今日から仕事始めの会社も多いと思うが、わたしの会社は明日からである。というのも、ホントは今日からにしようと思ったのだが、今日、1月4日は、うっかり愛する宝塚歌劇のチケットが幸運なことに宝塚友の会の抽選で当選してしまったため、今日は休みとして、2018年最初の宝塚歌劇を観劇してきたのであります。
というわけで、現在日比谷の東京宝塚劇場で絶賛上演中なのは、雪組公演『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~/SUPER VOYGER―希望の海へ―』というミュージカルとレビューショーの2本立てである。本公演は、新たなる雪組TOPコンビの大劇場お披露目公演であり、かつ、現役最強の歌ウマと言われる望海風斗さん(以下:だいもん)と、これまた歌ウマな真彩希帆ちゃん(以下:まあやちゃん)の二人にふさわしく、かの元・宙組TOPスター和央ようかさんの旦那としてもおなじみのフランク・ワイルドホーン氏の楽曲による作品で、わたしはもう、今日は大変に期待して日比谷に向かったのであった。
わかりやすく言うとわたしの脳内では、最強歌ウマ(だいもん+まあやちゃん)×ワイルドホーン氏の楽曲=超最高に決まってるじゃねえか! という計算式が成立していたわけです。そして観終わった今言えることは、この事前のわたしの計算に間違いはなく、全て計算通り! な素晴らしい作品で、大いに楽しめたのでありました。いやあ、ホント、だいもんの歌ウマぶりはもう分かり切っていることであったが、まあやちゃんがこれほどまでに歌えるとは、ちょっと想像以上でわたしは大満足であります。あんなにちびっ子(※公式では164cmなのでそれほどちびっ子ではない)で超華奢なのに(ウエストの細さが普通の人の首ぐらいしかない!)、真彩ちゃんにはホントやられたというか、現在の娘役TOPとしては、もちろんナンバーワンは月組のちゃぴちゃんであることは揺るがないとは思うけれど、歌だけに限っては、まあやちゃんはちゃぴに比類する凄い娘役であるとわたしの中で認識を新たにする必要がありそうだ。それほど、素晴らしかったです。
その実力のほどは、↑この動画でも明らかであろうと思う。これはマジで生で観た方がいいすね! 本作は、久しぶり? に歌率の高い作品で、数多くの歌を味わえる作品であった。
まずは、作品について触れる前に、去年後半からかなり顔ぶれの変わった各組のTOPスター及びTOP娘役など、備忘録としてまとめておこうと思う。今現在、宝塚歌劇の各組は、以下のような陣容となっている。
とまあこんな感じだと思う。わたしは星組イチ押しなわけだが、各組ともに2番手3番手ぐらいまで充実してきましたな。そして今回わたしが大絶賛しているまあやちゃんは、2年チョイ? わが星組にも所属していたことがあって、歌ウマであることは知っていたけれど、とにかく今回のヒロインは素晴らしかったと思う。
というわけで、本作『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』だが、物語は宝塚の様々な作品に登場するロベスピエール閣下の栄光と挫折を描くもので、あの革命に燃えていた正義の男が、如何にして世界史史上最初のテロリスト=恐怖政治家になったのか? という物語だ。
ロベスピエールと言えば、革命を指導する正義サイドに描かれたり、恐怖政治によって人々を処刑しまくる悪役サイドのボスとして描かれたり、作品の視点によってさまざまなわけだが、彼自身を主人公とする物語は今回が初めてではなかろうか。いずれにせよ、革命初期と後半ではかなり人物像に違いがあるのは間違いなく、その、いわば「ダークサイドに堕ちる」きっかけが本作で一番のキーになるのだろうとわたしは想像していたわけだが、本作では、その陰にタレーランをはじめとする陰謀めいた動きがあったという解釈となっている。
タレーランと言えば、LEGEND柚希礼音さん(以下:ちえちゃん)主演の『ナポレオン』において、北翔海莉さん(以下:みっちゃん)が演じた、あの杖を突いている足の悪い外務大臣のことで、どうやら歴史上はタレーランは本作の舞台となる1793年から1794年にはイギリスに亡命して(その後アメリカに渡って)いたのでフランスにいたことはないはずだが(フランスに帰国したのは1796年)、どうやら本作では、実はタレーランの陰謀が、という物語になっている。わたし的にはもう、ちえちゃんナポレオンでのみっちゃんが超素晴らしかったので、悪役とは思いたくないのだが、今回のタレーランは悪い人でしたねえ! まあ、こういう歴史の誤用は、フィクションとしては十分アリ、だとわたしは思った。
というわけで、またフランス革命について書きだすと超長くなるのでやめておきます。以前『スカーレット・ピンパーネル』の時に書いた長い記事はこちらですので、興味があればどうぞ。まあ、宝塚作品では様々に取り上げられる事件なので、一度整理しておくと物語がもっと面白くなると思いますよ。
で。とにかく本作では、だいもん&まあやちゃんの歌ウマコンビによる素晴らしい曲が堪能できるわけだが、この二人以外でわたしがグッと来たジェンヌを以下列挙しておこう。
まずは、礼儀として、本作で退団を発表されている専科の沙央くらまさん(以下:こまちゃん)を挙げねばなるまい。わたしは2010年から宝塚歌劇を嗜むようになったわけだが、こまちゃんとの最初の出会いは、2011年の雪組版『ロミオとジュリエット』だったと思う。あの作品で、ジュリエットの乳母を演じたこまちゃんがやけに目立っていて、以来ずっと顔と名前の一致するジェンヌの一人だったのだが、とうとう退団の時が来てしまった。乳母の「ロミオなんざ、パリス伯爵に比べたら雑巾ですよ!」という台詞がわたしには忘れられないす。今回のこまちゃんは、ミュージカルでもソロがあったし、ショーの方でも明確なソロパートがあって、送り出す的雰囲気もあってとても嬉しかったす。一番長く過ごした雪組で卒業を迎えられて、ホント良かったと思った。
次は、本公演から雪組大劇場デビューとなった、月組からやってきた美貌のあーさ、こと朝美絢さんだ。やっぱりこの人は美しい、ホント美人ですな。ソロ曲もあったと思います(確か)。わたしはあーさに、1度はムラで、1度は日比谷でばったり出会ったことがあるけれど、何というか、顔の造詣が超整っているというか、何度も言いますが美人ですよ。サングラスしてても一発で、あっ!あーさだ!と分かるレベルでしたな。入れ替わりで雪から月へ移動したれいこさんこと月城かなとさんも美人ですが、わたしの好みとしては実はあーさの方が上です。今後のあーさの雪組での活躍に期待したいですな。歌もかなり良くなって、大変素晴らしいジェンヌだと思いますね。今回演じた役柄は、フランス革命では重要人物のサン=ジュスト。あ、本人も美貌だったんだ。そりゃあ―さにピッタリですな!
次は、とうとう雪組の2番羽を背負うに至った彩風咲奈さん(以下:さきさん)だ。応援されている皆さんは、今回の2番羽を背負って大階段を下りてくるさきさんの姿に感無量でしたでしょうな。このお方は、八重歯で分かります。何気に背も高く、新公主演も5回も経験しているし、ようやく明確な2番手として、今回は歌もかなり堪能できました。いずれ確実にTOPになれると信じて応援したいすね。今回の役柄としては、これまた意外と様々な作品にも登場するジョルジュ・ダントン。泣ける最期でしたなあ。
最後にもう一人。タレーランとともに陰謀をめぐらす? ロラン夫人を演じたのが、いつもは男役の彩凪翔さん。わたしはキャストを予習していなかったので、最初のころ、おかしい、彩凪さんがいねえぞ? とか思ってたオレのバカ! なんと今回は思いっきり夫人で最初から出てた! ことに途中で気が付いた。声からしてきっと普段は男役の方だろうと思っていたけれど、彩凪さんだったとは。見抜けなかったわたしはヅカオタ失格です……!
というわけで、後半はショー『SUPER VOYGER―希望の海へ―』である。これがまた大変ノリノリで、おまけにTOPコンビの歌も素晴らしく、大変楽しめたのでありました。
実はわたしはおとといの1月2日にNHK-BSで本レビューショーが放送されていたのをちゃんと観て予習していったので、開演前にキャトルで公演プログラムを買う時に、3分ほど迷ったんすよね……何を迷ったか、お分かりですよね? そうです。ポンポンです。買わねえとダメなんじゃねえかなあ……と、ホント悩んだんすよ? でも、でも……既にアラフィフのおっさんがポンポンを振り回してはしゃいでいる図を想像すると、ああそりゃあイカン! と自分却下となってしまったのであります。
しかしですね……結論を言っていいですか?
この作品を観に行く人は、絶対買っていくべきです! 絶対その方が楽しいと思いますよ! 買わなかったオレのバカ!! ↓この動画で、ちょっと練習していくことを強くお勧めします! このセンターのお方が、わたしが上でさんざん美人だと言っているあーささんこと朝美絢さんです。お綺麗でしょ?
というわけで、だいもんこと望海風斗さんのTOPお披露目を祝う、素晴らしいショーで大満足でありました。
では最後に、毎回恒例の今回の「イケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
「それがあなたの理想?」
「いや、願いだ。願いは未来だ。理想は思い出と共にある」
今回は、少し前半にあるこのセリフを選びました。今回は歌も多くて、他にもかなりカッコイイセリフが多かったけれど、願い、希望は未来だというセリフがわたしは今回一番グッと来たっすね。みんなのためを思って戦ってきた、けれど、最後はダークサイドに堕ち、断頭台の露と消えたロベスピエール。彼を単純な悪党とは、やっぱり思えないですな……。大変グッと来た物語でありました。
というわけで、結論。
現役最強の歌ウマと言われる望海風斗さん。いよいよ雪組TOPスターとしての大劇場お披露目となった『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~/SUPER VOYGER―希望の海へ―』をさっそく日比谷にて観てきたが、期待にたがわぬ素晴らしい作品であった。そして、相手のTOP娘役、真彩希帆ちゃんの期待以上の歌のすばらしさに、もう大興奮である。いやー、ホント良かったすねえ! ショーの方も、とてもだいもんのお披露目を祝う雰囲気もアリ、一方ではきっちりとこまちゃんの卒業を見送る雰囲気もあって、大変良かったと思います。しかし、とにかく今回、わたしとしてはまあやちゃんの歌にKOされたわけで、まあやちゃん……恐ろしい娘! と思いました。以上。
↓ 大学時代、この「ダントンの死」をドイツ語で読みました。翻訳しているお方が、もう亡くなってしまったけどわたしの指導教授でした。このダントンが、本作で出てくるジョルジュです。
というわけで、現在日比谷の東京宝塚劇場で絶賛上演中なのは、雪組公演『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~/SUPER VOYGER―希望の海へ―』というミュージカルとレビューショーの2本立てである。本公演は、新たなる雪組TOPコンビの大劇場お披露目公演であり、かつ、現役最強の歌ウマと言われる望海風斗さん(以下:だいもん)と、これまた歌ウマな真彩希帆ちゃん(以下:まあやちゃん)の二人にふさわしく、かの元・宙組TOPスター和央ようかさんの旦那としてもおなじみのフランク・ワイルドホーン氏の楽曲による作品で、わたしはもう、今日は大変に期待して日比谷に向かったのであった。
わかりやすく言うとわたしの脳内では、最強歌ウマ(だいもん+まあやちゃん)×ワイルドホーン氏の楽曲=超最高に決まってるじゃねえか! という計算式が成立していたわけです。そして観終わった今言えることは、この事前のわたしの計算に間違いはなく、全て計算通り! な素晴らしい作品で、大いに楽しめたのでありました。いやあ、ホント、だいもんの歌ウマぶりはもう分かり切っていることであったが、まあやちゃんがこれほどまでに歌えるとは、ちょっと想像以上でわたしは大満足であります。あんなにちびっ子(※公式では164cmなのでそれほどちびっ子ではない)で超華奢なのに(ウエストの細さが普通の人の首ぐらいしかない!)、真彩ちゃんにはホントやられたというか、現在の娘役TOPとしては、もちろんナンバーワンは月組のちゃぴちゃんであることは揺るがないとは思うけれど、歌だけに限っては、まあやちゃんはちゃぴに比類する凄い娘役であるとわたしの中で認識を新たにする必要がありそうだ。それほど、素晴らしかったです。
その実力のほどは、↑この動画でも明らかであろうと思う。これはマジで生で観た方がいいすね! 本作は、久しぶり? に歌率の高い作品で、数多くの歌を味わえる作品であった。
まずは、作品について触れる前に、去年後半からかなり顔ぶれの変わった各組のTOPスター及びTOP娘役など、備忘録としてまとめておこうと思う。今現在、宝塚歌劇の各組は、以下のような陣容となっている。
TOPスター | TOP娘役 | 2番手スター、主な新公主演経験者、 わたしの注目する娘役 |
|
花組 | 明日海りお (みりお・89期) 月→花 2014年5月~ 最強ビジュアル |
仙名彩世 (ゆきちゃん・94期) すっと花 2017年2月~ |
・柚香光/95期/かれー/ずっと花/新公主演3回 ・瀬戸かずや/90期/あきら/ずっと花/新公主演1回 |
月組 | 珠城りょう (たまきち・94期) ずっと月 2016年9月~ 最年少プリンス |
愛希れいか (ちゃぴ・95期) ずっと月 2012年4月~ 最強プリンセス |
・美弥るりか/89期/みやちゃん/星→月/新公主演1回 ・月城かなと/95期/れいこさん/雪→月/新公主演3回 ・暁千星/98期/ありちゃん/ずっと月/新公主演3回 ・海乃美月/97期/うみちゃん/ずっと月/新公ヒロイン3回 |
雪組 | 望海風斗 (だいもん・89期) 花→雪 2017年7月~ 最強歌ウマ |
真彩希帆 (まあやちゃん・98期) 花→星→雪 初舞台は月、組周りで宙も経験ありで全組制覇と珍しい歌ウマ娘 2017年7月~ |
・彩風咲奈/93期/さき/ずっと雪/新公主演5回 ・朝美絢/95期/あーさ/月→雪/新公主演2回 ・永久輝せあ/97期/ひとこ/ずっと雪/新公主演4回 ・綾凰華/98期/あやな/星→雪/新公主演1回 |
星組 | 紅ゆずる (紅子先輩・88期) ずっと星 2016年11月~ 意外と泣かせる最強コメディエンヌ |
綺咲愛里 (あーちゃん・96期) ずっと星 2016年11月~ 意外な低音ボイスがイイ |
・礼真琴/95期/こっちん/ずっと星/新公主演3回 ※わたしが一番応援しているお方。超歌ウマ。 ・七海ひろき/89期/かい/宙→星/新公主演1回 ・天華えま/98期/ぴーすけ/ずっと星/新公主演2回 ・極美慎/100期/きわみしん/ずっと星/新公主演1回 ※今の星組若手でわたしのイチ推し。 ・星蘭ひとみ/101期/せーらちゃん/新公ヒロイン1回 |
宙組 | 真風涼帆 (ゆりか・92期) 星→宙 2017年11月~ 長身の御曹司 |
星風まどか (まどちん・100期) ずっと宙 2017年11月~ |
・芹香斗亜/93期/キキ/ちゃん星→花→宙/新公主演4回 ・愛月ひかる/93期/あいちゃん/ずっと宙/新公主演4回 ・蒼羽りく/93期/りく/ずっと宙/新公主演3回 ・桜木みなと/95期/ずんちゃん/ずっと宙/新公主演2回 |
というわけで、本作『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~』だが、物語は宝塚の様々な作品に登場するロベスピエール閣下の栄光と挫折を描くもので、あの革命に燃えていた正義の男が、如何にして世界史史上最初のテロリスト=恐怖政治家になったのか? という物語だ。
ロベスピエールと言えば、革命を指導する正義サイドに描かれたり、恐怖政治によって人々を処刑しまくる悪役サイドのボスとして描かれたり、作品の視点によってさまざまなわけだが、彼自身を主人公とする物語は今回が初めてではなかろうか。いずれにせよ、革命初期と後半ではかなり人物像に違いがあるのは間違いなく、その、いわば「ダークサイドに堕ちる」きっかけが本作で一番のキーになるのだろうとわたしは想像していたわけだが、本作では、その陰にタレーランをはじめとする陰謀めいた動きがあったという解釈となっている。
タレーランと言えば、LEGEND柚希礼音さん(以下:ちえちゃん)主演の『ナポレオン』において、北翔海莉さん(以下:みっちゃん)が演じた、あの杖を突いている足の悪い外務大臣のことで、どうやら歴史上はタレーランは本作の舞台となる1793年から1794年にはイギリスに亡命して(その後アメリカに渡って)いたのでフランスにいたことはないはずだが(フランスに帰国したのは1796年)、どうやら本作では、実はタレーランの陰謀が、という物語になっている。わたし的にはもう、ちえちゃんナポレオンでのみっちゃんが超素晴らしかったので、悪役とは思いたくないのだが、今回のタレーランは悪い人でしたねえ! まあ、こういう歴史の誤用は、フィクションとしては十分アリ、だとわたしは思った。
というわけで、またフランス革命について書きだすと超長くなるのでやめておきます。以前『スカーレット・ピンパーネル』の時に書いた長い記事はこちらですので、興味があればどうぞ。まあ、宝塚作品では様々に取り上げられる事件なので、一度整理しておくと物語がもっと面白くなると思いますよ。
で。とにかく本作では、だいもん&まあやちゃんの歌ウマコンビによる素晴らしい曲が堪能できるわけだが、この二人以外でわたしがグッと来たジェンヌを以下列挙しておこう。
まずは、礼儀として、本作で退団を発表されている専科の沙央くらまさん(以下:こまちゃん)を挙げねばなるまい。わたしは2010年から宝塚歌劇を嗜むようになったわけだが、こまちゃんとの最初の出会いは、2011年の雪組版『ロミオとジュリエット』だったと思う。あの作品で、ジュリエットの乳母を演じたこまちゃんがやけに目立っていて、以来ずっと顔と名前の一致するジェンヌの一人だったのだが、とうとう退団の時が来てしまった。乳母の「ロミオなんざ、パリス伯爵に比べたら雑巾ですよ!」という台詞がわたしには忘れられないす。今回のこまちゃんは、ミュージカルでもソロがあったし、ショーの方でも明確なソロパートがあって、送り出す的雰囲気もあってとても嬉しかったす。一番長く過ごした雪組で卒業を迎えられて、ホント良かったと思った。
次は、本公演から雪組大劇場デビューとなった、月組からやってきた美貌のあーさ、こと朝美絢さんだ。やっぱりこの人は美しい、ホント美人ですな。ソロ曲もあったと思います(確か)。わたしはあーさに、1度はムラで、1度は日比谷でばったり出会ったことがあるけれど、何というか、顔の造詣が超整っているというか、何度も言いますが美人ですよ。サングラスしてても一発で、あっ!あーさだ!と分かるレベルでしたな。入れ替わりで雪から月へ移動したれいこさんこと月城かなとさんも美人ですが、わたしの好みとしては実はあーさの方が上です。今後のあーさの雪組での活躍に期待したいですな。歌もかなり良くなって、大変素晴らしいジェンヌだと思いますね。今回演じた役柄は、フランス革命では重要人物のサン=ジュスト。あ、本人も美貌だったんだ。そりゃあ―さにピッタリですな!
次は、とうとう雪組の2番羽を背負うに至った彩風咲奈さん(以下:さきさん)だ。応援されている皆さんは、今回の2番羽を背負って大階段を下りてくるさきさんの姿に感無量でしたでしょうな。このお方は、八重歯で分かります。何気に背も高く、新公主演も5回も経験しているし、ようやく明確な2番手として、今回は歌もかなり堪能できました。いずれ確実にTOPになれると信じて応援したいすね。今回の役柄としては、これまた意外と様々な作品にも登場するジョルジュ・ダントン。泣ける最期でしたなあ。
最後にもう一人。タレーランとともに陰謀をめぐらす? ロラン夫人を演じたのが、いつもは男役の彩凪翔さん。わたしはキャストを予習していなかったので、最初のころ、おかしい、彩凪さんがいねえぞ? とか思ってたオレのバカ! なんと今回は思いっきり夫人で最初から出てた! ことに途中で気が付いた。声からしてきっと普段は男役の方だろうと思っていたけれど、彩凪さんだったとは。見抜けなかったわたしはヅカオタ失格です……!
というわけで、後半はショー『SUPER VOYGER―希望の海へ―』である。これがまた大変ノリノリで、おまけにTOPコンビの歌も素晴らしく、大変楽しめたのでありました。
実はわたしはおとといの1月2日にNHK-BSで本レビューショーが放送されていたのをちゃんと観て予習していったので、開演前にキャトルで公演プログラムを買う時に、3分ほど迷ったんすよね……何を迷ったか、お分かりですよね? そうです。ポンポンです。買わねえとダメなんじゃねえかなあ……と、ホント悩んだんすよ? でも、でも……既にアラフィフのおっさんがポンポンを振り回してはしゃいでいる図を想像すると、ああそりゃあイカン! と自分却下となってしまったのであります。
しかしですね……結論を言っていいですか?
この作品を観に行く人は、絶対買っていくべきです! 絶対その方が楽しいと思いますよ! 買わなかったオレのバカ!! ↓この動画で、ちょっと練習していくことを強くお勧めします! このセンターのお方が、わたしが上でさんざん美人だと言っているあーささんこと朝美絢さんです。お綺麗でしょ?
というわけで、だいもんこと望海風斗さんのTOPお披露目を祝う、素晴らしいショーで大満足でありました。
では最後に、毎回恒例の今回の「イケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
「それがあなたの理想?」
「いや、願いだ。願いは未来だ。理想は思い出と共にある」
今回は、少し前半にあるこのセリフを選びました。今回は歌も多くて、他にもかなりカッコイイセリフが多かったけれど、願い、希望は未来だというセリフがわたしは今回一番グッと来たっすね。みんなのためを思って戦ってきた、けれど、最後はダークサイドに堕ち、断頭台の露と消えたロベスピエール。彼を単純な悪党とは、やっぱり思えないですな……。大変グッと来た物語でありました。
というわけで、結論。
現役最強の歌ウマと言われる望海風斗さん。いよいよ雪組TOPスターとしての大劇場お披露目となった『ひかりふる路~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~/SUPER VOYGER―希望の海へ―』をさっそく日比谷にて観てきたが、期待にたがわぬ素晴らしい作品であった。そして、相手のTOP娘役、真彩希帆ちゃんの期待以上の歌のすばらしさに、もう大興奮である。いやー、ホント良かったすねえ! ショーの方も、とてもだいもんのお披露目を祝う雰囲気もアリ、一方ではきっちりとこまちゃんの卒業を見送る雰囲気もあって、大変良かったと思います。しかし、とにかく今回、わたしとしてはまあやちゃんの歌にKOされたわけで、まあやちゃん……恐ろしい娘! と思いました。以上。
↓ 大学時代、この「ダントンの死」をドイツ語で読みました。翻訳しているお方が、もう亡くなってしまったけどわたしの指導教授でした。このダントンが、本作で出てくるジョルジュです。