というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先週わたしは両国国技館にて大相撲観戦に行ってきたわけですが、その様子は別記事を読んでいただくということで、省略します。わたしの応援している松鳳山関が目の前で勝ち越しを決めてくれて、まあ、大興奮でありました。やっぱり生はいいですなあ! そして、ホントに力士はデカいすねえ!
 ところで、このインターネッツという銀河の片隅でわたしが毎週せっせと書いている『鮫島』ニュースですが、その読者の方で、Stephen  King大先生のファンの方はどれくらいいるのでしょうか。さっぱり見当がつきませんが、わたしは世界の小説家の中で、Stephen King 大先生が最も好きなのですが、King先生の日本語で読める最新作『FINDERS, KEEPERS (邦題もそのままファインダーズ・キーパーズ)』が、いよいよ発売になりました!
finderskeepers
 文藝春秋社から発表されている正式な発売日はあすの金曜日なんですが、書籍というものはその流通上、お店に着いたら売っていいという慣習があって(雑誌は絶対ダメ)、都内では昨日、既に売っておりました。なので即Getし、昨日の帰りの電車内からさっそく読み始めております。今回もヤバいすねえ……超面白いす。
ファインダーズ・キーパーズ 上
スティーヴン・キング
文藝春秋
2017-09-29

ファインダーズ・キーパーズ 下
スティーヴン・キング
文藝春秋
2017-09-29

 わたしはこの『鮫島』ニュースで散々書いている通り、すっかり電子書籍野郎に変身して、チャンピオンすら電子で買っているのですが、King先生の「単行本」は、紙で買うことにしてます。なぜなら! 単に本棚に並べて悦に入りたいからです! 文庫まで待つなんてことももうやめました。だって、よく考えると文庫になると分厚い上中下とか分冊になって、合計では大して値段も違わないし。なので、1000円ぐらいの差額に関しては、もう、いち早く読める「特急料金」と納得することにし、単行本で買って読む方針にずいぶん前に変更しました。実際、読みたくて読みたくて我慢できないし! というわけで、今わたしはKing先生の新作に日夜興奮しております!
 それでは、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年44号概況です。
 ■巻頭グラビア:2週連続で都丸紗也華嬢です。極上です。
 ■弱虫ペダル:全開坂道の巻。引き続き箱学を追う総北。タイトル通り全開です。
 ■刃牙道:ビッグマッチの巻。さあ、いよいよ刃牙VS武蔵が正式決定のようですよ。
 ■BEASTERS:危険なエゴイスト2匹の巻。ジュノちゃんはレゴシ君に振られたことががショックなようです。次期BEASTERSになれるのでしょうか。
 ■囚人リク:子猿の巻。ちなみに本編では「子猿」に「カス」というルビが振ってあります。そのシーンの絵が最高です。
 ■吸血鬼すぐ死ぬ;レジェンド オブ ロナリストの巻。今週も大変笑わせていただきました。とにかくボケ合戦がしつこくて最高です。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。
 先週は、立ち合いから優勢が続く(?)鯉太郎の猛攻に、【天雷】がやっとというかとうとう、覚悟を決め、「本当のすべてで行く」決意を固めて、”怪力”【天雷】の真の反撃が始まりそうなイイところで終了でした。今週はその続きです。鯉太郎による石川譲りの「非情の一撃」が炸裂し、一瞬意識が飛んだ【天雷】。しかし、その鯉太郎の右腕をがっちりホールド。さあ、反撃なるか、であります。
 しかし……最初に結論から言うと、今週は非常に文字で説明するのが難しい展開であります。次々と攻防が入れ替わる展開ですが、鯉太郎が常に先手先手と、【天雷】の攻撃を「先読みしている」という、息もつかせぬ展開であります。
 まず、今週冒頭は、がっちり腕を取られた鯉太郎が、その瞬間に「ヤバイ!」と感じるシーンから始まりました。しかし、ナレーションによると
 「しかし天雷も無意識に近い状態で腕を掴んだはいいが 鮫島渾身の一撃のダメージは明白だった そのダメージが次への移行への思考を コンマ数秒遅らせた」のであります。そして鯉太郎も、まさしく息を付かせぬ攻撃を繰り出していたため、呼吸が必要でした……が、そのまま呼吸せず間髪入れずの続行を決意。それすなわち、
 「鮫島の勝負勘が わずか後に来る天雷の攻撃の危険な臭いを嗅ぎ取った」のです!
 無呼吸、それは目いっぱいの力を出す時の人間の生理的現象(と言っていいのかな?)ですが、通常は数十秒が限界。よく、陸上競技では400mが最も過酷とか言われますよね。400m、50秒程度の無呼吸走法が限界だというわけです。自転車ロードレースでも、最後のゴールスプリント300mは無呼吸でいくわけで、とにかくMAXパワーの続く限界時間というものがあります。
 というわけで、【天雷】は鯉太郎の右腕を取った状態からとったりでぶん投げようとしますが、無呼吸で即座に対応していた鯉太郎はすぐさま回り込んで対応します。これには【天雷】も「今のタイミングではずした…? いや…違う…今のは……読まれていた?」と戦慄の表情です。
 ならば、と【天雷】は逆方向へ腕捻りで投げを打ちに行きます……が、鯉太郎はそれも堪えます。またしても【天雷】はショックな表情。
 「コレも…!? 間違いない…何が来るか…先が見えている…」
 そんな驚愕の天雷の脳裏には、【王虎】さんの言葉が蘇ります。
 「鮫島(アレ)は俺の道具だ…この先へに必要な…」
 そういうことかと理解した【天雷】は、ならば上等、とばかりに鯉太郎の頭を抑え、上から力づくで押し潰そうとします、が、やはりそれも鯉太郎は回避、先に膝を当てて切り返しで攻撃を仕掛けます。読者から見ると、もう【天雷】は焦っているように見えるのですが、大丈夫なのでしょうか!? 天雷は脳裏で鯉太郎に話しかけています。「鮫島……お前には何が見えている…お前の底はどこにある…お前はどこまで行く…あぁ…引っぱられる…見えていたと思った自分の底が…お前といると分からなくなる…俺もきっと…まだまだ先へ行ける…」
 先週描かれた通り、【天雷】は、絶対王者である横綱【泡影】との戦いで、ああ、なんてこった、自分はこんなものなのか、全然足りないじゃないか、と、自分の底が見えちゃったような気になっていたわけです。そして鯉太郎の、そんな自分の底なんて気にする余裕なんてないような、覚悟を持って闘う姿勢に、JOJOでいうところの、「そこに痺れる憧れるぅ!」と感じるに至ったわけですが、まさしく、鯉太郎と戦うと、オレもまだ先へ行ける! と思えるのでしょう。おそらくは、その点こそ、【王虎】さんが「俺の道具」と言い放った意味なのかもしれません。
 というわけで、【天雷】は首捻りで鯉太郎を再び強引に力で持って行った―――! という1ページブチ抜きショットが現れます。これには土俵を見守る石川大器くんも「速い…」と驚き、そして虎城理事長も「鮫島の思考の先を いったか天雷…」と若干のドヤ顔。
 しかし! 鯉太郎の心臓がバクン!と脈動し、潰れるな、まだ、あと少しだけ! という鯉太郎の渾身が炸裂、左腕で【天雷】の膝裏を取り、右腕は【天雷】の顔面を抑え、そしてそのまま頭をつけて倒しにかかります! 説明が難しい! その様に、虎城理事長は「さらにその先を行くか…鮫島鯉太郎」と呆然、そして観客席の椿ちゃんは「いけ!!」と絶叫、そこで鯉太郎のうおおお!的な顔アップです!
 しかし! ああ! なんと! 鯉太郎渾身の押しも、【天雷】は両腕で鯉太郎の体をホールドしてびくともしません!! その両腕は、鯉太郎の背中でがっちりと組まれています。説明が難しいですが、要するに、と、止めた――――!! の図が見開きで描かれています! 土俵上の二人の渾身が、そして佐藤先生の渾身が伝わる素晴らしい一枚絵ですので、ぜひ今週のチャンピオンを買ってご確認ください。そして今週は、その一瞬の膠着状態で、【天雷】が「ありがとう…鮫島……」と囁きながら、不完全なベアハッグめいた体勢でメキメキ・ミシミシと鯉太郎の体を締め上げる描写で幕を閉じました……。
 なお、編集部謹製のエンディングキャッチは「決着の刻迫る…!? 次号に続く。」でした。マジかよ……決着のときが迫ってるんすかねえ!? これは一体どういう結末を迎えるのかなあ……鯉太郎は勝てるのか、【天雷】のその先が描かれるのか、わくわくしますなあ! いやー、来週号が楽しみです!
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は、鯉太郎と【天雷】の攻防、おそらく実時間では数十秒程度、の経過が描かれました。鯉太郎は常に先を取りますが、後の先、ともいうべき【天雷】の受けも強固であり、やっぱり体格差もここで影響してきているとも見えます。強固な石垣のような【天雷】。鯉太郎はその城壁に風穴を開けることができるのか。はーーーヤバいすねえ……。常松は「がっちり組まれたら終わり」的なことを言っていましたし、それは鯉太郎も承知しているわけで、今週ラストの状態から、鯉太郎はどんな攻撃を繰り出すのか、来週が本当に楽しみであります!
 ところで、ここでミニ情報~~! 現在、週刊少年ジャンプで連載中の同じ相撲マンガ『火ノ丸相撲』ですが、数週間前から、第2章として「プロ大相撲編」に移っています。主人公の鬼丸くんは既に幕内力士として戦っていますが、なんと今週は、高校時代のチームメイトであり親友である桐仁くん(体のせいで一度相撲をあきらめた彼)が、なんと十両力士として登場、不敵な宣戦布告をカッコよくかましてくれました。こちらも燃えますなあ! 『鮫島』とはかなり違いますが、わたしは『火ノ丸』も応援しております! まあ、ジャンプのマンガなので、いちいちカッコイイあだ名や必殺技名が若干アレですが。以上。

↓ というわけで、『火ノ丸』は既に(16)巻まで出てます。次の(17)巻は11月頭発売みたいすね。