今日、2018年9月20日(木)は、大相撲平成30年9月場所12日目であります。今日を含め、現実世界の大相撲は残り4番。奇しくも、我々が愛した『鮫島、最後の十五日』は、本当に、心の底から残念ながら、9月場所13日目を描いたところで終了してしまいました……。。。
 というわけで、先週の予告通り、本日発売の週刊少年チャンピオン2018年第43号は「追悼 佐藤タカヒロ先生」と思いっきり背にも明示された「バチバチ特大号」となっております。表紙は、佐藤先生が最後に遺された鉛筆画が用いられており、わたしは……もうその表紙だけで、なんか……泣けそうになっちゃったす……。悲しくて……悔しく?て……。商品画像ということで、著作権的な問題はお許しいただきたく、ここに今週の週刊少年チャンピオン2018年第43号の書影を載せたいと思います。
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 これは電子版のスクショですが、紙雑誌版もわたしは当然買いました。ほんの少しだけ、デザインが上記電子版と紙雑誌版は異なっています(※電子版は現在『バチバチ』を再連載中なのです)。そしてわたしは紙雑誌版を買うのに、最寄り駅のセブンとローソンは置いておらず、会社近くのファミマでやっとGetしました。ほんと、すっかり電子に乗り換えちゃったので気が付かなかったすけど、コンビニに置かれる冊数が減ってるんですかねえ……つうか、雑誌コーナー自体がすっごく縮小されてて驚いたす。なので、見かけたら、ぜひ「買い」でお願いいたしたく存じます。
 そして内容ですが、わたしとしては週刊少年チャンピオン編集部の想いが詰まった、素晴らしいものと称賛いたしたく存じます。ここに、その前文として記された編集部の想いを、敬意を込めて全文掲載してご紹介させていただきます。
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 2018年7月3日未明、今号の表紙を飾る鉛筆画を仕事机に遺し、佐藤タカヒロ先生が急逝されました。止むを得ず、7月12日発売の小誌33号にて、誰もが望まない形で最終回を迎え、2009年より約9年間にわたり紡がれてきた、『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島、最後の十五日』の大相撲巨編「バチバチシリーズ」に幕が下りました。
 多くの人に愛され、多くの人を魅了したこの未完の大作に対して、そして小誌を支え続けた作家の真摯な熱筆に対して、我々に出来ることは何か? それはただ一つ、哀悼の意と熱を込めた編集作業のみと思い至り、ここに追悼号を企画しました。
 先生の遺した魂である作品は生き続け、決してなくなりません。読者の皆様のご愛顧に感謝し、また新たな応援をいただけるように、この追悼企画で少しでも未完の大作の持つ、佐藤タカヒロ先生が込め続けた熱量を感じていただけたら幸いです。
 週刊少年チャンピオン編集部
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 はーー……書いてて泣けてきた……編集部の皆さん、ありがとうございました……。。
 そしてその大特集の内容ですが、先週の告知通り、3つの企画から構成されています。
 1)カラー追悼色紙展
 皆さんの選ぶ絵柄も、それぞれで、とりわけわたしとしては、虎城理事長を描いてくれた石黒正数先生の色紙や、阿吽の兄貴を描いてくれた増田英二先生、それから、熱いメッセージをくれた板垣恵介先生の言葉がやけに胸にしみるす……。そして、ジャンプで『火ノ丸相撲』を絶賛連載中&アニメ放送開始直前(鮫島のアニメが見たかった……!)の川田先生も、色紙を描いてくださっています。泣ける……。
 2)シリーズ全カラー掲載録
 眺めていると、ホント、なつかしいというか……つうかですね、ページの随所に、これまでの「名セリフ」がちりばめられているのですが、くっそう……泣けるというか……本当に悲しいす……。
 3)巨弾52P鮫島鯉太郎全取組絵巻
 ここからはモノクロですが、これは気合の入った企画ですよ。担当編集の頑張りをたたえたいと思います。そして改めてこの52ページを読むと、どうしても、胸に迫るものがありますなあ……わたしはやっぱり、泣いちゃったすわ……。。。はあ…………。。。

 そして、今週号にも、カラーで単行本告知が載っていましたので、これも広告ということで、著作権的なものはお許しいただいて、ここに載せておこうと思います。
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 この自社ADによれば、どうやら最後の単行本(20)巻は、カバーには今回のチャンピオンの表紙同様に「最後の鉛筆画」を使用するとのこと。まあ、そりゃそうするしかないすよね。まったく正しいと思います。そして、今回の追悼色紙も収録するそうです。でも、どうだろう、カラー収録はされないすよね、きっと? なので、やっぱり今週のチャンピオンは、わたしとしては永久保存版として、明確に「買い」であると、皆さんにお勧めしておきたく存じます。つうかですね、この追悼色紙の一番最後に、なんと先生の奥様の色紙があるのですが、そのメッセージは……もう泣くしかないす……。

 やっぱり、わたしとしては佐藤先生の作品を、ずっとずっと、忘れないでいたいと思います。そして今後も、周りの人々や、わたしがこれから出会う人々へ、こんなすげえ漫画があるんだぜ! とお勧めしまくろうと思います。佐藤タカヒロ先生、本当にありがとう。先生と先生の作品は、マジ最高だよ!!

 というわけで、結論。
 今週のチャンピオンは、「買い」でお願いします。
 そしてもう、どう考えても、いつも通り、これしかないす。
 いやあ、ホントに『鮫島』は最高っすね!
 そして、佐藤タカヒロ先生はマジ最高っす!
 以上。

↓ わたしがあと何年生きるか知りませんが、生きている限り、佐藤先生のコミックスがわたしの部屋の本棚に存在し続けることは確定的に明らかです。