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 わたしが宝塚歌劇にハマったのは、2010年2月に、日比谷の東京宝塚劇場で初めて観に行った時からのことなので、もう8年前になる。その公演は星組公演で、当時のTOPスター、柚希礼音さんがウルトラカッコよくて、一発KO&Falling LOVEとなったわけだが、今思い返すと、もしわたしがあの時初めて観た作品が星組の作品でなかったら、もっと言えばあの時の柚希礼音さん(以下:ちえちゃん)でなかったなら、ここまで宝塚歌劇を愛するようになったか、かなり怪しいような気がする。あの当時、ちえちゃんはまだTOPに就任して半年経過したばかりであり、大劇場作品2作目であったのだから、ホントに奇跡的にナイスタイミングであったように思う。
 そのちえちゃんも、2015年の春に宝塚歌劇団を退団し、既にもう2年半以上が過ぎた。退団してからも、ちえちゃんはコンサートやミュージカル、あるいはシェイクスピア作品などに出演を続け、わたしも恐らくはほぼすべてを劇場へ応援に駆け付けているわけだが、今回とうとう、「本格的なミュージカルの主演女優」として舞台に立つこととなった。まあ、わたしがあえて「本格的」といったのには訳があるのだが、それは後で書くとして、その作品こそ、わたしが今日観てきた『マタ・ハリ』という作品である。
 まあ、結論から言うと素晴らしい歌に酔いしれることができ、大満足だったわけだが、やっぱり、ちえちゃんは最高ですな!というのが、観てきて興奮冷めやらぬわたしの今抱いている感想である。ホント、あんなにカッコいい男役だったのに、もうすっかり女子も板についてきましたなあ!

 まずはお話を簡単にまとめておこう。舞台は第1次大戦中のヨーロッパである。パリの人気ダンサー、マタ・ハリという女性は、その人気はヨーロッパ全土?を席巻していて、戦時中であるにもかかわらず、フランス国内でだけではなく、敵国ドイツへも招かれるほどで、要するに国外どこへでも顔パス的に行くことができていた。そこにフランス情報部のラドゥー大佐は目をつけ、マタ・ハリをフランスのスパイに利用しようとする。そのため、部下のアルマンをマタ・ハリに接近させるのだが、アルマンとマタ・ハリは、本当の恋に落ちてしまい……てな展開である。サーセン、かなりはしょりました。
 わたしは全然予習していかなかったので、プログラムを買って読むまで知らなかったのだが、この「マタ・ハリ」という女性は、実在の人物なのだそうだ。しかし! もしこれから『マタ・ハリ』を観ようと思っている方は、絶対にWikiで調べてはいけません! その運命を知らないで観た方がいいと思うな……わたしはうっかり、1幕が終わった幕間で調べてしまい、最後どのようなことになるか知ってしまったので、うわ、これは知らない方がよかった、と後悔しました。観劇後に、心行くまで調べる方がいいと思います。
 いずれにせよ、1幕はマタ・ハリとアルマンが出合い、愛し合うようになるけれど、ラドゥーの指令を無視しようとするアルマンが、マタ・ハリ運営エージェントの任を解かれ、空軍パイロットとして前線に送られてしまい、マタ・ハリとの仲を引き裂かれるところまでであった。で、2幕では、撃墜されたけれど命は助かり、ベルリンの病院にアルマンがいることを知ったマタ・ハリが、危険を冒してベルリンへ行くことになる。そして結果的には、そのベルリン行きがマタ・ハリの運命を決めてしまうという展開で、観ていて話は分かりやすい。
 しかし、ズバリ言うと、わたしはそれほど物語には感動しなかった。どうしてなのか、我ながら謎だけれど、たぶんわたしは、恋愛に醒めているせいなんだと思う。それに、正直に告白すると、ラドゥー大佐の心情がちょっと良くわからないというか……まあ、彼は愛より仕事を取ったってことでいいのかな? いや、そもそもラドゥーはマタ・ハリを愛していたわけではないってこと? いやいや、えーと……? という感じで、いまだわたしは良くわかっていない。ズバリ冷たい男で、エンディングはちょっと驚いたすね。
 しかし、だ。だからと言ってつまらなかったかというと、全然そんなことはなく。はっきり言ってもう、最高に良かったと思う。なぜなら、歌が最強に素晴らしいからだ。この点が、わたしが冒頭で「本格的な」ミュージカルというゆえんで、今までちえちゃんが退団後に出演してきた作品は、去年の『ビリー・エリオット』以外は正直ミュージカルとしていまいちだったような気がするんすよね……。『ビリー』はもちろん素晴らしかったけれど、主役じゃあないし。なので、わたしは本作が、ちえちゃん退団後初の本格ミュージカル主演だと思うのだ。
 なにしろ、本作の楽曲を担当したのは、ズカファンにはお馴染みのフランク・ワイルドホーンおじさんである。この人の曲は、ほんと毎回イイんすよ! このBlogでわたしが何度も書いている『スカーレット・ピンパーネル』もワイルドホーンおじさんの作品だし、最近では先日の雪組の『ひかりふる路』もワイルドホーンおじさんの作曲だった。ちえちゃんが2番手時代に出演し、その超絶なカッコよさを発揮したのがまさに『スカーレット・ピンパーネル』という作品なわけで、なんつうかですね……すごいドラマチック? というか、キャラクターの心情の吐露が、超絶に爆発してるんすよね。これはもう、生でその歌を聞かないと伝わらないかもしれないけれど、とにかく、本当にすごいエネルギーで、もう圧倒されるのです。
 そういう意味では、わたしが心情がよくわからんと思ったラドゥー大佐も、歌は超イイんすよ。でも、物語としてどうも納得できないというか……うーん、この辺りはうまく説明できないです。脚本か演出の問題? なのかもしれないし、単にわたしが人の心を理解できないボンクラ野郎だってことなのかもしれない。まあ、後者の可能性が高いですな、たぶん。
 というわけで、キャストを紹介して終わりにしよう。まずはもちろん、主役マタ・ハリを演じたちえちゃんだ。

 今回の衣装は大変布の面積の少ないもので、大変眼福でありました。しかしちえちゃんの体は本当に美しいですなあ……! 明らかに鍛え上げられた肉体美のような、そこらの女優とは違いますな。腹筋の何と美しいことよ! そしてその腹筋からのウエストラインの何とセクシーなことよ!! 腕も足も、きっちり鍛えられていて、まさしく美しいとしか言いようがないす。ちえちゃんは元々バレエダンサーなわけで、しなやかでいて強靭な、大変美しい肉体を維持されているのがとてもうれしく思う。もともと歌が苦手だったちえちゃんも、たゆまない鍛錬によって得た歌唱力で「伝説=LEGEND」とも呼ばれるTOPスターの登りつめたわけで、わたしは本当にちえちゃんのかすれ系な低めの歌声が大好きです。今回はかつての男役の声ではなく、今のちえちゃんの女性としての声だけれど、まぎれもなく慣れ親しんだちえちゃんヴォイスで、今回は本当にイイ歌満載で大満足でありました。ホント最高です。
 そして冷徹?なラドゥー大佐を演じたのは加藤和樹くん。

 彼はもうわたし的にはお馴染みの男でこのBlogでも何度も触れているけれど、かつて、10年以上前に観た『テニスの王子様ミュージカル』での跡部様から見事に成長しましたなあ。去年観た『レディ・べス』でも見事だったけれど今回の歌もとても良かったです。
 そしてマタ・ハリを落とす任務のはずが、本気LOVEに落ちてしまうアルマンを演じたのが東啓介くんだ。

 彼は去年ACTシアターで観た『スカーレット・ピンパーネル』にも、ピンパーネル団の一人、ハルという役で出演してましたね。キャリアとしては主に2.5次元系で活躍していたそうで、なんと『弱虫ペダル』では葦木場君の役を演じてたそうですね。そう、知ってる方には説明不要ですが、葦木場君といえば、箱根学園のエースで身長2mのデカイ男ですが、まさしくこの東くんも、超デカイ! さっきWikiで調べたら身長187cmだそうですな。加藤くんだって181cmあるのに、段違いにデカくて、見た目2mちかいか?ぐらいに見えました。歌もどんどん良くなってますよ。間違いなく彼も、不断の努力を続けているのでしょうな。今後も様々な作品で出会うことになると思うので、成長を見守りながら応援したいすね。
 しかし驚きなのが、加藤和樹くんは、今日わたしが観た回ではラドゥー大佐を渋く演じていたわけだけれど、今日の夜公演ではこのアルマンを演じているそうで、まあいわゆるWキャストだけど、よくもまあ、正反対とも言えそうな役を演じ分けられるものですなあ。すごいや。つうか、そもそもこの圧倒的なエネルギーの詰まった作品を1日2回公演するってだけでも、常人には計り知れぬ努力と気合が必要だと思う。加藤和樹くんはやっぱり只者ではないすね。『テニミュ』の跡部様や、仮面ライダードレイクを演じていたころが懐かしいすな。両方リアルタイムで観ていたわたしには大変感慨深いすね。
 あともう一人だけ紹介しておこう。マタ・ハリの衣装係兼お世話係の女子を、元宙組の和音美桜さんが演じていた。

 わたしは2010年から宝塚歌劇を観始めた男なので、2008年に退団された和音さんの現役時代は知らないのだが……今回、1曲だけソロ曲があるのだが……超巧い!!! そう、このお方は、わたしは去年の『レディ・べス』でのアン・ブーリン役だったり、2011年かな、帝劇で観た『レミゼ』のファンテーヌだったり、実は何度もその実力を目の当たりにしてきて、その実力は良く知ってるつもりでした。でも今回、わたしはキャストすら予習していかなかったんすよね……なので、歌を聴くまで和音さんだと気づいていなかったのです。アホだった……でも、歌声で、あれっ? あっ!? っとすぐ気が付きました。マジで最強クラスに歌ウマですよ。またどこかでお会いしましょう! 今度は必ず、すぐに気づくと思います!

 というわけで、結論。
 わたしがいまだに大好きで愛してやまないちえちゃんこと柚希礼音さん主演の本格ミュージカル『マタ・ハリ』を観てきた。席は14列目と、もうチョイ前だったらなあ、とか思っていたのだが、会場に着いてみたら、5列目ぐらいまで? オーケストラピットでつぶされていて、実質的には10列目ぐらいだったので、大変よく見えて満足であった。そしてそんな近いのに、わたしは双眼鏡でちえちゃんの腹筋をガン見しておりました。さらに、数々の歌もいちいち圧倒的な熱量で、要するにですね、ホントにもう最高でした! とにかく歌がイイ! 加藤くんも東くんも実に良かった。この圧倒的なパフォーマンスを1日2回上演するというだけでもすごいのに、加藤くんは役替わりで正反対のキャラを演じ分けるという技も見せてくれているようで、ただただ感服いたします。なお、一緒に観に行った後輩女子に、オレ、ちえちゃんの腹筋に触りてえ、つうか、もし許されるなら噛みつきたい……と言ったら、冷静に「逮捕されますよ」と返されました。ホントサーセンっした。とにかく、ちえちゃんは最高です。以上。

↓こういう本も出版されてるんですなあ……全然勉強不足でした……。
マタ・ハリ伝: 100年目の真実
サム ワーヘナー
えにし書房
2017-12-26

 わたしが宝塚歌劇を愛していることは何度もこのBlogで書いてきたし、そのきっかけが、2010年に観た星組公演で、その時のTOPスター柚希礼音さん(通称:ちえちゃん)のあまりのカッコ良さに一発KOを食らたためであることも、何度も書いたと思う。そしてそのちえちゃんは、2015年5月に宝塚歌劇を卒業・退団し、その後、さまざまなチャレンジを続けて、今もなお、前へ前へと前進しているのは、少なくともヅカファンならだれでもご存知の通りだろう。
 しかし、これまでの挑戦は、比較的「柚希礼音」というブランドの元に、ちえちゃんファンをメインのお客さんと見立てた舞台が多かったように思う。『Prince of Broadway』や『バイオハザード』、そして今年の初めの『お気に召すまま』という3作品は、全く根拠がない単なるわたしの印象なので、全然テキトーな意見なのだが、わたしが観た限り、お客さんの9割方は「ちえちゃん」ファンであったように思う。実はわたしは、そのことについて、非常に残念に思っていた。なぜなら、ちえちゃんはもっともっと、広い人々に知られるべきだし、ちえちゃんの歌やダンスなど、ちえちゃんを知らない人にこそ見てもらいたいと思うからだ。そしてもっともっと多くの人を魅了する力がちえちゃんにはある、とわたしは信じているからだ。
 なので、わたしは常々、ちえちゃんは主役ではなく、脇役で、そしてこれはわたしとしては絶対に譲れない条件だが、とにかく「歌が素晴らしい名作と呼ばれるような作品」、そういうものに出演してほしいと思っていた。
 そんな風に思っていたわたしであるので、ちえちゃんがとうとう本格的な「名作」と呼ばれるミュージカル『BILLY ELIOT THE MUSICAL』の日本初公演に出演すると聞いた時の喜びはとても大きく、しかも演じるのは主人公の少年ビリーを教え導くウイルキンソン先生の役と聞いてさらにその喜びは増大したのである。やったー! ちえちゃんが、BILLYに、しかもウィルキンソン先生役! コイツは絶対観に行くしかねえぜ! というわけで、チケットも早々に確保し、待ちに待った今日、赤坂ACTシアターに推参したわたしである。そして結論から言うと、非常に素晴らしい作品で大興奮となったのであった。

 わたしは、すでにこの作品を、WOWOWで去年の初めごろだったかな、とにかく結構前に放送されたユニバーサル映画・WORKING TITLE製作(=映画のレミゼを作った会社)の、『BILLY EIOT THE MUSICAL LIVE』で観ていた。なので、物語も歌も、まあ歌は英語版だけど、知っていた。わたしが観たのは、舞台をそのまま撮影したもので、お客さんのリアクションや拍手もそのまま撮影されており、とても臨場感が高くて、大変面白く、Elton John氏の手による楽曲の素晴らしさも知っていた。だからわたしは、その日本版公演にちえちゃんが出演すると聞いた時は、本当にもう、うれしくてたまらなかったのである。ちなみに、わたしは映画版の『Billy Eliot』(邦題はリトル・ダンサー)は観ていないのだが、ミュージカル版を見た記憶から言うと、今回の日本版はほぼそのままであったように思う。一部セットの仕掛けが違ってるぐらいで、お話や歌はそのままだと思う。本場の『BILLY』は、あの特徴的なビリーの部屋(階段上がっていくアレ)は、奈落からセリでせりあがってくる造形だったが、今回は袖から引っ張り出してくる形に代わってましたな。まあ、その辺は別にどうでもいいけど。
 
 とまあ、わたしとしては非常に満足な日本版『BILLY』だったわけだが、何から書こうかな……。まずは物語だが、実のところ物語は単純で、1984年、イギリスは国策として20の炭鉱を廃坑とする政策を打ち立てた。時の首相は”鉄の女”としておなじみのかのMaegaret Thatcher女史。そしてそんな政府の方針に炭鉱労働者たちはストライキを持って対抗したが、北部の炭鉱町に住む少年ビリー・エリオットは、母を亡くし、父と兄と暮らしていた。父も兄も炭鉱夫で、ストに参加している。そんな大人の事情の中でも、少年ビリーはある日、バレエと出会い、バレエダンサーとして生きる希望を抱くのだがーーーみたいなお話である。イカン、全然うまくまとまらないや。
 いずれにせよ、わたしが一番言いたいのは、本作の主人公は明確に少年ビリーであり、ビリーのパフォーマンスがとにかく素晴らしい作品である、ということだ。そしてその少年ビリーにバレエを教えるのが、ウィルキンソン先生という女性で、本場版では結構タフで元気なおばちゃんである。今回の日本公演では、ビリー役の少年は5人いるのかな。先日、ビリーの少年たちを追ったドキュメンタリーをTVで観たけれど、大変才能あふれた少年たちだと思う。1年にわたるトレーニングで特訓してきた精鋭とはいえ、ほぼ出ずっぱりで体力にも大変だし、ダンスも歌も満載で、5人でも、おっさんとしては大丈夫か心配なレベルである。ちなみに今日わたしが観た演者は、以下のメンバーであった。
Billy
 というわけで、キャラごとの紹介を軽くやっておくか。
 ◆ビリー:今日のビリーを演じてくれたのは前田晴翔くん。2004年生まれで現在中学1年生だそうだ。彼はなんとアポロシアターのアマチュアナイトで年間グランドチャンプになったことがあるそうで、そのダンスはもう、完全に本物ですよ。美しく、素晴らしかったね。きっとあと5年もすれば、相当なイケメンに成長するんじゃなかろうか。ほんと、大満足のビリーであった。素晴らしい! 見せ場としては、やっぱり2幕の最初の方、クリスマスにバレエへの思いをぶちまけるダンスシーンでしょうな。あの、未来の大人になった自分、と一緒に踊るシーンはもうホント感動的でしたなあ! フライングも実に美しく、バッチリ決まっていたと思います。この子はホントすげえというか、本物ですよ。間違いないす。ダンス・歌・芝居、すべて120点を差し上げたいと思います。きっと、他の4人のビリーも素晴らしいんだろうな。ほんと、素晴らしい頑張りに惜しみない拍手を送りたいと思います。つか、手が痛くなるほど拍手をしてきました。最高です。
 ◆お父さん:今日のお父さんは益岡徹氏であった。無名塾出身なんすね。不器用なお父さんを熱演されていたと思う。大変失礼ながら、歌えるお方とは存じませんでした。ビリーのバレエへの想いを知って、それまではダメだと言っていたのに、ビリーを応援するために、ストを破って街の仲間から裏切り者呼ばわりされちゃうなど、ビリーのために頑張るお父さんはとても良かったです。そう、わたしは英語版を見たときは全然意識になかったんだけど、きっと英語もすごい方言バリバリな英語だったんだろうな。今回の日本版では、お父さんや大人たちは、どういうわけか博多弁(?)でしゃべります。まあ、炭鉱節でおなじみの三池炭鉱=福岡県ってことなんだろうと思います。
 ◆お兄ちゃん(トニー):今日のトニーは中河内雅貴氏が演じられていた。おお、久しぶりですなあ! 彼は、わたしが観に行っていた『テニスの王子様ミュージカル』第1シリーズで、王者・立海中学の仁王という役でわたしにはおなじみですね。彼が出た比嘉戦、ドリライ5、そして最後の立海戦の前編・後編、わたしは全部生で観に行きましたなあ。なつかしい。もう10~7年ぐらい前か。彼は今やすっかり日本のミュージカル界では有名なイケメン役者として頑張っていて、今回もおっかないお兄ちゃんを好演されていたと思います。ああ、まだ31歳なんだ。じゃあ当時はホントに若かったんだなあ。まあ、わたしも当時は若かったよ……。
 ◆ウィルキンソン先生:今日は当然ちえちゃんが演じる回で、だから今日のチケットを獲ったのだけれど、まあ、ちえちゃんがすっかり女子になっていて、ホント感無量ですよ。やっぱりちえちゃんは女子としても大変かわいく、歌も普通に女子の声で歌うのは初めてじゃなかろうか? ラストのカーテンコールでは、バレリーナ風な衣装で、実に可愛かった。実にナイスバディと言わざるを得ないす。そしてウィルキンソン先生としても、時におっかなく、時にやさしく、とても良かったと存じます。ちなみに、島田歌穂さんがダブルキャストでウィルキンソン先生役にクレジットされており、島田さんVerも観てみたいと思いました。今日は、やっぱりちえちゃんファンと思われる淑女の方が半分以上はいたと思うけれど、今までのちえちゃん出演舞台と違って、どうやらちえちゃんファンではない、親子連れや、純粋に『ビリー・エリオット』を観に来たと思われる方々も多かったように思う。わたしとしてはそれが非常にうれしく思う。ちえちゃんを知らない方々が観ても、ちえちゃんの素晴らしさが伝わったとわたしは確信できる、満足の出来でありました。
 ◆マイケル:ビリーの親友のちびっこ。女装趣味があり、どうもゲイ?らしい少年。今日のマイケルを演じてくれたのは持田唯颯くん。2006年生まれだって。まあ、芸達者というか、彼も素晴らしかったすねえ! ビリーだけじゃなく、彼、マイケルや女子チームのちびっこたちが本当に素晴らしく、まあ、とにかくわたしのようなおっさんには、彼らちびっ子たちの頑張りはとにかく胸にグッと来ますよ。マイケルのラストの「またな!」が心に残りますね。そして幕が下りてきて、降りきらないうちに自転車で去っていくタイミングは、完全に本場Verと同じでした。お見事っす!

 ところで、今日は、わたしは前から15列目ぐらいの端っこだったのだが、ACTシアターは録音なのかな、と思っていたけど、ちゃんと生オケみたいすね。指揮者の方はいたし、見えないけどオーケストラピットもあるのを初めて知ったす。ただ、音楽の音量がでかすぎてセリフが聞こえなくなるような部分がちょっとあったような……ま、7/19から始まったばかりで、これからもっとこなれていくんでしょうな。あ、あと一つ、備忘録としてメモしておきたいのは……なんで無駄にパンフレットを2Ver作るんだろう? 1つにすればいいのに……どっちを買ったらいいか、正直判断つかないよね。まったくそういう無駄なことはやめてほしいと強く感じた。そしてACTシアターは、ロビーがクソ狭いことでお馴染みなので、物販がすげえ行列になっちゃってる影響で歩きにくいし、いっそ物販は外でやるとか、パンフだけの専用売り場を作るとかすればいいのに。その辺は主催者の意識が全然甘いと感じました。

 というわけで、どうもまとまりのない記事になってしまったけれど、もう結論。
 待ちに待った日本版『ミュージカル ビリー・エリオット~リトル・ダンサー』を今日観てきたのだが、期待に違わず、少年ビリーは実に素晴らしかった。そして、やっぱりちえちゃんはいいすねえ! 着実に女子化が進行していて、男ファンとしてはとてもうれしく思う。歌も素晴らしかった。しかし、やっぱり本作の一番の見どころは主役のビリーですよ。今日ビリーを演じた前田君の名前は忘れないようにしておこう。絶対この少年は、大変なイケメンに成長すると見た。もうそろそろ、声変わりしちゃうんだろうな……今回の経験を生かして、今後もぜひ、活躍してもらいたいと思う。以上。

↓ 予習として、観ておくのもアリだと思います。少なくともわたしは、事前に観ておいてよかったと思いました。

 わたしは宝塚ファン歴まだ6年ほどのビギナーだが、一番最初に観たのが2010年1月の星組公演であり、以来、完全に当時のTOPスター柚希礼音さん、通称ちえちゃんにぞっこんLOVEとなったわけで、既に宝塚歌劇を卒業し、女性に戻ったちえちゃんであるが、わたしは今も大いに応援し、卒業後のコンサートにもせっせと通っているわけである。
 そのちえちゃんが、今度は初めて女性役として、ミュージカルに主演すると聞いて、わたしが観に行かないわけがない。当然わたしは、チケットの先行予約から参戦し、無事にチケットをGetして、今日、観てきたわけである。
 作品のタイトルは、ミュージカル『バイオハザード―ヴォイス・オブ・ガイア―』。そう、CAPCOM謹製の大ヒットゲームでおなじみの、そしてハリウッド映画でもおなじみの、あの『バイオ』である。 

 わたしは『バイオハザード』のゲームは、「1」「2」「3」「コード・ベロニカ」の4作をプレイして結構やりこんだことがあるので、一応それなりに世界観は知ってるつもりである。特に「1」「2」「3」はノーコンティニューでのタイムアタックまでやりこんだので、思い入れもそれなりにある。20世紀の話なので、改めてもうそんな昔か……と感慨も深い。
 そのわたしが、次のちえちゃんの作品は『バイオハザード』だということを知って、驚かないわけがなかろう。はっきり言って、すげえびっくりした。「バイオ!? ミュージカル!? ちえちゃんが!? ナンデ? バイオ、ナンデ!?」と思わず反応したのも我ながら無理はないと思う。
 ハリウッド映画版でもおなじみのとおり、普通に考えて『バイオハザード』という作品とミュージカルは、まず結びつかない。なにしろ、ゾンビを相手に戦いながら、アイテムを獲りつつ、謎を解いていくゲームだ。どうやってミュージカルにするんだ!? とわたしもさっぱり予想がつかなかった。
 というわけで、わたしは今日、実のところ結構な不安を胸に赤坂ACTシアターに赴いたわけである。同行してくれた美人ヅカ友のMちゃんも、当然ちえちゃんのことはよく知っているわけだが、「あたし、ゲームは全くやったことないんですけど、お話分かるのかしら?」と若干心配気味である。わたしも、そう聞かれても、「どうだろう、分かんねえけど、分からんことがあったら、終了後、解説してあげる」としか言いようがない。そんな、そこはかとない不安感を抱えながら、幕は上がったのである。
 結論から言うと、ゲームの設定は100%関係ない。全くもってゲームは関係してない。ので、ゲームを知らなくても、ハリウッド版の映画を見ていなくても、大丈夫、であった。その点は心配している方がいれば、問題なし、と断言できる。ちゃんと観ていれば、ストーリーはきっちり分かるので問題なしである。
 そしてこれまた結論から言うと、ちゃんとミュージカルであった。ちゃんと、というと大変失礼だが、ちえちゃんの歌も予想してたよりずっと多いし、一回、ちえちゃんのバレリーナとしての美しい舞もあるので、ちえちゃんファンも心配なし、である。男性キャストも、きっちり実力のある方ばかりなので、歌もお見事である。つまり、だ。要するにわたしは結構楽しめたし、満足であったのだ。
 大まかなストリーを説明すると、まず冒頭、アラスカで氷漬けとなっていた生物から謎のウィルスが発見され、それが全世界に広まると。ゲームや映画の「バイオ」では、人が造ったウイルスであり、人間の悪意がそこに存在しているわけで、今回は自然発生(?)ウィルスなので、その点が大きく違っていた。そして世界がゾンビに満ちて久しい世となり、舞台はクロアチアに移る。そこで暮らす人々はゾンビに怯えながらも何とか生きていて、その村(?)には、記憶を失ったリサ・マーチンという女性がいると。で、どうやらゾンビに襲われてもゾンビ化しなかった少女がシシリアの南にあるなんとかって島にいるという情報がもたらされ、村の医師であるダンが、その少女がワクチンを作るカギだ、ということで、イタリア北部(?)のUS-AIR FORCEの基地に行けば飛行機でそのなんとか島に行ける、自分はUS国籍だからなんとかなるだろ、というわけで、有志を募って遠征に出る。で、残されたリサも、とある事件が起こってそれを追う、そして徐々に自分の過去を取り戻す――的な感じの流れである。
 ちなみに、上演時間は、第1幕がちょうど1時間、休憩が20分、第2幕が1時間20分ほど、であった。12時開演の回だったが、15時前には終わったので、まあ、普通かな、いやちょっと短いか。
 まあ、わたしとしては十分楽しめたわけで、見どころ・聴きどころはやっぱりちえちゃんの歌とダンスであろう。そういう意味では、ちえちゃんファンじゃない人が観て楽しめるのかどうかは、実際よくわからない。まあ、わたしの見る限り、今日来場していたお客さんは、わたしを含め10割方はちえちゃんファンだと思うので、その点では興行として問題なしだろうと思う。
 ただ、作品クオリティとしては、厳しく言うと、並、であろうと思う。別に感動するわけではないし、超面白い!! というお話でもない。歌自体も、ちえちゃんの声は素晴らしいけれど、曲も詩も、それほどグッとくるものはなかったというのが正直な感想だ。音響も、ACTシアターでの観劇はわたしはかなり久しぶりだが、若干音が割れ気味のような気もしたので、あまり素晴らしいとは言えなかった。ちなみに、音楽は生オケでした。背後にバンドがちゃんといて演奏してくれていました。
 なので、極論すれば、ちえちゃんの、ちえちゃんによる、ちえちゃんファンのための公演であろうか。ま、わたしはまさしくそのちえちゃんファンなので、特に文句はありません。つーかむしろ、きっちりとちえちゃんの歌を聞かせてくれてありがとう、である。今回は明確に女性の役だったので、発声も変わってくるのかと想像していたが、いつもの野太い(?)声ではないけど明らかにちえちゃんヴォイスで、なんかナチュラルなちえちゃんの声、のように感じました。なので、わたしとしては大変満足です。
 本音を言うと、ちえちゃんには名作といわれるようなミュージカルに、主演じゃなくていいのできっちり出演し、その実力を見せつけてほしいと思う。たとえば、「レ・ミゼラブル」のエポニーヌとかね。ちえちゃんが「On my Own」を歌ったら超シビレると思うんだけど、もはやちえちゃんクラスは主演じゃないとダメなんだろうな……。キャラも合わないかなあ……イケると思うんだけどな……。まあ、宝塚OGのみなさんは様々なミュージカルに出演して活躍しているので、ちえちゃんの今後についても全く心配していないけれど、いっそ劇団 新感線の『五右衛門ロック』とか『薔薇とサムライ』みたいなのにも出てほしいですな。 天海祐希先輩のように、大いに活躍していただきたいと心から願っております。

 というわけで、結論。
 ミュージカル『バイオハザード―ヴォイス・オブ・ガイア―』は、実は若干不安だったのだが、観てみたら十分楽しめるものであった。事前「バイオ」知識不要である。だが、まあ、ちえちゃんファンにとっては歌もダンスも見どころ・聴きどころいっぱいであるのは間違いないけれど、そうでない人が観て面白いかどうかは、わたしには分からない。なので、ちえちゃんファンなら迷わずGO!だし、そうでない人は、ま、最初から行こうとは思わないだろうからどうでもいいか。ちえちゃんファンとして、注文を付けるとしたら、今後は名曲・名作と言われるような作品に出てほしいと思います。 歌でグッとくるような、なんかいい作品ないすかね……。新感線にも出てほしいなあ……ま、今後もずっと応援し続けるのは間違いないと思います。そして今後の活躍を心から楽しみにしております。以上。

↓ 最新作はもう「7」すね。PS4買うってのもアリだな……なんか久々にやってみたい気分す。
 

 以前も書いた通り、恐らくは誰もがその存在を知っている「宝塚歌劇」というものは、そのネームバリューの割には、その詳細についてはあまり一般的には知られていない部分がたくさんあると思う。例えば、宝塚市にある「宝塚大劇場」と日比谷にある「東京宝塚劇場」だけで公演を行っているわけではなく、他の劇場でも精力的に公演を行っているのだが、ご存知だろうか? その中には「全国ツアー」と呼ばれる公演というものがあり、その名の通り、日本各地の劇場を1日とか2日の公演で回るもので、我が地元の市川文化会館も、その全国ツアーがやってくる定番劇場のひとつとなっている。
 市川は、東京から1時間かからないぐらいの程近い場所にあり、年に1回か2回は必ず「全国ツアー」がやってくるのだが、わたしも地元民として、ああ、今度来るんだ、と思ってもチケットを取るのが非常に難しく、一度も地元で観たことはなかった。 が、今回、わたしのヅカ友の美しいお姉さまから、「チケット余っちゃったんだけど、どうかしら?」というお誘いがあり、おっと、市川ならオレ、地元なんで、チャリでいけるっす。買わせていただくっす。というわけで、なんの努力もせず、チケットを入手したわけである。それが、昨日の夜観てきた月組全国ツアー公演、『激情~ホセとカルメン/Apasionado!! III』である。
gekijoh
 ↑動画を探したのだが、ないっすなあ……というわけでポスター画像はこんな感じです。
 さて。今回は、わたし的には雪組に次いであまり縁のない月組である。月組は、現在TOPスターである龍 真咲さん(通称:まさお)が次の大劇場公演をもって退団することを発表しており、そのまさおちゃんは現在、ソロコンサート公演を梅田芸術劇場で行っているので(先月まで赤坂ACTシアター)、今回の全国ツアーには参加していない。そして今回の全国ツアーの主役を演じる珠城りょうさん(通称:たまきち)が、次の月組TOPスターに就任することも、既に宝塚歌劇団から発表されている。なので、事実上のTOPお披露目公演と言っていいだろう。そういう意味では、月組ファンの皆さんとしては、まさおちゃんのコンサートも、たまきちの全国ツアーも両方行かないと!! と嬉しい悲鳴であるのではなかろうか。
 しかし、星組を愛するわたしとしては、たまきちくんは94期生と非常に若く、確か、お相手の娘役月組TOPの愛希れいかちゃん(通称:ちゃぴちゃん)が95期生だから、これほど近い期のTOPコンビって珍しいのではないかなーと漠然と思う次第である。なにしろ、我が星組は、TOPスター北翔海莉さん(通称みっちゃん)が84期、娘TOPの妃海風ちゃん(通称:ふうちゃん)が95期と、歳の差カップルである。ちょっと気になったので、一覧にしてまとめてみよう。 
TOPスター 娘役TOP
星組 北翔海莉さん(84期) 妃海風ちゃん(95期)
花組 明日海りおさん(89期) 花乃まりあちゃん(96期)
宙組 朝夏まなとさん(88期) 実咲凛音ちゃん(95期)
月組 龍 真咲さん(87期)
→珠城りょうさん(94期)
愛希れいかちゃん(95期)
雪組 早霧せいなさん(87期)咲妃みゆちゃん(96期)
 とまあこんな感じなので、たまきちくんの若さはかなり目立つ存在である。わたしは月組公演に関しては、ここ数公演はずっと観ているが、毎回必ず観ているわけではないので、たまきちくんについても、あまり以前の活躍ぶりを意識していなかったので、今回のTOP指名で、へえ、それはちょっとチェックしないといけないなと思っていた。なので、今回の主役を張る全国ツアーは大変楽しみにしていたのである。
 しかし改めてまとめてみると、現在のTOPの中では、現・花組のみりおちゃんが最古参TOPスターか……はーーー時が過ぎたのう……かつて月組でまさきちゃんとともに、切磋琢磨していた二人だが、まさきちゃんが退団して、みりおちゃんが最古参TOPとは……。そして94期のたまきちくんがTOPになるということは、わたしが愛してやまない星組の礼 真琴ちゃん(95期)も、TOPになれる日が近づいているかもしれないっすな。その日が来ることを楽しみに待っていよう。
 
 で。今回の公演である。結論から言えば、かなり良かった。たまきちくん、若干ガタイが良い系の男役としては比較的王道といって良いのではないかと思う。歌もダンスも、いいじゃないですか。「カルメン」だけに、フラメンコがダンスの基本になるわけですが、かなり良いですね。これなら安心ですな、と上から目線で思うわたしは月組ファンのお姉さまたちに殺されるのは必至だが、ともかく非常に良かったと思う。しかし本当に若さあふれてますね。もう少し貫禄と、なんというか色気のあるエモーショナルな芝居? が身に付いてくればもう完璧だと思う。
 そんな風にわたしが偉そうに言うのはひとつだけ理由がありまして。
 実はこの、『激情~ホセとカルメン』という作品は、2回目の再演で、初演が1999年の宙組で、このときのTOPスターが姿月あさとさん&花總まりさん。この公演はわたしは観ていない。で、1回目の再演が、わが星組の柚希礼音さん&夢咲ねねちゃんのLEGENDコンビで、わたしはこの公演は観た。先週も書いたとおり、わたしは柚希礼音さん、通称ちえちゃんが大好きだということもあるのは間違いないのだが、この『激情』のちえちゃんがスーパー・ウルトラ・カッコイイんすよね。そしてねねちゃんの芝居も本当に素晴らしい大傑作だとわたしは思っているのだが、特に、もう怒鳴ってんじゃね? というぐらいの「ジェラシー」の熱唱シーンは失神モノである。比較するのは、たまきちくんに対して大変失礼であることは承知しているが、やっぱりちえちゃんの超絶なカッコよさが脳に鮮明に焼き付いているので、今回偉そうなことを申し上げた次第です。サーセン。でも、ほんと、たまきちくんも大変よかったと思います。ちょっと今後は月組も応援していきたい所存である。そういえば、ちえちゃんVerのときに星組生として出演していた早乙女わかばちゃんは、おととし月組に異動になって、今回も出ているので、唯一の前回との連続出演キャストかな、ひょっとして? 彼女も大変可愛いです。
 お話の方は、ビゼーのオペラや、映画にも何度もなっているProsper Merimeeの小説『カルメン』が原作である。これは、月組の前回の大劇場公演『舞音』とちょっと話が似ている。ともに、いわゆるファム・ファタールと出会ってしまった男の破滅の物語だ。なので、主役はある意味、そのファム・ファタールを演じる娘役とも言える。文学史上非常に有名なファム・ファタールとして名高いマノンとカルメンの二人をを演じたちゃぴちゃん。彼女は娘役としては非常に背が高いなーと思っていたら、どうも一度、男役をやっていたこともあるそうですね。へえ。なるほど。しかしやはり、非常にスタイルが良く、顔も小さく、非常に別嬪さんである。とてもいいですな。
 というわけで、毎度お馴染みの、今回のイケ台詞の発表です。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思った台詞のこと。
 「あたいは……あんたに惚れたわ!!」(そしてブチューーとキス)
 今回は、初めて娘役からのイケ台詞ですが、カルメンのこの台詞が、今回わたし的に一番グッときました。あたい……いいすね、あたい……現実世界では、まだわたしは、「あたい」という一人称を使う女子に出会ったことがないが、出会ったら100%惚れると思います。オレもお前に惚れたぜ!!
 最後に、自分用備忘録。初めての全国ツアーは大変楽しめた。ショーでの手拍子なんかは、大劇場公演より盛り上がってたのでは? と思うぐらい会場ノリノリであった。そして噂で聞いてた「5段しかない大階段」も初めて観た。いいすね、アレも。チャリで行ける場所でヅカ鑑賞というのも大変有り難しである。車は置けないかなと思ってたのに、余裕で駐車場に置けるようだったので、次は車で行こっと。駅から微妙に遠いので、車で行けばお姉さまたちを駅まで送れるしな。

 というわけで、結論。
 月組全国ツアー『激情~ホセとカルメン』はわたしとしては思わずちえちゃんVerと比べてしまったのだが、お許しいただきたい。しかしそれでも、たまきちの次期TOPとしての熱演は非常によかったと思います。カッコイイのは間違いナシです。ちゃぴちゃんもわたしとしては大変気に入りました。もちろん、ねねちゃんVerも素晴らしかったですけどね。ねねちゃんVerの方がもっと悪女っぽかったかな。久しぶりにまたBlu-rayでちえちゃんVerも観てみたくなりました。お話的に分かりやすいし、ヅカ初心者にもおすすめっすね。以上。

↓映画も数多くあるけれど、基本はオペラですね。 
ジョルジュ・ビゼー:歌劇《カルメン》[Blu-ray Disc]
クリスティーネ・ライス
OPUS ARTE
2016-03-30

↓ そして原作はこちらっす。大学2年か3年の頃に読んだ。わたしも持ってる岩波文庫版は非常に読みにくい。
カルメン (岩波文庫 赤 534-3)
プロスペル・メリメ
岩波書店
1960-12-05

 今日の日中は気温が20℃を超えるでしょう、という予報を聞いたので、暑がりのわたしはかなり薄着で外出したところ、若干ヒンヤリな気候で、おまけに降ってんだか降ってないんだかというような微雨模様で実に半端なお天気であったが、わたしは今日は非常に楽しみにしていたコンサートのために、東京国際フォーラムへ出かけてきたわけであります。 ↓コレです。
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 え? なんのこっちゃって!?  ちょっとちょっと、困りますね、分からないなんて。
 『REON JACK』と言えば、わたしの愛する柚希礼音さんのコンサートに決まってんだろうが!!
 と、友人に言ってみたところ、いや、そりゃ分からんわ普通。とごくあっさりスルーされたので、まあ、普通の人は知らんでしょう。わたしが2010年からすっかり宝塚歌劇にはまっており、中でも、去年退団してしまった柚希礼音さん、通称ちえちゃんにぞっこんLOVEだったことは散々ここでも書いたが、そのちえちゃんのコンサートとなれば、当然わたしも駆けつけるわけである。

 ただ、このコンサート、既に大阪では終了し、いよいよ東京に来てくれたわけだが、既に大阪10公演、東京も昨日までに9公演終わっている。さらには、今日含めて9公演あるわけで、合計で、えーと、28公演か。こりゃあ、いくらLEGENDと言われたちえちゃんでも、相当キツイはずだ。
 キツイ、というのは、もちろんちえちゃんの体力・コンディション面もある。当然だよね。普通のコンサートは、全国ツアーならまだ分かるけど、2都市でこれだけやるのは、いわゆる歌手の方ではまずないことだろうと思う。まあ、ちえちゃんは星組TOPスタートして、1演目もっと回数をこなしていたのだから、体力面は実際何とかなるだろう。
 しかし、動員面はどうなのか。まったく大きなお世話だが、ちえちゃん単独のライブで、全28公演満席にするのは相当キツイのではなかろうか。――と、そんな心配を持って今日は開場入りしたのだが、ぱっと見では、どうやらわたしの心配は杞憂だったようで、ほぼ満席だったとは思う。しかし、平日とか大丈夫だったのかなあ、などと、要らぬ心配もしたくなる。当日券も販売しているようだったので、若干心配である。ちなみに調べてみたところ、大阪会場の「梅田芸術劇場」のキャパは1905席、東京会場の「東京国際フォーラムHALL C」は1502席だそうだ。つまり・・・1905×10+1502×18=46086ということになる。ま、ドーム1回分ぐらいか。すげえなあ。
 ところで、本公演は、開演前のアナウンスによると、アミューズとTBSとWOWOWが製作だか協賛だかしているらしい。現在ちえちゃんはアミューズに所属するアーティストなので、バックアップは万全なのだろうと思うが、WOWOWが出資者に入っているということは、きっと、そのうちWOWOWで放送があるんでしょうな。そういえば、WOWOWの宝塚情報番組「宝塚プルミエール」も、今月4月の放送からちえちゃんがナレーションを担当するそうだ。そちらもわたしとしては毎月楽しみにしたい。
 
 で。公演はどうだったかというと、まあ、下の動画の通り、歌も抜群だし、ダンスも、いつも通り、というよりいつも以上に、今回は女子として男性とのデュエットダンスもあり、特に、前半のペア・タンゴは非常にカッコ良かった。

 わたしは、もうちえちゃんが大好きなので、退団後の元気なちえちゃんが見られることはとても嬉しいし、非常に満足である。満足であるのだが、どうしてもやはり、わたしとしては「若干物足りない」と苦言を呈せざるをえない。わたしが何が不満かというと、歌が少ないのだ。コンサートなのに。そしてMCタイムが凄く長い。今回は、助っ人(?)として、ちえちゃんと同時期に同じ星組から退団した音花ゆりさん、鶴美舞夕さん、そして元・宙組の娘役TOPの陽月華さん、通称うめちゃんの3人が参加してくれているのだが、ここにちえちゃんを加えた4人のトークが、恐らく全編30分以上ある。ちなみに、公演自体はトータル120分だったのだが……歌が少ないんだよなあ……その点がわたしとしては非常に残念だった。一応解説しておくと、ちえちゃんが85期で星組一筋、うめちゃんは86期で、最初に配属されたのが星組で、新人時代のちえちゃんと一緒に頑張っていて、その後宙組に異動し、TOP娘役となった方。そしてゆりちゃんは、87期で星組一筋の娘役。歌が超うまい方で、相武紗季さんの実のお姉さんとしても有名ですね。そしてまゆうちゃんも87期で星組一筋で、この人は男役ですな。こんな助っ人3人なので、ちえちゃんとは大変仲良しで、確かにトークは面白かったし、ファンとしては満足なのです、が……やっぱりもうちょっと、ちえちゃんの歌が聞きたかった、というのがわたしの本音である。あ、ちえちゃんが助っ人3人について直接話している動画があったので、貼っておきます。2分過ぎから助っ人3人について語ってます。

 なお、今回の公演は、演目が2種類あって、Aパターンが「宝塚オリジナル作品」の歌を、Bパターンが「海外ミュージカル作品」の歌を歌ってくれるという構成になっていた。今日は、Aパターンで、わたしとしてはものすごく悩んでAパターンの日のチケットを取ったわけですが、「宝塚オリジナル作品」から歌ってくれたのは、以下の3曲だけであった(と思う)。
 『大王四神記』より「蒼穹の彼方」:わたしが大好きな歌で大興奮。車でもう200回ぐらいは聞いたなあ。ちえちゃんのTOPお披露目公演で、わたしがヅカファンになる直前の公演。WOWOWで鑑賞済み。
 『LOST GLORY』より「Who Knows」:カッコイイ歌。轟理事との夢の競演として、大変良かった。主役は轟理事だったけど、悪役のちえちゃんが超カッコ良く、実においしい役でしたね。
 『オーシャンズ11』より「愛した日々に偽りはない」:これも好きな歌。公演も当然観た。この歌は車で350回は聞いている。蘭寿さんVerも良かったけど、わたしはちえちゃん派っす。 
 ああ、もっと歌って欲しかったなーーーーー……とわたしのようなヅカ歴6年の駆け出しが言うんだから、筋金入りのお姉さまたちはどう思ったのだろう? 今日の客層は、かなり年齢層高めだったっす。
 わたしが心配というか、もっと歌とダンス主体であって欲しかったと主張するのは、まったく余計なお世話だとは思うけれど、今回の構成では、宝塚TOPスターとしての柚希礼音を知らない人が観て、楽しめたのかなあ? という点が不安だからである。元々のファンにとっては、トークは楽しいし面白いからいいのだけれど、アーティストとして、歌とダンスだけで、COOLに決めてくれても良かったのではないかと思う。それが出来るのが柚希礼音というアーティストだとわたしは信じたい。全然知らない人が観ても、「なにこの人カッコイイ!!!」と思わせることが出来るはずのちえちゃん。次は、スーパークールな、誰がどう観てもカッコイイ柚希礼音さんと会えるのを楽しみにしております。ま、素のちえちゃんは、以前も書いたとおり、スーパーゆっくり・おっとりさんの天然系なので、話し方がなんだかドラえもんのようで、そのギャップも可愛いいんすけどね。
 あとですね、最後に、自慢していいっすか? わたし、今回は3階席と非常に遠かったんすけど、予想通り、ちえちゃんの客席練り歩きがあって、またもハイタッチ出来ました!! 武道館に続いて2回目のハイタッチ。今回は手袋してたけど、まあ、ほんと華奢な女子ですよ。これからも応援します!!

 というわけで、結論。
 とりあえず、ちえちゃん大好きなわたしは大満足です。が、一見さんにはきついかも、という気はした。次のちえちゃんの公演は、なんとあの『バイオハザード』のまさかのミュージカル。チッ……行くしかねえな……いや、サーセン、行かせていただきます!! 9月末から赤坂ACTシアターです。楽しみです!! 以上。

↓ バッチリ予習していったのに……わたしの車はずーーーっとこの4枚組CDが流れてます。

 8/23付けの記事で書いたとおり、2010年1月の初観劇以来、わたしはすっかり宝塚歌劇にはまっている。そして、その初宝塚のときに観た、当時のTOPスターである柚希礼音さん(愛称:ちえちゃん)に完璧Fall in Love、以降、ほぼ全公演を観に行ったし、お茶会という名のファンミーティングも行ったし、武道館コンサートも行ったりした。そして今年2月の退団公演は、念願のムラ観劇(※宝塚市の宝塚大劇場へ観に行くこと)も果たし、東京公演も当然観に行った。あまつさえ、あろうことか劇場でマジ泣きしてしまうという醜い姿もさらしてしまったキモ男である。なんかさ……ほんとうにちえちゃん退団なんだ……もう会えないんだ……と思ったら、急に猛烈にさみしくなって、泣けてしまったんだよね……。なんなのオレ。まったくもって、われながら気持ち悪い。ほんとサーセン。

 そんなわたしの愛するちえちゃんは宝塚を卒業してしまったのだが、現状既にLEGENDと呼ばれており、TOP of the TOPであったちえちゃんが、再び我々の前に帰ってきてくれるというニュースが発表されたのは、確か5月か6月あたりだっただろうか? なんと、ブロードウェーミュージカルに挑戦することが発表されたのである。
 もともと、ちえちゃんは、宝塚スターとしてはちょっと珍しい経歴の持ち主である。普通のスターは、元々宝塚のファンで、好きだから自分も挑戦したい、という動機で宝塚音楽学校の入試に挑む場合が多いと思う。が、ちえちゃんは、その宝塚ファン時代がないのだ。どういうことかというと、元々バレエをずっとやっていた彼女は、高校生になって身長が170cmを超えるぐらいに成長してしまい、バレエダンサーとして日本ではちょっと難しい体になってしまったのだ。 わたしはバレエに関してまったく無知なので良く分からないが、確かに女子のバレエダンサーは華奢で、そう背が高いというイメージはない。そういうものなのかどうなのか、実際のところわたしは分かっていないが、とにかく、高校生当時のちえちゃんは悩んだそうだ。どうすべか、と。その時のちえちゃんは、アメリカにバレエ留学したい!! と考えていたらしい。が、知り合いに、こういうのがあるよ、と提示されたのが宝塚だったそうで、じゃあ、挑戦してみようと試験に挑み、無事に第85期生として入学するに至ったのだそうだ。
 なので、 ちえちゃんは宝塚というものを入学してから勉強・稽古・訓練によって学んで行き、TOPに就任してからもずっと自信がなく、それでも不断の努力によって、宝塚の歴史に残る伝説のTOPスターとなったわけである。ちえちゃんは、明らかに努力の人であり、ホント、尊敬できる人間だとわたしは思っている。
 そんなわたしの愛するちえちゃんが、ブロードウェーに挑戦すると聞いて、わたしが冷静でいられるわけがない。高校生のときにあこがれた、夢の舞台。そこに、ちえちゃんが立つ。なんというか、その真っ直ぐな思いと、おそらくはそこに至るまでにこれから始まる努力を思うと、いかん、また泣けてくるわ。当然わたしはチケットのプレオーダーから参戦し、無事に初日2日目のチケットを入手することができた。

 というわけで、今日、わたしが渋谷で観てきた『Prince fo Broadway』は、そんなちえちゃんの、宝塚退団後の初舞台であり、ちえちゃんの舞台人としての第2章開幕の作品である。その場にいられるだけでわたしは嬉しい。

 さて、ここから先はネタバレなので、これから観に行くから知りたくない! という方はここから先は自己責任でお願いしたい。

 ズバリ言うと、既に事前の情報でも分かっていたことだが、ちえちゃんの出番は結構少ない。出ずっぱり、では全然ない。また、この作品を真に楽しむには、かなりの数のミュージカル知識が必要だ。わたしのような、にわか野郎には、この作品の真髄までは理解できていない。詳しくは、公式Webサイトを見ていただいたほうが良いだろう。この作品は、ブロードウェイミュージカル界で最も偉大な功績を成し遂げた男、ハロルド・プリンスの手がけた作品を振り返るものと言えばいいのだろうか? 彼の作品の名シーンが次から次へと現れるもので、実際のところ、明確なストーリーはない、というか薄い。しかし演じる俳優たちが、「本物の」ブロードウェー役者であるので、当たり前だが歌はすさまじく上手く、それを聞くだけでも十分に価値があると思う。しかもスーパー・オールスター集合である。残念ながら、にわかのわたしが明確に知っている曲は『ウエストサイド物語』『キャバレー』『オペラ座の怪人』『エヴィータ』ぐらいなのだが、それでも、知っている曲を生で、しかも本物の歌声で聞ける機会はめったにないので、ちょっと感動ものであった。特に、『オペラ座の怪人』の曲を歌ってくれた二人は、本物のファントムとクリスティーヌ経験者である。知ってる曲だけに、鳥肌ものの素晴らしさだった。

 一方のちえちゃんは、明確なソロで歌ってくれるのは4曲かな? 記憶が間違ってたらサーセン。1幕冒頭近くの『くたばれヤンキース』で1曲ソロで歌うのだが、この時の衣装は超注目だ。以前の記事で書いている通り、わたしはちえちゃんを、あくまでずっと女子として愛しており、この時の衣装は、そんなわたしには失神しそうなぐらいセクシーであった。そして第2幕では3曲歌ってくれるが、そのうちの1曲は日本語の曲で、きっちりファンサービスもしてくれる。当然、バレエダンサーとしての、女性らしいしなやかで美しいダンスも披露してくれて、わたしはとても嬉しかった。とにかく、背中がこんなに華奢だったんだね、というか、肩甲骨周りの、明らかに鍛えられた美しい筋肉に、わたしはもう双眼鏡をずっと手放せず、完全に変態といわれても否定できないほどガン見してしまった。

 そんな作品なので、正直、ちえちゃんファン以外が観て面白かったのかどうか分からない。また、ちえちゃんファンであっても、出番が少ないとか、きっといろいろモノ申したい方も多いのではないかと思う。
 だが、少なくともわたしは、新たな道を歩むちえちゃん、今日のために、おそらくは相当な訓練と不断の努力を続けてきたであろう、美しき「女子」であるちえちゃんを今日、この目で観ることができて、これ以上の喜びはない。大満足です。

 なお、カーテンコールの際に、撮影していいですよという場内表示が出る。なので、皆いっせいにスマホを舞台に向けていた。わたしももちろん、撮ってみた。が、まったくろくな写真が撮れなかったのだが、前から2列目というすごい席が取れた、元同僚のMお姉さまから先ほどメールでこんな写真が送られてきた。
image1
 近っけぇーーー!! くそー!! いいなーこんな席で見られたなんて!! ちなみに今日は、前から3列目に蘭寿とむさんと、とよこさんこと紫央 涼さんも来場していたようだ。ようだ、というのは、わたしは後ろ姿しか見られず、お顔を拝見することができなかったのだが(場内がざわついて「蘭寿とむさんよ!!」という声が聞こえたので、マジか!? とそっちを見たときにはもう席に着こうとされていた)、元同僚のMお姉さまはばっちり目撃したとのことです。くっそう!!

 というわけで、結論。
 わたしは大満足です。しかし、もっと勉強していくべきだった。そうすればもっと楽しめたのだが……。まあ、今後もちえちゃんを応援していきたい所存です。

↓ ちえちゃんファンとしては、コイツは読まざるを得ないな……。

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