いやあ……今回もマジ最高に面白かったですねえ!!
というわけで、日本国内に推定15,000人ぐらいは存在するであろう、『グレイマン』ファンの皆さん、お待たせいたしました! いつもなら、毎年8月か9月に新刊の出る「暗殺者グレイマン」シリーズ最新第11作目が、やっと発売になりました!! やったーーー!!
ついでに、わたしが電子書籍から勝手に上巻と下巻の表紙を合体させた画像ものっけておきます。何らかの法令違反であるようならすぐ削除いたしますので。
まあ、いつも通り、早川書房様のセンスのなさには悲しくなる、テキトーな表紙だと思いますw
さて。
わたしはいつも通り、電子書籍で予約していたので、発売日の00:00に自動購入され、その日の通勤電車で読み始めました。もう、このblogの読者ならご存知だと思いますが、わたしはこの「暗殺者グレイマン」シリーズが大好きで、とにかく新刊が年に1回のお楽しみでありまして、超楽しみにしておりました。今年は、ついにNetflixで映像化されたため(わたし、観てないんす。実は。理由はいろいろあるけど、WOWOWでそのうち放送されるのを待ちます)、その影響で第1作目を早川書房様が「新版」とか称して出し直したため、今年はまさか新刊ナシなのかなあ……と不安に思ってましたが、ちゃんと出ましたよ、待ちに待った第11作目となる新刊が!
そして、これももう、皆様にはお馴染みだと思いますが、わたしは真っ先に、冒頭の人物表をチェックして、今回はどんな話かなあ、と妄想しようとしました。が……アレっ!? ゾーヤがいねえじゃん!? 今回は出番ナシかよ!? という事実を発見いたしました。そしてよく見ると、「現在」と「12年前」で別れているじゃあないですか。
というわけで、日本国内に推定15,000人ぐらいは存在するであろう、『グレイマン』ファンの皆さん、お待たせいたしました! いつもなら、毎年8月か9月に新刊の出る「暗殺者グレイマン」シリーズ最新第11作目が、やっと発売になりました!! やったーーー!!
ついでに、わたしが電子書籍から勝手に上巻と下巻の表紙を合体させた画像ものっけておきます。何らかの法令違反であるようならすぐ削除いたしますので。
まあ、いつも通り、早川書房様のセンスのなさには悲しくなる、テキトーな表紙だと思いますw
さて。
わたしはいつも通り、電子書籍で予約していたので、発売日の00:00に自動購入され、その日の通勤電車で読み始めました。もう、このblogの読者ならご存知だと思いますが、わたしはこの「暗殺者グレイマン」シリーズが大好きで、とにかく新刊が年に1回のお楽しみでありまして、超楽しみにしておりました。今年は、ついにNetflixで映像化されたため(わたし、観てないんす。実は。理由はいろいろあるけど、WOWOWでそのうち放送されるのを待ちます)、その影響で第1作目を早川書房様が「新版」とか称して出し直したため、今年はまさか新刊ナシなのかなあ……と不安に思ってましたが、ちゃんと出ましたよ、待ちに待った第11作目となる新刊が!
そして、これももう、皆様にはお馴染みだと思いますが、わたしは真っ先に、冒頭の人物表をチェックして、今回はどんな話かなあ、と妄想しようとしました。が……アレっ!? ゾーヤがいねえじゃん!? 今回は出番ナシかよ!? という事実を発見いたしました。そしてよく見ると、「現在」と「12年前」で別れているじゃあないですか。
こ、これは一体……? と思って、わたし、初めて今回の新刊が、『暗殺者の回想』というセンスのない日本語タイトルであることに気が付きました。回想……とな? そしてUS原題は、シリーズを読んできた我々なら絶対知っている単語「SIERRA SIX」。こ、これはひょっとして、いわゆる「エピソード・ゼロ」的な過去話か?? とか思いながら、わたしは読み始めたのであります。おそらく、わたしと全く同じように思った方は、日本国内に10人ぐらいはいるのではないでしょうか。
ともあれ。
もう、のっけから感想を言ってしまいますが、わたしとしては本作は、シリーズ屈指の泣けるお話であったと断言いたしたく存じます。泣けたっすねえ……いやあ、マジで最高でした!
まず、前巻のラストを復習しておくと、前巻のファイナルバトルの地、ドイツでの作戦が終了し、一応めでたしめでたしとはなったものの、わたしの大嫌いなクソ・スーザンが自らの昇進のために上司であるマットの行動をチクって、マットはCIA作戦本部長からパプア・ニューギニアへ左遷され、さらに、我らがグレイマンこと、コートランド・ジェントリー、暗号名ヴァイオレーター、通称シックスもまた、再びCIAに追われる身となったのでした。
そして本作では、アルジェリアでの作戦行動から開幕します。どうやらまたしても、フリーランスの暗殺者として仕事中のグレイマン氏。請け負った仕事は楽勝、なんだけど、どうやらグレイマン氏は、そこに現れるはずの男に何やら因縁がある様子。そして作戦中にグレイマン氏が目撃した男は、「12年前」に死んだはずの、「絶対に許せない」男でありました。
というわけで、「12年前」に何があったのか、そして「現在」そいつが生きていることを知ったグレイマン氏が、「12年前」の落とし前をつける、てのが本作の大筋なわけですが……マジで「12年前」の出来事が悲しくて、切なくて、泣けるんすよ……。
「12年前」……それは、グレイマン氏が25歳の時であり(つまりコートは現在37歳!これって初めての情報? 前にも出てたっけ?)、初めてザック率いるGS=ゴルフ・シエラに6番目の男「SIERRA SIX」として加入した時のお話で、マットとも初めて出会った時の、まさしくエピソード・ゼロ的物語でありました。そして、その時であった女子と、後のグレイマン氏、当時25歳と若造(キッド)と呼ばれていたコートとの、甘酸っぱい(?)、悲恋が描かれるわけです。
まあ、はっきり言って、「現在」においてコートが「12年前」の事件をいまだに忘れられず、絶対に許せない相手がいる時点で、おそらく「12年前」の事件は悲劇的な結末だったのだろう、つまりこの女子は……と連想は誰でもできちゃいます。さらに、今回の「12年前」と「現在」が交互に語られる構成は、はっきり言って若干読んでいてストレスが溜まります。なにしろ、どちらの時制でも、肝心なところでブツッと切れて、「12年前」と「現在」を行き来するので、ど、どうなった!? という読者のテンションをことごとくぶった切られてしまうため、です。
でもね……頑張って読み続けてほしい! 最後にはもう、ホント泣けますから!!
もうね、わたしはよくわかりました。いままで、さんざんコートのことを純情BOYと小馬鹿にしてきましたが(サーセン! 褒めてるつもりです!w)、コートは12年前から、ずっと純情BOYだったんですなあ……。だからこそ、12年前の悲劇がすっごく胸に刺さるんすよ……そしてついでに、ザックは何気に、ずっとコートの味方で、コートを見守ってきてくれた兄貴分なんだなあ、ってこともよくわかりました。
マジで、本作はとっても面白かった! そして泣けた! と断言いたしたく存じます!
ところで一つ、本作を理解するうえで重要なポイントを一つだけメモしておきます。それは、第二次大戦後のインド・パキスタン分離独立の経緯です。
実はわたしもそれほどその状況を理解していなかったんですが、今年Disney+で放送された『MS. MARVEL』を観た時勉強し直したので、わたし的にはタイムリーな歴史でした。要するに、イギリスがインドから撤退するにあたって、インド国内で主流派のヒンドゥー教徒と、少数派のイスラム教徒を、地理的に分割して、イスラム教徒はパキスタンに強制的に移動させられて分割された、って話なんですが、本作ではその恨みが根本にあるわけです(ちなみにMS.MARVELというスーパーヒーローになる少女はイスラム教徒で、お婆ちゃん世代がインドからパキスタンに強制移住させられて、親世代がアメリカに移住したUS移民2世)。誰もが知ってるガンジー氏は、統一インドを目指したんだけど、イスラム教徒に宥和的だったのでヒンドゥー教徒に暗殺されたわけですが、もう、ヒンドゥーもイスラムも、どっちが善でどっちが悪だとか、そういう問題では全然ないし、どちらもが被害者と言えるかもしれないけれど、だからと言って、テロという手段で恨みを晴らそうとする本作のイスラムの連中は、完全なる悪としか言いようがないのは明らかだと思います。
というわけで、以下、いつもの通りキャラごとにまとめておこうと思いますが、今回はかなり多くのキャラがいるので、またすげえ長くなるかも……。
◆コートランド・ジェントリー:我らがグレイマン氏。元々は父親が法執行機関の教官的仕事をしていて、それを手伝う(?)うちに銃器などの扱いを覚え、凄腕となる。コロンビア人のドラッグディーラーの悪党を3人ぶっ殺してムショに入っていたところで、その腕を見込まれて(?)CIAのシングルトン=独行工作員に。そして一人じゃ絶対無理、みたいな伝説的な仕事をやり遂げていたところで、「12年前」にCIAの特殊活動部(SAD)の地上班ゴルフ・シエラ(GS)に入る。今回は、その経緯が詳しく描かれてわたしは大興奮でした。しかもGSに入れたのがシリーズ前半の悪のラスボスたるカーマイケルだったのも、前にも書かれていたかもしれないけど、記憶力の乏しいわたしなので、お得に楽しめちゃいました。この経緯で重要なのは、そもそもGSは、元軍人でシールズやデルタ出身の屈強な者、あるいは元FBIのHRT出身者だけなのに対して、ジェントリーはそれまで「チーム」で動く経験がゼロだったってことです。なので、作戦に出る前にザックをはじめとするGSのみんなに特訓を受けるわけですが、それもまた興味深かったすね。
◆モーリス・ケイヒル:コートに最初にシングルトンとしての訓練を施した教官。元スパイ。シリーズ第1作で銀行家として登場して、コートを助けるために時間稼ぎをして殺された。コートが1作目で「あなたはおれのヒーローだ。それはぜったい変わらない」と断言したほど。今回そのモーリスが「12年前編」にちらっと登場します。モーリスが教えたのは、諜報技術=トレードクラフトなので、軍人の技術とは全然違うわけですが、これまで何度もグレイマン氏を救って来たのは、グレイマン氏の根っこに流れるモーリスの教えなわけで、その名は我々としては忘れられない人物ですな。
◆マット・ハンリー:シリーズで数少ないグレイマン氏の味方。前述の通りCIAで出世し続けたけど、コートが離脱する事件でパラグアイ?に左遷され、その後本部に復帰して出世して作戦本部長まで登りつめた、けど、前作ラストで再び左遷。本作では、若き日の初めてコートと出会った時、それから現在篇にもチラッと出てきてちょっとだけコートを助けてくれました。一応言っておくと、クソ女のスーザンも、現在編のラストで、事件の後片付けでチラッと出てきます。現在どこまで出世したのか分からないけど、マットの後任になったのかな。なお、マットは現在編で58歳らしいので、コートより20歳ぐらい上、みたいすね。
◆ザック・ハイタワー:ご存知コートの心強い味方。コートより15歳ぐらい年上らしい。わたしはまた、超ピンチに颯爽と登場してくれるかな……と思ったけれど、今回は現在編では一切登場しません。ザックはまだスーザン配下にいるのかな……ザックは、ムカつく感情を抑えてキッチリ命令を守る軍人気質(2作目でザックは自分のことを「おれはただの働き蜂だ」と言っている)なので、そこはコートと大きく違うところですな。そして12年前編では、SIERRA-ONE(ワン)として若きコートを訓練し、ラストではもう、超泣かせる男前なところも見せてくれましたね! ザック、アンタ最高だよ! きょうだい! なお、本作ではGS-2~5のGSオリジナルメンバーも登場します。S-2ケンドリック・レノックス、S-3キース・モーガン、S-4ジム・ベイス、S-5ディノ・レダス(リーダス)。彼らはなあ……コートに殺されるか殉職したかなんだよな……。ちょっと2作目を改めてチェックしてみると、2作目でザックは、モーガン・レダス・リンチの3人がコートに殺されたと言ってますが、リンチは12年前にはいないメンバーみたいですね。あと、8作目の『暗殺者の追跡』(ゾーヤのお父さん事件の話)で惜しくも殉職したジェナー君も、12年前編では若き姿でチラッと登場します。
というわけで、以下、いつもの通りキャラごとにまとめておこうと思いますが、今回はかなり多くのキャラがいるので、またすげえ長くなるかも……。
◆コートランド・ジェントリー:我らがグレイマン氏。元々は父親が法執行機関の教官的仕事をしていて、それを手伝う(?)うちに銃器などの扱いを覚え、凄腕となる。コロンビア人のドラッグディーラーの悪党を3人ぶっ殺してムショに入っていたところで、その腕を見込まれて(?)CIAのシングルトン=独行工作員に。そして一人じゃ絶対無理、みたいな伝説的な仕事をやり遂げていたところで、「12年前」にCIAの特殊活動部(SAD)の地上班ゴルフ・シエラ(GS)に入る。今回は、その経緯が詳しく描かれてわたしは大興奮でした。しかもGSに入れたのがシリーズ前半の悪のラスボスたるカーマイケルだったのも、前にも書かれていたかもしれないけど、記憶力の乏しいわたしなので、お得に楽しめちゃいました。この経緯で重要なのは、そもそもGSは、元軍人でシールズやデルタ出身の屈強な者、あるいは元FBIのHRT出身者だけなのに対して、ジェントリーはそれまで「チーム」で動く経験がゼロだったってことです。なので、作戦に出る前にザックをはじめとするGSのみんなに特訓を受けるわけですが、それもまた興味深かったすね。
◆モーリス・ケイヒル:コートに最初にシングルトンとしての訓練を施した教官。元スパイ。シリーズ第1作で銀行家として登場して、コートを助けるために時間稼ぎをして殺された。コートが1作目で「あなたはおれのヒーローだ。それはぜったい変わらない」と断言したほど。今回そのモーリスが「12年前編」にちらっと登場します。モーリスが教えたのは、諜報技術=トレードクラフトなので、軍人の技術とは全然違うわけですが、これまで何度もグレイマン氏を救って来たのは、グレイマン氏の根っこに流れるモーリスの教えなわけで、その名は我々としては忘れられない人物ですな。
◆マット・ハンリー:シリーズで数少ないグレイマン氏の味方。前述の通りCIAで出世し続けたけど、コートが離脱する事件でパラグアイ?に左遷され、その後本部に復帰して出世して作戦本部長まで登りつめた、けど、前作ラストで再び左遷。本作では、若き日の初めてコートと出会った時、それから現在篇にもチラッと出てきてちょっとだけコートを助けてくれました。一応言っておくと、クソ女のスーザンも、現在編のラストで、事件の後片付けでチラッと出てきます。現在どこまで出世したのか分からないけど、マットの後任になったのかな。なお、マットは現在編で58歳らしいので、コートより20歳ぐらい上、みたいすね。
◆ザック・ハイタワー:ご存知コートの心強い味方。コートより15歳ぐらい年上らしい。わたしはまた、超ピンチに颯爽と登場してくれるかな……と思ったけれど、今回は現在編では一切登場しません。ザックはまだスーザン配下にいるのかな……ザックは、ムカつく感情を抑えてキッチリ命令を守る軍人気質(2作目でザックは自分のことを「おれはただの働き蜂だ」と言っている)なので、そこはコートと大きく違うところですな。そして12年前編では、SIERRA-ONE(ワン)として若きコートを訓練し、ラストではもう、超泣かせる男前なところも見せてくれましたね! ザック、アンタ最高だよ! きょうだい! なお、本作ではGS-2~5のGSオリジナルメンバーも登場します。S-2ケンドリック・レノックス、S-3キース・モーガン、S-4ジム・ベイス、S-5ディノ・レダス(リーダス)。彼らはなあ……コートに殺されるか殉職したかなんだよな……。ちょっと2作目を改めてチェックしてみると、2作目でザックは、モーガン・レダス・リンチの3人がコートに殺されたと言ってますが、リンチは12年前にはいないメンバーみたいですね。あと、8作目の『暗殺者の追跡』(ゾーヤのお父さん事件の話)で惜しくも殉職したジェナー君も、12年前編では若き姿でチラッと登場します。
◆ブリヤンカ・バンダリ:現在編で事件に巻き込まれるインド人女性。まだ20代かな。ITスキルが高く、コートからも信頼される。ラストの別れ方も、コートらしくてカッコ良かったすね! 彼女はとてもいいキャラクターだったので、今後、コートのピンチに登場して来てもいいぐらいだと思います。
◆ジュリア(ジュリー)・マルケス:12年前編でコートと淡い恋愛模様を綴る女性。元々軍の情報部門にいたが、その強力な情報分析能力を買われてCIA入り。マットも一目置くその能力で、現場チームを支える。若干サヴァン的な変わり者で社交的ではないが、同じく心の孤独を抱えるコートと意気投合し、シリーズ屈指の悲劇のヒロインとして描かれていたと思います。この、12年前のコートとの純情・純愛物語はとてもグッと来たっすね。。。いまだ純情BOYのコートよ、いつかゾーヤに、12年前に出会ったジュリーのことを話し、ゾーヤの胸に顔をうずめて泣ける日が来るといいね……。そんな日が来るのを、祈ってるよ……。ちなみに、GS(ゴルフ・シエラ)に「特務愚連隊<グーン・スクワッド>」というあだ名を付けたのもジュリーであることが今回判明。大変見事なキャラクターでした。
とまあ、キャラ紹介はこの辺にしときます。悪党とかメモしてもあまり意味ないし。
そして、最後にわたしとしては本当にグッと来た、いくつかの会話を記録しておこうと思います。しつこいけど、マジでグッと来たなあ……
-------------
(ジュリー)「わたしに惹かれているのなら」ジュリーが平然といった。「それなら、わたしにキスするタイミングじゃないの。惹かれていないのなら、ただの友達になろうっていえばいい。どちらでも、わたしは納得する。決めるのはあなた――」
ジェントリーは身を乗り出し、口に激しいキスをした。
→わたしの感想:コートよ、お前、女子にこんなこと言わせんなよ! この純情BOYめが!w でもキスで答えたのは満点だ! よくやった、きょうだい!!
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◆ジュリア(ジュリー)・マルケス:12年前編でコートと淡い恋愛模様を綴る女性。元々軍の情報部門にいたが、その強力な情報分析能力を買われてCIA入り。マットも一目置くその能力で、現場チームを支える。若干サヴァン的な変わり者で社交的ではないが、同じく心の孤独を抱えるコートと意気投合し、シリーズ屈指の悲劇のヒロインとして描かれていたと思います。この、12年前のコートとの純情・純愛物語はとてもグッと来たっすね。。。いまだ純情BOYのコートよ、いつかゾーヤに、12年前に出会ったジュリーのことを話し、ゾーヤの胸に顔をうずめて泣ける日が来るといいね……。そんな日が来るのを、祈ってるよ……。ちなみに、GS(ゴルフ・シエラ)に「特務愚連隊<グーン・スクワッド>」というあだ名を付けたのもジュリーであることが今回判明。大変見事なキャラクターでした。
とまあ、キャラ紹介はこの辺にしときます。悪党とかメモしてもあまり意味ないし。
そして、最後にわたしとしては本当にグッと来た、いくつかの会話を記録しておこうと思います。しつこいけど、マジでグッと来たなあ……
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(ジュリー)「わたしに惹かれているのなら」ジュリーが平然といった。「それなら、わたしにキスするタイミングじゃないの。惹かれていないのなら、ただの友達になろうっていえばいい。どちらでも、わたしは納得する。決めるのはあなた――」
ジェントリーは身を乗り出し、口に激しいキスをした。
→わたしの感想:コートよ、お前、女子にこんなこと言わせんなよ! この純情BOYめが!w でもキスで答えたのは満点だ! よくやった、きょうだい!!
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ジュリーがすばやく身を乗り出して、ジェントリーの頬にキスをしてから言った「戻ってきて」
ジェントリーはうなずいた。「戻ってくる」
→わたしの感想:ここは、いよいよラストバトルに向かう、緊張した若きコートがジュリーを引き寄せてキスしてからのシーンですが、わたしはマジで泣きそうになりました。いや、泣いてないすけど。すごい映画的ないいシーンですよ……。ちなみにその後、ザックからは「若いもんが色気づきやがって」と笑われ、GSメンバーからは、「悪運だぞ、お前」「作戦前に女房といちゃつくことさ。映画観たことないのか? そういう男は帰ってこないんだぞ」と冷やかされますw
-----------------
「おれはあんたのシックスでいたいんだ、ザック」「おれを先鋒にしろ。おれはドアを通る最初の人間になりたい。あらゆるドアで」
「ジェントリー、おれは何日も前に肚に決めたんだ。お前はどこにも行かない。おれのシックスだ」
→わたしの感想:12年前編のラストのコートとザックのやり取りは、感動的だったすねえ……ジュリーを喪ってしょんぼりしているコートにそっと寄り添うザックの男前は最高ですよ、きょうだい!!
-----------------
「ジュリー。あなたが話した人のこと。今度のことで、少しは痛みが和らぐかしら?」
「わからない」「彼女の死は、不思議な因縁で12年後にもっと大勢の命を救ったといえるのかもしれない」
「あなたも気を付けて」ブリヤンカは付け加えた。「コートランド」
「おれが死ぬのを望んでいる連中は、コートランドと呼ぶんだ。他にもいろいろな名前で呼ばれている。コートと呼んでくれ。おやすみ、ブリヤ」
「おやすみなさい、コート」ブリヤンカはそういって電話を切り、にっこりほほえんだ。
→わたしの感想:これは今回のラストシーン、現在編のラストですが、なんて素敵なエンディングでしょう。こんな殺伐とした血みどろの話なのに、こんなさわやかな終わり方をするなんて、本当にGreaney先生の手腕は見事っすねえ!! もう、わたしとしては次の新刊早よ!!と思わざるを得ないっす! 最高でした!!
というわけで、長くなったけど結論!
わたしの大好きな小説シリーズ「暗殺者グレイマン」の最新刊でありシリーズ11作目の『SIERRA SIX』(邦題:暗殺者の回想)が発売になり、さっそく楽しませていただきました。もう、一言で言えば感動作であり、泣ける見事な物語でした。 グレイマンなのに、感動しちゃったわたしですが、これは歳を取ったせいでしょうか? どうやらわたしはザックと同じ世代みたいですけど、純情BOYコートの悲しみと決意がとても胸にしみたっす。そして大人として、寄り添うザックもまた最高でした。わたしとしては、次回作では当然またゾーヤに登場してほしいし、ザックの活躍も読みたいですね! そして前作で書いた通り、クソ女スーザンには、しめやかに失禁するほどの恐怖を与えてやってほしいす。今回、コートはスーザンに対してそれほど怒ってないみたいでしたが、まあ、一度キッチリ落とし前をつけてほしいですな。スーザンがゾーヤやザックを乱暴に使ってたら……コートの怒り爆発は間違いないでしょう。震えて眠るがいい……!w まあとにかく、「グレイマン」シリーズは最高であります!! 以上。
↓ こういうのをちゃんと読んで、なぜパキスタンが核保有国になったのか、勉強しておきたいす。
ジェントリーはうなずいた。「戻ってくる」
→わたしの感想:ここは、いよいよラストバトルに向かう、緊張した若きコートがジュリーを引き寄せてキスしてからのシーンですが、わたしはマジで泣きそうになりました。いや、泣いてないすけど。すごい映画的ないいシーンですよ……。ちなみにその後、ザックからは「若いもんが色気づきやがって」と笑われ、GSメンバーからは、「悪運だぞ、お前」「作戦前に女房といちゃつくことさ。映画観たことないのか? そういう男は帰ってこないんだぞ」と冷やかされますw
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「おれはあんたのシックスでいたいんだ、ザック」「おれを先鋒にしろ。おれはドアを通る最初の人間になりたい。あらゆるドアで」
「ジェントリー、おれは何日も前に肚に決めたんだ。お前はどこにも行かない。おれのシックスだ」
→わたしの感想:12年前編のラストのコートとザックのやり取りは、感動的だったすねえ……ジュリーを喪ってしょんぼりしているコートにそっと寄り添うザックの男前は最高ですよ、きょうだい!!
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「ジュリー。あなたが話した人のこと。今度のことで、少しは痛みが和らぐかしら?」
「わからない」「彼女の死は、不思議な因縁で12年後にもっと大勢の命を救ったといえるのかもしれない」
「あなたも気を付けて」ブリヤンカは付け加えた。「コートランド」
「おれが死ぬのを望んでいる連中は、コートランドと呼ぶんだ。他にもいろいろな名前で呼ばれている。コートと呼んでくれ。おやすみ、ブリヤ」
「おやすみなさい、コート」ブリヤンカはそういって電話を切り、にっこりほほえんだ。
→わたしの感想:これは今回のラストシーン、現在編のラストですが、なんて素敵なエンディングでしょう。こんな殺伐とした血みどろの話なのに、こんなさわやかな終わり方をするなんて、本当にGreaney先生の手腕は見事っすねえ!! もう、わたしとしては次の新刊早よ!!と思わざるを得ないっす! 最高でした!!
というわけで、長くなったけど結論!
わたしの大好きな小説シリーズ「暗殺者グレイマン」の最新刊でありシリーズ11作目の『SIERRA SIX』(邦題:暗殺者の回想)が発売になり、さっそく楽しませていただきました。もう、一言で言えば感動作であり、泣ける見事な物語でした。 グレイマンなのに、感動しちゃったわたしですが、これは歳を取ったせいでしょうか? どうやらわたしはザックと同じ世代みたいですけど、純情BOYコートの悲しみと決意がとても胸にしみたっす。そして大人として、寄り添うザックもまた最高でした。わたしとしては、次回作では当然またゾーヤに登場してほしいし、ザックの活躍も読みたいですね! そして前作で書いた通り、クソ女スーザンには、しめやかに失禁するほどの恐怖を与えてやってほしいす。今回、コートはスーザンに対してそれほど怒ってないみたいでしたが、まあ、一度キッチリ落とし前をつけてほしいですな。スーザンがゾーヤやザックを乱暴に使ってたら……コートの怒り爆発は間違いないでしょう。震えて眠るがいい……!w まあとにかく、「グレイマン」シリーズは最高であります!! 以上。
↓ こういうのをちゃんと読んで、なぜパキスタンが核保有国になったのか、勉強しておきたいす。