと空流親方の顔をはっきりと見ました。そして悟ります。
 「分かってるよ…分かってる…今の「バカヤロー」は…今のは…悲しんでる「バカヤロー」だ…」
 そうですよ、【仁王】兄貴はもう悲しいのです。何やってんだお前は!! という悲しみの「バカヤロー」ですよ!! というわけで、覚醒した【白水】兄貴は思います。
 「終われるか…あんな顔させたままで…終われるか…!!」
 そして「あああああ!!」という咆哮とともに、再び右のゴリラ張り手を繰り出します!! が、カウンターで【天鳳】のゴリラ張り手パクリVerが【白水】兄貴の顔面にクリーンヒット!! NHKアナウンサーも「強――烈――!!」と絶叫です。「やっぱ…俺じゃあ…」と再び涙目で崩れ落ちていく【白水】兄貴。
 しかし、【仁王】兄貴にも、兄貴なりの苦悩がありました。鯉太郎に言われるまでもなく、【白水】兄貴が必死で頑張っているのはよーく分かってる。そして頼りになる新寺親方に「力士時代は歯ぁ食い縛って背中を見せていればよかった…けど親方ってのはそれだけじゃやれねえ…」と言われているわけで、親方であることの自覚は十分に持っているつもりです。しかしです。
 「だが…ここで誉めちゃダメなんだ…アイツの持っているモノは…俺の真似で終わるもんじゃねー…白水(アイツ)の力は…必ず俺を超えていく…」
 だからこそ、【仁王】兄貴は審判という立場であるにもかかわらず、そして虎城理事長が厳重注意だな……と頭に来ているにもかかわらず、土俵に向かって再び叫びます。
 「オメーはオメーでいいんだ!! バカヤローが!!」
 【仁王】兄貴! なんでその言葉をもっと前にかけてやれなかったんだよ……!! 誉めちゃダメ、ってのは、部下を持つ身なら非常に実感できるわけですが、誉めるタイミングと言葉は、まあ新米親方にはそりゃあ難しいでしょうなあ……分かります。でも、ちょっと遅かったんじゃねえかなあ……。
 いずれにせよ、その一言で再び蘇生した【白水】兄貴。ぐっと体をこらえ、涙と鼻血で汚れた顔は、いささかも闘志を失っていません。そんな顔をされて挑まれては、対する【天鳳】関も嬉しくてたまらなくなります。思わずアハッと笑う【天鳳】関に、師匠の新寺親方は嬉しそうに言います。
 「久し振りだな…天鳳(アイツ)のあんな顔は…」
 【白水】兄貴は、泣きながら思います。
 「バカヤローバカヤロー本当にうるせーよ…しっかり見てろよ…バカヤロ――――…」
 と、今週はここまで。反撃体制の覚悟の出来た【白水】兄貴の顔アップでおしまいです。
 いやー、しかし、ここから大逆転というのも、ちょっと難しいような……でも漫画だし、盛り上がるからいいのかな……。正直なところ、部下を散々教育してきたおっさん読者としては、空流親方の苦悩はよく分かるし、そしてこのエピソードを描かずにはいられなかった佐藤先生の気持ちも、理解できなくもない。けれど、やっぱりもどかしく思う部分も多く、じれったさを感じなくもない。しかしまあ、そんな兄貴二人を持つ鯉太郎のキャラクターを表現するには、やっぱり空流という家族も描かずにはいられなかったんでしょうな。
 しかし、【白水】兄貴ってそんなに強かったんだ……。もうちょっと、【白水】兄貴の強さの説得力があればよかったのだが、まあ、『Burst』の幕下時代に、現在の関脇【天雷】と大関【王虎】に勝ってる男なんだから、まあいっか……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 何度もくじけそうになる【白水】兄貴を叱咤する空流親方だが、果たして勝負の行方は!! 来週には決着がつくのでしょうな、きっと。勝っても負けても、【白水】兄貴は鯉太郎の誇れる兄貴ですよ。そして兄貴らしい戦いを見せていただければと存じます。しかし鯉太郎の10日目の相手は誰になるんすかねえ。大変楽しみであります!! 以上。

↓ 毎週しつこいですが、発売まで告知し続けますよ!! 買いでお願いします!! 
 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、全然関係ないのですが、この「鮫島ニュース」は、毎週(ほぼ)必ず、スイスからアクセスされている方がいらっしゃることは以前書いたような気がしますが、その後、どういうわけか、フランスとシンガポールとメキシコからも定期アクセスが観測されており、実はそろそろやめようかと思っていたものの、日本を遠く離れた地でも、『鮫島』が気になって仕方ない方々がいるならば、まだ続けようかな……と思い直した次第です。電子書籍なら、海外でも買えますので、ぜひ、単行本化の折は海外の皆さんも買ってください!! そして日本国内の人は、ちゃんとチャンピオンを買いましょう!
 ※ちなみに、わたしが使っている電子書籍販売サイトBOOK☆WALKERは海外から買えるのか、先日台湾で実験してみたところ、ちゃんと買えました。ただし、作品によってはダメなものもあるようです。
 今週号には、次の最新(10)巻の発売告知がありましたので貼っときます。12/8(木)発売ですよ!

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年51号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は武田玲奈嬢。極上です。非常に美しいですな。
 ■『弱虫ペダル』:キモー筋再び坊主頭の巻。今年の総北は厳しいだろうなあ……。
 ■『刃牙道』:お見それしました!の巻。戦い終えた本部&牙刃の語らいです。
 ■『囚人リク』:逃がっさ―――ん!! の巻。まさかのピカソ内海の大復活に爆笑です。
 ■『少年ラケット』:イチロー君、再会を喜び健闘を誓うの巻。いよいよ公式戦かしら?
 ■『Gメン』:2学期編開始!の巻。非常にイイ展開が来ましたね!! 今後が楽しみ。
 ■『六道の悪女たち』:当たり前に理由はいらない!! の巻。六道君男を見せますな。そして乱奈さんが可愛いです。
 ■『BEASTERS』:部長&レゴシ君の巻。いやーホントに部長のキャラがイイ!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:那由多、拉致されるの巻。おっと、新展開きましたよ!!

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 そして今週は巻頭カラーです!!! 皆さん、チャンピオンを買いましょう!!
 先週は鯉太郎の兄弟子であり、空流部屋の部屋頭である【白水】兄貴と、かつて現在の空流親方が関脇【仁王】だった時代にしのぎを削っていた大関【天鳳】との取組の立ち合い直前までが描かれましたが、今週はいよいよ時間いっぱい、バトルスタートです。
 現在の【白水】兄貴の心の中では、(1)ボロボロになりながら戦う弟弟子・鯉太郎に、兄貴として誇れる姿を見せてやりたい (2)周りの親方衆から風当たりの強い空流親方に、あんたのハートをしっかり継いでるぜ、という姿を見せたい (3)ついでに言うと、真琴姉ちゃんにもカッコイイところを見せたい というような想いがあるのだと思われます。要するに、「部屋頭の自分が空流のぶっとい頼りになる柱だってことを見せて」やりたいわけで、気合十分ではあり、その気合に反応して大関【天鳳】も、「アハッ・・・ワクワクサセルジャ~~~ン・・・」と取組を楽しんでいるわけなんですが……この漫画において、力士たちは全員「自分」のために相撲を取っているのであって、「相撲」が好きで好きでしょうがない連中ばかりなわけですよ。この【白水】兄貴の想いは美しくはあるものの、ある意味「他人の目・他者からの評価」を気にしている時点で、マズいような気がしますね……。
 そういうわけで、そんな心中の【白水】兄貴は、ハッキョイとともに当然必殺の「ゴリラ張り手」を繰り出します。そしてその張りが大関【天鳳】の顔面にクリーンヒット!! 空流の弟たちも、やった!! 的な顔で土俵を見守ります。しかし!! 大関【天鳳】はノーダメージ!! まるでSGGKでお馴染みの若林くんのような余裕です。驚く【白水】兄貴にすかさず右のショルダータックルで【天鳳】は反撃!! おもわずNHKの解説も「あ―――!! 白水の巨体が弾け飛ぶ――!!」と絶叫、空流の弟たちも顔面蒼白!
 「内臓が爆発したと思った――・・・なんつー破壊力だよ・・・・・・クソ~~~~だが引かねえぞ・・・もう一度だ・・・」と、辛くも耐えた【白水】兄貴は思います。
 しかし、この後の【白水】兄貴と大関【天鳳】関の心のうちが、わたしは非常に対照的だと思いました。
 まず、【白水】兄貴は、反撃するにあたって、こう思います。
 「さっきのはきっと当たりが弱かったんだ・・・もう一発・・・俺のゴリラ張り手は最強だ・・・!!」
 そして大関【天鳳】はこう思ってます。
 「イイネ~~~・・・楽シーナーコイツ~~~・・・サッスガ仁王の弟子ジャ~~~ン・・・デモマダ足リナイ・・・俺ニ今必要ナノハ新弟子(あのころ)ノヨウナ楽シサ・・・馴レルナ・・・今ニ 楽シメ・・・モット・・・」
 どうですか。これじゃあ、【天鳳】こそ空流の弟子のようじゃあないですか?
 そして二人が放ったのは、二人ともが「ゴリラ張り手」!! その時の二人の顔もまた対照的です。決死の表情の【白水】兄貴に対して、なんと【天鳳】の楽し気な笑顔でしょう!! そして見開きで描かれる、二人の顔面に炸裂するお互いの張り手。【白水】兄貴は白目をむき、【天鳳】は「コンナ感ジ?」と嬉しそうです。そして崩れ落ちようとする【白水】兄貴は、薄れゆく意識の中でこんなことを思います。
 「だ・・・駄目だ・・・やっぱ俺はアンタみてーにはなれねーよ・・・仁王さん・・・」
 そして今週のラストカットは、審判席に座る【仁王】兄貴こと現・空流親方の大激怒です。
 「この バカヤローが!!」
 まったくですよ……わたしもそう思いました。このバカヤローが……!!! 【白水】さん……それじゃあ、ダメでしょうが……!!! まあ、親方として【仁王】兄貴がきちんと言葉に出来なかったのが悪いんすかねえ……オレの背中を見ておけ、というのが最高の教育だというのは、実のところわたしも大変頷けます。けれど、なんかちょっと変な方向に行ってしまったら、やっぱり指導してやらんとイカンのでしょうなあ……。一歩間違えばただの放任、指導者・管理者としての責任放棄だからな……。
 はーーー。なんというか、部下を持つ人間ならば一度は必ず悩むわけで、このあたりは、先代が急逝してしまったために【仁王】兄貴はまったく受け継げなかったとしても仕方ないすねえ……。まだ全然若いしなあ……。新寺親方に相談した方がいいっすよ、マジで。とにかく、鯉太郎の体も大変心配ですが、【白水】兄貴と【仁王】兄貴も、おっさん読者としては心配でなりません。がんばれ空流部屋!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 とうとうはじまった、【白水】兄貴VS大関【天鳳】関戦だが、ちょっとどうもまだ貫目が違うんすかねえ……悲壮な決意の【白水】兄貴と、周りからもうアイツは終わったなんて言われてもなお、相撲が楽しくてしょうがない【天鳳】関。これは最初から勝負は見えてたと言わざるを得ないのかなあ……でも、空流親方の大喝で、【白水】兄貴大復活&大勝利の図もあり得るかもしれないので、この勝負、まだ見えたとは思いたくありませんな。来週が楽しみです!!! 以上。

↓しつこいですが、次の(10)巻は12/8(木)発売ですので、この「鮫島ニュース」を読んだ方は義務として、必ずご購入いただきたく存じます。わたしはいつも通り、応援のために紙と電子両方買うぜ!!

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、急に寒くなってきたわけで、もはや東京もコートナシはつらい程なわけですが、気が付くといつのまにか11月になっているわけで、まあそりゃあ11月だから寒いか、と、さっき妙に腑に落ちました。いよいよもう来週から、大相撲も今年最後の九州場所なわけです。ホントに1年が早いなあ……そしてわたしの愛する【松鳳山】関は東前頭5枚目です。鮫島的に言えば、常松こと【松明】より上ですよ。がんばれよ、【松鳳山】!! 応援してるぜ!!
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年50号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は入山杏奈嬢。水着で寒そうですが、大変いいと思います。
 ■『弱虫ペダル』:広島、青八木さんにからむの巻。極めて不愉快ですね。去年と同じ展開は観たくないですな
 ■『刃牙道』:本部のおっさん大勝利!!その2の巻。で? これからどうすんの?
 ■『囚人リク』:沢田&レノマ、分かりあう?の巻。沢田がこうなったのは変態・大場のせいなんすね。
 ■『少年ラケット』:ヨルゲン君勝利!! の巻。さあ、イチロー君の今後はどうなるんすかね。
 ■『Gメン』:番外編、勝太たち、TVの取材を受けるの巻。えーと、これは1話完結ですよね?
 ■『六道の悪女たち』:バイクガール、ピンチか? の巻。わたし的には乱奈さんイチオシで。
 ■『BEASTERS』:レゴシ君何気に演劇部になじんでるの巻。部長のキャラがすっげえいいすな。
 ■『AIの遺電子』:リサちゃん&須藤先生、山に登るの巻。リサが大変かわいいですな。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:那由多、活躍す?巻。最後の決めゴマが大変カッコいいと思います。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は九日目の取り組みを終えた鯉太郎、そして悲壮な思いを胸に大関戦の土俵に向かう【白水】兄貴と仁王兄貴こと空流親方のやり取りなどが描かれました。そして今週は、まずはその相手の大関、「角界の怪鳥」でおなじみの、【天鳳】関の心のうちから物語が始まります。
 シリーズを読んでいる我々には、大関【天鳳】といえば、空流親方が現役の関脇【仁王】関だったころ、綱取りに手がかかっていたのを、【仁王】兄貴に負けて綱を逃したことで大変おなじみです。そして所属部屋は、鯉太郎の親友、石川でおなじみの【飛天翔】関と同じ、新寺部屋です。そして新寺親方といえば、先週も出てきた通り、空流部屋と同門で、いつも気にかけてくれる超いい人です。
 場内の観客の話題は、横綱【泡影】がどこまで連勝を伸ばすかということに沸いています。そして、もし勝てるとしたら、虎城部屋の二匹の若虎こと【猛虎】か【王虎】じゃね? なんて話が出ています。でも、待ってくださいよ、大関はもう一人いるでしょ? しかし、シリーズ最大のクソ野郎である 十文字のクソ親方は、まーたひどいことを言っています。
 「あ――――・・・アレはもう無いだろ・・・機を逃しすぎた・・・」
 このクソオヤジが言う「アレ」とは、まさしく 【天鳳】関のことです。お前うるせーよこの野郎、とわたしの怒りもふつふつと沸いてまいります。
 しかし、初めて描かれた、【天鳳】関 の心のうちは、なかなか泣かせるものでした。支度部屋で髪を結ってもらいながら、故郷の写真を見つめる【天鳳】関。思い出すのは故郷の母、そして新寺親方の温かい言葉です。母は、もうそろそろ故郷へ戻ってゆっくりしたら? なんて言ってくれたようです。そして新寺親方も、そろそろ日本国籍を取得したらどうだ、自分にもしものことがあったとき、後を任せられるのはお前だと思っとるんだよ・・・なんてことを言ってくれたみたいです。泣かせますねえ……。しかしです、大関【天鳳】は思います。
 「マダダヨネ・・・マダ終ワレナイヨ・・・幾度弾カレテモ・・・マダ俺ハ 綱(アレ)ガホシインダ・・・」
 その目線の先にいるのは、無敵横綱【泡影】。【天鳳】の目には、【泡影】は「ピカピカニ輝イテ」いる存在なわけで、場内のファンたちの「一時期の勢いはもうねーだろ・・・」という声には「忍ビ寄ル諦メノ香リヲ払拭スルホドノ熱ヲモウ一度」と思い、「俺はまだ信じてるぜ・・・」とあきらめずに応援してくれるファンには「マダシガミ付ク機体ヘ 感涙サセルホドノ 結果ヲ贈ッテアゲナイト・・・」と思っています。そしてなにより、【天鳳】関はこう思っています。
 「大丈~~~夫・・・ ダッテ・・・ホラ・・・土俵ハマダ コンナニモ俺ヲ・・・ワクワクサセテクレルジャ~~~ン」 
 つまり【天鳳】関は、まだまだ相撲を取るのが楽しくてたまらないわけです。
 そして今日、【天鳳】関と戦うわれらが【白水】兄貴といえば……当然、現役時代の【仁王】兄貴としのぎを削った姿を見ているわけで、当然強敵であるとしっかり認識しており、気合十分。テッポウ禁止の壁をゴリラ張り手でドオォンとかましています。 大関在位7年にして一度もカド番になったことのない【天鳳】関は、もちろんのことながら「相手にとって不足なし・・・!」であります。
 そんな気合十分の【白水】兄貴のもとへ、鯉太郎を筆頭に空流の弟たちが集合です。体はボロボロの鯉太郎に、【白水】兄貴はさっさと帰って休めと言ったのに、ですよ。鯉太郎は言います。 
  「寝てられるかっての・・・背中 見させてもらうぜ 白水さん・・・」
 全く、よくできた弟ですよ。【白水】兄貴は「コイツ・・・ヘトヘトのくせに・・・俺を心配して・・・」と内心思いますが、口を出る言葉は、兄としてのセリフです。
 「オウ! しっかり見てろ!」
 まったく、不器用な男たちですなあ……。そして花道から土俵へ向かう【白水】兄貴。鯉太郎たちへの想い、そして仁王兄貴こと空流親方への想いが心に溢れます。
 「見せてやるさ弟弟子(おまえら)に・・・俺が見てきたようなデッケエ背中を・・・見ててくれ・・・いつまでたっても俺はダメな弟弟子で いつまでたってもガッカリしかさせねえ弟子だ・・・けど・・・けど! それも今日までだ!」
 というわけで、土俵に立つ【白水】兄貴。そして対峙する大関【天鳳】。二人とも、思いの丈は大きなものがあり、そんな二人がいよいよ立ち合いだ―――!!! というところまででした。
 しかしあれっすね、盛り上がるし泣けますねえ……ホントにこの漫画は。【白水】 さんが気負いすぎなのは明らか。これはちょっとマズいのでは……大変心配ですが、単行本収録を考えると次の97話までが(11)巻になるはずなので、来週で「その後」は終わるのでしょうか? 終われそうにないような気がするんだけど……どうなるのかその辺も来週を楽しみにしておきましょう。いやー、鮫島は最高っすね。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週は、主人公・鯉太郎の兄弟子である小結【白水】関VS大関【天鳳】関のハッキョイ直前までが描かれました。この勝負、なんだか大変心配です。弟たちに兄貴としての背中を見せるために、【王虎】に腕をへし折られても闘った男ですからね……まさか白水、最後の十五日、にならないっすよね? 大丈夫かな……わたしは大変大変、心配です!。以上。

↓  あーあ……一度国技館で生観戦したいもんだなあ……。

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、明日は祝日なので、われらが「少年チャンピオン49号」は今日、水曜日の発売です。
 そしてわたしは今、羽田の出発ロビーでこれをスマホでテザリングしながら書いてUPしております。ちょっくら台湾へ映画を観に行ってきます。もう『DOCTOR STRANGE』が楽しみすぎる!!! そして映画以外になにも予定がなく、マジでどうしようかまったくノープランです。ま、そんなことはどうでもいいとして、さっさと本題へ入りましょう。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年49号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は橋本奈々未嬢。乃木坂の方っすね。大変お綺麗です。
 ■『弱虫ペダル』:3日目、今年も広島キターー!! の巻。また来たかコイツら……。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん大勝利!!! の巻。超意外な結末にびっくり!!
 ■『囚人リク』:脱獄作戦順調に進行中の巻。またも沢田が大活躍か!?
 ■『少年ラケット』:佐々木先輩もとうとう熱く闘志燃やすの巻。君も頑張れ!
 ■『Gメン』:土井ラップ完結編の巻。なかなかいい終わり方でした。ちょっと面白かった。
 ■『六道の悪女たち』:バイクガールと仲良くなるの巻。乱奈さんがどんなバイクで来るか楽しみ!
 ■『BEASTERS』:レゴシ君しっぽを振るの巻。今回も大変面白い!! つか興味深い!!
 ■『AIの遺電子』:ロボット恋人の巻。いやー、今回も面白かったす。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:初心者市バトル継続中の巻。キャラがどんどん増えてるけど大丈夫か? でも面白いです。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週はVS【闘海丸】戦の決着までが描かれました。決まり手は「送り出し」かというNHKアナウンサーの問いに、虎城理事長は答えます。
 「いや・・・わずかな隙を逃さず闘海丸の脇の下をくぐり抜けた・・・マワシは取っているが後ろに体を反っているから変形の<伝え反り>とでも言いましょうか」だそうです。ニワカ相撲好きのわたしには良くわからない決まり手ですが、さすがにGoogle神にお伺いを立てると、まあいっぱい画像やら映像が出てきますね。いずれにせよ、NHKアナの言う通り「両者力の入った真っ向からの戦い 絶体絶命といっていい状態から体を入れ替え まさに土俵際からの大逆転!! 勝ったのは鮫島――――!!」です。
 常松こと【松明】も呆然、将太くんも青ざめ、【白水】さんは当たり前だぜ的な笑顔です。椿ちゃんもほっと一安心な表情です、土俵下で、全力を出しきって横になっている【闘海丸】くんも、負けて悔いなし、「楽しかったな鮫島―――!!」と鯉太郎に声をかけます。しかし、【闘海丸】くんの「またやろーぜ鮫島!!」という晴れ晴れとした笑顔に、鯉太郎は一瞬の間をおいて「あぁ」と答えます。もう我々読者は知っています。鯉太郎に「また今度」がないかもしれないことを。辛いすね……。。。
 しかしそんな鯉太郎の状態を知らない【闘海丸】くんは熱い戦いに涙を流す男のファンたちにガッと右手を上げて叫びます「アイスてるぜオメ――ら――!!!」いや、それはもういいです、はいw
 そして支度部屋では、【白水】さんについている【豆助】がもう大興奮です。「カッケーなーくそ~~~あの人が俺の兄弟子なんだってんだからな~~~」
 そんな【豆助】を見て、【白水】さんもつぶやきます。「本当カッコよ過ぎんだよ・・・オメーは・・・」。【白水】さんとしては、鯉太郎の兄弟子だってことを見せたいところですが、頭に浮かぶのは、朝の親方との会話です。親方は、カッコつけんな、みっともねえくらいがちょうどいいと言いました。しかし【白水】さんは、あの十文字のクソ親方にいいように言われてしまった親方のためにも、カッコ良くキメてやろーじゃねーかと、ひそかに闘志を燃やしています。そしてそうやって勝てれば、親方も自分のことを認めてくれるはずだ、とも。
 イカンですなあ……【白水】さん……そいつは勘違いですぜ……親方は、変に気負わず、いつもの自分を出せばお前は強い、って言いたかったと思うんだけどなあ……。伝わらないわけですよ、それが。
 そして当の空流親方は、いつも気に掛けてくれる新寺親方と立ち話です。どうやら今日九日目の【白水】さんの相手は、「角界の怪鳥」でお馴染みの大関【天鳳】みたいすね。まったくもう、いつも新寺親方はホントいい人ですよ。仁王兄貴こと、現・空流親方も真面目に恐縮です。「お前が十文字に言われたことを気にしてんじゃねーかと心配でよ……ウザってーと思うが老婆心だと思って諦めてくれや・・・オメーは先代の・・・俺の親友の弟子なんだからよ・・・」こんなこと言われたら泣けるね、実際。
 そしてそこへ、【大吉】に肩を借りながら鯉太郎がやってきました。きちんと、新寺親方にもあいさつしつつ、仁王兄貴に報告です「おかげ様で星を上げることが出来ました・・・」。
 もう絵的にこの鯉太郎は見てるだけでキツイ表情です。完全にもう、大丈夫じゃないですよこの人。仁王兄貴も、凄い微妙な表情です。この表情は、ちょっと解釈が難しい!! どういう意味だろう!? こんなにボロボロになる戦いしやがって、と、言う顔ですが、それは鯉太郎の体を心配している、って事でいいのかな? でも思わずいつものように、説教してしまう仁王兄貴(空流親方)。しかしそんな説教にも、笑顔で答える鯉太郎がなんとも健気で泣かせます!!! 隣で見ている新寺親方も「ボロボロな体でなんて顔すんだよ・・・たまらんよな・・・お前(=空流)も・・・」と心の中で思ってます。なので「三役に勝ったんだ 少しは誉めてやってもいいんじゃねーか?」と水を向けてくれましたが、鯉太郎が、笑いながら、「いいよ気持ちわりー」と謙遜です。そして自分よりも【白水】兄貴を誉めてやってくれ、弟子の中で一番空流を背負ってるのは【白水】さんだから・・・と言って退場します。
 もう、鯉太郎、お前はホントになんて出来た奴なんだ。思わず「出来た弟」という言葉でジャギ様を思い出したぐらいですよ。泣けますなあ……。
 来週は【白水】さんVS大関【天鳳】が観られるのでしょうか……そして【白水】さんの悲壮な想いは仁王兄貴に通じるのでしょうか。来週も超楽しみっす!!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦の取組後が描かれましたが、鯉太郎の体はどんどんヤバイ方向へ向かっております。そして仁王兄貴や【白水】さんたちの想いも、なんというか……不器用な連中ですよまったく。いよいよ物語はつらい方向へ傾いてますが、まだ6日間場所は続くわけで、大丈夫なんでしょうか。大変心配ですが、最後まで応援したい所存であります。以上。

↓ しっかし時間の経つのは早えなあ……もう今年最後の11月場所、九州場所の開幕ですよ!!! 豪栄道関の綱獲りがかかってます。そして我が愛しの黒ブタ野郎こと松鳳山関の地元です!!!


 
 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、来週の11/3(木)は、祝日なので、次号は11/2(水)発売です。
 なのですが、わたしは来週水曜から、ちょっくら台湾へ映画を観に行ってきますので、来週の『鮫島ニュース』の更新は、金曜日になるかもしれません。いや……羽田に行くまでにチャンピオン買って読んで、飛行機の中で書こうかな……まあ、出来たら頑張りますが、ダメだったら金曜までお待ちいただければと存じます。ちなみに、日本では来年公開の『DOCTOR STRANGE』が、わたしとしては今すぐにでも観たくて観たくてたまらないので、既に公開中の台湾に行くわけですが、映画以外には特に予定もなく……いっそ一泊でも良かったかもな……と若干思っています。まあいいや。しかし羽田から台北松山空港の便はホント楽ですなあ。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年48号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は島崎遥香嬢。水着はナシ。これって普通のこと?
 ■『弱虫ペダル』:坂道くん、明日に向けスイッチオンの巻。3日目ってどういうコースだっけ……。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん、逝ったか!? の巻。もうホント武蔵は飽きました。
 ■『囚人リク』:変態・大場、KO!の巻。レノマの勝利。いやーヤバかった……。
 ■『少年ラケット』:ヨル君再び闘志燃やすの巻。頑張れ!
 ■『Gメン』:新展開。土井ラップ編Vol.2の巻。まだ続くの……?
 ■『六道の悪女たち』:第三の女子は凶悪バイクガールの巻。大変いいですね!
 ■『BEASTERS』:レゴシ君&ウサギガールの巻。下着はちゃんとつけてるんすね。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:初心者市バトル拡大の巻。どんどん面白くなっております。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週はまわしの取り合いから、一気に【闘海丸】の寄りが鯉太郎を土俵際へ!というところまででしたが、今週はその続きです(当たり前か)。 そして、今週でVS【闘海丸】戦は決着です。
 状況としては、鯉太郎に覆いかぶさるように土俵際まで押し寄る【闘海丸】。そしてその圧力を必死でこらえる鯉太郎、という図式ですので、実際の経過時間はおそらく数秒だと思いますが、押す側の【闘海丸】と堪える側の鯉太郎の内面が描かれます。
 当然、【闘海丸】は、将太くんが「押せ―――!!」と怒鳴るまでもなく、必死で寄り切る目論見。しかし、粘る鯉太郎に、こう思います。
 「なんで・・・なんでだ・・・もういいだろ鮫島! 体が軋んでんじゃねーか・・・限界だって泣いてるじゃねーか・・・もう諦めろよ・・・まだ次があるんだ・・・」
 そして鯉太郎は――またも体中がミシミシメキメキと軋み、白水さんも大変心配そうですが――こう思ってます。
 「まだだ・・・まだ・・・探せ・・・探せ・・・突破口を・・・わずかでいい・・・針の穴ほどでいい・・・諦めるな・・・土俵を割るまで・・・力尽きるまで・・・終わっちまうまで・・・諦めるな・・・」
 そして渾身の力で耐える鯉太郎に、【闘海丸】も「ブハハッ やっぱ最高だぜ・・・」と嬉しそう。そして左手で鯉太郎の顔面を押さえつけます!! その、【闘海丸】の左脇が空いた瞬間を鯉太郎は逃しません。すかさず左ハズから【闘海丸】の左手を跳ね上げ、同時に自らの左手を【闘海丸】の脇にねじ込むことで、【闘海丸】必殺の「右」をまわしから切ることに成功、サイドへ回って両手で【闘海丸】のまわしを取りました!! あとはうりゃあと【闘海丸】を土俵の外へ放り出すだけ!!! 虎城理事長も、やりおるわ、的な顔をしてます。
 負けを悟った【闘海丸】も、「最高だ・・・」と一言残し、土俵の外へ……!! 決着です!!!
 はーーー。まったく今週も血圧上がるわ……はーーーやれやれ。しっかし鯉太郎も強ええ!! これで前頭14枚目とは……9日目にして9戦全勝です!! しかし、次の戦いの相手は、ちょっと予想ができませんな。他の力士の勝ち星もわからないし。ひとつ確実に言えそうなのは、「普通なら」ば、前頭14枚目の鯉太郎と横綱が本割で当たることはありません。たとえ全勝同士であっても。大関戦ですら難しいかも。でもまあ、漫画だし、どういう展開でもわたし的には大歓迎です。できれば、鯉太郎が素人の高校生だった時に、初めて戦った相手、現在の大関【猛虎】さんとは是非とも戦ってほしいですなぁ……もちろん、怪力【天雷】や大関【王虎】との闘いも観たいですが、どうでしょうね。とにかく、次の10日目の相手が誰なのか、もはやわたしがそれが一番気になります! 新キャラの【毘沙門】とか【白鯨力】あたりすかねえ……新キャラだと、また背景説明に話数がかかるからなあ……。ところで、常松こと【松明】は今、何勝何敗なんすかねえ。七日目までは全勝だったんだし、勝ち越しを決めていただきたいですな。はーーー。楽しみだ……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦の決着まで、手に汗握る攻防が描かれました。これで9戦全勝。次の相手は誰なのかが大変気になりますが、気になると言えば、鯉太郎の体の具合も大変気になります。もやは大丈夫じゃないわけで、あしたのジョー的ラストを迎えるのでしょうか……。おそらく来週から「九日目_その後」が3話入ると思いますが、何か新しい情報が我々読者にもたらされるのか、じっと待ちましょう。以上。

↓ おっと、書影が登録されたすね。総北は今年は勝てず、来年3年生になってリベンジ、かな……。


  

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今週はまるでネタがないので、さっさと本題に入ります。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年47号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週はグラビアナシ。代わりに、『ペダル』の折り込みポスター付録です。
 ■『弱虫ペダル』:記録に残らない小さな峠でのレースの巻。坂道くん、あんた明日もレースだぞ?
 ■『刃牙道』:本部のおっさん、敗北!? の巻。なーんだ、鎖帷子か。武蔵編いつまで続くのやら。
 ■『囚人リク』:変態・大場、ついに本気に!の巻。この変態オヤジ強すぎです!!
 ■『少年ラケット』:ヨル君&イチロー君、ついに再会の巻。ヨル君、心折れてる場合じゃないぞ!
 ■『Gメン』:新展開。元ネイション土井、ラップバトルの巻。これ、続くのか……?
 ■『六道の悪女たち』:第三の女子も六道君に惚れちゃったの巻。いいですねえ!
 ■『BEASTERS』:オオカミのレゴシ君、運命のウサギの彼女に出会うの巻。大変イイ!!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:バザールでのバトル開始か?巻。ほんと、どんどん絵が上手になってきたと思う。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は鯉太郎VS【闘海丸】の立ち合いからのハイスピードバトルが描かれましたが、今週はバックを取った鯉太郎の攻勢から始まります。
 とにかく、【闘海丸】くんの「右」だけはマズイわけで、スピードで圧倒する鯉太郎。そして背後を取り、一気に押し出しを狙います。 【闘海丸】くん「ヤッベェエェ つーかスピードが尋常じゃねー」とピンチ!! NHKアナウンサーも思わず「さすがにこうなってしまえば体格差があろうと問題なしか・・・闘海丸も必死で踏ん張るが さすがに万事休すか!!」と声を張り上げます。
 そこに将太くんの絶叫が!! 「んなモン押し潰せ――――!!」
 後ろに倒れ込むように、鯉太郎に伸し掛かる【闘海丸】くんですが、鯉太郎もそれを読んでいた!! ここで切り返しが炸裂―――ッ!! これはまさしく、前作『バチバチBurst』の(10)巻で、幕下優勝決定戦を戦う鯉太郎が【闘海丸】くんにかました技です!! 将太くんも思わず「それがあったーーー!!」と叫ぶ!
  しかし、【闘海丸】くんも今や小結を張る男。
 「知ってんよ・・・一度喰らってる・・・」と冷静な対処。タイミングよく体を回転させ、体勢を立て直し、その勢いのまま得意の右上手を取りに行きます。この展開に、鯉太郎は瞬時に決断します。
 「クッ・・・どうする・・・一旦下がるか・・・いや・・・・・・ここは・・・」
 と前進、ブチカマシで迎撃します。しかしそれを堪えて強引に右上手を取る【闘海丸】くん。
 将太「よっしゃ――!! もらった―――!!」
 常松こと【松明】「クッ なんで前に・・・選択ミスですよ!」
 と、両リングサイド陣営の反応も明暗を分けたかのような反応です。わたしとしては、常松がまるで男塾の雷電めいた役割になっていて笑えますw
 しかし、鯉太郎も黙って右上手を取られたわけではありません。さらに踏み込み、きっちりと得意の「左下手」をつかんでいました。虎城理事長も思わずニヤリ。「勝負に出たか・・・」とつぶやきます。
 鯉太郎「弱気になるな・・・左下手は俺の型・・・たとえ闘海丸(コイツ)に右上手(とくい)を取られようと 俺の左下手(とくい)で勝つ…!!」
 【闘海丸】「ブハハハ どこまでいっても真っ向勝負だな・・・だから鮫島(オメー)は好きなんだ」
 というわけで、両者組み合って一瞬土俵上は静止します。そして一気に押しに出る鯉太郎。それを強力な上手投げで一瞬で攻守逆転、一気に土俵ぎわに寄る【闘海丸】。ぐおおおお…と全身を鯉太郎に覆いかぶせ……!!!
 と、今週はここまででした。
 はーーー血圧上がるわ……どちらが勝つにせよ、激しい戦いに心身ともに削れますね。まあ、戦いとしてはあと1週2週で決着でしょうか。単行本(9)巻が第71話~79話の計9話収録だったので、次の(10)巻が80話~88話、その次(11)巻が89話~97話になるはずなので、あと4話分で【闘海丸】戦と九日目のその後の模様が描かれることが予想されます。しかし、鯉太郎の体の状態が心配ですなあ……最後まで、応援したいと存じます!!

 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦のハイスピードバトルから、両者得意の右上手&左下手の型になり、そこから最後の寄りまでが描かれました。いよいよ勝負は大詰め。来週あたり決着かもしれません。そして次は誰と戦うのかなあ……三役……うーん……どうでしょうか……ま、非常に楽しみです!! しかし、ほかの力士の星取り状況はどうなってるんすかねえ……その辺もそろそろ教えて下さい、佐藤先生!! よろしくお願いしゃす!! 以上。

↓ お、『ペダル』の新刊は来月のようですな。まだ書影なしですが。
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、まだ『鮫島』最新刊(9)巻を買っていない人は、絶対に買いでお願いしたいと思います。わたしは電子書籍と紙の単行本と、両方買いました。

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年46号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は武田玲奈さんです。大変極上です。
 ■『弱虫ペダル』:巻ちゃん!! 尽八ィ!! の巻。ホント二人はラブラブですなあw
 ■『刃牙道』:本部のおっさーーーんッッッ!? の巻。やっばい!! どうなったんだこれ!?
 ■『囚人リク』:変態・大場更に変態にの巻。白ブリーフ再び。電車で吹いたw
 ■『少年ラケット』:ヨル君ピンチかもの巻。スタミナというか戦略が……先輩強し。
 ■『Gメン』:肝田幽霊の女の子を成仏させるの巻。まあ、息抜き的なエピソードでしたが面白かったす。
 ■『六道の悪女たち』:今週は巻頭カラー!! 第三の女子現るの巻。みんなで二輪免許を取りに行く話。
 ■『BEASTERS』:タイトルである「ビースター」の意味や学校の寮生活が分かるの巻。面白い!!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:バザールにとうとう奴らが来たの巻。前半の調子に乗る主人公はイイですね。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、とうとう小結【闘海丸】とハッキョイ、バトルスタートまで描かれましたが、今週は鯉太郎と【闘海丸】くんの息もつかせぬ攻防が描かれてます。
 なので、前半はほぼセリフナシ。19Pのうち、前半10Pとラスト5Pはセリフはありません。なので説明のしようがないというか……。 鯉太郎のブチかましが1発入り、2発目を【闘海丸】が頭で迎撃し、体が開いたところで鯉太郎がまわしを取りに行こうと懐に入る瞬間、【闘海丸】の必殺武器である「右」が入って、再び距離が空くと。
 この時の【闘海丸】は意識が飛んでいて、無意識の「右」だったようで、
 (危ねぇ―――――! 今、飛んじまってた・・・!!)
 とハッとする【闘海丸】の様子に、鯉太郎も(ハハッ・・・無意識かよ・・・)と嬉しそうな笑顔です。そして【闘海丸】も、
 (やっぱ鮫島はヤベェ奴だ・・・ブハハッこれだよ・・・これだ!! このギリギリ感をもう一度味わいたかった・・・)
 というわけで、後半もスピード感あふれる二人の差し合いです。 そして今週ラストは、【闘海丸】の背後にわまった鯉太郎ががっしりと両まわしを握って―――というところまででした。
 まあ、普通の相撲の取組は、本当にあっという間というか数秒で終わってしまう場合もあるわけで、こういったスピード感あふれる描写も大変良いと思います。しかし、絵的に鯉太郎と【闘海丸】の大きさが……最後のコマでは相当鯉太郎が小さいというか、【闘海丸】がデカいというか……体格差が激しいですね。その体格差について、冒頭10Pで、ナレーション(?)としてずっと語られているわけです。
 「誰の目にも明らかな体格差・・・その大きな者に小さき者が頭から突っ込む様は 玉砕覚悟・・・やぶれかぶれ・・・無策無謀・・・否・・・! それが愚かな決めつけであることを・・・シンプルに・・・一瞬で・・・理解する」
 そんな鯉太郎のブチかましは「体格差を無視するほどのヤバいものであることを・・・見る者は本能的に悟る・・・」わけですな。実際、大相撲を見ていると、立ち合いで頭と頭がぶつかる時、スゲエ音がテレビを見てても聞こえますからね。あれはマジ痛そうというか、ホントヤバいす。鯉太郎の体は、もはや大丈夫じゃないわけで、大変心配ですが、最後までその雄姿を応援し続けたいですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦の立ち合いから、キッツイブチかましと、続くまわしの取り合いの攻防まで描かれました。いやー、鯉太郎は強い。これで前頭14枚目だからなぁ……。しかし、先月の大相撲9月場所総括でも書きましたが、今年の大相撲9月場所では、鯉太郎と同じく前頭14枚目だった【遠藤】関が、連勝を続けても三役との対戦は1回、14日目に関脇【高安】関と当たっただけでした。普通はやっぱり、前頭14枚目で大関や横綱との対戦はないわけで、千秋楽も当然横綱は、横綱との取組(※『鮫島』において【泡影】の1人しか横綱がいない、と仮定すれば大関戦)になるわけで、鯉太郎が【泡影】と戦うのは、千秋楽、全勝同士の優勝決定戦しかありえないような気がしますね。どうせ【泡影】は誰にも負けず連勝記録を伸ばすでしょうから、鯉太郎も負けられないすな。頑張れ鯉太郎!! 以上。

↓ こちらも面白いです。超・地味ですが。単行本買うべきか……どうしよう……。


 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、明日は『鮫島』最新刊(9)巻の発売です!! このBlogを読んでいる人は、必ず、絶対に買いでお願いします!! わたしは電子書籍と紙の単行本と、両方買いますよ!!

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年45号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:巻島さぁん!! の巻。ホントに坂道くんは巻島さんが大好きっすなあw
 ■『刃牙道』:武蔵、そろそろ本気出すか?の巻。まあ、このまま本部のおっさんが無事でいられるとは思えませんわな。
 ■『囚人リク』:変態・大場再登場!! の巻。白ブリーフの変態が再びレノマの前に!! ヤバしw
 ■『少年ラケット』:ヨル君順調の巻。まずは勝利したヨル君、次勝ってS級昇格なるか!?
 ■『Gメン』:肝田謎の深夜行動その2の巻。肝田、お前大丈夫かホントに!?
 ■『六道の悪女たち』:みんなで六道君の家で楽しく遊ぶの巻。『鮫島」『ペダル』の次に面白いかも。かなりイイです。
 ■『BEASTERS』:狼のレゴシ君の本能の巻。今回も非常にイイですね!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:改造魔術時(チートウィザード)爆誕の巻。いや、ホント絵がどんどん良くなってる。上手いし面白い。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、九日目の朝の国技館入りで、小結【闘海丸】の闘志に火が点くところが描かれましたが、今週はいよいよ取組直前、支度部屋から花道入場、そして土俵入りまでが描かれました。
 なので、あまり書くことはないのですが、今週は一つ、大変な事態というか、後々の伏線となるちょっとしたことが起きます。
 まず、【闘海丸】くんは、支度部屋でも気合満々で、付け人相手に汗をかいています。周りの力士たちも、
 「スゲェ気合入ってんな闘海丸関・・・」「コエーくらいだな・・・」「こりゃ今日の相手大変だぞ・・・」
 もう、【闘海丸】くんもブフーーーブフーーーと鼻息荒くおっかない顔つきです。
 一方の鯉太郎は、どうも右手が気になる様子。せっかくデータ力士でお馴染みの常松こと【松明】関が【闘海丸】関の「右の腕力(かいなちから)」について話をしているのに、イマイチ聞いてない様子。そして【松明】は、現在の【闘海丸】人気はすごいことになっているので、完全アウェーの空気になっているだろうとも、鯉太郎に告げます。まあ、【闘海丸】くんの「右」がヤバいことは、幕下時代にしっかり体験済みですから、大丈夫でしょう。
 それより気になるのが、鯉太郎の右手です。白水さんが、ほいよ、と投げてくれたテーピングを、キャッチできない鯉太郎。そして、その様子はきっちり【松明】も目撃しました。どうしたんだろう? という顔の【松明】です。
 そしていよいよ花道に入る【闘海丸】くんと鯉太郎。もう、【闘海丸】くんは、親友の将太くんがプロデュースした、女性に人気のかわいい力士ではありません。完全に鬼の形相で女性客たちもドン引きです。
 ここで、NHKアナウンサーとと虎城理事長の会話が入ります。
 虎城理事長「今場所の鮫島が上位相手にどこまでやれるのか・・・私も見てみたくはある」
 アナウンサー「しかし虎城さん・・・鮫島のテーピングだらけの体を見ても また休場という可能性も・・・」
 虎城理事長「生ぬるい場所ではないですからな・・・土俵は・・・残酷ではありますが・・・潰れたら潰れたでそれまでのこと・・・」
 というわけで、土俵に上がる二人の力士。人気者の【闘海丸】関には懸賞も多く懸かっているようですね。そして【闘海丸】関は、初日に横綱【泡影】に1敗しただけで、その後7連勝しているそうです。今日の鯉太郎との取組は勝ち越しがかかってるんですな。
 そして土俵に上がった鯉太郎にも、人気者【闘海丸】に負けない声援が! 空流部屋の弟弟子【豆助】も、その声援を聞いて、「おおっ!鯉太郎さんの声援も負けてないじゃないっスか! どこがアウェーなんスか!」と嬉しそうです。そんな【豆助】を見て、【白水】兄貴も嬉しそうです。
 「(誰に媚びるわけでもなく ただ単純に・・・純粋に・・・己の相撲を貫く・・・普通だったら嫌悪されてもおかしくないワガママなのに・・・危なっかしくて・・・ほっとけなくて・・・気になって・・・気が付けばみんなアイツにひきつけられている) ズリーよなー・・・アイツは・・・」
 この【白水】兄貴の顔はいい顔してますなあ! オレの自慢の弟だぜ、という誇り、なんでしょうな。
 そしていよいよ立ち会う鯉太郎と【闘海丸】。「行くぞ鮫島!! 幕下優勝決定戦(あのとき)の借りを倍にして返す!!」 と気合十分です。
 さあ時間いっぱい!! というところで、【松明】の顔アップがカットインされます。
 「オレの気にし過ぎだといいが・・・」
 というところで、ハッキョイ!! いよいよVS【闘海丸】戦の開始!! というところで今週は終わりです。いやー、まあ、鯉太郎の体がヤバいことは最初から分かっていますが、ついに自覚症状まで来てしまいました。力士は毎日交通事故に遭っているような衝撃をひと場所15日間続けるわけで、大変な負担になることはずっと語られてきていますので、「相撲に選ばれてない」小兵の鯉太郎の体はそろそろ限界のようで……まあ、だから本作のタイトルは『鮫島、最後の十五日』なわけですから、結末は最初から想像はついています。残酷ですなあ……。とにかく、最後まで応援を続け、毎週鯉太郎を応援したいですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦のハッキョイ!! までが描かれました。そして、鯉太郎の体もいよいよ限界が、最後の時が近づいている描写も描かれています。もう毎週目が離せない『鮫島』ですが、なんとか、真っ暗なバットエンドで終わらず、美しく完結してもらいたいですね。そこんところ、よろしくお願いしますよ、佐藤先生!! 以上。

↓ しつこいですが、最新刊(9)は明日、10/7(金)発売です!! 絶対買いでお願いシャス!!
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今週はチャンピオンの絶対的エース『弱虫ペダル』が休載です。『ペダル』が載ってないとやっぱりチョイ淋しいすね。まあ、渡辺先生の猛烈な仕事ぶりはもう尋常ではないレベルですから、たまに休まれても全然いいと思います。単行本×2冊&映画公開などで、すげえ仕事量でしたからね。1カ月ぐらい休まれても文句は言えないすな。お話的にもちょっと区切りのいいとこだし。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年44号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:今週はお休みです。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん攻め続けるの巻。武蔵編はもう、どう終わらすのかさっぱりわからんすな。
 ■『囚人リク』:沢田期待に応えるの巻。ほんとにこの沢田は一体どうしちゃったんすか?
 ■『少年ラケット』:紫王館頂上対決終了の巻。まだまだヨル君でさえ紫王館では下っ端なんすね。
 ■『Gメン』:肝田謎の深夜行動の巻。やっぱり人間じゃなかった―――!?
 ■『AIの遺電子』:知能の線引きの巻。深いすねえ……大変良いです。
 ■『六道の悪女たち』:幸せな帰り道の巻。大変良い決着でした。イイです。
 ■『BEASTERS』:ウサギの少女の心の巻。今回も大変イイです!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:なんかどんどん絵が上手になって来ているような気がする。現実との魔法の接点は大変面白い展開です。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、八日目の朝の、鯉太郎や対戦相手の【闘海丸】が国技館入りするところまでが描かれました。今週は、冒頭は虎城理事長と、『Burst』でお馴染みの【闘海丸】の親友である細川将太くんの打ち合わせ風景から始まります。将太くんと言えば、『Burst』の(8)~(10)巻で描かれた通り、【闘海丸】つよしくんの高校(?)の同級生で一緒に鏡川部屋に入門した親友ですが、すでに髷を落とし、現在はAGUプロダクションという芸能プロの社長だそうで、今や鏡川部屋の後援会長でもあり、あのヤクザのような鏡川親方すら、頭が上がらないそうです。そして虎城理事長も、こんなセリフを吐くほど大変ご満悦です。
 「ウハハハ結構結構! 社長のおかげで闘海丸関連のグッズも飛ぶように売れているらしいですぞ・・・女性の集客力アップにもつながっておるし・・・これも社長の手腕のたまものですな~~~・・・」
 どうでもいいけど、虎城理事長が葉巻を吸ってるってのが、ちょっと時代がかっているというか、表現が古いすねw まあとにかく、そういうことらしいです。そして、「昔は野郎の野太い声援しかなかったのに」「今はこんなに黄色い声が」飛ぶほど女性に大人気となった、当の【闘海丸】はというと、友達の将太くんのためとはいえ、若干本人的にも不本意というか、居心地の悪さのようなものを感じていて……というところで、国技館入りする鯉太郎とばったり出会います。
 鯉「やっと戦えるな・・・ずっと楽しみにしてたんだ・・・闘海丸(アンタ)との取組・・・今日は幕下優勝決定戦(あのとき)みてーな一番でいこーぜ・・・」
 闘「鮫島・・・」
 (客たちの声援「キャーーーーーー闘海丸ターーーン(ハート)」)
 鯉「ハハ・・・スゲー人気だな・・・さすが幕下の頃とは違うな・・・」
 闘「いっ・・・いや・・・これは・・・」
 鯉「だからって遠慮なしでいくけどな・・・(ニヤリ)」
 闘「おう・・・もちろんだ・・・」
 こんな二人のやり取りに、ヤンキー系闘海丸ファンの男たちから声がかかります。
 「チョーシ乗ってんじゃねーそ闘海丸――!! 何だよその顔はニヤニヤしやがってよ!! 変わっちまったよな! 俺の好きだった近寄れねーほどおっかなかった闘海丸はどこいっちまったんだよ!!」
 男のファンたちは涙を流しながらの絶叫です。【闘海丸】くんも、そんな声を聴いては心中穏やかじゃありません。
 (違う・・・違うんだ・・・俺は何も変わっちゃいねぇんだ・・・何も・・・もう・・・限界だ・・・あぁ・・・限界だ・・・性に合わねぇ・・・俺は力士だ・・・土俵に命を懸ける戦士だ・・・好感度など・・・クソ喰らえだ・・・)
 その苦悩に満ちた顔に、将太くんがやって来て注意します。君の顔は恐ろしいんだから笑ってないとダメだと。そしてとうとうブチ切れる【闘海丸】くん。
 「俺はパンダじゃねぇーー お前には本当に感謝しているよ・・・俺をこの世界に導いてくれたんだからな・・・でもよ・・・俺が・・・俺らが昔目指してたモンはこんなことじゃなかっただろ将太・・・ただ強くなりてぇ・・・それだけだったんじゃねぇのか・・・確かにお前のおかげで 俺みてーな奴がキャーキャー言われるようになったよ・・・けど・・・やっぱ俺は力士だ・・・強さあっての人気以外はいらねぇんだよ・・・」
 そして、【闘海丸】も鯉太郎との勝負をずっとずっと楽しみに待っていたという事が語られます。今までも対戦するチャンスはあったようですが、運悪く鯉太郎が途中休場となって流れていたんだそうです。
 「鮫島(アイツ)とのあの一番は・・・俺の中をずっと焦がしてっから・・・」
 そう言われては、将太くんも折れざるを得ません。
 「今回だけだよ・・・僕だってあの時君が負けた悔しさは残ってるんだ・・・今回だけは友達として目をつぶるよ・・・だから勝ってよ!」
 というわけで、お許しの出た【闘海丸】は、闘志に火が点き、やる気全開です。女子たちの声援に
 「(さぁ・・・いくぞ・・・漢と漢の勝負へ・・・女は不要・・・)やかましい・・・」と渾身の鬼ヅラでつぶやきます。それには泣いていたヤンキー系男ファンたちも、今度は歓喜の涙にうち震えます。
 「帰って来おった・・・戦慄のマナティと呼ばれていた頃の・・・俺らのオッカネー闘海丸が帰って来おった!」
 とまあ、こんな感じにスイッチオンとなった【闘海丸】の顔アップで今週は終了です。いやー、イイ展開ですなあ!! 大変良かったと思います。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はすっかり人気者になった小結【闘海丸】が、鯉太郎との一番に向けて再び闘志に火が点くまでが描かれました。もともと【闘海丸】は、『Burst』(9)巻で、現在関脇の怪力【天雷】をも破った「右の腕力」の強力な力士ですので、鯉太郎にとっては勿論楽な相手ではありません。この戦いも、相当熱い展開が待っていることでしょう。大変楽しみですな。以上。

↓ 最新刊(9)巻は10/7(金)発売です!! 絶対に買うべし!! わたしは紙と電子両方買います!!
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。が、明日木曜日は祝日のため、今日水曜日に週刊少年チャンピオン発売となりました。
 つーかですね、明日が休みとさっき気が付いて、慌ててコンビニでチャンピオンを買って来ました。超抜かってました……ホントにサーセン。というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年43号の概況です。今週は、『牙刃』25周年スペシャルな感じで、『浦安』が凄いコラボになってました。
 ■『弱虫ペダル』:それぞれの夜の巻。まさか東堂さんが追っているのは……あのお方ですか!?
 ■『刃牙道』:本部のおっさん奇襲攻撃その2の巻。……ちゅどッ!!
 ■『囚人リク』:レノマ脱出へ沢田を信じるの巻。沢田は一体どうしちゃったんすかこれはw
 ■『少年ラケット』:これが紫王館です!! の巻。かなり熱い戦いですね。
 ■『Gメン』:勝太、海の家のバイトへ の巻。肝田の前に現れた美少女は人間なんでしょうか?
 ■『AIの遺電子』:画家の話。今週はチョイ重いというか結構辛い話すね。
 ■『六道の悪女たち』:六道くん、男を見せるその2の巻。大変良い展開です。
 ■『BEASTERS』:演劇部部長の謎行動の巻。キャラがかなりイイですなあ!!

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、八日目の夜、鯉太郎、【白水】さん、空流親方のそれぞれの思いが描かれましたが、今週はいよいよ九日目の朝稽古から始まります。
 鯉太郎を相手に、気合十分の【白水】さん。どうやら昨夜(=先週号)での、真琴姉ちゃんの激励を勘違いして、それで超・気合が入っているようで、本人曰く「これは間違いなく過去最高のコンディション」だそうです。前日の横綱【泡影】との戦いで「完璧だと思えた」一撃も、まったく届きませんでした。なので、【白水】さんとしては「あの一撃を超える一撃」 が必要だと気合十分です。もちろん、「もう親方に・・・あんな思いをさせちゃいけねえ」という思いも強く、部屋頭として張り切る【白水】兄貴。
 しかし、そこに親方の怒声が響きます。
 「やめろやめろ! バカヤローが」
 ここから先は、まさしく仁王兄貴こと現・空流親方が真琴姉ちゃんに吐露した、「言葉で伝えられない」もどかしさ全開で、読んでいる我々は、もう「あちゃーー」です。要するに親方は、そんな付け焼刃の大振りでは、今日の相手の大関【天鳳】には通じないのだから、いつもの稽古で培った「ゴリラ張り手」で勝負しろ、という事を言いたいんだと思います。が、出てくる言葉がひどい。
 「もっとテメーの分にあった チマチマした相撲をやれって言ってんだ・・・雑なんだよヘッポコのくせに・・・チョーシこきやがって・・・カッコつけんな テメーはみっともねぇくらいが丁度いいんだよ!」 
 というわけで、二人は7ページにわたる大喧嘩の末、結構マジでヤバい空気に。あわてて鯉太郎や常松こと【松明】や大吉が止めに入る始末です。 
 なるほど、こういうことなんすね、親方の悩みは。まあ、普通に親方の言葉を聞けば、そりゃあ【白水】さんも怒りますよ。こりゃあ言葉が悪すぎますわなあ……どうしたものでしょうか……これはなんだか後を引きそうな気がしますが、場面は変わって空流の関取三人衆が国技館前に到着です。鯉太郎も【松明】も朝の大喧嘩が心配です 。
 鯉「どうしたんだよ白水さん・・・らしくねーよ親方にあんな・・・」
 松「ええ・・・ケンカは日常茶飯事ですが・・・アレは・・・」
 白「ああ・・・わかってるよ・・・全部俺のふがいなさが悪りーんだ・・・親方が愛想尽かすのも仕方ねぇよ・・・」
 鯉「何言ってんだよ・・・んなコト・・・」
 白「大丈夫・・・心配すんな!」
 一応鯉太郎と【松明】は心配は無用なのかな、と納得はしますが、【白水】さんの悩みというか思いは結構根深いみたいすね……。と、そんな3人の背後で、ドッと歓声が沸きます。しかも女子たちの歓声が!! そうです。今日の鯉太郎の相手、小結【闘海丸】の国技館入りです!!
 「キャ―――来た来た(ハート)」
 「カワイイ~~」
 「丸~~い(ハート)」
 「闘海丸タ~~~ン(ハート)」 
 というわけで、どういうわけかすっかり各界の人気者となった【闘海丸】。鯉太郎とは『Burst』(9)巻~(10)巻で描かれた幕下優勝決定戦以来の戦いになるそうで、前回は鯉太郎の押し出し(?)での勝利でしたが、今回はどうなるか、次号に続く、というところまででした。いやー、この戦いも大変楽しみですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週は白水さんと親方の哀しいすれ違い(?)が描かれ、なんとなくちょっと不安を残すお話でした。が、鯉太郎はいよいよ三役戦に入るわけで、大変盛り上がっております。ところで、確か【松明】も七日目まで全勝で八日目を迎えたはずなんですが、結果はどうだったんだろう……佐藤先生、そこんところも教えていただきたいのですが、よろしくお願いいたします! 以上。

↓ はーーー……生の相撲を観に行きたい……。 
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、東京はスッキリ晴れず雨続きで実に不愉快な毎日ですが、先週の日曜日から平成28年大相撲9月場所が始まりました。9月場所は現在の『鮫島』と同じすね。両国国技館では毎日熱戦が続いているのですが、これまた非常に荒れていて、昨日現在4日目まで終了しましたが、横綱も大関も負けすぎです! 綱取りを狙う大関【稀勢の里】関はいきなり初日黒星で早くも2敗だし、横綱【鶴竜】関も2敗、先場所優勝の横綱【日馬冨士】関も好調の東前頭筆頭【隠岐の海】関に痛い黒星を喫しました。一方、わたしの愛する【松鳳山】関は、2連勝の後2連敗と、調子がいいのか悪いのかさっぱり分かりません。まだまだこの先荒れそうですね。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年42号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:2日目表彰式の巻。青八木さんまで……3日目は大丈夫なのか……。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん奇襲攻撃の巻。なんか……どうなるんすかね。
 ■『囚人リク』:沢田、突然復活の巻。またも見開きですげえ絵があります。ヤバいすw
 ■『少年ラケット』:紫王館の頂上対決の巻。きちんとライバルたちも描いてくれて大変イイですな。
 ■『Gメン』:悲しみに暮れる勝太 の巻。伊達先輩、ホント優しくてあざっす!
 ■『AIの遺電子』:賢者スイッチの話。いやー、今週は弥勒菩薩ですよ!! 大変イイです。
 ■『六道の悪女たち』:六道くん、男を見せるの巻。こちらも大変良いです。
 ■『BEASTERS』:一話完結かと思いきや、ストーリーモノだった!! これは面白い!!

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、部屋に帰ってきた鯉太郎たちと、【白水】さんを迎えに行く「出来た弟」鯉太郎のお話でしたが、今週は【白水】さんと鯉太郎の語らいから始まります。
 シリーズ1作目の『バチバチ』(14)巻において、怪我で土俵を去った兄弟子の【吽形】さんに、「お前は空流の柱になる男なんだからな・・・」と言われ励まされた【白水】さん。そういや、あの時も、鯉太郎にカッコイイ見得を張っておきながら、【天雷】の圧に思わず引いてしまい、自らのダメさ加減に落ち込んでた時でしたなあ。あの時と同じ、川辺のベンチで、今度は弟弟子の鯉太郎に励まされるわけです。
 「俺が自由に思いっ切り土俵に立てるのは 白水さんに甘えていられるからだ・・・本当に・・・感謝してる・・・白水さんは柱だよ・・・俺らの・・・空流部屋の・・・」
 もう、こんなことを言われたら、泣かずにはいられないわけですよ。こうして二人はみんなが待つ部屋に帰っていきます。いいすねえ……ホント、空流部屋は家族ですなあ……。
 そして部屋に帰ると、【仁王】兄貴こと現・空流親方に呼び出されていた真琴姉ちゃんがプンスカ怒りながら帰るところでした。真琴姉ちゃんは現在、TV局に勤める局アナであり、美人さんです。ただ、おっかない性格なので鯉太郎が唯一頭が上がらない女性です。 そんな真琴姉ちゃんの笑顔に、【白水】さんはハートをズキューーンと打ち抜かれ、どういうわけか若干ラブコメ的展開になりましたが、もちろんそれはかなうわけのない恋でしょう。真琴姉ちゃんと現・空流親方は、椿ちゃん曰く「会えばケンカしてるよね・・・あの二人」なわけですが、床上手さんの言葉を借りると「フフフ・・・ケンカするほどなんとやら・・・ね」というわけで、どうも二人の関係は怪しい雰囲気です。そんなことは全く気が付いていない【白水】さんは、どんどん真琴姉ちゃんに入れ上げていくわけで、まあ、それで【白水】さんのヤル気が鼓舞されるなら、まあいっか、というところでしょう。
 今週はこんなやり取りで終了ですが、椿ちゃんの表情もよかったすね。【白水】さんに「お前さんマコちゃんのこと好きか・・・?」と聞かれ、当然姉として一緒に育ってきた鯉太郎は「そりゃまぁ・・・好きだよ・・・」と答えた時に、ビクッと反応してしまう椿ちゃん。そして、一人の女性としては見てない、と、ある意味当たり前の言葉に、ほっとする 椿ちゃん。本当に、鯉太郎の満身創痍な相撲に一番心痛めているのは椿ちゃんでしょう。二人が幸せになれるといいのだが……なれないんだろうなあ……つらいすねえ……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週は鯉太郎、白水さん、空流親方、真琴姉ちゃん、椿ちゃんといった、空流の家族の模様が描かれました。来週から九日目に入るかどうか、微妙ですが、これからも応援を続けたいと思います。いやー、マジ最高ですね、『鮫島』は。以上。

↓ 結局、今年の「La Vuelta a Espana」は、なんとか苦手のタイムトライアルを逃げ切ったNairo Quintana選手が総合優勝して幕を閉じました。これで、ほぼ自転車ロードレースのシーズンはお終い。来月はJAPAN CUPですな!

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、東京はとにかく暑くて湿度が高くて不愉快極まりない毎日ですが、今日は全く書くことがないので、さっさと本題に入ります。
 まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年41号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:喜び浮かれるキモー筋くんの巻。ええと、それ以上は書くことなしです。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん見参の巻。この戦いはちょっと楽しみすな。
 ■『囚人リク』:レノマ、みんなを守る・その2の巻。今週のレノマはカッコ良かったすね!
 ■『少年ラケット』:イチロー君さらに卓球欲が高まるの巻。逆モーションはまあ常識でしょうな。
 ■『Gメン』:勝太の涙・その2…… の巻。今週もまたやるせないすね……。伊達先輩、慰め役よろしくお願いしゃす!
 ■『AIの遺電子』:ヒューマノイドのアイドルの話。毎週書いてますが地味だけどホントにイイ話すね。
 ■ 『六道の悪女たち』:幼田さんブチ切れるの巻。汚い陰謀に負けるな!! 大変良いです。
 ■新連載『BEASTERS』:この作品は、以前、4回か5回ぐらいの短期集中連載された『ビーストコンプレックス』を描いた板垣巴留先生による新作です。内容的には、基本的には『ビーストコンプレックス』そのままで、動物たちが普通に二足歩行で言葉を話している生活している世界を描くものです。そう、言ってみればダーク&リアルな『ズートピア』的な物語です。実に面白く、第1話の今週は、肉食獣と草食獣が通う高校を舞台にしたお話で、殺された草食獣(アルパカ)と、その学校の演劇部で仲がよかったはずの灰色オオカミがみんなに疑われて……というものでした。この漫画は、ちょっと要チェックですよ。わたしはとても面白いと思います。 

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、八日目結びの一番で、横綱【泡影】に、【白水】兄貴があっさり負ける模様が描かれました。 今週はその続きです。
 虎城理事長によると、「いや・・・白水の出足は良かったですよ・・・月も完璧といっていいタイミングでした」そうですが、いかんせん、横綱【泡影】には、「見えていた」のでしょう。横綱は完璧なタイミングで弾き、そして強烈すぎるゴリラ張り手の威力が逆に自分に跳ね返って来てしまったとのことです。
 空流のみんなは声が出ません。元・仁王こと現・空流親方も、真面目な顔で土俵を見つめます。そして、負けた【白水】兄貴が一番無念な顔をしています。鯉太郎は言います。
 「川さん・・・ここはお願いしますね・・・いくぞ お前ら・・・弟弟子の出る幕じゃねえ・・・」
 そう、一番悔しい兄弟子に対して、弟弟子がかける言葉など存在しないのです。川さんも、そのことは十分承知です。花道を引き上げてきた【白水】兄貴に、浴衣を頭からかぶせる川さん。【白水】兄貴は
 「情けねえ・・・俺は空流の部屋頭なのに・・・看板背負ってるのに・・・クソ・・・」と身を震えさせるばかりです。
 そして、現・空流親方に、声をかける男がいます。いつも気に掛けてくれている、新寺親方です。ホントにこの人は、いつも空流部屋の味方になってくれるいい人ですなあ。
 「おう空流・・・良かったじゃねーか白水・・・あの横綱相手に気迫は負けてなかったぜ・・・」
 「いや・・・まだまだヘッポコですよ・・・」
 「明日は新寺(うち)の大関とだろ・・・白水も力付けてきてるからな・・・面白くなるんじゃねーか?」
 「負けませんよ・・・」
 こんな会話で、ようやく厳しい顔をしていた空流親方にも笑みがこぼれます。が、ここでまた、あのクソ野郎でお馴染みの十文字親方が余計なことを言います。この十文字親方というおっさんは、第1シリーズ『バチバチ!』での一番最悪なクソ野郎だった【大鵠】の親方であり、それすなわち、この物語の中で一番の悪党なんですが、ぬけぬけと、空流親方に偉そうな講釈を垂れます。だいたい、当時の仁王さんだってこのクソ親方には恨み骨髄なはずですが、大人に成長した空流親方こと元・仁王兄貴は黙って言われるがままです。実に許せないクソ親父ですな!!!
 そして場面は変わり、部屋に帰ってきた鯉太郎の様子が描かれます。TVを見ている鯉太郎と真琴姉ちゃんと、常松こと【松明】関ですが、TVのCMに出ているのは、現在の小結【闘海丸】関です。なんと【闘海丸】関は現在大人気だそうで、真琴姉ちゃんの勤務するTV局でも特集番組が組まれたほどだとか。そして、その裏には、【闘海丸】関の親友でお馴染みの、あの「将太」くんが敏腕マネージャーとしてプロデュースしているんだそうです。『Burst』の8巻で言っていた「次の野望」を見事叶えたようで、ファンとしては大変うれしく、笑えるお知らせですな!! しかし、【闘海丸】関は、『Burst』で怪力【天雷】に勝った男ですから、実力も確かです。そして、なんと鯉太郎の明日、九日目の対戦相手だそうです。【松明】は言います。
 「ここで三役を当ててくるってことは 審判部も本気で鯉太郎さんの星を削りに来たってことですよ・・・」
 解説ありがとう! その通りでしょうな。そしてそんな心配をしてくれる【松明】に、真琴姉ちゃんは感謝を告げ、それに顔を赤くする【松明】というのも大変いいですね。
 そこに空流親方が帰って来て、真琴姉ちゃんを呼びます。どうやら、真琴姉ちゃんは「大切な話がある」と、空流親方に呼び出されていたようです。その大事な話とは……わたしはまた、愛の告白でもするのかとドキドキしながらページをめくると、どうも全然違う要件のようで、要するに、「もっと上手く喋りたい」というお悩みらしいです。真琴姉ちゃんは今や局アナとして喋りのプロ。その力にすがりたいという、極めて真面目なお話でした。
 「どうやったらもっと物事を上手く伝えられるんだ・・・どうやったらもっと弟子たちの力になれる・・・俺の未熟さで・・・弟子たちに迷惑はかけられねーんだ・・・」
 こんな真面目な悩みをまさか仁王兄貴が持っていたなんて。十文字のクソ野郎にも言われっぱなしの裏にはこんな悩みがあったわけですな。真琴姉ちゃんも、思わずはっとした表情です。
 そして鯉太郎は、「そろそろあそこに迎えに行かねーと・・・」と出かけます。「あそこ」とは、もうシリーズのファンならピンときますよね。【白水】兄貴が落ち込む場所と言えば、川辺のベンチですよ。鯉太郎が迎えに行けば、【白水】兄貴も帰って来てくれるでしょう。まったく、空流部屋は本当に家族ですな。
 というわけで、今週はいろいろな動きがあり、大変面白かったです。まだちょっと、「その後」が続くかもしれないすね。佐藤先生、今週も本当にグッときましたよ!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!!←New!! 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週は八日目結びの一番が終わり、部屋に帰ってきた鯉太郎たちが描かれました。いやあ、ほんとに『鮫島』は面白いすね。懐かしの「将太」くんも元気なようで、大変うれしい限りですな。これからも引き続き、『鮫島』を応援したいと思います。以上。

↓ さあ、来週から大相撲9月場所開幕ですよ!! 頑張れオレの【松鳳山】関!! 9月場所の番付は東前頭七枚目だそうです。

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、世のチャリンコ野郎どもは現在スペインで行われている「La Vuelta a Espana」に毎夜興奮しているわけですが、先週は、このBlogで、ツールの覇者Christopher Froome選手が勝っちゃうんじゃないかと書きましたが、若干情勢が変わってきていてですね、ツールでまるでいいところのなかったNairo Quintana選手が気合の入った走りを見せていて、かなり面白い展開になってきております。いやー興奮しますね、山岳でのアタックは。Quintana選手はコロンビア人で、身長170ないぐらいの小柄なピュアクライマーなので、、言わば小野田坂道くん的な選手なわけですが、走りはハイケイデンスよりもガンガンとダンシングで踏んでいくタイプなので、むしろ鳴子くん的な熱い走りを見せてくれる男なわけでして、非常に応援したくなりますね。とにかくガッツ溢れる走りですよ。ただ、ツールで勝つには、タイムトライアルが遅すぎるんだよな……昨日は、現在総合首位のQuintana選手と、Froome選手の一騎打ちで、Froome選手が勝利したのですが、最後の残り1Kmが熱かった。↓この動画の、赤いジャージがQuintana選手、白いジャージがFroome選手です。

 この戦いの最終的な結末も、大変楽しみですな。

 さて、そんなことはさておき。
 まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年40号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:2日目決着!!!! の巻。正直一番観たくない結果でした……。これで総北の2連覇消滅だろうな……まあ、物語的には、今年はダメで、3年生になってリベンジ、と最初から決まってたと想像しますが。
 ■『刃牙道』:ピクル試合拒否、そして本部のおっさんが守護る!! の巻。もう飽きてきた……。
 ■『囚人リク』:レノマ、みんなを守るの巻。早くしないとまずいぞ!!
 ■『少年ラケット』:新キャラとして女子選手登場の巻。しかもヒナくんの幼馴染疑惑が!!
 ■『Gメン』:勝太の涙…… の巻。せつないすね……。
 ■『永遠の一手』:最終回の巻。いやー、美しくまとまって大変面白かったと思います。
 ■『AIの遺電子』:マジンボディと生体ボディの話。しつこいですが、地味だけどホント面白いす。
 ■ 『六道の悪女たち』:六道くん、クラスを仕切る!? の巻。こちらも毎週大変良いです。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、八日目結びの一番を前に、横綱【泡影】の「涙の敗北」の謎が明かされました。そして今週はいよいよ【白水】兄貴と横綱【泡影】の一番が描かれました。
 しかし……今週はごく短くしか説明できないな……【白水】兄貴のギャグ回というか、箸休め的というか……カチンコチンの【白水】兄貴のおもしろアクションが前半描かれ、いよいよ時間いっぱいのところで鯉太郎たちの声援がかかって気迫を取り戻し、渾身のゴリラ張り手をかますも、軽~く【泡影】にその右手をはたかれて終了、でした。
 まあ、土俵下で見守る仁王兄貴こと現・空流親方や、久々登場の【川口】さんなんかの小ネタもあるわけですが、物語的には、スイッチの入った【白水】兄貴に、横綱【泡影】も、少し表情が変わるものの、勝負はあっという間についちゃった感じです。
 来週もまだ、「その後」が描かれるんでしょうな。部屋に帰った鯉太郎たちの様子、あたりなんじゃなかろうかと思います。しかし、【泡影】を倒せる男はいるのか、【王虎】も燃えてるでしょうから、期待したいすね。そろそろ、【王虎】や【天雷】の取り組みも観たいですな。そこんところ、佐藤先生よろしくお願いいたします!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。 
 横綱【泡影】は連勝を63に伸ばしました。果たしてこの横綱に土をつけられる力士はいるのか。それは鯉太郎なのか。つーか、平幕十四枚目の鯉太郎と横綱の対戦が組まれるのか、まあそりゃ組まれるんでしょうけど、一体何日目にあたるのか、大変楽しみですな。最後までしっかり応援したいと思います。以上。

↓ もう9月場所もすぐ開幕ですな。ホントに一年が早いのう……。



 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、オリンピックも終わり、陽も短くなってきてまだ明るかった帰りがだいぶ暗くなりつつあって夏の終わりを感じさせる今日この頃ですが、自転車ロードレースの世界は、現在スペインでの「La Vuelta a Espana」が開幕しており、シーズンラストの大勝負が毎夜繰り広げられております。ツールの覇者、Christopher Froome選手がここでも勝っちゃいそうな予感がします。強すぎる……。
 さて、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年39号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:悠人、覚醒!! 今泉くん追撃、さらにキモー筋がキモイ!! の巻。
 ■『刃牙道』:ピクル、まさかの食事拒否!! の巻。もうマジで武蔵はいいや……。
 ■『囚人リク』:鬼道院、ついに挙兵!! の巻。レノマは一体何をしようとするのか、楽しみすね。
 ■『少年ラケット』:ヨルゲン君勝利の巻。ビリー先輩も登場で盛り上がってまいりました!!
 ■『Gメン』:勝太、間に合わず!! の巻。たぶん来週はかなり泣けると思うな……。
 ■『永遠の一手』:究極のヒートアップの巻。超・熱い戦いで最高!! なんですが、来週最終回だそうで、大変残念です。
 ■『AIの遺電子』:インプラントの話。いやあ、毎週書いてますが地味だけど、ホント面白いす。
 ■ 『六道の悪女たち』:幼女にも六道くんの魅力が効いちゃったーーッ!? の巻。大変良いですね。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、ついに【丈影】との対戦に勝利した鯉太郎ですが、またもや満身創痍で、弟弟子の常松こと【松明】関や兄弟子の【白水】さんは心配している様子が描かれました。そして今週は、同じ八日目中日の結びの一番、【白水】兄貴と横綱【泡影】の取組が描かれます。
 が、今週描かれたのは、現在62連勝中の最強横綱【泡影】が、最後に敗れた、4場所前のあの、「涙の敗北」の模様でした。なんと、【泡影】に最後に土をつけた力士も判明です。それは 第71話で物語に初めて登場した、現在関脇の【百雲】関でした。当時の番付は不明ですが、「金星」だったようなので、平幕の可能性大、と思われます。
 しかし、その金星を挙げた【百雲】関は、勝利インタビューの様子が変です。真っ青な顔をしてインタビューに答えます。
 「何なんだ・・・アレは・・・気持ち悪い・・・・・・・・・分かってただろ・・・一体・・・何なんだ・・・・・・怖い・・・・・・」
 もうさっぱり意味が分かりません。わけのわからないことを言う【百雲】関の方がよほど気持ち悪いですが、そのインタビューを唖然として聞いていた虎城理事長は、キレイに髪を整えて帰る横綱【泡影】に声をかけます。横綱というものがどれだけ厳しいものか、どれほどの覚悟で土俵に立っているのか。同じ綱を張った自分には良くわかる。たった一つの黒星に涙を流して悔やむことはない、横綱だって完璧じゃない、こんな日もある・・・と。
 しかし、横綱【泡影】は、本気で、虎城理事長の言葉が分かりません。
 「悔い・・・? 何を言っているのかわからない・・・」
 そう、【泡影】の涙の理由は、まったく別のところにあったのです。それはむしろ、感動による涙だったのです。
 第73話で描かれた通り、【泡影】が入門した時、禅定親方に、一番最初に教えてもらったのは「四股」の踏み方とその意味でした。かつて親方が言った、「大地の邪気を踏み鎮め また大地を起こし豊穣をもたらす儀礼」という四股の意味に、当時の【泡影】は、うっすらと笑みを浮かべて「難解だな・・・」とつぶやきました。その意味が、とうとう実感できたというわけです。【泡影】は虎城理事長に言います。
 「四股が・・・分からなかった・・・ずっと・・・だが・・・今日は・・・・・・違っていた・・・”私”が・・・広がっていくのがわかった・・・人に・・・空気に・・・土俵に・・・そして全てと繋がった・・・」
 そしてその結果、相手の力士が何をしようとしているか、まるで相手が自らの一部のように理解できたというのです。そして実際その通りに相手が動くのを見て、「取組中にもかかわらず 立ち尽くしてしまうほど・・・」感動したんだそうです。もう完全に奥義伝承後のケンシロウ並ですね!!
 大横綱といわれた虎城理事長も達することができなかった領域にいる【泡影】。今週最後のページのアオリは、「まさに神の依り代・・・」と締めくくられています。いやー、もうこれは誰も勝てないじゃないですか。まあ、【白水】さんは軽くやられるとして、はたして鯉太郎の「全身全霊」は、神様【泡影】に通じるのか!? 大変面白くなってきましたね。神との対決の前に、鯉太郎の前には強敵がまだ何人も立ちふさがるはずですが、最後まで応援したいと思います!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 もはや神様レベルの横綱【泡影】の、最後の敗戦の謎は解かれました。さあ、果たして鯉太郎の次の相手は誰なのか、大変気になりますね。読んだそばから来週号が読みたくてたまりません。ところで、7連勝中の【松明】は中日はどうだったのか、こちらも大変気になります!! そこんところ、佐藤先生、よろしくお願いします!! 以上。

↓ もう来週は9月か……早いなあ……予習しとくか……。
  

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週はお休みだったので、2週間ぶりの『鮫島』ニュースをお届けいたします。
 まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年38号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:悠人、ついに目覚めるの巻。コイツの過去話はちょっとイイすね。
 ■『刃牙道』:ピクル最終形態でも武蔵ニヤリの巻。武蔵はもう、飽きたかな……。
 ■『囚人リク』:見開きの「ゲルニカ」めいた絵がすごい!! の巻。今回はちょっと瀬川先生のセンスに脱帽ですw
 ■『少年ラケット』:ヨルゲン君勝利まであと少しの巻。卓球は熱いすね。オリンピックも大変盛り上がりましたな。
 ■『Gメン』:勝太、まさかこの日に喧嘩なのか!? の巻。泣かせる……。
 ■『永遠の一手』:最善の一手、決まる!? の巻。非常に熱い戦いで最高です。
 ■『AIの遺電子』:マシンボディより生体ボディの話。地味だけど、ホント面白いす。
 ■ 『六道の悪女たち』:幼女には六道くんの魅力が効かない!? の巻。大変良い展開で最高です。
 ■『WILDロア』:『名探偵マーニー』でお馴染みの木々津先生による読み切り。面白かったです。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、ついに【丈影】との対戦に終止符!! まで行ったように見えましたが、今週冒頭は静まり返る国技館から始まります。勝負はやはり、鯉太郎の勝利。決まり手は「押し倒し」でした。鯉太郎はまたしてももうボロボロです。そんな鯉太郎を見て、【丈影】は思います。
 (いつ振りだ・・・ここまで力を出し切ったのは・・・私はきっと見たくなかったんだ・・・自分の力の底を・・・限界を・・・泡影との差を・・・その距離を感じることを恐れていたんだ・・・私も・・・もっと早く鮫島のように・・・)
 しかし、鯉太郎は、そんな【丈影】の心中にお構いなく、「まだ行けた、もう一歩先に行けた」と悔しがります。そんな鯉太郎のつぶやきに、【丈影】は、ある意味勇気をもらったようです。「あぁ・・・そうだな・・・うん・・・まだ行ける」そう言う【丈影】は、泣いているような、嬉しいような、悔しいような、実にイイ顔をしてますよ。
 (私もここから・・・今からだ・・・きっと・・・お前のような・・・お前のような今を乗り越えていける人間が・・・泡影(あのひと)を満足させられるのかもしれないな・・・)
 土俵を見守る橋くんも、ようやく鯉太郎という力士を理解したようです。そして山崎さんは、鯉太郎に、父・火竜の姿を重ねます。そして支度部屋の大関【王虎】も、うっすらニヤリな顔です。【田上】さんの「嬉しそーだな・・・大関・・・」という声にも「フン・・・鮫島のアホにはもっと太ってもらわねーといけねーからな・・・俺が泡影(アレ)を超えるために・・・」と不敵な表情です。【王虎】も、ホントにすっかり立派な力士になったみたいですなあ。『バチバチ』や『Burst』の悪党ぶりが懐かしいすね。 
 そしてラストは、空流部屋の兄と弟です。弟弟子である常松こと【松明】は兄弟子である小結【白水】さんに言います。今場所はいつにもまして、神がかっていて、いつも以上に心配だと。「あとどのくらい・・・あの人と相撲を取っていられるのかって・・・」しかし、さすが兄貴。【白水】さんはそんな【松明】に言い聞かせます。
 「しっかりしねーか常! いつだって鯉太郎の存在はオレたちに力をくれているんだ 力になろーぜ・・・俺らも鯉太郎の・・・鯉太郎が潰れてられねーほどの 最高の相撲を見せてやってよ・・・」
 そこに、鯉太郎が大吉に肩を借りて支度部屋に戻ってきました。【白水】さんは続けます。
 「なぁ鯉太郎・・・次は俺の番だ・・・俺が横綱に土付けるとこ・・・しっかり見ぺろょよ・・・」
 あーーーっと!! 【白水】さん、せっかくカッコイイこと言ったのに、最後、噛んじゃったーーーっwww でも、それで一同、笑って、空気も良くなって、さすが兄貴っすね!! 大変カッコ良かったすよ。
 というわけで、来週から【松明】や【白水】さんの取組も描かれると大変うれしいのですが、佐藤先生、そこんところよろしくお願いいたします!!

  というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱【泡影】と同期入門
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる。
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。モンゴル人。
 
 というわけで、結論。
 今週は、【丈影】に勝利した鯉太郎と、全身全霊の相撲を続ける鯉太郎の姿に動かされた、【丈影】や橋くん、【松明】に【白水】兄貴のそれぞれの想いが描かれました。しかしホント、鯉太郎はもう大丈夫じゃないすね……横綱との割が組まれるのは、鯉太郎の番付からすると結構もうそろそろなはずなんじゃなかろうか……? 千秋楽は絶対あり得ないはずだし。今後の戦いも厳しそうですが、最後まで応援し続けたいと思います。そして、【白水】さんVS横綱【泡影】も描いてほしいですな。ある意味、『はじめの一歩』的な、先輩・後輩力士の戦いもきちんと描いてもらうと嬉しいすね。期待してます!! 以上。

↓ 来月は『ペダル』新刊×2でお願いします。映画合わせすね。石垣さんがカッコイイじゃないすか!!

 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週はもう、興奮しすぎて取り乱してサーセンっした。
 今週もかなりイイ展開の『鮫島』ですが、サクッと他の連載漫画をいつも通り軽く触れておきます。
 今週は、週刊少年チャンピオン2016年25号です。
 ■『弱虫ペダル』:巻頭カラー。連載400回記念。TVアニメ3期は20017年1月に決定、そして番外編の『SPARE BIKE 』もアニメ化だそうです。そして今週は頂上まであと500mのところでとうとう坂道&今泉くんが追いつきました。そして山頂に待っていたのは、巻島センパイ!! こりゃあ、またしても坂道のやる気は爆発してしまいそうですね。
 ■『刃牙道』:武蔵。愛刀を手にVSピクルに向けて準備するの巻
 ■『囚人リク』:いよいよ脱獄作戦開始の巻
 ■『少年ラケット』:ビリーさんとの闘いはついに決着!! の巻
 ■『錻力のアーチスト』:清作はフェンス直撃1点どまり。あとは弐織先輩頼んます!!!
 ■『Gメン』:ソフト部の美少女に、DT少年の勝太、浮かれまくりの巻
 ■『AIの遺電子』:ラーメン屋の大将(ヒューマノイド)の舌を直したら、味が変わってしまい……という話。面白かった。
 という感じで、まあ通常運行でしょうか。とにかくチャンピオンの『ペダル』推しはすごいですな。実際『ペダル』は面白いからアリですが。巻頭カラーと三つ折りピンナップ付きです(純太&一のコンビ。描き下ろしなのかよく分からない)。
  
 さて。では今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週から八日目、いわゆる中日に入り、とうとう主な幕内力士達の番付が判明しました。わたしはあまりに興奮してしまい、思わず表まで作ってしまいましたが、今週は東西の支度部屋の様子が描写されました。
 ただ、冒頭2Pは、【丈影】の回想シーンです。今年の初場所5日目で黒星となってしまった横綱【泡影】。それ以降、連勝を続けている横綱の、連勝が始まる前の最後の敗北。何が起きたのかわかりませんが、どうやら何かがあったようです。相手が誰だったのか、すげえ気になりますね!!
 で、現在の支度部屋に戻ります。まず西の支度部屋では、【白水】さんが結びの一番で横綱【泡影】との割が組まれており、超緊張してコチンコチンです。曰く「緊張で意識が黄泉の国へ引っ張られちまう」そうですw  川さんの謎の印で正気に戻る【白水】兄貴。横綱の恐ろしさを【松明】や鯉太郎に語りますが、鯉太郎にはイマイチ通じません。鯉太郎は常に体を壊しかねない相撲を取るので、土俵に上がるのは怖くないと言いますが、【松明】は心の中で思います。それが兄貴分の鯉太郎の強さであり、同時に危うさなんだと。しかし、ホントに常松こと【松明】もイイ奴になりました。『Burst』では本当にムカツク、クソヤローでしたので、その心の成長がファンにはたまらなく嬉しいですな。
 そして一方の東の支度部屋です。静まり返っている室内。そこに負けて荒れて入ってくる力士。ちくしょー!! とわめく力士に対し、【丈影】は偉そうに言います。「静かにしろ… 横綱の前だぞ」この一言で再び室内はシーーーン。そこに、とうとうあの男が!! 我々の知っているあの男が、言ってくれました!!!
 「フン… 仕方ないだろ… 命懸けでやってんだ 感情が爆発もする…」
 わたしはまた、この発言者は【天雷】あたりか、と思ったのですが、ページをめくって現れたのは!!! なんとあの、【王虎】が1ページブチ抜きで登場じゃないですか!!! マジか!! あの【王虎】が、「命懸けでやってんだ」なんて言葉を発するとは!!! これはもう、シリーズを読んできた我々ファンとしては感無量ですよ。これまでのシリーズでずっと悪党だった【王虎】もまた、『Burst』での鯉太郎との戦いで成長していたことが明らかになったわけです!!! やった―――!! 偉いぞ【王虎】!! しかも、そのセリフがカッコイイ!! 
 「心配しなくても 今場所で 俺が食ってやるさ」
 おいおい、お前、いつからそんなにカッコ良くなったんだよ……わたしはもう嬉しいっす!!
 しかし、横綱の手下たる【丈影】がまた生意気なことを抜かします。
 「フッ… 大関…アナタの実力は認めるが…さすがに横綱とは貫目が違う…何度挑もうが 結果は変わらない…」
 何だとこのガキャア!? と読者たる我々に喧嘩を売ってるとしか思えない【丈影】。おまけに、先週初登場の【白雲】【白鯨力】、そして【天雷】たちもいる支度部屋で、なんとこんなことまで言います。
 「勝てませんよ…誰もね…横綱・泡影を倒せるとしたら 私だけですから…」。
 そして対する【王虎】がまたカッコいいこと言ってくれました。
 「(クスッ…) 同部屋じゃ土俵で証明できねぇ…だが勝てたら…その大ボラも耳に入れてやるよ…」
 「…? アナタにですか?」
 「今日の相手にだよ…」 もちろん、【丈影】の「今日の相手」は鮫島鯉太郎です!!
 かーーーっ!! 【王虎】よ、よくぞ言ってくれたぜ!! いやー、今週の【王虎】は非常にカッコイイですな。でけえ口を叩く前に、まずは今日の相手、鮫島に勝って見せろ。話はそれからだ。なんだよもう、【王虎】が超イイ奴じゃん!!!
 という感じでしたので、今週もまた、わたしは朝の電車で超ニヤケていたと思います。もうあれっすね、毎日乗る電車の車両を変えないと、変質者で事案発生なのでヤバイっすね。いやー、ほんと、最高です!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は先週の記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。

 というわけで、結論。
 『鮫島』は本当に最高ですね。 先週、各力士の番付が判明したのはいいんだけど、星取りの状況も知りたかった……果たして上位陣の星はどんな感じなのか。実際のところ、14枚目の鯉太郎が横綱と戦える可能性が出るのは、上位陣の星次第なんだよなあ……気になるところっす。以上。


↓ 現在開催中の大相撲5月場所では、わたしイチオシの【松鳳山】関が昨日の段階で7勝4敗、勝ち越しまで あと星一つ!! 頑張れ!!

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 今週の週刊少年チャンピオンから、いよいよ『鮫島』は【蒼希狼】との本割となります。 その前に、ほかの連載作品をざっと見ておきましょう。
 ■ 『弱虫ペダル』:どうやら2日目のコースは榛名山を通るようですね。つまりこの山で、山岳くんと坂道くんの戦いがある展開ですが、まだ総北は追いついていません。そしていよいよ京都伏見が動き出す!! というところまででした。登れてスプリントも出来る、という点で、実はキモー筋くんが最強なんだよな……。わたしは密かに、2年目は京伏が優勝して、3年目にリベンジをかけた戦いになるとにらんでます。どうなるか楽しみですな。
 ■『牙刃道』:武蔵、ピクルに会いたがるの巻。ピクル、ワニをモニュっと食うの巻。
 ■『囚人リク』:鬼道院、現るの巻。レノマ、何かひらめくの巻(?)
 ■『Gメン』:勝太、わんこをダシにデートするの巻。大吾、悪党との対決迫るの巻き。まあきっと勝太が助けに行く展開でしょうな。アリです。
 ■『スメラギドレッサーズ』:次回最終回の巻!! うわーーん!! 悲しい……。
 てな感じですが、今週は新連載が1本ありました。『ビーストコンプレックス』という作品で、絵のタッチはなんとなく『HUNTER×HUNTER』でおなじみの富樫義博先生に似ているような気がします。動物擬人化学園物語? とでも言えばいいのでしょうか。どうやら毎回主人公が違うようですが、初回の今週は、出来る少年ライオンが、登校拒否のコウモリと心を通わせるお話でした。こう書くとなんかほのぼのタッチのように思えるかもしれませんが、全然そんなことはなく、意外とリアルというか現代性にあふれたシニカルなところがあります。ちょっと今後注目していきたいですね。

 さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 今週は、【蒼希狼】との本割に向かう朝から、土俵上でバチバチににらみ合うところまでで、ハッキョイまで行きませんでした。冒頭、白水さんのちょっとしたギャグパートがあり、部屋を出て国技館へ向かおうとする鯉太郎に、椿ちゃんは一言かけます。「あんまり無茶しないでよ・・・」鯉太郎は笑って答えます。「ハハハ・・・無茶言うなよ・・・」無茶しないのが無茶なことである鯉太郎。後姿なのでどんな顔で言ったのかわかりませんが、鯉太郎の心中を想像しただけで泣けますね。
 国技館の控室では、【蒼希狼】が気合の入ったウォーミングアップの最中です。そこに現れたのは、我らが関脇【天雷】さんと、同期の【田上】さんですよ!! 関脇【天雷】は言います。「鮫島との取組だもん・・・気合も入るよな・・・同期の俺らにとっても 注目の一番だよ・・・」【田上】さんも言いました「うちの王虎も なんだかんだ言って気になるみたいだったよ・・・」やはり、【王虎】は健在のようですね。番付が気になるなあ……!! 【天雷】が関脇だから、【王虎】は確実に大関か横綱でしょうな。てことは、きっと【王虎】の兄弟子である【猛虎】さんも、確実に大関か横綱だと思うのだが……対戦が今から楽しみすぎますね。このまま鯉太郎が白星を重ねれば、10日目以降に確実に割が組まれると思うので、どうかそれまで、鯉太郎の体がもちますように……。心配すぎて堪らないですな。というわけで、来週いよいよ【蒼希狼】とのハッキョイで、七日目の戦いが始まりますよ!! やっぱり、鮫島最高です!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←NEW!! 今週枚数判明。
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 【天雷】東関脇 
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 ※今週、【蒼希狼】の枚数が判明したけれど、間違いでは!? 七枚目は【大山道】兄貴であることは、2015年47号に明記されているのだが……。東の六枚目は、鯉の弟である常松こと【松明】だから、西の六枚目の間違いでは!? 佐藤先生!! どっちが正しいのか教えて下さい!! ひょっとすると、来週発売の単行本で、【大山道】兄貴の枚数の方が修正になっているかもしれないので、チェックしておきます!! 
 (なお、佐藤タカヒロ先生のTwitterにも特に枚数について言及なしでした)
 (でも、これは最高w→ https://twitter.com/satoootaka/status/700228513635311616

 というわけで、結論。
 いよいよ始まる【蒼希狼】との闘い、まあ、あまり長くならないと思いますが、熱い戦いを期待しています!! でも、嫌な予感がしてならないが、とにかくくれぐれも怪我しないでおくれ、鯉太郎!! 【天雷】も、きっと【王虎】も、鯉太郎との戦いを待っているはずなんだから。以上。

↓三週連続の紹介でくどいですが、単行本(6)はいよいよ来週3/8(火)発売です!! みなさん、絶対買いましょう!!! わたしは電子と紙の両方買って応援します!!!

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 早いもので2015年も今週がラスト、次回は年明けの1/7(木)になります。

 というわけで、最初に今週の週刊少年チャンピオン概況です。
 今週も、とりわけ驚愕の展開となった漫画はなかったといえるのではないでしょうか。『ペダル』は、変態小鞠くんの過去話から現在のスプリントライン残り600mまで進みました。最終ページに、ゴール前のちょっとした波乱要素が示されましたが、去年のインターハイ1日目のスプリント直前でも、同じような目に遭った泉田アブ一郎君、果たして今年はどうなるでしょう。『牙刃道』は、相変わらずバーで武蔵と酒を飲んでるオーガと、一方本部の道場でガイアがちょっと立ち会うぐらいの展開で、特に動きなしです。どうやら、本部のおっさんは実戦では強い的なイメージを読者に与えようとしていますが、まあ、どうなることやら、ですね。『リク』は塀の外の仲間たちの動きだけでした。それから、わたしが激しく応援している『ニコべん!』 ですが、前回、部活化することでいい展開になってきたと申しましたが、今週もかなりいい展開です。とうとう、ラブ要素も投入ですよ!! これはいいですね。このまま上手くいけば、アニメ化さえありうる展開だと思います。期待したいですね。とにかく、方言女子・梅宮ちゃんをはじめ、元気な巨乳っ子・多部ちゃん、ちょっと変態の伊調ちゃん、それから男に飢えてる顧問の先生など、女子が非常にキャラが立っており、きわめていい展開になってきていると思います。単行本は電子でしか買っていないけど、これは紙も買って応援するしかないような気がしてきましたよ。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースです 。
 長かった【蒼希狼】の回想が終わり、いよいよ【大山道】 兄貴と鯉太郎の取組直前です。空流部屋は、久しぶりにギャグ息抜き回的な、白水先輩の髪型の話を引っ張りますが、謎の外人力士【目丸手】の故郷の秘薬で、前々日の【巨桜丸】や前日の【岩ノ藤】に散々どつかれた鯉太郎の目もすっかり腫れが引き、準備万端の様子です。一方、【大山道】の山ノ上部屋では、【大山道】兄貴は朝げいこから熱が入っていますが、あの、嫌な野郎の後援会長が偉そうに見物に来ています。そしてまた嫌なことばっかり言う会長に、【大山道】兄貴が一喝。いい加減にしてください、【蒼希狼】はまだ終わっちゃいない、コイツほど相撲が好きな奴はいない、と。しかし、ダメ人間になってしまった【蒼希狼】は、そんな【大山道】兄貴の言葉にも、「俺はもう・・・終わってんだ・・・」と拒絶を示す。もうここから先の、【大山道】兄貴のセリフはカッコよすぎてシビレるので、全文を引用しよう。
 「そうか・・・分かった・・・ 本当は もう一度お前を 奮起させようと思ってたんだがな・・・ 今日の俺の取組・・・しっかり見ていろ お前にはもう取れない相撲を俺と鮫島で見せてやる・・・ お前がキッパリこの世界から足を洗えるようにしてやる・・・ それが兄弟子である 俺の役目だ」
 はーー・・・カッコイイ・・・。そして鯉太郎は、データ力士の弟弟子、常松こと【松明】から、【大山道】はベテランで曲者であり、常に冷静沈着で引き技は職人芸ゆえ、あまり熱くなりすぎないようにとアドバイスを得る。そして、よし・・・行くぞ六日目!! と気合を入れていざ、国技館に入場するところで今年は終了、続きは年明けでありました。 いやあ、【蒼希狼】がすっかり腑抜けた今、【大山道】兄貴がどんな漢を見せてくれるのか、楽しみに次回を待とうと思います。超・楽しみにしてますよ、佐藤先生!!

最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
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 【天雷】東関脇
 【蒼希狼】??? 最高位は小結
 ※右額の傷は、初入幕初日の【桐の里】戦で負ったもの
 ※現在の現役横綱は、モンゴル出身力士で「大横綱」と称されている模様 
  ただし、【蒼希狼】の過去話の時点なので、この9月場所も現役か不明。

 というわけで、結論。
 今週の『鮫島』は、いよいよ【大山道】兄貴との取組直前まで来ました。両者ともに、気合は十分。特に、【大山道】兄貴には、心に期すものがあります。大変な取組となるのはもう必定でしょう。楽しみです。
 そして、『ニコべん!』がどんどん良くなっていくのが大変喜ばしいのでありました。以上。

↓ 全然記事に関係ないですが、昨日本屋さんで売ってるのを見かけた。年末はこれを読んで生きようを思います。著者が亡くなっても、まさかの発売にオレ大歓喜。高いけど買うしかあるまいて。
ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (上)
ダヴィド ラーゲルクランツ
早川書房
2015-12-18

ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女 (下)
ダヴィド ラーゲルクランツ
早川書房
2015-12-18

 というわけで、昨日紹介した『鮫島、最後の十五日』は、現時点でわたしにとっては完全に「傑作」判定されているわけだが、ここまでの流れをまとめておかないと、今後どうなるのか心配で夜もあれこれ考えてしまうのでいけない。なので、今日はこのネタで終わりにします。とりあえず、本作『鮫島、最後の十五日』の舞台と現状分かっていることをまとめておこう。

 ■主人公・鮫島鯉太郎に関して
 【場所と番付】9月場所/東前頭十四枚目※二場所前の5月場所では東前頭十枚目 
 なお、5月場所では12日目終了時点で3敗だったので、その後、仮に全敗していても9勝以上はしていたはずだから、次の7月の名古屋場所での番付は確実にもっと上がっていたはず。それでいて9月場所で十四枚目ということは、名古屋場所では負け越したか、休場したか、どっちかだったことが想像できる。たぶん、場所中に休場になっちゃったんだろうな……。 何があったのかは、佐藤タカヒロ先生に聞かないとわからない。

 ■ほかの力士たちについて(9月場所時点)
【白水】鯉太郎の兄弟子。西小結。ギャグ担当かと思いきや、強力な「ゴリラ張り手」で順調に出世しており、現在の空流部屋の部屋頭。背が高い。
【松明】鯉太郎の弟弟子。東前頭六枚目。元学生横綱で、Burstから登場した常松の現在の四股名。登場時はすげえ嫌な奴だったけど、Burstでの鯉太郎の戦いを見て改心(?)。今はデータ重視のインテリ力士的な描写。
【飛天翔】教習所時代からの同期。石川から四股名を改めている。西前頭十二枚目。張り相撲命。鯉太郎とは初対面時から、同じソップとして、永遠のライバルであり、親友。
 また、現在では鯉太郎の所属する空流部屋には、3人の弟弟子ができている。
 前作Burstから登場している【大吉】は序二段、本作から新登場の【豆助】は序ノ口、同じく新キャラの謎の外国人力士【目丸手】はまだ序二段であるようだ。なお、一番最初から空流部屋にいる【川口】は、いることは確かだが番付は不明w
 そのほか、現状では、同期ライバルたちが今現在どうなっているか、まだわからない。モンゴルからやってきた【蒼希狼】や、怪力【天雷】、それから因縁の【王虎】は、どうやら順調に出世して幕内にいることは確かなようだ。どんな番付になっているのか、登場が楽しみである。三役まで行ってるんだろうな……白水さんが小結だもんな。あと、王虎の父で往年の大横綱・虎城は、現在は相撲協会理事長になっている。解説役でほぼレギュラー出演し、結構鯉太郎に好意的なコメントを発しており、Burstまでは鯉太郎をつぶそうとしていたけれど、今はだいぶ鯉太郎を認めている感じ。
 ちなみに、なんと最新4巻では、巻末に描き下ろし(?)で、石川最後の戦いの後の後日談が8ページ掲載されている。そこでは、教習所同期の田上、ドングリ渡部、そして天雷が今でも元気に活躍している様子が描かれており、こういう嬉しいおまけは有り難い。佐藤先生ありがとう!! 

 ■舞台となる9月場所の「割」について(※相撲用語で取組、試合のこと)
 1日目: VS 飛天翔(西前頭十二枚目) 第1話~第6話。第1巻終わりまで
 2日目: VS 宝玉光(西前頭十一枚目) 第7話~第25話。第2巻~第3巻終わりまで
 3日目: VS 舞ノ島(西前頭十枚目) 第26話~第30話。第4巻半分まで。
 4日目: VS 巨桜丸(西前頭九枚目・新入幕) 第31話~43話。第4巻真ん中から第5巻終わりまで(予想)。
 
 先週の連載で、VS巨桜丸戦が終わり、話数的におそらくちょうど5巻に最後まで収録できるはずだが、果たして今後、どのような戦いが描かれるか。そもそも、相撲の「割」は、初日2日目以外は前日に決まるものだが、基本的に鯉太郎のような幕内下位力士は、同レベルの力士との対戦から始まって、通常ならば横綱や大関との対戦は組まれることはないが、勝ちが続くようならば中盤戦から三役にもぶつかっていくことになると思う。
 となると、中盤から後半で、おそらくは三役以上にいると思われる、王虎、天雷、蒼希狼との対戦も、そりゃ当然あるんでしょうな? という事が予想されるが……果たして鯉太郎は、体がもつのだろうか……心配でならないわけだが、最後の対戦は、やっぱり王虎なのかな……。問題は、王虎が今現在、どんな地位にいるかだ。最低でも大関、場合によっては横綱もありうるのかもしれないと思うと、読者としてはもう超・ワクワクだ。おそらくは、前作Burstでの最後の戦いを経て、王虎も一皮むけて本当に強い力士に育っているのだろうし、当然、天雷や蒼希狼、それからBurstで戦った闘海丸や岩の藤が出てきてもおかしくないし、また、おそらくは王虎戦の前には、王虎の兄弟子である猛虎も出てくるだろう。猛虎は、『バチバチ』第1巻で、素人高校生だった鯉太郎と戦った男だ。借りを返す必要があると、きっとずっと思っているに違いない。きっと猛虎も、大関あたりなんじゃなかろうか。相当厳しい戦いが描かれると勝手に期待している。
 ホント、毎週楽しみでしょうがない。そして本作『鮫島、最後の十五日』がどういった完結を迎えるのか、最後までずっと応援していきたいと思う。

 ところで。
 わたしは本物の大相撲を結構よく見るようになったのだが、わたしの家から一番近い相撲部屋は旧松ケ谷部屋、現在の二所ノ関部屋である。親方は、元・若島津であり、すなわちおかみさんは高田みづえさんの、あの部屋である。まあ、家から近いという縁もあって、わたしはこの部屋の部屋頭である松鳳山をずっと応援しているのだが、この野郎は小結まで行って、敢闘賞2回、金星1回と立派な戦績を誇り、このまま順調に出世したらうれしいなと思わせといて、ダメな時は全くダメな野郎で、しかも結婚したらまた急に弱くなってしまい、今年の3月場所で1勝14敗とあろうことか十両に落ちてしまった。そして十両陥落後も2場所連続負け越し。何やってんだバカヤロー!! と思ったら、先場所で十両優勝したので、また幕内復帰もあることと思う。もっとちゃんと強くなってくれよ、応援してるんだから。ちなみに、この松鳳山は、どういうわけか、幕内力士でもっとも日焼け? だか知らないけどとにかく黒く、そのためわたしは彼を、「黒ブタ」と愛をこめて呼んでいる。黒ブタよ、もう一度三役まで復帰したら後援会に入ってもいいぞ。約束しよう。応援してるから、頑張ってくれよ!! 十両優勝っつっても、なんだよ千秋楽の負けは!! 優勝決まってたからって、最後も勝って決めんかい!!

 というわけで、結論。
 『鮫島、最後の十五日』の最終回は、確実に泣くと思うね。鯉太郎の戦いの最期まで応援し、その闘う姿を見届けたい。 単行本は必ず、電子と紙、両方買うよ。何なら2冊買ってもいいから、どうか最後まで描き切ってください……!!
 そして松鳳山よ、もうちっと強くなってくれ!! 頼むわマジで……!!

 ↓  やっぱり、総武線利用者としては、毎日国技館の前を通ってるんだから、一度本物の大相撲を見に行かねえとイカンな……。グッズ欲しい……。
 

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