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 <最初に書いておきますが、キャスト陣の歌や芝居などはもう本当に超最高だったのですが、物語に関してはかなりネガティブ感想になってしまったので、感動した! という方は絶対に読まないでください。その感動を台無しにしてしまうのは全く本意ではありません。そしてネタバレが困る方も、読まずに退場してください。申し訳ないのですが、マジでお願いします>
 というわけで、今日は朝、ちらっと出社して65分ほど仕事をした後、日比谷に向かった。今日の目指す目的地は、いつもの東京宝塚劇場ではなく、その裏手というか日比谷公園側にある日生劇場である。そして観てきたのがこちら、現在絶賛上演中のミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』であります(※原題は「LOVE NEVER DIES」といわゆる三単現のsが付くので、ダイズ、ですな)。
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 本作は、知っている人は知ってるだろうし、知らない人は知るわけがないのだが、あの『オペラ座の怪人』の10年後を描いた続編、であります。作曲はもちろん、『オペラ座の怪人』を作ったAndrew Lloyd Webber男爵本人で、要するに正統なる続編、と言えるだろう。本作の日本初演は2014年だったのだが、わたしは以前も書いた通り、2014年はサラリーマン生活で最も忙しくてまんまと見逃してしまい、かなり平原綾香さんが好きなわたしとしては、くそ―、観たかったなあ、とか思っていたのだが、あれから5年、わたし的にはもう、超待望の再演となったのである。
 というわけで、本作はメインキャストがダブルキャストで複数の演者が演じることになっているわけだが、わたしが今日の公演を観に行こう、と決めたのは、キャストが以下の通りだからである。もう、ついでにキャラ紹介もしておこうかな。
 ◆ファントム:ご存知オペラ座の怪人。なんと、あの騒動の中、こっそりNYCに脱出していて、ブルックリンのコニーアイランドでサーカス的な一座の「謎のオーナー」として10年間過ごしていたのだのが、どうしてもクリスティーヌの天使の歌声とクリスティーヌ自身への執着を抑えきれず、クリスティーヌをNYCに呼び寄せる罠を張る。そしてまんまとやってきたクリスティーヌと再会するのだが……的な展開。今日の昼公演でファントムを演じたのは、藝大出身→劇団四季所属で主役を数多く演じ→現在はミュージカル界の大人気スターとしてお馴染みの石丸幹二氏53歳。石丸氏は、劇団四季版の『オペラ座の怪人』のラウル役でデビューしたお方なので、今回とうとうファントムを演じられて感無量と仰ってましたな。今回のパフォーマンスもさすがの技量で、素晴らしい歌声でありました。しかし……今回のファントムは……いや、あとでまとめて書こう。はっきり言って、物語はかなりとんでもなくて、びっくりしたっす。詳細は後ほど。
 ◆クリスティーヌ:音楽の天使に祝福を受けたかのような美声の持ち主。『オペラ座の怪人』ののち、ラウル子爵と結婚、一児をもうけるが、ラウルがかなりのだめんずで借金を抱え、いわばその借金返済のために、NYCへ公演にやってくる。ファントムの罠だと知らずにーーー的な展開。今日、クリスティーヌを演じたのはわたしが大好きなあーやこと平原綾香さん。いやあ、素晴らしい歌の数々でまさしくブラボーっすね。ちょうどいいむっちりボディーも最高です。孔雀の羽を模したセットと青い衣装で歌う「ラブ・ネバー・ダイズ」はもう圧巻のステージングで、まるであーやのコンサートのような見事なパフォーマンスでした。が、物語が……あれでいいのだろうか……。
 ◆ラウル子爵:フランス貴族。イケメン。酒とギャンブル漬けのだめんず。今日ラウルを演じたのは小野田龍之介氏27歳。この人は、わたし的には『テニミュ』出身の歌えるイケメンくんだが、そうか、まだ27歳なのか……わたしが彼を『テニミュ』で観たのは10年前ぐらいだから、あの時は10代だったんだな……その後さまざまなミュージカルに出演している実力派、になりつつある若者だ。
 ◆グスタフ:クリスティーヌとラウル夫婦の子供。そしてその出生の秘密が2幕で明かされるのだが、そのきっかけとなる、グスタフがとある歌を歌うシーンは、ちょっと鳥肌立ったすね。えっ!? まさか、そういうことなの!? と本作で一番びっくりしたっす。今日、グスタフを見事に演じたくれたのは小学生の熊谷俊輝くん。彼はうまかったすねえ! 一番うまかったと言ってもいいぐらい、本当にお見事でした。
 ◆マダム・ジリー:ファントムをフランスから脱出させて、10年間世話をみてきた女性。さんざん世話になったくせに、ファントムはまるで彼女に報いてやっておらず、いまだにクリスティーヌのことでウジウジしていて、そのことにだいぶご立腹の様子。そりゃそうだろうな……。なので若干気の毒だと思う。今日マダム・ジリーを演じたのは、我らが宝塚歌劇団星組出身の鳳蘭先輩。本作は、台詞部分も歌になっている箇所が多くて、鳳先輩の歌声も十分堪能できます。お見事でした。
 ◆メグ・ジリー:マダムの娘で、コニーアイランド一番人気の女子。クリスティーヌとも顔見知り。わたしが思うに、本作で一番気の毒な女子。今日、メグを演じたのは、元雪組TOP娘の咲妃みゆちゃん(以下:ゆうみちゃん)。わたしは石丸氏/あーや/ゆうみちゃん、の組み合わせが観たかったので今日を選びました。相変わらず可愛くて、歌も素晴らしいし、芝居も見事だし、なんか宝塚のレビュー的なダンスシーンも多く、とても優美で最高でした。さすがはゆうみちゃん、です。ほんと、ゆうみちゃんは声が可愛いですな。
 というわけで、演者の皆さんの芝居、歌、ダンス共にすべて高いクオリティで、もう本当に素晴らしかったのだが……問題は物語ですよ。これは、ちょっと……感動はできない話だと思うなあ……。
 以下はネタバレすぎるので、気になる方は本当に以下は読まないでください。
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 ズバリ言うと、わたしとしてはまるで想像していなかったお話であった。これってどうなんだ……と言う点が多くあるのだが……3人の行動に関して、ツッコミを入れようと思う。
 ◆ファントム……ちょっとダメすぎだろ……常識的に考えて……。
 わたしは本作を観る前は、勝手に、きっとファントムとクリスティーヌの再会は偶然か、あるいは、生活に困ったクリスティーヌの方から、ファントムに接近するのではなかろうか? とか思いこんでいた。が、物語は、10年経ってもクリスティーヌのことを忘れられないファントムの歌から始まるのである。その歌曰く、「いい曲を作っても、歌える人がいない、あのクリスティーヌ以外には!」だそうで、業を煮やしたファントムがクリスティーヌをNYCに呼びつける罠をかける、というところから物語は始まるのである。わたしはもう、のっけからファントムのそんな想いに、相当引いたっすね。10年経ってんだから、もう忘れなさいよ……と申し上げたい気持ちである。まあ、その異常ともいうべき執着が、すべての悲劇の元凶なのは間違いなく、それが「愛」とは、わたしとしては認めるわけにはいかないと思う。男ならさ、愛した女の幸せを、遠くから願うだけにしとけばよかったのにね……。
 ◆クリスティーヌ……なぜ歌ったんだ……そしてなぜ「秘密」を……
 クリスティーヌは、クライマックスで
 1)ファントムが作った歌を歌う(=ファントムを選ぶ)
 2)歌を歌わず、ラウルと共にフランスへ帰る(=ラウルを選ぶ)
 という強制的な二者択一を迫られる。まあ、実際のところ2)を選んでしまったらそこで物語は終了するので、1)を選んだことは物語的には理解できる。できるんだけど、短い時間の中では、どうしても1)を選ばなくてはならない、という気持ちは、わたしにはどうしても理解はできなかった。おそらくは、ファントムのつくった曲が素晴らしすぎて、魅了されたということなのだと思うけれど、それだと、The Angel of Musicではなくて、いわばDemon of Musicに憑りつかれてしまったということになってしまうのではなかろうか。そしてその歌った歌は、確かに超最高で鳥肌モンだったわけだし、クリスティーヌの堕天、というのはドラマチックでいいんだけど、それなら最後はきちんと、Demonたるファントムの呪縛から解放され、救われてほしかった……。
 また、ラウルもラウルで、クリスティーヌが歌ってしまい、自分が選ばれなかったことが分かった瞬間、しょぼーーーんと舞台から消えてしまうのだ。物分かりが良すぎるというか……そこで男らしさを出しても、おせえのでは……。
 そして大問題はラストシーンである。息絶える直前、クリスティーヌは、グスタフの出生の秘密を、よりによってグスタフ本人に教えてしまうのだ!! もうわたしは椅子から転げ落ちそうになるほど驚いた。なぜ!? なんで!? 教える必要あるか!?? むしろ教えちゃダメなのでは!? クリスティーヌとしては、そりゃ自らが抱えてきた秘密を話すことができてスッキリしたでしょうよ。でも、なにも愛する息子にそんな重荷を背負わせる必要ないじゃん!とわたしは感じたのである。アレはキツイよ……グスタフが気の毒でならないす……。
 ◆メグ……なぜ銃を……
 いや、正確に言うとメグが銃を持っていたことは、納得はできないけど理解はできる。そして、ファントムともみあいになる展開も、まあ、分かる。だけど、なぜ!? どうして!? 暴発した弾丸がクリスティーヌに当たらないといけないんだ!? あそこはファントムに当たるべきだったでしょうに!
 そう、わたしが思うに、あそこでファントムに弾が当たり、ファントムが死ぬというラストだったなら、ある意味全て丸く収まったように思う。そうすれば、「ファントムは死んでしまったけど、愛は死なない」的に話は落ち着いたのではなかろうか。だけど、あそこでクリスティーヌが死んでしまっては、「愛は死んだ、けど、ファントム・ネバー・ダイズ!」になっちゃったじゃんか!!
 アレはマズいだろ……。。。なんというか、グスタフのその後を考えると、とても悲しい気持ちになるし、ファントムもこの先どうやって生きていくのか想像できないし、事故とはいえ人を殺めてしまった哀れなメグのその後も、想像するに忍びないわけで、つまり後味は相当悪いエンディングだったとしかわたしには思えないのである。なんでこんな悲しいエンディングにしたんだろう……理解できないす。ホント、ファントムが死ぬエンディングだったらすべて解決だったのになあ……わからんす。作者の意図が。
 しかし、くれぐれも誤解しないでいただきたいのは、演者の皆さんのパフォーマンスは本当に素晴らしく、歌はもう鳥肌モン出会ったのは間違いない。あーやもゆうみちゃんも、石丸氏も本当に完璧でした。最高だったす!

 というわけで、もうまとまらないので結論。
 2014年に観逃して、ずっと観たいと思っていた『ラブ・ネバー・ダイ』の再演が始まり、わたしは好みのキャストがそろう今日の昼の回を観に行ってきたのだが、まず、キャスト陣の素晴らしい歌と演技にはもう、手放しでブラボーである。石丸幹二氏、平原綾香さん、咲妃みゆさん、そして子役の熊谷俊輝くん、彼ら彼女らはもう、本当に最ッ高に良かった!! とりわけ、あーやの歌う「ラブ・ネバー・ダイズ」はマジで鳥肌モンの大感動でした! のだが……物語が微妙過ぎて、残念ながら感動はラストの展開にすっかりしぼんでしまったのが正直な感想である。あのエンディングは……マズいだろ……。。。どうしてこうなった? ホント、脚本家にその意図を聞いてみたい。ただ、会場の人々の感想を言い合う声に耳を澄ますと、どうやら大方、感動した的な意見が多いようなので、わたしが感じた「な、なんだってーー!?」というガッカリ感は少数派だったのかもしれない。でも、うーん、やっぱり、どう考えても理解できないす。歌が最高だっただけに、なんだか本当に残念で、悲しいす……以上。

↓ 平原綾香さんはホント可愛いすな。あ、思い出した!「風のガーデン」だ。このドラマにチラッと出演しているあーやが素晴らしいのです! そしてその主題歌「カンパニュラの恋」が泣けるんすよ……。

 わたしは1989年から3年ほど、陶芸にハマっていたことがある。もう30年も近く前の話か……それは友人のお父さんが経営する陶器の店でバイトしていた時のことで、そのお店は陶芸教室もやっていて、まったくお客さんの来ないヒマな店だったのだが、ヒマなときは、店頭で自由に作ってていいよ、と言われ、基礎だけキッチリ教えてもらって、その後わたしは週に2~3日、ずっと土をいじり、ろくろを回していたのである。そのお父さん曰く、君が店頭で一心不乱に作陶している姿は客寄せにもなるから、ぜひ、どんどんおやんなさい、というわけで、まあ、なんつうか、そば打ち職人的に、わたしはせっせと作陶に励んでいたのであった。実際、結構多くの方が足を止めて見てくれたし、肝心の陶器は全然売れなかったものの(5~10万円程度の花器や食器がメインだったので、マジで全然売れなかった)、陶芸教室の方はそれなりに人が集まっていたので、ま、ちょっとは貢献できたのではないかと思う。
 で。その当時、すっかり陶芸野郎だったわたしは、とある映画を観て、猛烈に興奮し、感動してしまったのである。その作品の名は『GHOST』(邦題:ゴースト/ニューヨークの幻)である。ここまで書けばなぜわたしが大興奮したかお分かりですね? そう、ヒロインであるモリーが陶芸家で、夜、ろくろを回すモリーの背後から主人公サムが手を回し、イチャイチャするシーンがあるのだ。あのシーンを観てわたしは、うおお、おれもモリーとろくろ回してイチャつきてえぜ! と思ったのである。サーセン、当時大学生の小僧だったので、許してください。
 というわけで、わたしは『GHOST』という映画は勿論公開時に劇場で観て、その後何度もビデオやWOWOW放送なんかで観ている作品で、それなりに思い入れのある作品なわけだが、この夏、日本においてその『GHOST』がミュージカルとなって上演されるということが決まり、わたしはもう、そんなの絶対に観に行くしかねえじゃねえか! と思ったのである。しかも幽霊となるサムを、日本のミュージカル界で人気の高い浦井健治氏、そしてヒロインのモリーには、元宝塚歌劇団雪組TOP娘役だった咲妃みゆちゃん(以下:ゆうみちゃん)と元AKBの秋元才加嬢のダブルキャスト、さらにキーキャラクターであるオダ・メイにはベテランのモリクミさんこと森公美子さんというキャスト陣だ。わたしは宝塚歌劇を愛する男として、これは当然ゆうみちゃんVerで観ないとイカンと判断し、ようやく取れたチケットを手に、昨日の夜、一人で会社帰りに日比谷のシアター・クリエに参上した次第である。
 結論から言うと、ゆうみちゃんの歌も芝居も超絶グレイトで、モリクミさんも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれて大満足だったのだが、一方では、むむむ……なところもあって、なんつうか、若干微妙な気持ち、である。これは……なんなんだろうな……ひょっとすると、わたしの男としての嫉妬かも知れないし、あるいは、既に完全にお父さん目線でゆうみちゃんを見つめるわたしの、うちの娘に何してくれちゃってんだこの野郎!という、かなり間違った方向の怒り?なのかもしれない。
 というわけで、以下、ネガティブ感想になるかもしれないので、そんな感想が許せない方はここらで退場してください。ネタバレも含みます。まあ、ネタバレと言っても、もはやストーリーは映画の通りなので、今更だけど。

 というわけで。物語は、もうホント映画のまんまである。なのでもはや説明の必要もなかろう。ラブラブカップルのモリーとサム。新居での新生活をはじめようとしたばかりのところで、サムは強盗に撃たれて死亡、残されたモリーは悲しみに暮れるも、サムは幽霊=GHOSTとなってすぐそばにおり、触れられないもどかしさに、サムもモリーも絶望したのだが、実はサム襲撃には裏があって、サムの親友カールの陰謀があり、モリーの身にも危険が迫っていた―――というお話である。
 で……どうしようかな……それでは、わたしが素晴らしいと思った点と、うーむ……と思ってしまった点をまとめてみよう。
 【素晴らしいと思ったポイント】
 ◆ゆうみちゃんモリーは完璧で最高だった。
 そもそも、ゆうみちゃんは宝塚時代は歌も演技もダンスも全てにおいて、ちょっと周りとは1つも2つもレベルが違うぐらい、凄い才能のあるTOP娘役であったことはもう誰しも認めるところであったと思う。とりわけ歌は意外とパワフルでカッコ良さもあり、そして芝居も、いわゆる憑依型的な、その役になり切る凄い役者であった。普段のゆうみちゃんのトークは、非常に丁寧に言葉を選び、なんつうか「美しい日本語」を一生懸命喋ろうとするところが抜群に可愛いわけだが、役に入り込むと、ホント別人のようになるのである。わたしはゆうみちゃんの声が大好きなんすよね……! 歌声も、芝居の時の声も、そして普段の笑い声も、まあとにかく可愛いのです。
 で、今回も、当然、歌はもう全キャストの中で圧倒的にレベルが高く、素晴らしかったのは言うまでもないでしょうな。芝居も本当にお見事で、わたしは今回9列目の下手側はじっこと近いような遠いような微妙席だったが、明らかに本当に涙を流しているのが見えたし、鼻まで赤くなって、モリーの哀しみを全身で表現していたと思う。本当にゆうみちゃんは素晴らしかったすね。どうでもいいけど、ゆうみちゃんの衣装はフツーのTシャツ&パーカー&デニムだったのだが、そういう「普段着」のゆうみちゃんはヅカファンとしてはやけに新鮮で、そんな点も大変可愛かったと思う。つうか、細っそいですなあ……超華奢で、足なんかスキニーだったのでその極細さが際立ち、ありゃもう、小鹿のようだったすね。そんな華奢な娘さんが悲しみに暮れていたら、もう男なら誰しも、支えたくなっちゃいますな。映画版のモリーは結構たくましいBODYの持ち主であるDemi Mooreさんで、もちろん当時の若き頃のDemi Mooreさんも超可愛かったですが(当時はショートカットが最強に世界一似合ってたと思う)、今回のゆうみちゃんも、マジ最高だったすね。なんか同じことばっかり書いてますが、とにかくゆうみちゃんモリーは最高、でした。
 ◆モリクミさんasオダ・メイも最高でした。
 まあ、やっぱり大ベテランすねえ! わたしはモリクミさんVerの『レミゼ』でのテナルディエ夫人しか生で観たことがなかったけれど、まあとにかく歌はパワフル、そして芝居ぶりは余裕たっぷりで、ホントにこの方は、まさしく日本のWhoopie Goldbergさんと言っていいと思うすね。完璧でした。超お見事っす。カッコイイと思うすね、こんなに芸達者であるということは。

 【むむむ……と思ってしまったポイント】
 ◆これはマイクセッティングの問題か? 言葉が聞き取れねえ!
 なんつうかですね、とにかく、ゆうみちゃんとモリクミさんの二人は滑舌も良く、声量もデカくて全く問題なかったけれど、それ以外のキャストの、台詞と歌ってる歌の歌詞、が、わたしにはおっそろしく聞き取りづらく、何言ってんだがよくわからない部分も多かったのが、とってもとっても残念であった。これって、オレの耳が変? だったのか? 若干音響としても割れ気味だったし、とりわけ男たちの台詞や歌声が、アカンかったす。特にカールだよ! 台詞は何度か噛んでたし、歌詞も聞き取りにくいし、演じた平間壮一氏の問題なのか、マイク等の音響の問題なのか、わたしには良くわからない。けど、役柄的に悪い人だけに、なんか評価としては辛口になってしまうのが申し訳ないのだが、正直、カールはイマイチだったすね。あと、サムの浦井氏も、若干今まで観てきたカッコイイ浦井氏のパフォーマンスからはちょっと今一つだったような気がしてならない。せっかくの歌が……どうも聞き取りにくかったのが本当に残念す。
 ◆これは演出の問題なんだろうな……
 わたしは今回のミュージカル版を観るにあたって、一体、物に触れられない、壁を通り抜けてしまう、といった幽霊の特徴的な状態を、どう表現するのだろう? と興味津々だったのだが……正直かなり、なーんだ、な演出だったように思う。なんというか、誰でもそういう演出をするだろうな、という想定内の演出であったし、何の驚きも感動?もなかったと思う。その結果、物語に入り込まないと、少し変、にしか見えないし、なんか……普通だったのが残念だ。かと言って、こうすればよかったのにという代案も浮かばないので、文句は言えないけれど、なんというか、こう来たか、的な驚きが欲しかったす。それと、あの名曲『アンチェインド・メロディ』の使われ方も雑というか……もっと効果的に使えたと思うんだけどなあ……映画版のファンとしてはそれも残念す。つうか、映画版を観ていない人は、幽霊のすり抜けてしまう体質を理解できたんだろうか。おまけに、キーワードである「Ditto」を「ディト」と本作では敢えて発音していたけれど、これ、映画を観てなければ「同じく」って意味だと分からないと思うんだよな……なんで「同じく」って言わせなかったんだろうか……。
 そして、これも演出の問題だとわたしとしては断言したいのだが、あのですね、はっきり言いますが、キス多すぎ!です!! これはもう、なんか、無理矢理感がどうしてもぬぐえなかったし、おまけにオレの娘に何してんだこの野郎! 的イライラも募り、なんつうか……ゆうみちゃんが気の毒に見えてしまったんすよね……。あれだけのキス、ホントに必要だったのだろうか……? もはやわたしはゆうみちゃんのお父さんレベルの男なわけだが、そのわたしが想像するに、きっとゆうみちゃんは、相当な、それこそ決死の覚悟をもってこの舞台に臨んだのだろうと思うわけです。今まで舞台上で男とのキスシーンなんてやったことがないし、まあ、プライベートではどうか知らんけど、恐らくはもう、恐怖心すら抱いていたかもしれない。それを、持ち前の役者魂でモリーになり切って、舞台に立っているわけですよ。それなのに……なんつうか、乱暴だなあ……とすらわたしには思えた。もっと大切に演出して欲しかったすわ……。
 とまあ、こんな感じに、わたしはゆうみちゃんとモリクミさんのパフォーマンスに、すげえ!と感動しつつ、なんだかどうもイライラもしてしまい、かなり微妙な気持ちで家路についたわけである。これはWキャストの秋元才加さんVerも観て観たかったかもな……それで同じことを思っただろうか? 才加さんなら何にも感じず文句なく楽しめたとするなら、今回のわたしのイライラは、単にゆうみちゃんに対するわたしの思いが強すぎて、男としての嫉妬、あるいはお父さん世代としてのイライラ、だっただけかもしれない。でも、音響はマジで聞き取りにくくて、改善の余地ありだと思います。アレは直した方がいいよ、ホントに。
 そして、その他で思ったことは……アンサンブルキャストの皆さんは、とてもレベルが高くて、ダンスのキレも極めて上質でしたな。とりわけ、わたしの目に留まったのは、松原凛子さんと島田彩さんすね。松原さんはオダ・メイの助手ガールの小さい方、彩さんはいろいろなシーンでいろいろな役でちらほら出ていたけど、ダンスのキレがすごい目を引いたすね。二人とも歌が超絶に上手いお方だけど、今回はわたし的にはダンスの方でグッと来たす。いや、だって歌声があまり聞こえなかったんすよ……。

 というわけで、書いておきたいことがなくなったので結論。
 わたしの大好きな映画の一つである『GHOST』がミュージカルとなって上演されているので、わたしも超楽しみに劇場へ駆けつけたわけであるが、確かに、ヒロインのモリーを演じる咲妃みゆちゃんは素晴らしく、歌も芝居も完璧だったと絶賛したい。まったく何もなくて家にいる時のゆうみちゃんもあんな感じの普段着なんすかねえ……大変可愛く、その点では超満足である。しかし、舞台としての出来としては、まず音響なのかな? とにかく男の台詞と歌詞が聞き取りにくくて、その点は非常に残念に感じたし、演出的にも、なんつうか……驚きや感動はなくて、フツーであった。そしてなにより、無駄なキスはやめて! と嫉妬に燃えるわたしとしては申し上げておきたい。ゆうみちゃんは相当の覚悟をもって、舞台上で「戦って」いたんじゃないかなあ……。演出も共演陣も、そのゆうみちゃんの覚悟と同じレベルにあったのだろうかと考えると、実に疑問です。なので、結論としては、わたしはこの作品を微妙だと判定せざるを得ないす。これはやっぱり秋元才加さんVerも観て比較すべきかもな……もはや手遅れでチケットは買えませんが。はーー……ホントは超絶賛の感想を書きたかったす……。以上。

↓ おそらく、原典を観ておいた方がいいような気がします。隣のご婦人2名が、幕間で「話が映画と違くない?」的なおしゃべりをしてましたが、いいえ、ぜんぜん映画通りでしたよ。

 何度もこのBlogで書いていることだが、わたしは宝塚歌劇を愛してやまない、珍しい男の一人である。まあ、いまさらその魅力について書くことはしないが、中でも、わたしは星組が一番好きである。なので、星組の公演は、何度だって行けるものなら行きたいし、実際、2回3回と観に行くこともまれではない。が、知らない人は知らないだろうが、知っている人は知っている通り、宝塚歌劇には5つの組があり、他の組、星組以外の公演はどうなのよ、と言われると、勿論ほかの組の公演もわたしは可能な限り観に行くが、まあ、大抵は1回しか行かないのが現実だ。そもそもチケットの入手からして困難だし。正確に言うなら、1回しか行けない、のが実情である。
 というわけで、わたしは全組公演を観るつもりは満々ではあるのだが、そんなわたしが一番縁がない組が雪組、である。そもそも、雪組は現在4公演連続かな?確か全回満席を達成しており、その人気はとても高く、実はわたしも、観たくてもチケットが取れないことがあるのだ。大変残念なことに。
 全回満席、これがどれだけすごいことか、分かりやすく数を計算してみようか。
 まず、公式Webサイトによると、本拠地宝塚市の「宝塚大劇場」の座席数は2,550席。そして日比谷の「東京宝塚劇場」の座席数は2,065席だそうだ。で、公演回数は、演目によって違うのだが、貸し切り公演や新人公演を含め、だいたい45公演としておこうか。てことは、宝塚で2,550×45=114,750、そして日比谷で2,065×45=92,925、合計で207,675人の動員、ということになる。それが本当に一瞬で完売となるのだから、ホントすげえと思う。ただ、熱心なファンの淑女の皆さんは、ホントにもう何度も観に行くのが当たり前なので、ちょっと興味があって観に行きたいな、と思うような「初心者」ではとうていチケットが取れない状況にあり、その結果ファン層拡大の妨げになっている部分も否めず、かといって、そういう何度見来てくれる「強力なコアファン」を捨てることも出来ず、劇団としては、まあ、嬉しい悩みだろう。会社経営の観点からすると、「ロイヤルカスタマー」を最も大切にするのがブランド管理面では当然王道だが、かと言って門戸を狭めてしまえばブランドの永続性は低くなってしまうわけで、どちらをとるか、極めて悩ましく、だからこぞ、「TAKARAZUKA SKY STAGE」という専門放送局を持って、広く手軽に楽しめるメディアを運営する意義もあるわけだ。ちなみに、わたしは「SKY STAGE」には加入してません。だって! いまどきSD画像で観れるかっつーの! HD放送になったら問答無用で加入するけれど、まあ、そうなったら今度はBlu-ray等のDiskが売れなくなると思っているのだろう。でも、わたしが経営に参加していたら、SKY STAGEの料金をちょっと値上げしてでも、HD放送に踏み切るね。なぜなら、Diskメディアに将来があるとは思えないし、ファンはSKY STAGEの放送やBlu-rayでの視聴よりも、生で、ライブで、劇場で公演を観ることの興奮ときらめきの方が、比べ物にならないほど格段に上だということは、誰しもが感じ、理解しているからだ。いくらハイビジョン画質で公演を放送しようとも、劇場の動員が減ることはないはずだ。それよりむしろアーカイブとしての需要の方が多いことは間違いないだろう。
 と、まあ、どうでもいいことを書き連ねてみたのだが、昨日の夜、わたしは日比谷に推参し、現在東京宝塚劇場で絶賛上演中の雪組公演『幕末太陽傳 / Dramatic "S"!』を観てきた。雪組TOPスターとして2年9カ月(?)の日々を過ごした早霧せいなさん(通称:ちぎちゃん)と、同時に娘役TOPに就任し、苦楽を共にしてきた咲妃みゆさん(通称:ゆうみちゃん)の二人そろっての退団公演である。こういう、男役と娘役のTOP二人が同時に退団することを、俗に「添い遂げ退団」と呼ぶのだが、色々なところで観られる二人の熱い関係は、同時退団という形で幕を引くのが一番なんでしょうな、やっぱり。先に結論から言うと、正直、ミュージカル『幕末太陽傳』は、面白くなかったとは言わないけれど、ちょっと退団公演としてはどうなんだろう、という気がしたものの、やっぱりショー『Dramatic "S"!』には、もうこの二人には劇場で会えないんだなあ……という淋しさが募ってしまい、わたしは帰り道、やけに淋しくてなんかつらく感じたのである。はあ……ちぎちゃんにゆうみちゃん、どうか千秋楽まで、全力で駆け抜けておくれ……と親戚のおじさん風に、とてもしみじみ思うわたしであった。

 さてと。何から書くか……冒頭に記したように、わたしは雪組が一番縁がなく、「ちぎ・みゆ」コンビを観るのは、去年の『るろうに剣心』以来なので、1年以上ぶりである。いや、だって取れないんだもの、チケットが。去年後半の『ケイレブ』も取れなかったし、まあ、人気絶大のTOPコンビである。WOWOWの「宝塚プルミエール」やMXの「TAKARAZUKA Cafe Break」などでお見かけする二人のアツアツ振り(つかむしろゆうみちゃんの一方通行気味なちぎ愛)は、ヅカファンならば誰しも知る仲であろうと思う。そんな二人が添い遂げ退団するのは、ある意味自然な流れなのだが、この時期である理由は、わたしには正直良くわからない。もうちょっとと言う気もするし、ここが引き際、といわれれば、なるほど、と思うしかない。その点は、二人の心のうちにしか正解はないだろう。劇団としても、毎公演完売させる二人には、まだもうちょっと続けてほしい、と思うのが自然だろうと思う。
 しかし、だ。わたしが良くわからんのが、どうして本公演『幕末太陽傳』をとても大切な「退団公演」に選んだのか、という点だ。もちろん、冒頭に記した通り、面白くなかったわけでは決してない。けどですね……はっきり言って超地味ですよ。歌も少ない、立ち回りが派手にあるわけでもない、無音の部分すらもある。ズバリ、二人の芝居にすべてかかっているわけで、確かにちぎ・みゆコンビは抜群の演技力を誇るTOPコンビだが、もうチョイ、送り出す感があっても良かったんじゃねえかなー、と漠然と思ったのである。
 お話は、フランキー堺氏や石原裕次郎氏の名演で知られるあの映画(わたしが観たのは30年以上前なのでもう完璧内容を忘れている)の舞台化なわけだが、どうやら元は落語の演目だそうだ。まったく知らなかったが、実はわたしは昨日、久し振りのSS席ドセンターで、非常に素晴らしい席で観る幸運に恵まれたのだが、わたしのすぐ前には、とある有名落語家が、おそらくはご夫婦で観劇されていて、まあ、そういうことなんでしょうな、と思った。
 いずれにせよ、内容としてはコメディで、主人公・居残り佐平治を演じたちぎちゃんは、ひょうひょうとした男を大変見事に演じていたし、気の強い女郎おそめを演じたゆうみちゃんはとってもかわいかった。映画で石原裕次郎氏演じた高杉晋作を、次期TOP就任が決定している望海風斗さん(通称:だいもん)がカッコ良く演じてくれたのももちろん素晴らしかった。また、大変な目に合う(笑)貸本屋の金ちゃんを演じる、この公演で退団を発表されている鳳翔大さんも、正直出番は少ないけれど一番笑わせてくれたし、この『幕末太陽傳』という作品自体を、わたしはとても楽しめたのは間違いない。なんだけど……退団公演なんだから、もうチョイ派手に、そしてもっと泣かせるお話にしてあげたかったなあ……なんて部外者のわたしが偉そうに思うのが、正直な感想である。でも、まあ、ある意味通常運転、なところに意味があるんすかねえ……。
 一方、ショーの『Dramatic"S"!』である。こちらはさすがにラストということで、歌詞も結構グッと来るものがありましたねえ……愛する人のイニシャルはSですよ……。とりわけ素晴らしいのは、ロケットの後の、「Snow Troupe絆」と、ラストのデュエットダンスでしょうなあ……。本当に泣けてきましたねえ、あそこでは。どうでもいいけれど、わたしと一緒に行ったズカ友のおばちゃん&女子たちは、一人はわたしよりヅカ愛の深い可愛い女子なのだが、他のおばちゃん&女子は、まるでヅカ道素人で(わたし以上に観に行っているはずなのに!)、「Snow Troupe絆」の「緑色」の衣装の意味が分かっておらず、終演後に「あのですねえ、雪組は緑なんすよ!各組にはテーマカラーがあるの!わたしの愛する星組は青なんすよ!」と軽くキレたら、ええー知らなかった―とか抜かしやがって、もうちょっとちゃんと勉強してほしいものだ、つかもうこの人たちと観に行くのヤダ、と軽い絶望を感じました。
 そしてラストのデュエットダンス、ショパンの別れの曲に歌詞を乗せて、しかもカゲソロで、現役最強クラスの歌ウマなだいもんを起用するとは、なんて豪華で美しく、そして悲しく切ないんでしょう……とわたしはとても胸にジーンときました。えーと、一応言っときますが、わたしはもうアラフィフといわざるを得ない40代後半のおっさんですけど、まあ、とにかくもう、なんというか淋しいす。とても……。

 というわけで、わたしはもうちぎ・みゆの見納めをしてしまったわけだが、二人はきっと、役者として芝居が大変素晴らしいお方なので、退団後も、まあ一息ついてからでいいので、活躍していただきたいすね。わたし、ゆうみちゃんの芝居というか声が大好きなので、退団後、舞台に出るならば必ず観に行くよ。まずは東京公演、最後まで悔いなく駆け抜けておくれ。そして、またいつの日か、素晴らしいお芝居を見せてくれることを願ってやみません。ちぎ・みゆコンビに幸あれ。わたしは深くそう思いました。
 おっと、忘れるところだった! というわけで、毎度お馴染みの、「今回のイケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思った台詞のこと。
 「地獄も極楽もあるもんか! おいらはまだまだ生きるんでぃ!!
 今回は、やっぱり一番ラストのこのセリフでしょうな。退団したからといっても、これからもずっと、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを、心から願います。応援してるよ!

 というわけで、結論。
 稀代のTOPコンビ、雪組の早霧せいなさんと咲妃みゆさんの退団公演となる『幕末太陽傳 / Dramatic "S"!』を東京宝塚劇場にて見届けてきたが、正直、『幕末太陽傳』はアリではあるけれど、退団公演としてもう一本、何かスペシャルなものを用意してほしかったと思うのが正直な感想だ。でもまあ、そのスペシャル感はショーの『Dramatic"S"!』に滲み出ていたので、これでいいのかもしれないすね。そして、そういえばこの『Dramatic"S"!』は、だいもんのプレお披露目の全国ツアーで『"D"ramatic S!』として再演されるわけで、くっそう、やっぱりチケット申し込みすりゃあよかった、と超今さら後悔しております。しかし、はーーーーホント、淋しいすねえ……ちぎ・みゆにもう会えないなんて……退団まで、そして退団してからも、二人に幸あらんことを、心から祈ります。これからも応援しますよ! 以上。

↓ うーん、やっぱり予習しといたほうが良かったのかもなあ……。今は配信でいつでも観られるんだから、観とけばよかったかも……。


 というわけで、3週連続宝塚の最終週は、現在、日比谷の「東京宝塚劇場」にて上演中の、雪組公演『浪漫活劇るろうに剣心』である。すでに、2月にムラ巡礼し、一度観ている作品だが、いよいよ東京にて上演も始まり、今日は2回目の観劇に東京宝塚劇場へと推参した次第である。なので、今日はあまり詳しく書きません。

 2週間前に、わたしの愛する柚希礼音さんのコンサート『REON JACK』に行き、先週は月組全国ツアー『激情』を観てきて、今週がこの雪組公演『るろうに剣心』である。
 前回、ムラで観たときは、ずっと2番手スター望海風斗さん(通称:だいもん)を追いかけて観ていたのだが、今日は、前回恐ろしく可愛く観えた咲妃みゆちゃん(通称:ゆうみちゃん)をずっと双眼鏡で見つめる、ちょっとしたストーカー感覚で観ていた。いやあ、ほんと可愛い。実にいいですね。わたしはどうも、ゆうみちゃんの声が気に入った。そして歌も上手いし、また、芝居振りも非常に良いと思う。ゆうみちゃんは、2010年の月組公演『The Scarlet Pimpernel』が初舞台だそうで、この公演は、わたしがヅカファンになって間もない頃に観に行った作品で、先ほどパンフを探してみたところ、おお、いた! いるいる! ゆうみちゃんがちゃんと載ってますね。
CCF20160418
 ↑公演パンフ。当時の月組TOPスターは霧矢大夢さん。今やすっかり美しい女子に変身。
 ↓ いたーー!! 6年前のゆうみちゃん。変わってない。かわええ……。
yuumi
 懐かしいなあ……思えば、わたしが初めて宝塚歌劇を体験したのが2010年の1月の星組公演『ハプスブルクの宝剣』である。この初めて観る宝塚歌劇の生公演で、わたしは主演の柚希礼音さんに一発KOを食らい、翌日、チケットを手配してくれたわたしのヅカ師匠のお姉さまの元に、朝イチで興奮して報告に行ったものだ。
 「おはざっす!! なんなんすかもう、昨日、超興奮したっす。主役の人がクッソカッコエエっす。オレ、もう完璧Fall in LOVEなんすけど!!!」 と興奮して感想を伝えたところ、
 「ちえちゃんに惚れるとは、いい趣味してるわね。いいわ、じゃあ、これを御覧なさい」とその場(※会社のその方の席に常備してあった。今思うと笑えますな)で貸してくれたDVDがあって、それが、 2008年の星組Verの『The Scarlet Pimpernel』だったのだ。師匠曰く、「この時は、まだちえちゃんは2番手よ。でも、この時のちえちゃんもすごくいいわよ。そして次の月組公演がまたスカ・ピンだから、予習には好都合よ。面白いと思ったら、次の月組のスカ・ピンのチケットも取ってあげるわ」とのことだった。
 そしてわたしは、2008年の星組版『The Scarlet Pimpernel』をDVDで観ることになる。
 そしてわたしは、完全にちえちゃんファンになったわけだ。
 そして翌日、さっそく師匠にDVDを返却に行ったのである。
 「おはざっす!! うっす!! 最高でした!! あざました!!」
 「え、もう見たの!?」
 「観たっす!!」
 「で、どうだった!?」
 「最高でした。ひとつ、すげえ気に入った台詞があったんすけど、発表していいすか!?」
 「えぇ……ど、どうぞ?」
 「(カッコつけて) 演じるんだ!! そして欺け!! 弟のために!!
 「(ぱちぱちぱち)ショーヴランの台詞ね。よく覚えたわね。ちゃんとちえちゃんが分かったのね。」
 「押忍!! あざっす!! 最高っす!!」
 「いいわ、じゃあ、次の月組のスカ・ピンのチケット、取ってあげるわ」
 「押忍!! ごっつあんです!! あざっす!!」
 というわけで、この時以来、わたしはずっと師匠にチケットのお世話になっており、必ず観たあとで、「イケ台詞」を発表することを自らの義務としてきたのである。そして、この2010年の月組版『The Scarlet Pimpernel』において、ショーヴランを演じていた明日海りおちゃん(通称:みりお)と、アルマンを演じていた龍 真咲ちゃん(通称:まさお)の二人を知ったのである。二人は当時役代わりでショーヴランとアルマン(※作中で拷問する方とされる方の2役)を交互に演じていて、事実上のダブル2番手であった。
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 こんな感じ。今や二人はTOPスター。この時から明らかに光り輝いてました。
 この公演は、わたしが生で観た宝塚歌劇の2本目の公演で、わたしにとっては非常に忘れられない公演である。まさかこの公演が、今や雪組TOP娘役のゆうみちゃんのデビュー公演だったとは……。デビューってことは、あの時のロケットに、ゆうみちゃんがいたってことか。やっぱり、毎公演、ロケットの娘さんたちにも注目せざるを得ませんな。一応、毎回ちゃんとロケットの皆さんもチェックしているのだが、将来のヒロインやTOPスターを探すのも、楽しみの一つですね。
 懐かしくてつい、公演パンフをしげしげと眺めてしまったが、おお!! 次期月組TOPに指名されている、先週観た珠城りょうさん(通称:たまきち)もいるし、現・月組TOP娘役の愛希れいかちゃん(通称:ちゃぴちゃん)もいるじゃないか!! 
tamakichi
tyapi
 しかも、ちゃぴちゃん、男役だし!! これはちょっとしたお宝ですね。まだ6年しか経っていないのに、ホントに懐かしいですなあ。

 っておい!! ぜんぜん『るろうに剣心』に関係ねえじゃねえか!! と我ながら自分の脱線ぶりにあきれました。サーセン。とにかく、『浪漫活劇るろうに剣心』は、当然主役のTOPスター早霧せいなさん(通称:ちぎちゃん)の殺陣は素晴らしいし、だいもんの歌もカッコ良く、ゆうみちゃんもウルトラ可愛くて、大変満足です。以前も書いたとおり、雪組はわたしは一番なじみがないというか、一番公演を観ていない組なのだが、わたしとしては、ゆうみちゃんが非常に気に入りました。
 というわけで、今日2回目を観て、毎度お馴染みの今日のイケ台詞を発表します。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思った台詞のこと。
 「総三郎、拙者は、人が微笑んで生きる姿を見たいのだ!!」(そして歌に入る)
 今回は剣心の台詞です。ちぎちゃんの芝居はわたしは2回ぐらいしか観てないのだが、このお方は若干声のトーンが高め、なんすかね。THE 男役的な野太い声、ではないですね。これは剣心というキャラクターに合わせてそういう発声なのかな。いずれにしても、カッコ良さは抜群でした。

 というわけで、結論。
 2回目となる雪組公演『浪漫活劇るろうに剣心』は、神谷薫を演じるゆうみちゃん中心に観ていたが、ゆうみちゃんは歌も芝居も非常にレベルが高いですね。そしてその可愛さも、相当ハイレベルだと思います。可愛いは正義である!! おっと、明日のNHK-BSで、去年の雪組公演『星逢一夜』が放送されるじゃねえか!! この公演は観に行かなかったので、録画してゆうみちゃん観賞をしようと思います。以上。

↓ もう一度観たい……この中の、「鷹のように」というショーヴランの歌が超好き。
THE SCARLET PIMPERNEL 月組大劇場公演ライブCD
宝塚歌劇団
宝塚クリエイティブアーツ
2010-06-17

 

 はーーー。やれやれ。わたしは今、京都にいる。
 朝、6時00分東京発のぞみ1号で新大阪までぶっ飛ばし、すぐにJR在来線に乗り換えて宝塚へ。その後、夕方に三宮に移動し、神戸ビーフなどを食す。そして京都に移動して、とあるホテルにチェックインし、まずはひとっ風呂浴びて、今、ホテルの恐ろしく遅いWi-Fiにイラつきながら、これを書いている。なので、正直疲れて眠くてたまらない。ゆえに、やれやれ、である。
 さて。というわけで、今日は約1年ぶりの「ムラ巡礼」をしてきたのである。
 何のことかわからない? なるほど。まあ、要するに、ヅカファンにとっての聖地、兵庫県宝塚市に存在する、宝塚歌劇団の本拠地「宝塚大劇場」周辺を「ムラ」と呼んでいるのだが(実はその由来は良く知りません) 、その聖地たる「ムラ」へ公演を観に行くことを「巡礼」とわたしは勝手に呼んでいるのである。わたしのムラ巡礼は、ちょうど1年前、わたしが一番応援していた柚希礼音さん、通称ちえちゃんの卒業公演以来である。
 なので、普通の日本語で言うと、「今日わたしは兵庫県宝塚市へ宝塚歌劇団の公演を観に行ってきました」という意味である。じゃあ最初からそう言えよと言わないでいただきたい。疲れてやれやれ、だけど、日頃冷静沈着で常に落ち着きのある男としておなじみのわたしとしては、これでも超ハイテンションなのである。
 そして現在、宝塚大劇場で上演されている演目は、↓これ。
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 もはや説明はいらないだろう。週刊少年ジャンプのファンには当然おなじみだし、すでにアニメや実写映画版も制作され、それぞれ大人気となった『るろうに剣心』が、とうとう愛する宝塚歌劇団においていミュージカル化されたのである。 
 東京での公演は4月からなので、ちょっくらお先に観てきましたよ、という、若干の自慢も含まれていることは否定できないが(誰に自慢しているのかわたしも良くわからんけれど)、まあ、結論から言うと最高でした。だいたい、ポスタービジュアルからしてカッコ良すぎであり、それに、ちょっと↓の動画をご覧くださいませよ。まあ、かっこいいこと甚だしいじゃあありませんか。

 というわけで、制作が発表されたのが去年の10月ぐらいで、もうその時からわたしのまわりのヅカファンのお姉さまたちはかなり盛り上がっていて、当然わたしも、こいつは強力なのが来たぞ、と大変期待していた。なので、これは東京に来るまで待つのではなく、「ムラ」に巡礼すべきなのでは? とお姉さまたちに提案してみたところ、そうだそうだ、と賛成多数でわたしの提案は承認可決され、そして今日、始発ののぞみで遠征するに至ったわけである。

 今回のわたしの注目点は、それなりに長い『るろうに剣心』という作品を、果たしてどんな物語にまとめるのだろうか? という点にあった。キャストを観ると、斎藤一は当然出てくるとして、蒼紫様まで出てくる。まあ、今回のオリジナルキャラクターも登場するというから、物語も当然オリジナルストリーなんだろうとは思ったが、これがまた意外と、というと大変失礼だが、知らない人が見ても大丈夫なようにきれいにまとまっていて安心できた。ただ、逆に『剣心』が大好きな方には、どうしてもそれぞれのキャラクター造詣が浅く物足りないと感じるかもしれない。しかし、である。主人公である緋村剣心を始めとするキャラクターのカッコ良さは抜群であり、そういう点では昔からの剣心ファンが観ても、物語に入り込むことができるのではないかと思う。
 まあ、物語としての骨格は、おおむね実写映画版の第1作目と同じ流れと言っていいのではないかと思う。幕末期、「人斬り抜刀斎」と呼ばれた男、緋村剣心。島原で、とある新選組隊士とちょっとした因縁を持つのだが、今回のオリジナルキャラクターがその隊士、加納惣三郎である。この隊士は、かの大島渚監督の遺作となった『御法度』における主人公で、当時18歳の松田龍平氏が演じたことでも有名であろう。ま、そんな男と剣心が明治の世で再び出会い、死闘を演じるという話である。なので、左之助や蒼紫様はほとんどモブ扱いであった。斎藤一もやたらと剣心に協力的で、そんな辺りが原作や実写映画とちょっと違う趣である。もちろん、実写版映画では、佐藤健くんが演じる剣心、江口洋介氏の斎藤一、天下のイケメン伊勢谷友介氏の蒼紫様もしびれるカッコ良さだった。しかし、やはり宝塚スターの持つ独特の、人ならざる美しさといえばいいのかな、男では出せない美しさはやはり別次元のものがあると思う。結果、大満足であった。
 わたしは、何度もこのBLOGで書いている通り、星組イチオシのヅカファンである。なので、雪組の公演を観るのは、かなり久しぶりである。思い返すと、音月桂さんがTOPスター当時の『ロミオとジュリエット』以来なので(わたしにとっては、震災翌日の2011年3月12日に観に行った公演として忘れがたい)、約5年ぶりだ。だから今回の公演はほとんど初めて見るジェンヌさん達ばかりで、なるほど、これが今の雪組か、と改めて認識した。ただ、わたしとしては今回の公演で一番楽しみにしていたのは、オリジナルキャラクター加納惣三郎を演じた、望海星斗さん(通称:だいもん)である。彼女は花組時代に何度も観ており、その歌のうまさはピカイチであった。特にわたしにとって印象深いのは、2014年の『エリザベート』におけるルキーニ役である。めっぽうカッコ良く、歌も抜群に上手で、もうこの人男なんでしょ? と言いたくなるほどの存在感があった。現在の雪組TOPスター早霧せいなさん(通称:ちぎちゃん)も、もちろん美しく、ダンスの切れもTOPの実力にふさわしい素晴らしいジェンヌだが、わたしは今回はとにかくだいもんに釘付けである。歌が超上手い。いずれ確実に、だいもんもTOPまで上り詰めると思うが、その日が来るのを楽しみに待っていたい。
 また、今回、わたしがとても気に入ったのが、娘役TOPの咲妃みゆちゃん(通称:ゆうみ)である。いやはや、まあ、かわいい。とんでもなくかわいい。声がちょっと独特ですな。だが、それがいい。このゆうみちゃんは、今まで何度かTVの宝塚番組に出ているのを観たことがあって、前々から可愛いと思っていたが、舞台上で観るゆうみちゃんは最強クラスに可愛いジェンヌであった。最近、わたしは娘役にも興味が出てきたが、各組TOP娘役や2番手クラスはやっぱりみなさん、天使クラスですね。今後は、前にも書いたと思うけれど、娘役にも注目していきたい所存であります。
 2016/02/28追記;帰ってきて、書くのを忘れたことに気が付いた。今回のイケ台詞を発表します。今回は、実は台詞よりむしろ歌の歌詞にグッと来たのですが、まあ、やっぱりこれでしょうな。
 「(刀を抜いてキッ構えて)悪・即・斬!!!
 まあ、剣心ファンにはお馴染みの、元・新撰組三番隊隊長こと斎藤一の台詞ですね。これ、今回は歌にもなっててカッコいいですよ!!

 というわけで、なんだかまともなことを書いていませんが、眠くてたまらないので結論。
 宝塚歌劇団雪組による『浪漫活劇 るろうに剣心』は、たぶんヅカファンはもちろんのこと、ヅカを観たことのない人でも満足できる作品ではないかと思います。女性が観れば、そのあまりのカッコ良さに失神寸前になるであろうし、男が観ても、うおお、すげえ、と楽しめると思います。なお、東京でもわたしはまた観に行くと思います。以上。

↓まあ、それでもやっぱり、原作は読んでおいた方がより楽しめると思いますよ。

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