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 いやあ~……最高だったすね! コイツは面白かった! 今年はあまり映画を観に行けていないけれど、まあ、ダントツの完成度とダントツの面白さで、今のところ暫定ナンバーワンですなあ!
 何のことかって? そんなのコイツに決まってるでしょうが!!

 というわけで、US本国よりも数日早い昨日から日本公開となった『SPIDER-MAN:FAR FROM HOME』 であります。いやー、本当に素晴らしかった! とにかく内容盛りだくさんで、これはMCU=マーベル・シネマティック・ユニバースにとって極めて重要な作品であったと言えると思う。
ポイントとなるのは……
 ◆そもそもの本筋である物語が最高に面白い
 ◆本筋に影響を及ぼしている、MCUの世界観設定が超秀逸に決まっている。
 ◆コミック原作への深いロイヤリティ(忠誠心)が観ていて感動的
 という点にあるような気がしますね。これは本当にお見事としか言いようがないすわ。まずはざっくりと、これまでのまとめと本作の物語をまとめてみよう。間違いなく言えることは、MCUのこれまでの歴史を知らないと、本作を味わうことはできないことでしょうな。まあ、そんなのは当たり前の大前提ですよ。
 で、MCUにおける『SPIDER-MAN』単独の物語は、本作で2作目であるものの、実のところ主人公スパイディ=ピーター・パーカー君がMCUに登場するのは、これでもう5本目だ。
 <初登場>:MCU最高傑作とわたしが認定している『CAP:CIVIL WAR』に緊急参戦。CAPと分かり合えない深い溝ができてしまったトニーが、なにやらNYCで悪者退治にいそしんでいる「蜘蛛男」のうわさを頼りに、ごくあっさり正体を見破り、ある日突然、ピーター君の前に現れスカウト。この時トニーは、あくまで助っ人として助力を要請するが、世界的な大富豪&天才と知られているトニーのスカウトに大興奮したピーター君はそれなりに活躍するも、それほどは深く描かれず、顔見世に終わる。
 <単独主演>:初の単独作『HOME COMING』にて、『CIVIL WAR』のその後が描かれる。トニー謹製のSPIDERスーツをもらって大はしゃぎのピーター君は、CIVIL WARののち、僕もアベンジャーズの一員になって大活躍したい、とずっとトニーからの連絡を待つ日々だったが、トニーからは連絡なし。つれない対応にしょんぼりしているが、NYCに現れた悪党ヴァルチャー(及びその手下)との戦闘で、若干ミスってしまってトニーに怒られ、スーツも取り上げられてしまってさらにしょんぼりは深まる。が、最終的にはヴァルチャー退治に成功し、トニーもピーター君の活躍を認め、ラストは記者会見で、新たなるヒーローの誕生だ、と派手に紹介しようとしたところでピーター君はそれを断り、「NYCの親愛なる隣人」でいることを選択する。この作品の一番素晴らしいところはこのピーター君の選択で、原作コミックのCIVIL WARでは記者会見でマスクを脱いで、自分がSPIDER-MANであることを明かすのだが、見事にその流れを断る点にあろうと思う。女の子にモテたい、自分がSPIDER-MANであることを明かせばモテる、という前振りが何度もあるのに、それをきっちり断って、モテることより自分のできることを頑張る、というピーター少年の決断は実にカッコ良かったすな。そしてこの作品では、若干暗くてブラックなことばかりつぶやいている謎のプチストーカー少女こそ、SPIDY世界のヒロイン「MJ」だった! というラストも実にお見事でした。
<3作目&4作目>:『INFINITY WAR』勃発。NYCのマンハッタンにやってきた宇宙船を、スパイダー・センス(=何気に重要な能力で、今回のFAR FROM HOMEではカギとなる危機察知能力)でいち早く感知したピーター君は、スクールバスから現場に急行、戦闘中のトニーを助け、拉致されたDr.Strangeを追って宇宙船にしがみつくが、成層圏を突破する辺りで意識朦朧となり、上空から落下するもトニー謹製の「アイアン・スパイダー」スーツを装着、トニーには家に帰れと言われてたのに宇宙船に潜入、結果、THANOSの手下一人をぶっ飛ばすことに貢献し、トニーにはアベンジャーズの一員として認められる。そしてTHANOSとの戦いに挑むも、THANOSの「選択」で消滅することに。しかしご存知『END GAME』で普通に復活しました。ただしその代償は―――トニーの命だったわけです。
 <5作目となる本作『FAR FROM HOME』>:INFINITY WAR~END GAME事件から8カ月後の世界。物語としては、もう予告で描かれている通り、高校生としての夏休み、サイエンスクラブの合宿旅行(?)で訪れたヨーロッパを舞台に、ピーター君としては大好きなMJに告白したい、けれど謎の怪物が世界各国に現れていて、トニー・スターク=IRONMANというスーパーヒーローを失った世界はSPIDER-MANの力を必要としていた……。
 というお話なわけだが、スーパーヒーローとしての活動は、ピーターが「NYCの親愛なる隣人」であろうとする気持ちと、さらに高校生として恋と青春をエンジョイしたいという気持ちともバッティングしてしまうわけで、ピーター君は大いに悩むわけです。おまけに、ピーターが尊敬してやまないトニーからの遺品(=トニー愛用のサングラスで、ARシステムが実装され、地球防衛装置(と言えばいいのかな?)にダイレクトにリンクした強力な一品)も、ホントに僕が持ってていいんだろうか、なんて悩みもあって、もう大変なわけです。
 しかし、後半、自分の行動が間違っていたことに気づいてからは、前を向いて自らの失敗を取り返すべく、超がんばるわけですが、それがまたなかなかけ健気なんすよ! ピーターはトニーを失っても、きっちり自分で成長を果たしたわけで、そんな、「少年の成長物語」が面白くないわけない! のです。本当に良く練られた脚本で、実にお見事でありましたなあ! マジ最高でした。
 というわけで、以下、キャラごとに演じた役者と共に思ったことをメモしておこう。
 ◆ピーター・パーカー=SPIDER-MAN:演じたのはもちろんTom Holland君23歳。演技的にも完璧に近く、悩める姿、しょんぼりな顔やはじける笑顔など、高校生そのものな感じでとにかく最高だったすね。そもそも、SPIDER-MANは、マーベルコミックの中では(一部のX-MENキャラを除いで)最年少の少年ヒーローで、これまでの映画シリーズのような、恋愛中心のキャラではなく、原作に最も忠実な描かれ方なのではないかと思う。しかし、本作のエンドクレジット後のおまけ映像では、ついに自分がSPIDER-MANであることを明かされてしまって、今後どうなるのか、超楽しみっすね! そして、とうとうMCU版にもデイリー・ピューグル編集長(どうやら時代を反映して新聞社ではなくネットニュース配信社?)も参戦、おまけに演じた役者がSam Raimi監督版3部作で同じ役を演じたJ.K.Simmons氏だったことに、もうわたしは大興奮したっすわ! あれはもう、ファンは全員、な、なんだってーーー!? なおまけ映像でしたな。最高でした。
 ◆ハッピー・ホーガン:悩めるピーター君の前に現れる大人その1。演じたのはもちろんJohn Favreau監督52歳。お馴染みトニーの運転手兼ボディガード(?)のハッピーは、今回は美人過ぎるおばさんでお馴染みのメイおばさんのケツを追っかけつつ、後半、ピーターが決断してからはいろいろとサポートしてくれた強い味方。だけど、ちょっとあんた、弱すぎだし、メイおばさんを見る目が完全にエロオヤジなんですけど大丈夫ですか!? トニーが生きてたら、なんと言われるか……まあ、今後もピーター君をサポートしてあげてくださいね。
 ◆ニック・フューリー:悩めるピーター君の前に現れる大人その2。Samuel L. Jackson叔父貴しか演じられるわけがありません。基本的にこの人は偉そう&口だけ人間に近く、ピーター君の力にはほとんどなってない。さらに、この人はTHANOSの選抜で消滅した側なので、5年のブランクがあるのでイマイチ本調子じゃないみたい……と思わせといて、なんなんすかあのおまけ映像は!? 要するに、今回出てきたニック・フューリーは全部スクラル人のタロスが変身してたってことなんすか!? マジかよ!! この設定って必要だったかなあ!? まあ、どうやら本物のニック・フューリーは銀河のどこかでお仕事中みたいすね。ま、今後のMCUがどうなるかさっぱり謎ですが、その「今後」のための伏線なんでしょうな。うおお、すげえ楽しみであります!
 ◆クエンティン・ベック=ミステリオ:悩めるピーター君の前に現れる大人その3。演じたのはわたしが結構好きな役者の一人であるJake Gyllenhaal氏38歳。やっぱカッコイイすねえ、この人。そして、SPIDER-MANにちょっと詳しければ、ミステリオのことも知ってるはずで、わたしはもうずっと、予告でやけにイイ人っぽく描かれる「ミステリオがイイ奴のわけがないんだけど……どんな話になるんだ?」とドキドキしていたわけで、本性が現れた時は「やっぱり……!」ではあった。しかし、脚本的に、コイツが悪党だってことは一切匂わせず、実にお見事な大どんでん返しであったとわたしは大絶賛したい! 素晴らしかったね。ここでこう来るんだ!? と誰もがびっくりな展開は完璧に決まったすね。こういう点も、原作へのロイヤリティの高さがにじみ出てますよ。しかも、原作ファンには、アース616とかアース833とか、「それっぽい」ミスリードを誘うようなセリフも、実に原作へのリスペクトが感じられる素晴らしい脚本でした。そしてJake氏の演技も良かったすねえ! わたしとしては大絶賛いたしたく存じます。
 ◆ネッド:MCU版ではおなじみの、ピーターの親友のデブオタ君。いやあ、今回の「ネッド、大人への階段を上るの巻」も実に素晴らしかったすねえ! ネッドに春が来るとはなあ! しかも、ネッドの素晴らしいところは、彼女ができても、彼女に付きっきりになることなく、キッチリとピーターの相棒=椅子の男として活躍してくれるんだから、ホントにコイツはイイ奴ですよ! 演じたのはもちろんこれまでネッドを演じ続けてくれているJacob Batalon君23歳。なるほど、Tom Holland君と同い年なんすね。君たちコンビはこれからもずっと頑張ってほしいすね!
 ◆MJことミシェル:前作『HOME COMING』では、むしろ彼女がピーター君大好きで、若干ストーカーめいた挙動不審な女の子だったし、おまけにピーター君も別の女の子に夢中だったのだが、今回はもう、ピーター君の方からMJ大好きに。まあ、おっさんからすれば、二人がもうお互い大好きなのは見え見えなので、YOU、さっさと告っちゃえよ! なわけですが……なかなか甘酸っぱくて良かったすね。つうか、演じたZendayaちゃんはミュージシャンとして大人気なわけだけど、この子はなんとなく日本人的顔立ちだし、観ていると話が進むにつれてどんどんかわいく見えてきますな。エンディングではSPIDER-MANに抱かれてマンハッタンの空をスィングしまくる映像も流れて、なんか微笑ましかったすな。青春しやがって! ところで、ピーター君もネッドもMJも、揃って5年間消えていた側なわけですが、本作では、トニーの逆パッチンによって、消えた人がどう復活したかもちょろっと描かれてました。わたしはその映像を見て椅子から転げ落ちそうなぐらいびっくりしたんだけど……どうやら、「消えた場所で(?)、突然、パッと復活した」らしい。うっそだろ!? そんな復活だったのかよ!? とわたしとしては超驚いたす。だって、飛行機に乗ってた人とかもいたはずで、そういう「消滅した時の場所がアレだった人」たちってどうなったんでしょうなあ?? 謎っす。
 いっけねえ! もうクソ長いからこの辺にしとこう。

 というわけで、もうぶった切りで結論!
 超楽しみにしていたMCU最新作にしてPHASE-4の最終作となった『SPIDER-MAN:FAR FROM HOME』を観てきたのだが、一言で言えば最高でした。控えめに言っても、最高だと思います。真面目な少年が、悩みや悲しみを乗り越えて成長するという物語は、もう鉄板でしょうな。実に面白かったすね。悔しいぐらいに。MCUとしても極めて重要な作品であったと思う。しかしなあ、ホントにパラレル・ワールドの「マルチ・ヴァース」の設定を使わなかったのは大正解だと思いますね。アレはもう、収拾がつかなくなるし、これまで、を無視しちゃう禁じ手だと思うな。まあ、それを使って台無しになったのがFOX版『X-MEN』なわけで、MCUがその道にまっしぐらにならず、ホント良かったと思います。つうかですね、ニック・フューリーは一体何をしてるのでしょうか? そして正体がバレたピーター君の今後の運命やいかに!? というわけで、今後もますます楽しみなMCUは、本当に最高だと思います。完璧だったっすね、マジで。以上。

↓ まずはコイツを読もう! 話はそれからだ!
スパイダーマン (1) (MF文庫)
池上 遼一
メディアファクトリー
2002-05

 まったく根拠はないのだが、恐らく、40代以上の男で「果たしてオレの髪はいつまで元気でいてくれるのだろうか……」という思いにふけったことのない方は、ごく少数派であろうと思う。まあたいていの男が、40も後半となると自らの親父やじいさんを思い浮かべ、オレもヤベえかもな……という悲しみと不安と恐怖に打ち震えるモノだと思うが、わたしの場合、どうもここ2年ぐらいで、本当に、もうこれは自らを偽って気が付かないフリはもはやできない、というか、むしろ自らネタにして周りに「もうオレ、マジで髪が薄くなりつつあるんだけど、人生終了っつうか、心の底から絶望だよ……」というトークをかます必要が生じてきたのである。もはや笑うしかないこの事態に、わたしの心はズタズタに傷ついているのであった……。
 そして4日前、ここ10年ぐらいわたしの髪を切ってくれているイケメンのヘアスタイリストさんに、もうオレダメっすわ……つうか、どうしたもんすかねえ……と悩みを打ち明けてみたところ、まあ、営業トークとして、いやいや、まだ全然いけるっすよ!と言ってもらったものの、今後の「オレの髪をどうしたらいいか問題」に関する基本方針を打合せることにした。その結果、
 1)いきなりだとアレなので、だんだん短くしていく
 2)短い髪がお馴染みになった6~9か月後ぐらいに、第1形態としてまず、Tom Hardy氏 またはDaniel Craig氏を目指す
 3)そして薄くなる進行に合わせて、第2形態としてKEN WATANABE氏的なスタイルを着地点とする
 4)いよいよKENさんヘアーもキツくなったら、第3形態はもうJason Statham氏を目指して無精ひげも同時装着するしかなかろう
 5)そしてそれも叶わなくなった時の最終形態は、もはやBruce Willis氏しかねえ!
 とまあ、こういう結論に至った。わたしもイケメンスタイリストさんも映画が大好きなので、以上の方針に決定した結果、今、わたしは今までよりチョイ短めの髪になっております。まあ問題は、わたしの髪の薄くなる進行度と、髪型の変化がシンクロするかだが、わたしの場合、どうも額が広くなるよりもてっぺん、つむじ付近の薄さがヤバイ状態であり、残念ながらザビエル化する可能性の方が高そうで、ホント、日々絶望に打ちひしがれている……。ああ、理科1の先生を「ザビたん」とか言って笑ってた中学生当時のオレよ、お前は自分を笑ってたんだぞ……。
 はあ……ホント長生きしていいことあるのかなあ……何もないような気がするなあ……。
 ―――というのは、まったく関係ない前振りである。
 今日、わたしはTom Hardy氏主演の『VENOM』を観てきたのだが、普通に面白かったのは良かったとして、やっぱりTom Hardy氏はかっこいいなあ、と思ったのが一つ、そして、ある意味予想通り、まったくもって『SPIDER-MAN』とは関係ない物語になっていて、ちょっとその点だけ残念だったかも、という感想を持ち得た。
 えーと、髪の話は、単にTom Hardy氏繋がりなだけっす。サーセン! そして以下はネタバレ全開になる可能性が高いので、また観ていない方はここらで退場してください。

 というわけで、『VENOM』である。このキャラクターは、別にMARVELコミックに詳しくなくとも、Sam Raimi監督&Tobey Maguire氏版の『SPIDER-MAN3』にも登場したので、映画好きならもうお馴染みだろう。あの、宇宙から飛来した謎の液体生命体で、SPIDER-MANに寄生して「BLACK SPIDY」になるアイツ、別名「シンビオート」である。まあ、原作的にはいろいろあるのだが、その辺は割愛します。いろいろありすぎるので。
 そしてこれももはやお馴染みな通り、今、破竹の勢いを誇るMARVELコミックも、1990年代にはホントにガタガタで経営破たんし、2009年にDISNEY傘下となることで企業再生を果たしたわけで、その20世紀末から21世紀初頭の黒歴史時代は、当然「売れるモノは売れ!」ということをせざるを得なかった。その結果として、有力IP(の映画化権などの二次利用権)はバンバン売られており、『SPIDER-MAN』はSONYに、『X-MEN』や『FANTASTIC4』などはFOXに売られてしまったわけである。
 ズバリ言うと、現在大人気でわたしも大好きなMARVEL CINEMATIC UNIVERS(MCU)は、売れ残って人気のなかったIRONMANからスタートするしかなかったのだと思う。まあ、正確に言えば、MCUが始まったのはDISNEYに買収される前で、MCUというプロジェクトの成功でMARVELは企業価値を高めることに成功し、DISNEYに、買ってもいいな、と思わせたわけで、MCUというプロジェクトがMARVELを救ったと言えるのではなかろうか。
 というわけで、MCUには『SPIDER-MAN』や『X-MEN』のキャラクターを登場させることはできないわけだったのだが、去年、世紀の大英断といわれるSONYの決断によって、SPIDER-MANがとうとうMCUに登場することとなった。その活躍ぶりは『INFINITY WAR』でもいかんなく発揮されていて、もはやSPIDY抜きのMCUは考えられないほどなのだが……果たして本作『VENOM』に、MCUへのつながりは描かれるのだろうか、という点がわたし的には実は一番楽しみであった。誰だって、SPIDY抜きのVENOMの物語って、面白くなるのかなあ? と普通に思うよね。
 しかし、冒頭、物語の舞台となるのがSan Fanciscoであることが明示された時点で、わたしはもう、MCU的つながり=SPIDYの登場は諦めた。なにしろSPIDER-MANはNYCに住んでいる高校生なのだから、こりゃもう、登場する見込みはなかろうと冒頭で分かった。ただし、わが友Mくんは、きっとラストのおまけ画像で、エンパイアステートビルのてっぺんにチラっと出て来るんじゃないすか? とか言ってたため、確かにあり得るかも……と最後のおまけ映像も期待したのだが、おまけ映像でもMCUつながりはナシ、であった。ただしその代わりに、おまけ映像においては、VENOMとセットで語られることも多い(?)有名キャラ、CARNAGEのまさかの登場で、これはこれで相当興奮したっすね。しかもCARNAGE(に寄生されるキャサディ)を演じたのは、なんとWoody Harrelson氏ですよ! これはシリーズ化する気満々なんでしょうな、きっと。なお、おまけ映像は一番最後にもありますが、これは劇場でお楽しみください。
 ああ、いかん、全く余談ばっかりになってしまった。
 だって……ええ、実のところ、本編の物語についてはあまり語ることがないんすよね……物語的には、ジャーナリストの主人公エディが、シンビオートに寄生されてVENOMとなり、シンビオートを地球に持ち込もうとした悪い人をぶっ飛ばすだけのお話で、正直、観ていて、なんでエディとVENOMがあんなに仲良く手を組むのかさっぱりわからないし、VENOMが地球を気に入っちゃった理由もよくわからない。一応物語では、エディもVENOMも「人生の負け犬」同士であり、そこが気に入った、みたいな説明はあったけど……ま、なんだそりゃ、ですわな。なので、別に感動するとか、そう来たか!的な気持ちよさは全くなかったと思う。原作ファンとしては「We are VENOM!」のセリフだけで大興奮できたかもしれないすね。
 とはいえ、それでも、普通に面白い映画であるのは間違いないと思う。それは、結局のところVENOMがイイ奴で、ほぼ正義の味方として大活躍し、悪者をぶっ飛ばすという爽快感がきちんとあって、スッキリ感という意味でのカタルシスはきちんと観客に提供されるからだと思う。そういう点では、本作はきちんと起承転結がつくられていて、クオリティは保証されていると思う。映像的な見ごたえもあるし、まあ、何にも知識なく、いきなりこの映画を観ても十分に楽しめると思います。そういえば、この派手な映像と妙な正義感は、映画としての『DEADPOOL』にとても近いようにも感じたっすな。
 というわけで、4人だけ、メインキャラと演じたキャストを紹介してさっさと終わりにしよう。
 ◆エディ・ブロック:ジャーナリストというかTV局お抱えYouTuberのような男。ただし、自分の彼女のPCを勝手にいじって得た情報で突撃取材を敢行するなど、頭は相当悪く、はっきり言って全くコイツには共感できなかった。当然そんな男なので、仕事を失い、彼女にもあっさり振られ「負け犬」に。コイツ、VENOMに寄生されなかったら人生終了だったよ、きっと。そんな、ある意味だめんずなエディを演じたのがTom Hardy氏41歳。意外と若いな。元部下のA嬢が大ファンで、唇がセクシーなのがお気に入りらしいけど、まあ、確かにカッコいいのは間違いないす。この人はいつも、なんだかモゴモゴしゃべるイメージがあるけど、本作ではやけに滑舌良かったすね。わたしも髪型をTom氏に寄せていく予定だけど、まあ、ブサメンのわたしが似合うかどうかはまだ分からんす、こりゃアカン、と思ったら早めにKENさんヘアーに移行しようと存じます。
 ◆アン:エディの元彼女。エディの暴挙によって一緒に職を失うことになり、エディにブチギレて三下り半を突きつける。そしてさっさと外科医の彼氏と同棲を始める切り替えの早いお方。ま、女性はそういうもんですよ。これはエディが全面的に悪いのでどうにもならんすな。むしろエディは未練たらたらで彼女の家の前でうろうろするという、軽いストーカーと化し、彼女にはごくあっさり、復縁はあり得ないとつめたーーく言われちゃう下りは、もう笑うしかなかったす。そしてそんな彼女、アンを演じたのは、なんとMichelle Williamsさんであった。わたしはMichelleさんが本作に出ていることを全然予習してなかったのでびっくりした。現在38歳か……このお方は、なんか妙に童顔に見えますね。本作ではなぜかタータンチェック(?)のミニスカ着用で、なんちゃって女子高生風な衣装は監督の趣味なのか、原作通りなのか、わたしにはわからんす。大変よくお似合いだったので、わたしとしてはアリ、です。
 ◆カールトン・ドレイク:ライフ財団のTOP。天才。がんの治療薬を16歳(だっけ?)で発明し、巨万の富を得る。そしてその金で現在宇宙開発にご執心。というのも、彼の考えでは、もう地球の資源は枯渇しており、人類は宇宙進出しないとダメ、と思い込んでいて、宇宙移民の際に、宇宙生物と融合するのが解決法だ、とか考えているため、自らシンビオートと同化、RIOTとしてVENOMと戦うことに。もうちょっとその天才頭脳を別の方向に向けてればよかったのにね。ちなみにRIOTは、VENOMの上官でシンビオートの中でも強くて偉いらしい。わたしは知らんキャラでした(わたしは最初、CARNAGEキター!とか思ったけど盛大な勘違いでした)。で、演じたのは、『ROGUE ONE』のボーディーでお馴染みRiz Ahmed君35歳ですよ! あの、元帝国軍のパイロットでお父さんのメッセージをソウ・ゲレラに運んできた彼ですな。あの時は汚いカッコで無精ひげだったけど、今回はきれいなスーツ&すっきりさっぱりな顔でした。結構イケメンじゃないすか。
 ◆スカース博士:ライフ財団で働く医師(?)。医学発展のために働いていたと思ってたのに、裏では人体実験をしていたことにショックを受けて、シンビオートの情報をエディに漏らす人。そして気の毒な最期に……。そしてこの博士を演じたのはJenny Slateさんという女性で、この方は去年観てやけに感動した『gifted』の、担任の先生を演じた方ですな。どっかで見た顔だと思ったけど、パンフを読むまで思い出せなかった……。本作ではイケてないダサめがねでしたが、本来はかなりの美人です。

 とまあ、こんなところかな。なんかまるで関係ない話ばかりでサーセンした!

 というわけで、さっさと結論。
 MARVELコミックの人気者、SPIDER-MANのキャラクターでお馴染みの『VENOM』単独の映画がソニーによって製作され、公開されたのでさっそく観てきた。VENOMを描くのにSPIDYが出なくて大丈夫なんだろうか、と思って観に行ったのだが、まあ、普通に面白かったと言っていいだろう。主人公エディには全く共感できなかったけれど、派手なアクション、ちょっと親しみ?を感じさせる面白キャラ、という点では、なんとなく映画的には『DEADPOOL』に似ているような気がしました。そしてTom Hardy氏はやっぱりカッコイイすね。それなりに全世界的にはヒット中なので、続編が作られたらまた観に行くと思います。その時は、SPIDYが出てきてほしいのだが……どうでしょう、難しいかな……まあ、わたしとしては、さっさとX-MANがAvengersに参加してくれた方がうれしいす。全然まとまらないけど、無理やりですが、以上。

↓ MCUじゃないけど、やっぱりSam Raimi監督版の爽快感はイイすねえ!

【注意!書き終わった今、やっぱり注意喚起を冒頭につけることにします。以下はまだ『INFINITY WAR』を観ていない方は読まないでください!! ネタバレなしには感想は書けないす。決定的なネタバレも含まれていると思いますが、観ていない人には全く通じない内容になっているし、わたしは根っからのトニー派なので、CAP派の方は不愉快な記述もあると思います。つうかですね、こんなBlogを読むよりも、今すぐ劇場へGO!でお願いします】

 というわけで、さっそく会社帰りに観てきた『AVENGERS | INFINITY WAR』。
 当然、わたしはもう、相当ワクワクして日比谷TOHOへ赴き、IMAX 3D版で鑑賞してきたのだが……本作は、監督がネタバレ禁止を訴えているので、何を「書いていい」のか、困っている。
 しかし、はっきり言って、わたしの個人的な意見としてはネタバレされてても別に困らない内容だったと思うし、ほぼ物語の流れは、誰だって想像するようなもので、そこにはとりわけ驚きはなかったように感じられた。最後に公開された予告はこんな感じであった。

 メインプロットは、THANOSが6つのインフィニティ・ストーンを欲しており、それぞれをひとつづつGetしていく過程で、激しい戦闘となる、というものであることは、もう誰しもが想像する通りである。故に、わたしとしては本作の見どころは以下に整理できると考えていた。
 ◆どんな順番で「石」が揃っていくのか?
 ◆全部揃うのか、阻止できるのか?
 ◆いまだ存在が謎の6つ目の「石」ソウル・ストーンはどこに?
 ◆そもそもTHANOSは何故「石」を揃えて銀河の生命体を半減させたいのか?
 ◆トニーとCAPはどう和解?するのか、しないのか。

 結論から言うと、「石」は6つ、すべて揃う。そしてラストは大変な事態となる。その点では確かに、衝撃的な結末ではあった。しかしそこには、「すっきりした」というようなカタルシスはないし、感動的でもない。あるのはただ一つ、えっ!? これから先、どうすれば? という「困惑」だ。
 正直に言うと、キャラクター1人1人がどうなる、とかそういうのは、はっきり言ってどうでもいいことで、肝心の物語としては、まあ、そうなるよな、という予想を超えるものは全くなかったと思う。もちろんのことながら、わたしが事前に想像していたことが結構多くハズレていて、そういう点では予想通りでは全然ないんだけど……なんというか、そこには「な、なんだってーー!?」と驚き、感動するような点はほぼなかったと思う。この映画について一言で言うならば、ああ、やっぱりこの映画は「前編」だったのね、という、かなりわたしとしてはガッカリなものであった。これなら、『CIVIL WAR』の方が断然面白かったと思うな……。
 おそらく、わたしがそう感じた最大のポイントは、本作『INFINITY WAR』は、明らかにTHANOSが主役であり、THANOSの心情に寄り過ぎてしまっている点にあるのではないかと思う。しかも、比較的丁寧に描かれているTHANOSのある意味中2病的心情には、ほぼ共感できないのだ。ラストシーンのTHANOSの「やり切った感」あふれるおじいちゃん的表情に、何を思えばいいのだろう? 
 結果として、各ヒーローたちは完全に盛り立て役というか引き立て役になってしまっていて、トニーとCAPの関係は何一つ進展しないし、そもそもTHANOSがもう圧倒的に強すぎて、全く歯が立たない。もうTHANOS無双もここに極まれり、である。これじゃあ、ハラハラドキドキもしないよな……そりゃ勝てないよ、という想像のままに終わってしまい、まあ、そうなるよな、というエンディングには、なんつうか、非常に残念に感じた。こういう無敵な存在に勝つために必要なものは「知恵と経験」であり、たしかにトニーのチームはあと一歩まで行くのだが……ワカンダのバカモンどもには深く失望ですよ……。
 結局のところ、前述のように、やっぱりこの映画はあくまで「前編」であり、真の物語は「後半」で結末を迎えるのだろう。なので、現時点でこの映画単体では、正直、評価のしようがない。これがわたしの現時点での結論である。
 とはいえ、ポイントポイントは大変興奮したし楽しめたのは間違いない。以下、わたしが「うおお!」と大興奮した点と、「なんだよこれ……」と心底ガッカリした点、それから、いまだ、「どうだろうなあ……」と何とも言えない微妙な点の3つに分けて、メモしていこう。物語の順番を無視して、大きくわたしの心に残った順で書きます。

 【大興奮した素晴らしいポイント】
 ◆THOR様大復活! 「THANOSを連れて来い!」と大激怒!
 THOR様は神様であり、実際、おそらくはMCUの中で最強と言っていいようなヒーローである。しかし前作『THOR:RAGNAROK』でまさかのコメディアン転向となり、おまけに大切なムジョルニアも喪失してしまっていたので、わたしは大変心配していた……のだが、今回はコメディアン成分を若干残しながらも、ムジョルニアに代わる必殺武器(くそう!名前忘れた!)を手にきっちり大復活を果たす。わたしが本作で一番「キターーー!!!」と大興奮したのが「Bring me THANOーーーーS!」サノスを連れて来い!!と啖呵を切るあの登場シーンである。でも、これはあとで「ガッカリポイント」のところで書くけれど、ワカンダ勢の闘いはどうしようもなくひどくて、あの登場シーンだけっすね、興奮したのは……。
 ◆LOKIよ、お前ってやつは……(涙)
 LOKIも、今までさんざん悪さを働いてきただめんず愚弟であるけれど、やっぱり彼も『RAGNAROK』でコメディアンに転向し、大嫌いだったはずのTHORお兄ちゃんと謎の兄弟愛を発揮させて、この先コイツはどうなるんだと心配だった。おまけに本作の予告では、スペース・ストーン(青)をTHANOSに差し出す的シーンもあって、まーたコイツ裏切るのか?とか思わせていたLOKI。しかし、なんてこった、LOKIの改心は本物だったんすねえ……疑ってごめんよ……本作で最初の殉職シーンには相当ショックで興奮しました。つうか、この冒頭のシーンだけでも、もうTHANOSが強すぎて、こりゃあ勝ち目がないと絶望するしかないす。
 ◆トニー meets ドクター meets ガーディアンズ!
 THANOSをあと一歩、まで追い詰めたトニー&スパイディ&ドクター&ガーディアンズ混成軍。この戦いは観ていて一番燃えましたなあ! キッチリと作戦を立て、見事なコンビネーション攻撃を次々炸裂させる流れはホントに素晴らしかった! そしてその作戦が失敗する理由も実にエモーショナルで、グッと来たすねえ。本作では、意外なほどカップルが誕生していて、トニーとペッパーはとうとう結婚していたし、スター・ロードとガモーラも完全にお互い「愛してるわ」と宣言するし、ついでになんと! VISIONさんとワンダはもう2年間一緒にイチャイチャして隠棲していたという設定になっていた。で、ガモーラへの愛が作戦を壊してしまうわけで、あそこはもう、ああなるしかなかったと思える見事な展開だったと思う。
 ◆ドクター、決断す! タイム・ストーンはTHANOSの手に!
 ドクターは冷静沈着で、アガモットの眼(タイム・ストーン)を守ることがすべてであり、いざとなれば君たちを見捨てるッ! とトニーとピーター(スパイディ)に告げるわけだが、最終的にはトニーを守るために、タイム・ストーンを引き渡す決断を下す。あの決断にわたしは結構、マジか! と相当驚いた。DOCTORは、アガモットの眼を使って、未来透視をするシーンがあって、DOCTOR曰く、1400万もの可能性の未来を観てみたが、勝てる未来は1つだった、らしい。わたしはこの0.00000714%に過ぎない「たった一つの可能性」が大きなポイントで、それを知るDOCTORこそ勝利のカギになるのでは、と思っているけれど、タイム・ストーンを手放すことは、その「可能性」の必要条件だったのだと信じたいと思う。つまり今回の敗北は「後編」への勝利のためのステップだったのだと思うことにしたい。
 ◆ガーディアンズは元気いっぱい! そして一番?泣かせてくれた!
 なんつうか、わたしは今でも『RAGNAROK』の急激なキャラ変による押しつけがましい?笑いのシーンはあまり好きではないのだが、やはりガーディアンズのみんなは最初からコメディチームなので、違和感なく素直に笑えますな。わたしは何気にボケ担当のドラックスが大好きなのだが、「消える技を身に着けたぜ! セイッッッッ! …………消えてない? おかしいな……」のシーンは最高でしたな。あと、スター・ロードのぽっちゃり疑惑いじりも最高だったし(かつてChris Platt氏はぽっちゃりだった)、THANOSのあごへのツッコミも最高だったすね(「●玉袋のシワみてえな顎しやがって!」) 。ほかのキャラもギャグはいっぱいあったけど、そっちはもう正直どうでもいいす。そして、ガモーラとスター・ロードの愛の行方も、かなりグッと来てよかったすね。最高でした。
 ◆今回のおまけ映像は一番最後に1つだけ。そしてとうとう来るーーー!!
 最近のMCUは、おまけ映像が2回、というのがデフォルトとなりつつあったが、今回は一番最後に1回だけ、です。登場するのはニック・フューリー&忠実な部下エージェント・マリア・ヒル。まあ、内容的には、とうとうあのお方が!!というつながりが示され、どうやらあのお方が「後編」に登場することは100%確実なようですね。あのお方が誰かは、ご自分の眼でお確かめください! わたしはやっぱりちょっと興奮しました。
 
 【心底失望したガッカリポイント】
 ◆CAPよ、もうあんたはCAPと名乗る資格なし!
 もうわたしは、ワカンダチームの闘いには心底ガッカリだ。その筆頭であるCAPとBP(ブラックパンサー)とバナー博士の3人には失望を通り越して怒りすら感じている。まあ、わたしは元々完全にトニー派なので、いまだに『CIVIL WAR』でのCAPは許せていないし、BPも大して強くもないし頭も良くないことには失望していたのだが……あのワカンダでの大決戦は実際どうしようもなくヒドかったと思う。
 無数の敵に囲まれ、THANOS直属の強い奴が3人いる状況で、なんで、なぜ、どうして、CAPとBPまで一兵卒として突撃しなきゃならんのだ! お前ら二人は大将だろうが! あの戦闘の勝利条件は、VISIONさんを守り切ることにあるわけで、敵戦力の要点は3人のTHANOS直属なんだから、ちゃんと作戦を立てて戦えばいいのに、なんなの、あの突撃は。お前ひとりが雑魚を何匹も倒したって、ほぼ意味ないよね。そもそもCAPの最大の持ち味は「統率力」にあるはずなのに、もう0点だよ、お前。あまりにバカバカくて、観てられない思いだったす。もう、CAPと名乗る資格なしだと思う。
 さらに言うと、バナー博士、あんた何やってんすか!? もう足手まといもいいとこだよ。バナー博士がHULK化できないのは、今後の伏線として認めるにやぶさかではないけれど、あんた、HULKになれないなら、あんたが一番貢献できるのはその頭脳でしょ!? なにその役割をぽっと出のシュリに奪われてるんすか! アホか! この点も脚本的に0点と愛をもって断罪したい。
 そしてBP陛下、あんたもホント弱いすねえ……つうか、なんでワカンダご自慢のシールドを開けたのか、その点はわたしの理解力ではよくわからなかった。アレって……なんででしたっけ? 覚えてないす、もはや。まさかと思うけど、いわゆる「細道に誘い込んで大勢の敵を1対1の闘いに持ち込む」という常道の作戦だったのか? だとしたら、戦力差があり過ぎて全く効果なかったね。もうチョイ、ちゃんと作戦立てなよ……あんたはいつも行き当たりばったりだからダメなんだよ……。ほんと、目先しか見えていないあんたには王の器はないと思うよ。失望しかないす。
 要するに、トニー・チームが、きちんと各キャラの持ち味を発揮して連合チームとして戦ったのに対し、ワカンダのバカモンどもの、とにかく目の前の敵をぶっ飛ばせという特攻作戦には深く失望です。せっかくTHOR様がウルトラカッコよく救援に駆け付けたのに、もはや混戦が激しく指揮系統も崩壊していたため、焼け石に水であった。なにやってんだか……。
 ◆今回登場しないあの二人の、「登場しない理由」がダサすぎてガッカリ。
 今回の『INFINITY WAR』のプロモーションでは、ポスターなどにも一切登場しない二人がいることはもう、ご存知の通りだが……BLACK WIDOWだったかの口から語られたその理由が、信じがたいほどダサすぎて、超ガッカリだ。二人とも、「司法取引」をして自宅軟禁中?なんですってよ。アホか! いや、わたしの愛するANT-MANはイイんです、それでも。なにしろスコットはある意味事情をよく分からないまま、手伝っただけなので。でも、HAWKEYEは絶対許せない!! お前、お前がワンダを連れ出した張本人のくせに、お前だけ司法取引って何事だこの野郎! とわたしはもう、怒りが有頂天である。ああ? 家族がいるからだと? ふっざけんな! お前、CAPのピンチには馳せ参じるんじゃなかったのかよ! ま、お前がいたところで、どうせ何の役にも立たなかっただろうけど、ホント、トニー派のわたしとしては、HAWKEYEことクリント・バートンの偉そうな態度が嫌いである。ま、お前もTHANOSの「選択」で消滅したことを祈ります。はあはあ……思い出し怒りが止まらんすわ……。
 ◆結局トニーとCAPは顔を合わせず和解ナシ。
 冒頭、THANOSの野望を知ったトニーは、ギャグキャラ化した使えないバナー博士から、CAPに電話しなよ、と勧められ、どうしようかな……と悩むシーンがある。結局トニーは電話できず、その後バナー博士が、CAPからトニーに送り付けられてきた携帯を使って連絡を取り、VISIONさんとワンダのピンチに駆けつけるわけだが、本作ではトニーとCAPの対面はナシ、であった。トニーは、またしても地球がボロボロになるのを避けるためにも、宇宙での戦いに挑んだわけで、本作終了時点では、トニーはタイタン(THANOSの故郷)にとどまっている。ま、そんな点もCAPとは大違いの行動とトニー派のわたしは高く評価したいところだが……来年公開の「後編」で二人は対面することがあるのだろうか……わたしとしては、MCUにおいて『CIVIL WAR』は最大の事件なわけで、いまだ未解決という認識なので、この二人の確執という重要ポイントには、何らかの結末がどうしても必要だと思うし、本作でその和解?へのフラグがまるで立たなかった点も、正直ガッカリであった。

 【び、微妙……で何とも言えないポイント】
 ◆THANOS……あんたは……愛の戦士だったのか……?
 THANOSの目的は、一言でいえば増えすぎた生命体のバランスを整えるため、銀河の生命体を半減させる、という中2病めいたものであった。まあ、要するにシャア的な、人類半減計画だったわけで、そのためには非情に、あえて愛を捨て去ろう!というラオウ様めいた決意だったわけだが、なんつうか……陳腐というか……日本人的にはもう、様々なコミックやラノベでお馴染みのもので、基本的にそういう狂信は、愛をもって倒される運命にあるわけだ。なので、きっと来年公開される「後編」、通称『AVENGERS4』ではそうなるものと思われるが、なんか、微妙すぎでわたしは何とも言えないす。6つ目の「石」の獲得条件が「愛」という展開はとても良かったし、まさかのTHANOSの涙も、良かったとは思う。
 けど、うーーーん……ラストシーンのTHANOSのアップ、あの表情は……び……微妙……す。
 ふ―やれやれ、終わった……な……みたいな、一仕事終えたおっさんフェイスには、正直唖然というか、困惑せざるを得ないように思った。悪には悪の理論があり、悪の行動にはきちんと目的がある、と示したのは大いにアリだろう。しかし……THANOSの目的は微妙過ぎて……現時点では何とも言えないすね……。
 正直、THANOSは冷徹かつ合理的な判断で生命体半減計画を実行するけれど、「愛」を知らぬゆえに、6個目の「石」をどうしても入手できない、しかし、ガモーラを犠牲にしようとしたところで一筋の涙が流れ、「こ……これが……愛なのか?」と理解し、「ガモーラ、愛しい娘よ……だが……だが謝罪はせぬ! お前の命で「石」をもらうぞ! これがわが生涯最後の涙となろう!」という展開で最後の「石」をGetして今回はここまで、が良かったのにな……。
 いっけねえ、『北斗の拳』が好きすぎるわたしの妄想でした。
 
 というわけで、もうしつこいので現時点での結論。
 待ちに待った『AVENGERS | INFINITY WAR』をさっそくIMAX3D版で観てきたのだが、まず言いたいことは、本作はあくまで「前編」であり、物語の結末に至っていないので判断しようがない、といのが一つ。そしてTHANOSが強すぎて全く歯が立たず、THANOS無双であったため、肝心のヒーローたちが引き立て役としてボロボロ、あまつさえエンディングではとうとう「石」をそろえたTHANOSの「選抜」が実行され、数多くのヒーローが消えてしまう展開には、驚きというよりも、ま、そうなるわな、という納得しかなく、で、どうすんの?という困惑が一番大きくわたしの心に残る結果となった。もう、CAPやBPの指揮官=大将としての無能ぶりはどうでもいいす。おそらく「後編」に登場することが確定となったあのお方が、どんな指揮を執ってくれるのか、楽しみに待ちたい。要するにですね、早く来年公開の「後編」が観たい!! が結論です。以上。

↓ あのお方の活躍は予習した方がいいのだろうか……実はわたしはよく知らず、原作未読です。


 いやー、最高でした。今年2017年暫定ナンバーワンです。
 今日からいよいよ公開となった、MCU最新作『SPIDER-MAN:Home Coming』を観てきたわたしが、真っ先に思った感想である。もはやMCUってなんぞ? という方はいないと思うので、説明しない。.現在MCUはPhase-3と呼ばれる第3段階に入っている。去年2016年にわたしが劇場で観た映画ナンバーワン作品である『CIVIL WAR:CAPTAIN AMERICA』から始まったこのPhase-3は、その次に公開された『DOCTOR STRANGE』、そして先般公開された『GUARDIANS OF GALAXY VOL.2』』を経て、本作が第4作目となる。先に言っておくと、次は11月3日公開の『THOR: RAGNAROK』、そして来年2月ごろUS公開予定の『BLACK PANTHER』、そして来年GWに公開予定の『AVENGERS:INFINITY WAR』に至る道がすでに公表されている。どの作品も、とにかくわたしは楽しみであり、今からもうわくわくしているわけで、まずは今日公開の『スパイディ』の素晴らしい出来の良さに、わたしはもう、MCUの成功は疑う余地はあるまい、とその確信を深めたわけである。

 (※追記:ちなみに上記予告にある、IRONMANとスパイディが揃って飛んでいる印象的なシーンは本編になかったす。カットされたのか?と思いきや、予告専用の映像なんですって。へえ~)
 えーと、何から書こうかな……今回わたしが一番これはすごい、と思ったのは、やはり脚本だ。つまりそもそものお話が実に興味深くて面白いのだ。そして我々観客をえっ!と思われせるような見事な展開で、はっきり言って上映時間2時間13分は若干長いけれど、むしろわたしは2時間半ぐらいあったのかな、と思うぐらい内容が分厚くて、逆にちょっとびっくりしたぐらいだ。たとえば、『CIVIL WAR』は2時間27分の上映時間をまったく感じさせない素晴らしい脚本だったが、本作のように、実際より長く感じるというのは、わたしとしてはかなり珍しいことだと思う。そういう映画はえてして退屈を感じてしまったがゆえに長く感じるものだと思うが、どういうわけかそんなことはなく、最後まで本当に楽しめる作品であった。
 とにかくわたしは今、興奮しているので、思いついた順に、脚本の素晴らしさやキャストについて箇条書きで書きなぐって行こうと思う。もちろん、ネタバレ満載なので、まだ観ていない人は今すぐ読むのをやめた方がいいと思います。
 ◆完全にMCU作品である。それすなわち、この作品単品ではダメ!
 まあ、この作品だけを観ても十分楽しめるとは思うが、実際それじゃあ全然ダメ、なのは、MCUを愛する人なら同意してもらえると思う。完全に『CIVIL WAR』の続編であり、これまでのMCUの流れを知らないと本作をきちんと楽しめないと思う。
 ◆SPIDER-MANことピーター・パーカーはなぜ戦うのか?
 前知識としてのポイントは2つあって、まず一つは、『CIVIL WAR』からMCUに登場したスパイディの、戦う動機についてだ。このことを知らないで本作を観ると、かなりピーターのゆとりKIDSぶりにイラつく可能性もあると思う。確かにSam Raimi監督版とはかなり性格も違うし、非リア充だけど何とも明るく元気な少年として描かれていて、本作のピーターは、そもそもの原作の性格に最も近いと言われている。わたしもその意見に賛成だ。そう、SPIDER-MANは、そもそもはガキなのである。だからゆとりでいいのだが、本作ではピーターの戦う動機がほぼ触れられていない。おまけに言うと、過去のスパイディ映画で描かれたような、蜘蛛に噛まれて、スーパーパワーを得たという誕生秘話も完全にカットされており、本作でちょろっと、主人公ピーターが親友のデブオタに「いやー、蜘蛛に噛まれてこうなったんだよ」の一言で終了である。
 しかし、なぜスパイディは戦うのか、そしてなぜ、IRONMANことトニー・スタークは、ピーターを仲間にしようと思ったか。それは前作『CIVIL WAR』で明確にされている。ピーターは、『CIVIL WAR』の最中に突然家にやってきたトニーに言う。「自分に力があるのに、何もしないでいて、それで良くないことが起きたら、なんか自分のせいじゃないかって気がしちゃうんだ」。トニーはそう語るピーターの、少年としての真っ直ぐな正義感に感心し、このガキなら、ともに戦える、と考えるわけである。本作では、ピータを仲間に入れることをみんなに反対された、とトニーは言っていたが、いわば、IRONMANとして活動を始めた初期のころの自分を見る思いだったのではないかとわたしは感じている。これは、名作といわれるSam Raimi監督の『SPIDER-MAN』第1作で語られた「大いなる力には大いなる責任がある」というベンおじさんの名言と同じ考え方だろう。ピーターは、突然身に着けてしまったスーパーパワーを持て余している、けれど、なんとかそれを世の中の役に立てたい、とうずうずしているのだ。そして憧れのトニーに、認めてもらいたくてたまらないのである。
 わたしが本作でこの描き方は素晴らしい!と絶賛したいのは、Sam Raimi版のピーターが、非常に根暗で非モテ人種で、超リア充の親友に対して嫉妬すら抱える少年であり、ある意味一番の動機として大好きなMJへの恋愛感情が物語の軸にあったのに対し、本作ではそういった恋愛感情は脇に置かれ、あくまでメインは「世の中の役に立ちたい」という、子供らしい真面目さ、に置かれている点だ。
 デブオタの親友も、スーツに組み込まれたAIも、さあピーター、今こそ憧れの女の子に自分がSPIDER-MANであることを打ち明けるんだ! と何度か背中を押すのに、それは違うだろ、と思いとどまる。そしてなんと、ラストでトニーが用意してくれた記者会見の場を、自らの意思できっちり断るのだ! 原作の『CIVIL WAR』では、トニーとともに会見に臨み、衆人環視の中でマスクを脱ぎ、自分がSPIDER-MANであることを全世界に公表するのだが(→身元を明かした結果、メイおばさんが巻き込まれてヤバいことになり、後にピーターはトニー派を離脱し、CAP派に転向する)、まさに本作はその逆になっている。本作のピーターは、オレがSPIDER-MANだ!と世界に宣言したい、とは考えないのである。MCUの記念すべき第1作である、2008年の『IRONMAN』のラストシーンを思い出してほしい。「わたしがIRONMANだ!」と宣言したあのトニーの姿を! トニーとは正反対の決断をしたピーター。わたしはこの展開に結構感動すらしてしまったほどだ。これらのことは、やっぱりこれまでのMCUを観ていないと、ちゃんと理解できないんじゃないかな、という気がするのである。
 ◆トニー・スタークのこれまでの行動
 もう一つ、前知識として知っておかないと、本作を楽しめない重要なポイントは、トニー・スタークの心中である。トニーは、イケメン&スーパーリッチ&天才科学者、という地球上で最強のリア充野郎である。しかし、その心中は実はかなり真面目な男で、自分の作った武器が横流しされてテロに使われていることを知り、おまけに自分も殺されそうになった経験から猛反省し、まずは武器商売をやめ、それまで製造してきた武器を根絶するために、IRONMANスーツを着用して戦いを始めた男だ。そしてAvengersとして宇宙人との戦いを経験し、撃退したはいいけれどNYCは壊滅。そしてさらなる脅威に対抗しようとして、うっかりULTRONを作ってしまい、撃破したはいいけれど、またしても街はボロボロ、遺族になじられてもうしょんぼりな状態であった。そこで『CIVIL WAR』事件が起き、国連管理下に置かれることもやむなし、と思い至るが、CAPとの大げんかの末、確かに、CAPの言う通り、国連管理下でも対応できないこともあるかもしれない、けど、母親を殺されたことは話が別だ!と大激怒、CAPとは分かり合えず決別してしまう。
 わたしは完全にトニー派なので、CAPの考えは傲慢かつわがままで実にけしからんと今でも思っているし、CAPの腰ぎんちゃくに過ぎないファルコンやホークアイがトニーを生意気に批判するシーンには心底頭に来たが(ウィンターソルジャーことバッキーは一番ちゃんと反省してるので許すけど、ホークアイはワンダを巻き込んだ張本人で許せない!)、重要なのはトニーが常に自分をも疑って、客観的かつ理論的に、きちんと考えて行動する男であり、自らの行動の過ちをきちんと認められる大人の男だという点だ。
 本作は、そんなトニーの性格を知らないと、まったく話が通じない可能性があるとわたしは思う。それは、トニーのこれまでの行動が、今回の悪党であるヴァルチャーを生んでしまったからだ。そう、またしても、トニーが良かれと思ってとった行動が裏目に出てしまったのである。
 ◆ヴァルチャー誕生の説得力が素晴らしい!
 トニーが、2012年に地球にやってきた宇宙人を命がけで撃退した顛末は、『AVENGERS』第1作で描かれた通りであるが、その戦いでNYCがボロボロになったのは、MCUを見続けている我々にはもうお馴染みであろう。しかし我々日本人は、数々の災害や戦争に遭っても、時間をかけて街を再建してきたわけで、NYCもきっと立ち直れる、と直感的に理解できると思うが、問題は、あの巨大な宇宙船(宇宙生物?)とか、兵士の残骸とか、あれはいったいどうするんだ? という点についてはちょっと想像ができないでいた。が、本作では、その点がきっちり描かれている。
 まあ、普通に考えて、瓦礫と化した建物と同様に、バラして運んで、と地道に片づけていくしかないわけだが、相当な物量であることは想像に難くない。そして、そのがれき撤去だけで相当な雇用が生まれ、不謹慎な言い方かもしれないが、経済が回るのは確かなことだろう。本作の悪役であるヴァルチャーは、元々そのがれき撤去業を地元で営む真面目な家族思いの社長さんだ。えらいことになったNYCで、従業員を増やし、トラックも新たに買って、NYC復興のために頑張ろうぜ!とみんなにはっぱをかけていた矢先に、トニーが政府と合弁で設立した「ダメージコントロール局」が活動を開始し、がれき撤去の「仕事」が一切奪われてしまう展開になる。トニーは、間違いなく金のためではなく、単純に宇宙人たちのテクノロジーが散らばっているがれきを危険だと思って、そうしたわけだが(おまけに、もう街に迷惑はかけられん、とマンハッタンに建つあのAvengersビルも手放し、北部の田舎に引っ越す決断もする)、要するにまた、トニーの善意が裏目に出てしまったわけだ。「畜生、あいつ、自分で壊しといて自分で稼ぐのかよ、オイシイわけだぜ!」というような「仕事」を奪われたヴァルチャーのセリフに、わたしは実に見事な脚本だと思った。確かにその通りではある。
 こういった点が、トニーの弱点で、いかに天才で大富豪とはいえ、結局一個人の力というものが、現場の末端まで行き届かないのは残念ながら事実であろう(それが分かっているからこそ、トニーはCAPの主張する個の力に頼る考えに同意できない)。しかし一方で、組織の端末の人間は、「上に命じられたこと」しかやらないお役所仕事のボンクラばかりであり、作業現場に乗り込んできた偉そうなボンクラも、「文句があるなら責任者に言え」としか言わないお役所対応である(そしてだからこそ、CAPは組織を信頼できないというジレンマが発生する)。バルチャーは「そりゃねえよ!その責任者って誰だよちくしょう!」と悲痛な叫びをあげても答える人間はいない。結果、ヴァルチャーはトニーに対し、この恨み晴らさでおくべきか! とメラメラと怒りの炎を燃やすことになる。何という皮肉! そして何という見事な説得力! 素晴らしいとわたしは大絶賛したい。トニー派のわたしとしては、ここで、なんとかトニー本人にヴァルチャーの声が届いたなら、絶対にトニーは、じゃあ、ダメージコントロール局の仕事の外注先に御社も入れましょう、と判断したはずだと思う。結局、「誰かがやらなくてはならないこと」であるのは間違いないのだから。トニーはそのように民間に金が回ることをむしろ歓迎したはずだと思う。そういった、ヴァルチャーがなんとかトニー本人に会って話をしようとした、けどダメだった、という流れがきちんと描かれていたらもっともっと良かったのに、という気もしなくないが、まあ、そこまですると、ちょっと重すぎるというか、この作品が『IRONMAN4』になっちゃうか。この映画の主人公はあくまでスパイディだしな……。でも、そういったシーンがあっても良かったと思う。
 結局ヴァルチャーは、がれきの中の宇宙人技術をこっそりと持ち出し、せっせと武器開発にいそしみ、悪党になってしまったわけで、実にリアルで、ありうる展開だとわたしは大絶賛したい。
 ◆脚本的にお見事!と思わず観ていて「えっ!? あっ!!!」と驚いた点
 今回、わたしは観ていて、上記以外にもいくつか、主にキャラクターの正体(?)が判明するシーンで思わず声が出ちゃうぐらいびっくりした点があったので、4つほど紹介しておこう。これは本当に完全ネタバレなので、未見の方は絶対に読まない方がいいと思う。知ってたら、わたしのように「えっ!?」と驚けないよ。そしてそれは超もったいないと思います。
 1)お父さんは実は……
 劇中では、ピーターはとある女子にぞっこんで、いいなあ、あの子可愛いなあ、おっと、ずっと見てたらオレ変態だよ、あっぶねえ!とか実に男子高校生らしい日常を送っているのだが、なんとその女子のお父さんこそ……であった。これは本当に見事でしたねえ! わたしは全然予想しておらず、超びっくりでした。どうだろう、何か伏線はあったかなあ? 何もなくかなり突然だったような気がするけど、単にわたしが見逃してバカだっただけかもしれないが、とにかく実に効果的なタイミングで効果的なつながりであったと思う。ホントにお見事!とわたしは大絶賛したい。これほど、あっ! と思ったのは、かの名作『The Silence of the Lambs』(邦題:羊たちの沈黙)のクライマックスで、FBIチームが犯人の家に乗り込む、とそこはもぬけの殻、実は主人公クラリスが訪れた家の方こそ、犯人の家だった!のあの演出以来かもしれない。いや、それは褒めすぎかな。まあ、それぐらいわたしはお見事だと思いました。
 2)えっ!君がまさか……!
 今回、ピーターの身近に、何かと変なことばかり言うちょっと変わり者でひねくれもの的な、とある女子がいる。どうも、ピーターをいつも見ていて、実は君はピーターが好きなんでしょ? とわたしは思いながら見ていたのだが、なんとラスト近くで、彼女のとあるニックネームが明らかになるのだが……そのニックネームは、Sam Raimi版を観ている人なら絶対に知っている彼女の名前でした。これは驚いたすねえ! まあ、コアな原作ファンなら最初からわかってたのかな? そういうことだったのね!? とわたしは驚き、ニヤニヤするしかなかったす。ホントお見事!とわたしは大絶賛したい。
 3)トニーよ、いつの間に!?
 トニーは、『IRONMAN3』事件でIRONMAN引退宣言をしたわけですが、まあ、全然引退していないわけで、その結果、愛するペッパーと喧嘩・別居状態にある、のは、『Ultron』事件や『CIVIL WAR』でも描かれた通り、MCUファンにはお馴染みであろう。しかし! 朗報です! ペッパー is Back!ですよ!! ほんのちょいしか出てきませんが、どこで出てくるかは観てのお楽しみってことでお願いします。いやあ、トニー、良かったね! なかなか粋な脚本的はからいだとわたしはうれしく思いました。
 4)ピーターーーー!!! うしろうしろ!!
 もう完全に志村けん的コメディのお約束展開ですが、一番ラストのシーンは、家に帰ってきたピーターが、一度は取り上げられてしまったスパイダー・スーツが紙袋に入れられてベッドに置いてあるのを発見し、え、いいの?やった―――!と大喜びで再びスーツを身にまとうシーンであった。けど、ピーター、お前、ちゃんとドア閉めとかないと……つか、うしろうしろ―――www という笑わせてくれるもので、実にハッピーなエンディングだったと思う。これはお見事でしたねえ! ホントに素晴らしい脚本でありましたよ。このエンディングはぜひ劇場でお楽しみくださいw わたしとしては、まったく何の変哲もない紙袋に無造作に入れられていて、トニーから直筆で「君のものだ This suite belongs to you」的なメッセージが紙袋に直接書いてあるのが実にトニーっぽくて粋でカッコイイと思いました。
 ◆トニー謹製「新スパイダー・スーツ」に秘められた、オタク向けニヤニヤポイント。
 1)超多機能!であるのと同時に……
 今回のトニー謹製「新スパイダー・スーツ」は、『CIVIL WAR』でプレゼントしたものなのだが、実はまだ「トレーニング・モード」というEASY設定にプログラムされて機能が制限されており、おまけにGPSでスーツがどこにあるか、トニーに監視されている設定になっていた。実は原作の『CIVIL WAR』では、その監視されていることが重要なポイントで、そのことでピーターはトニーへの信頼を失うきっかけにもなってしまうわけで、本作では、デブオタの親友とスーツをいじっていて、その位置探知機能を切断し、さらにモード設定も勝手にプログラムをハックして、ロックを解除しフル機能実行可能なモードに変更してしまうシーンがある。この変化はとても観ていて面白く、また、原作オタクもニヤリとするシーンであろう。ちなみに、ラストの記者会見に臨むピーターのために、トニーはさらに新型スーツをプレゼントしようとするのだが、それがまさしく原作の『CIVIL WAR』で出てくる通称「アイアン・スパイダーマン・スーツ」のデザインで、ここも原作オタクのニヤリポイントであろうと思います。
 2)そしてスーツのプログラムAIがしゃべるように変化するのだが……
 ピーターがスーツのモードを勝手に改変し、その結果スーツがIRONMANスーツの現在のフライディのように、女性の声でしゃべるようになり、ピーターは、スーツレディ、カレン、と名付けて仲良くおしゃべりをするようになるのだが、わたしは観ながら、果たして、このスパイダー・スーツ=カレンの声は誰だろう? とちょっと気になっていた。ので、エンドクレジットを観て、わたしのようなオタクファンは、あっ! と驚き、そういうことね……とニヤリ、としたはずだ。なんと、カレンの声を担当したのはJennifer Connellyさんですよ! なぜ彼女が担当してることでニヤリとできるかというと、彼女の現実世界での旦那は、Paul Bettany氏なんだな。えっ!わからない!? うっそお! 彼は現在のVISIONさん、先代IRONMANスーツの忠実な電脳執事、ジャーヴィスの声の人ですよ。夫婦そろってトニーに仕えてたのね、というわけです、はい。

 あーーーもうすげえ長くなってしまったので、今回わたしが特に気に入った3人のキャストと監督について書いて終わりにしよう。
 ◆Tom Holland君 as 3代目ピーター・パーカーは最高だった!
 いやあ、やっぱりTom君はいいですねえ! 彼は元々、2008年に『BILLY ELIOT』のBroadway版で主人公Billy演じた男なわけで、2週間前に日本版『BILLY』を観たばかりのわたしとしては、なんかBillyが後にこんなに立派に育って活躍している姿を観るとホントうれしいすね。本人も言っている通り、『BILLY』で相当鍛えられたんだろうな。なかなかの肉体美も披露してくれるし、とにかく、元気なピーターはわたしとしては歴代最高だと思う。ちなみに、一緒に観に行った元部下のA嬢は、やっぱり初代のToby Maguire氏の方が良かったと評していた。友達もいないしイケてないし、というしょんぼり野郎がヒーローになる、という展開の方がよかったそうで、まあ、女子目線からすると今回のピーターはちょっと軽いというかチャラすぎ、と感じるのかもしれない。その辺は、いろいろな意見があってしかるべきだろうと思うが、わたしとしては最高に良かったと思う。
 ◆デブオタだっていいんだよ。だってにんげんだもの!
 今回、やけに光るのが、ピーターの親友のデブオタ君ことネッドを演じたJacob Batalon君だろう。いいすねえ、彼は! ネッドなしにピーターの活躍はあり得なかったし、ネッドがいなければピーターの高校生活もまるで暗いものになってしまったかもしれないわけで、何気に重要な役をきわめてさりげなく、巧みに演じてくれました。彼の存在が本作を明るくしてくれているといっても過言じゃあないでしょうな。もう大活躍で、今後のシリーズにもぜひ、登場してもらいたいと思います。
 ◆蝙蝠男~鳥男~そして禿鷹男への進化を遂げたMichael Keaton氏が素晴らしい
 いやあ、やっぱり本作での悪役、ヴァルチャー(禿鷹)を演じたMichael Keaton氏は良かったすねえ! まあ、キャラについてはもう前述の通りなのだが、その正体を明かしてからのピーターに対する態度がやけに恐ろしくて素晴らしかった。さすがは元BATMANであり、BIRDMANとしてオスカー候補になっただけはある、貫禄と威圧感たっぷりのおっかない大人を熱演されていました。なお、今回のおまけ映像は、刑務所に入れられた彼が、とある男に脅されるシーンで、その脅す男が次回の悪役なのだろうと思われます。サソリのタトゥーの男で、原作に詳しくないわたしは何者か実は良く分からなかったです。まあ、MCU的に今後のAvengersにつながるような大物悪役、ではないと思います。たぶん。
 ◆監督はあの『COP CAR』のJohn Watts氏!
 去年わたしはWOWOWで『COP CAR』を観て、その抜群の演出センスに相当驚いたのだが、今回も様々な驚きをわたしにもたらしてくれた演出テクは、とても上質だったと思う。脚本にもクレジットされているWatts監督なので、まだ監督作品3作目というキャリアとしては全然浅い男だけれど、今後が大変楽しみな才能だと思います。

 というわけで、まだまだ言いたいことはあるけど、もう長すぎなので結論。
 やっぱり、MCUは最高である! その最新作『SPIDER-MAN:Home Coming』は期待を裏切らない最高の出来であり、わたしとしては大満足であった。しかし、わたしのこの興奮と満足感は、あくまでMCUを全て観てきており、MCU全体を愛しているが故、であるわけで、本作も、単独ではなく、MCUの一部として観るのがやっぱり正しいように思う。よって、言いたいことはただ一つ。MCU全作を観てくれ! そしてこの『SPIDER-MAN:Home Coming』を楽しんでほしい。ホント最高でした。以上。

↓ 次はコイツですよ! 準備はいいですか!? 一応、劇場でもこの予告編が流れてました。Kate Blanchett様が超COOLで最高です!

 昨日観て、大興奮した『CAPTAIN AMERICA: CIVIL WAR』。
 もう最高すぎて、この映画を観たいと思わない人や、観ても面白いと思わない人とは永遠に友達になれないことは確実であろう。まあ、原作が存在する『CIVIL WAR』だが、何度も言うけれどMCU(=Mervel Cinematic Universe)は原作のエッセンスを取り入れ活かしつつ、最新技術で映画にした、まったくの別物であるので、もう原作について語る必要はあるまい。なので、原作はまったく知らなくて構わない。が、MCUのシリーズは観ていないと、この映画は楽しめないと断言できる。ので、一応、自分の整理のためと、説明の際にこれまでの映画をフルタイトルで書くのが面倒だし、おまけに知人からリクエストもあったので、おさらいをかねて、今後、このBlogで用いる略称を決めておくとしよう。全部観てない人は、今すぐ観てください。今回の『CIVIL WAR』から「Phase3」と呼ばれる第三段階に入りました。以下、ネタバレ全開かつ、わたし的主観満載です。
 <Phase 1>
 ■IRONMAN:2008年公開。今後『IRON1』と略。
 US興収318M$と大ヒット。日本では10億にも届かずわたしは絶望を禁じえなかった。IRONMAN誕生秘話を描く。とにかく主人公トニー・スタークを演じるRobert Downey Jr.氏が素晴らしい。本作で、トニーは自分の発明が兵器として人を殺し、おまけにテロ組織に横流しされていて、自身も殺されそうになったことで、猛反省。拉致された洞窟の中でせっせとIRONMAN-Mark1を作って脱出。帰還後、兵器産業からの撤退を決意。そしてけじめをつけるためにMark3まで進化させたIRONMANスーツを着用してテロ掃討活動開始。横流ししていた身内の重役をぶっ飛ばしてめでたしめでたし。本作ラストで自身がIRONMANであることを公表した。
 ■The Incredible Hulk:同じく2008年公開。今後『Hulk』と略。
 何故か日本では『IRON1』よりも先に公開になった。HULK誕生を描く。最高です。この作品に出てくる「ロス将軍」が、今回の『CIVIL WAR』に出てくる「ロス国務長官」。出世したなあ。なお、本作では主人公HULKことブルース・バナー博士を演じたのはEdward Norton氏。わたしはやっぱりずっと彼が演じてほしかった。物語は、ロス将軍の下で第2次大戦下に行われていたSuper Soldier計画(→その産物がCAPTAIN AMERICA)を現代に復活させようとしていたバナー博士が、誤って大量のガンマ線照射を受けてしまい、HULKになってしまったとさ、という話。
 ■IRONMAN2:2010年公開。今後『IRON2』と略。
 この映画で初めてWar Machine登場。IRONMANのUS-Air Force版で、トニーの親友ローディが着用。なので純然たるUSAF所属の軍人。なお、ローディーの役者も、『IRON1』から代わってしまって、本作以降はずっとDon Cheadle氏が演じている。お話的には、あまり重要ではないが、この作品で、初めて明確にS.H.I.E.L.D.という超法規的正義団が前面に出てきて(正確には『IRON1』にも出てくるし『Hulk』のおまけ映像にも出てくる)、Black Widowことナターシャもこの時初登場。この時IRONMAN-スーツはMark6(7だっけ?)まで進化。
 ■Thor:2011年公開。今後『Thor1』と記す。
 アスガルドという北欧神話ベースの「ここではない世界」の王子様の話。父である王様、オーディンから、地球に追放されたThorが、「高潔な精神の持ち主」しか持ち上げることが出来ない「ムジョルニア」という魔法のトンカチを再び手にし、邪悪な弟ロキを相手に地球で大暴れの巻。この作品で初めてHawkeyeことバートンがちらっと出てくる。あと、この作品でThor様は地球の女子ジェーンにぞっこんLOVEとなるも、オレはアスガルドの王になる!と地球からクールに去る。
 ■CAPTAIN AMERICA: The First Avenger:2011年公開。今後『CAP:FA』と略。
 第2次大戦中のUS-Armyで行われたSuper-Soldier計画(後々Hulkを生み出してしまうアレ)の顛末を描く、CAP誕生秘話。なので、舞台はずっと1940年代。ラスト、北極(?)にCAPを乗せた飛行機が墜落、70年後の現代に氷漬けとなった姿で発見され、蘇生。だから実は相当なおじいちゃんだし、現代文化に疎いというのはこの設定のため。「ヒドラ」というナチス(を操っていた?)的な集団が敵で、後々現代でも悪いことをしでかす。このとき、ヒドラが使う超兵器の動力源(?)となっていた「コズミック・キューブ」がキーアイテム。
 ■Avengers:2012年公開。今後『Avengers』と記す。
 2012年公開。『Thor』で死んだと思われてた弟ロキが、銀河の悪の親玉「サノス」の援助を受けて地球侵攻。サノスは、実は地球にある「コズミック・キューブ」がほしいのです。そしてロキの使う杖に埋め込まれた宝石がキーアイテムなのだが、その話は後々語られる。で、この地球のピンチにIRONMAN、HULK、Thor、CAPが集合して地球を守る、のだが、その影響でNYCはボロボロに。この作品から、HULK役がMark Ruffaloに代わっちゃった。年取りすぎだと思うんだよな……。なお、コズミック・キューブは、ラストでThorがアスガルドに持って帰り、お父さんのオーディンの兵器庫に厳重保管した。

 <Phase2>
 ■IRONMAN3:2013年公開。今後『IRON3』と略。
 『Avengers』事件で危うく死にかけたトニーがPTSDに。夜もロクに眠れず、ひたすらIRONMAスーツをせっせと作っていたら、『Avengers』の段階では確かMark7ぐらいだったのが、Mark42ぐらいまで増えてしまう。で、『IRON1』より前の時代に、とても冷たく対応したイケてない科学者がスーパーリア充のトニーに逆恨みして「この恨み晴らさでおくべきか」と復讐に来る話。ラストは、ずっと胸に埋め込んでいたアークリアクターを除去し、IRONMAN引退、となったはずだが、以降も全然引退してません。
 ■Thor: The Dark World:2013年公開。今後『Thor DW』と略。
 『Thor1』にて、惚れてしまったジェーンが忘れられないThor様。『Avengers』事件で地球に来ても会わないでいたのに、何故かそのジェーンが「エーテル」という謎物質に感染してしまってさあ大変。超特急で再び地球に降臨し、彼女をアスガルドに連れて行き治療を受けさせます。一方その頃、『Avengers』事件で地球に多大なる迷惑をかけた愚弟ロキは牢に入れられていたが、「エーテル」を狙う勢力に大好きなお母さんを殺されて大激怒、嫌いなThor兄貴とタッグを組んで大暴れ、というお話。ラストは、やっぱりオレ、地球で暮らすわ、とジェーンの元に再降臨して終了。そしてキーアイテムのエーテルは、銀河の収集者「コレクター」という男に預けた。
 ■CAPTAIN AMERICA: The Winter Soldier:2014年公開。今後『CAP:WS』と略。
 『Avebgers』事件ですっかり世間的に有名となったCAP。しかし中身はおじいちゃんなので、現代文化になじめません。退役軍人のサム(後のFalcon)とも友達になりつつ、ある日とある事件で謎の暗殺者Winter Soldierの存在を知る。既にS.H.I.E.L.D.からはマークされていた暗殺者だけど、正体不明であった男が、実は親友であり、『CAP:FA』でCAPを助けようと列車から転落死したと思われていたバッキーだったことが戦いの最中に判明。そして、どうやらS.H.I.E.L.D.という組織もバンバン兵器開発していて、極めて危ない組織であったことを知る。そして突き詰めた先には、70年前に壊滅させたはずのヒドラの影が……みたいな話。この話で、S.H.I.E.L.D.は事実上壊滅。おまけに本部のあったワシントンDCも壊滅。大丈夫かアメリカは!?
 ■The Guardians of the Galaxy:2014年公開。今後『GoG』と略。
 現状、Avengersには関係ないので飛ばしますが、キーとなる「インフィニティ・ストーン」をめぐるお話なので、次のAvengersには関係してくる可能性アリ。『Thor DW』で、エーテルを預けたコレクターが、ここでも出てくる。
 ■Avengers:Age of Ultron:2015年公開。今後『Ultron』と略。
 ヒドラの残党狩りに忙しいAvengersの皆さん。そんな忙しい中、トニーは自律AI搭載ロボを作って各地に配備して警備させればいいじゃね? とせっせとロボコップ開発に余念がない(通称ウルトロン計画)。しかし、さすがの天才トニーでも出来なかった、スーパーAIであるUltronがどういうわけか完成してしまい、つーかお前らAvengersこそが地球を壊す悪だー!! と反逆。またしても地球規模の大喧嘩が勃発。そして同時に、トニーの忠実な僕であったAIのJARVISも、Ultronが欲しがった「ヴィヴラニウム」という鉱石から生成した金属(=CAPの盾もこの金属で出来ている。トニーの父親が作った)ボディを乗っ取り実体化に成功し、以降Visionと名乗る。この時、鍵となったのが、ロキが『Avengers』事件で地球に忘れていった魔法の杖で、その宝石が重要なアイテムとなる。なお、この作品でScarlett WitchとQuic Silverという姉弟が出てくる。この二人は原作的には『X-MEN』のキャラクターだが、ご存知の通り『X-MEN』は20th Century FOXに権利を売ってしまっているので、MCUにおける彼らは人為的に作られた超能力者的存在という設定に。おまけにQuic Silverはまさかの殉職で終了。なお、この作品で、HULKは行方不明、Thorはインフィニティ・ストーンの謎解明のため再びアスガルドに帰還した。
 ■ANT-MAN:2015年公開。以下『ANT』と略。
 最高。非常に好き。これまでのMCU作品とはあまりかかわりがない(時系列的には、『Ultron』事件の最中っぽい)。関わるのは、初代ANT-MANのピム博士が、トニーの父と仲が悪かったことと、2代目ANT-MANを襲名したスコットが、Falconと遭遇してしまってちょっとだけバトルがあるぐらい。今後のMCUに、ピム博士が出てくるかどうか分からないが、演じたMichael Douglas氏が恐ろしく渋くてカッコイイ。なお、相棒のWASPは、きっと今後参戦してくることでしょう。今回の『CIVIL WAR』では、とうとう巨大化したGIANT-MANの勇姿も見せてくれた。最高です。

 はーーーー疲れた。以上が、本作『CIVIL WAR』以前のMCUの流れです。
 
 それでは、次にキー・キャラクターについて、ちょっとまとめておこう。
 ■CAPTAIN AMERICA
 本名スティーブ・ロジャース。通称キャップ(CAP)。NYC BROOKLYN出身。元々超華奢なガリガリ君だったが、第2次大戦時のUS-ARMYによる「Super Soldier計画」の実験台に志願して、謎血清を注射されて誕生したドーピング戦士。詳しくは映画『CAP1』の通り。元々軍人で、行動も生真面目な規律を重んじる男だが、命令されるのは嫌という矛盾した男。前作『CAP:WS』でばったり親友と出会ってしまい、心中複雑。信じるのは個人の力であり、それは傲慢だよ、とローディーに言われてしまうが、今回、永遠の恋人ペギーの言葉「嫌なものは嫌だ!!」の通り、信念を貫こうとする。
 ■IRONMAN
 トニー・スタークが自身で作ったアーマー・スーツを着用した姿。トニーはスーパーリッチなイケメンプレイボーイで超天才。最強のリア充。元々、自分の作ったものが人殺し兵器であったことから、自分の行動を常に疑い、客観的な視点を忘れないようにしている大人の男。また、『Ultron』事件の遺族になじられ、しかもUltronは自分が良かれと思って計画したものだったので、自信喪失中(?)。そのため、やはりAvengersの行動を国際的な監視下に置くべきだという意見に賛成する。しかしそれでは責任を監視機関に擦り付けることになるじゃんかとFalconになじられてしまう。CAPの気持ちも分かるが、まずは信用回復をすべきだと主張。なお、現在はどうも愛する秘書ペッパーと喧嘩別居中らしい。
 ■THOR
 現在、アスガルドに帰省中(?)のため、今回は登場せず。今、Thorが探っている「インフィニティ・ストーン」と、それを欲しがっている銀河の悪党サノスがMCU最大の謎となっている。原作上は、CAP、IRONMAN、THORの三人を称して、BIG3と呼ぶ。
 ■HULK
 ブルース・バナー博士の仮の姿。怒りや心拍上昇でHULKに変身してしまうが、バナー博士としては、理性を失い暴れ狂うHULKを嫌っている(のが基本設定)。現在、『Ultorn』事件のごたごたに乗じて失踪中。MCUにおいては、Black WidowことナターシャがHULK(というよりバナー博士)に惚れている的関係性で、どうも、ナターシャはバナー博士の居場所を知ってるっぽい。
 ■VISION
 元・トニーの忠実な電脳執事のJARVISが実体化した存在。超自然存在のVISIONは、Thorしか持ち上げられないムジョルニアをひょいっと持ち上げられたことからも分かる通り、高潔で公平な存在。皆から、VISIONさん、どう思います? と意見を求められると、やはり強大な力が何らかの抑止力を持つのは悪いことではなく、無視できない選択肢であるとトニーサイドの意見を支持。ちなみにVISIONさんは通常は普通に服を着てたのは驚いた。そして落ち込むScarlett Witchをなぐさめようといろいろ頑張る姿は大変いじらしい。元Jarvisだけに、面倒みのいいキャラですな。ちなみに演じるのは、『IRON1』の時からJARVISの声だけで出演していたPaul Bettany氏がそのまま登板。身長191cmのデカイ人。なお、現在トニーの電脳執事は、JARVISがVISIONになって独立してしまったので、FRIDAYという女性の声を持つプログラムが務めている。
 ■Black Widow
 ナターシャ・ロマノフのコードネーム。原作的な設定は非常に深いが、MCUでは(元)S.H.I.E.L.D.のエージェント。その前はロシアが育成教育していた組織の暗殺者。『Ultron』事件の際、Scarlett Witchの攻撃を食らってその当時の黒歴史をフラッシュバックで観るシーンアリ。バナー博士が好きみたいです。くそう。
 ■Hawkeye
 クリント・バートンのコードネーム。原作的な設定は非常に深いが、MCUでは(元)S.H.I.E.L.D.のエージェント。地上最強のアーチャー(弓使い)。『Ultron』事件の際、家族がいることが判明。事件後引退した。のだが、今回『CIVIL WAR』でCAPのピンチに馳せ参じる。お前引退したんだろ、ゴルフに飽きたのかよ? という問いに「いやあ、スコア18しか出せないんだよね……外せねえんだよなあ」(=つまり全ホールでホールインワン)と寝ぼけたことを抜かす。はっきり言って、今回出演しなくてよかったと思う。見せ場もあまりなし。
 ■Falcon
 サム・ウィルソンのコードネーム。MCUでは退役軍人で『CAP:WS』でCAPと知り合い友達に。また、『ANT』ではAvengers施設をパトロール中にANT-MANと遭遇し、ちょっとしたバトルを演じる。装備しているウィング・パックはMCUにおいては米軍の開発したものという設定で、トニーが作ったものではないみたい。なので、国家資産です。勝手に使っていいのかお前。なお、今回の『CIVIL WAR』では、翼に防弾機能と、偵察攻撃援護用の小型ドローンが装備された。
 ■Scarlett Witch
 ワンダ・マキシモフのコードネーム。上にも書いた通り、元々『X-MEN』のキャラだが、MCUにおいては人造超能力者という設定で、『Ultron』から登場。サイキックで、実は最強クラスなのではという実力を持つが、精神的にちょっと不安定。演じるElizabeth Olsen嬢がやけに可愛い。
 ■ANT-MAN
 MCUにおいては、2代目のスコット・ラングを指す。元々頭のいいインテリだけれど、身体能力はそれなりに高く、また、義憤に駆られて犯罪行為をしてしまって、長らくムショ暮らしを経験。前科者として何をやってもうまくいかないところに、初代ANT-MANであったピム博士が、お前が実はいい奴なのは知ってるよ、つか、2代目ANT-MANやらない? とスカウト。無職のスコットは、娘にカッコイイパパであることを示すため、その役割を引き受けた。
 ■WAR MACHINE
 MCUにおいては、トニーの親友であるUS-AF所属のローズ大佐(中佐?)がトニー謹製のIRONスーツを着用した姿を言う。完全にUSAFの資産であり、生粋の軍人。IRONMANよりも重火器の装備が豊富(?)だけど、微妙にいつもやられキャラ……。通称ローディー。今回、『CIVIL WAR』では大変な重傷を負ってしまってトニーが大激怒!!
 ■Winter Soldier
 本名James Buchanan Barnes、通称バッキー。CAPの親友。『CAP1』にて非業の死を遂げたと思っていたら、実はロシアに洗脳・改造された暗殺者として暗躍していて、『CAP:WS』でばったり再会し、ラスト、微妙に記憶を取り戻す。左手のメカニカルアームが主要武器。今回の『CIVIL WAR』では、ゆとりヒーローSPIDER-MANが、うぉ、かっけえっすねこの腕!! と大興奮する。実は暗殺者時代の1991年に、トニーの両親を暗殺していたことが今回明らかになる。
 ■Black Panther
 MCUにおいては『CIVIL WAR』で初登場。架空の国、WAKANDAの王子様→王様。本名ティ・チャラ。知的で思慮深いキャラ設定だが、父を殺された怒りで若干暴走中。あっさりマスクを脱ぐシーンがあるとは思わなかった。WAKANDAという国は、ビヴラニウムの産出国で、Black Pantherのスーツもビヴラニウム製だそうです。演じたのはChadwick Boseman氏。なかなかカッコ良かったですね。『CIVIL WAR』終了時点ではCAPたちに理解を示し、自国に匿う。
 ■SPIDER-MAN
 MCUにおいては『CIVIL WAR』で初登場。唯一の高校生で10代の少年ヒーロー。本名ピーター・パーカー。NYC Queens出身。SPIDER-WEBは自分で開発したものらしい。スーツがもう完全にパジャマみたいなダサいものだったので、トニーが最新技術のスーツをプレゼントした。非常にゆとりKIDSな言動が大変良かったと思う。演じたTom Holland君も非常に良かった。昨日も書いた通り、「メイおばさん」が劇的に若返ってびっくり。最高ですね。

 とまあ、こんな感じかな。

 というわけで、結論。
 今までのMCU作品で、見逃している作品がある場合は、ぜひ、全部観てから『CIVIL WAR』を観て欲しい。最高ですよ。そして、次の作品の『Dr.Strange』も相当出来が良さそうですね。タイトルロールを演じるのは、Benedict Cumberbatch氏。ちょっと検索すれば、Dr.に扮した姿の画像が出てきますので、ぜひチェックしてください。あーーー!! 一つ忘れてた。Cumberbatch氏といえば、当然『SHERLOCK』ですが、その相棒ジョン・ワトソン君を演じたMartin Freeman氏が今回の『CIVIL WAR』に出てました。それを言うの忘れてた。彼の演じたEverett Rossというキャラクターは、実はわたしは良く知らないんだよな……なんでも、Black Pantherのサポートキャラらしいですね。今後のMCUに出てくるのかなあ……でもチョイ役にMartin Freeman氏を起用するわけないよな……サーセン、勉強しておきます。以上。

↓ 非常に面白いです。劇場版は観てませんが。

 先日観た『BATMAN v SUPERMAN』については、まあ、いろいろな変なところや良くわからないことがあってアレだけど、とにかくBATMANがカッコイイし、Wonder Womanが素晴らしいからいいか、という評価をしていたわたしだが、そのわたしが今年一番観たい映画である『CAPTAIN AMERICA: CIVIL WAR』は、もう完璧すぎてわたしの期待を大きく上回り、最高であったのであります。結果、今年の暫定1位はこの『CIVIL WAR』となりました。以上。
 と、終わらせるのももったいないので、いろいろ思ったことをまた無駄に長く書いてみようと思います。一つ最初に言っておくと、これまでのMCUを全作観ていないと、本作はその本質を味わえませんので、全作観てから本作を観ることを強くお勧めします、つーか、義務ですよそんなことは。
 ※リクエストがあったので、すげえ長文ですが今までの基礎知識を別記事でまとめました

 さてと。おそらく検索でこのBlogにたどり着いた人が知りたいであろうこと先にまとめておくか。
 ■恒例の、エンディング後のおまけ
 今回は2回ある。1回目は割りとすぐ。CAPのその後をちら見せするシーン。2回目は完全に一番最後で(だから結構な時間待つ必要アリ)、NYCに帰ってきたSPIDER-MANことピーターのちら見せシーンがあります。今回不参加のThorかHULKについて見せるか、次の作品で現在絶賛撮影中の『Dr.Strange』をチラ見せするのかなと思っていたけれど、そうではなかったっす。
 ■CIVIL WARには関係ないけれど……
 噂の『ROGUE ONE:STAR WARS STORY』の予告が冒頭に付いていました。けど、既に公開済みの奴だったので、ちょっと残念だけど、大画面で見られたのはうれしかったっすね。
 ■今回、満を持しての登場SPIDER-MAN
 まあ、実際のところスポット参戦で、物語には大きく関わらないけれど、結構活躍してくれる。出てくるのは75分ごろだったと思う。非常に良いです。いかにもな、ゆとりKIDSで大変良かった。
 ■今回のVIllan(=悪党)は誰なのか?
 以前から、「クロスボーンズ」や「バロン・ジーモ」といった、Marvelコミックお馴染みの悪党が今回の敵、のような噂が出ていたが、結論から言うとまったく違ってました。クロスボーンズは出てくるけれどオープニングアクションだけの出演。爆発四散。また、バロン・ジーモは、ここは逆に彼を知っている原作オタクたちを極めて上手にだます物語となっていて、非常に巧かったと思う。わたしもだまされました。
 この、「一体誰が悪い奴なのか」という点が、今回の作品の最大の鍵になっていると思う。素晴らしい脚本だったとわたしとしては賞賛したい。
 というわけで、以下、本作の見所というか、わたしが素晴らしいと思ったポイントをいくつか挙げておこうと思います。正直、想像とは全然違うストーリー展開で、上映時間148分はまったく長いと感じませんでした。あ、もちろん、ネタバレ全開で書きます。
 ■一体全体、喧嘩の原因は何なのか。
 公開前から既に情報公開されている通り、本作『CIVIL WAR』ではCAPとIRONMANがガチで殴り合う大喧嘩となる。その原因は一体何なのか。IRONMANは、Avengersの活動を国連監視下に置き、出動は承認を受けて行うとする協定書に賛成するが、CAPはあくまで個人の力を信じ、「嫌なものは嫌だ!!」と反対する。この大枠については公開前からいろいろ公表されていたので、わたしはどう考えてもIRONMANの主張の方に理があるだろうな、と思っていた。なにしろ、今までにもう、散々街をぶっ壊してきた連中である。もちろん地球を救うためとはいえ、あまりにも被害が大きすぎたのは事実であるのだから。
 しかし、映画は、きちんと双方が何故そう主張するかを丁寧に描いていて、どちらが正しいかとはもういえない状況を見せてくれている。そして二人も、お互いの言うことは十分に分かっているのだ。トニーも、CAPの主張はよく分かる。だけど今は、信用回復が先だ、だからサインしてくれ、と歩み寄る。しかしそれを拒否するCAP。そう、この映画は、実質「Avengers3」に匹敵する規模なのだが、あくまで、CAPが主役の映画なのである。「Avengers:CIVIL WAR」ではなく、「CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR」なのだ。
 そして、事件はWinter SoldierことCAPの親友バッキーの扱いが焦点となるのだが、この容疑が、あくまで結果論だけれど、決定的にCAPの判断が正しいことを証明してしまう。CAPがバッキーを信じるのは、何の根拠もなく、親友だから、である。しかし、トニーをはじめ、世界中はそれを信用しない。けど、事実はバッキーははめられただけだった。結果はCAPが正しかったのである。この事実を知ったとき、トニーは、素直に自分が間違っていたことを悟る。やはり、国連とはいえ、自分の目で観て調べなければ判断できないことがあるのだと。だから、トニーはきちんと、大人らしく謝罪する。オレが間違ってた、と。
 しかし、それでも最終バトルが勃発してしまった。
 ここに、今回の最大のポイントがある。それは、トニーの両親を25年前に殺したのが、バッキーこと洗脳状態にあったWinter Soldierだったことがラストで判明してしまうからだ。しかも、CAPはそれを知っていた。トニーはCAPには恨みはないが、黙っていたことは許せない。そして、洗脳状態だったとはいえ、愛する母を殺した本人であるバッキーを許せない。そうして大喧嘩が始まってしまうのである。
 今回、IRONMANサイドを「THE MIND(知性)」、CAPサイドを「THE HEART(感情)」としてプロモーションが行われていたが、この最終バトルは、まったく逆なのである。トニーこそが感情を爆発させて怒り、CAPは知性を働かせて、事実を黙っていたのだ。
 わたしはこの展開はまったく知らなかったし予想していなかったので、心底驚いたし、直前までまったく気が付かなかった。思い返すと、巧妙に伏線が張り巡らされていて、本当に見事な脚本だったと思う。素晴らしい!!! 最高ですね。
 ■オレたちのANT-MAN大暴れ!! やったー!!
 ANT-MANは、ご存知の通り、ちっこくなれるヒーローだが、よく考えると、小さくなったあと、元に戻る(=大きくなる)んだから……ひょっとして? と思った方は鋭いですね。原作上、逆にでっかい「GIANT-MAN」にもなれる、何気に強いヒーローです。そして、今回、まったく予想してなかったGIANT-MAN登場ですよ。いやー、良かった。ちゃんとANT-MANにも見せ場があってわたしは本当に嬉しかったです。最高ですね。
 ■ゆとりKIDSことSPIDER-MANの活躍
 上のほうでも書いた通り、今回のSPIDER-MANは大変良かった。巨大化したGIANT-MANの攻略として、「超古いんだけど、帝国の逆襲って映画知ってるかい!? あの映画で、こういうデカイ奴を倒すには、こうやったのさ!!」と、AT-ATに見立ててGIANT-MANの足にSPIDER-WEBを絡ませて倒すところは、もう最高でしたね。さすが、MarvelもSTAR WARSも共にDisney傘下だけありますな。最高ですね。そうそう、そういえば、メイおばさんが驚愕の若返りをはかり、トニーに「美人過ぎるおばさん」と言われてましたね。演じたのはオスカー女優のMarisa Tomeiさん。今後のシリーズが楽しみですな。最高ですね。
 ■初登場!! BLACK PANTHER見参!!
 今回は、登場キャラが多すぎて、初登場のBLACK PANTHERの説明なんてしてる時間ないのでは? と心配していたけれど、ここも見事だったですなあ。事前知識がなくても大丈夫だったと思う。ただ一つだけ、CAPの盾(映画『CAP1』で、トニーの父が作ってあげたもの)の素材であるビヴラニウムの産出国の王様であることだけはもうちょっと説明があっても良かったかもしれない。『Ultorn』事件をきっちり覚えてれば、今回の冒頭の事件の舞台としてピンと来たはずだけど、ここだけ、もう少し説明があっても良かったかも。しかし、ラストで、そのCAPの象徴であるあの「盾」を、「返せ。それは父が作ったものだ。お前に持つ資格はない!!」と言ったトニーの悲しさが溢れていて、本当に見事な脚本&演技でした。最高ですね。
 ■VISIONとScarlett Witchのやさしい関係
 VISIONさんが普通に服を着ているのは驚いたけど、しょんぼりしているScarlett Witchをなんとか慰めようとするVISIONさんはとても良かった。何かおいしいものでも作ってあげようと、「わたしは食事をしたことがないから分からないのだが、味はどうだろうか?」なんて優しいことをぎこちなく言うVISIONさん、カッコ良かったっす。そして、Scarlett Witchを演じたELIZABETH OLSEN嬢はやっぱり可愛いですね。またその衣装が最高ですよ。なぜかニーハイ&ミニスカ、そしてやけに胸元が開いているのがかなりいいです。最高ですね。
 
 はーーーーもう完璧すぎて、何もいう事がないです。
 実はこの記事の前に、今までのMCUを振り返る各作品まとめを書いていたのだが、もう超超長くなるのでカットしました。ズバリ、今までの作品を観ていないと、今回の『CIVIL WAR』は楽しめませんので、まだ観ていない作品があるなら、絶対に観ておいたほうがいいと思います。もう、ほんと最高ですね!!!

 というわけで、結論。
 Marvel Cinematic Universeの新たなるPhase3の開幕となる『CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR』は最高です!!! わたしの2016年暫定1位に躍り出ました!!!! 今までのMCUを観てきた方は、今すぐ劇場へGO!!! でお願いします。最高ですね。以上。

↓ うちには昨日届きました!! そして特典映像のメイキングなど、非常に楽しめました!!! 今後3DとかいろいろなVerが発売されるので、後できっと、チッ! と思うとは思いますが、とりあえず買いです。



 

 来たーー!!! 来ちゃったーーー!!!! た、大変だーーーー!!!
 何を興奮してるかって!? おいおいちょっとそこのアナタ、情報遅すぎですよ!!
 いいから、まずは↓↓コイツを見てくれ!!! 2分15秒のところで、わたしはもう、スーパー大興奮です!! とうとうあいつが、MCUに参戦だ!!! ヤッターーーー!! 

 わたしが今年、一番観たい映画ナンバーワンは、明らかにこの映画である。『CIVIL WAR:CAPTAIN AMERICA』の最終予告が昨日発表され、ずっと噂されていたSPIDER-MANがついにMCUに参戦である。これに興奮しないわけがあるまい。もうすでに、このBlogを読んでいる人で、「MCUって何ぞ?」という人はいないと思うが一応解説しておくと、MCU=Marvel Cinematic Universのことで、要するにIronmanやCaptain Americaをはじめとするとする一連のマーベルヒーロー映画のことである。Marvel作品は、ひとつの特徴として数々のヒーロー漫画のキャラクターたちが同じ世界に住んでいるという設定がある。少年ジャンプで例えると、ワンピースの世界にナルトも、殺せんせーも、悟空もケンシロウも住んでいるという事だ。普段はそれぞれのヒーローは自分の作品で悪党(=Villanという)と戦っているわけだが、強大な敵に立ち向かう際には協力し合うことがあり、その例がまさに『Avengers』の物語であるわけだ。
 もちろん今回の『CIVIL WAR』も、そういった、いわゆる「クロス・オーバー」モノのひとつであり、大変有名な原作である。非常に複雑な人間(以外もいるか)関係で、今回はヒーロー同士の戦い=内乱=CIVIL WARという意味でもある。詳しいことは、第1弾予告が公開されたときに、今回と同じように興奮して書いた記事があるのでそちらをどうぞ。
 で。日本でもお馴染みのSPIDER-MANだが、彼もMarvelヒーローの一人である。そしてそのSPIDER-MANがとうとうMCUに参戦する。もうこれは、わたしとしては最大級に興奮して、思わず友人たちにSKYPEで、「キターーー!! とにかくこれをWATCH THIS RIGHT NOW!!!!」とメッセージを送りまくってしまうほどの事態なのである。何故かというと、映画ファン以外には分からないと思うので解説するけれど、SPIDER-MANの映画化権利は、SPE(Sony Pictuers Entertainment)が保持しているのである。要するに、IronmanやCaptain America、Avengersを次々と映画化してMCUを展開してきたDisney=Marvelは、SPIDER-MANの映画を作りたくても作れなかったのだ。映画ファンじゃない人は、「えっ!? 今まで散々スパイダーマンの映画があったじゃん?」と思うだろう。あれはあくまでSonyの映画であり、Marvelがかつて会社として傾いてヤバかった頃に、権利を売ってしまっていた訳だ。なので、今現在はもう飛ぶ鳥を落とす勢いのMarvelでも、SPIDER-MANの映画は作れないのだ。同様に、X-MENもまた、20th Cnetury FOXに権利を売ってしまっていたため、X-MENもまた、MCUには登場させることは事実上できないでいる。Fantastic4も同じ状況だ。原作ではかなり頻繁に共同作戦をするのだが、いわゆる「大人の事情」って奴が邪魔をしていたのである。
 それが今回、奇跡のSPIDER-MAN参戦である。これは興奮するね。最高に。
 ちなみに、今回の奇跡の背景には、Sonyがその作品『Amazing SPIDER-MAN』を失敗してしまったという経緯がある。Sam Raimi版の『SPIDER-MAN』三部作は非常なる大成功をSonyにもたらしたが、監督や役者を一新してリブートした『Amazing SPIDER-MAN』は、興行収入的には大ヒットとなったものの、残念ながら内容的にクソつまらないもので批判を受けまくり、続編企画が立ち消えになってしまった。そんな中で、MCUへの参加打診が水面下で行われ、今回の登場となったのである。ちなみにそのニュースは全世界のわたしのようなクソオタクどもを大興奮させ、「歴史的和解」とさえ言われて熱烈な歓迎を受けることになったのだ。

 はーーーー。まあとにかく、興奮したわ……。
 ちなみに、SPIDER-MANというヒーローは、ひとつ大きな特徴がある。Marvelヒーローの中で、唯一の「少年ヒーロー」である点だ。実は、Marvelヒーローは、基本的におっさん揃いである。なので、その若さが非常に目立つ存在なのだ。まあ、逆にガキなので、Marvelヒーローの中ではかなり立場的に低いというか、パシリ扱いでもある。そして本作『CIVIL WAR』においては、非常に重要な役割を演じるキーキャラクターでもある。いや、それは言いすぎかな。とにかく彼が戦いの趨勢に波紋を投げかけるのだが、たぶん今回の映画では、だいぶ原作とは異なる展開になるとわたしは予想している。
 おそらく、本作においてSPIDER-MANがどのタイミングで登場するかが一番問題になるだろう。今回公開された予告では、かなり物語のクライマックスに、満を持しての登場となるようなシーンとなっているが、もし序盤からの登場だと、原作通りの展開もあり得る。ただし、今回は新キャラのBlack Pantherなど、描かないといけないことがかなり多いはずなので、SPIDER-MANは顔見世興行的な出演に留まる可能性もある。とにかく、その謎はあと1ヵ月半で我々は観ることができるので、その勇姿をスクリーンで観られる日を楽しみに待っていよう。

 というわけで、結論。
 最高ですね。そして最高です!! 2週間後には、DCコミックヒーローの『BATMAN V SUPERMAN』の公開が迫っているが、わたしはそっちはまったく期待していない。それよりもとにかく『CIVIL WAR』ですよ。ウルトラスーパー楽しみです!!! 以上。

※今日はちょっと出かけるので暫定UPします。帰ってきたらまたいろいろ手直しします

 というわけで、NY滞在記その(4)。DAY-03と04にうろついた街並みである。まず、DAY-03は、午後『MISERY』を観て、夜は『Aladdin』を観る予定であるため、基本的に午前中だけなので、とりあえずまだ行っていない、セントラルパークの左側、すなわちアッパー・ウエスト・サイド方面へ行ってみることにした。
  ここは、とりわけ何があるというわけでもないような気がするけれど、ランドマークとしてはLincorn Centerがあるので、それを目指して出発。時間が早くて(ホテルでぼんやりしてても仕方ないのでさっさと出発)、地下鉄では5分で着いてしまうので、早すぎてもどこも空いてないのも困るしな……というわけで、とりあえずまたも歩いてみることにした。Broad Wayをずっと北上するだけなので、これまた迷いようはない。
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  で、Lincorn Centerはこんなところだった。ここは、かの有名なMetropolitan Opera Houseがあるところで、他にも、KEN WATANABEが出演した『The King and I』が上演されているVivian Beaumont Theaterもここにある。今現在は、謙さんは出演していないのだが、もしまだ出演していたら、絶対観に行っていただろうけど、今回はスルー。ははあ、謙さんはここに毎日通ってたわけね、とぼんやり思いながら散策してたら、これまたかの有名な、The Julliard Schoolがあった。
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 へえ、ジュリアード音楽院ってのはここか、と、これまでわたしが観た映画をいくつかぼんやり思い出す。たとえば、『The Solist』(邦題:路上のソリスト)。

 この映画は、ジュリアード出身のチェロ奏者が精神を病んで路上生活者となり、同じく毎日の激務に精神のバランスを崩しかけているLATimesの敏腕記者と出会って、二人が心の絆を結ぶお話で、わたしは結構好きだが、残念ながらまったく売れなかったね。チェロ奏者をJamie Fox、記者をRobert Downey Jr.がとてもいい演技を見せてくれる作品なので、興味のある方はぜひ。ちなみに実話ベースのお話で、舞台はNYではなくてLAだったと思う。 それから、最近では、天下のブサカワ・ガールことChloe Grace Moretzちゃん主演の『if I stay』も、主人公の少女はチェロを勉強していてJulliardを受験し、合格の通知が来たのに車の事故にあってしまって……というベストセラー・ラノベ原作の映画である。

 まあ、この映画はかなりの「ゆとり恋愛ムービー」なので、正直どうでもいいかな。とまあ、どこに行っても映画のことを連想するわたしであるが、Julliardのグッズショップを冷やかしているうちにいつの間にか昼が近くなってきたので、周辺をブラブラしてまたTIMES SQUARE方面へとすごすご戻った。で、その日は『MISERY』と『Aladdin』を観て終了したわけである。

 次の日。DAY-04は、事実上最終日であるので、お土産をいろいろ物色する日にした。ので、既にこれまで行ったところにもまた行ってみたり、グッズを買ったりなどしてこれまた相当歩いたなあ。そういえば、写真撮ってなかったな、と、ホテルから直ぐのNY市立図書館も行ってみた。
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 ここは、DAY-01でも書いた通り、映画『Day after Tomorrow』で主人公たちが避難する場所だけど、この写真を撮影したわたしが立っているあたり、わかりますか? ここは、『SPIDER-MAN』で、主人公ピーターを迎えに来たベンおじさんが撃たれて倒れる場所ですな。あ、Tobey Maguire主演の2002年版の方ですよ。
 そのほかにも、いろいろ行ったのだが、ろくな写真がなくて我ながら困るな……。Broad Wayをずっと南下して、ダウンタウン方面へも行ってみたのだが、写真撮ったのは2箇所しかないんだよな……。
 まず、↓これは、ユニオンスクエアに面して建っているBARNES&NOBLE。本屋ですな。
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 ユニオンスクエアは、屋台的な出店がいっぱいあって、そこをぶらぶら冷やかしただけで1時間以上かかったし、このBARNES&NOBLEの中を立ち読みしたり、クリスマスが近いからなのか、ギフトショップなんかもあって、これまた結構な時間を過ごしたような気がする。この最終日であるDAY-04は、できれば映画を観たいと思っていたのに、全然時間が合わず、結局映画はやめちゃった。
 ↓これは、ユニオンスクエアから程近いところにあった、freshというコスメブランドのお店。
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 ここは店の作りも、外から見える商品展示もおしゃれで可愛い感じだったので、女子用お土産をいくつか購入。店員さんもアメリカ人にしては珍しく可愛くて親切だった。実はDAY-01に、Breckers St.でも見かけたお店で、なかなか感じがよさそうだったし、まだ日本未上陸ブランドらしいので、後でまたBrecker St.まで行って買おうかと思ってたところなので、ここでも見つけてよかった。このあと、ニューヨーク大学の方まで南下して、ぶらぶらしてたら夕方になって日も落ちたところで、地下鉄でホテルに戻った。
 翌日は9時15発の直行便で帰国なので、7時ぐらいにはホテルを出ないといけない。なので、これにてわたしのNY滞在は事実上終了である。帰ってきた今から思うと、あそこも行けばよかった、あーー、ここのすげえ近く通ったのに気が付かなかったーー!! とかいろいろあるけど、基本的にわたしは一度行った場所ならだいたい覚えるので、まあ、これでもう、NYマンハッタンは地図なしでどこでも行けると思う。たぶんね。

 というわけで、結論。
 NYマンハッタンは、地下鉄が非常に便利。路線も比較的単純だし、事前に調べておけば、感覚的に色で分かるので、まず間違えることもない。4日間の滞在で、結局Metro-Cardは20$チャージして残高は1$チョイかな。わたしのように歩かないで、どんどん乗るなら30$チャージしておけば大丈夫じゃないかな。
 そしてマンハッタンの南端からセントラルパークまで11Km。東京で、新宿から秋葉原まで、靖国通りを延々と歩いて7.4Kmほどらしい。なので、地下鉄を使えば、あっという間で大体の目的地に行ける。だけど、意外と狭いというか、東京の大きさとはまったく違うので、大抵のところは、歩いて行けちゃうと思う。StとAve.も大体交差点に標識があるので、地下鉄を出て、さてここは? と思う以外はそれほど迷いようがないと思うよ。

↓ 一応、こいつを電子で持参はしたのだが、ほとんど使わず。正直、いらなかったな。
るるぶニューヨーク (るるぶ情報版海外)
ジェイティビィパブリッシング
2015-07-30

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