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 昨日の夕方、わたしは17時になると千代田区内に流れ響く「夕焼け小焼け」が耳に入った瞬間、PCをシャットダウンし、直ちに会社を出る準備を始めた。というのも、ちょっと前にわたしのヅカ友の美しいお姉さまから連絡があり、「4/16月曜日の夜の帝劇のチケットが余ってるけれど、あなた、いかがかしら?」というお誘いをいただいたためである。社交辞令でなく、恐らく出会った人は10人中10人が美人だと思うお姉さまのお誘いをわたしが断るはずもなく「押忍! あっしでよろしければ、ぜひ、お供つかまつります!」と元気に返事をし、昨日は17時定時ダッシュで有楽町へ向かい、帝国劇場、略して帝劇に赴いた次第である。
 そして現在帝劇にて上演されているのは、こちらの作品であります。
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 うお、相変わらず写真の才能ねえなあ……、それはともかく。
 そうです。かつて、2015年に宝塚歌劇団の月組によって日本で初演された『1789―バスティーユの恋人たち―』であります。この作品は、その後2016年に東宝・帝劇版として普通に男優も交えたミュージカルとして上演され、今回はその再演、な訳であります。
 わたしは当然2015年の月組公演を観ていて、そのストーリーは「一人の平民の目から見たフランス革命」という点でとても興味深く、また歌も非常にカッコ良く(本作はフレンチロック・ミュージカルで、歌が少しロックテイスト)、大変面白かった記憶はあるのだが、実は歌詞などはかなり忘れていて、わたしが覚えていることと言えば、ヒロインを演じた海乃美月ちゃんが(以下:うみちゃん)が超絶可憐で可愛かったことぐらいである。なんでも、昨日一緒に観に行った美女曰く、宝塚版と今回の東宝版とでは、歌詞は基本変わっていないそうだ。去年赤坂ACTシアターで観た『スカーレット・ピンパーネル』では、宝塚版と梅芸男優アリ版は全ての歌詞が変わっていたのと比べると、へえ、そうなんだ、である。
 で。物語をまずは簡単にまとめておこう。時は1788年、革命前夜のフランスである。既に財政破綻まっしぐらのブルボン王朝は、平民への課税をさらに重くし、地方では貧窮にあえいでいた。地方の農民、ロナン・マズリエは、父を役人に殺され、パリへ上り、そこでマクシミリアン・ロベスピエールジョルジュ・ダントンカミーユ・デムーランという3人の革命を志す若者たちと知り合い、印刷所で働くことになるが、田舎に残してきた妹もパリに来ていて、おまけに娼婦に身をやつし、ダントンの恋人となっていたのだった。
 一方フランス王宮では、夜な夜な遊びまくる王妃マリー・アントワネットとフランス王ルイ16世の夫婦仲は冷めていて、アントワネットは「ベルばら」でもお馴染みのスウェーデン貴族ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンとの情事に夢中であった。フランス財政の破たんは目の前であり、ルイ16世の弟、シャルル・アルトワ伯爵(後のシャルル10世)は王妃のスキャンダルを利用してフランス国王の座を狙っているという混乱した状況にあった。そんな中、バスティーユに勤務する陸軍中尉の娘、オランプは、王太子ルイ・ジョセフの養育係としてアントワネットの信頼も厚く、フェルゼンとの逢瀬の手引きをしたりしていたため、アルトワ伯配下の秘密警察に目を付けられていた。
 ある日、ロナンはパレ・ロワイヤルで酔っ払って寝ていた時、アントワネットとフェルゼンの密会を目撃してしまい、秘密警察に逮捕拘留されてしまう。ついうっかりロナンに目を引き付けることでアントワネットたちを逃げさせたオランプは、要するに自分のせいでロナンが逮捕されてしまったことに心痛め、バスティーユに拘留されたロナンを脱走させるのだった。そして立場の違う二人には、愛が芽生えてしまいーー「この愛の行方、神さまさえ、知らない」ーーてなお話であります。サーセン、相当はしょりました。
 実は今、わたしはWOWOWで録画した宝塚版を観ながらこれを書いているのだが、やっぱ面白いすねえ! 歌も超イイ! もちろん、昨日の東宝版も非常に良かった。アレすね、やっぱり男たちがいっぱい出てると、その迫力は増加しますな。というわけで、以下、各キャラと演じた役者をメモしていこう。
 ◆ロナン・マズリエ:年齢不詳。10代なのかな? 田舎出身の元農夫。宝塚版で演じたのは当然当時の月組TOPスター龍真咲さん(以下:まさお)。まさお氏はやっぱり、ロナン的なちょっと少年ぽさの残る主人公が似合いますな。そして昨日の東宝版でロナンを演じたのは加藤和樹氏。東宝版は主要キャストがWキャストでVerが複数あるのだが、わたしが観た昨日の配役はこんな感じでした。
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 今回、ロナンを演じる小池徹平氏と加藤氏なわけだが、わたしのヅカ友の美女曰く、加藤氏の方がお好みだそうだ。わたしも、去年の『Ledy Bess』、今年初めの『マタ・ハリ』と連続で加藤氏を観ているけれど、やっぱりうまいしカッコイイですなあ。おまけに、当たり前というか今さらなんだけど、宝塚版ではキスシーンは美しさ優先で、男のわたしは実はあまりドキドキしないのだけれど、今回のように、本当に女性と男が目の前でラブラブなキスシーンを演じると、やっぱりドキドキしますね。加藤氏がうらやまけしからん思いであります。
 ◆オランプ:ヒロイン。宝塚版もWキャストで、わたしが観た時はうみちゃんが超可憐に演じていたけれど、今わたしの部屋で流れているWOWOW放送Verでは、3日前の土曜日に観た月組公演で卒業を発表している早乙女わかばさんが演じている。そして昨日わたしが観た東宝版でオランプを演じたのは、もう現役時代数多くの作品を観た元星組TOP娘役、夢咲ねねさんであった。ねねちゃんを観るのは、ねねちゃんが退団した2015年以来なのでわたしは3年ぶりだ。相変わらず細く華奢でかわいいですなあ。やっぱりとてもイイすね、ねねちゃんは。意外とアンチがいるらしいけど、わたしはねねちゃんの声と、下がり眉の困った表情が大好きです。久し振りに見るねねちゃんのしょんぼりフェイスは最高でした。Wキャストの神田沙也加ちゃんVerも気になるすね。
 ◆マリー・アントワネット:冒頭から1幕終盤までは、浪費家で恋愛脳のダメ女かと思いきや、王太子を亡くしてからは王妃の務めに目覚め、毅然とした態度で王妃らしく役目を全うしようとする。この変化が本作の見どころの一つと言っていいだろう。宝塚版で演じたのは当然月組が誇る最強プリンセス愛希れいかさん(以下:ちゃぴ)。ちゃぴのアントワネットぶりはもう本当に最高でしたな。芝居も歌ももうパーフェクト。そしてわたしが昨日観たアントワネットは、なんと宝塚版で主役ロナンを演じたまさお氏である。すっかり女子になったまさお氏。やっぱり可愛いし美人で強力に輝いている女性だ。歌も、やっぱり若干の「まさお節」と呼ばれる独特さは残っているけど、まあとにかく美しいですよ。2幕の毅然としたアントワネットは、ちゃぴ版もまさお版もやっぱりグッとくるっすね。いっそWキャストである凰稀かなめさん(元雪組→元星組→元宙組TOPスター)Verも観てみたいす。
 ◆ソレーヌ・マズリエ:ロナンの妹。パリに出て娼婦となるがダントンの恋人に。しかし、「所詮アイツらはおぼっちゃまよ!」と革命の闘士たちを見ていて、実は一番世の中が見えてる女性なんじゃないかという気もする。宝塚版ではWキャストで、わたしが観たのがどちらの方かもうすっかり忘れたけど、今わたしの横で流れているWOWOW放送版では95期の晴音アキさん。歌うまいすねえ! そして昨日の東宝版で演じていたのが、ミュージカル女優として輝いているソニンちゃんだ。わたしが昨日の公演で一番素晴らしいと思ったのが彼女ですよ。もうそのダンスや歌は別格に迫力があって、そして可愛く、超大絶賛したいと思う。ソニンちゃんはかなりちびっ子なんですね。周りの男たちがデカいのでそのちびっ子さはより目立つけれど、あの小さな体で、全身を使って激しい感情を表現する様は、圧巻の一言ですな。ホントにブラボーでありました。
 ◆ロベスピエール:ご存知のちの恐怖政治家。本作の段階ではまだ理想に燃える弁護士。宝塚版で演じたのは現在の月組TOPスター、BADDYこと珠城りょうさん。そして東宝版で演じたのが、わたしにとってはセイザーX仮面ライダーオーズでアンクを演じたことでお馴染みの三浦涼介くん。とても特徴ある顔立ちのイケメンなので、一発で彼だと分かったのはいいけれど、わたしは彼が歌えることを知らなかったし、キャストも予習していかなかったので、ここで三浦くんに会えるとは、そしてこんなに歌が上手いとは!と、とても驚いた。大変カッコ良かったと思います。今後、また別のミュージカルで彼に会いたいすな。
 ◆ダントン:ロベスピエールの盟友で議員。後にロベスピエールと袂を分かち処刑される運命に。本作ではまだ若き議員として革命に燃える男。宝塚版で演じたのは、今年退団された沙央くらまさん(以下:コマちゃん)。確かこの当時は月組から専科に異動したすぐ後ぐらいだったですかね。そして東宝版で演じたのは、去年観た『スカーレット・ピンパーネル』で怒れるロベスピエール閣下を超熱演し、同時に超お気楽バカ殿めいたプリンス・オブ・ウェールズの二役を演じられていた上原理生さんですよ! 藝大声楽科出身の美声はハンパないすね。今回も暑苦しく(ホメ言葉)、最強のダントンでした。
 ◆デムーラン:革命三人衆の一人。宝塚版で演じられたのは、当時月組で現在専科のカチャ、でお馴染み凪七瑠海さん。そして東宝版で演じたのが渡辺大輔氏。わたしにとって彼は4代目手塚部長なのだが、順調にキャリアを積んで、様々なミュージカルに出演されてますな。
 ◆アルトワ伯:ルイ16世の弟であり、本作での一番の悪党。歴史上、革命期はさっさとイギリスに逃れ、後にナポレオン失脚後の王政復古でシャルル10世として即位し、反動政治を敷いて7月革命で再びイギリスに逃げて終了、な人。宝塚版ではこのアルトア伯が超ヤバイ人物で、演じた美弥るりかさん(以下:みやちゃん)の強烈なビジュアルとともに、一番?印象に残る悪い人。みやちゃんのアルトア伯はホント最高でした。しかし東宝版では、まあ、ひどい言葉で言うと単なる悪党のおっさんで、メイクもなんか歌舞伎めいたもので、わたし的には圧倒的にみやちゃん版の方が素晴らしかったと存じます。ただ、演じた吉野圭吾氏の歌は相当素晴らしく、役者としての格は断然高いお方でありました。
 ◆フェルゼン伯爵:「ベルばら」でもお馴染みのアントワネットの恋人のスウェーデン貴族。宝塚版では暁千星さん(以下:ありちゃん)が演じたんすね。ゴメン、忘れてたよ。しかし昨日の東宝版で演じた広瀬友祐さんは超カッコ良かった! あ、なんだ、このお方は去年の暮れに観た『屋根の上のバイオリン弾き』のパーチックだったんすね。ええと、次女ホーデルの恋人で革命家の彼すね。そうだったんだ、全然気が付かなかったオレのバカ! ありちゃんには申し訳ないけれど、広瀬フェルゼン様はとにかく殺陣が美しく、なんつうか、体幹のぶれない舞うような殺陣、そして翻るマント、は今回男優の中で一番カッコ良かったと思う。歌もイイし、体も凄くがっちりして数字以上にデカく見えるすね。大変素晴らしかったすな。
 ◆最後は、単なる備忘録として、宝塚版でだれが何を演じたかメモっておこう。
 ・ペイロール(ロナンの父を殺した政府役人):マギーさんでお馴染み星条海斗さん
 ・ルイ16世(錠前作りが趣味のダメ王):さやかさんでお馴染み美城れんさん
 ・ジャック(ロナンの印刷所仲間の市民):としさんでお馴染み宇月颯さん
 ・ペイロール(秘密警察の手下A):美貌のあーさでお馴染み朝美絢さん
 ま、こんなところかな。

 というわけで、もうさっさと結論。
 2015年に観た宝塚歌劇団月組公演『1789―バスティーユの恋人たち―』。その後、2016年に帝劇版として普通の男優も交えたミュージカルとして上演されたわけだが、このたび再演され、わたしも昨晩、美女に誘われて帝劇へ馳せ参じてきた次第である。本作は、歌もイイし、セットや衣装も実に豪華で大変見ごたえのある作品だと思う。物語としても、加藤氏とねねちゃん演じる主人公の二人のアツアツ振りは観ていてドキドキするほどだし、まあ要するに素晴らしい演技であったということだろうと思う。そしてアントワネットを演じたまさお氏も、すっかり女子が板につき、元々美人でかわいいまさおはきっとこれからも素晴らしいシンガーとして、そして女優として活躍するのであろうと改めて思うに至った。わたしとしては、今回のベスト女優はソニンちゃん、そしてベスト男優はフェルゼン様をやけにカッコよく演じた広瀬氏かなあ。とりわけソニンちゃんのパワフルでソウルフルなパフォーマンスは圧巻でした。結論としては、とにかく歌が熱くて、超最高でした。以上。

 付け足し:ちなみに昨日は月曜日、そして現在日比谷で公演中なのは月組、ということで、昨日の帝劇には月組生が観劇に来ていて、わたしでも、あっ!と分かるジェンヌが数名いらっしゃいました。そりゃ見に来るよね、まさお氏の回だし。明らかに、あの方はジェンヌに違いない、というオーラがありますな、やっぱり。

↓ てなわけで、やっぱりBlu-ray買わないとダメすかねえ……WOWOW版では見られない、うみちゃんVerのオランプがもう一度観たいす……。まだキャトルに普通に売ってるのかな?

 しつこいと言われようと何度でも繰り返し言うが、わたしは宝塚歌劇を愛しており、中でも星組がイチオシで、2015年、LEGENDと呼ばれる柚希礼音さん(通称:ちえちゃん)の最後の公演は、ムラと東京の2回観て、あろうことか、東京ではショー『Dear DIAMOND!!』の、とある場面でうっかり泣いてしまった残念なおっさんである。
 いや、あの時は、もうこれで本当にちえちゃんの歌をこの大劇場では聞くことができないんだ、ということが実感としてわたし心を捉えてしまい、なんだかとにかく淋しくて淋しくて、おまけにわたし自身もちょっとした人生の岐路にあったため、 もう涙が止まらなかったのである。まったくもってお恥ずかしい限りだ。
 最後の退団公演は、ミュージカルプレイとレビューショーのいわゆる2本立てだったのだが、ミュージカルのほうも少し退団を意識した台詞や演出があって、ラストで「では……行ってきます!!」と旅立つ主人公の姿には、誰もがちえちゃん本人を重ね合わせ、ジーンと来たはずだ。わたしも大変胸が熱くなったのだが、この時点では、新たな人生を歩もうとするちえちゃんのカッコイイ姿に、心からの祝福をこめた万雷の拍手をもって、わたしはむしろ、笑顔で旅立ちを見送ることが出来た、のだが、後半のショーではもう号泣である。
 それは何故か。わたしが思うに、ショーの歌の歌詞と演出が、恐ろしく状況にマッチしているというか、ちえちゃんの心がそのまま投影されているかのような構成であり、 もはやわたしは人目をはばからず、おいおい涙を流すに至ってしまったわけで、あのショーのことは、恐らく生涯忘れまい、という気すらしている。えーと、決して大げさに言ってはいません。結構マジです。

 で。その、わたしにとって忘れられないショー『Dear DIAMOND!!』であるが、先日WOWOWで放送があった。しかも、である。なんとちえちゃん本人と、お相手役の夢咲ねねちゃんこと赤根那奈ちゃん(通称:ねねちゃん)のお二人による、副音声解説付きである。これは超必見だぜ!! と録画し、今日の土曜日にさっそく観てみた。結果、わたしはまたしても、TVを前に涙を流す醜態をさらしたわけである。ま、誰もいない一人の部屋なので、別にさらしていないけれど、二人がこのときどんな気持ちだったのかを本人の声で語ってくれるという、極めて贅沢な番組であり、まったくもってWOWOWは分かってる野郎だぜ、と、わたしのWOWOW愛はますます高まるばかりだ。

 ↑これはその退団公演の宝塚歌劇公式動画です。

 もちろん、退団後のちえちゃんは現在も精力的に活動しており、わたしも退団後初舞台やコンサートなど、きちんと通って、その、今の柚希礼音というアーティストを今でも応援しているわけだが、相手役のねねちゃんは、まだ退団後の舞台は見られないでいる。チケット取れねえんだもん……『1789』は見たかったのだが……。
 しかし、改めて退団後のねねちゃんを見かけると 、やっぱり飛び切り可愛くて、現在のナチュラルなメイクで見てもとても美人でかわいい女優であることは間違いない。そしてこれも、何度もこのBlogでも書いているが、わたしは声フェチでもあって、ねねちゃん、いや、今後は那奈ちゃんというべきかも知れないが、彼女の声がとても好きだ。特に、笑い声が大変可愛らしい。そして今回、改めて、ちえちゃんと当時のねねちゃんは素晴らしいTOPコンビだったんだなあ、という事が良く分かった。
 何しろ、二人は今でも非常に仲がいい。二人の会話は、まさしく最高の戦友であり、お互いを理解しあう最高のパートナーとしての本音トークであろうと思う。わたしは、二人が現役ジェンヌのときは、ずっとちえちゃんばっかり観ていたのだが、最近はねねちゃんこと那奈ちゃんも大変気になる存在である。大変失礼ながら、こんなに可愛かったっけ、とすら思えるほど、今の那奈ちゃんは生き生きとしてとても可愛いと思う。
 今回、二人は、退団公演となった『Dear DIAMOND!!』を観ながら、いろいろなことを話してくれた。
 「ああ、ここ好きだったな」「ここ最高ですよね。このときはもう泣きそうでした」「いやあ、ここは踊ったあとすぐ歌でしょ、心折れそうになったよ」とか、ほほえましくもあり、観客には分からない苦労だとか、その本音を語ってくれていて、ファンとしては実に面白い番組だったと思う。
 そしてTVで観ると、劇場で観るよりも、なんだかあっという間に感じてしまうもんだな、という発見があった。あれっ!? こんなに短かったっけ? みたいなことを今回感じたのも、ちょっと意外に思った。
 しかし、ちえちゃんは本当に2番手の紅ゆずるさん(通称:紅子)が大好きというか、仲がいいんだなあ、というのも随所で感じられる。紅子が出てくると、ちえちゃんは嬉しそうに、「さあ、紅さんちのゆずるちゃんが登場ですよ!!」とか、「お、ゆずるちゃん、カッコイイねぇ~」とか、いちいちツッコミを入れたりして、ちょっと楽しい。また、今現在は宙組に転校してしまった真風涼帆さん(通称:ゆりかちゃん)にも、「ああ、もうこの二人(紅子&ゆりか)が並ぶことはないんだなあ……」としんみりつぶやいてみたり、先日の公演で退団した、ちえちゃんと同期の十輝いりすさん(通称:まさこさん)に対しても、いろいろ突っ込んだり、「まさこも退団だもんねぇ……」とねぎらうような声をかけたり(番組収録は3月だったらしいのでまだ退団前)、一緒に戦ったみんなへの声がけも、ファンとしては必見だと思う。もちろん、那奈ちゃんもいろいろなことを話してくれていて、番組終了後はちえちゃんと那奈ちゃん二人のちょっとした対談があるのだが、そこでは那奈ちゃんはちょっと泣いてしまうような場面もあった。そして、わたしはその時のちえちゃんの言葉が、今回一番グッと来た。
 「泣くやんか~~!! そうやねん、(ねねが泣くときは)泣く5秒前から分かるもん!!」
 だそうで、共に濃密な6年間を、一番近くで過ごしてきた二人は、もう完全に夫婦じゃん!! と言わざるを得ないような関係で、大変ほほえましく、またキラキラして見えました。「お前が泣きそうになる時はさ、5秒前からわかるんだよね。何年一緒にいると思ってんだよ」これ、相当なイケセリフだと思います。
 ちなみに、那奈ちゃんが名前を変えたのは、どうやら、これまでの「夢咲ねね」の生き様は宝物であり、これからの人生を「上書き保存したくない」と思ったためで、要するにこれからの人生は赤根那奈として、「名前をつけて別名保存したい」からだそうだ。そして今後の夢は、いつかまた、ちえちゃんと競演したいということで、それを言うところで泣いてしまったわけだけど、もうホントにこの娘は可愛いな!! とわたしも泣きそうになりました。
 あと、那奈ちゃんが大変可愛かったのは、退団後の舞台で、初めて男優との芝居を経験したときに、腕をガッと掴まれるシーンで、その掴む力の強さに、あ、やっぱり男は違うんだ、と思い、そして心の中で、
 (あーーん……ちえさん帰ってきてぇ……)
 と思ったそうです。もう何なんだこの可愛らしさは。最高ですね。やっぱり、ちえちゃんもまた、ねねちゃんあってこそ、だったんだなあ、という事が良く分かりました。今後、わたしとしては赤根那奈さんも全力で応援したいと思います。

 というわけで、結論。
 WOWOWは、ホントにわたしにとっては、よく分かっている奴であり、今回の 宝塚への招待『Dear DIAMOND!!』 柚希礼音&赤根那奈 副音声解説付きVerも、最高に楽しませていただいた。これは永久保存版として、今後も何度も繰り返し観ると思います。ちえちゃんファン必見かと存じます。以上。

↓ ヅカ友にもらったのでもっています、が、やはり今回の副音声は非常に素晴らしかったと思います。

 

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