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 というわけで、先週の日曜日、今年の大相撲9月場所が千秋楽を迎えた。
 今場所は、横綱【白鵬】関が休場となり、先場所でなんとか綱取りに望みをつないだ大関【稀勢の里】関の動向に注目が集まっていたわけだが、場所前の横綱審議委員会の稽古総見では、横綱【日馬富士】関に対して8連敗し、その内容のマズさからも、相撲ファンの誰しもが、ホントに大丈夫か? と大変心配していたのではないかと思う。
 そしてその心配は、初日から明らかになった。初日、東前頭筆頭の【隠岐の海】関に敗北し、いきなりの黒星スタートとなったのである。折しも【白鵬】不在という、ある意味最大のチャンスに、初日からの黒星という事で、これまた誰しもが、あぁ……とため息をついたことだろうと思う。
 この、初日に大関【稀勢の里】関を下した【隠岐の海】関は、その後2人の横綱と3人の大関すらも倒し、これは今場所の台風の目になるかと目されたものの、9日目から関脇・小結陣に立て続けに5連敗してしまって、早々に優勝戦線から脱落してしまった。
 こんな中、着実に勝ち星を積み重ねたのが、大関【豪栄道】関と、東前頭14枚目の【遠藤】関の二人である。まず、大関の【豪栄道】関だが、正直今まで、強いんだか弱いんだかという微妙な取組が多く、怪我もあったとはいえ、大関在位まる2年、12場所中4場所負け越しており、とりわけここ1年はカド番になっては勝ち越すという状態で、今場所も、先場所の負け越しによりカド番からのスタートであったため、はっきり言って今場所の活躍を事前に予想した人は誰もいないと思う。結果的に、なんと驚きの15連勝となり、見事に全勝優勝を飾るに至った。これで、日本人大関のライバルで、優勝経験のないのはなんと横綱候補筆頭だった【稀勢の里】関ただ一人となってしまったわけだ。なんというか、まあ極めて残念というか……八角理事長も、【稀勢の里】関の綱取りは完全に「振出しに戻った」と発言しており、ゼロからのスタートとなることが確定した。一方全勝優勝した【豪栄道】関は、一躍来場所は綱取りへの重要な場所となったわけで、まったくもって諸行無常とはこのことであろう。ちなみに、カド番からの大関の全勝優勝は史上初(?)らしいですな。
 で。今場所活躍したもう一人の【遠藤】関である。
 【遠藤】関といえば、石川県出身で、名門日大相撲部からアマ横綱のタイトルをもって各界入りし、その端正な顔立ちから女性に大人気の力士である。実際、確かにコイツはイケメンであるし、入門4場所目で幕内入りするなど、その実力も極めて高い水準にある、のだが、ここ2年ほどは怪我もあって成績の波が激しく、良い時は二ケタ勝利することもあったが、3場所前は十両に落ちるなど、はっきり言ってかなり浮き沈みが激しかった。そんな【遠藤】関だが、今場所は万全の態勢で臨み、見事13勝2敗という立派な戦績で技能賞を受賞するに至った。東前頭14枚目と下位番付だった【遠藤】関は、わたしの愛する漫画『鮫島、最後の十五日』の主人公・鮫島鯉太郎と同じ番付なので、対戦相手がどんな番付力士だったのか、『鮫島』の今後を予想するための備忘録としてチェックしておこう。
 <【遠藤】関(東前14)の星取表>
初日 二日目 三日目 四日目 五日目 六日目 七日目 八日目 九日目 十日目 十一日目 十二日目 十三日目 十四日目 千秋楽
豊響 天風 徳勝龍 千代翔馬 琴勇輝 豪風 旭秀鵬 蒼国来 佐田の海 玉鷲 御嶽海 松鳳山 高安 錦木
西前十三 東前十三 東前十五 西前十二 西前八 西前九 西前十五 西前七 東前十一 西前十 西前六 西前五 東前七 東関脇 東前九
 どうも相撲の対戦相手は、法則性がなく、それぞれの力士の勝ち星の数も影響するため、予想ができないのだが、『鮫島』の主人公・鯉太郎も現在8戦全勝で、9戦目が小結と当たる展開になっている。たぶん、【遠藤】関や鯉太郎のような、東前頭14枚目あたりだと、全勝ペースで行っても、横綱や大関との対戦は、まあ、組まれないんだろうな、という気がするわけで、しかしながら、『鮫島』という漫画において、主人公は絶対横綱と対戦しないと話が盛り上がらないわけで、となると……ひょっとして全勝同士の「優勝決定戦」が最後の戦いになるんじゃねえか? という気もしてきた。ええと、意味わかりますか? 鯉太郎が満身創痍で白星を重ねていても、14枚目という番付の力士が横綱と対戦することは、普通なら事実上ないってことです。横綱は、普通に考えれば10日目以降は三役以上との対戦がマストになるわけで、もし、本割で鯉太郎と【泡影】が当たるなら、まあそれ以前でないとあり得ず、もう物語は9日目に入ってしまったので、どう考えても本割での対戦はない、というわけである。果たしてどうなるんでしょうな、『鮫島』は。

 というわけで、話は『鮫島』に逸れてしまったが、最後にわたしが最も応援している黒ブタこと【松鳳山】関についてである。先々場所、二ケタ勝利を上げて、先場所は東前頭4枚目まで番付を上げた我らが黒ブタこと【松鳳山】関だが、先場所は5勝10敗と大きく負け越してしまい、今場所は東前頭7枚目に位置しての9月場所である。結果的には7勝7敗で臨んだ千秋楽で勝利をあげ、なんとか8勝勝ち越しで場所を終えることができた。わたしとしては、もう結果オーライで大変喜ばしい限りである。惜しかったのは、中日八日目の【正代】関との一番だろう。一瞬よっしゃ、勝った!! と思いきや、物言いがついてビデオ判定の結果、思いっきり足が出ており、無念の「勇み足」での敗北。実に惜しかったなあ……。それでも、その負けを引きずらないで翌日から3連勝したのは、ファンとしては大変うれしく、ギリギリだけど勝ち越せたのはホント一安心ですよ。あー良かった。

 というわけで、ぶった切りですが結論。
 平成28年9月場所は、カド番大関【豪栄道】関のまさかの全勝優勝で幕を閉じた。我が愛しの【松鳳山】関も、何とか勝ち越し、 来場所は番付を少し上げられることと思う。再びの三役復帰を目指してマジ頑張ってほしいと思います。そして、わたし的には来場所で気になるのは、【豪栄道】関の綱取りよりも、ここのところめっきりおかしくなってしまった大関【照ノ冨士】関の動向だ。今年に入って本当に満身創痍でボロボロで、非常に心配です。関脇で優勝した去年の強さは、本当に圧倒的だったのに……。ホント、【照ノ冨士】関も頑張っておくれ!! 以上。

↓ 来場所は九州場所です。もう年末ですなあ……早いのう……。
 

 というわけで、先週の日曜日、今年の大相撲7月場所(名古屋場所)が千秋楽を迎えた。
 名古屋場所は従来から「荒れる」ことでもおなじみで、今場所は、大関【稀勢の里】関の綱取りがかかる重要な場所として、いよいよ日本人横綱誕生となるのか、 大方の相撲ファンの注目はその点に集まっていたのではないかと思う。
 わたしも、もちろんそんな一人だが、一番応援している黒ブタこと【松鳳山】関が、先場所二けた勝利を飾って大きく番付を上げ、東4枚目として戦うこととなったため、名古屋でまた勝ち越せば、三役復帰だってありうるかもよ、と大変期待を込めて、15日間の戦いを見守ったわけである。
 東の4枚目、という番付は、上位陣、横綱や大関との割が組まれるかどうか、という意味で非常に微妙、な位置だ。応援する身としては、そりゃあ横綱や大関をぶっ飛ばして、カッコいいところを見たいのは山々なのだが、若干情けない見方だけれど、そういった「勝てない可能性の方が高い」取り組みは少ない方がありがたい、なんてことも思うわけで、とにかく、非常に微妙、なのである。
 しかし、残念ながら、というと、これまた非常に情けないのだが、1横綱1大関、そして3枚目の力士が休場となってしまい、自分より上位の力士3人が不在となったため、わが愛しの黒ブタ【松鳳山】は2横綱3大関との割ががっちり組まれ、全15戦中10戦は自分より格上力士との戦いとなった。まあ、それは別に普通だと思うし、とりわけ厳しい割であったとは思わない。
 しかし結果は、5勝10敗。負け越しである。
 内容としては、2大関に勝利したことは大変評価できる、が、よりによって優勝を争う、そして綱取りのかかる【稀勢の里】関に、まさかの立ち合い変化で勝ってしまったのは、 まあ、【松鳳山】関のファンとしてはうれしいんだけれど、大相撲ファンとしては大変に心中複雑で、もし【稀勢の里】関が、わが愛しの黒ブタ【松鳳山】関にすんなり勝っていたとしたら、大きく局面は変わっていた可能性もあるわけで、なんか申し訳ない、的な気持ちになってしまうのである。
 一応、【稀勢の里】関は、優勝した横綱【日馬富士】関には完敗といっていいと思うが、なんとか翌日の割では横綱【白鵬】関をぶっ飛ばし、3敗を維持することで、綱取りのチャンスは来場所に持ち越された。ええと、どういうことかというと、ゼロからのスタートにならず、来場所優勝(に近い1敗とか2敗)できれば、念願の横綱審議委員会が招集される、とまあ、そんなことになっている。
 なお、わたしが2番目に応援している、通称「毛むくじゃら」こと【高安】関も、今場所は小結として大いに頑張り、11勝4敗といい成績で終わることができたし、どうも気になる存在の若い【錦木】関も、西前頭14枚目と後がない番付だったが、9勝6敗と無事に勝ち越すことができたので、もう少し枚数は上がるだろう。
 わたしが今、大変気になっているのは、今場所をカド番で迎えた大関【照ノ富士】関だ。この人は、ホントにあっという間に大関になったという印象が強くて、幕内に入幕してから9場所で大関まで駆け上がったので、小結を経験してないほどのスピード出世だったわけで、1年前の今頃は、きっと1年以内に横綱まで駆け上がっちゃうんだろうな、なんて予感すら漂わせていたのだが、ここ数場所、大変苦労している。相撲用語でいう所の、「ヤマ行っちゃった」んだよなあ……。要するに、ケガ、ですよ。
 去年の9月場所で、右ひざの十字靭帯損傷、それでも11月場所に強行出場してなんとか9勝と勝ち越すも、翌、今年の1月場所では右の鎖骨骨折と大きなヤマを背負ってしまう。そして左膝の内視鏡手術もやって、それ以降、3月場所はカド番として出場するもまた辛くも9勝を挙げ、何とか復活できるか、と思ったら、次の5月場所はなんと、初日2日目を白星でスタートするも、残り13連敗を喫し、大関ワースト連敗記録を更新してしまうことになった。なので、今場所はカド番だったわけだが、やはりどうも元気がなく、千秋楽を7勝7敗で迎えることとなった。千秋楽、負けて8敗目を喫してしまえば、大関陥落となり、来場所は関脇から出直しである。相当なプレッシャーだっただろうと思う。正直、何もかもいやになっちゃわないもんだろうか。相当な精神力がないと、あの土俵には立てないだろうなあ、とぼんやり思う。まあ、結果的には千秋楽で関脇【魁聖】関を「小股掬い」で下し、無事にカド番脱出、来場所も大関の地位を確定することができたわけで、よかったよかった、ではある。来場所は、近年では最速の出世をした勢いのある【照ノ冨士】関が再び復活してほしいものですな。
 なお、【照ノ冨士】関の所属する伊勢ケ濱部屋は、今場所優勝した横綱【日馬富士】関や、今場所大活躍した【宝富士】関も在籍する強豪である。しっかり稽古を積んで、来場所に当たっていただきたい。
 そして、我が愛しの黒ブタ野郎【松鳳山】関も、来場所はまた10枚目ぐらいかな、枚数を落とすのは確実だが、元気に力強い相撲を我々ファンに見せていただきたいものです。応援してるぜ。来場所こそ、国技館に応援に行きたいものだ。なんか、ここ数場所、一番盛り上がるのは13日目の金曜日のような気がしますな。その日付を狙って、チケット争奪戦に参加してみようかな。

 というわけで、結論。
 平成28年7月場所は、横綱【日馬富士】関が13勝2敗で優勝した。我が愛しの【松鳳山】関は5勝10敗。また出直しであります。でも、ホント、15日間の熱い戦いが終わると、なんかさみしいすね。次の9月場所、果たして【稀勢の里】関は念願成就できるのか、大変楽しみにしたいと思います。以上。

↓ 一度買ってみますか……どんな雑誌なんだろう?
 

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