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 はーーー興奮したわ……。わたしは今日、初めての大相撲観戦に行ってきた。わたしは、もう30年以上、ほぼ毎日総武線に載って通学/通勤しており、要するに毎日両国駅を通過しているのだが、国技館に入って、相撲観戦するのは初めてである。
 2か月ぐらい前に、まあどうせ取れないんでしょうよ、と申し込みしてみたチケットが運良く取れ、席は西15列目の特別2人マスC席、というもので、要するに、桝席の一番後ろで、通常4人に割り当てられる桝席を2人で観ていいよ、という席であった。一緒に連れてってやろうと思ったのは、年老いた母で、母がTVの相撲中継を観ながら、一度国技館で観てみたいわねえ的なことをつぶやくので、じゃあ、チケットを取ってみようじゃないかと思ったのである。
 で。今日はまず、国技館へどうやって行こうか? ということからちょっとした悩みがあった。というのも、我が老いたる母は、数年前にチャリで転倒し、見事に股関節骨折をぶちかまし、人工関節に置換するというちょっとゾッとする手術を受けたため、足が悪く、おまけに腰も悪い。この人、電車に乗れるんだろうか? という点からして心配であったため、国技館近くの駐車場まで車で行って、もし近くになければ、車を置ける地点からタクシーで行くしかねえかもな……と思っていた。
 また、時間は一体何時に出ればいいんだろう? という点も、初めて故に良く分からず、まあ、少なくとも幕内の土俵入りに間に合えばよかろう、という時間に家を出て、3時前ぐらいに国技館近くまで車で行ってみた。すると、非常に近いところは、やっぱり駐車料金が高い! ので、どうしようかなあ?と思っていたら、上限2400円の駐車場が開いていたので、そこに止めることにした。その場所は、国技館から300mほどなので、まあ、なんとか母でも歩けるだろう、というわけで、ま、実際全然母は大丈夫であった。
 そして国技館前まで着くと、もうすごい人の列。マジかよ!? と思っていると、その人々は力士の入り待ちをしている人々で、ははあ、なるほど、と思っていたら、正代関や御嶽海関、栃ノ心関などがちょうど続々と国技館入りしていて、うおお! すげえ! デカい! とのっけから大興奮。興奮しすぎてまともな写真が撮れませんでした。そして現在幕下17枚目まで落ちてしまっている豊ノ島さんにも、帰るところに遭遇。すでに関取ではない豊ノ島さんだったが、人々は大歓声、人気のほどはまだまだ関取クラスであった。今場所は4勝3敗とギリで勝ち越しなので、少しだけ番付は上がると思うが、まだ関取(=十両以上)までは少し時間がかかりそうだ。
 そしてそんな入り待ちの人々の間を通って国技館に向かうと、おおっと!! あった! まず見つけたかったのはこれですよ!
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 わたしが一番応援している松鳳山関の力士幟であります! カッコイイ! なお、写真は、本当は風の影響で裏面からしか取れず、文字が鏡文字の状態でしか撮影できなかったため、上記の写真は左右反転してあります。
 で、国技館へ入場し、十両の戦いが始まる直前だったので、まずは席はどんな所か見てみよう、チケットに記された西の15列目、特別2人マスC席ってのはどんなところなんだ、と席を探してみた。すると、ごくあっさりその場所は見つかり、まさしく桝席最後列で、西といっても真西ではなく、向こう正面(南側)の近い当たりだったので、角度的には西の力士のケツしか観れねえじゃん、という席では全然なく、意外と見やすく、そして一番意外なことに、結構土俵も近く見えた。おお、ここなら十分許容範囲じゃね? おまけに最後列なので、後ろを気にしなくていいし、通路にすぐ出られるし、おまけに出口も近くていい場所じゃねえか! とますますわたしのテンションは上がる一方である。
 というわけで、まずは公式グッズの売店へ向かい、ところでわが愛しの松鳳山裕也君のグッズはあるんだろうか? と探してみることにした。すると……一番欲しかった「松鳳山関応援タオル」なんぞはなく、なんだよ、全然売ってねえや……くそう……としょんぼりしていると、一応、ちょっとした松鳳山関グッズは見つけられたので、見つけたものはすべて買ってやったぜ! ちなみにもう、ここでもわたしは大興奮であります。というわけで、わたしが発見した松鳳山関グッズは、こんな感じです。
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 ちょっと無理やり1枚の画像に合成してみた。左の縦長のものが、ミニ幟。全長30cmぐらいと、意外とデカい。ちゃんと松鳳山関のものが売ってて大興奮ですよ! 月曜から、わたしの会社の机に翻ることになるのは確実であろうと思います。そして右側のものが、帰ってきてから部屋のフローリングに並べて撮影してみたもので、ストラップが2種類とマグネットが1種類×2個買ってみた。母曰く、幟の下に描かれている松鳳山関はちょっとイケメンすぎだし、色も黒くない、と見事なダメだしを食らってしまったが、いいの! 気に入ったんだから! そう、我が家では、松鳳山関は、「とにかくやたらと色黒」であることでおなじみなのである。しかしなあ、大相撲協会の方に申し上げたいのだが、やっぱり幕内力士はすべてちゃんと同じグッズを揃えて欲しいものだ。でもまあ、人気商売ってことで、シビアなんすかねえ……。くそう。でも、とりあえずこれでわたしはもう、相当満足というか大変テンションは上がっており、いよいよ腰を落ち着けての観戦である。
 しかし、マス席ってのは、意外と狭いものですなあ!? これで4人だと、相当ミチミチで、荷物を置く場所にも困るぐらいで驚いた。しかし、わたしの席は、そのマス席を2人でどうぞ、な席なので、足も延ばせるし超余裕。これなら足の悪い母でもなんとかなるだろう、と一安心であった。のだが……十両の取組も進み、いよいよ幕内土俵入りとなってくると、非常にイライラし始めた。というのも、前のマス席との段差が少なく、おまけに前のおっさんはとにかく落ち着きなくウロウロするし、前のおばさまはお行儀よく正座しているので超座高が高くなってしまい、はっきり言ってすげえ邪魔!! なのであった。おまけに、土俵を観ずに酒を飲み、ケータイをいじり、そして席を立ってウロウロする。何なんだこのクソジジイども! と、どんどんわたしの怒りメーターは上昇。何しに来てんだろうこの人たちは、と全くわたしには理解できなかった。ちなみに、わたしの前の落ち着きのないウロウロオヤジは、結びの一番の時には席にいなかったし。ま、おかげで邪魔されず見えたのでそれはそれでわたしにとってはいいのだが、一体全体、何だったんだ……と今もって謎である。
 ま、ともあれ。生で観る本物の相撲の迫力はやっぱり興奮するわけで、その点では大満足である。アレなんすね、行事のハッキョイとか、呼び出しさんの声なんてものは、現場では全く聞こえないもんなんすね。TVではきっちり聞こえているわけで、要するにマイクをつけているんだろうな。それならそれをちゃんと場内でも流せばいいのに、ねえ? どうやらマイクをつけているのではなく、NHK側で音を頑張って拾ってるらしい。そういう声が全く聞こえないので、土俵に集中して観ていないと、いつの間にか始まって終わってしまうので、そういう意味でも前の邪魔なオヤジが実にうっとおしく、ホント暴力衝動が沸き上がってたまらなかったすね。
 そして、わたし的に一番興奮した取り組みは―――もちろん、わが愛する松鳳山裕也くんですよ。昨日の十三日目時点で、わが松鳳山関は7勝6敗。勝ち越しまであと1勝、まで来ていたので、わたしの興奮もお分かりいただけるだろう。今日勝てば晴れて勝ち越し。絶対勝ってくれよ! と久しぶりにわたしは大声で「しょうほうざあああーーーーん!」とMAXテンションで応援したわけです。
 その結果! やったぜ! 見事勝利をおさめ、松鳳山関は十四日目にして8勝6敗と勝ち越しました!! やったーーー! その瞬間、わたしは右手で動画を撮ろうと構えていたのだが、さっきどんなのが撮れたか観てみたところ、もうブレブレだし前のオヤジのハゲ頭も入ってるし、わたしの絶叫しか記録されていなかったので、ここに公開することは自粛します。いやーーーホントに興奮しました。
 結局、今日は大関・豪栄道関も勝ち、1敗差であとを追う横綱・日馬富士関も勝利したため、優勝は明日の直接対決に持ち越されました。でもまあ、3敗と4敗という優勝争いなので、盛り上がりには欠けますなあ。やっぱり白鵬関や稀勢の里関、高安関たちの元気な姿を観たかった……。
 あと、今日、立ち合いが呼吸が合わない取り組みがいくつかあったが、双眼鏡で見守ったわたしの目には、いずれも「手つき不十分」で、荒鷲関、貴景勝は大いに反省してもらいたい。アレじゃ駄目だよ。特に荒鷲関は、相手の嘉風関がきっちり両手をついて戦闘態勢に入っているのに、なんだよもう! ちょっと嫌いになったすね。あと、松鳳山関以外で今日、なかなかやるな、と思ったのは、成長著しい阿武咲関かなあ。あの左のおっつけは素晴らしかった! 阿武咲関はこれからももっと強くなりそうな予感がしますね!

 というわけで、もうさっさと結論。
 初めて生で観る大相撲は大変興奮しました。そして今日は、わたしが一番応援している松鳳山関の勝ち越しのかかる一番であり、これで負けたらすげえ哀しいから、絶対勝ってくれ! というわたしの願いは見事に通じ、下手投げで千代丸関を投げ飛ばし、見事勝利! あんなに大声出したのはもう数十年ぶりだわ……というぐらい興奮しました。しかし桝席は、前にどんな人が座るかでかなり環境が変わるんすね。じっくり見るには、いす席の前の方がいいのかもしれないなあ……とも感じた、わたしの初・国技館体験でありました。以上。

↓ 結局これの松鳳山Ver.は売ってなかった……しょんぼり。木札ストラップはGetしたぜ!わーい!


 というわけで、先週の日曜日、今年の大相撲9月場所が千秋楽を迎えた。
 今場所は、横綱【白鵬】関が休場となり、先場所でなんとか綱取りに望みをつないだ大関【稀勢の里】関の動向に注目が集まっていたわけだが、場所前の横綱審議委員会の稽古総見では、横綱【日馬富士】関に対して8連敗し、その内容のマズさからも、相撲ファンの誰しもが、ホントに大丈夫か? と大変心配していたのではないかと思う。
 そしてその心配は、初日から明らかになった。初日、東前頭筆頭の【隠岐の海】関に敗北し、いきなりの黒星スタートとなったのである。折しも【白鵬】不在という、ある意味最大のチャンスに、初日からの黒星という事で、これまた誰しもが、あぁ……とため息をついたことだろうと思う。
 この、初日に大関【稀勢の里】関を下した【隠岐の海】関は、その後2人の横綱と3人の大関すらも倒し、これは今場所の台風の目になるかと目されたものの、9日目から関脇・小結陣に立て続けに5連敗してしまって、早々に優勝戦線から脱落してしまった。
 こんな中、着実に勝ち星を積み重ねたのが、大関【豪栄道】関と、東前頭14枚目の【遠藤】関の二人である。まず、大関の【豪栄道】関だが、正直今まで、強いんだか弱いんだかという微妙な取組が多く、怪我もあったとはいえ、大関在位まる2年、12場所中4場所負け越しており、とりわけここ1年はカド番になっては勝ち越すという状態で、今場所も、先場所の負け越しによりカド番からのスタートであったため、はっきり言って今場所の活躍を事前に予想した人は誰もいないと思う。結果的に、なんと驚きの15連勝となり、見事に全勝優勝を飾るに至った。これで、日本人大関のライバルで、優勝経験のないのはなんと横綱候補筆頭だった【稀勢の里】関ただ一人となってしまったわけだ。なんというか、まあ極めて残念というか……八角理事長も、【稀勢の里】関の綱取りは完全に「振出しに戻った」と発言しており、ゼロからのスタートとなることが確定した。一方全勝優勝した【豪栄道】関は、一躍来場所は綱取りへの重要な場所となったわけで、まったくもって諸行無常とはこのことであろう。ちなみに、カド番からの大関の全勝優勝は史上初(?)らしいですな。
 で。今場所活躍したもう一人の【遠藤】関である。
 【遠藤】関といえば、石川県出身で、名門日大相撲部からアマ横綱のタイトルをもって各界入りし、その端正な顔立ちから女性に大人気の力士である。実際、確かにコイツはイケメンであるし、入門4場所目で幕内入りするなど、その実力も極めて高い水準にある、のだが、ここ2年ほどは怪我もあって成績の波が激しく、良い時は二ケタ勝利することもあったが、3場所前は十両に落ちるなど、はっきり言ってかなり浮き沈みが激しかった。そんな【遠藤】関だが、今場所は万全の態勢で臨み、見事13勝2敗という立派な戦績で技能賞を受賞するに至った。東前頭14枚目と下位番付だった【遠藤】関は、わたしの愛する漫画『鮫島、最後の十五日』の主人公・鮫島鯉太郎と同じ番付なので、対戦相手がどんな番付力士だったのか、『鮫島』の今後を予想するための備忘録としてチェックしておこう。
 <【遠藤】関(東前14)の星取表>
初日 二日目 三日目 四日目 五日目 六日目 七日目 八日目 九日目 十日目 十一日目 十二日目 十三日目 十四日目 千秋楽
豊響 天風 徳勝龍 千代翔馬 琴勇輝 豪風 旭秀鵬 蒼国来 佐田の海 玉鷲 御嶽海 松鳳山 高安 錦木
西前十三 東前十三 東前十五 西前十二 西前八 西前九 西前十五 西前七 東前十一 西前十 西前六 西前五 東前七 東関脇 東前九
 どうも相撲の対戦相手は、法則性がなく、それぞれの力士の勝ち星の数も影響するため、予想ができないのだが、『鮫島』の主人公・鯉太郎も現在8戦全勝で、9戦目が小結と当たる展開になっている。たぶん、【遠藤】関や鯉太郎のような、東前頭14枚目あたりだと、全勝ペースで行っても、横綱や大関との対戦は、まあ、組まれないんだろうな、という気がするわけで、しかしながら、『鮫島』という漫画において、主人公は絶対横綱と対戦しないと話が盛り上がらないわけで、となると……ひょっとして全勝同士の「優勝決定戦」が最後の戦いになるんじゃねえか? という気もしてきた。ええと、意味わかりますか? 鯉太郎が満身創痍で白星を重ねていても、14枚目という番付の力士が横綱と対戦することは、普通なら事実上ないってことです。横綱は、普通に考えれば10日目以降は三役以上との対戦がマストになるわけで、もし、本割で鯉太郎と【泡影】が当たるなら、まあそれ以前でないとあり得ず、もう物語は9日目に入ってしまったので、どう考えても本割での対戦はない、というわけである。果たしてどうなるんでしょうな、『鮫島』は。

 というわけで、話は『鮫島』に逸れてしまったが、最後にわたしが最も応援している黒ブタこと【松鳳山】関についてである。先々場所、二ケタ勝利を上げて、先場所は東前頭4枚目まで番付を上げた我らが黒ブタこと【松鳳山】関だが、先場所は5勝10敗と大きく負け越してしまい、今場所は東前頭7枚目に位置しての9月場所である。結果的には7勝7敗で臨んだ千秋楽で勝利をあげ、なんとか8勝勝ち越しで場所を終えることができた。わたしとしては、もう結果オーライで大変喜ばしい限りである。惜しかったのは、中日八日目の【正代】関との一番だろう。一瞬よっしゃ、勝った!! と思いきや、物言いがついてビデオ判定の結果、思いっきり足が出ており、無念の「勇み足」での敗北。実に惜しかったなあ……。それでも、その負けを引きずらないで翌日から3連勝したのは、ファンとしては大変うれしく、ギリギリだけど勝ち越せたのはホント一安心ですよ。あー良かった。

 というわけで、ぶった切りですが結論。
 平成28年9月場所は、カド番大関【豪栄道】関のまさかの全勝優勝で幕を閉じた。我が愛しの【松鳳山】関も、何とか勝ち越し、 来場所は番付を少し上げられることと思う。再びの三役復帰を目指してマジ頑張ってほしいと思います。そして、わたし的には来場所で気になるのは、【豪栄道】関の綱取りよりも、ここのところめっきりおかしくなってしまった大関【照ノ冨士】関の動向だ。今年に入って本当に満身創痍でボロボロで、非常に心配です。関脇で優勝した去年の強さは、本当に圧倒的だったのに……。ホント、【照ノ冨士】関も頑張っておくれ!! 以上。

↓ 来場所は九州場所です。もう年末ですなあ……早いのう……。
 

 というわけで、先週の日曜日、今年の大相撲7月場所(名古屋場所)が千秋楽を迎えた。
 名古屋場所は従来から「荒れる」ことでもおなじみで、今場所は、大関【稀勢の里】関の綱取りがかかる重要な場所として、いよいよ日本人横綱誕生となるのか、 大方の相撲ファンの注目はその点に集まっていたのではないかと思う。
 わたしも、もちろんそんな一人だが、一番応援している黒ブタこと【松鳳山】関が、先場所二けた勝利を飾って大きく番付を上げ、東4枚目として戦うこととなったため、名古屋でまた勝ち越せば、三役復帰だってありうるかもよ、と大変期待を込めて、15日間の戦いを見守ったわけである。
 東の4枚目、という番付は、上位陣、横綱や大関との割が組まれるかどうか、という意味で非常に微妙、な位置だ。応援する身としては、そりゃあ横綱や大関をぶっ飛ばして、カッコいいところを見たいのは山々なのだが、若干情けない見方だけれど、そういった「勝てない可能性の方が高い」取り組みは少ない方がありがたい、なんてことも思うわけで、とにかく、非常に微妙、なのである。
 しかし、残念ながら、というと、これまた非常に情けないのだが、1横綱1大関、そして3枚目の力士が休場となってしまい、自分より上位の力士3人が不在となったため、わが愛しの黒ブタ【松鳳山】は2横綱3大関との割ががっちり組まれ、全15戦中10戦は自分より格上力士との戦いとなった。まあ、それは別に普通だと思うし、とりわけ厳しい割であったとは思わない。
 しかし結果は、5勝10敗。負け越しである。
 内容としては、2大関に勝利したことは大変評価できる、が、よりによって優勝を争う、そして綱取りのかかる【稀勢の里】関に、まさかの立ち合い変化で勝ってしまったのは、 まあ、【松鳳山】関のファンとしてはうれしいんだけれど、大相撲ファンとしては大変に心中複雑で、もし【稀勢の里】関が、わが愛しの黒ブタ【松鳳山】関にすんなり勝っていたとしたら、大きく局面は変わっていた可能性もあるわけで、なんか申し訳ない、的な気持ちになってしまうのである。
 一応、【稀勢の里】関は、優勝した横綱【日馬富士】関には完敗といっていいと思うが、なんとか翌日の割では横綱【白鵬】関をぶっ飛ばし、3敗を維持することで、綱取りのチャンスは来場所に持ち越された。ええと、どういうことかというと、ゼロからのスタートにならず、来場所優勝(に近い1敗とか2敗)できれば、念願の横綱審議委員会が招集される、とまあ、そんなことになっている。
 なお、わたしが2番目に応援している、通称「毛むくじゃら」こと【高安】関も、今場所は小結として大いに頑張り、11勝4敗といい成績で終わることができたし、どうも気になる存在の若い【錦木】関も、西前頭14枚目と後がない番付だったが、9勝6敗と無事に勝ち越すことができたので、もう少し枚数は上がるだろう。
 わたしが今、大変気になっているのは、今場所をカド番で迎えた大関【照ノ富士】関だ。この人は、ホントにあっという間に大関になったという印象が強くて、幕内に入幕してから9場所で大関まで駆け上がったので、小結を経験してないほどのスピード出世だったわけで、1年前の今頃は、きっと1年以内に横綱まで駆け上がっちゃうんだろうな、なんて予感すら漂わせていたのだが、ここ数場所、大変苦労している。相撲用語でいう所の、「ヤマ行っちゃった」んだよなあ……。要するに、ケガ、ですよ。
 去年の9月場所で、右ひざの十字靭帯損傷、それでも11月場所に強行出場してなんとか9勝と勝ち越すも、翌、今年の1月場所では右の鎖骨骨折と大きなヤマを背負ってしまう。そして左膝の内視鏡手術もやって、それ以降、3月場所はカド番として出場するもまた辛くも9勝を挙げ、何とか復活できるか、と思ったら、次の5月場所はなんと、初日2日目を白星でスタートするも、残り13連敗を喫し、大関ワースト連敗記録を更新してしまうことになった。なので、今場所はカド番だったわけだが、やはりどうも元気がなく、千秋楽を7勝7敗で迎えることとなった。千秋楽、負けて8敗目を喫してしまえば、大関陥落となり、来場所は関脇から出直しである。相当なプレッシャーだっただろうと思う。正直、何もかもいやになっちゃわないもんだろうか。相当な精神力がないと、あの土俵には立てないだろうなあ、とぼんやり思う。まあ、結果的には千秋楽で関脇【魁聖】関を「小股掬い」で下し、無事にカド番脱出、来場所も大関の地位を確定することができたわけで、よかったよかった、ではある。来場所は、近年では最速の出世をした勢いのある【照ノ冨士】関が再び復活してほしいものですな。
 なお、【照ノ冨士】関の所属する伊勢ケ濱部屋は、今場所優勝した横綱【日馬富士】関や、今場所大活躍した【宝富士】関も在籍する強豪である。しっかり稽古を積んで、来場所に当たっていただきたい。
 そして、我が愛しの黒ブタ野郎【松鳳山】関も、来場所はまた10枚目ぐらいかな、枚数を落とすのは確実だが、元気に力強い相撲を我々ファンに見せていただきたいものです。応援してるぜ。来場所こそ、国技館に応援に行きたいものだ。なんか、ここ数場所、一番盛り上がるのは13日目の金曜日のような気がしますな。その日付を狙って、チケット争奪戦に参加してみようかな。

 というわけで、結論。
 平成28年7月場所は、横綱【日馬富士】関が13勝2敗で優勝した。我が愛しの【松鳳山】関は5勝10敗。また出直しであります。でも、ホント、15日間の熱い戦いが終わると、なんかさみしいすね。次の9月場所、果たして【稀勢の里】関は念願成就できるのか、大変楽しみにしたいと思います。以上。

↓ 一度買ってみますか……どんな雑誌なんだろう?
 

 というわけで、本日、今年の大相撲5月場所は千秋楽を迎えた。
 先場所、久しぶりの横綱【白鵬】関が、結構あっさりと優勝を決め、まあ、今場所もやはり【白鵬】関が中心となるんでしょうな、という空気の中、5月場所は始まった。しかし、先場所で惜しいところまで行った【稀勢の里】関も調子がいいようだし、もちろん他の横綱・大関も黙ってはいまい、という見所いっぱいの状況だったわけだが、おそらくは、大方の相撲ファンの注目は、果たして【稀勢の里】関の日本人優勝はあるのだろうか、そして本当に横綱【白鵬】関は復活したのか、という点に焦点は集まっていたように思う。
 で、おそらくは、一番盛り上がったのは、13日目の5/20(金)の結びの一番、大関【稀勢の里】VS横綱【白鵬】関の割であろうと思う。二人とも、12勝0敗。この勝負に勝った者が、今場所を支配するのではないかという注目の一番であった。結果は、【稀勢の里】関の善戦むなしく、【白鵬】関の勝利。そして結局、翌土曜日にも【白鵬】関は横綱【日馬富士】関にも勝利し、千秋楽を待たずして、これまたあっさり優勝を決めてしまい、本日の千秋楽も横綱【鶴竜】関を下して全勝優勝を決めたわけである。
 戦前は、わたしは西の新関脇【】関の強さに大変期待していたのだが、9日目の対【白鵬】戦で、またも【白鵬】関の強烈なエルボーを鼻っ面にくらい、一発KOとなり、結局今場所は4勝11敗と大きく負け越してしまった。また、ここ数年では一番の出世頭と言っていい大関【照ノ富士】関も、どうも二場所前ぐらいの怪我から立ち直れずにいて、大関としては歴代ワーストの13連敗を喫してしまい、2勝13敗。来場所はカド番となってしまった。【照ノ富士】関は、本当に強さが目立っていて、もうあっという間に横綱まで行ってしまうのではないかという勢いがあったのに、今場所、先場所では、その強さは観る影もなくなってしまったのが残念だ。
 そして問題の大関【稀勢の里】である。この人は、どうも強いんだか弱いんだか分からない力士で、格上の力士と闘うときは非常に強いのだが、格下と闘う時はなぜかぽろっと負けることが多く、しかもそれが序盤で起こることが多いため、まだ優勝経験がないのだが、明らかに、2場所前にライバルの大関【琴奨菊】関が日本人出身力士10年ぶりの優勝をしてからは、その相撲振りが変わってきて、先場所の活躍は一皮向けたか? と期待させるものだっただけに、今場所への意気込みも違っていたし、事実、いい相撲を見せてくれていたのだが、結局二人の横綱には後一歩及ばずの13勝2敗で終わった。もっとも、今日の千秋楽では横綱【日馬富士】関に勝利し、二所ケ関審判長の談話によると、「来場所の優勝」を条件に、綱取りにまだかろうじて手がかかっている状態である。来場所、とにかく頑張って欲しいですな。

 さて。そういう上位陣の戦いももちろん楽しませていただいたわけだがそれよりもですね、わたしは一番応援している【松鳳山】関が先場所4勝11敗と大きく負け越してしまい、今場所は西前頭十一枚目という番付で戦いに挑んだわけで、もし今場所も大きく負け越してしまったら、下手すりゃまたも十両落ちもあり得ると、大変ドキドキしながら毎日見守っていたわけである。
 だがしかし!! やってくれたぜ、オレたちの【松鳳山】関は!! なんと驚きの11勝4敗である!!
 この成績だと、また番付を上げ、恐らくは5枚目ぐらいまではいけると思う。
 てとことは、ですよ。来場所、また二桁以上勝てれば、再度の小結昇進もあり得る位置ですよ。まあ、他の力士の星次第ではあるけれど、大変期待が持てますな。5枚目ぐらいであれば、あまり上位との戦いも組まれないだろうから(しつこいがそれも他の力士の星次第)、超・チャンスだと思うんだよな……。応援してますので、どうか頑張ってください【松鳳山】関!!

 しかし……横綱【白鵬】関の強さは、やはりちょっと以前とは変わってきたように思えてならない。今日の解説の二人は非常に対照的で面白かった。
 まず、舞の海秀平氏の見立ては、「白鵬、衰えたり」であり、その相撲振りの変化に疑問を呈している。わたしも実は毎の海氏の意見に同意していて、実際、以前の圧倒的な強さは鳴りを潜めてしまっているように観ている。どうも、4場所ぐらい前からの【白鵬】関の相撲は明らかに変わってきていて、それを「衰え」と見るのは自然な意見だと思う。
 一方の、往年の第52代横綱・北の富士勝昭氏は「相撲が変化してくるのは当たり前。これは衰えではなく進化だ」という意見だ。北の富士氏にこういわれてしまうと、まあ、そりゃあそうだ、とは思うものの、この北の富士氏の解説は、たまーーにテキトーなことを言うので(だから凄く笑えて面白い)、【白鵬】関に関する今日のコメントは真面目に言っていたけれど、どうも、額面通りに受け取れないような気もする。
 いずれにせよ、来場所も、【白鵬】関と【稀勢の里】の二人が主役となるような気がするが、わたしとしては愛する【松鳳山】関の動向に、15日間やきもきすることとしたい。いやー、相撲は結構面白いっすな。

 というわけで、結論。
 いけいけ僕らの【松鳳山】!! 今場所はお疲れっした!! 11勝、お見事だったすね。来場所も応援しているので、頑張ってください!! まずは、小結復活目指して、GO!! 松鳳山!! GO!! 以上。

 というわけで、先日の日曜日に今年の大相撲春場所は千秋楽を迎えた。
 先場所、10年ぶりの日本出身力士優勝に沸いた大相撲。今場所も、先場所優勝した大関【琴奨菊】関に続いて、二人の大関【稀勢の里】関と【豪栄道】関が2敗を維持し、千秋楽での取組でぶつかることになった。ただし、である。この二人の勝者が2敗で残るとはいえ、1敗の横綱【白鳳】関が千秋楽で勝利し、1敗を維持してしまえばそのまま優勝である。あくまで【白鳳】関が負けて、優勝決定戦にもつれ込むという展開にならないと二人の大関の勝者が優勝する可能性はゼロである。
 結果、千秋楽の結びの一番にて対戦した二人の横綱【白鳳】関と【日馬富士】関の勝負は、ごくあっさりと【白鳳】関の勝利に終わり、優勝が決定、そして千秋楽で勝利した【稀勢の里】関の優勝の可能性は儚く消え去ったのである。この、結びの一番での横綱同士の戦いは、【白鳳】関のまさかの変化で決まってしまい、ヤジの嵐となってしまったのだが、これはもう、【白鳳】関を責めてもどうしようもないというか、そりゃあもちろん、ファンとしてはバチバチの手に汗握る熱戦を期待したけれど、ま、思わず変化しちゃったんでしょうな。分からんけど。
 何しろ、現在、というより歴史上、最強を誇る【白鳳】関は、ここ数場所明らかに変だった。もちろん3場所前にヤマに行って(※ヤマに行く=相撲用語で「怪我をする」の意味)本場所途中で休場してしまって以降、どうもキレがない。今場所でも、初日に小結【宝富士】関にあっさり負けてしまい、その負けのダメ相撲ぶりから、全国の大相撲ファンの胸中には、「マジか……まさか白鳳が……もう……」と思わせるほどの取組であった。
 が、以降は勝ちを重ねるも、どうも相撲ぶりが以前とは明らかに違う。そもそも、わたし的には【白鳳】関が東の正横綱でなく、西にいることだけでも妙な違和感があるのに(TV中継で言うと、ほぼ常に【白鳳】関は画面の左側、すなわち「東」であるのが普通で、画面の右側、「西」にいるのが妙な違和感がある)、相撲ぶりもどうもキレがない。また、横綱らしからぬ「ラフファイト」や「ダメ押し」も批判の対象となった。とりわけ、わたしが観ていて、こりゃあ気の毒に……と思ったのが、 八日目の東関脇【嘉風】関との取組だ。立ち合いで【白鳳】関の右ひじが【嘉風】関の鼻にクリーンヒットしてしまい、【嘉風】関は盛大に鼻血を出して一発OKとなった取組である。立ち合いで、己の肩を相手の顎に下から上にブチかますのを、いわゆる「カチ上げ」と呼ぶが、ありゃあ、カチ上げなんかじゃなく、完全にエルボーアタックで、あんなの鼻っ面に喰らったら、誰だってぶっ倒れるわ、というすさまじいブチかましだった。まあ反則ではないものの、ラフプレーであることは間違いなかろう。あの【白鴎】関が、とファンとしては驚くに十分である。ただ、十日目以降はわりといつもの強さが戻ったような気がするが、まあ、やっぱりそれでも、千秋楽の横綱同士の戦いは、熱戦を観たかったですな。

 で。肝心の、というか、わたしが愛してやまない「黒ブタ」こと【松鳳山】関はどうなったかというと……おいおいおい……なんだよもう……とため息の毎日をわたしに送らせてしまったわけである。
 結果は4勝11敗。はあ……こりゃあ、来場所は十枚目以下に落ちちゃうなあ……。まあ、まだ十両にまで落ちることはないはずだが(たぶん)、次もこんな勝ち星では、再度の十両落ちもあり得るだろうし、今一度、奮起していただきたいものである。先場所は、「前頭筆頭」だったので、全横綱・大関・関脇・小結と戦わないといけない番付故に、10敗はまあ止む無し、とわたしは先場所終了時にここで擁護する記事を書いたが、ちょっと甘やかしてました。今場所の【琴勇輝】関をご覧なさいよ。今場所、東の前頭筆頭【琴勇輝】関は12勝3敗だぜ!? 横綱一人、大関二人に勝ち、関脇・小結との闘いは全部勝ちだぜ!? もう来場所の関脇は確実だよね。くそう、こういうい奴がやっぱり出世するんだよな……と、先場所の【松鳳山】関の闘いとくらべると、ため息しか出ない。
 とにかく、今場所の【松鳳山】関は、前に前に、という姿勢はいつも通り大変好ましいのだが、とにかく足が追いつかず、どたーんと前のめりに倒れる傾向があったように思う。とにかく、足腰ですよ。わたしなんぞに言われなくても、本人も、親方も良く分かっているでしょう。基本からしっかり、稽古に励んでください。
 
 というわけで、結論。
 今年の大相撲春場所は、とにかく【松鳳山】関を応援するわたし的にはしょんぼりな場所となってしまった。また、どうもやはり、横綱【白鳳】関が心配というか、気になる。また、「ああ、コイツにはどうやっても勝てねえ」と思わせるような横綱相撲を期待します。
 3月の「春場所」は、大阪開催。そして5月場所はまた両国国技館です。今度こそ、チケット獲れますように!! 以上。

↓ 横綱……土俵で泣かないでください……。

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週も書きましたが、現在、大相撲春場所の真っ最中でありまして、わたしの愛する黒ブタ野郎こと松鳳山関(西前頭五枚目)が昨日の11日目現在2勝9敗と非常に厳しい闘いになっておりまして、わたしとしては大変毎日ちくしょー!! なわけです。はあ……常に前に向かっていく姿勢は鯉太郎や石川のようで大変好ましいのですが、足がおっついてないんすよね……頑張れ松鳳山!! それでも応援してるからな!!
 というわけで、 まずは今週の週刊少年チャンピオン概況です。
 ■『弱虫ペダル』:チーム総北、先頭集団に合流!! 驚く箱学、坂道くんも山岳くんに再会、勝負だ!! となるも、残念ながらそこは「先頭集団じゃなかった」 。既に新開弟・葦木場・キモー筋ら有力選手はさらに先行していた!! どうする総北!? まで。ま、先週も書いた通り、実際のレースではよくある光景ですな。総北は一瞬も休まずそのまま先頭集団を追うべきでしょう。これは常識的展開です。総北には登れるアシストがいないのがマズいっすな。
 ■『牙刃道』:武蔵先制攻撃!! ピクルには効かず!! ピクル、白亜紀時代をぼんやり思い出す、の巻。
 ■『囚人リク』:沢田リングイン。対レノマ戦スタート!! ラストの大ゴマが相変わらず凄いw 漫画力高し。
 ■『ビーストコンプレックス』:今回はカンガルーのホテル経営者と訳アリ客のクロヒョウの少女の話。いいっすねえ。非常に毎回クオリティ高し。短期集中連載は今回で終了。もったいない!!
 ■『Gメン』:勝太参戦まで。
 ■『ニコべん!』:函津米くん、梅宮さんを笑わせることができて浮かれるの巻。一方、やたらと場の空気を読む達人の鳥田くんは、多部ちゃんの函津米くん大好きオーラに気付いてしまい――!?
 ■『少年ラケット』:イチローくん、カーブドライブを試合中に練習す、の巻。試合中にコイツ……と思いつつも、練習試合だからこれでいいんだとビリーさんも気づく。そしてとうとうビリーさんを左右に振ってポイントゲットのイチロー君。ビリーさん楽しくなってきた!!
 ■『錻力のアーチスト』:4番弐織先輩2ベース!! 安保先輩ブフゥッと送りバント、そして眼力王頭木先輩犠牲フライで1点返したぞ!! まで。
 というわけで、いやー、やっぱり今のチャンピオンはジャンプより面白いと思うのですが、そう思うのは私だけでしょうか。なお、先週から始まった、『放課後ウィザード倶楽部』は、わたしの憎悪するエブリスタの小説原作だそうで、ありがちな、なろう系小説的展開です。漫画の方はなんとなくマガジン系な絵柄のような気がします。まあ、好きな人は好きなんでしょうな。

 さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 先週は立ち合いからファーストアタックの獲り合いが描かれ、見事鯉太郎のブチかましが炸裂し、張り手を【蒼希狼】の顔面に何発か決めたところで、【蒼希狼】が雄たけびとともに鯉太郎へ向かう所まででしたが、今週は前に出た【蒼希狼】の頭が鯉太郎の顔面にブチかまされるところから再開です。【蒼希狼】のブチかましがクリーンヒット、たまらずよろける鯉太郎。間髪入れずに猛烈な追撃が続きます。鯉太郎は思わずニヤリとします。「また土俵で強ええお前と、怖ええお前と出会えて・・・」嬉しいのです。【蒼希狼】の追撃に、フッと下がる鯉太郎。NHKの実況も「あっ・・・!!? 鮫島が・・・!? あの鮫島が引いたーーー!!」と興奮の絶叫です。しかし花道通路で見守る関脇・天雷は分かっています。「いや・・・アレは・・・・・・」そうです。鯉太郎が繰り出すのは、親友・石川の必殺技、強力な右ストレート!! もとい、つっぱりです!! 「もらうぞ・・・石川」そう鯉太郎はつぶやきます。そして新寺部屋では、石川はテレビを見ていません。付け人に、テレビ見ないんスか? と聞かれる石川は答えます。「バーーーカ・・・俺はもう復帰したくても出来ねーんだぞ・・・んなモン見て火ィ点いちまったらどーすんだよ」そう、石川はこの場所の初日に鯉太郎と戦い、鯉太郎にすべてを託して引退したばかり。とてもテレビは見られないのです。いいっすねーこの石川の表情は!! NHKの実況もまたも大興奮です。「強烈―――!! 引いたと思ったら一閃 全体重を乗せた一撃――――!!」しかし、かなり心配な事態が発生しました。鯉太郎の右手首から嫌な音が!! これはまさか、ヤマ行ったか!? しかし構わず「ここで決める!!」と前に出る鯉太郎に、今度は【蒼希狼】の素っ首落としが炸裂!! 鯉太郎の突進を止めます。そして接近戦でのまわしの奪い合いは両者左上手の、お互い得意の組手で決着。NHKの実況は「先ほどの解放されたスピード勝負とは一転!! 凝縮された力の空間が生まれる!!」と相当な興奮状態です。そして、「先に動いたのは蒼希狼―――!!」というところで今週は終了です。
 はーーーわたしもホント興奮したわ……。いやーーーホントに『鮫島』は最高っす!! しかし、鯉太郎の右手首の状態はヤバそうですね……もう……心配すぎて堪らないんですけど、佐藤先生どうしたらいいんですか!! 読み終わったそばから、もう来週号が読みたくて堪んねえっす!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
  --------
 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明 
  --------
 というわけで、結論。 
 【蒼希狼】と鯉太郎の戦いは、わたしの希望としては単行本1冊にまとめていただきたいです。という事はつまり、あと5週分ということかな。まあ、勝負はあと4回で終わらせて、最後の1回は勝負後のお話という事になると想像しますが、とにかく鯉太郎の右手首の状態が気になりますね……そしてその次の八日目の戦い、おそらくは勝ち越しをかけた戦いだと思うけど、一体誰と戦うのか。佐藤タカヒロ先生、超楽しみにしてます!!
 そして松鳳山関よ、今日入れて残り4日、全部勝つつもりで頑張っておくれ!! 以上。

↓ やっぱりこういうのを買って勉強すべきかなあ……今場所は稀勢の里関が熱いんすけど、昨日の横綱・白鳳戦は残念だったなあ……。 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、現在、大相撲春場所の真っ最中なわけですが、わたしが応援している松鳳山関が4連敗中で、もう心配でならないわけで、くそう……勝ち越してほしいのですがどうでしょうか……。毎日、17:15ぐらいになると気になって仕事が手につかないんですけど……。まったくもってやきもきの毎日であります。
 で、今週の週刊少年チャンピオンですが、今週もまあ、通常運転でとりわけ驚きの展開はナシでした。なので、『鮫島』以外はざっと見て流すことにさせていただきます。
 ■『弱虫ペダル』:熊本台一、合流完了、キモー筋くんニヤリ、一方総北も懸命に追い上げ、そして追いついた!! ら、先頭集団に異変が!! 熊本台一があっさりバラけている!! 振り落としが始まってるんだ!! まででした。まあ、実際のレースでは普通にあることっすな。
 ■『刃牙道』:ピクルVS武蔵はじまるよー。
 ■『囚人リク』:レノマの看守買収作戦成功か!? そして沢田との戦いが始まる!!
 ■『AIの遺電子』:とあるヒューマノイドが、うまく行かなかった人生(?)をリセットさせて小学生に戻ろうとする話。面白かった。
 ■『ビーストコンプレックス』:短期集中連載3話目。今回はらくだの新聞記者と、街で出会った美女オオカミのお話。いいね。面白いです。
 ■『Gメン』:勝太、大吾救出へ! 強さインフレが起きないか若干心配だけど面白いからアリです。 
 ■『ニコべん!』:合宿生活編続く。夜、女子部屋でトランプに興じる男二人。ますます函津米くん大好きを意識する多部ちゃん、がんばれ!
 ■『少年ラケット』:ビリーさんVSイチロー君続き。いよいよイチロー君の眠れる才能開花か!? ビリーさん強い!!
 ■『錻力のアーチスト』: 之路主将のピッチングが元来のものに戻り、無事に2回の表は終了、2回の裏はいよいよ4番、弐織(弟)パイセンの打順からだ!! というところまで。面白くなってきましたよ!!
 というわけで、今週のチャンピオンも大変楽しく読ませていただきました。

 さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 先週は、いよいよ【蒼希狼】との取組が始まりブチかましに行く鯉太郎を【蒼希狼】がかち上げようとしたところまででした。今週はそこから、ファーストアタックの獲り合いです。鯉太郎は前日の【大山道】兄貴との取組で、逃げではない、攻撃の「変化」を理解しました。それがさっそく生きています。ブチかましに行くと見せかけて、「変化」を見せる鯉太郎。【蒼希狼】は、そんな鯉太郎を知りませんので、「止まりやがった・・・」と驚きの表情です。そして土俵下で見守る【大山道】兄貴は、「ハハッ・・・完全にモノにしてやがる・・・」と嬉しげな表情。いいですね。敵ながらあっぱれという奴でしょう。しかし【蒼希狼】も元小結。鯉太郎の攻めの変化にも対応します。そこから鯉太郎と【蒼希狼】のまわしの獲り合いが8ページにわたって展開します。思わずNHKアナウンサーも「速い!! 幕内でもトップクラスのスピードを持つ2人!! 目まぐるしい攻防!!」と興奮の実況です。しかし、解説席の虎城親方は冷静に「リズムが同じだ・・・これは・・・」とコメント。そう、【蒼希狼】もそのリズムに気付いていました。そしてそれに合わせて「ドンピシャだろ・・・」と右上手を狙った瞬間!! すべての動きは鯉太郎の罠だった!! 虎城親方も、やりおるわ的な表情で「エサをまいたか・・・」と鯉太郎の意図を察します。そして炸裂する鯉太郎のブチかまし!! ファーストアタックは鯉太郎が獲りました!! ここは見開きの大きな絵で表現されます。見事誘われてしまった【蒼希狼】は直撃を喰らい、体勢を崩します。そこに間髪入れず鯉太郎の張り手がクリーンヒット!! しかし、【蒼希狼】は、鯉太郎の「まるで自分の存在をぶつけてくるような」攻撃こそが求めていたものであり、嬉しくてたまりません。雄たけびをあげて鯉太郎に挑む【蒼希狼】。「だから・・・だからもう一度・・・鮫島と取りたかった・・・この取組で、俺の存在もオマエに叫ぶ・・・」そんな二人の取組を見届ける【大山道】兄貴。「叫び勝て・・・蒼・・・!」というところまでが今週の展開です。
 はーー興奮した。いやあ、『鮫島』は本当に最高ですね。来週も楽しみです!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
  --------
 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明 
  --------
 というわけで、結論。
 【蒼希狼】と鯉太郎の熱戦はしばらく続きます。しつこいようですが、この戦いが始まるまでの【蒼希狼】の過去と復活については、発売中の単行本(6)巻で読んでください。なお、本来的には、第1シリーズの『バチバチ』から読まないと【蒼希狼】については理解できないと思います。えっ!? 単行本もってない!? それはよろしくないっすね……ならば、今すぐ買いましょう!!
 そして、愛する松鳳山関よ、勝ち越し目指して頑張って下さい!! 以上。

↓ わたしはamazonが嫌いなので貼りたくないのですが、(6)巻を買っていない人は今すぐ買うべきだと思います。どこでも、ご自身の好きなストアで買ってください。わたしは紙と電子両方買ってます。

 と、いうわけで先日の日曜日に今年の大相撲初場所は千秋楽を迎えた。
 その千秋楽において、日本全国の大相撲ファンが注目したのは、大関【琴奨菊】関による10年ぶりの日本出身力士の優勝が決まるか!? というものであった。わたしも、かなり興奮しながらその瞬間をTVで観戦させていただいた一人である。
 ところで、相撲に全く興味のない方に一応説明しておくと、「日本出身力士」って何よ? 「日本人」って言えばいいじゃん? と思っている方もいるだろう。そりゃそうだよね。知らなきゃ、誰でもそう思うと思う。これはですね、2012年の5月場所で優勝した力士、【旭天鵬】関が、モンゴルから帰化した日本人ということなんですな。 彼は2005年に日本国籍を取得しているのです。なので、「日本人の優勝」と言うと、この2012年5月場所の【旭天鵬】関以来なので、まあ約4年ぶりという事になる。
 実はこの【旭天鵬】関が優勝した時も、日本人の優勝は、さかのぼると2006年初場所の【栃東】関以来だったので、6年ぶりとかなり久しぶりだったのだが、要するにこの【栃東】関の優勝から数えて10年目に、ようやく「日本出身力士」の優勝がかなった、というわけであります。 
 で。大相撲のヒエラルキーについても、ちょっとだけ説明しておこう。()内の数字は、平成28年初場所での人数です。
■横綱(3人)・・・神様クラス。引退しない限りずっと横綱。落ちることはない。
--------<超・巨大な壁>--------
■大関(4人)・・・選ばれし者たち。負け越すと「カド番」と呼ばれ、「カド番」で負け越すと地位喪失。
--------<巨大な壁>--------
■関脇(2人)・・・神への挑戦者たち。負け越し1回で地位喪失が基本。
■小結(2人)・・・神への挑戦者予備軍。負け越し1回で地位喪失が基本。
--------<大きな壁>--------
■前頭(31人)・・・筆頭から15~16枚目まで存在しているメジャーリーガー。通称「平幕」。
--------<大きな壁>--------
■十両(28人)・・・マイナーリーガー。定員東西14名ずつ。十両以上を「関取」と言い、●●関と呼ぶことが許される。付け人もついて大銀杏もやっと結うことが許されるなど十両以上とその下では大きく待遇が変わる。
--------<巨大な壁>--------
■幕下(120人)・・・正式には、幕下以下は「力士養成員」で7戦しかしない。定員は東西筆頭から60枚目の120名。
■三段目(200人)・・・定員は東西筆頭から100枚目までの200名。
■序二段(196人)・・・定員は特にナシ。もちろん、筆頭が一番上で枚数が下ほど下位。 
■序ノ口(45人)・・・番付最下位。怪我や病気で全休してしまうと番付外へ陥落
--------<ハードル>--------
■番付外・・・新弟子試験に合格した人、序ノ口から陥落した人。1番でも「前相撲」を取れば序ノ口に行ける。

 というわけで、普通の人が見るNHKの相撲中継は基本的に幕内(前頭より上)の取組なので、大相撲全体からするとほんの一握りのメジャーだけ、ということがお分かりであろう。で、そのメジャーの中でも、横綱を頂上として、大関、関脇、小結という三役が存在し、その下に前頭と呼ばれる平幕力士がいる。当然、全15戦の取組は、この3+4+2+2+31人=東西合わせて42人で行うわけだが、力の差が大きいので、例えば前頭15枚目にいる平幕下位の力士と横綱が闘うことは、事実上ない。基本的には自分の番付に近い力士と闘うのだが、大相撲の素人のわたしから見ると、一番厳しい闘いを強いられるのは、おそらく「前頭筆頭」という番付に位置する力士なのではないかと思う。
 何故そう思うか?
 まず、「前頭筆頭」という番付になると、ほぼ確実に、「全横綱・全大関・全関脇・全小結」という、確実に自分よりも強い力士との取組があるはずだ。今年の初場所で言うと、要するに全15戦中3+4+2+2=11戦が格上力士との闘いになる。また、「前頭筆頭」は当然、東西の二人いるので、自分と同格の力士とも闘う。もうこれで12戦である。残りの3戦だけ、自分より格下ということになるわけで、これは相当厳しい闘いだということが分かってもらえると思う。
 もちろん、平幕下位の力士も、事実上自分より格上ということになるが、平幕の力士たちの実力は、当然のことながら明らかな力の差はなく、三役以上とは比べ物にならない。
 なので、「前頭筆頭」という立場から勝ち越すには、同格の筆頭を含めて平幕力士との闘いを4戦全勝したとしても、三役以上から4勝以上勝たないといけない。これは相当厳しい戦いであろうと想像するので、わたしは「前頭筆頭」が一番厳しいのではないかと思うわけであります。

 実はここまで全部前置きです。
 わたしが愛し、応援しているのが【松鳳山】関であることは、何度も書いているが、先場所、去年の九州場所において、十両から幕内に復帰したばかりの【松鳳山】関は、これがまたものすごく頑張って、なんと驚きの13勝2敗という立派な結果を残し、今場所では、「西前頭筆頭」という番付となったのだ。わたしはこの番付が発表になったとき、もちろん上位番付は嬉しかったものの、あーーコイツは厳しいことになるな……という予感がしていた。理由はさんざん述べた通りである。全横綱、全大関と闘う宿命を背負う「前頭筆頭」。こりゃあ、頑張っても5勝から6勝ぐらいではなかろうか……と番付発表時から想像していたのだが……その予想は的中してしまった。
 結果は、5勝10敗である。この戦績をどう評価すべきか、というのが問題なのだが、わたしはこれを、本当によく頑張ってくれたと思うし、その15日にわたる闘いをねぎらいたいと思う。
 なにしろ、2日目には横綱【日馬富士】関から金星をあげ、さらに大関【豪栄道】関からも勝利をあげ、小結【勢】関にも勝てたのだから。まあ、だったら同格以下にも着実に勝利してあと2つ3つの白星を重ねて欲しかったが、実際、今場所の【松鳳山】関の相撲は、基本的に真っ向勝負の取組みが多く、観ていて非常に興奮したし、全取組通して、常に気合が入りまくっていたと思う。もちろんそれは当たり前かもしれないけれど、なんだかとても、もっと応援したくなる男であることを再認識しました。

 というわけで、結論。
 今場所は5勝10敗と厳しい成績となったけれど、オレは応援しているぜ! 頑張れ黒ブタ! ちなみに、平幕力士が横綱に勝利することを「金星」と言いますが、【松鳳山】関はこれで2回目の金星。金星は、毎月の給料に2万円×金星回数のお手当てが加算されるそうですよ。よかったね!! 松鳳山関、お疲れっした!! 来場所も応援します!!

というわけで、11月22日の日曜日に平成27年大相撲九州場所は日馬富士の13勝2敗という成績での優勝で幕を閉じた。ところで、以前、週刊少年チャンピオン連載中の漫画『鮫島、最後の十五日』という作品を取り上げたとき、最近本物の大相撲にも興味がわいてきたという事を書いた。
 その時、わたしの家からチャリで行けるところにある相撲部屋、二所ノ関部屋所属の松鳳山関を応援していると書いたのだが……。その松鳳山関がどういう戦績を残したかというとですね……。なんと12勝3敗ですよ! そして敢闘賞受賞!! よくやった!! 偉いぞ松鳳山関!! お前、やっぱりやれば出来る子じゃんか!! 嬉しいよ!!

 このインタビューで自分で言っている通り、ホントに今後も頑張っていただきたい。 
 とりあえず、知らない人のためにちょっとだけ解説すると、松鳳山関とはこんな男である。
 ■ 本名:松谷裕也。駒澤大学出身。現在31歳。既婚。大関・琴奨菊関と同郷・同学年。
 ■福岡県出身。故に11月の九州場所では声援がすごい。 
 ■ 上記映像の通り、やけに色黒。故にわたしは愛をこめて「黒ブタ」と呼んでいる。
 ■顔がちょいとばかり悪人ヅラであり、Wikiによると「悪魔」「アシュラマン」の異名を持つ(笑えるw)。でも本人は優しい、いい人らしいですよ。会ったことも話したこともないですが、わたしもそう信じたい。
 ■今のところの最高位は小結。以前書いた通り、今年の5月場所は十両まで番付を下げ、一時はどうなることかとハラハラさせた憎い奴。
 ■ 敢闘賞3回、金星1回。2013年9月場所でのVS日馬富士に勝利。
 ■チャリンコが好き。好物はチャーハン。
 ■所属する二所ノ関部屋は、元大関・若島津(現・二所ノ関親方)の部屋。つまりおかみさんは高田みづえさん。横綱・大鵬を輩出した名門部屋である二所ノ関部屋と、元々は若島津引退後に開いた松ヶ根部屋が、去年の暮れに合併統合。

 というわけで、決して弱い男ではないが、ちょっとばかり強さの波があるのが、応援している立場からするとドキドキして困る。のだが、妙に応援したくなる存在で、8勝7敗あるいは7勝8敗のキリギリで終わる場所も多く、毎場所、「この勝負、負けられねえぞ~~行けッッッ!!!」と、その立ち合いを観ていると血圧が上がる野郎である。なんというか、やっぱり、この形に持ち込んだら勝てる!! という必殺技がないと、大関・横綱とはなれないですなあ。
 まあ、そんな松鳳山関であるが、前場所を十両優勝で締めくくり、4場所ぶりに幕内に復帰である。当然、応援するわたしの熱も上がろうというものだ。まあ、前場所の十両優勝も、千秋楽は負けてしまうという極めてイラッっとさせる優勝ではあったのだが、今場所は出身地である九州場所だ。幕内復帰&地元という今場所で男を見せないでどうするよ、GO!! 黒ブタ!! GO~!! と、わたしの応援のテンションもマックスだったわけである。
 ちなみに、松鳳山関にはまったく関係ないのだが、わたしは年に一度の九州場所を非常に楽しみにしている。というのも、九州場所には、毎日、和服で凛と土俵を見つめる美人がTVに映る位置で観戦しているのだ。この方は相撲ファンには有名な美人さんで、何でも中洲のスナックのママさんらしい。「九州場所 和服 美人」で検索すれば一発で出てきますw 最近は国技館やほかの場所でも見かけるようだが、わたしとしては年に1度の九州場所でかの美人を眺めるのが、年中行事なのである。いつもは、毎日同じ場所に座っているのに、今年の九州場所ではどうも日によって席が違っていたようで、あまり画面に映らなかったのが残念でした。
 ま、そんなことはどうでもいいとして。2015年九州場所である。
 幕内に復帰した松鳳山関の番付は、西前頭10枚目。初日の割は、東前頭11枚目の臥牙丸関である。グルジア(現在の正式日本語表記は「ジョージア」)からやってきた巨漢ファイターで、一時小結まで番付を上げたものの、ここしばらく元気がないのもちょっと松鳳山関に近いものがある。まずは初日白星は、絶対必須だぞ!! と興奮して応援していたところ、見事上手投げで勝利。よーし、黒ブタ、オッケイ!! と喜んだわけで、こんな毎日が15日間続いたのである。途中、わたしはNYに行っていたが、毎日ちゃんと取組結果をチェックし、一喜一憂していたのだが、結果、12勝3敗と準優勝に等しい、立派な星を上げたのであった。なお、優勝は日馬富士の13勝2敗。黒ブタと同じ12勝3敗は、横綱・白鵬と東前頭4枚目の勢(そのまま「いきおい」と読む)の二人だけであった。
 しかしつくづく惜しかったのは、千秋楽での安美錦(西前頭3枚目)関との取組である。ここで勝っていたら、まさかの相星で優勝決定戦だったのに……。こんな取組であった↓。くそーーーホント惜しかったなあ。

 あああ……インタビューでは「引きは全く想定してなかったっす」的なこと言っていたが、「素っ首落とし」で2秒で瞬殺である。んもーーー。でもまあ、立ち合いでバチバチ勝負を挑んだ姿勢はあっぱれだ、ということで許してあげたい。おそらくは松鳳山関を応援している全員が、この取り組みを見て「あ~~……」と残念に思ったはずだが、来場所以降、また頑張ってほしい。来場所は前頭5枚目以上は確定だよね……? そして来場所で勝ち越し、9勝とか10勝すれば、また三役返り咲きも夢じゃない。応援してるぜ、黒ブタ野郎!!

 というわけで、結論。
 もう、これはアレだな、1月の初場所は国技館に行くしかないね。今週末から発売のチケット、取れるのか良くわからんが、挑戦してみるか。そして、三役復帰が決まったら、後援会に入ってやってもいいぞ!! 頑張れ黒ブタ!!

↓ 国技館の地下工場謹製。コイツを食いながら、初場所を観戦したいものだ。

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