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 というわけで、結構あっさり黒部ダムに到着することができた。これなら、ふと思い立ったときにまた来れるなと思い、今日はさっさと撤収。だいたい1時間ぐらいしかいなかったが、面白かった。
 本当は、わたしがずっと行ってみたいと思っている「日電歩道」から「水平歩道」を歩いて、欅平まで歩いてみたいのだが、今日はあまりに突然思い立ったのでおとなしくやめておいた。まあ、とりあえず黒部までの道のりは良くわかったので、また機会があれば日電歩道~水平歩道の旅も挑戦してみようと思う。どんなところかは、このNaverまとめでも見といて下さい。ここ、すごくね? 超行ってみたいわ。
 
 わたしは、どうも旅に出ても写真を撮る習慣がないので、今回もろくな写真がない。テンションが上がってて、撮影し忘れることが多く、ちょっとあとで残念に思うことしきりである。 
 ↓ これは、トロリーバスのチケット。往復で2,750円ナリ。これは……高……ええい、このトンネルを掘削した苦労を考えれば安いと思う事にしよう。 わたしはこのトンネルをチャリで爆走したかったが、当然NG。トロリーバス専用道である。
bus_ticket
 トンネル内部がどんなかと言うと、↓ こんな感じ。バスの幅目いっぱい。途中で、すれ違いのための待機所があるので、一時停止する。写真は出発したばかりのポイントで明るいけど、進んでいくとトンネル内は真っ暗に。幅も、あまり余裕なし。
kurobe_Busnaka
 で、↓これがダムの壁の上。真ん中へんにある展望台が分かるかな? ちなみに、かの有名な「黒部ダムカレー」は、右下のレストハウスと、扇沢のバスターミナルと、さらに扇沢から車で5分ほどのところにある「くろよんロイヤルホテル」で食べられるらしいが、華麗にスルー。興味なし。
kurobe_damue
 ↓ これは、壁の上から、黒部湖側と放水側をそれぞれ撮ったもの。
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 黒部ダムと立山を結ぶ、いわゆる「立山黒部アルペンルート」は、まずこのダムの壁の反対側にケーブルカーの駅があって、そのケーブルカーでまた山をくりぬいたトンネルを通過し、「黒部平」に行く。次に、そこから「立山ロープウェイ」で「大観峰」に行き、
立山連峰をくりぬいたトンネルを通る「立山トンネルトロリーバス」で「室堂」へ。そこからは高原バスで「美女平」まで下って、最後は「立山ケーブルカー」で立山に降りるというルートだ。ちなみに、毎年ゴールデンウィークあたりにニュースでよく取り上げられる「雪の大谷」は、室堂からの高原バスで通る道の頂上付近にある。あれも一度行ってみたいものだ。なお、「日電歩道」をずっと歩くと、宇奈月温泉から出ている「トロッコ列車」の終着地である欅平に着く。それも行ってみたいのう……。
 ところで、今、興味本位で調べてみたのだが、黒部ダムまでを公共交通機関で行くとどのくらいの時間と料金がかかるのかを調べてみた。まず、東京駅から信濃大町までだが、長野まで新幹線を使う最速ルートで検索してみると、3時間34分、10,210円で行けるようだ。信濃大町から扇沢までは、タクシーなら27分、5,680円ほどらしいし、路線バスでも40分、1,360円ほどだそうだ。車で行くと、どうしてもスタート地点の車を置いた場所まで戻らなくてはいけないので、立山黒部アルペンルートや、あるいは日電歩道もワンウェイで行くとなるとどうしても公共交通機関を使わざるを得ないので、いつか行くときのための備忘録として、自分用にメモっておいた。まあ、扇沢から立山や宇奈月まで、車の回送サービスをやっている会社があるようだが、きっとヘトヘトだろうから、楽に帰るには車で行くなってことだろう。アルペンルートについては、このページにまとまってるのでどうぞ
 ちなみに、↓ これが扇沢のトロリーバスの駅。 kurobe_ohgisawa
 うーん、ガラガラ……。

 なんか、他にめぼしい写真がないので、今日はここまで。
 四季演劇資料館と大王わさび農場についてはまた明日。サーセン。

 ↓ちゃんと予習していくべきだったかもな……と若干悔やまれる……ま、また行けばいいや。

 

 昨日の朝、このBlogのアクセスログを眺めていたら、どういうわけか圧倒的に劇団四季で検索してきた人が多いことが分かった。あ、そうなんだ。とまあ、ふーんと思ったのだが、劇団四季を調べてみたら、なにやら長野の大町市というところに、「四季演劇資料館」なるものがあることを知った。へえ。なるほど、倉庫にもなってるわけか。へえ。すごいなーと、漠然と思ったのだが、具体的なロケーションを調べてみると、どうやら黒部ダムへの玄関口で知られる扇沢というところから、車ですぐらしいことが分かった。

 ほほう……じゃ、行ってみっか。

 というわけで、今日、日曜日を利用して、ちょっと車を飛ばして行って来た。

 とりあえず、黒部ダムも行ったことないし、目的地としては、黒部ダム、四季演劇資料館、そしてついでに安曇野に行くなら、ずっと行ってみたかった「大王わさび農場」も行ってみよう。

 ということを3分ぐらいで決め、まずはナビのセットだ。わたしの車のナビは、Webで目的地をセットすると車側で連動してくれるので、PCで目的地を設定した。まずは、「扇沢トロリーバス乗り場」にセット。どうやらうちから300Km弱。標準タイムは4時間半程度らしい。中央道をぶっ飛ばして諏訪湖の先で長野道へ入り、安曇野インターを降りて1時間チョイってとこか。なら、うーん、うちをAM5時に出れば、黒部ダムを見物しても余裕で午前中で片がつくぞ、と。それから四季演劇資料館に寄り、大王わさび農場は安曇野インターからすぐだから、帰りに寄ればいいと。昼飯もそこで行けるかな。で、昼飯食ったらさっさと帰れば、夕方前には帰ってこられるな、なんてテキトーなプランを立てた。ちなみに、なぜ大王わさび農場に行ってみたかったかというと、映画オタクならピンと来ると思うが、ここは、かの黒澤明監督の『夢 DREAMS』の最終話、「水車のある村」のロケ地なのだ。エンドクレジットで映されるあの清流と水草が印象的なあそこが、実は大王わさび農園なのである。まあ、有名なのかな。かなり観光地化されていてわたしとしてはあまり近づきたくない場所だが、ずっと憧れの風景だったので、近くを通るなら絶対に行かないとダメだろ、と内なる声が聞こえてきたので、行くことにした。 
 
 往復で600Kmほどなので、満タンで、かつ高速での燃費のいい移動行程ならば、おそらく行って帰ってくるまでガソリンはもちそうだ。てことは、ガソリン入れてこよう、など、ばたばたと準備をし、あとは天気が良ければ言うことなし、天気が悪くても……まあそうなったら人出も減るから良しとするか、というわけで、あっさり準備は完了。あとは、朝ちゃんと起きられるかだな、と思ったが、わたしは、もう老人クラスに朝型なのでいつもよりちょっと早いぐらいだから大丈夫であろう、と22時にはさっさと寝た。

 で。今日はAM4時に起き、パンを焼いて食い、熱いコーヒーを飲んであっさり30分ほどで準備完了。AM4:45には家を出た。うちから首都高に乗って、高井戸から中央道に入り、そのまま真っ直ぐぶっ飛ばすだけ。大月を過ぎ、甲府を過ぎ、八ヶ岳SAでちょっと休憩。今のところまったく渋滞ナシ。そしてこの先も渋滞はない模様。渋滞は誰しも嫌いだと思うが、このぐらいの時間に出れば、まあ、たいてい渋滞には出会わないで済む。順調順調。その後、そのまま中央道を突っ走り、諏訪湖を過ぎ、長野道に入り、安曇野ICで高速を降りた。そこからは一般道で、結構距離はあるのだが、まったく道に迷うことなく、AM8時チョイ過ぎぐらいには、ほとんど人のいない「扇沢」に着いた。駐車場もガラ空き。ふいー。やれやれ。
 途中、相模湖のあたりですっごい激雨で、こりゃあかんと思ったが、扇沢は曇りではあったが雨は降っておらず、涼しく快適でありました。
 扇沢から黒部ダムに行くには、「トロリーバス」というのに乗る。ええと、どういうのかというと、電車のようにパンタグラフがついていて、そこから電力供給を受けてモーターで走る、要するに電気自動車だ。山をくりぬいたトンネルが通っていて、そこを通る専用車両がトローリーバスである。乗客は20人とかそんなもんだったかな、ガラガラで快適でした。たぶん、あと2週間もすれば、紅葉でものすごく人であふれるんだと思う。あと、これは帰りに分かったことだが、どうやらやっぱり時間が早かったことが良かった様で、わたしが帰るときの扇沢の駐車場は満杯だった。早起きは三文の得なり。

 で。トロリーバスは30分間隔で運行されていて、08:30発に乗る。乗車時間は16分だそうだ。意外と早いというか近い。が、しかし、このトンネルを作った苦労はすさまじいものだったことは、かの『黒部の太陽』を観ればわかる。石原裕次郎と三船敏郎が共演したあのすごい映画の舞台へこれから行くんだと思うと、どんどんテンションがあがってくる。
 そしてトロリーバスは「黒部ダム」駅に到着。そこから、なんでも220段の階段を登ると展望台に行けるし、60段の階段を下りると、ダムのあの壁の上に行けるという案内があったので、迷うことなく220段を駆け上がる。そして、展望台に上がると、黒部ダムの全貌が目の前に現れた。
 ↓ こんな感じ。
Kurobe_DAM
 いやー。はるばる来た甲斐があった。すげえすげえすげえ!!!
 で、この写真に写っている、ダムの壁の上にも当然行きました。階段をまたかなり下りなきゃいけないんだけど、まったく苦にならない。

 というわけで、今日はここまで。
 四季演劇資料館と、大王わさび農場はまた明日書きます。サーセン。

 ↓ いやー、やっぱりこいつはもう一度見ようかな。たしか録画したのがあったはず。
黒部の太陽 [通常版] [Blu-ray]
三船敏郎
ポニーキャニオン
2013-03-20

 ↓ そういやこれもあったね。
プロジェクトX 挑戦者たち 厳冬 黒四ダムに挑む ~断崖絶壁の輸送作戦~ [DVD]
国井雅比古、久保純子、膳場貴子 ほか
NHKエンタープライズ
2011-01-21

 

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