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 今年2020年1月で、わたしが初めて宝塚歌劇を観劇してから11年が経過した。会社のヅカファンのお姉さんたちがいて、オレも一度見てみたいんすよね……ということで初めて連れて行ってもらったのが2010年1月なので、もうずいぶん経ったもんだ。
 最初にチケットを獲ってくれた美しきお姉さまをわたしは「ズカ師匠」と呼んで崇めているのだが、その師匠が、「あなた、この作品はすごいわよ、絶対観ないとダメよ!」と強く推していたミュージカルが、『フランケンシュタイン』という作品であります。
 本作は、元々韓国産ミュージカルで、師匠はわざわざ韓国にも観に行ったほど気に入ったのだそうだ。日本初演は2017年で、その時に師匠に激推しされたのだが、わたしは残念ながらどうしても予定が合わず、観に行けなかった。そしてこの2020年、待望の再演となったので(※うーん、今回は3回目の再再演だと思ってたけど、どうも勘違いで今回が2回目、再演らしい。そうだったっけ?)、もう半年ぐらい前?からチケットを確保し、今日、日生劇場へ赴いたのであります。
farankenstein
 というわけで、赴いた日生劇場は、1963年に完成した劇場で、以前わたしは浅利慶太先生本人から直接「日生劇場はねえ、ぼくと石原慎太郎で作ったんだよ」というお話を聞かせてもらったことがあるが、もう50年以上の歴史があるわけで、ズバリ、もう建物としてかなり古い。現在駐車場が工事中で使えなくなってました。一瞬、そうだ、日生行くなら駐車場あるから車で行くか、とか思ったんだけど、素直に電車で行ってよかったす。
 で。
 物語は、Mary Shelly女史による原作小説「フランケンシュタイン」とは全然違う、けど、微妙にちゃんと設定を踏襲している点もあって(と言っても、スイスが舞台で最後は北極とかそのぐらいかも)、大変興味深い物語となっていたのが新鮮であった。
 世はナポレオン戦争中のヨーロッパ。フランケンシュタイン青年は幼少期に母を亡くし、その母をよみがえらせるんだ!という生命の創造に憑りつかれ、ドイツに留学し、その後、従軍医師(?)として戦地に赴くが、ある日、アンリという人体接合の整形外科医(?)がフランス軍人(アンリって名前からフランス人か? と思ったけど、何人か不明でした)を治療したとして処刑されようとしているところに出会う。フランケンシュタインはアンリの論文も読んでいたので、アンリを助け、自らの「実験」の助手になるよう説得、アンリは、そんなのは神への冒涜だと反発するが、結局は命を助けてもらったこともあって助手になり、戦争も終わってフランケンシュタインの故郷、ジュネーブへ同行する。
 しかし、戦争が終わっちゃっているので、実験に使える「死体」が調達できず、困っていたところ、そうだ、葬儀屋に金渡して死体を横流ししてもらえばいいんじゃね? とひらめくが、なんと、その葬儀屋が金欲しさに、自分で人を殺して死体を用意するという暴挙に出る。カッとなったフランケンシュタイン博士は、つい、その葬儀屋を殺してしまう。その時、アンリが自分が葬儀屋を殺したことにすればいいと替え玉を志願。かくしてアンリは処刑されてしまうが……フランケンシュタイン博士は自分のために死んでしまったアンリをよみがえらせるために、禁断の実験を行うのだった……! てのが第1幕のお話であった。なので、結構ツッコミどころはあったと思う。
 そしてこのミュージカルの最大の特徴が、第2幕と言っていいだろう。第1幕の役者たちが、まったく違う役柄で、当然全く違う衣装やメイク、まったく違う性格の人物として物語が進むのだ。そして曲がいちいちカッコいい!! やっぱりミュージカルは曲が命でしょうなあ。これは師匠が絶賛したのも納得だぜ、とわたしも大興奮でありました。
 というわけで、いつもは物語のキャラごとに感想を書くけど、今回は演じた役者陣ごとにメインの4人だけ、2役のキャラをメモして行こうと思う。ーーその前に、せっかくホリプロが動画を用意してるので貼っとくか。ホリプロはホント、ミュージカルに本気ですな。

 ◆柿澤勇人氏:フランケンシュタイン青年を演じた一方で、第2幕では、蘇り逃亡したアンリ=怪物を使って地下格闘場のようなバトルコロッセオを運営するクソ野郎ジャックを演じてました。しかしやっぱり柿澤氏はカッコイイし歌もイイすねえ! わたしは柿澤氏の声が大変良いと思います。現在はホリプロ所属だけど、元劇団四季出身だけに、滑舌もばっちりだし、非常に優れたミュージカルスターですな。泣きの芝居も大変グッときました。どうでもいいけど、浅利先生の物まねで笑いを取るのかどうかと思います!笑!
 ◆加藤和樹氏:もう一人の主人公アンリと、2幕では死から蘇った「怪物」ということで、唯一(?)同一人物ではあるけど、やっぱりキャラとしては別人という変則的なお芝居となってました。そしてやっぱり歌も極上。イケメンで歌もうまいって、もう無敵ですよ、ホントに。わたしにとって加藤氏は永遠の跡部様であり、崇め奉ることにやぶさかではないす。昨日、つい会社で『テニミュ』時代の加藤氏の映像を見ながら仕事しちゃいましたが、やっぱり当時から光ってますなあ。もう15年以上前だもんな……。本作はフランケンシュタインとアンリはWキャストになってますが、わたしとしてはもう1ミリ秒も迷わず、柿澤氏&加藤氏の組み合わせを選択したっすね。最高だったす!
 ◆音月桂さん:もう説明不要の元雪組TOPスター。退団してもう7年か……わたしが宝塚歌劇道に入門した時以降に雪組TOPスターに就任された方なので、その当時をギリ何度か見ております。そして今やすっかりお美しい女性ですよ。歌もイイっすね!今回演じたのは、フランケンシュタイン青年の幼馴染の女子ジュリアと、2幕ではジャックの運営するコロッセオに二束三文で売られて下働きをしているカトリーヌというとても可愛そうな女子を演じてました。ジュリアとしては出番も少なめだし歌も少ないんだけど……カトリーヌとしてはソロ曲も非常にソウルフル(?)で、超良かったす。あ、どうでもいいけど、音月さんの次の次に雪組TOPスターに就任した(けどもう退団済み)早霧せいなさんが客席にいらっしゃって、わたしは一人大興奮してました。おお? あのお方は!? とびっくりしたっす。
 ◆露崎春女さん:1幕ではフランケンシュタインの姉のエレン、そして2幕ではコロッセオを運営するジャックの妻(?)、エヴァを演じたいらっしゃいました。恥ずかしながらわたしは露崎さんを存じ上げなかったし、1幕ではかなり地味目だったのだが、2幕のエヴァの、若干パンクで熱量の高い歌いぶりで、うおお、この人凄い!! と驚き、興奮したっす。1幕の時は、その歌い方から、ああ、この方はきっとミュージカル役者じゃなくて、歌手、シンガーなんだろうな、と感じたのだが、2幕の歌で確信したっすね。パンフにも歌手としてのプロフィールしか載ってないし、さっき改めて調べて、この人は歌手だろうなというわたしの感想が正解だったことを知ったす。もう今年で歌手歴25年になるみたいすね。2幕でのハスキーでパワフルな歌い方が、露崎さんの本領発揮だったんすね。最高にカッコ良かったす! なお、2017年の初演時にこの役を演じたのは濱田めぐみさんだったんだな……。めぐさんVerも観てみたかったよ!!

 というわけで、短いけど結論。

 わたしをヅカ道に導いてくださった師匠が2017年に激推ししていたミュージカル『フランケンシュタイン』。2017年の初演はどうしても都合がつかず観に行けなかったのだが、いよいよ待望の再演! ということで、さっそく観てまいりました。師匠が激推ししたのも納得のクオリティで、とにかく全編曲がカッコ良く、また各キャラの演じ分けが素晴らしく、結論としてはもう、大変満足であります。柿澤氏と加藤氏の歌声は、非常にイイすね! とてもカッコ良かったす! そして音月さんも本当に美しいし、歌もとても良かった。また、初めて知った露崎さんのハスキーシャウトが超カッコ良かったす! ただ、物語的に若干アレな部分があるし、エンディングもかなり重いので、見終わった時に、気分爽快! って訳にはいかないすな。なんつうか……神への冒涜とかそういうことは別に感じないけど、やっぱり命を弄んではダメですよ。死を受け入れるのも、大人の流儀なんじゃないかなあ……ガキ過ぎたな……彼らは……とかそんなことを思いましたよっと。以上。

↓わたしとしては2005年のこれが『テニミュ』で一番好きっすね。当時はBlu-rayは出てないんだけど、わたしはWOWOWでのHD版をバッチリ録画しました! 若き頃の加藤和樹氏、城田優氏の二人の部長対決は超熱いし、歌も最高です。そして斎藤工氏も出てますが……斎藤氏は歌が……ヤバイ……

 いやー、楽しかった!
 何のことかって? これっすよ!
poppins
 渋谷ヒカリエの上、シアター・オーブにて絶賛上演中の、ミュージカル『MARY POPPINS メリー・ポピンズ』であります。まあノリノリの歌にノリノリのダンス、コイツは盛り上がりますなあ! やっぱり、ミュージカルは生に限りますよ。実際最高でした! あの「スパカリ」を聞いてじっとしていられる奴はいねえ、と思うな。えっ!? 「スパカリ」を知らないだって!? それはアカンす! 「スーパーカリフラジスティックエクスピアリドーシャス」のことに決まってるっすよ! ええっ!? なんのこっちゃって!? 困った人だなあ、もう! これっすよ!

 は――……ホントまだ今でもこの曲聴くと興奮するわ……。
 というわけで。ちょっと落ち着いて説明から。
 といっても、まあ、もはや『MARY POPPINS』について説明する必要もなかろう。Julie Andrewsさん主演のディズニー映画版は、Wikiによればディズニー映画史上最高興行成績の記録を持ってるそうで、主役のJulieさんもアカデミー主演女優賞受賞した超有名な名作だ。(翌年の『The Sound of Music』では受賞ならず。その代り『POPPINS』では獲れなかった作品賞を受賞)。『POPPINS』の映画版では、途中でアニメが入り混じる展開で、絵の中の世界に入っちゃうとか、かなりファンタジーな作品なわけで、いわゆるひとつの、いかにも「ディズニー」な映画だが、果たして生身の舞台で、一体どんなふうに表現されるんだろうか? とわたしとしては昨日は超ワクワクして渋谷に赴いたのである。だが、結論としては、もうわたしとしては大満足。冒頭に書いた通り歌もダンスも素晴らしい! キャストの皆さんもとても良かったすねえ! ラスト、メリーが去っていくシーンは、舞台から1階席の上空を通って3階席の天井に吸い込まれていくという驚異のフライングなんかもあり、ホント大興奮でした。ちなみに、わたしは昨日、9列目のド・センターということで、まあまあいい席なんじゃね? と思って劇場に着いたら、なんと5列目までオーケストラピット(もちろん生オケだった)で、9列目は事実上4列目となっており、もうすげえいい席じゃん! と大興奮。まさしくわたしの頭上、手を伸ばせば届きそうなぐらいの低空飛行から、メリーはグググッと3階天井まで飛んでいきました。すげえす。アレは。
 なお、物語としては、映画版とちょっと変わっているポイントがいくつかあった。一番大きいのは、1幕ラストでメリーは姉弟のバカさ加減に呆れ(?)、一度空に帰ってしまうのだ。これは映画にはない点で、2幕冒頭から登場する、かつてお父さんが子供だった頃の子守りのおばあちゃんとの、ちょっとした対決シーンなんかも、映画版にはない。ただこの展開は、2幕物の舞台としてはとても効果的であったように思う。わたしは映画版しか知らなかったので、1幕ラストはどこまでだろう? とか思っていたので、1度帰っちゃうとは思っておらず、この先どうなっちゃうの? 的なヒキとしては大変良くできていたと思った。
 というわけで、キャラ紹介と演じた役者を紹介しておこう。
 ◆メリー・ポピンズ:ちょっとした魔法が使える謎の凄腕子守り(Nanny=ナニー=乳母)。宇宙人?なのか分からないけど、風に乗って空からやって来る。映画版では、ナニー募集の新聞広告を見てバンクス家の玄関に大勢の志願者が並んでいるところに、突風が吹いてみんな吹き飛ばされ(映像的に笑える)、そこに空からメリーがふわりとやって来るのだが、今回のミュージカル版では、あの印象的なシーンはなかったす。基本優しい、のだが、甘やかすようなことは一切せず、言動は超厳しい。彼女のかばんは4次元カバンになっていて、中に何でも入っており、そういえば若干ドラえもんチックでもある。とにかくいつも自信満々な風で、「何でも完璧」(The Perfect Nannyという歌さえある)。いつもキリッとしている。もちろん美人でかわいい。
 そしてそんなメリーを今回のミュージカル版で演じたのは、元劇団四季の歌姫でお馴染みの濱田めぐみさん(以下:濱めぐさん)と、わたしの大好きな平原綾香さん(以下:あーや)のWキャストだ。そしてわたしが昨日観たのは、あーやちゃん版である。恐らく、これはあーやファンの方には怒られると思うし、観てないので想像だが、たぶん濱めぐさんの方が、上手いだろうしメリーに合ってるんじゃないかと思う(※上の方に貼った動画は、濱めぐさんとあーやちゃん両方入りまざってます)。濱めぐさんは歌もダンスももう日本のミュージカル界では間違いなくTOPだし。でも、わたしはあーやちゃんのメリーが見たかったので昨日のチケットを撮った。もちろんあーやちゃんの歌の力は圧倒的な圧があって、生で聞くともの凄い迫力であることはお馴染みだが、わたしはあ―やちゃんの芝居とダンスを観たかったのだ。去年の『Beautiful』での芝居は非常に良かったし、『The Sound of Music』での吹替演技もとても素晴らしかったので、わたしとしてはあーやちゃんの演技に関しては何の心配もしていなかったのだが、今回はかなりダンスのあるミュージカルである。果たしてダンスはどうじゃろか、と思っていたわけだが……結論から言うと、かなりイイっすね。相当特訓したと思うけれど、なんか、その一生懸命さはとても引き付けられますな。恐らくは、濱めぐさんの方がピシャッと決まるキレのあるダンスではないかと想像するけど、どうしてどうして、あーやちゃん、すごいイイじゃないの! とわたしは偉そうに思うに至った。なんつうかですね、メリーは常にポーズをとっているというか、立ち姿がピシッとしているのだが、あーやちゃんメリーはそのピシッとしている姿がなんかちょっと可愛らしいんだな。何だろう、若干ちびっ子だからなのかな……あの手の組み方というか、手先の動きはきちんと指先まで行き届いていて、とても良かったすね。そしてもちろん歌はもう大変素晴らしく、さすがのワザマエでありました。お見事です! どうやらあーやちゃんが初めてミュージカルに出演した作品『LOVE NEVER DIE』も来年再演が決まったようで、わたしは初演を見逃してしまったので、絶対に今度はまた会いに行くよ!
 ◆バート:どうもメリーとは昔からの知り合いのようなのだが、すごい謎キャラ。公園で絵を描いていたり、煙突掃除屋さんだったり、の不思議青年。とてもやさしく、超イイ笑顔のナイスガイ。映画版で演じたのはDick Van Dyke氏で、映画ファン的には『Night Museum』に出てきた悪いおじいちゃんですな。映画版のバートは超歌って踊る陽気なファンキー野郎でしたが、今回のミュージカル版では、バートもWキャストで、わたしは迷わず柿澤勇人(以下:かっきー)くんVerを選んだ。かっきーもまた劇団四季出身、もうミュージカル界ではおなじみの歌の上手い俳優だ。なんつうか、バートのいい人スマイルはとてもカッキーに似合ってましたね。歌もダンスも大満足です。
 ◆ジェーン&マイケル姉弟:バンクス家の子供。映画版ではいたずらキッズで何人ものナニーに愛想をつかされた、けど、メリーにはすぐ懐いていい子になっちゃう的なキャラだが、ミュージカル版では結構最後まで言うことを聞かない生意気バカだったような気もした。ただ、演じた子役二人はとても良かったすね。ちゃんと歌えるし、ダンスも悪くなかったすね。とにかく一生懸命なさまは、お父さん目線のおっさん客としては、頬が緩みますな。この姉弟は、それぞれ4人の子役で回しているそうだが、昨日わたしが観たVerでは、ジェーンを渡邉おとはちゃん、マイケルを加藤憲史郎くんが演じていた。憲史郎くんは、清史郎くんの弟すね。10歳だって。わたしは清史郎くんが『レミゼ』でガブローシュを演じたのを観たことがあるけれど、この兄弟は歌声はちょっと似てるような気がしますね。大変良かったと思います。
 ◆ジョージ&ウィニフレッド・バンクス夫婦:バンクス家のお父さんとお母さん。お父さんは超厳格(だけど、若干ビジネスマンとしては抜けてる)な銀行マン、お母さんは、映画版ではなんか女性の権利運動に熱心で子育てはナニーにまかせっきりな女性だったけど、ミュージカル版では、ありゃ普通の主婦か? ちょっとキャラが変わっていました。昨日わたしが観たVerでは、それぞれ駒田一さんと三森千愛さんが演じておられた。二人ともわたしは存じ上げない方だったが、三森さんは意外とお若いんすね。素顔は大変可愛い方ということをさっき知ったす。この方も四季出身なんですな。
 ◆鳩の餌売りの老女/ミス・アンドリュー:老女は、映画版ではちょっとしたキーとなるキャラで、わたしはきっと2幕で出てくるんだろうな、と思っていたらミュージカル版ではもう1幕で登場。そしてミス・アンドリューが映画版には出てこない、お父さんの子供時代のナニー。これがまた超おっかないおばあちゃんで、ヤバし。この二役を一人で演じていたのが、昨日は島田歌穂さん! かつての『ロボコン』のロビンちゃんですよ! そして今や超歌ウマとしてもおなじみで、ちゃんとソロパートもあって、その歌声はさすがでありました。まあ、相変わらず華奢というか、顔が小さい!大変な美人だと思います。

 とまあ、キリがないのでこの辺にしておこう。
 たぶん、映画版を知らなくてももちろん大丈夫、だとは思う。だけど、やっぱり映画版を知っていた方がいろいろ分かりやすいのではなかろうか、という気もする。わたしは、だいぶ前に録画してあったWOWOWで放送されたのを予習してから観に行ったので、お話を十分理解してから観たわけだが、若干ですね……音楽の音量が激しくて、歌詞やセリフが聞き取りにくかったような気がするんすよね……この点だけは少しだけ残念す。まあ、4列目なので、ほぼ生声やオケの生音が聞こえており、大丈夫と言えば大丈夫だったけれど、逆に4列目であの状況だと、後ろの方や2階3階席はどうだったのかしら、と少し気になった。むしろ後ろの方が計算されたマイク音量で適切だったのかもな……。そんな状況だったので、なおさら濱めぐさんだったら超明瞭に歌詞もセリフも聞こえたかも、なんてことも思ったりしたけど、これはあーやちゃんには責任がないと思いたい。つうかですね、ほんとあーやちゃんはイイすね。これからも応援したいと思います。来年の『LOVE NEVER DIE』の再演が楽しみっす!
 最後に一つだけ! パンフのカバーデザインがわたしは大変気に入ったす。↓ こんなの。映画版だと、ラストでこの傘の柄の鳥がしゃべるけど、今回は喋らなかったす。
Mary02

 というわけで、結論。
 昨日わたしは渋谷にて絶賛上演中の『MARY POPPINS メリー・ポピンズ』を観てきたわけだが、まあ、冒頭に書いた通り最高でした。ノリノリな歌とダンスは、もうじっとしていられないすね。場内も皆さん手拍子でノリノリでありました。物語は意外と映画版と変わっていて、少し驚いたけど、十分アリだったと思う。そしてラストのフライングで帰っていくメリーの演出も凄かったし、大満足でありました。つうかですね、平原綾香さんことあ―やちゃんが可愛いんすよ。キリッとツーンとしているのに可愛い、ありゃあ、あーやメリーの個性でしょうな。もちろんあーやちゃんの歌にも大満足だし、意外というと大変失礼だがダンスぶりもイイ! つうか、結構ちびっ子で、ぴょんぴょん飛び跳ねて踊るダンスもなんかかわいいじゃないすか! ヤバいすね、わたしの中のあーや熱はまたも高まってきたようです。要するにですね、最高でした! 以上。

↓ やっぱり原典は予習しといた方がいいような気がする……。観てなくても十分楽しめますが。

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