いやー。もう大興奮ですよ。
 とうとう、US本国とほぼ同時に公開された『BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICE』 (邦題:バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生)を、初日金曜日18:20にTOHOシネマズ日本橋にて観てきた。タイトルが長いので、以下『BAT v SUP』と略します。
 なお、わたしが日本橋を選んだのは、まあ会社から歩いて15分ほどと近いこともあるのだが、字幕であり、3Dであり、そしてDOLBY-ATOMSであるためだ。以前、『GRAVITY』をATOMS版(@TOHOシネマズららぽ船橋)とIMAX版(@HUMAX成田IMAXシアター)を見比べて、映像は確かにIMAXの方がいいような気がしたが、音響はわたしの主観ではATOMSの圧勝だったので、以来、わたしはIMAXよりもATOMS派である。ま、IMAXは高いしムビチケが使えないところが多いから、という理由もあるけれど、とにかく、劇場で最も重要なのは音響だとわたしは感じている。
  さて。何から書こうか。言いたいことがいっぱいありすぎて、まだ頭の中でまとまっていない。なので、今回はわたしがうおーーーー!! と興奮した点と、マジか!? と驚いた点などを箇条書きであげつらうことにしよう。もちろん、ネタバレ全開です。もう、ストーリーを追う必要はないよね? 基本、予告どおりの映画ですので。まずは、予告を貼っておこうか。

 昨日の記事で散々書いたとおり、本作『BAT v SUP』は、2013年公開の『MAN OF STEEL』の明確な続編である。なので、昨日は、『BAT v SUP』を観る前に『MAN OF STEEL』を観ないとダメですよと書いたわけだが、ズバリ前言撤回させていただきたい。『BAT v SUP』は、正直『MAN OF STEEL』を観てなくても大丈夫だと思う。もちろん、基本的なSuprmanの知識というか、まったくSupermanやBatmanを知らない人は厳しいと思うけれど、わたしが散々コレジャナイと憤っている『MAN OF STEEL』事件は、観てなくてもたぶん大丈夫、だと思う。なぜなら、冒頭でゾット将軍との超絶バトルがブルース・ウェイン視点で描かれるからだ。なので、『MAN OF STEEL』で描かれたリアルなSupermanの葛藤なんてもう完全にどうでもいいのである。しかも、前作ではロイスとのロマンスなんてほとんどなかったのに、『BAT v SUP』では、猛烈に驚いたことに、完全にラブラブカップルで同棲(?)してる設定になっている。ええっ!? とわたしは驚愕を禁じえなかったが、これは実際アリである(なお、前作でロイスはクラーク・ケント=Supermanであることは既に知っている)。なので、前作は観なくてよろしい作りになっていて、これはこれで、非常に感心した。また、本作『BAT v SUP』は、Zack Snyder監督の本来の持ち味である漫画的な画作りが随所で見られ、スローモーションや過剰なライテイングなどが復活していて、きっちり「漫画」になっている。物語も、リアル成分を残しつつ、ちゃんとファンタジックな「漫画」要素もふんだんに含まれていて、非常に面白かった。なので、わたしの結論は、『BAT v SUP』はアリ、である。
 あと、ひとつだけ書いておきますが、本作『BAT v SUP』は152分と長い映画なのだが、MCUのような、エンディング後のチョイ見せ映像はないです。なので、エンドクレジットが始まったらもう席を立って大丈夫です。良く映画オタクは、エンドクレジットが終わるまで席を立つなという人がいるけど、わたしはエンドクレジットも観たいから最後まで観ているだけなので(わたしは最近、どのくらい日本人の名前があるかを探すのが趣味)、そうでない人は別に、最後まで付き合う必要は全然ないと思う。さっさと帰っていただいて構いません。
 ついでにもうひとつだけ。この映画、まったく意味のない夢のシーンなど、たぶん20分以上短縮して凝縮できると思う。ちょっと、ストーリー展開がごちゃついている感はあったことは記録に残しておこう。
 では、もうストーリー順ではなく、わたしが興奮したポイント、驚いたポイントなどをあげつらってみよう。まず、わたしが最も興奮したポイントから行こう。

 ■Batmanの怒り大爆発!!! Supermanを殴って蹴ってぶっ飛ばせ!!!
 いやーーーー。さすがBatman。今回の『BAT v SUP』ではとにかくBen Affleck氏演じるブルース・ウェイン=Batmanが猛烈にカッコイイ。芝居振りも完璧に近い。レックス・ルーサーの悪事にいち早く気づいたBatmanは、新型BAT-MOBILE(←暗くてよく見えない。けどカッコイイ!!)で追跡するも、頭の悪いSupermanに邪魔され、あまつさえ、「今日は見逃してやる」なんて偉そうな、傲慢な捨て台詞まで叩きつけられて、ギリギリ怒りを全身にたぎらせる。このシーンが昨日貼った予告で出ていた「You Will !!」の宣戦布告だ。そしてクライマックスの二人の対決シーンはもう最高である。身体能力で叶わない相手と闘うにはどうすればいいか。もちろん、必要なのは作戦である。わたしは、ジャンプの漫画『HUNTER ×HUNTER』を思い出した。ベテランハンターであるモラウは圧倒的な身体能力を誇るキメラアントと闘うにあたって、勝つために必要なものは何かを弟子に言う。「知恵と経験かね」。あのシーンとそっくり同じですよ。あるいは、吉岡一門との「一乗寺下り松の決闘」に挑む、宮本武蔵と言ってもよかろう。ブルース・ウェインは、本作では20年、Batmanとして悪と闘ってきたという設定になっていたが、そんなベテランヒーローに、Supermanが勝てるわけがないのだ。きっちりと計画し、体を鍛え直し、化け物と戦う準備を進めるブルース・ウェインは本当にカッコ良かった。獣を狩るには罠が必要ってことですな。そして始まった戦いでは、もうBatmanはSupermanをボッコボコである。もっともっともっと!!! 殴って殴ってその傲慢な小僧をぶっ飛ばせ!!! とわたしも観ていて歯を食いしばってしまった。まったくもって、ざまあ、である。
 そして、わたしはよーく分かった。要するに、Supermanは前作『MAN OF STEEL』で描かれたように、所詮はカンザスの田舎者のガキなのだ(記憶が怪しいが確か前作では32歳と言ってたような?)。しかも宇宙人だし。だから、まったく経験や知識が足りていない。思考そのものが幼稚だし、わたしから見れば、単なるゆとり小僧である。そんなガキが、20年間世界の最先端でビジネスをこなし、人と交流し、悪と戦ってきた男に勝てっこないことをこの映画は見せ付けてくれた。だから、この映画は、自分の能力にうぬぼれたゆとり小僧を、経験をつんだベテランオヤジがぶっ飛ばすという構造もあって、わたしのようなおっさん大歓喜ムービーなのである。マジでわたしは心から気持ちよかったです。はーーホントすっきりした。

 ■WonerWomanが超カッコイイ!!! つーかガル様最高!!!
 本作、『BAT v SUP』は、そのサブタイトル「DAWN OF JUSTICE」が示すとおり、今後のDCコミックヒーロー同盟「ジャスティス・リーグ」への序章という側面もあり、公開前から既に、Gal Gadot様演じるWonder Womanのビジュアルも公開されていた。先に書いてしまうが、本作には噂どおり、Aqua-Manもほんのチラッとだけ出てくる。おまけに、これもわたしは大興奮したが、なんとThe FlashもCyborgも出てくるのだ。ほんのチラッとだけだけど。めんどくさいのでAqua-ManThe Flash、Cyborgが何者かは書かないけど、とうとう映画に出演した彼らの姿には非常に興奮しましたが、何よりもう、Wonder Womanを演じたGal Gadot様の美しさには、全身全霊で大興奮ですよ。とにかく、綺麗、美しい、そしてセクシーであり、笑顔が最高に可愛い。今調べてみたところによると、この地球上には73億1735万人の人間が生きているらしいが、わたしは断言したい。Gal様はその頂点に立つ美しさである、と。いやあ、本当にGal様は綺麗でかわいくてセクシーだった。全人類の男が理想とする女性像と言ってもいいすぎ、かもしれないけど、わたしの究極理想は、この女だ。と思った。
 なお、すでに、Wonder Woman単独の映画は撮影に入っていて、インターネッツなる銀河にはその撮影フォトがリークされているので、気になる方は検索してみてください。そしてDCコミックでは、そういったスーパーパワーを持った存在を「メタ・ヒューマン」と呼んでいて、本作では、ブルース・ウェインがコイツらちょっと集合させないとイカンな、というところで物語は終わる。まあ、DCコミックにおける「メタ・ヒューマン」は、ある意味Marvelで言うところの「ミュータント」に近い感じですかね。本作『BAT v SUP』においては、Wonder Womanは顔見世的な扱いではあるけれど、Gal様の美しさは非常に目立ち、最終バトルに参戦するお姿は極めて凛々しくカッコ良くて大興奮でありました。とにかく、すさまじくいい女、である。最高。たぶん、本人に会ったら失神して自然と神を称えるように跪いてしまうと思う。会うことはないと思いますが。

 ■やっぱりよくわからんレックス・ルーサーの野望。お前、何がしたかったんだ!?
 これは物語上の、脚本上の問題点だが、正直に告白すると、わたしにはレックス・ルーサーが一体何をしたかったのか、良く分からなかった。Supermanが嫌いだってことは良くわかった。そしてSupermanを陥れようとしていることも良くわかった。でも、一体全体、お前の野望は何だったんだ!? という点は、今のわたしには良くわからない。もう一度観てみないとダメかも。分からなかったのはわたしだけ、かな!? わたしの理解力が劣っているせいかもしれないけれど、とにかく、わたしは興奮していて、レックスの目的が良くわからなかったのは残念。おまけにかなり抜けているというか、意外とうっかり野郎で、あっさりブルース・ウェインにデータやクリプトナイトを奪われるのは、若干興ざめではあった。ただし、演じたJesse Eisenbergの演技は素晴らしく、これは非常に見ごたえがある。彼は相当上手ですね。いかにもIT系バブリーな生意気な小僧を実に憎憎しく演じていて、本来のレックスとは若干違うキャラ付けだと思うけれど、本作での芝居振りは大変良かったと思う。そして非常にそれっぽい雰囲気を漂わせている秘書(マーシー・グレイブスという、DCコミックでは有名なレックスの片腕)も意外と無能で、ほとんど物語には関与しないお飾りキャラだったのが残念。せっかく我々日本人代表として参加した岡本多緒(a.k.a. TAO)嬢だが、今回は役割的に軽いのがもったいなかったと思う。こちらにインタビューがあるので、ご興味のある方はどうぞ。結構興味深い。

 ■で、BatmanはSupermanを許せたのか? 何が二人を分かり合えさせたか。
 この点は、わたしは結構驚いた。怒り爆発で散々ボコってやったのは気持ちよかったとして、物語的には二人は協力関係を結ばないといけないわけで、一体どうするんだ? と思っていたら、ここは脚本的に、上手い! やられた! と思う展開となった。実は本作は、冒頭に少年時代のブルース・ウェインが両親を殺されるシーンが入る。有名なシーンだよね。何ゆえ、ブルース・ウェインが悪を憎むかという原点だ。なので、わたしは、まーたこれやるんだ、と思いつつも、父親役をわたしが歴史に残る大傑作として大好きなZack Snyder作品『WATCHMEN』で、「コメディアン」という悪辣ヒーローを演じた役者Jefferey Dean Morgan氏だったことに大興奮していたため、きちんと母親の名前を記憶に残していなかったという失態を演じてしまった。しかもこのシーンは『WATCHMEN』で魅せたZack Snyder本来のスローモーションを多用した独特の画作りが明確に復活していたのでそっちに気が取られてしまっていた。このシーンで一番重要なのはブルース・ウェインの「母親の名前」だったのに、全然記憶に残していなかった!!
 なんと、ブルース・ウェインの母も、Supermanをクラーク・ケントとして育てた地球の母も、二人とも同じ「マーサ」だったのである。マーサ・ウェインとマーサ・ケント。偶然の一致がなんとBatmanとSupermanに和解をもたらす鍵となるとは、わたしはかなり驚いた。してやられた気持ちである。もちろん、冷静に考えれば、え、たったそれだけのこと? と思わなくはないが、わたしはこの展開が非常に気に入った。マーサ・ケントを助けたいSuperman。そして、マーサ・ウェインを救えなかった幼き頃のブルース・ウェイン。「チッ! マーサのためなら仕方ねえか」と拳を引くBatmanは、わたしには非常に説得力があるように思えたので、ここは拍手をもって称えたいと思います。

 あーだめだ、もっと書いておきたいことがあるのだが、もう長さ的に限界だ。

 というわけで、今日の結論。
 散々昨日は、『MAN OF STEEL』について、オレが観たかったのはコレジャナイ!! ということを書いたが、本作『BAT v SUP』は非常に爽快で、ゆとりヒーローSupermanがボッコボコにされるさまは最高に気持ちよかった。そして、なによりGal Gadot様が美しすぎて、超わたしの好みにジャストミートすぎて、本当に惚れました。Most Beautiful Woman in the Worldだと思います。
 で、明日も引き続き、『BAT v SUP』について、書き残した他のポイントを書こうと思います。以上。 

↓ シリーズ4作目、かな。実は観てないんすよ……抜かったなあ……チェックが甘すぎた……Gal様ハリウッドデビュー作。先日、WOWOWでシリーズ一挙放送があったので録画済です。さっさと観てみよう。
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