うーーん……。
『機動戦士ガンダム』と言えば、既に日本のオタクカルチャーの枠を超える、もはや一大産業として大きな金の動くコンテンツなわけだが、40代後半のわたしの世代は、まさしく一番最初のテレビ放送を観て、最初の劇場版三部作を劇場で観て、そして最初のガンプラブームにドはまりしてせっせとガンプラを作っていた世代であるため、それなりに思い入れはある。とりわけ「宇宙世紀」モノとなれば、やっぱり興味はあるわけで、2010年から4年がかりで劇場公開された『機動戦士ガンダム ユニコーン』は、劇場へ観に行ったし、先立つ原作小説もきちんと読んで、これは面白い!と大興奮した作品である。
で、その後、安彦良和監督による『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』も、当然連載時から原作漫画を読んでいたし、今年の5月に完結(?)した劇場アニメもせっせと劇場へ観に行ってきたことは、このBlogでも散々書いた通りだ。
そして今年、『THE ORIGIN』のアニメ最終話の公開に合わせて、新作として再び『機動戦士ガンダム』の映画がつくられることが発表されたわけだが、その内容がだんだん公開されていくにつれて、わたしは「これは一体どういうこと?」と首をひねることになったのである。
まず第一に、わたしは最初、小説版のユニコーンの外伝というかスピンオフである『不死鳥狩り』を映像化するのかな? と勘違いしたのだが、そうではなく、どうやら物語は、『ユニコーン』の後のお話らしい、という事を知って首を傾げたのである。ズバリ言うと、わたしは、えっ、だって、めでたしめでたしで終わったのに、まーた戦争おっぱじめるわけ? と素朴に思ったのである。じゃあバナージやミネバの戦いは何だったのよ? と、詳細はまだ謎であったけれど、盛大に疑問を抱いたわけだ。
そして第二に思ったのは、ある種の「やっぱりね……」という矛盾した思いだ。確かに『ユニコーン』で事件は終結し、めでたしめでたしではあった、が、その解決方法というか、『ユニコーン』最大の謎であった「ラプラスの箱」の秘密が、正直物足りなかったのである。あの秘密が暴露されることだけで、人類が手に手を取り合って平和が訪れるとは、到底思えなかったのだ。争いの火種は消えるどころか、むしろ油を注ぐことになるんじゃね? という気すらしたし。
というわけで、わたしとしてはいろいろ謎に思いながら、今日は公開された『機動戦士ガンダムNT<ナラティブ>』を観に行ってきたのだが、冒頭に記した「うーーん……」というのは、観終わったわたしの偽らざる感想である。以下に、「うーーん……」と思ってしまった要因をまとめてみようと思うが、まずは予告を貼っておくとしよう。そして以下、ネタバレに触れる可能性が高いので、気になる人は今すぐ退場してください。また、かなりのネガティブ感想になってしまうので、「最高だぜ!」と思った方はホントに読まないでください。そのお気持ちを害するのは本意ではないし、単なるおっさん視点の戯言ですので。
なんつうか、この予告ではさっぱり物語の想像がつかなかったけど、すごい暴論で言ってしまうと、物語は『不死鳥狩り』の続き、というか別アレンジ? というような話だったと思う。つまり、謎のガンダムユニコーン3号機、通称「フェネクス」のお話であった。
もう詳しく説明しないけど、まあ、そのフェネクスをめぐる話は、それはそれでいいのだが……わたしとしては、キャラクターや設定、それから作画のクオリティなど、いろいろな点で「うーーむ……」としか言いようがないのである。まずはちょっと簡単なことからメモしていきたい。
◆キャラクターデザインと作画のクオリティが、相当「うーーん……」
これはもう観た人なら誰しも思うのではなかろうか? そもそも冒頭に書いた通り、わたしのようなおっさん世代からすると、安彦先生のキャラデザでない時点で、なんかなあ……である。やっぱり、様々な点で変だ。本作には、『ユニコーン』のキャラもチラホラ登場するのだが、絵が違う! と真っ先に思った。マーサなんてもう完全別人じゃん……とか思ったし、本作の主人公キャラも、非常に「ガンダム」としては見慣れない、イマドキなアニメキャラになっちゃっていて、大変残念に思った。しかし、それらキャラクターデザインの問題は、わたしが第1世代のおっさんだからであって、そうでない若者にはウケるのかもしれないから、まあ、実際ただの言いがかりであろうと思う。でも、あの作画のクオリティはマズいと思うのだが……あまりにアレな絵が多くて……悲しくなっちゃったす。これはもうキャラもモビルスーツも、わたしとしては受け入れられないレベルであった。『ユニコーン』や『THE ORIGIN』は全カット100%完璧なハイクオリティだったのにね……。絵がアレなのは、相当致命的なのではなかろうか。
◆キャラクター/物語/設定面でも「うーーん……」
1)サイコフレームって……なんなんすか?
そもそもサイコフレーム自体は、これまでに何度も登場してきているし、その詳細なテクノロジー的裏付けはかなりふわっとしていたけれど、あくまでその「ふわっと」している設定だからこそ受け入れられていたのだと思う。たとえば、サイコミュ兵器なんかも、「脳波(?)でモノを動かす」という絶妙にあり得そうなふわっと加減であるからこそ、それが本当に可能かどうかは知らないしどうでもいいけれど、「そういうもんだ」で済んでいたのではなかろうか。
しかし……死後の魂の器とか、時間を超えるとか、そりゃもう、やりすぎではなかろうか……。これはもう「ふわっと」レベルを超えてしまっていて、それはもうSFじゃなくてファンタジーの領域だと思う。フェネクスのコクピットが実は無人だったというのは、これはないだろ、とわたしはついて行けなかった。
これらのことは『不死鳥狩り』でも示されていたように記憶しているし、そりゃあ、きっと今までの作品を何度も何度も観て読んで研究すると、そういう結論になるのかもしれない。その点は否定できないし、あり得る解釈だとは思う。けれど、そうであるなら、今回のような短い話で説明不足のまま提示するのは若干乱暴なのではなかろうか。ゆえにわたしは、その唐突さに「うーーん……」と思ってしまったのである。
2)後ろ向きすぎるお話とキャラクターたち
ズバリわたしが感じたのは、とにかく過去のフラッシュバック的回想シーンが多くて、話が後ろ向きすぎるという点だ。ほとんどのキャラクターが、過去に対しての復讐あるいは清算を求めて行動しているように見えたのだが……せっかく『ユニコーン』をめぐる話が美しく終わったのに、なんで今更、またもコロニー落としがもたらした悲劇の清算を話の中心に描こうと思ったのだろうか……。おまけに「Z」や「ZZ」での強化人間の悲劇まで持ってこられても、もう、前向きな話になりようがないのに。せっかくマリーダさんが見事に美しく、過去を克服(?)してくれたのにね……。マリーダさんには本当に泣かされたんだけどなあ……。
もちろん、それらの悲劇を終わったこととして無視すればいい、と言っているわけでは全然ない。でも、そういった悲劇を乗り越えるものとして、魂のエネルギーとか、オカルトめいたものを持ち出されても……「うーーん……」としか思えないのである。あくまで今を生きている人間が、未来に向けて解決すべき問題だとわたしは思う。
3)ニュータイプとはなんなのか……
ズバリ言って、「ニュータイプとはなんなのか」を真面目に(というか生物学的・生理学的に)考える必要はないのでは……と思う。「ガンダム」の世界において、「ニュータイプ」という要素は、そりゃあもう、絶対に不可欠な、大切なものだと思う。けれど、それを妙に真面目に解釈しても意味がないのではなかろうか? 作中では「たった100年で人類という種が進化するわけがない」って言ってたよね? つまり「ニュータイプ」という概念も、サイコフレーム同様に「ふわっと」していて「そういうもんだ」で十分だと思うのです。作中でも、ネオ・ジオングの機能について「ブラックボックス化していて謎」であり「原理は分からないけど動く」から使うって言ってたじゃないですか。それでいいと思うんだけどなあ……。。。そこにオカルトじみたものを持ち出されても、萎えるというかガッカリというか……とにかく「うーーん……」という感想しか持ち得なかったのであります。
とまあ、それほど熱心な『ガンダムオタク』でないわたしにとっては、本作『ナラティブ』は相当「うーーん……」であり、なんか、ガッカリであった。アレかな、もう一度『不死鳥狩り』をよく読んでおけばよかったのだろうか? 『ユニコーン』や『THE ORIGIN』は劇場でBlu-ray買って来たけれど、今回は売ってなかったのかな。仮に売ってても、買わなかったすね。今回はいらねえす。超邪推すると、あまりに作画がアレだったので、Bru-rayは絵を直してからなんじゃねえの? みたいなひどいことも思ったす。事実は知りませんが。
この作品で、わたしが唯一、ここは良かった! と思う点は、バナージやミネバ、そしてジンネマン艦長がきちんと健在で、ほんのちょっとだけど、何気に活躍してくれたことだけっす。でも絵がなあ……アカンすわ……。
というわけで、もうメモしておきたいことがないので結論。
『ガンダム』と聞くと、どうしても気になってしまう第1世代のおっさんとしては、劇場最新作『機動戦士ガンダムNT<ナラティブ>』も、当然、観に行こうかな、と思ってしまうわけで、その心の衝動に従って劇場に観に行ってきたわけだが……実に「うーーん……」としか言えない微妙な作品であった。つうか、タイトルの「ナラティブ(恐らくnarrative)」って、どういう意味で付けたのか、それすらわたしにはよくわからなかった。単に、「NT」という略称からガンダム好きが連想する「New Type」に合わせただけ? それとも、主人公機が「やせっぽち」だからNarrowにかけたのかな? わからん……。とにかく、作画のクオリティもかなりアレで、大変残念に思います。以上。
↓ 次の劇場映画となるこちらは、もう20年以上昔に読んだだけなので、ちゃんと予習していこうと思います。
『機動戦士ガンダム』と言えば、既に日本のオタクカルチャーの枠を超える、もはや一大産業として大きな金の動くコンテンツなわけだが、40代後半のわたしの世代は、まさしく一番最初のテレビ放送を観て、最初の劇場版三部作を劇場で観て、そして最初のガンプラブームにドはまりしてせっせとガンプラを作っていた世代であるため、それなりに思い入れはある。とりわけ「宇宙世紀」モノとなれば、やっぱり興味はあるわけで、2010年から4年がかりで劇場公開された『機動戦士ガンダム ユニコーン』は、劇場へ観に行ったし、先立つ原作小説もきちんと読んで、これは面白い!と大興奮した作品である。
で、その後、安彦良和監督による『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』も、当然連載時から原作漫画を読んでいたし、今年の5月に完結(?)した劇場アニメもせっせと劇場へ観に行ってきたことは、このBlogでも散々書いた通りだ。
そして今年、『THE ORIGIN』のアニメ最終話の公開に合わせて、新作として再び『機動戦士ガンダム』の映画がつくられることが発表されたわけだが、その内容がだんだん公開されていくにつれて、わたしは「これは一体どういうこと?」と首をひねることになったのである。
まず第一に、わたしは最初、小説版のユニコーンの外伝というかスピンオフである『不死鳥狩り』を映像化するのかな? と勘違いしたのだが、そうではなく、どうやら物語は、『ユニコーン』の後のお話らしい、という事を知って首を傾げたのである。ズバリ言うと、わたしは、えっ、だって、めでたしめでたしで終わったのに、まーた戦争おっぱじめるわけ? と素朴に思ったのである。じゃあバナージやミネバの戦いは何だったのよ? と、詳細はまだ謎であったけれど、盛大に疑問を抱いたわけだ。
そして第二に思ったのは、ある種の「やっぱりね……」という矛盾した思いだ。確かに『ユニコーン』で事件は終結し、めでたしめでたしではあった、が、その解決方法というか、『ユニコーン』最大の謎であった「ラプラスの箱」の秘密が、正直物足りなかったのである。あの秘密が暴露されることだけで、人類が手に手を取り合って平和が訪れるとは、到底思えなかったのだ。争いの火種は消えるどころか、むしろ油を注ぐことになるんじゃね? という気すらしたし。
というわけで、わたしとしてはいろいろ謎に思いながら、今日は公開された『機動戦士ガンダムNT<ナラティブ>』を観に行ってきたのだが、冒頭に記した「うーーん……」というのは、観終わったわたしの偽らざる感想である。以下に、「うーーん……」と思ってしまった要因をまとめてみようと思うが、まずは予告を貼っておくとしよう。そして以下、ネタバレに触れる可能性が高いので、気になる人は今すぐ退場してください。また、かなりのネガティブ感想になってしまうので、「最高だぜ!」と思った方はホントに読まないでください。そのお気持ちを害するのは本意ではないし、単なるおっさん視点の戯言ですので。
なんつうか、この予告ではさっぱり物語の想像がつかなかったけど、すごい暴論で言ってしまうと、物語は『不死鳥狩り』の続き、というか別アレンジ? というような話だったと思う。つまり、謎のガンダムユニコーン3号機、通称「フェネクス」のお話であった。
もう詳しく説明しないけど、まあ、そのフェネクスをめぐる話は、それはそれでいいのだが……わたしとしては、キャラクターや設定、それから作画のクオリティなど、いろいろな点で「うーーむ……」としか言いようがないのである。まずはちょっと簡単なことからメモしていきたい。
◆キャラクターデザインと作画のクオリティが、相当「うーーん……」
これはもう観た人なら誰しも思うのではなかろうか? そもそも冒頭に書いた通り、わたしのようなおっさん世代からすると、安彦先生のキャラデザでない時点で、なんかなあ……である。やっぱり、様々な点で変だ。本作には、『ユニコーン』のキャラもチラホラ登場するのだが、絵が違う! と真っ先に思った。マーサなんてもう完全別人じゃん……とか思ったし、本作の主人公キャラも、非常に「ガンダム」としては見慣れない、イマドキなアニメキャラになっちゃっていて、大変残念に思った。しかし、それらキャラクターデザインの問題は、わたしが第1世代のおっさんだからであって、そうでない若者にはウケるのかもしれないから、まあ、実際ただの言いがかりであろうと思う。でも、あの作画のクオリティはマズいと思うのだが……あまりにアレな絵が多くて……悲しくなっちゃったす。これはもうキャラもモビルスーツも、わたしとしては受け入れられないレベルであった。『ユニコーン』や『THE ORIGIN』は全カット100%完璧なハイクオリティだったのにね……。絵がアレなのは、相当致命的なのではなかろうか。
◆キャラクター/物語/設定面でも「うーーん……」
1)サイコフレームって……なんなんすか?
そもそもサイコフレーム自体は、これまでに何度も登場してきているし、その詳細なテクノロジー的裏付けはかなりふわっとしていたけれど、あくまでその「ふわっと」している設定だからこそ受け入れられていたのだと思う。たとえば、サイコミュ兵器なんかも、「脳波(?)でモノを動かす」という絶妙にあり得そうなふわっと加減であるからこそ、それが本当に可能かどうかは知らないしどうでもいいけれど、「そういうもんだ」で済んでいたのではなかろうか。
しかし……死後の魂の器とか、時間を超えるとか、そりゃもう、やりすぎではなかろうか……。これはもう「ふわっと」レベルを超えてしまっていて、それはもうSFじゃなくてファンタジーの領域だと思う。フェネクスのコクピットが実は無人だったというのは、これはないだろ、とわたしはついて行けなかった。
これらのことは『不死鳥狩り』でも示されていたように記憶しているし、そりゃあ、きっと今までの作品を何度も何度も観て読んで研究すると、そういう結論になるのかもしれない。その点は否定できないし、あり得る解釈だとは思う。けれど、そうであるなら、今回のような短い話で説明不足のまま提示するのは若干乱暴なのではなかろうか。ゆえにわたしは、その唐突さに「うーーん……」と思ってしまったのである。
2)後ろ向きすぎるお話とキャラクターたち
ズバリわたしが感じたのは、とにかく過去のフラッシュバック的回想シーンが多くて、話が後ろ向きすぎるという点だ。ほとんどのキャラクターが、過去に対しての復讐あるいは清算を求めて行動しているように見えたのだが……せっかく『ユニコーン』をめぐる話が美しく終わったのに、なんで今更、またもコロニー落としがもたらした悲劇の清算を話の中心に描こうと思ったのだろうか……。おまけに「Z」や「ZZ」での強化人間の悲劇まで持ってこられても、もう、前向きな話になりようがないのに。せっかくマリーダさんが見事に美しく、過去を克服(?)してくれたのにね……。マリーダさんには本当に泣かされたんだけどなあ……。
もちろん、それらの悲劇を終わったこととして無視すればいい、と言っているわけでは全然ない。でも、そういった悲劇を乗り越えるものとして、魂のエネルギーとか、オカルトめいたものを持ち出されても……「うーーん……」としか思えないのである。あくまで今を生きている人間が、未来に向けて解決すべき問題だとわたしは思う。
3)ニュータイプとはなんなのか……
ズバリ言って、「ニュータイプとはなんなのか」を真面目に(というか生物学的・生理学的に)考える必要はないのでは……と思う。「ガンダム」の世界において、「ニュータイプ」という要素は、そりゃあもう、絶対に不可欠な、大切なものだと思う。けれど、それを妙に真面目に解釈しても意味がないのではなかろうか? 作中では「たった100年で人類という種が進化するわけがない」って言ってたよね? つまり「ニュータイプ」という概念も、サイコフレーム同様に「ふわっと」していて「そういうもんだ」で十分だと思うのです。作中でも、ネオ・ジオングの機能について「ブラックボックス化していて謎」であり「原理は分からないけど動く」から使うって言ってたじゃないですか。それでいいと思うんだけどなあ……。。。そこにオカルトじみたものを持ち出されても、萎えるというかガッカリというか……とにかく「うーーん……」という感想しか持ち得なかったのであります。
とまあ、それほど熱心な『ガンダムオタク』でないわたしにとっては、本作『ナラティブ』は相当「うーーん……」であり、なんか、ガッカリであった。アレかな、もう一度『不死鳥狩り』をよく読んでおけばよかったのだろうか? 『ユニコーン』や『THE ORIGIN』は劇場でBlu-ray買って来たけれど、今回は売ってなかったのかな。仮に売ってても、買わなかったすね。今回はいらねえす。超邪推すると、あまりに作画がアレだったので、Bru-rayは絵を直してからなんじゃねえの? みたいなひどいことも思ったす。事実は知りませんが。
この作品で、わたしが唯一、ここは良かった! と思う点は、バナージやミネバ、そしてジンネマン艦長がきちんと健在で、ほんのちょっとだけど、何気に活躍してくれたことだけっす。でも絵がなあ……アカンすわ……。
というわけで、もうメモしておきたいことがないので結論。
『ガンダム』と聞くと、どうしても気になってしまう第1世代のおっさんとしては、劇場最新作『機動戦士ガンダムNT<ナラティブ>』も、当然、観に行こうかな、と思ってしまうわけで、その心の衝動に従って劇場に観に行ってきたわけだが……実に「うーーん……」としか言えない微妙な作品であった。つうか、タイトルの「ナラティブ(恐らくnarrative)」って、どういう意味で付けたのか、それすらわたしにはよくわからなかった。単に、「NT」という略称からガンダム好きが連想する「New Type」に合わせただけ? それとも、主人公機が「やせっぽち」だからNarrowにかけたのかな? わからん……。とにかく、作画のクオリティもかなりアレで、大変残念に思います。以上。
↓ 次の劇場映画となるこちらは、もう20年以上昔に読んだだけなので、ちゃんと予習していこうと思います。