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 北翔海莉という人は、明らかに努力の人である。
 おそらく、世間的にはそれほど知名度のあるお方だとは思わないが、こと宝塚歌劇を愛する人ならば、その名を知らない人はいるまい。1996年に宝塚音楽学校へ入学して、第84期生として1998年に宝塚歌劇団へ入団後、常に前へ前へと努力を重ね、入団した時配属された月組から2006年には宙組へ異動、そして2012年には専科所属となって、からの、2015年には星組TOPスターに就任し、わずか3公演、1年半という短い期間のTOP生活を2016年に終えた、ある意味で伝説クラスのお方だ。
 わたしは2010年から宝塚歌劇を観に行くようになったのだが、恥ずかしながら宙組時代の北翔さん(以下:みちこ/みっちゃん)を生で観ておらず、わたしがみっちゃんの技量を初めて生で体験したのは2014年、宝塚100周年の時の星組公演『ナポレオン』(専科所属として出演)であった。わたしは星組を一番応援しているので、2015年当時、「それほどよく知らない」みっちゃんが、星組のTOPに就任することになった時には、ええっ!? なんで紅子先輩(紅ゆずるさん)じゃねえんだよ!とかヒドイことを思ったものである。しかし、当時、わたしのヅカ師匠に「あなたは分かってないわね! みっちゃんは、歌・芝居・ダンスの三拍子全てがそろった、とてもレベルの高い素晴らしいお方よ! 大体あなた、去年のフランツが凄い良かったって、自分で言ってたでしょう!? あのお方よ!」と激しい調子で怒られ、あ、なんてこった、あのお方か!? と我ながら恥ずかしい思いをしたものだ。
 以来、わたしはみっちゃんのすばらしさに目覚め、その芸の見事さに深く感動し、そしてまるで菩薩めいた懐深い慈愛をもって星組を見事にまとめている姿を観て、コロッと、「みっちゃんは最高だぜ!」と大ファンになったのである。とにかく、何もかもが、巧い。歌は最高レベル、芝居も素晴らしく、ダンスのキレもピカイチで、まさしく完全無敵、ただしい意味での「芸能人」であり、まさしく「芸能」の人であることをわたしは深く認識したのであった。
 というわけで、今年2018年は、みっちゃんが宝塚歌劇団へ入団して20年、すなわち芸能生活20周年のアニバーサリーイヤーである。それを記念して、みっちゃんワンマンショーが開催されることとなった。タイトルは『CHALLENGER:ザッツ★北翔テイメント』。今なお自らを「挑戦者」と呼ぶみっちゃん。もうその考え方自体が尊敬に値すると思いませんか。しかも会場は故郷である宝塚のバウホールに凱旋!! である。これはもう、わたしとしては絶対に観に行って、みっちゃんを応援したいぜ! と思うに十分すぎるほどの公演だ。しかし、チケットはまるで取れず、こりゃダメか……と思っていたところ、みっちゃんファンクラブに入っているわたしのヅカ友の美しいお姉さまが、ファンクラブ手配でチケットを何とかしてくれるというので、わたしはそのみっちゃんのチケットに合わせて、現在大劇場で公演中の『エリザベート』も一緒に見に行けたら、こりゃあもう最高の一日になるじゃねえかということにハタと気づき、チケット争奪戦も辛くも勝ち抜き、11時から大劇場で『エリザ』を、そして16時からバウで『北翔テイメント』を観る、という奇跡的幸運に恵まれたのである。
 結論から言うと、まあ控えめに言って最高でしたね。みっちゃんは相変わらず最高のエンターティナーであり、その技量はマジで感動クラスであった。でも一つだけ言うなら、やっぱり日帰りするこたあなかったな。はっきり言って疲れたっすわ……素直に1泊してくりゃ良かった……。アホっすわ。
hokusyo
 ちなみに、わたしは朝イチの6時00分東京発のぞみ1号で駆け付けたので、大劇場には9時チョイすぎには到着し、9時半チョイ前の開門と同時に中に入ったのだが、キャトルで買い物して、現地集合のヅカ友のお姉さまを待つために正門へ戻ったところ、なにやら入り待ちの人々が、きれいな隊列を組んでおられた。あれっ? こんな時間に? と思い隊列を眺めていると、その手に、なにやら「北翔」の文字が見えるじゃないですか。おおっと? これはまさか!? とわたしも遠巻きに待っていると、そこにみっちゃんが降臨され、わたしの興奮は一気にクライマックスである。みちこ! みちこキタ!とやおら興奮しながら、写真を撮ったのだが、そういう入りの姿を公開していいのか分からないので、ここには載せません。入りのみっちゃんは、まあなんつうか、やっぱデカイ! そしてすげえ細い! そして、なんとスカート着用で、実にかわいらしい!女子、であった。みっちゃんも退団して2年、すっかり女子、であり、それはそれで大変結構なお手前であった。みっちゃんは芸歴20年と言っても、50近いおっさんのわたしから見れば、まだ37歳の全然可愛い女子そのものである。いきなりみちこに会えるなんて、コイツは朝から縁起がいいぜ、とわたしのテンションは高まる一方での『エリザベート』観劇であった。ちなみにみっちゃんは中卒での音楽学校入学なので、85期と1つ後輩のレジェンド柚希礼音さんより2つも年下ですよ。みっちゃん、実は若いのです!
 で、『CHALLENGER:ザッツ★北翔テイメント』である。
 公演は、予定よりもかなり伸びて、休憩含めて16時開始の18時半過ぎ終わりと2時間半ほどであったのだが、その中身はもう濃密で、お腹一杯である。正直、『エリザベート』のことはわたしの中ではもう吹っ飛んじゃったぐらいす。
 1部は、これまでのみっちゃんの宝塚での思い出の曲、そして休憩後の2部は、みっちゃんが今歌いたい歌、という構成になっていて、わたしはみっちゃんファン歴が全然浅いので、もちろん古い歌はあまり知らないんだけど、TOP就任の大劇場お披露目となった『ガイズ&ドールズ』の歌から始まり、退団公演になったロマンチック・レビュー『ロマンス』に至るメドレーはやっぱりみちこすげえ!と酔いしれる内容だったし(※しかもロマンチック・レビューの生みの親、岡田先生も最後列で立見で観に来ておられ、ギャグコーナーではネタにしていた! みっちゃんじゃないと許されないネタだったね!)、2部で、歌いたい曲として美空ひばりさんの「歌こそわが命」を歌った時には、みっちゃんの生きる道のような、確固たる覚悟を感じたっすね。カッコいい刀での演舞アリ、サックスの演奏アリ、ギャグコーナーあり(※すげえ気になってた『雨に唄えば』のリナを、あのかん高い声でやってくれた! 超最高!)、と、盛りだくさんで、そこはかとなく漂う昭和感も実にイイすね。実にみっちゃんらしい公演だったと思う。超COOLなタンゴの舞も、しびれるカッコ良さでしたなあ! アンコールでは、わたしがみっちゃんが歌うからこそ深い意味がある、と思っている名曲、「CLIMB EVERY MOUNTAIN」も歌ってくれたし、大満足であった。
 この歌は、かの『SOUND OF MUSIC』で、恋に悩む主人公マリア先生へ、修道院の院長先生が、逃げちゃあダメ、あなたはすべての山を登るのよ! 全ての虹を追いかけて、夢をつかむまで! と励ます歌なのだが、みっちゃんはこの歌を、自身のさよならショーでも歌ってくれたし、ホント、北翔海莉のテーマソングとわたしは勝手に思っている。この選曲ができちゃうみっちゃんがわたしは大好きっすわ。
 ところで、この『CHALLENGER:ザッツ★北翔テイメント』には、頼もしい友たちが援軍として出演してくれているのだが、その筆頭は、月組時代の仲間、マギーさんでお馴染み星条海斗さんだ(みっちゃんの2期後輩)。現在は本名の「りつこ」という名義で各方面で活躍しておられるマギーさん。まだ退団して3カ月?なのかな、「まだ髪が伸び出ないんですよ~」「あなた、加美乃素を使ってないからよ! ダメじゃないの!」というマギーさんとみっちゃんの、ヅカファンにしか通じないギャグなど、大変笑わせていただきました。他には、澪乃せいらは宙組、貴千碧さんは月組、妃白ゆあさんは星組、そして隼海惺さんは月組でみっちゃんと短い時間だけど一緒に過ごした可愛い後輩たちで、みな久しぶりのバウホールで、とても生き生きしていたと思う。ホント、楽しかったすわ!

 しかし、思うに、みっちゃんは個人事務所の会社を自ら設置し、活動されているわけだが、その大変さはおそらく余人には図りしれないものと想像する。間違いなく言えることは、みっちゃんクラスであっても、「仕事は勝手にやってこない」わけで、みっちゃんの活動はみっちゃん自身が、相当の営業努力で獲得しているものだと思う。どっかの芸能事務所に所属して、勝手に仕事がやってくるような立場とは、全く違う厳しさがあるはずで、退団後のジェンヌが活躍できるかどうかは、もう所属事務所で決まると言っても過言ではないはずだ。例えば、去年退団した元宙組TOPスター、朝夏まなとさんは、日本のミュージカル界では最大の東宝芸能に所属し、もう絶えることなく主演ミュージカルの出演が決まりまくっているし、ちえちゃんことレジェント柚希礼音さんも、アミューズ所属で、相当恵まれた退団後の活動を続けているが、要するにそういうことである。はっきり言えば、すべてコネがないとどうにもならない芸能社会で、みっちゃんが今後、どのように活躍していくか、わたしとしてはずっと応援していきたいと思うし、具体的に会社運営とかマネジメントとか、なんかお手伝いしてあげたいすね、ホントに。みっちゃん、あなた、本当に最高です!

 というわけで、結論。
 わたしの大好きな北翔海莉さん、芸能生活20周年を飾る『CHALLENGER:ザッツ★北翔テイメント』を、宝塚バウホールまで見に行ってきたのだが、その濃密な内容に、なんつうかもう、ノックアウトされたわたしである。素晴らしい歌とキレのあるダンスはますます磨きがかかり、本当にたのしい公演であった。わたし、ヅカ歴8年目にして初めてバウホールに入ったす。聞いていた通り、こじんまりしているものの、後ろの方の席でも観やすいし、劇場の一体感のようなものがとても濃密な、いい劇場ですな。キャパも500程度なのかな、舞台と近いのもとてもうれしいですね。どうかみっちゃん、これからも芸の道を究めるべく、すべての山を登ってください。ずっと応援いたしたく存じます! いやあ、ホントに北翔海莉は最高っすね! みっちゃんはマジ最高っす! 以上。

↓ みっちゃんフランツはわたし的には歴代最高です。

 先日、チケットぴあから、チケットまだ残ってます的なメールがピローンと来て、ふーん、まだ買えるだ、ということを知ったため、それじゃ、まあ、今からじゃ誰も一緒に行ってくれないだろうから、一人で行ってみっか、と衝動買いしたチケットがある。
 それは、2年前にわたしが一番応援している宝塚歌劇団星組を卒業された、元TOPスター北翔海莉さん(以下:みっちゃん)の出演する松竹喜劇、『蘭 ~緒方洪庵 浪華の事件帳』という作品で、どうやらみっちゃんは男装の麗人を演じるらしく、おまけに歌もあると聞いて、わたしとしてはこれは観たいと思っていたのだが、最初のチケット申し込みを忘れて諦めていたのであります。しかし観られるなら観たいということで、すぐさまチケットを購入し、観てきたわけだが、結論から言うとやっぱりみっちゃんはホントに芸達者で、明らかに出演者の中では抜群に演技や殺陣にキレがあり、発声も素晴らしく聞きやすく、要するに、みっちゃんはやっぱ最高だぜ! という訳で大満足だったのであります。いやあ、ホント最高でした。

 というわけで、昨日は偶然千秋楽だったらしいが、一番最後の夕方の回ではなく、前楽と言った方がいいのかな、12時開幕の回にはせ参じてきた。場所は新橋演舞場。わたしは初めての劇場なのだが、まあ、とにかくシニア率の高い客層に驚きつつ、さらに劇場に併設されている喫茶室や売店などが、ことごとく昭和感あふれるもので、なんだか若干の異世界感のある劇場であった。やっぱり松竹の経営する劇場って、歌舞伎座めいた雰囲気ですな。
 で。物語は、19世紀前半頃、すなわち江戸後期に活躍した蘭学者&医師の緒方洪庵の若き頃を描いたものである。緒方洪庵と言えば、わたし的には大坂に「適塾」を開いた男として、福沢諭吉の師としてお馴染みだが、本作はまだ青年期、緒方章と名乗っていた頃の、当時御禁制のオランダ語→中国語に翻訳された書物(天然痘の種痘法について書かれた本)をめぐるお話で、舞台は大坂である。なお、思いっきり喜劇ですよ。しかもかなりコテコテな関西系ギャグ満載で、まあ大変笑わせていただきました。しかしそれでも、わたしとしてはやっぱりみっちゃんのピシッとしたメリハリの付いた折り目正しい演技と歌に、一番酔いしれたすね。くどいですが、やっぱりみっちゃんは最高です!
 もう面倒なので、主な登場人物と、演じた役者を以下にまとめてみようと思います。
 ◆緒方章(後の緒方洪庵):主人公。大坂の中天游が開いた私塾「思々斎塾」に入門して勉強中の青年(※Wikiによるとこの頃は緒方三平と名乗ってたそうな。へえ~)。師匠である中天游がなけなしの3両を出して、問題の禁書を入手する手伝いをするのだが、そこには何やらいろいろと陰謀?があって……という若干シリアスな展開だが、まあ、キャラとしては大変笑えるものでありました。演じたのは藤山扇治郎氏。はっきり言って東京人のわたしは藤山氏のことを何も知らないが、松竹新喜劇が誇るスーパースター?であろう。藤原寛美氏の孫であり、藤山直美氏の甥、だそうだが、正直両人ともわたしはよく知らない。見た目、かなり小柄な青年。演技ぶりは、なんというか若さがはじける溌剌としたもので、わたしとしてはかなり好感を得た。でもいかんせん、東京ではおなじみではないと思う。もったいないと言うか残念だ。
 ◆中天游:前述の通り後の緒方洪庵の師匠。演じたのは石倉三郎氏。基本すっとぼけオヤジだが、基本イイ人。石倉氏の生演技は初めて見た。この方は今やすっかり渋い役者になったけどお笑いも得意なわけで、今回のような喜劇はお手の物であろう。実に堅実なベテランな味があったすね。大変良いと思います。
 ◆お定:中天游の奥さんでこの人も女医。演じたのは久本雅美女史。初めて生で見たマチャミさんだが、このお方は小柄なんすねえ!? 凄いちびっ子で、凄い可愛らしくてびっくりした。そしてギャグもやっぱり一番場内爆笑だったんじゃないかなあ。いやあ、さすがであります。出番はそれほど多くはないけれど、大変素晴らしかったすね。わたしも大変笑わせていただきました。
 ◆東儀左近:宮廷の雅楽を担う「在天楽所」(四天王寺楽所)に属する楽人。そして大阪の町を守り千年の歴史をもつという「在天別流」の総領。女人禁制なので男装の麗人。演じたのは勿論我らが北翔海莉さんakaみっちゃん。最初に登場する時の、大坂案内の超長口上がウルトラグレイト! 凄い人だよみっちゃんは! 1幕ラストの歌もウルトラカッコイイ! そして殺陣もウルトラキレてる。それから滑舌も、一番しっかり決まってる。本作は、どうも歌以外の普通の台詞はマイクナシ、だったようだが、みっちゃんの声は、かなり後ろの席だったわたしにもしっかり聞こえました。要するにですね、本作におけるみっちゃんはもう、完璧、ですよ。演技的には、女子としての姿も実に女子だし(当たり前だけど当たり前じゃない。ずっと男役だったんだから!)、男装の麗人としてはもう、かつての男役でのみっちゃんだし、まあ、ファンにはたまらないでしょうな。当然、みっちゃんファンクラブは宝塚歌劇の公演のように机を出してチケット出しされてたし、みっちゃんだけ、ブロマイドも売ってました。さすがっすね。いやあ、ほんとみっちゃんは芸達者で、ほかの宝塚歌劇出身役者とは、ちょっとレベルが違うすね。そしてみっちゃんは、わたしが知る限り、必ず、幕が下りるカーテンコールの時に「ありがとうございました」と言うお方なのだが(他のTOPスターはあまり言わない)、今回ももちろんみっちゃんは「ありがとうございました」と言っていたし、千秋楽ということで簡単な挨拶もあって、袖に引っ込むとき、いつもの「まったねーー! バイバーイ!」もあって、わたしとしては大変うれしく思いました。みっちゃんはマジ最高ですな!
 ◆若狭:左近と同じく「在天」のメンバー。忍び風な装束でアクションもあるし、本編中の狂言回し的な役割もあるし、マイクパフォーマンスもお見事でした。演じたのは、わたし的には「ゲキレンジャー」のリオ様であり、ミュージカルテニスの王子様でのデータテニスの男、乾で大変お馴染みな荒木宏文君だ。彼もあれからもう10年以上経って、本当にずっと精進してきたことが分かるような見事なパフォーマンスで、本当に今の活躍がうれしいすね。2.5次元系ミュージカルでの活躍が多いけれど、ぜひ帝劇系の大作にも出てもらいたいですな。声も良く通るし、ホント、たゆまぬ努力を続けてきたんだなあと思うと大変うれしいす。
 えーと、他のキャストの皆さんは正直知らない方なのだが、中天游の息子を演じたのは上田堪大氏と言う方で、とても背が高く、どうやら彼も2.5次元系で経験を積まれている方みたいすな。それから、謎の瓦版屋でありその正体は公儀隠密という役を演じられたのが、佐藤永典氏と言う方で、彼もまた、ミュージカルテニスの王子様で経験を積まれた方だそうだ。あれっ!? あ、財前を演った彼なんだ!? へええ、それなら10年前にわたしは彼を観てるんだな。全然気が付かなかったよ。本作は、歌がみっちゃんの歌しかなくて、どうせならもっと皆さんの歌を聞いてみたかったようにも思うすね。

 というわけで、もう書くことがなくなったのでさっさと結論。
 観たいと思いつつチケットを買いそびれ、その後ぴあからのメールでチケットを買うことが出来た『蘭 ~緒方洪庵 浪華の事件帳』という松竹新喜劇を観てきたのだが、まず、初めての新橋演舞場は非常に昭和感あふれる劇場で、お客さんもシニア層中心で非常に印象深かったのと、なんといっても元星組TOPスター北翔海莉さんことみっちゃんが、退団後もとても精力的に活動されている姿を見ることが出来て大満足でありました。ホント、みっちゃんはすごい人ですよ。まさしく「芸能」人ですな。そこらの芸のない自称タレントとは、まったく次元の違う存在だと思う。とにかく素晴らしかったす。そして生で初めて見た久本雅美さんが超ちびっ子で可愛らしくて驚いたす。お話は松竹新喜劇ということで完全に関西系コテコテ喜劇で、かなり笑えました。くどいぐらいにw それにしても、ホントしつこいですが、みっちゃんは最高です! の一言に尽きますな。以上。

↓ こちらが原作すね。これはちょっと読んでみたいと思います。

 わたしの愛する宝塚歌劇は、花・月・雪・星・宙の5組あり、その中で、わたしは星組を一番応援しているのだが、その星組は、去年TOPスターコンビの退団によって、新世代に生まれ変わり、今現在、宝塚市の大劇場で元気に公演を続けている。東京にやってくるのは11月の末なので、今から大変楽しみだ。
 そして、去年退団した男役TOPスター、北翔海莉さん(以下:みっちゃん)は、退団後すぐに自らの会社を立ち上げ、コンサートやディナーショーなど積極的に活動を続けており、退団した今でもわたしはみっちゃんの大ファンである。とにかくみっちゃんは、努力の人であり、常に本気で道を究めようとする尊敬すべきお方だとわたしは常々応援しているのだが、そのみっちゃんが、とうとう、宝塚卒業後、初めてのミュージカルに出演することになった。発表されたのはもう今年の初めごろだったと思うけど、わたしは当然、即チケットを獲り、その公演を観るのを非常に楽しみにしていたのである。なにしろ、あの、芝居・ダンス・歌ともにナンバーワンレベルに三拍子そろった、輝けるTOPスターであり、さらに言えば、あの、ウルトラカッコ良かった「男役」のみっちゃんが、なんと女子、それはもう当たり前だが敢えてもう一度言うが、「女子」、の役なのである。いまだみっちゃんは私服でスカートを履けないと最近までおっしゃっていたような気がするが(何しろみっちゃんは中学卒業後20年間男役だったのだから当たり前)、そのみっちゃんが、「女子」、なのである。もう、今日のその公演を観て、わたしは大興奮してきたのでおもわず3回言ってしまったが、みっちゃんが女子役、であり、これがまたウルトラ可愛く、しかも恋しとるがな! と、もうわたしとしては超胸が熱くなったのである。あ、4回言っちゃった。
 その公演とは、新装オープンした日本青年館にて現在公演中の『ミュージカル・コメディ パジャマゲーム』である。

 新しい日本青年館へ観劇に行くのは、7月末のこけら落とし公演『ATERUI』でわたしが一番応援している礼真琴さん(以下:こっちん)の勇姿を観に行って以来だが、席の列表示がアルファベットで、今日は1C列、ということで、まさかの3列目かよ、やったぜ! と思っていた。しかし、何と現場についてみると、奇跡の2列目で(※どうやらA列は設定されていない?ようで、この公演だけなのかはわからないが、とにかく2列目だった)、超見やすく、おまけに客席降りも多い演出で、わたしの席は上手の舞台から客席に降りる階段脇の通路側だったので、何度もすぐわきをキャストが走り抜けたりして、そりゃあもう大興奮であった。一度だけみっちゃんがわたしのすぐ横を通り過ぎて、一緒に連れて行った後輩K嬢によると、超いい香りがしたらしい。まあ、とにかく非常にいい席で大変興奮しました。
 で。お話は1954年だったかな、アメリカの片田舎にあるパジャマ縫製工場を舞台に、経営者と労働組合の賃上げ闘争を背景に、労組の苦情処理係の女性ベイブと、経営者側である工場長シドの恋模様を歌と踊りで織りなす物語であった。
 なお、原作小説があるそうだが、元々はTONY賞を受賞したブロードウェー・ミュージカルで、なんでも女性主人公ベイブのオリジナルキャスト(?)は、2年前、ケン・ワタナベ氏が出演した『KING and I』でTONY賞を受賞したKelli O'Haraさんだったそうだ。へえ~である。
 というわけで、みっちゃんが演じた女性主人公ベイブはどうだったかというと、まあ、もうさんざん最初に書いた通り、実に素晴らしく、ブラボーであった。やっぱりですね、みっちゃんの歌は、初めて聞く女性の声、であっても、大変お見事だし、それに、まったく違和感がない。男役としての歌声しか知らないわたしだが、今日のみっちゃんは、誰が聴いてもみっちゃんそのものだし(当たり前)、高い女性独特の声でも、あきらかに、上手い!と拍手を送りたくなる魅力あふれた歌声だった。そしてダンスも良かったですなあ! これももう、他のキャストの方々には大変失礼な物言いだが、明らかに美しさが何ランクも上だったと思う。わたしはいつも、ダンスの美しさとは緩急、すなわち、激しい動きをピタッ! と止めるメリハリにあると思っているし、また同じぐらい重要なのが、気がピンと満ちた手先・足先のピシッとそろった様にあると思っているのだが、もうみっちゃんは完璧な美しさである。これははっきり言って年季が違うね、と誰しもが感じるのではなかろうか。完璧に、場を支配する美しさだったとわたしは絶賛したい。ついでにいうと、滑舌も一人別次元に完ぺきで、もうホントお見事でした。
 しっかし、ホントに、しつこいけれどあのみっちゃんが恋する女子を演じる日が来るとはなあ……おまけにキスシーンもあるし! さらに今回は、結構露出多めの服も実にセクシーだったし、なんといっても、みっちゃんのウエストの細さですよ。なんて女性らしい魅力にあふれた体なんだ、と、わたしはもう大興奮&大感激であった。あったりまえだけど、みっちゃん、あなたは本当に、美しい「女性」だったんだね……と改めて感動した。大変変態的なことを申し上げるようで恐縮だが、わたしは女性の体のウエストからヒップラインの曲線が一番美しいと思っているのだが、実に極上、でありました。
 そして、今回のお芝居で、わたしが見どころの一つと感じたのは、その美しい女子たちを彩る衣装のかわいらしさである。みっちゃんの演じるベイブをはじめ、女子キャストの着ている服がいちいち可愛いのである。白いブラウスに真っ赤なベルトで細いウエストをキリっと締め、少しフレア気味にふわっと広がった青いスカート姿のみっちゃんは、もう去年の今頃の中村半次郎からは想像できないというか、対極にあるといっていいほどの可愛らしさであった。
 というわけで、わたしはもうみっちゃんのかわいらしさに目を奪われぱったなしだったのだが(しかも双眼鏡の全く必要のない2列目で最高!)、他にも、わたしとしては大変気に入ったキャストがいらっしゃったので、備忘録として紹介しておこう。
 まずは、声が意外なアニメ声風でちょっと驚いた、物語では社長秘書のグラディスを演じた大塚千弘さんである。みっちゃんは、男役だったので身長は170cmぐらいあるのは当然として、そのみっちゃんと並ぶとまあちびっ子ですよ、この大塚さんは。あ、Wikiによると162cmだって。そんなにちびっ子じゃなかった! まあそれはともかく、大塚さんの演じた秘書子さんは大変可愛らしく、そしてなんといっても実にセクシーであった。胸元空いてる系の服も多くて、実に男目線としてはそこに目が行ってしまって、大変サーセンした。これは男にプログラミングされた習性なのでお許しくださいませ。↓このお方です。とにかく抜群に可愛い!

 そしてその次にわたしが気に入ったのは、ちょっと役名が分からないのだが……ヴァージニア、かな、そばかすメイクの縫製工場の女子ーズの一人を演じた天野朋子さんだ。あの、エンディングで一人、上下セパレートのパジャマで鍛えられた美しい腹筋をさらしていたあの方です。何がいいって、とにかく笑顔が可愛い! 実にわたし好みで、大変失礼ながら存じ上げない方だったけれど、とても魅力的でした。最高です。また、我が星組OGの音花ゆりちゃん(相武紗季さんのお姉さんとしてもお馴染みの、歌うま系ジェンヌだった)も縫製工場女子ーズの一員として出演されていて、わたしとしては退団後初めてかな、お久しぶりにお姿を拝見した。ホントならもっとゆりちゃんの歌をソロで聴きたかったすねえ。それから、女性キャストの中では、ベテランのおばちゃんを演じた阿知波悟美さんも、笑わせてくれましたねえ! 非常に芸達者&歌もお上手で大変素晴らしかったと思います。
 あと、男性キャストでは、もちろん主役のシドを演じた新納慎也氏の歌はとてもうまかったし演技もまったく素晴らしかったのは当然として、わたしが一番イイと思ったのは、広瀬友祐くんかなあ。労働者の中で一番理解のある好青年でしたな。そしてこの人は背が高く、ダンスもダイナミックで、どうもわたしはおととしの帝国劇場での『エリザベート』で彼に出会っているようですな。元々2.5次元系の出身のようだが、今では数多くのミュージカルで活躍しているようで、今後は応援したい所存であります。カッコ良かったよ、とても。

 この作品は、東京公演は来週いっぱいで終わってしまうけれど、その後は大阪、梅田芸術劇場へ場所を変えて続演されるわけで、現在宝塚で公演中の、星組現役メンバーも観に行くんだろうな。でも、みっちゃん的にはちょっと気恥しいだろうね、きっと。わたしの愛するこっちんにもぜひ見てもらいたいなあ。そして、こっちんや紅子先輩にからかわれて照れるみっちゃんの図を想像すると、ちょっとニヤニヤしてしまいますな。変態的妄想でサーセン! ああ、そういや、みっちゃんと”添い遂げ退団”したお相手の娘役TOPだった風ちゃんも先日観劇したらしいすな。やっぱり、ちょっと気恥しかっただろうし、一方でみっちゃんが大好きな風ちゃんもいろいろジェラシーを感じつつ大興奮だったようですね。まあ、そりゃそうだろうなあ。

お疲れさまです✨☺️💓 今日は、パジャマゲーム観劇! そして、アフタートークショーに参加させて頂きました!! みちこさん演じるベイブさんは、 とんでもなくかっこよかったり、 とんでもなく可愛かったり、 色々な感情が、色々ときめきが、 短時間に一気に押し寄せてきて、 大変でございました、大興奮でした!! 出演者の皆さまも、 とにっかくずっと、フルパワーで歌って踊ってらして!!✨✨ とってもhappyにさせて頂けました☺️❤️ 星組時代にたっっっくさんお世話になった、 大好きなコロさん(音花ゆりさん)とも久々に再会して、きゃーきゃー抱き合ってしまいました😍 コロさん。。可愛かった、相変わらずお人形さんみたいでした☺️💕 #パジャマゲーム #北翔海莉 さん #みちこさん #音花ゆりさん #大興奮 #大好き #大はしゃぎ

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 というわけで、いまだ興奮冷めやらぬ状態だが、もうさっさと結論。
 稀代のTOPスター北翔海莉さんが宝塚退団後、初めて出演したミュージカル『パジャマゲーム』を今日観に行ってきたわたしである。感想としては、みっちゃんはやっぱり最高だぜ!の一言に尽きますな。大変可愛らしく、そして芝居も歌もダンスも相変わらずハイレベルで、わたしとしては大満足である。そしてわたしは終演後、何度も、あのみっちゃんがなあ……かわいい女子になったなあ……とつぶやいていたようで、一緒に行った後輩女子K嬢には、「なんか親戚のおじさんみたいですよw」と小馬鹿にされたわたしであった。でもいいの! ヅカファンならそう思うのはもう不可避であり、そしてそれがうれしくてたまらないんだから! みっちゃん、あなた、当たり前だけど、ホントに可愛い女子だったのね……知ってたけど、知らなかったよ! あなた、ホント最高です! 以上。

↓ 実は映画化もされてるようです。観てませんが。あ、そうか、2006年にKelli O'Haraさんが出演したのは、リバイバルか。オリジナル版はもっと古いのか。なるほど。

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