昨日はいわゆる年度末。
 15時ごろ、打ち合わせのために外出していたわたしだが、相手の事務所の入っているビルの前に到着し、左腕の1秒の狂いもないCITIZEN ATTESAを見ると、約束の時間の7分前。微妙に早いか、と思い、どっかタバコ吸えねえかしら? と思ってきょろきょろしたところ、本屋さんがあったので、ちょっとだけ時間をつぶさせていただこう、と入店した。
 その時、おお、そういや先日クソ長いレビューをここで書いた、「ジャック・ライアン」シリーズの続きの(3)巻(4)巻が今月末発売だったな、と思い出し、ごく小さな街の本屋さんだけど、あるかしら? と文庫棚を探してみたところ、1冊ずつ配本されたようで、ちゃんと売っていた。ので、その場で購入。さっそく昨日の帰りから読み始めている。相変わらずおもろい。
米朝開戦(3) (新潮文庫)
マーク グリーニー
新潮社
2016-03-27

米朝開戦(4) (新潮文庫)
マーク グリーニー
新潮社
2016-03-27

 しかし、この本を出版している新潮社は、残念ながらわたしの嫌いな出版社の、1位とは言わないけど筆頭クラスで、海外翻訳モノの電子書籍化が遅れていて、この作品も残念ながら(?)リアル本での購入と相成った。まあ、実際紙の方が読みやすいのは間違いないし、小さな本屋さんを応援するためにも、街の本屋さんで買ったことには大いなる意義があると信じたい。で、結論としては紙の本でも構わないのだが、ふとレジにてお金を払った時、「ちょっと今月は相当本に金遣ったかも……?」という気がした。
 そこで、昨日の夜、ちょっと3月にどれだけの本を買ったのか、調べてみることにした。結果、我ながら、こりゃあやりすぎたな……と呆れる事態が判明したのである。以下、ちょっと晒してみたい。なお、買った順ではなく思い出した順で、税込です。
 【紙の本の部】・・・合計12,653円
 『米朝開戦』(1)(2)(3)(4):合計2,591円 ※現在(3)の半分くらいまで読んだ。(1)(2)レビュー済み
 『みをつくし料理帖』全10巻:合計6,413円 ※(3)巻まで読み終わった。(1)(2)レビュー済み。
 『鮫島、最後の十五日(6)』:463円 ※電子も買うの!!
 『絶対ナル孤独者(3)』:659円 ※先月買い忘れてた。読了済み。
 『ブギーポップ・アンチテーゼ』:616円 ※読了・レビュー済み
 『血翼王亡命譚I』:637円 ※読了・レビュー済み
 『魔法科高校の劣等生(19)』:637円 ※読み始めたら、どうも記憶にない展開になっていて、160Pほどのところで、おかしい、決定的に変だという事件が起きて、前の巻にさかのぼって調べてみよう、と思ったら、なんと前の(18)巻を買っておらず、読んでいないことが判明。我ながら驚いたというか、情けなくなった。
 『魔法科高校の劣等生(18)』:637円 ※というわけで11月刊を今さら購入。未読。

 【電子書籍の部】・・・35,292円。それぞれの単価はもう省略。
 『監獄学園(20)』 ※下品でHなギャグマンガ。好き。最高に笑える。
 『弱虫ペダル(44)』 ※紙は35巻ぐらいまでかな、そこから全巻電子で買い直した。
 『鮫島、最後の十五日(6)』 ※この作品は紙と電子両方買う! 応援のために!!
 『レベルE(上)(下)』 ※久しぶりに読んだ。やっぱり面白い。
 『バビル2世 ザ・リターナー(14)』 ※ずっと買っているけど最近飽きてきたかも……横山光輝ワールド好きなら面白いと思う。絵がシャレオツだけど、見にくい。
 『精霊の守り人、闇の守り人、夢の守り人』の3冊 ※TVで始まった「精霊の守り人」原作。まだ読めてないので早く読みたいのだが……。この3冊だけじゃなく、続きは読み終わったら買う予定。
 『ブギーポップ』シリーズ19冊 ※最新作を紙で買って読んで、やっぱり全巻持っているべきである、と、ついカッとなって電子で一気買い。紙で持っていたけど、どうも歯抜けで、誰かに貸して貸しっぱなしの模様。帰って来ねえだろうな……。
 『ビートのディシプリン』全4巻 ※ブギーポップシリーズ番外編(?)。連載時に読了済み。
 『ヴァルプルギスの後悔』全4巻 ※同じくブギーポップシリーズ番外編(?)。連載時に読了済み。
 『酸素は鏡に映らない』 ※同じくブギーポップシリーズ番外編(?)。これはまだ読んでないのでお楽しみ。
 『悪魔のミカタ(1)~(13)』
 『悪魔のミカタ666(1)~(6)』
 『ジャストボイルド・オ’クロック』
 『紫色のクオリア』
 『ヴィークルエンド』 ※この、『悪魔のミカタ』以降の作品は、全部、わたしが一番愛するライトノベル作家である、うえお久光先生の作品で、どれも大好き。これらもわたしの本棚に歯抜け状態であったので、これまたつい、カッとなって一気買いしてしまった。うえお先生の他の作品『シフト』に関しては、もうだいぶ前に電子化されていたので既に持ってます。
 『毒見師イレーナ』 ※海外翻訳モノ。何となくあらすじを読んで衝動買い。まだ100ページくらいしか読んでないけれど、想像以上にこれはラノベですな。続編もあるようで、面白ければ続きを読みましょう。
毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)
マリア・V スナイダー
ハーパーコリンズ・ジャパン
2015-07-23

 
 というわけで、改めて足し算をすると、【紙の本:12,653円】+【電子書籍:35,292円】=47,945円にもなるわけで、こいつはちょっとやりすぎた……と我ながら思うわけであります。
 なんでこんなに買ってしまったかというと、ひとつ大いなる言い訳がありまして、年度末という事で、わたしが愛してやまない電子書籍販売サイトBOOK☆WALKERにて、何度か大きなコインバックフェアがあったのです。なので、たぶん、電子書籍の購入代金のうち、15,000円分ぐらいは付与された還元コインでの買い物だったと思う。また、うかつにも大好きなうえお先生の旧作が電子化されていることを知らず、もらったコインで何買おうかなーと物色中に突如発見したので慌てて買ったという経緯もあるため、やけに今月が多いというのが実態だ。毎月毎月、こんなに買っているわけではありません。だいたい、毎月15,000円程度じゃないかなあ。まあ、それでも普通の人よりは多いんだろう、という想像はつく。
 そう思う根拠は、ちょっと前に公開された最新の「NHK生活時間調査」を見ると、現代の世の人々は、ほとんど、全くと言っていいほど本を読んでいないのが実態だからだ。そもそも、電車の中で本を読んでいる人を見かけるのも、非常に少なくなったし。特に制服を着ている学生さんでは非常に減ったし、なんか疲れた顔したOLさんやおっさんどもも、皆一様に、憑かれたかのようにスマホの画面を見てるもんなあ。まあ、その中には、電子書籍を読んでいる方も多いとは思うが、本当にここ10年、15年ぐらいで、人間の行動ってのは変わるもんですなあ。
 もちろん、悪いことじゃあない。批判するつもりはこれっぽっちもない。わたしもだいぶ電子書籍派になってきたし。おそらくは、このまま電子書籍はそのシェアを増やしていくだろうし、電子でも本を、とりわけ物語を買って読もうという人々は減っていくんだろうと思う。わたしが買う本は、そのほぼすべてが小説や漫画という物語だが、わたしは確信をもって断言するが、小説や漫画、映画や演劇など、物語体験の多寡は、確実に人格に影響すると思っている。もちろん、物語体験の少ない人は人格的にダメだというわけではないけれど、おそらくは、少ない人と、わたしは友達になれないだろうなとは思う。やっぱり、物語の中で登場人物の気持ちを考え、いろいろな出来事を疑似的に体験する、それが読書というか物語を味わう醍醐味であろう。だからその量が多ければ、やっぱりいろいろな点において、なんというか「心が豊かになる」と信じている。やっぱりわたしは、そういった人の方に魅かれますね。
 しかしなあ……こんなにわたしは本を読んだり、映画を観たりしているのに、全然モテないというか、常にぼっちなのはなんでなんだ……はっ!? そうか、分かった!! モノには限度がある=つまりオレ、やりすぎてるんすね。マジか……HOLY SHIT!! とはこのことか……。だってオタクだもの。と、みつお風に締めて今日はお終い。

 というわけで、結論。
 教訓。3月のオレ、買いすぎ。モノには限度があることを弁えましょう。以上。

↓ つーかですね、わたしが愛用しているTabletが、容量的にもう限界なので、コイツに買い替えようかと思ってます。コイツなら、128GBのSDXCをブッ刺せば、今のTablretの4倍の容量に!!