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 去年の2016年11月、わたしが愛してやまない宝塚歌劇団「星組」は、北翔海莉さん(通称:みっちゃん)という偉大なるTOPスターが19年の宝塚生活に別れを告げて卒業し、新たに、紅ゆずるさん(通称:さゆみちゃん、紅子)がTOPスターに就任することとなった。
 紅子は、みっちゃんの前のTOPスター、LEGENDこと柚希礼音さん(通称:ちえちゃん)の時代から星組を支えてきた素晴らしいジェンヌで、とりわけ悪役だったり、高田純次ばりのテキトー男をコミカルに演じるのが抜群に上手くて、当然わたしはずっと前から大ファンである。彼女はちえちゃん時代後期から2番手スターであったので、ちえちゃんの次にTOPになるのかと思っていたのだが、ちえちゃんが退団した2015年春に星組のTOPスターとなったのは、専科で活躍していたみっちゃんであった。そのときは、わたしは、えっ!? 紅子じゃないんだ、とちょっと驚いたのだが、みっちゃんの素晴らしいパフォーマンスは、LEGENDちえちゃんの去った星組を見事にまとめ上げ、その歌・芝居・ダンスともにそろった技術的な面と、持ち前の包容力というか素晴らしい人格で、星組生の規範となるべき見事なTOPスターとして、ある意味では紅子の最後の師匠として、さまざまなことを紅子に教えてくれたんだと思う。
 そしていよいよTOPとなった紅子。大劇場公演での正式お披露目公演はまだちょっと先だが、 昨日から東京国際フォーラムで始まった作品で、プレお披露目と相成ったのである。星組がイチオシのわたしとしては、当然のことながら、晴れて主演TOPスターとなった紅子の雄姿を見逃すわけにはいかない。というわけで、今日、有楽町に参上した次第である。
 作品のタイトルは『オーム・シャンティ・オーム』。なんと、インドの「ボリウッド映画」のまさかのミュージカル化である。うーむ、大劇場公演じゃないから、公式動画はないみたいだな……とりあえずポスター画像を貼っておこう。
omshanti
 わたしは、元の映画を観ていないので、正直どんな話なのか全く知らないまま、今日の観劇を迎えたのだが、わたしの勝手な想像では、おそらくボリウッドものということは、明るく楽しい作品で、歌って踊って大騒ぎ! 的なお話かと思っていた。
 とにかく、ちょっとお調子者の愉快な男を演じさせたら、現在の宝塚歌劇団においては、紅子がナンバーワンであろうと思う。だからきっと、そういう紅子に相応しいコメディなんだろうな、と思い込んでいたわけだが、結論から言うと全く違ってました。意外とダークな面もある、時空を超えたラブファンタジーであったのだ。
 物語は、冒頭に「30 Years ago」という文字が映るところから始まる。それを考えれば、想像がついてしかるべきだし、そもそも本作のサブタイトル「恋する輪廻」を踏まえれば、ははーん、とピンと来てもおかしくないのだが、わたしは愚かなことに全く気が付かなかった。そう、本作は、第1幕が30年前のお話、そして第2幕が「After 30 Years」と30年後のお話に変わるのだ(※正確に言うと1幕ラストで30年後に移る)。
 30年前――とある青年がうだつの上がらないエキストラ役者としてボリウッド映画のスタジオに出入りしていたが、彼は国民的映画スターの女優にぞっこんで、とあるきっかけで本人と知り合い、仲良くなる。しかし彼女には敏腕プロデューサーの彼氏がいて、手の届かない存在として健気に片思いを続けていたが、その女優の彼氏がとんでもないクソ野郎で、青年とスター女優は大きな悲劇に巻き込まれてしまう。そして時は流れ、30年後。とあるスターの誕生日。そしてそのスターは、30年前に悲劇に見舞われたあの青年に瓜二つであった――的なお話である。
 つまり、我らが紅子は、1幕と2幕で別人を演じる一人二役であり、そして、紅子と同時にTOP娘役に就任した綺咲愛里ちゃん(通称:あーちゃん)もまた、同じく一人二役で、1幕ではスター女優、2幕ではフツーの地方出身の女優志望の娘さん役であった。さらに、わたしがイチオシの礼真琴ちゃん(通称:ことちゃん。わたしは勝手にこっちんと呼んでます)が、その問題のクソ野郎プロデューサー役であった。
 というわけで、見どころはその二役ぶりと、愛するこっちんの悪党ぶりなわけだが、結論から言うと実に素晴らしかった。まず、紅子は、随所にいつものテキトー男ばりの笑いを見せてくれつつも、かなり真面目なシーンもあり、また、歌も非常に良かったと思う。そして、とにかく紅子は、手足が細くて長い、ある意味2次元キャラを具現化したような素晴らしくスタイルがいい人なので、ダンスもとても美しい。ボリウッド的なダンスも良かったすねえ。そして、とりわけ2幕のキャラでは、わたしの目にはひじょーーーに、ちえちゃんに似ているように思えた。メイクと髪型が、なんかすっげえちえちゃんに似ているように思えたのだが、そう思ったのはわたしだけだろうか? 声や手足の長さは明らかに紅子だし、歌も紅子に間違いないのだが、今回の2幕の若干黒塗りなメイクが非常にちえちゃんっぽかったのがわたしとしては今日一番印象に残った。特にアイメイクと唇が超そっくり、に見えた。ちえちゃんと一番仲の良かった紅子。メイクもちえちゃんに習ったりしてたのかなあ。今までそんなことを感じたことは一度もなかったけど、今回のメイクははマジでちえちゃんに似てると思いました。
 そしてあーちゃんも、やっぱりビジュアルはいいすねえ……とってもかわいい。チョイ垂れ目なのが特徴的な顔で、当然、星組イチオシのわたしは、あーちゃんのことは以前からよく知っているつもりだけれど、1幕では役に合わせた落ち着いた低い声での芝居で、あーちゃんってこんなに声が低い娘さんだっけ? と今更ながら認識を新たにした。歌も全く問題なし。これまた、歌こんなにうまかったけ、と実に失礼なことを思った。前TOPの妃海風ちゃん(通称:風ちゃん)が抜群に歌も芝居もダンスも上手い方だったので、その陰に隠れていたような印象だけれど、やっぱりTOPになるだけの技量は身につけているわけで、今後はあーちゃんもちゃんと応援していきたいと思う。いやはや、マジで可愛かったすね。なんだろうな、風ちゃんはとにかく華奢で、それなのに歌もダンスもパワフルというギャップ萌えがあったように思うけれど、あーちゃんは、華奢、には見えないすね。なんというか……ウエストのくびれがないというか、要するに、男目線で言わせていただくと、大変失礼ながら幼児体型と言っていいんじゃないかな……。だが、それがイイ!! わけです。実にイイですね。
 問題は、愛しのこっちんですよ。まずですね……出番が少ない!! のがわたしとしては超残念。そして……キャラがですね……共感しようのないクソ野郎なんですよね……悪役でも、きちんと自分のルールをもっていて、それが主人公と相いれないために敵対し、その自らの美学によって主人公に負ける、というような悪役であれば、共感できるしカッコイイわけで、時として主人公よりも人気が出ることだってあるわけですが、今回は……そういう点は全くない、純粋にクソ野郎だったのがこれまた超残念でした。例えば前作の『桜華に舞え!』でも、主人公の敵役だったこっちんですが、あの時の「永輝」という役は実に美しくカッコよく、素晴らしいキャラであったけど、今回はなあ……でもまあ、こっちん最大の魅力である歌唱力ははやり抜群に光っていて、その点では大変満足です。しかし今回の歌いぶりからすると、次回のショーヴラン役は超超期待できそうですな。ショーヴランも主人公と敵対する役だけど、2009年の公演ではちえちゃんが超絶にカッコ良かったし、2010年の公演でわたしが観たみりお(=明日海りおさん)Ver,も大変良かった。ソロ曲も結構多い役なので、次のこっちん・ショーヴランは楽しみすぎてたまらないすね。東京に来るのが待ちきれないので、こいつはムラ遠征しねえとダメかもな……と、思っております。一人で行くしかねえかなあ……。
 というわけで、毎度お馴染みの、「今回のイケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思った台詞のこと。
 「今度こそ、すべて葬り去ってやる!! 今度こそ……!!
 今回は悩んで、こっちん演じるクソ野郎が発するセリフを選んでみました。状況的にはカッコ良くないのですが、このセリフを発するときのこっちんは、非常にカッコ良かったっす。はーーーマジでこっちん・ショーヴランが楽しみすぎる!!!

 というわけで、結論。
 満を持して、星組のTOPスターに就任した紅ゆずるさん。そのプレお披露目公演となる『オーム・シャンティ・オーム』は、ボリウッド映画を原作としているものの、意外とダークな部分もあるラブ・ファンタジーで大変驚いた。しかし、紅子はいつもの面白キャラを見せつつも、大変見事な歌とダンスと芝居を見せてくれ、大満足の作品であった。そして、同時に娘役TOPとなったあーちゃんも、大変かわいく歌も上手で、今後その幼児体型を愛でに劇場へ通おうと思います。そして! 我が愛しのこっちんは、次のショーヴラン役が楽しみすぎて期待は高まる一方であります!! 以上。

↓ これが原作というか、元の作品すね。ちょっと興味がありますな。2007年の作品だそうです。
恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム[Blu-ray]
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2013-09-27

 はあ……泣けた……もう何回も泣けた……みっちゃん……もう会えないのが淋しいっす……。
 というわけで、今日は3回目の観劇となる宝塚歌劇団星組公演『桜華に舞え/ロマンス!!』をTOHOシネマズ市川にてライブビューイングで観てきた。もう1回目の観劇の際に、このBlogに記した通り、もう泣けてたまらなかったわけであるが、おまけに今日をもって、星組TOPスター北翔海莉さん、通称みっちゃんは宝塚歌劇団を退団するわけで、そのラストデイ・千秋楽だったわけである。はーーー……思い出し泣きするわマジで……。
 しかし、それにしても本作『桜華に舞え』は、イケ台詞が多くて大変素晴らしかった。前回、1回目に観た時の記事では、恒例のイケ台詞の発表をしなかったのは、あまりに多すぎて選べなかったからだし、2回目を観た時はもうBlogを書けないほどグッと来てしまったのだが、今回は憶えているイケ台詞を備忘録として書きなぐってみよう。
 ※なお、「イケ台詞」とは、わたしがいつも宝塚歌劇の公演を観た後、かーーーカッコええ!! と心に残ったイケてる台詞のことです。 
 というわけで、まずは動画を貼って、主要キャラのイケ台詞をまとめておこう。

 ◆桐野利秋=中村半次郎:主人公。演じたのはもちろんのことTOPスターみっちゃん。本当にこの人の歌は素晴らしい。芝居もダンスも超一流。本当にもう、これが見納めかと思うと淋しいよ……。サヨナラショーも良かったですな。まさか、最後の曲に、わたしの大好きな『The Sound of Music』の中の名曲「Climb every Mountain」を選ぶとは、さすがみっちゃんだとわたしは大感激した。これは、『The Sound of Music』の中で、トラップ大佐に恋してしまったマリア先生が、その恋に怖くなってしまって、一度修道院に逃げ帰ってくるのを、修道院長が諭すシーンで歌われる名曲だ。詩がいいんすよ、とにかく。ひじょーーに、みっちゃんの生き方に通じるものがあって、たいへんわたしは感動して泣けました。すべての山に登りなさい。あなたの夢を見つけるまで。まさしくみっちゃんのための、みっちゃんが残るみんなに伝える気持ちそのものの歌っすなあ。
 で、本作でのわたしが一番グッと来たイケ台詞はこれです。
 「ぼけ桜じゃあ。季節ば間違えて咲いてしもうた桜じゃ。おいも、生まれてくる時代ば間違えてしもたんじゃろねえ
 季節外れに咲く桜を見て、オレも生まれる時代を間違っちまったな……なんて、苦笑する半次郎にわたしはもう泣けてたまらなかったす。みっちゃん……あなたはそんなことないですよ。大げさかもしれないけれど、わたしはあなたと同時代に生まれてよかったです。本当に。退団後の活躍を楽しみにしてるからな!

 ◆吹優:ヒロイン。演じたのは、今回みっちゃんと同時に退団した、TOP娘役の妃海風さん(通称風ちゃん)。今回もう何度も芝居の中でもショーでも涙を流し、常に泣きそうな眉間にしわを寄せた下がり眉が猛烈に可愛かった。2回目の超いい席で観たときは、風ちゃんが泣いているのがはっきり見えたよ。みっちゃんを「最愛の人」と呼ぶ風ちゃん。本当にお疲れさまでした。みっちゃんが、最後のカーテンコールの時に、「二人で一緒に星組公演を観に行こう」と言ったら、本当にうれしそうに、何度もピョンピョン飛び跳ねていたね。これからどういう活動をするのか知らないけれど、ずっと応援してるよ。
 で、この「吹優」の一番のイケ台詞は、わたし的にはやっぱりこれだと思う。
 「わたしは行かねばならないのです!! わたしは桐野様に会わなければいけないのです!!
 強い意志の感じられる、とても凛としたカッコいいセリフだったし、演じる風ちゃんの必死な思いもとても伝わる素晴らしい演技でした。風ちゃん、君も最高だよ!

 ◆隼太郎:政府内にとどまった薩摩隼人。演じたのは2番手スター紅ゆずるさん(通称:紅子)。いやー、今回の千秋楽の紅子も気合入ってましたねえ。完全にもう怒鳴ってたよね。感情の爆発が伝わる激しい芝居でした。コメディで光り輝く紅子だけれど、今回のシリアスな芝居ぶりもとっても素晴らしかった。やっぱり、今回のイケ台詞はラストのセリフでしょうな。
 「わいら!恥を知らんか!命が果てた勇敢な侍に卑怯な真似ばしよっせ!」
 「おはんが伝えたかった「義」と「真心」、おいが預かった!!!

 もう号泣ですよここは。紅子も、しっかりとみっちゃんからバトンを受け取り、「義」と「真心」を受け取ったわけで、わたしは今後も、紅子がTOPスターになる星組をイチオシで応援したいと思います。
 
 ◆八木永輝:会津藩士。後に警視庁抜刀隊に入り、西南戦争へ出征。演じたのは、わたしが一番応援している礼 真琴ちゃん(わたしは勝手に、「こっちん」と呼んでます)。今回は敵役、ではあるのだが、まあ、壮絶にカッコ良かったすね。特に今日の千秋楽は物凄い気合入ってました。素晴らしかったよ。でも、本当に残念ながら、本作ではちょっと出番が少なく、今日のライブ中継ではさらに画面に映る頻度が減ってたような……2回目に観たときは、わたしは6列目の超いい席で観たのだが、もう、ほぼずっとこっちんを見てました。もともとこっちんは、女の子として可愛いので、男役としてはいつも可愛い系だったんだけど、今回は明確にカッコいい系のぎらついた男でしたね。6列目なのにずっと双眼鏡で観てました。表情も非常にいつもよりも険しく、この感じだと次の大劇場公演『スカーレット・ピンパーネル』で演じる敵役ショーヴランが壮絶にカッコいいのは間違いないでしょうな。超期待できますね。何しろ歌が超上手いことでもお馴染みなので、ショーブランはかなりソロ曲が多いから、歌いっぷりも超楽しみです。ムラ遠征したいところですな。そして今回のイケ台詞は3つ。
 「おのれ薩摩め! 薩摩の中村半次郎! この恨み忘れてなるものか!!!」 
 「永輝は魂を捨てて参りました。会津と愛奈姫様の仇を討つために。さらばでございます!
 「あいつを倒すまで、わたしは死なぬ!」 
 今回はとても悲劇的な気の毒な男を、こっちんが非常にカッコ良く、そして悲しく演じてくれました。相変わらずの歌のうまさも披露してくれましたね。そしてショー『ロマンス!!』では、恒例の(と自分でCafe Breakで言ってたね)女装もあって、今日の千秋楽では黒髪だったね。1回目2回目を観たときは、茶髪のショートがすっげえ似合ってて可愛くて、30年前の荻野目洋子ちゃんに非常に似てるように思いました。ホントかわええわ……でも、これからはクールな敵役の似合うカッコいい男役を見せてくれると思うので、これからもずっと応援します!! 次のファンミーティングは絶対行く!!

 ◆西郷隆盛:演じたのは、今回みっちゃんと一緒に退団した美城れんさん(通称さやかさん) 。みっちゃんと同期の84期生であり、みっちゃんが音楽学校に入学して一番初めに声をかけたずっと仲の良い方。今回、みっちゃんとさやかさんが退団したことで、84期生は全員卒業となり、現役はもう一人もいないんだそうだ。今回はショー『ロマンス!!』でも、サヨナラショーでもソロパートがあって、温かい送り出しでしたな。拍手も一番大きかったんじゃないかな。ファンの応援も暖かかったすな。さやかさんみたいな、貴重な脇役というかおっさん役がいなくなると、ホント淋しいです。専科に移る前はずっと星組で、わたしも何度もさやかさんの芝居ぶりは観ていたので、ホント、残念です。そして今回の西郷隆盛役も素晴らしかったよ。イケ台詞はこれかなあ。
 「半次郎どん、人を愛しやんせ。そして、天を敬うっとじゃ」 

 とまあ、とにかく、わたしはもう泣けてたまりませんでした。そして猛烈に寂しいよ……。
 みっちゃんの、退団後の初舞台はいつ、どんな作品だろうなあ……普通に、コンサートでもいいんだけどな。絶対観に行く。絶対に。つーか、これも何度も書いているんだけど、みっちゃんは、髪を伸ばして女性らしい服装をしたら、普通に美人で可愛いと思うな。これからも、その歌声を聞かせてほしいと切に思います。風ちゃんも、いろいろ活躍してほしいね。風ちゃんは、ひょっとしたらダンスが一番得意なんじゃなかろうか? もちろん、歌も芝居も素晴らしい女優として活躍してほしいけれど、まずはやっぱりミュージカルかな。どんな役がいいだろうな……とにかく楽しみに待ってるよ。 そして、紅子率いる新生星組も、年明けからさっそく始動するわけで、もちろんわたしは星組イチオシとして、応援を続けます。こっちんがTOPになる日を想像するのはまだ早いけれど、まずは来年の『スカ・ピン』がウルトラ楽しみです!!!

 というわけで、結論。
 今日、宝塚歌劇団星組TOPスターコンビ、北翔海莉さんと妃海風さんが、退団した。その退団公演及びサヨナラショーは、もう場内みんなくすんくすんと涙のあらしで、大変泣ける素晴らしい作品であった。しかし……ライブ・ビューイングでも、みなさん、普通に拍手と化して盛り上がりましょうよ。わたしが観た会場では、ほんの少しだけ拍手しているお客さんがいたけれど、基本的にお行儀よく静かだったですが、わたしとしてはもっと盛り上がりたいのですが……ダメっすか? ほかの会場はどうだったんだろう。 以上。

↓久しぶりに買いました。読み応え抜群っす。これがいわゆる「みっちゃんロス」ってやつか……淋しい……。
歌劇 2016年 11 月号 [雑誌]
宝塚クリエイティブアーツ
2016-11-05

宝塚GRAPH(グラフ) 2016年 11 月号 [雑誌]
宝塚クリエイティブアーツ
2016-10-20


 2010年1月に宝塚歌劇を初体験して以来、すっかりわたしは宝塚歌劇にはまってしまったわけだが、わたしが「ヅカ」について語りだすと、たいていの人は驚く。何しろ、世間的に宝塚歌劇は世の淑女のためのエンタテインメントとして認識されており、男のわたしが「いやー、ヅカは最高なんすよ」と言うと、「えっ!? なんでまた?」と反応されるのが普通のリアクションなのである。
 まあ、わたしもヅカ歴6年の駆け出しファンなので偉そうなことは言えないのだが、ここ数年は劇場に男の客もだいぶ増えてきたような気がする。ただ、やっぱりおっさん主体で、奥さんに連れてこられたようなお父さん世代や、彼女に連れてこられたような30代ぐらいの男が多く、わたしのような中途半端なおっさんはまだ少ない印象だ。おまけに、一人で観劇している男はまだまだ少ない。が、ゼロではなくなってきたかな、と見受けられるようになってきたように感じる。
 かく言うわたしも、昨日、結構久しぶりに一人で日比谷に推参した次第である。しかも初めて、いわゆる「ファンクラブ」の取次でチケットを入手して観劇に臨んでみた。まあ、あの淑女率90%ぐらいの劇場に、おっさん一人のボッチ観劇は普通のハートの持ち主には相当ハードルが高いというか実際無理な人が多いと思うが、さすがにヅカ歴6年ともなれば、はっきり言ってぜーーーんぜん平気。わたしは全くもって堂々と入場し、楽しんできた。なお、一応言っときますが、普段はいつもヅカ友の美しい女子たちと行ってますよ。今回は、ファンクラブ取次であったので、わたしの分しかチケットが確保できなかっただけです。
 というわけで、わたしが昨日観に行った演目は、星組公演『桜華に舞え』。現在の星組TOPスターコンビの退団公演であり、はっきり言って泣けたのである。マジでもう……泣けるわ……みっちゃん……あなたホントに最高です……。

 もう何度もこのBlogで書いているのでしつこいけれど、わたしは一番最初の宝塚体験が星組公演であった影響で、いまやすべての組の公演を観るようになったけれど、やっぱり星組が一番好きである。そして現在の星組TOPスター、北翔海莉さん、通称みっちゃんは、現在の各組TOPスターの中では歌・芝居・ダンスの三拍子が抜群にそろった、「技」のTOPスターだと思う。歌が超上手い、芝居は絶妙、アドリブ力もナンバーワン、そしてダンスのキレ、優美さ、全てを兼ね備えており、わたしはマジでみっちゃんasナンバーワンだと思っている。
 そして、そういった役者としての「技」だけでなく、経験もTOPスターの中では最も豊富で、星組を見事にまとめ上げているわけで、男役TOPスターにこう言うのは失礼かもしれないが、わたしはみっちゃんに対し慈愛に満ちた母性のようなものを感じている。まさしく、観音菩薩様ですよ。
 わたしにこう思わせるのは、やはりみっちゃんの人柄の良さに起因しているんだと思う。なんていい人なんだこの人は、というようなエピソードが多いし、言動も、とても明るく周りを盛り上げるような気づかいの人だし、長年の苦労もそういった人柄に現れているんだろうと思う。なにしろみっちゃんは、月組からキャリアをスタートして宙組に異動になり、さらには専科も経験しての星組TOP就任である。そういう経歴は、かなり異例であろう。みっちゃんは、退団に際していろいろな場で、決して平たんな道ではなかったと何度か発言している。それでも常に、前に進むことをやめなかったみっちゃん。そしてその険しい道を歩んできたからこそ得た技と人格。そんなみっちゃんの退団にあたって、わたしは泣かずにいられるわけがないのである。
 というわけで、今回の公演『桜華に舞え』である。
 物語は、幕末から明治にわたる、とある薩摩藩士の生涯、しかも政府側ではなく西郷側、ということで、わたしはこりゃあヤバいと思った。西郷側の薩摩藩士の話となれば、確実に物語は悲劇的なエンディングとなることが予想されるわけで、きっと、思いを次の世代に託し、散っていくんだろうな、と真っ先に想像した。
 実は、わたしはいわゆる「戦国武将」は相当詳しいオタではあるのだが、「幕末」に関しては、大体の流れしか知らず、個別の人物に関しても、有名どころしか知らないので、今回みっちゃんが演じた桐野利秋こと中村半次郎については、全く事前知識がなかった。また、星組2番手スターであり、次期TOPスター就任が決まっている紅ゆずるさん(通称:紅子)が演じる役や、わたしが一番大好きな礼 真琴ちゃん(通称:ことちゃん)が演じる会津藩士も、実在の人物なのかどうかもよく分かっていなかった。が、わたしは、普段なら物語のバックグラウンドをきっちり予習していくのだけれど、今回は一切予習しないで、まっさらな状態で、物語を味わうことにしてみた。これはわたしにはかなり異例なことである。なんというか、今回はそういった史実の人物像や出来事は、どうでもいいと思ったのだ。ただただ、みっちゃんを見つめ、みっちゃんその人として、物語に没入したかったのである。
 そして、実際の物語は、大体わたしの予想通りだった。みっちゃん演じる主人公は、その剣の腕前と人柄で、西郷隆盛に認められ、会津での激しい戦いにも生き残り、無事に明治政府で立身出世していく。しかし、同じ薩摩の同志である大久保利通と西郷の確執(?)により、西郷の鹿児島帰還に同道、そしてとうとう、日本における最後の内乱と言われる西南戦争が勃発。西郷側についた桐野もまた、同じ薩摩兵児・薩摩隼人同士との戦いに散る……という流れである。
 本作は、全編薩摩弁であり、正直、聞き取れない部分もある。また、実際の史実と合致した物語なのかも、わたしはよく分かっていない。しかし、そんなこたあどうでもいいほど、泣かせる話であった。やっぱり、ともに幼少を過ごした二人の男が、お互い敵同士となって戦わなくてはならない状況になり、たとえ道を分かつとも、己の信じた道を進み、自らの正義に殉じる姿は鉄板ですよ。歌も良かったっすねえ。やっぱり、歌唱力は現役ナンバーワンだと思うなあ。本当に素晴らしかった。そして、その道を分かつ親友・隼太郎を演じた紅子も、とても良かった。また、主人公に恨みを持つ会津藩士を演じた、わたしの大好きなことちゃんも、ウルトラクールでカッコよかったすね。もうチョイ出番が多ければなあ。
 あと、これは完全にわたしのうっかりミスなのだが、今回、わたしは初めて2階のA席での観劇となったのだが、やっぱ遠いね。いつもはちゃんと持参する双眼鏡を、うっかり持参し忘れてしまったので、顔の表情が分からなかったのが唯一の残念ポイントだ。いつもは、生意気にも10列目以内といういい席で観ているので、その罰が当たったと戒めとしておこう。来週、もう一度SS席で観劇する機会があるので、それでもちゃんと双眼鏡を持参しようと思う。
 そして一方のショーの方だが、今回もまた非常に素晴らしかった。個人的には、前回のショー『THE ENTERTAINER』が素晴らしすぎて、あちらを退団公演にしても良かったんじゃね? という気もしたけれど、実はわたしが今回、うっかり涙を流したのは、『桜華に舞え』の方ではなく、こちらのショー『ROMANCE』の方である。特に、扉をモチーフにした枠を、次々と駆け抜け、先へと進もうとする星組のみんな。もちろん、みっちゃんも今までいろんな壁、扉にぶつかってはそれをこじ開けてきた19年間の宝塚生活。それを想うとなんだかとても目頭が熱くなり、そしてみっちゃんのソロで始まる星組みんなの大合唱となるエンディングは、マジで泣けたっすわ……。はあ……マジかよ……みっちゃん……と、わたしはもうぐすんぐすんである。参った。
 わたしは、何度かこのBlogで書いた通り、みっちゃんが専科に行く前のことを全然知らない。そもそも、みっちゃんのことを生で観たのも、既に専科異動後の2014年星組公演『ナポレオン』が最初だ。だから、ぜんぜんみっちゃんに関してはニワカである。でも、星組TOPスターとなってからの1年半という短い期間は、本当に全力で応援してきたつもりだ。だから本当に、淋しいよ……。ちなみに、わたしはこれまでWOWOWやNHK-BSで撮りためた公演映像を結構な数を持っているのだが、みっちゃんが出演している作品を片っ端から見て、まったくもって超・今更ながら、みっちゃん熱を高めていたので、号泣する準備は整っていた。2014年の『TAKARAZUKA Special』も非常に良かったし、古いところではちょっと前にNHK-BSで放送された2000年の『LUNA』や2007年のショー『宙―FANTASISTA!』やかつてWOWOWで放送された2010年宙組公演『シャングリラ』などを観て、あーーー!! みっちゃんいた!! とか、探すのが楽しく、そしてやっぱ歌上手い!! と改めて感激したりしたわけで、今もなお、わたしは、みっちゃんの19年に思いを馳せ、淋しさを募らせている。
 宝塚音楽学校を受験する少女たちは、「宝塚歌劇が大好きだから」受験するのが、まあ普通の受験動機だろうと思う。しかし、わたしの愛する前・星組TOPスターの柚希礼音さんことちえちゃんも、そしてみっちゃんも、二人とも、そういった「宝塚ファン」歴ゼロで、音楽学校を受験した点で共通している。二人とも、背が高く周りの勧めで受験したのだと聞いている。だから、二人とも、音楽学校に入学してから、不断の訓練と勉強によって、宝塚歌劇というものを知り、芸を磨き続けた人だ。つまり、明らかに努力の人である。そりゃもちろん、元々の才能は当然持っていたとしても、決して天才とかそういうものではない。常に前へと休まずに足を動かし続けてきた姿に、きっとわたしは魅かれたのだと思う。今回の公演でみっちゃんは宝塚歌劇を卒業し、次のステージへ向かうわけだが、たぶんわたしは、ずっとファンでいると思う。
 退団後の初舞台はガラコンになるんじゃねえかなー、と、密かに期待しているのだが、しっかしチケット獲れないすねえ……一応、1公演だけチケットは取れたものの、その回はまさお・ルキーニの回だからみっちゃんは期待できないだろうな……。まあ、別の機会でもいいから、みっちゃんには歌い続けてほしいと思う。前も書いたけれど、髪を伸ばし、女性らしい服装をしたら、びっくりするほどの美人だと思うな。ほんと、これからも応援し続けたいと思います。以上。

 というわけで、結論。
 宝塚歌劇団星組TOPスター北翔海莉さんの退団公演『桜華に舞え/ロマンス!!』は号泣必至である。今回初めての2階席での観劇は、思ったより遠かった。双眼鏡必須なのに忘れたオレのバカ!!! あと2回見るチャンスがあるので、次回は超いい席だけど、絶対に双眼鏡忘れんなよ!! そして、北翔海莉という偉大なるスターの雄姿を、目と心に刻みたいと存じます。以上。

↓ くそう……買うべきかも!! みっちゃん大活躍だったらしいすね。しかし、なんでBlu-rayじゃねーんだよ!! いまさらDVD画質で満足できるか!!!
宝塚歌劇100周年記念 大運動会 [DVD]
宝塚歌劇団
宝塚クリエイティブアーツ
2014-12-20

 もう何度も書いているが、わたしは宝塚歌劇を愛しており、その中でも、「星組」が一番好きである。それは、そもそものきっかけが、一番初めに観たのが星組の公演で、その時に柚希礼音さん(通称:ちえちゃん)のあまりのカッコ良さに一発KOを食らったからではあるが、あの衝撃的なファーストインパクトから6年経ったけれど、どの組も観るようになった今でも、やっぱりわたしは星組が一番好きである。
 いろいろなところで、星組ジェンヌの皆さんは、「星組は体育会気質がある」的なことを仰っているような気がするけれど、それは間違いなく、LEGENDと呼ばれる柚希礼音さんことちえちゃんの影響であろうと思う。そしてちえちゃんが退団し、新たなTOPスターに就任した北翔海莉さん(通称みっちゃん)の醸し出す空気は、非常にやわらかく、若干お母さん的存在のようにわたしは観ている。強烈なカリスマとして君臨したちえちゃん退団後の星組を温かく包み込むその空気感は、わたしには若干菩薩めいているようにも感じられていて、皆がのびのびと、そしてきっちりとまとまっているわけで、ちえちゃんが去った今でも、わたしの星組推しはやっぱり変わらない。
 何が言いたいかというと、ちえちゃんとはかなりキャラクターの違うみっちゃんさんであるが、見事に星組をまとめているのは間違いなく、わたしは現在のTOPスターの中でダントツに好きだし、実力も歌・芝居・ダンスの三拍子揃ったナンバーワンではなかろうかと思っているのであります。なので、先日既に今年中の退団を発表されているのが悲しくて淋しくて……もうホント、しょんぼりなのです……つらい……。
 というわけで、昨日は愛する星組公演『こうもり』を観てきた。そして結論から言うと、これまでに観た数十本の宝塚歌劇の演目の中で、1位……ではないかもしれないけど、とにかくここ数年では一番面白かったのである。最高でした。

 というわけで、今回の演目は、かの有名な、Johann Strauss IIのウィーン・オペレッタの名作『こうもり』である。わたしは大学・大学院でドイツ演劇を勉強した男であり、当時の友人がこの作品で卒論を書いていたことがあって、その女子と一緒に研究室のビデオでドイツ語原曲Verを観たことがある。非常に懐かしいが、いわゆるドイツ語による「ウィーン・オペレッタ」の代表作であり、とても楽しい作品だ。ストーリー的には、今回の宝塚版はかなり原作とは違っていて、特に、わたしの愛する礼 真琴ちゃん(通称:ことちゃん)の演じたアルフレードの役割というか素性が全然変わってるんじゃないかな? しかし、それでもまったく問題なし。大変笑わせてもらったし、明るく陽気で楽しい物語になっていた。最高です。
 で。各キャストについて、ちょっとまとめておこう。
 ■ファルケ博士
 演じたのはTOPスターの北翔海莉さん(通称みっちゃん)。いやー、本当に歌がうまいし、ダンスもキレがあって、芝居も素晴らしい。最高です。退団してしまうのがわたしは本当に淋しい……今回、ショーの『THE ENTERTAINER』では、ピアノの弾き語りがあるわけですが、その歌詞がですね……なんかさよならショーのような内容で、わたし、もう本当に淋しくなってしまって、たまらなかったです。染みたなあ……。青いバラの花言葉はDream Come Tureですよ。
 もう、これはあれか、退団公演はまたムラ遠征しろってことかもしれないな……チッ……こうなったら一人で行くしかねえかもな……スケジュール調整をして平日行って観よう!! 決めたもう!! 行くぜ!!
 ■アイゼンシュタイン公爵
 演じたのは2番手スター紅ゆずるさん(通称:紅子)。この人ももう、大好きすぎる。特に、高田純次ばりのテキトーな面白小悪党を演じさせたら、この人は確実にナンバーワンだと思うな。大阪人としての持ち前のサービス精神あふれる紅子の演技はいつ観ても楽しい。前作『GUYS & DOLLS』も明るく楽しい作品で素晴らしかったけれど、今回も本当に笑わせていただきました。最高です。ところで、次の星組TOPは紅子がなれるんだよね? 大丈夫だよね?
 ■アルフレード(アイゼンシュタイン公爵家の執事)
 演じたのは、わたしが今イチオシの礼 真琴ちゃん(通称:ことちゃん)。この人はとにかく歌が最強レベルに巧い。そして、素で可愛いんだよな……。わたし、今回、会場でことちゃんのファンクラブの申込書をもらって来ました。タレントのファンクラブに入るのなんて初めてですが、入会させていただくッッッ!! 今回も大変素晴らしかったと思います。ショーでも大変カッコ良かった。最高です。
 しかし、ことちゃんが今後もずっと星組でいられるのか、理由はないけれど、なんか心配でならない。何もなければ、紅子の次にTOPになれるはずだが、若干身長が低いからな……月とか雪に異動になったら、オレ、泣くよ!? 頼むからずっと、星組でいて欲しいのだが……。
 ■アデーレ(アイゼンシュタイン公爵家の侍女)
 演じたのは娘役TOPの妃海 風ちゃん(通称:ふうちゃん)。今回は原曲キーのままで、大変苦労したと先週の「Cafe Break」で仰ってましたが、とても伸びやかな歌声で、まったく問題なしだったと思う。最高です。
 ふうちゃんも、みっちゃんさんと同時退団予定なので、大変残念です……次の星組娘役TOPは誰になるんすかねえ……。いっそ、月から海乃美月ちゃんでも転校してきてくれないかな……。
 ■オルロフスキー(ロシアの皇太子)
 演じたのは、去年専科に異動になった星条海斗さん(通称:マギーさん)。月組時代から何度も拝見していますが、今回はかなりコメディタッチな役を楽しく演じてくれました。そして、ショーでは女性役をやって、恐ろしく美しいおみ足を披露してくれてびっくりしたよ。まあ、とにかくお綺麗でした。最高です。
 ■フランク(刑務所長)
 演じたのは十輝いりすさん(通称:まさこさん)。彼女は今回の公演で退団を発表しており、これまた大変淋しい……。宙組から移籍してきたのがもう4年前か……以来、わたしは彼女のことを「宙から来たでっかい人」としていつも注目していました。ちえちゃんと同期の85期生なんだよね。いつもその長身で存在感たっぷりだったまさこが退団か……悲しいなあ……今回、ショーではマギーさんと共に女性役を披露してくれました。いやあ、やっぱり抜群にお綺麗ですよ。最高です。

 主なメンバーは以上な感じかな。
 とにかく、今回は、オペレッタ原作だけあって歌も多いし、雰囲気もとても楽しく、まさしくタイトル通り、「愉快な」作品でありました。そしてショーの方は、随所に「有難う」というみっちゃんの気持ちがあふれていて、派手なシーンもしっとりしたシーンも、とてもキラキラしていたと思います。みっちゃん……もうちょっと、せめてあと2本ぐらいは大劇場公演して欲しかったなあ……。まあ、とにかく、ラストとなる秋の公演は、絶対にムラ遠征して、さらに東京でも観に行って、この目に北翔海莉という偉大なるTOPスターの雄姿を目に焼き付けようと思います。はーーー。作品はめちゃめちゃ笑える明るい作品だったし、実際まだ先なのに、なんかもう、すげえ淋しいっすわ……。
 というわけで、毎度お馴染みの、今回のイケ台詞の発表です。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思った台詞のこと。
 「さあ、愉快な復讐劇の開幕だ!!! いてて……」
 今回はコメディーなので、カッコイイという意味でのイケてる台詞は少なく、また歌率も高いので悩んだのですが、やっぱり冒頭の、復讐だけど、笑える愉快な復讐をしてやる!! というこの台詞がわたし的には一番気に入りました。「いてて……」はですね、二日酔いで頭が痛いのですw とてもこの作品を象徴していた台詞だと思います。

 というわけで、結論。
 わたしは宝塚歌劇の中で、ダントツに星組が好きである。そして現在公演中の『こうもり』という作品は最高に笑えて最高に楽しい、ここ数年ではナンバーワンに気に入った作品でありました。たぶん、宝塚初体験の方にもおススメできる、物語的に分かりやすく、また歌の巣晴らしい作品だと思います。これは……マジでBlu-rayが出たら買うべきかもな……つか、出るのかな? 前作『GUYS & DOLLS』がやっと出たので先に買おう!!
 えー、業務連絡です――Blu-ray買ったら、うちの4K-TVで上映会をしますので、ぜひお集まりください!!>このBLOGを読んでいるわたしを知っている皆様。以上。

↓ 版権の問題などいろいろあって、やっと6月に発売決定!! やったーーー!! オレは買うぜ!!

 既にこのBlogで何度も書いている通り、わたしは宝塚歌劇を愛しており、中でも星組推しで、そのTOPスター、ちえちゃんこと柚希礼音さんの大ファンであったわけだが、ちえちゃんは宝塚を卒業して次のステップへ旅立ち、代わって星組は、北翔海莉(通称みっちゃん)さんがTOPに就任した。相手役の娘役TOPも、ちえちゃんと6年間のお相手を務めた夢咲ねねちゃんが添い遂げ退団(一緒に卒業すること)したため、新たに妃海風ちゃん(ひなみ ふう:通称ふうちゃん)がみっちゃんさんのお相手に就任した。
 というわけで、新たなTOPスターコンビを迎えた新生・星組の記念すべき大劇場お披露目公演が、わたしが昨日観てきた『GUYS &DOLLS』である。結論から言うと、いやー、本当に素晴らしかった。これからもわたし、星組イチ推しで応援します!! (※なお、大劇場公演の前に、既に全国ツアーではお披露目済みではあります)

 北翔さんは、元々月組→宙組→専科という経歴を持つ実力派である。ただ残念なことに、星組推しのわたしは月組・宙組時代を観たことがなく、専科に移ってからの『ナポレオン』『エリザベート』の2作しか観ていない。脇を固める渋い実力派ということしか知らなかったので、ちえちゃんに代わる星組TOP就任のニュースは少なからず驚いた。わたしはてっきり、ちえちゃん率いる星組2番手の紅ゆずる(通称:べに子)さんが後を継ぐのであろうと思っていたので、あ、そうなんだ、ええと、誰だっけ? と大変失礼なことを思ったものだ。あとで、あ、『エリザベート』のフランツか、そりゃまた渋いですな? とそんなひどいことさえ思った。そして、昨日の公演を観るまでは、WOWOWの「宝塚プルミエール」やMXTVの「TAKARAZUKA Cafe Break」といった番組でも、非常に回りに気を遣っているというか、なんとなくご本人も「ごめんなさいね、わたしがTOPになっちゃって……」みたいな雰囲気を感じていたので「ホント大丈夫ですかね?」なんて失礼なことを、わたしのヅカ師匠のお姉さまに言ったところ、「バカをおっしゃい!! 北翔さんは、現役の中で歌、ダンス、芝居のすべてが抜群に上手な素晴らしいジェンヌよ!!」と激しく怒られてしまった。あわわ……ご、ごめんなさい!! とわたしとしては土下座する勢いで謝るしかない。

 というわけで、若干の心配と期待をこめて、昨日は日比谷の東京宝塚劇場に推参したのである。が、最初に言ったとおり、そんな不安はまったく杞憂であった。師匠の言ったとおり、みっちゃんさんは抜群に歌も芝居もダンスも、三拍子そろった非常にレベルの高いTOPスターであった。いやー、この人は上手い。大変失礼ながら、現状のTOPスターの中でも歌と芝居とダンスの整った上手さでは、ひょっとしたらナンバーワンではなかろうかとさえ思った。
 今回の『GUYS&DOLLS』は、知っている人ならもう常識だが、元々はブロードウェーミュージカルである。 宝塚でも過去2回上演されていて、今回が3回目の再々演ということになるそうだ。そしてみっちゃんさんは2回目の再演が2002年に月組で上演されたときにも出演していて、自身よく分かっている演目でもある。
 内容は、非常に陽気なコメディータッチで、今回は、主役のみっちゃんさんの素晴らしさはもちろんのこと、他にも特に主人公の友人(?)であるネイサンとその婚約者アデレイドの二人が抜群に良かった。そのネイサンを演じたのは、わたしが大好きなべに子ちゃんである。これがもう、超はまり役で、元来バリバリの関西人である彼女の陽気さがあふれていて、調子のいい陽気な悪い奴、という役をノリノリで演じてくれていた。なんだか、これはアドリブか? というような部分も多くて、非常に楽しめた。べに子、あんたも最高だよ。今年の5月だったかに、ちえちゃん退団直前のお茶会と呼ばれるファンミーティングに師匠と行ったときは、べに子も来てくれて会場をとても盛り上げてくれた。ちえちゃんとたぶん一番仲の良かったべに子。これからも応援するからな!!
 そして一方の婚約者アデレイドは、今、わたしが星組で一番推しているといっても過言ではない、礼真琴(通称ことちゃん)ちゃんがかわいらしく演じていて、驚いた。驚いたというのは何故かというと、ことちゃんは、男役ジェンヌなのである。普段は男役が専門なのだ。そのことちゃんが、女性を演じている時点でわたしにとっては驚きなのである。そしてまた、その可愛いことといったら、もうそりゃあ、観ていただくしかなかろう。すっごく良かったし、抜群に歌も良かった。ことちゃんは、95期生だから、まだ25歳前後だと思うけれど、TOPスターの必須条件である新人公演主役を何度も務めており、おそらくは数年後にはTOPまで行き着けるのではないかと期待しているが、とにかく、歌がものすごく上手くて、わたしはこの2年ぐらい注目している。女性役も非常に良かった。ことちゃんは、男役としては若干背が低いのだが、それでもやっぱり、ヒロイン役のふうちゃんと並ぶとかなり背の高さが違うなと思った。なんだろう、何故かわたしは、今回のことちゃんは、顔も歌も30年前の若き頃の中森明菜さんにすごく似てると思った。現在、わたしはことちゃんのファンクラブに入ったほうがいいんじゃねえかな、と本気で悩んでいる。でも、キモイおっさんがお茶会に行ったら迷惑かもな……まあ、とにかくずっと応援していきたい。
 で、娘役の新TOPのふうちゃんだが、これまた非常に可愛らしい女子で、酔っ払ったところの演技など、大変によろしゅうございました。いいね。とてもいい。歌も芝居もまったくもって上等。今回は2幕モノなのでショーはなかったが、ダンスぶりを今後チェックしていきたい。まあ華奢ですな、とても。それに、やっぱり非常にフレッシュですよ。これは各組で共通して言えることだと思うが、娘役TOPも世代交代完了といった感がある。今までわたしは、娘役はあまり注目していなかったのだが、今後は各組の娘TOPもちゃんと応援していきたい所存である。
 なお、昨日は舞台制御プログラム(?)の不調で、1幕終了まであと5分ぐらいというところでマイクが反応しなくなり、9列目のわたしはきちんと聞こえたのだが、銀橋で歌うみっちゃんさん&ふうちゃんの歌のところで一時中断、20分ぐらい調整作業が続くというハプニングがあったが、わたしとしては、だってしょうがないよ、と思うのでまあお咎めなしとしたい。あんなこと初めてで驚いたけど。

 というわけで、結論。
 新生・星組による『GUYS&DOLLS』は、ヅカファンならば絶対に必見であると断言しよう。芝居自体もとても面白いし、北翔海莉率いる新たな星組の勇姿を、ぜひ堪能していただきたい。

↓ べに子主演の『Gone with the Wind』。オレ観てないんだよなあ……。観に行きたかった……!!
 

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