どういうわけか、このどうでもいいことしか書いていないBlogにおいて、TOPクラスのPVを誇る記事が、わたしが愛用しているAndroid TabletのNEXUS9についての記事だ。
『Nexus9をAndroid6.0にアップデートしようとしたら文鎮化してしまい、修理に出した件』
良くわからんけれど、この記事は、書いたのがもう1年以上前の2015年10月27日なのに、いまだにやけにPVを集めている。それほどまでに、NEXUSを使っている人でトラブルに陥った人が多いということなのだろうか?
で。
わたしがTabletを何に使っているかというと、これもこのBlogでは何度も書いているが、ほぼ、電子書籍閲覧専用機として使っている。わたしは月に1万円ぐらい書籍購入に費やす男であるのだが、れっきとした昭和の男なので、そもそもは紙の本の方がずっと好きだし、今でもやっぱり紙の方に愛着があるのは間違いない。が、いかんせん、読み終わった本を収納する空間と、さらには地震が来た時に崩れないようにきちんと整理整頓する手間、など、そう言う点では若干困っている部分があった。事実、3.11の時には、家に帰りついたら部屋がとんでもないことになっており、まさしく足の踏み場もないほど本が散乱していて参ったこともある。ま、そんなのは片づければいいだけなのでどうでもいいのだが、しかし、そんなことがあっても、電子書籍なるものに対しては、ケッ!本は紙に決まってんだろうが!! オレは昭和の男だぞこの野郎!! と全く無駄な抵抗をしていたわけである。
しかし。わたしの元部下の、サイバーなY君がバンバン電子書籍を買い、「いやー、マジ便利っすよ。つーか、もう紙には戻れねえっす」とかほざいているのを横で聞きながら、「そんな便利かねえ?」とある日、会社の備品の古~いAndroid TabletにY君コレクションを入れてちょっと借りて読んでみたところ――あっさりわたしもその便利さに目覚めてしまったのである。こ、これはやっぱり超便利だ、と。
以来、わたしもすっかり電子書籍野郎に変身中である。Y君は、本当にもう紙の本は買わないようだが、わたしの場合は「紙でしか売っていない本」は当然紙で買うわけで、現状の比率は、おそらく紙35:電子65ぐらいの割合だと思う。テキトーですけど。
そして2014年の年末に買ったのが、Googleのリファレンス機であるところのNEXUS9というマシンである。電子書籍のために買うので、画面は16:9よりも、なるべく4:3がいいなー、と思っていたので、悩みに悩んで、このTabletを買った。そして約2年使い込んできたわけで、その間、OSのアップグレードに失敗して製造メーカーであるHTCのサポートに送ったり、あるいは容量いっぱいまでデータを詰め込んでしまってハングアップ→オールリセット→データがパーになったり、なかなか手を焼かせてくれたものの、全般的には非常に大活躍してくれてわたしはとても満足していた。
しかし、である。時代は加速度的に流れてゆき、今現在の状況からすると、致命的な2つの困ったポイントがあった。ひとつは、ズバリ「重いこと」である。
↑こんな感じ。その重さ、429g。これがですね、別に普段はとりわけ重いとは全然感じないのだが、やっぱり、電車内で片手で持って電子書籍を読んでいるとですね……15分もすればすげえ手が痛くなるのです。マジで。つまり、変な言い方だけれど、絶妙に重い、んだな、これが。
そしてもうひとつのわたし的難点は、SIMはおろか、外部ストレージ(MicroSDカードとか)さえ一切使えない点にある。100歩譲って、SIMは許すとしよう。どうせスマホでテザリングれば済むことだし。でも、SDカードが使えないと……わたしの場合は、せっかく買った電子書籍を「一部」しか持ち歩けないわけです。
そもそも、電子書籍に乗り移った理由は、いつでもどこでも好きな本を好きな時に!読めることにあるわけです。たとえば、急に『北斗の拳』が読みたくなったらどうしますか? 急に、「あ、あのセリフはJOJOの何巻だっけ!?」と思ったらどうしてくれるんだよ。そういうことのために、わたしとしては、なるべくすべての購入書籍をダウンロードしておきたいわけです。だけど、32GBモデルだと、どうしても上限があって無理なわけで、現在わたしは電子書籍を900冊ぐらい買っているわけですが、コミックが中心のため、1冊1冊のデータサイズも大きく、全てをダウンロードして常時携帯することは、どうしても無理、なのが現実であった。
Y君は、「そんなの読みたい時にテザリングしてダウンロードすりゃいいじゃあないですか。何が不満なのか意味わかんねえす」と至極ごもっともな意見を抜かしていたが、いや、そりゃそうなんだけど、そうじゃねえんだよなあ……分かってもらえねえかなあ……要するにわたいは、結構何事においても手元に貯めこむのが好きな性質を持っているのかもしれない。
というわけで、NEXUS9を愛用しつつも、若干の不満点があって、これらを解消してくれるマシンが出ねえかなーと思うこと約2年。この2年は、AndroidTabletはもう生産をやめるメーカー続出で、今後、わたしの希望にかなうモノは発売されないかもな……と軽い絶望を味わっていたところ、結構急に、わたし的には前触れなく、とあるマシンが発売になった。スペックを観ると、NEXUS9より若干画面は小さいようだが、100gぐらい軽いし、Micro-SDは当然使用可能、あまつさえ、SIMフリーにも対応!! とある。おまけに画面解像度も2,048×1,536であり、NEXUS9と同じである!
なので、発売の記事を観た時は、マ、マジか……とわたしはかなり興奮した。しかも、発売になる、という記事ではなく、発売されました、という記事であったのだ。おお、なんとわたしのチェックの杜撰なことよ!! と嘆く一方で、コイツは……買いだぜ!? とわたしの内面でささやかれる声を聴いたような気がするので、よっしゃ、買ったるわい!! とすかさずポチろうと思ったものの、どこの販売サイトも品切れのオンパレード。買えないじゃん!! という状態が約1.5カ月ほど続いたのである。人気ってことなのか、そもそも人気がなくて生産台数が少ないのか、その真偽のほどは全く不明だが、とにかく売ってない。チキショーーーとギリギリすること約50日。つい先日、わたしの愛してやまないYODOBAHI.comにて、「在庫有ります」の表示を観た時のわたしの喜びは並々ならぬものがあり、よっしゃ、1台ワイに寄こさんか!! と元気にポチッたわけである。それがこの、ASUS謹製の「ZenPad3 8.0」である。
さっそく開封し、128GBのMicro-SDをブッ刺し、まずは体重測定をしてみた。
ご覧の通り、その体重314g。NEXUS9より100gほど軽いわけである。よーし、これだよこれ!! そして、せっかくSIMフリー端末であるので、今回SIMも用意してみた。
わたしは既にスマホをSIMフリーマシンにチェンジし、1枚MVNOのSIMを使っている。なので、実は最初、ちょっとだけ悩んだ。SIMフリースマホ、もういらねえんじゃね?この新Tabletがあれば十分だろ、と。だから使ってるSIMをそのまま新Tabletにブッ刺せばいいのでは? 計ったかのようにSIMサイズもMicroで同じだし、と2日間ほど、いろいろなシチュエーションを考えて検討してみた。確かに……確かに!! 考えれば考えるほど、それでいいかな、とは思った。けれど、SIMフリースマホの、携帯性(=要するに小さく軽い)や、何気にデジカメとしても愛用している点を考えると、ちょっと捨てるには惜しい、けれど、その度にSIMを抜き差しするのもアホらしい、さてどうすんべ? と半ば思考はデッドロック、『聖闘士聖矢』で言うところの千日戦争(サウザンドウォーズ)になりかけてしまったのだ。
そんな時、ふと見つけたのが、So-net謹製の「ゼロSIM」である。
詳しいことは、公式Webサイトで観ていただきたいが、要するに500MB/月は無料で使えるSIMである。もちろん音声通話やショートメッセージなどは別料金だし、500MBを超えると、結構割高な料金がかかるので要注意だが、純粋にデータ通信だけなら、500MBまでタダ。そこで、わたしは一体毎月どのくらいのデータ量を通信しているか、使用しているMVNO-SIMの実績を調べたところ、笑っちゃうことに毎月300~600MBしか使ってないことを発見した。そりゃそうだよ、家も会社もWi-Fiだし、使うのは通勤途中の電車の中と休日だけだし、それもメールチェックとちょっとした調べものにWebブラウジングするだけだもの。その、使用しているMVNO-SIMは、月額900円で3GBまで、使い切れなかった分は翌月持ち越し可能で、毎月わたしの場合6GBまで使える状態になっているが、まったく余裕で、実際残っていた。
つまり……わたしの場合、「ゼロSIM」はアリであるッ!! という結論に8分ほどで到達し、超幸運なことに、その結論を得たのが11/09(水)のことであった。なんと、どうやら大人気だからなのか、「ゼロSIM」は「ゼロのつく日」=毎月10日20日30日の3回しか申し込めないのである。なので、さっそく翌日の11/10に申し込み完了。わたしの手元に「ゼロSIM」が届いたのが2日後だったかな、ちょうど新Tabletが届いた翌日のことであった。
フッ……全て計算通り!!! 何をやらせても完璧だぜ……。
と、ひとり悦に入るおっさんの図は想像しないでください。実際、悦に入りましたけどね。
さて、最後に、NEXUS9と新Tabletこと、ZenPad3 8.0のツーショット写真を載せて終わりにしよう。サイズ感が結構違うし、画面も、当たり前だけどやっぱりちょっと小さくなっている。
こんな感じ。小さい方が、新TabのZenPad3 8.0で、ブルーライトカットフィルターをオンにしているので、ちょっと色味が違います。けど、まあ、十分許容範囲かな。男の場合、40歳を過ぎるとてきめんに「老眼」が始まるわけで、わたしもその例に漏れないわけだが、やっぱり、コミックの小さい字は正直読みにくいです。が、ちょっとピンチアウトで拡大すればいいだけだし、それはむしろ紙の本ではできない利点でもあるので、まあアリ、としたいと思う。
そしてさっそく、約800冊ほど、Micro-SDにコミック中心の電子書籍を保存してみたところ(すげえ時間がかかった)、やっぱり、たまにちょっとだけ、挙動が引っかかる。超サクサクのヌルヌル、ではない。けれど、十分これも許容範囲内かな、と思う。念願の、『北斗の拳』『花の慶次』『蒼天の拳』『男塾』『ブラックジャック』『JOJO全部』『HUNTER×HUNTER』『バチバチ』『バチバチBrust』『鮫島最後の十五日』『弱虫ペダル』といった大好きなコミックシリーズ全巻、それに小説でも例えば『銀河英雄伝説』全巻やたくさんの好きな小説をダウンロードした状態で、現在約32GBほど。今までのNEXUS9では100%無理だったことが実現出来てわたしは大変満足である。調子に乗って、また今後も、好きな作品を一気に買い揃えてしまおうと思っている。
また、初めて使ってみた「ゼロSIM」も、APN設定なんて、既にあるリストから選択するだけでOKだったし、通信速度も全く問題ナシ。つか、さすがのnuroはむしろかなり速いんじゃなかろうか。あとは、普段は「モバイルネットワーク」をオフにして、使う時だけオンにする運用で、500MBの壁は十分守れると思う。通信量ゼロだと契約解除されちゃうのかな? なのでたまに使わないとな。
最後に、手元に届いてさっそくいじっている中で発見した不満点を書いておこう。まず、OSについては、Android6.0なので、NEXUS9が既に7.0に移行していること考えれば、不満と言えなくもない。この点は今後のVersionUPを期待するしかないが、ま、実際のところあまり重要ではない。それより、もっと大きな不満は、とにかくプリインストールされているクソ要らねえアプリが多いことだ。これもまあ、今後せっせとアンインストールするなりして消していくしかないな……めんどくさいけど、それぐらいは受け入れるしかあるまい。
というわけで、結論。
とうとう、2年間行動を共にしてきたNEXUS9とお別れする日がやってきた。今後、NEXUSには、「友達に貸してあげられない」という電子書籍の唯一の弱点を克服するために、人に一時的に貸してやる専用マシンとして活躍していただこうと思う。そして新TabのZenPad3には、これからわたしとともに、どこへ行くときも常に同行していただくことになろう。わたしは外出する時、小さいカバンが好きなので、それにも余裕で入るキミが、すげえ気に入ったぜ!! 以上。
↓ 今はそれなりに流通してるのかな? わたしはYODOBASHIで39,730円で買いました(溜まってたポイント使用で現金3万円だけ出した)。高いところで買ってはいけません。そして、マイナー機種なのか、画面保護シールやケースが全然店頭で売ってない!!
『Nexus9をAndroid6.0にアップデートしようとしたら文鎮化してしまい、修理に出した件』
良くわからんけれど、この記事は、書いたのがもう1年以上前の2015年10月27日なのに、いまだにやけにPVを集めている。それほどまでに、NEXUSを使っている人でトラブルに陥った人が多いということなのだろうか?
で。
わたしがTabletを何に使っているかというと、これもこのBlogでは何度も書いているが、ほぼ、電子書籍閲覧専用機として使っている。わたしは月に1万円ぐらい書籍購入に費やす男であるのだが、れっきとした昭和の男なので、そもそもは紙の本の方がずっと好きだし、今でもやっぱり紙の方に愛着があるのは間違いない。が、いかんせん、読み終わった本を収納する空間と、さらには地震が来た時に崩れないようにきちんと整理整頓する手間、など、そう言う点では若干困っている部分があった。事実、3.11の時には、家に帰りついたら部屋がとんでもないことになっており、まさしく足の踏み場もないほど本が散乱していて参ったこともある。ま、そんなのは片づければいいだけなのでどうでもいいのだが、しかし、そんなことがあっても、電子書籍なるものに対しては、ケッ!本は紙に決まってんだろうが!! オレは昭和の男だぞこの野郎!! と全く無駄な抵抗をしていたわけである。
しかし。わたしの元部下の、サイバーなY君がバンバン電子書籍を買い、「いやー、マジ便利っすよ。つーか、もう紙には戻れねえっす」とかほざいているのを横で聞きながら、「そんな便利かねえ?」とある日、会社の備品の古~いAndroid TabletにY君コレクションを入れてちょっと借りて読んでみたところ――あっさりわたしもその便利さに目覚めてしまったのである。こ、これはやっぱり超便利だ、と。
以来、わたしもすっかり電子書籍野郎に変身中である。Y君は、本当にもう紙の本は買わないようだが、わたしの場合は「紙でしか売っていない本」は当然紙で買うわけで、現状の比率は、おそらく紙35:電子65ぐらいの割合だと思う。テキトーですけど。
そして2014年の年末に買ったのが、Googleのリファレンス機であるところのNEXUS9というマシンである。電子書籍のために買うので、画面は16:9よりも、なるべく4:3がいいなー、と思っていたので、悩みに悩んで、このTabletを買った。そして約2年使い込んできたわけで、その間、OSのアップグレードに失敗して製造メーカーであるHTCのサポートに送ったり、あるいは容量いっぱいまでデータを詰め込んでしまってハングアップ→オールリセット→データがパーになったり、なかなか手を焼かせてくれたものの、全般的には非常に大活躍してくれてわたしはとても満足していた。
しかし、である。時代は加速度的に流れてゆき、今現在の状況からすると、致命的な2つの困ったポイントがあった。ひとつは、ズバリ「重いこと」である。
↑こんな感じ。その重さ、429g。これがですね、別に普段はとりわけ重いとは全然感じないのだが、やっぱり、電車内で片手で持って電子書籍を読んでいるとですね……15分もすればすげえ手が痛くなるのです。マジで。つまり、変な言い方だけれど、絶妙に重い、んだな、これが。
そしてもうひとつのわたし的難点は、SIMはおろか、外部ストレージ(MicroSDカードとか)さえ一切使えない点にある。100歩譲って、SIMは許すとしよう。どうせスマホでテザリングれば済むことだし。でも、SDカードが使えないと……わたしの場合は、せっかく買った電子書籍を「一部」しか持ち歩けないわけです。
そもそも、電子書籍に乗り移った理由は、いつでもどこでも好きな本を好きな時に!読めることにあるわけです。たとえば、急に『北斗の拳』が読みたくなったらどうしますか? 急に、「あ、あのセリフはJOJOの何巻だっけ!?」と思ったらどうしてくれるんだよ。そういうことのために、わたしとしては、なるべくすべての購入書籍をダウンロードしておきたいわけです。だけど、32GBモデルだと、どうしても上限があって無理なわけで、現在わたしは電子書籍を900冊ぐらい買っているわけですが、コミックが中心のため、1冊1冊のデータサイズも大きく、全てをダウンロードして常時携帯することは、どうしても無理、なのが現実であった。
Y君は、「そんなの読みたい時にテザリングしてダウンロードすりゃいいじゃあないですか。何が不満なのか意味わかんねえす」と至極ごもっともな意見を抜かしていたが、いや、そりゃそうなんだけど、そうじゃねえんだよなあ……分かってもらえねえかなあ……要するにわたいは、結構何事においても手元に貯めこむのが好きな性質を持っているのかもしれない。
というわけで、NEXUS9を愛用しつつも、若干の不満点があって、これらを解消してくれるマシンが出ねえかなーと思うこと約2年。この2年は、AndroidTabletはもう生産をやめるメーカー続出で、今後、わたしの希望にかなうモノは発売されないかもな……と軽い絶望を味わっていたところ、結構急に、わたし的には前触れなく、とあるマシンが発売になった。スペックを観ると、NEXUS9より若干画面は小さいようだが、100gぐらい軽いし、Micro-SDは当然使用可能、あまつさえ、SIMフリーにも対応!! とある。おまけに画面解像度も2,048×1,536であり、NEXUS9と同じである!
なので、発売の記事を観た時は、マ、マジか……とわたしはかなり興奮した。しかも、発売になる、という記事ではなく、発売されました、という記事であったのだ。おお、なんとわたしのチェックの杜撰なことよ!! と嘆く一方で、コイツは……買いだぜ!? とわたしの内面でささやかれる声を聴いたような気がするので、よっしゃ、買ったるわい!! とすかさずポチろうと思ったものの、どこの販売サイトも品切れのオンパレード。買えないじゃん!! という状態が約1.5カ月ほど続いたのである。人気ってことなのか、そもそも人気がなくて生産台数が少ないのか、その真偽のほどは全く不明だが、とにかく売ってない。チキショーーーとギリギリすること約50日。つい先日、わたしの愛してやまないYODOBAHI.comにて、「在庫有ります」の表示を観た時のわたしの喜びは並々ならぬものがあり、よっしゃ、1台ワイに寄こさんか!! と元気にポチッたわけである。それがこの、ASUS謹製の「ZenPad3 8.0」である。
さっそく開封し、128GBのMicro-SDをブッ刺し、まずは体重測定をしてみた。
ご覧の通り、その体重314g。NEXUS9より100gほど軽いわけである。よーし、これだよこれ!! そして、せっかくSIMフリー端末であるので、今回SIMも用意してみた。
わたしは既にスマホをSIMフリーマシンにチェンジし、1枚MVNOのSIMを使っている。なので、実は最初、ちょっとだけ悩んだ。SIMフリースマホ、もういらねえんじゃね?この新Tabletがあれば十分だろ、と。だから使ってるSIMをそのまま新Tabletにブッ刺せばいいのでは? 計ったかのようにSIMサイズもMicroで同じだし、と2日間ほど、いろいろなシチュエーションを考えて検討してみた。確かに……確かに!! 考えれば考えるほど、それでいいかな、とは思った。けれど、SIMフリースマホの、携帯性(=要するに小さく軽い)や、何気にデジカメとしても愛用している点を考えると、ちょっと捨てるには惜しい、けれど、その度にSIMを抜き差しするのもアホらしい、さてどうすんべ? と半ば思考はデッドロック、『聖闘士聖矢』で言うところの千日戦争(サウザンドウォーズ)になりかけてしまったのだ。
そんな時、ふと見つけたのが、So-net謹製の「ゼロSIM」である。
詳しいことは、公式Webサイトで観ていただきたいが、要するに500MB/月は無料で使えるSIMである。もちろん音声通話やショートメッセージなどは別料金だし、500MBを超えると、結構割高な料金がかかるので要注意だが、純粋にデータ通信だけなら、500MBまでタダ。そこで、わたしは一体毎月どのくらいのデータ量を通信しているか、使用しているMVNO-SIMの実績を調べたところ、笑っちゃうことに毎月300~600MBしか使ってないことを発見した。そりゃそうだよ、家も会社もWi-Fiだし、使うのは通勤途中の電車の中と休日だけだし、それもメールチェックとちょっとした調べものにWebブラウジングするだけだもの。その、使用しているMVNO-SIMは、月額900円で3GBまで、使い切れなかった分は翌月持ち越し可能で、毎月わたしの場合6GBまで使える状態になっているが、まったく余裕で、実際残っていた。
つまり……わたしの場合、「ゼロSIM」はアリであるッ!! という結論に8分ほどで到達し、超幸運なことに、その結論を得たのが11/09(水)のことであった。なんと、どうやら大人気だからなのか、「ゼロSIM」は「ゼロのつく日」=毎月10日20日30日の3回しか申し込めないのである。なので、さっそく翌日の11/10に申し込み完了。わたしの手元に「ゼロSIM」が届いたのが2日後だったかな、ちょうど新Tabletが届いた翌日のことであった。
フッ……全て計算通り!!! 何をやらせても完璧だぜ……。
と、ひとり悦に入るおっさんの図は想像しないでください。実際、悦に入りましたけどね。
さて、最後に、NEXUS9と新Tabletこと、ZenPad3 8.0のツーショット写真を載せて終わりにしよう。サイズ感が結構違うし、画面も、当たり前だけどやっぱりちょっと小さくなっている。
こんな感じ。小さい方が、新TabのZenPad3 8.0で、ブルーライトカットフィルターをオンにしているので、ちょっと色味が違います。けど、まあ、十分許容範囲かな。男の場合、40歳を過ぎるとてきめんに「老眼」が始まるわけで、わたしもその例に漏れないわけだが、やっぱり、コミックの小さい字は正直読みにくいです。が、ちょっとピンチアウトで拡大すればいいだけだし、それはむしろ紙の本ではできない利点でもあるので、まあアリ、としたいと思う。
そしてさっそく、約800冊ほど、Micro-SDにコミック中心の電子書籍を保存してみたところ(すげえ時間がかかった)、やっぱり、たまにちょっとだけ、挙動が引っかかる。超サクサクのヌルヌル、ではない。けれど、十分これも許容範囲内かな、と思う。念願の、『北斗の拳』『花の慶次』『蒼天の拳』『男塾』『ブラックジャック』『JOJO全部』『HUNTER×HUNTER』『バチバチ』『バチバチBrust』『鮫島最後の十五日』『弱虫ペダル』といった大好きなコミックシリーズ全巻、それに小説でも例えば『銀河英雄伝説』全巻やたくさんの好きな小説をダウンロードした状態で、現在約32GBほど。今までのNEXUS9では100%無理だったことが実現出来てわたしは大変満足である。調子に乗って、また今後も、好きな作品を一気に買い揃えてしまおうと思っている。
また、初めて使ってみた「ゼロSIM」も、APN設定なんて、既にあるリストから選択するだけでOKだったし、通信速度も全く問題ナシ。つか、さすがのnuroはむしろかなり速いんじゃなかろうか。あとは、普段は「モバイルネットワーク」をオフにして、使う時だけオンにする運用で、500MBの壁は十分守れると思う。通信量ゼロだと契約解除されちゃうのかな? なのでたまに使わないとな。
最後に、手元に届いてさっそくいじっている中で発見した不満点を書いておこう。まず、OSについては、Android6.0なので、NEXUS9が既に7.0に移行していること考えれば、不満と言えなくもない。この点は今後のVersionUPを期待するしかないが、ま、実際のところあまり重要ではない。それより、もっと大きな不満は、とにかくプリインストールされているクソ要らねえアプリが多いことだ。これもまあ、今後せっせとアンインストールするなりして消していくしかないな……めんどくさいけど、それぐらいは受け入れるしかあるまい。
というわけで、結論。
とうとう、2年間行動を共にしてきたNEXUS9とお別れする日がやってきた。今後、NEXUSには、「友達に貸してあげられない」という電子書籍の唯一の弱点を克服するために、人に一時的に貸してやる専用マシンとして活躍していただこうと思う。そして新TabのZenPad3には、これからわたしとともに、どこへ行くときも常に同行していただくことになろう。わたしは外出する時、小さいカバンが好きなので、それにも余裕で入るキミが、すげえ気に入ったぜ!! 以上。
↓ 今はそれなりに流通してるのかな? わたしはYODOBASHIで39,730円で買いました(溜まってたポイント使用で現金3万円だけ出した)。高いところで買ってはいけません。そして、マイナー機種なのか、画面保護シールやケースが全然店頭で売ってない!!