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 約2年前の2015年9月に日本で公開され、それなりに話題となった映画『Kingsman:The Secret Service』。わたしはこの映画を結構楽しみに観に行ったものの、意外なグロ描写満載で胸焼けするというか、なんかアレだなあ、と思い、イマイチ判定を下していたのだが、日本はともかく世界的には結構なヒットとなって、全世界興収4億ドルを超える大ヒットとなったため、さっそく続編が制作されることになり、今般、日本においてもその続編『Kingsman: The Golden Circle』が公開される運びとなった。
 わたしはこの映画を観るつもりは実は全くなかった。理由は二つあって、一つは前述の通り1作目があまりわたし好みでなかったこと、そしてもう一つは、これもどうでもいい理由なのだが、わたしの嫌いなFOX配給だからだ。これはちょっと説明しておくと、もはやハリウッド作品が全く売れない日本において、実は前作は、日本ではFOX配給ではなく、なぜかKADOKAWAの配給だった。おそらくは、FOXの日本担当が、こりゃあ日本じゃ売れねえだろうと見込み、KADOKAWAに配給を卸したのだと想像する。しかし、これまた前述の通り、日本でもそれなりに話題となって、おまけに全世界興収は大ヒットレベルまで稼いだため、やっぱ続編は自分で配給しよう、と考え直したのだろう、とわたしは邪推したのである。よって、この作品は観に行ってやらん、WOWOWで放送されるのを待てば十分じゃい、と判定したのだ。
 なのに、なぜわたしは観に行ったのか。答えは簡単。今現在わたしはTOHOシネマズのフリーパスポート有効期限内で、タダで観られるからだ。そして今、ほかに観てみたい映画が何もなかったからだ。つまり、なんか暇だし、タダならいいか、という実に消極的な理由で観に行ったというわけである。
 そして結論から言うと、やっぱり本作は明確に「コミック」=漫画であり、その描写は大げさで悪ノリが激しく、今回もグロ描写はあり、やっぱりあんまりわたし好みじゃあなかったかな、というある意味想定通りの感想しか持ち得なかったのである。つまり一言でいえば、やっぱりWOWOW放送を待てば十分だったかな、と思った。ただまあ、あくまでわたしの好みの話なので、前作が気に入った方にはある意味前作通りのノリなので、今回もまた気に入ってもらえるものと思う。

 物語は、まあ、大体上記予告の通りである。新たなる敵?が「キングスマン」を崩壊に導き、生き残った主人公のガキが「アメリカの親戚」たる「ステイツマン」の協力のもとに敵を倒す、というものである。
 というわけで、ポイントとなるのはこの敵は何者か、そして前作で明確に死んだはずの先代「ガラハッド」はなんで生きてるんだ? そして「ステイツマン」の面々のキャラはどういう奴らなんだろう、という点にあるとわたしは思っていた。
 これらを順番に説明すると、まず、今回の敵は、麻薬王、なわけだが、そのキャラクターは実に漫画チックで、ビジネスとして大成功しているわたしがなんでこんな名もなき地に隠れなきゃいけないのよ、と思っていて、アジトを50年代アメリカ風なある意味アミューズメントとパークめいたモノに仕立てていて、おまけに暇なので、Elton John氏を誘拐してきて住まわせて歌わせてもいるという、若干狂った女性であった。演じたJulianne Mooreさんが貫禄たっぷりに、そしてやたらと楽しそうに演じていたのが非常に印象的で、わたしとしては十分以上にアリ、だと思う。ただ、この麻薬王がどうしてまたKingsman組織と敵対しようとしたのかはよく分からず、単に手下として雇った若僧が、元Kingsman養成生の落ちこぼれだったために、Kingsmanという組織を知って、将来的な脅威になるから先にぶっつぶじておこう、と思ったから? なのだろうか? ほっといても良かったんじゃね? という気がしなくもない。
 で、先代「ガラハッド」がなぜ生きているか、については「ステイツマン」に実はこっそり助けられていた、というのが答えで、どうやら前回の事件がUS国内で起きた(んだっけ?)ために、実は「ステイツマン」も活動していて、ガラハッドが撃たれた直後に駆け付け、すぐさま謎テクノロジーで傷を修復していた、てなことだったらしい。なんというか、ホント漫画である。つうか、もはや『男塾』とか『聖闘士星矢』的展開と言っても良かろう。それはそれでアリ、とは思うが……わたしとしては、なんだかなあ、と思ってしまった。
 そして「ステイツマン」だが、役者陣は豪華だし、ガジェット類もいちいちオタク心をくすぐる楽しい?ものであるのはいいのだが、キャラ付けがなんというか……せっかく登場するChaning Taum氏ふんする「エージェント・テキーラ」はほとんど活躍しないし、大活躍の「エージェント・ウィスキー」はどういうわけか悪役になってしまうし、なんというか……正直イマイチであった。
 というわけで、本作を彩るキャラたちと演じた役者を紹介しておこう。
 ◆現・ガラハッドことエグジー:演じたのは前作に引き続きTaron Egarton君28歳。前作はとんでもないゆとり小僧だったけれど、Manners make the Manということで、すっかりスーツの似合うイギリス紳士になりましたな。その成長ぶりは大変良かったです。なお、Kingsmanにおいてはエージェントは円卓の騎士の名を名乗るわけですが、ランスロットの名を継いだロキシーが冒頭で殉職してしまうのは大変残念でした。もったいない……彼女も実は生きていた、と次回また登場してほしいと思います。
 ◆マーリン:まあ、魔術士マーリンというわけで、エージェントではなく指導教官兼バックアップ要員として今回も登場。そしてエージェントでないために難を逃れ、今回ガラハッドとともに活躍。演じたのは、前作同様セクシーハゲ界のイギリス代表としておなじみのMark Strong氏。今回は、酔っ払って泣き上戸だったことが判明。あのシーンは笑えました。そして今回歌も歌うわけですが、あの歌が上手なのかド下手なのか、わたしには判定できないす。残念なことに終盤で殉職。もったいないというか残念す……。
 ◆先代ガラハッドことハリー:演じたのは英国王でおなじみColin Firth氏。まあ、生きていたのは漫画的にアリとしても、実はわたしはいまだになぜハリーがウィスキーをあの場で撃ったのか良くわからんです。正直、別に本作に登場する必要はなかったような気が……。
 ◆エージェント・テキーラ:前述のように演じたのはChaning Tatum氏。ステイツマンはエージェント名がみな酒の名前になってます。今回、いかにもヤンキー的なキャラで、エグジーとぶつかり合いながら活躍するんだろう、と思っていたらほぼ出番なし。出る意味あったのだろうか……。
 ◆エージェント・ウィスキー:演じたのはPedro Pascal氏。そのルックスは非常にメキシカンっぽくて(※Pedro氏はチリ出身なので全然メキシカンではない)、彼の方が「テキーラ」なんじゃね? とわたしは思いながら観ていたが、なんというか謎の離反? で悪役扱いに。そして無残な最期を……。US大統領と通じていた、という事らしいが、かなり唐突に感じて、わたしには良くわからなかった。わたしは知らない役者さんですが、TVのGame of Thronesで有名なお方らしいすね。
 ◆ジンジャー:ステイツマンにおけるバックアップ要員の女子。演じたのはHalle Berryさん51歳。ええっ!? ご、51歳!? 見えねえ! もうそんなお歳なんですなあ! わたしには大変キュートに映り、やっぱHalle Berryさんは可愛いなあ、とか思ってたのに、わたしより全然年上だった! あーびっくりした。眼鏡と外跳ねショートヘアが大変お似合いでしたな。大変良かったと思います。
 ◆シャンパン:ステイツマンの長。演じたのはJeff Bridges御大68歳。存在感はバリバリながらもあまり出番なし。余裕な感じの貫禄十分でしたね。
 ◆ポピー:スーパー頭脳で麻薬戦争を終わらせ麻薬界に君臨する女性ボス。演じたのは前述の通りJuliannne Mooreさん57歳。とにかく楽し気に演じている姿が非常に印象的。どうでもいいけれど、ポピーが誘拐してきたElton John氏は、わたしは最初、そっくりさんかと思ったのだが、どう見ても本人で、彼もまた、思いっきり楽しそうにバカ演技を披露してくれています。なにやってんすかもう!w
 ◆US大統領:演じたのはそこらじゅうに出演しているので誰もが顔は知っている、のではないかと思われる名脇役のBruce Greenwood氏。わたし的には、このお方はJJ版『STRA TREK』のパイク艦長ですな。
 ほかにも、前作でエグジーの飼犬になったJBも出てくるし(ただし悲しい最後……)、前作でエグジーが救出したスウェーデン王女だったり、あの嫌な奴だったライバル候補性のチャーリーがポピーの手下として登場したりするので、前作が大好きな人には大変楽しめる作品だと思う。
 そして監督は、前作に引き続きMatthew Vaughn氏が担当。わたしはこの監督が撮った『X-MEN:First Class』がX-MENムービー最高傑作だと思っているほど大好きなのだが……やっぱりこのお方の本質は血まみれグロなんすかねえ……。自分で脚本も書く優れた才能の持ち主であるのは間違いないのだが……なんか、もうチョイ真面目?な、ドシリアスな作品を撮ってもらいたいと思います。

 というわけで、結論。
 全く観るつもりがなかった映画『Kingsman: The Golden Circle』をふと観に行ってみたところ、まあ、想像通りのコミックドタバタ作品であったと結論付けて良いように思える。それが悪いというつもりはなくて、それが好きな観客は多いわけで、実際本作も既に全世界興収4億ドルを超える大ヒットとなっている。なので、間違いなく言えそうなことは、前作が好きならば今回も間違いなく楽しめるであろう、ということでしょうか。わたしは前作をそれほど楽しめなかったので、WOWOW放送待ちで十分だったかな、と思った。わたしが一番残念だったのは、セクシーハゲMark Strong氏の最期で、今後シリーズに出られないとしたら大変残念す。しかし、結局Kingsmanって組織は何なんすかね? 資金源はあのTalorだけなのかな? 実は前作からずっとわたしには良くわかりません。以上。

↓ 基本的に完全なる続編なので、前作を観てないと全然意味不明だと思います。観てない方は今すぐ観てから劇場へ!
キングスマン(字幕版)
コリン・ファース
2015-11-25

 今回はもう、結論から言う。『ジョジョリオン』のセリフをパクって表現すると、
 「グロ注意ッ!! グロ注意ッ!! 頭がブッ飛ぶぞォ!
 今日わたしが見た映画、『Kingsman:THE SECRET SERVICE』という映画は、そういう映画であった。

 本作は、アメリカ版予告を見たときから、こいつは観ないとな、と思うほど、わたしは期待していた。なにしろ、監督はあの『Kick Ass』で一躍注目を浴び、その後、X-MENムービー最高傑作とわたしが認定している『X-MEN: The First Class』を撮ったMatthew Vaughn監督である。バリバリのイギリス人である彼が、英国スパイムービーを撮るなら、もう行くしかなかろう、というのがわたしの判断であった。 おそらくは、X-MENの大成功で、FOXに可愛がられて、ご褒美をもらったんだろうな、とわたしは思っていた。
 だが、わたしはすっかり忘れていた。
 コイツがあの『Kick Ass』を撮った男であることを。
 そして、事前調査を怠っていた。
 『Kingsman』は『Kick Ass』と同じく、Mark Millerによるアメコミの実写映画化であったのだ。よく考えたら、同じMark Millerの『Wanted』(※Angellina Jolie や James McAvoy主演の、弾丸の軌道を曲げるあの映画)にもちょっと共通した話だった(※なお、Mark Millerはスコットランド人なので、正確には全然アメコミではない、か)。
 ウカツ! そんなことに気付かずに見に行ってしまったとは!
 なので、これを読んでくれている皆さんにはどうでもいいことだが、わたしは今、非常に自分に対して頭に来ているのである。

 何をわたしが言っているか、わからない人に説明しよう。
 まず、Matthew Vaughnの出世作たる『Kick Ass』だ。この映画は、日本でも公開時話題になったハチャメチャヴァイオレンスムービーである。先に述べた通り、Mark Millerなる男によって創作された、いわゆるグラフィックノベル(=まあ要するに漫画)の映画化である。そのキャッチ―さと、キャストの熱演により、金額的にはたいしたことはないが、スクリーン数が少なかったために、それなりに高いスクリーンアベレージをたたき出した小規模ヒット作である。この映画からは、天下のブサカワ・ガールことChloe Grace Moretzちゃんという、今ハリウッドで精力的にバンバン映画に出ている女の子(当時14歳ぐらい、現在19歳か?)と、もう一人、Avengersになり損ねたクイック・シルバーことAaron Tayler-Johnsonという、二人の若いスターが生まれた。そういう意味で、『Kick Ass』は注目に値する作品ではあるのだが、正直なところ、映画としては――まあ元が漫画なので仕方ないといえば仕方ないが――全く無意味な残虐シーンが多く、でたらめな物語であったため、わたしはまったく評価していなかった。首が飛んだり、腕が切断されたり、とにかく血まみれで、最後は全身バラバラに吹っ飛ばす、という展開は、観ていて決して気持ちのいいものではない。だって、ほとんどその死に様の描写に意味がないんだもの。この映画が大好き、という奴とは、おそらく友達にはなれない可能性が高い。
 そういう、無駄な残虐シーンが現在のゆとり青年・スウィーツ女子たち(※両方とも既に死語)の大好物だという事はもちろん承知しているし、そういうのが見たければ『進撃の巨人』でも読んでてくれ、とわたしとしては言いたいところだが、残念ながら、どうやらそういう傾向は全世界的と見ていいのではないかと思っている。なんという、変な世の中になったものだ。人にやさしく(笑)と言いながら、人の死に様を見て喜ぶ。まあ、人類はそろそろ滅ぶんだろう。

 しかし。そのセンセーショナルな(とはいえ薄っぺらな)映像によって、Matthew Vaughnが注目されたのは事実である。もちろん、ここまでやるのは当然計算ずくであり、確信犯であることは間違いなく、わたしもこの監督は今後要観察だな、と思っていた。そんな彼が、かの『X-MEN: The First Class』の監督に抜擢されたと聞いた時は、期待半分不安半分で、確かにこの男なら、コミックヒーロー作品に合うかも、でもまた血まみれにされたらアウトだぞ……思っていたのだが、わたしの心配は、ほぼ良い方に裏切られ、『X-MEN: The First Class』は非常なる傑作として世に登場した。この映画は、何度でもいうが、現状のX-MEN作品の中で最高傑作と言っていいと思う。やはり、Matthew Vaughnは、コミックの実写映画化が得意なのだ。そして、Zack Snyderとはやや異なった画を撮れる貴重な男として、おそらくは今後もいい作品を撮るであろうと、わたしは非常に期待したのである。

 そして今回の『Kingsman』である。ストーリーについては、もはや語るまい。予告編から想像できる範囲で物語は進むのだが、2つ、わたしがまったく考えてもいなかった展開が待っていた。
 そのうちの一つは、重大なネタバレなのでちょっと書けない。申し訳ないが、知りたい人はわたしに直接聞くか、映画を見に行ってくれ。この部分は、ちょっと頭を冷やして考えてみると、まあ、なくはない展開ではあるけど、十分避けられたルートだと思う。どうにも気持ちよくはない。むしろ、えっ!? という驚き以上の何も残らないので、もうちょっと脚本を練る必要があったとわたしは感じている。
 もう一つの方が、冒頭でわたしが言った、「グロ注意ッ!!」である。まーたこの野郎、やらかしおった。しかも、今回はその規模が、『Kick Ass』より上である。ずいぶんとまあ、派手にやらかしている。ので、血まみれや残虐シーンが苦手な方は、避けた方が賢明かもしれない。ただ、ラスト近くの大虐殺は、完全にコミック調の演出で、もはやギャグとして描かれているので、そんなにビビらなくてもいいかな……という気もするので、まあ、心配性ならやめておけばいいし、怖いもの見たさの好奇心旺盛な方は、劇場へ観に行っていただければと思う。マンガなんだからガタガタいうな、ってことで了解すべきなのかもしれないが、それにしても、ホント無意味というか、ギャグなんだよな……死に様が。どうにもわたしには、お腹いっぱいというか胸焼けするというか、もう結構です。

 ちなみに、この映画の製作費は81M$だそうで、1億ドルはかかっていないようだが、日本映画からすればすごい金の使い方である。そのため、映像のクオリティは非常に高い。数々の秘密道具も、英国スパイっぽくてよろしい。かつての007的なアイテムがそろって登場するし、なにより、きっちり体に合ったスーツがカッコイイ。まったく余談だが、Daniel Craig扮する007も、スーツ姿が恐ろしくカッコイイが、あれはトム・フォードというブランドのスーツで、わたしも一着ほしいものだと常々思っている。なおわたしも、現在保有しているスーツはすべてオーダーメイドで、わたしの体形にフィットしたものを着用しているが、とにかくサイズの合っていない服を着ることほどカッコ悪いものはない。スーツはその筆頭だ。一度オーダースーツを着ると、もはや既製品は着れなくなるものだ。できれば、英国製の車にもこだわりが欲しかったが、この作品ではカーアクションはほぼない。出てくるのは、ロンドンタクシーと、なぜかイギリスで大人気の、われらがスバル・インプレッサぐらいである。
 それに、キャスト陣もまずまずの一級線の役者がそろっている。主役の若者は、全く知らない青年だったので、過去にどんな作品に出ていたのか、先ほど調べてみたが、どうやら今回が初めてのビックバジェット作品のようだ。正直、たいしたことはないので、まあどうでもいい。が、『King's Speech』でオスカー俳優の仲間入りを果たしたColin Firth や、Nolan組の常連Michael Caineといった純イギリス人が脇を固めており、一応の安定感と言うか、安心感はある。なお、年末にとうとう新作が控えているSTARWARSだが、かのLuke SkywalkerでおなじみのMark Hamillが、ちょっとした役で出ている。老けるのは仕方ないというか当たり前なので全然いいんだけど、もうちょっと、しゅっとした体形を維持していただきたかったなあ。かのSir Alec Guinness様が演じたベン・"オビ=ワン"・ケノービのような風貌になってほしかった……。
 そして一方で、ジェダイマスター、メイス・ウィンドゥあるいはニック・フューリーでおなじみのSamuel L Jacksonが悪役として出てくるのだが、正直、この悪役はいったい何をしたいのか最後までさっぱりわからなかった。いや、人類を減らしたいのは分かるし、わたしも大いに賛成だが、何でそう思うのか、どうしてそう思うに至ったのかが、極めて弱くて、まったく意味不明であった。また芝居振りも、なんというか悪ノリっぽい妙なハジケ振りで、なんというかもう……あんた何なのよ!? とわたしは見ながらずっと思っていた。ただ、彼の部下たる両足が鋭い刃になってる女子の、くっきりとした太い眉&前髪パッツンぶりは非常にすばらしかった。彼女は、Sofia Boutellaという人のようだが、どうやら元々はダンサーで、かのマドンナのバックダンサーでもあったらしい。スタートレックの次回作にもクレジットされているようなので、今後が期待である。。
 ついでに言うと、Kingsmanという組織自体も、その位置づけや役割が非常にあいまいと言うかフワッとしていて、最後まで何なんだかよく分からなかった。そういう点で、わたしとしては残虐シーンに加えて物語上の適当さが最後まで腑に落ちず、どうにも物語りに入り込めなかったのでありましたとさ。

 というわけで、結論。
 ズバリ言う。残念ながらイマイチかなぁ……。こういう、意味のない血まみれシーンはもうホントやめて欲しい。ああいうのは、なんなんだろう、笑うところなのかな? ギャグシーンなの?? 度を越えていて、わたしには全然笑えねーし。
 あと、予告編のセンスのなさには絶望を禁じえない。上のほうに置いといた2分05秒Verの予告はまあまともなんだが、そのあとに公開された、変なナレーション入りの1分30秒Verの方は観なくていいと思う。このナレーション、すっげえダサくね? やめなよこういうの。


 ↓ これが原作のグラフィックノベル。小プロもホントに凝りねえなぁ……売れっこないのに。


  

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