わたしが一番好きな映画は、やっぱり『STAR WARS』である。
 とうとう公開された『EPISODE VII』。
 今、観終わって、興奮しているところである。
 まず、ネタバレが困る人は、上映前にパンフを買っても1ページ目すら絶対に開いてはダメ!!!
 開くといきなり、『STARWARS』冒頭の文字が飛んでいく前後関係の説明の字幕のアレが載ってるので、開くことすらしちゃダメです(そのものではないと思う。ちょっと要約したモノが書いてあります)。
 はい。もうこの先は読まないでください。ここから先は、ネタバレ全開で行きますよ!!!
 あと、どうでもいいですが、昨日書いたわたしの妄想は、1個も合ってませんでしたw それだけは言っておきますw
-----<以下、自己責任で>-------
(※2015/12/21追記:結構ストーリーの順番・流れ・セリフがかなり適当ですが、致命的じゃないものはそのままにしておいた。わたしの勝手な脚色入りです)
 というわけで。まず最終予告からおさらいしておこう。
 
 もう、のっけから言う。100点満点で言うと、86.5点。
 どうしてこういう半端な数字かというと、90分ぐらいまでは、もう完全に100点満点でもいいとわたしは思った。が、残りの46分は、どう考えても60点程度だろう、とわたしは感じたからだ。(90÷136×100)+(46÷136×60)=86.47というわけで、正確な時間は計ってないので、あくまでアバウトなわたしの感覚であるが、次回、来週もう一度3D版を観に行ったときにきちんと計測してみようと思ってます。もちろん、回りにご迷惑をかけずに、そっと、ね。
 とにかく今回、解明されていない謎がそのまま残りすぎていて、まったくすっきりしない。超・生殺しですよJJさん!! とわたしは感じたのである。なので、レイがレンに捕まるあたりまではもう最高、と言いたいが、結局最期まで明かされない謎が多すぎだというのが、今回のわたしの不満である。
 ただ、明らかに言えることは、『EP:I』~『EP:III』より面白かったと思う。
 つか、『I』~『III』は観てなくても全然大丈夫な作りだったね。

 さて。それではさっそく、一人反省会を開催するとしようか。
 明日また落ち着いてから気づいたことを書くと思うので、今回はその(1)です。

 【1.わたしが絶賛する前半90分まで何が描かれたか】
 今回は、ある意味イベント上映と位置づけるべきだと思うので、それゆえ、だと思いたいのだが、冒頭、Lucas Filmのロゴに次に、すぐ A long time ago in a galaxy far, far away....といきなり始まるのは、はっきり言ってちょっと拍子抜けである。なんとなんと、20th Century Foxのロゴとファンファーレはなかった。オイオイ、なんだよもう、どうなってんだ? という時点でわたしとしてはマイナス10点ぐらい付けたところだが、もはやどうしようもない。そして、いつも通り、『STAR WARS』のロゴが来て、銀河に字幕が流れていく。EPISODE VII。間違いなく本編だ。わたしはこのEPISODE VII が出るまで、なんか過去のおさらいの特別映像じゃね? とかそんなことも思ったのだが、ファンファーレなしで本当に本編が始まっちゃったわけである。
 (※2015/12/19_AM02:31追記:今、グースカ寝てたのに出し抜けに目が覚めて、突如気が付いた。当ったり前だよ!! だって、Disney配給だもん。FOXのファンファーレが鳴るわけないじゃん!!! アホかオレ!!! でも、アレがないとホント寂しいもんですね……)
 そして、前後関係が文字で説明される。
 曰く、「ルークが消えた。しかし、今や再び銀河に暗黒勢力がはびこり、救えるのはルークだけである」ことが説明され、そして「ルークの消息を知る男の元に、反乱軍のエースパイロットと相棒のBB-8が派遣された」ことが説明される。
 ファーストショットは、とある惑星(まったく説明はないが、後にジャクーという惑星であることが分かる 冒頭の流れていく字幕で惑星ジャクーであることが示されてた)に巨大戦艦スターデストロイヤーの影がじわじわじわ・・・と侵食していく宇宙空間からの画で、場面はすぐにその惑星の地表に移り、エースパイロットが、ルークの消息を知る謎の男からMAPを保存した記録媒体を託されるところから始まる。
 ここまでは、まったく問題なし。カッコイイ。エースパイロットの名はポー・ダメロン。謎の男の名はロア・サン・テッカというが、この二人は、今までのSAGAには出てきていない新キャラだ。わたしは、ロア・サン・テッカって、そんなジェダイいたっけ? と思って観ていたのだが、なんとなんと、役者はMAX VON SYDOWじゃねーか!!! と気づいて、もう一気にわたしのテンションはMAXである。来た、まさかのマックス・フォン・シドーがSAGA初出演である!! 知らない人は、Wikipediaでも見といてくれ。超有名なスウェーデン人役者で、ベルイマンの『第七の封印』とか、『エクソシスト』で超おなじみのおじいちゃんである。
 また、地図を託され、それを反乱軍秘密基地に持って帰ろうとするのは、完全に『EP:IV』の冒頭と同じシチュエーションである。さすがJ・J・Abrams、お前ほんとに分かってる奴だな!! と、わたしはもう、冒頭のファンファーレなしを許していいとさえ思った。とにかく、『EP:IV』を思わせるシーンがこの後、すごく多い。物語の展開もちょっと似ている。だから、まあ、これまでのシリーズを見ないで今回の新作を観ようという人は、普通はいないだろうけど、『IV』~『VI』は絶対に観てないとダメ、だけど、『I』~『III』は、観ていなくても大丈夫だと思った。
 で。物語は、すぐにポーとロア・サン・テッカの元に、「ファースト・オーダー」と名乗る銀河帝国の残党的集団がやってくる。まずストームトルーパーがわーっとやってきて、その後から「カイロ・レン」が登場。カイロ・レンが何者か知っている銀河の旅人・テッカは殺され、ポーも捕まってしまう。だが、ポーは捕まる前に、記録媒体とBB-8に託し、BB-8を逃がしていた。ここも、まさしく『EP:IV』っぽい。
 そして、このわーっと出てくるストームトルーパーの中で、一人、挙動不審な奴がいる。どうも、無慈悲な殺戮をを躊躇している。それがFN-2187という番号しか持たないストームトルーパーである。その後、スターデストロイヤーに戻ったファーストオーダーご一行様は、捕らえたポーを拷問にかけるが、口を割らない。が、カイロ・レンのフォースであっさり心を読まれ、BB-8に記録媒体を託したことがばれると。(※2015/12/19追記:じゃあ最初からそうすればいいのに、拷問意味なかったじゃん、と思うかもしれないけど、ここが微妙で、何かとカイロ・レンと張り合うファースト・オーダーの若い将軍がいて、そいつの拷問ではポーの口は割らすことが出来なかったけど、レンのフォースの前には歴戦の勇者ポーもなすすべがなく、どうだ、オレのほうがお前より有能なんだよ、と上司の最高指導者に見せつける意味で、ちょっとだけ重要、かも?)
 一方その頃、逃げたBB-8は、砂漠で一人生きている謎の女子と出会う。今回の新ヒロイン、レイの登場である。なんと彼女の家は、AT-ATの朽ちた残骸であった。この辺も、ファンにはたまらないですな。そして、ピポピポしか言わないBB-8となぜか会話が出来てしまうレイは、スターデストロイヤーとかそういう朽ちた兵器から部品をばらして、それを売って生きてるらしいことが描写されるが、なんでまた一人で生きているのかは、家族を待ってる、ということだけしか分からない。彼女も、まったく記憶を失っているらしい。
 この後、「オレ今日で仕事辞めますわ!!」と、仕事に嫌気のさしたゆとり世代のFN-2187は、さっさと職場からバックレたい、けど、宇宙船を飛ばす技量はない、ので、じゃあ、捕らえた反乱軍のパイロットを助けて、操縦してもらおう、おさらばだぜ!! というわけで、ポーを連れてスターデストロイヤーから脱出すると。で、あっさりビーム砲を一発食らって、再び惑星ジャクーに墜落と相成る。その最中、ポーは、FN-2187に、「お前の名は? FN-2187? なんだそりゃ。わかったよ、じゃあ、フィンって呼ぶけどいいな?」というやり取りがあって、フィンと名づけ、以降FN-2187も自分をフィンと名乗るようになる。で、フィンは緊急脱出装置で辛くも助かったけど、ポーの姿はない。仕方ないので、落ちてたポーのジャケットを着て、砂漠をあてどもなくさまようと。
 で、フィンはレイと出会い、BB-8とも出会う。そういや、ポーは、丸型の、白とオレンジのドロイドを回収するためにジャクーに戻るんだと言ってたな、あれ? お前も丸くて白とオレンジだな、つーかお前か!! と相成ると。しかし、二人が出会ってすぐ、ファースト・オーダーの追っ手がやってきて大ピンチ、逃げろー!! となって、船を捜すと。よし、あっちの新型船を奪おう、というところで敢え無く新型船は砲撃を食らって大破、しょうがない、こっちのオンボロを奪うわよ!! と二人が駆け寄ったのが、なんとなんと、ミレニアム・ファルコン号じゃないですか!! ここまで25~30分ぐらいだと思う。いきなりのファルコン号登場に、もう大興奮ですよ。そして何故かメカにめちゃ強いレイが操縦するファルコン号でタイファイターを撃破して、宇宙に逃げる二人。一息ついて、これからどうすんべ? と相談してるところですぐに、デカイ貨物船? に拿捕されてしまう。どうしよう、ファースト・オーダーだったらヤバイ、と隠れる二人。しかし、ハッチが開いて入ってきたのは、これまた驚きの、ハン・ソロ船長&チューバッカさんご本人様たちの登場である。まさかこんな登場とは!! どうやら、ファルコン号はパクられて、ハン・ソロも探してたと。だけど、まーたソロ船長は借金が溜まってたようで、すぐにギャング的な連中がソロの元にやってくる。このときのギャングたちの名前を覚えてないのだが、ここでもわたしは驚いた。なんと、インドシナ映画で大ヒットしたアクション格闘映画『THE RAID』のあの二人じゃんか!!! えーと名前忘れた。そうそう、イコ・ウワイス君とヤヤン・ルヒアン氏ですよ。全然チョイ役だけど、SAGAに出られるなんて、心の底からうらやましい限りである。
 ちょっと、ストーリーを全部追って行くとキリがないので、以下、かっ飛ばしますが、どうも今回の悪役であるカイロ・レンは、まだ暗黒面のフォースを習得したばかりのようで、なんだかライトセーバー振り回して八つ当たりしたり、まだ一人前じゃないっぽいことが明かされ、また、ファースト・オーダーの最高指導者がスノークという存在であることも明かされ、極度にルーク復活を恐れていることがわかる。一方そのころ、ソロ船長の口からは、ルーク失踪の謎の原因が明かされる。なんでも、新たなジェダイ育成に頑張っていたのだが、一人の若者の反乱にあって、失敗したと。そして、その若者こそが、ハン船長の息子であり、まさしくカイロ・レンであることがほのめかされる。 ここまで大体50~60分ぐらいだと思う。で、ルークの居場所を知るには惑星タコダナ(JJが言ってた「高田馬場」をもじった惑星)にいる助っ人に会う必要があると。で、そこで謎のエイリアン的存在に出会って、レイは謎の声に導かれ、地下に置いてあった箱を開けてみる……と、そこにはライトセーバーが!! レイは恐る恐るライトセーバーを手にする、と、急に過去のビジョンがフラッシュバックして、どうやらレイは、かつて少女時代にルークの元にいたっぽいことがほのめかされる。と、その様子を見ていた謎エイリアンは、そのライトセーバーはルークのものだと言う。何でまたそんなモノが? さらに謎エイリアンは、レイに、フォースのお導きじゃ……と告げるが、受け入れられず、森をさまよううちに、ファースト・オーダーの新型惑星破壊兵器が炸裂して、共和国の母星は破壊されてしまう(この破壊される惑星は、どう見てもコルサントなんですが、パンフによるとコルサントから遷都した新しい惑星だそうです)。その強力なビームが惑星タコダナの空を過ぎり、そうこうしている内にレイたちがタコダナにいることも通報されていて、カイロ・レン率いるファースト・オーダーたちがタコダナへ襲来し、バトル開始。なすすべなく捕まるソロ船長たちだが、ここぞというときに、ポー率いるX-WING部隊が救援に。ポーはちゃんと生きてた!! と思う間もなく、レイはレンに捕まり、連行されてしまう。

 と、ここまでが大体90分ぐらいだと思う。ここまでは、わたしとしてはもうずっと大興奮で、やっぱりJJはすごい!! これは100点満点ですよ!! と思っていたわけです。
 しかし、もういい加減長いので、今日はここまで。
 明日は、【2.多くの謎を残したまま、物語はクライマックスへ】と、【3.残された謎と問題点についてまとめ】について書く予定です。ホントにサーセン!!
 ※2015/12/19追記:というわけで、続きはこちらへ●