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 宝塚歌劇を初体験したのが2010年1月。あれからもう少しで11年になろうとしている。その初観劇が星組公演で、当時のTOPスター柚希礼音さんのあまりのカッコ良さに一発KOをくらい、以来、わたしは星組をイチオシとして、ズカ道に邁進してきたわけだが、あれはたしか2014年の『The Lost Glory』という作品だったと思う。そこで、既に新人公演主役を2回かな、抜擢されてこなしていた礼真琴さん(以下:こっちん)のことを意識したのであった。もちろん、それ以前から、やけに歌が上手い可愛い子がいる、として、こっちんのことは知っていたけれど、この時、まあはっきり言ってチョイ役だったのだが……とにかく歌が上手く、ダンスは超キレており、そして可愛い。と、とにかく、舞台上で目立っていたのである。
 しかし、「可愛い」というのは、宝塚歌劇団に属する男役スターにとっては、誉め言葉にならないかもしれない。むしろ「可愛い」ことは、男役にとってはマイナスかもしれない。それでも男であるわたしの目から見ると、こっちんは女子として普通に、いや、普通以上に可愛いのである。
 以来、わたしはこっちんのファンクラブに入り、ずっと応援してきた。ちなみにわたしは、こっちんのお父さん(有名なサッカー選手)とほぼ同じ年代であり、まあ、残念ながら(?)、わたしがこっちんを見守り応援する様は、完全にお父さんめいております。なのでお茶会などに参加しても、わたしは完全に浮いております……が、いんんだよそんなこたあ! こっちんが舞台上で輝き、その痺れる歌声で劇場を支配するのがわたしの喜びであり、至福の時であるのだから。
 で。そんなこっちんがとうとう、2019年10月14日付で星組TOPスターへ登極した。このように、贔屓のスタ―がTOPになることが、ズカファンにとって最大の喜びであり、わたしも勿論、とてもとてもうれしく、TOPスターとして舞台に立つ姿を早く観たいぜ! と思っておりました。その念願が、とうとうかなったわけですよ!
 というわけで、正式な星組TOPスターとして臨む大劇場公演は来年だけど、現在池袋に新たにオープンした東京建物Brillia HALLなる劇場において現在絶賛公演中なのが、こっちんプレお披露目公演である『ロックオペラ モーツァルト』という作品だ。
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 いやあ……もう既に数多くのズカファンの淑女たちがWeb上において絶賛しているTweetやBlogを見かけましたが、なるほど、確かに! コイツは確かに超最高でした!! 本当に観ることができて良かったよ。
 何度か書いている通り、わたしはチケットをほぼすべて、宝塚友の会の抽選で得ているのだが、この『モーツァルト』はいわゆる別箱公演(=宝塚歌劇団が所有する専用劇場以外での公演)なので、期間も短く、要するにチケットがとても数少なくて、こりゃあ観に行けないだろうな……と思っていたのだが、わたしは幸運なことに友会で普通に当選し、観に行くことができました。しかも10列目、センターブロックの上手側通路ぎわということで、大変良い席でした。
 そして新築のBrillia HALLは、まだうっすら木の香りが残るきれいな劇場だったけれど……まあズバリ言うと小さいし狭いね。音響もそれほどいいとは思えない、まあ、フツーな劇場でした。新築された日本青年館ホールとあまり変わらないかな。
 で。『モーツァルト』であります。物語としては、映画『AMADEUS』だったり、ミュージカル『モーツアルト!』でもお馴染みのものなので、詳しく説明はしません。「天才」と言われたモーツアルトの栄光と挫折、そして死が描かれるものだ。
 しかし、わたしは今回の『ロックオペラ』に対して素晴らしかったと絶賛したいけれど、それはあくまでこっちんのパフォーマンスや、他の演者たちのパフォーマンスに対するものであり、残念ながら物語としては相当問題アリだったように思っている。要するに脚本的にかなりマズイのでは? と思ったのだ。なぜなら、どうもお話の軸が微妙にブレているというか、お話の山場が明確でないように思えたのだ。
 映画『AMADEUS』は、わたしの生涯ベストに入るぐらい大好きな作品だが、あの作品の一番のポイントは、天才モーツアルトと秀才(?)サリエリとの対比にあった。そこに深いドラマがあったのである。しかし、本作『ロックオペラ』は、どうも軸がブレていて、天才VS秀才の軸も弱いし、おまけにコンスタンツェとの恋愛も、お姉さんとの関係もあって、かなり弱い。正直本作だけでは、サリエリのこともよく分からないし、なんでコンスタンツェと愛し合うに至ったのかについても、どうも一本筋が通っていない。さらにミュージカル『モーツアルト!』で大きな軸であった、お父さんとの関係も、本作では全然弱い。なんというか、ごった煮のようになってしまっていて、お話としてはかなりイマイチだったと言わざるを得ない、というのがわたしの結論だ。『AMADEUS』などの作品を観ていない人では、お話についていけなかったのではなかろうか。さらに言うと、セットがやけに簡素なのと、音響がイマイチだったのも、やっぱり残念だったすね……。
 しかし!
 しかしですよ!!
 こっちんが!!! すげえ!!!! のです!!!!!
 歌もダンスも、もう圧巻ですよ。この演目は、現在の宝塚歌劇団においては、こっちん以外に出来ないものだと断言していいと思いますね。もちろん、歌のパワーとしては、最強歌唱力の雪組TOPコンビには一歩譲るかもしれない。けれど、「モーツアルト」という少年の面影を持つ天才像は、こっちんにしか演じえないものだし、あの圧倒的なダンスと歌唱は、こっちんの持ち味全開の、最高のパフォーマンスだったと思います。素晴らしすぎて、ゾクゾクしたっすね。一応、Blu-rayは購入する気満々だけど、これはライブじゃないとダメだろうな……ホント、チケットが買えてよかったす。
 というわけで、以下、キャストと役柄を短く紹介して終わりにします。
 ◆ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト:1756年生まれで1791年、35歳で死去したご存知天才音楽家。本作でもちょっとだけ言及された通り、彼の生きた時代はまさしくフランス革命と被ってます。実際、少年時代にマリア・テレジアの前で演奏したり、マリー・アントワネット王妃と面識があったそうですな。そして今回演じたこっちんのパフォーマンスは、もう最強最高でした。歌、ダンス、そしてビジュアルも強力に輝いてましたね。「笑わないサリエリさんを笑わせよう!」のアドリブコーナーでは、そろりそろり……でカチャ先輩を爆笑させることができて良かったね! アレはわたしも笑っちゃったよ。こっちんのこれからの進化がホントに楽しみですなあ!
 ◆コンスタンツェ:モーツアルトの奥さんとなる女性。作品によって描かれ方がかなり違う。今回演じたのは、こっちんとともにTOP就任した、舞空瞳さん(以下:ひっとん)。102期生首席ということで、もちろんその技量はさすがの腕前だけど、わたしは今のところ、まだひっとんの凄さを十分には分かってません。上手いのはよくわかったけど、わたし的にはまだこれからっす。
 ◆アントニオ・サリエリ:イタリア人。ウィーンの宮廷楽長。演じたのは専科の凪七瑠海さん(以下:カチャ)。カチャさんも89期首席ということで、その実力は最強レベル。わたしは月組時代からカチャさんをずっと見てるし、「エリザベート・ガラコン」でエリザベートを演じているのも見てますが、今回ほど歌が上手い! と思ったことはなかったぐらい、素晴らしいパフォーマンスでした。現在の星組には、キーとなるサリエリを演じられる人材がいないよなあ……とか思ってたので、カチャさんの出演はとても良かったと思うす。見事でした。
 ◆アロイジア:コンスタンツェのお姉さんでモーツアルトの元彼女。演じたのは99期の小桜ほのかさんで、とても歌がうまくて良かった! 新公ヒロイン1回か、路線からは外れちゃってるのかな、でも歌だけでなく演技も非常に上質で素晴らしかったよ!
 ◆ゾフィー;コンスタンツェの妹。基本的に物語にほぼ関与せず。演じたのは、先日突然専科への異動が発表された美貌の星蘭ひとみちゃん。今回、客席降りでわたしの超すぐそばまで来てくれました。ホント美人。かわいい。超小顔! 新公ヒロインも2回やって、抜擢されていくのかと思ったけど……世間的に歌がちょっと……と言われ続けているのが残念す。わたしは十分アリだと思うんだけどな。。。母校の後輩だけに応援していたのだが……。専科に行って、どのような活躍をするのかさっぱり分からないけど、これからも応援しようと思うす。
 ◆ジュースマイヤ:元サリエリの弟子でモーツアルトに出会ってその才能に惚れこむ若者。演じたのは極美慎くん。極美くんは星組の新世代スターとして今後も活躍することでしょう。とにかくそのルックスは実にカッコ良し。芝居もいいと思う。後は歌を一層精進していただきたいすね。
 ◆ヨーゼフII世:モーツアルトを庇護する時のオーストリア皇帝にして、マリー・アントワネットの兄。演じたのは、こっちんの同期である95期第2位入団の実力者、ひろ香祐くん(以下:ひーろー)。今回のような外箱公演だと、普段台詞も少ない役を担うことが多いようなみんな、とりわけひーろーくんの存在感は俄然高まりますな。きっとこっちんが最も頼りにする同期なのではなかろうか。今回はいろんな役でちょいちょい出てましたね。編み込んだ髪型もカッコ良かったよ。歌も上等だし、こっちんの支えとして、ホント貴重な存在だと思うす。
 ほかにも、いっぱいメモしておきたい方がいるんだけど、最後に一人だけ、役名はないよう端役なんだけど、やっぱり雪華りらちゃんの可愛さは舞台上で目立ちますなあ! 今回は、ちょっとだけ狂言回しチーム的役柄もあって、台詞もあって、意外な大人声が非常にいいと思うす。やっぱり抜群に可愛いすね!
 とまあ、こんなところかな。もう書きたいことはないかな……。
 では最後に、毎回恒例の今回の「イケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
  ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
 「敵が一人もいない奴は、味方も一人もいない!」
 今回は結構イケ台詞が多かったすね。その中でわたしが一番グッと来たのがこれでした。正確な言い回しは違ってたかもっすけど、なんつうか、すごく実感として胸に来たっすね。やっぱり、敵のいない奴は大したことないと思うす。こっちん、誰にでも好かれようとしなくていいんだぜ。優等生として、常に先頭を走ってきたこっちん。これからは、名実ともにTOPとして、こっちんの信じる道を全力で駆け抜けておくれ! アンチが出たって構うもんか! その後に、ちゃんとみんなついて来るから、心配しなくていいんだよ!
 
 というわけで、結論。

 わたしの愛してやまない宝塚歌劇団星組の礼真琴さんが、とうとうTOPスターへ登極した。そのプレお披露目公演『ロックオペラ モーツァルト』は、わたしとしては、まず第一に、お話的に微妙に軸がブレていてなんかアレだな、とは思った。が、しかし!! そのお話的なマズさを補って余りありまくるほどのパフォーマンスで、わたしとしてはもう、全世界に向けて、どうだ! 観たか! これが礼真琴だ!! と胸を張って大声で叫びたいぐらい素晴らしいものでありました。Web上のヅカ淑女たちが絶賛しているのも頷けますね。第1幕のエンディングの歌とダンス、あれはもう、本当にしびれたっすね。ホント、幕間で多くの方々が、「ヤバい」「すごい」と絶賛の嵐だったよ。わたしは俺を聞いて、完全にお父さん風に「観たか! これがおれの礼真琴だ!」と、心の中で誇らしくなったす。本当に今後も活躍が楽しみすね! まあ、とりあえずBlu-rayは買いますが、これは本当にライブで観られて良かったと存じます。最高でした。以上。

↓ いつ見ても最高です。記憶にある限り、劇場でわたしが泣いた初めての作品。高校生でした……。
アマデウス(字幕版)
F・マーリー・エイブラハム
2016-10-31

 わたしが宝塚歌劇団で最も応援しているのが星組であることは、もはや何度もこのBlogに書いていることだが、先週より東京宝塚劇場では、まさにその星組公演が始まり、わたしも昨日の夜の回を会社帰りに観劇してきた。一人で。何故ソロ観劇となったかというと、ファンクラブ取次で入手したチケットだからであり、なぜいつものように週末ではなく平日の夜の回かというと、この週末にファンクラブの集いがあるので、それまでに早く観たておきたかったからだ。恐らく、これらの理由は、ヅカ道に興味のない人には全く意味不明の理由だと思うが、ヅカ道中級者以上ならば理解できる理由であろうと思う。
 というわけで、現在東京宝塚劇場で公演中の演目は、ミュージカルの『ベルリン、わが愛』という作品と『Bouquet de TAKARAZUKA』というレビューショーの2本立てである。ズバリ結論を、若干偉そうな上から目線で申し上げると、まあまあ、面白かったかな、という感じである。とはいえ、見どころは多く、わたしとしては十分満足な一夜であった。

 さてと。まずはミュージカル『ベルリン、わが愛』の物語を簡単にまとめると、時は1920年代後半(30年代前半か?)、場所はベルリン、である。ベルリンでは映画産業も盛んで、既にハリウッドではトーキーが主流になりつつある中、ベルリンでは依然としてサイレント映画ばかりで、物語の冒頭はかのフリッツ・ラング監督によるSF映画の古典として知られる『METROPOLIS』のプレミア上映会から始まる。しかし『METROPOLIS』はその難解さとSFというジャンル的な面で観客の支持を得られず、製作した映画会社たるUFA(ウーファ)は莫大な製作費返済のために、経営危機に陥ってしまう。もっと観客に受ける、明るく楽しい作品、そして安い製作費で作れる映画。そんなUFAが求める映画を、オレが作る!と立候補したのはスタジオの助監督、テオであった。テオはまず、ベルリン映画界では初のトーキーに挑戦することを決意、そして新人役者を起用し、脚本には友人で児童文学作家のエーリッヒ・ケストナーを起用するなど金のかからないやり方で映画を撮ろうと奮闘する。そして、やけに押しの強いレビューショーダンサーだったレニ・リーフェンシュタールを起用しつつも、レニの紹介でやってきた若干地味っ娘のジルも端役に起用し、結果的に映画は大ヒットとなる。しかし、単発のヒットで会社の経営状態が回復するものでなく、スタジオはナチスの息のかかった投資家フーゲンベルク(後のナチス内閣に入閣する大物。ただし史実ではどうやらナチ独裁に反対したほぼ唯一の高官だったようで、戦後も無罪となった人だそうです)に売却され、いわゆる愛国的作品を取るよう強要されてしまう。さらに、ジルの清楚で美しい姿に魅了された、ナチス宣伝大臣ゲッペルスの横やりもあって、既にぞっこんLOVEな関係にあったテオとジルは―――てな物語であった。
 というわけで、かなり多くの実在の人物の登場する作品で、ドイツ文学で修論を書いた歴史好きのわたしとしては、結構、お、と思うような物語であった。ただ、ナチスの扱いは時代的にちょっと交錯しているような印象もあって、『METROPOLICE』のプレミア上映会は1927年だったらしく、その辺りだとまだナチスは政権を取っておらず、ゲッペルスの権力やハーケンクロイツも、劇中で示されたような権勢はなかったと思う。ま、とりあえずそんな細けえことはどうでもいいすかね。
 で。わたしとしては、当然一番注目していたのは、エーリッヒ・ケストナーを演じる礼真琴さん(以下:こっちん)である。こっちん大ファンを公言しているわたしとしては当然なのだが、今回こっちんは、若干出番が少なかったような気がするが、久しぶりにいい人の役だし、ちゃんとソロ曲もあって、こっちんの最強の武器である歌声も堪能でき、わたしとしては確かな満足だ。そして今回わたしが一番グッと来たのは、こっちん演じるエーリッヒの恋人ルイーゼロッテ(←この人も実在の人。ケストナーの代表作の一つ「二人のロッテ」の名前の由来の人)を演じた有沙瞳ちゃん(以下:くらっち)であろう。大変可憐で、おまけになんか最近はオーラが強くなってきたというか、舞台上の輝き、存在感が増してきましたなあ。大変良いと思います。この、こっちん&くらっちのペアは今後ますますの活躍をしてくれそうで大変楽しみですな。
 そしてもちろん、星組のTOPコンビ、紅ゆずるさん(以下:紅子先輩)と綺咲愛里ちゃん(以下:あーちゃん)も大変美しかったのは間違いない。このTOPコンビは歌が弱点と言われているような気もするしわたしも実際そうだと思っているが、なんかですね、わたしはもう慣れてきました。紅子先輩は歌はともかく芝居はとても良かったすね。あーちゃんも、わたしはあーちゃんの意外な低音ボイスが大好きなので、許せますな。これであーちゃんが超歌ウマだったら……と思わなくもないけど、まあ、やっぱりTOPコンビとして絵になりますよ。大変美しかったと思う。
 そのほか、専科に移って初めての大劇場公演?となった凪七瑠海さん(以下:カチャ)が助っ人として、本作ではゲッペルスをシブく演じてくれたし、UFAのプロデューサーを演じた七海ひろきさん(以下:かいちゃん)も相変わらず美しくカッコイイし、新人男優のちょっと調子のいい男を演じた瀬央ゆりあさん(以下:せおっち)も元気で良かったすね。星組組長である万里柚美さん(以下:ゆず長)も、若干訳アリな酒場の女店主を美しくかつ大人な魅力で魅せてくれましたな。
 まあ、物語としては、エンディングは意外とあっさりと、かつ美しく終わってしまって、若干、よくナチスからあんな簡単に逃げられたな、と驚いたけれど、This is TAKARAZUKA、ということで野暮なツッコミはやめておこうと思います。ま、面白かったす。
 で、後半は「タカラヅカレビュー90周年」と題されたショー『Bouquet de TAKARAZUKA』である。
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 うわあ、我ながらへったくそな写真! 本物はとてもきれいです。
 わたしは、ショーにおいては、いつもお気に入りのジェンヌを双眼鏡で探して愛でるのが恒例であり、こと、わたしが一番推している星組においては、一番大好きなこっちんを観るのは勿論として、現在わたしが星組においてこっちんの次に応援している星蘭ひとみちゃん(以下:せーらちゃん)を探し、見つけたら追う、というのがお約束である。見つけるとですね、あ! いた! とか、嬉しくなるんすよね。せーらちゃんは101期生であり、入団3年目になるのかな。娘役としては、3年目だとそろそろいわゆる「路線」に乗るかどうかの時期であり大切な時期だ。そして、せーらちゃんは本公演で早くも新人公演ヒロインに抜擢されており、前作『スカーレット・ピンパーネル』でのルイ・シャルル役への抜擢も踏まえ、わたしとしてはどうやら無事に路線に乗ったような気がして大変うれしく思う。
 ※解説:「路線」=将来TOPになる道筋のこと。「新人公演」=宝塚歌劇団の大劇場公演は、約1カ月の公演中に1回だけ、入団7年目までの生徒のみで演じられる公演があって、その「新人公演」の主役/ヒロインに抜擢されるかどうかが重要な「路線」なのであります。以上解説終了。
 まあ、こっちんのカッコ良さと歌の素晴らしさ、そしてダンスのキレの美しさに関しては、もはや書くまでもなく明らかであろう。こっちんがTOPに登りつめる日が待ち遠しいですなあ。ただまだまだ、完璧優等生と言われるこっちんも勉強することがいっぱいあると思うので、紅子先輩の背中をしっかり見つめて精進してもらいたいと思います。もう、わたし、完全にお父さん目線ですわ。そして紅子先輩も、開幕はいきなりブランコで舞台の上に現れてびっくりであったけれど、やっぱり手足の長さ・細さはすごいすね。あーちゃんとのコンビも磨きがかかってますな。そしてあーちゃんも、当然かもしれないけどどんどん舞台上の輝きが増してますよ。大変お綺麗で、実際のところあーちゃんはとてもかわいいと思います。そしてくらっちも、やっぱりいいですなあ。
 で、わたしが推しているせーらちゃんは、ちょっと背が高めか? と昨日思ったけれど、「おとめ」によれば、あーちゃんと同じ身長163cmだそうで、目の錯覚?だったようだ。たぶん、とてもスリムでほっそりしていて、おまけに超小顔だから背が高いように見えたのではなかろうか。ちなみに、あーちゃんは、わたし好みのちょうどいい感じにむっちりで、実に良いと思います。しかしせーらちゃんのソロ歌が聞きたいですなあ。歌ウマだと文句なしなのだが……ルイ・シャルルとして歌った「ひとかけらの勇気」は、そう悪くなかったと思うのだが……どうなんでしょうなあ。まあ、今後大変楽しみです。
 というわけで、毎度お馴染みの、「今回のイケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
 「ジル! 俺は君を守る! どんな未来が待ち受けていようと!
 「テオ……!」 と熱いキス。
 今回は、やっぱりラストシーンでしょうか。この後、世界は非情な世となり、テオとジルはパリ経由でハリウッドへ脱出したからいいけど、こっちん演じたケストナーは、反ナチを貫きながらも亡命せずドイツに残ったわけで、戦後、みんなは再会できたと思いたいすなあ……

 というわけで、結論。
 宝塚歌劇団でわたしが一番推している星組が、現在東京宝塚劇場で公演中である。その作品『ベルリン、わが愛』は若干地味?ながらも、ファンとしては確かな満足であり、わたしとしてはまあ面白かった、と結論付けたい。そしてレビューショー『Bouquet de TAKARAZUKA』も、相変わらずのキラキラであり、中には知っている曲も何曲かあってわたしは大変楽しめた。つーかですね、紅子先輩&あーちゃんのコンビは、わたしは結構好きです。歌が弱点と言われることもある二人だが、わたしはあーちゃんの低音ボイスが好きなので全然アリです。そして、こっちん&くらっちも、夏の『ATERUI』のときのように、今回も大変お似合いのコンビでありました。なお、ケストナーとルイーゼロッテは生涯共に暮らしたそうですが、生涯結婚はしなかったそうです。へえ~。そしてわたしが注目するせーらちゃんはとうとう新公ヒロインに抜擢され、大変うれしい限りであります。くそーーーどうしても新公のチケットが取れん! 今回はマジで観たかったよ……せーらちゃん、新公の舞台で持てる力をすべて出し切ってくれ! 応援してます! 以上。

↓ 「おとめ」とはこれのことです。ファン必携の基本書っす。
宝塚おとめ 2017年度版 (タカラヅカMOOK)
宝塚クリエイティブアーツ
2017-04-14

↓そしてケストナーでわたしが読んだことがあるのはこの3作品かな。
ふたりのロッテ (岩波少年文庫)
エーリヒ ケストナー
岩波書店
2006-06-16

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)
エーリヒ ケストナー
岩波書店
2006-10-17

エーミールと探偵たち (岩波少年文庫 (018))
エーリヒ・ケストナー
岩波書店
2000-06-16

 はーーー寒し。
 昨日は寒空の中、渋谷のオーチャードホールへ、『エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』 を観に行ってきた。去年の12月に、梅田芸術劇場での大阪公演を観に行った話は以前書いた通りだが、大阪では淋しくぼっち観劇であったけれど、いよいよ東京公演ということで、今回はヅカ友のお姉さんたちとの観劇であったので心強し、である。

 すでに前回の観劇での時に書いた通り、今回の『エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』は、ミュージカル『エリザベート』日本初演20周年を記念したOGたちによるコンサート形式の公演であり、初演キャストバージョン、フルコスチュームバージョン、メモリアルバージョンと3種類の公演があって、昨日わたしが観たのは、「フルコスチュームバージョン」であった。
 大阪で観た「メモリアルバージョン」は、一つの役を複数の演者が入れ替わりながら演じ・歌われたものだったが、今回は(メインの役は)一役一人と固定されている。で、昨日の主なキャストはこんな感じであった。
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 というわけで、主に2005年/2009年の月組メンバー中心と言っていいのだろうと思う。なので、2010年1月からヅカを観始めた、ヅカ歴7年のビギナーに過ぎないわたしが現役時代を観て知っている方は、シシィの凪七瑠海さん(通称:カチャ※現役)、ルキーニの龍真咲さん(通称:まさお)、ルドルフの涼紫央さん(通称:とよこさん)、それから大ベテランの磯野千尋さんぐらいだろうか。
 よって、わたしとしては、昨日はとにかく、去年専科へ移動となって、現在も現役ジェンヌとしてバリバリに頑張っているカチャのシシィぶり(何しろカチャは普段は男役なので、女性を演じるのはわたしは初めて観る。ショーではたまに観たことあったけど)と、梅田ではおっそろしく美人できれいなシシィとして登場したまさおの、ノリノリなルキーニを大変楽しみにしていたわけである。
 結論から言うと、カチャのシシィは、なかなか可愛かった。歌も、非常に悪くない。むしろ普段は男役のカチャから考えれば超イイじゃん!と偉そうに思った。あたりまえだけれど、立派?に女子ですよ。そしてやっぱり背が高いですな。実際可愛いと思います。
 そしてまさおの方はというと、梅田でのまさおシシィが超素晴らしかったのは、ホント大阪に行ったかいがあったぜと満足であったわけですが、今回は久しぶりの男役、しかも物語の狂言回しとして重要なルキーニである。しかし全く心配なく、すっかりいつもの、安定のまさお節全開で楽しいルキーニでした。いやあ、シシィの時は完全にまさお節は封印されていたのだけれど、やっぱり男になると、紛れもなくまさおですな。若干信長様も入ってて、わたしとしては大変良かったと思います。やっぱり2幕冒頭の「キッチュ!」のノリは楽しいすね。前回も書いたけれど、まさおはとにかく、素で超美人なので、シシィの時は非常に美しく、そしてルキーニの時はやっぱりイケメンですよ。わたしとしては大変満足でありました。同行のお姉さまたちも、大変満足されていたようだけど、あーん、やっぱり梅田にまさおシシィ観に行けば良かった~~と仰っていたので、だからオレ、行きましょうよってさんざん誘ったのに……と思いつつ、オレは観たもんね~~とプチ自慢してやったのは言うまでもなし、であります。しかしアレですな、今年はないみたいだけれど、今後帝劇版の『エリザベート』が上演される際は、まさおシシィが起用されるんでしょうな、きっと。そしてまたチケットが全然取れないんだろうな……。やれやれです。
 そしてもう一人、わたしは星組イチオシなので、舞台に立つとよこさんも大変ご無沙汰の久しぶりであった。すでに2児の母となったとよこさん。去年二人目が生まれたばっかりだよな? まったくもって体形はわたしの知るとよこさんの、シュッとしたいでたちで、なんというか、すげえな~と感じ入った。そして演じるルドルフは、第2幕からの登場だけど、わたしは青年ルドルフとトート様の「闇が広がる」とか、「皇~帝~ル~ド~ル~フは立ち上がぁ~る~」の場面や、シシィとの「僕はママの~鏡だからママは~」のシーンがかなり好きなので、とよこさんがルドルフを演じるのは大変楽しみにしておりました。そして、やっぱり非常に良かったと思います。なんかとても久しぶりに歌声を聞いたような気がして、大変胸熱でありました。
 しかしアレですな、Bunkamuraオーチャードホールは久しぶりだけど、梅田芸術劇場の方が大きいような気がしますね。梅田は1階の結構前での観劇であったけれど、今回のオーチャードホールは2階席で、まあ、ど真ん中だったので観やすかったけれど、双眼鏡なしではきつかったす。
 そしてやっぱり『エリザベート』は歌が最高ですね。わたしは帝劇版のCDを車でヘビロテで聞いているのですが、2幕で浮気したフランツに絶望したエリザベートに対して、トート様が言うセリフが宝塚版と帝劇版は違うんすよね。
 宝塚版「死ねばいい!」
 帝劇版「それがいい……待っていた!」
 わたしは、帝劇版は城田トート様しか観たことがないのだが、まあ、とにかくここの、「お前がそう言うのを待っていたぞ、フハハハハ!!」的なトート様はおっそろしくカッコ良いと存じます。あと、そういえばストーリーも、性病の話は宝塚版にはほぼなくなってるし、ほんのちょっとだけ、違うんすかね。まあ、わたし的にはどちらも大好きです。
 はーー。やれやれ。実は、2回目ということで、あまり書くことがないのですが、結論としては大変素晴らしかったと思います。わたしはこの観劇後、とあるジェンヌのファンミーティングなるものにぼっち参加し、そちらではすでに退団された同期元ジェンヌがサプライズ乱入したりと、そちらの方が昨日の出来事としては大きく・楽しく・泣けたので、そっちのことを書きたいのだが、Web等での拡散は禁じられているので書けません。そちらももう、本当に大満足の2時間で最高でありました。

 というわけで、結論。
 2回目の観劇となった『エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』は、わたしとしてはやはり、まさおルキーニとカチャシシィを楽しみに劇場へ参上したわけだが、期待通り大変楽しめました。そしていつか、まさおシシィの帝劇版が実現するといいすね。そして宝塚版は……わたしの好み的には、たまきちくんが大きく成長した時、まだちゃぴちゃんが隣にいるなら、その二人でトート様とシシィを演じてほしいなあと思います。もちろん、その時には美弥ちゃんには超ノリノリでルキーニを演じていただきたいですな。フランツじゃなくて。ま、数年のうちにはまたどこかの組で上演されることだと思うので、楽しみにしていたいと思います。以上。

↓ しつこいですが、わたしとしてはみっちゃんのフランツはやっぱり素晴らしいと存じます。みっちゃん……全然チケット獲れないよ……くそう……。
『エリザベート ―愛と死の輪舞―』 [Blu-ray]
宝塚歌劇団
宝塚クリエイティブアーツ
2014-11-06



 

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