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 というわけで、月曜日は恒例の週末映画興行データをまとめます。
 つーかですね、わたしは去年45本の映画を映画館に観に行ったわけですが、調べてみたところ、そのうちの42本をTOHOシネマズへ観に行ったようで、その割合は93.3%なわけです。まあ、一番近いし、マイレージを貯めたいし、という以外に理由は特にないのですが、実のところ、TOHOシネマズでは上映されない映画もいっぱいあるわけで、そういう映画は大抵、わたしの場合、WOWOWで放送されるのを待つか……となってしまうわけです。しかし、土曜日4/1に公開になった映画で、コイツはちょっと劇場で観ておきたいな、という作品があって、まあファーストデーだし、たまにはTOHO以外に行ってみるか、と観てきた作品があります。そもそもTOHOでの上映がなかったからなんですけど。
 その作品は『ハードコア』というタイトルで、なんとほぼ全編「GO Pro」というアクション・カムで撮影された一人称視点映画で、ホントにゲームのようなすげえ映像でありました。詳しくは土曜の記事を読んでいただければと思いますが、ちょっと血まみれ過ぎて……。もはや笑うしかないと思うし、すげーーーと言いながらギャグとして笑うのが正しいとは思いますけど、わたしにはちょっとキツかったっす。
 ま、そんなことはどうでもいいので、さっさと興行通信社の大本営発表をまとめておこう。
 今週は新作のTOP10入りはナシ、みたいです。新作が入らないと数字が明示されないので、今週の各作品のわたしの見積もりメモは相当あやしいというか、自信はありませんのでうのみにしないでください。

 1位:『SING/シング』が17日間合計で30億を突破したそうで、31~32億ぐらいと見積もる。素晴らしい数字ですねえ。しかも週末動員数は前週よりも増えて116%だというのだから、出来がイイってことでしょう。3D字幕で観たいのだが……
 2位:『モアナと伝説の海』が23日間合計で37億~38億ぐらいと見積もる。動員が308万人を超えたそうで、単価1200円ぐらいとして、ちょいの乗せしての計算値です。こちらもどこまで伸びるか、注目ですな。
 3位:『映画ドラえもん のび太のカチコチ大冒険』が30日間で35~36億ぐらいと見積もる。こちらは動員が311万人を超えたそうです。こちらは単価を少し抑えて1130円から150円ぐらいにしてみたのですが、もうちょい安いのかもな……。40億は超える……はず。たぶん。
 4位:『キングコング:髑髏島の巨神』が9日間で10~11億ぐらいと見積もる。当初は10億届かないぐらいかな、と思ったけれど、この週末だけで3億稼いだそうで、ちょっと乗せました。10億は超えてるのは間違いなく、ひょっとしたら11億超えてるかも。
 5位:『ひるなかの流星』が10日間で7~8億ぐらいと見積もる。軒並み上位陣の数字が良いので、少し乗せ気味に計算しました。まあ、大変順調ですな。10億超えるのは確実として、15億に届くかどうか、ぐらいでしょうか。
 6位:『PとJK』が9日間で5~6億ぐらいと見積もる。こちらも乗せ気味での計算です。こちらも、ギリ10億は届くかもしれないですな。しかし、そうなると、どうして「3月のライオン」は10億届かずぐらいなんだろうか……まあ、客層・年齢層が違うんでしょうなあ……きっと。
 7位:『ラ・ラ・ランド』が38日間で37.35億だそうです。もうちょい粘ってなんとか40億は超えてほしいです。今のところ、わたしの今年ナンバーワンなんですけど。2位は『沈黙』かな……。
 8位:『仮面ライダー×スーパー戦隊』が9日間で3~4億ぐらいと見積もる。TVCMによると、シューティングゲームの名作「ゼビウス」が攻めてくる的なお話みたいですが、なぜゾルダが出てくるのかさっぱり不明です。観た方、教えて下さい!
 9位:『パッセンジャー』が10日間で3~4億ほどと見積もる。こちらももうちょい売れてほしいなあ……せめて10億は超えてほしかったけど、ちょっと厳しそうです。
  10位:『チア☆ダン』が23日間で10億チョイ超えたぐらいと見積もる。先週TOP10落ちしてしまったので10億はギリだめか? と書きましたが、無事に超えて良かった良かった、すね。

 とまあ、こんな週末だったようです。
 
 ところで、4/21(金)から日本で公開される『美女と野獣』ですが、間違いなく日本でも最低50億、ひょっとしたら100億円を超えることすらあり得るんじゃね? と根拠なく思うわけですが、すでに公開中の世界各国では大変な大ヒットとなっています。US国内で3.95億ドル(=111円として約439億円)稼ぎ、その他の国々でも合計4.8億ドル(=約533億円)稼いでいるそうです。すげえなあ。合計で1,000億円以上はもう確実なわけですよ。そこらの上場企業の会社の年間売上にも等しいわけで、なんというか、すさまじいですな。ええ、わたしも当然観に行きますよ! でもまた3D字幕はほとんどないだろうから、IMAXに行くしかないかもしれないすね……。高いし混むから嫌なんだけど、ま、しょうがないす。そしてUSでこの週末から公開された『ゴースト・イン・ザ・シェル』はちょっと厳しい出足のようですな。くわしいUS週末興行はこちらをどうぞ

 というわけで、結論。
 『SING』強し。そして『モアナ』も頑張ってる。さらに『ラ・ラ・ランド』も粘ってます!以上。 

 というわけで、月曜日は恒例の週末映画興行データをまとめます。
 つーかですね、今週末は『パッセンジャー』と『キングコング:髑髏島の巨神』の二本を観て来ました。詳しい事は昨日おとといの記事を読んでもらうとして、『パッセンジャー』は意外と予想外の展開、『コング』はベタな中華映画、でした。しかし、ともに映像はすごいです。とりわけ『パッセンジャー』の宇宙船や『コング』の謎クリーチャーたちの描写はすさまじいですよ。そして、映画オタクとしては両方ともちゃんと3Dで観たかったのですが……ほんと、3D・字幕版ってのは上映してないすねえ……。わたしのまわりには3Dはむしろイヤという人が多いですが、3Dを踏まえた演出がなされている以上、わたしとしてはやっぱり3Dで観たいのです。が……IMAX-3Dは高すぎだし混んでるんだよなあ……。もう、テレビもほとんど3D機能付きは売ってないみたいですね。わたしは結構、Blu-ray-3Dをちゃんと買って、家では3Dで観ることも多いですが、そんなオタクはもう絶滅種なんだろうなあ……。 やれやれ。あれっ!? イオンシネマは結構3D字幕も多いんだ!? へええ! 知らなかった! でも近くにないんだよな……ぐぬぬ……!
  ま、そんなことはどうでもいいので、さっさと興行通信社の大本営発表をまとめておこう。

 ※さきほど、いろいろ数字を見かけたので結構追記を加えました。初出時のわたしの見積もりは、とくに今週新規ランクインの作品に関して、結構ズレてました。サーセン。

 1位:『SING/シング』が10日間合計で18.9億ほどだそうです。3/23時点で13.3億だったそうで、そこからの土日含めた3日間で5~6億稼いだということになりますね。観たら絶対面白いんだろうなあ……やっぱり。
 2位:『モアナと伝説の海』が16日間合計で25~26億ぐらいと見積もる。先週末時点で16.5億+今週末3.7億、そして祝日と平日稼働が絶好調だったと仮定して5億ぐらい、という見積もりですが、ちょっと盛りすぎかな? わたしとしては、今、何か映画でも見るか、と思ったならこの作品をお勧めします。大変良質です。※追記:おっと、26憶をチョイ超えてるようですね! 失礼いたしました!
 3位:『映画ドラえもん のび太のカチコチ大冒険』が23日間で26.4億だそうです。わたしが想像していた見積もりよりも2億ぐらい上だったので驚いた。てことは『モアナ』はもうチョイ上なのかな??
 4位:『キングコング:髑髏島の巨神』が公開土日で3.96億ですって。しかし、まあ、そりゃあ映像はすごいですよ。でも、なんというか……わたしの好みには合わなかったすね……ちなみに、エンドクレジット後のおまけ映像があるので、最後まで席を立たずにじっと我慢しましょう。このエンドクレジットで映されるものだけは、日本人向けだと思うな。
 5位:『ひるなかの流星』が数字は出ていないけれど、この位置だと公開土日で2億チョイ程度は稼いだということでしょうか。もし2億後半~3億超まで稼いだとすると、かなりイイですね。ええと、こちらは「マーガレット」に連載していた少女漫画が原作で、生徒×先生×同級生モノ、すね。しかし、タイーホにならんのでしょうか。サーセン……原作を読んでないのでわかりません……。座組としては、フジTV×東宝×集英社ですな。※追記:おおっと!? どうやら金額順だとライダー>PJK>ひるなか、の順だそうで、この3作品はみな1.7億チョイでほぼ変わらない金額だったそうですよ。2億~3億は全然見当はずれでした。「ひるなか」はライダー並に単価が安いすね。へえ~。
 6位:『仮面ライダー×スーパー戦隊』がこちらも数字はないけれど、例年のパターンで言えば公開土日で1.7~2.2億ぐらいだろうか。春ライダーとしてはおなじみ(?)の、「戦隊」とのコラボ作品で登場。しかし……なぜ仮面ライダーゾルダが……まったくストーリーは知りませんが、ゾルダだけは気になってしょうがないす……。
 7位:『PとJK』が公開土日で1.5~2億ぐらいだろうか? ああ、ひょっとしたら「ライダー」は単価が安くて動員では6位だけど、金額順だとこちらの「PJK」の方が上ってこともありうるのか。難しい……。こちらは「別フレ」でまだ連載中だそうで、警官×女子高生、ですな。これもタイーホ案件のような気がしますが、まあ野暮なことは言いっこなしでお願いします。こちらの座組は日テレ×松竹×講談社、ですな。『ひるなか』とまったくのガチ対決ですが、勝敗を分けたのは東宝と松竹の差でしょう。
 8位:『ラ・ラ・ランド』が31日間で33~34億ぐらいと見積もる。祝日明けで30億は突破していたそうですが、かなりスクリーン数も上映回数も減ってしまったので、35億チョイ届かずの辺りではないかと見積もりました。もっと売れてほしかった、というより、もっと上映期間が長ければ……ぐぬぬ……。いずれにせよ、アカデミー賞を取って30億超えるのは、『LOTR王の帰還』は別格として、その前年の2003年(US公開は2002年)の『シカゴ』以来かな。あっ! いかんいかん、『ラ・ラ・ランド』は作品賞受賞してないんだった。素で間違えました。ま、いいや。
 9位:『パッセンジャー』が公開土日で1億に届かずなのでしょうか。正確な数字が分かったら追記しますが……もっと売れていいと思うのだが……でも、US本国でも1億ドルに届かずで、予算規模からすると若干期待外れな興行だったようです。※追記:ちゃんと1億超えていた模様。1.2億チョイのようです。それでも少ないなあ……。
  10位:『映画プリキュア ドリームスターズ』が9日間合計で3~4億届かずぐらい、と見積もる。先週月曜日の祝日がちょっと多めにカウントしての計算なのですが、どうかな、あまり自信ナシです。
 
 とまあ、こんな週末だったようです。
 しかし今週は新作は5本ランクインしたわけで、それはそれでいいのだけれど、その余波で、先週公開になったばかりの作品が早くもTOP10陥落と大変厳しい興行状況となってますな。 
 とりわけ、東宝的には『3月のライオン』は大誤算でしょうな……やっぱりもう、前後編物はキツイんすかねえ。エスミック・エースとの共同配給だから、東宝的には痛くないのだろうか……そんなことないよな……4月には【後編】の公開もあるし、今でもTOHOシネマズでは予告がバンバンかかっているし、挽回しないといけないけど、難しいだろうな……まったく根拠はありませんが、原作ファンは若干年齢層高めのような気がしますね……。
 あと、アニメの『ひるね姫』も興行的には厳しい状況と言えるだろう。こちらはワーナー配給ですが、今は実写よりアニメの方が手間も時間も金もかかりそうだし、 ちょっと厳しい戦いでしょうな……。それから、『チア☆ダン』も、ギリ10億届くか届かないかぐらいかな……。どれも、きっとそれなりな数字を期待されていたと思うけれど、思うようにはいかないすねえ……。
 
 というわけで、結論。
 今週は新作5本がTOP10入りとなったが、やはり『SING』『モアナ』は強い。そして『ドラえもん』『ラ・ラ・ランド』も健闘中、だけど、ちょっと上映回数が減ってきたのが心配。そして、わたしとしてはちょっと立て続けに映画を見すぎた(?)ので、たぶん2週ぐらい何も観に行かないような気がします。ああ、でも『ゴースト・イン・ザ・シェル』は観ておいた方がいいかな……ま、都合がつけば観に行こっと。つーかですね、3月は今週で終わりだってのに、今日の東京は寒かったすね。桜はまだかなあ。以上。

 というわけで、月曜日は祝日だったので、火曜日ですが週末映画興行データをまとめます。
 つーかですね、今週末は、かなり期待した『ひるね姫』を観てきたものの、イマイチわたしの趣味に合わず、ちょっと残念でした。 ただ、シネコンはすごい混雑していて、新作も多かったしちびっ子連れの方々が多かったですな。数字的にも期待できそうで、さっそく興行通信社の大本営発表からメモしていこう。

 1位:『SING/シング』が金曜の公開から昨日の祝日までの4日間合計で9.93億だそうです。すごい数字ですね。なお、土日だと5.46億だそうで、てことは……おととしの「ミニオンズ(最終52.1億)」のスタート土日よりチョイ上か……てことは、まず50億はカタイ、そこからどれだけ積み上げられるかってことか。まあ、元々の英語版の声も豪華だし、日本語吹き替えも話題になってて、きっと観たら面白いんだろうな。たぶん観に行かないと思うけど。WOWOW放送を待つか……。
 2位:『モアナと伝説の海』が2W目にしてもう20億直前だそうで、驚きました。ホントかな? たぶん、昨日の祝日までの合計の話だろうな、きっと。土日のみだと4.55億だったそうで、てことは、日曜までの10日間合計が16~17億ってとこか。わたしも観て来ましたが、好みとしては去年の『ズートピア』の方がわたしは楽しめたかなあ。ただまあ、さすがのディズニークオリティはやっぱりすごいですよ。結局字幕版で観ましたが、歌もイイですな。最終的にどのくらいまで伸びるか、難しいところですが、『ズートピア(76.3億)』より断然上だけど、一方では『ドリー(最終68.3億)』よりだいぶ下なわけで……てことは、ほぼ根拠はありませんが60~65億くらいなのかなあ……。しかし最終の数字を見ると、やっぱり『ズートピア』の後伸びはすごかったんですな……。
 3位:『映画ドラえもん のび太のカチコチ大冒険』が16日間で18~19億ぐらいと見積もる。去年は3週目終わりで18億チョイなので、まあそんなぐらいかなと。わたしがチェックした限りでは、箱割も小さくなって完売も見かけなかったので、ひょっとすると去年並みにもどっちゃったかもな……。
 4位:『ラ・ラ・ランド』が24日間で29~30億チョイ越えぐらいだろうか? 2W→3Wで8億弱積んだので、今週の4W目にも同じぐらい積んでいれば余裕で30億は超えている計算になるが、6~7億積んだという想定です。わたしが観た限りでは、やっぱり首都圏が強いようで、都内では結構完売があったようです。しかし結構賛否両論なんすね。わたしはこの作品が好きです。
 5位:『映画プリキュア ドリームスターズ』が公開土日で1.58億だったそうです。まあ、例年の春キュアの数字すね。実際、全く内容を知らないす。
 6位:『劇場版黒子のバスケ LAST GAME』が公開土日で1.90億ほどだったそうです。今週のジャンプから、藤巻先生の新連載が始まりましたな。今度はゴルフ漫画だそうで、第1話は面白かったす。そういや金額順だと『プリキュア』より上ってことすね。
 7位:『3月のライオン<前編>』がこの位置で、上位の数字を見る限り、1.5億チョイってことであろうと思う。公開土日でこの数字だと、相当厳しいスタートといわざるを得ないと思う。後編もあるので、ここで稼いでおかないと後々マズイと思うが……。かなり神木君の露出はあったと思うけれど、やっぱりTVの媒体力が想像以上に落ちてるとしか思えないすねえ……。
 8位:『チア☆ダン』が9日間合計で5~6億ほどと見積もる。この順位だと、先週からの積み上げは3億ぐらいかな、と計算したのだが、どうだろう、自信はまるでないす。
 9位:『ひるね姫~知らないワタシの物語』が公開土日で9位となると、1億チョイってところでしょうか……。ううむ……厳しいすね……。
  10位: 『ソードアート・オンライン―オーディナル・スケール―』が30日間合計で19~20億チョイ届かずぐらいと見積もる。昨日の祝日で20億超えたと信じたい。現在は来場者特典としてフィルム配布中だそうで、まだまだ粘ってほしい。ちなみにさっき見かけた情報によると、海外で現在6億ほど稼いでいるそうです。国内でも25は超えてほしいのだが、なんとか行ける、かな?

 とまあ、こんな週末だったようです。

 というわけで、さっさと結論。『君の名は』がとうとうTOP10から陥落してしまったわけですが、29W連続というのは本当に凄い記録です。まあ、今後の展開としては、『SING』『モアナ』の洋物アニメがどこまで伸びるかが楽しみすな。
 そして、わたしとしては今週末からの『パッセンジャー』が超楽しみです。以上。
 

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、今週末は、まず土曜日に宝塚歌劇を観るために兵庫県宝塚市へ日帰りしてきました。そして日曜は『アサシン クリード』を観ました。いや、本当は『モアナ』を観ようと思ったら、すげえ混んでて、ダメだこりゃ、だったっす。『モアナ』は字幕にするか吹替えでもいいか、いまだ悩んでいるのですが……どうすんべか……『アナ雪』は両方観に行ったけど、『モアナ』はどっちかでいいかなあ……。ま、今週中にどっちかを観に行こうと思います。字幕希望だけど、字幕の上映数が少ないんだよなあ……。いずれにせよ、そんな頭の悪そうなのんきなことをほざいていられる世は幸せですね。あれからもう6年。いろいろなことがありましたなあ……。
 さてと。ではいつも通り、興行通信社の大本営発表からメモしておこう。

 1位:『モアナと伝説の海』が公開土日で5.89億だそうで、金曜からの3日間では7.15億だったそうです。大本営発表では「素晴らしいオープニング」と書かれているけれど、実際この数字はディズニーアニメとしては普通というかちょっと微妙じゃないかなあ……。去年の『ズートピア』はどんどんとグイグイ伸びていったけれど、あれは相当特殊だしGW効果もあったし、直接の比較は難しいよな……。勿論数字的には大きいので、今のところ、50~60億は余裕で行くんでしょ? というのは確実としても、どのくらいまで伸びるかはちょっと想像がつかない。観てないから出来栄えもわからないし……ただ、内容が良ければ、『ズートピア』的な後伸びも十分あり得るので、早いとこ観て来ます。80億、行くといいですな。
 2位:『映画ドラえもん のび太のカチコチ大冒険』が9日間で13~14億ぐらいと見積もる。もうチョイ行ったか? いずれにせよ、40億を超えた去年よりもハイペースだと思います。余裕で40億を超えるのはもはや確定的ですな。さすがドラちゃんです。
 3位:『ラ・ラ・ランド』が17日間で23~24億、ひょっとしたら25億に届いたぐらいかも?と見積もる。この土日も首都圏では完売が結構ありましたね。やっぱり女性人気が高いと、興収もグンと上がりますな。この分だともう30億も余裕。グイグイ積み上げておりますので、40億も十分射程内、つーか、超えちゃうんでしょうか。
 4位:『チア☆ダン』が公開土日で1.94億ほどだそうです。40代50代も観てるそうで、ちょっと驚きです。内容的には全然違いますが、実話ベースの女子モノとして、参考までに『ビリギャル』(最終28.4億)の数字をメモっとくと、最初の土日で2.85億だった。ただし、『ビリギャル』は5/2公開ということで思いっきりGW中だったので、比較にならんな……
 5位:『ソードアート・オンライン―オーディナル・スケール―』が23日間合計で16~17億ぐらいと見積もる。4DX版も加わって、これからも来場者特典が続くらしいので、まだまだ粘って数字を伸ばしてほしいですな。20億はもう絶対条件、25億も超えてほしい! 応援のために、もう一度観に行くのもやぶさかではありません。
  6位:『アサシン クリード』が10日間合計でどうやら4~5億ぐらいまで積んだと見積もる。わたしが観に行ったときは意外と客入りは良かったです。年齢層も結構幅広かったのが印象的。ただ……ホント申し訳ないけど……物語がイマイチ良くわからん……ので、ゲームの方をよく知ってる人向けかもしれないす。
 7位: 『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』がこの順位だと公開土日で1億も行ってないのかな。5~6千万ぐらいと見積もる。ウルトラマンは全然わからないす。
 8位: 『相棒―劇場版IV―』が30日間で17~18億ぐらいでしょうか。20億はギリ届く……のかな。大丈夫かな。
 9位: 『一週間フレンズ。』が23日間で6~7億ほどと見積もる。ちょっと10億はきつくなってきたか?
 10位: 『君の名は。』が29週目にして246億突破だそうで、この記録は伝説となるんでしょうな。ホント凄いです。

 とまあ、こんな週末だったそうです。

 今週はもう結論も何もないので、わたしの今後のこれは絶対見るぜ!リストを自分用備忘録としてメモっておこう。
 『ひるね姫』3/18(土)公開。先週紹介した通り、高畑充希ちゃんの「Day Dream Believer」を聞きに行くべし。ホント最高です。
 『パッセンジャー』3/24(金)公開。わたしの大好きなJenifer Lawrence嬢が最高。予告にもある「You die, I die!」というセリフがやけに心に刺さります。
 『キングコング―髑髏等の巨神』3/25(土)公開。まあ、ネタとして。期待はしてませんが、邦題の「髑髏等の巨神」というサブタイトルは大変センスがイイと思う。
 『LION/ライオン~25年目のただいま』4/7(金)公開。結構気になってます。
 『美女と野獣』4/21(金)公開。これは劇場で観ておかないといかんでしょうなあ。Emma Watsonちゃんの歌声に期待!
 『バーニング・オーシャン』4/21(金)公開。これは邦題のセンスがイマイチだなあ……原題は『Deep Water Horizon』です。去年台湾で見ようと思ったのに、深夜しかやってなくて見損なった……
 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』5/12(金)公開。ムビチケ購入済み。今すぐ観たい!!! 今すぐ観られるなら10万ぐらい払ってもいい!
 『スプリット』5/12(金)公開。珍ムービー作家でお馴染みのシャマラン監督にまたしてもやられるような気がするけど……観ざるをえまい! 予告に登場する監督のドヤ顔がムカつくw
 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』5/13(土)公開。本年度アカデミー男優賞/脚本賞受賞。超期待!
 『家族はつらいよ2』5/27(土)公開。早くも続編キター―!! 絶対観に行くぜ!

 とまあ、こんな感じっす。いやあ、映画って本当にイイですね! 以上。

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、今週末は宝塚歌劇を観に行ったりちょっと仕事したりで映画を観ていないわたしですが、今、映画を観に行くと、たぶん確実?に『ひるね姫』の予告を見かけることだろうと思います。少なくともわたしはもう何度も回数見かけましたが、わたしはこのBlogタイトル通り、ミュージカルが大好きなわけで、歌える役者はそれだけでもうグンと好印象になるわけです。そして、わたしが今、日本人女優で一番好きなのが、高畑充希ちゃんで、彼女の歌声が大好きなわけです。なので、『ひるね姫』の主題歌(?)「デイ・ドリーム・ビリーバー」がフルで聞ける予告がおとといかな、公開されたので、コイツは自分用に貼っておいて、いつでもすぐ聴けるようにしとこう、と思ったわけです。

 いいですなあ……充希ちゃんの歌声は何て素敵なんでしょう。最高です。この映画にはあまり興味はないけど、やっぱり観に行かないとダメなんじゃねえかなあ……と思えるほど、充希ちゃんの歌声にぞっこんなわたくしであります。以上、完全な自分用備忘録でした。
 さてと。ではいつも通り、興行通信社の大本営発表からメモしておこう。

 1位:『映画ドラえもん のび太のカチコチ大冒険』が公開土日で今年は6.92億だそうです。毎年3月1週目恒例のドラちゃんですが、今までの歴史では意外と毎年波があるものの、ここ数年は大ヒットが続いていて、初動6億台で安定しています。自分用備忘録としてちょっとメモっとこう。これを見ると、今年はかなりいいスタートってことですね。40億に乗る可能性もアリ、かもですな。
 2016年:日本誕生→初動6.37億→最終41.2億(多分過去最大ヒット?)
 2015年:宇宙英雄記→初動6.44億→最終39.3億
 2014年:大魔境→初動6.00億→最終35.8億
 2013年:ひみつ道具博物館→初動6.67億→最終39.8億
 2012年:奇跡の島→初動5.52億→最終36.2億
 2011年:鉄人兵団→初動4.46億→最終24.6億
 2010年:人魚大海戦→初動5.53億→最終31.6億
 こうしてみると、2011年は明らかに震災の影響でしょうな……もう6年か……。何の心配もなくドラちゃんの映画を観に行ける世の中は、やっぱり幸せですなあ。
 2位:『ラ・ラ・ランド』が金曜公開なので10日間合計で15億を超えてるらしいです。3/2時点で10億を超えたそうなので、金土日でさらに5億ぐらい積んだってことですな。土日のチケット状況をチラ見した感じでは、首都圏では売り切れ続出だったので、絶好調ですね。この勢いだと、もはや20億も楽勝ペース。30億まで行けるんでしょうな、きっと。しかし、うーん、内容的にはハマる人とそうでない人が、結構分かれそうな気がしますね。わたしはミュージカル好きとしてアリ派です。
 3位:『ソードアート・オンライン―オーディナル・スケール―』が16日間合計で13~14億ぐらいと見積もる。こちらは2/28時点で10億を超えたそうで、そこから5日間で土日含めて3~4億ぐらい積んでてもおかしくないと思う。というのも、この土日から著者の川原先生による書き下ろし短編小説を配布中だそうで、それ目当てのリピーターもあるだろうと思われますが、どうでしょうか。上映回数やスクリーン数が少ないので、自信がないす。いずれにせよ、この分だと、20億は楽勝ペースなんでしょうか。150スクリーンほどの規模でこの興収は相当すげえすね。
 4位:『アサシン クリード』が公開土日2日間で1.58億ほどだそうです。ゲーマーなら100%の知名度を誇るとはいえ、一般的には知られてないと思っていたので、もっとランクは下かと予想してました。しかし、この映画はわたしも観るつもりでいますが、3D・字幕はIMAXに行くしかないんだよな……なんで3D吹替しかないんだ……FOXめ……!! ホントわかってねえというか……あのイーグルダイブは3Dで観たいんだけどなあ……ぐぬぬ……。
 5位:『相棒―劇場版IV―』が23日間で15~16億ぐらいと見積もる。先週末の段階で13.6億まで積んでいたそうなので、この週末で15億に届いたぐらいではなかろうか、というわたしのテキトー見積です。
 6位:『一週間フレンズ。』が16日間で5~6億ほどと見積もる。原作を読んでないので良くわかりません。ので、ほぼ興味なし。
 7位:『xXx トリプル・エックス―再起動』が10日間合計で3億程度と見積もる。あまり興味なし。
 8位:『ハルチカ』が公開土日でこの順位だと1億に届いてないのかな。原作小説はわたしも3冊か4冊読みました。面白いです。が、メインの観客は原作ファンというよりアニメから入った人、かな。いやいや、それよりあれか、佐藤勝利くんのファンの方々と橋本環奈ちゃんのファンの皆さんか。そう考えると、なんか往年の角川映画が懐かしいすなあ。
 9位:『君の名は。』が28週目にして、もう累計245億を超えているそうです。28週って……もう半年以上か……ホント、もう計り知れないす。
  10位:『We are X』が公開土日で数千万、ってところなのでしょう。公式サイトで上映スクリーン数を数えてみたところ、90ほどのようですね。わたし、1992年の東京ドームライブの日に、水道橋から総武線に乗ったことがあって、すっごい気合の入ったファンの皆さんの大群を見て、すっげえなあーと思ったことをやけに覚えてます。あれからもう25年か……ヤレヤレだぜ……。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 というわけで、さっさと結論。
 今週は、毎年恒例のドラえもんがきっちり1位獲得。『ラ・ラ・ランド』と『ソードアート・オンライン』がどのくらいまで興収を伸ばすか、大変興味深いすね。わたし的には、来週は『モアナ』を観る予定です。あ、そうだ、さっさと『アサシン』を観に行かないと、せっかく買ったムビチケカードが無駄になっちまう! いやいや、そうだ、来週は(兵庫県の)宝塚に行くんだった! 映画観る時間があるかな……。ま、何とかなるか……。以上。

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、今日はアカデミー賞の発表があり、WOWOWオンデマンドの動画を観ながら仕事をしていたわけですが、『LA LA LAND』が監督賞・主演女優賞・撮影賞・美術賞・作曲賞・歌曲賞を受賞しました! 作品賞はまさかの発表ミスで場内騒然の幻となってしまいましたが、残念でしたねえ……!! わたしも土曜に劇場で観てまいりましたが、まあ、とにかくエマ・ストーン嬢が可愛いす! わたしはこのBlogタイトルにもある通り、「ミュージカル」が大好きなので、もう最高でありました。ただ、まあ、ミュージカル慣れしてないと、どうなのかなあ……いや、とにかく観て下さい。かなり劇場は混雑しておりました。たぶんこの映画は余裕で10億超えますね、きっと。作品賞は取れませんでしたが、アカデミー作品賞受賞作は、日本においては2011年の『英国王のスピーチ』(最終18.2億)以来ずっと売れてないわけで、受賞していればそれ以来の10億越えになるかもしれなかったのになあ。最終的に『ラ・ラ・ランド』がどのくらいの大ヒットになるか、さっそく初週の数字を見てみましょう。

 では、いつも通り、興行通信社の大本営発表をメモしておこう。

 1位:『ラ・ラ・ランド』が1位! 土日で4.16億稼ぎ、金曜公開なので、3日間合計では5.68億も稼いだそうです。久しぶりすね、まったくのオリジナル作品がここまでヒットするのは。この勢いなら10億楽勝、20億もあり得るかも、な状況だと思います。作品賞を逃したのは残念ですが、大ヒットになってよかったすね。しかしこの映画は、誰にでもウケるのかなあ……男と女で相当感想が違うような気もするけど、どうなんでしょうか。
 2位:『ソードアート・オンライン―オーディナル・スケール―』が今週も頑張った! 9日間累計で8~9億ほどと見積もる。数字のヒントが少ないので、かなり自信はありませんが、10億を超えてたら絶対ニュースになるはずなので、チョイ手前あたり、と推理します。この分だと最終15億以上はカタイすな。
 3位:『相棒―劇場版IV―』が16日間で12~13億ぐらいと見積もる。こちらもあまり数字は自信ないす。確かどこかで10億を超えたというTweetを先週見かけたので、週末分を含めて12億ぐらいかな、と。ソードアートも相棒も、もうチョイ上に行ってる可能性は十分あります。
 4位:『xXx トリプル・エックス―再起動』が公開土日で1.45億ほどだそうです。わたし、The ROCKことドウェイン・ジョンソン氏は大好きなんすけど、ヴィン・ディーゼル氏はちょっと……苦手っす。なのでほぼ興味なし。
 5位:『一週間フレンズ。』が9日間で4~5億ほどと見積もる。どうだろう、平日稼働次第では±1億ぐらい誤差はありそうな予感。
 6位:『サバイバルファミリー』が16日間で6~7億ほどと見積もる。10億超えるか微妙ラインか?
 7位:『君の名は。』が27週目にして、ワンランクUPの7位。もう累計224億~225億ぐらいなんすかね。間違た! 244~245億ぐらい、で、正解は244.6億だそうです!
 8位:『素晴らしきかな、人生』が公開土日で1億行ったかどうかぐらいでしょうか。ところでこの映画、名作『It's a Wonderful Life』の現代リメイクなんですか? 原題は『Life, can be wonderful』というようですが、なんか全然情報ないし、WARNERの公式Webサイト見てもさっぱりわからねえ。そういや、やけにTVスポットは観たような気がしますね。
 9位:『キセキ―あの日のソビト―』が30日間合計で13~14億ぐらいと見積もる。なんとか15億には届きそうすね。
  10位:『ミス・ペレグリント奇妙な子供たち』が26日間合計で10億超えたぐらいじゃないかと見積もる。ま、洋画としては十分ヒットと言えるでしょうな。

 とまあこんな週末だったようです。
 しかしなあ……『ラ・ラ・ランド』はどうなんでしょう。おとといの記事にも書きましたが、結構意見は分かれそうな気はします。特に若者にはどうなんだろう。おまけに、男と女では、かなり感想が分かれるような気がするんすよね。まあ、わたしはミュージカルが大好きだし、エマ・ストーンちゃんがウルトラ可愛かったので、大変楽しめました。おとといの記事には書いてませんが、どうやらオープニングは4カット、そしてわたしが気に入ったタップダンスのシーンは、完全1発撮りのワンカットで、6テイク撮影して、採用されたのは最後のテイク6だそうです。今日、WOWOWの放送でカメラマンがそう言ってました。 撮影がものすごく高い技術で、その点も超見どころっすよ、映画オタとしては。その辺のすごさは、普通の人には感じられることなのか、よく分からんす。

 というわけで、結論。
 今日はアカデミー賞の発表があり、『ラ・ラ・ランド』は作品賞は取れず、でした。でも、監督賞も主演女優賞も取れたからいいの! そして日本でも大ヒットスタートです! 以上。 

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、この週末は『ソードアート・オンライン』と『セル』の2本を観たのですが、『ソードアート』は大変な賑わいでありましたが、『セル』は金曜公開したばかりなのに、わたしが観に行ったシネコンでは1日1回上映……厳しい世の中だなあ、と感じざるを得ない状況でした。しかし、一日に『ソードアート』と『セル』という全く違う2本を立て続けに観た人間は、日本にわたし一人かもしれないな……もし他にいたら、きっと友達になれそうな気がします!
 あと、先週東映の第3四半期決算が発表になっているので、最後にさらっと取り上げようと思います。

 さてと。それではいつも通り、興行通信社の大本営発表をメモしておこう。

 1位:『ソードアート・オンライン―オーディナル・スケール―』が堂々1位獲得。土日で4.25億稼いだそうで、この分だと10億以上は確定じゃないですか! 15億も全然夢じゃないすね、この数字は。公式Webサイトで数えたところ、151スクリーンでの公開なのかな。アベレージも高そうですな。物販もだいぶにぎわっていたみたいだし、関係者一同喜んでいることでしょう。まあ、こういう人気アニメ作品は、いわゆる初動型が多い、というのが一般的な常識だろうから、2週目以降の落ちがどうなるかが重要であろうと思います。たとえば年末の『モンスターストライク』は4.39億スタートであっという間に落ちて最終7億程度、みたいなこともありますし。しかし、そのための施策もばっちりのようなので、楽しみですな。しかしそれにしても立派な数字ですよ。いやはや、驚いたっす。
 2位:『相棒―劇場版IV―』が9日間で8~9億ぐらいと見積もる。普通に考えれば6~7億だと予想しますが、先週書いた通り、どうも予想がつきにくいです。何しろ『2』と『3』はほぼ同じ初動で最終地は10億ぐらい違うし、『2』と『3』が年末公開とGW公開で、2週目には10億超えてるんですよね……今回の『4』はシリーズ最高初動だけど、『2』『3』のように2週目で10億超えているとは思えないんだよな……どうなんでしょうか。10億超えてることもあり得るのかな……。
 3位:『一週間フレンズ。』が公開土日で1.53億ほどだったそうです。えーと原作はスクエニ、だったですかね。アニメも何年か前にやっていたし、人気コンテンツですな。最終的に10億に届くかどうか、松竹配給というのも若干ポイントすね。
 4位:『サバイバルファミリー』が9日間で公開土日で4~5億ほどと見積もる。こちらも10億に届くかどうかラインだと思うけれど、どうでしょうか。物語的に、「停電」じゃないんすよね? 「電気がなくなった」っていったいどういう状況なんでしょう。まさか『アンダー・ザ・ドーム』的な状況だったら超最高なんですが……それが気になるなら観に行けってことか……どうしようかな……。
 5位:『ミス・ペレグリント奇妙な子供たち』が17日間合計で8~9億ぐらいと見積もる。こちらは無事に10億を超えそうですな。ただその上まではチョイ厳しいでしょうか。初動がそれほど大きくなかった割に、落ちが少なく安定しているような印象です。
 6位:『キセキ―あの日のソビト―』が23日間合計で11~12億ぐらいと見積もる。2/16の段階で10億を超えたそうです。10億突破は大変立派ですね。どこまで粘って詰めるか、ちょっと予想が難しいです。上映がいつまであるかも大きくかかわるし……。15億、はちょっと微妙なのかな……。
 7位:『ドクター・ストレンジ』が24日間合計で、16~17億ぐらいと見積もる。よーし、20億まであとチョイ、だけど、どうだろう、チョイ届かずで終了かな……。
 8位:『君の名は。』が26週目にして、1億ぐらい積んだとして243~244億ぐらいなのかなあ?
 9位:『この世界の片隅に』が100日間で21億~22憶ぐらいでしょうか。現在公開中のスクリーン数は300を超えているそうで、まあホント、凄い後伸びで、なかなか珍しい興行ですな。
  10位:『マリアンヌ』が公開10日間合計で2~3億ぐらいと見積もる。初動で1億届いてなかったから、まだ3億は厳しいかな……。どうだろう。

 とまあ、こんな週末だったそうです。『セル』はどのぐらい稼いだのかな……スクリーン数も少ないし上映回数も少ないし、3000万も届いてないかな……情報なしで分からんす。
 で。東映の第三四半期決算の数字をメモしておきます。
 ◆東映:2016年4月~12月(9カ月累計/3月決算)
  売上高合計:94,902百万(前年同期比101.9%、+17億)
  営 業 利 益:13,341百万(前年同期比102.9%、+3.7億)
  営業利益率:14.0%(前年同期比+1.4pt上昇)
  経 常 利 益:15,789百万(前年同期比103.7%)
  四半期純利益:8,065百万(前年同期比109.1%)
 というわけで、増収増益です。このところの東映作品が売れている印象は全くありませんが、ま、去年の夏の『ONE PIEACE』が貢献したのは間違いないですな。しかし、セグメント別でみると、映像事業、劇場興行事業(=映画館)は合わせて40億ぐらい前年同期比プラスなのに(※東宝と松竹は、映画館経営は独立のセグメントとせず映像事業に含めている)、連結では17億の増収にとどまっているわけで、どういうこと?とよく読むと、どうやら「建物内装事業」が30億以上マイナスになっているようだ。なお、今回が大きなマイナスというより、前期が大きく数字が伸びただけで、今期また通常の数字に戻っただけ、と思った方がいいような気がします。しかし「建築工事・室内装飾請負等に関する事業」と言われても、なんかピンと来ない事業すね。なんのこっちゃ。
 ま、いずれにせよ、東映の決算短信や事業報告書は、なにかにつけ「先行き不透明」だそうで、毎年のように業績見込みの修正をしている点からも、経営という観点からは相当レベルは低そうですな。先行き不透明って、言われてもなあ……。先行き不透明だけど●●●という施策を打っているので大丈夫です!というのが経営者なんじゃねえかしら。ま、どうでもいいや。

 というわけで、結論。
 今週は『ソードアート・オンライン』が堂々の1位。素晴らしいですな。来週からはいよいよ『LA LA LAND』ですよ! 超楽しみだ!!! そして東映の第3四半期決算は、見ても、ふーん……という感想しかないす。以上。

 

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、この週末は『マリアンヌ』と『王様のためのホログラム』の2本を観たのですが、ともに観客は70代~60代ぐらいのご夫婦ばかりでした。最近、映画を観に来ている夫婦、という図を非常に頻繁に見かけますが、まあ、常にぼっち鑑賞しているわたしから見ると。なんというか仲が良いのはうらやましいというか微笑ましいすな。 そして、ホントに中学生高校生で映画を一人で観に来ている図というのも、作品によるけれど、めったに見かけないすね。ま、現代の若者にとっては映画は相当優先度の低いコンテンツなんでしょうな、とりわけハリウッド作品は。まったくもって、時代は変わったものです。えーと、そんなことはどうでもいいので、今週はランキングをさらっと見て終わりにしよっと。そういえば、東映(3月末決算)の、第3四半期決算の数字がそろそろ開示されるはずなのだが……あ、明日(2/14)の発表ですって。じゃ、来週取り上げることにしよう。

 さてと。それではいつも通り、興行通信社の大本営発表をメモしておこう。

 1位:『相棒―劇場版IV―』が公開土日4.01億円稼いで1位。さすが、シリーズIPは強いですな。ええと、今までのシリーズの公開土日の数字をメモっとこう。あ、『1』は2008年5月公開と古くて初動データ持ってないな……初動は分からんけど最終44.4億まで伸びて大ヒット。『2』が2010年12月公開で初週2.73億→最終31.8億。『3』が2014年4月公開で、初週2.74億→最終21.2億。改めて調べると、公開月がバラバラなんですな。揃えてきちんと定番シリーズにすればいいのに、と思うものの、まあ大人の事情があるんでしょうな。そして『2』と『3』は初動はほぼ同じなのに、最終で10億も差がついている。年末公開とGW公開、というわけで、それほど公開時期の有利不利はなさそうだけどな。内容をまったく知らないので、この差の原因は良くわからんす。で、今回は4億スタートと過去最大初動だそうですが、果たして最終的にどのくらい行くか、要注目ですね。あ、もしかして東映はこの興行成績を待ってから第3四半期決算を発表したかったのかも?と今、気が付いた。超邪推ですが。
 2位:『サバイバルファミリー』が公開土日で1.65億稼いで2位。1位と比べるとだいぶ差がありますな。こちらは出だしとしては10億に届くかどうか、の普通のスタートと言ってよさそうな気がします。
 3位:『ミス・ペレグリント奇妙な子供たち』が10日間合計で6~7億ぐらいと見積もる。どう計算したかというと、2位が土日で1.65億ということは、3位のこの作品は単価が高いと見積もっても1.6として、平日に2億程度稼いだとして、先週時点の2.79+2+1.6=6.39、というわけで、平日もっと稼いでれば7億超えたかも。稼いでなければ6億すれすれか、とまあこんなテキトーな計算です。
 4位:『キセキ―あの日のソビト―』が16日間合計で9~10億ぐらいか? 10億を超えた可能性もあるか。
 5位:『ドクター・ストレンジ』が17日間合計で、13~14億ぐらいと見積もる。もうチョイ行ったかな? 少なくとも最終的に20億は超えてほしい、という願望込みです。
 6位:『君の名は。』が25週目にして、1億~2億積んだとして242~243億ぐらいでしょうか?
 7位:『マリアンヌ』が公開土日で1億とどかずか。金曜公開分含めても1億のったかどうかぐらいでしょうか。これだと、最終5億ほどの着地に至ればいい方、ということか。ま、フツーの洋画の規模すね。非常に正統派のラブロマンスで、わたしはアリだと思いました。
 8位:『この世界の片隅に』が93日間でとうとう20億超えたそうです。よっしゃ!
 9位:『君と100回目の恋』は公開9日目で、累計3億ほどと見積もる。オリジナル脚本なので応援したいところだけれど、ちょっと対象年齢とわたしは離れすぎっつーか……。
  10位:『恋妻家宮本』が16日間合計で4~5億ほどと見積もる。最終10億は微妙ラインか……。こちらももう一声稼いでほしいところだったけど、来週はランク外かも……。

 とまあそんな週末でありました。

 特にもう書くことはないんですが、わたしとしては今週の金曜日から公開になる『セル』が超楽しみで、既にムビチケカードも購入済みっす。超B級臭がプンプンしてるんすよね……原作はわたしの大好きなStephen King氏の小説で、携帯電話の電波で人がゾンビ化(?)するヤバいお話です。ま、正確にはかなり違うんですが、全く売れそうにないので、わたしはせっせとお布施として奉納してまいります。主演は、同じKing作品の名作とわたしが思っている『1408号室』のJohn Cusack氏とSamuel L Jackson御大のコンビなので、これまた期待が高まりますな! 公式サイトで劇場数を数えたら37かな? これは間違いなく来週のTOP10に入らないと思いますが……はーーヤバイ。楽しみだ! 一応予告を貼っときます。ご興味ある方はぜひ劇場へ!

 

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、先週は何かと時間が取れず、おとといの土曜日にやっと「マグニフィセント・セブン」を観ました。まあ、黒澤明監督の「七人の侍」と比べるとかなり軽いですが、まずまず面白かったです。詳しいことはおとといの記事をご覧ください。えーと、他に書くことがないので、さっさと本題に入ります。

 まずはいつも通り、興行通信社の大本営発表を観てみましょう。

 1位:『ミス・ペレグリント奇妙な子供たち』が公開土日で2.31億稼いで1位。金曜公開なので3日間だと2.79億だそうです。わたしとしては、もう正直、Tim Burton監督作品は飽きたかなあ……初期の『Edward Scissorhands』や『BATMAN RETURNS』は大好きだったのだが……。なお、US国内でもBurton監督作品はこのところあまり売れてないようで、本作も中ヒットにとどまったようです。というわけで、本作は見送ってしまいました。予告は結構面白そうだったけど、ま、WOWOWでいいや判定。まあ、この出足なら最低でも10億は超える、のではないでしょうか。
 2位:『ドクター・ストレンジ』が10日間合計で、金額順では1位だったそうなので、たぶん10億を超えているはず。10~11億ほどと見積もる。順調すね。このペースなら、20億は超える……かな。そういえば、わたしずっと勘違いしていました。次のMCU作品は、『SPIDER-MAN:Home Comming』ではなくて、『Gurdians of the Galaxy Vol.2』が先っすね。日本では5月12日公開だそうです。超楽しみ!
 3位:『キセキ―あの日のソビト―』が9日間合計で6.2億ほどだそうです。まずます素晴らしい数字ですよ。東映配給で公開スクリーン数は170チョイなのかな? かなりアベレージが高いすね。ファンの熱量の高さから想像すると、最終的に15億は超えそうな気がしますが、どうなるでしょうか。
 4位:『君の名は。』が24週目にしてまた先週も2~2.5億ぐらい積んでいるんでしょう、きっと。てことは240億は突破したぐらいまで伸びているのではなかろうか。あ、とあるTweetによれば240億は超えたそうです。
 5位:『君と100回目の恋』は数字がないけれど、この位置だとおそらくは公開土日で1億ほどといったところだろうか。なるほど、この作品は完全オリジナル脚本なんですね。そう聞くと応援したくなりますな。映画企画ありきでコミカライズ・ノベライズが進んだそうで、今の時代にオリジナルに挑戦したスタッフの気合は大変素晴らしいと存じます。ただこの出足だと、最終10億に届くか微妙なラインぐらいでしょうか。もうチョイ、スタートダッシュが欲しかったでしょうなあ。
 6位:『恋妻家宮本』が9日間合計で3~4億ほどと見積もる。うーん、こちらももうチョイ勢いがあれば……この分だとこちらも最終10億ラインを超えるかどうか、といったところだろうか。来遊も10位以内にとどまるかどうかがカギかな。うーん、これは観に行って応援すべきのような気がする……。
 7位:『この世界の片隅に』が86日間で18~19億ぐらいと見積もる。なんてことでしょう、グイグイ順位も上がりつつありますな。国内の様々な映画賞をたくさん受賞し、合わせて公開劇場も増えて興収も伸びると、大変嬉しい展開ですな。この分だと20億は超えますね。やった!この映画を観たら、ぜひ!原作コミックを買って読んでいただきたいと存じます。
 8位:『破門―ふたりのヤクビョーガミ』が9日間合計で3億届いたかどうかというあたりだろうか、この位置だと。かなりテレビ中心のプロモーションは見かけたような気がするけど、ちょっと厳しい状況かも。
 9位:『沈黙―サイレンス―』が16日間で5~6億ほどと見積もる。6億超えていると嬉しいのだが、どうだろうか。なお、今月末発表のアカデミー賞には撮影賞だけノミネート。大変素晴らしい映画なので、もっともっと売れてほしいと存じます。
  10位:『新宿スワンII』が16日間で5~6億ほどと見積もる。やっぱりこちらも前作の勢いを考えれば、もう一声欲しいところか。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 ところで、土曜日に「マグニフィセント・セブン」を観ようとしたら、公開8日目なのにもう1日1回上映になっていて、なんというかホント、淋しく感じたわたくしですが、そういうことがあるのでわたしは大抵、観たい映画は公開週末に観に行くようにしています。
 なので、かなり頻繁に、わたしは周りの人々と「●●●はもう観ましたか?」「うん、観たよ」「もう観たんですか、さすが、早いですね!」というような会話をすることになるわけです。いや、さすがもなにも、早く観ないと終わっちゃうんだよ、今の洋画事情では。それを分かってもらえないこと自体も、今の市場の厳しさの表れと言っていいのでしょうな。
 この状況は、結構出版界にも通じるような気がしますね。文庫本は見かけた時に買わないと、すぐ絶版(業界用語では「品切れ重版未定」と言う)になっちゃうからなあ……。というわけで、わたしはすっかり電子書籍野郎に変身してしまったわけですが、映画も、もう劇場じゃなくて配信が主になる未来もあり得るんすかねえ……。そんなのやだなあ……。今のところ、映画の場合、劇場で観る明らかなアドバンテージは、音響設備と大画面、それから一番先に公開されることぐらいかもしれないすね。しかしハードウェア的な優位性は、いまやかなり安く再現できちゃうしなあ。ホント、現代は5年先も予想できない、時の流れの速い時代ですな。まったくNO PLACE FOR OLD MANなんすかね。やれやれです。

 というわけで、今週の結論。
 とりあえず『ドクター・ストレンジ』と『この世界の片隅に』が順調なのは喜ばしいとして、小説原作の『恋妻家』『破門』あたりが若干厳しいのは淋しいです。そして、オリジナル脚本に果敢に挑んだ『100回目』も、もうチョイ盛り上がるといいのですが……しかし『君の名』はもうホント何も言えないすね。凄すぎて。以上。

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 つーかですね、今日の朝、ジャンプを買って電車で読んでいたら、巻頭カラーにとうとう「実写JOJO」の告知が1P入っていて、「仗助」のビジュアルが載っていてビビりました。これ、だ、大丈夫なんすかねえ……まあ、大丈夫なんだろうな……わたしは「JOJO」の第1話からずっとジャンプで読んでいるし、紙の単行本も全巻持っているし、あまつさえ、電子書籍も全部買って、すべてTabletにダウンロードしていつでも読めるようにしているほど好きな作品なわけですが……観た方がいいんすかねえ……たぶん、夏の公開までに今後続々とビジュアルが公開されるんでしょうな。そして、どうでもいいけど、本当にもう、電車内でジャンプを読んでいる人は全く見かけなくなりましたなあ……。
 ま、いいや。あと、今日は先週公表された映連の2016年興行データをチラッと取り上げたいと思います。 
 まずはいつも通り、興行通信社の大本営発表からメモっておこう。

 1位:『ドクター・ストレンジ』が公開土日で3.9億稼いで1位!やった! 金曜公開だから、3日間では5.1億だったそうで、これは15億以上は確実、20億も夢じゃないかも。わたしももう一度観て来ました。まあ、3カ月前にわざわざ台湾まで観に行ったのですが、細かいところがわたしの英語力ではわからないところがあったのでスッキリです。
 2位:『キセキ―あの日のソビト―』が公開土日で2.3億稼いだそうです。いい出だしじゃないですか。これは10億超確実、ロングで引っ張れるなら15億もありうるかも。皆さんご存知「GReeeeN」誕生秘話すね。わたし、これだけ映画を観まくっているのに、劇場で一度も予告を観なかったす。TOHOシネマズ愛用者&おっさん向け映画しか見てないから、だろうなあ……ちなみに配給は東映です。東映でここまでのヒットスタートは結構久々ですね。
 3位:『君の名は。』が23週目にしてまた2~3億ぐらい積んでいるんでしょう、きっと。てことは238~239億ぐらいでしょうか。
 4位:『恋妻家宮本』が公開土日で1.05億ほどだそうです。一応原作は重松清先生の小説『ファミレス』(角川文庫)だそうで、どのぐらい原作に忠実なのかちょっと気になります。しかし、タイトルの「恋妻家」ってのは大変イイ言葉すね。この予告はもう、うんざりするほど劇場で観ました。
 5位:『破門―ふたりのヤクビョーガミ』が公開土日で1.08億ほどだそうです。こちらも原作は小説で、黒川博行先生の直木賞受賞作ですな。おまけにこちらも角川文庫です。ま、東宝の『恋妻家』とこちら『破門』は松竹配給なわけで、ともに角川映画配給じゃないのは察してください、ってことと理解しよう。この週末近辺は佐々木蔵之介氏と横山君はそこら中のテレビに出ていた印象がありますね。
 6位:『新宿スワンII』が9日間で4~5億ぐらいと見積もる。前作と比較するとやや厳し目か。
 7位:『本能寺ホテル』が16日間で6~7億ぐらいと見積もる。ちょっと厳しくなってきたか? 10億は超えるだろうけど(たぶん)、15億は厳しい感じです。
 8位:『沈黙―サイレンス―』が9日間で3~4億ほどと見積もる。わたしとしては今年の暫定1位です。まだ4本しか見てませんが。
 9位:『この世界の片隅に』が79日間で17億ほどと見積もる。いやー、ロングで売れ続けて大変うれしいですなあ。こちらは去年わたしが観た映画の中で、オレ的4位であります。
  10位:『マグニフィセント・セブン』が公開土日で、どうだろうな、この位置だと0.5~0.6億ぐらいだろうか?(修正)金曜公開なので3日間で0.8億ほどだそうです。つまりさっさと観に行かないと上映回数が激減するかもしれないので、今週中には観るつもりですが、わたしは黒澤明原理主義者なので、ダメなリメイクだったら許したくないすな。楽しみです。

 とまあ、こんな週末だったようです。
 
 で。映連発表の2016年興行のお話です。
 くわしいことは、直接映連のWebサイトを見て下さい。10億円以上稼いだ作品の一覧が載っています。なので、ホントはコミック原作が異常に増えている傾向や洋画が全くダメな現状、そして、邦画のTOP10のうち8本が東宝作品という恐ろしさついて書きたいけれど、ま、作品のことは一覧表に任せるとして、今日は、映画館の数と観客動員数と映画興行市場規模をちょっとまとめておこうと思います。
 去年、2016年は、興行収入は過去最高の2,355億、そして観客動員数は1974年以来の1.8億人突破だったそうです。ちなみに、そのうち『君の名』が235億、1,800万人ぐらいの貢献をしているわけで、その分を差し引くと、2015年より下ということになる。まあ、差引くことには全く意味がないので無意味な仮定だけど、あたらめて、『君の名』はすげえなあ、ということになりますな。
 で。スクリーン数と観客動員数と年間興行収入合計値をまとめるとこうなります。
スクリーン数 (うちシネコン) シネコン率 入場者数(千人) 興行収入(百万円)
2000 2,524 1,123 44.5% 135,390 170,862
2001 2,585 1,259 48.7% 163,280 200,154
2002 2,635 1,396 53.0% 160,767 196,780
2003 2,681 1,533 57.2% 162,347 203,259
2004 2,825 1,766 62.5% 170,092 210,914
2005 2,926 1,954 66.8% 160,453 198,160
2006 3,062 2,230 72.8% 164,585 202,934
2007 3,221 2,454 76.2% 163,193 198,443
2008 3,359 2,659 79.2% 160,491 194,836
2009 3,396 2,723 80.2% 169,297 206,035
2010 3,412 2,774 81.3% 174,358 220,737
2011 3,339 2,774 83.1% 144,726 181,197
2012 3,290 2,765 84.0% 155,159 195,190
2013 3,318 2,831 85.3% 155,888 194,237
2014 3,364 2,911 86.5% 161,116 207,034
2015 3,437 2,996 87.2% 166,630 217,119
2016 3,472 3,045 87.7% 180,189 235,508
 わたしが、へえ~、と思うのは、上記の黄色の部分であります。
 1)スクリーン数
 近年のシネコン建設ラッシュがバンバン続いている、という認識は、間違いではないけれど、2011年や2012年のスクリーン数を観れば分かる通り、一時、停滞したことがある。これは、シネコンが減ったというよりも、普通の従来の古い映画館がバタバタなくなったことが大きいし、また、震災も影響もゼロではないだろうし、シネコン建設もこの時期は小康状態にあったためだ。なんでこの時期、古い映画館がバタバタなくなったか、憶えてますか? ズバリ、デジタル映写機への置換の時期ですよ。もう、フィルムでの配給がどんどんデジタルに置き換わっちゃった頃なわけだ(そして同時に3D対応も急速に行われた時期でもある)。そしてその設備投資にとても耐えられなかったため、古い映画館はなくなったんだと思う。おまけにこの時期は大作が少なく、震災もあってモロに経営悪化が進んでしまったのも痛かった。そしてシネコンも、ほぼ全国にいきわたっちゃった(かのように見えた)ために、新規出店が少なくなった頃合いだと思われます。
 しかし一方ではここ4年ほどはまたも増加しつつあるわけで、これは都内のTOHOや109あたりの積極的な新館オープンを見ると理解できると思う。まあ、地方から進んだシネコン化も、そういや都心はまだ余地があるんじゃね?と気が付いたんでしょうな。あとは、地方で言うと、イオンシネマ。イオンモールが続々と出店して、ついでにイオンシネマも建築されていったわけです。しかし、もういい加減、上限なんじゃねえかと言う気もしますな。いや、地方はまだまだ開発の余地があるんすかねえ。どうでもいいけど松竹や東映の「直営館」経営がイマイチ広がらないのは、やっぱり経営体力的に難しいのだろうと想像します。しかし、自社で映画館を(それほどいっぱい)持たないという経営戦略は、近年の松竹・東映配給作品の苦戦に直接響いていると思う。でも、ちゃんと投資家向けのIRプレゼン資料を公開しているのは東宝だけである事実からしても、松竹・東映の経営に対する危機感はまるで感じられないですな。古いおじいちゃん会社だろうし、株主もおじいちゃんばっかりなんだろうな、きっと。
 2)シネコン率について
 おそらく、シネコンなるものの誕生は、日本国内においては1998~1999年頃から本格的に始まったとわたしは理解しているが、2009年にシネコン率は80%を超え、今やもう87.7%のシェアとなっている。まあ、街の映画館はどんどんなくなっているのが現実で、これはもう、いい悪いの問題じゃあない。誰だって、新しくて椅子や音響設備がいい映画館で観たいのは当たり前だし。おまけに、上記のデジタル化も、痛いのは間違いない。もう、単独資本の単館経営は、実際無理だと思う。大きな資本で設備を整える必要があるし、多数のスクリーンを抱えていないと、東宝様の映画はかけられないし。そしてスクリーン数を確保しても、もはや日本の人口は減る一方だしなあ……空気に映画見せても仕方ない、というような、暗い将来しか想像できないのが現状だろうと思う。ちなみに、シネコンというものは、期間の長~~いリース契約(機材や什器類やそもそものテナント賃貸借契約)だったり、ほかの施設(例えば飲食店とか)に転用しにくいという、シネコン独特の縛りがいくつもあって、一度出店すると撤退するのがかなり難しいビジネスでもある。なので、今後もバンバン増えていくとはちょっと思えない。場合によっては、そろそろ20年モノのシネコンも出始めるので、建替えはないかもしれないけれど、施設や機材のリニューアルなんかは増えるかもしれないすね。いずれにせよ、もう今さら新規参入する企業はまずないだろうし、小規模資本の企業には手を出せない事業でしょうな。
 3)興行収入=市場規模
 表を見て明らかなように、だいたい2000億を中心に年によってかなりばらつきがある。間違ってももはや成長市場ではない。ま、誰でもわかる通り、ヒット作が出れば数字は増加し、なければ下がる、それだけの話だ。例えば、ここ数年では一番良かった2010年は、『アバター』『アリス』『トイストーリー3』と100億超のヒット3本があった、とかですね(※アバターは2009年12月公開だけど統計値としては2010年にカウント)。
 30年前までさかのぼると、どうやら1996年の1,488億円が谷で、2000年代に入ってからは2000年の1,708億円が最低値らしい。なお、2000年~2016年までの平均値は興行収入が2,019億円、観客動員数が161,645千人といったところのようだ。そしてちなみに、公開作品数は年を追うごとにバンバン増えていて、要するに作品1本当たりの興行収入はどんどん減っていて、勝ち・負けの二分化がどんどん激しくなっているという現象もある。映画の本数増加は、箱の取り合いをもたらし、日程の取り合いにも通じるわけで、まあ、負のスパイラルですな。どんな商売でも、売上減少を商品点数増加で補おうとするのは、一番の悪手、と言ってもいいと思う(まあ映画の場合は勝手に増えたというべきだろうけど)。 そして、あまり関係ないけれど、例えば、ディスニーなんかは明確にBlu-ray発売を公開後4カ月ぐらいと決め、その発売前にはどんなにヒットしていても映画館での興行は終わらせちゃう。これはディズニーの一つの特徴だろう(近年はホントにBlu-ray/DVD化がホント早い)。
 なので、ここで言いたいことは2つです。(1)『君の名』がどれだけ異例なウルトラ大ヒットか(絶対東宝以外ではありえない、と思う)、ということと、(2)どうしようもない、とはいえ、上場企業として安定的で持続的な成長を目指しているのは東宝だけ、という2点です。要するに、業績に波があっても、「いや~、今年はヒット作が多くてね、はっはっは」「いや~、今年はヒットが少なくてねえ、はっはっは」という態度では、上場企業を経営しているとは言えないし、そんなたわ言は誰でも言える。東宝は、それ(ヒット作の有無による業績の大幅な上下変動)を可能な限り少なくしようと、アニメにも本気を出してきたし、安定的な成長をきちんと考えている点が、明らかに松竹・東映とは違うと思う。まあ、腹立たしいですがやっぱり一番しっかりしてますよ、東宝は。
 
 というわけで、結論。
 まず、週末興行は『ドクター・ストレンジ』がしっかり稼いで1位獲得、ともに角川文庫原作の『恋妻家』『破門』は1億チョイの微妙スタート。もっともっと売れてほしいです。そして、映連発表数値を観て思うのは、本当にこのままでいくと日本の映画界は東宝の独占市場になりそうだなあ、という暗い気持ちであります。ま、それだけ企業としてしっかりしてるのは間違いないわけで、なんというか……東宝を怒らせたら日本映画界では生きていけないだろうな、と想像します。以上。

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 今週末は、わたしは『沈黙―サイレンス―』を観て来ました。まあ、客層は完全におっさん&おじいちゃんで、それほどの入りではなかったですが、映画そのものは大変見どころの多い傑作でありました。詳しくは昨日のわたしの記事へどうぞ。この土日でいくらぐらい稼いだのか、大変気になります。
 で、あと、先週発表された、東宝と松竹の第3四半期決算の内容をメモとして記しておきます(※東映は3月決算なので発表はもうチョイ先です)。なんか、うーん、もっとすげえことになってると思ったのにな。
 ◆東宝:2016年3月~11月(9カ月累計/2月決算)
  売上高合計:178,120百万(前年同期比101.8%、+30億)
  営 業 利 益:41,468百万(前年同期比128.7%、+92億)
  営業利益率:23.3%(前年同期比+4.9pt上昇)
  経 常 利 益:42,528百万(前年同期比126.2%)
  四半期純利益:28,161百万(前年同期比134.9%)
 というわけで、増収増益です。売上は約30億円増加の一方で、営業利益が92億も増加しているわけで、大きく原価が減少して粗利が厚くなっているようです。おまけに販管費も減っていて、これは主に宣伝広告費を▲14億カットしたことによるものらしい。これは、想像するに東宝単独製作の『シンゴジ』や、子会社の東宝東和が配給する洋画など、利益率の高い作品が貢献したということだと思う。あとは子会社の直営劇場(TOHOシネマズ)がいくつか増えて、ヒット作にも恵まれたってこと、だと思います。何にせよ、大したもんだ。一方で、『君の名』のウルトラヒットが東宝の業績にどのくらい貢献したのかについては、読み取るのは非常に難しい。東宝の決算値でこれはすげえ!と驚くのは、売上増ではなく利益率の大幅上昇にあるのは間違いないわけだけど、それすなわち売上増加というよりも原価減少の方に意味があるので、大ヒット=売上増加と繋がっていないのが正直良くわからないす。逆に(?)いうと、『君の名』『シンゴジ』以外は結構外れも多かったってことかな?上手く説明できなくてサーセン。
 なお、セグメント別にみると、 
 ◆映画事業
  売上119,810百万(前年同期比102.6%、+30億)
  セグメント利益:28,857百万(前年同期比136.6%、+77億!)
 ◆演劇事業
  売上:10,745百万(前年同期比93.4%、▲約7億)
  セグメント利益:2,179百万(前年同期比83.6%、▲約4億)
  となっていて、ほぼ連結の数値は映画事業の頑張りが効いたってことみたいすね。不動産事業や本社コストはほぼ前年並みなので。

 ◆松竹:2016年3月~11月(9カ月累計/2月決算)
  売上高合計:73,923百万(前年同期比105.5%、+38億)
  営 業 利 益:6,977百万(前年同期比120.0%、+11億)
  営業利益率:9.4%(前年同期比+1.1pt上昇)
  経 常 利 益:6,192百万(前年同期比120.6%)
  四半期純利益:3,666百万(前年同期比112.2%)
 というわけで、松竹も増収増益です。ただし、東宝と対照的に、売上は東宝並みに30億増加している一方で、営業利益は11億の増加にとどまっている。つまり収益構造は、あまり変わっていないというわけだ(ちょっとだけ利益率は良くなっているけど)。 販管費も東宝と違って増加しているし。ただし販管費の内訳は開示されてないのかな、何が増えたのか良くわからんです。まあ、売上の増加は、明らかにヒット作が多かったことによるものでしょう。だけど構造としてあまり変わってないので、利益率はチョイ上昇にとどまったわけだ。それはセグメントごとに観ると明らかで、
 ◆映像関連事業
 売上:42,908百万(前年同期比112.9%、+49億!)
 セグメント利益:3,742百万(前年同期比161.2%、+14億)
 ◆演劇事業
 売上:18,451百万(前年同期比93.0%、▲13.8億)
 セグメント利益:1,649百万(前年同期比81.2%、▲3.8億)
 となっている。不動産事業は東宝同様に前年並みだけど、本社経費はほんの少し増加しているのかな。それにしても、松竹の映像事業の売り上げ49億円増はとても立派ですね。すごいと思います。
 というわけで、東宝と松竹はともにヒット作に恵まれたけれど、どうも東宝は事業構造の変化が進んでいるようで、驚きの営業利益率23.3%とすっげえことになっている。これが、自分の努力によるものなのか、はたまた、独占的立場を利用した、下請け(=例えば他社シネコン)たたきによるものなのか、それは分からない。いずれにしても、東宝の決算はスゲエ数字だし、松竹は、ものすごい頑張っているけど、体質的には変わってない、と言えるような気がします。とりあえず、この辺にしておきます。あ、あとそういえば今週、というかたぶん明日、映連から2016年の10億以上作品の数字の発表があるはずなので、来週の記事で取り上げようと思います。以上。

 はー。前置きが長くなった。それではいつも通り、興行通信社の大本営発表からメモっておこう。

 1位:『君の名は。』が22週目にして再び1位!累計で235.6億ですって。もうホント凄いとしか言いようないっす。
 2位:『本能寺ホテル』が9日間で2位キープってことは、累計で5~6億ぐらいかな? と見積もります。なんか、映画の物語に関係ないところで変に話題になってるような気がしますが……観たかったけれど、これはWOWOW放送待ちかな……そして劇場で観ればよかったと後悔しそうな予感……。
 3位:『新宿スワンII』が公開土日で1.6億ほど、だそうです。前作の公開土日が2.5億スタートで最終13億ぐらい?な着地だったので、それと比べると、結構落ちますね。10億に届くのかな……微妙なラインなのかもしれません。原作漫画は、ヤンマガ連載中に読んでましたが、まあヤンマガ得意のヤクザ系アウトロー漫画でしたなあ。そんな人気あったっけ……?
 4位:『沈黙―サイレンス―』が公開土日で1.3億ほどだそうです。非常にクオリティの高い映画でした。さすがのスコセッシ作品。作中ではもう日本語バリバリなので、US本国で売れるのか心配なレベルです。ああ、やっぱり全然売れてないみたいですな……1/13から正式公開だけど、全然劇場数が少ないな……。
 5位:『ザ・コンサルタント』は数字が出てなかったけど、公開土日で1.2億ほどであろうと思います。原題はThe Accountant=会計士、なんすけど……なんで「コンサルタント」になっちゃったのか良くわからないすね。わたしは今週、どこかで観に行く予定です。ちなみにUS本国では84M$の興収ということで、微妙ヒットぐらいでしょうか。日本では、10億は難しいとしても5億は行けるのかも。
 6位:『バイオハザード:ザ・ファイナル』が31日間で40億に届いたか、ちょっと届かずぐらいぐらいと見積もる。一番売れた「IV」よりちょっと落ちますね。 まあそれでも数字としては大変素晴らしいですね。ご立派です。
 7位:『この世界の片隅に』が72日間でまたもランキング上昇。なんとなんと、累計で15億を超えたそうです。わーい。良かったすねえ!
 8位:『映画妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン』が37日間で30億をチョイ超えたぐらいと見積もる。31~32億位ではなかろうか。
 9位:『劇場版動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー』が9日間で2億に届かないぐらいと見積もる。まあ、大体いつもの新春戦隊レベルでしょうか。
  10位:『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が38日間で43~44億ぐらいと見積もる。はあ……なんてことだ……こりゃあ厳しい……マジで50億ほどで終わってしまうとは……50億も届かない可能性もあるのだろうか……。なお、US本国では5億ドルを突破しており、立派な大ヒット継続中です。

 とまあ、そんな週末だったようです。

 というわけで今日はさっさと結論。『君の名』の異様な強さはもうホント天井がさっぱりわからねえす。そして『ローグワン』は、かなりさびしい数字ですなあ……こりゃあアカンわ……悲しい……。以上。 

 というわけで、毎週月曜日は週末映画興行データです。
 この週末は映画は観に行きませんでした。それより大変なことが起きたので……それは明日以降いつか書く予定ですが、なんと、自宅の光ファイバーが見事にブッツリと切れてしまい、しかもどうも、マジでねずみがかじったんじゃね?疑惑があって、Web閲覧ができなくなるという、とんでもない目に遭いました……参ったっす。
 あと、今日、東宝の第3四半期決算が発表されましたので、来週は松竹と東宝の第3四半期決算の数字を備忘録として書く予定です。ま、いろいろすでに報道されている通り、東宝はウハウハです。そりゃあそうでしょうなあ。松竹もかなりいいはず、と想像してましたが、どうも演劇が悪かったみたいですね。詳しいことはまた来週。

 さて、それでは、いつも通り興行通信社の大本営発表からメモっておこう。

 1位:『本能寺ホテル』が公開土日で2億チョイ稼いで1位。何週間か前、予告が面白そうだから観ようかな、と書いたこの作品。そう書いた時は「原作なしのオリジナル脚本っぽい」と書きましたが、その後、なかなかとんでもない話が暴露?されて驚きました。詳しくはちょっと検索すれば出てきます。でも、映画は無事にヒットしてますので、東宝的にメシウマでしょう。なんというか……ヤレヤレな世の中ですねえ……。フジテレビ制作作品としても久々なヒットという印象です。めっきり日テレにやられていたので。
 2位:『君の名は。』が21週目にして2位まで浮上。もう累計は232.2億だそうで、もはや書くことないす。
 3位:『バイオハザード:ザ・ファイナル』が24日間で35億は超えてる、36~37億ぐらい、と見積もる。こちらも頑張ってますね。先週の予想通り40億は超えそうですな。ただ、45億はどうだろう、大丈夫か?ぐらいのペースに落ち着いてきた印象です。来週40億近く、あるいは超える可能性もありそうです。
 4位:『劇場版動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー』が公開土日で0.9億ぐらいだったようです。なので金額順だと結構下かも。あくまで、動員順で4位ということで。まあ、新春のスーパー戦隊の映画は、例年「前年VS現役」のVSものなわけですが、去年の『ニンニンVSトッキュウ』より若干下、おととしの『トッキュウVSキョウリュウ』より若干上、ぐらいの数字のようです。例年通り最終5億は厳しいか……。
 5位:『映画妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン』が30日間で30億に届いたかどうかぐらい、と見積もる。届いてないかな……。ずっと同じことを言ってますが、これは数字的にはとても立派ですが、前作比では厳しい展開です。
 6位:『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が31日間で40億突破は確定的、41~42億ぐらいと見積もる。厳しくなってきたぞ……上映回数もかなり減ってきたし、こりゃあマジで50憶程度で終了かも……。先週は、65~67億ぐらい?とかテキトーに予想してすみません。これはSWとしては淋しい数字ですね……。
 7位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が52日間で70億に届いたかどうか、ぐらいと見積もる。こちらも、『ハリーポッター』本編に比べると落ちますが、数字としては大変立派です。
 8位:『この世界の片隅に』が65日間でまたも上映館が増えたようで、ランキングも上昇、どうやらすでに13億は超えたものと思われます。いろいろ賞も受賞して良かったすね。これでのんちゃんがまた元気に活躍できるといいのですが……。
 9位::『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が30日間で15億は超えたと見積もる。結構粘りましたね。これなら、また七月先生の作品を映画化しようという企画も生まれることでしょう。良かった良かった。よく考えると、他に観客層がかぶるものがなかった年末年始の公開ってのも効いたのかもしれないすね。良くわからんですが。
 10位:『海賊とよばれた男』が37日間で、今週こそなんとか20億を超えたと見積もる。まあ、こちらも同著者前作『永遠のゼロ』に比べると数字はかなり落ちますが、それでも20億は立派でしょうな。問題は制作費をどのぐらいブッ混んでいるか……ブッ混み過ぎていれば20億でも収支はヤバイ可能性は当然あるわけで、まあ、大丈夫と信じたいですが……どうだろうなあ……かなりセットも作り込んでるし、CGカットも多いからなあ……わからんすね……。

 とまあ、そんな週末だったようです。

 わたしは来週から、観たい洋画が結構続くので、また毎週のように映画館へ行くものと思いますが、今月は芝居というか、愛する宝塚歌劇の観劇予定が多くて、土日両方を映画に費やせない……平日の会社帰りにでも観ようかと思います。
 以前まとめて置いたメモをもう一度自分用に貼っておこう。じゃないと忘れそう……
 『沈黙―サイレンス―』1/21(土)公開←まあ観ないとイカンでしょうな。
 『ザ・コンサルタント』1/21(土)公開←微妙だけど観たい。
 『スノーデン』1/27(金)公開 ←これはWOWOWでいいかな……悩む。
 『マグニフィセント・セブン』1/27(金)公開←微妙だけど観たいっす。
 『ドクターストレンジ』1/27(金)公開 ←超期待!! もう一回見るべし!
 『王様のホログラム』 2/10(金)公開←微妙だけど観ておきたい。WOWOWで十分か?
 『セル』2/17(金)公開←超期待!! わたしの大好きなStephen King原作。B級臭がする。
 『ラ・ラ・ランド』2/24(金)公開  ←超期待!! Emma Stoneちゃんが可愛い。

 というわけで、結論。
 今週1位の『本能寺ホテル』は10億は楽に超えそうなスタート。15億も全然ありうる。わたしも観たいのだが……万城目先生のTweetを観てしまったら、かなり心中複雑……どうせTOHOのポイント貯まってるからタダなら観るか……。以上。
 

 というわけで、新年一発目の週末映画興行データです。
 この週末は土日月の三連休でしたが、基本的に土日二日間の興行収入数値がメインです。 つーかですね、『君の名』はこの年始の1/5時点ですでに224.9億まで伸びているそうで、まったくもってお盛んですなあ、と驚きました。そしてわたしは、今年一発目の映画館での鑑賞として、去年の10月に公開されていた『湯を沸かすほどの熱い愛』を超今さら、1/3に観に行ってきました。泣けること甚だしい映画でありましたよ。詳しいことは1/3の記事をご覧ください。

 それでは、いつも通り興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『映画妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン』が23日間で25億突破は確定的で26~27億ほどと見積もる。さすがの積み上げですが、やはり前作及び前々作と比べると、かなり数字は落ちます。前作比で60%を割り込んでると思われます。となると、やはり40億も届かない、ということになりそうな気配です。なお、おそらくは、動員数1位で、金額順ではもっと下の順位だと思われます。ちびっ子興行だからしょうがないす。
 2位:『バイオハザード:ザ・ファイナル』が17日間で30億突破はたぶん確定的、31~32億ぐらいと見積もる。おっと、Tweetによると昨日の祝日までで33.3億だそうです。こちらも3週目比較で過去作と比べると、前作の「5」より上で前々作の「4」にほんの少し届かないレベル、ということになりそう。てことは……一番売れた「4」が47億だったので、40億は楽に超えてしまいそうな勢い。45億ぐらいだろうか? それともそれ以上なのか、これは要チェックですな。
 3位:『君の名は。』が20週目にして3位まで浮上、まあ、前週末も3位だったそうですが、昨日の祝日までの累計では229.2億だそうです。すげえというか、もうまったく分からねえす。
 4位:『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が24日間で35億突破は確定的、36~37億ほどと見積もる。うーん、これは微妙なことになってきました。このままだと、いつまでの上映か分からないけれど、今の4週目の段階では『ズートピア』より若干落ちるぐらい。だけど……落ち率が『ズートピア』はすごく少なかったのに対してこちらは普通に毎週落ちて行っている……ので、70億はちょいとキツイ、65~67億程度での決着かな、と現段階ではテキトーに予想します。
 5位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が45日間でもう65億超えちゃっていると予想。66~67億当たりと見積もります。さすがに年末年始で数字を伸ばした印象ですね。ところで、この映画の次ってもう公開日が決まってるんでしたっけ?
 6位:『海賊とよばれた男』が30日間で20億には届かなかったと見積る。18~19億ほどか? こちらも数字を心配していましたが、年末年始できちんと積み上げてきましたね。これなら20億は届きそうで良かった良かった。
 7位:『土竜の唄 香港狂騒曲』が17日間で10億に載ったかどうかぐらいまで積み上げたと見積もる。どうかな、乗ったとしたらなかなかのものですね。素晴らしいじゃないですか。前作は3週目で12億を超えた板と思うので、チョイ落ちで済んでいる、と言っていいのかも。
 8位:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が23日間で10億突破はおそらく確定的、12~13億ぐらいと見積もる。ところで、こういった小説や漫画の映画化作品って、製作費どのくらいなんだろうな……想像よりずっと安く作れるんだろうな……きっと。まあ、15億まで行けば余裕で黒字なんでしょうな。
 9位:『傷物語(III 冷血篇)』が公開土日で0.7~08億ぐらい行ったのかしら。金曜公開で、昨日の祝日まで含めれば2億ぐらい行ってても驚きません。そこまでは行ってないかな。どうでしょう。
 10位:『この世界の片隅に』が先週時点でとっくに10億超えたらしいので、58日間で11~12億ぐらいか。上映館がグッと増えてTOP10維持。頑張ってますな。これでもう黒字は確実、かな? だといいのですが。たぶん、アニメの方が確実に時間も金かかると思うんだ……今の邦画よりも。でもまあ、大丈夫と思いたところです。
  
 とまあ、こんな週末だったようです。

 そういえばもうゴールデングローブ賞が発表されましたが、アカデミー賞も日本時間の1/24(火)の夜にノミネートが発表されます。WOWOWはちゃんとノミネーションも生中継するんだから偉いなあ……。わたしも楽しみにWOWOWを観ようと存じます。しかしですね、ゴールデングローブの受賞作品を鑑みると、たぶん、今回のアカデミー賞はまだ日本公開になってない作品が多そうで、なんというか……何とも言えないというか期待も盛り上がらないというか……ホント、さっさと公開していただきたいものだと思う。まあ、そういう「アカデミー何とか賞受賞!」みたいな看板がないと、宣伝のフックにならないのは分かるけどね……。分かるけど、もう効果薄いんだよな……残念ながら。洋画ファンとしては大変残念です。
 というわけで、映画を愛する身としては、今年もいっぱい映画を観ようと存じます。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、うっかり仕事で出勤してしまい、クリぼっちどころか仕事に精出すむなしい週末でありましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ふと昨日、もう今年は劇場に映画を観に行く予定がないので、今年2016年はどんな映画を観たんだっけ? と一覧に書き出してみたところ、どうやらわたしは2016年に45本、映画館へ観に行ったようです。例年は、だいたい30本~35本ぐらいなので、今年はちょっと多いような気がします。詳しいことは、昨日の記事を参照してください。

 それでは、いつもの通り興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『バイオハザード:ザ・ファイナル』が1位獲得。土日2日間で6.19億、金曜の祝日公開なので、3日間だと9.78億だそうです。毎回強いすねえ。前作「5」が最終38.1億ですが、その初動よりいいようです。わたしはハリウッド映画版『バイオ』は「1」と「4」を観に行っただけだったかな。まあ、わたしとしては久しぶりにゲームの最新作「7」の方が気になっており、プレイするためにPS4を買うかどうか、超悩み中です。どうすべか……。
 2位:『映画妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン』が9日間で10億を超えたぐらいと見積もる。去年が9日間で23.4億だったので、いよいよ半分程度、という推移ではなかろうか。ちょっと厳しい展開ですが、それでも30億ぐらいは行っちゃうんでしょうか。
 3位:『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が10日間で19.61億だそうです。『EP VII』が10日間で38.3億で最終113.5億。てことは、51%か。てことは、やっぱり最終55~60億ぐらい、なんでしょうな。えーと、本物の次の『SW:EP VIII』は来年の今頃には公開されているはずで、そっちもきっと、100億切るぐらいに下がっちゃうかもしれないですな。いずれにせよ、そっちも大変楽しみです。
 4位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開から31日間で55億を超えたあたりと見積もる。まあ、順調と言ってよさそうですが、上映回数がガクンと減って来てますので、やっぱり粘って70億程度での決着でしょうか。
 5位:『土竜の唄 香港狂騒曲』が公開土日で2.23億だったそうです。こちらも金曜祝日公開だったので、3日間で3億チョイ程度でしょうか。前作は2014年の公開で、驚きの21.9億稼いだわけですが、今回は初動としては78%ぐらいかな、チョイ落ちぐらいで済んでいますので、15億ぐらい稼ぎそうですね。なかなかのヒットと言ってよさそうです。
 6位:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が9日間で5億は超えたのかな、6~7億ぐらいと見積もる。こちらもまあ順調、でしょうか。もう少し欲しかったかも、ぐらいかな。こちらも10億以上、15億を超えるかどうか当たり、と思われます。
 7位:『君の名は。』が18週目にして213~214億ぐらいだろうか? 祝日直前の12/22段階で210億突破だったそうなので、どうだろうな……3連休で最低でも3億は積んだと予想。もっとかもな……。でもこの順位だともうチョイ下か……? 若干自信なし。
 8位:『海賊とよばれた男』が16日間合計で11~12億ぐらいと見積もる。うーーん……ちょっと数字的には前作と比べると淋しいすねえ……若年層が取り込めてないのではなかろうか……。岡田准一氏の芝居ぶりは本当に素晴らしいと思います。
 9位:『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』が16日間合計で6~7億ぐらいと見積もる。こちらもほぼ想定内の推移ではなかろうか。10億はちょっと届かずか、チョイ超えるか、ギリギリのラインとお見受けします。
 10位:『この世界の片隅に』が44日間合計で8.2億だそうです。頑張れー! この週末から上映館が増えているようですが、公式サイトを見ると、どうやら年明けからまた結構劇場数が増えそうですね。イオンシネマ系がガッツリ増える模様です。この分だと、10億は余裕で(?)超えそうですね。やった!

 とまあ、こんな週末だったようです。

 というわけで、今年はこれでおしまい。年明けは、いつから週末興行が発表されるのか分からないですが、元日は月曜だけど、さすがにないだろうな……となると、次の週からまた、毎週月曜日は映画の興行収入の数字を追ってみようと思います。ただ、1週開くと数字の見積もりシミュレーションがすっげえ難しいんすよねえ……しかし、この数字追っかけをはじめてはや1年半。なんかあっという間っすねえ……とりあえず、飽きるまで続けるつもりであります。いつまで続くかなあ。分からないですが、映画はずっと見続けようと存じます。
 それでは来年も、よろしくお願いいたします。以上。 

 ※自分用メモ:1月2月のオレ的要チェック作品
 『本能寺ホテル』 1/14(土)公開
 『沈黙―サイレンス―』1/21(土)公開
 『ザ・コンサルタント』1/21(土)公開
 『スノーデン』1/27(金)公開
 『マグニフィセント・セブン』1/27(金)公開
 『ドクターストレンジ』1/27(金)公開 
 『王様のホログラム』 2/10(金)公開
 『セル』2/17(金)公開
 『ラ・ラ・ランド』2/24(金)公開 
 うーーむ……年明けからまた随分あるな……全部は観られないかもな……B級ハンターとしては、愛するStephen King大先生原作の『セル』は見逃せないぜ! でもきっと上映館数が少なそう……。新潮社は、この原作小説を当初「携帯ゾンビ」という邦題で発売しようと告知していました。まあ、その通りの話だけど、センスねえなあ……いや、逆にあるのか!?  結局カタカナの「セル」で発売されましたが、その意味は、Cell-Phone=携帯電話のことです。日本公開されないと思ってた映画なので、超楽しみっす!原作小説は最高です。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、いよいよ公開となった『ROGUE ONE』を観に行ってきました。わたしが観た回は、金曜日の夕方の日本橋TOHOでしたが、意外と席はガラガラでしたね。土日は混んだのかな。内容的には……ちょっとわたしの好みではなかったです。ポイントポイントは最高にカッコイイし、映像もすごくて、おまけに泣ける場面もあるのだが……なんかですね……やっぱりジョン・ウィリアムスの音楽じゃないとダメなのではなかろうか……とわたしは感じました。
 わたしはこの土日は大阪へ行っていたのですが、国内最強IMAXとしてお馴染みの「109シネマズ・大阪エクスポシティ」でもう一度『ROGUE ONE』を見るのもアリだな、と大阪へ行く前は思っていたものの、結局やめました。どうも……イマイチ乗れなかったす。
 
 それでは、いつもの通り興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『映画妖怪ウォッチ空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン』が公開土日で6億を荒稼ぎして1位だそうですが、あくまで動員順の1位で、金額順では2位みたいすね。そして、去年は公開土日で10.57億、おととしが16.28億稼いだことに比べると、だいぶ数字は落ちていると言わざるを得ないでしょうな。まあ、今回は実写ミックスという挑戦的スタイル(?)なので、期待通りなのだろうか? とは言え、数字的に6億スタートは流石です。最終50億は厳しいのかな……どうなるでしょうか。
 2位:『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が金曜日公開なので3日間合計で9.2億ほどだったそうです。金額順だと、土日2日間で1位だったようですね。こちらも、去年の『EP VII』が金土日の3日間で16.1億スタートだったことを考えると、6掛けを下回るのかな。まあ、去年の『EP VII』は10年ぶりだったし比べ物にならないか。どうだろう、最終50~60億あたりなのでしょうか。ちょっとまだ予測不能ですな……。
 3位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開から26日間で48~49億あたりと見積もる。まだ50億には届いてないはず、だと思うけどどうだろう。良いペースで順調です。『死の秘宝(1)』より上、だけど『死の秘宝(2)』より下、な推移で予測が難しいですな。この分だと70億は超えそうな感じだと思われます。
 4位:『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が公開土日で1.89億だったそうです。数字的には微妙すね。10億は超えるとは思うものの、15億以上はどうなんだろうか。ギリ超える、のかな。ちょっと要経過観察です。
 5位:『海賊とよばれた男』が9日間合計で7~8億ぐらいと見積もる。やっぱり『永遠の0』の半分よりチョイ下ぐらいだろうか。2週終わりで10億に乗せられなかったのは、ちょっとイタイすね……。泣きたいお父さんにはおススメです。若者は……観に行かないんだろうか……。
 6位:『君の名は。』が17週目にして208.97億まで積んだそうです。もう何もコメントできないす。もはや異次元なので。
 7位:『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』が9日間合計で5億届いてないぐらいと見積もる。先週も書きましたが、ここ数年の年末ライダーでは結構いい数字です。内容的な評価も上々のようですね。主におっさんマニア層には。ちびっ子評価はどうなんだろうか? おもちゃは売れてるのかなあ……。春ごろになれば、バンダイナムコのIRで売れ行きがうっすら見えてくるのだが、今のところ良くわからんです。
 8位:『モンスターストライク』が9日間合計で、この位置だと5~6億ほどだろうか? まあ、ある意味予想通り、初動型でした。それでも最終的には10億近くは稼ぐのだろうか? それはそれですごいす。
 9位:『好きになるその瞬間を。―告白実行委員会―』が公開土日で0.47億だったそうです。90スクリーンぐらいなのかな。上映時間も63分だそうで、それでTOP10に入るのだから、相当な人気なんでしょうな。しかしまだボカロ人気は健在なんすね。おみそれしました。
 10位:『この世界の片隅に』が37日間合計で7億チョイ届かずかチョイ超えたか、あたりと見積もる。7億超えていると嬉しい。今年のオレ的BEST、というわけではないですが、非常に良かったと思います。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 しかしまあ、もう完全に年末ですな。ラインナップ的に、わたしはもう今年は劇場で映画を観ないかもしれない……なんか、観たい作品がないんすよね……。正月休みはたぶんそこらじゅうの大掃除と箱根駅伝で終わってしまいそうで、なんというか、オレもホントにつやのないおっさんになっちまったなあ、と我ながらガックリです。まあ、あとはWOWOWで撮りためた映画を見まくって消化するぐらいすかねえ。いらないものは消していかないと、もうHDDがヤバいので。あ、それもある意味、大掃除か。やれやれですのう。
 そういえば、今わたしが一番観たい作品は、これです。

 ミュージカルが大好きなわたしとしては、超期待している『ラ・ラ・ランド』。タイトルもいいすねえ。曲も非常に良さそうだし、早く観たいのだが……もうUS国内でも、台湾でだって公開中なのに……そろそろ、アカデミー賞合わせで公開を2月とか3月に遅らせるのはやめた方がいいと思うけどな……あんまり効果ねえんだもの。旬なときに公開した方がいいと思うけどな。もはや洋画は、一部のコアファンに支えられてるんだから。まあ、未だに幻想を抱いてるんだろうなあ、配給社は。

 というわけで、結論。
 いよいよ公開となった『ローグ・ワン』は、去年の『EP VII』の60%にも届かずでスタート。少なくとも60億ぐらいは稼いでほしいなあ……。そして同じく今週から公開になった、今年の『妖怪ウォッチ』は、去年の60%スタート。最終的にどのぐらいまで稼ぐか、要チェックすね。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、『海賊とよばれた男』を観に行ってきました。わたしが観た回は、土曜日の昼間でしたが、正直動員の方は、結構空いていました。大丈夫なのか若干心配なので、さっさと数字を追っかけてみたいと思います。ちなみに、わたしがシネコンにいる時、一番お客さんが入っているのは『モンスターストライク』だったのではなかろうか。映画終了時にすげえ大勢の若い人々がロビーでスマホをいじってました。なんか限定配信があったみたいすね。
 あ、そして先週はかなりいろいろ数字を間違えてすみませんでした。。。
 
 それでは、いつもの通り興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『モンスターストライク』が公開土日で4.36億稼いで1位! おっと、やっぱり一番か。まあ、ロビーはひでえ混雑で参ったす。この勢いは続くものなのかさっぱり不明ですが、来週も楽しみですな。ところで、この「モンスト」は、もう業績ガタ落ちで虫の息だったmixiの経営を一発逆転満塁ホームランで黒字転換させたことでもお馴染みですが、mixiのIR情報を見る限り、だいぶ落ち着いて数字も落ちてきているみたいですな。へえー。わたしがシネコンで見かけた観客層はかなり若かったすね。そんなに人気があったんだ。へえー。
 2位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開から19日間でもう41.9億まで伸ばしているそうです。えーとこの数字をどう評価すべきかというと……『ハリー:死の秘宝Part1』の3週目終わりが37.7億だったのかな。それで最終的に68.6億だったので、てことは、どうやら70億には行きそう、みたいな感じでしょうか。
 3位:『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』が公開土日で2.76億ほど稼いだ模様。わたしも仮面ライダーは大好きです毎週ちゃんと見てますが、どうもここ数作、ちょっと乗れてません……。まあ、年末ライダーとしてはここ数年ではかなりいいスタートかと存じます。年末ライダーの初動だけでいうと、2015年末のゴースト&ドライブが2.2億、2014年末のドライブ&鎧武が2.0億、2013年末の鎧武&ウィザードが2.2億、2012年末のウィザード&フォーゼが2.8億、と、それ以来のいい数字かな。まあ、それ以前は3億スタートが当たり前だったけど……。
 4位:『海賊とよばれた男』が公開土日で2.86億(→てことは金額順だと3位)ほどだそうです。やっぱり今一つか……わたしが観た回は300人キャパで30人ぐらいだったかなあ……。映画としてはかなり泣けます。そして岡田准一氏の演技はやっぱり素晴らしいと思いますが、あくまでフィクションとして、事実とは関係ないものとして観るべきなんでしょうな。なお、『永遠の0』は、公開土日で5.4億、2週目には合計16億、3週目までの累計で32億となかなかのハイペースで稼ぎ、最終的に87.6億まで上り詰めましたが、今回はどうだろうな……出だしの土日で約52%でも、40億も厳しいと見るのが当然、かな……どうだろう、年末年始効果で上乗せできるのだろうか……。普通に考えて、3億届かないスタートだと20億も厳しいかも? どうなるかちょっと予測不能です。
 5位:『君の名は。』が16週目にして205億をチョイ超えたみたいですね。毎週5億ぐらいずつ積み上げているわけですが、未だ上映回数はちょっと減った程度なので、まだ増加率は落ちず、みたいですな。とりあえず、今週は下の方にこれまでの軌跡をグラフにしておきました。
 6位:『ミュージアム』が30日間合計で13.5億ほどだそうです。今や実写で20億を超えるのは本当に難しいですなあ。
 7位:『この世界の片隅に』が30日間合計で5~6億あたりと見積もる。上映規模拡大が予定されているそうですが、息長く、ロングで地道に売れて行って欲しいです。わたしの周囲に激推し中。
 8位:『劇場版艦これ』が16日間で3億チョイ届かずぐらいだろうか。ちょっと数字には自信がありません。小規模公開としては非常にいい数字です。
 9位:『疾風ロンド』が16日間で3~4億ほどと見積もる。いやー、東野先生の原作をもってしてもこの数字とは、本当に厳しいですなあ……。東宝製作&配給だったらどうだったんだろうか……。
 10位:『溺れるナイフ』が37日目で合計7億ほどだろうか。先週からランクアップでTOP10返り咲き。素晴らしいことです。GAGAの30年記念作品だそうです。

 とまあ、こんな週末だったようです。
 やっぱり、わたし的にはちょっと『海賊とよばれた男』が心配です。そして、『この世界の片隅に』も、10億はやっぱり無理なのか、それともこれからまた上映館が増えるようなので、ロングで売れ続けてくれるのか、そちらも気になります。そして、いよいよ今週の金曜日から『ROGUE ONE』が始まるわけで、そちらは大変楽しみですが、興行的にはどうなんだろうか……100億は難しいのかなあ……とにかく、どんなスタートを切るか、来週の数字が楽しみです。
 で。今週は、『君の名』の200億までの道のりをグラフにしてみました。こうしてみると、ホントに順調に伸びたものです。普通は8週目あたりで上映回数が減って来て、12週当たりでほぼ終わるわけですが、この映画はずっと公開規模を維持させた東宝の作戦(?)もあって、おそらく、誰も予想していなかった興行成績となりました。
 以下、データだけ、です。もはや分析できないので。
kiminona_ana
 これが推移のグラフです。青が『君の名』、ピンクが『アナ雪』、茶色が去年の『SW:EP-7』です。そして棒グラフが、毎週の週末興行成績の数値。折れ線グラフが、累計値の推移。棒グラフが、左となりの棒より落ちが少なければ勢い衰えずを意味していて、さらに折れ線グラフの傾きが急だと、平日を含めた興行の勢いが衰えてない、ということになります。
 参考までに、以下2つのデータを上げておきます。
◆累計値が、前週末からどれだけ増加したか
君の名 アナ雪 SW:EPVII
1W→2W 303.0% 305.3% 236.9%
2W→3W 162.3% 175.3% 166.8%
3W→4W 135.8% 146.0% 124.0%
4W→5W 130.8% 120.5% 113.6%
5W→6W 115.1% 115.5% 106.5%
6W→7W 110.5% 113.2% 105.2%
7W→8W 108.5% 120.7% 103.7%
8W→9W 106.5% 116.5% 103.4%
9W→10W 104.7% 108.5% 102.0%
10W→11W 104.6% 107.1% 101.5%
11W→12W 102.9% 107.0% 101.1%
12W→13W 102.6% 105.2% 100.8%
13W→14W 102.7% 103.5% 100.7%
14W→15W 102.4% 102.9% 0.0%
 これは要するに、1週目で累計1億で、2週目に累計3億、になった場合が300%というような意味で、累計値がどれだけ前週末時点に比べて増えたか、の割合です(なので、100%以下はあり得ない。累計値が減ることはあり得ないので)。
 この数字が大きいほど、上記グラフの「折れ線グラフの傾きが急」になる。小さいと、折れ線グラフは水平に近くなる。こうしてみると、『君の名』は毎週毎週きっちり増えていった事が分かります。
◆週末興行値の、対前週減衰率
君の名 アナ雪 SW:EPVII
2W目週末 124.8% 114.3% 58.3%
3W目週末 97.7% 101.0% 113.9%
4W目週末 94.8% 96.6% 75.0%
5W目週末 80.1% 99.0% 62.5%
6W目週末 91.6% 97.9% 68.0%
7W目週末 88.7% 87.6% 95.8%
8W目週末 66.8% 156.2% 65.9%
9W目週末 101.8% 65.6% 83.9%
10W目週末 80.1% 109.1% 74.5%
11W目週末 77.9% 86.8% 70.5%
12W目週末 87.1% 108.4% 75.1%
13W目週末 98.1% 78.0% 70.3%
14W目週末 83.3% 66.3% 112.3%
15W目週末 116.2% 92.7%  
 で、こちらは、週末興行成績が前週末と比べてどうか、という数値で、例えば前週の週末興行値が1億で、次の週の週末興行が0.9億になった場合を90%、と表現している。これはつまり勢いが持続しているか、落ちているか、の参考指標です。何度も書いているのでクドイですが、普通は100%以上(前週末より稼ぐ)となることはかなり稀で、100%以上になるのはお正月・GW・お盆休み、といった季節要因がほとんど。例えば、『アナ雪』の8W目は、明らかにGWの影響。
 この数字は、上記グラフにおいては「棒グラフの大きさの減衰率」に等しい。そしてこの数値を観ると、『君の名』の落ち方が非常に少ない=ずっと人気を維持していたこともわかります。すげえなあ。

 というわけで、結論。
 今週は東宝の大作『海賊とよばれた男』を注目していたのですが、どうも若者客がイマイチ、ということなのではないかと思われます。数字的には、『永遠の0』の実績を考えると正直かなりさびしいです。そしてわたしは早く『ROGUE ONE』が観たくてたまらないので、金曜日の夜、観に行くぞ!以上。 

  というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、2回目の『この世界の片隅に』を観に行ってきました。動員の方は、まずまずの入りで人気衰えず、な印象でしたが、全国的にはどうだったのか、数字が気になります。なので、さっさと本題に入ります。

 それではいつもの週末興行数値を興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開から12日間でもう31.3億まで伸びているそうです(※2016/12/06修正。わたしの見積もりが甘すぎました。)もう25億を超えていると思う。先週末時点で17.2億+この週末だけで6.7億だったそうで、そこに先週の平日分を入れれば……28億ぐらい行ってもおかしくないですね。30億チョイ手前、ぐらいかもしれません。まあ、いわば外伝ということで、出版界だと外伝7掛け、的な経験則がありますが、どうなりますかね。しかし、実はわたし、原作としての書籍『Fantastic Beast』と、この映画の関係がイマイチ分かってません。映画はオリジナルストーリーってことなんですか?
 2位:『君の名は。』が15週目にして199.6億まで積んだそうで、今日明日にも200億突破だそうです。わたしもこの映画を面白くないというつもりはないですけど……ここまでの数字というのは、正直ピンときません。一体全体、何がどうしてこうなった? 誰か説明Please!来週は、200億突破記念として、もう一度、これまでの軌跡をグラフにしてみようと思ってます。なんと言っても観客動員19501535万人超だもんな……日本国民の1512%以上ですよ。もうホント分からんす。(※2016/12/06:動員数を盛大に間違えましたので修正しました)
 3位:『ミュージアム』が23日間合計で12~13億ほどと見積もる。素晴らしいと申し上げて良いかと。大友監督の前作『秘密』は10億届かずの興行だと思うので、今回はなかなかの数字で良かったすね。
 4位:『この世界の片隅に』が23日間合計で4~5億あたりと見積もる。公開4週目で先週に引き続きランクアップキターーー!! わーい! 実のところ、非常に重い内容ですが、キャラクターが大変良くてなんというか救われますね。能年玲奈ちゃんことのんちゃんの広島弁は最強レベルに素晴らしいと思います。超必見でお願いします。劇場数も徐々に増えつつありますな。
 5位:『疾風ロンド』が9日間で2~3億ほどと見積もる。もうチョイ上かもしれないな。もう少し勢いが欲しいところですが、東映作品はホントここ数年厳しいすねえ……ナンデ? プロモーションの問題なんでしょうか? 上映スクリーン数はいくつだ……えーと、280チョイかな?少なくはない、どころか多い方ですな。てことはやっぱり、プロモーションなのでしょうか……?
 6位:『劇場版艦これ』が9日間で3~4億ぐらいと見積もる。2億チョイのようです。こちらも数字は自信なし。先週も書いた通り、たった60スクリーンでの興行としては極めて良好といってよさそうですな。平日も売れているなら、という前提で数字は計算しました。
 7位:『マダム・フローレンス!夢見る二人』が公開土日で0.7~1億ぐらいと見積もる0.37億ほど。この作品は12/1(木)からl公開しているから、4日間合計で1.5~20億0.6億ほどだそうです。 調べてみたところ、US国内では8月に1500スクリーン規模で公開されて27M$ほど、で終わってるみたいですな……アカデミー賞狙いってわけでもなさそうだし、どうなんでしょう。数字的にはかなり微妙です。
 8位:『RANMARU神の舌を持つ男』が公開土日でこちらも1億行ってないのではなかろうか。わたし、TVドラマがあることをさっき初めて知りました。なるほど、堤監督のTVドラマからの劇場版なんすね。堤監督の作品は……わたしは全然観ていないので何も語れないす。
 9位:『黒子のバスケ ウィンターカップ総集編』が公開土日で0.5億程度であろうか?ジャンプでの連載が終了してずいぶん経ちますが、さすがの人気ですな。2週間限定上映だそうです。
 7位:『デスノート Light up the NEW world』が37日間合計で21~22億ぐらいと見積もる。先週20億に乗ったようなので、このぐらいと見るが、最終的には24~5億ぐらいでしょうか。内容についていろいろ言われていたようですが、この数字なら、堂々と大ヒットと言えそうです。勝ち負けでいえば、間違いなく勝ち、でしょうな。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 しかし先週は月末月初で大変忙しくて、なんか週末はぐったりしてました。せっかくのTOHOフリーパスも来週で期限が切れてしまう……くそう、あまり劇場に行けなかったのが残念だ……とりあえず、来週は『海賊と呼ばれた男』を観て、TOHOフリーパスを有効に使う所存であります。

 というわけで、結論。 
 気になる『ファンタスティック・ビースト』ですが、 いまのところ、『ハリー死の秘宝Part1』(2010年11月公開・最終68.6億)と同等ぐらいには順調に稼いでいるようです。ここから先、伸びるか萎むか、要チェックですな。そして『君の名』200億、おめでとうございます。しかし……このヒットは次も再現できるのだろうか? 新海監督というブランドが形成されたのか、そこが非常に重要というか興味ありますな。以上。

  というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、『ファンタスティック・ビースト』と、『この世界の片隅に』を観てまいりました。まあ、『ファンタビ』は老人から子供まで幅広い客層でしたが、わたしが観たのは3D字幕版なので、どっちかというと大人の方が多かったす。しかし、わたしが驚いたのが『この世界の片隅に』の方で、老夫婦や一人のお爺ちゃんクラスの方が多く、やけに年齢高めでした。確かに、内容的には年齢高めの方の方がグッとくるのかもしれませんが、おっさんのわたしも大感動&大感激で、いやー、大変心にしみる作品で、ホントにいいお話でありました。明日レビューを書こうと思ってます。ちなみにわたしは原作未読だったので、劇場を出てすぐに電子書籍版を買い、カフェでしばらく読みふけりましたが、かなり原作に忠実な映画でしたよ。超オススメです!!
 
  さてと。それではいつもの週末興行数値を興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が土日の二日間で8.2億稼ぎ、公開初日の水曜日から通算5日間で早くも17億を超えたそうです。さすがですな。ただ、わたしが想像していた物語と全然違っていて、わたしはまた魔法動物をメインとした博物的な物語かと勝手に思い込んでいたのですが、思いっ切りバトル展開になり、シリーズ的にもどうも暗い方向へ行きそうな?予感がしました。これって原作通りなのかしら? 読んでいないからわからんです。まあいずれにせよ、100億に届くかどうか、今後の伸長を見守りたいすね。
 2位:『君の名は。』が14週目にして194億まで積んだそうです。こりゃあもう、どう考えても200億突破は時間の問題です。年内に。まったくもって本当に凄いす。なんも言えねえですな、もはや。
 3位:『ミュージアム』が16日間合計で10億に届いたのではなかろうか。かなり頑張ってます。この分だと15億は大丈夫、20億はどうだろう、ぐらいな着地でしょうか。20億も楽に届くかどうか、今週来週の興行が重要すね。
 4位:『疾風ロンド』が公開土日で1億チョイじゃなかろうか? 具体的な数字は分からないですが、東映的には若干弱めな出だしの数字でしょう。この分だと、まずは10億が壁になりそう。超えられるかどうか期待したいですが、ちょっとどうかなあ……東野圭吾先生のベストセラー原作ということで、大丈夫、と思いたいが……。ところでこの作品って、コメディなんですか?
 5位:『劇場版艦これ』が公開土日でこちらも1億チョイ稼いだ模様ですね。たった60スクリーンでこの数字は、たぶんアベレージで見れば『ファンタビ』以上じゃなかろうか。凄いもんですなあ。10億に届くのか、さっぱりわからないです。
 6位:『この世界の片隅に』が16日間合計で3億チョイあたりと見積もる。公開3週目で大幅ランクアップキターーー!! 冒頭に書いた通り。マジで最高なので、是非とも多くの方に観ていただきたいと思います。そして、原作コミックもぜひ読んでいただきたいですね。わたしは劇場を出て10分後には全巻(上中下の3冊です)買って読み始めておりました。相当泣けるし、ほほえましくて笑えるし、グッと心に刺さるものがあるし、大変素晴らしい映画だと思います。今、なんか映画でも観ようかしらと思った方は、この映画で決まりですよ!! 最高です。
 7位:『デスノート Light up the NEW world』が30日間合計で20億に乗ったかどうかまで積んだと見積もる。これまた大したものですなあ、もう映画的には10年経っているのにね。つーか、あれからもう10年経ったのかと思うと、あまりの時の流れの速さに愕然としますね。おっさん的には。
 8位:『ジャック・リーチャー:Never Go Back』が17日間合計で、まだ7~8億ぐらいと見積もる。10億には全然届いていないはず。まあ、この調子ならなんとか10億には載せたいですな。前作が11.3億だったので、ひょっとしたら近い値まで行けてしまうかも? 何気にTom氏の人気はさすがですな。
 9位:『聖の青春』が9日間でおそらく2~3億ぐらいと見積もる。かなりTV方面ではキャストを動員したプロモーションをしている印象だけれど、ちょっと数字的には弱いかも。先日はNHKでも村上棋士の番組をやってましたが、どうも動員につながってないような……。
 10位:『溺れるナイフ』が23日間合計で5~6億ぐらいと見積もる。出だしは結構良かった印象ですが、ちょっと元気なしでこの分だと10億に届かず、の見込みです。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 ところで、わたし的には、年末は『ROGUE ONE』で決まりなわけですが、実は今、さんざん劇場で予告を流している『本能寺ホテル』が気になって仕方ないのです。これって、原作あるのか? と思って調べてみたところ、どうも完全オリジナル脚本みたいですな。 オリジナル脚本なんて、東宝作品としては三谷幸喜作品以外では相当久しぶりなんじゃなかろうか? いや、そんなことないかな……どうだろう。
 もちろんわたしは綾瀬はるか嬢は可愛いと思ってますので、まあ綾瀬嬢観賞ムービーになっても構わないわけですが、それよりもですね、基本プロットが、なんとなくわたしが世界で最も好きな作家、Stephen King先生の『11/22/63』に若干似ているような気がしてならないのです。いや、まあ、似てるのはタイムスリップするところだけかもしれないのですが、実に気になる映画として、大変期待をしております。

 というわけで、結論。
 まずは『ファンタビ』が上々の滑り出しで、どこまで伸びるか期待しつつ、『君の名』も200億は確実ということでまあ大方の予想通りの週末だったと言えそうです。 
 しかし、本当に『この世界の片隅に』は良かったですよ。キャラクターも大変魅力的だし、思った以上に、主人公の「すず」さん を演じた能年玲奈ちゃんこと「のん」さんの声はぴったりだったように思います。原作コミックを読んでから、もう一度観に行ってもいいかも、とさえ思ってます。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、数カ月ごと恒例の『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』の第4話を観てきましたが、しかし新宿ピカデリーはいつ行っても混雑がひどくてたまらないすね。わたしとしてはなるべく行きたくない映画館の筆頭ですが、構造上、客の動線がひどいよね……。そして全く商売する気のないストアも、必ずパンフレットを買うオタク野郎としては、イラッとするんすよね……。まあ、今後もなるべく行かないつもりです。でも、『THE ORIGIN』は最高に面白かったですね。とにかくハイクオリティで、かつてガンダムやガンプラに夢中になったことのある40代のおっさんが一番興奮すると思います。まさしくわたし自身がそうなんですけどね。
 
  さてと。それではいつもの週末興行数値を興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『君の名は。』が13週目で今週も1位キープ。累計で189.8億まで積んだそうで、ほんの少し190億に届かずだった模様。どこまで行くのやら、さっぱりもう予測不能な域に達してますな。まだまだ上映スクリーン数、上映回数も多いですが、来週以降はちょっと良くわからないです。
 2位:『ミュージアム』が9日間合計で6~7億円ほどではないかと見積もる。ワーナー配給ですが、この分なら10億楽勝、15億も届きそう、20億はまだなんとも、ぐらいの進展でしょうか。
 3位:『ジャック・リーチャー:Never Go Back』が10日間合計で、こちらは5~6億ほどかな……と見積もる。こちらは、まだ10億に届くかどうか、微妙ラインでしょうか。なんとか大丈夫、かな……どうだろう。あさって23日から始まる『ファンタスティック・ビースト』に洋画客を奪われなければいいのですが、どうでしょう、客層が違うかなあ……?
 4位:『デスノート Light up the NEW world』が23日間合計で17~18億ぐらいと見積もる。もうチョイ上かな? 先週書いた通り、わたしのDEATH NOTE熱はジャンプ連載終了で終わっているので、ほぼ興味なし。
 5位:『聖の青春』が公開土日で1億届いていないと思う。0.7~0.9億ぐらいか? わたしは全く将棋界に詳しくないというか無知なので、羽生名人(という称号でお呼びしていいのかすらわかってない)に本作の主人公のようなライバルがいたことは知らなかったです。しかも若くして亡くなっているとは……。大変興味アリなので、観る可能性大です。
 6位:『インフェルノ』が23日間合計で 12~13億ぐらい、と見積もる。過去のラングトン教授シリーズと比べると、興行成績的にはだいぶ落ちる感じでしょうか(『天使と悪魔』は2009年公開で最終33.5億)。しかし世界は我々一般人の全く知らないところで、いろいろな危機に出遭っているものですなあ。
 7位:『溺れるナイフ』が16日間合計で5億届いたかどうかぐらいと見積もる。毎回ランク下位の数字の読みが難しいわけで……あまり自信なしです(言い訳)。
 8位:『魔法使いプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』が23日間合計で 5~6億ぐらいと見積もる。うん、やっぱり去年の秋キュアより数字的良さそうな展開ですな。
 8位:『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN IV 運命の前夜』が公開土日で0.5億チョイだと思う。まあ、シリーズ的には毎回同じような初動ですね。要するに固定客がっちりということ、と言えそうです。わたしもその一人ですが、確かに、やたらと年齢層高めのおっさん主体の客の入りでした。まあ、そりゃそうなるわな。なお、「運命の前夜」というのは、今回ラストでとうとうジオン独立&宣戦布告となるわけで、1年戦争前夜、ってことだと思います。大変面白いすよ。基本的には原作コミック通りです。(12)巻の終わりまで、かな。ちなみに次の第5話は、来年の秋だそうで、1年後のようです。
 10位:『この世界の片隅に』が9日間で1.6億ほどだそうです。やたらと評価は高いようですな。わたしも来週あたり観に行ってみようかと存じます。上映規模が小さいのでちょっと気の毒というか、埋もれてしまってる印象ですね。

 しかし3週目であっさりランク外になった『ボクの妻と結婚してください』は5億も行ってないでしょうなあ。厳しいですね、とても。『シン・ゴジ』は別格として、今年の邦画の、実写映画で一番稼いだのは何だろうな……『信長協奏曲』かな? あれが確か45~47億ぐらいだったと思うけれど、それ以外は、ホント厳しい一年になったと言えそうです。東宝もまた、このままだとアニメ屋になっちまいそうですな。あ、前からそうか。忘れてた。

 というわけで、結論。
 今週も『君の名』が1位をキープ。果たして来週以降の上映規模はどうなんでしょうな。それ次第で、数字に変化が出てくるかもしれませんが、いずれにせよ、来週の1位は『ファンタスティックビースト』なんでしょうな。わたしもたぶん初日に観に行きます。それにしても字幕&3D版の上映劇場が少なくて困りますな。 以上。 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、3本映画を観ました。『手紙は憶えている』『ジャック・リーチャー』『インフェルノ』の3本です。TOHOシネマズの1カ月フリーパスポートをゲットしたので、ホントはもっと見ようと思ったものの、それなりにわたしもやることがあるのでその3本しか観られなかったす。一番面白かったのは『手紙は憶えている』かな。素晴らしい脚本でした。驚きのラストにマジで打ちのめされました。『手紙は憶えている』『ジャック・リーチャー』はレビュー済みですが、『インフェルノ』のレビューは明日書きます。
 そして、東宝・松竹・東映の中間決算が出ていますので、それについて少しコメントしておきます。今回は冒頭にもう書いてしまおう。つーかですね、東宝と松竹は2月決算なので、中間期は8月末なわけで、とっくに数字は出ていたのですが、東映が一般的な3月決算なので、ズレるんすよね。今後はもう、合わせないで、出た段階で数字チェックしようと思います。
 ◆東宝2017年2月期第2四半期決算(2016/03/01~2016/08/31)
 売  上:114,983百万(対前年92.8%)
 営業利益: 24,403百万(対前年100.3%)
 減収増益。はっきり言って実写は『シン・ゴジ』ぐらい。そしてアニメは絶好調。春の『コナン』君大ヒットも記憶に新しいですな。まあ、『シン・ゴジ』や『君の名』が決算に大きく寄与するのは9月以降なので、通期での業績見込みは、この中間決算開示と同時に上方修正をしていて、増収増益を発表してます。下期は、年末の『海賊と呼ばれた男』がどのくらい行くかがカギでしょうか。一応安泰、です。
 ◆松竹2017年2月期第2四半期決算(2016/03/01~2016/08/31)
 売  上:47,819百万(対前年100.0%)
 営業利益:  4,168百万(対前年  91.0%)
 微増収減益。松竹はヒット作が立て続けに出たので(『家族はつらいよ』『利息でござる』『植物物語』『HiGH &LOW』)、確実に増収増益だろ、と思ってたのに、そうでもなかったですね。前年の前半は『ラブライブ』が大きな貢献をしただけだと思ってました。なので、あれ、そうなんだ、と決算短信を読み込んでみると、セグメントで観た時、映画事業は増収減益ですが演劇がちょっとだけ大きめの減収減益のようですな。良いことしか書いていないので、演劇事業の減収減益の要因は全く書かれてませんが、南座の休館(耐震工事中)なんかが響いたのかもしれません。通期の業績見込みは増収減益の予定。しかし減益の度合いが大きくて、何か費用のかかることがあるのか、正直良く分かりません。営業利益率が3社で一番低いのも気になります。でも、『聲の形』の大ヒットは織り込んでない通期見込みだと思うな。どうなんだろ?
 ◆東映2017年3月期(2016/04/01~2016/09/30)
 売  上:63,168百万(対前年102.0%)
 営業利益:  8,924百万(対前年90.0%)
 増収減益。ヒット作がONEPIECE以外なかった東映が増収とは、わたし的にはやや驚き。まったく株価に影響していないのが笑えますが、増収の要因として、一応は『ONE PIECE FILM GOLD』の大ヒットや「連結子会社の上方修正」なんかが挙げられています。この連結子会社とはもちろん東映アニメーション株式会社のことで、どうやらアプリゲーム向けライセンス収入や、海外版権、グッズ販売でがっぽり売上が入ったようですな。さすが、こういう時にIPをいっぱい持ってると助かりますね。資料を見ると、未だに『聖闘士聖矢』なんかは、主に海外で年間数億の売上をたたき出してるんですよ。しかし東映の実写映画は全く売れてないのに、アニメパワーは凄いですね。文芸や雑誌は全く売れてないけど、コミックやラノベがきっちり支える、的などっかの出版社みたいですな。

 とまあ、そんな中間決算だったそうです。相変わらず東宝1強ですな。
 さてと。それではいつもの週末興行数値を興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『君の名は。』が再び連続1位。累計で184.9まで積んでいるそうです。もう、上映が続く限り、ずっとランキングに居座りそうですな。いつまでどのくらいの規模での上映となるか、それが分からないので予想しようがありません。
 2位:『ミュージアム』が初登場2位。公開土日で2.44億円ほどだったそうです。10億はまず行けそうなスタートです。わたしは原作コミック未読なのでよく知りませんが、映画はなかなか面白そうですな。現在フリーパスポートがあるので、とりあえず見ようとは思ってます。タダで。わたしは何気に小栗氏の芝居が結構好きかも。
 3位:『ジャック・リーチャー:Never Go Back』が公開土日で1.9億ほど。金曜公開なので、3日間合計で2.5億ぐらいと予想。土曜日に観て来ました。なんか、ちょっとキャラが変わったか? というような、今回は結構しゃべります。そして一匹狼が女子二人を連れての逃避行なので、少し前作と雰囲気が変わったように思います。前作は公開土日で2.27億→最終11.3億だったので、今回10億ギリギリあたりのような気がします。
 4位:『デスノート Light up the NEW world』が公開16日間で15~16億ぐらいと見積もる。わたしのDEATH NOTE熱はジャンプ連載終了で終わっているので、ほぼ興味なし。
 5位:『インフェルノ』が17日間で10~11億チョイぐらい、と見積もる。やっと観て来ました。明日レビューを書く予定です。ちょっとね……人類半分抹殺計画……正確には人口半減計画か。よく考えると相当中2病ですなあ……。映画シリーズとしては前作になる『天使と悪魔』は2009年公開で最終33.5億。意外と随分前すね。まあ、今回は20億に届くかどうか、というところでしょうか。
 6位:『溺れるナイフ』が公開9日間で3億ほどと見積もる。これは難しい。もうチョイ下かもしれないし上かもしれない。わたし的に菅田君は、「仮面ライダーW」のフィリップなんですが、ホントにここのところ売れっ子っすね。
 7位:『魔法使いプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』が17日間合計で5~6億ぐらいと見積もる。去年の秋キュアより数字がいいのでは? やっぱりシリーズごとの人気ってのがあるんでしょうなあ。
 8位:『ボクの妻と結婚してください』が9日間合計で3億に届いていない可能性があると思う。厳しいすね……非常に厳しい興行だと思います。
 9位:『オケ老人!』が公開土日で1億行ってないようですね……このランキング位置からすると0.5億も行ってないのかもしれない。あ、金曜公開だから、3日間で0.5億ぐらいかな。観たら絶対面白い、ような気がするのだが……。よし、杏ちゃん応援のために観に行こう!! わたし、杏ちゃんの声が大好きっす。
 10位:『この世界の片隅に』が公開土日でこちらも0.5億に届いていない可能性が……厳しいすね。いろんなところで、能年玲奈ちゃんこと「のん」ちゃん叩きの記事が出てますが、そんないじめたって仕方なかろうに……。叩かれる理由があるんすかねえ……誰がどう見ても、可愛い娘さんなんだけどなあ……。映画の評価は高いようですな。負けずに頑張れ!!

 とまあ、こんな週末興行だったようです。

 土日の映画館は、わたしがみかけた中で一番お客さんが多かったのは『この世界の片隅に』だったので、もっと上位で稼いでいるのかと思ってましたが、今公式サイトで上映劇場の数を数えてみたところ、今現在63スクリーンのようですね。うーん、従来のコアアニメとしては標準、だけど一般アニメとしてはちょっと少ないですね。なんというか……ほんと、ノンちゃんには頑張っていただきたいと存じます。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、宝塚歌劇を観に行ったり部屋掃除したりで、また映画を観ない週末でした。先週、ちょっくら台湾に行ってきた時に、往復の飛行機の中で、超今さらながら『シン・ゴジラ』と『君の名は』をやっと観ました。まあ、台湾までは行きが3時間半、帰りは2時間半の搭乗時間なので、映画を一本観てうつらうつらしてるともう到着しちゃいますな。そして台湾で観た『DOCTOR STRANGE』は、マジ最高でした。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が大方の予想通り(?)1位を奪還。これでもう、累計179.69億まで積んだそうです。何がそこまでヒットさせたのか? これは相当難しい問題です。正直わたしにはさっぱり分かりません。台湾でも非常にお客さんは入ってる様子でした。平日の夕方、シネコンのチケット販売機でチェックしたところ、最前列の5席ぐらいしか空いてなかったっす。そして飛行機内でも、わたしのような40代のおっさんが、わたしの席から見た限り4人ぐらい、この映画を観てたっすね。
 2位『デスノート Light up the NEW world』が公開9日間で12~13億ぐらいでしょうか。ちょっと数字の読みが難しいすね。どうだろう。ところで、台北市内でこんなの見かけました。
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 『死亡筆記本』……いや、まあ、確かにそうなんすけど……台湾は漢字が我々日本人にも読める漢字(繁体字)なので、結構意味が理解出来て面白いすな。ちなみにわたしが観に行った『DORCOTR STRANGE』は、台湾では『奇異博士』です。いや、ええ、まあそうなんすけど……なんか愉快っすね。
 3位:『インフェルノ』が10日間で7~8億ぐらいだろうか……もうチョイ行ったかも。まだ観てないですが、なるべく早く観に行く所存であります。ちなみに台湾では『地獄』ってタイトルでした。そのまんまですね。
 4位:『溺れるナイフ』が公開土日で1.05億ほど稼いだそうです。この出足だと、10億は狙えるか微妙ラインでしょうか。上映館数が少ないので今度の動向次第ですが、かなり読みが難しいところです。コミック原作モノですが、残念ながらわたしは原作未読です。しかし、高校生で「一生ぶん、恋をした」って、10年後にも言えることなんすかねえ……まだまだ人生長いと思うのだが……そして人は忘れる生き物なんすけどね……。ま、おっさん的には観に行く予定はないです。
 5位:『魔法使いプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』が9日間合計で3~4億ぐらいではないかと推測します。去年の秋キュアよりもちょっとだけ上かも。去年の秋キュアは、2週目終わりで3億ちょうどぐらいだったはずなので。
 6位:『ボクの妻と結婚してください』が公開土日で1億稼げなかったようですね。これはまたちょっとキビシイですね……10億は届かないでしょうな……。舞台化&ドラマ化済みのこの映画、予告で観た限りわたしの会社のすぐそばでロケした部分があるようで、毎日通りかかる場所が出ててなんか親近感があります。観たいのですが、行けるかな……。
 7位:『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が9日間合計で3億に届いたかどうかぐらいと見積もる。まあ12年ぶりの続編なので、シリーズを観てきた方は思い入れもあるでしょうな。わたしはないですが。2001年公開の1作目が日本では21.4億、2005年日本公開の2作目が日本国内興行13.0億と人気のシリーズですが、今回はちょっと厳しそうです。
 8位:『何者』が23日間で8~9億ほどと見積もる。これは10億まであとちょっとだけど、超微妙なラインかも。なんとか10億は超えてほしいところです。
 9位:『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が16日間で5億ぐらいと見積もる。原作はまだ連載中でしたっけ? 最初の方しか読んでないので、今どうなっているのか、もう全然わからないです。
 10位:『HiGH & LOW THE RED RAIN』がTOP10返り咲きで、公開から30日間でおそらく10億に乗ったのではないかと思います。先週の段階で9.3億ほどだったようですので。やっぱり人気がすごいですなあ。素晴らしいと思います。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 結局『スター・トレックBEYOND』は3週目にしてTOP10から外れてしまったわけで、この分だと10億はもう事実上無理、でしょう。本当に洋画が売れないですなあ。 そういう状況なので、たとえ全世界的にヒットをかっ飛ばしているMARVELヒーロー作品でも、日本での公開は先送りされちゃうわけで、わたしとしては大変残念です。これは良い悪いの問題ではないです。ただ、あくまでわたしにとって残念なだけで。そして、このままの方向性で、邦画の未来が明るいとは到底思えないわけで、例えば技術としてのCGなんかも、もっともっと発展する余地があると思うけどな。邦画は。だいたい、CGで世界一の技術が日本じゃないのが大変残念です。と、『DOCTOR STRANGE』の映像を観ながら思いました。まあ、とにかくスゲエっすよ。ありゃあ、絶対今の日本じゃ無理っすね。

 というわけで、どうでもいいことまで書いてしまったけれど結論。
 『君の名』が今週は1位を奪還!! 凄いすねホントに。 もう完全にわたしの予想を超えてグイグイ伸びております。200億……行っちゃいそうだなぁ……。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、わたしは何も映画に行きませんでした。ホントは『インフェルノ』を観に行こうかな、と思ったものの、なんとなく家でグダグダしてしまいました。なお、先週『スター・トレックBEYOND』を観に行ってきましたので、いつものわたしのどうでもいいレビューは10/28付けの記事をどうぞ。
 ところで、わたしは明後日水曜日からちょっくら台湾へ映画を観に行ってきます。今、わたしが一日も早く観たくてたまらない映画『DOCTOR STRANGE』を観て来ます。ディズニーさんよぉ……来年まで待てねーんだよ!! という気合一発、気が付いたら航空券の予約をしていたわたしですが、ほかに特に用事も行きたいところもなく、とりあえず4年ぶりの台北市内をぶらついてきます。猫カフェでも行ってみようかしらん……。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『デスノート Light up the NEW world』が1位を奪取!!! 公開土日で4.59億稼いだ模様です。この出だしなら、20億は楽勝コースだろうか? とうとう『君の名』の1位陥落です。わたしは全く興味がなかったので、いやびっくりした。どう考えてもわたしのようなおっさんが観に行く映画ではないと思うので、まあ、逆に若者が映画館へ行ってくれたことは喜ばしいことだと思うことにします。一応、原作はジャンプ連載時にすべて読んでいますが……ライトもLもいないデスノート……面白いのかなあ……ま、売れて良かったすね。
 2位:『君の名は。』が9週連続1位。累計で170億を超えたあたりだと思います。やっぱり、わたしが計算した予想値よりも若干上回るペースですね。すげえっす。
 3位:『インフェルノ』が公開土日で2.66億稼いだそうです。金曜公開なので、3日間だと3.5億ぐらいかなあ……。この分なら15億ぐらいは望めそうですね。わたし的には、ラングトン教授よりも、今回のヒロイン(?)を演じるフェリシティ・ジョーンズ嬢に大変興味ありです。12月公開の『ROUGE ONE』の主役を張る彼女をちょっとチェックしておきたいすね。なんか、声がちょっと高くて可愛らしい声ですな。May the Force Be With Us!! と可愛い声で言う彼女は、大変良いと思います。わたしが『インフェルノ』を観るのはたぶん来週かなあ……。間違いなく観ると思います。
 4位:『魔法使いプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』が公開土日で1.5~1.8億ぐらいじゃなかろうか。毎年恒例の「秋キュア」すね。ま、例年、3週間ぐらいでランクから消えてしまいますが、今年はどうなんでしょうか。ここ数年、若干パワーダウン気味ですが……。
 5位:『何者』が16日間で6~7億ほどでしょうか? 予想よりも粘った印象。15億は無理にしても、10億なら届……きそうですね。ホント、小説原作映画やTVドラマ派生映画が厳しい世の中になったもんですなあ。
 6位:『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』が公開土日で1億行ったかどうか、数千万なあたりでしょうか。サーセン、ほぼ興味ないっす。10億は届かないかな……。
 7位:『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が公開9日間合計で3~4億程度と見積もる。9月公開の『Part3』と比べると、若干下回る感じです。最終10億には微妙に届かずなラインでしょうか。
 8位:『金メダル男』が9日間で2~3億届いたかどうかぐらいと見積もる。数字的にはもう一声欲しいところでしょうか。この分だと10億に若干届かずか。
 9位:『スター・トレックBEYOND』が10日間でやっぱり3億チョイぐらいでしょうね……たぶん。わたしは平日の夜に観に行きましたが、意外とガラガラではなかったす。これだけ世界的な人気を誇るIPが、日本ではこの状況というのは、残念ですなあ……。
  10位『映画 聲の形』が44日間で20億は突破したそうですね。松竹的にはもう大ヒット御礼でしょうな。素晴らしいと思います。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 しかし上にも書きましたが、このところTVドラマからの映画化や、ベストセラー小説の映画化、がなんだか苦戦しているような印象ですね。と書いてみて、そういや最近、あまり「ベストセラー小説」自体が少ねえのかも、ということに気が付きました。TVドラマも視聴率厳しいし。まあ、年末の『海賊と呼ばれた男』はきっちりヒットするとは思いますが、もしこの作品が30億もいかないような事態になるとすると、相当深刻というか、時代の変化を感じてしまいますね。果たしてどうなるか……あっさり50億を超えるようなスーパー大ヒットになるのかな…… 年末ぎりぎりの公開というタイミングも、吉と出るのかどうか、気になります。もうチョイ早いと、『ROUGE ONE』と重なっちゃうし、非常に難しいですな。まあ、客層は被らない……いや、やっぱり被るんでしょうね。というわけで、わたし的には『海賊と呼ばれた男』がどういう興行成績となるのかが、興収ウォッチャーとしては一番興味があります。
 あと、どうでもいいですが、ディズニー様……どうして『DOCTOR STRAMGE』の日本公開をそんなに遅らせたんですか……。『ROUGE ONE』と重なるからですか!? わたしは台湾で一足先に観てきますけど……高くついたなあ……。まあ、いいや。 

 というわけで、結論。
 今週はとうとう『君の名』が2位に。代わって1位は『デスノート』でした。あれからもう10年。ほんと、年を取りましたなあ……。以上。 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、わたしは『スタートレック』を観に行くつもりが、直前に気を変えて「午前十時の映画祭」で『七人の侍』を観て来ました。いや、土曜に行こうとしたらほぼ完売でいい席がなく、日曜にしたんですけどね。もう何度目の鑑賞か覚えてませんが、何度見ても最高ですね。そして4K修復のリマスターも、かなりきれいになっていました。ゴミや傷のような、画像上のノイズはほぼゼロ。白黒のコントラストもかなりパキッとしていて、非常に手のかかる作業だったようですが素晴らしい修復だと思いました。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が9週連続1位。累計で164.1億まで積んだようです。先週わたしが計算した予想値よりもちょっとだけ上回るペース。ホントすげえなあ……。
 2位:『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』が公開土日で1.41億ほど稼いで2位。ええと、これは、9月公開の「Part3」よりほんのちょっとだけ下回る数字。まあ、ほぼ同額です。
 3位:『何者』が9日間で4~5億ほどでしょうか? もうチョイ上かも。正直数字的にはちょっとキビシイと思われます。この分では10億は超えるにしても、15億は難しいラインかもしれません。
 4位:『スター・トレックBEYOND』が土日で1億チョイだったんでしょうね。金曜公開なので、3日間だと2億を超えたかどうかぐらいかな……JJエイブラムス氏による新生スタートレックは、わたしは2作とも大好きですが、今回の新作はどうなのかな……今週、平日夜に観てこようかと存じます。チェコフを演じたAnton Yelchin君が若くして事故で亡くなってしまったのが実に残念ですな……。
 5位:『金メダル男』が公開土日で1億届いたかどうかぐらいではなかろうか。面白そうなんだよな……結構見たいと思ってます。ShowGate配給にしては、213スクリーンかな、かなり営業頑張ったと言えそうな公開スクリーン数ですな。10億円超えたら大ヒットだと思うけど、チョイ届かないかな……。
 6位:『ジェイソン・ボーン』が17日間で累計11~12億ほどでしょうか? 2007年公開の前作『ボーン・アルティメイタム』が最終16.5億ほど。そこまで行けるかどうか、まさしく微妙ラインの模様。
 7位:『HiGH & LOW THE RED RAIN』が16日間合計で7~8億ぐらいだろうか。7月公開の『The Movie』は20億を超えたようだが、本作はちょっとそこまで届きそうにない。15億に届くかどうか微妙な情勢。
 8位:『映画 聲の形』が37日間で18~19億ぐらい、と見積もる。すごい数字です。
 9位:『ハドソン川の奇跡』が30日間合計で、12~13億ぐらい、と予想。当初予測の15億はかなり微妙でギリギリラインと見込むが、どうでしょう……?
 10位:『GANTZ:O』が9日間で2億弱というあたりだと予想。なんで今、GANTZなのか良く分かりませんが、数字的にはあまり良くありません。

 とまあ、こんな週末だったようです。  

 しかし、先々週公開になったばかりの『グッドモーニングショー』(東宝)や、福山雅治氏の『SCOOP』(東宝)、本木雅弘氏の『永い言い訳』(アスミックA)などがランキングから消えてしまったのは残念ですなあ……どれも10億に届かないで終わってしまう情勢です。これは本当に厳しい……。

 というわけで、結論。
 『君の名』が9週連続1位。これは、『ハウルの動く城』(2004年・最終196億)、『アバター』(2009年・最終興収156億円)の2作品に並ぶ歴代1位タイ記録だそうです。そうか、もう累計で『アバター』を超えてるわけか。すっげえなあホントに。累計興行値は、ややわたしの予想よりいいペースなので、まあ、180億は届いちゃうんじゃないでしょうか。まったくもって予想外。ほんとすげえや。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データですが、今回はおまけとして、『君の名』のグラフやらをせっせと作ってみたのですが……うーん、あまりぱっとしたものにならなかったかも。
 なので、今週はまずランキングをざっとまとめて、後半で『君の名』のこれまでの推移と今後の予測(テキトーです)を、グラフなどを用いて記録に残しておきたい所存です。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が8週連続1位。累計で154億まで積んだようです。今後の動向など、詳しくは下の方で書いてみますので、グ―――ッとスクロールしてください。
 2位:『何者』が公開土日で1.82億稼いだそうです。元・東宝社員の朝井リョウ先生が直木賞を受賞した作品。残念ながら全く興味なしなので特に書くことがないす。たぶん、期待した数字よりかなり控えめ、だと思う。根拠はありませんが。この分だと、15億は厳しそうかも。
 3位:『ジェイソン・ボーン』が10日間で累計8~9億ほどでしょうか? 先週も書いた通り2007年公開の前作『ボーン・アルティメイタム』が最終16.5億ほど。そこまで行けるかどうか、微妙ラインでしょうか。今のところ、悪い数字ではないと言えそうな気がします。
 4位:『HiGH & LOW THE RED RAIN』が9日間合計で5~6億ぐらいかな、と予想。もうチョイ上かな? これも先週も書きましたが。7月公開の『The Movie』は結局20億を超えたらしいけれど、若干数字的には前作を下回る。15億に届くかどうか……まあ、届くのかな。この作品は、物販がどのくらい稼いでいるのか知りたいですなあ……。
 5位:『映画 聲の形』が30日間で17~18億あたりと見積もる。これはもうホントに大ヒットです。4位の『HiGH&LOW』もこの作品も松竹配給。今年の松竹は素晴らしいですね。株価もジリジリと上昇中です(※自分用メモ:松竹の証券コード9601)。
 6位:『GANTZ:O』が公開土日で1億弱、だろうか? フルCGによるアニメーション。実写映画もTVアニメもとっくにやったわけで、なんでまた今、『GANTZ』なのか、わたしは良く分かってませんが、何か理由があるんでしたっけ? 勉強不足でちょっと分かってません。
 7位:『ハドソン川の奇跡』が23日間合計で、11~12億ぐらい、と予想。当初予測の15億は何とかなりそうか……? この数字は、たぶん十分ヒットです。
 8位:『グッドモーニングショー』が公開9日間で2~3億ぐらいと見積もる。やっぱり、最終的に10億超は難しいかも……。
 9位:『SCOOP』が16日間で5億~6億ほどだろうか? もうチョイ行ってるか?この分では10億は超える……かどうか、ぐらいかも?
 10位:『永い言い訳』が公開土日で0.3~0.5億ぐらい? だろうか。金曜日公開なので、3日間合計では0.4~0.6億ぐらいと予想。ちょっと情報がなくてかなり当てずっぽうです。わたしは観たいと思ってますが、上映スクリーンが少なくて……行けるかな……どうだろうか……。やはり、モックンこと本木雅弘氏はカッコイイし芝居も大変上質だと思います。これは劇場で観たい……!!

 とまあ、こんな週末だったようです。 

 さて。では、『君の名』のこれまでの推移と今後の予測をちょっと真面目に考えてみようと思います。まずは、確定している8週目までの推移です。一応、比較作品として、今夏大ヒットの『シン・ゴジ』もグラフ化してみます。
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 棒グラフが、毎週末の興行数値、折れ線グラフが累計値の推移です。
 (※青が『君の名』、グレーが『シン・ゴジ』です)
 (※『シン・ゴジ』は10Wで切っちゃいました)
 このグラフで分かること、というか、『君の名』で凄い点は、2~4週目の週末興行値が、最初の週末よりも伸びている点だ。『シン・ゴジ』のように、初週からだんだん落ちていくのがあくまで普通なのです。ここ最近で、初週よりも2週目3週目の週末興行値が伸びた例として、『ズートピア』なんかがありますが、『君の名』だって、いくら凄いとはいえ、2週目以降はそりゃ毎週落ちてきているように、「前週よりも伸びる」ということは、相当稀なわけですな。その例外が、お正月休みとGWとお盆の休み、ぐらいで、基本的には季節要因によって「前週を上回る」現象は起こるのが普通で、何もないのに「前週より伸びる」ことは非常にまれ、です。
 で、問題は前週からの「落ち率」と、累計値の「伸び率」になるわけですが、今度は数字として、表を作ってみたので、こちらをどうぞ。
◆週末興行値の減衰率
君の名 シンゴジ コナン ズートピア アナ雪
2W目週末 124.8% 86.4% 56.2% 114.3% 114.3%
3W目週末 97.7% 78.9% 82.8% 75.9% 101.0%
4W目週末 94.8% 89.3% 49.6% 118.7% 96.6%
5W目週末 80.1% 94.7% 65.8% 109.8% 99.0%
6W目週末 91.6% 87.9% 70.6% 87.0% 97.9%
7W目週末 88.7% 68.8% 73.9% 79.9% 87.6%
8W目週末 66.8% 90.7% 58.9% 81.1% 156.2%
9W目週末   50.3% 71.4% 70.4% 65.6%
10W目週末   88.2% 68.6% 85.7% 109.1%
11W目週末   69.5%   64.8% 86.8%
12W目週末   52.5%   89.3% 108.4%
↑これは要するに、上記グラフの、棒グラフ部分の落ち率、です。おまけとして、春に大ヒットした『名探偵コナン』『ズートピア』、それから『アナ雪』を入れてみた。前の週末の数字を100としたとき、週末興行はいくつで推移したか、という表です。ちなみに、『アナ雪』の8Wが急激に伸びたのは、GWの最初の週末です。
 そして↓こっちが・・・
◆累計値が、前週末からどれだけ増えたか、の割合。
君の名 シンゴジ コナン ズートピア アナ雪
1W→2W 303.0% 227.4% 208.9% 322.6% 305.3%
2W→3W 162.3% 157.3% 146.4% 207.7% 175.3%
3W→4W 135.8% 133.2% 136.7% 124.8% 146.0%
4W→5W 130.8% 117.6% 107.4% 122.0% 120.5%
5W→6W 115.1% 113.5% 104.8% 117.2% 115.5%
6W→7W 110.5% 109.1% 103.4% 113.2% 113.2%
7W→8W 108.5% 106.5% 102.3% 108.2% 120.7%
8W→9W   105.4% 101.4% 105.8% 116.5%
9W→10W   102.6% 101.0% 104.3% 108.5%
10W→11W   101.7%   102.8% 107.1%
 前の週までの累計値が、毎週どれだけ増えていったか、の数字なので、つまりこちらは、上記グラフの折れ線グラフの「傾き」に当たると言っていいかな(正確に言えば違うけど)。『君の名』や『アナ雪』なんかは、100億を超えているわけで、前の週の10%増し(=110%)となれば、10億の増加、になるわけで、母数が大きい方がこの数字は小さくなってもおかしくないのに、毎週毎週ぐいぐい伸びている(=折れ線グラフにすると「傾きが急」)のがよくわかると思う。

 以上を材料として、『君の名』が今後どれだけ伸びていくか、を推測したいのだが……もちろんのことながら正確に考えるには、「いつまで」「どのくらいの規模のスクリーン数で」「毎日何回」上映されるか、が重要な変数になってくるわけだけど、残念ながらその辺りはわたしにはさっぱり見当がつきません。
 ので、以下、かなりテキトーになってきます。結論から言うと、こんな感じかなあ? というのが次のグラフです。数字をあからさまにするのは外した時ダサいので、グラフの目盛りはあえて見せません。……うーん、それもカッコ悪いか……ま、いいや。
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 こう予測したのは、今後の推移の割合(累計値の増加率)に、『ズートピア』の数値をあてはめてパクったからで、当然こんな風にはいかないと思うけれど、まあ、だいだいこんなもん、ではないかと予測しました。
 (※青が『君の名』の確定部分、ピンクが『君の名』の今後の予測、オレンジが『ズートピア』の実績)
 たぶんこの予測は、それほど見当外れではない、と根拠なく思いますが、プラスマイナス5億ぐらいで落ち着くような気がします。
 ただ、この予想は、『ズートピア』のように12週程度であらかた公開スクリーンは縮小する、ことを前提にした予測です。
 しかし、既にいつも情報をコメントして下さる映画ファンさんからの情報にある通り、年末までのロングランが決定しているようなので、もうチョイ上、で最終決着するかもしれない。また一方では、今週の落ち込みがちょっと大きいので、少し甘めの展望かもしれないな……難しい……まあとりあえずは、現時点でわたしの予測は、<最低ラインで180億>としたいと思います。
 あれっ!? 結構真面目にめんどくさいことしたのに、なんか出てきた答えは、直感的にこんなもんだろう、と誰もが予想しそうな数字っすね。なんか意味なかったな……。ま、しょうがないか。そう出ちゃったんだから。

 というわけで、結論。
 『君の名』は8週が終わり154億まで積んできた。わたしの予想では、あと4週で180億ぐらいに行きそうだという結果になったのだが、どうだろうな……今週ちょっと大きめに落ちてしまったので、180億は行くとしても、もうちょっと時間がかかるのかな……うーーん……急に自信なくなってきた……。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データですが、昨日は祝日だったので本日火曜日の更新です。つーか、お天気がはっきりしなくてうっとおしいですなあ。スッキリ晴れてほしいものです。
 ま、そんなことはどうでもいいので、今週も、もう、さっさと本題に入りましょう。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が7週連続1位。累計で145.6億まで伸びているそうです。観客動員数も1,000万人を軽く突破し、まだまだ売れ続けている模様。先週の週末と比較して88%ぐらいの落ち、のようです。この落ちの少なさは、とてつもなくすごいことなのだが、果たしてその中で、2回目3回目の、初めてじゃないお客さん率はどのくらいなのだろうか……非常に気になるというか知りたいけど、これはデータ的には出しようがないか……各シネコンの会員情報の履歴ぐらいしかソースはないもんな……。
 2位:『ジェイソン・ボーン』が公開土日で3.45億ほど稼いだそうです。金曜公開だから3日間、そして昨日の祝日を入れた4日間で5億ぐらいは突破いしてるかもしれない。これなら、最終10億突破は間違いなさそう、だけど、15億は……どうだろう、微妙かな。前作『ボーン・アルティメイタム』が2007年公開で最終16.5億ほど。あれからもう9年経ってるんですなあ。はっきり言って、すっかり話を忘れてます、わたし。
 3位:『HiGH & LOW THE RED RAIN』が公開土日で2.98億ほどだったそうです。7月公開の『The Movie』は結局20億を超えたそうで、凄い人気ですね。今回も、ロングで売れていくのでしょうか。初動的には、前作の公開土日は4.27億稼いだので、その7割ほどということか。まあ、前作は夏休みに入る週末ということで、単純比較は難しいかも。ただ、それにしてもちょっと落ちが目立つような……。15億を超えるかどうか、というところかもしれません。でももっと行くのかな……自信ナシです。
 4位:『映画 聲の形』が23日間で15億は超えたあたりと見積もる。毎週書いてますが、スクリーン数が少ないのにこの数字はまぎれもなく大ヒット。松竹的には大変うれしいでしょうな。さすがは山田監督。京アニの天才と呼ばれるだけあります。全然関係ありませんが、大変可愛い方ですよ。
 5位:『グッドモーニングショー』が公開土日で1億チョイぐらいと見積もる。うーん、この初動だと、最終的に10億超えるかどうかかも。かなりキャストを動員したTVプロモーションも見かけたような気がしますが、数字的にもう一声欲しいところでしょうか。。。
 6位:『ハドソン川の奇跡』が16日間合計で、10億に届いたかどうか、ぐらいと予想。ちょっとキビシイか? 当初予測の15億はやや微妙な雲行きかも……大丈夫かな……。ちなみにUS本国では現状113M$と大ヒット中です。イーストウッド作品としては、今のところ3位になるのかな? 1位は『American Sniper』で350M$、2位は『Gran Trino』で148M&みたいすね。日本でももっと売れてほしいのですが……。
 7位:『SCOOP』が9日間で4億~5億ほどと見積もる。厳しい状況が続いているといわざるを得ないだろう。この分では10億は超える……だろうか? 超えたとしても15億は厳しい情勢。
 8位:『怒り』が23日間で。12億ほどと予想。もうチョイ行っているかも? こちらも依然として、興行数値としてはやや厳しめか。大人向けが苦戦していますなあ……。
 9位:『闇金ウシジマくんPart3』が16日間合計で7億ほどと予想。ランク圏内に残るということは、かなり頑張っていると言って良さそう。10億目指して頑張れ!!
 10位:『シン・ゴジラ』が74日合計で77~78億ぐらい? だろうか。この粘りはすごい。このままなら、80億に届く可能性も出てきたような気がするけれど、もうかなり上映回数も減っているので、非常に予測が難しいです……。

 とまあ、こんな週末だったようです。 

 ところで、わたしは先週「午前十時の映画祭」 を観に行ってきました。お目当ては、4K修復された黒澤明監督作品『生きる』です。映画オタクの方ならご存知のように、古い黒澤作品は、現存しているフィルムでは、映像もかなり荒れているし、とにかくセリフが聞き取れないような状態にあるわけですが(全部じゃないですけど)、今回の4Kリマスターはかなりクリアになっている印象です。もう、A日程の劇場ではこの週末から『七人の侍』も公開になっていて、わたしもTOHOシネマズ新宿に観に行こうかな、と思ったら、もう完売でした。びっくり。なので、2週間後のB日程の劇場へ観に行くつもりです。大変楽しみです。しかし……この「午前十時の映画祭」って、興行数値的にどうなんでしょうな。たまーに、数字が公開される作品もありますが、今回の『生きる』と『七人の侍』がどのくらい売り上げるのか、わたし、気になります!(古い)

 というわけで、結論。
 今週も『君の名』が1位。これで7週連続です。すげえなあ。 そして、そのあおりを受けているとは思えないけれど、邦画の実写作品が軒並み苦戦しているような……。年末に向けて、ビックタイトルというと……洋画では『ファンタスティック・ビースト』と『ローグワン』、そして邦画ではやっぱり『海賊と呼ばれた男』あたりでしょうか。でも、もう今年ナンバーワンは『君の名』で決まりっすね。ホントにすごいと思います。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週はようやく風邪も落ち着いたものの、月末で忙しかったすなあ。そんな中、夜イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』を観てきました。実はわたし、TOHOシネマズの「シネ・マイレージ」がかなり貯まっていて、大体2年に1回、「1か月フリーパスポート」をもらえるわけですが、現在ももらえるマイルが貯まっているものの、どのタイミングでパスポートをもらうべきか? が非常に難しくて、今回タダで観ようと思えば観られるのに、つい、お金を払って観ました。うーん、普段なら観ないけれど、タダなら観るか、というような映画の多いときにパスポートに交換しようと思いつつ……タイミングが難しい……。
 ま、そんなことはどうでもいいので、今週も、もう、さっさと本題に入りましょう。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が6週連続1位。すでに累計128億円突破だそうです。動員数は、900万人を超えたけどまだ1,000万人には達していない。ちなみに『ポニョ』が155億だったので、それはもう余裕で抜き去りそうですな。凄すぎて、言うことないす。この週末だけでも7.9億稼いだそうで、前週末比較で 91%ぐらい? 異様なほど落ち率が低いので、まだまだ稼ぎそうですね。すげえ。
 2位:『ハドソン川の奇跡』が9日間合計で、たぶん6~7億ぐらいは到達していると予想。当初予測の15億は行けそうな予感です。かなり頑張ってますね。上映時間は96分だったかな、結構短めです。というわけでわたしも観てきました。わたしは元々イーストウッド監督が大好きなので、もう大満足です。ただし、それほど感動するとか、超最高、というものではなく、イーストウッド監督らしい、醒めた視点のカメラが印象的でした。大人にはお勧めです。
 3位:『映画 聲の形』が16日間で12億~13億ぐらいと見積もる。何度も言ってますが、スクリーン数が少ないのにこの数字は大ヒットですね。もう15億は余裕で超えるでしょう。ひょっとしたらもう、15億近くまで稼いでいるかも。いやそこまではまだ行ってないかな。自信なしです。
 4位:『SCOOP』が公開土日で1.56億だそうで、これは数字的にはちょっと物足りないと関係者は思っているはずだと思う。このペースでは、10億超えるのが精いっぱいかも。15億はちょっと壁になるか。ほぼ興味なし。
 5位:『怒り』が16日間で。10億には届いたかな、と予想。もうチョイ行ったか? いずれにせよ、依然、興行数値としてはやや厳しめでしょうか。
 6位:『闇金ウシジマくんPart3』が9日間合計で5億届いたかどうかぐらい? と予想。まあ、あまり興味なし。原作コミックは1巻しか読んでいません……。
 7位:『シン・ゴジラ』が67日合計で……今週も難しいな……75~76億ぐらい? だと思います。新宿TOHOではふたたびIMAX上映もやってるようですが、21時台の回だからなあ……。さっき、今日のチケット販売状況を見たところ。1/3ぐらいの入りですな。IMAXだからレイト扱いもないんだろうな……。
 8位:『四月は君の嘘』が16日間合計で12億ぐらい? と予想。原作漫画も読んでいないので、全然詳しくないので書くことなしです……。
 9位:『真田十勇士』が9日間合計で4~5億ぐらい? と予想。NHK大河の『真田丸』は、現在、信繁こと幸村はまだ高野山の九度山に蟄居中。どうやら来週から大坂の陣へ向けて大きく話が動きそうですよ。
 10位:『アングリーバード』が公開土日で1億程度、じゃないでしょうか。アプリゲームでおなじみの怒れる鳥野郎ですが、わたし的にはむしろよく日本で公開したな、と思うぐらいです。まあ、どういう客層なのか想像がつかないですが、やっぱりちびっ子向けなんでしょうか? 面白いんすかね? WOWOWで放送されたら観てみますわ。

 とまあ、こんな週末だったようです。 
 そういえば先週は、『JOJO』でおなじみの『ジョジョの奇妙な冒険Part4』の実写映画制作発表がなされましたな。わたしも連載開始からずっと読んでいるし、紙で単行本全巻持っているのに電子書籍でも全巻買ってしまったほどなので、いわゆる『JOJO』好きであるのは間違いないわけです。おまけにわたしは「第4部」の「杜王町篇」が大好きなので、ニュースを見て、な、なんだってーーーー!? とびっくりしたわけですが……どうなんでしょうなあ……まあ、一つだけ言うとしたら、承太郎を演じる伊勢谷友介氏はきっと相当カッコいいでしょうな。しかしあの帽子と髪が一体化している状態がどうなるのか、そこだけ観たいすね。それ以外は……まあ、別に……WOWOWで観れば十分かな……。
 というわけで、結論。 
 『君の名』のヒットは依然継続中。150億越えはもう見えた。どこまで伸びるか毎週要チェックですね。そして、意外と早くランクから消えてしまった『超高速!参勤交代リターンズ』が最終的にどのくらいになるかが気になります。まだ10億超えたどうかぐらいだと思うから、前作越えはもはや厳しいかなあ……どうでしょう……。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週は久しぶりに風邪をひいてぶっ倒れたわたしですが、会社の引っ越しなんかもあってもうバタバタでぜんぜんBlogを書くことができず、いただいたコメントにも返事ができず本当にすみません。
 で、映画興行の世界は、もう各メディアで報道されている通り、『君の名』は余裕で100億円を突破しました。公開28日目での100億突破は、ここ5年では最速ペースで、いつも情報をいただいている映画ファンさんのコメントによると、どうやら同日数で歴代2位タイ(1位は『千と千尋』の25日間、2位タイが『ハリーポッター』の1作目)、の売れ方です。すげえなあ……本当にもう手放しで賞賛せざるを得ませんね。
 今週も、もう、さっさと本題に入りましょう。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が5週連続1位。いつも情報をいただいている映画ファンさんの予想通り、どうやらもうこの土日すぎで111億を超えたとのこと。動員数も850万人突破だそうで、こりゃあ1,000万人突破も視野に入って来てますね。この、1,000万人という数字がどういうことか、総務省統計局のデータを見ながら理解したいので、ちょっとこの表を見てください。元データはhttp://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201609.pdfに5歳刻みであります。
総務省統計局による、2016年9月1日の推定人口
0~9歳 536万人 510万人 1,046万人
10~14歳 282万人 269万人 552万人
15~19歳 306万人 291万人 597万人
20~24歳 323万人 303万人 625万人
25~29歳 330万人 312万人 642万人
30~34歳 368万人 354万人 720万人
35~39歳 409万人 398万人 807万人
40~44歳 490万人 478万人 969万人
45~49歳 464万人 456万人 920万人
50~54歳 396万人 394万人 790万人
55~59歳 374万人 378万人 752万人
60歳以上 1,898万人 2,375万人 4,271万人
合計 6,173万人 6,518万人 12,692万人
 何歳から何歳までを対象とすべきかは、はっきり言ってよくわからないけれど、仮に、10歳から44歳までを対象とすると、その年代の総人口は4,912万人となるわけで、つまり、約5人に1人は観ているということになる。
 もちろん、リピートで観賞している方も多いだろうし、もっと年齢高めの人々も観ているだろうから、もっと薄まるけれど、それでも確実に、10人に1人以上観ているとは言えそうな気がします。
 これって、相当凄いことですよ。きっと、中高生、大学生レベルなら、全く根拠はないけれど3人に1人レベルで観ているんじゃなかろうか。これはもう完全に社会現象と言っていいんだろうと思います。
 しかしこうしてみると、今の日本には、10代の少年少女は1,149万人、20代の若者は1,267万人しかいないんですなあ。大丈夫かこの国は……。数字で改めて事実を認識すると、やっぱりおっかないすね。結論はとりあえずないですが、とにかくすげえ、ってことは確定的に明らかだと思います。
 2位:『ハドソン川の奇跡』が公開土日で2.25億円稼いで2位に。わたしも観に行くつもりでしたが、風邪でぶっ倒れて行けませんでした……明日あたり、帰りに観てこようかと思ってます。イーストウッド作品としては、『アメリカン・スナイパー』が公開土日3.3億→最終22.5億だったので、まあ、15億ぐらい、という感じでしょうか。 
 3位:『映画 聲の形』が9日間で8億~9億ぐらいと見積もる。スクリーン数が少ないのにこの数字は大健闘だと思います。15億は超えてきそうですね。
 4位:『闇金ウシジマくんPart3』が公開土日で1.5億ほどと予想。あ、この映画は9/22公開だからもう4日間経ってますね。累計だと3億弱というところでしょうか……? いずれにせよ、スタートとしては、第1作、第2作目より若干いい、という数字だと思いますが、最終的には10億届くかどうかというところでしょうか。良くわからないのですが、『完結編』が10月公開なんすね。
 5位:『怒り』が9日間で。7億~8億と見積もる。やや厳しい数字でしょうか。10億を超えるのは間違いないとはいえ、どこまで伸びるか……このシルバーウィーク中に10億に載せたかった。新聞連載の小説だったので、原作を読んでいる方はかなりいるはずなんですが、もうチョイ興行的に数字が欲しいような気がします。
 6位:『四月は君の嘘』が9日間合計で10億に乗ったかどうか、ぐらいだと思います。こちらはあまりよくわかりません。原作漫画も読んでいないので……。
 7位:『真田十勇士』が公開土日で1億チョイではなかろうか?こちらも9/22公開だから4日間経ってますが、累計で、2億チョイかなあ……。舞台版もまさしく今、公演中のようで、面白い取り組みですな。キャストは映画と舞台で若干違うようですが、わたし的には舞台版にも大変興味ありです。舞台の方が面白そうな予感。NHK大河の『真田丸』はもう真田父こと昌幸公の高野山での死まで進みましたね。展開が早いっす。
 8位:『スーサイド・スクワッド』が9日間で13~14億ぐらいと予想します。2週前に書いたわたしのひどい備忘録は読まないでください。
 9位:『シン・ゴジラ』が60日合計で……今週も難しいな……72~73億ぐらい? だと思います。さすがに上映回数も減ってきたようで、80億は厳しいかも? という状況だと思います。それにしても凄い数字です。
 10位:『超高速!参勤交代リターンズ』が16日間で、8~9億ぐらいと予想。どうでしょうか。前作は3週目で9億チョイぐらいだったので、同じぐらいと予想したのですが、もうチョイ下なのかもしれない。シニアで単価が安そうなのが微妙に響くような……。わたしも前作は観ましたが……WOWOW放送待ちかなあ……。

 とまあ、こんな週末だったようです。

 というわけで、結論。
 『君の名は』は、依然として大ヒット継続中です。ここまでくるともう、150億を超えるのはもう当たり前として、現在の客単価が1350円チョイとして、1,200万人の動員で162億になる計算か。もし、190億ぐらいまで伸びると1,400万人の動員か。そのぐらい行っちゃうんすかね……まあ、とにかくすごいとしか言いようがないすね。毎週同じことを書いてますが。脱帽です。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週に引き続きですが、いやー、凄い。何が凄いって、『君の名』の売れ方ですよ。
 今週も、もう、さっさと本題に入りましょう。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が4週連続1位。この週末も、10億台キープで、昨日まででとうとう累計80億どころか90億を超える91億突破まで来ているとのこと。もう、どこまで伸びるのか、さっぱり分からんです。わたしが蓄積している過去データは、2010年以降なのですが、その範囲内では、ここまでのスピードで90億に到達した作品はないです。邦画で言うと、ここ5年間での最大ヒットは2013年の『風立ちぬ』ですが、それでさえ6週目で80億突破。洋画で言うとここ5年間の最大ヒットはもちろん『アナ雪』ですが、『アナ雪』はずーっと8億~7億台を維持したロングヒットで、4週目では77億で、5週目に92億となっていたはず、なので、『アナ雪』よりも1週早いペースとなっている。ホントにこれはもう大変な事態ですよ。
 なのでもう、今後どうなるのか分からねえっす。200億も十分あり得る、としか、もはや言いようがないす。
 今週は祝日も多いし、金曜日には、もはや100億突破は確実で、休み明けの月曜日にはとんでもない数字がたたき出されることになりそうですな。5週目の100億突破となると、ここ5年で最速ペースになると思う。もっと古いデータがあればなあ……『ハウル』とか『ポニョ』はどんな動きだったのか較べたいところですが、そこまでのデータは持ってないのでわからんのです……。とにかく、この『君の名は』という作品が歴史に残る大ヒットになるのは間違いなさそうですね。
 2位:『映画 聲の形』が初登場2位。松竹配給でしかも公開スクリーン数は120ほどと小規模ながら、公開土日で2.83億稼いだそうです。これも大ヒットと言っていい立派な数字ですが、1位がバケモノすぎる……。いずれにせよ、コミック原作&京都アニメーション謹製の泣ける系アニメですが、まあ、ある意味『君の名』と客層がかぶってるはずなんですが、やはりこちらはコミックファン・アニメファンがコアなんでしょうな。もちろん、『君の名』も、たぶん同じようなコア向けだったはずなのに、どういう経路でここまで一般層にも広がったのか、全然チェックしてませんでした。超・抜かってました。これはわたし的には相当痛恨です。誰かが『君の名』を大絶賛したとか、何かがあったと思いたいのだが……誰か教えてください!!
 3位:『怒り』が公開土日で2.33億だそうです。普通の9月、いわゆるシルバーウィーク公開でああれば、たぶん一番話題になったのではないかとわたしは勝手に思いますし、数字的にもまずまずな出足で10億以上はまず大丈夫、だと思いますが、いかんせん1位が強すぎて、若干映画興行的な話題としては、ある意味普通になってしまったように思います。おっさんのわたしとしては、たぶんこの映画は観ます。
 4位:『スーサイド・スクワッド』が9日間で10億弱、ってところでしょうか。わたしも観ましたが、もう何も言えません。先週書いたわたしのひどい備忘録は読まないでください。
 5位:『四月は君の嘘』が9日間合計で5~6億でしょうか? ちょっと自信なしです。本来なら『君の名』や『聲の形』とかぶっているはず、だと思いますが、実際どうなんでしょう。
 6位:『シン・ゴジラ』が53日合計で……難しい……70億には届いてないぐらい? だと思います。しかし数字的には大変素晴らしいですね。まだ、最終的な着地点が見えないですが、80億……には届くのか? 正直全く分かりません。どうだろう??
 7位:『超高速!参勤交代リターンズ』が9日間で、これも5~6億だと思うのですが、どうでしょうか。全作が2週目で5.9億ぐらいだったので、そのぐらいかなあ? と予想したのですが、もうチョイ行ってるかも。
 8位:『BFG:ビック・フレンドリー・ジャイアント』が公開土日で、これはきっと1億チョイだと思います。10億は厳しそうですが、スピルバーグをもってしても、日本での洋画興行はホントに厳しいすね。ちなみにUS本国でも現状55M$と結構厳しめの興行のようです。製作予算は140M$なので、全世界興行でも赤字かな……。
 9位:『ペット』が昨日までの40日間合計で40億を突破したとのことです。いつも情報をコメントしてくださる「映画ファン」様、ありがとうございます! しかし40億って、相当すごいというか、すげえすね!! あの絵柄でも、日本でヒットできるようになってきましたなあ。
 10位:『キング・オブ・エジプト』が9日間合計で4億ぐらい?だと予想。ほぼ興味ないす。

 とまあ、こんな週末だったようです。
 しかし、まさか『君の名』が100億を5週で余裕で超えていくなんて、この要因分析はちょっと真面目に考えた方がいいと思うのですが、いかんせん出遅れていて全然情報がないっす。ちょっと落ち着いて、足跡をたどってみようと思っていますが、わかんねえなあ……内容が面白いのは間違いないとして、現代日本は面白いから売れるってわけではなく、何か必ず、ポイントとなるプロモーションなり、きっかけ的なものがあると思うのですが……そこが知りたいっす!!! それとも、そういう「何か」がない、全く新しい大ヒットの形なんですかね? でも、ホントに分析に出遅れてしまった……ワイはアホや……。

 というわけで、結論。
 『君の名は』が何故ここまでのヒットとなったのか、真面目に分析したいので、ご意見のある方はコメントしていただけると幸いです! もちろん、オレ理論で構いませんので。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 いやー、凄い。何が凄いって、『君の名』の売れ方ですよ。
 もう、さっさと本題に入りましょう。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が3週連続1位。この週末も、どうやら今週末も大ヒット継続で、17日間累計で62億突破したそうです。これは物凄い勢いで、もはや100億突破も確実、の気配濃厚と見る。そのこころは、今度の三連休でも10億規模を稼いで、おそらく来週の休み明け時点で70突破は確実、80億に近いところまで行ってる可能性が高く、場合によっては80億も超えている可能性すらある。平日の座席状況を見てると、本当に毎回かなりのお客さんが入っているようだし。となると、あと4週、おそらく7週目か8週目の10月の前半に100億に乗る、という皮算用だ。比較としては、たとえば『SW:EPVII』が3週目で64億ぐらいだったので、いやー、これはマジで100億超えはあり得ますな。すげえ。
 2位:『スーサイド・スクワッド』が公開土日で3.9億稼いで2位にランクイン。なかなかいい数字です。3月の『BvS』と同じくらいかちょっといいぐらいかな。まあ、『BvS』は金曜公開で金曜日分を含めると上だけど。なので、この映画も15億程度はまず間違いなさそうですな。わたしはあさってあたりに、会社帰りに観てこようかと思ってます。全く期待してませんが、ハーレークインが可愛いのは間違いないすね。
 3位:『四月は君の嘘』が公開土日で2.4億ほど稼いだそうです。こちらはまずまず、でしょうか。最初の壁の10億には届きそう、かな。原作漫画だと中学生なのに映画は何で高校生なんだ、的なネガティブ意見が結構多いらしいですな。
 4位:『超高速!参勤交代リターンズ』が公開土日で2.08億稼いだそうです。こちらはほぼ前作並のスタート。前作は15億を超えましたが、今回はどうでしょうか。わたしも前作は観たので、時間があれば観に行きたいすね。完全におっさん向けというか、シニア向けっす。
 5位:『シン・ゴジラ』が46日合計で65億ぐらいでしょうか? もうチョイ行ったかも? ちょっと予測が難しいランキングです。アレかな、『参勤交代』がシニアで単価が安い可能性アリかも。だとすると稼ぎとしては『シン・ゴジ』の方が上かも、とかいろいろ考えると、かなり数字の予測は難しいです。自信なし。
 6位:『ペット』が32日間合計で、おそらく37~38億ぐらいと予想。ちょっと勢いダウンか?
 7位:『キング・オブ・エジプト』が公開土日で1億チョイ見たいですね。サーセン。ほぼ興味なし。
 8位:『後妻業の女』が16日間でたぶんようやく10億に届いたかな、ぐらいと予想。ここからはあまり伸びるとは思えないですが、どうなるでしょうか。
 9位:『青空エール』が23日間でこちらもたぶん、10億に届いたかなぐらいだと予想。
 10位:『グランド・イリュージョン見破られたトリック』が11日間(?)合計で3億を超えたぐらいだと予想。うーん、10億は厳しそうですね。

 とまあ、こんな週末だったようです。
 しかし、まさか『ファインディング・ドリー』が70億ぐらいで終わり、『君の名』が100億越すかもレベルまでヒットするとは、まったく予想しておりませんでした。まさかなあ……ホント、『君の名』には脱帽です。すげえ。

 というわけで、結論。
 『君の名は』の売れ方が、まったく勢い衰えず、大変なことになっている。
 これはマジで100億超える可能性大、と予想しておきます。いや、もう確実なんじゃなかろうか。すげえなあ。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 あー、ガッデム!! もう火曜日になっちゃった……はーー……今日はいろいろ参った……ま、わたしの日常はどうでもいいので、さっさと本題に入るとしよう。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が2週連続1位。どうやら金曜までの8日間で27億を突破していたそうで、この土日で、なんと公開週末より大きい11億もの興収を上げ、10日間では38億を突破したそうだ。すげえなあ。わたしのようなおっさんには全然目の届かないようなところで、きっちりプロモーションが行われてたんでしょうな。素晴らしいじゃないですか。どこまで伸びるのかさっぱり予測不能ですが、過去データ時には、10日間で30億程度と言うと余裕で『ヱヴァQ』以上、『STAND BY ME ドラえもん』(2週目で32億ぐらい→最終83.8億)をもはるかに上回るレベル。時期的には、夏休みは終わってしまったけれど、9月は連休も多いわけで、うーん、正直どこまで伸びるか分からない。普通に考えて、もはや50億どころか、70億超さえあるかもね、ぐらいな勢いですな。
 2位:『シン・ゴジラ』が2位奪還。39日合計で60億突破だそうです。こちらもすごい勢い衰えず、ですな。夏は東宝の完勝ですね。
 3位:『ペット』が25日間合計で、おそらく30億は楽勝で超え、35億ぐらいまで届いているはずだと予想します。こちらも好調維持、ですね。
 4位:『後妻業の女』が9日間でたぶんもう、5億超は確実、6~7億程度と見積もる。これはもう、10億は楽勝で超えそうですな。良かった良かった。
 5位:『青空エール』が16日間で7億~8億ぐらいだろうか?こちらも5位キープ。もうちょっと数字を伸ばしたいところだと思うが、まずは順調に10億は超えそうな気配ですね。
 6位:『グランド・イリュージョン見破られたトリック』が公開土日で1.18億稼いだそうです。公開は8/31(水)だったのかな? 9/1かな? 妙に半端だけど、累計でええと、5日か4日間になると思うが、どうだろう、2億ぐらいは稼いだのだろうか。1作目は結構面白かったです。これも観に行かないとダメかな……何気に、キャストが非常に豪華です。
 7位:『ジャングル・ブック』25日間合計で、20億に届いたかどうか、の状況だと思う。わたしのテキトーな計算だと先週末段階で17億、今週末で20億ぐらいか? と予想。
 8位:『ONE PIECE FILM GOLD』が44日間合計で50億に届いたかどうか、ではなかろうか。こちらも50億超えたら何かニュースが出そうなものだが……果たしてどうでしょうか。
 9位:『ゴーストバスターズ』は正式公開日の8/19から数えて17日間合計でこちらも10億は超えたかな、チョイ届かないかな、ぐらいの状況だと計算します。どうかな、ちょっと自信なしです。
 10位:『ファインディング・ドリー』が51日間合計で、66~68億ぐらいと予想します。しかし、この映画が100億超えないとは、まったく予想が外れました。それだけ、この夏はライバルが多かったといえるのかもしれないですな。

 というわけで、結論。
 『君の名は』の売れ方がすごい。1週目の興収<2週目の興収=口コミってやつなんでしょうな。その勢いはもはや『シン・ゴジ』を凌駕しており、ライト層もがっちりつかんでいるということになるのでしょう。今の世の中、一回火が付くとすさまじい勢いで売れていくので、どこまで伸びるか、大変注目です。以上。 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週はわたしは映画は観に行ってません。WOWOWで録画したはいいけど観てない作品や古い作品を久しぶりに見るなどしてました。どうも、この週末は夏休み最後の土日という事で、ずいぶん映画の興行は盛り上がったみたいですな。さっさと本題に入りますか。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『君の名は。』が金曜公開になり、この週末で9.3億も稼いだそうですよ。そして金曜からの3日間だと12億を超えているそうです。すっげえ!! ここまで稼ぐとは全く思っていなかったので、驚きました。これって、誰もがそのぐらいのヒットを予想してたものなんですか? 新海氏の作品は『ほしのこえ』しか観てないや……。とにかくスゲエ数字です。普通に考えて、50億は行ってしまう予感です。
 2位:『ペット』が18日間合計で、おそらく30億はクリアしたと思います。こちらも、本当に素晴らしい興行成績ですな。夏休みが終わってどうなるか、が問題ですが、まだ当面稼ぎそうですね。
 3位:『シン・ゴジラ』は32日合計で、余裕で50億を超えていると思います。52~53億ぐらいでしょうか。どこまで伸びるか……70億……超えてしまうような気がします。おそらくは9月の連休でも稼ぎ続けるでしょうな。東宝直製作だし、下手するとロングで冬まで引っ張るかもしれないですね。まったく根拠はありませんが。
 4位:『後妻業の女』が公開土日で2.15億稼いで4位にランクイン。この映画、ホントに何度も予告を観た印象がありますな。しかし、2億スタートは非常に立派な数字だと思います。まあ、シニア向けが他にないですからね。これから9月の連休まで引っ張れれば、10億は堅い、かもですね。
 5位:『青空エール』が9日間で、どうでしょう、5億突破は確実、6億~7億弱あたりと予想します。まあ、とにかく青春ですな。
 6位:『ファインディング・ドリー』が44日間合計で、こちらも60億突破は確実のはず。62~64億ぐらいと予想します。うーん、70億……は余裕で届くのだと思いますが、最終的な数字はいつまで公開しているか、次第かもしれません。100億はもう届かない、でしょう。たぶん。
 7位:『ゴーストバスターズ』は先行分があるから何日目と言えばいいのか良くわからないけど、正式公開日の8/19から数えて10日間合計でまだ10億には届いていないはず。8~9億程度と見積もる。最終20億はちょっと難しい……かな?
 8位:『ジャングル・ブック』18日間合計で、こちらも20億には届いていないだろうと予測。16~17億ぐらい? と予想。こちらは、20億に届くかな、夏休みが終わってどうなるか、若干微妙ラインかも。
 9位:『ONE PIECE FILM GOLD』が37日間合計で47.78億まで稼いでいるそうです。これは50億まであと一息ですな。来週からは、尾田先生の描き下ろしイラストカードの配布があるそうで、もうひと稼ぎしそうですね。
  10位: 『ニンジャ・タートルズ:影』が公開土日で1.26億稼いだそうです。これも金曜公開だったので、トータルでは1.5~1.7億ぐらいでしょうか。前作は観てないんですよね……どうも観る気になれず……。WOWOWで放送したのを録画したような気もするので、探してみるか……。

 とまあ、 こんな週末だったようです。

 というわけで、結論。
 『君の名は。』が大変な勢いで稼いでおり、この勢いが来週どうなるか、ちょっと予想ができません。50億確実コースに乗るのかどうか、状況を見守りたいと思います。そして『シン・ゴジ』もどこまで伸びるか、楽しみですな。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 (HOLY SHIT!!! 昨日の23時半ごろUPした記事が消えちゃってる!!
  くそーーーなんかミスったか!? とうわけで、火曜の朝、せっせと書き直し中・・・)

 今週は、わたしは『ゴーストバスターズ』を久し振りに有楽町マリオンへ観に行きました。シネコンサイズの劇場にすっかり慣れた今では、日劇はとにかくドでかい劇場、という印象がいつまでも強い劇場なのですが、なんか、スクリーンサイズが「こんなもんだっけ?」という気がしました。IMAXとかTCXに慣れちゃったというか、シネコンの場合だと、座席規模に対してスクリーンがデカく感じるんすかね。なんか、久しぶりの日劇1は、ちょっと妙な感じがしました。何なんだろう。

 ま、そんなことはどうでもいいとして、さっさと本題に入ります。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『ペット』が11日間合計で23.1億まで稼いだそうです。すげえなあ。数字的に見ると、『ONE PIECE GOLD』よりちょっと少ないぐらいでしょうか。この作品も40億は軽く超えちゃう勢いですな。素晴らしい。
 2位:『シン・ゴジラ』は、いただいたコメントによると先週の段階で33.8億だったそうで、どうやら25日間合計で40億突破は確実、45億ぐらいまで積んでいる可能性大、だと思う。現在45億だとして、4週目の『ドリー』よりも上なんじゃないかな。つーことは、もう50億を超えることは確実として、65億~70億ぐらいまで行ってもおかしくないという勢いです。
 3位:『青空エール』は公開土日で1.97億だったそうです。これだけ大作やちびっ子映画が数多く公開されている中で、この数字は悪くないという評価をすべきなのか、ちょっと良くわからない。どうなんだろうか。
 4位:『ゴーストバスターズ』は、先行公開分が結構あるのだが、土日2日間で2.37億稼いだそうで、つまり金額順で言うと3位だったという事になる。もう、大本営も金額順にして、ちゃんと累計値も発表してくれないかな……おそらく、先行分を含めた累計値は倍の4億~5億程度と見積もる。
 5位:『ファインディング・ドリー』が先週の段階で52億まで行ってたそうなので、37日間で60億に届いたかどうかぐらいは積み上げただろうと予測します。春の『ズートピア』より若干上のペースですが、どうも勢い的に弱まってきた印象。最終的には70億チョイで決着か? 確実に100億超えると思ってたのに……。
 6位:『ジャングル・ブック』11日間合計で15億までは行ってないと思う13~14億ぐらいか。ちょっと順位を下げていて、こちらも勢いがあまりよろしくない気配。
 7位:『ONE PIECE FILM GOLD』が30日間合計で45億まで行かないぐらいか。43~45億ぐらいと予想。5週目比較では、『Z』は59億ぐらい稼いでいたはずなので、『Z』比74%ぐらいか。最終50億は超えそうですな。
 8位:『傷物語(II 熱血篇)』は金曜公開なので3日間となるが、数字は出ていないけど2億チョイ届かずぐらいではなかろうか。つか、こういうアニメにしては、公開スクリーン数がやけに多いですな。数えてみたところ、117かな? 100スクリーンを超えてますね。結局、スクリーン数を増やしても、薄まるだけで合計値はあまり増えないってことか。
 9位:『ルドルフとイッパイアッテナ』が16日間で10億超えていてほしい。どうだろう、微妙なラインか?
  10位:『仮面ライダーゴースト/動物戦隊ジュウオウジャー』が16日間合計でこちらは7億~8億と去年のライダー並、と見積もる。去年の『ドライブ』は3週目で7.4億ぐらいだった。ちょい下かな……。

 とまあ、こんな感じだと思われます。
 それにしても、『X-MEN:アポカリプス』が早くもTOP10から消えたのがつらい……こういう興行になってしまうのが、アメコミ・ヒーローモノの日本での人気の現状なんでしょうなあ……はあ……。
 わたしが今一番観たい映画はですね、年末の『ROGUE ONE』ではなくて、『Dr.Strange』なわけですが、この映画はですね、US本国や全世界では、今年の11月4日公開なわけですよ。しかし、しかしですね、日本での公開は、超・残念なことに、来年1月27日なんですな。はあ……こうなっちゃうんですよ……人気がないと。もう本当に残念です。なので、わたしは本気で、台湾に公開初日に観に行こうと思ってます。2012年の『Avengers』も、わたしはGWに台湾に行って観てきたわけですが、西門のIMAXシアターがデカくて最高なんですよね。なあに、2泊したって7万ぐらい、『Dr.Strange』を観るためなら安いもんですよ!! と自分に言い聞かせようと思います。はあ……。悲しい。

 というわけで、結論。
 どうやら『シン・ゴジラ』は、50億はもう楽勝、70億ぐらい行ってもおかしくない勢いで進撃中です。以上。

 ↓ カッコええ……Cumberbatch氏を初めてカッコイイと思いました。最高ですね。
 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 世間はお盆休み真っ只中?のようですが、わたしは先週後半からこの週末で、『X-MEN』と『ジャングル・ブック』を観に映画館へ出かけ、家ではずっとWOWOWで録画した映画やミュージカルをクソ暑い部屋で観てました。ええ、要するに、どこにも旅に出たりしなかったというわけです。だって、どこも混むんだもん……。
 ま、そんなことはどうでもいいとして、さっさと本題に入ります。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『ペット』が8/11(木・祝)公開で、初日だけで2.95億稼いだそうです。そしてこの土日の終わりまでの4日間で、9.82億だそうで、大変素晴らしい成績ですな。US興行も大変良かったようだし、わたしも愛する猫と暮らす身としては、日ごろどんな毎日を彼女が送っているのか大変気になりますな。なお本作はDISNEY作品ではありません。ユニバーサルスタジオ謹製の3Dアニメーションです。
 2位:『シン・ゴジラ』が17日間合計で33~35億ぐらいだろうか。おそらくは、おととしのハリウッド版の32億はもうクリアしたものと思われる(まだだとしてももう時間の問題ぐらいのはず)。あとはどこまで伸びるか、ですな。※追記:17日間合計で33.8億だそうです
 3位:『ファインディング・ドリー』が30日間で50億は超えていると思う。こちらもどこまで伸びるか、だけど、最近のDISNEYは3か月でバッサリ公開終了させてしまうので、あと2か月で100億まで行くかどうかは、ちょっとわからない。同じ期間で、春の『ズートピア』よりもいいペースだけど、『ズートピア』はもっと毎週の落ち率が少なかったので、この『ドリー』は85億ぐらいで終了だろうか……? ちょっとまだよくわからない。
 4位:『ONE PIECE FILM GOLD』が23日間合計で40億までは届いてないだろうと思う。なので、おそらく春の『コナン』ほどは伸びないか。『コナン』は4週目で50億まで届いていたはずなので。※コナンは3~4週目でGWブースターが効いたはずだし、『ONE PIECE』もお盆ブースターが効いたはずなので、意外と条件は近しいような気がする。まあ、今年はGWの休みが多かったから『コナン』の方がカレンダー的には有利か。
 5位:『ジャングル・ブック』も8/11(木・祝)公開で、この土日だけで3億チョイだったそうで、おそらく4日間合計では6億ほどは稼いでいると思う。こちらは昨日観て来ましたので、明日レビューを書きます。まあ興行的にはいい数字ですな。わたしとしては大変楽しめましたが、とにかく極端に3D字幕を上映しているところが少なくて、2D字幕で観ざるを得なかったのが残念。いっそ、木場のIMAXに行くべきだった……。ああ、そうか、品川にできたばかりのIMAXに行くのもアリだったな……くそう。
 6位:『X-MEN:アポカリプス』も8/11(木・祝)から上映しているので4日間合計となるが、どうやら合計で3.2億ほどだったらしい。まだ数字の発表がないので裏は取れてませんが。わたしも初日に観て来ました。興行数値的には、まあ、日本での人気を考えればまずまずなんでしょうか。ちなみに前作の『フューチャー&パスト』(最終10.3億)は、公開金土日の3日間で3.5億ぐらいだったんじゃないかな? それと比べると、また若干減、なので、10億行くかどうかってところなんだろうか。はあ……『DEADPOOL』があんなに売れたのに……こっちが本編なのに……しょんぼり。
 7位:『ルドルフとイッパイアッテナ』が9日間で5~7億ぐらいか? 先週も書きましたが、実は観たくてたまらない……できれば3Dで……。
 8位:『仮面ライダーゴースト/動物戦隊ジュウオウジャー』が9日間合計でこちらも5~6億ぐらいか? いよいよ次のライダーも発表になりましたな。この、10月からの新ライダー「エクゼイド」は、どうやらこの劇場版でもチラ見せしてるらしいすね。しかし……新ライダーはどうしていつも、第一印象最悪なのに、動いているのを見るとしっくりくるのはなぜなんだ……。でも、わたしはどうもゴーストは最後までイマイチす……。
 9位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が30日間で15~16億ぐらいだろうか? もうチョイ行ったかも。
  10位:『秘密 THE TOP SECRET』が9日間で5億まで行ってないだろうと思う。3~4億ぐらいと見るが、相当厳しい戦いに。東宝配給ならもう少し行っただろうし、そもそもこの強力タイトルがあふれる時期の公開はなかったのではなかろうか。根拠はありませんが。

 てな感じである。まあ、『シン・ゴジラ』と『ドリー』がどのくらいまで興収を伸ばすのか、そこんところが大変興味深いですな。
 で、今日は、やっと先週東映の2016年度第1四半期決算が発表になったので、ちょっとメモとしてまとめておこう。なお、いつも言うけれど東映や松竹は決算短信を出すだけで、アナリスト向け説明会を行ってないようだし(?)、決算説明資料を特別に用意しやしないので、まったく実情は分からない。数字が落ちているくせに、いくつかの作品タイトルを挙げて、●●が好調でした、みたいな寝言しか書いていないので。
 というわけで、今日は数字だけ。分析は四半期ごとにやってもあまり意味がないす。なお、単位は百万円です。
 ◆東宝……2月決算なので、2016/03~206/05まで。()は前年同期比
  ■映画事業:売上37,682(99.5%)/SEG利益7,691(101.7%)
  ■演劇事業:売上3,196(102.5%)/SEG利益696(106.4%)
  ■不動産事業:売上16,731(104.2%)/SEG利益5,230(140.0%)
  以上に加え、細かいその他や全社費用のマイナスが入って、
  ■全社合計:57,797(101.0%)/営業利益12,821(115.0%)→営業利益率22.2%(+2.7pt)
 →つまり、東宝は増収増益と順調です。とりわけ、利益率の改善が進んでいて、非常に立派な決算値といえる。ただし、通期の業績見込みは、前年割れの減収減益と発表している。まあ、どうせ保守的なカタイ見込みだろうと思う。秋以降自信がないのかわからないが。
 ◆松竹……同じく2月決算なので2016/03~206/05まで。
  ■映像関連事業:売上13,207(106.0%)/SEG利益1,384(250.3%)
  ■演劇事業:売上5,802(87.9%)/SEG利益332(76.5%)
  ■不動産事業:売上2,555(101.6%)/SEG利益1,122(110.5%)
  以上に加え、細かいその他や全社費用のマイナスが入って、
  ■全社合計:23,529(102.6%)/営業利益2,186(149.8%)→営業利益率9.3%(+2.9pt)
 →つまり、松竹も増収増益で、やはり営業利益率が大きく改善されている。別に全社費用が減ったとかいうこともないので、純粋に映画がヒットしたことが大きいのではないかと思う。今年前半の松竹は、結構いい作品が揃ったすね。映像関連事業の利益が倍以上だもんな。あと、シネコンの稼働が良かったことも効いてるかも?その点は東宝も東映も同じみたいすね。
 ◆東映……一般的な会社のように3月決算。なので2016/04~2016/06まで。
  ■映像関連事業:売上17,868(95.4%)/SEG利益2,374(77.4%)
  ■興行関連事業:売上4,667(107.3%)/SEG利益381(116.2%)
  ■催事持関連事業:売上2,257(86.6%)/SEG利益(68.1%)
  ■観光不動産事業:売上1,504(101.9%)/SEG利益626(102.6%)
  ここに、東映の場合は「建築内装事業」というのが入って、全社費用がマイナスされて
  ■全社合計:売上28,386(93.6%)/営業利益3,251(77.4%)→営業利益率11.5%(▲2.4%)
 →東映だけ、減収減益。東映はちょっと東宝と松竹とは企業体としてのセグメントの立て方が違うんですな。演劇もないし。ただし東宝・松竹にない、東映アニメというライセンス商売で儲けるドル箱があるのだが、このところそういったキャラビジネスは東宝が本気を出しているので、若干押され気味な印象すね。「ドラゴンボール」は東映だけど「ワンピース」は東宝に獲られちゃったし。まあ、いずれにせよ、映画のヒットが少ないのが痛い、という事なんでしょう。良くわからないけど。
 ま、だから何だという事は、今日の段階では何も触れないでおきます。

 というわけで、結論。
 『シン・ゴジラ』は50億超えるのがまずは当面の目標、そしてそれは叶いそうな予感。そして『ドリー』はどうも100億は厳しそうな予感。そんな夏興行す。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今日は全くネタがないのでさっさと本題に入ります。

 では、 さっそくいつもの興行通信社の大本営発表です。

 1位:『シン・ゴジラ』が10日間合計で21億突破したそうで、2週連続1位。内容的にも相当評価が高いようですね。皆さん納得の出来なのでしょう。今週末のお盆が明けたところで、30億は余裕で越えちゃうんじゃないすかね。先週も書いた通り、おととしのハリウッド版『GODZILLA』が32億だったので、そのラインはどうやら一気に越えちゃう勢いすね。
 2位:『ファインディング・ドリー』が23日間で40億に乗ったかどうかぐらいか? いや、もうとっくに余裕で越えているかもしれない。先週あたりから、『ズートピア』のペースを超えてきました。順調、と言ってよさそうです。
 3位:『ONE PIECE FILM GOLD』が16日間合計で30億を突破したそうです。2012年の『Z(最終68.7億)』は3週目で42億ぐらいだったはずなので、それと比較して約73%ぐらいか? てことは50億届くかどうか、ぐらいなんでしょうか。いずれにせよ、ものすごい数字ですな。
 4位:『仮面ライダーゴースト/動物戦隊ジュウオウジャー』が公開土日で2.75億ほどだったそうです。いわゆる「夏ライダー」ですが、ここ数年ライダー映画はちょっと元気がなかったけれど、ここ5年では一番いい感じ。(※2016/08/09追記どうも、ライダーは2.11億が正解のような気がしてきました。ソースはcinematodayです。てことは、やっぱり、まあここ数年と同じくらいということになるみたいです。)同じ夏ライダー比較で言うと、去年の「ドライブ/ニンニンジャー」が2.13億、おととしの「鎧武/トッキュウジャー」が1.69億、その前の「ウィザード/キョウリュウジャー」が2.51億スタート。さらにその前の「フォーゼ/ゴーバスターズ」が2.54億だった。てことは、なんだ、「ゴースト」って人気あるんすね。それともジュウオウジャーが人気なのだろうか?
 5位:『ルドルフとイッパイアッテナ』が公開土日で2.11億。(※2016/08/09追記:こちらも、1.87億が正解かも)ちびっ子向け作品がいっぱいある中でこのスタートはまずまず、いや、健闘と言ってよさそう。なんでしょうか。実はすごく観たい……泣きそうな気がする。予告を観る限り、声もとてもいいすね。
 6位:『秘密 THE TOP SECRET』が公開土日で2億~1.8億ぐらい?のスタートの模様。数字が出てないのでわからない。※2016/08/09追記:どうやら最初の土日は1.31億スタートだったとコメントいただきました。情報ありがとうございます。304スクリーンという公開規模からすると、ちょっとキビシイ数字ですね……。かなり多くのTV番組でキャストを動員したプロモーションを見かけたけれど、大友監督作品としては若干大人し目のスタートとみるべき、かも。ちょっと観たいとは思ってますが、上映時間が149分と非常に長い……。
 7位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が23日間で12~13億ぐらいだろうか? 去年は同期間で16億ぐらい行ってたと思う。厳しい。
 8位:『ターザン:REBORN』が9日間で3~4億円ほどだろうか。そこまで伸びてないかな? わたしは大変楽しめました。
 9位:『HiGH & LOW THE MOVIE』が23日間で14~15億ぐらいだと思うけど、どうだろう。※2016/08/09追記。累計で14.8億だそうです。これは意外と合ってた。
  10位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が30.5日間(金曜前夜祭コミ)で24~26億ぐらいだろうか? もうちょっと多いかもしれない。ちょっと30億は難しい気配、と予測します。

 てな感じだと思う。今週は数字のないものがあって、いつにもまして予測は自信なしです。
 今現在、オリンピックが開幕して、ちょっと映画館への出足に影響しているのかどうか、この週末のお盆興業の数字が注目だと思います。例年、お盆の週末は、前週よりも数字が伸びる傾向にあるので、今年はどうなるか、ですな。この週末からは、洋画の大作が2本公開になりますが、まあ、わたしがとても楽しみにしている『X-MEN』は日本国内では厳しい数字であろうと予想されますが、もう一方の『ジャングルブック』がどんな数字でスタートするのか、非常に予測が難しいところだと思います。あと、そうだ、『ゴーストバスターズ』もありましたね。これは……観た方がいいのか……まだ決めてませんが、なーんにも予定のない暇な私は、観に行ってしまうような気がしています。

 というわけで、結論。
 2週目の『シン・ゴジラ』が好調に推移、一方『ドリー』もいよいよエンジンがかかってきた模様。それにしても、『ポケモン』が非常に厳しいですなあ。「GO」は大ヒット中なのにね……以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週はわたしは『ターザン:REBORN』を観て来ました。大変面白かったです。わたしのどうでもいいレビューは土曜日の記事を見て下さい。わたしが見たのは、朝イチの早い回だったので、まだシネコンにお客さんが多く詰めかけるような状況ではなかったですが、この週末はどんな興行だったのか、さっさと本題に入りますか。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『シン・ゴジラ』が公開土日で6.24億円稼いで初登場1位。まずまずの出足でしょうか。本作は金曜日公開だったので、3日間合計でどのくらいか大変気になる。6.24億スタートというと、今年の春の『ドラえもん』や『暗殺教室―卒業』よりも、ちょっとだけ下回るレベルだと思う。これからどれだけ稼ぐか、ちょっとまだ何とも言えないけれど、30億は余裕で超えそうですな。お盆効果でもっと伸びる可能性も十分アリ、でしょうか。春の『ドラ』が41億、『暗殺教室・卒業』が35億なので、まあ、そのぐらいは行くのでしょう。ちなみに、おととしのハリウッド版『GODZILLA』は32億だったので、その数字は余裕で超えるんじゃないすかね。
 2位:『ファインディング・ドリー』が16日間で32.5億まで積んでいるそうです。となると、おそらく『ズートピア』のペースは超えたはずで、80億コースに乗ってきたと言えそうな気がする。ただ、100億はどうなんだろう……超えて当然と思ってたけど……
 3位:『ONE PIECE FILM GOLD』が9日間合計で23.6億まで稼いでるそうです。すげえ。ああ、でも前作の『Z』は、同じ期間でもう28億を超えてたのか。それと比べると、ちょっと落ちますな。ま、『Z』は最終68.7億まで稼いだバケモノ作品なので、現状82%ぐらいだから、ええと、68.7億×82%=56.3億、か。そこまで行くのかな……まあ、50億超えちゃう可能性が高いんだろうな……わたしは毎週ジャンプを買ってますが、どうもこの漫画は連載当初からあまり熱心に読んでないす。それでも毎週読んでますが。
 4位:『ターザン:REBORN』が公開土日で1.6億円ほど稼いだそうです。わたしの想像より若干上かも。わたしはまた、最終10億には届かないだろうなー、と根拠なく思っていたのですが、この出足なら何とか届く、こともあり得るか、という気がしてきた。ちょっと届かないかな? どうだろう。頑張れ!!
 5位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が16日間で10億に届いたのかどうか?ぐらいではなかろうか。やっぱりここ数年はかつての勢いはないすねえ……。普通の映画なら大ヒットと言えても、「ポケモン」としては厳しい戦いです。
 6位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が23.5日間(金曜前夜祭コミ)で22~24億ぐらいだろうか? 実際に観たわたしとしては、意外と健闘というか、非常に頑張っている数字だと思う。
 7位:『HiGH & LOW THE MOVIE』が16日間で12~13億ぐらいだと思うけど、どうだろう。
 8位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから29日間合計で、これも22~24億ぐらいか? 最終30億はちょっと厳しくなってきた気配。それでも、正直意外と稼いでいると思える成績だと思う。
 9位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が30日間で5億には届いてないか。なかなか粘ってランクインを維持してますな。去年とほぼ同等、か、ちょっと落ちるぐらいだと思う。※2016/08/05追記:この時点で4億を突破したところだそうです。そして前作越えは確実というコメントをいただきました。そうなんすね。情報ありがとうございます!
  10位:『TOO YOUNG TOO DIE』が37日間で15億まで届かないぐらいだろうか。最終的には20億には届かないかな。それでも、最近の作品としては十分にヒットしたと言えると思う。

 てな感じでした。
 しかし、『ドリー』がわたしが根拠なく想像していた100億超える、という見込みはちょっと怪しいかもしれないすね……8月2週目のお盆興行から8月末までの夏休み中にどれだけ伸ばせるかが注目だと思います。しかし、ほんと、もっと軽々50億を超え、100億に至るものとばかり思っていたけど、大人客が少ないのでしょうか……。
 あと、いよいよ公開された『シン・ゴジラ』は相当評価も高いようですね。わたしは全く興味がないので観に行く予定はありません。ので、何も書くつもりはありませんが、大ヒットとなるのは映画界的には大変喜ばしいでしょうな。数字的には、上に書いた通り、最終35~45億ぐらいを狙えるスタートなので、夏休みいっぱいフル稼働で稼いでいただきたいすね。さっき初めて知ったのですが、IMAX上映があるというので、てっきり3Dなのかと思ったら、普通に2Dなんすね。4DX上映では、映像は3Dなのかな? 良くわからんす。
 わたしは洋画クソオタクですが、最近は、極端に、「3D字幕版」が少なくて、大変困っています。3D版があるならわたしは当然3Dで観たいのだが、六本木とかに行かないとやってないんだよな……『ズートピア』とか『ターザン』は3Dで観たかった……ただ、世の市場動向としては、どうやら3Dはさっぱり人気がないようで、実に残念なお知らせですな。今上映している作品で、3D版もしっかり上映してるのは『ONE PIECE』ぐらいじゃなかろうか? 『ドリー』は3D版を上映していても、日本語吹き替えなんだよな……別に否定はしない、けど、わたしは字幕で、本来の声で観たいっす。

 というわけで、結論。
 注目の『シン・ゴジラ』は6.24億スタートという、立派に大ヒットと言っていいスタートだけれど、ちょっと……なんというか、変な言い方だけど、「普通の大ヒット」で、別に驚きはない数字だと思います。わたしが一番知りたいのは、その数字に対して東宝がどう思うか、ということですね。東宝としてこの数字をどう評価しているのか、大変興味があります。相当金使ってるだろうからな……どのくらいのヒットを期待しているのだろうか。まあ、今後の伸長を見守りたいと思います。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週はわたしは『ロスト・バケーション』を観て来ました。観客はおっさん・おばさんばかりで、ちょっとアレでしたが、非常に面白かったです。わたしのテキトーレビューは昨日の記事を見て下さい。
 ところで、この週末は、大人気の『ONE PIECE』が公開され、夏休みのちびっ子映画はほぼ揃ったのかな。まあ、ぜんぜんちびっ子じゃない人も多いようで、大ヒットは確実でしょう。映画自体にはほぼ興味はないですが、本当にその数字は毎回凄いですね。今週ももうさっさと本題に入ろっと。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『ONE PIECE FILM GOLD』が土日で11.5億まで稼いだそうです。凄いなあ。本当に凄い。これ以外に書くことありません。なお、前作の『Z』は、確か13.7億のスタートだった。その前の『ストロング』は手元にデータないや……。以上。
 2位:『ファインディング・ドリー』が9日間で20億チョイと見積もる。ただ伸び方が予想よりもおとなし目かも。2週目の数字が若干弱いか? いや、数字的には凄いですが。うーん……良くわからない。ちびっ子映画が多すぎるかも。PIXERやDISNEYは大人が入らないと盛り上がらないすな……。まあ、まだ結論を出すには早すぎで、きっとグイグイ売れると根拠なく思います。たぶん。
 3位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が9日間で7~8億ぐらいか? いよいよ日本でも配信の始まった「Pokemon GO」ですが、映画には結びつかず、すね、今のところ。今朝、リアルに「GO」に夢中で信号無視して車に牽かれそうになったOLさんを見かけました。思わず「あぶねえ!!」って声が出ちゃった。いやはや、ホントびっくらこいた。
 4位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が16.5日間(金曜前夜祭コミ)で20億超えたのかな? 順調すね。さすがに知名度の高いIPってところでしょうか。まあ、私が観たかったのはコレジャナイのですが……。
 5位:『HiGH & LOW THE MOVIE』が9日間で10億突破したというTweetを見かけました。へえ~。すげえなあ。松竹大勝利すね。
 6位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから22日間合計でこれももう20億を超えているのかな? 意外と売れ続けてますが、どこまで伸びるかちょっと分からんです。30億ぐらいと予想してましたが、そこまでは微妙かも? いや、大丈夫かな? ちょっと今後の推移を要チェックです。
 7位:『TOO YOUNG TOO DIE』が30日間で13億ぐらいでしょうか。7/23時点で12.89億だったそうです。
 8位:『ロスト・バケーション』が8位にランクイン。数字が出てないので自信はないけれど、公開土日で0.5億未満だと思う。わたしが観に行ったときは、それなりにお客さんは入ってましたが、まあ、混んでるって程ではなかったです。ランクインするとは思わなかったな。へえ~。今後も頑張ってほしいです。大変面白かったので。
 9位:『アクセル・ワールド』が9位。こちらも数字情報なし。まあ、おそらく同じく0.5億未満ではなかろうか。実はわたしも土曜日に観に行こうとして、朝、劇場のサイトで予約しようとしたら、すでにお昼の回まで完売で観られなかったです。びっくりした。先ほど公式サイトで数えてみたところ、24スクリーンと小規模公開のようで、まあ、熱心なファンの皆さんが駆けつけてくれたんですな。凄いなあ。素晴らしいですね。
  10位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が23日間で、どうだろう、5億まではまだ遠いのかな、4億弱ぐらいと予想します。

 とまあ、そんな週末の興行でありました。 
 ところで、ネタとして毎四半期ごとに、東宝・松竹・東映の決算をチェックしていますが、ご存知の通り東宝と松竹は2月決算なので、3月~5月の第1四半期決算はとっくに公開されています、が、東映がですね、普通に3月決算で、まだ4月~6月の第1四半期決算を開示してないんですよね……まあ、普通は7月末から8月頭の開示なので、もうちょっと待って、開示されたらまたいつのようにまとめてみようと思ってます。
 といっても、東宝も東映も、あんまりおもしろい数字にはなってないと思うのですが、松竹の躍進だけ、数字的に気になってます。 でも、松竹のIR資料は全く味気ない、ほとんどやる気のないものなので、読んでも具体的なことは一切わからない内容ですけどね。その点、東宝の決算資料はちょっと前から劇的にわかりやすくなってます。たぶん、IR担当者が変わったんだろうな。そして、松竹はIR担当者が数十年ずーっとおんなじおっさんがやってんだろうな、とテキトーに想像します。ありゃあひどいというか、まあ、松竹の株を買う気にはならんですな。

 というわけで、結論。
 『ONE PIECE』が予想通りの強さを発揮、一方『ドリー』が数字的には十分凄いけれど、わたしの根拠のない予想よりもだいぶおとなし目で、意外です。そして『ポケモン』はいまのところ「GO」の効果はナシ、だけど、今後急にグイイイとくるかもしれないすね。映画館限定配信があったら、相当ヤバそうですな。ま、あっしにゃあ、かかわりのねえこってすが。以上。
 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。が、昨日は祝日なので火曜日の更新です。
 先週はわたしは『ブルックリン』を観て来ましたが、非常に面白かったです。上映劇場が少ないので、まったくランキングに現れませんが、大変素晴らしい作品でした。ので、超おススメです。
 で。この週末は、とうとう公開になった『ドリー』と『ポケモン』がガチでぶつかったわけですが、その数字をみて、わたしはホントびっくりしたというか、如何にわたしの予想がテキトーか、思い知りました。いや、まさかこんな数字とは……と、なんというかがっかりな数字だったわけです。もうさっさと本題に入ろ。
 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『ファインディング・ドリー』が予想通り1位、なのは当然として、公開土日2日間の興収は、7.45億だったそうです。わたしは全然根拠なく、10億超えるスタートを切るでしょう、と先週・先々週書いたわけですが、まるで届かない数字で、わたしはちょっとびっくりしました。これって、強いて解釈すると、要するに告知が行き届いてないってことなんだろうと思う。『ズートピア』が、週を追うごとに数字が上がっていったように、今の日本において、映画の情報は人々の優先順では下の方なんだろうと思う。だからだんだん売れるというような現象が起きるんじゃなかろうか? この映画が最終的に100億行かなかったら、ホントびっくりだけれど、結局、『ズートピア』のように、毎週毎週積み上げていくんでしょうな。いやしかし、10億に届かないスタートとは驚いた。ちなみに、7.45億スタートという初動成績は、『アナ雪』よりちょっと下、ぐらいです。ま、100億超えるのは間違いないと思う。またしても根拠はありませんが。
 2位:『HiGH & LOW THE MOVIE』が公開土日で4.27億稼いで2位。これも私としてはちょっと驚き。いやー、本当にすごいなあ。松竹はこのところ絶好調ですね。おめでとうございます。ま、おっさん的にはほぼ興味なしです。
 3位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が公開土日で3.23億だったそうで、ここ数年、どんどん数字が悪くなっています。去年の84.3%ってところでしょうか。今や世界で大ヒット中の「ポケモンGO」ですが、日本ではもう、妖怪ウォッチにシフトしつつあるんすかね……。しかし、日本で「ポケモンGO」の配信が始まったら、まあ大変なことになりそうですな。あっしにゃあ、かかわりのねえこってすが。
 4位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が9日間で15億近くまで稼いでいる模様。たぶん13億後半~14億後半ぐらいと見積もる。さすがの認知度なのでしょうか。最終的に30億に届くかどうかぐらいは行きそうな気配です。
 5位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから15日間合計で16億~17億ぐらいだろうか? まあ順調、といっていいとは思うけれど、前作には及ばない感じだと思います。
 6位:『TOO YOUNG TOO DIE』が23日間で11~12億あたりだと思う。7/13の段階で10億は超えていたらしいので。
 7位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が16日間で3億弱ってところでしょうか。まあ、大体例年通りですな。
 8位:『植物図鑑』が44日合計で20億は超えたのではなかろうか!? 超えてるといいな。たぶん大丈夫だと思う。あ、7/13時点で20億を超えたって、公式Tweetで書かれてますね。やった!! 良かったね~!! いやあ、これは本当に大したものというか、素晴らしい成績だと思います。松竹も嬉しいだろうな。良かったすね、ホントに。
 9位:『貞子VS伽椰子』が30日間合計でまだ9億に届いたかどうかぐらいと予想します。これは10億に届くかどうか超・微妙すね……もうチョイ頑張ってほしいのだが……。
  10位:『64―ロクヨン―後編』が37日間合計で16~17億あたりだろうか? そろそろ上映も終わりでしょうか。2部作モノは最近結構キビシイ興行になってますが、かなり頑張ったと思います。

 というわけで、この週末の興行は、1位から3位に新作が入って、その下に先週の1位から8位が入る、ただし『ズートピア』を除く、みたいな感じになりました。その『ズートピア』は、どうやら金曜日でピシャッと上映終了したようなので、この週末ランキングには入ってません。この、なんというか、上映してたら間違いなくランクインしてたと思うけど、未練なしでのぶった切りはある意味凄いすね。たぶん、最終的には75億を突破したのは確実なので、今のところの今年のナンバーワン、になるのかな。2位は、今のところ『名探偵コナン』になるのかな。最終的に62.5億ぐらいいたいですね。すっげえなあ、ホントに。

 というわけで、結論。
 今週、絶対に1位は『ドリー』だと思っていたし、実際そうなったけれど、興行数値としてはわたしのテキトー予想を大きく下回る、7.45億スタートとなりました。絶対10億を超えると思ってたのに……ま、夏休みはこれからが本番なんすかね。最終的に100億を超える、という予想はまだひっこめないでおきます。7月中に30億は軽く超ええると見た。いや、それは当たり前か? いや、どうだろう? とにかく最終的に100億超えなきゃおかしいと思います。根拠はありませんが。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週はわたしは『インディペンデンス・デイ』を観て来ましたが、うーん……まあ、それなりにお客さんは入っていました。ま、夏休み映画としての本命は『ファインディング・ドリー』や『ポケモン』の方なのでしょうか。いずれも今週末から公開です。きっと、来週のこの記事は、『ドリー』すげえ!! という事になるはずです。
 ちなみに、US本国ではどんな感じでヒットしているかというと、BOX OFFICE MOJOにちょうど表になって特集されてましたので、そちらを見て下さい。もう既に、US国内では422M$=4.22億ドル→現在再び円高で1$=100円として422億となっており、公開24日間時点で『アナ雪』を軽く抜いています。ゴッツイすな。
 というわけで、もうネタがないので、さっさとランキングを見て終わります。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が初登場1位で5.7億稼いだそうです。これは……過去データを漁ってみると、『トランスフォーマー・ダークサイド・ムーン』とか『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』よりちょっと下、なレベルなので、まあ、普通に考えて30億は堅い、のかな。でもまあ、今後の進展次第でしょうな。内容的にちょっとアレだし、US本国でもイマイチ売れてないので……。なお、わたしのテキトーレビューは昨日の記事を参照してください。
 2位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから10日間合計でもう10億突破は確実だと思う。12億まで行ったかどうか、というところと予想。土曜日は結構お客さんが入ってる感じではあったけど、まああまり興味なし、です。USではあまり売れてません
 3位:『TOO YOUNG TOO DIE』が16日間でまだ10億には届いてないのかな。15億~18億着地ってところでしょうか。あまり自信なし。
 4位:『ズートピア』が79日間で75億を超えたぐらいか。どうやら上映は7/15(金)までらしいすね。要するに今週までであり、『ファインディング・ドリー』が始まったら終わり、という予想通りの展開ですな。まあ、もうちょっと長くやれば当然もっと稼げたわけだけど、もう8月にはBlu-rayも発売だし、仕方ないってところでしょうか。まあ、映画として大変楽しく最高でした。13週間かな、最後まで5位以下にならなかったのは本当にすごいですな。ありがとう『ズートピア』!! またBlu-rayで会おう!!
 5位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が9日間で2億届いてないぐらいでしょうか。まあ、正直、ほぼいつも通りすね。
 6位:『植物図鑑』が37日合計で20億まであとちょっとぐらい、と予想。あとチョイ、頑張れ!!! 20億超えたら超嬉しいすね。あとどのくらいだろうな……届くといいのだが……。
 7位:『貞子VS伽椰子』が23日間合計がまだ7億~8億ぐらいだろうか? これは10億に届くか若干心配になってきた……。
 8位;『64―ロクヨン―後編』が30日間合計で15億突破ぐらいかな。頑張ってますね。
 9位:『日本で一番悪い奴ら』が16日間合計でどうだろう、3億ぐらいかな? もうチョイ行ったか? 興味なしす。
  10位:『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』が公開土日で だそうです。まったく興味なしですが、映像はすごいすね。

 てな感じの週末でした。
 いよいよ来週から『ドリー』が公開されます。かつては、部下たちと初週の興収を予想しあってましたが、今回はどのくらい行くんだろうなあ……。わたしはまったく根拠はありませんが初週13億ぐらいと予想しています。そのぐらい行っても全然驚かないし、もっと行っても驚かないすね。16億ぐらい行ってもおかしくないと思う。逆に、10億に届かなかったとしたら、超びっくりですな。ま、来週の月曜日を楽しみにしていましょう。

 というわけで、結論。
 とりあえず『インディペンデンス・デイ』はまずまずのスタートと言っていいだろうと思う。そして『ズートピア』は今夕金曜日でおしまい。76億ぐらいでフィニッシュでしょうか。あと、『植物図鑑』が20億に届くかどうか、がわたし的には大変気になるところです。届くといいな……。以上。

↓ 先週も紹介しましたが、わたしはかなり買う気満々です。おっと!? な、なんだってーーー!!? 「録音機能なし」だと!? 意味ねえじぇんか……分かってねえなあ……HOLY SHIT!!

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 もう、2016年は半分終わってしまったわけで、こうして光陰矢の如しな毎日を送ると、きっとあっという間に東京オリンピックも開催され、そして気が付くともう死が近づくのを自覚するような歳になるんでしょうな。まったくもって恐ろしい……。
 ええ、今日も特にネタがないので、全然続かないので、さっさとランキングを見て終わりにします。
 なお、US本国では『DORY』が絶好調のようで、17日間で372M$稼いでいるようです。これは、『TOY STORY3』の289M$を大きく上回る絶好調ぶりだそうで、日本では『トイスト3』が108億円稼いだわけで、その実績からすれば、今年の夏の『ファインディング・ドリー』は120億ぐらい行っちゃってもおかしくなさそうですな。初週10億越えは確実、と根拠なく予想します。間違いないね、きっと。わたしはたぶん観ないけど。

  では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が公開土日で4.25億稼いだそうです。これはまあ大ヒットコースですが、前作は確か13億ぐらいのスタートだったので、3分の一ぐらいということになり、前作はGWも効いて最終118.0億まで伸びたので、今回は30億ぐらいは行くのかな、みたいな予想がいまのところ成り立つと思います。どうだろ、余裕なのか、ギリなのか、今後の進捗を注目したいところでしょうか。US本国ではあまりヒットしていません
 2位:『TOO YOUNG TOO DIE』が9日間で動員50万人突破だそうだから、単価1300円として6.5億ぐらいは行っているということになる模様です。まずまずじゃないでしょうか。不運にも公開が延期になってしまった事故もありましたが、無事に売れてる模様です。
 3位:『ズートピア』が72日間になるのかな、合計で75億まで行ってないかな。73~74億ぐらいではなかろうか。凄いすね。依然勢い衰えず。1日に1億以上稼いでるって事ですな。どこまで伸びるかは、果たしていつまで上映されるのか次第だと思われる。素晴らしい。
 4位:『植物図鑑』が30日合計で17~18億ぐらいではなかろうか。凄い。これは相当松竹も嬉しいでしょう。このまま行けば、ひょっとすると有川先生の小説の映画化作品でナンバーワンの数字になるのでは?
 5位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が公開土日で0.7億ほどだったそうです。第28作目だそうな。去年より若干数字的には弱いと思う。
 6位:『貞子VS伽椰子』が16日間合計でもう6億を超えて来たのではなかろうか? 先週の段階で5億ぐらいと予想していたので、そのぐらいは行ってておかしくないはず、だと思う。実はあまり自信なし。しかし大したのですよこれは。10億まで行くのでしょうか……。
 7位:『64―ロクヨン―後編』が23日間合計で15億まで行ったかどうか、ぐらいでしょうか。まあ、前編は18億ぐらいは行ってるはずなので、全編を観た人の9割が後編も観るなら16億は超えてくるわけで、落ちが少ないということは、きっちり全編が面白かったんでしょうな。来年の今頃、WOWOWで放送されたら観て見ます。
 8位:『日本で一番悪い奴ら』9日間合計で2~3億ぐらいでしょうか。興味なし。
 9位:『クリーピー 偽りの隣人』16日間合計で5億に届いたのかな? こちらも数字的にあまり自信なし。
  10位:『デッドプール』は水曜公開だから32日間かな。合計でおそらくは20億には届いていないと思う。18~19億ぐらいと予想します。これ、きっと、8月公開の『X-MEN』本編よりいい数字で決着すると思いますね。つか、『X-MEN:Apacalips』は10億ぐらいだろうな……良くても。ちなみに2014年の『X-MEN:Days of Futuer Past』は、日本では10.3億しか稼げませんでした。悲しい……。

 てな感じだと思います。

 というわけで、結論。
 先週同様、『ズートピア』と『植物図鑑』が今度どこまで伸びるのか、に大変興味があります。『ズートピア』は、80億以上行く実力はあると儲けれど、もうそろそろ上映期間も終わっちゃうんだろうなと思う。なにしろ『DORY』の公開が控えているので。それまでどのくらい稼ぐか、大変興味深いですな。同じく『植物』も、20億超えたら相当凄いですね。今後の進展を見守りたいと思います。以上。

↓ おっと、もう予約受け付けてるんですな。にんじんペン……やばい。ちょっと欲しい……。そして会議で使って、「あなたこういいましたよね!!」とジュディばりに突きつけたい!! 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 もう、6月は6本も劇場で観てしまったので、今週末は映画を観てません。
 つか、昨日は富士山登ってました。03時前に家を出て、14時前に家に帰ってました。
 気になった方はは昨日の記事をどうぞ。
 えーと、つまり今日も特にネタがないので、関係ない話でお茶を濁そうと思いましたが、全然続かないので、さっさとランキングを見て終わりにします。

  では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『TOO YOUNG TOO DIE』公開土日で2.58億。この分なら15億ぐらいは大丈夫でしょうか。もっと超えてくるかのか、それともそこまで届かないのかは2週目の様子を見てから判断したいです。とりあえず、良い出だしであるのは間違いないかと。
 2位:『ズートピア』が65日間合計で72億突破したそうです。先日、6/23時点で70億を超えたというTweetを見かけたので、大変順調です。しかし凄い。どこまで伸びるかは、いつまで上映できるか次第でしょうか。とりあえず勢いは衰えず、です。時間があったら、似たような作品、えーと、例えば『モンスターズUNIV』あたりかな、その辺と興収の伸び方を比較してみようと思ってます。結構興味深いグラフになるような予感。
 3位:『植物図鑑』が23日間合計でもう15億を超えているのではなかろうか。大変好成績で、観に行って面白かったと思うわたしとしては大変喜ばしいというか、実際嬉しいすね。もし20億まで届くなら大変な大ヒットと言えますが、そこまで届くかどうかは、これまた、いつまで上映されるか、に左右されるような気がします。
 4位:『貞子VS伽椰子』が9日間合計で、これは5億に届いたかどうかぐらいまで、もう稼いでいるのではなかろうか? ホント、こんなに売れるとは、まったく予想してなかったので驚きと言うか、大変失礼いたしました。10億届くかもしれないですな、この調子だと。
 5位:『64―ロクヨン―後編』が16日間合計で11億~12億ぐらい? と予想。どうやら先週の段階で9.4億まで伸びていたそうなので、少なくとも10億はとっくに超えたと思う。いいですね。わたしは原作を読んでいないので、映画もパスしてしまったけれど、ちゃんと読んで映画も行けばよかった、と、おそらく来年の今頃、WOWOWの放送を見て後悔すると思います。
 6位:『デッドプール』は水曜公開だったので合計26日間となるが、どうも既に17~18億は稼いでいる模様。つまりですね、『スーパーマンVSバットマン』よりも稼いでいるという事で、ホント、世の中まったく分からんです。
 7位:『クリーピー 偽りの隣人』が9日間合計で多分まだ5億には届いていない。3~4億ぐらいではなかろうか?
 8位:『日本で一番悪い奴ら』は公開土日で0.71億だったそうです。最終的に5億ぐらいか、もうちょい行くか、という感じなのでしょうか。「みんな悪いことしたことないんですか?」的なセリフをTVスポットで見かけましたが、わたしとしては、だからって自分が悪いことをしていい理由にはならん、とバッサリ斬って終了なので、観に行くつもりはありません。まだ現在公判進行中の事件らしいすね。
 9位:『オオカミ少女と黒王子』が30日間で、どうだろう、10億超えたかどうかぐらいだと思う。ワーナー配給ですが、まずまずの成績、いやむしろかなりいい成績なのではなかろうか。
  10位:『64―ロクヨン―前編』が51日間で、18億ぐらいではなかろうか。後編も好調だし、一気観する方も多いのかもしれないですね。やっぱりどうも、前後編ものは最近の邦画は結構キビシイ作品が多くなってきたような気がしますが、『64』はかなりいい興行値だと思います。映画マニア的には、前後編モノはあまり好きではないです。それなら最初から3部作ぐらいにして1年ごとに公開される方がわたしとしては余程どうれしいのだが……。後編ありきの作りはちょっと敬遠したくなってしまうので……。

 てな感じだと思います。

 というわけで、結論。
 とにかくわたしとしては、『ズートピア』と『植物図鑑』が今度どこまで伸びるのか、に大変興味があります。しかし、もう来週からは夏興行本番なわけで、いつまで上映できるか、がカギになるのではなかろうか。なお、わたしとしては『アリス』や『ドリー』や『シン・ゴジラ』は観に行くつもりはなく、『インディペンデンス・デイ』と『X-MEN:アポカリプス』ぐらいかなあ……観たいのは。
 はあ……早く『Swiss Army Man』が観たいのだが、日本で公開されるか、大変心配……。あと、わたしの愛するStephen King氏の『CELL』の映画がもうUS公開されたっぽいすね。これまた珍ムービーになってないと良いのだが……心配……。以上。

↓ これっす。正直、あまりおススメな小説ではない、かな……。 最初、新潮社の告知では「携帯ゾンビ」だったかな、そんな仮タイトルだった覚えが……。まあ、お話はまさに「携帯ゾンビ」すね。
セル〈上〉 (新潮文庫)
スティーヴン キング
新潮社
2007-11-28

セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57)
スティーヴン キング
新潮社
2007-11-28

 ついでに、映画版のUSトレーラーも貼っときます。John Cusac氏とSamuel L. Jackson御大というと、『1408号室』コンビすね。あの映画は最高でしたが、『CELL』は大丈夫だろうか……。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末、わたしは『10クローバーフィールド・レーン』を観ました。しかしわたしが観た回の客層は、ものの見事におじさんばかり(明らかにわたしより年上の60代ぐらいばっかり)で、ちょっと物悲しく苦笑せざるを得なかったですが、残念ながら物語もわたしの期待を超えるものではなく、正直イマイチでした。いつものわたしのネタバレ全開レビューは2日前の記事を見て下さい。まったく参考にならないと思いますが。
 そしてまるで書くことがなく、ネタがないので、ランキングを見てさらっと流して今日は終わりにします。そういやUS本国ではこの週末から『Finding Dory』が公開されて、アニメ史上最高の数字でスタートしたらしいですよ。間違いなく、日本でも大ヒットでしょうな。日本でも100億は余裕で超えてくるような気がしますね。前作『ニモ』が110億稼いだ実績があるし、7/16(土)公開で、いきなり三連休だし、8月に入ればお盆BOOSTもかかるのは間違いないし、これは相当な数字が期待できそうですな。まったく根拠はないですが、初週、10億越えると思います。しかし、DISNEY的には、7/1公開の『アリス』と微妙にかぶるのが若干心配かも……『アリス』の前作は日本でも100億超えているけど、今回は厳しいのではなかろうか……。US本国でもかなりぱっとしない興行になってます。

  では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『植物図鑑』が動員数1位に返り咲き。16日間合計でもう12億~13億程度まで伸びていると予想。これはすごい。「オトナ男子割」が効いたのか?
 2位:『64―ロクヨン―後編』が9日間合計で、7億~8億、場合によっては9億台もあり得る。この作品の単価が低くなるのは想像がつくけれど……。
 3位:『ズートピア』が58日間合計で70億に届くかどうかぐらいまで伸びているはず。金額順だと、この作品が1位だったのでははなかろうか? まあ、3Dはそれほど貢献しているとは思えないけれど、大人、とりわけ20代~30代に今は人気がシフトしてる模様。口コミなんでしょうな。今週末、偶然この映画の開場の列を観たけれど、どうやらもうちびっ子客ではなさそうな感じでした。わたしが観に行ったときはちびっ子中心だったのだが……。しかし、依然として勢い衰えずなわけで、これはまだ伸びそうですな。80億~90億ぐらいの決着だろうか。あとどのくらい上映期間があるのかにもよるのでしょうな。あっぱれです。
 4位:『貞子VS伽椰子』が公開土日で1.98億稼いだそうです。わたしの想像よりもずっと売れていて驚いた。そうなんだ……へえ~。これは10億以上はカタイってことなんでしょうか。大したもんだなあ……。つーか、352スクリーンという公開規模にも驚いた。でも、サーセン。興味ないっす。
 5位:『デッドプール』は水曜公開だったので合計19日間となるけど、おそらくは14~15億ぐらいはもう稼いでるはず。15億超えてる可能性もあるか。わたしはこの映画、『X-MEN』を知らないと全然面白くないと思ったけれど、どうやら全然関係なく、若者たちは楽しんでいるんでしょうな、きっと。へえ~。分からんもんだなあ。
 6位:『クリーピー 偽りの隣人』が公開土日で1.27億稼いだそうです。となると、10億超えるかどうかはまだ何とも言えず、な感じでしょうか。原作は前川裕先生の小説で、続編があるんじゃなかったかな。あ、公式サイトでも紹介されてますね。映画がヒットして、続編も映画化できるといいですなあ。
 7位:『オオカミ少女と黒王子』が23日間で10億届いたかな? 届いていないか微妙なところと予想。
 8位:『MARS~ただ、君を愛してる~』が公開土日で0.79憶だったそうです。うーん、公開規模からするとまずまずなんでしょうか? 90年代の別冊フレンドに連載されていた漫画だそうです。
 9位:『64―ロクヨン―前編』が44日間で、17億チョイというところでしょう。かなり頑張って粘ってます。最終的には前後編あわせて32~34億ぐらい? と思われます。
 10位:『高台家の人々』が16日間合計でまだ5億に届かないと思われる。応援のためにも観に行くべきだった……。

 なお、わたしが観に行った『10クローバーフィールド・レーン』は12位だったそうです。興収の数字は出ていないが、恐らくは土日で0.4~0.5億程度と思われる。てことは、最終5億も厳しいだろうと思う。それから、わたしが激推ししている『殿、利息でござる!』が先週に引き続きもう興行的にランクに入らず、当初15億は行くのでは? と予想していましたが、そこまではちょっと厳しいか?13~14億くぐらいで打ち止めだとすると、非常に残念至極です。『猫』には負けないで欲しい。

 というわけで、結論。
 『植物』は大変イイ感じに伸びていますね。素晴らしいことです。そして『ズートピア』 も依然勢力強し、です。わたしとしては今月はもう大体観たい作品は観たので、次は7/9(土)の『インディペンデンスデイ』まで、ちょっと休憩します。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末、わたしは『マネーモンスター』を観ました。そのちょっと前の平日の夜に『デッドプール』も観ました。ともにわたしとしては結構面白かったです。ただ、それほど大絶賛というほどではないですが、いつものわたしのネタバレ全開デビューで良ければ、数日前の記事を見て下さい。テキトーなレビューですので、あまり参考になるとは思えませんが。 
 ところで、今日は映画ではなく、ブロードウェーの祭典、TONY賞の発表だったわけで、大変気になっていたわたしですが、どうやら下馬評通り、『HAMILTON』がミュージカル部門では11部門受賞でほぼ独占したようですね。 WOWOWでも何度かプロモーション映像を見たけれど、くそーーーまったくチケット獲れないんだよな……去年、46thSt.にある劇場前で看板と行列は見ましたが、まあ、なんかそのうち映画になりそうな気がしますね。まったく根拠はありませんが。あと、演劇部門で、わたしが去年NYCで観て大興奮した『MISERY』からは、タイトルロールを演じたLaurie Metcalfさんがノミネートはされたけれど受賞ならずだったようですな。残念でした。
 というわけで、これ以上引っ張るネタがないので、以下、ランキングを見て終わりにします。

  では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『64―ロクヨン―後編』が公開土日で3.54億稼いで1位だそうです。これは前編よりもかなりいい数字でのスタートですが、まあ、前後編モノの後編の初動がいいのはいつものことなので、当たり前と言えば当たり前です。現在、前編が15~16億は稼いでいると思われるので、後編もそのぐらいは目指してほしいところでしょう。トータル30億超えたら嬉しいですね。そして行きそうですね、この勢いならば。良かった。
 2位:『ズートピア』が51日間合計で、65億を突破しているそうです。すごいですな。人気衰えず、です。わたしはうっかり吹替版で観てしまったので、字幕版が見たい……!!
 3位:『植物図鑑』が9日間合計で、まだ10億には届いてないけれど、7億以上はほぼ確定だと思う。8億~9億ぐらいではなかろうか。大変良かったので、特に若い女性にはおススメ。わたしのようなおっさんにも、是非観ていただきたい。ええのう……とため息必至です。
 4位:『デッドプール』は水曜公開だったので合計12日間かな? おそらくもう10億は余裕で超えているはず。12億~14億ぐらいとみる。平日の夜にわたしは観ましたが、結構若者中心にお客さんは入ってました。でも、この映画はかなり玄人向けですので、X-MENを知らないと厳しいのではなかろうか……入っているお客さんは、おそらく全然X-MENを知らない世代ばかりだと思いますが。
 5位:『オオカミ少女と黒王子』が16日間で10億届いていないのではなかろうか。9億ぐらいと予想。それでも、かなり粘って健闘と言えると思う。
 6位:『64―ロクヨン―前編』が37日間で、16億を超えているそうです。後編が公開されたので、一気に見たい人も多いのではなかろうか。今後の興収の伸びは、いつまで公開されるかがカギか。
 7位:『高台家の人々』が9日間でおそらく5億も行ってないはず。先週の公開土日で1億程度だったので、頑張って3億程度か?厳しい戦いになってるので、応援のためにも観に行こうかな……。原作漫画は大変面白い。前巻持ってます。
 8位:『マネーモンスター』が公開土日の2日間で0.59億だったそうです。初日は金曜日だったので、その分入れるとどれくらいか、ちょっと分からないが、この分だと10億には届かず終わる見込み。US銃社会の恐ろしさがわたしには非常に身に染みました。大人向けです。わたしは面白いと思いました。
 9位:『世界から猫が消えたなら』が30日間合計でたぶん10億に乗った頃合いだと思う。たぶん、関係者の期待の半分ほどではなかろうか。根拠はありませんが。ちょっと厳しめか。
  10位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が58日間合計で61億ほどか? 既に先週60億突破と言うニュースが出ていたので、そこからちょっとオンされてるのは間違いない。62億ぐらいかも。しかし粘る。凄いなあ本当に。

 というわけで、わたしが激推ししている『殿、利息でござる!』がランキングから消えてしまったのが大変気になる!! 恐らくは、現在、累計で11億ぐらいは行っているはずなのだが、15億に届くと予想していたので、このままだとピンチ。わたしの予想がまた大きく外れて終わってしまう……ま、わたしの予想なんてどうでもいいけど、もっと稼いでほしいのだが……15億はちょっと厳しい情勢になってきたと言わざるを得ないかも。

 というわけで、結論。
 『64』が検討、『ズートピア』人気衰えず、『植物』は順調に伸びている、というのが今週の結論でしょうか。ネタがないので終わり。あと、まったくどうでもいいのですが、わたしが愛用するTOHOシネマズのWebサイトが、大きくリニューアルしてしまって、正直超使いにくいんですけど、そう思うのはわたしだけですか? ああ、わたしだけっすか、サーセン。失礼いたしました。以上。 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週は調子に乗って3本映画を観てしまったわたしだが、しかも珍しく、そのうち2本は邦画である。『殿、利息でござる!』と『植物図鑑』を観て、さらに洋画の『サウスポー』を観た。どれも大変楽しめたが、それぞれ、ネタバレ全開で書いたレビューで良ければ、別途参照してください。ちなみに、わたし的には、『殿、利息でござる!』がイチオシのような気がします。『植物』は、若い方にはおススメです。『サウスポー』は、役者の芝居は最高ですが、物語的にはちょっとモノ申したいところがありました。というわけで、ほかにこれと言ってネタがないので、ランキングを見て終わりにします。
 あ、そうなんです。わたし、まだ『デッドプール』観てないんすよね……MARVELヒーローが大好きなわたしですが、どうもイマイチ乗れないんす……まあ、今週のどこかで、帰りに観てこようと思ってます。水曜日あたりかなあ……。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『植物図鑑』が初登場1位!! 公開土日で3.42億稼いだそうです。データを漁ってみると、この初動だと15億以上はほぼ確定、伸びて17~18億、場合によっては20億到達もあり得る数字だ。これは驚いた、といったら失礼か。すみません。わたしはてっきりデッドプールが1位かなあ、と思ってました。あ!! そうか、そういうことか。どうやら、金額順のランキングでは、3Dとか客層的に単価の高いデッドプールの方が1位のようですな。しかし、『植物は』大健闘と言ってよいのだと思います。松竹的には関係者一同やったー!! とお喜びのことと存じます。唯一の不安点は、舞台挨拶などの初動パワーが大きくて、勢いがどこまで続くか、という事だろうと思う。わたしも、まったく無意識に土曜日の朝イチの回を観に行って、舞台挨拶のライブ中継が始まって驚きましたが、まあ、本当に大変な人気ですね。
 2位『ズートピア』が44日間合計で60憶を超えたそうです。こりゃあもう70億も本当に見えてきたわけで、あとは劇場のスケジュール的にいつまで上映できるか、次第なのかもしれませんな。とにかく、落ちが少ないのがすごい。
 3位『デッドプール』が、水曜日から公開になっているので5日間か。その合計はおそらく7.11億だそうです。6/1(水)の初日だけで1.6億稼いだそうで、さらに週末の土日で3.8億稼いだそうなので、まあ、凄しですな。しかし……どうにも乗れないのは何故なんだ>オレ。 ちなみに、全世界ではもう既に7.7億ドル=826億円稼いでるそうです。
 4位『オオカミ少女と黒王子』が9日間で5億に乗ったかどうか?ぐらいだと思われる。二階堂ふみちゃんは大変可愛いと思います。
 5位:『高台家の人々』が公開土日で1.0憶ほどだそうです。これはちょっとキビシイかも。原作漫画はわたしも全巻買って読んでいますが、大変面白い作品です。綾瀬はるかちゃんを観に行くべきかもな……。サーセン。まだ観てないっす。東宝的には、『猫』<『殿』となり、今回も『高台家』<『植物』と松竹に2連敗となってしまう可能性があり、憤死者が出ていないか心配です。まったく大きなお世話ですが。
 6位:『64―ロクヨン―前編』が30日間で14億ぐらいか? 15億まで届いたかも?? 自信なしです。先週書いた通り、後編が控えているので、もうひと稼ぎほしいところか。間違いなく面白そう。
 7位:『世界から猫が消えたなら』が23日間合計で恐らく10億届いていないのではなかろうか。平日の動員がわたしの想像より良ければ、10億届いているかも。ちょっと数字的に厳しい。
 8位:『殿、利息でござる!』が23日間合計でこちらはおそらく10億に届いたと思う。わたしもド平日の夜に観に行ったけれど、結構お客さんは入ってました。そして大変面白いので、わたし的におススメです。実に真面目な、グッとくるお話でした。ただまあ……グッとくるのはおっさん以上かなあ……若者に伝わるのか、わたしには良くわからんです。
 9位:『スノーホワイト/氷の王国』が9日間で3億程度だと思う。5億は行ってないと見る。
 10位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が51日間合計で60憶を突破したそうです。累計動員数は471万人だそうで、しかし、何度も書いてますが、これはもう、とてつもない数字ですよ。本当にすげえなあ。

 ほか、ランクから外れてしまったのでわからないけれど、わたしとしては『映画クレヨンしんちゃん 』 が果たして20億に届いたのかどうか、非常に知りたい。正解は来年の1月の映連の大本営発表を待つしかないが……どうなったのかな、しんちゃん……。あと、わたしの2016年暫定No.1の『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』がどのくらいまで行ったのかも知りたいのだが……ぐぬぬ……データがない……!!

 というわけで、結論。
 松竹2連勝、実際凄いと思います。おめでとうございます! 東映も頑張って欲しいのだが、今週公開になった『探偵ミタライ』はTOP10にも入れず……厳しいですなあ……。以上。

↓ 次の週末はコイツを見ます。結局、観たかった『エンド・オブ・キングダム』は見逃しそうな予感……。
 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、わたしの大好物のハリウッドアクション『エンド・オブ・キングダム』を観るつもりが、土曜日は宝塚歌劇を観に行き、そして日曜日は仕事が立て込んで忙しく、行けなかったっす。はーーやれやれ。というわけで、まったくネタがないので今日はランキングをさらっと流して終わりにします。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『ズートピア』が37日間合計で53億を突破したそうです。6週目の数字的には、2014年の『マレフィセント(最終65.4億)』よりちょっと上ですね。すげえなあ……。わたしの適当なネタバレレビューはこちらなんですが、わたしが今、何見たらいいかな、と聞かれたら、迷わずこの作品をおススメします。間違いないす。大変面白いす。
 2位:『オオカミ少女と黒王子』が公開土日で2.33億だそうです。これもヒットと言っていい数字ですな。ええと、原作は集英社かな、漫画原作すね。詳しくないので内容もあまり知らないす。二階堂ふみちゃんが可愛いのは間違いないす。
 3位:『スノーホワイト/氷の王国』が公開土日で1.15億だそうで、コレはちょっと微妙すね。2012年の前作『スノーホワイト』は最終的に17.1億とかなり頑張ったけれど、最初の土日で3億ぐらいは稼いでいたはずなので、今回は10億行くかどうか、というところでしょうか。もうチョイ行くのかな……わたしとしては前作は観に行ったけれど、正直イマイチわたしの趣味に合わなかったので、今回は観に行くつもりはないす。
 4位:『世界から猫が消えたなら』が16日間合計でおそらくまだ10億は届いていないはず。8億行ったかどうかぐらいだと思われる。最終18億ぐらいか、と先週予想しましたが、もうチョイ下かも?自信なし。
 5位:『殿、利息でござる!』が16日間合計でこちらもまだ10億には届いていないだろう。おそらく8億~9億届かずぐらいか? くそー、早く観に行きたいのに……ぐぬぬ……。おととしのヒット作『超高速!参勤交代(最終15.5億)』より、先週までは良かったのに、また少し下回ったのではなかろうか。15億は超えてほしい……。
 6位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が44日間合計で58~59億ぐらいと予想。正確な数字が知りたい……。とにかくとんでもない大ヒットです。
 7位:『64―ロクヨン―前編』が23日間で13億ぐらいか? そこまで行ってないかも? いずれにせよ、後編が控えているので、もうひと稼ぎほしいですね。間違いなく面白そうなので、ホントは観たいのだが……。
 8位:『海よりもまだ深く』は9日間合計で3億~5億とどいてないぐらいと予想。ちょっと先週と比較すると落ちたような。
 9位:『映画クレヨンしんちゃん 』 がなんとまだランクイン。44日間合計で、おそらくは20億まであと少し、ぐらい稼いでいるはず。凄い!! しんちゃん新記録はぜひ20億の大台に乗せてほしいものだ。
  10位:『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』が31日間合計で25億ぐらいと計算したのだが、わたしの最初の予想よりも伸びていて、大変嬉しい。映画として非常に素晴らしく、わたしの現在の2016年暫定ナンバーワン。最高です。

 そしてわたしが観るつもりだった『エンド・オブ・キングダム』は、11位だったそうで、金額の発表は見当たらないけれど恐らく0.5億も行ってないんだろうな……つまりさっさと観に行かないと上映回数が減るどころか終わっちゃうって事か。そうだ、水曜日はファーストデーだから、よし、水曜の夜に観に行こう。
 くそーーーー。どうしても月末月初はバタバタする……ぐぬぬ……!! 頑張ります!!

 ところで、さきほど見た情報では、US本国ではこの週末、『X-MEN:Apocalypse』と『Alice Through the Looking Glass』が公開になったのだが、両作とも、若干イマイチなオープニング興収だったみたいすね。BOX OFFICE Mojoの記事によると、両方とも、前作からかなり落ちる数字だったっぽいですな。まあ、『X-MEN』は絶対観るけれど、たぶん『Alice』は観ないかな……。素直に「鏡の国のアリス」という邦題にすればいいのに。
 しかし……今回の『X-MEN』はどうも評価が低いんだよな……。日本公開は8月11日だそうで、当分先っすね。前作の『X-MEN:フューチャー&パスト』で時間軸めちゃめちゃに壊しちゃったからなあ……アレはないよね……。

  まあ、予告も正直、イマイチわくわくしないけど、とりあえず観にいくつもりっす。

 というわけで、結論。
 今週は、新作では『狼少女と黒王子』が強さを見せ付けてくれましたが、やはり今週も『ズートピア』圧勝です。まあ、めちゃめちゃ面白いすからね。実力がちょっと違いすぎでしょうか。70億は超えそうですね。すげえなあ……ほんとにDISNEYは。もう、賞賛せざるをえないすね。以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、わたしははるばるMOVIXさいたまへ、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III 暁の蜂起』を観に行ってきました。まあ、ガンダム大好きな友人M田くんが舞台あいさつ付きに行きたいというので、さいたままで行ってきたわけですが、あの辺もすっかり様子が変わっていて驚きでした。イトーヨーカドーのあったあそこはYODOBASHIに変わってるし。まあ、車も置けるので、ウチからは1時間半弱ぐらいかかるけれど、ま、ちょっとしたドライブってことで。
 というわけで、『ガンダム』は限定上映なので興収的には小さいと思いますが、ほかにネタはないので今週もランキングをサクッとさらってお終いにします。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『ズートピア』が30日間合計で45億を突破したそうです。これはすっごいことです。何が凄いかというと、今週>先週>その前の週、というように週末興収が週を追うごとに伸びている点で、下がっていくのが普通なのに、上がっていくことは、まずもってめったにないことです。あれ、日本語が変だな、意味分かるかしら? まあ内容もいいし、じわじわ口コミ系なんすかね。素晴らしい!! わたしの適当なネタバレレビューはこちら
 2位:『殿、利息でござる!』が9日間合計でおそらく6億~7億届かずぐらいか? いずれにせよ絶対シニアしか見そうもないのに、2位キープは非常に立派。松竹的には、してやったりだと勝手に想像します。わたしも早く観に行きたい。おととしのヒット作『超高速!参勤交代(最終15.5憶)』より、少し上回っているか、同じくらいだと思うので、15億を超えることは確定かも。
 3位:『世界から猫が消えたなら』が9日間合計でおそらく『利息でござる』よりチョイ下の5億~6億ぐらいと予想。これは先週も書きましたが東宝的にはやや期待を下回るのでは。最終15億は超えると思うけれど、18億には届かないぐらいと予想します。
 4位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が37日間合計で57~58億ぐらいと予想。そこまで行ってないかも。この週末、ちょうど『コナン』君の上映開始時間に居合わせましたが、まだまだお客さんは入ってるようでした。大きいお姉さん主体でしたが。
 5位:『海よりもまだ深く』は公開土日で1.08億だったそうです。これは、是枝監督作品で比べると、去年の『海街diary(最終16.8億)』や2013年の『そして父になる(最終32.0億)』と比較すると、かなり数字的には落ちると思う。頑張って盛り返して欲しいけれど、まずは10億超えるかどうかが最初の関門か? 
 6位:『64―ロクヨン―前編』が16日間で、どうだろう、10億乗ったかどうか、ぐらいだと思う。地道に積み上げ中。後編は6/11公開なので、もうひと稼ぎして欲しい。
 7位:『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』が24日間合計で23億ぐらいと計算したのだが、かなり自信なし。先週、最終25億に届かないぐらいと書きましたが、すみません。大幅に読み間違えました。25億は超えそうですね。でも30億は無理かな……つまりUS興行の初日1日分も行かないってことです。悲しい……内容的には超・最高です。わたしの今年暫定ナンバーワン
 8位:『映画クレヨンしんちゃん 』 が37日間合計で、17億~18億と思われる。すごい。地道に積み上げてます。まさかと思うけど、20億に届くのか? 我ながらちょっと計算が信じられない。
 9位:『ガールズ&パンツァー』が、再び157スクリーンでの上映が始まり、まさかの再ランクイン!! すげえ!! もう、公開何日目なのか、累計興収がどのくらいなのか、計算するのも面倒。えーと、2015年11月21日公開だから……184日間ってことかな? で、累計興収は、3月ぐらいだったかに4DXで盛り上がっているころに最後に計算したとき既18億ぐらい行っていたので、まさか20億とか行っているのか? さっぱりわからんです。※2016/05/24追記:公式Tweetで、20億突破が公表されてました。すげえ……!!
  10位:『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN III 暁の蜂起』がわずか15スクリーンでの限定公開で0.5億と10位にランクイン。やった!! 最高に面白いです。かつてガンダムに夢中になったおっさんが観ると相当面白いと思う。しかし……次の『IV』では、とうとうシャアとララアの出会いが描かれるわけで、ララアの声を誰がやるのか、わたし的には大変楽しみです。

 とまあ、今週のランキングは以上です。
 なお、ちょっと古い情報ですが、という断り書き付きで、今年の邦画のいくつかのデータをTwitterで見かけたのでメモっておこう。
 『エヴェレスト神々の山嶺』:58日間興収で12.2億
 『暗殺教室卒業編』:45日間興収で34.3億→マジか…余裕で35億超えてると思ってた……。
 だそうです。想像よりもちょっと下だったかも。ふーん。いや、サーセン。特にコメントはないす。

 というわけで、結論。
 『ズートピア』強し!! まあ、内容的に大変面白く、もし今、なんか映画でも観ようかなと悩んでいる人がいたら、わたしは迷わず『ズートピア』をおススメします。理由は以前書いたわたしのテキトーレビュー(ネタバレあり)をどうぞ。しかし……『コナン』くんが一体全体いくら稼ぐのか、もはやまったく読めません。どうも60億も越す勢いです。毎週書いてますが、本当にすげえ。関係者一同、来年どうしようと青くなっているのではなかろうか? ああ、邪推っすね。失礼いたしました。以上。

↓ わたしは来週はコイツを観る予定です。闘う大統領再び!! 今度はロンドンが舞台だ!!

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 この週末は、わたしは『ズートピア』と『マクベス』を観て来ましたが、わたしがシネコンにいた時、売り切れや残りわずか! となっていたのは、何故か『遊戯王』と、『利息でござる!』の2作でした。『遊戯王』はまたカード配布とかがあったのだろうか? そして『利息でござる!』は、完全にシニアのお客さんばかりでしたが、相当人気は高かった模様です。もちろん、わたしの観た『ズートピア』も、かなりの混雑でした。
 というわけで、今日は特にトピックスがないので、ランキングをさらっと流して終わりにします。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『ズートピア』が23日間で37億まで伸びているそうです。先週より稼いだそうで、後伸びしていますね。口コミなんだろうか? やはりDISNEYアニメは強いですな。ただし、同じ4W目で比較すると、『ベイマックス』や『モンスターズUniv』には及ばないレベルで、50億は堅いと思うけれど、70億までは難しそう。わたしも観て大変楽しめました。わたしの適当なネタバレレビューはこちら
 2位:『殿、利息でござる!』が公開土日で1.9億ほどだそうです。やっぱり強かった!わたしも非常に見たいと思っている。東宝の『猫』に勝つなんて、おそらく松竹の皆さんは超大喜びで盛り上がっていることでしょう。良かったっすね!! おととしのヒット作『超高速!参勤交代(最終15.5憶)』には若干届かずの初動なので、15億には ちょっと届かないかなあ。。でも15億超えることを期待しています!!
 3位:『世界から猫が消えたなら』が公開土日で1.8憶だそうです。まったく根拠はありませんが、おそらく東宝的にはかなり物足りないスタートだろうと思う。このままだと最終15~16億あたりか。この小説はずっと前に、わたしが通っているヘアサロンに置いてあったので、カットの最中の45分ぐらいで半分ぐらいほど読みましたが、続きはそのまま読んでないのでどういうオチなのか知らないです。わたしはあまり興味なしですが、もっと売れると思ってました。
 4位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が30日間合計で55億に届かないぐらいとみる。53~54億ぐらいか? いずれにせよ先週の時点でもう50億を越えてコナン史上最高記録達成済みだったので、う〜ん、まあ55億は行ってないだろうと思う。。観ていないのでわからないけれど、きっとファン大満足の素晴らしい出来なんでしょう。どこまで伸びるかもはや予測不能で来年のハードルは上がる一方……。
 5位:『64―ロクヨン―前編』が9日間で7億ほどと予想。もうちょい下か? 地道に稼いで頑張っていますが、シニアのお客を『利息でござる』に取られたかも。
 6位:『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』が17日間合計で20億は超えたはずだと思う。ただここからまた伸びていくのは難しいだろうから、最終25億に届かないぐらいと予想。内容的には最高です。わたしとしては今年の暫定ナンバーワン。
 7位:『劇場版 遊☆戯☆王』が23日間合計で6億ほどと予想。スクリーン数が少ない割にかなりじわじわ健闘中。素晴らしいと思う。
 8位:『映画クレヨンしんちゃん 』 が30日間合計で16~17億ほどか。こちらもシリーズ最高記録。
 9位:『ちはやふる―下の句―』が16日間合計で10億にはちょっと届かずか、ぐらいと予想。最終15億は超えてほしいけれど、大丈夫だろうか。「上の句」はおそらく15億は余裕で超えていると思う。
  10位:『アイアムアヒーロー』は23日間で12~13億ぐらいと予想。 こちらも15億あたりでの決着か。

 ランク外では、『変態仮面』が13位だったようですね。うーん、観たいけれど、近所で上映していないのが残念。WOWOW待ちです……。そしてわたしが観に行った『マクベス』はデータなし。まあそりゃ地味ですからね……なぜか吉本の配給という事で、どのくらいの数字だったのか大変気になるのだが……。

 というわけで、結論。
 わたし的には『ズートピア』がお薦めです。そしてわたしとしては『殿、利息でござる!』を早く観に行きたいと思ってます。以上。

↓これが原作らしいすね。一応実話ベースだそうで、ヤバい……どんどん見たくなってきた……。
無私の日本人 (文春文庫)
磯田 道史
文藝春秋
2015-06-10

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 GW最後の週末という事で、数字がかなり積みあがっていることを願いたいですが、果たして「コナン」君がどこまで伸びたか、そしてDisneyの『ズートピア』も相当伸びてるのではないかと根拠なく思います。あとはわたしが大絶賛している『シビル・ウォー』がどれだけ伸びたかが気になるところですが、US本国でもやっと公開になったので、今日はランキングをさらっと流した後で、ちょっとだけ、US興行について触れて終わりにします。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『ズートピア』が16日間で30億直前まで伸びたそうです。凄い勢いだ!! 先週の段階で15億程度だと思っていたので、このGWでがっぽり稼いだ。くそー、やっぱり観るべきだった。今週、夜、どこかで観に行ってこよう。内容の評価は非常に高いです。
 2位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が23日間合計で驚きの50億突破!! まったく信じられない勢い!! これは本当に凄いことだと思う。この勢いは、『アリエッティ(最終92.5億)』よりチョイ下、『モンスターズUniv(最終89.6億)』よりチョイ上と、とんでもない勢い。まあ、例年の『コナン』君は、9Wか10Wで終わるのだが、去年の例で言うと、GWを過ぎると緩やかに落ちて行き、4Wからの積み上げは6~7億程度。しかし今回57億とかで終わるとは到底思えないのだが、一体どこまで伸びるのか、もはや過去データは参考にならん勢い。ホントに凄い。しかしここまで凄いと、関係者一同にかかる来年のプレッシャーは凄いでしょうな。今年だけ例外って訳には行かないだろうし。ま、余計なお世話です、はい。
 3位:『64―ロクヨン―前編』が公開土日で2.57億スタート。長いこと何度も予告を見せられたけど、まあ面白そうだし、原作も大ベストセラーだし、東宝的には手堅く稼ぐのでしょう。ただ、最近どうも元気のない<前後編モノ>だけに、ちょっと心配していたのだが、まあ、20億届くかどうかが第一関門でしょうか。「後編」は6/11(土)公開らしいですが、それまで長めに引っ張るんでしょうな、きっと。
 4位:『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』が10日間合計で16億~18億程度と予想。去年の『Ultron』よりもいいんじゃないかな、これは。30億も夢じゃなくなってきた。嬉しい!! 内容的にはもう最高です。
 5位:『映画クレヨンしんちゃん 』 が23日間で15億~16億ぐらいだと思う。GWでもうチョイ行ったか? いずれにせよ「クレしん」史上最高ペース維持。サーセン、全然勉強不足で要因がさっぱり分からん。
 6位:『ROAD TO HIGH & LOW』が公開土日で1.2億ほどだったそうです。強いですなあ。
 7位: 『ちはやふる―下の句―』が9日間合計で8億~9億ぐらいか? 10億には届いていないと予想。上の句よりも今のところいいペース。続編も決まってるそうなので、まだまだ頑張って欲しい。
 8位:『アイアムアヒーロー』は16日間で10億は超えている模様。12億弱か? うーん、もっと行くと思っていたが、ライバルが強すぎたか? 想像よりも幾分静かな興行になっているような気がする。
 9位:『劇場版 遊☆戯☆王』が16日間で5億弱? 頑張って粘っている。GW効果もあるか。
  10位:『テラフォーマーズ』 が9日間で5億チョイか? もうちょっと行ったか? いずれにせよ、2週目でこの位置はかなり厳しいと見るべきか。
 ランク外では、『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が5/5の段階で40億を突破したそうです。これまたシリーズ最高記録達成。おめでとうございます!! 『のび太の恐竜』が公開されたのが1980年。……小学生で毎月コロコロコミックを買ってましたよ。凄いなあ、本当に。

 以上、日本のGWは上記のような興行だったそうです。
 で。いよいよUS本国でも公開された、『CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR』ですが、公開3日間で181M$(=1$を108JPYとすると196億円)の興収をたたき出したとのこと。詳しい記事はこちらを読んでもらうとして、これは、比較すると次のようなものらしいです。
 <US国内の公開3日間興収比較>
 『CAP:CIVIL WAR』・・・181M$
 『SW:EPVII』・・・・・・・・・247M$→最終的にUS国内936M$
 『Avengers:Ultron』・・・191M$→最終的にUS国内459M$
 『BAT v SUP』・・・・・・・・166M$→現在US国内327M$
 『DEAD POOL』・・・・・・132M$→現在US国内362M$
 『IRONMAN3』・・・・・・・174M$→最終的にUS国内409M$
 ※分かってると思いますが、M=Million→100M=1億です。
 という数字だそうで、どうやらUS国内では4億ドル近くは確定っぽい。凄い!!
 それにしても、日本でももっと売れてほしいのだが……まあ、30億円程度とすると……US$換算だと28M$、初日1日分より少ないじゃん……これが現実か……。ハリウッドよ、これが日本映画興行、ですな……。恐らく、このハリウッド映画の日本における低迷は、30代後半~40代前半ぐらいの、中学生~小学校低学年の子供を持つ親たちが、まったく子供を連れて観に行かないことに原因があると思う。自らを思い返せば、わたしは『STAR WARS』を小学校低学年のときに親父に連れられて観に行ったし、『ALIEN』とか『SUPERMAN』なんかも親父と観に行ったわけで、そういう行動が今は全然なくて、アニメに根こそぎ持っていかれてしまっているんだろうな、と思う。親子連れはほとんど見かけないもんなあ。現代のそういった30代後半~40代前半のおっさんたちがあと15年もすれば50代とかになるわけで、そうなったら、『64』や、山田洋二監督作品のような邦画も完全に終了するのではないかという気がする。これは出版界と同じ現象で、もはや映画産業は斜陽産業なんでしょうな。イチ映画オタクとしては残念だけど、もうどうにもならないと思う。まあ、その頃にはわたしは相当ヒマになってるだろうから、毎日せっせと映画館に通って、シニア料金でハリウッド映画を楽しむことにしよう。
 
 というわけで、結論。
 『ズートピア』がGWでググッと数字を積み上げて来ました。そして『コナン』君が4週目にしてまさかの50億OVERと凄まじい記録を達成。果たして来年はどうなるのか、早すぎる期待をもって今日はおしまい。以上。

↓ 今の最新刊は89巻みたいすね。はーーー30巻ぐらいまでは読んだのだが……下手すると今世紀になって一度もサンデーを読んでないような気がする……。

 というわけで、月曜日は恒例の週末映画興行収入データです。
 今日はGWの狭間の平日ですが、わたしはフツーに働いていました。この週末は、金曜日の祝日公開の作品が多く、かなり稼いだ映画もあるようですが、当然わたしのイチオシは『CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR』なわけで、一体いくら稼いだのか興味津々であります。今日は他に特にネタがないので、ランキングを眺めて終わりにしてしまいます。まあ、とにかくですね、『CIVIL WAR』が素晴らしすぎて、わたしは大興奮しました。現代映画界の最高技術を駆使した映像と、最高レベルに練られた脚本は本当に素晴らしいデキでした。最高です。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が16日間合計で、36億を突破したそうです。強すぎる!! すっげえ勢いがまったく衰えません。まだ3週目でこの成績は『ヱヴァQ』や『踊る大捜査線FINAL』並。ともに50億を軽く突破した作品なので、こりゃあもう、マジで50億に届くのではなかろうか。
 2位:『ズートピア』が9日間で 13億~15億弱ぐらいか? かなりの勢いをキープ。内容も評価が高いですね。わたしも観たくなって来ました。勢い的には、去年の『ターミネーター:ジェネシス(最終27.4億)』ぐらい。30億には若干届かずか、このGWでグッと伸びて30億を超えるか、そんなあたりだと思われます。
  3位:『シビル・ウォー/キャプテンアメリカ』が金土日の3日間で7.47億だったそうです。これは去年の『アベンジャーズ/ウルトロン(最終32.1億)』よりちょっと落ちる数字。先日の『バットマンvスーパーマン』よりはだいぶいい。20億は確実、30億はちょっと微妙か? と言うような数字です。なんとまだUS本国では公開されてませんので、どんなオープニング成績を残すか楽しみですな。とにかく最高です。わたしとしては今年の暫定ナンバーワンです。
 4位:『映画クレヨンしんちゃん 』 が16日間で10億は超えたと思う。11億ぐらいか。こちらも凄い勢いです。本当にたいしたものだと思う。立派です。
 5位: 『ちはやふる―下の句―』が公開土日で2.16億スタート。これは、『上の句』の1.79億スタートの120%となる。まあ、『上の句』を観た方は当然行きますわな。それにしても、広瀬すずちゃんが可愛すぎてたまらない。すくすく育っておくれ……。そういや続編も決定したそうで、本当に良かったすね。
  6位::『アイアムアヒーロー』は9日間で6億~8億ぐらい?だと思うが自信なし。この数字だとちょっと20億は壁になりそう。超えるかどうか微妙。16億~18億ぐらいで決着と見るが……。
 7位:『テラフォーマーズ』 が公開土日で1.50億だったそうで、これは厳しい。最終15億に届くかどうか、で終わるだろう。わたしは原作の13巻か14巻ぐらいまで読んだけれど、まあ観る気にはならないですなあ。どう言う客層なんだろうか? 原作好きな人? それともキャストのファン? ちょっとその点は気になる。
 8位:『レヴェナント』が9日間で 5億~6億ぐらいだと思われる。うーーん……公開前からアレだけの話題になっていれば20億は行くと思ったけれど、これは10億超えるかどうかも怪しいかもしれない……まあ、GW効果で10億は超えて欲しいところだ。やっぱり、オスカー発表からかなり間が開いてしまってもダメなんですなあ……。
 9位:『劇場版 遊☆戯☆王』が9日間で 3億弱かなあ……まあ、初動型だし上映スクリーン数も少ないし、まずまずの健闘、だろうか。ちょっと厳し目か。
 10位:『暗殺教室―卒業編―』が38日間累計で恐らくは33億程度と見る。初動は軽く40億もありうるかと思ったけれど、ちょっとペースダウン。35億は何とか届きたいところだが……もう上映回数も激減で厳しい戦い。とはいえ、前作を大きく超える成績は大変優秀。ご立派です。

 という様な感じだと思います。GW中ということで、数字的根拠があまり見当たらず、かなりわたしの適当理論で数字を積み上げたので、誤差が結構あるかもしれません。あまり信用しないでください。

 というわけで、結論。
 とにかくですね、このGW、なんか映画観ようかな、と思った方は、『CIVIL WAR』か、『ズートピア』がわたしとしてはおススメです。なお、『CIVIL WAR』は、これまでのMarvel Cinematic Universeシリーズを観ていないとダメなので、まずはそちらをまとめて観るのも乙だと思います。『ズートピア』は、サーセン、わたしは観てないのでアレですけど、RottenTomatoesで98%Freshと評価は最高クラスに高いですよ。わたしも大変気になっています。以上。

↓ わたしはたぶん、このGW中にコイツをあと2回は観ちゃうと思います。こちらも最高です。でもさ……はっきり言ってDVDはいらないんですけど、なんで付いてるの? 車もBlu-ray再生可能なんですけど。
 

 というわけで、月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、Disneyの『ズートピア』やコミック実写化で話題の『アイアムアヒーロー』、それからDiCaprio氏にオスカーをもたらした『The Revenant』などが公開されました。わたしが観たのは『The Revenant』ですが……どうなんだろう、わたしが細かいことに気を取られただけなのか良くわからないですが、わたしの判定は、うーーん……というものでした。ただしDiCaprio氏の渾身の演技はすさまじく、映像の質感もS級で凄いのは間違いないです。ちなみに、わたしが劇場に入ろうとして、おおすげえお客さん入ってるじゃんと思ったら、実はちょうど上映開始がほぼ同じ時刻だった隣の『遊戯王』のお客さんで、行列になっていました。入場者特典でカード配布があったのかな。連載開始から20周年だそうで、今なおこの人気はすげえ、と驚きです。
 まあとにかく、今週金曜日の祝日から始まる『CAP:CIVIL WAR』が早く観たくてたまらないわたしであります。というわけで、今日は、ランクをさらっと流して、2月決算の東宝と松竹の数字が出ていますので、それを最後にちょっと取り上げて終わりにします。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が9日間合計で、もう25億を突破したそうです。去年は2週目で18億程度のはずなので、相当すごい勢い。本当に50億届いてもおかしくない。いずれにせよコナン史上歴代1位は確実。
 2位:『ズートピア』が公開土日で4.45億と、先日のPIXERアニメ『アーロ』よりもかなりいい数字での初動。2011年の『カーズ2(最終30.1億)』よりちょっと落ちるぐらい。20億は軽く超えるんでしょうな。
 3位:『映画クレヨンしんちゃん 』 が9日間で6億後半~7億程度まで積みあがったはず。もうチョイ行ったのかも。好調維持で、こちらもクレしん史上歴代1位は行きそう。すごいなあ。
 4位:『アイアムアヒーロー』は公開土日で2.25億だったそうでやや微妙かも。20億は厳しいかもしれない。今後の動向を要観察。
 5位:『レヴェナント』が公開土日で1.79億だったそうで、これはちょっと厳しそう。公開スクリーン数が300を超えているようなので、倍は欲しかったところだろう。金曜から公開になっているが、3日間でも2.5億まで行っていないのではなかろうか? この調子では、10億も心配。大丈夫かな? 今後の経過を要観察。
 6位:『劇場版 遊☆戯☆王』が公開土日で1.3億ほど。先ほどせっせと劇場数を数えたら130チョイだったので、アベレージ的にはかなりイイのだろうけど、わたしが劇場で観た行列の割には興収はちょっと控えめだ。もっと売れているのかと思ってました。
 7位:『暗殺教室―卒業編―』が31日間累計で恐らくは32~33億ほどと思われる。東宝のラインナップ的に次の新作が続々と公開になって、上映回数激減か? 初動は40億もあり得る勢いだったけれど、どうやら35~36億あたりで決着か。それもちょっと微妙な雲行きかもしれない。
 8位:『ずっと前から好きでした―告白実行委員会―』が公開土日で0.7億ほど稼いだそうです。これはいわゆるボカロ系小説のアニメ化って奴ですね。スクリーン数も少ないのに、大したものです。
 9位:『ちはやふる―上の句―』が37日間合計で先週と変わらず13~14億程度だろうか。いよいよ「下の句」の公開迫る。頑張れ!!
  10位:『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』は51日間合計で、どうもまだ40億には乗ってない気配。急に勢いが止まったのか? 上映回数激減か? 歴代ドラ史上ナンバーワンは確実だと思っていたが、大丈夫か自信なくなってきた。まあ、GWで最後の気合が入れば40億は大丈夫……だと思いたい。

 ほか、ランク外では、『バットマンVSスーパーマン』が31日間累計でまだ17~18億ぐらいと思われる。20億は届かないかもしれないな……微妙です。いや、それにしても難しい。このところ、初動だけでは過去比較しても結構ずれることが多いような気がします。この週末からのGWでもう少し、各作品の興収が積みあがると言いのですが。以上、今週末のランキングです。

 で。東宝と松竹は、2月決算で、先日通期の決算短信が公表されたので、ちょっとだけチェックしておこう。まずは東宝。東宝は、非常に絶好調で、増収増益を達成。利益面は2年連続最高益更新、だそうですよ。すげえなあ。
TOHO_FY2015
 確かに、今回の決算である2015年3月~2016年2月は、東宝の配給作品は前年よりも良かったし、なにより子会社の東宝東和が『ジュラシック・ワールド』を大ヒットさせるなど、業績的には相当良いだろうなと思えるものだったので、この決算数値は納得であろう。もちろん、TOHOシネマズという映画館興行としては年末の『スター・ウォーズ』も当然寄与しているはずだ。
 また、アニメに本気になった東宝としては、TVアニメや劇場での展開もかなりいい作品が揃って貢献したのは間違いないところだと思う。演劇も増収増益で、利益率も大幅に向上が見られ、非常に手堅く稼いで儲けている。不動産も、新宿の新築OPENが影響したのだろうか、大きく増収増益だ。現在、日比谷の建て替えを行っていて、落成するのは来年か。もう盤石すぎてツッコミどころがないですね、ホントに。もちろん、コンテンツ産業というものは、ヒット作のアリナシに業績は左右されてしまうのが当然だけれど、東宝の場合はまず不動産はきっちりベースとなって金をもたらすし、演劇も相当下手をうたなければ手堅い、そして映画の方は、現在の邦画の独占的な立場と、今後パラマウントとユニバーサルの作品の配給権をがっちり握ったこともあって、よほど高い値段で買い付けない限り、あるいはよほど宣伝に金を使いすぎない限り、まあきっと安泰だろうと思う。完全にもう、1強時代ですな。
 で、松竹はというと、こちらは増収・微減益、です。
Syochiku_fy2015
 数字的には演劇部門の利益が若干落ち込んでいる影響か。ただ、いわゆる決算短信というものは、ほぼ適当なことしか書いていないので、そこからは原因は読み解けない。数字が落ちているのに、なんでも「好評を博しました」的なことしか書いておらず、唯一のマイナスポイントとしては、京都南座が耐震工事のために2016年2月から休館になってます、ぐらいしか書いてない。今年の2月って、今回の決算にはほとんど影響してないだろうことは誰でもわかる。ちなみに、映連が発表している2015年のランキングを見ると、松竹配給作品で一番稼いだのは、かの『ラブライブ』で28.4憶。これが松竹の好決算に寄与したのは間違いない。
 なお、東宝はきちんとアナリスト向け決算説明会をやって、パワポの決算説明資料も公開しているが、松竹はそういうものが一切なし。ま、説明するまでもなく毎年あまり変わらないってことだろうか。松竹についてもっと詳しいことを知りたければ、株を買って株主になって、総会で質問するしかない状況なので、これ以上細かいことは分からないです。
 東宝は、おそらくGW明けに公開の『世界から猫が消えたなら』がどうせ大ヒットするだろうし、夏の『シン・ゴジラ』も大ヒットは確実だろう。ともに、まったく根拠はないけれど、東宝的皮算用としては最低30億、できれば50億以上を狙っているだろうし、それが実現してしまうような気もするが、両作とも興味ナッシングです。
 松竹は、『植物物語』『秘密 The Top Secret』『超高速!参勤交代リターンズ』あたりを次期の期待作として決算短信の乗せているが、頑張っても、どれも10億~20億だろうな……。たぶん『植物図鑑』と『参勤交代』はわたしも観に行くつもりです。

 というわけで、結論。
 東宝は企業として強い。圧倒的と言っていいほど。ただし、その結果、映画興行は非常に歪な気がする。まだ稼げそうな映画もあっさり上映終了しちゃうし、洋画なんかは初日の土日に行かないとあっという間に上映回数減っちゃうし、 とにかく、なんというか次々に映画が公開になって、スケジュールが非常に枠にはまっているように見えるのが現代の映画興行の姿だ。まあ、別に文句はないけれど、それはやっぱり、東宝1強の影響なのではなかろうかと思う今日この頃です。洋画も強いのはDisney系だけだしなあ……。全く何の結論にもなってませんが、難しい世の中ですな。以上。 

 というわけで、月曜日恒例の週末映画興行データです。
 今週末は、熊本~大分で大変な地震が起きましたが、映画市場的には、毎年GW直前公開でお馴染みの『名探偵コナン』や『クレヨンしんちゃん』、さらにはアカデミー作品賞受賞の『スポットライト』などが公開され、なかなかの賑わいだったのではないかと思われます。わたしは先週の木曜日に『SICARIO』(邦題:ボーダーライン)を観て大興奮してきましたが、公開スクリーン数が少なくてランク外ですな……淋しい……。あと、日本未公開の『Ex Machina』という作品をUS版Blu-rayで観て、これまた大興奮しましたが、こちらはどうも6/11(土)に日本公開がやっと決まったようです。もう1年以上前の作品なんだけどな……。
 というわけで、今日はネタがまるでないので、ランキングをチェックしてさらっと終了です。
  
 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『名探偵コナン―純黒の悪夢―』が公開土日で12.09億。これはとてつもない数字です。去年は公開週末で8.74億稼いで、最終的に44.8億と大ヒットとなり、歴代コナン最大ヒットとなったわけですが、今年は初動がもうすでに去年の138%。これ、もう50億突破はぜんぜんあり得る数字ですね。このまま勢いが維持されれば、コナン史上空前の大ヒットになる。また、今年の邦画でも、最終的にTOP3に残るかもしれないですな(去年は4位だった)。すっげえ数字で驚きです。やっぱり、ちびっ子&大きいお姉さんに大人気の強力なIPですな。素晴らしい。
 2位:『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』 が公開土日で4.51億。「クレしん」も、去年は公開土日が3.89億でのスタートから22.9億と過去最大のヒットとなった。つまり今年は初動が去年の116%ということで、またも記録更新の可能性アリということですな。すごいね。
 3位:『暗殺教室―卒業編―』が24日間累計で恐らくは30億突破は間違いない、と思うけれどまだ聖騎士正式情報キャッチできず。ちなみに先週まで、およそ前作の140%ほどで推移していたので、前作が最終27.7憶だったから、37~38億は堅いはずなのだが……。
 4位:『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』は44日間合計でまだギリ40億には乗ってないかな? いずれにせよ、去年よりハイペースでこのままだとドラちゃん新記録もあり得るか? 2000年以降の興収で発表されるようになってからの最大ヒットは2013年の39.8憶だと思うのだが、抜きそうですね。こうしてみると、東宝の春のアニメ3連発『ドラえもん』『コナン』『クレしん』はどれもが非常に良かった去年よりもさらに上回る勢いということで、ますます東宝の強さが目立ちますね。恐れ入りました。しかし、まあ、ズバリ言えばその1強体制が、日本の映画界をダメにしているのは間違いないと誰しもが考えているはずなのだが、もはや誰も、何も、恐ろしくて言えない状況でしょうな。
 5位:『バットマンVSスーパーマン』が24日間累計で16億程度だと思われる。これは……どうだろう、20億は微妙か? 超えるのか……な?  ワーナーにはホント、頑張って欲しいのだが……。
 6位:『ちはやふる―上の句―』が30日間合計で13億程度だろうか。厳しそう。何故なんだろうか……絶対に20億は楽勝だと思っていたのだが、殺せんせーと客層がかぶったのだろうか?
 7位:『スポットライト 世紀のスクープ』が公開土日で0.67億。まあ、最終5億に届くかどうか、といったところでしょうか。相変わらず洋画の厳しさは続きますね。哀しい……。
 8位:『アーロと少年』が37日間累計で17億届かないぐらいか? 厳しい……。
 9位:『僕だけがいない街』が30日間合計で12億程度かな、そのあたりだと思われる。こちらも厳しい。有村架純ちゃん的には、もうこの週末から『アイアムアヒーロー』が始まってしまう……。まあ、東宝的にはそっち推しでしょうな。『僕街』はWarnerなので。
 10位:『仮面ライダー1号』が23日間でまだ5億チョイだろうか。正直、わたしは現在放送中の「ゴースト」がイマイチ楽しめていません。なんか……ちょっとなぁ……。

 という感じです。それにしても、『コナン』くんの爆発的なヒットは凄い。やっぱり、内容なんでしょうな。映画20作目ということで、大変気合の入った作品になっているようですね。まあ、やっぱり続けるって大事ですね。本当に『コナン』の大ヒットは凄いと思います。

 というわけで、結論。
 『ドラえもん』『コナン』『クレしん』そろい踏みで過去最高もあり得る。すげえ。そしてわたしはこの週末の『レヴェナント』が非常に楽しみです。そして、もう一つおまけに、もう2週間後に迫った『CAPTAIN AMERICA: CIVIL WAR』が楽しみすぎてたまりません。以上。

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