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 というわけで、昨日に引き続き、今週の『鮫島』ニュース番外編_これまでの歴史その(2)として、『Burst』編をまとめようと思います。
 昨日の『バチバチ』編同様に、メモ的に取り留めなくまとめるので、やっぱりわたし以外の人が読んでも特に意味はないと思います。そして先週も書きましたが、完全にネタバレなので、万が一、『バチバチBurst』を読んでいない人は、今すぐ退場してください。
 それでは、『バチバチ』同様流れをまとめてみるか。勿論これまた同様に、一番最初の『バチバチ』の時制を2009年と仮定しています。なお『Burst』は、前作『バチバチ』のエンディングから半年後の2010年4月からの2カ月間が集中的に描かれていて、時間の経過はほとんどありません。なので、今日はTableタグを使わないで、巻ごとにテキストで簡単にまとめることにしよう。
----<『バチバチ』終了後、『Burst』開始前に起こったこと>----
 ・王虎さんは2009年11月場所(序ノ口)、2010年1月場所(序二段)、2010年3月場所(三段目)で3場所連続全勝優勝しており、『Burst』で描かれる5月場所では幕下となって、鯉太郎に追いつく。
 ・この3場所の鯉太郎の戦績は不明だが、鯉太郎の5月場所の番付は幕下。枚数不明。
----<『Burst』(1)巻:2010年4月>----
 ◆靖国神社での奉納相撲
  王虎さん〇-●?? ※三段目として
  鯉太郎〇-●田上さん ※幕下
  白水さん〇-●?? ※幕下
  仁王さん〇-●?? ※十両
 ※仁王さんはこの後の5月場所は新入幕。
 ※負けた田上さんに王虎さんの「だからお前はダメなんだ」発動。
 ◆大吉&常松が入門。
 ◆大吉:丸山大吉。187cm139kg(新弟子検査時)。17歳。鯉太郎と同い年。入門初日に「肉体をその場に置き去りにして心だけがスカす」離れ技炸裂w 余りにすっとぼけな言動に鯉太郎ブチ切れ。
 ◆常松:常松洋一。186cm118kg(新弟子検査時)。22歳。鯉太郎の5つ上ってことか。ついでに言うと仁王さんとも1つ上、なのかな。学生横綱タイトルを獲り、幕下付出で初土俵(2010年5月場所)。大栄大学相撲部主将だった。 
 ◆鯉太郎は二人の世話係に任命されるも、両者にイラつきMAX、つい大吉をぶっ飛ばし、マスコミネタに。しかし兄弟子として、不忍池のほとりの「例のベンチ」までチャリで迎えに。
----<『Burst』(2)巻:2010年4月~5月場所開幕>----
 ◆大吉、鯉太郎の気持ちにやっと気が付き改心。
 ◆場所前、新寺から石川や飛天勇関が空流に出稽古に来てくれる。
 ◆一方虎城部屋は、場所前の激しい(一門連合)稽古。田上さんは王虎さんにガイにされて精神崩壊。十文字から来ていたブタフグに王虎さん目を止める。
 ◆王虎さん、生意気にTV出演、鯉太郎に負けたら引退宣言。
 ◆常松、マスコミへ俺が王虎を倒します宣言。それにカッと来た鯉太郎、王虎さんに負けたら廃業、に乗っかっちゃう。
 ◆2010年5月場所開始。
  基本的に主要キャラは幕下。枚数不明。どんぐり渡部くんと川さんは三段目。
 ◆初日の星取(※?は相手の名前不明)
   王虎さん〇-●?
   鯉太郎〇-●石川くん
   常松〇-●大森海
----<『Burst』(3)巻:2010年5月場所初日~4日目>----
 (初日の常松勝利直後から続き)
 ※常松のナメた相撲に親方激怒「勘違いするなよ こわっぱが…」
  白水さん〇-●?
  仁王さん●-〇? 勇み足w
 ◆二日目
  田上さん〇-●? ダーティーファイトで精神崩壊中。
 ◆三日目
  大吉●-〇小林 不浄負け。相手の小林君がナイスキャラで笑える。
 ◆四日目(かな? 自信なし)
  鯉太郎〇-●田上さん ダーティーファイトをする田上さんに真っ向勝負。
 ※この取組後、田上さんはブタフグにごちゃごちゃ言われるも、猛虎さんへ「俺に才能があるんですか!?」と涙、猛虎さん「知らん!」の名シーン。
 ※また、この取組で鯉太郎は人差し指を怪我、投げの基本を見つめ直すきっかけに。
----<『Burst』(4)巻:2010年5月場所5日目~7日目>----
 ◆五日目
  大吉●-〇? 波動拳不発w
 ◆六日目(かな?)
  鯉太郎●-〇王虎さん 真っ向勝負でぶん投げられ、「お前は…もう死んだ」宣言。
 ※この取組前、王虎さんは部屋で田上さんを前に、「やっとアイツを頭から消し去れる」嬉しさに、かなり歪んだ涙を流す。ククク……と泣く様は異様で異常。
 ※そして鯉太郎はこの敗戦で自信喪失。しかし「例のベンチ」で椿ちゃんの「土俵のアンタをずっと見ていたいのよ…」の涙の激励により大復活! 親方に土下座謝罪、そして兄弟子たちの泣かせる激励でヤル気MAXに。
 ※しかしそんな泣けるシーンの一方、常松はマスコミ連中に王虎は俺が倒しますよ宣言をしてネタ提供。やめときゃよかったのにね……常……。そして翌朝、椿ちゃんに「あなたは 何もわかっちゃいないわ…」とガッカリされる。
 ◆七日目
  鯉太郎〇-●? 悪タレフェイス復活、ブチカマシ一発でKO。
----<『Burst』(5)巻:2010年5月場所8日目~9日目>----
 ◆八日目
  常松●-〇王虎さん
 ※ここから常松の挫折の始まり。この辺の常松のことを思うと、ホントに『鮫島』での松明関はその成長が泣けますなあ。
 ※取組前に、空流親方が大栄大学相撲部を訪れ、常松の過去を取材。
 ※常松も、立ち合い前、「教えてやるよ…血統ってのは何の意味もない ただの飾りだってことを…」と闘志満々だったのだが……
 ※立ち合い後、群がるマスコミ連中に、親方はこの辺で勘弁してくれと頭を下げ、そして「教えのハブさん(月刊力士の記者、畑文太さん)」や日刊トップの山崎さんの言葉もあって、騒動は収まる。
  天雷〇-●ブタフグ大鵠
 ※兄貴の仇であるブタフグ大鵠をぶっ飛ばしたい天雷なのに、ブタフグ大鵠は勝負せず。ホントクソ野郎。天雷はこの取組の立ち合い不成立&突っ掛けで目を負傷。
 ■大刀力関→天雷の兄弟子。イイ人。天雷の兄の弟弟子っぽい。
 ■田上さんは猛虎さんの「知らん! だが、今より弱くなることはない」の激励? で精神崩壊から正気に戻っていたが、この天雷の取組前にブタフグにボコられ、取組後には王虎さんに(ブタフグを利用して天雷の眼をやったのかと)詰め寄る。「ガッカリさせんなよ…頼むよ…」は何か泣けますね。そして(そんな指示はしていない)王虎さんは、ブタフグ大鵠を「使えねーブタだ」と切り捨てる。
 ◆九日目(?)
  鯉太郎〇-●爛摩 ※デカい外国人力士?
 ※この取組で鯉太郎は偶然「仏壇返し」を放つ
----<『Burst』(6)巻:2010年5月場所9日目~11日目>----
 ※9日目、10日目はどうも日付がはっきりせずわたしの勘違いかも?
 ※9日目の鯉太郎の取組後、王虎さんVS天雷から始まる
  王虎さん〇-●天雷 真っ向勝負のクリーン相撲。天雷完敗で左腕負傷。
  白水さん〇-●元十両の? ゴリラ張り手で一発KO。白水さんで5勝目。
 ◆十日目は取組ナシ
 ※朝稽古で親方に「仏壇返し」を教わる鯉太郎
 ※稽古中、イラつき中の常松は、白水さんや鯉太郎を呼び捨てで八つ当たり激怒。ほんと、しつこいですが、このあたりの常を思うと、『鮫島』現在の松明関が泣けるすねえ……。
 ◆十一日目
  石川くん〇-●常松 ビンタ一発でOK
 ※取組後、「強くなりてーんだろ?」「はい……」の名シーン。泣ける!
 ※鯉太郎VSブタフグ大鵠の途中で(6)巻終了。
----<『Burst』(7)巻:2010年5月場所11日目>----
 ※ブタフグ戦の続きから白VS虎の泣ける結末まで
  鯉太郎〇-●ブタフグ大鵠
 ※鯉太郎の仏壇返し炸裂、「じゃあな…クソヤロー…」。悪タレ鯉太郎にファンがつきはじめ、マコ姉ちゃん思わず「泣く」と感激。
 ※取組後、ブタフグ精神崩壊。今、どうしてるんすかね……。
  白水さん〇-●王虎さん
 ※ご存知の通り、腕は折られても、心は折れず、白水さん奇跡の勝利! 取組後、鯉太郎や親方にはカッコイイところを見せるも、仁王さんには「チョ~コエ~よ アイツチョ~~~コエ~~コエよ いて~~~よ~~ 腕チョ~いて~よ~~~」と泣きつく姿がもう最高です!
 ※この白水さんの勝利(=王虎さんの敗北)で幕下は12人が1敗で並ぶ。
----<『Burst』(8)巻:2010年5月場所11日目の夜~15日目千秋楽優勝決定戦初戦>----
 ※十一日目の夜、王虎さんは荒れて部屋の稽古場で大暴れ。とうとう猛虎さんをも跪かせる。
 ※鯉太郎は白水さんの奮戦に「応えねーと男じゃねーよ」とやる気十分。椿ちゃんにも「お前の気持ちにも俺は応えるよ」とある意味愛の告白に椿ちゃん赤面、親方憤死にw
 ◆十二日目は描写ナシ(?わたしの勘違いかも)
 ◆十三日目と十四日目
 ※ダイジェストで鯉太郎・石川くん・天雷・王虎さんが勝って1敗キープが描かれる
 ※これで幕下は6勝1敗が6人となり、千秋楽に優勝決定戦へ。
 ◆十五日目(千秋楽・幕下6人の優勝決定戦)
  第1戦:鯉太郎〇-●岩の藤 カマーンとブチカマシ合戦となり、OK!と勝利。
  第2戦:天雷VS闘海丸 のハッキョイまで
----<『Burst』(9)巻:2010年5月場所15日目千秋楽>----
 ※天雷VS闘海丸のハッキョイからスタート
  第2戦:天雷●-〇闘海丸 土俵際のうっちゃり!
 ※天雷は、親や兄貴が見守る中、決意を持って戦うが、VS王虎さん戦で左腕を痛めていたのがたたってしまう。闘海丸「次は万全の状態で勝負だ!」天雷「いや…今も万全だったよ」とすがすがしく負けを認める。イケメンですなあ!
  第3戦:石川くん●-〇王虎さん
 ※大器くんも折れないハートで立ち向かうも、惜しくも敗退。あまりにまがまがしいオーラをまとって土俵に上がる王虎さんの邪気を、柏手一発で祓う大器はカッコよかったぞ! これで優勝は3人に絞られ巴戦へ!
  巴戦1番目:鯉太郎VS闘海丸くん序盤まで
----<『Burst』(10)巻:2010年5月場所15日目千秋楽&火竜虎城の因縁>----
  巴戦1番目:鯉太郎〇-●闘海丸
 ※この取組を観て、生意気だった常松も熱くなって応援! 「おいっ! 何やってんだ!! ふざけろよ! 見せたかったのはソレかよ!」という常の激に、鯉太郎は仁王兄貴や白水さんのハート、そして吽形さんの「立ち向かう勇気」を思い出す。この展開はもう、王道ですが熱くなりますなあ!! そして仏壇返しが決まるか!? というところで、まさかの闘海丸タンの外無双が炸裂し、思わず鏡川親方も大感激! そして「もっと腰を入れろ!! 鯉!!」という仁王兄貴の大喝で、結末は渾身の押し出し! 地道なけいこのたまものですよ!
 ※取組後、現役時代火竜に勝てなかった鏡川親方が、「懐かしいモン思い出させやがって…」と満足しているところに「いい弟子を育成しとるようだな」と着ぐるみが声をかける。その声はどうやら天城親方か? 「身に余るお言葉…」と頭を下げる鏡川親方。
  巴戦2番目:鯉太郎VS王虎さん 開始!
 ■そして火竜と大横綱虎城の因縁の過去話開始
 ※火竜はもともと黒森部屋。定年で同門の天城部屋に吸収合併された。この時序二段。すでに幕内力士だった虎城に稽古を挑むもあっさり退けられる。
 ※その後すぐ虎城は大関昇進。そして新大関にして初優勝、翌場所綱取りへ。
 ※そのころ火竜も序二段、三段目を連続優勝。幕下で三場所連続優勝か、と期待の場所中。稽古では、天城親方の丁寧な説明が通じず、うるせーハゲ!! 何言ってるかわかんねーんだよ! と生意気な口をきくが、虎城の「バ~~~~となるからギュっとためろ…そうすればグッとなってメリッとガッといく…」という普通の人には理解不能な虎城語だとあっさり理解し納得する。
 ※しかし最終戦の相手にあっさり引かれて敗北、激怒して土俵上で大暴れ。1場所出場停止となった。世に言う「火竜セカンドインパクト事件」であるw
 (※ファーストインパクト事件は、黒森時代の序二段の時に同じく土俵で大暴れ→1場所出場停止という事件があった)
 ※一方虎城は、同じ日勝利するも右腕を負傷。虎城は火竜に問う。
 虎「お前にとって相撲とは何だ…?」
 火「あ? んなモン殺し合いに決まってんだろ」
 虎「だからお前の相撲は軽いんだ」「相撲の重さ…強さは…きっと己の中の生き様で決まるんだ それを土俵でぶつけ合うのが…力士だ」
 火「何言ってんだ…何だよ…生き様ってよ…」
 虎「ここにガッとあって砕けねぇ…ドンとしたものだ」
 しかしなんつうか、まさか自らの息子が、のちに同じことを言うとは……そりゃあもう、親としては泣けますよ……ホント最高ですね。
 ※そして虎城は千秋楽、全勝をかけて横綱・大宝生との闘いに挑み、電車道で寄り切って勝利、横綱昇進を確定させる……が、その後の変貌はもうご存知の通りっす。
 ※この時の優勝パレードで顔じゃないのに優勝旗を火竜がかざし、二人が並んで写る唯一の写真となったのであった……。
 ※そして5場所連続優勝を決めた夜、新十両で優勝を決めた火竜は「ソレ付けて稽古場に来い」とけんかを売って(10)巻終了。
----<『Burst』(11)巻:2010年5月場所15日目千秋楽&火竜虎城の因縁2>----
 ※火竜の挑発に乗って稽古場に現れる「大横綱」虎城。
 虎「いつからだ…火竜(アイツ)を見ているとイラ立つようになったのは…いや………わかっている…火竜は綱を撮る前の俺…楽しさだけで相撲を取れたあの頃の俺だ…覚悟が足りないんだ…まだ……横綱道を進む覚悟が…火竜をうとましく感じるのは 俺がまだ過去の己と決別が出来ていない証拠…ここで俺は 過去の俺を…殺す」
 という決意でぶつかり合う二人。日刊トップの山崎さん一人が証人として立ち会う。生き様をぶつけ合う二人。そして「戻って…こいよ虎城…」と涙を流す火竜に、左耳を引きちぎる虎城。
 虎「……もう…聞こえん…」
 火「バカヤロウが…」
 という顛末で完全決別。そしてその後虎城は大横綱として数々の記録を打ち立てて引退、一方火竜は大関となって綱取り目前。そしてあの事件が……公園のベンチでだらしなく酔う火竜に山崎さんが事件の真相を伝えるも、火竜は山崎さんに語る。
 「土俵以外でどう生きたらいいのか…分からねーんだ 俺は…死んで生きるしかなかった…だがよ アイツはそれを良しとしなかった」「鯉太郎(アレ)は…俺だ 終わっちゃいねーんだ…まだ………何も………続いてんだ…鯉太郎の中で…俺の生き様は…鯉太郎なら…きっと俺の辿り着けなかった答えまで辿り着いてくれる 見てろよ 鯉太郎は必ず俺を超える あのクソガキが…鯉太郎がいれば…俺は死なねぇ」
 この言葉は、ホントにもう、今の『鮫島』読者にはグッと来てガッとするものがありますなあ……。そしてそんな父を思い、鯉太郎は満身創痍の体を奮い起こし、最終戦へ!
 ※そして一方の虎城は、火竜の墓前に「謝らんぞ…俺は……」と言いつつ、膝をついて恐らくは涙を流す。その墓参りの帰りの車の中で、幼き剣市へ「俺のようにはなるなよ」とつぶやくのだった(ただし生意気なガキの剣市が正しく理解しているとは思えないw)。回想はここまで。
 そして巴戦2番目:鯉太郎VS王虎さん、ハッキョイから戦い終盤へ
----<『Burst』(12)巻:2010年5月場所15日目千秋楽>----
 ※鯉太郎と王虎さんの激闘の続き。勝負は鯉太郎の右からの仏壇返しで決まったか!? と思いきや、王虎さんの左の小手が入って投げの打ち合いに。結果、同体、取り直しに!
 そして最終的には鯉太郎〇-●王虎さんで決着、鯉太郎、幕下優勝を決める。
 ※戦いを見届けた虎城の眼には涙が。そして「俺たちが見ることのなかった…あの場所まで…」と将来の図を脳裏に描く。
 ※終戦後、初めて鯉太郎は髷を結い、コンパチには多くの参加者が。仁くん、岩の藤、寺井、将太君などがニヤニヤで、そして超・力を込めてコンパチする。
 ※空流(みんな)に出会えてよかったです と言う鯉太郎に、初めての髷をみんなが冷やかし、激励し、常は祝儀金を回収してきますと言い、椿ちゃんも「カッコイイ」と満面の笑み。もう付き合っちゃえよ!
 ※そんな温かいムードのところに虎城親方登場、火竜を誰よりも強かったと賞賛し、鯉太郎へ次の言葉をかけて、『Burst』終幕。
 虎「昇ってみろ 父親のいた高みまで 火竜の続きを俺に見せてみろ やってみろ…鮫島鯉太郎!」
 鯉「オウ!」
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 はーーー……読んでたら興奮してまーーーた長くなっちゃった……
 なので、さっさと結論。
 要するにですね、『バチバチ』『Burst』『鮫島』と続く鮫島鯉太郎の物語は、最高です! まだ終わってないけど! はーーー……しかし『鮫島』の今後はどうなるんすかねえ……つうか、現在のVS猛虎戦も相当ヤバいことになるでしょうな……わたしとしては、戦いののち、猛虎さんのもとに竹虎さんが登場することを祈りたいすね。今どうしてるんすかねえ……。そしてやっぱり吽形さんにもまた登場してほしいですな。ダメかなあ……まあいずれにせよ、また来週からの『鮫島』が楽しみでたまらないっす! なお、今後、お盆ぐらいの時期に合併号があるタイミングで、『Burst』と『鮫島』の間の空白期間(5年ぐらいあるのかな? 3年か?)に何が起きたのか、をまとめようと思います。以上。

↓ もちろん『Burst』も全巻まとめ買いするのが大人のたしなみですよ!

 

 わたしは、まあなんつうか、年々病的に記憶力が低下しているような気がしてならず、ホントに長生きしていいことなんてねえなあ、と軽い絶望を抱き日々生活しているわけだが、毎週記録している『鮫島』ニュースを書く時も、その前日譚にあたる(?)『バチバチ』および『バチバチBurst』に関して、明確な記憶も薄れており、たまに大変な勘違いもあったりして、非常に恥ずかしい思いでいる。
 というわけで、週刊少年チャンピオンがGWで合併号、1週お休み、というこの機会に、備忘録としてちょっとまとめておこうと思った次第である。もう、取り留めなく、メモ的にまとめるので、わたし以外がこの記事を読んでも特に意味はないと思います。
 そして完全にネタバレなので、万一『バチバチ』『バチバチBurst』を読んでいない人はここで退場してください!
 というわけで……さて……どうまとめるかな……時系列をまとめてみるか。Tableで書くので、PCで閲覧しないとダメかも。
 そして、とりあえず、冒頭の時制を、連載開始の2009年と仮に定めておこう。
バチバチ全16巻 (1)巻 2009年3月?~4月 鯉太郎(16歳)、地元に来た巡業でケンカを売る。猛虎さんに勝利。空流親方に出会い、空流部屋へ入門。力士人生が始まる。
(2)巻~
(5)巻前半
2009年5月 5月場所。鯉太郎、初土俵&前相撲。王虎さんにも勝って全勝。
(5)巻後半~
(6)巻前半
2009年6月 鯉太郎、教習所1期目。
(6)巻後半~
(10)巻前半
2009年7月 7月場所(名古屋)。鯉太郎は東序ノ口22枚目。どんぐり仁くんに負けて6勝1敗で優勝逃す。ブタフグ(大鵠)との因縁ここから。この時、村神は鯉太郎に負けて目が覚め、教習2期目から兄の四股名「天雷」を継ぎ、キャラも変化。
(10)巻後半~
(11)巻後半
2009年8月 鯉太郎、教習所2期目&空流夏合宿。太れないことに悩む鯉太郎は投げを練習し始める。バーキ登場はここから。この頃、王虎さん引きこもり状態で、猛虎さんの付け人に。
(11)巻後半~
(16)巻ラスト前
2009年9月 9月場所。鯉太郎は東序二段75枚目で白水さん(西序二段110枚目)の番付を超える。全勝で迎えた優勝決定戦で白水さんとの兄弟対決。そして幕下では涙の阿吽対決。アレはホントに泣けましたなあ! なお、王虎さんもここから土俵復帰。前相撲でのダーティーファイトは描かれるがほぼ出番なし。
(16)巻ラスト前 2009年10月及び11月 エピローグとして教習3期目。王虎さんようやく教習参加、大器くんやバーキをガイにするほどに。そして11月場所初日、ハッキョイ、で『バチバチ』終了。
 とまあ、まとめると上記のような感じだと思うけれど、これで終わらせるのもアレなので、以下、出来事をメモしてみたい。
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【バチバチ(1)巻】:2009年3月(?)の出来事
 ■鯉太郎、地元(山形)に巡業に来た大相撲に喧嘩を売る。その場で猛虎さんに勝利。
 ■なお、猛虎さんは学生横綱から入門して間もない頃(?)で、幕下。
 ■その3日後、父・火竜の7回忌。この時、鯉太郎は16歳。
 →火竜が亡くなったたのは6年前で、鯉太郎10歳の時か。
 ■空流部屋へ入門(→高校1年終わりの春休みっぽい)。
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【バチバチ(2)~(5)巻前半】:同年4月から5月場所の出来事。
 ■主要キャラのこの時の年齢
 (2巻末のプロフィールによる)
 ◆空流親方(奥村旭・元小結【春風】)51歳
 ◆阿形さん(高杉剛平)20歳・東京出身・183cm・115kg
 ◆吽形さん(吉田亘孝)20歳・岩手出身・180cm・107kg。
 ◆白水さん(白水英樹)18歳・東京出身・192cm・90kg
 ◆鯉太郎は16歳・178cm・75kg
 ◆川さん(川口義則)すべて謎w
 (4巻末のプロフィールによる)
 ◆虎城親方(後藤昇)55歳
 ◆王虎さん(後藤剣市)17歳・東京出身・195cm・115kg
 ◆猛虎さん(小林哮)24歳・熊本出身・182cm・123kg
 ◆床上手さん(山岡薫)自称24歳・二等床山
 ◆椿ちゃん(奥村椿)16歳
 ◆真琴姉ちゃん(斎藤真琴)18歳
 ※単行本ではマコ姉ちゃん=16歳と表記してあるけどこれは誤植で、18歳が正解らしい。実際、夏合宿に来てくれたマコ姉ちゃんは受験生だったし、Burst冒頭では晴れて東京の大学に合格し女子大生として登場(その時からバイクに乗ってる)。
 ※ちなみに、吽形さんは吉田亘孝として、佐藤タカヒロ先生の柔道漫画『いっぽん!』に名前だけ登場している。ついでに言うと現在の『鮫島』に出てくる日刊トップの記者、橋くんも『いっぽん!』のレギュラーキャラ(と同一人物だと思う)。
 ■5月場所(鯉太郎初土俵)時の番付と星取
鯉太郎 前相撲。全勝。初戦は田上さんの鼻をへし折って勝利。2戦目(4日目)で王虎さんと対戦、投げの打ち合いで勝利かと思いきや物言いで取り直し、強烈なブチカマシの末に勝利。王虎さん休場、ダークサイドへ。
阿形さん 幕下?枚目。最終戦で猛虎さんに負け、6勝1敗。
曰く、幕下のケツ、な枚数だった模様。
吽形さん 三段目?枚目。7勝0敗。全勝で三段目優勝。
白水さん 序ノ口?枚目。5勝2敗。
川さん 三段目?枚目。4勝3敗。
猛虎さん 幕下11(10?)枚目。十両に上がったら王虎さんを自分の付け人にする約束を取り付ける。結果的に7戦目で阿形さんを下し、全勝で幕下優勝、十両昇進を決める。当時の虎城部屋はホント腐ってましたなあ……。一応関取の兄弟子はいたようだが、名前などその後は不明(※Burst冒頭では兄弟子は廃業し、猛虎さんは部屋頭になっていた)。
 ■メモ:5月場所終了の打ち上げで、白水さんはやっと髷が結える髪の長さに。しかし酔っ払った吽形さんにバリカンで刈られ、それじゃあ、と阿形さんに「殿」マゲにw ちなみに、その後髪が生えないのは、夜中、こっそり川さんが剃っているためらしいw
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【バチバチ(5)巻後半~(6)巻前半】同年6月、相撲教習所第1期の出来事
 ■鯉太郎の相撲教習所第1期目スタート。
 ※ライバルたちの(5)巻末プロフィールは以下の通り
 ◆斎藤正一(マコ姉の父)42歳
 ◆村神(のちの天雷・村神凛太郎)18歳・愛媛出身・190cm・120kg
 ◆石川(のちの飛天翔・石川大器)16歳・神奈川出身・180cm・81kg
  ※大器の入門時、天鳳は既に大関だった。
 ◆渡部(渡部仁)16歳・千葉出身・175cm・79kg
 ◆田上(のちの稲虎・田上大)22歳・183cm・125kg
 ■教習所では、虎城親方からのツブせ指令を受けた竹虎さんにしごかれるも耐え、逆に竹虎さんは使えねえ奴と虎城親方にクビを宣告される。
 ■田ノ中の寺井と出会う。1場所先に前相撲を取っているので、偉そうにしていたが、鯉太郎や石川たちに押されてタジタジw
 ■鯉太郎、石川との突っ張り合いで顔を腫らす。村神、まるで周りを相手にせず。そしてこの頃から鯉太郎は、太れないことに悩む。
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【バチバチ(6)巻後半~(10)巻前半】同年7月場所(名古屋場所)の出来事。
 ■名古屋への移動の新幹線で、クソ野郎・大鵠と吽形さん阿形さんの因縁を知る。おまけにブタフグは先代天雷(村神兄)とも因縁があったことが判明。
 ■名古屋での空流の宿は清浄寺。和尚の斉尚さんはバイカーでロックなお爺ちゃん。
 ■名古屋場所の番付と星取
鯉太郎 東序ノ口22枚目。
2戦目は石川と壮絶な張り合いを制して勝利。
3戦目の村神戦はハズ押しで勝利(この敗北で村神は目が覚め、後の2代目天雷が誕生する)。
そして6戦目でどんぐり渡部くんに敗北して初黒星。激しく落ち込むも立ち直り、6勝1敗で終了。優勝を逃す。
(※序ノ口優勝は蒼希狼であることが教習2期目で判明)
吽形さん 東幕下57枚目。
6戦目でブタフグ大鵠に勝利するもまたも膝をやられる。
しかし7戦目、引退を決意した竹虎さんとの闘いを気合で勝利、全勝で幕下優勝を飾る。なお、負けた竹虎さんは、十両力士として大銀杏を結った猛虎さんに「お疲れさんでございました」と丁寧に頭を下げられ男泣きするのであった……。
阿形さん 東幕下15枚目。初戦は勇み足で負け。その後は勝って6勝1敗で終了。特に最終戦は、憎きブタフグ大鵠をぶっ飛ばして勝利。この時の阿形さんの怒りはすさまじかった!
白水さん 西序二段90枚目。3勝4敗。
川さん 東三段目23枚目。4勝3敗。
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【バチバチ(10)巻後半~(11)巻後半】同年8月。相撲教習所2期目と夏合宿の出来事。
 ■教習2期目スタート。兄弟子たちは合宿へ。教習2期目で、村神は天雷と四股名を改め、髪を上げ、キラキラなキャラにチェンジ。そしてバーキこと蒼希狼に出会う。
 ■一方の鯉太郎は、激しいけいこのし過ぎ?でどんどん体が絞られてしまい、自慢のブチカマシも、同期全員が耐えられるぐらいの威力に低下。すっかりスランプに。
 ■教習の休み期間、部屋の合宿に合流、吽形さんの「三年先の稽古をしよーぜ」にやっと心落ち着き、親方から「ブチカマシ」禁止令が発令、吽形さん直伝の投げ技への挑戦も始まる。
 ■休みが明けて再び教習へ。田上さんの髪が伸びてたり、どんぐりくんがでっぷり太っていたり、天雷が髪を上げてキラキラになったりと周りの変化がある中、鯉太郎の「オメーらだけには死んでも負けねえ」宣言で同期たちのハートにも火が付き教習は充実。
 ■一方そのころ、虎城部屋では、ガリガリに痩せて引きこもっていた王虎さんを、猛虎さんが付け人にする話でひと騒動。猛虎さんも、お前は「高みへ昇るため」の餌だと宣言。歪で殺伐とした兄弟弟子の関係が誕生。
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【バチバチ(11)巻後半~(16)巻ラスト】同年9月場所での出来事
 ■この9月場所が『バチバチ』最終話。
 ■(15)巻2/3ぐらいまでが鯉VS白の泣ける戦い
 ■以後(16)巻2/3までが阿VS吽の超泣ける戦い。
 ■残り(16)巻ラスト1/3ぐらいがエピローグ&Burstへプロローグ。
 ■9月場所の番付と星取
鯉太郎 東序二段75枚目。
初戦は教習同期の寺井。ブチカマシ1発で勝利。3戦目はすっかり太ったどんぐり仁くんを強引に投げて勝利し、先場所の雪辱を晴らす。4(5?)戦目はVSバーキ戦(13巻)。激闘の末、吽形さん直伝の投げが決まって勝利(※この対戦中に、ヤンキーカップルの男「お前黙ってろ」)。6戦目は石森という力士で、白水さんとの関係がぎくしゃくしててよそ見をしていて一瞬苦戦するも勝利。7戦目(相手の名前?)も勝って7戦全勝、白水さんとの優勝決定戦へ。
阿形さん 東幕下3枚目。
5戦目は大銀杏を結って十両・大森海戦に力づくで勝利。6戦目前日に吽形さんの膝が限界に来ていることを知り、親方と医者に吽形さんの出場続行を土下座で直訴。7戦全勝で吽形さんとの優勝決定戦に挑む。
吽形さん 東幕下4枚目。
6戦目直前に医者から出場停止を宣告されるも強行出場。6戦目、VS若大雲を電車道で寄り切り、十両昇進を手中に。しかしもはや限界が来ており、7戦全勝での阿形さんとの優勝決定戦へ挑む。泣ける!!
白水さん 西序二段110枚目。
鯉太郎に番付を抜かされ大ショック。吽形さんの励まし、阿形さんの激励?でゴリラ張り手に開眼。3戦目?の田上さんとの闘いに勝利して自信をつけるが、5戦目の相手、天雷に思わずビビッて引落で勝利。そのことに自分でもがっくり落ち込む(13巻)。が、吽形さんに「お前は空流の柱になれ!」と叱咤され、6戦目、石剛雲をゴリラ張り手で倒し復活。その後、吽形さんの膝のことを知り、鯉太郎を奮起させるためにも、もしお互いに全勝で同部屋優勝決戦となったら、殺す気で来い、じゃねーと殺すぞ! と言い放つ。そして7戦目(相手の名前不明)も勝って7戦全勝、鯉太郎との優勝決定戦へ。
川さん 東三段目10枚目
王虎さん 前相撲で復帰。ダーティーファイト炸裂。ほぼ出番なし。
石川くん 序二段・枚数不明。3戦目?の天雷戦に敗北。
天雷 序二段・枚数不明。3戦目で石川に勝つも、5戦目のVS白水戦を落とし痛い1敗。
蒼希狼 序二段・枚数不明。(12)巻後半にバーキ過去話。4戦目で鯉太郎に敗北。負けたら終わりと思って戦ってきたが、親方の「もうアナタ ワタシの息子 バカ~~~」で心が救われる。
 ■ラストのエピローグでは、王虎さんがようやく教習開始。いきなりバーキや大器くんをガイにし、鯉太郎ともバチバチの教習稽古が描かれ、ラストは11月場所初日、ハッキョイ、で幕を閉じる。

 はーーー疲れた。こんな感じすね、だいたい。最後に、各力士の年齢と身長体重なども、もう一度簡単な表にまとめておくとしよう。あくまで、『バチバチ』で描かれる2009年(仮)のものです。白水さんはこの後でも身長が伸び続けたと『Burst』で椿ちゃんが言ってたような。
四股名 本名 年齢 出身 身長 体重
猛虎 小林哮 24歳 熊本 182 123
田上(→稲虎) 田上大 22歳 北海道 183 125
阿形→仁王 高杉剛平 20歳 東京 183 115
吽形 吉田亘孝 20歳 岩手 180 107
白水 白水英樹 18歳 東京 192 90
村神→天雷 村神凛太郎 18歳 愛媛 190 120
マコ姉ちゃん 斎藤真琴 18歳 山形 --- ---
王虎 後藤剣市 17歳 東京 195 115
石川(→飛天翔) 石川大器 16歳 神奈川 180 81
渡部 渡部仁 16歳 千葉 175 79
鮫島 鮫島鯉太郎 16歳 山形 178 75
椿ちゃん 奥村椿 16歳 東京 --- ---
 こうしてみると、【王虎】さんはずば抜けてデカいすねえ! まあ、さすがの血筋ってことなんですなあ。相撲に選ばれしもの、か……。しかしふと思ったけど、この翌年、弟子入りする常松は大学卒業しての角界入りだとするなら、この時点で大学4年生だろうから、まだ20歳の仁王兄貴より1歳か2歳ぐらい年上ってことすね。そうだったんだ。なるほど、すね。鯉太郎よりも6つぐらい年上だし、それを考えると、『Burst』でのクソ野郎ぶりもちょっとだけ心境は分からんでもないような気がするっすね。よーし、じゃあ、明日は『Burst』編をまとめてみますか。

 というわけで、結論。
 あらためて『バチバチ』を読んでみたら、意外なほど基本的な設定や物語を忘れており、本当にもう、わたしは病気なんじゃねえかという気がしてなりません。ホント、生きてていいことなんて、なかなかないすなあ……でもまあ、こうして面白い漫画が読めるのは大変うれしゅうございます。以上。

↓ もっていない人はすぐ買うべきでしょうな。この漫画は名作ですよ! 電子でまとめ買いが大人のたしなみだと存じます。

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 寒い……東京の寒さぐらいで寒いとか言っていたら怒られるかもしれませんが、寒いす。そして先週は『鮫島』の最新(16)巻が発売になっていますので、お忘れなきよう購入のほど、よろしくお願いします。わたしはいつも通り電子と紙の両方買いました。

 今回は大興奮の天雷戦の決着直前まで収録です!
 間違えました! (16)巻は大興奮の天雷戦の決着から王虎さんVS百雲戦の途中まで、でした!「十一日目_その後(2)」までですね。ご指摘ありがとうございました!
  それでは、まずは今週の週刊少年チャンピオン2018年第7号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版は欅坂の長濱ねる嬢だそうです。
 ■弱虫ペダル:あの冬の出来事の巻。山岳賞まであとチョイ、でまさかの回想編です。
 ■刃牙道:引き出しの巻。武蔵無双が始まってます! これ、刃牙は勝てるのか?
 ■囚人リク:解放の巻。なんと瀬口先生の巻末コメントによるとあと5回で最終回だとか。マジかよ……今週もすさまじい顔芸がヤバいす。
 ■BEASTERS:仮想遺伝子の値打ちの巻。ルイ先輩のお話です。野菜ジュースが美味い!
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:シンヨコ・バトル・ロYヤルの巻。新横がY談空間に!最高ですw
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。それでは今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 先週はとうとう十二日目の朝を迎え、それぞれの朝稽古の模様と国技館入りまでが描かれました。結論から言うと、今週は鯉太郎と【王虎】さん、二人の運命の土俵入りまでです。冒頭は、興奮するNHKアナの絶叫中継から始まります。
 「本日は何と言っても 優勝に絡むであろう2人の全勝力士の直接対決 黄金世代といわれる 王虎 鮫島!! この大一番に注目が集まっております!」なお、どうやら横綱【泡影】は連勝記録を伸ばしているようですので、当然11日目終わりの状況で11勝、66連勝のようです。まあ当たり前か。
 さあ、いよいよ土俵入りですが、その前に、これまで登場してきた男たちが久しぶりにチラッと出てきます。それぞれの態度が、これまで物語を追いかけてきた我々読者には、なんともイイですね。
 まず登場するのは、あのとんでもないクソヤローでお馴染みの【宝玉光】関です。まーた【寺井】くんに怒鳴ってますよ?
 「何やってんだ寺井!! もたもたすんな! さっさと帰るぞ!!」
 「スミマセン関取…今日は先に帰ってもらえますか…」
 「あぁん?」
 「いや…このあとどうしても見たい取組があって…」
 「チッ…どうせ鮫島王虎だろ…」
 「ハイ…アイツら俺なんて眼中にないッスけど やっぱ同期なんで…正確には1期下…」
 というわけで、【寺井】くんは【宝玉光】関も一緒にどうすか、なんて誘いますが、ふざけんなバカヤローとプンスカ帰っちゃう【宝玉光】関であります。
 そして次は、あの天才?【毘沙門】の兄弟子に当たる、どんぐり君でお馴染みの渡部仁くんです。弟弟子の前で若干のドヤ顔な仁くん。どうやら、「俺は一度鮫島君に勝ってるっての!」と自慢話をしている模様です。しかし弟弟子たちには「ハイハイ」「嘘つくならもっとリアリティある話作ってくださいよ~」なんて言われ、仁くんはしょんぼりしてますが、それは紛れもない事実だということは、我々は良く知ってますよ! アレは見事な取り口だったと言えると思います。そんなしょんぼりな仁くんの背中を叩く男が! おおっと! 田上あらため【稲虎】関じゃあないすか! 「一緒に見ないか 渡部…」なんて、もう、ホント田上さんは良い人だなあ! 仁くんは言います「いつまでたっても僕だけ幕下だし…弟弟子に自慢できることなんてこれくらいしかなくて…」こんなしょんぼりでありながら、鯉太郎に勝ったことを誇りの思っているような表情の仁くん。そんなどんぐり君の肩にそっと手を置き、田上さんあらため【稲虎】関は言います。
 「アイツら二人は 俺も自慢だよ」
 このシーンは何かグッときましたねえ! 大変良いと思います。
 そして次に描かれるのは、かつては同期出世頭だったあの男、そうです、バーキこと【蒼希狼】関です! どうやら今日の取組が終わって、髪を床山さんに直してもらっているようですが、おっと、泣かせる兄貴でお馴染みの【大山道】兄貴が声をかけましたよ。
 「そういや蒼! 王虎と鮫島は同期だったよな どっちが勝つと思う?」
 この兄貴の問いかけに、考えること数秒……。蒼の答えは……
 「俺の方が強い!!」 の一言です。さすがバーキ、そうこなくっちゃな。【大山道】兄貴も嬉しそうに笑ってますね。
 そしていよいよ、【王虎】さん、鯉太郎、ともにそろそろ出番が来ました。描写は土俵上に移りますが、ああ、なんと、そこでは【天雷】関が3敗目を喫している場面でした。うーん、これは相手が誰だかわからないな……どっかに書いてあったっけな……忘れましたが、ともかく【天雷】関は十二日目に痛い黒星、NHKアナの実況も「昨日も鮫島線は激闘でしたからね…」とか言っています。
 そして花道を若干うなだれて引き上げる【天雷】関の前に、【王虎】さんが現れました。【天雷】関は悔しそうな顔で言います。
 「俺は鮫島の 隣に立っていることはできなかった…躊躇なく振り切ってくるアイツに ついていけなかった…引いてしまったんだ…鮫島の覚悟に…俺は鮫島を土俵で1人に…孤独にさせてしまった…だから…」
 そんな痛恨の言葉に、【王虎】さんはほんの少し、口角を上げ、言葉を返します。
 「テメーより鮫島の器が上で あのバカにお前が喰われちまった…それだけだろ…喰ってやるさ…鮫島(アイツ)の全部を…それが許されるのは…俺だけだ…」
 このシーンはですねえ、ぜひ、チャンピオンを買って味わってください。両者の表情はもうわたしには表現できないす。いや、ホント最高ですよ!
 そして一方の鯉太郎が行く通路の先には、石川大器くんこと【飛天翔】関が腕組みして、あぁん? という大器くんにお馴染みの表情で待っています。(たぶん)鯉太郎の脳裏には、昨日の夜の椿ちゃんの「石川君が言ってたの……」という言葉が蘇ります。しかし鯉太郎は、超晴れやかな表情で大器くんに言います。
 「いかねーとよ 王虎が待ってっから…」
 こんな表情でそんなことを言われたら…大器くんはもう、「クソ、このバカが!」とでも言いたげな表情です。「ガキみてーな目しやがって…バカヤローが」としか言えません。そして気合一発、最高の激励を飛ばします!
 「勝てよ! 鮫島!!」
 「ありがとな…石川…」
 このやり取りは、おたがいすれ違った後で、要するに両者ともに背を向けているわけですが、なんかもう、泣けそうですよ……つうかもうこれ、最終回直前ですか!? ここでの鯉太郎と大器くんの表情も、ぜひチャンピオンでご確認ください。相当最高です。
 というわけで、今週は鯉太郎と【王虎】さんが花道を入場する図が描かれたのち、「いよいよ運命の一番です!!」というNHKアナの絶叫で終了でありました。次号はセンターカラーだそうで、もう来週はハッキョイまで行っちゃいそうですね……。はーーーヤバいすなあ……今週もホント興奮しましたが、来週以降も興奮は続きそうで、もう最終回直前のような盛り上がりですが、大丈夫なんでしょうか。まさか、この【王虎】戦がスラムダンク的にいうところの山王戦になりはしないかと本気で心配です。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 12日目:【王虎】東大関
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 【王虎】東大関。11日目現在11勝0敗
 【猛虎】東大関。10日目現在10勝0敗。11日目の結果不明
 【天雷】東関脇 12日目現在9勝3敗に←New
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。66連勝中(11日目現在)。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は鯉太郎と【王虎】さんそれぞれの花道入場までが描かれ、この取組に向けてかつて戦った男たちの心境もちょっぴり描かれるという、我々読者には大変おいしいお話でありました。いっそジョージ君や【毘沙門】、それから【闘海丸】タンの表情も観たかったと欲張りな想いも致しますが、きっと土俵に注目していることでしょうな。いやあ、しかし年末年始に『バチバチ』『Burst』『鮫島』をまとめて一気読みしてみましたが、ホントに『鮫島』は最高っすねえ! いよいよ始まるVS【王虎】戦、毎週固唾をのんで見守りたいと存じます。以上。

↓ くどいようですが、新刊発売中ですので、買って応援していただければと存じます!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースをお送りしていますが、今週は年末の合併号でお休みのため、番外編として、まったくの妄想を繰り広げてみようと存じます。根拠のない単なる妄想ですので、あまり深い突っ込みはご容赦ください……。先週の記事はとんでもない間違いを書いちゃったし……(※その点はご指摘いただいてあわてて修正しました)。
 さて。
 いよいよ十二日目の割「鮫島-王虎」が発表されて大興奮のわたしですが、【天雷】戦を終えた段階では、千秋楽までの残りの4番は、【王虎】さんと【猛虎】さんと【泡影】は確定であろう、と、おそらくこの『鮫島』ニュースを読んでいる方ならほとんどの方が確信していたと思いますし、実際わたしもそう思っていました。となると問題は、あと一人は誰だ? ということになり、これまでのお話を味わってきた身としては、例えば『鮫島』第1話で描かれた、”牛鬼”さんこと【明王山】関あたりが有力ではないかと思ってきたわけです。なにしろ『鮫島』第1話で、鯉太郎は牛鬼さんにまだ引退は早いだろ、と焚き付け、牛鬼さんもまた鯉太郎の全力を浴びて、再び闘志に火がともったわけで、現在のボロボロな鯉太郎と戦う相手としてはその資格十分、のような気がしていたわけです。そしてその「あと一人」は、きっと十二日目なんだろう、と単純なわたしは考えていました。
 しかし、ここにきて、まさか十二日目で【王虎】さんとの割が組まれるとは……わたしは全く予想外でした。こうなると、その「あと一人」が誰なのかに加え、それは何日目の相手なのかも全く想像できなくなってしまったのであります。とにかく、【王虎】さんとの一番が大変なことになるのは、きっと間違いなく、「あと一人は誰なんだ問題」は、若干わたしの中では先送りというか、それよりまずは【王虎】戦がヤバすぎる! と大興奮なわけです。

 というわけで、残りの4番、それぞれ勝ち負け(負けは休場含む)の2択で考えると、以下の16通りのパターンになるはず、です。ええと、間違ってないですよね? そして、とりあえず常識的に考えると……というわたしのメモを載せてみます。あーくそう、Tableタグを駆使して表を作ったのに、PCで見ないとどうしてもレイアウトが崩れる……技術力皆無でサーセン……。

十二日目 十三日目 十四日目 十五日目 ※ポイントとして、横綱泡影は15日目千秋楽に、前人未到の70連勝がかかるので、14日目まで負けるとは思えない……
王虎 猛虎&?&泡影か?
鯉太郎 1 奇蹟の全勝優勝。あり得るのかな?
2 千秋楽、全勝同士の鯉VS泡、そして鯉が負けて終わる、というのは「あしたのジョー」的で、十分あり得る。
もし鯉が負けても、決定戦へ! という展開になるためには、千秋楽前に泡影は誰かに1敗していないといけないわけで、それはそれで王虎さんに14日目で負けるとかもアリではあるけれど、連勝記録を考えるとやっぱりナシか?
3 もし王虎さんに勝ったとして、千秋楽前に、他の誰かに負けるという事態は、物語の盛り上がりとしては考えにくいような?
あるとすれば休場か、千秋楽前に泡影と割が組まれた場合、ぐらい? それとも猛虎さんが意地を見せるか?
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9 王虎さんには負けたものの、千秋楽に全勝の泡影を倒して1敗が3人、決定戦へ! という展開は大変熱くて燃えますが、この場合の必須条件は、「王虎さんが千秋楽前に泡影と戦って敗れていること」で、大関を差し置いて千秋楽に鯉VS泡が組まれることは、ちょっと不自然のような……猛虎さんの星取状況がカギか?
10 王虎さんに負け、千秋楽も負け、というのも、なんか考えにくいような気がする。
11 王虎さんに負け、千秋楽前にさらに誰かに負ける、という展開は、ナシとは言えないけど、盛り上がり的にどうなんでしょう……。
やっぱりあるとすれば休場か?
ところで、わたしの中では王虎さんよりも、猛虎さんの方が強い設定なんですが……。
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15
16 全敗。これもかなりあり得なそう。


 ううむ……結論としては、わたしには全く予想が付きません!
 「千秋楽は【泡影】の史上初の70連勝がかかる」ことを前提とすると……
 ⇒つまり【泡影】は千秋楽まで全勝なわけで……
 ⇒となると、千秋楽に【泡影】と戦うのは鯉太郎なのか、【王虎】さんなのか? がミソになるわけで……。
 ⇒普通に考えれば、全勝の横綱と戦うのは、鯉太郎との一番の結果にかかわらず、大関である【王虎】さんが順当。その時の【王虎】さんが全勝なのか、鯉に負けて1敗なのか、については2月から3月ころには判明しているはず。たぶん。たとえ1敗であっても、勝てば決定戦へ持ち込めるので、やっぱり普通に考えると千秋楽は【王虎】さんが順当な考え、のような気がする。
 ⇒一方、鯉太郎が【王虎】さんに勝って、全勝で千秋楽を迎えるなら、漫画的には千秋楽の【泡影】の相手は、鯉太郎というのもアリかもしれません。もし【王虎】さんに負けて1敗すると、千秋楽での鯉VS泡はいくら漫画でも厳しいような……。また、【王虎】さんとの勝敗に関わらず、千秋楽前の13日目 or 14日目に鯉VS泡が描かれる可能性も、現実ならそれは非常にありうるけど、漫画的にどうなのか……? という気もします。それに、千秋楽が鯉VS泡だとすると、【王虎】さんは千秋楽前に横綱と戦って、負けてしまっていることにもなり得るので、ますますどうなのか?分からない……。
 ⇒おまけに鯉太郎の体はもう限界が……残りの【猛虎】さんやもう一人の誰かとの闘いを乗り切れるのか? そもそも【王虎】さんとの一番でさえ、どうなるかまだ分からない。椿ちゃん、親方がどう納得して鯉太郎を土俵に上げるかが重要。1日だけ休場とか、もあり得るのか? まさか吽形さん登場でなにか深イイ話をしてくれるとか? 吽形さんはどんな思いで今の鯉太郎を見ているのか、超気になりますねえ!

 あーーーもう! わからんです! そしてもう気になってたまらんす!

 やっぱりですね、いろいろなパターンを考えても、十二日目に組まれた鯉太郎VS【王虎】さんの一番が超重要なのは明らかでありましょう。しかも土俵に上がるまでのドラマもまた、超重要のような気がします。
 そして怖いのが、【猛虎】さんですよ……現状では、わたしの中では横綱【泡影】以外では最強のはずなんですが……。王虎剣市くんよりも、仁王兄貴こと現・空流親方よりも強かった【猛虎】さん。その【猛虎】さんがBurst当時より弱くなっていることは、絶対にないはず、だと思いたいです。ホントはここに、常松の援護があればなあ……! はっ!? まさか、ここで【白水】兄貴の大活躍とか!? いやあ、それはどうだろうなあ……

 ダメだ! 想像つかねえです! キー――ッ!!
 たぶん、どの妄想も見事に外れるような、とんでもない展開が待っているような気がします。
 でもなんなんすかねえ、こうして妄想を膨らませながら、上記の文章をこの1週間、ああでもない、こうでもないとせっせと暇を見つけては書いては直していたのですが、結論としては、もう分からん! というどうしようもない結論なのに、書いてて楽しかったわけで、要するにですね、真の結論としては、『鮫島』は最高です! ってことになるような気がしました。
 いずれにせよ、鯉太郎は、『バチバチ』(1)巻では、「後に闘神と呼ばれる」存在であることが言明されていたし、『鮫島』(1)巻では涙を流しながら土俵に横たわる図が描かれていたわけで、これからの「鮫島、今後の四日間」は大変なことになるのはもう間違いないところでありましょう。もうわたしの中では、『鮫島、最後の十五日』という作品は完全に名作に認定されています。

 というわけで、結論。
 恥ずかしながら「鮫島、今後の四日間」はどうなるか分からん! というのが結論で、単なる妄想しかできませんでした。まあ、恐らく大変な展開となって毎週興奮するのはもう確実だと思われます。そして、妄想してたら楽しかった、というのが結論と言えば結論かも。ああ、本当に毎週楽しみだなあ! 以上。

↓ 先日電子書籍で一気買いした『あしたのジョー』。ひょっとしたら原作コミックをちゃんと読むのはわたし、初めてかも? と読みながら思いました。アニメ版よりだいぶ段平のおっちゃんがどうしようもないキャラで驚いたっす。でも、やっぱり面白いすねえ!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間ですが、明日は勤労感謝の日で祝日ですので、本日水曜日に『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 現在毎日熱戦が繰り広げられている大相撲九州場所については、いろいろ書きたいことがありますが微妙なことも多くてやめにしておきます。ひとつだけ、わたしが応援している松鳳山裕也君は、昨日の十日目現在3勝7敗と星は良くありませんが、相撲の内容はとても松鳳山関らしいいい相撲が多く、ま、実際のところ星には不満ですが、頑張っていることは間違いなく、今後も応援を続けたいと存じます。やっぱり、幕内土俵入りのときにはひときわ小兵すねえ、松鳳山関は。それでいてガッツあふれる張りや押しが、わたしを熱くさせるわけで、大変素晴らしい力士だと思っております。そして九州場所ということで、わたし的には「毎日必ず客性にいる和服美人」のお姉さまを日々探し、おっと、今日は洋服だ!とか、若干ストーカー気味ににやにやするの図であります。変態サーセン!
 では、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年52号概況です。
 ■巻頭グラビア:久松郁実嬢。超極上で素晴らしいすねえ!
 ■弱虫ペダル:つめたい雨の巻。手嶋先輩&葦木場くんの過去話終了、最後の勝負だ!
 ■刃牙道:今週は休載、どうも次号は2話掲載のようです。
 ■BEASTERS:博愛主義のディープワールドの巻。レゴシ突然襲われるの巻です!
 ■囚人リク:命令の巻。さあ、脱獄完了、リクたちのターンになるのか!?
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週はとうとう【王虎】さんVS新生【百雲】関の勝負の結末までが描かれ、【王虎】さんがぶん投げるの図で終わりました。今週は、NHKアナの「勝負あったーー!! 勝ったのは王虎ーーー!!」の絶叫と、ドワアアアと沸く観客席の様子から始まりです。
 今週はですね、【王虎】さんとNew【百雲】関の心のセリフですべてが語りつくされますので、その要約をお伝えするのが手っ取り早いと思われます。
 まずは、NHKアナの実況です。「百雲渾身の押しを見せるが王虎には通用せず 終わってみれば圧倒的な強さを見つけた王虎! 文句なしの圧勝で無傷の11連勝―――!!」
 です。うむ、という表情の虎城理事長、涙を流す新発田部屋親方、そして土俵でやり切った感?でゼェゼェと息を切らすNew【百雲】関が描かれます。
 そしてそんなNew【百雲】関を見下ろす【王虎】さんの長いモノローグが入りますよ!
 「どれほどのものか期待はしたが…しょせん何かを捨てなければ 何かを手に出来ない奴なんてこの程度 俺が欲しいのはもっと貪欲で強欲な純粋さ… お前のようにつくったものじゃなく…喰うか喰われるか… ギリギリのせめぎあいだけが俺を高みに上げる… 求めるのは 鮫島とのあの一番…」( ここでは、Brustでのあの一番が王虎さんの脳裏に描かれます。そして、「腹の足しにもならねーよ…テメーのレベルじゃ…」と捨て台詞を吐く【王虎】さんが1ページブチ抜きで描かれます! カッコイイ! 離れ眉の癖に! そして相撲記者としては新人の橋くんのモノローグが入ります。
 「驚いたな…似てたのは百雲じゃない…むしろ王虎の相手を引き上げる相撲こそ 鮫島と同じじゃないか…」 まあ、要するにそういうことなんすね。なるほど、す。そしてさらに、父であり師匠である往年の大横綱でもある虎城理事長も、この戦いを観て感じた想いがモノローグで語られます。
 「負ける訳にはいかなかっただろう…いや……負ける訳がなかったと言うべきか…百雲の相撲は 王虎…お前が通り過ぎてきた道……鮫島とのあの一番がなければ…今の王虎はなかっただろう…百雲にもそういったキッカケがもう少し早くあれば…百雲もまた違った答えを出したかもしれなんな…」
 というわけで、花道を引き揚げるNew【百雲】関には、観客席からは「あの相撲ならまた応援するぞ」とか「最後は良かったぞ」と信頼回復な声がかかっています。そして出迎えた新発田部屋親方もいい相撲だったと嬉しそう。しかし! 【百雲】関の表情はもはやボロボロで疲れ切った様子。親方たちは言葉を失います。そして【百雲】関の口から出たのは、今までご迷惑をおかけししました、もう疲れました、これで俺は、終わります、という引退宣言。【百雲】関は語ります。
 「いや…俺は終わってたんだ…あの泡影戦で…それを王虎のおかげでやっと飲み込めた…それどころか…あの泡影戦以上の力を…自分の能力以上の力を最後に出せた…その上で王虎(アイツ)は俺を 叩き潰してくれた…ちゃんと殺してくれた…アレも…器が違う…」
 この、最後の「アレも」というときの【百雲】関は、花道から振り返って土俵を見ています。そしてそこでは、勝ち残りの【王虎】さんが、横綱【泡影】へ力水を差しだしています。こここは何と見開きで、ズドーンと描かれる「横綱へ力水を差しだす王虎さんの図」です。なにやら極めて神々しい風景で、その様子に橋くんはブルリと身震い。ついに【王虎】さんも、横砂の存在感に負けていないほどになったようです! そしてそんな土俵を見た【百雲】関は、晴れやかな表情で言います。
 「最後の相手が…王虎(アイツ)で良かった…」
 というわけで、今週ラストはナレーションで終わります。
 「引退を決めた力士の目は 安堵に包まれたような優しさが宿るという…百雲の目にそれを見た親方の新発田は 何も言わずにそれを了承 そしてこの日 百雲は引退届を提出した」
 ラストのコマは、国技館から引き上げる【百雲】を待っていた綾子ちゃんの後ろ姿ですよ。は―――……【百雲】関、お疲れ様でした……。なんというか、綺麗にまとまりましたねえ……来週からは、また描写は鯉太郎に戻るのでしょうか。そして椿ちゃんや親方の想い、そして鯉太郎の行動は――!? と目が離せないわけで、来週も既にもう楽しみです! 最高すね、『鮫島』は!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】東大関。11日目現在11勝0敗
 【猛虎】東大関。10日目現在10勝0敗。11日目って結果出てましたっけ?
 【天雷】東関脇 11日目現在9勝2敗に
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は【王虎】さんの考えがはっきりわかり、そして【百雲】関が引退を決意したところまでが描かれました。そして【王虎】さんの存在感はもはや横綱に匹敵する神オーラを纏うまでになり、いよいよ本命であるVS鯉太郎戦も近づいている気配です。もちろん、【猛虎】さんも、素人時代の鯉太郎への借りを返す時を待っているでしょうから、鯉太郎最後の4番も大変なことになりそうですなあ! ヤバいす。我々読者としては、毎週ワクワクしながら今後の展開を待つしかないわけですが、はあ……しかしつらいというか、もうとにかく鯉太郎が心配でなりません。まったく大丈夫じゃないわけで……どうなるんすかねえ……佐藤タカヒロ先生、今後ともよろしくお願いいたします! 何をよろしくなのか我ながら良くわかりませんが! 以上。

↓ 来場所はまた前頭10枚目ぐらいに下がってしまうなあ……まあ、それでも応援します!





 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 現在熱戦が繰り広げられている平成29年大相撲九州場所ですが……何ともコメントのしようがない事件発覚で、しょんぼりですが、わたしとしては土俵上で戦い続ける力士たちを素直に応援することにしております。我が愛する松鳳山裕也君は、昨日の4日目時点で2勝2敗。親方にカッコイイ報告をするためにもますますの頑張りを期待したいと存じます。初日のVS【嘉風】関との戦いはホントにカッコ良かったぜ!
 ホントは九州場所ということで、毎年わたしが探すのを楽しみにしている「毎日必ず客席にいる和服美人」の件について書こうと思ったのに、なんか調子が狂ったのでやめにして、さっさと始めます。
 では、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年51号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版は誰か調べてません。
 ■弱虫ペダル:ふたりの山岳賞の巻。手嶋先輩と葦木場くんの中学時代編です。
 ■刃牙道:喰らわばの巻。武蔵も刃牙もお互い御馳走みたいすな。わけが分かんけど。
 ■BEASTERS:信徒の生き甲斐の巻。巻頭カラーっす。新刊は12月発売す。
 ■囚人リク:脱出の巻。とうとう塀の外に出たリク一行。長かったすねえ!
 ■Gメン:嵐の一年生の巻。新学期篇突入す。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:女子会潜入大作戦の巻。ドラ美……笑えましたw
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週はラストでついに【百雲】関の闇は晴れ(?)、あの横綱【泡影】に勝ってしまった、【百雲】関得意の形を繰り出して【王虎】さんの前ミツをがっちりホールドするところまでが描かれました。いわば【百雲】関必勝の形、であります。
 そこに至るまでの流れは、【王虎】さんによる「偽物が」「チープなんだよ」「くだらねーことにつき合わせるな」というキツイ口撃があり、ダーク【百雲】のダーティーファイトに、何ら価値を認めない【王虎】さんの正論というか、まっとうな「相撲道」への姿勢?のようなものがあったわけで、それによって、ようやくReturn of the【百雲】関となったわけです。
 というわけで、今週は「ほう…王虎に掘られ 顔を出したか…」という虎城理事長のお言葉から開幕です。新発田部屋親方も、涙を流して「戻った…のか…!?」と驚きの表情、部屋の若い衆も「おっ…おい…」「あぁ…あの形は…」と動揺、場内も驚きの様子で静まり返ります。
 そして【百雲】関はというと―――鼻血を出し左目は腫れてふさがっていますが、全力で【王虎】さんと組んで、両者たがいに押し合う膠着状態。その時頭によぎるのは、やっぱり、愛する綾子ちゃんの姿であり、部屋のみんな、親方、そういった、これまで自分を支えてくれた人々の姿であります。
 「俺は…1人じゃ何も…ゴメン…ゴメン…ゴメンなさい…やっと…やっと飲み込めた…」
 そんな【百雲】関の姿に、部屋の若い衆が「押せ――――!! 押せ――――百雲!!」と大声で声援を投げると、ついに場内も百雲への応援が! 今までのダーティーファイトにまだふざけんな的感情を持つお客さんや、土俵上の姿に素直に応援したくなるお客さん、様々ですが、場内は沸いてまいりました! 【百雲】関も、ことここに至って、初めて、綾子ちゃんのあのセリフ「大丈夫だよ…」と言ってくれたあの笑顔の意味が分かったようです! 
 「うん…ありがとう…」
 さあ! 闇の晴れた【百雲】関の背中からは、光のオーラ的なものが立ち上がってまいりました! NHKアナも絶叫です!
 「ここにきて百雲 昔を取り戻してきたかのような押しを見せる!」
 しかし新発田部屋親方は、このNHKアナの解説に涙を流しながら反論します。
 「違うよ…あれは 昔の百雲なんかじゃない…苦しんで…悩んで…足掻いて…やっと辿り着いた新しい形…それが証拠に 俺は百雲(アイツ)の…あれほど美しい相撲は見たことがない…」とのこと。NEW【百雲】の誕生であります! そして「おおおおっ」の咆哮とともに押しに入るNEW【百雲】関! しかし! ページをめくると! 【王虎】さんの超イイ笑顔がドアップで描かれています! こ、これは!? 記者の橋くんは思います。
 「わざわざ これを引き出したのか…!? 王虎…」
 そうです。【王虎】さんの表情はまさしく、これを待ってたんだよ! と嬉しそう! Burst時代からは考えられない超イイ笑顔じゃあないですか! そして一気に押し返す【王虎】さん。「オラ…これがテメーの全てか…?」と言う表情も、若干嬉し気です。そして二人は全力をもって押し合い、力をぶつけあいます。NHKアナもまたしても絶叫です。「百雲 渾身の力で持っていったーー!!」
 しかし! 【王虎】さんはNEW【百雲】関の「全力」をしっかりと受け止めます。その刹那、NEW【百雲】関は悟ります。その表情は絶望ではなく、素直に相手を称賛する、いい顔をしているじゃあないですか!
 「クソ…吸われる…スゴイな…王虎(オマエ)…」
 そして【王虎】さんも、これは笑顔、でしょうか、当たりめーだ、的ないい表情ですよ。【王虎】さんはNEW【百雲】関の両腕を半ば極め気味に抱え……めくったページの先は、見開きでNEW【百雲】関をぶん投げる【王虎】さんの図、が大迫力で描かれておりました。勝負あり、で今週は幕であります。
 なるほど、こういう展開になったのですなあ……【王虎】さんが欲するものは、鯉太郎のような「ド直球」の「全力」であり、これまでの鯉太郎の戦いでも、相手は常に鯉太郎の「全力」に引っ張られて、自らの「全力」を出してきたわけで、鯉太郎と【王虎】さんには共通するものがあるのでしょうな。しかし、【天雷】関の言う通り、鯉太郎の「全力」は常識を超えるものであり、北斗神拳的に言うと、人間は自分の体が壊れないように潜在能力の100%を使うことはできないわけで、ブッ壊れることを恐れない鯉太郎の「全力」はもはや異常なわけです。これは……鯉太郎VS【王虎】さんの戦いが超ヤバいことになるのは、もはや確定的に明らかですなあ。しかし、恐らく【王虎】さんとの闘いの前に、まだ鯉太郎は【猛虎】さんとあと一人、倒さないといけない相手がいるわけで、はーーーとにかく鯉太郎の次の対戦相手が誰になるのか、大変大変楽しみですね。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 11日目現在9勝2敗に
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は【王虎】さんVS【百雲】関の結末までが描かれました。結果としては【王虎】さんの圧勝、と言えそうですが、そのことによってついに【百雲】関の闇も晴れたわけで、大変興奮する一番でありました。そしてこの戦いが終わると、おそらく来週からは鯉太郎の続報を我々は知ることが出来そうな予感です。はたして椿ちゃんの想いは鯉太郎にぶつけられるのか、そして親方からは「どうすんだ?」が発令されてしまうのか、それとも、何事もなく十二日目の描写に移るのか。鯉太郎の最後の十五日目まで、あと四番。相手が誰なのかも大変気にになるところでありますが、物語はクライマックスへ近づきつつあり、今後も大変楽しみであります。完結まであと1年ぐらいはかかるんすかねえ……わかりませんが、毎週応援し続けたいと存じます。以上。

↓ しつこいですが、単行本最新刊(15)巻が絶賛発売中ですので、せめて単行本は買って応援していただければと存じます。よろしくお願いします!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、昨日、『鮫島』の最新(15)巻が発売になっておりますので、もしこのBlogに偶然辿り着いた方は、もはや購入は義務ぐらいの勢いで、買って応援いただきたいと存じます。

 わたしは電子書籍で予約しておいたため、昨日の朝起きたら自動的にダウンロードまで完了していました。紙の単行本は今日の帰りに買うつもりです。昨日買うのを忘れてしまったので……。やっぱり、どうも漫画単行本を本屋さんで買う、という行動を忘れがちなわたしですが、『鮫島』だけは、紙と電子の両方で買って応援しております。
 そして早いもので、この週末から大相撲九州場所が開幕ですね。わたしの愛する松鳳山裕也君は、先場所でわたしの目の前で勝ち越してくれたこともあり、東前頭3枚目にちょっとだけ枚数が上がりました。大変楽しみなのですが、一方では、ニュースでも取り上げられた通り、松鳳山関の部屋の師匠である元大関・若島津こと二所ノ関親方の容体も大変心配です。裕也よ、いい成績を上げて親方を喜ばせておくれ! 頼むぞ!
 では、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年50号概況です。
 ■巻頭グラビア:南口奈々嬢。GEMというグループのお方だそうです。
 ■弱虫ペダル:転校生の巻。巻頭カラーです。葦木場くんと手嶋先輩の中学の頃のお話。渡辺先生と先日JAPAN CUPで来日したコンタドール選手の特集ページのおまけつきです。
 ■刃牙道:なんと今週は休載です。
 ■BEASTERS:ブラックコーヒーにミルク垂れたの巻。再び演劇部内のお話。食殺事件を操作したいレゴシ君ですが、演劇部にイケメン草食男子が入部してきて――!?
 ■囚人リク:自分の巻。変態剣崎、まさかの仲間入り!です。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:Put a sock in it!!!の巻。今週も安定のギャグ満載で楽しめました。
 てな感じの週刊手年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は【百雲】関に対して「偽物が……」とたいそう御立腹な【王虎】さんに対し、目の毛細血管がブチブチと切れ、血の涙を流す鬼の表情の【百雲】関が、殺してやる! とばかりに再反撃するところまでが描かれました。今週はその続きですが、扉はカラーで、かなりおっかないオーラを漂わせている【王虎】さんの図であります。これはぜひ、今週のチャンピオンを買ってご確認いただきたいところです。
 というわけで、冒頭から【百雲】関のブチ切れラッシュが描かれます。「どの口で俺を偽物と呼ぶ…テメーごときに…俺の何が分かる…」血の涙が【百雲】関の怒りと悲しみを表すような壮絶な表情ですが、もう観客席はうわっ…とドン引き。しかし、さらに上を行くのが【王虎】さんです。左の張りが【百雲】関の顔面にクリーンヒット! それを耐え、ぐっと再び腰を据えて張りに行こうとする【百雲】関ですが、その前に再び【王虎】さんの張りが炸裂! 無情! 無慈悲! やっぱり【王虎】さんは強い! しかし【百雲】関は、強烈な張りを喰らいながらも【王虎】さんの左腕を取り、常松の腕を壊したときのように極めにかかります。その口元には笑みが。そして親方も「やっ…やめろ…百雲!!」と叫びます!
 しかし! ページをめくると、取られた腕をくるりと回して、【王虎】さんが掟破りの逆関節技を極めるの図であります!! パキャッと嫌な音がしております! 【百雲】関の左肘はイッちまったか!? さあ、ここからは【王虎】さんのターン開始なのか!? 【百雲】やばし!
 「チープなんだよ…テメーは…」
 おおっと! なんという無情な台詞でしょう! 【百雲】関が全てを捨てて得た”非情”なるものを、【王虎】さんは「安い」ものと言下に否定、その表情も、きわめてつまらなそうな顔をしています。左腕を失い、右手一本で健気に戦う姿勢を示す【百雲】関ですが、これはイカン!【王虎】さんは続けて思います。
 「チッ…くだらねーことに付き合わせる…百雲(テメー)じゃ届かねーさ…泡影(あそこ)には…終わってるのさ…分かってんだろ百雲(テメー)も…相手を壊すことも自ら苦境に立つことも ただの自傷…そんなもんは 覚悟じゃねえ…顔じゃねえよ…死に場所を求める死に損ない…それがテメーだ…」
 キ、キビシイお言葉ですねこれは……【王虎】さん、あんた、ホントに成長したんだね……。自傷という言葉で思い出すのは、『バチバチ』(11)巻、第91話での【王虎】さんです。あの頃の【王虎】さんは、鯉太郎に敗れて自暴自棄?な状態で、【猛虎】さんの付け人になることになって大暴れし、自分の腕にかぶりつくという文字通りの自傷行為に走ってイカレまくっていたわけですが……あれから正確な時間の流れは分かりませんが、5年ぐらい? 経っているわけで、大きく成長したわけですなあ……この人も。ちょっと、当時の【王虎】さんを探すのに、『バチバチ』をザーッとチェックしたのですが、【猛虎】さんは現・空流親方、当時の阿形さんに勝って、【王虎】さんを付け人にする権利を獲得したのでしたね、そういえば。やっぱり、虎城部屋にとって【猛虎】さんの存在も大きいのでしょうなあ。鯉太郎VS【猛虎】さんも早く観たいですなあ!
 で、土俵上では【王虎】さんがカチ上げ気味のショルダータックルを決め、フィニッシュすべくまわしを取りに行きます。もはや【百雲】関は戦意喪失か!?
 「やめてくれ…俺から相撲を…奪わないでくれ…俺にはもう…相撲しか…他には…何も…もう…何も……」
 しかしその時、【百雲】関の脳裏に蘇るのは、愛する綾子ちゃんの「道明さんなら…大丈夫だよ…」と言ってくれた、あの、別れの優しい笑顔です。血の涙が、透明な、本当の涙となって【百雲】関の頬を流れます。そして半ば無意識に? 【王虎】さんへ向かう【百雲】関! その形は! そう、これはまさしく! 
「あ…あれは…泡影(よこづな)を倒した あの時の…百雲(いぜん)の形…」
 というわけで、左腕を【王虎】さんの右わきに刺し入れて返すことで【王虎】さんの右腕を殺し、まわしを取らせず、そして自分は右手で王虎さんの前ミツをホールドする【百雲】関の図、で今週は幕となりました。
 あの時、【百雲】関は触れた瞬間に圧倒的な力の差を理解し、かつ、すべてがお見通しという不思議な感覚をえました。そして横綱【泡影】関は、それを確かめるように、味わうように、ただ傍観していたわけです。しかし、今回、【百雲】関は【王虎】さんに何を感じるのでしょうか。そして【王虎】さんはどう動くのかーーこれが来週の最大のポイントとなりそうです。【王虎】さんはニヤリと笑って、これを待ってたぜ……とか言いそうですねえ! そして無情に投げ飛ばしちゃうのでしょうか。はーーーヤバいす。来週も超楽しみであります!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 11日目現在9勝2敗に
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は【王虎】さんVS【百雲】関の一番の山場までが描かれ、【王虎】さんのイラ立ちもクライマックスに達し、一気に勝負がつくか? と思わせながら、ラストは邪念?を捨てた【百雲】関が本来の形を取り戻し、あの「横綱に勝ってしまった」一番得意の型に持って行くところまでが描かれました。【王虎】さんの言う「チープ」「そんなのは覚悟じゃない」というお言葉は重いすねえ……【百雲】関は、すべてがお見通しなら、予想もつかないその先へ、というつもりで外目にはダーティーファイトに映るような取り口に変貌していったわけですが、それは【王虎】さんからすると、言わば立ち合い変化をするようなもので、まさしく邪道、真正面からすべてをぶつけろ、という意味なのでしょうか? かつてはとんでもなくイカレていた【王虎】さんですが、鯉太郎との闘いを経て、大きく成長しましたなあ……。【猛虎】さんに学ぶことも多かったのでしょうね……。いずれにせよ、来週、【王虎】さんが【百雲】関の必勝の形をどのように打ち破るのか、大変楽しみであります! 常松の光のパワーをもってしても、【百雲】関の闇を払うことが出来なかったのに、まさか【王虎】さんが、【百雲】関の闇を払う役となる(?)なんて、わたしとしては大変興奮します! 来週が超楽しみです! 以上。

↓ もう九州場所か……1年はあっという間だなあ……ホントに……。

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今月会社の引っ越しを予定しておりまして、もろもろの準備で無駄に忙しく、ネタがないので今週もさっさと始めます。
 まずは、今週の週刊少年チャンピオン2017年49号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版は3週連続欅坂のお嬢さんのようです。
 ■弱虫ペダル:南中の星の巻。引き続き手嶋先輩VS葦木場君です。ほぼ進展なし。
 ■刃牙道:待望の巻。今週は刃牙、入場まで。ほぼ進展なし。
 ■BEASTERS:ただ心臓が寄り添ったの巻。ルイ先輩がカッコイイ話です。イイすねえ!
 ■囚人リク:始末の巻。絶望の剣崎を描いたP332の1枚絵はもう完全にアートですよ。マジ最高です。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:ハロウィン過ぎたけどハロウィンの巻。最高に笑えましたw
 ■Gメン:変身!ブラックエンジェルレイナの巻。勝太、お前やっと気づいたのかよ!
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は【王虎】さんVS【百雲】関の立ち合い序盤の攻防が描かれ、【百雲】関の殺気溢れる非情な攻撃でやや優勢か、とみられるシーンまでが描かれました。今週はNHKアナの「あ――――!! 当たり勝ったのは百雲―――!!」という絶叫から始まります。
 その攻撃のすさまじさに、記者の橋くんは思わず「王虎の上をいくのか…」と目を見開き、虎城理事長は冷静に土俵を見つめます。そして土俵上では鬼気迫る表情の【百雲】関の攻撃が止まりません。ドンドンドンドンと強烈な張り手で【王虎】さんに迫る【百雲】関。その脳裏には、横綱【泡影】の顔が浮かんでいるようで、「ダメだ…まだ……ダメだ…もっと…もっと…染めろ」と、もう目の毛細血管がプチプチと切れまくり、狂戦士ばりの表情へと変化していきます! そして強烈なブチカマシが【王虎】さんの左胸にクリーンヒット! NHKアナも「強――烈なブチカマシ―――!!」と絶叫です。
 しかし、その狂戦士めいた戦いぶりに、土俵を見守る新発田部屋親方は、思わず涙です。「涙が出る…ただ純粋に…強さのために…一人孤独に苦境に立つお前に…最愛なる者を捨ててまで進む 修羅道に…クソ………あんなもん(=横綱)に出会わなければ…願わくば…願わくばそこまで捧げた百雲の願いを 成就させてくれ…」この親方の想いには大いに共感できますが、まあ、残念ながらそうはいかないだろうな……とわたしは思ってしまった冷たい男なわけですが、めくったその先は! 見開きでズドーーンと【王虎】さんが描かれています。すげえ存在感というか、悪役感バリバリです! しかもセリフは!
 「偽者が…」
 そ、そんな! キン肉マン的実況でお伝えするならば、「あーーーっと! 王虎、無傷ーーー!」です! 【百雲】関の修羅道は、【王虎】さんレベルには通じないというのでしょうか? そして【王虎】さんは、やおら振り上げた右手で【百雲】の左側頭部を引っ叩きます! コイツはマズイ! 【百雲】関の鼓膜はイッちまった模様です! キーーーンと効いてしまった【百雲】関に、右ショルダータックルで追い討ちをかける【王虎】さん! NHKアナも「強―――烈―――!! 今度は吹き飛んだ百雲―――!!」と絶叫、コイツは勝負あったか!? しかし、それを歯を食いしばって堪えた【百雲】関! 目がジワジワ赤く染まっていき、何やら目から出血、さながら血の涙を流しているような壮絶な表情となった【百雲】関! 今週ラストは、そんな【百雲】関のつぶやきで幕となりました。
 「に…せ も…の…だ…と……殺…して…やる……」
 はーーーー……。新発田部屋親方のような心境で考えると、もう見ていられないすねえ……しかし、なんというか、理解が難しくなってきたような気がしますね……ちょっとまとめるとこういうことでいいのでしょうか?
前提 VS【泡影】に対する意気込み
鯉太郎 小兵であり「相撲に選ばれていない」力士。取り口は「すべてを出す」もので、後のことなど考えない全力相撲。その覚悟は【天雷】をもってしても、隣に立ってやれなくてすまない……と泣かせるほど。 【泡影】が「相撲そのもの」であるならば、上等だ、振り向かせてやる! と思っている。
ただし体はもはや限界の時が……。
百雲 体格は十分? 元「角界の良心」。しかし【泡影】という圧倒存在の前に絶望、勝つためにはすべてを捨てて”非情”となるしかないと考える。 【泡影】が先を読めるというなら、今までのようなきれいな取り口ではなく、想像を超える攻めを、一歩でも、一手でも先を……そして奪われた誇りを取り返す! と思っている。
王虎 かつてはとんでもないクソ野郎だったが「Burst」ラストでの鯉太郎との戦いで改心(?)。血筋・体格とも申し分なし。 まだ【泡影】に届かないという自覚はある模様。【泡影】に勝つためには、かつて苦杯を味わった鯉太郎の全力を飲み込む必要あり、と鯉太郎をVS【泡影】への試金石のように考えている(?)
泡影 虎城理事長曰く「相撲そのもの」の存在。どうやら四股を踏むことで全てと繋がる、という神のような感覚を得ており、ほぼすべての取組の先が読めてしまう。相対した力士は、脳を無理矢理侵食されるような気持ち悪さと同時に気持ちよさも感じてしまう絶対王者。
 改めて考えると、【王虎】さんが【泡影】に届かない要因は何なのか、そこがもう少し知りたいですし、そして鯉太郎と【百雲】には本質的な違いはないのではないか? という気も非常にしますね。ともあれ、【王虎】さんVS【百雲】関もどうやらクライマックス。来週あたり決着でしょうか。そして鯉太郎の体はどうなのか、いよいよ物語全体の山場に近づいておりますな。来週も楽しみです!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は引き続き【王虎】さんVS【百雲】関の戦いの模様が描かれましたが、【百雲】関の”非情”は、もはや親方に涙を流させるほど”悲痛”であり、見た目にも痛々しく、つらい展開でありました。これはもう……大丈夫じゃあないすね……。そして気になるのは鯉太郎の体の様子ですが、大器くんにも託されてしまった椿ちゃんの心中も察して余りあるわけで、今後どんどんつらい展開になりそうな予感です。それでも、読むのをやめるわけには行きません。この物語の最後を、きっちり見届けたく存じます。以上。

↓ 最新(15)巻は来週発売ですよ!! 絶対に買いでお願いします!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、台風やら雨やら、スッキリしない毎日ですが、今日の東京は久しぶりにいい天気になるようですな。そして今日は朝から仕事が立て込んでいるので、さっさと始めようと思います。
 では、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年48号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版は今週も欅坂の誰かですが、未確認です。欅坂は電子はダメなんですな。来週も欅坂の誰かのようなので、来週も電子版はナシだと思われます。
 ■弱虫ペダル:先頭の2人!!の巻。手嶋先輩VS葦木場君の戦いは、まだ足慣らし段階です。
 ■刃牙道:感服の巻。ちょっともう良くわかりません……刃牙VS武蔵が始まる直前です。
 ■BEASTERS:救世主の誘惑の巻。今週はルイ先輩のお話。なかなかの展開です。
 ■囚人リク:別格の巻。変態剣崎の過去話でした。ずい分見た目も変わったな……。
 ■六道の悪女たち:訣別の時の巻。乱奈さん!そっちへ行っちゃダメだ!
 ■Gメン:アニキたちの卒業の巻。八神さんたちが晴れて卒業。まさか最終回近しか?
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は、鯉太郎VS【天雷】の激闘後の模様が描かれ、鯉太郎の体はもはや限界と石川くんが椿ちゃんに訴える様子とともに、次の取組である【王虎】さんVS【百雲】関の直前までが描かれました。そして【王虎】さんは、またもぶっ倒れて救護室行きになってしまった鯉太郎に、たいそう御立腹で、対峙する【百雲】関に向かって、つまらねー相撲取るんじゃねーぞ……俺は今機嫌が悪いんだ……なんて、まるで仮面ライダー王蛇的な悪役感あふれる表情で先週は終わりました。
 そんな【王虎】さんが、静かに土俵に手をおろすシーンから今週は始まります。
 静まり返る場内。緊張感が漂います。が、【王虎】さんは、何かを感じたようで、「!?」と【百雲】関へ目を向けると……完全に目がイッちゃってる【百雲】関が、もうすさまじい表情。しかしです! 【百雲】関の眼は、相対している【王虎】さんを見ていません。その眼は、土俵下で静かに待つ、横綱【泡影】を見ているじゃあないですか! その脳裏には、あの「勝っちゃった」一番が。そしてますます【百雲】関の殺気は高まります。これには【王虎】さんもやれやれ的な思いです。
 「おいおい…どこ見てんだよ…」ただし、いつものような「ニヤリ」はありません。その表情はいたって真剣。そして、場内の緊張が高まる中、とうとうハッキョイ!! バトルスタートです!
 しかし、ページをめくると、見開きブチ抜きで【王虎】さん得意の右ショルダーアタック! 別名「カチ上げ」が【百雲】関に炸裂!!コイツはキッツイ一撃だ! 場内のお客さんは茫然、記者の橋くんも思わず「しょ…勝負あった…」なんて思ってしまう勢い! 実際、【百雲】関はクラっと崩れ落ちるかに見えます……が! 歯を食いしばって踏みとどまった【百雲】関は左の張りを放って反撃! しかしそれをなんなくかわす【王虎】さん! いともたやすく行われるえげつない行為とはこのことか!
 「アレを耐えて攻撃に転じた…! だがソレを王虎も難なくかわす…」と橋くんの解説が入りますが、小さなコマで入る【王虎】さんの表情は、実に冷静というか、完全に動きを見切っている余裕があるようです。しかし一方の【百雲】関は、もう完全にイッちゃってます。必死というより、必殺な殺意溢れる表情が対照的だ! そして【百雲】関は続いて左ひじを【王虎】さんの顔面へ! 一気に突き押しの体勢です! NHKアナも「出だしに喰らったカチ上げの影響を微塵も感じさせません!」と興奮実況です。しかし橋くんは【百雲】に対して思います。
 「あのカチ上げが効いていない…? いや…違う…百雲もまた…鮫島と同じ…土俵にすべてを賭すことで 力を発揮するタイプか…」
 この【百雲】関の猛攻に、【王虎】さんもやられっぱなしではありません。2発目のショルダーアタックが【百雲】関の顔面にクリーンヒット! どうだ…? 決まったか!? しかし【百雲】関の眼はいまだ死んでません! 耐えた! コレも耐えるのかよ、と橋くんはゾッとしています。そして両者正面からぶつかりに行き―――
 「あ――――――当たり勝ったのは…百雲――――!!」というNHKアナの絶叫で今週は終わりでした。ふーーー興奮したわ……しかし、やっぱり【百雲】関の「全てを土俵に」という覚悟と、鯉太郎のものは、同じのようには思えないわけですが、かと言ってどこが違うのかを説明するのも難しいですな……どちらも、「相撲(そのものである泡影)を振り向かせる」という目的は一緒なのかなあ……でも、【百雲】関が(自分以外の)全てを捨てて土俵に臨む一方で、鯉太郎は自分(の未来)を捨てているという、そのやり方が違う、ということなのでしょうか……。なんだか、北斗の拳的に言うと、ラオウ様や聖帝サウザー様のような「愛などいらぬ」やり方を【百雲】は選び、トキやファルコのように刹活孔を突いて「生は一瞬」と最後の力を振り絞るやり方を鯉太郎は選んでいるように見えますが……どちらも最後は死んでしまうからなあ……。この構造からすると、ケンシロウ的存在は横綱【泡影】になってしまうので、どうなるんだろうなあ……。果たしてそういった全てを捨てた背水の相手に【王虎】さんがどんな戦いを見せるのか、大変楽しみであります!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。   
 今週はいよいよ【王虎】さんVS【百雲】関の一番がハッキョイ、【王虎】さんの必殺カチ上げを2発喰らっても沈まない【百雲】がやや優勢か? という序盤の戦いが描かれました。実際、【王虎】さんを見ずに横綱【泡影】しか目に入っていない【百雲】関。その戦いは悲痛でもあり、はたして【王虎】さんの逆襲はいかに――!? というイイところで今週は幕です。そしてこの勝負の行方ももちろん楽しみですが、果たして鯉太郎は翌12日目の土俵に立てるのだろうか……親方の「どうすんだ?」が発令されてしまうのか……実に心配です。あと4番、鯉太郎の戦いから目が離せませんね……。以上。

↓ おっと、次の最新(15)巻は来月発売ですよ! 絶対に買いでお願いします!

 
 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今日の東京は大変寒い雨の朝を迎えており、わたしは暑いのが苦手なので、今ぐらいのひんやりぐらいな気候の方が好きなわけですが、気温が25度とかを超えている日々だと、わたしはですね、便座の電源をオフにしているわけですよ。急な話ですが。で、ですね、今日の朝、よっこらせ、と便座に座ったらですね、その冷たさに思わず「ひゃんッ!?」とか、もう完全に不意打ちだったので、飛び上がるぐらいビクッ!としたわけです。すかさず電源オンにして、数秒でじんわりと温まってゆく便座に、ああ、日本って素晴らしいとか思ったわけですが、まあ要するにそれだけ寒くなってきましたなあ、という時候のご挨拶と、最近やけにこの『鮫島』ニュースは海外からのアクセスをいただいているようなので、海外にお住まいの方はこの電熱便座の恩恵にあずかっているのだろうか……とぼんやり思った次第です。はい。
 というわけで、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年47号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシです。紙雑誌版は欅坂の渡邉理佐嬢だそうです。
 ■弱虫ペダル:届いた震動の巻。いよいよ終盤、手嶋先輩最後の覚悟が発動しますよ!
 ■刃牙道:ガラス玉の巻。刃牙の準備も体の方は完了しているようですが……。
 ■BEASTERS:イブは林檎を食べたからの巻。いよいよ最初の食殺事件に戻るのかな。
 ■出陣!昆虫武将チョウソカベ:殿と魔王の巻。ついに第六天魔王様登場です!
 ■囚人リク:完璧の巻。P126とP130の表情の違いが凄いすw
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週、ついに決着のついたVS【天雷】戦。結果は鯉太郎の掬い投げによる勝利で、これで鯉太郎は負けなしの11連勝となりましたが、その一方で、【天雷】は鯉太郎が「その先」へ行ってしまうことを止められず、一人で踏み込んでゆく孤独について行ってやれない自分に涙を流したわけです。そして鯉太郎も、勝利したとはいえ体はもうボロボロ、花道で肩を貸した石川くんも、その、もう終わりが近いという状態に気付いてしまった所までが描かれました。
 今週は、ある男の支度部屋の様子から始まります。
 ある男―――それは【王虎】さんです。付け人が【王虎】さんに、そろそろ、と声をかけ、鯉太郎の様子も【王虎】さんに伝えます。「ちなみに鮫島は…まだ診療所でブッ倒れてるみたいです…」
 それを聞いた【王虎】さんの表情がヤバいすよ。ほぼ1ページブチ抜きに近い大ゴマでつぶやきます。「チッ…失望させる…」
 なんすかもう! のっけからやけにカッコイイすねえ! そして場面はまさしく「ブッ倒れている」鯉太郎を常松や豆助、大吉たちが看護している様子に移ります。こりゃあ、本当にもうヤバいじゃあ済まないのでは……どうも脱水&熱まで出ている模様です。
 そして、客席では椿ちゃんが悲しそうな表情でうつむいています。脳裏に再現されるのは、セクシー女医でお馴染みの美和子先生のあの一言。「彼の体は…もう限界だと思う…よく見ててあげて…手遅れにならないように…」
 そんな、しょんぼりした椿ちゃんの元に、石川大器くんがやってきましたよ! 君は本当に、気が利く青年ですなあ! ちょっと顔貸してくれるか……? と連れ出す大器くん。
 しかし場面は土俵上に戻ります。結び前、【王虎】さんVS非情の【百雲】関の一番です。場内大歓声。NHKアナは虎城理事長に話を振ります。この一番どうですか、と。理事長は、今の【王虎】は心身ともに充実している、けれど、そういう時こそわずかな隙が生まれるかもしれない、結局は、「百雲は己を貫き王虎に侵食できるかどうか…互いの思想…イデオロギーの強さが勝敗を分けるかもしれませんな…」ということらしいです。となると……VS常松戦で見せた通り、【百雲】関はすべてを捨ててでも、非情をもって横綱を倒すという覚悟がもう既に完了しているわけですが、果たして【王虎】さんに通用するのでしょうか……。なんというか、【王虎】さんは、【天雷】のいう「孤独」に、とっくに足を踏み入れて、一人で横綱【泡影】への道=相撲そのものの道、を切り開いているような気がします……。この取組もやっぱり大注目ですなあ!
 そして描写は、国技館の外に出た椿ちゃんと大器くんに移ります。大器くんは、さっき鯉太郎に肩を貸したときに気づいたことを、椿ちゃんに伝えます。どうもあれは、あまりにも自分と同じ、すなわち「慢性外傷性脳症」かもしれねえ、と。今、Wikiで初めて知りましたが、いわゆるボクシングの「パンチドランカー」として我々が知っているこの症状は、死後の脳の病理学的検査でしか診断することができないんだそうです。ともあれ、椿ちゃんは大ショック。あんなに相撲に一途で、あんなに相撲が大好きな奴なのに、なんで、どうしたらいいの……と悲観に暮れるしかありません。大器くんは言います。アイツのことだから、きっと誰にも言わない、たとえ兄弟弟子や親方にも。そして何より、今、鯉太郎がそういう体の変調があったとしても、自分から止まることはないだろう、なぜなら、今の鯉太郎の相撲は、「一番一番良く…いや……えげつねーほど 凄くなってる…」のだから、と。この先、大器くんの長い独白が続きますが、泣けるので引用します。
 「俺には…鮫島がいた…だからここで止まることが出来た… アイツも土俵なら止まれる力士がいるかもしれねえ…でもよ…椿ちゃん…君なら土俵の外から 唯一鮫島を止められるんじゃねーかな…(略) アイツ アホだろ…もし俺と同じなら多分1人で抱えてると思うんだ…なっさけねーけど…俺には何もできねーから…もう土俵を降りちまった俺には…止めてやることも隣に立ってやることも出来ねーから…ダチなのに…だから椿ちゃん…悪ーけど…本当…なっさけねーけど 頼むわ…鮫島を…孤独に突っ走らせないでくれ…頼む…」
 まあ、つまり大器くんも【天雷】同様の気持ちなわけですが、しかし仮に椿ちゃんが止めても、鯉太郎は止まらないでしょうし、そもそも、椿ちゃんも最終的には行ってらっしゃいと送り出すような気がしますね……これは来週以降が大変楽しみ? というか、気がかりですなあ……。
 さて、土俵上では、時間いっぱい、いよいよハッキョイ直前です。場内は、【百雲】関へのひどいブーイングが響いています。しかしそんな中でも【百雲】関はいつも通り、フン…とお構いなし。そんな【百雲】関へ、【王虎】さんが声をかけて今週は終わります。
 「おい……つまらねー相撲取るんじゃねーぞ…俺は今…」
 そしてページをめくると! 1ページブチ抜きの【王虎】さんが!
 「機嫌が悪い……」
 やっばい!! 【王虎】さんが激怒してます!! そしておっそろしくカッコイイ!! さんざん悪党だった【王虎】のくせに!! 【王虎】さんが何に対して怒っているのか、それは恐らくは鯉太郎に対してでありましょう。「相撲に選ばれた」【王虎】さんにしてみれば、「天雷との取組ぐれーでへばってんじゃねえよ、アホが!」ぐらいな気持ちなのかもしれません。【王虎】さんにとっては、鯉太郎はラスボス横綱【泡影】への重要なアイテム、これを取らないと【王虎】さんの考える相撲道はエンディングを迎えられないということでしょうか。まさしく修羅道ですなあ……! この怒れる【王虎】さんに、【百雲】関の”非情”は通じるのか!? わたしとしては、久しぶりに凶悪【王虎】さんの相手の腕をへし折る勢いの小手投げが見たいすねえ! 来週がもう楽しみでならないす! 
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。   
 今週からは「その後」が始まりましたが、描かれたのは2つ、ひとつは【天雷】に勝利はしたもののブッ倒れた鯉太郎を心配する石川大器くんが、椿ちゃんに想いを託し、縋る姿です。悲痛ですなあ……。そしてもう一つは、【王虎】さんの怒り、でありました。果たして椿ちゃんは鯉太郎を止められるのか、そもそも止めようとするのか、そして怒れる【王虎】さんは、その怒りを半ば八つ当たり的に【百雲】関にぶつけ、あっさり勝つのか、それとも【百雲】関の”非情”が隙をつくのか、と大変ドキドキな展開であります。恐らくは、椿ちゃんとともに、師匠である【仁王】兄貴こと現・空流親方も、当然事態を察しているでしょうから、ひょっとしたら鯉太郎へ「どうすんだ?」が発令される事態もあり得るのかもしれません。しかし、椿ちゃんでも、親方でも、鯉太郎を止められないでしょうなあ。止められたら物語終わっちゃうし。椿ちゃんや大器くん、そして常松や白水兄貴、親方といった部屋の家族たちの想いを、鯉太郎はどう受け止め、さらに「その先」へ征こうとするのか。そこがどうやら一番のポイントになりそうですなあ。はあ……どういう形で完結を迎えるにせよ、泣くしかないすねえ……。最後まで、応援したいと存じます。以上。

↓ やっぱり、どうしても矢吹丈が重なりますなあ……全巻まとめ買いするか……映像も最高す。「好きなのよ矢吹くん!あなたが!」という葉子お嬢様の声が脳裏に響きます。。。

劇場版 あしたのジョー2 [Blu-ray]
あおい輝彦
バンダイビジュアル
2016-07-22

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 今週は体育の日の休日から、ずっとせっせと『弱虫ペダル』の(1)巻から最新話までを読んでいたのですが、もう何度目になるか分からないですけど、ホントに何度読んでも面白いですなあ。やっぱりインターハイの1年目、2年目ともに、3日目になってスプリンターが仕事を終えて下がっていくところは何度読んでも泣けますね。鳴子くんのセリフにある通り、「クソカッコエエッス!!」てやつです。鳴子くん自身もカッコイイですけど。そして現実の自転車ロードレースの世界は、先日ロード世界選手権が行われ、人気者のピーター(ペテル)・サガン選手が前人未到の3連覇を達成し、来年も一年間「アルカンシェル」(=世界王者のみが着用することを許される「虹色ジャージ」)を着ることになりました。5週前の『ペダル』で、泉田君の左上脚筋の名前として挙がった「ペテル」のことっすね。というわけで、現実世界のロードレースはほぼシーズンオフに突入、残りは2週間後のジャパンカップぐらいなわけですが、なんと今年のジャパンカップには、わたしがずっと応援してきて今年で引退を表明しているアルベルト・コンタドール選手が来日するそうで、マジで会場の宇都宮に行こうか超悩み中のわたしであります。
 というわけで、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年46号概況です。今年も残り僅かになってきましたなあ。
 ■巻頭グラビア:牧野真莉愛嬢。モー娘。の方だそうです。大変極上です。
 ■弱虫ペダル:総北の旗の巻。ヤバいす。手嶋先輩の最後の雄姿にまた泣きそうす。
 ■刃牙道:原始人とサムライの巻。武蔵とピクルの語らいです。言葉はないですが。
 ■BEASTERS:細い煙に耳澄ませの巻。おおっと!新キャラ登場ですよ!!しかも蛇!
 ■囚人リク:攻防の巻。今週も基本的に「イヤー」「グワー」的展開でした。
 ■東京野球少女百景:読み切りです。以前も短期集中(だっけ?)で登場された水森崇史先生の短編ですが、大変イイですな。Twitterで大人気なんですと。へえ~。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週ラストはとうとう決着のついたVS【天雷】戦。今週は、その結末に静まり返る国技館の様子から始まります。誰もが息をのみ、静まり返り客席。椿ちゃんも、大器くんも、常や【白水】さん、虎城理事長、皆があっけにとられるというか、呆然とする中、【王虎】さんは若干大きめのコマで、フン……的な表情。そしてNHKアナの絶叫をきっかけに、場内は再び割れんばかりの歓声が上がります。「勝負あり―――!! 勝ったのは鮫島―――!!」
 そしてNHKアナと、虎城理事長の解説が続きます。
 「渾身の力で合掌捻りにいった天雷! 勝負あったかに思えた刹那 これ以上ないタイミングで鮫島が掬い投げ――!」
「その体格差から天雷は確実に潰しに行きました…しかし鮫島はそれを気迫だけで押し返した…天雷の敗因は一気に勝負を決めにかかった投げ…そして鮫島の勝因は天雷にそうしむけたということでしょうな…壊れてもいいという覚悟で…」
 合掌捻り……聞いたことのある決まり手だと思って、思わずググってみると、そうでした、かのウルフマンの必殺技の一つでしたね……。しかしこの理事長の解説を聞くと、じゃあ、【天雷】はあのサバ折りめいた締めでそのまま鯉太郎に膝を付かせようとしていれば勝てたかも、そしてそうせずに、投げを打たせたのは、必死の抵抗によって、【天雷】に、分かった、もう俺が終わらせてやる、と思わせた鯉太郎の「壊れてもいいという覚悟」の上での作戦ってことなんでしょうか? でもまあ、それは結果論で、鯉太郎が意識してやったことではないでしょう。鯉太郎が意識していたのは、ただ全てをぶつけることだけ、だと思います。
 そして敗れてしまった【天雷】は、涙を流します。何故か? それはおそらく、「悲しいから」だとわたしは受け取りました。【天雷】の心の独白をちょっと聞いてみましょう。
「出来ないんだよ…頭でどんなに理解しても…鮫島…お前のようには普通…出来ないんだ…クソ…言いたくないが…思いたくないが…どうしても頭に浮かんでしまう…お前は…異常だ…そうやってお前はずっと…土俵(ここ)で1人でずっと…すまない…俺はお前の隣に立ってやれなかった…すまない…オレにお前を止めてやれる力がなくて…すまない…孤独にさせてしまって…すまない…」
 この何とも悲し気な独白の間、描かれるのは、鯉太郎が半ば意識を失いつつある表情で、ゆっくり、ゆっくり、ようやく立ち上がり、【天雷】に背を向けて、土俵の西へ戻る、という、なんというか非常に孤独を感じさせる姿です。勝ったのに、そこには何の歓喜もないような、ひどく胸に来る絵ですよ。そんな、ひとりぼっちの鯉太郎に抱く【天雷】の悲しみが、わたしの胸にも響きます! これは泣けますなあ……! ここが今週のクライマックスと言ってもいいように思えます。
 そして場面は再び歓声に沸く場内とNHKアナの実況が描写されます。「下がる天雷の目に涙が見えます それだけ天雷もこの同期戦に思い入れがあったのでしょう!」当たり前だ! でも天雷の涙はもっといろいろなもんが溢れてるっつーの! 余人にはわからないものなんすよ! そして優勝も見えてきた鮫島、という実況に、こっ…こっ…こっ…こりゃああるぞおい…もしかしたらもしかするぞ…と空流後援会の皆さんも大興奮、椿ちゃんに話を振りますが……椿ちゃんは涙をたたえてつぶやきます。
「いえ…何か…何か凄く残酷に見えて…」
 そして花道を引き揚げる鯉太郎。石川大器くんが「オウ…いい取組だったぜ…鮫島…」と声をかけますが、当の鯉太郎は意識朦朧。大器くんはとっさに、こ、これはと事態の深刻さを悟ります。多くの記者たちが鯉太郎を囲んでインタビューをはじめようとしますが、すかさず大器くんは鯉太郎に肩を貸し、わりーけど…後にしてやってくれよ…と鯉太郎を抱えて引き揚げます。そしてようやく大器くんに気が付く鯉太郎。大器くんは努めて明るく言います。
「バカヤローが…俺の張りパクりやがって…でも甘ーな…俺なら一撃で決めてたぜ…」
「うるせー…」
「ハハッ…んな口が利ければ大丈夫だな…」
「そう言う石川(オマエ)は…今日…勝ったのかよ…」
 な、なんつった鯉太郎、お前……!? わたしはそう思い、大器くんもそんな表情です。おい、鯉太郎、お前……!? 大吉も困惑の表情で、なっ何言ってんですか、飛天翔関は引退したじゃないですか、とフォロー。それにも鯉太郎は「……あぁ…そうだっけ…」と分かっているのかいないのか、ぼんやりとした返事のみ。そして大器くんは気が付きます。抱える鯉太郎の右手が、カタカタカタと震えていることに……。まさか、という表情で大器くんは「鮫……島…お前……」とつぶやいて今週は終了、でありました。
 ああ……こりゃあマズイ、こりゃあマズイっすよ……。わたし、実は今週号は今日のAM01:20頃に読んだのですが、その後寝ても、なんか『鮫島』の夢を見ちゃったぐらいす。よく覚えてませんが。本当なら、果たして鯉太郎の次の相手は誰なんすかねえ! と無邪気に盛り上がるつもりでしたが、こりゃあマズイなあ……はあ……あとまだ4番残っているのですが、果たして鯉太郎は持つのでしょうか? まだきっと確実に【猛虎】さんと【王虎】さんとの取組もあるはずだし、そして相撲そのものを体現する横綱【泡影】との闘いもきっとあるはずで、これは……ほんとヤバいすなあ……【天雷】はきっと、そんな修羅道を一人行く鯉太郎の孤独に涙したわけで、わたしももう泣けてきます。おそらく、来週からちょっと「その後」と、「王虎VS百雲」も描かれると思いますが、わたしは今日明日あさってぐらい、後先を考えずすべてをぶつけて戦う男の孤独について、思いを寄せたいと存じます。つらい……。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。 
 今週は勝利確定後の【天雷】の感じた鯉太郎の孤独とそれに寄り添えなかった自分への哀しみが涙をもって描かれ、一方では、石川くんに抱えられて花道を下がる鯉太郎の異常な事態に、石川くんが気付いてハッとするところまでが描かれました。完全に物語は破滅へ向かっているように思えますが、それは破滅なのか、それとも―――というこの作品の根源にあるテーマに直結しているわけで、如何にして佐藤タカヒロ先生がこの先を描いてくれるのか、今後も毎週楽しみに待ちたいと存じます。もはやきっと、椿ちゃんがどんなに止めても鯉太郎は止められないだろうし、椿ちゃんも止めないかもしれません。鯉太郎はその代償に何を得るのか―――もう、わたしの中ではこの『鮫島、最後の十五日』は現段階ですでに名作判定されていますが、ラストは泣くしかないでしょうな。つーかもう泣きそうです。むしろ泣いてます! 以上。

↓ 全く関係ありませんが、「アルカンシェル」とはこういうものです。


 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 すみません! 昨日少しやり残した仕事をAM6:40からしていたら、いつの間にかこんな時間に! 更新が遅くなってしまって申し訳ありません! やっちまったー! ごめんなさい!
 というわけで、さっさと進行しましょう。まずは、今週の週刊少年チャンピオン2017年45号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙版はAKBの入山杏奈嬢だそうです。
 ■弱虫ペダル:手嶋のオーダーの巻。坂道くんをどう使うかの作戦です。
 ■刃牙道:屠り去るの巻。いよいよ刃牙がマジす。そして武蔵meetsピクルagain!
 ■BEASTERS:強鼠なので猫を噛むの巻。おっと、とうとう第1話のあの犯人登場か!?
 ■囚人リク:一番の巻。基本的に「イヤー」「グワー」的流れです。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:ウッキーライフ・タマちゃんホームの巻。今週も腹を抱えて笑いました。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先々週ラストで覚醒したと思われた【天雷】でしたが、先週は鯉太郎の「先が見えている」動き、それはまさに横綱【泡影】のように、次々と【天雷】の動きに先んじて攻撃を仕掛ける展開が描かれ、ラストではとうとう鯉太郎がうおお!と渾身の力で押すも、【天雷】の”怪力”がついに発動、がっちりと鯉太郎を不完全な体勢ながらベアハッグ、相撲で言うところのサバ折り的な体勢でとらえるシーンで終わりました。しかし、わたしは先週書きそびれていたんですが……鯉太郎は、どうも体勢的に、得意の「左下手」を取っているようにも見えていました。今週はそこからです。
 今週の冒頭は、NHKアナの、「つっ…掴まえたーーー!」という絶叫と、常松の「あぁ そんな…」という蒼白な顔、そして、虎城理事長の「鮫島の読みを力で断ち切ったか…天雷…」というゴクリ、な表情で幕を開けます。
 そしてページをめくると、【天雷】のすさまじい表情です。
 「ここがゴールだ…鮫島…最後に…俺の全てを…ありったけをお前に…」
 もちろんメキメキベキベキと嫌な音がしています。”怪力”が炸裂、そして次のページは1枚ブチ抜きの凄い絵ですよ! 【天雷】ががっちりホールドした状態で、上から圧し掛かり、鯉太郎を押しつぶそうと渾身の力を込めている迫力の一枚絵です! わたし、昨日検索して初めて知ったのですが、いわゆる「サバ折り」という決まり手は、まさしくこの【天雷】のように、両手を回して締め上げつつ、そのままのしかかって、相手の「膝」を土俵に付かせる決まり手なんですね。コイツはヤバい! そして痛そう! 鯉太郎も声なき絶叫をあげているようです! やばし!
 この熱戦を観ている石川くんも、まずいぞ的表情、そして椿ちゃんはもう土俵を見ていられず、必死に祈るような表情です。
 しかし! 来た! 左下手をホールドする鯉太郎がなんとか【天雷】を押し戻し始めた! ここはほぼ見開きで描かれています。全力で抵抗する鯉太郎に、一同マジかよ!?的表情です。【天雷】も、もう全力を出している表情ですが、脳裏ではこう考えています。
 「もういい…もう…もう削れるな…止まれ…削るな…なぜそこまで…なぜ…本当に…終わってしまうぞ…」
 そして描写は、「ぐしゃ」という音やブチブチゴキゴキッという不吉な音が表現されており、読者としてももう、鯉太郎お前死んじまう! と心配なぐらい。しかし、【天雷】は鯉太郎がこう言っていたことを思い出しました。
 「何も…何も残す気はない…」
 その鯉太郎の言葉を思い出した【天雷】は、このことか、まさに鯉太郎は本当に、マジでそう思っているんだ! と気付きハッとします。そして場内は、鯉太郎の必死の抵抗に万雷の拍手。すべてを理解した【天雷】は、ああ、なんと! なんと【天雷】は涙を流しました! わたしも泣きそうです!
 「わかった…もう…もう…俺が終わらせる…」
 そして決意の表情で、両腕をホールドしたまま鯉太郎をぶん投げる【天雷】の図! が、見開き1枚絵で描かれます。OH! MY! これはいっちまったかーーー!?
 しかしです!! 次のページは、まるで時間が静止したような静かな風景です。【天雷】はまるでスローモーションのように、鯉太郎の顔を見ます。そして鯉太郎は、とても静かに、無心の表情でつぶやきます。
 「ここ…」
 そして! なんと! 左足一本で耐えていた体を、左足一本で立て直し、もろ差し気味に【天雷】を抱え込んで……投げ返した――――ーーーーー!!!!!!! この投げ返しによって完全に【天雷】がひっくり返っているの図も、超迫力の見開き1枚絵です。やった……やりおった――――!!!
 今週ラストページは、【天雷】を土俵にたたきつける鯉太郎と、その熱戦が行われている国技館のショットで終わりました。はーーーーヤッバイす。もう途中で息を止めてたんじゃないかと言うぐらい、ラストページで、ぷはあと息をつきました。一体何が起きたのか、おそらくは来週以降語られると思いますが、全力で投げに行った【天雷】を、仏壇返しめいた投げ技で大逆転、鯉太郎の11日目の勝利は確定です! はーーー。こういう結末か……いやはや、わたしはまだ興奮で呆然としていますが、これはもう、来週以降の解説を待ちましょう。きっと虎城理事長や鯉太郎本人、そして【天雷】も語ってくれることだと思いますので、来週を楽しみに待ちたいと思います。【王虎】さんも何かコメントしてくれるかもしれないすね。はーーー興奮したわ……。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は、わたしは全く予想してませんでしたが、ついにVS【天雷】の一番に決着がついてしまいました。まさかの大逆転、仏壇返しかどうかはわたしにはちょっと判定できませんが、まさしく石垣のように堅牢な【天雷】をひっくり返してしまいました! ただし、鯉太郎はその勝利と引き換えに、相当な代償を体で払っているものと思われます。まずは来週以降の、勝負の解説と、そして、鯉太郎の負った肉体的ダメージの状態をドキドキしながら待ちたいと思います。いやあ、こういう結末とは……とにかく読んでいて、わたしはホントに息を止めてたようです。それほど興奮というか、力んでいたようで、まだなんか整理がつきません。いやー、ほんとに『鮫島』は最高ですね! 以上。

↓ 今月のチャンピオンコミックス新刊はこれを買います。


 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週わたしは両国国技館にて大相撲観戦に行ってきたわけですが、その様子は別記事を読んでいただくということで、省略します。わたしの応援している松鳳山関が目の前で勝ち越しを決めてくれて、まあ、大興奮でありました。やっぱり生はいいですなあ! そして、ホントに力士はデカいすねえ!
 ところで、このインターネッツという銀河の片隅でわたしが毎週せっせと書いている『鮫島』ニュースですが、その読者の方で、Stephen  King大先生のファンの方はどれくらいいるのでしょうか。さっぱり見当がつきませんが、わたしは世界の小説家の中で、Stephen King 大先生が最も好きなのですが、King先生の日本語で読める最新作『FINDERS, KEEPERS (邦題もそのままファインダーズ・キーパーズ)』が、いよいよ発売になりました!
finderskeepers
 文藝春秋社から発表されている正式な発売日はあすの金曜日なんですが、書籍というものはその流通上、お店に着いたら売っていいという慣習があって(雑誌は絶対ダメ)、都内では昨日、既に売っておりました。なので即Getし、昨日の帰りの電車内からさっそく読み始めております。今回もヤバいすねえ……超面白いす。
ファインダーズ・キーパーズ 上
スティーヴン・キング
文藝春秋
2017-09-29

ファインダーズ・キーパーズ 下
スティーヴン・キング
文藝春秋
2017-09-29

 わたしはこの『鮫島』ニュースで散々書いている通り、すっかり電子書籍野郎に変身して、チャンピオンすら電子で買っているのですが、King先生の「単行本」は、紙で買うことにしてます。なぜなら! 単に本棚に並べて悦に入りたいからです! 文庫まで待つなんてことももうやめました。だって、よく考えると文庫になると分厚い上中下とか分冊になって、合計では大して値段も違わないし。なので、1000円ぐらいの差額に関しては、もう、いち早く読める「特急料金」と納得することにし、単行本で買って読む方針にずいぶん前に変更しました。実際、読みたくて読みたくて我慢できないし! というわけで、今わたしはKing先生の新作に日夜興奮しております!
 それでは、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年44号概況です。
 ■巻頭グラビア:2週連続で都丸紗也華嬢です。極上です。
 ■弱虫ペダル:全開坂道の巻。引き続き箱学を追う総北。タイトル通り全開です。
 ■刃牙道:ビッグマッチの巻。さあ、いよいよ刃牙VS武蔵が正式決定のようですよ。
 ■BEASTERS:危険なエゴイスト2匹の巻。ジュノちゃんはレゴシ君に振られたことががショックなようです。次期BEASTERSになれるのでしょうか。
 ■囚人リク:子猿の巻。ちなみに本編では「子猿」に「カス」というルビが振ってあります。そのシーンの絵が最高です。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ;レジェンド オブ ロナリストの巻。今週も大変笑わせていただきました。とにかくボケ合戦がしつこくて最高です。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は、立ち合いから優勢が続く(?)鯉太郎の猛攻に、【天雷】がやっとというかとうとう、覚悟を決め、「本当のすべてで行く」決意を固めて、”怪力”【天雷】の真の反撃が始まりそうなイイところで終了でした。今週はその続きです。鯉太郎による石川譲りの「非情の一撃」が炸裂し、一瞬意識が飛んだ【天雷】。しかし、その鯉太郎の右腕をがっちりホールド。さあ、反撃なるか、であります。
 しかし……最初に結論から言うと、今週は非常に文字で説明するのが難しい展開であります。次々と攻防が入れ替わる展開ですが、鯉太郎が常に先手先手と、【天雷】の攻撃を「先読みしている」という、息もつかせぬ展開であります。
 まず、今週冒頭は、がっちり腕を取られた鯉太郎が、その瞬間に「ヤバイ!」と感じるシーンから始まりました。しかし、ナレーションによると
 「しかし天雷も無意識に近い状態で腕を掴んだはいいが 鮫島渾身の一撃のダメージは明白だった そのダメージが次への移行への思考を コンマ数秒遅らせた」のであります。そして鯉太郎も、まさしく息を付かせぬ攻撃を繰り出していたため、呼吸が必要でした……が、そのまま呼吸せず間髪入れずの続行を決意。それすなわち、
 「鮫島の勝負勘が わずか後に来る天雷の攻撃の危険な臭いを嗅ぎ取った」のです!
 無呼吸、それは目いっぱいの力を出す時の人間の生理的現象(と言っていいのかな?)ですが、通常は数十秒が限界。よく、陸上競技では400mが最も過酷とか言われますよね。400m、50秒程度の無呼吸走法が限界だというわけです。自転車ロードレースでも、最後のゴールスプリント300mは無呼吸でいくわけで、とにかくMAXパワーの続く限界時間というものがあります。
 というわけで、【天雷】は鯉太郎の右腕を取った状態からとったりでぶん投げようとしますが、無呼吸で即座に対応していた鯉太郎はすぐさま回り込んで対応します。これには【天雷】も「今のタイミングではずした…? いや…違う…今のは……読まれていた?」と戦慄の表情です。
 ならば、と【天雷】は逆方向へ腕捻りで投げを打ちに行きます……が、鯉太郎はそれも堪えます。またしても【天雷】はショックな表情。
 「コレも…!? 間違いない…何が来るか…先が見えている…」
 そんな驚愕の天雷の脳裏には、【王虎】さんの言葉が蘇ります。
 「鮫島(アレ)は俺の道具だ…この先へに必要な…」
 そういうことかと理解した【天雷】は、ならば上等、とばかりに鯉太郎の頭を抑え、上から力づくで押し潰そうとします、が、やはりそれも鯉太郎は回避、先に膝を当てて切り返しで攻撃を仕掛けます。読者から見ると、もう【天雷】は焦っているように見えるのですが、大丈夫なのでしょうか!? 天雷は脳裏で鯉太郎に話しかけています。「鮫島……お前には何が見えている…お前の底はどこにある…お前はどこまで行く…あぁ…引っぱられる…見えていたと思った自分の底が…お前といると分からなくなる…俺もきっと…まだまだ先へ行ける…」
 先週描かれた通り、【天雷】は、絶対王者である横綱【泡影】との戦いで、ああ、なんてこった、自分はこんなものなのか、全然足りないじゃないか、と、自分の底が見えちゃったような気になっていたわけです。そして鯉太郎の、そんな自分の底なんて気にする余裕なんてないような、覚悟を持って闘う姿勢に、JOJOでいうところの、「そこに痺れる憧れるぅ!」と感じるに至ったわけですが、まさしく、鯉太郎と戦うと、オレもまだ先へ行ける! と思えるのでしょう。おそらくは、その点こそ、【王虎】さんが「俺の道具」と言い放った意味なのかもしれません。
 というわけで、【天雷】は首捻りで鯉太郎を再び強引に力で持って行った―――! という1ページブチ抜きショットが現れます。これには土俵を見守る石川大器くんも「速い…」と驚き、そして虎城理事長も「鮫島の思考の先を いったか天雷…」と若干のドヤ顔。
 しかし! 鯉太郎の心臓がバクン!と脈動し、潰れるな、まだ、あと少しだけ! という鯉太郎の渾身が炸裂、左腕で【天雷】の膝裏を取り、右腕は【天雷】の顔面を抑え、そしてそのまま頭をつけて倒しにかかります! 説明が難しい! その様に、虎城理事長は「さらにその先を行くか…鮫島鯉太郎」と呆然、そして観客席の椿ちゃんは「いけ!!」と絶叫、そこで鯉太郎のうおおお!的な顔アップです!
 しかし! ああ! なんと! 鯉太郎渾身の押しも、【天雷】は両腕で鯉太郎の体をホールドしてびくともしません!! その両腕は、鯉太郎の背中でがっちりと組まれています。説明が難しいですが、要するに、と、止めた――――!! の図が見開きで描かれています! 土俵上の二人の渾身が、そして佐藤先生の渾身が伝わる素晴らしい一枚絵ですので、ぜひ今週のチャンピオンを買ってご確認ください。そして今週は、その一瞬の膠着状態で、【天雷】が「ありがとう…鮫島……」と囁きながら、不完全なベアハッグめいた体勢でメキメキ・ミシミシと鯉太郎の体を締め上げる描写で幕を閉じました……。
 なお、編集部謹製のエンディングキャッチは「決着の刻迫る…!? 次号に続く。」でした。マジかよ……決着のときが迫ってるんすかねえ!? これは一体どういう結末を迎えるのかなあ……鯉太郎は勝てるのか、【天雷】のその先が描かれるのか、わくわくしますなあ! いやー、来週号が楽しみです!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は、鯉太郎と【天雷】の攻防、おそらく実時間では数十秒程度、の経過が描かれました。鯉太郎は常に先を取りますが、後の先、ともいうべき【天雷】の受けも強固であり、やっぱり体格差もここで影響してきているとも見えます。強固な石垣のような【天雷】。鯉太郎はその城壁に風穴を開けることができるのか。はーーーヤバいすねえ……。常松は「がっちり組まれたら終わり」的なことを言っていましたし、それは鯉太郎も承知しているわけで、今週ラストの状態から、鯉太郎はどんな攻撃を繰り出すのか、来週が本当に楽しみであります!
 ところで、ここでミニ情報~~! 現在、週刊少年ジャンプで連載中の同じ相撲マンガ『火ノ丸相撲』ですが、数週間前から、第2章として「プロ大相撲編」に移っています。主人公の鬼丸くんは既に幕内力士として戦っていますが、なんと今週は、高校時代のチームメイトであり親友である桐仁くん(体のせいで一度相撲をあきらめた彼)が、なんと十両力士として登場、不敵な宣戦布告をカッコよくかましてくれました。こちらも燃えますなあ! 『鮫島』とはかなり違いますが、わたしは『火ノ丸』も応援しております! まあ、ジャンプのマンガなので、いちいちカッコイイあだ名や必殺技名が若干アレですが。以上。

↓ というわけで、『火ノ丸』は既に(16)巻まで出てます。次の(17)巻は11月頭発売みたいすね。

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、あさっての土曜日にわたしは両国国技館へ大相撲9月場所を観に行く予定なのですが、なんというか……盛り上がりに若干欠ける展開なのは皆様ご存知の通りで、大変しょんぼりしております。昨日の11日目現状、カド番脱出が確定した大関・豪栄道関が10勝1敗で単独首位を守っており、まあ、わたしも豪栄道関には頑張ってほしいと思っているのでその成績には納得なのですが……順当に勝ち星を重ねると、明日の金曜日には、優勝が決まってしまうかもしれず、そうなったらわたしが観戦予定のあさっては、もうとりわけ何かがかかっているような取組がなくなってしまい、さらにわたし的気分は盛り下がってしまうような気がしております。はあ……せっかくチケット獲れて浮かれてたのになあ……まあ、今日は、わたしが最も応援している前頭四枚目の松鳳山裕也君がその豪栄道関と戦う一番が予定されておりますので、豪栄道関のファンの方々には大変恐縮ですが、松鳳山関には是非とも勝利し、混戦を演出していただきたいものです。しかし中日八日目の、松鳳山関と嘉風関の一番は興奮しましたねえ! 翌日のNHKの解説によると、血まみれになった嘉風関は「松鳳山関が全力で来てくれたから最高の一番が取れた」と言ってくれ、そして我が愛する松鳳山裕也君も「嘉関との戦いはいつも最高です」的なことを言っていたそうで、二人とも小兵と言っていい力士だけに、その『鮫島』的コメントに、わたしは大変胸が熱くなりました。
 それでは、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年43号概況です。
 ■巻頭グラビア:都丸紗也華嬢。大変極上です。いろいろ夢が溢れてますなあ!
 ■弱虫ペダル:距離の巻。前号でラストの牽きを見せた泉田君のおかげで700mの距離を稼いだ箱学。総北は追いつけるか。まあ、そりゃ追いつくんでしょうな。”山王”坂道くんの出番がとうとう来たようですよ!
 ■刃牙道:気の強靭さの巻:さあ、再び主人公・刃牙の出番が来たようですよ!
 ■BEASTERS:生命の味は重い鉛の巻。ルイ先輩の変化の謎のお話です。凄い展開!
 ■囚人リク:侮蔑の巻。今週はもう相当な数の”顔芸”炸裂で大変楽しめました。ヤバいす。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:帰ってきたメチャクチャマンの巻。今週もしつこいギャグが最高す。
 てな感じの週刊手年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は、【天雷】の”怪力”が一瞬炸裂するものの、すぐにまわしを切った鯉太郎のアッパー気味もろ手突きが【天雷】にクリーンヒットするというシーンで終わりましたが、今週はその続きです。どうも、先週の描写によると【天雷】は、鯉太郎と戦えることがうれしすぎて、若干気が緩んでいた的な心理状態だったようですが、まあ、このまま【天雷】がやられっぱなしで終わるはずもなく、今週はラストの大ゴマで描かれる、【天雷】の決意に満ちた表情が超カッコ良く、大興奮であります。
 まず、今週の開幕ページは、NHKアナの絶叫中継から始まります。
 「鮫島 下から諸手で突いた――!! 意表を突かれたか天雷! モロに入った! すかさず鮫島 追撃に入る! しかし 下がらない天雷!!」
 というわけで、2発目のもろ手突きも【天雷】にヒットしますが、動じない【天雷】の図です! 鯉太郎の腕はビリッビリッと痺れています。そして【天雷】の下半身はがっちり体勢を維持。そんな【天雷】に鯉太郎は嬉しそう!
 「ハハッ…詰まってんな…」そう思う鯉太郎の脳裏には、ギッチリと積み重ねられた石垣のイメージが浮かんでいます。コイツは頑丈というか難攻不落だぜ!? そんな土俵を見守るどんぐり渡部くんは言います。
「やはり鮫島君の体格で天雷君を相手に正面から行くってのは無理があるんだ…」
 ちょっと、どんぐり君、お前黙ってろ! もちろん、そんな我々読者の心情を代弁してくれるのは、親友、石川大器くんです!
 「バーーーーーカ… それでもいくさ……鮫島(アイツ)は…」
 さあ、土俵上では両者体勢を整え、鯉太郎はダン、としっかり腰を下ろし……おおっと! 張りの速射砲発射だ! パパパンと【天雷】に高速張り手が炸裂! しかし、その張りは【天雷】には軽いようです! やっぱり体格差はどうにも埋まらないのか? 鯉太郎は脳裏でこう考えています。
 「くっ…違う…もっと速く突く…そして速く引く……上体は起こして体重はしっかり下半身に乗せる……回せ…もっと速く…もっと…もっと…まだいける…まだ……まだ出せる…」
 そうです、これぞまさしく! 大器くんの必殺技ですよ! 
 「石川(アイツ)のように…もっと…もっと! 己を乗せろ」
 そんな鯉太郎の姿に、「俺の…相撲…」と大器くんはもう泣きそうです。わたしも泣きそうです! これはアレですね、北斗の拳的に言うと、ラオウと戦うケンシロウが、トキやレイの技を繰り出すあのシーン(JC14巻)が目に浮かびますなあ! この石川スペシャルが【天雷】に次々ヒットする様が、見開きで描かれ、NHKアナの絶叫中継が興奮を盛り上げます。
 「鮫島まさに息もつかせぬ猛攻!! 何も出来ない天雷 防戦一方!!」
 しかしそれでも【天雷】の上体が上がらず、鯉太郎の張りでは通用しないのか、とNHK中継は続きますが、大器くんとしては、そんな体格差で通じないなんて断固認めません。
 「ふざけんな…その突きは…その張りは…足りねー体で…幕内で…渡りあってきた……一級品だ…いけ…いけ!」そしてついに、【天雷】の上体が浮いてきましたよ! もちろん【天雷】は、くっ…と体を下げます。が、その瞬間こそ! 石川スペシャルのフィニッシュ技である「非情の一撃」を放つ時です! 土俵を見守る大器くんの「はなて!」とともに、鯉太郎渾身の「非情の一撃 feat.飛天翔SPECIAL」が大ゴマで炸裂だ―――!!! コイツか効いたか!? 絵的には、さすがの【天雷】も”飛んだ”表情です。
 恐らくはこの瞬間、【天雷】の脳は時間が引き延ばされ、スローモーションのように感じているのでしょう。飛びそうな意識の中で、天雷は思います。
 「痛感する…自分の浅はかさを…本当に鮫島(コイツ)は”今”しか見えていない…”今”しかない…」
 【天雷】は、もう今場所はこの取組以外はどうでもいいとか言っていました。でも、鯉太郎は”今”の一瞬一瞬だけしかないわけです。そして【天雷】は、次の大関は決まりだな、とか、次の横綱候補とか言われていたわけです。しかし、関脇として横綱【泡影】と対戦してきた【天雷】は感じていました。
 「評価とは裏腹に感じていた 絶対的な者の前で 圧倒的に足りない何か…泡影に触れどこか見えていた自らの底…俺は鮫島のように戦えていたのだろうか…鮫島のように底など気にする余裕もない覚悟で戦えていたのだろうか…俺は恵まれた体にあぐらをかいていたんじゃないのか…鮫島……やっぱりお前は……」
 ときて、デカい文字で続きます。
 「俺の憧れだ…
 この1ページブチ抜きの大コマで、ガシッと鯉太郎の右腕を両手でホールドする【天雷】が描かれます。もうなんというか、本当に胸に来ましたよ。男にあこがれを感じさせる鯉太郎のこれまでの激闘を思うと、本当に泣けてきますし、そしてそれを素直に吐露する【天雷】も泣かせますねえ! さあ、いよいよ、本当の意味で【天雷】の逆襲が始まりそうな気配です!
 「だから鮫島…俺もお前のように…本当の全てでいく…
 という【天雷】の、これまでで最高にカッコイイ決意の表情で今週は終了でありました。いやーーーこれはもう、来週から大変なことになりますよ、きっと。今週はこのラストの【天雷】の表情を、ぜひともチャンピオンを買って、その目で確認していただきたいと思います。鯉太郎的には超マズイ展開ですが、物語的にはとうとう【天雷】の真の意味での本気が見られるわけで、毎回書いているような気がしますが、もう今すぐ来週号が読みたい気分であります! ヤバいすねえ! はーーー興奮した……。というわけで、来週からの【天雷】の逆襲が超楽しみです!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 鯉太郎VS【天雷】はハッキョイから3週目でとうとう【天雷】の本気が発動しそうな超いいところまでが今週は描かれました。そして今週は、鯉太郎による飛天翔SPECIALも炸裂し、それを見て泣きそうになる大器くんの姿にわたしも泣きそうでした。来週からは【天雷】の逆襲が始まるはずですが、果たしてこの一番はどのような結末に至るのか、ちょっと想像がつきません。とにかく、勝負の行方よりも、鯉太郎の体の方が心配ですなあ……。もう既にまったく大丈夫じゃないもんなあ……。とにかく、情熱が残酷を超えるその時、わたしはきっと泣くのではないかということだけは確かなようです。しかし今週の大器くんの表情には、もうホントに胸に刺さるものがあったすね……。もういろいろヤバいす。以上。

↓ とりあえず土曜日、国技館でいろいろグッズを漁ってくる所存であります。こういうので、松鳳山関Verが欲しいのだが……売っているのだろうか……。 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、何週間か前に、ここでわたしは「9月場所のチケットが取れたぜ! わーい!」とか無邪気にはしゃいでいたわけですが、皆様ご存知の通り、現在熱戦が繰り広げられている大相撲平成29年9月場所はですね……まあ大変な数の休場者なわけです。白鵬関・鶴竜関・稀勢の里関の3人の横綱が休場、そして大関・高安関、元気な宇良関までもが休場と相成り、せっかく生で観られるぜ! と盛り上がっていたわたしとしては、実に残念です。なんか、怒りは別にわかないのですが……とにかく残念というか、マジでしょんぼりっす……。おまけに出場している横綱・日馬富士関も昨日4日目の段階で早くも2敗、カド番大関・照ノ冨士関も既に3敗、期待の関脇・御嶽海関も3敗、嘉風関は4敗と上位陣がかなり厳しい状況で、これまた何というか……しょんぼりです……せめてわたしが一番応援している前頭4枚目の松鳳山裕也君には、逆に優勝目指してチャンスを掴め!と日夜応援しているのですが、現状2勝2敗。どうか二けた勝利目指して戦っていただきたいと念じております……はあ……なんかなあ……せっかくチケット獲れたのになあ……かえすがえすも残念す……。
 それでは、テンション低めですが、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年42号概況です……。
 ■巻頭グラビア:今週は久松郁実嬢。ええ、素晴らしくお綺麗ですよ……。最高す……。
 ■弱虫ペダル:FINAL ROADの巻。泉田アブ一郎くんの仕事完遂……お疲れっす……。
 ■刃牙道:消えたねの巻。いよいよ刃牙が再挑戦みたいす……遅くね……? そして花山君は鎬紅葉先生の手術で一命はとりとめたようです。あー良かった……。
 ■BEASTERS:炎のオセロの巻。ルイ先輩が帰ってきたっす……極道として……。
 ■囚人リク:無駄の巻。ラストのコマは……変態剣崎最高す……。
 ■ヒマワリ:「クローバー」でお馴染みの平川先生による新連載。期待したいす……。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました……。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。今週はセンターカラーで大増23Pなので、是非ともチャンピオンを買っていただければと思います。カラー扉がとてもカッコイイですよ!
 先週は、とうとうハッキョイでバトルスタートとなった鯉太郎VS【天雷】戦ですが、序盤の立ち合いは鯉太郎のブチカマシが3連コンボでクリーンヒット、【天雷】が吹っ飛ぶ絵で終わりましたが、今週はつづいて4発目が炸裂しそうなところから開始です。NHKアナは興奮の実況ですが、【飛天翔】こと石川大樹君のカットインで「ボーーーーッとしてんじゃねえぞ天雷!!」という激が飛びます。
 えっ!? なんだよ【天雷】、お前、ボーッとしてたのかよ!? とわたしは若干びっくりしましたが、ともあれ、鯉太郎の4発目が炸裂します。が、【天雷】は「ガッ」と右腕一本で鯉太郎の頭を押さえ、止めにかかりました。しかしHNKアナの絶叫の通り「がっ 止まらないーーー!!」という状況で再び押しやられる【天雷】です! なにしてんの! 弾幕薄いよ! とブライトさんなら叫んだことでしょう!
 【天雷】は若干の驚きの表情(?)で、思います。
「あぁ…そうだな… また土俵でお前と会えた歓喜…いつの間にかそれに浸り気付かずゆるんでいた… 少しでもゆるさを見せれば一瞬で首を切られる…土俵はそういう場所だよな…お前はそういう奴だよな…なぁ…鮫島…」
 さあ、反省タイムはこれまでだぜ? 【天雷】の逆襲が始まるぞ! というわけで、めくった先は、見開き一枚絵で、右手一本で鯉太郎を振り払う【天雷】の図であります! カッコイイ! 首をひねりながら吹っ飛ぶ鯉太郎に、常も【白水】さんも大器君も、マジかよ的な表情です! そして吹っ飛ぶ鯉太郎に【天雷】が迫る! 大器君も思わず「くるぞ鮫島!!」と絶叫、鯉太郎もすかさず体制を戻して左手一本の強烈な張りをお見舞いだ!!!
 しかし! 止まらない! 鯉太郎の強烈な張りを受けたまま【天雷】前進だ――!! NHKアナも「あーーー!! 打った鮫島が逆に下がってる!! ここで体重差が露呈したか―――!!」と絶叫です! そして見守る常も、「ふざけろよ…280㎏の巨桜丸でさえぐらつかせる張りだぞ…それをまるで虫でもあたったかのように いくらなんでもそれは…」と唖然の表情です! まさしく、いともたやすく行われるえげつない行為!!
 そして今度はすかさず【天雷】が詰め、右のまわしを取りに行きます! 常も思わず「ダメだ…」と絶叫! 鯉太郎もそれはヤバいことは十分承知ですので、体を開いて組まれることを阻止します。「危ねえ…天雷にマワシを取らせちまったら終わりだ…」と常松も読者たるわたしの心境を代弁してくれていますが、ああ! なんと! 【天雷】の左の小指一本が、一枚まわしに引っかかっている! やばいやばいやばい! めくったその先のページは、一枚まわし&小指1本で、うりゃあああ! と鯉太郎をぶんなげる”怪力”【天雷】の図です!! こちらも見開き一枚絵で描かれた迫力の絵です! NHKアナも「天雷が強引に持って行った――!!」と叫びます!
 しかし! 鯉太郎はその強引な投げを、間一髪でまわしを切って耐えました! アッブねえ! 常は「た、助かった…指1本で…」と顔面蒼白、大器君は「なんつー馬鹿力だよ…」と冷や汗、虎城理事長は冷静な表情で見守り、そして、【王虎】さんは「引っぱられたか…天雷…」と好勝負に冷静な分析をします。そしてページをめくった先では、【天雷】は何かを感じ「ゾクッ」とします。そう、ここは【王虎】さんの解説を引用すると、「いや…引っぱり合いか…」というわけです。【天雷】だけじゃあなく、鯉太郎も、この勝負にニヤリとするほど、ギンギンに来てるわけです。
 NHKアナは再び絶叫です!「あ――――――――!! 鮫島またブチカマシの体勢に入る!!」
 そうです、鯉太郎は再び腰を低くし、ブチカマシの発射体制に入りました! それに対して【天雷】は「もう…効きはしない…」という判断。あかん! 【天雷】! お前、油断しちゃあだめに決まってんだろうが!!! そして今週最終ページは、そんな【天雷】にむけて、鯉太郎の低い位置から上へ撃ちだす形での、両手を突き上げるもろ手突き(?)がクリーンヒット、【天雷】の首から上が強烈なアッパーカットを喰らったかの如くゴッと上を向いてしまうの図で終了です。
 はーーーー……今週も興奮したわ……。つーかですね、ええっ!? 【天雷】って油断してたんすか!? そんな馬鹿な!? 油断というか、嬉しくてたまらなくて「ゆるんで」いたんすかね? まあ、【天雷】がこのまま、ある意味一方的にやられるはずはないし、単行本収録を考えると、先週の134話から、次の次の新刊(16)巻に収録されると思うので、まだ7話分はVS【天雷】戦が描けるはずなので、来週からの展開も楽しみにしたいと存じます。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は【天雷】の”怪力”が炸裂する展開になるかと思いきや、いまのところ鯉太郎優勢で進んでおり、鯉太郎の強力なアッパーが炸裂して【天雷】吹っ飛ぶの図で終わりました。しかしアレかな、来週の冒頭は、「あーーーっと! 天雷無傷! 効いてナーーーイ!!」で始まるのでしょうか!? はーーーヤバいすなあ……。何度も書いていますが、この【天雷】戦のあともまだ4番残っているわけで、鯉太郎の体も心配ですが、わたしの脳の血管も心配です……。大丈夫かな……まあ、とにかく鯉太郎最後の15日をその終わりまで、見届けたいと存じます。それではまた来週! 以上。

↓ しつこいですが載せておきます。リンクを踏む必要は全くないので、どうかどこかで買って、この作品を応援していただけないでしょうか! 最新(14)巻は泣ける常松回です!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今日は単行本の『鮫島』最新(14)巻も発売ですよ! 収録されるのは、今のところわたしが一番泣けた「常松回」でお馴染みの、【松明】VS【百雲】戦の結末まで、一気に収録されております。このお話は、横綱【泡影】を理解する上でも、【百雲】の感じた、気持ち悪さと圧倒的な心地よさが同居する違和感、は重要だと思いますので、普段はチャンピオンは買っていないという方は、せめて、単行本はちゃんと買っていただけないでしょうか! お願いします! それが最大の応援だと思いますので……。わたしはさっき電子版を買い、今日の帰りにでも紙単行本版を買う所存であります。

 表紙カバーがカッコイイですなあ! それでは今週こそさらっと終わらせようと存じます。
 では、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年41号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版もナシ、みたいです。
 ■聖闘士聖矢:久々連載復帰、とうとう幻の「蛇夫宮」(=蛇遣い座)が出現です!
 ■弱虫ペダル:産声の巻。とうとう泉田アブ一郎君の新筋肉が爆誕、その名も「ペテル」と「マーク」! これは日本全国のロードレースファン全員がキターと興奮したと思います。わたしもサガンとカヴェンディッシュの新旧世界王者キタ!と大興奮ですw ちなみにご存じない方に説明しておきますが、泉田君のフランク・アンディ・ファビアンの元となった選手はもう三人とも現役引退してます。そしてペテルは現世界王者のスプリンター(というよりクラッシックレーサーか?)であり、マークは、最近はあまり調子のよくない、けど本当に強かった元世界王者のスプリンターです。泉田君にふさわしいすね。
 ■刃牙道:一興の巻。もう武蔵編はそろそろ終わりでいいのでは……。
 ■BEASTERS:古代を飛び越せ子供たちの巻。レゴシ&ジャックの7歳当時のお話です。おおかみこどもと子犬のビジュアルが可愛くないわけがない!
 ■囚人リク:爆発の巻。計画は順調、ラストは変態剣崎登場でブハッと吹きました。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:聖剣の叫び声を聞けの巻。ホント最高に面白いす。
 ■少年ラケット:最終回。淋しいすねえ……ちなみに今週のチャンピオンは、他にも『サウエ』『虚ろう君』も最終回でした。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は、国技館の支度部屋での鯉太郎と【天雷】関のそれぞれの模様が描かれました。鯉太郎は朝から、四股に何やら「気持ち悪い」ものを感じており、横綱【泡影】関めいた何かなのか、と【丈影】関もチラリと登場、そして土俵に向かう鯉太郎に【王虎】さんらしい激励、とも取れるような余計な一言が投げかけられ、一方の【天雷】関の元には、石川くんこと【飛天翔】関が激励に訪れました。その後、いよいよ土俵に向かう二人に場内が盛り上がったところまでが描かれたわけですが、今週はもう、時間いっぱいからハッキョイ、そして最初のブチカマシまでが描かれます!
 まず、冒頭はNHKアナの興奮したトーンによる二人の紹介ですが、これは先週ラストとほぼ同じなので割愛します。が、絵としては、そんきょして柏手を打って対峙する二人が、見開きでかっこよく描かれております。わたしは、タブレットで、電子書籍で読んでおりますので、ここは是非、横向きにして一枚絵として観ていただきたい! これは電子書籍の特権ですよ。大変美しくカッコイイ!
 そしてNHKアナに話を振られた虎城理事長の解説が続きます。その背景には、客席で見守る椿ちゃん、そして石川&どんぐり渡部くんの同期コンビ、さらには支度部屋で髪を直してもらっているバーキこと【蒼希狼】の姿も見えます。そしてもちろん【王虎】さんも、空流のみんなも注目しています!
 「現在(番付的には)鮫島が天雷に挑むという形になっていると思うのですが この一番 どう見ますか虎城さん」
 「確かに目で計れるもので見れば 間違いなく天雷が上でしょう しかし今場所 鮫島は計れない部分で ここまで星を伸ばしてきたのも事実… 挑戦を受ける立場だと構えていられる余裕は天雷には無いほどに 今の鮫島には怖い勢いがある まぁ…天雷が未だ鮫島をライバルだと緊張感を持っているなら 崩れる隙はないでしょう 逆を言えばそれでもなお天雷を降すことがあるとすれば 鮫島の力は勢いという言葉では収まらないものとなっているのでしょうな… 私にとっても 注目の一番です…」
 そしていよいよ時間いっぱい! 両者ともに「さぁ…いくぞ…」と土俵上の緊張感は頂点に達します! そしてとうとうハッキョイ! です!!! ファーストアタック、鯉太郎のブチカマシが【天雷】の右胸にヒット! ここも見開きの大迫力な絵です! 電子書籍では継ぎ目なく一枚絵として観られるのがうれしいすね! しかし天雷はがっちり受け、口元は笑みさえ浮かべている様子! 左足を引いて、次の第2撃を迎え撃つべく【天雷】も前に出る! あーーっと! しかし鯉太郎は一瞬かがんで溜めた! そして2撃目もブチカマし、これもヒット! 【天雷】の体が浮いた! というか、やや立ち気味になったぞ!! そして! あーーっと! 第3撃が来る!!! 来たーーー!!! この3撃目も見開きで凄い迫力で描かれております! あーーっと! NHKアナも「鮫島一気に持って行った―――!!」と絶叫です! わたしも絶叫です! 
 はーーーヤバい、興奮しすぎてもう完全にキン肉マン的実況中継になってしまった……。というわけで、今週は立ち合いから鯉太郎の怒涛のブチカマシ3連発が炸裂し、【天雷】がかなり吹っ飛ぶ描写で幕でありました。はーーーホント血圧上がるわ……。
 まあ、このまま【天雷】がやられっぱなしのはずはないわけですが、果たして鯉太郎は横綱【泡影】ばりの、「先が見える」能力で【天雷】すらも凌駕する展開となるのか、まあ、例えそうなっても、【天雷】の怪力が発揮されることになるのはおそらく確実だと思いますので、来週も大興奮の展開が待っているのも確実でありましょう。はーーーーくそう、来週号が今すぐ読みたいっす!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は、立ち合いからハッキョイ、そして鯉太郎の連続3連撃コンボが【天雷】にヒットして、序盤優勢な状況までが描かれました。もちろん【天雷】がこのまま終わるはずもなく、先週、常が警告してくれたように、がっちりホールドされたらマズイ展開になるわけで、読み終わったそばからもう、来週号が読みたいという気持ちになること請け合いの第135話でありました。よし、今週は比較的さらっとまとめられたかな。それではまた来週! 以上。

↓ こちらは紙単行本版です。しつこいですが、どうかお願いします。単行本は買ってください! お近くの書店またはいつも使っているWeb書店にて絶賛発売中です! 下のamazonリンクを踏む必要は全くありません。単に書影を見せたいだけなので。

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今日は8月31日ということで、なんというかもう明日から9月かよ、という得も言われぬ虚脱感を感じつつも、今日のような月末日はやたらと仕事が多くて、申し訳ないんですが今週はさらっと終わらせるつもりでいます。――今のところは。
 では、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年40号概況です。
 ■巻頭グラビア:渡邉幸愛嬢。大変結構なお点前ですなあ。良いと存じます。
 ■弱虫ペダル:小さな約束の巻。手嶋さん!そりゃあそうなるでしょ?な展開です。
 ■刃牙道:その漢、花山の巻&嘘つきの巻。2本立てです。花山君がカッコ良すぎます!
 ■BEASTERS:残暑 各々に散らばりての巻。夏休みの終わるレゴシ君たちのそれぞれの夏の総括でありました。しかしルイ先輩はもう戻ってこないのでしょうか……心配す。
 ■囚人リク:蘇生の巻。リクは無事生還。あー良かった。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:仁義なきオータムデンジャラの巻。今週も一番笑いました。最高す。
 ■少年ラケット:輝きのその先への巻。うぉおい!来週最終回か……淋しいす。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は、いよいよ迫るVS【天雷】戦を前に、どうも鯉太郎の体?精神?になにやらいつもと違う違和感らしきものが現れたというお話と、【王虎】さんの、「相撲に選ばれた者」だけが横綱【泡影】との戦いに挑めるんだ的な深い解説で終わりました。今週は、すでに国技館の支度部屋に入っている鯉太郎が、四股を踏んでいる情景から始まります。
 朝稽古のときから、やたらと四股を踏む鯉太郎に、常がずっと四股ばかり踏んでどうかしましたか?と鯉太郎に声をかけます。鯉太郎は、自分でもわからないけど……的な表情で、常にこう答えました。
「今朝稽古場で四股踏んだ時 スゲー違和感があってな…感覚的に…何つーか……気持ち悪いって言うか…」 この「気持ち悪い」を太文字にしたのは、わたしが強調したかったからで、本文では普通に書かれています。しかし、四股を踏んで気持ち悪い? だと? と我々読者も思うでしょうし、その後ろにいた、一人の力士もその言葉に、な、なんだって!? という顔で反応します。そう、それは比嘉ライアン君こと【丈影】関です。
 【丈影】関と言えば、横綱【泡影】関の同門・同期で常に横綱を一番そばで見てきた男です。彼の脳裏には、その横綱【泡影】との会話が蘇ります。
 丈「どうしたんですか…最近稽古場で四股しか踏んでないですよね…」
 泡「あの気持ち悪さが…薄く…なってきている…」
 丈「………?」
 てなことが過去にあったようです。これがどのぐらいの過去か良くわかりませんが、自分には意味不明だった「気持ち悪さ」を鯉太郎も感じているのだとしたら――!? 常と鯉太郎のやり取りを聞いてハッとした【丈影】関ですが、鯉太郎が常に、今日はやっぱり寝すぎたんだろ、今はいつも通りしっくり来てる、という話をしているのを聞いて、「まさか……な……」と、とりあえず気のせいだろうと片づけたようです。まあ、気のせいじゃないんですけどね、たぶん!
 そして場面は一方の【天雷】のいる東の支度部屋へ移ります。どうやら今日は鯉太郎は西の支度部屋のようですね。で、【天雷】は当然気合十分で、お付きの若い衆も、さすがに今日はピリついてんな、いつもはニコニコ談笑してるのに、それだけ鮫島線は特別ってことだろ、と分かりやすい解説を入れてくれます。そんな、集中して近寄るなオーラを発散している【天雷】関の元に、でかい声で「オイ! コラ! 天雷!」と話しかける男が! 我らが石川大器くん aka【飛天翔】関です!ここでの二人の会話は、なんというか、とてもイイので引用しましょう。
「らしくねーな…まさかビビッてんじゃねーだろーな」
「……ナーバスにもなるさ…ずっと待ってたからな…鮫島との取組を…だから今…気が急いて空回りしそうになるのを必死で抑えてる…悔しかったよ…お前ら2人の取組を見てて…今場所の覚えてるか…? お前が初日 鮫島との取組終わりに叫んだ言葉…」
 (出来るか オメーらに!! 出来るか ここまで 勝てるか 俺らに!! のあのシーン)
「きっと今日はお前が 悔しがる…」
「へっ! 心配ねーみてーだな」
「心配してたのか?」
「同期だからな…当たり前だろ…」
「ハハッ お前はいい奴だな山本…」
「石川だ」
 まったく、大器はイイ奴ですなあ!! 分かってるくせに名前を間違えられると、分かっていてもカチンときますね。とまあ、こんなお約束で締めた二人の会話が終わり、いよいよ出番、二人とも土俵に向かいます、が、なんとここで! 土俵に向かおうとする鯉太郎に、あのお方から声がかかりましたよ! あのお方って誰? なんて聞かないでください! 【王虎】さんに決まってるじゃあないですか!
「オイ…くだらない仲良しこよしを 見せるんじゃねーぞ」
 うお!カッコイイすねえ! そして鯉の答えももちろんこう来ます。その表情は悪タレフェイスですよ!
「俺がそんなもん土俵に持ち込むと思うか…? 王虎(テメー)は黙って見てろ…」
 いいすねえ! そして鯉&【天雷】の入場です! NHKアナの解説もかなり血圧が上がっている様子です。相当テンションが上がってますなあ!
「未だ負けなし10連勝! 小兵と言っていいその体で真っ向から強敵を打ち破ってきた その魂の相撲は見る者の心を掴みます! 前頭14枚目 鮫島!!」
「しかし今日の相手は一筋縄ではいきません! ここまでまだ1敗と優勝圏内! 角界一の怪力で間違いなく次の大関はこの力士でしょう! 関脇 天雷!!」
「この大きな山を越えられるか鮫島!! 鮫島の勢いを止めるか天雷!!」
 というわけで、入場コールされた二人の顔アップで今週は終了でありました。これはもう、この場の興奮が伝わってきたかの如く、読んでいるわたしも大興奮です! ヤバいすねえ! つか、意外とさっさとハッキョイまで来ちゃいそうな展開ですね。もっと体の状態のこととか、椿ちゃんの想いとかが描かれると思ってましたが、やはり【天雷】戦には、そういう余計?な要素は必要なし、ただただぶつかるのみ、ってことなんでしょうか。実際アリだと思います。いやー、しかしどうなるんだろうなあ……ホント楽しみですなあ! どうやら、覚醒しつつある鯉太郎、そして万感の思いを込めて全力で当たる天雷。こいつはもう、感動なのか、嬉しくてなのか良くわかりませんが、場合によってはわたしは泣く可能性すらありますね。【天雷】との一番が終わってもまだ残り4番あるわけで、まだ泣くところじゃあないと思いますが、マジでヤバいす!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は、意外と早い展開で、もう鯉太郎と【天雷】が土俵に上がるところまで一気に描かれました。しかし、【天雷】の元にやってきた石川くんといい、鯉太郎に余計な一言をかける【王虎】さんといい、大変素晴らしいですな。そして【丈影】関の感じた、鯉太郎と横綱の奇妙な一致点。これは、とうとう鯉太郎が相撲を振り向かせ、相撲に選ばれし者に進化しつつあるという前兆なのでしょうか。はーーーホント今週も無駄に興奮してサーセンした! 以上。

↓ 9月場所の番付が発表されました! 我が愛しの【松鳳山】裕也くんは東の4枚目だそうです。結構枚数があがったね! やったぜ!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週で大相撲7月場所もLe Tour de Franceも終了してしまい、わたしの夏は早くも終了でクソ暑い毎日を消化するだけの抜け殻なのですが、最近わたしは、毎日「カルピス」を愛飲しております。先日スーパーで、いわゆる「原液」を見かけ、そういや自分で原液を買ったことなんてなかったかも、と思い、ふと買ってみてさっそく作ってみたところ、こ、これはやっぱり……んまーーーい! と大変気に入りました。会社の近くだと税込で330円ぐらいと意外と高く、家の近所だと250円ぐらいとかなり差があるようで、わざわざ家の近所で買って会社にも常備しました。夏はやっぱりカルピスですなあ! となつかしさに浸っております。
 とまあ戯言はさておき、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年35号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版だと乃木坂の斎藤飛鳥嬢だそうです。
 ■弱虫ペダル:平坦道の果ての巻。平坦屋終了は意外とあっさりしてました。京伏はどうしちゃったんでしたっけ? さらに先に行ってるかと思ってた……
 ■刃牙道:義と剣の巻。まさか花山君まで!? なんかゴールが見えない……。
 ■BEASTERS:温い汗に固められての巻。レゴシ君朝帰りでざわつくみんなの巻です。
 ■囚人リク:動力の巻。おおリク…良い顔だ…とは田中のおっさんの弁ですw
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:ミッドナイト・テンションの巻。ロナルドさんが原稿を書き終えて超ハイになって暴れるお話。相当笑えて面白い。とにかくボケがしつこくて最高です。
 ■出撃☆昆虫武将チョウソカベ:新連載。虫に転生って……面白くなるか様子見す。
 ■音速ノロノ:読み切りギャグ。素晴らしいセンスとお見受けしました。おもろいす。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。今週は新連載や読み切りなどもあり、ギャグマンガ勢もキレがあって大変面白かったと存じます。

 さてと。それでは、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は”怪力”【天雷】VS”ビクトリースター”【白鯨力】の一番に決着がつき、【天雷】の怪力が【白鯨力】の必殺技ガブリ寄りを制して勝利、というところまで描かれました。今週は、花道を引き上げる【天雷】と我らが鯉太郎が泣かせる”再会”を祝してがっちり握手、そして支度部屋ではこの日も勝った横綱【泡影】の様子をモニターで観ていた【百雲】が、仮面ライダー王蛇ばりに「チッ……イラつくんだよ……」的な悪役フェイスをかます様子と、それを観ていた【王虎】さんがちょっとチャチャを入れて、一触即発の険悪ムードになる、で終了でした。
 あれっ!? いっけねえ!全部説明し終わっちゃった!
 では、ポイントを3つに絞ってもう少しだけ付け加えておきます。
 1)しょんぼりうなだれて花道を下がる【白鯨力】
 というわけで負けた【白鯨力】関はしょんぼりなわけですが、観客席のちびっこ(親方の息子?)からは「コラァ!! 頭上げろー!! 一度負けてもパワーアップして次は勝つんだ!! それがスーパーヒーローだろ!!」と檄が飛び、花道奥で控える尾多留部屋親方も、「大丈夫です! 君はまだまだ強くなる! 次こそ真正面から天雷(カレ)を倒しましょう!」と思っており、それらの励みをもらって、【白鯨力】関は再び「マッ」と前を向くのでありました。【白鯨力】関よ、君は良い部屋に巡り合えて良かったね。そして尾多留部屋親方は、なんか、”デコッパチ”でお馴染みのカマーン【岩ノ藤】関に若干キャラが似てますね。
 2)【天雷】meets 鯉太郎! 約束の時は来た!!!
 引き上げる【天雷】に付け人たちがお疲れさんです、と浴衣を羽織らせますが、ふと前を見るとそこにはーーー『バチバチ』5巻で描かれた教習所での出会い、そして7巻で描かれた序の口時代のあの一番が【天雷】の脳裏を駆け巡ります。まだ「村神」と名乗っていた、まだ何もわかっちゃいなかったあの日のことが!! そうです。目の前には鯉太郎が待っていました!! きっと毎日顔を合わせているはずなのに、なんなんすかこの「再会」は。そしてなんでこんなにグッとくるんすかもう!二人の会話はもう大感動ですよ。
 天「やっとだな」
 鯉「あぁ…」
 天「見てたか…?」
 鯉「あぁ…やっぱお前は 強い…」
 天「約束しただろ…俺は万全で待つと…お前はどうだ…」
 鯉「あぁ…強ーぞ…今の俺は……振り切ってる…」
 天「(待ったかいがあった…闘い続けたかいがあった…やっと…やっと その時期が来た…)次を考える気は…余裕は…俺にはもうない…もう…今場所は…明日以外はどうでもいい…俺の全てでお前を倒す…お前も全てで倒しに来い…」
 鯉「あぁ…何も…何も残す気はない…最高の…一番にしよう…」
 天「あぁ」
 というわけで、鯉太郎の11日目の相手は【天雷】で確定です!!! やったーーーー!!!
 そしてこのシーンは9ページにわたって描かれているわけですが、今週は絶対にチャンピオンを買って、二人の表情を味わってください!! もうですね、何とも言えない最高の表情ですよ。とくに、鯉太郎の「強ーぞ、今の俺は、振り切ってる」の闘志あふれる表情はおっそろしくカッコいいですし、【天雷】の待ち続けてきた勝負が実現することへの喜び溢れる表情も素晴らしいと思います! いやあ、もうホント最高ですね!
 3)イラつく【百雲】と余裕の【王虎】さんの一触即発ムード
 一方そのころ、支度部屋のモニターで横綱【泡影】が65連勝(※相手は不明。誰なんだ?”牛鬼”さんこと【明王山】であることが125話の冒頭に描かれてました。ご指摘有り難うございます!)したシーンを観ていた【百雲】はイラついているわけですが、そこに風呂上り?と思われる大関【王虎】さんがやってきました。またこの【王虎】さんが余裕というか、そんなこと言わなくても……とハラハラするような、完全にケンカを売っているとしか思えない言動をかまします。
 王「フッ…まだいたのか…熱心なことだな…まるで手の届かないものに憧れる 子供のようだなテメーは…」
 百「テメーも…潰してやるよ…」
 王「そりゃあ楽しみだ…」
 【王虎】さん! まわりの付け人たちが完全ドン引きですよ! この二人の表情も、素晴らしいすね。ブッチ切れて爆発寸前の【百雲】、余裕の笑みの【王虎】さん。コイツはヤバいす! これはもうタダじゃあ済まない展開ですよ。
 とまあ、今週はここで終了なわけで、11日目の取組はもう大変熱くなることは確定的に明らかですね。しかし問題は、【天雷】戦の後の12日目から15日目の4番、一体鯉太郎は誰と戦うのか、が大問題なわけですが、要するに、
 【泡影】:まあ確実に戦うはず、でしょう。千秋楽かどうかは分かりませんが。
 【王虎】:100%確実に戦うはず、ですわな。ヤバいす。
 【猛虎】:きっと確実に戦うはず。素人時代の鯉太郎に負けた借りを返す必要アリ。
 と、3番はおそらくは確定しているわけですが、じゃあ、あと一人は誰なのよ問題が残ります。まだ鯉太郎と戦っていない候補者は……
 【新キャラ】:いきなりあり得るかなあ??
 【天鳳】:大関。通称”角界の怪鳥”。でも、白水兄貴との戦いで十分描かれたので、まだ彼について描くことが残っているかどうか……。
 【明王山】:関脇。通称”牛鬼”さん。でも、『鮫島』第1話で戦ったので、まだ彼について描くことが残ってるかどうか……。いや、でも大関陥落後の激闘編とかはアリかも?
 【百雲】:関脇。元”角界の良心”。でも、【王虎】さんにやられて廃人化する可能性大。大丈夫かなあ……。
 【白鯨力】:小結。通称”ビクトリースター”。うーん、彼はないか……。
 【飛天勇】:前頭4枚目。”石川の兄貴”としておなじみ。そういや闘ってない。が、番付的に今さら感はある。
 というわけで、さっぱりわたしは予想がつきません。強いて挙げるなら”牛鬼”さんかなあ……。はあ……しかしまあ、年内決着はないすね。あと1年以上は連載が続いてもおかしくないですな。わたしとしてはまだまだ楽しみたいので、長くなっても一向に構いません。しかし、まずは11日目、VS【天雷】戦が確定して大変うれしいです。大変な戦いになるのは確実でしょうな。超楽しみです!!!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇 で確定!!! やった!!
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 

 というわけで、結論。
 今週はとうとう、11日目の鯉太郎の相手は【天雷】であることが確定いたしました! やったーーー!! そして同じ11日目の【王虎】さんVS【百雲】も大変な取組になるのは確実でありましょう。これはもう楽しみすぎますなあ! 単行本収録を考えると、ハッキョイまであと2~3週はあるわけで、そろそろ鯉太郎と椿ちゃんの関係進展な展開も入ってくるんすかねえ……場合によっては、ボロボロな鯉太郎の元に、吽形さんがやって来るのもアリかもしれないすねえ……どうなるかわかりませんが、とりあえず来週は何が描かれるか、ワクワクドキドキしながら待ちたいと存じます。以上。


↓おっと、意外とネット通販はそれほど安くないな……やっぱり近所のスーパー最強説!
カルピス 希釈タイプ(470mL)【カルピス】[ジュース 乳酸飲料]
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 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、現在わたしは毎日帰りの電車内で大相撲七月場所の結果をチェックし、その結果にマジかよ、とか、よーし、頑張ったな!とか、一喜一憂し、そして帰ってからは、今年はスタートからゴールまでの完全生中継を実施しているJ-SPORTSでLe Tour de Franceの熱戦を観ているわけで、大変暑い夏を過ごしております。昨日のLe Tour第17ステージでは、わたしの大好きなContador選手が魂のこもったアタックを中盤でブチカマシ、もう大興奮だったのですが、さすがに逃げ切れるものではなく、集団に吸収されるその瞬間まで、全身から漲るガッツになんか感動しちゃったステージでありました。しかしポイント賞争いが面白くなってきやがったぜ、と思ったのもつかの間、Kittel選手のリタイアは本当に残念でありました……。そして、昨日の大相撲11日目では、これまたわたしの応援している黒ブタくんこと松鳳山裕也くんが勝って6勝5敗と勝ち星先行、勝ち越しなるかどうか、非常にギリギリの厳しい戦いを続けております。裕也よ、あと4日、全勝する勢いで頑張っておくれ!
 とまあ、戯言はさておき、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年34号概況です。
 ■巻頭グラビア:モー娘’17の牧野真莉愛嬢。大変可愛いす。電子でも掲載アリです。
 ■弱虫ペダル:銅橋正清のインターハイの巻。タイトル通りです。平坦屋ラストへ!
 ■刃牙道:純粋力比べの巻。タイトル通りです。やっぱり花山君はカッコイイ!
 ■BEASTERS:オートマチック青年の巻。レゴシ君初ラブホでやばしの巻でしたv
 ■囚人リク:決意の巻。今週は顔芸ナシ。実に普通な展開でした。
 ■Gメン:新記録の巻。梅主役回2話目。暗雲の予感……という展開です。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。うーん、まあ平常運転すね。

 さてと。それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 先週は【白鯨力】VS【天雷】の戦いで、【白鯨力】の必殺技、”ビクトリーアタック” こと「ガブり寄り」が猛烈に炸裂するも、”怪力”【天雷】が真正面から受け止め、押し返すところまでが描かれました。「力の天雷」……仮面ライダー2号的でカッコイイですなあ!
 で、今週はその続きなのですが、今週はNHKアナの絶叫実況から始まります。
「白鯨力の寄りを押し返す天雷ーーー!! 何という懐の深さ! 何という馬力!! 角界一とも言われる怪力ここにあり!!」なんかアマゾンライダーの歌みたいすw アナの実況は続きます。「ジワジワと後退する白鯨力! やはり天雷相手に真正面から勝負を挑むのは無謀だったか…」
 そんな土俵上の二人の力比べに、虎城理事長は若干嬉し気につぶやきます。
「フン…見かけによらず 意地っ張りな奴だ…横に振ろうともせず 下がった道を押し返す…力勝負は譲れない領分という訳か…」さすが理事長、わかっていらっしゃる!
 今、状況としては、土俵中央付近で二人はがっぷり四つで膠着状態。正確に言うと、がっぷり四つではなく、【白鯨力】は左下手で天雷のまわしを握り、右手は天雷の左わきにねじ込んでおっつける形。そして【天雷】は、もろ差しというより【白鯨力】の両腕をがっちり極めている体勢。そして力比べは【天雷】やや有利でジリジリと【白鯨力】を押し戻しているーーという状況です。そしてどうやら【白鯨力】のスタミナが切れたか、腰が落ちそうになってきました! まさか「変身」にはカラータイマー的な時間制限があったのか!? この推移に尾多留部屋親方も、完全に【白鯨力】の型に入っていたのに、関脇クラスの力士にはさすがにすんなりとは勝たせてもらえないか、大丈夫、この負けを糧に、また鍛え直しましょう、と既に負けを意識。NHKアナもこれは勝負あったか―――!? と絶叫です。そんな、もうチョイみんな信じてあげようよ!
 そんな状況の中、【白鯨力】だけが自らのこれまでの稽古を信じ、負けるなんて思っていません! そりゃそうだ! というわけで、最後の力を振り絞って鬼の表情で、ファイナルガブリアタックが見開きの迫力ある絵で炸裂です!!! 「ドドドドド」とガブリ寄りの炸裂する様は、先週わたしは「絵」で表現するのは難しい技と書きましたが、今週のこの見開きは非常にその勢いと動きが伝わる渾身のガブリアタックです! NHKアナも「あーーーーー!! 突如として白鯨力が 息を吹き返した―――!!」と絶叫、負けを覚悟していた尾多留部屋親方も「君の真っ直ぐさには…いつも驚かされる」と感動の様子。だから信じてって言ったでしょうが!
 しかし【天雷】もやられっぱなしではありません。「おぉおぉ」と咆哮一閃、ここも力で押し返す!! それでも止まらない【白鯨力】のファイナルガブリ! 一気に【天雷】を土俵際まで追い詰めます! しかし! 天雷の脳裏にはかつて鯉太郎と戦うはずだったあの日の約束が脳裏をよぎります。あの日、【天雷】は鯉太郎にこう言いました。
 「今回はまだ時期じゃなかったってことだろ…待つさ…その時が来るまで…いつでも…万全の状態で…今の俺は…強いぞ…鮫島…」そうです! その時は今ですよ! そして今の自分が強いことを証明する義務があるんすよ、そうだろ【天雷】!
 ―――というわけで、勝負はつきました。【天雷】は強力に【白鯨力】の両腕をがっちり極めて抱えたまま、そのまま土俵に捻じ伏せ、膝を付かせました! この決まり手はなんていうんだろうな……サーセン、ちょっとわかんねえす。「極め倒し」? でしょうか??
 NHKアナ絶叫中継は続きます。「つっ…潰した―――!! 勝ったのは天雷―――!! 白鯨力の強烈なガブリ寄りをまさに力でねじ伏せた怪力天雷――!!」場内は大歓声。尾多留部屋親方も息子?も壮絶な戦いに口あんぐりです。そして【天雷】はフーーーと一息ついて、【白鯨力】に声をかけます。これがまたカッコいい!
「強かったよ…おかげで俺も強いと胸を張れる 万全の状態で 明日を迎えられる…ありがとう…ビクトリースター」
 はーーーー……興奮したわ……【天雷】は強い! ……そして「明日」の取組が、もう鯉太郎で確定だと思っていいんだよね? 大丈夫ですよね!? 頼む、大丈夫だって言ってくれ! つかもう、これでどうやら11日目の鯉太郎VS【天雷】は確定とわたしは信じます! やったーーーーー!!!
 ヤバいすねえ! 鯉太郎VS【天雷】……こいつはヤバすぎる! そして楽しみすぎる! 嬉しいなあ! いやあ、今日はもうこれだけで一日元気でいられるわ……はーーー良かった……でも、ここまで浮かれさせておいて、「何か」が起きたら、もうわたし、マジで寝込むかもしれません。佐藤先生、ホント、マジでそこんとこよろしくお願いいたします!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇!!だと思いたい!!
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週は【白鯨力】VS【天雷】の決着がつきました。勝ったのは【天雷】。鯉太郎へ約束した「その時」がいよいよ来た! ような気がします! そして今の【天雷】が強い! ことも良くわかりました。これはもう、翌11日目は鯉VS【天雷】で確定! と宣言したいところですが……正式発表はまだ来週以降に持ち越しですので、わたしはもう完全に確定だと信じていますが、まさかのうっちゃりが炸裂しないという保証はありませんので、賢明なる方々は、くれぐれもわたしのように浮かれない方が良いかと存じます。はーーーヤバイ。鯉VS【天雷】……こいつはもう想像するだけで興奮しますなあ! そしてこのペースで行くと、わたしは鯉VS【王虎】さんが決まったらもうとんでもない大興奮で逝っちまうんじゃねえかと自分が心配です。年内にそこまで行くかなあ……どうでしょうねえ……いずれにせよ、単行本収録を考えると鯉VS【天雷】のハッキョイまであと4週は空くような気がしますね。ああ、どうかVS天雷戦が実現しますように……以上。

↓ 昨日横綱【白鵬】関を破った新関脇【御嶽海】関ですが、やっぱり強くて人気のある力士はこういうグッズも売っててうらやましいなあ……松鳳山裕也君の応援タオルが売ってたら絶対買うのに……。はっ!? そうか、作っちゃえばいいのか!? 自作しようかなあ……。

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、毎日熱戦が繰り広げられている大相撲七月場所(名古屋場所)ですが、初日から波乱が起きており、昨日の4日目終了時点で、横綱【稀勢の里】関と【日馬富士】関はともには2勝2敗、【鶴竜】関に至っては休場となってしまいました。おまけに大関陣も【照ノ富士】関が1勝3敗、【豪栄道】関は2勝2敗、そして新大関【高安】関も3勝1敗となっており、唯一、横綱【白鵬】関だけが4勝0敗と全勝を維持しております。元大関で現在小結の【琴奨菊】関も0勝4敗、新関脇の【御嶽海】関も2勝2敗と苦しい立ち上がりです。【白鵬】関の通算勝利数最高記録達成はもう間違いないところですが、ここまで上位陣が崩れると、なんか……なぁ……。そしてわたしが一番応援している黒豚くんこと【松鳳山】関は、2連勝のあと2敗となり、正直いいのか悪いのかさっぱりわかりません。わたしとしては、【松鳳山】関の次に応援している【錦木】関が、今場所は幕内に復帰して(先場所、十両に落ちちゃった、けどすぐ復帰)、現在4勝0敗と元気にしているのが大変うれしい感じです。松鳳山裕也よ、どうか勝ち越して、また番付を上げておくれ! でないと君もまた十両落ちが近づいてしまうぞ! 応援してるぜ! 
 そして! しつこいですが、この『鮫島』ニュースを読んでいる方は、先週発売の最新刊(13)巻は絶対に買いでお願いします! せめて単行本は買ってください! わたしは紙と電子の両方を買いました!

 それでは、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年33号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版は欅坂の渡邉理沙嬢だそうです。
 ■弱虫ペダル:先輩の役割の巻。いよいよ平坦屋の最後の仕上げ間近。泣ける展開です。
 ■刃牙道:花山流の気遣いの巻。あれっ!? 花山君までも!? もう……なんかなあ……。
 ■BEASTERS:味が濃い夜に僕ら2匹の巻。あれっ!? ま、まさかルイ先輩が……!!?
 ■囚人リク:慈愛の巻。今週はすさまじい絵が続出で笑うしか……。ご母堂様ッ!!!
 ■Gメン:ヒロキの巻。おおっと、今度は梅が主役回のようですよ。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。今週もまあ通常運転すね。

 さてと。それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 先週は【白鯨力】の過去話から、いよいよVS【天雷】戦のハッキョイまでが描かれました。【天雷】としては、オモシロイ奴だけど負けるわけにはいかないな、と気合十分。かつて【闘海丸】君に不覚をとった時とは違い、しっかり目の前の相手に集中しておりますので、大丈夫だと信じたいところですが……果たしてどうなるでしょうか。
 まずはNHKアナが虎城理事長に、この勝負のポイントはどこでしょう、と話を振ります。虎城理事長曰く、「どちらも小細工するタイプではないですからな…力勝負になることは間違いないでしょう 一気に持って行ければ突進力で勝る白鯨力 受け止められれば懐の深い天雷」と、観ているようです。
 そしていよいよハッキョイ!! 見開きで【白鯨力】が【天雷】の胸板にキッツイブチカマシを炸裂させる様が描かれます! カキ文字は「ボゴン」とすさまじい勢い!思わずNHKアナも「強烈―――!! 有り得ない衝突音とともに 天雷の巨体が吹き飛ぶ―――!!」と立ち合いからもう大興奮の様子。そのまま詰める【白鯨力】に、尾多留親方も「よし…もらいました!」と内心ニヤリ。そして【白鯨力】は左前まわしをしっかりホールド、右は【天雷】の脇へしっかり差し、「白鯨力得意の型に入った―――!!」と興奮の実況が続きます。そのまま突進する【白鯨力】に、「速い!速い!速い!一気に前に出た―――!!」とNHKアナの血圧は上がる一方です!
 しかし!! 俺たちの【天雷】さんの二つ名「怪力」は伊達じゃないぜ!! 前まわしを取る【白鯨力】の左手をガッと抱え込み、右足にグッと力を入れる【天雷】。そしてめくったページの先では、「ズン」と【白鯨力】の突進を止める、【天雷】のバックショットが1ページブチ抜きで描かれます! カッコイイ!! これにはNHKアナの血圧はさらに上昇せざるを得ません!
「とっ…止めた―――――!! 真正面から白鯨力の突進を受け止めた―――!!」
 これが俺たちの”怪力”【天雷】さんですよ! そして「おぉぉおおぉぉお」という雄たけびをあげて、極め気味に一気に「吊り上げに行く―――!! まさに怪力 天雷ーーーー!!」と続きます。この吊り上げの様も、1ページブチ抜きの迫力ある絵になっています!
 しかし【白鯨力】も、そのままではありません。何とか堪えて必死に踏ん張る【白鯨力】に、観客席の親方の息子(?)から声がかかります。
「今だ!行け!! ビクトリ~~~~~~~~~アターーーーック!!!」
 解説しよう!【白鯨力】の必殺技「ビクトリーアタック」とは! なんと! すさまじいガブり寄りなのだ!! しかしまあ、これがなんというか……いわゆる「ガブり寄り」は、その「動作」として特徴的なわけで、相撲ファンならすぐに【琴奨菊】関が頭に浮かぶと思いますが、漫画的には「絵」として表現するのはすごく難しいわけです。これはまた佐藤先生、漫画的に難しい技を選びましたなあ。なので、表現としては「ガブったーー!! ガブるガブる ガブるガブる 白鯨力猛烈にガブる――!! 天雷必死に堪える!! しかし止まらないガブりーー!! ガブる ガブる ガブるガブる ガブるガブる ガブる ガブ…」というように、NHKアナの実況で表現せざるを得ないというか……まあ、分かっている我々にはその様子は想像できるので、これはこれでアリすかね。わたし的にも大興奮の【白鯨力】のガブリです。【白鯨力】はまさしく【琴奨菊】関だったんすね。
 そして今週は、その猛烈なガブりを【天雷】が「ぐんっ」と止めて押し返すところで終了です。NHKアナ今週最後の絶叫は「おっ…押し返した―――!! 力の天雷――――!!」でありました。
 いいすねえ……「力の天雷」。カッコイイですなあ! しかしですね……【天雷】はかつて【闘海丸】君を土俵際まで追い込みながら、うっちゃりでの逆転を許してしまったわけで(『Burst』(8)(9)巻を読もう!)、この勝負の行方も最後まで分からないすねえ……。我々ファンとしては、まずは【白鯨力】を撃破して、次は鯉太郎との戦いに挑んでいただきたいですなあ。佐藤先生、そこんところ、くれぐれもよろしくお願いしたいと存じます!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:???【天雷】or【白鯨力】どちらか
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 9日目現在8勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週は【天雷】VS【白鯨力】の立ち合いから、【白鯨力】の必殺技「ガブり寄り」が炸裂するも、なんとかそれを押し止めた【天雷】の”怪力”ぶりが描かれました。この勝負の行方は、まだわからないすねえ……どっちが勝つんだ!? まあ、正直どちらが勝ってもいいと言えばいいんですが、それでも、鯉太郎の次の相手は【天雷】であってほしいす……。あ、そういえばふと思い出しましたが、今週の週刊少年ジャンプの『火ノ丸相撲』では、主人公の潮くんが我々『鮫島』ファンにはお馴染みの「仏壇返し」で優勝を決めるを最強ライバルに放たれるも、右下手投げで投げ返す(でいいのかな?)という熱い展開で大興奮しましたね。わたしは10代20代の頃はテレビで相撲を見ても「何がおもしれえんだこれ?」とか思っていたアホなガキでしたが、いやあ、相撲は本物も漫画もやっぱり面白いすねえ! 無差別級ってすごいよなあ……。
 まあとにかく、来週かその次ぐらいには、鯉太郎の次の相手が判明してほしいと思います。頼むから【天雷】であってくれ……どうかお願いです……以上。

↓ こちらも漣頼開始からずっと応援してます。やっぱり面白いす。最新刊は(15)巻かな?

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、現在毎日熱戦が繰り広げられているLe Tour de Franceなんですが、おとといの第4ステージで、ゴール前のスプリントで大変なことが発生し、なんと人気者の世界王者Peter Sagan選手が進路妨害(?)でまさかの失格→レースから退場→6年連続マイヨ・ヴェールは夢と消え、さらに、コースをふさがれたMark Cavendish選手も大転倒→鎖骨骨折&指も骨折→レースから退場→ツール最多勝利は夢と消えました。先週、わたしが見どころとして指摘したポイントがあっさり無くなってしまったわけで、わたしとしては大変残念であります。わたしは、ズバリTVつけっぱなしで寝落ちしていたのですが、その直前の集団落車でハタと目が覚め、うおお、マジかよ、と思っていたらゴール前でも大転倒となり、本当にびっくりしました。
 そして昨日、今回初の山岳となる第5ステージでもまた動きがありました。期待のQuintana選手は、最強の兄貴Valverde選手を初日の雨のTTでの転倒→足首骨折→ツールから退場、ということで援軍をなくしてしまい、昨日の第5ステージではまるっきり活躍せず終え、わたしが応援するContador選手も精彩を欠き、結果として、昨日の第5ステージで大本命Froome選手が早くもマイヨ・ジョーヌをゲットしてしまいました。わたしとしては、なんか……終わった……と言う気がしますが、これから何らかの波乱な展開も当然ありうるわけで、まあ、一応毎日見届けようと存じます。
 そして! この『鮫島』ニュースを読んでいる方は、明日発売の最新刊(13)巻は絶対に買いでお願いします! 連載が続くためにも、せめて単行本は買ってください! わたしは応援のために紙と電子の両方を買います!



 それでは、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年32号概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙の雑誌版は欅坂の平手友梨奈嬢だそうです。
 ■弱虫ペダル:支え合うチーム!!の巻。いよいよ鏑木君のラストへ向け平坦屋の意地炸裂のようですね。ホント使えない一年生でしたが、やっと見せ場が来ます!
 ■刃牙道:肉の宮の巻。えーっと……この展開、前にもあったような……。
 ■BEASTERS:犬型忠誠心の巻。いよいよ次週当たり決着の予感です。
 ■囚人リク:覚醒の巻。永周ちゃん……笑うなという方が無理ですw
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:メイドの土産はいい土産の巻。今週も最高に笑えましたw
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。まあ通常運転すね。

 さてと。それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 先週は、新キャラである小結【白鯨力】関のちょっとした過去話でありました。どうやらデブオタ的キャラであったものの、なんらかのスイッチが入ると初号機並みの暴走モードになるという、ちょっと今さらそういうキャラを出されても……という気がしますが、まあ、そんな妙な力士と、我らが”怪力”【天雷】関との戦いも時間いっぱい、から今週はスタートです。
 が……結論から言うと今週も【白鯨力】関の過去話でほぼ終わりました。
 冒頭、完全に鬼の形相に”変身”した【白鯨力】ですが、NHKアナは興奮気味に伝えます。「さぁ!時間いっぱい!! 角界一の怪力で今日も相手を捻じ伏せるか関脇・天雷! そしてこちらは強靭な足腰から一気に前に出るスタイル! 気合の入った面構え! 小結・白鯨力!!」
 まあ、完全に別人の顔です。フシューーフシューーとか言ってるし! そして尾多留部屋親方のつぶやき「白鯨力の二面性…普段は眠る凶暴な顔…それをどう引き出すのか…また抑制するのか…はじめはそれが問題だった…」というわけで、回想に突入です。もう面倒なので、今週も箇条書きでまとめることにします。
 ◆初めに教えたのは股割・四股ではなく「変身ポーズ」。そのポーズで力を自在に出す、という意図があった模様。
 ◆とはいえ最初はうまくいかず、よく”暴走”していた。が、暴走を止められるのは親方の子供だけだった。
 ◆どうも、弱者相手には”暴走”しなかった、らしい。それすなわち、コイツは優しい男なんだな、ってことらしい(!? なんじゃそりゃ)
 ◆幼いころ両親が離婚し、祖母の元で育ったが、そんな祖母も亡くなり、それ以降は親類の家を転々とする日々。追い詰められると出てくる荒々しい顔は自分で自分を守る唯一の術だったのだろう(なるほど)。
 ◆右手のリストバンドは「勝手に変身しない」ための親方の子供からのプレゼント。
 ◆親方は、白鯨力の身の上に同情して入門させたわけではない。「その素質に強烈に惹かれた」ため(※絵的には兄弟子たちが乗っかったタイヤをぐいぐい引っ張る稽古中の白鯨力の様子)。
 ◆夏合宿で、親方はその足腰の鍛錬のために、合宿中はひたすら走れと指示。その結果、ずーーーーっと夜中も走り続け行方不明に。まさかスカしたか!? と思われたが、なんと走り続ける白鯨力の姿がSNS上で話題に。マジかよとトラックで迎えに行くと、海辺で、道がなくて走れない、困った……と足を血だらけにしている白鯨力を発見・確保。
 ◆白鯨力としては「走れないと…僕……また…いらなく…なる…」と不安だった模様。親方曰く「すまなかったね…私の説明不足です…大丈夫ですよ…いずれスーパーヒーローになる男を 私は見捨てたりはしません…」
 ◆その愚かなほど度を過ぎた真っ直ぐさは ほかに行く当てのない切迫した状況から来ていたのだろう…そう…彼はただただ必死だった ただただ真っ直ぐに…ただただ精一杯に…その愚直さは 着実に…確実に…実を結び…才能を開花させていった 厄介者として誰からも求められなかった少年は 自分の力で その存在を求められる 力士に”変身”していった とのことです。なんか、ジョージ君こと【巨桜丸】関と、若干キャラ被ってますな。
 とまあ、こんな回想の後、場面は再び【天雷】と対面する土俵へ戻ります。NHKアナは解説を続けます。「しかし白鯨力 変身ポーズはヒーローもののオマージュらしいですが ヒーローというより悪役のような形相ですね…」
 この解説に、「プッ」と吹き出すのは我らが【天雷】。
「オモシロいけど負けるわけにはいかないなー…俺は悪者じゃないんでね…」
 おおっと、さすがは【天雷】! なんか余裕というかカッコイイじゃあないですか。そして開いたページは、見開きで超気合の入った【天雷】が、いよいよ右手を土俵に付けるの図です! 1mmも油断している様子はありません! この殺気漲る【天雷】の姿に、それまで白鯨力コール一色だった場内も、ピリッと緊張が走り、一瞬の静寂が訪れます。そんな【天雷】のカッコイイ姿に、虎城理事長もご満悦のご様子。
 「天雷(アイツ)もまた土俵では変わる力士の1人だな…」
 というわけで、今週はこのまま「ハッキョイ!!」で終了でした。なるほど、【白鯨力】関のキャラはもう分かってきましたね。しかし……しかしこれで【天雷】が負けることって……あり得るのだろうか……? いや、そりゃあり得るだろうけど……鯉太郎の11日目の相手が、【天雷】ではなく【白鯨力】というのはあり得ないような気がするのだが……もう【白鯨力】で語ることが残ってないような気が……この戦いで【天雷】がBurstからどれだけ成長しているかを描き、さあ、次は鮫島、お前だ! 的な、カッコイイ【天雷】が見たいんすよ……。どうか佐藤先生! 素直に【天雷】と鯉太郎を戦わせてください……! よろしくお願いいたします!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:???【天雷】or【白鯨力】どちらか
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 9日目現在8勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週も、基本的に小結【白鯨力】のキャラ紹介的なお話で終わりました。まあ、若干ハワイからやってきたジョージ君でお馴染みの【巨桜丸】関に似ていますな。気は優しくて力持ち、なんだけど、”変身”によって鬼と化す、というわけで、ズバリ言えば、漫画的にはよくあるキャラ、ではあります。しかし問題は、この勝負の行方というより、鯉太郎と対戦するのはどっちなんすか!ということで、かつて【闘海丸】君に不覚を取ってしまった【天雷】としては、あれからどれだけ成長したのかを我々読者に見せていただきたいものであります。大丈夫かなあ……大変心配ですが、期待して待ちたいと存じます。以上。

↓ 昨日、会社のそばの文房具屋さんで売ってるのを発見、つい買っちゃった……今日の来客打ち合わせ時に使用して、ちょっとしたネタとしたい所存です。A6サイズのミニノート。結構かわいい……v


 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、来週からいよいよLe Tour de France が始まるわけで、毎日深夜まで興奮が続くわけですが、大変気になっていた日本人ライダー新城幸也君が無事に7回目の出場が決まって安心しました。まあ勿論彼が総合優勝することはあり得ず、あくまでアシストに徹するわけですが、ステージ優勝の可能性はゼロではないわけで、今年も応援したいと存じます。でも今年も、TEAM SKYのFroome選手の優勝は堅いんだろうな……と言う気はしますが、まあ、Sagan選手の6年連続のマイヨ・ヴェール獲得成るか、とか、Cavendish選手の個人ステージ優勝回数最多達成成るか(あと4勝でEddy Merkx氏に並ぶ)、とか、色々見どころは多いので大変楽しみです。Quintana選手はTTが遅いからな……そしてContador選手にも頑張っていただきたいです。
 そして7月になると、大相撲名古屋場所も開幕しますね。先日発表された番付では、わたしイチオシの【松鳳山】関は、西前頭十枚目でのエントリーです。イカンなあ……だいぶ下がってきたぞ……ここらで久しぶりに勝ち越して、また枚数をあげてほしいすね! 応援してますよ、裕也くん!
 とまあどうでもいいことはさておき、さっさと今週の週刊少年チャンピオン2017年31号概況をさらっと流しておきます。
 ■巻頭グラビア:久松郁実嬢。大変極上だと存じます。素晴らしい。
 ■弱虫ペダル:残り3㎞の激突!!の巻。いよいよ最後の山へ向かう総北&箱学。ところで京伏はもうとっくに先に行ってるのかな? どうなってるんでしたっけ?
 ■刃牙道:鉄の義の巻。まーた武蔵の無敵無双が始まっちゃうのかな……飽きたっす。
 ■BEASTERS:胸いっぱいより肺いっぱいの巻。ちょっと引っ張りすぎかな……。
 ■囚人リク:交代の巻。生き延びるん……だ。監獄学園の理事長風っすね。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:スタンド・バイ・ユーの巻。今週も最高に笑えました。ラストの落ちも大変よろしいかと存じます。とにかく文字の多いこれでもかというボケ合戦は最高です。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。まあ通常運転すね。

 それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 が! 今週はほぼ書くことがありません。先週、とうとう”怪力”【天雷】の10日目の取組がVTRでプレイバックされるところで、こりゃあ11日目は鯉太郎VS【天雷】来るか!? とドキドキワクワクしたわけですが、その10日目の【天雷】の相手である、新キャラ【白鯨力】の、時間いっぱいでの謎パフォーマンスで先週は終わりました。今週は、その【白鯨力】のキャラ紹介だけで終わっちゃいます。
 なので書くことはほとんどありません。
 今週の冒頭は、先週の終わりの部分の繰り返しからです。場内のお客さんは「来るぞ…」と待ちかねている様子。そして時間いっぱいの【白鯨力】は、腕を十字に組んで気合を貯めている模様。その右手首には、先週お伝えした通り、謎エンブレムが。そして誰だかわからないちびっ子の「変身!」という叫びとともに、「ビクトリースターーー」とポーズを決める【白鯨力】。そしてページをめくると、そこには見開きで、ピキャャャと全身の筋肉が盛り上がり、NHKアナの絶叫が入ります。
 「出た―――――!!! 白鯨力の大変身―――!!」
 そして編集のアオリには「完全変態!!?」と入っています。ええ、こりゃあ正しい意味でもアレな意味でも「変態」そのものですな! さらにNHKアナの実況&虎城親方の解説が続きます。
 「場内がビクトリースターコールで一体になった!今や名物と言っていい大人気なパフォーマンスになっております!」
 「本当にふざけた…いや不思議な力士ですよ…ひと頃あのパフォーマンスに批判が出て禁止にしましたが…そのとたん番付を落としていきましたからな…稽古場では幕下以下にボロボロにされるほどなのに 本場所では強い…この変身とやらで本当に別人のようになりますからな…この力士は…」
 だそうです。そして初登場の、【白鯨力】が所属する尾多留部屋親方は若干のドヤ顔で言います。
 「別人のようではありませんよ…別人なのです…」
 というわけで、この後は【白鯨力】の弟子入りの経緯が15Pほど描かれます。
 要するに…
 ◆入門の経緯は、ほぼ【大吉】と同じ。後援会の縁者から「手に負えない」小僧を何とかしてくれと部屋に押し付けられた。
 ◆「手に負えない」というのは、鯉太郎や石川のようなヤンキー系ではなく、まさしく【大吉】的なデブオタ引きこもり系な方向での意味。
 ◆親方の子供(推定10歳以下)と、入門時に「ビクトリースター」好きで意気投合。仲良くなる。
 ◆稽古初日、ガッチガチでビビる当時の池川成行くん(後の白鯨力)は、空流部屋とは全く違う、優し気な兄弟子ばかりの中で、とりあえず土俵で初稽古。頭がコツン、と合っただけでバタンと倒れる。親方も、ダメだこりゃ、とあきれるが……
 ◆突如ヌッと立ち上がり(眼はイッちゃってる)、兄弟子の頭を鷲掴み。フシューフシューと暴走モード発動。ン…マッ!!! ン~~~マッ!! と謎のスタンド的というか初号機的な叫びをあげて自動暴走モードで兄弟子たちをバッタバッタと倒す。
 ◆親方の「やめんか!!」にも反応せず自動暴走は続く。それを見た親方は「何なんだ…この生物は…」と戦慄の表情。
 ◆そこに「やめろよ! 何がビクトリースター好きだよ!お前はただの怪人じゃないか!!」と親方の子供が何故か乱入、ビクトリースターのフィギュアを顔に投げつけられ、バーサーカーモードはオフになり、ハタと我に返ると、一体何があったのか、と本人は全く覚えてない様子。
 ◆親方曰く「冗談じゃありませんよ…こんなの飼ってたら部屋が崩壊してしまう…がっ…しかし…これほどの力を見せられて引き下がる訳にもいきませんね! これはとんでもない拾い物かもしれませんよ…」
 で、今週は終了でした。
 えーっと……これは……サーセン、なにも突っ込めないっす……。
 えーーーー……まさか【天雷】はこんな面白キャラに負けるのか……? それは勘弁してほしいなあ……。どうなるんだろうなあ……素直に鯉太郎VS【天雷】が見たいのだが……たぶんファンが待ち望む二人の取組を、佐藤先生は許してくれないのでしょうか……だとしたらちょっとテンション下がりますなあ……。もう「その後」も今週で11話目なわけで、この【白鯨力】VS【天雷】の戦いが単行本1冊分かかったらちょっとアレすねえ……【天雷】よ、頼むから勝って、「万全」の状態で鯉太郎との取組に臨んでくれよ……! もうそれを願うことしかできないす……。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 9日目現在8勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週は、先週に引き続き、10日目の【天雷】VS【白鯨力】のVTRから、まさかの【白鯨力】回想編へ突入しました。そこで描かれた【白鯨力】は、要するに【大吉】的なキャラで、なんらかのスイッチが入ると自動暴走モードとなり、フシューフシュー、ン…マッ!とまるでスタンドのようなバーサーカーとなる、というなんとも微妙キャラであることが判明しました。えーと、なんか突っ込みようがないす。それより【天雷】が大丈夫なのか、大変気になります。佐藤先生……おれ……鯉太郎と【天雷】が戦う姿が見たいです……。ホントマジでどうか! よろしくお願いいたします!!! 以上。

↓ そして7月は新刊、(13)巻の発売です! 第107~115話が収録されると思います。当然買いでお願いします!

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、た、た、大変だ――――ッ!!! 今週の『鮫島』は全く取組は描かれませんし、鯉太郎の次の相手も明確にはなりませんでしたが、どうやら! とうとう! 我らが”怪力”【天雷】回が来そうな気配です!! ヤッタ――ッ!! というわけで、今週はもう戯言トーク無しですぐに始めたいと思います。わたしは電子書籍でチャンピオンを読んでおり、今日のAM0:00に配信がされて、もういきなり眠気ぶっ飛びで大興奮ですよ!!
 まずは、週刊少年チャンピオン2017年30号概況をさらっと流しておきます。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙雑誌版だと宮脇咲良さんのようです。
 ■弱虫ペダル:託した想いの巻。青八木くん、ありがとう、そしてお疲れっした……!
 ■刃牙道:拳骨の巻。行けっ!殴れ!武蔵をぶっ飛ばすんだ!花山君!!
 ■BEASTERS:君を捕まえたいの巻。行け!殴れ!ライオンをぶっ飛ばすんだレゴシ君!!
 ■囚人リク:二人の巻。いや、そりゃまあ、そうなりますわな……。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ:釣って釣られてバンパイアの巻。今週もすごいボケ合戦で爆笑です。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。
 
 それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 先週までで、単行本(14)巻収録分が終わった区切りだと思いますが、まあ、本割での常松こと【松明】VS【百雲】戦では常に黒星がついてしまったものの、常松主役回は美しく幕を閉じたわけで、いよいよ今週から新展開、と期待に胸膨らませて、今週の『鮫島』を読み始めようとしたわたしであります。
 今週は、まず扉ページはいきなり、”牛鬼”さんこと関脇【明王山】関が横綱【泡影】関に寄り切られる大ゴマから始まりました。NHKアナも興奮した口調で、これでまたまた連勝を65と伸ばした―――!!と絶叫の模様です。そしてアナは、「歴代1位の69連勝が見えてきました!」と虎城理事長へ話を振ります。理事長も、まあ…問題なくいけるでしょうな…そのくらい今の横綱は強い…と太鼓判です。そして、まぁ普通ではないですからな…この横綱は…もしかしたら連勝記録など泡影にとってはさほど重要なことではないかもしれませんな…と理事長は言葉を続けます。
 そしてNHKアナは、現在の9月場所の状況を説明してくれました! とうとう各力士の星取り状況が一部判明します!!!
「そしてその泡影の首を狙う虎城部屋の二大関も今場所は好調ですよね 親方の虎城さん…」
「えぇ…場所前の稽古の質も量もキッチリ本場所に合わせて来ましたからな…」
「その2匹の虎 王虎と猛虎 この2人もここまで負けなしの10連勝!」
 おっと!! やはり、【王虎】さんも【猛虎】さんも10連勝ですよ!! さすがっす! 一応、絵的には二人が誰かを倒している絵がVTRで流れていますが、誰だかわからないす。まあ、間違いなくこの2匹の虎も、鯉太郎と戦うことになるでしょうなあ!! 楽しみすぎますなあ!!!
「そして10連勝と言えば 意外な力士がもう一人…空流部屋前頭十四枚目 鮫島!!」
 と、NHKアナによる鯉太郎評が続きます。テーピングだらけで満身創痍、途中休場も多い鯉太郎は大丈夫か、と。そして虎城理事長も、確かに「いつものようにボロボロ」だけど、今場所は1番1番成長しているかのように動きが良くなっている、このまま最後まで行けたら、台風の目に成り得るかもしれない、と答えます。
「しかしその鮫島!! 明日も厳しい相手が組まれました!!」
 おおっと!! で、明日は誰なんすか!!! と思ったところで、VTRです! おいィ!そりゃねえべ!! 相手は誰なんすか!! というのは、今週は判明しませんでした。ただし、そのVTRは、今日10日目の、とある力士二人の取組の模様でありました。そしてその二人とは―――!! 我らが”怪力”【天雷】関と、新キャラ【白鯨力】関がとうとう登場です! そしてそのVTRによると、9日目時点での二人の星は、【天雷】が8勝1敗、【白鯨力】が7勝2敗、だそうです。
 東関脇【天雷】は土俵入りも相変わらずの爽やかイケメン、そして西小結【白鯨力】は、「嫌だな~~~~~怖いな~~~~」とつぶやいている模様。ジュンジ・イナガワ氏を思い起こさせるつぶやきですね。NHKの実況によれば「今場所の結果次第では来場所の大関取りも見えてくる天雷 同期でライバルの王虎に早く並びたいところ…」と言われていますが、土俵に上がった【天雷】は、その大関取りに関してインタビューを受けた時の模様が頭に浮かんでいる様子。そのインタビューでは、王虎とは毎回バチバチの熱い取り組みになるけどやっぱり同期ライバルとしては意識するところはあるんでしょうか? なんて質問をされました。アホか! そんなの当たり前だっつーの。【天雷】は、意識しないと言ったら嘘になりますね、と爽やかスマイルで回答しますが、「アイツだけには負けたくない…皆そう思ってると思いますよ…」と決意のこもった表情で付け加えます。そして【天雷】の言う「アイツ」とは、当然のことながら、鯉太郎のことです。つまり、鮫島だけには負けたくない、【王虎】も【蒼希狼】もそう思ってるはずだ、と【天雷】言っているわけです。しかし記者たちはそんなことにまるで気が付いていないトンパチどもばかり。そんな中で、日刊トップの橋くんだけは、「アイツ=鯉太郎」であることを理解しています。
「今のは…鮫島…のこと ですか…? 序の口で一度だけ鮫島と取ってますよね…そこからインタビューでは度々鮫島との再戦を口にしていた…しかし幕内になってある時期から それをまったく口にしなくなってますよね…」さすがは橋くん、よく分かっているじゃないですか。【天雷】は橋くんの言葉に、ちょっと回想を始めます。これまでにも鯉太郎と戦うチャンスはあったものの、そしてそれをとても楽しみにしていた二人であったものの、鯉太郎の途中休場で、実現してこなかったのです……。そしていつの話だか分かりませんが、鯉太郎は右足大腿直筋肉離れで途中休場となり、VS【天雷】戦を不戦敗になってしまった日、松葉杖を突いた姿で【天雷】の前に現れます。そして頭を下げる鯉太郎。ここからのやり取りが泣けるというか、今週一番のグッとくるポイントです。
「すまなかった…天雷…」
「お前…それを言いにわざわざ…」
 鯉太郎の表情は、ホントに申し訳ない、という悔しさいっぱいですよ。そして【天雷】の方は、まったく、お前って奴は……といった表情です。いいすねえ!
「全力で土俵に上がった結果なんだろ…謝るなよ…お前のその全力の相撲で俺は目が醒めたんだ…お前の相撲がなかったら 今の俺はいないよ…仕方ねーさ…俺が戦いたいのはそんな相撲を取るお前なんだから…今回はまだ時期じゃなかったってことだろ…待つさ…その時が来るまで…いつでも万全の状態で…今の俺は強いぞ 鮫島!」
 ラストの【天雷】の晴れやかな笑顔は、まあ控えめに言っても最高ですね! そして鯉太郎も、そんな言葉をかけてくれる【天雷】には「あぁ…」としか言えません。ちょっと嬉しげな表情もいいですなあ! 
 (それから俺は 鮫島の名を口に出さなくなった…漏れた言葉で願いが遠ざからないように…溜めた想いが あの続きを引き出せるように…)
 これはもう、腐女子の皆さんが薄い本を作るのが捗るかもしれない心境ですよ。なんというか、大変健気というか、まるで幕ノ内一歩が宮田くんとの戦いを待ち望むような心境に近いような気がしますねえ! 思い出しますなあ……死んだような眼をしていた当時の村神凛太郎くんが、鯉太郎の情熱に目が醒め、爽やかイケメンとして兄の【天雷】という四股名を名乗るようになった頃のことを……。
 しかし、です。わたしとしては、【天雷】のこういった、ある意味一途な想いが、若干の心配材料でもあります。というのも、なんとなく、「Burst」で描かれた幕下優勝決定戦の時の【闘海丸】くんとの戦いを思い出してしまったわけです。あの時【天雷】は、【王虎】さんや鯉太郎のことしか見ておらず、ある意味、【闘海丸】くんを無意識のうちに舐めていたと言えると思います。しかし、結果は、腕を痛めていたとはいえ、【闘海丸】くんに敗れてしまいました。まさか現在の関脇まで昇進している【天雷】があの時のようなことにはならないと思いますが、【天雷】としてはきっと、鯉太郎の10連勝に喜び、これはとうとう戦える日が来るか!? とそりゃあもう、ドキドキワクワクしているはずです。でも、今日の相手は小結【白鯨力】。まずは目の前の相手に集中だぞ!!
 しかし、時間いっぱいとなって最後の塩をとる【白鯨力】に、場内の観客は「来た…」「来た!」とどわっと盛り上がりを見せます。「?」と思う【天雷】。ふと相手を見ると……なんと【白鯨力】の恐らくはおなじみであろう、キメポーズが炸裂して今週は終了です!
 「変身…ビクトリーーーースターーーー!!!」
 !? な、なんなんすか!? 見れば右手首のテーピングにはなにやらエンブレム的なものが。これは……なんかの特撮ヒーローなんすか!? シュッピーーーン! じゃねえっつーの! これは確実に指導モノだと思いますが、どうやら【白鯨力】はこういうキャラのようです。時間いっぱいまではオドオド君、そして変身ポーズを決めて気合一発立ち合いに臨む、的な。まあ、ビジュアル的にも、若干、振分親方でお馴染みの元【高見盛】関にも似ているわけで、まさしく現役当時の【高見盛】関っぽいですね。いや、振分親方というよりむしろ【琴奨菊】関っぽいのかな……「琴バウアー」的な……。【天雷】よ、まさかここで負けるなんてこと……ないよね? なんかちょっと心配ですが、いずれにせよ、鯉太郎の明日11日目の相手は、【天雷】か【白鯨力】か、どちらかで確定です。たのむ……どうか【天雷】であってくれ……一歩のように永遠に宮田くんと戦えない展開だけは勘弁してほしいのですが……果たしてどうなるか、もうほんと毎週楽しみすぎてつらいっす! 最後に、編集がつけたラストのアオリをメモして終わりにします。
 ◆なんだコイツ…次号につづく。
 いや、こっちが知りたいわ! それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけどその後は不明
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 9日目現在8勝1敗
 【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる模様。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週は、次の鯉太郎の相手が判明すると思いきや、明確にはなりませんでした。ただし、【天雷】か【白鯨力】か、どちらかであることはどうやら確定です。わたしとしては【天雷】であってほしいのですが……どうかなあ……大変心配です。あと5番しかないわけで、鯉太郎の今後の戦いからは目が離せませんね! その中に【天雷】が含まれないなんてことあり得るのかなあ……そりゃあるかもしれないけど……でも【天雷】の「万全の状態で」という言葉も気になるんすよね……まさかVS【白鯨力】でヤマ行っちまうとか? そんな……鯉太郎とは「万全の状態」で戦わせてあげてほしいっす……! 佐藤先生、どうかそこんところ、よろしくお願いいたします! 以上。

↓ 鯉太郎と、当時の村神凛太郎くん(現在の【天雷】)の熱い戦いは『バチバチ』(7)巻収録です。【天雷】と四股名を変えて登場するのは(11)巻かな。




 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、3日前の月曜日に、わたしの会社から徒歩3分の靖国神社において、平成29年奉納大相撲が開催されたのですが、わたし、朝7時くらいに様子を観に行ったら、まだあまり人がいなくて、こりゃあ余裕だな、と思って一度会社に引き上げて、1時間ぐらいしたらまた見に行ってみよ、と思って仕事を始め、気が付いたらもう10時過ぎで、やっべえ!やっちまった!と慌てて靖国に行ったらですね……もう数千人がずらーーーーりと並んでいて、こりゃアカン、とすごすご帰ってきたわけです。はーーーくそう。せっかく我が愛しの黒ブタこと【松鳳山】関が息子二人を抱えて土俵入りしたってのに……くそう。見たかったっすわ……。やれやれ。
 ま、そんなことはどうでもいいので、まずは週刊少年チャンピオン2017年21号の概況をさらっとまとめます。
 ■巻頭グラビア:今週は久松郁実嬢。大変素晴らしいお体ですな。
 ■『弱虫ペダル』:待宮と浦久保の巻。正直興味なし。だからなんなんだ。
 ■『刃牙道』:英断の巻。とうとう花山君の登場だ―――ッッ!アガる!
 ■『囚人リク』:詰問の巻。もう最終ページのピカソ内海の図に爆笑です。最高すぎる!
 ■『Gメン』:昔の女の巻。今回はとうとう薙の回ですな。イイと思います。
 ■『BEASTERS』:野望はショッキングピンクの巻。おおっと!なんとジュノの野望が明らかに。ジュノがやけにかわいいですね。
 ■『少年ラケット』:NEXTの巻。無事にイチロー君勝利。そして次の相手校は!
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 しかし……! 今週はほぼ書くことがありません。なぜなら、【百雲】のこれまでの過去が語られるだけだからです。困った……ストーリー的にどうにも説明のしようがないというか……。
 先週語られたように、【百雲】は学生横綱(?)になった後に、期待されて新発田部屋に入門し、その相撲にかける情熱と人柄の良さでたちまち部屋を引っ張る存在になったわけですが、今週は入門したての頃の回想から始まりました。公園で彼女と語らう【百雲】。プロの世界はやっぱりすごい、信じられないほど強い奴らがごろごろしている、と語る【百雲】ですが、彼女の「綾子」ちゃんは、それにしちゃあ嬉しそうだね、と突っ込みます。そして、これほどやりがいのある世界はない、いつか必ず俺の相撲で横綱を倒す姿を君に見せる、なんて完全に死亡フラグめいたことを言いました。もちろん綾子ちゃんも、待ってるよ、と期待のまなざしです。おっと!? どうやら【百雲】と綾子ちゃんは高校の時から付き合って6年、だそうです。てことは、学生横綱は大学生の時のようですね。
 そして新発田部屋では、綾子ちゃんもすっかり馴染みになっていて、兄弟子たちとも仲がいいし、親方も、早く一人前になって綾子ちゃんを安心させてやらねーとな~~なんて言ってます。この当時のことを、【百雲】はこう述懐します。
 「温かく尊敬できる親方 熱のある後援会の方々 普段はくだけていても稽古場では厳しく切磋琢磨し合える意識の高い兄弟弟子たち…そして俺を一番近くで理解してくれる最愛の人…俺は…怖いほど恵まれている…これで強くなれなかったら…それは俺の責任だ…早く上へ行かないと…」
 そして晴れて新入幕。後援会からは化粧まわしを贈られ、みんなの期待を背負い、今まで以上に気を引き締めていかないと、と気合と不安が入り混じった【百雲】ですが、一番大切な綾子ちゃんの「大丈夫だよ…道明さんなら…」というその言葉に、勇気をもらいます。「俺は土俵(ここ)にいろいろな人たちの力で立てている…心からそう思えていた…」わけですな。
 そして連合稽古(地方巡業か?)では角界の怪鳥でお馴染みの大関【天鳳】をも寄り切るほどの力をつけ、実力だけでなく人柄からも人望が集まる【百雲】。ここで、誰だかわからないどっかの親方が言います。どうやら横綱【泡影】は、稽古に顔を出しても一人四股を踏んでいるだけで、下の者に胸を貸すようなことは滅多にないそうで、【百雲】のように地方でも場所を盛り上げてくれるのは大変ありがたい存在だと。新発田部屋親方も、そういう点と比較すると、【百雲】の人柄は【泡影】を超える逸材だと確信している、とのことでした。そして新発田部屋親方は【百雲】を呼び出して話をします。どうだ、ここらで嫁さんをもらってみたら…あの娘もそれを待ってるんじゃないのか……? と。しかし、【百雲】はここまで一人で強くなれたわけじゃない、綾子だけでなく親方や後援会の皆さんにもらった恩をまだ返せていない、そんな半端な自分が結婚なんて、まだ早い、ときっぱり告げます。これはまるで新横綱【稀勢の里】関のようなカッコ良さ、ではありますが、あかん……こりゃますますフラグ色が強まってしまいましたねえ……。親方はその言葉を聞いて、【百雲】に告げます。そう言うと思ったよ、でもお前は強くなった。俺はお前が泡影にだって引けは取らんと思ってる。来場所はうまくいけば初めて横綱戦が組まれるだろう、そこで今のお前の力を実感してこい!そしたら胸を張って、あの娘を迎えに行ってやれ…。
 そして迎えた場所では、【百雲】は初日から4連勝、とうとう5日目に横綱戦を迎えました。その前日、【百雲】は綾子ちゃんと夜の公園で語らいます。
 百「ついに明日だよ…」
 綾「うん…楽しみ…?」
 百「……不安と半々ってとこかな…」
 綾「夢だったもんね…道明さんの相撲で横綱を倒すのが…」
 百「倒せるかは分からないよ…けど…胸を張れる相撲をしようと思ってる…そしたら…そしたら… いや……終わってから必ず言うよ…」
 綾「うん! 大丈夫だよ!」
 あかーーーん!! そういう展開はベタだけどグッときちゃうじゃないすか……! 完全に死亡フラグが成立してしまったわけで、まあ、結果は我々の知る通り【ダース百雲】が誕生してしまうわけですが、この気持ちの流れはどう理解すべきなんだろうな……北斗の拳的に言うと、ケンシロウの無想転生を破るためにユリアをその手にかけたラオウ様的心情なのでしょうか?
 「今 ユリアとケンシロウ ふたつを望むことはできぬ!! このラオウの生き方はひとつ!! (クワッ) 許せユリア!! わが内に悲しみとなって生きよ!!」
 というあの超名シーンの再現なんでしょうか!? 相撲と綾子、二つを望むことはできぬ!的な? それとも、単に【泡影】の不気味な、すべてを読まれている相撲に絶望して、やさぐれちゃっただけなんでしょうか? いずれにせよ、こういう闇に迷える力士に対しては、我らが空流の光の戦士の出番ですよ。常よ、【ダース百雲】の良くわからない方向性を正す情熱パワーで闇を祓ってくれ! そして、クソ親父にも再び光を与える相撲を見せてやるのだ!! 頼んだぜ!!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。64連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週は完全に【百雲】回でした。そして完全に死亡フラグは確定していしまいました。しかしアレですね、きっと間違いなく、この十日目の国技館には、綾子ちゃんも見に来てるんでしょうな。わたしの望むベタな展開としては、常に負けた百雲が正気を取り戻し、花道を下がる時に綾子ちゃんが登場して、「お帰り……道明さん…」的な感じすね。まあ、正直わたしとしては、【百雲】はほぼどうでもいいので、鯉太郎の十一日目の相手が気になります。まったく根拠なく、次はもう、【天雷】の出番のような気がしますが、先に【白鯨力】かもなあ……正気に戻った【百雲】もあり得るのかなあ……まあとにかく、毎週楽しみすぎて木曜日の朝が一番ドキドキしますよ。ホント『鮫島』は最高ですね。以上。

↓「うぬら下衆にはわからぬ!! 心惹かれた女の情けは男にとって最大の屈辱!!」から山のフドウとの戦いを経て、ユリアを手にかけ、ケンシロウとの最終決戦に挑むラオウ様。シリーズ屈指の泣ける&盛り上がる展開はジャンプコミックスでは(15)巻収録です。


 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、『鮫島』も先週十日目が終わって、主人公・鮫島鯉太郎くんは初日から負けなしの十連勝を飾ったわけですが、番付的には東十四枚目と幕内下位力士なわけで、果たして今後、鯉太郎はどのランクの力士と戦うことになるのか? というのが非常に気になるわけですが、ちょっとここ数年の、実際の大相撲ではどんな例があるのかを調べてみました。
 それほど遡ったわけではないのですが、少なくとも平成25年から先場所までの26場所をチェックしてみると、平幕力士で初日から十連勝した力士はどうやらいないようです。 十日目終了時点で8勝2敗、は結構数多くいましたが、9勝1敗でも、以下の7例だけのようです。
 平成25年7月場所【魁聖】関・東前頭12枚目→残りの5番は全て平幕相手で2勝3敗
 平成26年5月場所【勢】関・西前頭5枚目→残りの5番は大関・関脇戦が1回ずつあって2勝3敗
 平成26年7月場所【高安】関・西前頭11枚目→残りの5番は大関戦が1回あって2勝3敗 
 平成27年5月場所【魁聖】関・東前頭11枚目→残りの5番は大関・小結戦が1回ずつあって3勝2敗
 平成27年9月場所【勢】関・東前頭12枚目→残り5番は大関・小結戦が1回ずつあって2勝3敗
 平成28年9月場所【遠藤】関・東前頭14枚目→残り5番は関脇戦が1回あって4勝1敗
 平成28年11月場所【石浦】関・東前頭15枚目→残り5番は全て平幕相手で1勝4敗
 相撲の割に関しては、わたしも全然詳しくないので良くわかっていませんが、明確な規則性がなくて、基本的に前日、星と番付を勘案して決まるわけです(開幕時だけ2日目まで決まってます)。そして鯉太郎が現在十日目まで全勝で、目立つ存在であっても、果たして本割で横綱【泡影】と戦うことはあり得るのだろうか、ということが気になって調べたのですが、まあ、大関戦はどうやら普通にあり得ると。そして現在の「鮫島」世界には1横綱3大関以上は存在が確認されていますので、横綱【泡影】は残りの5番のうち、3人の大関と戦うのはまず普通でしょうから、あと2つ、対戦相手の席が空いてるわけで、そう考えると星のいい鯉太郎が戦う可能性もどうやら確かにあり得る、というのがとりあえずの結論です。実際、今年の初場所では横綱【白鵬】関は14日目に、10勝3敗と星の目立っていた東前頭10枚目の【貴ノ岩】と戦っています(しかも負けた)。こうなると……鯉太郎VS【天雷】VS【猛虎】あたりを経て、横綱戦という展開なんでしょうかねえ……でも、千秋楽に戦うことはないだろうし……うーん、まあ、とにかく楽しみですな。前にも書いたかもしれませんが、わたしとしては、『バチバチ』の一番最初に素人だった鯉太郎と戦った【猛虎】さんとの戦いが一番観たいんすよね……。
 おっと! どうでもいい前置きが長くなりました。今週の週刊少年チャンピオン2017年20号概況は軽く流します。
 ■巻頭グラビア:今週は紙雑誌版もグラビアはナシ、のようです。
 ■『弱虫ペダル』:浦久保優策の巻。うーーん……広島の過去に興味ないす。
 ■『刃牙道』:絶対的無双の巻。うーん……もう飽きた。
 ■『囚人リク』:助走の巻。レノマ&佐々木!いいっすね!
 ■『Gメン』:兄妹の巻。ま、そうなるわな。 
 ■ 『BEASTERS』:鉄の猛獣使いの巻。ルイ先輩最高です。
 ■『少年ラケット』:追われて追っての巻。イチロー君覚醒です。
 ■『六道の悪女たち』:チーム竜宮の巻。新キャラ登場。乱奈さんの知り合いか!?
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。
 
 それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 今週は先週の決着を踏まえ、風呂に入って一息つく鯉太郎の図から始まりました。今日のVS【毘沙門】戦を反芻する鯉太郎の脳裏には、「何度か……不思議な感覚があった……」という思いが去来します。そうです「少しだけ…先が分かったような……相撲が見えてきたような…」という思いです。こ、これは!まさしく横綱【泡影】的な瞬間未来予知能力じゃあないですか! JOJO的に言うところの「キングクリムゾン・エピタフ」ですよ! ヤバいす! 鯉太郎、お前一体……!! しかし、鯉太郎はすでに満身創痍。「だから…まだだ…まだ……あと少しだけ」という鯉太郎の悲痛ともいえる想いが叶うといいのですが、こうなるとホントにもう、残りの5番の相手が気になりますな!!
 そして一方、気合の入った四股を踏む力士がいます。もちろん、すっかり光の戦士と変身した常松こと【松明(まつあかり)】関です。よし、と気合の一言とともに花道入場。会場からは割れんばかりの歓声が【松明】を後押しします。あの常が……こんなに人気者になって……おっさん読者としては胸熱ですよ。場内の「まつあかり~」コールに、一人、缶ビール片手にイラッとしている男がいました。元力士、四股名を【松明(たいまつ)】と名乗っていた常の親父です。自らと同じ四股名を名乗りながら読み方を変えた常に対して、親父はつぶやき、常は胸の中でつぶやきます。
 父「フン…嫌味なヤローだ…」
 常(見てるか…クズ親父…)
 対照的な親子の想いですが、常としては今日は絶対に負けられない戦いが待っています。その相手、【ダース百雲】関も、完全に殺意の波動を身に纏っての花道入場ですが、こちらはもう会場からは激しいヤジです。「何人休場させれば気が済むんだ!!」「テメーがケガして休場しろ!!」「角界の良心と言われたお前はどこいった―――!!」
 そんな【ダース百雲】の入場に、支度部屋の力士たちも「昔はあんなじゃなかったのに…」「今や怖くて付け人すら寄り付かねーもんな…」的な空気で見守ります。鯉太郎の髪をセットする床上手さんも、「やーね…大丈夫かしら常ちゃん…」と心配そう。しかし鯉太郎は断言します。
 「大丈夫ですよ アイツも空流だ…臆する相撲は取りませんよ…ましてや今日は負けられない理由がある…折れませんよ…たとえ何をされようと…決して…強いですよ…今日の松明は」
 まあ、床上手さんも(それが心配なのよね…)と心の中で思うわけですが、いよいよ両者リングインとなりました。NHKアナも好取組と呼ぶ二人の戦いが始まります。NHKアナも、虎城理事長に聞きます。いったいどうして各界の良心とよばれた【百雲】が、【ダース百雲】になってしまったのかと。虎城理事長は多くを語りませんが「それほどのことだったのでしょう あの一番は…」と、横綱【泡影】とのあの一番を指摘します。
 そしてここから、回想編スタートです。「あの一番が……あの男の存在が 俺のすべてを溶かした…全てを…」という【百雲】ですが、どうやら彼は高校時代(大学か?学ラン着用は体育会なら普通にありうる)に全日本相撲選手権大会で、団体戦(や個人戦も?)を制したようです。そして生意気にも、その時すでに彼女がいたようです。その彼女に、君がずっと応援してくれたおかげだよ、次はプロだ、早く一人前になるから、そしたら……なんて、ある意味フラグを立てていた若き日の登馬道明くん。そして新発田部屋に入門し、稽古に励んでいた日々。親方からも、「彼の周りには自然と人が集まり笑顔が増える…本当に太陽のような男ですよ…」と絶賛されていたかつての【百雲】。そんなこともあったのに、今は客席から「やられちまえ百雲!!」「そんな奴ぶっ飛ばしてくれ松明!!」という罵声を浴びる身となってしまいました。一体、どうしてこうなった!? 【泡影】との取組で、「全てが溶けてしまった」とはどういうことなんでしょう? 今週ラストは、罵声を飛ばす客席を「フン…」と睨み返す超おっかねえ【ダース百雲】の顔アップで終了でした。
 ううーーん……この回想も長くかかるかもなあ……そして【百雲】ダークサイド転落の背景には、どうも彼女関係の出来事もあるようですなあ……奴を倒すためには、愛などいらぬ!! 的な展開なのでしょうか……まあ……付き合いましょう、ええ、回想を進めて下さい。しょうがないす。わたしの予想では、この彼女も今日、国技館のどこかでひっそり見守っているような気がしてならないす。常よ、【ダース百雲】の闇を祓うような、素晴らしいナイスファイトを期待してるぜ!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週はVS【毘沙門】戦終了後の鯉太郎の様子と、いよいよ立ち会い間近の【松明】と【百雲】の両者の心のうちが描かれました。そして、どうも【百雲】の回想編も入ってきそうな気配です。まあ、普通に考えて常が勝つのは間違いないところですが、【百雲】を正気に戻す、光の戦士としての真っ向勝負で、情熱が残酷を超える戦いを見せてほしいですね。まったく、常松といい王虎といい、かつての悪党がイイ奴に転じるのはグッときますな。二人とも、Burstではとんでもないクソ野郎だったのに。よくぞここまで更生したものよ……嬉しいす、ホント『鮫島』は最高ですね。以上。
 
 ↓まさか、このBlogを読む人で『Burst』を読んでいない人はいないと思いますが、『鮫島』を読むためには必須かと存じます。 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、 わたしの会社は去年、靖国神社から歩いて3分のところに引っ越ししたため、現在絶賛満開中の咲き乱れる桜を毎日眺めて、綺麗だなあ~とうっとりしているわけなんですが、今朝、駅で「平成29年奉納大相撲のご案内」なるデカい看板に気づきました。おお、そういやニュースかなんかで観たことあるけど、そうか、そういうのがあるんだ、と朝からテンションが上がりました。開催日は再来週の4月17日(月)だそうで、こりゃあ、朝から仕事をサボっていくべきかもしれねえぞ……とスケジュール調整を検討しようと思います。横綱・大関以下200名の力士が勢ぞろいするそうなので、コイツはマジ要チェックだぜ! という気でおります。ヤバいすね。楽しみっす。
 というわけで、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年19号概況です。
 ■巻頭グラビア:浅川梨奈嬢:電子でも掲載アリ!素晴らしいお体です!
 ■『弱虫ペダル』:削れる命の巻。うーーん……まーた回想に入りそう……。
 ■『刃牙道』:瞬斬の巻。うーん……ほぼ無意味な斬撃殺人のみ。飽きた。
 ■『囚人リク』:煙幕の巻。まーた顔芸が炸裂で最高です。とうとうレノマ合流か!
 ■『Gメン』:恋に恋しての巻。奈々美ちゃんの恋ですが、ま、そうなると思ってましたよ。 
 ■ 『BEASTERS』:地下鉄の風はみずみずしいの巻。巻頭カラーです!そして明日は単行本(2)巻の発売です!買います!そして今週も大変面白かった。
 ■『少年ラケット』:高まる鼓動~SWITCHの巻・大変失礼いたしました。わたくし、ずっと「少年ロケット」とタイプミスしておりました。全然気づかなかった……今週はイチロー君の過去を知る女子が登場で大変イイ展開です!
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。
 
 それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。
 先週はとうとうVS【毘沙門】戦の決着までが描かれました。天才としての才能に覚醒した【毘沙門】でしたが、残酷な現実を情熱が超えるところが観たいという常松こと【松明】の想いは見事鯉太郎に届いたようで、鯉太郎の勝利、で先週は幕を閉じました。なお、先週の記事で、わたしは決まり手を変形の仏壇返しか?と書きましたが、今週の最終ページに、決まり手は「櫓投げ」と書いてありましたので訂正します。今週は、勝負あり―――!! 鮫島これで10連勝―――!! というNHKアナの絶叫から始まります。やった……やった…! とガッツポーズの常松。嬉しそうですね。一方の敗れた【毘沙門】野郎は茫然自失。手が震えています。花道で見守るどんぐり渡部くんも驚きの表情。そして支度部屋のモニターで観ていた、大関【王虎】さんも、ニヤリな表情です。
 「フン…鮫島(アイツ)も陰険なヤローだ…力を引き出すだけ引き出してから あえて正面から喰いやがった…あれじゃ 言い訳のカスも残らねえ…毘沙門(あのガキ)…当分使い物にならねーだろ…」
 いやあ、【王虎】さんかっけえっす! つーかですね、あの【王虎】に、自然に「さん」付けで文章を書いている自分にびっくりですよ。あんなに悪党だったのに……。そして【毘沙門】野郎はうえぇ…ヒックヒック……と人目をはばからず泣いております。この泣き様は、どうやら怖くて泣いているようです。曰く、あの人は全部…見えてたんだ…全部……怖え……だそうで、震えが止まりません。あんな怖え人にどうやって勝てばいいんだよ、もうやだよ俺…と泣く【毘沙門】。こりゃあダメですな、ホントに。
 そして再び場面は支度部屋へ戻り、ニヤリな【王虎】さんに声をかける力士がいました。
 「嬉しそうだね 大関…まぁそういう俺も 鮫島の活躍は嬉し―けどな…」
 おおっと!!! 東関脇の”怪力”【天雷】関の久々の登場です!! 相変わらずイケメンです!
 (天雷)「待っていたからね…ずっと…」
 (王虎)「フン…誰がだ…」
 (天雷)「またまた~~~~…」
 (王虎) 「鮫島(アレ)は俺の道具だ…この先へ、に必要な…俺が泡影を超えるための」
 こんな同世代トークができるようになった【王虎】さんも成長したんすねえ……内容は物騒ですが、ちゃんとその力を認め合うその姿に、いちいち感動してしまいますね。しかし、こんな同世代トークに割り込んでくる力士がいました。そう、かつては「角界の良心」と呼ばれ、現在はスカルデザインのおっかねえ浴衣を羽織った姿でお馴染みの、ダークサイド【百雲】関です!
 (百雲)「チッ…イラつかせるな…テメーらみてーなぬるいガキが泡影を超える? バカも突き抜けると笑いにもならねーな…足りねーよ…テメーらじゃ…」
 (王虎)「フン…ならアンタは足りてるのか……」
 (百雲)「だから俺は 俺を殺した…」
 もう、ほんと意味わからないですねこの【百雲】関は。要するにこれはアレですか、北斗の拳で言うところの、万人に慕われる善のフドウがラオウ様と戦うために「このフドウ汚れなき命のために鬼神となって戦おう!!」 ってあの名シーン的な展開ですか!? でも、【百雲】関は顔じゃない(※相撲用語「顔じゃない」=分不相応)っすねえ。所詮、パルパティーンに突然土下座してダークサイドに堕ちたアナキン小僧レベルでしょうなあ。今日の【百雲】関の相手は常です。そんな取組を前にした常は、花道で鯉太郎を出迎え、深々と頭を下げます。ありがとうございましたと礼を言う常に、鯉太郎はキョトン。大吉もびっくりしますが、常は鯉太郎に、力…もらいました…と改めて言います。鯉太郎も晴れやかに、そうか…と嬉しそう。イイですねえ! 常は、今日、金の無心に来た大嫌いなクソ親父を国技館に招待しています。結果が全ての土俵で、「見せてやろうと思います…あのクズに…今の 俺を………」と決意の表情。鯉太郎も右手を差し出して言います。「あぁ…ブチカマシてこい…」
 今週はこの二人の兄弟力士が軽くグータッチするシーンで終わりでした。
 いやーー。はたしてダークサイド堕ちした【ダース・百雲】がどんなものか、来週からの展開が楽しみですよ。これはもう、ちゃんと常VS【百雲】戦が描かれることは確定なのでしょうか? だといいのですが…まあ、【百雲】関は常に軽くやられてほしいものですねえ! 常よ、鯉太郎にもらった情熱の力で【百雲】をブチカマシ、クソ親父に見せつけてやるのだ! はーーー。マジで今週も最高でした。今週も、絵として非常に素晴らしい仕上がりになっておりますので、絶対にチャンピオンを買って読むべきだと思います!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 
 というわけで、結論。
 今週はVS【毘沙門】戦終了後の各力士の様子が中心のお話でしたが、やっぱり【王虎】さんがやけにカッコイイのと、久々登場の【天雷】関との同世代トークが最高でした。そして来週からは、鯉太郎の戦いに力をもらった常の出番のようですよ! 常よ、勝つのだ!! いや、漫画として負ける展開はないとは思いますけど、【百雲】の邪気を祓う、善の光というか、情熱の力を見せ付けてほしいすね! いやあ、それにしてもホント『鮫島』は最高です! 以上。

↓明日4/7(金)はチャンピオンコミックス発売日です! わたしはこの2冊を買います。

 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週は現在熱戦が繰り広げられている大相撲初場所において、わたしが応援している【松鳳山】関の調子がよさそうだぞ的なことをここで書きましたが、その後、昨日1/18(水)十二日目終了時点で4勝7敗という星の状況になっておりまして、大変厳しい戦いとなっております。黒星先行ですが、ホント、惜しい相撲が多いんすよね……今場所勝ち越せれば、三役復帰もあり得たのになあ……まあ、まだ初場所は終わっていませんので最後まで応援を続けたい所存であります。
 というわけで、まずは週刊少年チャンピオン2017年第8号の概況です。
 ■巻頭グラビア:浅川梨奈嬢。りな、ではなく、なな、と読むそうです。大変素晴らしいBODYです。
 ■『弱虫ペダル』:京都伏見の陰謀?の巻。どうやら広島の動きには京伏がからんでいるようで?
 ■『牙刃道』:孤独ッッッの巻。もう、なんというか方向性が分かりません……。
 ■『囚人リク』:第2ゲートの巻。まーた妙な面白キャラが登場です!
 ■『Gメン』:勝太怒り爆発直前の巻。勝太が電話した相手は土井くんだった。だ、大丈夫か……。
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』:ドラクル作家デビュー?の巻。毎週楽しいです。
 ■『六道の悪女たち』:バイク篇完結の巻。最後は良い話で落ち着きました。乱奈さんが一番かわいいす。
 ■『BEASTARS』:動物たちの夏の巻。新章スタートです。またウサギの彼女が……。
 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

  さて。では、今週の『鮫島』ニュースをお送りします。今週は新展開ですよ!!!
 先週は、ちょっとしたおふざけ息抜き回(?)でしたが、ラストで空流部屋に残った常松こと【松明】関のもとに、何者かが訪れたところで終わりました。今週は、幾つか大変なことが判明するのですが、まずは部屋に戻った鯉太郎と椿ちゃんと【白水】兄貴が飯を食っている情景からスタートです。どうやら【白水】兄貴は、顔がボコボコになっていることから察するに、【仁王】兄貴こと現・空流親方にガイにされた模様です。記憶すら飛んでいるらしく、鯉太郎や椿ちゃんとの会話にもまるで頓珍漢な受け答えです。
 まあ、それはどうでもいいとして(白水さんサーセン)、問題は常松です。
 床上手さんのちゃんこを喰いながら鯉太郎と椿ちゃんは、常松がちゃんこも喰わずに先に帰ったことを聞かされます。そうです。すでに常松も立派な関取。なんと、ページをめくると常松が既に部屋から出て、自分の家に住んでいることが初めて判明しました。そして、『Burst』でその存在が確認されていた、妹さんが初めて登場です。立派なマンション。帰ってきた常松を出迎えたのはその妹でした。現在高校生の由佳ちゃんというらしいですが、何やらコスプレめいた衣装で登場です。常松は普通に聞きます。
 「つーか由佳…なんなんだ…その格好は…」
 というわけで、そのコスプレ衣装は、常松と同期の大吉からもらったそうです。皆さん憶えてますか?大吉はオタクの引きこもりでしたね、そういえば。そして由佳ちゃんの着ているコスプレ衣装は、『Burst』の(1)巻で、大吉が初めて空流部屋に引っ越してきた時に持ってきた(そして常松に壊された)等身大フィギュア、「マジカル少女マホ」の衣装だそうです。というわけで、常松も、可愛い妹とオタ趣味を共有している大吉に対して、心の中で(明日ブッ殺す…)と大層ご立腹です。
 そして、このマンションには妹の由佳ちゃんとともに、なんとお母さんも同居していました。そうです。常松と言えば、『Burst』では非常にムカつく嫌な野郎でしたが、それもこれも、元力士のクソ親父によって苦労させられたからです。今や立派な関取として、妹とお母さんを養ってるんすね。まったく、常松もホントにイイ奴に成長しました。しかし、帰ってきた常松の顔を見て、お母さんは、何かあったの? と聞きます。
 平静を保っているつもりの常松でしたが、母の眼はごまかせません。そこで、常松の脳裏には、先週のラスト、空流部屋を訪れた謎の人物との邂逅がプレイバックされます。なんと、やってきたのは常松が憎んでいる親父でした。しかしですね、わたしは常松がイイ奴に 変身して、父親との確執的なものも解消できたのかな、と勝手に想像しておりました。だって、現在の四股名の【松明】は、父のつかってた四股名ですから(※ただし読み方は、父は「たいまつ」、常は「まつあかり」と違う)。
 しかしです。やってきた父親が、常松に投げかけた言葉は、金の無心でした。
 「親父(テメー)が消えて、何年たったと思ってやがんだ…突然現れて…吐いた言葉はそれかよ…クズが…」
 というわけで、思い出し怒りに形相が一変する常松に、妹の由佳ちゃんは心配します。何か今日のお兄ちゃん、空流に入る前のお兄ちゃんみたい、と。
 そして場面はまた空流部屋に戻り、お色気たっぷりの美和子先生のマッサージを受ける鯉太郎です。そしてマッサージを受けながら、大吉の口から、鯉太郎の次の十日目の相手が発表になりました。なんと! というか、やっぱり! というか、十日目の鯉太郎の相手は、北里部屋の【毘沙門】です!!! 【毘沙門】は、(9)巻収録の第71話で初登場した、あの爽やか笑顔のアイツです。まだ番付は不明ですが、鯉太郎は小結戦の次はやっぱり平幕が相手でした。そして、【毘沙門】は、大吉や常松と同期であることも判明しました!
 場面は北里部屋に移ります。なにやら【毘沙門】を含めた若手力士たちがPS4(もどき)で格闘ゲームに興じています。そしてですね、「北里部屋」と聞いてピンときたあなたは、相当な『バチバチ』ファンと言って差し支えないでしょう。そうです。北里部屋の力士を、我々は一人知ってるはずです。そう、『バチバチ』において、鯉太郎や石川こと【飛天翔】、【天雷】【蒼希狼】とともに同期としてしのぎを削ったあの男、「どんぐり」でお馴染みの渡部仁くんの『鮫島』再登場です!!!
 いやー、突然のどんぐり復活には大興奮ですよ。どんぐりくんは、鯉太郎にも勝った男だし、現在も力士を続けていることは、『鮫島』の単行本(4)巻に収録された描き下ろしおまけでも判明していましたが、【毘沙門】を関取と呼んでいることから、どうやらまだ幕下以下のようですね。そして、どうやら【毘沙門】という力士は、その爽やか笑顔やフレンドリーな話し方に似合わない、実はかなり物騒な奴的な模様も描かれます。ゲームのコントローラーを投げつける【毘沙門】は、どんぐり先輩の言葉に答えます。
 「でも君言ってたじゃないか…鮫島君と場所で取りたいって…」
 「あ―――…あれね アイツら巡業とかでいじっても響かないからさー…場所でいじくり倒してやろーと思ってさー」
 ニヒッっと笑う【毘沙門】。どうやら十日目もただでは済まなそうですよ。
 そしてラストでは、美和子先生が椿ちゃんを呼び出して告げます。
 「彼の体は…もう限界だと思う…ダメージの蓄積が許容量を超えてるわ…あれで取組をしているのが不思議なくらい…よく…見ててあげて…手遅れにならないように…彼の人生は力士を辞めても続くのだから…」
 まずいっすね……読者としてはもうそんなこと知ってるよ、ですが、大変マズイ展開になってきております。果たして鯉太郎は、【毘沙門】相手に白星を掴めるのか、そして【毘沙門】はどんな相撲を見せるのか。そしてさらに、鯉太郎の体は最後の十五日目をどう迎えるのか、これからも『鮫島』からはまったく目が離せませんな。鯉太郎の明日はどっちなんすか!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】番付不明。常と大吉と同期←今週NEW!!
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。 
 今週はかなりいろいろなことが描かれました。常松のこと、【毘沙門】のこと、そして鯉太郎の体のこと。しかし常松の現在の星取りはどうなっているのか知りたいですな。七日目までは全勝だったはずで、その後、もう勝ち越しは決めてるんすかねえ? 常松は元々学生横綱で強い男なんだから、三役にいてもおかしくないだろうに。現在六枚目の常松。二けた勝てば、場合によっては小結昇進だってあり得るだろうから、お前も頑張れよ!以上。

↓ そういえば、PS4をそろそろ買った方がいいんじゃねえかという気がしてきたな……「バイオ」の新作がやりたい……。いくらするんだろう……うわ、Proは5万オーバー、たっけえ!!
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7000BB01)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
2016-11-10
 

 というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 2017年、1発目の週刊少年チャンピオンは、まあ、特別感はなく普通な号でありました。
 つーかですね、この『鮫島』ニュースを読みに来ている方の何割かは、本物の大相撲にも興味がわいてきていると思いますが、現在、両国の国技館では平成29年初場所が熱い戦いを見せております。そしてこれも、常連の方にはおなじみだと思いますが、わたしは二所ケ関部屋の【松鳳山】関をずっと応援しております。でですね、その【松鳳山】関なんですが、昨日までの4日目で2勝2敗、という星なんですが、なんと!3日目には横綱【日馬富士】関をぶっ飛ばして金星GET! しかも初日は大関【照ノ富士】関も破り、おまけに、観ていた方はご存じだと思いますが、2日目も横綱【鶴竜】関をぶん投げたのです!!! しかしその勝負は、最初は行事軍配が【松鳳山】関に上がったものの、残念ながら【松鳳山】関の足が先に土俵の外についており、差し違えで黒星となってしまいました。
 いやーーーホント興奮したっすわ。もう完全に横綱【鶴竜】関は宙で裏返っており、「死に体」になっていたと見えたので、先に足がついても勝ちかも!? とドキドキしたのですが、結局は負けとなってしまいました。はーーー惜しかった!!  というわけで、昨日は大関【稀勢の里】関にやられちまいましたが、我が愛しの黒ブタ野郎こと【松鳳山】関は、今場所はたいへん元気です!! とにかく、この黒ブタは「引かない」で常に前に出る姿がわたしはとても応援したくなるわけで、観ていて気持ちのいい黒ブタ野郎です。なんであんなに黒いのでしょうか。ホント不思議な力士ですよ。
 というわけで、まずは週刊少年チャンピオン2017年第7号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今号はナシ。代わりに、ペダルと牙刃のダブルポスターです。オーガの顔芸がw
 ■『弱虫ペダル』:呉の陸鮫!! の巻。去年と同じ展開です。またか……どうせ……(略)
 ■『牙刃道』:武蔵捕縛失敗の巻。もう、全員で拳銃で撃てばいいじゃない……。
 ■『囚人リク』:制服奪取成功の巻。つーかホント展開が時間かかりますなあ……
 ■『少年ラケット』:ヒロ先輩の秘密の巻。足にけがを負ってたんですな。大丈夫か森原中は。
 ■『Gメン』:レイナ大ピンチの巻。はたして勝太が電話した相手が誰なのか気になりますね。
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』:セロリトラップ!の巻。いやー、今週も声を出して笑ってしまった……。
 ■『六道の悪女たち』:追いかけっこ勝利の巻:六道君の真面目さに、悪女たちも落ちるわけですな。
 ■『BEASTARS』:レゴシ人気者の巻:舞台後、ちょっとした人気者になったレゴシ君。友だちのジャックが大変良いですね。
 ■『SHY』:読み切り少女ヒーローもの。チョッと描き込みが多いけど絵が大変良いと思います。面白かった。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

  さて。では、今週の『鮫島』ニュースをお送りします。
 前回は、九日目の【白水】兄貴の戦いが物言いの末黒星で終わったものの、これまでの親方とのちょっとしたすれ違いも解消し、負けてすっきりした【白水】兄貴ですが、なんと、気分のいいところで勢いを借りて真琴姉ちゃんに告白する!!! という謎の展開で年を越しました。というわけで、今週は、【白水】兄貴のプロポーズ大作戦というわけなのですが……今週はもう、結果だけでイイっすよね?書く事ねえし……
 まあ、結論としては、【白水】兄貴の出る幕なく、【仁王】兄貴の掟破りの抜け駆けプロポーズが炸裂て、真琴姉ちゃんもまんざらでもなく、うれしげな笑顔を見せるの巻、と相成りました。
 いったい何が起こったかって? つまりですね、順を追って説明すると
 1)真琴姉ちゃんが「あのベンチ」で待ってる。【白水】兄貴に呼び出されたため。
 2)鯉太郎&椿ちゃんが斥候として茂みに隠れてる。
 3)【仁王】兄貴もベンチにやってきて、真琴姉ちゃんとばったり会う。実は【仁王】兄貴も、【白水】兄貴に「立会人」として呼び出された。
 つまりですね、【白水】兄貴の作戦は、二人は顔を合わせれば喧嘩ばかりなので、今日も絶対喧嘩になであろうから、喧嘩が始まったら鯉太郎&椿ちゃんにLINEで連絡をもらい、そこに自分がボートに乗って現れ、【闘海丸】くんのあのCMをパクった告白をしよう、てなことを考えていたわけです。
 しかし、背後に鯉太郎&椿ちゃんがいることも知らずに、【仁王】兄貴は結構男らしくカッコよくプロポーズし、成功すると。そして鯉太郎&椿ちゃんはここに【白水】兄貴が来てももうどうしようもない、ヤバイ、と思っていると、いつの間にか川さんが携帯を奪って【白水】兄貴にGOを出しちゃってたと。そして見事にスベった、とまあ、そういうわけです。
 まあ、我々読者的には、真琴姉ちゃんと【仁王】兄貴がイイ感じだということは、もう最初の『バチバチ』の頃からわかってますので、ここは素直に、良かったねと祝福したいですな。まあ、【白水】兄貴はとんだ当て馬(?)になっちまいましたが、【白水】兄貴には、もうチョイ相撲道に精進していただきたいですな。
 しかし、我々読者としては、鯉太郎と椿ちゃんはどうなってんだよ!って方が気になりますね。完全に椿ちゃんは鯉太郎のことが大好きですが、鯉太郎は……まあ相撲しか考えていない朴念仁でしょうなあ……そんな鯉太郎が椿ちゃんは大好きなわけで、果たしてこの二人が幸せになれるのか、大変大変心配です。
 そして今週の一番の問題は、最後のページに待っていました。
 部屋でみんなの帰りを待つ常松こと【松明】関。どうやら今回のプロポーズ大作戦には参加していないようですが、なかなか帰ってこないみんなを心配していると、部屋に何者かが訪れます。
 「やっ…やあ…久しぶりだな…」
 その声に、驚愕する常松、の顔アップで今週は終了でした。この客はいったい何者なのかが大変気になります。声が震えていて、フキダシも若干震えているわけで、『吽形』さんではありえないでしょう。『吽形』さんなら堂々としてるはずですし。こんなオドオドと空流部屋を訪れたのはいったい誰なのか。そして物語にどうかかわるのか。来週が大変楽しみですな。ここでまさかの【大鴇】とかだったらびっくりですな。一体誰なんだろう……常松が知っていて、久しぶり、となると……わかんねえっす。佐藤先生、誰なんすか一体!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。 
 今週はちょっとした息抜き回でしたが、まあ【仁王】兄貴と真琴姉ちゃんには幸せになっていただきたいものです。そして今週のラストに現れたのはいったい誰なのか。そして鯉太郎の十日目の相手は誰なのか。さらに、鯉太郎はどういう運命をたどるのか。今年も『鮫島』から目が離せないっす!以上。

↓ヤバイ……ちょっと欲しいかも……。

 

 というわけで、2016年最後の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、新年最初の週刊少年チャンピオンの発売日は1/12(木)だそうですので、次回はまた2週間後になります。もう1年以上、この『鮫島』ニュースを綴っていますが、そろそろ辞めようかな……と言う気もしていますが、とりあえず、次の相手が誰か、そこでわたしのテンションが上がるかどうかで決めようかな、と思っています。書き続けるモチベーションが……続くといいのですが……。
 というわけで、まずは2016年最後の週刊少年チャンピオン2017年5・6合併号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は渡辺梨加嬢。欅坂の方だそうです。顔もスタイルもお綺麗ですな。
 ■『聖闘士聖矢 冥王神話』:紫龍VSスコーピオンの巻。車田節が炸裂してイイですなあ。
 ■『弱虫ペダル』:広島始動の巻。まーたこの展開か……。もうどうでもいいような……。
 ■『刃牙道』:武蔵捕縛?の巻。もう全員発砲しちゃえよ……。
 ■『囚人リク』:ヘルメットの巻。相変わらず熱いすねえ……。
 ■『少年ラケット』:第1試合の巻。イチロー君はいいとして、ヒロさんに何が起こったんだ!?
 ■『Gメン』:レイナのピンチの巻。またかなりヤバい展開になりそうな予感です。
 ■『六道の悪女たち』:魔法ならある!の巻。おっと、六道君がまた男を見せそうだ!
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』:ロナルドの戦い(笑)の巻。毎週面白いですが、今週の話はかなり好きです。電車内で思わず笑ってしまった……。
 ■『BEASTERS』:部長登場の巻。舞台は無事終わったので、まあよかったす。いよいよ単行本(1)巻が発売になるので、コイツは買いかも。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、土俵下に落ちる【白水】兄貴と大関【天鳳】までが描かれ、軍配はまだ上がっていませんでした。そして今週は、その軍配がとうとう上がります!
 結果は――――【白水】兄貴に上がりました! 小結【白水】が大関【天鳳】に勝った!やったぜ! 私も大喜び、そして空流の弟たちも大喜びです。【白水】兄貴も、「やっ…やった…やった―――!! 見てたか…親方…しっかり見てたかよ…!!」と、喜び涙を浮かべて、親方たる【仁王】兄貴に視線を送ります。
 しかし、審判席の【仁王】兄貴は、すっと右手を上げています。なんとここで、【仁王】兄貴の「物言い」だ――!! 唖然とする【白水】 兄貴をよそに、NHKの中継は取組のリプレイを放送します。「あっ!! 確かにこれは白水が先に落ちているように見えますね~~…」
 そして審議の結果は、なんと差し違えで大関【天鳳】の逆転勝利!!! NHKアナと、たぶん解説の虎城理事長(?)もこう言ってます。
 「しかし自分の親方の物言いで星を落とすことになってしまいましたね……」 
 「まあ…当然と言えば当然でしょうな…」
 ええ、そりゃまあ当然、でしょうなあ。しかし唖然の【白水】兄貴と青筋を立てている【仁王】兄貴の想いが面白いというか、ちょっと笑えます。
 「しっかり 見てんじゃねーよ……(ワナワナ)」
 「それはそれ! これはこれ!(プンスカ)」
  まあ、【仁王】兄貴はしっかり見てたってことで、しょうがないっすね。そして思わぬ勝ちを拾った【天鳳】は、素直に空流の強さを讃えます。
 「スゴイナ~~~仁王ハ~~~本当ニ強クナッタヨナ~~~白水 モット俺モ気合イ入レテイカネートナー…ノンビリシテルト 過去ノ人間ニナッチャウゾ…」
 【天鳳】のすがすがしい笑顔に、新寺親方も、うむ、的なほほえみです。そしてちくしょー的な悔しい表情で、あと一歩、あと一歩だったのに、と悔しがる【白水】兄貴に、【仁王】兄貴は声をかけます。
 「詰めが甘いんだよテメーは…まぁ…取り組みは少しはまともになったかな…バカヤローが…」
 その言葉を聞いて【白水】兄貴はハッとします。そして唇をかみしめて言いました。
 「ゼッテーアンタを超えてやるからな……次もしっかり見とけよ バカヤロー…」
 ここの【白水】兄貴は、【仁王】兄貴は言葉は悪いけれど、いつも自分を鼓舞する言葉を投げていてくれたということに気が付いた、という事でいいのでしょうか? 唇をかみしめたのは、慰め、激励してくれた、そしてそれがうれしい、けど、その感謝に答えるにはもっと強くならねーと、と覚悟を新たにした、というてことなんでしょうか?  こういう姿が、不器用な生き方しかできない空流の男たちの姿なんすかねえ。
 そして花道に引き上げてきた【白水】兄貴を、弟たちが出迎えます。そして、そんな弟たちに、【白水】兄貴は宣言します。
 「俺が見てきた阿吽(あにでし)みてーなカッコイイ背中は見せれねぇかもしれねーけど…でもよ…俺にしか見せれねぇ背中を見せっから…俺みてーなダセェ凡人でも 必死こけばなんとかなるって必ず見せっからよ…」
 その宣言に鯉太郎が応えます。
 「さすが俺らの部屋頭だよ…スゲー取組だったぜ…まだヘバッてらんねーって 力もらったよ…やっぱ間違いなく空流のぶってー柱だよ 白水さんは…」
 もう、まったくできた弟ですよ鯉太郎は。ここにジャギ様がいたら、「よくできた弟~~~!!」とクワッと反応しそうなレベルですな。 
 と、ここで今週は終わりかと思いきや、なんとちょっとした続きがありました。なんと、【白水】兄貴は、「オレ……この取組で何か変われたら、自分に少しでも自信が持てたら……真琴姉ちゃんに告白するんだ……」と完全に死亡フラグめいた想いがあったそうで、 鯉太郎に真琴姉ちゃんを呼び出すよう、兄貴職権の濫用です! だ、大丈夫か!? いや、大丈夫じゃないに決まってるけど、まさかの展開があり得るのか!? そんな読者の心配をよそに、結果は2週間後の年越しとなって今年は終了です。
 しかし……正直長かったすね、【白水】編は。おまけにまさかの年越しとは……。どうなんすかねえ、この展開は……まさか、【白水】兄貴に告白されて、真琴姉ちゃんの、ごめんなさい、からの、実は【仁王】兄貴が好きなの宣言もあり得るのでしょうか。まあ、正直その辺はあまり興味がないっす……とにかく、鯉太郎の次の相手は誰なのか、そしてどんな戦いとなるかが楽しみですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 【白水】兄貴の戦いは、結論としては敗北に終わったわけですが、親方との絆は深まったわけで、一応はめでたしめでたしと言えると思います。そして次回に持ち越された、真琴姉ちゃんへの告白は……1週でさらっと流していただいて結構ですよ、佐藤先生! そして、次の相手や、現状での他力士の星取りもそろそろ教えていただければ幸いに存じます。来年も、よろしくお願いいたします!! 以上。

↓ マジで買うしかないかもな……結構好きです。この漫画。


 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、もう年末までカウントダウンなわけですが、週刊少年チャンピオンは、今週は合併号で、次号は12/28(水)の発売だそうです。なので、来週はお休み&2週間後が今年ラスト、だそうですよ。
 というわけで、今週も特に書くことがないのでさっさといつも通り、 今週の週刊少年チャンピオン2017年第3・4合併号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は斎藤飛鳥嬢。乃木坂の方だそうです。サンタコスですな。
 ■『聖闘士聖矢 冥王神話』:紫龍、天蠍宮への巻。ほぼストーリーは進んでいません。
 ■『弱虫ペダル』:総北&箱学の協調の巻。また次号以降で広島がやらかすようです。
 ■『刃牙道』:武蔵出陣の巻。もうさっさと逮捕しちゃえばいいのに。
 ■『囚人リク』:ピカソ内海祭りの巻。またしても大変な顔芸炸裂。最終ページの少女漫画風な内海が最高です。なんなんすかもうw
 ■『少年ラケット』:試合直前の巻。一番手はイチロー君です。大丈夫でしょうか。
 ■『Gメン』:またしても天王会の影の巻。勝太もレイナも妄想してる場合じゃないぞ!
 ■『六道の悪女たち』:乱奈さんの決意の巻。いやー、ホント乱奈さんは素晴らしいですね!
 ■『BEASTERS』:レゴシ怒るPart2の巻。本番舞台上でのレゴシ君VS虎、大丈夫かこれ!?

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、とうとう会心の「真・ゴリラ張り手」をかました【白水】兄貴、そしてNHK実況アナの絶叫で終わったわけですが、今週は、そのNHKアナの絶叫の意味が分かるところからです。
 えーと、結論から言うと、要するに【天鳳】が堪えたということなのですが、新寺親方や空流親方が思うように、「並の力士ならあれで決まっていただろう…だが…相手は大関・天鳳 底が違う!!」わけです。
 そして、すっかり男塾の雷電のような解説キャラになりつつある常松こと【松明】が「マワシを取りに来た 距離を取れ――!!」と絶叫するも、【白水】兄貴は完全に「もう…ガス欠でんがな…」なわけで、がっちり【天鳳】に右上手をとられたと、とまあそんな展開でありました。
 しかし、その体勢に、新寺親方は「よし!これで問題ねぇ」としてやったり風な表情ですし、【松明】も、やられた的な顔をして下を向きそうになりますが、鯉太郎は言うわけです。
 「まだだ…下を向くな…まだ先かかかっただけだ…握れちゃいねえ…ギリ堪えてる…!信じて見てろ…最後まで何があるか分からねぇ…それが白水さんだ…」
 そして【天鳳】は「逃ガスカ!!」と気合一発、力をこめますが、なんと【白水】兄貴のまわしがびよーーーんと伸びてしまいました!! これは実際の大相撲でも良く見る光景で、がっちりとまわしが握れず、いわゆる「1枚まわし」だと、ずるりと伸びちゃうことがあるんですな。おまけにどうやら、なんと【川口】さんが、こんなこともあろうかと、まわしを緩く締めていたらしい。そんな、それはちょっとどうかと思うぜ【白水】兄貴!? そういえば、わたしの亡くなった親父も、1枚まわしで伸びちゃう状況に、「あー!! こいつ「ゆるふん」だぞ卑怯者!!」とTVに向かって怒鳴ってましたっけ……まさしく、【白水】兄貴は「ゆるふん」だったわけです。そしてその一瞬のすきに、【白水】兄貴は最後の力を振り絞って、最後の「真・ゴリラ張り手」を繰り出します! もちろん、【天鳳】も同じく「パクリVer.ゴリラ張り手」で迎撃だ!!
 しかし!! 見開きで描かれた両者の張りは、【白水】兄貴に分があった!! 吹っ飛ぶ【天鳳】に、空流の弟たちはガッツポーズ、新寺親方はやられたー!的に天を仰ぎ、空流親方はやりやがったあの野郎!的な笑顔です。
 が……!!! 土俵際、【天鳳】が最期のうっちゃり(?)というか、右の一枚まわしで強引に上手投げ(?)を放った――――!!! 
 という感じに、今週は土俵下になだれ落ちる二人で終了、軍配はまだ上がってません!! さあ、果たして勝ったのはどっちだ!? 結末は次号までお預けでありました。いやーーーホントに毎週、血圧上がるわ……。 

 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 いよいよ【白水】VS【天鳳】戦の決着は見えましたが、まだ軍配が上がっておりません。一応、次号には判明するはずなので。年内はそこまでですね。しかし鯉太郎の次の相手は誰だろうなあ……まったく根拠はありませんが、次は関脇【天雷】のような気がする、というか、そうだといいなあ……と思っています。でも、前頭14枚目の力士が関脇と戦うことがあるのか……関脇までなら十分あり得るか。どうでしょうね。はーーー楽しみというかもう、鯉太郎の戦いから目が離せませんな。以上。

↓ しつこいですが買っていない人は『鮫島』ファンとは認めたくないものです。
 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今日は我らが『鮫島、最後の十五日』第10巻の発売日ですので、今すぐ皆さん買いましょう! 本屋さんにGO、またはどこかのWebストア、あるいは、どこかの電子書籍販売サイトで今すぐポチッて応援しましょう。わたしは既に電子書籍は買ったので、帰りに本屋さんで紙でも買って来ます。

 というわけで、今週も特に書くことがないのでさっさといつも通り、 今週の週刊少年チャンピオン2017年第2号の概況です。えーと、年内の発売は次の次、までかな?
 ■巻頭グラビア:今週は平手友梨奈嬢。欅坂の方すね。水着はありません。
 ■『聖闘士聖矢 冥王神話』:久しぶりの連載再開!ちなみに今号の表紙にいるキグナス氷河は今週は出て来ません。しかし真面目に読んでるはずのわたしでさえ、お話を忘れかけているわけで……チッ……これは単行本をちゃんと買えってことかもな……。
 ■『弱虫ペダル』:坂道、今泉くんと合流の巻。今のところ順調ですが、まあ、すんなり事は進まないでしょうな。
 ■『刃牙道』:今度はヒナリー登場の巻。かなり「花の慶次」風な下ネタのオーガが笑えます。
 ■『囚人リク』:ピカソ内海再びの巻。今週も大変な顔芸炸裂で最終ページがとんでもないことに。マジでこの漫画を電車内で読むのは大変危険ですw ピロピロピロピロリンにわたしはもう笑いを耐えきれんせんでした。
 ■『少年ラケット』:試合前夜の巻。さあ、来週はいよいよ大会スタートか? そして1回戦で当たることになる謎の新キャラも登場です。
 ■『Gメン』:日本童貞連盟の巻。勝太もキモ田も、伊達さんもいいすねw そして最後にヤバそうな新キャラ登場でまたも大喧嘩の予感です。
 ■『六道の悪女たち』:飯沼くん、課長、大佐頑張るの巻。そしてラストは乱奈さんがハーレーに乗って登場ですよ!
 ■『BEASTERS』:レゴシ怒るの巻。虎に対して怒りを見せるレゴシは何気にカッコ良しですな。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:最終回の巻。あーあ。わたしが応援するとことごとく終わっちゃうような気がしてなりません……せっかくどんどん画力が向上してたのになあ……

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 そして今週は、『鮫島』連載第100回記念としてカラー扉です。まあ、単行本も今日発売だしね。
 先週は、ようやく繋がった空流親方と【白水】兄貴の想いから、派手な一発を捨て、ショートジャブ「コゴリラ」張り手を小刻みに当てていく戦法にスイッチした【白水】兄貴の逆襲が描かれました。今週は、結論から言うとまだ勝負がつくところまでは行きませんでした。たぶん、年内あと2回(?)は、この【白水】兄貴の戦いで終わってしまいそうです。
 で。 NHK解説が叫ぶ通り、「じりじりと下がる天鳳!これは有効だ!効いている!!」状態です。【白水】兄貴は親方が「チマチマした相撲をやれ」と言っていたことを思い出しながら攻め続けます。
 「へっ…チマチマって…ボキャブラリーが貧困なんだよ…そりゃ丁寧って言うんだよ 理解すんのに労力かけさせんなよ…まったく…「基本に忠実に…丁寧に…もっと速く」だろ…」
 いやいやいや、【白水】兄貴、先代にもしっかりそれは叩き込まれてるはずなのに、余計なこと色々考えておかしくなってたのはあなたですよね? まあ、思い出したならいいのですが、ずっと頭の中で「チマチマ」という言葉を考えていた【白水】兄貴の「コゴリラ」張り手は、いつの間にか「チマゴリ」張り手に名称変更です!
 いけーー!と熱くなる空流の弟たち、やべえなコリャと青くなる新寺親方、そして「チマゴリ!!」と心が熱くなる空流親方こと【仁王】兄貴。しかし、そんな「チマゴリ」を喰らいまくって防戦一方の大関【天鳳】関ですが、その内心はもう嬉しくてたまらないようです。思わず笑みが漏れる【天鳳】関は思います。
 「強イナ~~~~~~~…サスガ空流ノ力士…前ニ出テモ押シ返サレル コノ感ジハ…マルデ俺ノ現状ソノモノダナ…イヤ…デモナ~~~…コンナモンジャナインダヨナ~~~…コンナモンジャ~~~横綱(アレ)ノ弾キ返ス力は…引ケナイヨネ…コノ程度デ…(略)進ムンダ…モット…強ク…何ガ来ヨウトモ…ドンナ力ダロウト平然ト進ム力デ…突キ抜ケル力デ…」
 というわけで【天鳳】も引かず、得意の「四つ相撲」に展開すべく、まわしを掴みに行きます。が、そこに、【白水】兄貴渾身の強力な本家「ゴリラ」張り手がカウンターで炸裂! 【白水】兄貴は、「これだろ…バカヤロー…」と思い、【仁王】兄貴も「それだよ…バカヤローが…」と思いはシンクロ。そして崩れ落ちる【天鳳】関ですが、ラストのコマは、NHKアナウンサーの「あっ……あ――――――ッ!!?」という絶叫で今週はお終い、でした。
 さあ果たして、ラスト、【白水】兄貴は見事【天鳳】関を撃破できたのか、それとも意識が飛びそうな【天鳳】はがっちりまわしを掴めたのか、来週までのお預けとなりました。こりゃあ、来週決着がつきそうですな。うーーん……まあ、漫画の定石的には、【白水】兄貴の惜敗となるような気がしますが……勝つのは【白水】兄貴か【天鳳】か、ドキドキしながら来週を待ちましょう!! はーー。やれやれ。今週も血圧上がったわ……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:??? 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 いよいよ【白水】VS【天鳳】戦もクライマックス。来週結論は出るような展開ですが、はたして、勝つのはどっちだ!! そして、勝負の結果もそうですが、ほかの【松明】や【天雷】【猛虎】【王虎】の現在の勝ち星も気になりますので、佐藤先生、そろそろ教えて下さい!! よろしくお願いしゃす!! 以上。

↓ これが一番直近巻、かな? 一気に全巻買うしかないか……。

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週は雪で今日は雨模様の東京ですが、ホント寒くなりましたな。そして今日からもう12月。なんてこった……本当に時の過ぎ去るのは早いですなあ……なんらかのスタンド攻撃を喰らっているかのようです。
 そして毎回しつこいですが、来週は第10巻の発売なので、皆さん買いましょう!

 というわけで、何も書くことがないのでさっさといつも通り、 今週の週刊少年チャンピオン2017年第1号の概況です。おお、今週号からもう2017年号だ!
 ■巻頭グラビア:今週は浅川梨奈嬢。デカい!何がデカイか自分で確かめよう!
 ■『弱虫ペダル』:今泉くんは信じるの巻。坂道よ、さっさと今泉くんの元へ急げ!
 ■『刃牙道』:武蔵TV出演の巻。生放送エア惨殺事件……たぶん、板垣先生は笑いながら描いてると思います。そして、巻頭カラーで第2部「バキ」のアニメ化の告知です!
 ■『囚人リク』:戻らんぞの巻。今週もリクの顔芸炸裂で、もう大変w
 ■『少年ラケット』:イチロー君の成長の巻。だいぶ顔つきも変わってきましたね。
 ■『Gメン』:レイナの恋愛特攻作戦、大失敗の巻。大変イイですが、やりすぎ!ですw
 ■『六道の悪女たち』:鬼ごっこスタートの巻。さあ、乱奈さんのターンが始まりますよ!
 ■『BEASTERS』:部長降板、レゴシ登板の巻。いやあ、ホント面白いす。!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:舞台は2年後へ一気に進展の巻。あれっ!? かなりの急展開に驚きました。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、空流親方からの「悲しみのバカヤロー」に【白水】兄貴が奮起する展開でしたが、今週も引き続き大関【天鳳】と戦う【白水】兄貴の様子が描かれております。最初にズバリ言うと、今週も決着はつかず、です。
 というわけで、今週も大関【天鳳】の、満面の笑顔でのパクリ「ゴリラ張り手」が【白水】兄貴に炸裂しまくりです。必死に頭を下げ堪える兄貴ですが、なすすべなしか。力の入る【白水】兄貴の右手に、空流親方こと【仁王】兄貴は歯を食いしばって土俵を見つめます。
 「バカヤローが まだ大振りの一発を狙ってんのか…そんな無駄に力の入った見え見えの張りなんぞ 天鳳に通じるわけがねーんだ…(略)確実にチマチマ当てた方が勝率は上がるんだ…カッコつけんな…それじゃ負けちまうんだよ…」
 しかし! 次に【白水】兄貴が繰り出したのは、いつもの豪快な「ゴリラ張り手」ではありません。ショートレンジのジャブとでもいうべき「コゴリラ」張り手でありました! 驚く【仁王】兄貴 。そして空流の弟たちもあっけにとられ、新寺親方までなにぃ!? 的な顔です。10発のショートジャブこと「コゴリラ張り手」を飛ばす【白水】兄貴ですが、【天鳳】のパクリ「ゴリラ張り手」一発で返されます。再びブッ飛ぶ【白水】兄貴。その脳裏には、鯉太郎の想いや【仁王】兄貴への想いが交錯します。【仁王】兄貴は「カッコつけんな テメーはみっともねぇ位がちょうどいいんだよ!」と言ってくれました。そして鯉太郎は【白水】兄貴が自分を見捨てなかったことへの感謝を口にしてくれました。それは【白水】兄貴にとっては当たり前のことで、なぜなら、自分も【仁王】兄貴にそうしてもらっていたからです。弱くてヘボくてどうしようもない自分を、【仁王】兄貴はずっと見捨てなかった。あの人は、いつだって自分を勝たせようと、必死だったんだ。
 ようやくそのことに気づいた【白水】兄貴。気合で【天鳳】のパクリ「ゴリラ張り手」に耐えつつ、新技のショートジャブ「コゴリラ張り手」を打ち続けます。そしてそんな【白水】兄貴の姿に、空流親方こと【仁王】兄貴も若干嬉しそうに苦笑いです。
 「みっともねぇ相撲だな…バカヤローが…」
 ようやくここに、空流の師弟であり兄弟の心が通じたわけです。【白水】兄貴は思います。
 「俺の…俺だけの相撲を…見せてやる…」
 さあ、反撃開始ですよ! 執拗に打ち続ける「コゴリラ張り手」を喰らいすぎの【天鳳】。新寺親方もとうとう心配になってきました。
 「やべぇな…楽しみ過ぎだ…天鳳…」
 その言葉通り、【白水】兄貴の「コゴリラ張り手」は、天鳳にパクリ「ゴリラ張り手」を繰り出す余裕を与えません。そりゃあそうです。【仁王】兄貴の言う通り、
 「チマチマ打っても軽くねぇんだよ…テメーの一発は…」
 というわけで、今週はとうとう劣勢だった【白水】兄貴が大関【天鳳】を押し返している!! ところまで、でした。
 はーーー。やれやれ。どうなんすかねえ、この展開は。 問題は、この相撲を観ている鯉太郎が、次の戦いにどう生かすか、だと思うわけで、あくまで主人公鯉太郎の心の成長のための今回の【白水】兄貴の戦いであろうと思うのですが、やっぱり、自分の兄貴分が泥臭く必死で戦っている姿というのは、弟として当然、胸に沁みるのでしょうな。
 【白水】兄貴と鯉太郎の関係は、『バチバチ』でのラストの同門対決や『バチバチBrust』でのVS王虎戦などでかなり描かれてきました。そして、普通に考えて鯉太郎の方が強いだろ、と読者に思わせておいて、いつも男を見せたのは【白水】兄貴でした。そういう歴史があるからこそ、泣けるわけですよ、今回も。鯉太郎は現在もはや満身創痍。そのボロボロの体を突き動かすのは、こういう兄貴たちへの想いもあるわけで、いやー、やっぱり『鮫島』は最高ですね!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 とうとう空流親方の想いと【白水】兄貴の想いは重なり、そして新技のショートジャブ「コゴリラ張り手」を無意識に編み出した【白水】兄貴。ところで、【白水】兄貴はこの9日目で、星はどんなもんなんでしたっけ? 現在小結で、横綱には負けているわけで、何勝ぐらいしてるのかな? 自分より上位の三役との戦いがフルで組まれてるはずだけど、勝ち越さないとまた平幕だぞ! がんばれ【白水】兄貴! そして来週は、記念すべき第100話です! 以上。

↓ ホントにしつこいですが、来週発売ですよ!わたしは紙と電子両方買います。

 

 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、スイスやフランスの皆さん、そちらの天候はいかがですか? 今日の東京は、クッソ寒いです。雪混じりの冷たい雨です。都内でこの時期に雪が降るのは54年ぶりだそうです。はーーーーマジで寒い……。そして日本では現在大相撲九州場所が開催されており、綱取りのかかっていた【豪栄道】関は昨日11日目時点で3敗とあっさり綱取り絶望、そして横綱【鶴竜】関と【日馬富士】関が1敗、【白鵬】関が2敗と優勝を争っておりますが、今場所は初入幕の【石浦】関が前頭15枚目で10勝1敗と非常に元気よく戦っております。【石浦】関は【白鵬】関と同部屋、すなわち弟弟子にあたるわけで、今後が大変楽しみであります。

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年52号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は松本愛嬢。大変良いモノをお持ちですな。
 ■『弱虫ペダル』:最終日スタートの巻。坂道……お前、水田君に負けるなよな……?
 ■『刃牙道』:次期US大統領、オーガに会うの巻。無事に「不可侵宣言」引継ぎ完了で笑えます。
 ■『囚人リク』:リク一行脱出への巻。久々登場の主人公リク、相変わらずの顔芸ですw
 ■『少年ラケット』:ジョー先輩の成長の巻。サブキャラもイイですなあ。
 ■『Gメン』:レイナ、勝太をデートに誘うの巻。完全に呼び出しです。どうなるか楽しみですな。
 ■『六道の悪女たち』:六道君乗り込むの巻。乱奈さん置いてけぼりがかわいそう……。
 ■『BEASTERS』:演劇部の公演の巻。部長!大丈夫なのか!? 大変イイです。!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:那由多、世界の秘密を知らされるの巻。えっ!? そういう話だったの!?

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は、相撲を楽しむ【天鳳】にゴリラ張り手をパクられ、キッツイ一撃を受けた【白水】兄貴がもうだめだ……と崩れるところに、審判席の空流親方から大喝が飛ぶところまででした。今週は、まずは気が遠くなる【白水】兄貴が頭の中で見る走馬燈が描かれます。
 かつての入門時から、今現在まで、常に兄貴として自分を奮い立たせてくれた【仁王】兄貴であり、現・空流親方。【白水】兄貴にとって、【仁王】兄貴は、つねにバカヤローが!! としか言ってくれないけれど、そのバカヤローが!! という言葉に対して「オッかなくて…」「口が悪くて…」「キビしくて…」「しょーもなくて…」「優しくって…」「強くって…」、と様々な感情を抱いていたわけです。そしてなにより、「カッコよくて…」「誇らしくって」「俺もいつか…あんな風になりてぇって…弱さを微塵も見せねー男になりてぇって…ずっと……ずっと……思ってた」男、それが【白水】兄貴にとっての【仁王】兄貴という存在でした。
 そんな、薄れゆく意識の中で走馬燈を観てる場合じゃないだろ、とばかりに、審判席にいる【仁王】兄貴から、「この バカヤローが!!!」とすさまじい怒声が飛び、【白水】兄貴の意識がはっきり戻ります。【白水】兄貴は、その声とともに、【仁王】兄貴こと空流親方の顔をはっきりと見ました。そして悟ります。
 「分かってるよ…分かってる…今の「バカヤロー」は…今のは…悲しんでる「バカヤロー」だ…」
 そうですよ、【仁王】兄貴はもう悲しいのです。何やってんだお前は!! という悲しみの「バカヤロー」ですよ!! というわけで、覚醒した【白水】兄貴は思います。
 「終われるか…あんな顔させたままで…終われるか…!!」
 そして「あああああ!!」という咆哮とともに、再び右のゴリラ張り手を繰り出します!! が、カウンターで【天鳳】のゴリラ張り手パクリVerが【白水】兄貴の顔面にクリーンヒット!! NHKアナウンサーも「強――烈――!!」と絶叫です。「やっぱ…俺じゃあ…」と再び涙目で崩れ落ちていく【白水】兄貴。
 しかし、【仁王】兄貴にも、兄貴なりの苦悩がありました。鯉太郎に言われるまでもなく、【白水】兄貴が必死で頑張っているのはよーく分かってる。そして頼りになる新寺親方に「力士時代は歯ぁ食い縛って背中を見せていればよかった…けど親方ってのはそれだけじゃやれねえ…」と言われているわけで、親方であることの自覚は十分に持っているつもりです。しかしです。
 「だが…ここで誉めちゃダメなんだ…アイツの持っているモノは…俺の真似で終わるもんじゃねー…白水(アイツ)の力は…必ず俺を超えていく…」
 だからこそ、【仁王】兄貴は審判という立場であるにもかかわらず、そして虎城理事長が厳重注意だな……と頭に来ているにもかかわらず、土俵に向かって再び叫びます。
 「オメーはオメーでいいんだ!! バカヤローが!!」
 【仁王】兄貴! なんでその言葉をもっと前にかけてやれなかったんだよ……!! 誉めちゃダメ、ってのは、部下を持つ身なら非常に実感できるわけですが、誉めるタイミングと言葉は、まあ新米親方にはそりゃあ難しいでしょうなあ……分かります。でも、ちょっと遅かったんじゃねえかなあ……。
 いずれにせよ、その一言で再び蘇生した【白水】兄貴。ぐっと体をこらえ、涙と鼻血で汚れた顔は、いささかも闘志を失っていません。そんな顔をされて挑まれては、対する【天鳳】関も嬉しくてたまらなくなります。思わずアハッと笑う【天鳳】関に、師匠の新寺親方は嬉しそうに言います。
 「久し振りだな…天鳳(アイツ)のあんな顔は…」
 【白水】兄貴は、泣きながら思います。
 「バカヤローバカヤロー本当にうるせーよ…しっかり見てろよ…バカヤロ――――…」
 と、今週はここまで。反撃体制の覚悟の出来た【白水】兄貴の顔アップでおしまいです。
 いやー、しかし、ここから大逆転というのも、ちょっと難しいような……でも漫画だし、盛り上がるからいいのかな……。正直なところ、部下を散々教育してきたおっさん読者としては、空流親方の苦悩はよく分かるし、そしてこのエピソードを描かずにはいられなかった佐藤先生の気持ちも、理解できなくもない。けれど、やっぱりもどかしく思う部分も多く、じれったさを感じなくもない。しかしまあ、そんな兄貴二人を持つ鯉太郎のキャラクターを表現するには、やっぱり空流という家族も描かずにはいられなかったんでしょうな。
 しかし、【白水】兄貴ってそんなに強かったんだ……。もうちょっと、【白水】兄貴の強さの説得力があればよかったのだが、まあ、『Burst』の幕下時代に、現在の関脇【天雷】と大関【王虎】に勝ってる男なんだから、まあいっか……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 何度もくじけそうになる【白水】兄貴を叱咤する空流親方だが、果たして勝負の行方は!! 来週には決着がつくのでしょうな、きっと。勝っても負けても、【白水】兄貴は鯉太郎の誇れる兄貴ですよ。そして兄貴らしい戦いを見せていただければと存じます。しかし鯉太郎の10日目の相手は誰になるんすかねえ。大変楽しみであります!! 以上。

↓ 毎週しつこいですが、発売まで告知し続けますよ!! 買いでお願いします!! 
 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、全然関係ないのですが、この「鮫島ニュース」は、毎週(ほぼ)必ず、スイスからアクセスされている方がいらっしゃることは以前書いたような気がしますが、その後、どういうわけか、フランスとシンガポールとメキシコからも定期アクセスが観測されており、実はそろそろやめようかと思っていたものの、日本を遠く離れた地でも、『鮫島』が気になって仕方ない方々がいるならば、まだ続けようかな……と思い直した次第です。電子書籍なら、海外でも買えますので、ぜひ、単行本化の折は海外の皆さんも買ってください!! そして日本国内の人は、ちゃんとチャンピオンを買いましょう!
 ※ちなみに、わたしが使っている電子書籍販売サイトBOOK☆WALKERは海外から買えるのか、先日台湾で実験してみたところ、ちゃんと買えました。ただし、作品によってはダメなものもあるようです。
 今週号には、次の最新(10)巻の発売告知がありましたので貼っときます。12/8(木)発売ですよ!

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年51号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は武田玲奈嬢。極上です。非常に美しいですな。
 ■『弱虫ペダル』:キモー筋再び坊主頭の巻。今年の総北は厳しいだろうなあ……。
 ■『刃牙道』:お見それしました!の巻。戦い終えた本部&牙刃の語らいです。
 ■『囚人リク』:逃がっさ―――ん!! の巻。まさかのピカソ内海の大復活に爆笑です。
 ■『少年ラケット』:イチロー君、再会を喜び健闘を誓うの巻。いよいよ公式戦かしら?
 ■『Gメン』:2学期編開始!の巻。非常にイイ展開が来ましたね!! 今後が楽しみ。
 ■『六道の悪女たち』:当たり前に理由はいらない!! の巻。六道君男を見せますな。そして乱奈さんが可愛いです。
 ■『BEASTERS』:部長&レゴシ君の巻。いやーホントに部長のキャラがイイ!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:那由多、拉致されるの巻。おっと、新展開きましたよ!!

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 そして今週は巻頭カラーです!!! 皆さん、チャンピオンを買いましょう!!
 先週は鯉太郎の兄弟子であり、空流部屋の部屋頭である【白水】兄貴と、かつて現在の空流親方が関脇【仁王】だった時代にしのぎを削っていた大関【天鳳】との取組の立ち合い直前までが描かれましたが、今週はいよいよ時間いっぱい、バトルスタートです。
 現在の【白水】兄貴の心の中では、(1)ボロボロになりながら戦う弟弟子・鯉太郎に、兄貴として誇れる姿を見せてやりたい (2)周りの親方衆から風当たりの強い空流親方に、あんたのハートをしっかり継いでるぜ、という姿を見せたい (3)ついでに言うと、真琴姉ちゃんにもカッコイイところを見せたい というような想いがあるのだと思われます。要するに、「部屋頭の自分が空流のぶっとい頼りになる柱だってことを見せて」やりたいわけで、気合十分ではあり、その気合に反応して大関【天鳳】も、「アハッ・・・ワクワクサセルジャ~~~ン・・・」と取組を楽しんでいるわけなんですが……この漫画において、力士たちは全員「自分」のために相撲を取っているのであって、「相撲」が好きで好きでしょうがない連中ばかりなわけですよ。この【白水】兄貴の想いは美しくはあるものの、ある意味「他人の目・他者からの評価」を気にしている時点で、マズいような気がしますね……。
 そういうわけで、そんな心中の【白水】兄貴は、ハッキョイとともに当然必殺の「ゴリラ張り手」を繰り出します。そしてその張りが大関【天鳳】の顔面にクリーンヒット!! 空流の弟たちも、やった!! 的な顔で土俵を見守ります。しかし!! 大関【天鳳】はノーダメージ!! まるでSGGKでお馴染みの若林くんのような余裕です。驚く【白水】兄貴にすかさず右のショルダータックルで【天鳳】は反撃!! おもわずNHKの解説も「あ―――!! 白水の巨体が弾け飛ぶ――!!」と絶叫、空流の弟たちも顔面蒼白!
 「内臓が爆発したと思った――・・・なんつー破壊力だよ・・・・・・クソ~~~~だが引かねえぞ・・・もう一度だ・・・」と、辛くも耐えた【白水】兄貴は思います。
 しかし、この後の【白水】兄貴と大関【天鳳】関の心のうちが、わたしは非常に対照的だと思いました。
 まず、【白水】兄貴は、反撃するにあたって、こう思います。
 「さっきのはきっと当たりが弱かったんだ・・・もう一発・・・俺のゴリラ張り手は最強だ・・・!!」
 そして大関【天鳳】はこう思ってます。
 「イイネ~~~・・・楽シーナーコイツ~~~・・・サッスガ仁王の弟子ジャ~~~ン・・・デモマダ足リナイ・・・俺ニ今必要ナノハ新弟子(あのころ)ノヨウナ楽シサ・・・馴レルナ・・・今ニ 楽シメ・・・モット・・・」
 どうですか。これじゃあ、【天鳳】こそ空流の弟子のようじゃあないですか?
 そして二人が放ったのは、二人ともが「ゴリラ張り手」!! その時の二人の顔もまた対照的です。決死の表情の【白水】兄貴に対して、なんと【天鳳】の楽し気な笑顔でしょう!! そして見開きで描かれる、二人の顔面に炸裂するお互いの張り手。【白水】兄貴は白目をむき、【天鳳】は「コンナ感ジ?」と嬉しそうです。そして崩れ落ちようとする【白水】兄貴は、薄れゆく意識の中でこんなことを思います。
 「だ・・・駄目だ・・・やっぱ俺はアンタみてーにはなれねーよ・・・仁王さん・・・」
 そして今週のラストカットは、審判席に座る【仁王】兄貴こと現・空流親方の大激怒です。
 「この バカヤローが!!」
 まったくですよ……わたしもそう思いました。このバカヤローが……!!! 【白水】さん……それじゃあ、ダメでしょうが……!!! まあ、親方として【仁王】兄貴がきちんと言葉に出来なかったのが悪いんすかねえ……オレの背中を見ておけ、というのが最高の教育だというのは、実のところわたしも大変頷けます。けれど、なんかちょっと変な方向に行ってしまったら、やっぱり指導してやらんとイカンのでしょうなあ……。一歩間違えばただの放任、指導者・管理者としての責任放棄だからな……。
 はーーー。なんというか、部下を持つ人間ならば一度は必ず悩むわけで、このあたりは、先代が急逝してしまったために【仁王】兄貴はまったく受け継げなかったとしても仕方ないすねえ……。まだ全然若いしなあ……。新寺親方に相談した方がいいっすよ、マジで。とにかく、鯉太郎の体も大変心配ですが、【白水】兄貴と【仁王】兄貴も、おっさん読者としては心配でなりません。がんばれ空流部屋!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 とうとうはじまった、【白水】兄貴VS大関【天鳳】関戦だが、ちょっとどうもまだ貫目が違うんすかねえ……悲壮な決意の【白水】兄貴と、周りからもうアイツは終わったなんて言われてもなお、相撲が楽しくてしょうがない【天鳳】関。これは最初から勝負は見えてたと言わざるを得ないのかなあ……でも、空流親方の大喝で、【白水】兄貴大復活&大勝利の図もあり得るかもしれないので、この勝負、まだ見えたとは思いたくありませんな。来週が楽しみです!!! 以上。

↓しつこいですが、次の(10)巻は12/8(木)発売ですので、この「鮫島ニュース」を読んだ方は義務として、必ずご購入いただきたく存じます。わたしはいつも通り、応援のために紙と電子両方買うぜ!!

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、急に寒くなってきたわけで、もはや東京もコートナシはつらい程なわけですが、気が付くといつのまにか11月になっているわけで、まあそりゃあ11月だから寒いか、と、さっき妙に腑に落ちました。いよいよもう来週から、大相撲も今年最後の九州場所なわけです。ホントに1年が早いなあ……そしてわたしの愛する【松鳳山】関は東前頭5枚目です。鮫島的に言えば、常松こと【松明】より上ですよ。がんばれよ、【松鳳山】!! 応援してるぜ!!
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年50号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は入山杏奈嬢。水着で寒そうですが、大変いいと思います。
 ■『弱虫ペダル』:広島、青八木さんにからむの巻。極めて不愉快ですね。去年と同じ展開は観たくないですな
 ■『刃牙道』:本部のおっさん大勝利!!その2の巻。で? これからどうすんの?
 ■『囚人リク』:沢田&レノマ、分かりあう?の巻。沢田がこうなったのは変態・大場のせいなんすね。
 ■『少年ラケット』:ヨルゲン君勝利!! の巻。さあ、イチロー君の今後はどうなるんすかね。
 ■『Gメン』:番外編、勝太たち、TVの取材を受けるの巻。えーと、これは1話完結ですよね?
 ■『六道の悪女たち』:バイクガール、ピンチか? の巻。わたし的には乱奈さんイチオシで。
 ■『BEASTERS』:レゴシ君何気に演劇部になじんでるの巻。部長のキャラがすっげえいいすな。
 ■『AIの遺電子』:リサちゃん&須藤先生、山に登るの巻。リサが大変かわいいですな。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:那由多、活躍す?巻。最後の決めゴマが大変カッコいいと思います。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は九日目の取り組みを終えた鯉太郎、そして悲壮な思いを胸に大関戦の土俵に向かう【白水】兄貴と仁王兄貴こと空流親方のやり取りなどが描かれました。そして今週は、まずはその相手の大関、「角界の怪鳥」でおなじみの、【天鳳】関の心のうちから物語が始まります。
 シリーズを読んでいる我々には、大関【天鳳】といえば、空流親方が現役の関脇【仁王】関だったころ、綱取りに手がかかっていたのを、【仁王】兄貴に負けて綱を逃したことで大変おなじみです。そして所属部屋は、鯉太郎の親友、石川でおなじみの【飛天翔】関と同じ、新寺部屋です。そして新寺親方といえば、先週も出てきた通り、空流部屋と同門で、いつも気にかけてくれる超いい人です。
 場内の観客の話題は、横綱【泡影】がどこまで連勝を伸ばすかということに沸いています。そして、もし勝てるとしたら、虎城部屋の二匹の若虎こと【猛虎】か【王虎】じゃね? なんて話が出ています。でも、待ってくださいよ、大関はもう一人いるでしょ? しかし、シリーズ最大のクソ野郎である 十文字のクソ親方は、まーたひどいことを言っています。
 「あ――――・・・アレはもう無いだろ・・・機を逃しすぎた・・・」
 このクソオヤジが言う「アレ」とは、まさしく 【天鳳】関のことです。お前うるせーよこの野郎、とわたしの怒りもふつふつと沸いてまいります。
 しかし、初めて描かれた、【天鳳】関 の心のうちは、なかなか泣かせるものでした。支度部屋で髪を結ってもらいながら、故郷の写真を見つめる【天鳳】関。思い出すのは故郷の母、そして新寺親方の温かい言葉です。母は、もうそろそろ故郷へ戻ってゆっくりしたら? なんて言ってくれたようです。そして新寺親方も、そろそろ日本国籍を取得したらどうだ、自分にもしものことがあったとき、後を任せられるのはお前だと思っとるんだよ・・・なんてことを言ってくれたみたいです。泣かせますねえ……。しかしです、大関【天鳳】は思います。
 「マダダヨネ・・・マダ終ワレナイヨ・・・幾度弾カレテモ・・・マダ俺ハ 綱(アレ)ガホシインダ・・・」
 その目線の先にいるのは、無敵横綱【泡影】。【天鳳】の目には、【泡影】は「ピカピカニ輝イテ」いる存在なわけで、場内のファンたちの「一時期の勢いはもうねーだろ・・・」という声には「忍ビ寄ル諦メノ香リヲ払拭スルホドノ熱ヲモウ一度」と思い、「俺はまだ信じてるぜ・・・」とあきらめずに応援してくれるファンには「マダシガミ付ク機体ヘ 感涙サセルホドノ 結果ヲ贈ッテアゲナイト・・・」と思っています。そしてなにより、【天鳳】関はこう思っています。
 「大丈~~~夫・・・ ダッテ・・・ホラ・・・土俵ハマダ コンナニモ俺ヲ・・・ワクワクサセテクレルジャ~~~ン」 
 つまり【天鳳】関は、まだまだ相撲を取るのが楽しくてたまらないわけです。
 そして今日、【天鳳】関と戦うわれらが【白水】兄貴といえば……当然、現役時代の【仁王】兄貴としのぎを削った姿を見ているわけで、当然強敵であるとしっかり認識しており、気合十分。テッポウ禁止の壁をゴリラ張り手でドオォンとかましています。 大関在位7年にして一度もカド番になったことのない【天鳳】関は、もちろんのことながら「相手にとって不足なし・・・!」であります。
 そんな気合十分の【白水】兄貴のもとへ、鯉太郎を筆頭に空流の弟たちが集合です。体はボロボロの鯉太郎に、【白水】兄貴はさっさと帰って休めと言ったのに、ですよ。鯉太郎は言います。 
  「寝てられるかっての・・・背中 見させてもらうぜ 白水さん・・・」
 全く、よくできた弟ですよ。【白水】兄貴は「コイツ・・・ヘトヘトのくせに・・・俺を心配して・・・」と内心思いますが、口を出る言葉は、兄としてのセリフです。
 「オウ! しっかり見てろ!」
 まったく、不器用な男たちですなあ……。そして花道から土俵へ向かう【白水】兄貴。鯉太郎たちへの想い、そして仁王兄貴こと空流親方への想いが心に溢れます。
 「見せてやるさ弟弟子(おまえら)に・・・俺が見てきたようなデッケエ背中を・・・見ててくれ・・・いつまでたっても俺はダメな弟弟子で いつまでたってもガッカリしかさせねえ弟子だ・・・けど・・・けど! それも今日までだ!」
 というわけで、土俵に立つ【白水】兄貴。そして対峙する大関【天鳳】。二人とも、思いの丈は大きなものがあり、そんな二人がいよいよ立ち合いだ―――!!! というところまででした。
 しかしあれっすね、盛り上がるし泣けますねえ……ホントにこの漫画は。【白水】 さんが気負いすぎなのは明らか。これはちょっとマズいのでは……大変心配ですが、単行本収録を考えると次の97話までが(11)巻になるはずなので、来週で「その後」は終わるのでしょうか? 終われそうにないような気がするんだけど……どうなるのかその辺も来週を楽しみにしておきましょう。いやー、鮫島は最高っすね。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週は、主人公・鯉太郎の兄弟子である小結【白水】関VS大関【天鳳】関のハッキョイ直前までが描かれました。この勝負、なんだか大変心配です。弟たちに兄貴としての背中を見せるために、【王虎】に腕をへし折られても闘った男ですからね……まさか白水、最後の十五日、にならないっすよね? 大丈夫かな……わたしは大変大変、心配です!。以上。

↓  あーあ……一度国技館で生観戦したいもんだなあ……。

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、明日は祝日なので、われらが「少年チャンピオン49号」は今日、水曜日の発売です。
 そしてわたしは今、羽田の出発ロビーでこれをスマホでテザリングしながら書いてUPしております。ちょっくら台湾へ映画を観に行ってきます。もう『DOCTOR STRANGE』が楽しみすぎる!!! そして映画以外になにも予定がなく、マジでどうしようかまったくノープランです。ま、そんなことはどうでもいいとして、さっさと本題へ入りましょう。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年49号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は橋本奈々未嬢。乃木坂の方っすね。大変お綺麗です。
 ■『弱虫ペダル』:3日目、今年も広島キターー!! の巻。また来たかコイツら……。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん大勝利!!! の巻。超意外な結末にびっくり!!
 ■『囚人リク』:脱獄作戦順調に進行中の巻。またも沢田が大活躍か!?
 ■『少年ラケット』:佐々木先輩もとうとう熱く闘志燃やすの巻。君も頑張れ!
 ■『Gメン』:土井ラップ完結編の巻。なかなかいい終わり方でした。ちょっと面白かった。
 ■『六道の悪女たち』:バイクガールと仲良くなるの巻。乱奈さんがどんなバイクで来るか楽しみ!
 ■『BEASTERS』:レゴシ君しっぽを振るの巻。今回も大変面白い!! つか興味深い!!
 ■『AIの遺電子』:ロボット恋人の巻。いやー、今回も面白かったす。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:初心者市バトル継続中の巻。キャラがどんどん増えてるけど大丈夫か? でも面白いです。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週はVS【闘海丸】戦の決着までが描かれました。決まり手は「送り出し」かというNHKアナウンサーの問いに、虎城理事長は答えます。
 「いや・・・わずかな隙を逃さず闘海丸の脇の下をくぐり抜けた・・・マワシは取っているが後ろに体を反っているから変形の<伝え反り>とでも言いましょうか」だそうです。ニワカ相撲好きのわたしには良くわからない決まり手ですが、さすがにGoogle神にお伺いを立てると、まあいっぱい画像やら映像が出てきますね。いずれにせよ、NHKアナの言う通り「両者力の入った真っ向からの戦い 絶体絶命といっていい状態から体を入れ替え まさに土俵際からの大逆転!! 勝ったのは鮫島――――!!」です。
 常松こと【松明】も呆然、将太くんも青ざめ、【白水】さんは当たり前だぜ的な笑顔です。椿ちゃんもほっと一安心な表情です、土俵下で、全力を出しきって横になっている【闘海丸】くんも、負けて悔いなし、「楽しかったな鮫島―――!!」と鯉太郎に声をかけます。しかし、【闘海丸】くんの「またやろーぜ鮫島!!」という晴れ晴れとした笑顔に、鯉太郎は一瞬の間をおいて「あぁ」と答えます。もう我々読者は知っています。鯉太郎に「また今度」がないかもしれないことを。辛いすね……。。。
 しかしそんな鯉太郎の状態を知らない【闘海丸】くんは熱い戦いに涙を流す男のファンたちにガッと右手を上げて叫びます「アイスてるぜオメ――ら――!!!」いや、それはもういいです、はいw
 そして支度部屋では、【白水】さんについている【豆助】がもう大興奮です。「カッケーなーくそ~~~あの人が俺の兄弟子なんだってんだからな~~~」
 そんな【豆助】を見て、【白水】さんもつぶやきます。「本当カッコよ過ぎんだよ・・・オメーは・・・」。【白水】さんとしては、鯉太郎の兄弟子だってことを見せたいところですが、頭に浮かぶのは、朝の親方との会話です。親方は、カッコつけんな、みっともねえくらいがちょうどいいと言いました。しかし【白水】さんは、あの十文字のクソ親方にいいように言われてしまった親方のためにも、カッコ良くキメてやろーじゃねーかと、ひそかに闘志を燃やしています。そしてそうやって勝てれば、親方も自分のことを認めてくれるはずだ、とも。
 イカンですなあ……【白水】さん……そいつは勘違いですぜ……親方は、変に気負わず、いつもの自分を出せばお前は強い、って言いたかったと思うんだけどなあ……。伝わらないわけですよ、それが。
 そして当の空流親方は、いつも気に掛けてくれる新寺親方と立ち話です。どうやら今日九日目の【白水】さんの相手は、「角界の怪鳥」でお馴染みの大関【天鳳】みたいすね。まったくもう、いつも新寺親方はホントいい人ですよ。仁王兄貴こと、現・空流親方も真面目に恐縮です。「お前が十文字に言われたことを気にしてんじゃねーかと心配でよ……ウザってーと思うが老婆心だと思って諦めてくれや・・・オメーは先代の・・・俺の親友の弟子なんだからよ・・・」こんなこと言われたら泣けるね、実際。
 そしてそこへ、【大吉】に肩を借りながら鯉太郎がやってきました。きちんと、新寺親方にもあいさつしつつ、仁王兄貴に報告です「おかげ様で星を上げることが出来ました・・・」。
 もう絵的にこの鯉太郎は見てるだけでキツイ表情です。完全にもう、大丈夫じゃないですよこの人。仁王兄貴も、凄い微妙な表情です。この表情は、ちょっと解釈が難しい!! どういう意味だろう!? こんなにボロボロになる戦いしやがって、と、言う顔ですが、それは鯉太郎の体を心配している、って事でいいのかな? でも思わずいつものように、説教してしまう仁王兄貴(空流親方)。しかしそんな説教にも、笑顔で答える鯉太郎がなんとも健気で泣かせます!!! 隣で見ている新寺親方も「ボロボロな体でなんて顔すんだよ・・・たまらんよな・・・お前(=空流)も・・・」と心の中で思ってます。なので「三役に勝ったんだ 少しは誉めてやってもいいんじゃねーか?」と水を向けてくれましたが、鯉太郎が、笑いながら、「いいよ気持ちわりー」と謙遜です。そして自分よりも【白水】兄貴を誉めてやってくれ、弟子の中で一番空流を背負ってるのは【白水】さんだから・・・と言って退場します。
 もう、鯉太郎、お前はホントになんて出来た奴なんだ。思わず「出来た弟」という言葉でジャギ様を思い出したぐらいですよ。泣けますなあ……。
 来週は【白水】さんVS大関【天鳳】が観られるのでしょうか……そして【白水】さんの悲壮な想いは仁王兄貴に通じるのでしょうか。来週も超楽しみっす!!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦の取組後が描かれましたが、鯉太郎の体はどんどんヤバイ方向へ向かっております。そして仁王兄貴や【白水】さんたちの想いも、なんというか……不器用な連中ですよまったく。いよいよ物語はつらい方向へ傾いてますが、まだ6日間場所は続くわけで、大丈夫なんでしょうか。大変心配ですが、最後まで応援したい所存であります。以上。

↓ しっかし時間の経つのは早えなあ……もう今年最後の11月場所、九州場所の開幕ですよ!!! 豪栄道関の綱獲りがかかってます。そして我が愛しの黒ブタ野郎こと松鳳山関の地元です!!!


 
 

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、来週の11/3(木)は、祝日なので、次号は11/2(水)発売です。
 なのですが、わたしは来週水曜から、ちょっくら台湾へ映画を観に行ってきますので、来週の『鮫島ニュース』の更新は、金曜日になるかもしれません。いや……羽田に行くまでにチャンピオン買って読んで、飛行機の中で書こうかな……まあ、出来たら頑張りますが、ダメだったら金曜までお待ちいただければと存じます。ちなみに、日本では来年公開の『DOCTOR STRANGE』が、わたしとしては今すぐにでも観たくて観たくてたまらないので、既に公開中の台湾に行くわけですが、映画以外には特に予定もなく……いっそ一泊でも良かったかもな……と若干思っています。まあいいや。しかし羽田から台北松山空港の便はホント楽ですなあ。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年48号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は島崎遥香嬢。水着はナシ。これって普通のこと?
 ■『弱虫ペダル』:坂道くん、明日に向けスイッチオンの巻。3日目ってどういうコースだっけ……。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん、逝ったか!? の巻。もうホント武蔵は飽きました。
 ■『囚人リク』:変態・大場、KO!の巻。レノマの勝利。いやーヤバかった……。
 ■『少年ラケット』:ヨル君再び闘志燃やすの巻。頑張れ!
 ■『Gメン』:新展開。土井ラップ編Vol.2の巻。まだ続くの……?
 ■『六道の悪女たち』:第三の女子は凶悪バイクガールの巻。大変いいですね!
 ■『BEASTERS』:レゴシ君&ウサギガールの巻。下着はちゃんとつけてるんすね。
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:初心者市バトル拡大の巻。どんどん面白くなっております。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週はまわしの取り合いから、一気に【闘海丸】の寄りが鯉太郎を土俵際へ!というところまででしたが、今週はその続きです(当たり前か)。 そして、今週でVS【闘海丸】戦は決着です。
 状況としては、鯉太郎に覆いかぶさるように土俵際まで押し寄る【闘海丸】。そしてその圧力を必死でこらえる鯉太郎、という図式ですので、実際の経過時間はおそらく数秒だと思いますが、押す側の【闘海丸】と堪える側の鯉太郎の内面が描かれます。
 当然、【闘海丸】は、将太くんが「押せ―――!!」と怒鳴るまでもなく、必死で寄り切る目論見。しかし、粘る鯉太郎に、こう思います。
 「なんで・・・なんでだ・・・もういいだろ鮫島! 体が軋んでんじゃねーか・・・限界だって泣いてるじゃねーか・・・もう諦めろよ・・・まだ次があるんだ・・・」
 そして鯉太郎は――またも体中がミシミシメキメキと軋み、白水さんも大変心配そうですが――こう思ってます。
 「まだだ・・・まだ・・・探せ・・・探せ・・・突破口を・・・わずかでいい・・・針の穴ほどでいい・・・諦めるな・・・土俵を割るまで・・・力尽きるまで・・・終わっちまうまで・・・諦めるな・・・」
 そして渾身の力で耐える鯉太郎に、【闘海丸】も「ブハハッ やっぱ最高だぜ・・・」と嬉しそう。そして左手で鯉太郎の顔面を押さえつけます!! その、【闘海丸】の左脇が空いた瞬間を鯉太郎は逃しません。すかさず左ハズから【闘海丸】の左手を跳ね上げ、同時に自らの左手を【闘海丸】の脇にねじ込むことで、【闘海丸】必殺の「右」をまわしから切ることに成功、サイドへ回って両手で【闘海丸】のまわしを取りました!! あとはうりゃあと【闘海丸】を土俵の外へ放り出すだけ!!! 虎城理事長も、やりおるわ、的な顔をしてます。
 負けを悟った【闘海丸】も、「最高だ・・・」と一言残し、土俵の外へ……!! 決着です!!!
 はーーー。まったく今週も血圧上がるわ……はーーーやれやれ。しっかし鯉太郎も強ええ!! これで前頭14枚目とは……9日目にして9戦全勝です!! しかし、次の戦いの相手は、ちょっと予想ができませんな。他の力士の勝ち星もわからないし。ひとつ確実に言えそうなのは、「普通なら」ば、前頭14枚目の鯉太郎と横綱が本割で当たることはありません。たとえ全勝同士であっても。大関戦ですら難しいかも。でもまあ、漫画だし、どういう展開でもわたし的には大歓迎です。できれば、鯉太郎が素人の高校生だった時に、初めて戦った相手、現在の大関【猛虎】さんとは是非とも戦ってほしいですなぁ……もちろん、怪力【天雷】や大関【王虎】との闘いも観たいですが、どうでしょうね。とにかく、次の10日目の相手が誰なのか、もはやわたしがそれが一番気になります! 新キャラの【毘沙門】とか【白鯨力】あたりすかねえ……新キャラだと、また背景説明に話数がかかるからなあ……。ところで、常松こと【松明】は今、何勝何敗なんすかねえ。七日目までは全勝だったんだし、勝ち越しを決めていただきたいですな。はーーー。楽しみだ……。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦の決着まで、手に汗握る攻防が描かれました。これで9戦全勝。次の相手は誰なのかが大変気になりますが、気になると言えば、鯉太郎の体の具合も大変気になります。もやは大丈夫じゃないわけで、あしたのジョー的ラストを迎えるのでしょうか……。おそらく来週から「九日目_その後」が3話入ると思いますが、何か新しい情報が我々読者にもたらされるのか、じっと待ちましょう。以上。

↓ おっと、書影が登録されたすね。総北は今年は勝てず、来年3年生になってリベンジ、かな……。


  

 毎週木曜日は今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今週はまるでネタがないので、さっさと本題に入ります。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年47号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週はグラビアナシ。代わりに、『ペダル』の折り込みポスター付録です。
 ■『弱虫ペダル』:記録に残らない小さな峠でのレースの巻。坂道くん、あんた明日もレースだぞ?
 ■『刃牙道』:本部のおっさん、敗北!? の巻。なーんだ、鎖帷子か。武蔵編いつまで続くのやら。
 ■『囚人リク』:変態・大場、ついに本気に!の巻。この変態オヤジ強すぎです!!
 ■『少年ラケット』:ヨル君&イチロー君、ついに再会の巻。ヨル君、心折れてる場合じゃないぞ!
 ■『Gメン』:新展開。元ネイション土井、ラップバトルの巻。これ、続くのか……?
 ■『六道の悪女たち』:第三の女子も六道君に惚れちゃったの巻。いいですねえ!
 ■『BEASTERS』:オオカミのレゴシ君、運命のウサギの彼女に出会うの巻。大変イイ!!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:バザールでのバトル開始か?巻。ほんと、どんどん絵が上手になってきたと思う。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週は鯉太郎VS【闘海丸】の立ち合いからのハイスピードバトルが描かれましたが、今週はバックを取った鯉太郎の攻勢から始まります。
 とにかく、【闘海丸】くんの「右」だけはマズイわけで、スピードで圧倒する鯉太郎。そして背後を取り、一気に押し出しを狙います。 【闘海丸】くん「ヤッベェエェ つーかスピードが尋常じゃねー」とピンチ!! NHKアナウンサーも思わず「さすがにこうなってしまえば体格差があろうと問題なしか・・・闘海丸も必死で踏ん張るが さすがに万事休すか!!」と声を張り上げます。
 そこに将太くんの絶叫が!! 「んなモン押し潰せ――――!!」
 後ろに倒れ込むように、鯉太郎に伸し掛かる【闘海丸】くんですが、鯉太郎もそれを読んでいた!! ここで切り返しが炸裂―――ッ!! これはまさしく、前作『バチバチBurst』の(10)巻で、幕下優勝決定戦を戦う鯉太郎が【闘海丸】くんにかました技です!! 将太くんも思わず「それがあったーーー!!」と叫ぶ!
  しかし、【闘海丸】くんも今や小結を張る男。
 「知ってんよ・・・一度喰らってる・・・」と冷静な対処。タイミングよく体を回転させ、体勢を立て直し、その勢いのまま得意の右上手を取りに行きます。この展開に、鯉太郎は瞬時に決断します。
 「クッ・・・どうする・・・一旦下がるか・・・いや・・・・・・ここは・・・」
 と前進、ブチカマシで迎撃します。しかしそれを堪えて強引に右上手を取る【闘海丸】くん。
 将太「よっしゃ――!! もらった―――!!」
 常松こと【松明】「クッ なんで前に・・・選択ミスですよ!」
 と、両リングサイド陣営の反応も明暗を分けたかのような反応です。わたしとしては、常松がまるで男塾の雷電めいた役割になっていて笑えますw
 しかし、鯉太郎も黙って右上手を取られたわけではありません。さらに踏み込み、きっちりと得意の「左下手」をつかんでいました。虎城理事長も思わずニヤリ。「勝負に出たか・・・」とつぶやきます。
 鯉太郎「弱気になるな・・・左下手は俺の型・・・たとえ闘海丸(コイツ)に右上手(とくい)を取られようと 俺の左下手(とくい)で勝つ…!!」
 【闘海丸】「ブハハハ どこまでいっても真っ向勝負だな・・・だから鮫島(オメー)は好きなんだ」
 というわけで、両者組み合って一瞬土俵上は静止します。そして一気に押しに出る鯉太郎。それを強力な上手投げで一瞬で攻守逆転、一気に土俵ぎわに寄る【闘海丸】。ぐおおおお…と全身を鯉太郎に覆いかぶせ……!!!
 と、今週はここまででした。
 はーーー血圧上がるわ……どちらが勝つにせよ、激しい戦いに心身ともに削れますね。まあ、戦いとしてはあと1週2週で決着でしょうか。単行本(9)巻が第71話~79話の計9話収録だったので、次の(10)巻が80話~88話、その次(11)巻が89話~97話になるはずなので、あと4話分で【闘海丸】戦と九日目のその後の模様が描かれることが予想されます。しかし、鯉太郎の体の状態が心配ですなあ……最後まで、応援したいと存じます!!

 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦のハイスピードバトルから、両者得意の右上手&左下手の型になり、そこから最後の寄りまでが描かれました。いよいよ勝負は大詰め。来週あたり決着かもしれません。そして次は誰と戦うのかなあ……三役……うーん……どうでしょうか……ま、非常に楽しみです!! しかし、ほかの力士の星取り状況はどうなってるんすかねえ……その辺もそろそろ教えて下さい、佐藤先生!! よろしくお願いしゃす!! 以上。

↓ お、『ペダル』の新刊は来月のようですな。まだ書影なしですが。
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、まだ『鮫島』最新刊(9)巻を買っていない人は、絶対に買いでお願いしたいと思います。わたしは電子書籍と紙の単行本と、両方買いました。

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年46号の概況です。
 ■巻頭グラビア:今週は武田玲奈さんです。大変極上です。
 ■『弱虫ペダル』:巻ちゃん!! 尽八ィ!! の巻。ホント二人はラブラブですなあw
 ■『刃牙道』:本部のおっさーーーんッッッ!? の巻。やっばい!! どうなったんだこれ!?
 ■『囚人リク』:変態・大場更に変態にの巻。白ブリーフ再び。電車で吹いたw
 ■『少年ラケット』:ヨル君ピンチかもの巻。スタミナというか戦略が……先輩強し。
 ■『Gメン』:肝田幽霊の女の子を成仏させるの巻。まあ、息抜き的なエピソードでしたが面白かったす。
 ■『六道の悪女たち』:今週は巻頭カラー!! 第三の女子現るの巻。みんなで二輪免許を取りに行く話。
 ■『BEASTERS』:タイトルである「ビースター」の意味や学校の寮生活が分かるの巻。面白い!!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:バザールにとうとう奴らが来たの巻。前半の調子に乗る主人公はイイですね。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、とうとう小結【闘海丸】とハッキョイ、バトルスタートまで描かれましたが、今週は鯉太郎と【闘海丸】くんの息もつかせぬ攻防が描かれてます。
 なので、前半はほぼセリフナシ。19Pのうち、前半10Pとラスト5Pはセリフはありません。なので説明のしようがないというか……。 鯉太郎のブチかましが1発入り、2発目を【闘海丸】が頭で迎撃し、体が開いたところで鯉太郎がまわしを取りに行こうと懐に入る瞬間、【闘海丸】の必殺武器である「右」が入って、再び距離が空くと。
 この時の【闘海丸】は意識が飛んでいて、無意識の「右」だったようで、
 (危ねぇ―――――! 今、飛んじまってた・・・!!)
 とハッとする【闘海丸】の様子に、鯉太郎も(ハハッ・・・無意識かよ・・・)と嬉しそうな笑顔です。そして【闘海丸】も、
 (やっぱ鮫島はヤベェ奴だ・・・ブハハッこれだよ・・・これだ!! このギリギリ感をもう一度味わいたかった・・・)
 というわけで、後半もスピード感あふれる二人の差し合いです。 そして今週ラストは、【闘海丸】の背後にわまった鯉太郎ががっしりと両まわしを握って―――というところまででした。
 まあ、普通の相撲の取組は、本当にあっという間というか数秒で終わってしまう場合もあるわけで、こういったスピード感あふれる描写も大変良いと思います。しかし、絵的に鯉太郎と【闘海丸】の大きさが……最後のコマでは相当鯉太郎が小さいというか、【闘海丸】がデカいというか……体格差が激しいですね。その体格差について、冒頭10Pで、ナレーション(?)としてずっと語られているわけです。
 「誰の目にも明らかな体格差・・・その大きな者に小さき者が頭から突っ込む様は 玉砕覚悟・・・やぶれかぶれ・・・無策無謀・・・否・・・! それが愚かな決めつけであることを・・・シンプルに・・・一瞬で・・・理解する」
 そんな鯉太郎のブチかましは「体格差を無視するほどのヤバいものであることを・・・見る者は本能的に悟る・・・」わけですな。実際、大相撲を見ていると、立ち合いで頭と頭がぶつかる時、スゲエ音がテレビを見てても聞こえますからね。あれはマジ痛そうというか、ホントヤバいす。鯉太郎の体は、もはや大丈夫じゃないわけで、大変心配ですが、最後までその雄姿を応援し続けたいですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦の立ち合いから、キッツイブチかましと、続くまわしの取り合いの攻防まで描かれました。いやー、鯉太郎は強い。これで前頭14枚目だからなぁ……。しかし、先月の大相撲9月場所総括でも書きましたが、今年の大相撲9月場所では、鯉太郎と同じく前頭14枚目だった【遠藤】関が、連勝を続けても三役との対戦は1回、14日目に関脇【高安】関と当たっただけでした。普通はやっぱり、前頭14枚目で大関や横綱との対戦はないわけで、千秋楽も当然横綱は、横綱との取組(※『鮫島』において【泡影】の1人しか横綱がいない、と仮定すれば大関戦)になるわけで、鯉太郎が【泡影】と戦うのは、千秋楽、全勝同士の優勝決定戦しかありえないような気がしますね。どうせ【泡影】は誰にも負けず連勝記録を伸ばすでしょうから、鯉太郎も負けられないすな。頑張れ鯉太郎!! 以上。

↓ こちらも面白いです。超・地味ですが。単行本買うべきか……どうしよう……。


 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、明日は『鮫島』最新刊(9)巻の発売です!! このBlogを読んでいる人は、必ず、絶対に買いでお願いします!! わたしは電子書籍と紙の単行本と、両方買いますよ!!

 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年45号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:巻島さぁん!! の巻。ホントに坂道くんは巻島さんが大好きっすなあw
 ■『刃牙道』:武蔵、そろそろ本気出すか?の巻。まあ、このまま本部のおっさんが無事でいられるとは思えませんわな。
 ■『囚人リク』:変態・大場再登場!! の巻。白ブリーフの変態が再びレノマの前に!! ヤバしw
 ■『少年ラケット』:ヨル君順調の巻。まずは勝利したヨル君、次勝ってS級昇格なるか!?
 ■『Gメン』:肝田謎の深夜行動その2の巻。肝田、お前大丈夫かホントに!?
 ■『六道の悪女たち』:みんなで六道君の家で楽しく遊ぶの巻。『鮫島」『ペダル』の次に面白いかも。かなりイイです。
 ■『BEASTERS』:狼のレゴシ君の本能の巻。今回も非常にイイですね!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:改造魔術時(チートウィザード)爆誕の巻。いや、ホント絵がどんどん良くなってる。上手いし面白い。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、九日目の朝の国技館入りで、小結【闘海丸】の闘志に火が点くところが描かれましたが、今週はいよいよ取組直前、支度部屋から花道入場、そして土俵入りまでが描かれました。
 なので、あまり書くことはないのですが、今週は一つ、大変な事態というか、後々の伏線となるちょっとしたことが起きます。
 まず、【闘海丸】くんは、支度部屋でも気合満々で、付け人相手に汗をかいています。周りの力士たちも、
 「スゲェ気合入ってんな闘海丸関・・・」「コエーくらいだな・・・」「こりゃ今日の相手大変だぞ・・・」
 もう、【闘海丸】くんもブフーーーブフーーーと鼻息荒くおっかない顔つきです。
 一方の鯉太郎は、どうも右手が気になる様子。せっかくデータ力士でお馴染みの常松こと【松明】関が【闘海丸】関の「右の腕力(かいなちから)」について話をしているのに、イマイチ聞いてない様子。そして【松明】は、現在の【闘海丸】人気はすごいことになっているので、完全アウェーの空気になっているだろうとも、鯉太郎に告げます。まあ、【闘海丸】くんの「右」がヤバいことは、幕下時代にしっかり体験済みですから、大丈夫でしょう。
 それより気になるのが、鯉太郎の右手です。白水さんが、ほいよ、と投げてくれたテーピングを、キャッチできない鯉太郎。そして、その様子はきっちり【松明】も目撃しました。どうしたんだろう? という顔の【松明】です。
 そしていよいよ花道に入る【闘海丸】くんと鯉太郎。もう、【闘海丸】くんは、親友の将太くんがプロデュースした、女性に人気のかわいい力士ではありません。完全に鬼の形相で女性客たちもドン引きです。
 ここで、NHKアナウンサーとと虎城理事長の会話が入ります。
 虎城理事長「今場所の鮫島が上位相手にどこまでやれるのか・・・私も見てみたくはある」
 アナウンサー「しかし虎城さん・・・鮫島のテーピングだらけの体を見ても また休場という可能性も・・・」
 虎城理事長「生ぬるい場所ではないですからな・・・土俵は・・・残酷ではありますが・・・潰れたら潰れたでそれまでのこと・・・」
 というわけで、土俵に上がる二人の力士。人気者の【闘海丸】関には懸賞も多く懸かっているようですね。そして【闘海丸】関は、初日に横綱【泡影】に1敗しただけで、その後7連勝しているそうです。今日の鯉太郎との取組は勝ち越しがかかってるんですな。
 そして土俵に上がった鯉太郎にも、人気者【闘海丸】に負けない声援が! 空流部屋の弟弟子【豆助】も、その声援を聞いて、「おおっ!鯉太郎さんの声援も負けてないじゃないっスか! どこがアウェーなんスか!」と嬉しそうです。そんな【豆助】を見て、【白水】兄貴も嬉しそうです。
 「(誰に媚びるわけでもなく ただ単純に・・・純粋に・・・己の相撲を貫く・・・普通だったら嫌悪されてもおかしくないワガママなのに・・・危なっかしくて・・・ほっとけなくて・・・気になって・・・気が付けばみんなアイツにひきつけられている) ズリーよなー・・・アイツは・・・」
 この【白水】兄貴の顔はいい顔してますなあ! オレの自慢の弟だぜ、という誇り、なんでしょうな。
 そしていよいよ立ち会う鯉太郎と【闘海丸】。「行くぞ鮫島!! 幕下優勝決定戦(あのとき)の借りを倍にして返す!!」 と気合十分です。
 さあ時間いっぱい!! というところで、【松明】の顔アップがカットインされます。
 「オレの気にし過ぎだといいが・・・」
 というところで、ハッキョイ!! いよいよVS【闘海丸】戦の開始!! というところで今週は終わりです。いやー、まあ、鯉太郎の体がヤバいことは最初から分かっていますが、ついに自覚症状まで来てしまいました。力士は毎日交通事故に遭っているような衝撃をひと場所15日間続けるわけで、大変な負担になることはずっと語られてきていますので、「相撲に選ばれてない」小兵の鯉太郎の体はそろそろ限界のようで……まあ、だから本作のタイトルは『鮫島、最後の十五日』なわけですから、結末は最初から想像はついています。残酷ですなあ……。とにかく、最後まで応援を続け、毎週鯉太郎を応援したいですな。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はVS【闘海丸】戦のハッキョイ!! までが描かれました。そして、鯉太郎の体もいよいよ限界が、最後の時が近づいている描写も描かれています。もう毎週目が離せない『鮫島』ですが、なんとか、真っ暗なバットエンドで終わらず、美しく完結してもらいたいですね。そこんところ、よろしくお願いしますよ、佐藤先生!! 以上。

↓ しつこいですが、最新刊(9)は明日、10/7(金)発売です!! 絶対買いでお願いシャス!!
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今週はチャンピオンの絶対的エース『弱虫ペダル』が休載です。『ペダル』が載ってないとやっぱりチョイ淋しいすね。まあ、渡辺先生の猛烈な仕事ぶりはもう尋常ではないレベルですから、たまに休まれても全然いいと思います。単行本×2冊&映画公開などで、すげえ仕事量でしたからね。1カ月ぐらい休まれても文句は言えないすな。お話的にもちょっと区切りのいいとこだし。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年44号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:今週はお休みです。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん攻め続けるの巻。武蔵編はもう、どう終わらすのかさっぱりわからんすな。
 ■『囚人リク』:沢田期待に応えるの巻。ほんとにこの沢田は一体どうしちゃったんすか?
 ■『少年ラケット』:紫王館頂上対決終了の巻。まだまだヨル君でさえ紫王館では下っ端なんすね。
 ■『Gメン』:肝田謎の深夜行動の巻。やっぱり人間じゃなかった―――!?
 ■『AIの遺電子』:知能の線引きの巻。深いすねえ……大変良いです。
 ■『六道の悪女たち』:幸せな帰り道の巻。大変良い決着でした。イイです。
 ■『BEASTERS』:ウサギの少女の心の巻。今回も大変イイです!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:なんかどんどん絵が上手になって来ているような気がする。現実との魔法の接点は大変面白い展開です。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、八日目の朝の、鯉太郎や対戦相手の【闘海丸】が国技館入りするところまでが描かれました。今週は、冒頭は虎城理事長と、『Burst』でお馴染みの【闘海丸】の親友である細川将太くんの打ち合わせ風景から始まります。将太くんと言えば、『Burst』の(8)~(10)巻で描かれた通り、【闘海丸】つよしくんの高校(?)の同級生で一緒に鏡川部屋に入門した親友ですが、すでに髷を落とし、現在はAGUプロダクションという芸能プロの社長だそうで、今や鏡川部屋の後援会長でもあり、あのヤクザのような鏡川親方すら、頭が上がらないそうです。そして虎城理事長も、こんなセリフを吐くほど大変ご満悦です。
 「ウハハハ結構結構! 社長のおかげで闘海丸関連のグッズも飛ぶように売れているらしいですぞ・・・女性の集客力アップにもつながっておるし・・・これも社長の手腕のたまものですな~~~・・・」
 どうでもいいけど、虎城理事長が葉巻を吸ってるってのが、ちょっと時代がかっているというか、表現が古いすねw まあとにかく、そういうことらしいです。そして、「昔は野郎の野太い声援しかなかったのに」「今はこんなに黄色い声が」飛ぶほど女性に大人気となった、当の【闘海丸】はというと、友達の将太くんのためとはいえ、若干本人的にも不本意というか、居心地の悪さのようなものを感じていて……というところで、国技館入りする鯉太郎とばったり出会います。
 鯉「やっと戦えるな・・・ずっと楽しみにしてたんだ・・・闘海丸(アンタ)との取組・・・今日は幕下優勝決定戦(あのとき)みてーな一番でいこーぜ・・・」
 闘「鮫島・・・」
 (客たちの声援「キャーーーーーー闘海丸ターーーン(ハート)」)
 鯉「ハハ・・・スゲー人気だな・・・さすが幕下の頃とは違うな・・・」
 闘「いっ・・・いや・・・これは・・・」
 鯉「だからって遠慮なしでいくけどな・・・(ニヤリ)」
 闘「おう・・・もちろんだ・・・」
 こんな二人のやり取りに、ヤンキー系闘海丸ファンの男たちから声がかかります。
 「チョーシ乗ってんじゃねーそ闘海丸――!! 何だよその顔はニヤニヤしやがってよ!! 変わっちまったよな! 俺の好きだった近寄れねーほどおっかなかった闘海丸はどこいっちまったんだよ!!」
 男のファンたちは涙を流しながらの絶叫です。【闘海丸】くんも、そんな声を聴いては心中穏やかじゃありません。
 (違う・・・違うんだ・・・俺は何も変わっちゃいねぇんだ・・・何も・・・もう・・・限界だ・・・あぁ・・・限界だ・・・性に合わねぇ・・・俺は力士だ・・・土俵に命を懸ける戦士だ・・・好感度など・・・クソ喰らえだ・・・)
 その苦悩に満ちた顔に、将太くんがやって来て注意します。君の顔は恐ろしいんだから笑ってないとダメだと。そしてとうとうブチ切れる【闘海丸】くん。
 「俺はパンダじゃねぇーー お前には本当に感謝しているよ・・・俺をこの世界に導いてくれたんだからな・・・でもよ・・・俺が・・・俺らが昔目指してたモンはこんなことじゃなかっただろ将太・・・ただ強くなりてぇ・・・それだけだったんじゃねぇのか・・・確かにお前のおかげで 俺みてーな奴がキャーキャー言われるようになったよ・・・けど・・・やっぱ俺は力士だ・・・強さあっての人気以外はいらねぇんだよ・・・」
 そして、【闘海丸】も鯉太郎との勝負をずっとずっと楽しみに待っていたという事が語られます。今までも対戦するチャンスはあったようですが、運悪く鯉太郎が途中休場となって流れていたんだそうです。
 「鮫島(アイツ)とのあの一番は・・・俺の中をずっと焦がしてっから・・・」
 そう言われては、将太くんも折れざるを得ません。
 「今回だけだよ・・・僕だってあの時君が負けた悔しさは残ってるんだ・・・今回だけは友達として目をつぶるよ・・・だから勝ってよ!」
 というわけで、お許しの出た【闘海丸】は、闘志に火が点き、やる気全開です。女子たちの声援に
 「(さぁ・・・いくぞ・・・漢と漢の勝負へ・・・女は不要・・・)やかましい・・・」と渾身の鬼ヅラでつぶやきます。それには泣いていたヤンキー系男ファンたちも、今度は歓喜の涙にうち震えます。
 「帰って来おった・・・戦慄のマナティと呼ばれていた頃の・・・俺らのオッカネー闘海丸が帰って来おった!」
 とまあ、こんな感じにスイッチオンとなった【闘海丸】の顔アップで今週は終了です。いやー、イイ展開ですなあ!! 大変良かったと思います。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はすっかり人気者になった小結【闘海丸】が、鯉太郎との一番に向けて再び闘志に火が点くまでが描かれました。もともと【闘海丸】は、『Burst』(9)巻で、現在関脇の怪力【天雷】をも破った「右の腕力」の強力な力士ですので、鯉太郎にとっては勿論楽な相手ではありません。この戦いも、相当熱い展開が待っていることでしょう。大変楽しみですな。以上。

↓ 最新刊(9)巻は10/7(金)発売です!! 絶対に買うべし!! わたしは紙と電子両方買います!!
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 まずは今週の週刊少年チャンピオン2016年20号の概況です。今週は『鮫島』に新たな動きがありましたよ!!
 ■『弱虫ペダル』:今週は我らが総北の「赤い豆粒」こと、鳴子くんがカッコイイ回です。先頭グループの中で主導権を握るキモー筋くん。アシストを一人使い切って切り捨てます。でも、この場面でキモー筋くんが言うことは、非情に聞こえるかもしれませんが、実のところ全くの正論で、チャリンコレーサーならある意味常識的なことなので、わたしは特にキモー筋くんが 好きではないというかむしろ嫌いですが、まあ、当然かなと思います。そして京伏のアタックを封じるために先頭に立つ鳴子くん。ここは、レースの常識からすれば、単に京伏に前を曳かせて、後ろからついていくだけでいいので、実際はちょっと無謀な動きだと思います。しかし、レースにおいて、1つだけ、こういう状況ならば鳴子くんの動きが正しい、と思えるシチュエーションがあります。それは、後方の自チームのエースが迫ってきていて、追いつく見込みがある時です。先頭に立ち、敵チームの動きを邪魔するのも、これまたレースでは常識なのです。そうです。いよいよ、チーム総北のエース今泉くんと、エースクライマー坂道が迫っているわけですよ!! というところまででした。興奮しますね!!
 ■『牙刃道』:ピクルvs武蔵、がっちり組んだの巻。
 ■『囚人リク』:変態大場、とうとうセリフがおネエ言葉になるの巻w 笑ったw
 ■『少年ラケット』:本気のビリーさん、第3セット奪取。イチローくん、前陣勝負に出て、失われた記憶の「本来の姿」を取り戻したのか? の巻。いや、面白い。大変熱いっす。
 ■『ニコべん!』:なんとなんと、次週最終回!! マジかよ……!! 超・残念だ……。悲しい……。
 ■『Gメン』:主人公の勝太は登場せず。なんと頼れる先輩たちが後始末してくれる話。いいですね!! やっぱり伊達先輩カッコイイです。あざっす!!
 ■『AIの遺電子』:信仰上の理由で手術を拒むヒューマノイドの話。面白かった。
 ■『錻力のアーチスト』:7回の裏もあっさり終了の巻。
 という感じです。どうも、新連載漫画が今一つわたしの趣味に合わないため、『ニコべん!』が終わってしまうのは大変残念です。角先生のTwitterによれば、単行本3巻も未定だとか……秋田書店は一体作家をそんなに不安にさせてどうするんだ。もちろん、3巻以降もわたしは楽しみに待っています。絶対買いますので。
 
 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 先週、同期【蒼希狼】との激戦を、掬い投げで勝利した鯉太郎。しかし土俵上で倒れてしまうほどの熱戦に、体は限界なのでは? というところまで描かれましたが、今週は花道を控え部屋に下がるところから始まります。おお、そういえば今週は、巻中カラーの扉付きです。鯉太郎が塩をまきながら土俵入りする姿ですね。カッコイイ。しかし本編の鯉太郎はもう満身創痍です。 大吉の呼びかけにも答えられないほどで、決まり手も記憶にない状態。すぐに診療所へ直行です。一方控え部屋では、関脇【天雷】が「気合をもらったな アイツらに・・・」と静かに気を高めています。が、そこに、突然の新キャラがひどいセリフを投げつけました。「限界ですね・・・どーせいつもの休場でしょう・・・そもそも彼に幕内は場違いです・・・失礼なんですよ・・・彼が取っている土俵を汚すような相撲は・・・」こんなことを言う奴は誰なんだこの野郎!? と思うと、新キャラの【丈影(たけかげ)】という東前頭四枚目の力士です。まあコイツが何者か分かりませんが、ページをめくると、診療所で横になっている鯉太郎の元に、なんと虎城理事長が!! そして衝撃の一言を発します!! 「起きてるか・・・鮫島鯉太郎・・・もう・・・引退せい」な、なんだって―――!? 虎城理事長の言葉に、もちろん鯉太郎も「んだと・・・コラ・・・・・・」と反発しますが、ここからの虎城理事長の語りが、超重い。自らも「大横綱」とよばれた虎城理事長ですが、「もしかしたら 俺の見えなかったモノを見れるのではないかとな・・・」と鯉太郎に期待していたことを明かします。「大横綱」虎城理事長も、「俺は横綱を演じてたにすぎんのだ・・・」と衝撃の告白です。横綱とはまさに「己に神を宿す存在」と定義する虎城理事長が鯉太郎に伝えます。「横綱を・・・神を必死に演じた私だからわかる・・・あの男こそ横綱・・・・・・・いや、相撲そのもの」その男こそが、とうとう本編に登場する「第72代横綱 泡影(ほうえい)」。
 キタ―――!! 横綱キターーー!! これはアレですね、「あしたのジョー」的に言えば、ホセ・メンドーサ、「はじめの一歩」的に言えば、リカルド・マルチネス。最強のラスボスがとうとう本編に登場です!! ビジュアルも結構イケメンですね。こりゃあ強そうだ。今週、この最強横綱【泡影】が、2回も見開きドアップで描かれます。マズイね……こりゃあマズイ。鯉太郎が勝てるとは到底思えない。番付的にも、常識的に考えると、鯉太郎が横綱と戦う展開になるとしたら、無敗か1敗ぐらいで優勝戦線に残ること、そしてほかの横綱や三役よりも星数で優っていることが本割で横綱と戦う必須条件なので、下手をすると全勝で千秋楽を迎えても、(他の力士の星次第では)本割では取組が組まれず、相星での優勝決定戦ぐらいじゃないと闘う機会がないんじゃなかろうかと思う。一体この先の展開はどうなるのか、もう心配でならないわたしであります。
 いやーーーとうとう姿を現したラスボス、かなりイイですね。そして、【王虎】や【猛虎】さんはどうなっているのでしょうか!? 来週あたり、出てきそうな予感がしますが、これはもう、毎週楽しみで仕方ない展開ですよ!! 佐藤タカヒロ先生、期待してます!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
  --------
 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明
 【丈影】東前頭四枚目。次の対戦相手か!? 四股名的に、横綱の弟弟子っぽい←New!!
 【泡影】東(?)横綱。第72代。最強ラスボス←New!! 
  --------
 というわけで、結論。 
 とうとう姿を現したラスボス横綱に大興奮です!! もう完全に「あしたのジョー」的展開になってきました。きっと来週か再来週、部屋に戻った鯉太郎と椿ちゃんの場面が来るでしょうな。その時の椿ちゃんは、きっと矢吹丈を必死で止めようとした白木葉子お嬢様と同じように、鯉太郎に気持ちをぶつけるでしょうな……。葉子お嬢様のセリフが耳に蘇りますね。
 「すきなのよ矢吹くん、あながた!!」、「すきだったのよ...最近まで気がつかなかったけど。おねがい...わたしのために、わたしのためにリングへあがらないで!!」
 もう、マジで鯉太郎の、明日はどっちなんだ!! 最後まで応援し続けたいと思います。以上。

↓ マズいな……全話また観たくなってきた……。この「2」は力石戦後から始まりますが、超名作だと思います。そして超泣ける。観たことない方は、必見ですよ。
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 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 昨日の記事で書いた通り、今年の大相撲春場所は横綱【白鳳】関の4場所ぶり(去年の7月名古屋場所以来)の優勝で幕を閉じました。まあ、初日の黒星で、マジで【白鳳】はどうしちまったんだ、と全国の相撲ファンをドキドキさせた横綱ですが、終わってみればきっちり優勝で、来場所からは再び東の正横綱として、「誰が見ても圧倒的に強い」横綱復活となることを祈ります。また、来場所は関脇・小結クラスにも注目ですね。今場所ではやけに調子の悪かった関脇・小結の力士たちは平幕に落ちてしまうと思いますが、再び稽古を積んで、盛り上げてくれることを願います。
 というわけで、まずは今週の週刊少年チャンピオン概況です。今週もおとなしめの展開でした。
 ■『弱虫ペダル』:箱学に追いついたチーム総北ですが、エースは既に先行している! 追う今泉くんと坂道くん。真波くんとの勝負は出来ないけど、追うしかない!! というところまで。一人奮闘しているはずの鳴子くんが心配ですね。
 ■『牙刃道』:武蔵VSピクル、はまだ始まらず。
 ■『囚人リク』:レノマVS沢田は、レノマの周到な準備で沢田のワイヤー攻撃効かず。そしてレノマのキッツイ上段左回し蹴りが沢田にクリーンヒット!! 沢田「痛い・・・」の巻。
 ■『少年ラケット』:イチローくん、カーブドライブ習得により、攻撃の幅が広がり、ビリーさんピンチの巻。卓球は超高速スポーツですが、1球ごとに恐ろしいまでの駆け引きがあるんですな。面白いです。
 ■『ニコべん!』:合宿終了、最終日は海で遊ぼう! の巻。水着回。本来の物語からちょっとずれてますが大丈夫か!? いや、ずれてないのかな? 函津米くん、周りをよく見るんだ!!
 ■『AIの遺電子』:ヒューマノイドの寿命の話。地味ですがいいですねえ……ヒューマノイド版Black Jackと言ったら誉めすぎでしょうか。
 ■『錻力のアーチスト』:2回の裏終了、3回表の港南学園の攻撃は4番の弐織兄に打順が回って2B0Sまで。
 ところで、今週の週刊少年チャンピオンの巻頭グラビアは、まゆゆでお馴染みの渡辺麻友ちゃんでした。わたしはあまり興味はないのですが、やっぱり抜群に可愛ええですな。4月からWOWOWで放送されるミュージカルコメディ「トライベッカ」に出演するそうですが、ミュージカル方面に仕事を求めるのは大変アリだと思います。井上芳雄氏&浦井健治氏&山崎育三郎氏と、日本の若手実力派ミュージカル俳優に囲まれて、きっと得るものも多いでしょう。期待してます。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースです。
 先週はバチバチのぶつかり合いから激しい「動」の闘いを経て、お互いまわしを取って、一瞬の「静」から【蒼希狼】が先に上手投げを繰り出したところまででした。しかし、鯉太郎の強力な握力は有名です。鯉太郎も左前まわしを話さず下から押し上げて回転を許しません。ならば、と【蒼希狼】は鯉太郎の左手を極めて前に出ます。思わず関脇【天雷】も「巧い・・・アレなら・・・」とつぶやきます。鯉太郎も左前まわしを切るしかありません。それを待っていた【蒼希狼】、すかさず再度上手投げを放つ!! しかしその投げを左足を出してこらえる鯉太郎。そしてすかさず右足を大きく後ろに振って、ガッと【蒼希狼】の左ふくらはぎへたたきつける。切り返しの炸裂だ。バランスを崩し、後方へ倒れる【蒼希狼】。だが、体を戻して振り向いた瞬間、全力の右張り手を鯉太郎にぶち込む!! しかし、半ば意識が飛んだ鯉太郎は、きっちり得意の左前差しを取っている。そこからは鯉太郎の本能が、自動的に下手投げに行く体制だ。思わず【天雷】も「下手投げ・・・入った・・・」と思ってしまうほどの動きだが、復活した【蒼希狼】の闘志はまだ燃え尽きていない。3度目の上手投げで逆転を狙う!! が。ここで鯉太郎はほぼ意識が飛んでいるにもかかわらず、体に染みついたあの動きが!! そうです、残った左足の回転を使った、鯉太郎スペシャルと呼んでも過言でない、今は亡き空流前親方から基本を教わった幻の技「仏壇返し」が炸裂――――!! そして勝負は決まったーーーッ!! というところまで、今週号は進みました。はーーー読んでて力入るわ……。
 つーかですね、今週号でここまで来た、という事は、単行本(8)巻収録は第62話から第70話までだと思うので、えーと、あと4話分あるわけで、VS【蒼希狼】戦があと2話か3話で落ち着くとして、そうか、いよいよ中日の八日目の前に、何かあるわけですな。怪我かな? それとも上位陣の様子かな? わたしとしては、白水さんや常松こと松明の状況も読みたいんですけど……佐藤先生、そこんところ、ちょっとよろしくお願いしたい感じですので、ご検討のほど、お願いいたします!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
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 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明 
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 というわけで、結論。 
 いよいよ決した鯉太郎と【蒼希狼】の対決。わたし的興味は、もう上位陣や兄弟力士の動向にあります。マジで、中日前に一度、今場所の星取表を作っていただきたいのだが……大関以上にいるはずの【猛虎】さんや【王虎】がどうなっているのか、そしておろらくラスボスとなる大横綱は一体どんな力士なのか、早く知りたいっす。以上。

↓ 4月のチャンピオンコミックスはこの2点を買う予定。


  

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週も書きましたが、現在、大相撲春場所の真っ最中でありまして、わたしの愛する黒ブタ野郎こと松鳳山関(西前頭五枚目)が昨日の11日目現在2勝9敗と非常に厳しい闘いになっておりまして、わたしとしては大変毎日ちくしょー!! なわけです。はあ……常に前に向かっていく姿勢は鯉太郎や石川のようで大変好ましいのですが、足がおっついてないんすよね……頑張れ松鳳山!! それでも応援してるからな!!
 というわけで、 まずは今週の週刊少年チャンピオン概況です。
 ■『弱虫ペダル』:チーム総北、先頭集団に合流!! 驚く箱学、坂道くんも山岳くんに再会、勝負だ!! となるも、残念ながらそこは「先頭集団じゃなかった」 。既に新開弟・葦木場・キモー筋ら有力選手はさらに先行していた!! どうする総北!? まで。ま、先週も書いた通り、実際のレースではよくある光景ですな。総北は一瞬も休まずそのまま先頭集団を追うべきでしょう。これは常識的展開です。総北には登れるアシストがいないのがマズいっすな。
 ■『牙刃道』:武蔵先制攻撃!! ピクルには効かず!! ピクル、白亜紀時代をぼんやり思い出す、の巻。
 ■『囚人リク』:沢田リングイン。対レノマ戦スタート!! ラストの大ゴマが相変わらず凄いw 漫画力高し。
 ■『ビーストコンプレックス』:今回はカンガルーのホテル経営者と訳アリ客のクロヒョウの少女の話。いいっすねえ。非常に毎回クオリティ高し。短期集中連載は今回で終了。もったいない!!
 ■『Gメン』:勝太参戦まで。
 ■『ニコべん!』:函津米くん、梅宮さんを笑わせることができて浮かれるの巻。一方、やたらと場の空気を読む達人の鳥田くんは、多部ちゃんの函津米くん大好きオーラに気付いてしまい――!?
 ■『少年ラケット』:イチローくん、カーブドライブを試合中に練習す、の巻。試合中にコイツ……と思いつつも、練習試合だからこれでいいんだとビリーさんも気づく。そしてとうとうビリーさんを左右に振ってポイントゲットのイチロー君。ビリーさん楽しくなってきた!!
 ■『錻力のアーチスト』:4番弐織先輩2ベース!! 安保先輩ブフゥッと送りバント、そして眼力王頭木先輩犠牲フライで1点返したぞ!! まで。
 というわけで、いやー、やっぱり今のチャンピオンはジャンプより面白いと思うのですが、そう思うのは私だけでしょうか。なお、先週から始まった、『放課後ウィザード倶楽部』は、わたしの憎悪するエブリスタの小説原作だそうで、ありがちな、なろう系小説的展開です。漫画の方はなんとなくマガジン系な絵柄のような気がします。まあ、好きな人は好きなんでしょうな。

 さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 先週は立ち合いからファーストアタックの獲り合いが描かれ、見事鯉太郎のブチかましが炸裂し、張り手を【蒼希狼】の顔面に何発か決めたところで、【蒼希狼】が雄たけびとともに鯉太郎へ向かう所まででしたが、今週は前に出た【蒼希狼】の頭が鯉太郎の顔面にブチかまされるところから再開です。【蒼希狼】のブチかましがクリーンヒット、たまらずよろける鯉太郎。間髪入れずに猛烈な追撃が続きます。鯉太郎は思わずニヤリとします。「また土俵で強ええお前と、怖ええお前と出会えて・・・」嬉しいのです。【蒼希狼】の追撃に、フッと下がる鯉太郎。NHKの実況も「あっ・・・!!? 鮫島が・・・!? あの鮫島が引いたーーー!!」と興奮の絶叫です。しかし花道通路で見守る関脇・天雷は分かっています。「いや・・・アレは・・・・・・」そうです。鯉太郎が繰り出すのは、親友・石川の必殺技、強力な右ストレート!! もとい、つっぱりです!! 「もらうぞ・・・石川」そう鯉太郎はつぶやきます。そして新寺部屋では、石川はテレビを見ていません。付け人に、テレビ見ないんスか? と聞かれる石川は答えます。「バーーーカ・・・俺はもう復帰したくても出来ねーんだぞ・・・んなモン見て火ィ点いちまったらどーすんだよ」そう、石川はこの場所の初日に鯉太郎と戦い、鯉太郎にすべてを託して引退したばかり。とてもテレビは見られないのです。いいっすねーこの石川の表情は!! NHKの実況もまたも大興奮です。「強烈―――!! 引いたと思ったら一閃 全体重を乗せた一撃――――!!」しかし、かなり心配な事態が発生しました。鯉太郎の右手首から嫌な音が!! これはまさか、ヤマ行ったか!? しかし構わず「ここで決める!!」と前に出る鯉太郎に、今度は【蒼希狼】の素っ首落としが炸裂!! 鯉太郎の突進を止めます。そして接近戦でのまわしの奪い合いは両者左上手の、お互い得意の組手で決着。NHKの実況は「先ほどの解放されたスピード勝負とは一転!! 凝縮された力の空間が生まれる!!」と相当な興奮状態です。そして、「先に動いたのは蒼希狼―――!!」というところで今週は終了です。
 はーーーわたしもホント興奮したわ……。いやーーーホントに『鮫島』は最高っす!! しかし、鯉太郎の右手首の状態はヤバそうですね……もう……心配すぎて堪らないんですけど、佐藤先生どうしたらいいんですか!! 読み終わったそばから、もう来週号が読みたくて堪んねえっす!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
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 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明 
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 というわけで、結論。 
 【蒼希狼】と鯉太郎の戦いは、わたしの希望としては単行本1冊にまとめていただきたいです。という事はつまり、あと5週分ということかな。まあ、勝負はあと4回で終わらせて、最後の1回は勝負後のお話という事になると想像しますが、とにかく鯉太郎の右手首の状態が気になりますね……そしてその次の八日目の戦い、おそらくは勝ち越しをかけた戦いだと思うけど、一体誰と戦うのか。佐藤タカヒロ先生、超楽しみにしてます!!
 そして松鳳山関よ、今日入れて残り4日、全部勝つつもりで頑張っておくれ!! 以上。

↓ やっぱりこういうのを買って勉強すべきかなあ……今場所は稀勢の里関が熱いんすけど、昨日の横綱・白鳳戦は残念だったなあ……。 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、現在、大相撲春場所の真っ最中なわけですが、わたしが応援している松鳳山関が4連敗中で、もう心配でならないわけで、くそう……勝ち越してほしいのですがどうでしょうか……。毎日、17:15ぐらいになると気になって仕事が手につかないんですけど……。まったくもってやきもきの毎日であります。
 で、今週の週刊少年チャンピオンですが、今週もまあ、通常運転でとりわけ驚きの展開はナシでした。なので、『鮫島』以外はざっと見て流すことにさせていただきます。
 ■『弱虫ペダル』:熊本台一、合流完了、キモー筋くんニヤリ、一方総北も懸命に追い上げ、そして追いついた!! ら、先頭集団に異変が!! 熊本台一があっさりバラけている!! 振り落としが始まってるんだ!! まででした。まあ、実際のレースでは普通にあることっすな。
 ■『刃牙道』:ピクルVS武蔵はじまるよー。
 ■『囚人リク』:レノマの看守買収作戦成功か!? そして沢田との戦いが始まる!!
 ■『AIの遺電子』:とあるヒューマノイドが、うまく行かなかった人生(?)をリセットさせて小学生に戻ろうとする話。面白かった。
 ■『ビーストコンプレックス』:短期集中連載3話目。今回はらくだの新聞記者と、街で出会った美女オオカミのお話。いいね。面白いです。
 ■『Gメン』:勝太、大吾救出へ! 強さインフレが起きないか若干心配だけど面白いからアリです。 
 ■『ニコべん!』:合宿生活編続く。夜、女子部屋でトランプに興じる男二人。ますます函津米くん大好きを意識する多部ちゃん、がんばれ!
 ■『少年ラケット』:ビリーさんVSイチロー君続き。いよいよイチロー君の眠れる才能開花か!? ビリーさん強い!!
 ■『錻力のアーチスト』: 之路主将のピッチングが元来のものに戻り、無事に2回の表は終了、2回の裏はいよいよ4番、弐織(弟)パイセンの打順からだ!! というところまで。面白くなってきましたよ!!
 というわけで、今週のチャンピオンも大変楽しく読ませていただきました。

 さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 先週は、いよいよ【蒼希狼】との取組が始まりブチかましに行く鯉太郎を【蒼希狼】がかち上げようとしたところまででした。今週はそこから、ファーストアタックの獲り合いです。鯉太郎は前日の【大山道】兄貴との取組で、逃げではない、攻撃の「変化」を理解しました。それがさっそく生きています。ブチかましに行くと見せかけて、「変化」を見せる鯉太郎。【蒼希狼】は、そんな鯉太郎を知りませんので、「止まりやがった・・・」と驚きの表情です。そして土俵下で見守る【大山道】兄貴は、「ハハッ・・・完全にモノにしてやがる・・・」と嬉しげな表情。いいですね。敵ながらあっぱれという奴でしょう。しかし【蒼希狼】も元小結。鯉太郎の攻めの変化にも対応します。そこから鯉太郎と【蒼希狼】のまわしの獲り合いが8ページにわたって展開します。思わずNHKアナウンサーも「速い!! 幕内でもトップクラスのスピードを持つ2人!! 目まぐるしい攻防!!」と興奮の実況です。しかし、解説席の虎城親方は冷静に「リズムが同じだ・・・これは・・・」とコメント。そう、【蒼希狼】もそのリズムに気付いていました。そしてそれに合わせて「ドンピシャだろ・・・」と右上手を狙った瞬間!! すべての動きは鯉太郎の罠だった!! 虎城親方も、やりおるわ的な表情で「エサをまいたか・・・」と鯉太郎の意図を察します。そして炸裂する鯉太郎のブチかまし!! ファーストアタックは鯉太郎が獲りました!! ここは見開きの大きな絵で表現されます。見事誘われてしまった【蒼希狼】は直撃を喰らい、体勢を崩します。そこに間髪入れず鯉太郎の張り手がクリーンヒット!! しかし、【蒼希狼】は、鯉太郎の「まるで自分の存在をぶつけてくるような」攻撃こそが求めていたものであり、嬉しくてたまりません。雄たけびをあげて鯉太郎に挑む【蒼希狼】。「だから・・・だからもう一度・・・鮫島と取りたかった・・・この取組で、俺の存在もオマエに叫ぶ・・・」そんな二人の取組を見届ける【大山道】兄貴。「叫び勝て・・・蒼・・・!」というところまでが今週の展開です。
 はーー興奮した。いやあ、『鮫島』は本当に最高ですね。来週も楽しみです!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
  --------
 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明 
  --------
 というわけで、結論。
 【蒼希狼】と鯉太郎の熱戦はしばらく続きます。しつこいようですが、この戦いが始まるまでの【蒼希狼】の過去と復活については、発売中の単行本(6)巻で読んでください。なお、本来的には、第1シリーズの『バチバチ』から読まないと【蒼希狼】については理解できないと思います。えっ!? 単行本もってない!? それはよろしくないっすね……ならば、今すぐ買いましょう!!
 そして、愛する松鳳山関よ、勝ち越し目指して頑張って下さい!! 以上。

↓ わたしはamazonが嫌いなので貼りたくないのですが、(6)巻を買っていない人は今すぐ買うべきだと思います。どこでも、ご自身の好きなストアで買ってください。わたしは紙と電子両方買ってます。

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 今週の週刊少年チャンピオンは、、まあ、通常運転号でしょうか。とりわけ腰を抜かす様な驚きの展開はナシです。それより皆さん、ちゃんと『鮫島』の単行本(6)巻は買いましたか!? 今週発売になってますので、やっべえまだ買ってない!! という方は、今すぐ書店へ行くか、どこでもいいのでポチッて下さい。単行本を買うことが最大の応援ですよ!! わたしは電子と紙の両方買いました。

 まずは、今週の『鮫島』の前に、ほかの連載作品をいつも通りざっと見ておきましょう。
 ■『弱虫ペダル』;先頭グループの攻防編です。京都伏見のアタックを軽く潰す箱根学園のクライマー二人(真波くんと新開弟)。それでも京都伏見はキモー筋くんの指示で連続アタックです。そんな中、背後から歓声が!? おっと、早くも総北が来たのか!? と思わせて、まさかの熊本台一が先頭集団に合流、その混乱を乗じてキモー筋くんが!? というところまででした。いい展開ですね。来週の展開が楽しみです。
 ■『牙刃道』:ピクル捕獲完了、武蔵、眠るピクルにビンタ一発炸裂。編集部のキャプションがいちいち笑えるw
 ■『囚人リク』:レノマ、行動するの巻。大場、相変わらずキモチワルイの巻w
 ■『AIの遺電子』:まあ、ありがちのバレンタイン話だけど、とても良かった。地味だけど毎回イイね!! なんというか、優しいブラック・ジャックですな。大変良いと思います。単行本買うかも。
 ■『ビーストコンプレックス』:先週から始まった新連載。今回は虎とビーバーの友情話。これもいいですね!! ネタ切れにならないか、どうでもいいことが心配です。
 ■『Gメン』 :大吾、ピンチの巻。勝太、動くか!? まで。ありがち展開だけど、嫌いじゃないです。イイ。
 ■『スメラギドレッサーズ』:最終回。終わってしまった……単行本買って応援していたのに残念。次回作を期待して待っています!!
 ■『ニコべん!』:うーん……このラブ展開はどうなんだろう……しかも確実に結ばれないだろうし。メインストーリーがブレないことを祈りたい。 
 ■『少年ラケット』:ビリーさん敵なのに超いい人!! 主人公イチロー君、目覚める!! の巻。イイです!!
 ■『錻力のアーチスト』:主人公クソ天然こと清作くん、三振!! やはり甲子園常連校は伊達じゃないの巻。
 こうしてみると、一言触れておきたくなる漫画が増えて、やはりチャンピオンは最高ですね!!

  さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 いよいよ始まる【蒼希狼】VS鯉太郎。土俵上の二人はもうバチバチの眼の飛ばし合いでテンションマックス!! そんな二人を見て、すっかりいい人になった虎城親方も、HNKの解説席で「ふん、みっともない」と取り敢えずおかんむりですが、【蒼希狼】に対しては、「今日は見ての通り、暴れ回っていた頃の覇気がある」とちょっと嬉し気です。そして土俵を見つめる椿ちゃんの心配そうな表情。切ないですな……しかしどんどん高まる土俵上の緊張感。そして、「時間前 まさかの仕切り1発目」で二人の激突が!! 【天雷】や田上さん、【大山道】兄貴も、始まった!! と笑顔です。なぜ「まさかの」なのかというと、虎城親方が「バカタレどもが・・・もう少し放送時間のことも考えんか・・・」と内心で思った通り、現状の大相撲では、「時間前」に立ち会うことはほぼありません。制限時間いっぱいで立ち会うのが今は普通なのです。しかし二人にはもう待てない。【大山道】兄貴が「ずっと・・・何年も・・・待っていたんだもんな・・・」 と言う通り、教習所で出会った二人の、幕内での初めての対戦なのですから、「これ以上・・・待てねーよ・・・」なのです。まずは二人の頭と頭のブチかまし。この当たりの激しさは、二人の骨格がぶつかり合う絵で描写されますが、果たして鯉太郎は大丈夫なのでしょうか。椿ちゃんでなくとも我々読者も心配でなりません。そして低い体勢で再び【蒼希狼】に突っ込む鯉太郎。それを右腕でカチ上げようとする【蒼希狼】。しかし鯉太郎は、前日の【大山道】兄貴との対戦で目覚めた、「変化」を繰り出し――!? というところまででした。
 はーーー読んでいる我々の方にも力が入る、渾身の立ち合いでしたね。鯉太郎必殺の左下手を取れるのかどうか。対して【蒼希狼】は得意の四つの体勢に持ち込めるのか。もう来週が楽しみで仕方ありません。
 ところで、今場所の番付なのですが、単行本(6)巻で確認したところ、やはり【大山道】兄貴は西前頭七枚目でした。てことは……先週号で判明した【蒼希狼】の枚数が間違いなのでしょうか? 今場所の番付と星取表を中日にでも示していただきたいのですが、佐藤先生、ご検討のほど、よろしくお願いいたします!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←?? 同枚数ってあり得るのか?
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 【天雷】東関脇 
 【田上】番付不明 
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 というわけで、結論。
 とうとう始まった【蒼希狼】との闘い。勝敗はともかくとして、鯉太郎が怪我をしないか心配でなりません。そして中日以降の戦いも目が離せません。なのでみなさん、単行本を買って応援しよう!! 以上。

↓ 本屋さんに行けないほど忙しい人は、電子書籍もアリですよ。置き場に困らないって、素晴らしい!! それに、タブレットだと見開きがとてもきれいに見られる点もお得かも、です。amazonが嫌いな人は、自分の好きな電子書籍ストアで買ってください。わたしも、BOOK☆WALKERで買いました
 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 今週の週刊少年チャンピオンから、いよいよ『鮫島』は【蒼希狼】との本割となります。 その前に、ほかの連載作品をざっと見ておきましょう。
 ■ 『弱虫ペダル』:どうやら2日目のコースは榛名山を通るようですね。つまりこの山で、山岳くんと坂道くんの戦いがある展開ですが、まだ総北は追いついていません。そしていよいよ京都伏見が動き出す!! というところまででした。登れてスプリントも出来る、という点で、実はキモー筋くんが最強なんだよな……。わたしは密かに、2年目は京伏が優勝して、3年目にリベンジをかけた戦いになるとにらんでます。どうなるか楽しみですな。
 ■『牙刃道』:武蔵、ピクルに会いたがるの巻。ピクル、ワニをモニュっと食うの巻。
 ■『囚人リク』:鬼道院、現るの巻。レノマ、何かひらめくの巻(?)
 ■『Gメン』:勝太、わんこをダシにデートするの巻。大吾、悪党との対決迫るの巻き。まあきっと勝太が助けに行く展開でしょうな。アリです。
 ■『スメラギドレッサーズ』:次回最終回の巻!! うわーーん!! 悲しい……。
 てな感じですが、今週は新連載が1本ありました。『ビーストコンプレックス』という作品で、絵のタッチはなんとなく『HUNTER×HUNTER』でおなじみの富樫義博先生に似ているような気がします。動物擬人化学園物語? とでも言えばいいのでしょうか。どうやら毎回主人公が違うようですが、初回の今週は、出来る少年ライオンが、登校拒否のコウモリと心を通わせるお話でした。こう書くとなんかほのぼのタッチのように思えるかもしれませんが、全然そんなことはなく、意外とリアルというか現代性にあふれたシニカルなところがあります。ちょっと今後注目していきたいですね。

 さて。では今週の『鮫島』ニュースです。
 今週は、【蒼希狼】との本割に向かう朝から、土俵上でバチバチににらみ合うところまでで、ハッキョイまで行きませんでした。冒頭、白水さんのちょっとしたギャグパートがあり、部屋を出て国技館へ向かおうとする鯉太郎に、椿ちゃんは一言かけます。「あんまり無茶しないでよ・・・」鯉太郎は笑って答えます。「ハハハ・・・無茶言うなよ・・・」無茶しないのが無茶なことである鯉太郎。後姿なのでどんな顔で言ったのかわかりませんが、鯉太郎の心中を想像しただけで泣けますね。
 国技館の控室では、【蒼希狼】が気合の入ったウォーミングアップの最中です。そこに現れたのは、我らが関脇【天雷】さんと、同期の【田上】さんですよ!! 関脇【天雷】は言います。「鮫島との取組だもん・・・気合も入るよな・・・同期の俺らにとっても 注目の一番だよ・・・」【田上】さんも言いました「うちの王虎も なんだかんだ言って気になるみたいだったよ・・・」やはり、【王虎】は健在のようですね。番付が気になるなあ……!! 【天雷】が関脇だから、【王虎】は確実に大関か横綱でしょうな。てことは、きっと【王虎】の兄弟子である【猛虎】さんも、確実に大関か横綱だと思うのだが……対戦が今から楽しみすぎますね。このまま鯉太郎が白星を重ねれば、10日目以降に確実に割が組まれると思うので、どうかそれまで、鯉太郎の体がもちますように……。心配すぎて堪らないですな。というわけで、来週いよいよ【蒼希狼】とのハッキョイで、七日目の戦いが始まりますよ!! やっぱり、鮫島最高です!!
 最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭七枚目←NEW!! 今週枚数判明。
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 【天雷】東関脇 
  --------
 ※今週、【蒼希狼】の枚数が判明したけれど、間違いでは!? 七枚目は【大山道】兄貴であることは、2015年47号に明記されているのだが……。東の六枚目は、鯉の弟である常松こと【松明】だから、西の六枚目の間違いでは!? 佐藤先生!! どっちが正しいのか教えて下さい!! ひょっとすると、来週発売の単行本で、【大山道】兄貴の枚数の方が修正になっているかもしれないので、チェックしておきます!! 
 (なお、佐藤タカヒロ先生のTwitterにも特に枚数について言及なしでした)
 (でも、これは最高w→ https://twitter.com/satoootaka/status/700228513635311616

 というわけで、結論。
 いよいよ始まる【蒼希狼】との闘い、まあ、あまり長くならないと思いますが、熱い戦いを期待しています!! でも、嫌な予感がしてならないが、とにかくくれぐれも怪我しないでおくれ、鯉太郎!! 【天雷】も、きっと【王虎】も、鯉太郎との戦いを待っているはずなんだから。以上。

↓三週連続の紹介でくどいですが、単行本(6)はいよいよ来週3/8(火)発売です!! みなさん、絶対買いましょう!!! わたしは電子と紙の両方買って応援します!!!

 (わたし的に) た、大変だ―! 今週のチャンピオンが、というより今週の『鮫島』が大変なことに!!

 今日は木曜日。わたしの愛する少年チャンピオンの発売日である。たいてい、駅前のコンビニで買って、電車の中で読んで、車中約25分では読み終わらず、仕事場で引き続き読んでひと段落するのが、毎週木曜日の朝のわたしの行動パターンである。わたしが出勤する時間は、ちょっと常識を超えた早朝であり、電車はだいたい7分~8分間隔と半端に空いてしまうため、いつもの電車に、たまに微妙にギリギリだったり余裕だったりと幅があるのだが、今朝は、チャンピオンを買い、コンビニ店員が若干グズグズして駅の階段を駆け上がる羽目に陥り、ちょっとしたイラつきをもたらしてくれたわけだが、まあ、無事いつもの電車に乗れた。
 今週号は表紙と巻頭カラーが、現在のチャンピオンの絶対的エース『弱虫ペダル』である。ポスターまで2枚入っており、たぶん描き下ろしではないとは思うのだが、『ペダル』作者の渡辺先生の超・仕事の多さにはホントに恐れ入る。体調に気を付けて頑張ってほしい。そんな渡辺先生への敬意を示すために、まずは巻頭の『弱虫ペダル』を読んだ。主人公の属する総北高校の極めてピンチな展開に、こりゃあ、ヤベえぞ……と思いながら今週のお話は終了。安定の面白さである。
 そして続く『牙刃道』をざっと読み流しつつ、わたしの最も愛する『鮫島、最後の十五日』の掲載ページまで飛ぶ。おっと、あった。前から7本目が今週の『鮫島』であった。さあ、始まりますよ!

 いきなり、扉の一コマ目は、なんとあの「カマーーーン」でおなじみ【岩ノ藤】じゃないか!! 前作『Burst』で主人公・鮫島鯉太郎と戦った、あのブチカマシ命のはぁちゃん野郎である(※はぁちゃん=相撲用語で馬鹿、ちょっと間の抜けた奴のこと)。 先週で4日目が終わったことは3日前の記事で書いたが、5日目の相手はあの【岩ノ藤】だった。相変わらずのバチバチな真正面からのぶつかり合い。現在、デコ助こと岩ノ藤は、東前頭七枚目らしい。鯉太郎よりも番付は上と、順調に幕内力士として成長しているようだ。嬉しいね、こういう姿が描かれると。
 で、今週からVS岩ノ藤戦がまた続くのかなと思ったら、思わぬ展開が待っていた。なんと9ページで5日目の戦いは終了である。その、本当にギリギリな姿の鯉太郎を見守る椿ちゃんの切なそうな顔がなんとも不穏な空気を醸し出している。ホント、千秋楽までもつのか鯉太郎は。前日、4日目のVS巨桜丸戦の影響で右目がふさがったままの鯉太郎は、文字通り満身創痍。読者もまた椿ちゃんと同じ思いのはずだ。マジ心配である。
 そして、10ページ目からが、岩ノ藤には大変申し訳ないのだが、今週の本番だ。岩VS鯉のバチバチの戦いを見ている支度部屋に描写は移る。鯉太郎と戦ったことのない力士たちが、「相変わらずあいつはボロボロ、どうせまた休場だろーぜ」なんて話をしている。そんな会話を聞いていたある力士が言う。
「ちょっとあんたら・・・鮫島と場所で取ったことあるの・・・? あればそんな言葉は出ないか・・・・・・」
 おい、これってまさか!? もうわたしはこの時点で大興奮、テンションMAXだ。 まさかこのセリフを言った力士とは……!? ページをめくる手が喜びの興奮でふるえるじゃんか!! そしてページをめくる!! そこに大ゴマでいたのは、あの村神改め怪力【天雷】だーーーっ!!! もうね、電車内で「キターーーッ!!!」 と、(心の中で)叫びました。とうとう来た。【天雷】がとうとう『鮫島』に登場した!!! しかも、番付は東関脇である。ヤッターーーッ!! もうマシ・オカばりのダブル・ハンズ・アップで喜びたい。電車内でのわたしは、このページだけで、相当ニヤついていたはずだ。変質者極まりないが、しょうがない。だって嬉しいんだもの。しかも、その大コマ・ドアップでの【天雷】のセリフがカッコイイ。
「番付だけで計れる男じゃないよ・・・鮫島は・・・」
 ありがとう天雷。ありがとう佐藤先生!! もう今日はこれだけで一日いい気持でいられる。が、続く展開はさらに衝撃的だ。『鮫島』第1話の、プロローグで描かれた二場所前の鯉との対戦で破れ、大関から陥落してしまった牛鬼こと【明王山】関が言う。
「ガハハハ 分かってんじゃねーか天雷!! なんせあの小僧は俺を大関から引きずり下ろしたんだからよ!」
 天雷は言う。同期には鯉太郎だけじゃなく【王虎】や【飛天翔】といった癖の強い奴ばかりだった。そして
「それと鮫島並・・・いや・・・それ以上のトンパチが一人・・・」
 トンパチとは、相撲用語で常識はずれな奴のことを意味する言葉だ。
「同期の中で一番出世が早く・・・一番ギラギラしていた男・・・」
 おいおい、まさかそれって……!? もうわたしのページをめくる手は完全にアル中並みに震えている。まさか、まさかその男って……!!?? めくった先は、見開きのドアップだ。
「蒼希狼」
 キターーーーーーッ!!! 来ちゃった、とうとう来ちゃったよ【蒼希狼】!!! 待ってたよ!! お前が登場するのを本当に待ってたよ!! 鮫島たちと教習所同期の、モンゴルからやってきたハングリー男、同期の中ではひょっとしたら一番強いかもしれないアイツが満を持して『鮫島、最後の十五日』に登場だ!! 彼は、第1シリーズの教習所時代に鮫島たちと切磋琢磨した間柄だったのだが、なんと第2シリーズ『Burst』には一切登場しなかった。おそらくは、番付を駆け上がって、幕内に行ってしまったのではないかと想像していたが、どうやらその通りだったのかもしれない。いよいよ来た【蒼希狼】。しかもなんか全身傷だらけだぞ? そしてちょっと待って? 天雷さん、アナタなんで、「ギラギラしていた」って過去形使ってるのよ!? ど、どういうこと!!?
 5日目のVS岩ノ藤戦を終えて、花道を下がる鯉太郎は、これから土俵に向かう【蒼希狼】とすれ違う。そこでの鯉と蒼の会話は非常に意味深だ。
 蒼「なぜ・・・しがみ付く・・・そんなになってまで・・・みっともねぇ・・・」
 鯉「んだとコラ・・・」
 蒼「まぁ・・・俺も一緒か・・・」
 鯉「蒼希狼!! テメー・・・つまんねー奴になっちまったな・・・」
 蒼「ならお前が トドメを刺すか・・・?」

 な、なにーーーっ!? 【蒼希狼】よ、一体お前に何があったんだ……!? というところで、今週はおしまい。もうマジでどうなってんだよ!! どうなっちゃうんだよ!! まだ5日目終わったばっかだぜ!? あと10日分あるんだけど、ホントに最後までもつのか鯉太郎は?

 はーーーホントにもう、朝から興奮したわ……。以下テンプレとして毎回判明したことをつけ足していこうと思います。【天雷】が関脇ってことは、こりゃあマジで……【王虎】と【猛虎】が横綱、大関ってのはあり得るな……やっべえ! すげぇ楽しみなんですけどどうしたらいいですか!! 佐藤先生!!
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所では東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明w
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 ←New!今週判明
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 【天雷】東関脇 ←New!今週判明
 【蒼希狼】??? 幕内は確実。←New!今週判明

 というわけで、結論。
 もう今後、毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースとしてレギュラー化しようと思うのですが、よろしいでしょうか!? 最高すぎて『牙刃道』が読めないw

 ↓ とにかく、最初から読むことを強くお勧めします。

 というわけで、昨日紹介した『鮫島、最後の十五日』は、現時点でわたしにとっては完全に「傑作」判定されているわけだが、ここまでの流れをまとめておかないと、今後どうなるのか心配で夜もあれこれ考えてしまうのでいけない。なので、今日はこのネタで終わりにします。とりあえず、本作『鮫島、最後の十五日』の舞台と現状分かっていることをまとめておこう。

 ■主人公・鮫島鯉太郎に関して
 【場所と番付】9月場所/東前頭十四枚目※二場所前の5月場所では東前頭十枚目 
 なお、5月場所では12日目終了時点で3敗だったので、その後、仮に全敗していても9勝以上はしていたはずだから、次の7月の名古屋場所での番付は確実にもっと上がっていたはず。それでいて9月場所で十四枚目ということは、名古屋場所では負け越したか、休場したか、どっちかだったことが想像できる。たぶん、場所中に休場になっちゃったんだろうな……。 何があったのかは、佐藤タカヒロ先生に聞かないとわからない。

 ■ほかの力士たちについて(9月場所時点)
【白水】鯉太郎の兄弟子。西小結。ギャグ担当かと思いきや、強力な「ゴリラ張り手」で順調に出世しており、現在の空流部屋の部屋頭。背が高い。
【松明】鯉太郎の弟弟子。東前頭六枚目。元学生横綱で、Burstから登場した常松の現在の四股名。登場時はすげえ嫌な奴だったけど、Burstでの鯉太郎の戦いを見て改心(?)。今はデータ重視のインテリ力士的な描写。
【飛天翔】教習所時代からの同期。石川から四股名を改めている。西前頭十二枚目。張り相撲命。鯉太郎とは初対面時から、同じソップとして、永遠のライバルであり、親友。
 また、現在では鯉太郎の所属する空流部屋には、3人の弟弟子ができている。
 前作Burstから登場している【大吉】は序二段、本作から新登場の【豆助】は序ノ口、同じく新キャラの謎の外国人力士【目丸手】はまだ序二段であるようだ。なお、一番最初から空流部屋にいる【川口】は、いることは確かだが番付は不明w
 そのほか、現状では、同期ライバルたちが今現在どうなっているか、まだわからない。モンゴルからやってきた【蒼希狼】や、怪力【天雷】、それから因縁の【王虎】は、どうやら順調に出世して幕内にいることは確かなようだ。どんな番付になっているのか、登場が楽しみである。三役まで行ってるんだろうな……白水さんが小結だもんな。あと、王虎の父で往年の大横綱・虎城は、現在は相撲協会理事長になっている。解説役でほぼレギュラー出演し、結構鯉太郎に好意的なコメントを発しており、Burstまでは鯉太郎をつぶそうとしていたけれど、今はだいぶ鯉太郎を認めている感じ。
 ちなみに、なんと最新4巻では、巻末に描き下ろし(?)で、石川最後の戦いの後の後日談が8ページ掲載されている。そこでは、教習所同期の田上、ドングリ渡部、そして天雷が今でも元気に活躍している様子が描かれており、こういう嬉しいおまけは有り難い。佐藤先生ありがとう!! 

 ■舞台となる9月場所の「割」について(※相撲用語で取組、試合のこと)
 1日目: VS 飛天翔(西前頭十二枚目) 第1話~第6話。第1巻終わりまで
 2日目: VS 宝玉光(西前頭十一枚目) 第7話~第25話。第2巻~第3巻終わりまで
 3日目: VS 舞ノ島(西前頭十枚目) 第26話~第30話。第4巻半分まで。
 4日目: VS 巨桜丸(西前頭九枚目・新入幕) 第31話~43話。第4巻真ん中から第5巻終わりまで(予想)。
 
 先週の連載で、VS巨桜丸戦が終わり、話数的におそらくちょうど5巻に最後まで収録できるはずだが、果たして今後、どのような戦いが描かれるか。そもそも、相撲の「割」は、初日2日目以外は前日に決まるものだが、基本的に鯉太郎のような幕内下位力士は、同レベルの力士との対戦から始まって、通常ならば横綱や大関との対戦は組まれることはないが、勝ちが続くようならば中盤戦から三役にもぶつかっていくことになると思う。
 となると、中盤から後半で、おそらくは三役以上にいると思われる、王虎、天雷、蒼希狼との対戦も、そりゃ当然あるんでしょうな? という事が予想されるが……果たして鯉太郎は、体がもつのだろうか……心配でならないわけだが、最後の対戦は、やっぱり王虎なのかな……。問題は、王虎が今現在、どんな地位にいるかだ。最低でも大関、場合によっては横綱もありうるのかもしれないと思うと、読者としてはもう超・ワクワクだ。おそらくは、前作Burstでの最後の戦いを経て、王虎も一皮むけて本当に強い力士に育っているのだろうし、当然、天雷や蒼希狼、それからBurstで戦った闘海丸や岩の藤が出てきてもおかしくないし、また、おそらくは王虎戦の前には、王虎の兄弟子である猛虎も出てくるだろう。猛虎は、『バチバチ』第1巻で、素人高校生だった鯉太郎と戦った男だ。借りを返す必要があると、きっとずっと思っているに違いない。きっと猛虎も、大関あたりなんじゃなかろうか。相当厳しい戦いが描かれると勝手に期待している。
 ホント、毎週楽しみでしょうがない。そして本作『鮫島、最後の十五日』がどういった完結を迎えるのか、最後までずっと応援していきたいと思う。

 ところで。
 わたしは本物の大相撲を結構よく見るようになったのだが、わたしの家から一番近い相撲部屋は旧松ケ谷部屋、現在の二所ノ関部屋である。親方は、元・若島津であり、すなわちおかみさんは高田みづえさんの、あの部屋である。まあ、家から近いという縁もあって、わたしはこの部屋の部屋頭である松鳳山をずっと応援しているのだが、この野郎は小結まで行って、敢闘賞2回、金星1回と立派な戦績を誇り、このまま順調に出世したらうれしいなと思わせといて、ダメな時は全くダメな野郎で、しかも結婚したらまた急に弱くなってしまい、今年の3月場所で1勝14敗とあろうことか十両に落ちてしまった。そして十両陥落後も2場所連続負け越し。何やってんだバカヤロー!! と思ったら、先場所で十両優勝したので、また幕内復帰もあることと思う。もっとちゃんと強くなってくれよ、応援してるんだから。ちなみに、この松鳳山は、どういうわけか、幕内力士でもっとも日焼け? だか知らないけどとにかく黒く、そのためわたしは彼を、「黒ブタ」と愛をこめて呼んでいる。黒ブタよ、もう一度三役まで復帰したら後援会に入ってもいいぞ。約束しよう。応援してるから、頑張ってくれよ!! 十両優勝っつっても、なんだよ千秋楽の負けは!! 優勝決まってたからって、最後も勝って決めんかい!!

 というわけで、結論。
 『鮫島、最後の十五日』の最終回は、確実に泣くと思うね。鯉太郎の戦いの最期まで応援し、その闘う姿を見届けたい。 単行本は必ず、電子と紙、両方買うよ。何なら2冊買ってもいいから、どうか最後まで描き切ってください……!!
 そして松鳳山よ、もうちっと強くなってくれ!! 頼むわマジで……!!

 ↓  やっぱり、総武線利用者としては、毎日国技館の前を通ってるんだから、一度本物の大相撲を見に行かねえとイカンな……。グッズ欲しい……。
 

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