というわけで、やっと行ってきました。
わたしは絵画を中心とした美術鑑賞も大好きなわけだが、このところ、せっかくチケットを事前に買っておいても結局行けない、なんてことがたびたびあって、我ながら大変残念に思うことが多かった。けど、今回はちゃんと行ってまいりました。
そうです。こちらの↓「ゴッホ展」であります。
わたしの絵画の好みに関しては、もうこのBlogでも何度も書いている通り、ゴッホ・ターナー・マグリットの3人の画家がオレ的三大巨匠であります。それぞれ時代も国も全く別の画家たちだけど、好きなんすよねえ……よく考えたらフランス人がいねえじゃん。まあ、特にフランス人が嫌いということは全くないけど、結果的にそうなっているだけです、はい。
で。現在、上野の森美術館で開催中の『ゴッホ展』。まあ、日本人に大人気のゴッホは、数年に一度はこうした「ゴッホ展」が開催されるわけで、そのたびにせっせと足を運ぶのは、何もわたしだけではあるまい。つうか、何万人もいらっしゃることでしょう。
わたしは美術展を観に行くときのお約束として、会場30分前現地到着、を自分ルールとしている。これも何度も書いてきたことだが、とにかく昨今の美術展はすごい混雑で、ビッグネームの作家の単独企画展となるとえらいことになる。それが嫌だから、朝イチに限る、と思っているわけだが、今回わたしは9時半開場のところ、8時55分ごろに現地に着いた。その時すでに待っている方々は20名弱。まあこれなら余裕であろうと寒空の下、待つこと30分で開場となって入場した。
ま、だいたい1/2~1/3ぐらいの人は音声ガイドを借りるので、さらにわたしの前は人が減ってガラガラになる。大変良い鑑賞環境で観られたのは言うまでもなかろう。なお、チケットは、上記画像にある通り「当日券」だけど、行こう、つうか今週末行く!と心に決めた日の帰りに上野駅構内のチケットブースであらかじめ買っておきました。当日買うのはさらに並ぶのでダメですよ。開場時はながーーーい列になってました。
今回の『ゴッホ展』は、展示総点数が83点、そのうち、ゴッホじゃない作品が31点というわけで、ゴッホ率は過半数を超えている。最初の方をかっ飛ばしてメインまで行っちゃう人をよく見かけるけど、今回は冒頭からゴッホ作品で、独学で練習というか勉強していた時代の作品から、影響を受けた作家とその影響が見える作品、そしてアルルを経て、さらなる研究へ、という構成になっていた。今回はジャポニズム系はナシ、です。
そして今回のメイン作品は、おそらく上に貼ったチケット画像にある通り『糸杉』だろうと思う。だけどわたし、この作品はMYCのThe Metropolitan Museum of Artでじっくり観たので、おお、お久しぶりだね、ぐらいの感覚であったのだが、そのすぐ近くにあった、『薔薇』という作品の方が今回一番気に入りました。どうやらこの『薔薇』はWashingtonのNational Gallery of Art所蔵作品みたいすね。行ってみたいなあ……。
前もどっかで読んだけど、ゴッホは「色」の研究のために、お花の絵をかなり多く描いているわけですが、背景の淡いミントグリーン? がとてもいいすねえ……。色の研究に「白」のバラを描くってのは、非常に意味があるような気がしますな。もちろん言うまでもありませんが、現物はこんな画像の1億倍の美しさとオーラに包まれています。
はっきり言って、昨今の絵画展は入場料が高いと思う。今回は当日券1800円だ。まあ、映画も同じ料金だけどさ、高いよね、やっぱり。でも、わたしとしては高いからやめよう、というハードルとして機能するなら、混雑解消の一つの解でもあるような気がするので、甘んじて受け入れることにやぶさかではないです。そして、やっぱり「本物」を目の前にしたときの、なんつうかな、心の高揚? のようなドキドキ感みたいなものは、ほかでは代えられないものだと思うので、高いけどアリ、だと思う。まあ、この入場料の価値があるものかどうかは、自分の胸に聞いてください。
というわけで、さっさと結論。
なんか数年ごとに決まって開催される『ゴッホ展』。その度にわたしも足を運ぶわけだが、正直、切り口がもうネタ切れなんじゃなかろうかという気もする。単に来日作品が違うだけ、だよね。ズバリ言うと。かぶってる作品もあるし。でも、それでも。わたしはやっぱり観に行くんだろうな。だって、好きなんだもの。もうしようがないす。こればっかりは。だけど、わたしのようなゴッホ好きが日本に数万人いるからと言って、開催側はきちんとオリジナリティーを見せてほしいと思う。なんか、はっきり言ってそういう努力は全く感じられない、フツーのゴッホ展だったな、というのがわたしの感想です。あと、どうでもいいんだけど、そろそろ暗い会場に暖色系LED証明ってやめてくれないかなあ……直射日光はそりゃアカンだろうけど、わたしとしては「自然光」のもとで、ゴッホ作品を観たいす。ま、無理な話なのかな……以上。
↓ 今回も買いました。AERAムックの解説本は大変出来がいいです。図録よりいいかもよ。
わたしは絵画を中心とした美術鑑賞も大好きなわけだが、このところ、せっかくチケットを事前に買っておいても結局行けない、なんてことがたびたびあって、我ながら大変残念に思うことが多かった。けど、今回はちゃんと行ってまいりました。
そうです。こちらの↓「ゴッホ展」であります。
わたしの絵画の好みに関しては、もうこのBlogでも何度も書いている通り、ゴッホ・ターナー・マグリットの3人の画家がオレ的三大巨匠であります。それぞれ時代も国も全く別の画家たちだけど、好きなんすよねえ……よく考えたらフランス人がいねえじゃん。まあ、特にフランス人が嫌いということは全くないけど、結果的にそうなっているだけです、はい。
で。現在、上野の森美術館で開催中の『ゴッホ展』。まあ、日本人に大人気のゴッホは、数年に一度はこうした「ゴッホ展」が開催されるわけで、そのたびにせっせと足を運ぶのは、何もわたしだけではあるまい。つうか、何万人もいらっしゃることでしょう。
わたしは美術展を観に行くときのお約束として、会場30分前現地到着、を自分ルールとしている。これも何度も書いてきたことだが、とにかく昨今の美術展はすごい混雑で、ビッグネームの作家の単独企画展となるとえらいことになる。それが嫌だから、朝イチに限る、と思っているわけだが、今回わたしは9時半開場のところ、8時55分ごろに現地に着いた。その時すでに待っている方々は20名弱。まあこれなら余裕であろうと寒空の下、待つこと30分で開場となって入場した。
ま、だいたい1/2~1/3ぐらいの人は音声ガイドを借りるので、さらにわたしの前は人が減ってガラガラになる。大変良い鑑賞環境で観られたのは言うまでもなかろう。なお、チケットは、上記画像にある通り「当日券」だけど、行こう、つうか今週末行く!と心に決めた日の帰りに上野駅構内のチケットブースであらかじめ買っておきました。当日買うのはさらに並ぶのでダメですよ。開場時はながーーーい列になってました。
今回の『ゴッホ展』は、展示総点数が83点、そのうち、ゴッホじゃない作品が31点というわけで、ゴッホ率は過半数を超えている。最初の方をかっ飛ばしてメインまで行っちゃう人をよく見かけるけど、今回は冒頭からゴッホ作品で、独学で練習というか勉強していた時代の作品から、影響を受けた作家とその影響が見える作品、そしてアルルを経て、さらなる研究へ、という構成になっていた。今回はジャポニズム系はナシ、です。
そして今回のメイン作品は、おそらく上に貼ったチケット画像にある通り『糸杉』だろうと思う。だけどわたし、この作品はMYCのThe Metropolitan Museum of Artでじっくり観たので、おお、お久しぶりだね、ぐらいの感覚であったのだが、そのすぐ近くにあった、『薔薇』という作品の方が今回一番気に入りました。どうやらこの『薔薇』はWashingtonのNational Gallery of Art所蔵作品みたいすね。行ってみたいなあ……。
前もどっかで読んだけど、ゴッホは「色」の研究のために、お花の絵をかなり多く描いているわけですが、背景の淡いミントグリーン? がとてもいいすねえ……。色の研究に「白」のバラを描くってのは、非常に意味があるような気がしますな。もちろん言うまでもありませんが、現物はこんな画像の1億倍の美しさとオーラに包まれています。
はっきり言って、昨今の絵画展は入場料が高いと思う。今回は当日券1800円だ。まあ、映画も同じ料金だけどさ、高いよね、やっぱり。でも、わたしとしては高いからやめよう、というハードルとして機能するなら、混雑解消の一つの解でもあるような気がするので、甘んじて受け入れることにやぶさかではないです。そして、やっぱり「本物」を目の前にしたときの、なんつうかな、心の高揚? のようなドキドキ感みたいなものは、ほかでは代えられないものだと思うので、高いけどアリ、だと思う。まあ、この入場料の価値があるものかどうかは、自分の胸に聞いてください。
というわけで、さっさと結論。
なんか数年ごとに決まって開催される『ゴッホ展』。その度にわたしも足を運ぶわけだが、正直、切り口がもうネタ切れなんじゃなかろうかという気もする。単に来日作品が違うだけ、だよね。ズバリ言うと。かぶってる作品もあるし。でも、それでも。わたしはやっぱり観に行くんだろうな。だって、好きなんだもの。もうしようがないす。こればっかりは。だけど、わたしのようなゴッホ好きが日本に数万人いるからと言って、開催側はきちんとオリジナリティーを見せてほしいと思う。なんか、はっきり言ってそういう努力は全く感じられない、フツーのゴッホ展だったな、というのがわたしの感想です。あと、どうでもいいんだけど、そろそろ暗い会場に暖色系LED証明ってやめてくれないかなあ……直射日光はそりゃアカンだろうけど、わたしとしては「自然光」のもとで、ゴッホ作品を観たいす。ま、無理な話なのかな……以上。
↓ 今回も買いました。AERAムックの解説本は大変出来がいいです。図録よりいいかもよ。