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 というわけで、今日は昼から地元シネコンにて『Fantastic Beast:The Crimes of Grindelwald』を観てきた。のだが、なんつうか……もう結論をいきなり冒頭で書いてしまうと、やっぱりこれは、『Harry Potter』シリーズが大好きな人でないとダメなんだな、ということを強く思った次第である。
 1作目をちょうど2年前に観た時も書いたけれど、わたしは実際『Harry』に関しては、原作小説は一切読んでいないし、映画は全作きちんと見たけれど、それほどのめり込んで面白いとは思わず、正直、物語を追うのに精いっぱいで、挙句の果てにきちんと理解できなかった、という苦い思い出しかない。
 何しろ長い。そして、映画単体でも見て上映時間が長く、各キャラクターが何を求めて行動しているのか、というそもそものポイントがわたしの低能ではきちんと理解できなかったのである。
 そして『Harry』の前日譚にあたる前作『Fantastic Beast』も、どうもキャラクターに共感できず、なんつうか……物語として面白い、とは思えなかったのだ。そしてその原因は、もうこれは明らかに、わたしの『Harry』愛の欠如によるものであろうと思う。ついでに言えばわたしの頭の悪さでもあるのだが、恐らくは、『Harry』愛溢れる観客ならば、もうその雰囲気だけでも最高に思うだろうし、魔法入り乱れるバトルに大興奮、となるのだろう。
 そして今回の「黒い魔法使い」に関しても、『Harry』愛溢れる観客ならば、ラストで明かされる重大な秘密に、な、なんだってーー!? とワクワクし、早く続きが観たい!! と興奮するのだと思うが、わたしは残念ながら、次はもう観なくていいかな、という判定を下すことになった。そうなのです。今回も、とにかくキャラクターが多く、それぞれの思惑がかなり入り乱れていて、どうもわたしにはスッキリ物語が頭に入らない事態となったのである。これって……やっぱりわたしの理解力が足りないからだろうな……うーーむ……間違いなく言えそうなことは、完全にちびっ子お断りの複雑な物語であった。これは小説で読んだ方が面白いと思うけど、映画オリジナルなのかな?

 というわけで、『Fantastic Beast』第2作目は、時間的には前作のすぐあと、である。時代的には1920年代。第1次大戦が終わったばかりの世界で、前作がNYCを舞台としていたのに反し、今回、主人公ニュート・スキャマンダー君は前作の騒ぎの責任を追及されて、故郷のロンドンにて、イギリス魔法省から海外渡航禁止のおとがめを受ける。ニュート君は、今、世を騒がせている悪い魔法使い、グリンデルワルトの騒動には関心がなく、魔法使い社会がグリンデルワルトに対して賛否分かれている中で、ぼくはどっちでもないよ、なんてのんきな立場であった。そしてどうやらその背景には、魔法学校の恩師、ダンブルドア先生の指令もあって、どうやらダンブルドア先生はニュートを見込んで、(ニュートの意に反して?)いろいろ使い走りに使っている模様だ。
 で。前作の騒動でお縄になっていた悪者グリンデルワルトは、冒頭であっさり脱走に成功し(超あっさりと脱走するその様子にわたしはもう、なんかバカバカしくなった)、前作で目を付けたクリーデンスを追ってフランスへ。そして一方ロンドンでぼんやりしていたニュート君は、ダンブルドア先生に呼び出され、ホグワーツへ。そして、ダンブルドア先生からグリンデルワルト討伐の命を受け、超イヤイヤな感じでフランスへ魔法であっという間に到着するのだが、そこには、前作で仲良くなった魔法女子ティナもグリンデルワルトを追って来ており、二人は再会するのだが……てなお話です。ええ、超はしょりました。
 わたしが思うに、わたしがこの物語でどうも気に入らないのが、主人公ニュート君のキャラクターだ。彼は、大変有能でイイ奴なんだけど……なんかのんきというか……のろいんだよな……行動が。ただし、ニュート君のスットロさはどうでもいいとしても、本作は映画としてのクオリティは非常に高くて、とりわけ衣装だったり美術なんかは世界最高峰であると断言できる。各キャラクターの着る服がいちいちカッコいいし、小道具類もとても質感高くて、相当金がかかってるのは間違いなかろう。実際、前作はアカデミー衣装デザイン賞を獲ったんじゃなかったかな。今回も、衣装や美術は最高レベルで素晴らしかったすね。
 というわけで、キャラ紹介と演じた役者をずらずらメモしておこう。いっぱいいるんだよな……
 ◆ニュート・スキャマンダー:ホグワーツ出身の魔法動物学者。今回、ホグワーツ時代の回想シーンがあって、なんか演じた役者があまり似てなくてガッカリ。描写によると、どうも友達いない系の変わり者で、動物大好き青年。前作でアメリカ魔法省のティナに恋しちゃったけれど、ロンドンに帰ってから、兄と兄の婚約者とニュートのスリーショットを雑誌にパパラッチされて、ニュート婚約か?的に報道されたせいもあってティナはおかんむり。ニュートとしては完全誤解でしょんぼり。ダンブルドア先生から使い走りされている模様。演じたのはオスカー俳優Eddie Redmayne君36歳。まあイケメンですよ。何というか、ニュートは相手がティナであっても相手の眼を見てしゃべるのが苦手なのか、なかなかのコミュ障ぶりな演技が何気にわたしは素晴らしいと思います。もうちっと、コミュ力向上が望まれますな。
 ◆ティナ・ゴールドスタイン:US魔法省職員で闇払いチーム所属。グリンデルワルトを追う。ニュートは動物大好き人間嫌いで、とりわけ闇払いが嫌い(ティナ除く)なので、ティナとしては若干正体不明のニュート君にイラつくことも。演じたのは前作同様、エイリアン最新作のヒロインでもお馴染みのKatherine Waterston嬢36歳。この人は別に美人とは思わないけど、今回彼女が着ている黒いコートがとってもカッコ良かった。キッとした前髪パッツンのショートボブとともにとても似合ってましたな。
 ◆ジェイコブ・コワルスキー:NYC在住の魔法使いじゃない一般人。パン屋だったはず。前作でニュートと仲良くなって大活躍するも、記憶を消されたはずが、彼には全く効かなかったみたいすね。ティナの妹クイニーにぞっこん。演じたのは前作同様Dan Fogler氏42歳。今回それほど活躍せず。
 ◆クイニー・ゴールドスタイン:ティナの妹で人の心が読める魔法使い。ジェイコブにぞっこんだが、US魔法界は人間との結婚はご法度であるため、ジェイコブに惚れさせ魔法をかけてロンドンへ。しかし、そりゃマズイっショ、とニュート君に惚れ魔法を解除されしょんぼりしているところを、グリンデルワルトとばったり出会い、「人間と魔法使いが仲良くなれる世界」の話を聞いて共感してしまい……という展開。演じたのはAlison Sudol嬢33歳。美人。20年代のクラシカルでポップな服が良く似合う。この方は役者というより歌手なんすね。わたし的には彼女の運命が一番気になるっす。ジェイコブと共に幸せになってほしいのだが……
 ◆テセウス・スキャマンダー:今回の新キャラでニュート君のお兄さん。なかなかのさっぱり系イケメン。イギリス魔法省のお役人。わたしの眼から見ると、ニュートをいつも心配して気にかけてくれる優しいお兄ちゃんなのだが、ニュート君は彼を苦手にしている模様。優等生すぎるのがニュート君には気に入らないのかな。ラスト近くで抱き合う兄弟の図は美しかったすね。演じたのは、Eddie君より年下のCallum Turner君28歳。今後の活躍を期待したいすな。
 ◆リタ・レストレンジ:新キャラ。テセウスお兄ちゃんの婚約者であり、ニュート君のホグワーツ時代のクラスメイト。原作愛に溢れる方には、「レストレンジ」という苗字に興奮しちゃうのかな。「死喰い人」の幹部一家だったっけ。演じたのはわたし的には『X-MEN』のエンジェルでお馴染みZoë Kravitzちゃん29歳。お父さんはかの有名なLenny Kravitz氏です。Zoëちゃんはすごいちびっ子なイメージすね。しかしこのキャラは、背景が非常に複雑で、ユスフとの関係、クリーデンスとの関係など、実はわたしにはよく理解できなかったす。
 ◆クリーデンス・ベアボーン:前作のキーキャラクターで、その身に「オブスキュラス」という魔法動物?を内包してた(寄生されていた?)。演じたのはDCヒーローTHE FLASHでお馴染みEzra Miller君26歳。FLASHでは陽気なコメディ担当の彼も、本作では超ドシリアスです。要するに、前作も今回も、悪者グリンデルワルトの目的はクリーデンス(=オブスキュラス)を自らの陣営に引き入れたいってことかな。しかし正直、クリーデンスは何がしたいのか、行動の意図はよくわからんす。ラストで驚愕(?)の真実が!!
 ◆アルバス・ダンブルドア:本作時点ではホグワーツの若手教師。後のHarryのマスターだが、本作ではニュート君のマスターとして、自らは動かない。が、今回その理由が判明しました。そして彼の行動を妨げていた制約は、ニュート君の活躍で解除されそうな気配。次作では、ついに伝説の男の封印が解かれる! 的展開になりそうすね! 演じたのはJude Law氏45歳。この人はわたしより若いのに髪がヤバい。けどなあ……この人はどっちかというとイケメン枠なので、セクシーハゲ連盟には入れてやらん!
 ◆ゲラート・グリンデルワルト:悪い人。たしかHarry時代には、ヴォルデモートに殺されてたんじゃなかったっけ。そしてHarryのラストで出てきた「ニワトコの杖」の秘密を握っていた爺さんだよね? いずれにせよ本作の時代は絶好調で悪いことをしている魔法使いで、若き日にダンブルドアとマブダチだった男。世界征服が夢だけど、非魔法使いを全員ぶっ殺せとは思っておらず、家畜として飼えばいいじゃん的思想の危険人物。演じたのは前作ラストで正体が判明したJohnny Depp氏55歳。老けたっすねえ……いつも酔っぱらってろれつが回らないような姿の印象が強くて、あまり好きじゃないす。
 とまあ、キャラと役者については以上かな。つうかですね、もう書きたいことはほとんどないっす。どうしても分からないことが多くて……いっそちゃんと小説出してくれないかなあ……。

 というわけで、ぶった切りで結論。
 シリーズ第2弾となる『Fantastic Beast:The Crimes of Grindelwald』を観てきたのだが、やっぱり思うのは、このシリーズは『Harry』愛に満ちた人じゃないと若干ハードルが高く、わたしのような人間には、物語の理解すら難しいという、極めて一見さんお断りな映画であったように思う。じゃあ観に行くなよ、と言われそうだけど、うーーん……次はもう観に行かない……かな……。わたしのような頭の悪い人間は、おとなしくWOWOWで放送されるのを待ち、シリーズ完結後に一気に観ないとダメかもな……。ただし、とにかく登場する魔法動物たちや、衣装や美術など、世界観を彩る映像はとても魅力的で超一流なのは間違いなく、また、『Harry』愛に満ちた方なら大興奮の物語だったのだろうと思います。つうかですね、ニュート君はもうチョイ、コミュ力を鍛えた方がいいんじゃないかなあ……。それと、なにもこんなに暗い話じゃなくて、もっとニュート君と動物たちが主役な楽しい話にすればいいのになあ……。というのが結論です。以上。

↓ 前作で登場した、金が大好きなモグラのような謎生物は、今回ラストで何気に大活躍します。前作をもう一度復習してから観に行った方がいいかも。

 日本の出版界は、残念ながら完全に右肩下がりであり、ひどい言葉で言えば斜陽産業なわけだが、2000年代、書籍売上において、ある作品が発売になると前年よりも数字が上がる、スーパーウルトラ大ベストセラー作品シリーズがあった。言わずと知れた『ハリー・ポッター』シリーズである。映画においても、全8作すべて大ヒットしたシリーズであり、もはや日本においても絶大なる知名度を誇る作品だ。
 かく言うわたしは、実は原作小説は一切読んでいない。何故読まなかったか、特に明確な理由は思い当たらないが、おそらく高くて買わなかったんだと思う。後半は上下巻だったし。ただし、映画はすべて劇場で観た。が、原作を読んでいないわたしにとって、映画は、正直に言ってややわからない点がいくつかあって、若干ノれないというか、最高に好きな映画、というわけではなかった。とりわけ、後半のお話はどんどん暗く、果たしてこれを小学生が観て理解できるのだろうか?と思うような展開になり、実は、恥ずかしながら映画しか見ていないわたしは、ラストのハリー陣営の勝利条件をはっきり覚えておらず、何を求めてハリーたちが行動しているのか、分からなくなる部分さえあった。ニワトコの杖(=ダンブルドアの杖)とか、なんのことやら?  とか思ったし、結局スネイプ先生は……いい人だった、ってことだよね?みたいな実にあやふやな感想で終わってしまった。ま、これはわたしの理解力のなさゆえだろう。全くもってサーセンとしか言いようがないが、映画しか見ていない、しかも1度だけ、の観客で、あの物語をきっちり正確に理解するには、そもそも映画の上映時間が長すぎると思うし、シリーズとしても長期にわたりすぎていると思う。
 とまあ、そんな、ある種の言いがかり的な感想しか持っていないわたしなので、実のところ、「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフが映画になる、と聞いても、それほど超みたいぜ的な期待はしていなかったのが、正直な心境である。 しかし、やっぱりシリーズを観てきた人間としては、観ておくべきだろう、というわけで、昨日、美術館に絵画を観に行った帰りに観てきたのが、『Fantastic Beasts & Where to Find Them』(邦題:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅)である。結論から言うと、この映画も、わたしには若干のノれない、微妙作にとどまったのである。ただしその美術は極めて高いクオリティであり、さらに、この物語に登場する「魔法動物」たちは大変魅力的であったことは明記しておきたい。というわけで、いつも通り以下ネタバレ全開です。結構クリティカルなネタバレもあるかもしれないので、自己責任でお願いします。

 おそらく、上記予告を見てもどんなお話か、さっぱり分からないと思う。わたしも、実際に本作を観る前に想像していたお話と全然違っていて驚いた。ごく簡単にまとめると、時は1926年。一人の魔法使い、ニュート・スキャマンダーがロンドンからの船旅を経てアメリカ合衆国のNYマンハッタンに上陸するところから物語が始まる。彼は、元々イギリス魔法省の職員だったらしいが、魔法動物学者(?)として世界各国を旅しており、アメリカに上陸した目的は、アメリカ原産のとある魔法動物をその生まれ故郷に返してあげよう、というものだったらしい(ただしそれがわかるのはかなり後)。そして上陸後、あっさりトランクに詰めていた魔法動物に逃げ出され、その回収の騒動を起こし、これまたあっさり、アメリカ魔法省の役人に逮捕される。折しも「グリンデルバルト」という悪党魔法使いが世界を不安に至らしめている情勢であり、アメリカ国内では人間に魔法使いの存在を知られそうな緊張状態にあって、ニュートが上陸する前から、NYは、人間にとっては謎の現象が起きていて、魔法使いにとってはグリンデルバルトの襲来ではないか、と不安が高まっていた―――てな展開である。
 こういう基本的な状況説明も、かなり駆け足なので、どうもピンとこない。そして、わたしが一番よく分からないというか、何なんだコイツ、と思ったのが主人公ニュートのキャラクターである。
 まず、魔法動物に逃げられる点からしてうかつすぎる。また、捕まえようとする行動も、実にスットロイ。全然必死さがない。だから、ニュートの本当のUS上陸の理由が明かされるまでは、コイツ、一体何しに来たんだ……? という思いが消えない。おそらく、ニュートが余裕をかましているのは理由が明確にあって、まず、逃げた魔法動物はそれほど人間に危険なものでない、という点が一つ。そしてもう一つは、人間に目撃されたり、モノを破壊しても、ごくあっさり魔法で何とかなるのだ。人間の記憶は簡単に消せるし、そして破壊された建物も、ごくあっさり魔法で直せる。だからきっと、ニュートはのんきなんだろうと思う。
 思うのだが、そんなことは分からない人間のわたしには、超イライラした。なんでもっと本気でとっ捕まえないんだこの人!? 余裕ブッこいてる場合じゃねえのでは!? おまけにあっさり逮捕されて、なんなのこの人? とわたしは見ながら思っていた。まあとにかくそこらじゅうを破壊して回るので、いくら魔法で直せるとはいえ、ホント大丈夫なのかと心配になるレベルであること請け合いだ。そもそも、捕獲するのになぜ魔法使わないんだコイツ? 一発で捕まえられるんじゃないの? とわたしは観ながらずっと思っていた。
 また、そういった逃げた魔法動物探しの一方で、物語の本筋?となるUS魔法議会長官であるグレイブスの怪しい動きも、いつまで経っても交差しないで、どう関係してくるかよく分からない。後半、ニュートのトランクの中(4次元ポケット的に広大な空間になっている)にいる、魔法使いの不安や恐怖から生み出されるモノ(?正直動物なのかよく分からない)が、関係してきて、それがどうやらグレイブス長官が求めているものらしい、ということが分かってくるが、実際、最後の展開はかなり急で、バタバタしているような気がした。いや、なんというか、ニュートの行動と物語の本筋と、バランスが悪いというか、まとまりがないというか、とにかく脚本的にどうも問題アリなような気がしてならない。はっきり言って、長官の正体と、真の姿を演じたとある有名スターなんて、まったくどうでもいい。普段の長官を演じたのは、ミスター富士額でおなじみのCollin Farrell氏だが、ラストでこのキャラが実は……となるわけで、そのラストで現れる真の姿を演じた役者にわたしはびっくりしたけれど、だから何なの程度であった。あのラストは、原作ファン的には非常に盛り上がるところなのかな?
 加えて言うと、本作は上映時間133分と若干長い映画だが、ズバリ言って明らかに長すぎる。もうちょっと脚本を整理すれば、120分で十分まとまると思う。ストーリーに関係しない余計な部分もあるし、妙な間も長い。そして、決定的に物語のテンポが悪すぎるように思う。そして、わたしは本作を3D字幕版で観たのだが、相変わらずCGの動きが早すぎて、ファイナルバトルはもう、何が何やらで全く目が追いつかない。これは普通に2Dで観た方が良かったかもな、と思う映像であったことは記録に残しておこう。結構暗い場面も多いし、わたしの視力のせいなのか、イマイチ映像にシャープさが足りず、どうもはっきりくっきりしない画で、観ていて疲れる画でもあった。
 とまあ、ひどいことばかり書いてしまったが、この映画でやっぱり素晴らしいのは、数多くの魔法動物と、キャラクターたちの着る衣装デザインといった美術面であろうと思う。こちらはホントに金がかかってるなーという極めてクオリティの高いもので、特に衣装が素晴らしい。ニュートの着ている青いコートがやけにカッコいいんすよ。ああいうコート、売ってないからなあ……わたしはオタク野郎なので、欲しいものがあれば買うし、なければ作るしかねえ!! という行動の男なので、いつかあのコートを作ってみたいと本気で考えている。またほかのキャラクターの衣装も、どれもカッコ良かったのが、今回わたしにとって一番強い印象を残した。魔法動物は、基本的にすべてCGだが、やっぱりどれも本当に生きているようにしか見えないハイクオリティなCGで、その点での観ごたえも抜群であろう。(※2017/02/27追記:やった!アカデミー衣装デザイン賞受賞!やっぱりカッコイイもんな!)
 また、キャラクターも、ニュート側の話だけでいえば、人間のジェイコブと魔法使いのクイニーの恋の行方はなかなか見ていてほほえましく、切なくもあって大変良かったと思うし、ニュートも、そもそも演じたEddie Redmayn氏のイケメンぶりはそのカッコイイ衣装も相まって大変際立っていた。彼をわたしが初めて知ったのは、やっぱり『Les Miserables』のマリウスを演じた時だけれど、あの時からカッコ良かったし、歌もなかなかいいし、特に、アカデミー賞のパフォーマンスの時の、コゼットを演じたAmanda Seyfried嬢とのラブラブぶりがとても印象的だった。もうすでに栄光のアカデミー主演男優賞を受賞した男であり、今後も大活躍が続くのでしょうな。間違いなくイケメンだし演技派だと思う。
 たぶん、本作の監督であるDavid Yaets氏は、『ハリーポッター』の後半のダークな空気感そのままに、本作を撮ってしまったと思うのだが、その結果、たしかに『ハリー』の世界観そのままの雰囲気だし、ひょっとしたら原作ファンからすれば、もうこれ以上ない映画化だったのかもしれない。しかし、だ。たぶん、わたしは監督を変えるべきだったような気がしてならない。本作の主人公は、あくまで動物学者ニュート・スキャマンダーであり、もっと魔法動物とニュートを明確な主人公とした、楽しい作品にすべきだったんじゃないかという気がする。本作が、シリーズ2作目とか3作目なら文句は言わないけれど、1作目でちょっと詰め込みすぎなんじゃね? というのがわたしの今回の結論であろうか。でもまあ、次のニュートの冒険も、たぶんわたしは観に行くと思う。でも、ニュートには純粋に学者として、旅をしてもらいたいわけで、妙なバトル展開はもう、どうでもいいかな……。

 というわけで、結論。
 結論はもう書いてしまったけれど、正直、わたしとしては、お話し的に微妙だとは思うものの、間違いなく超一流の人々が作り上げた作品であることは疑いようもなく、それだけに、なんかとても残念だと思う映画であった。やっぱりシリーズ1作目は、もっと世界観と、主人公のキャラクターをわかりやすく描いてほしかったですな。ニュートがUS上陸前に、それぞれの魔法動物を集める過程の方が、わたしは観たかったっす。以上。

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2016-11-02


 

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