というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、何週間か前に、ここでわたしは「9月場所のチケットが取れたぜ! わーい!」とか無邪気にはしゃいでいたわけですが、皆様ご存知の通り、現在熱戦が繰り広げられている大相撲平成29年9月場所はですね……まあ大変な数の休場者なわけです。白鵬関・鶴竜関・稀勢の里関の3人の横綱が休場、そして大関・高安関、元気な宇良関までもが休場と相成り、せっかく生で観られるぜ! と盛り上がっていたわたしとしては、実に残念です。なんか、怒りは別にわかないのですが……とにかく残念というか、マジでしょんぼりっす……。おまけに出場している横綱・日馬富士関も昨日4日目の段階で早くも2敗、カド番大関・照ノ冨士関も既に3敗、期待の関脇・御嶽海関も3敗、嘉風関は4敗と上位陣がかなり厳しい状況で、これまた何というか……しょんぼりです……せめてわたしが一番応援している前頭4枚目の松鳳山裕也君には、逆に優勝目指してチャンスを掴め!と日夜応援しているのですが、現状2勝2敗。どうか二けた勝利目指して戦っていただきたいと念じております……はあ……なんかなあ……せっかくチケット獲れたのになあ……かえすがえすも残念す……。
 それでは、テンション低めですが、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年42号概況です……。
 ■巻頭グラビア:今週は久松郁実嬢。ええ、素晴らしくお綺麗ですよ……。最高す……。
 ■弱虫ペダル:FINAL ROADの巻。泉田アブ一郎くんの仕事完遂……お疲れっす……。
 ■刃牙道:消えたねの巻。いよいよ刃牙が再挑戦みたいす……遅くね……? そして花山君は鎬紅葉先生の手術で一命はとりとめたようです。あー良かった……。
 ■BEASTERS:炎のオセロの巻。ルイ先輩が帰ってきたっす……極道として……。
 ■囚人リク:無駄の巻。ラストのコマは……変態剣崎最高す……。
 ■ヒマワリ:「クローバー」でお馴染みの平川先生による新連載。期待したいす……。
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました……。

 さて、それでは今週の『鮫島』ニュースをお伝えいたします。今週はセンターカラーで大増23Pなので、是非ともチャンピオンを買っていただければと思います。カラー扉がとてもカッコイイですよ!
 先週は、とうとうハッキョイでバトルスタートとなった鯉太郎VS【天雷】戦ですが、序盤の立ち合いは鯉太郎のブチカマシが3連コンボでクリーンヒット、【天雷】が吹っ飛ぶ絵で終わりましたが、今週はつづいて4発目が炸裂しそうなところから開始です。NHKアナは興奮の実況ですが、【飛天翔】こと石川大樹君のカットインで「ボーーーーッとしてんじゃねえぞ天雷!!」という激が飛びます。
 えっ!? なんだよ【天雷】、お前、ボーッとしてたのかよ!? とわたしは若干びっくりしましたが、ともあれ、鯉太郎の4発目が炸裂します。が、【天雷】は「ガッ」と右腕一本で鯉太郎の頭を押さえ、止めにかかりました。しかしHNKアナの絶叫の通り「がっ 止まらないーーー!!」という状況で再び押しやられる【天雷】です! なにしてんの! 弾幕薄いよ! とブライトさんなら叫んだことでしょう!
 【天雷】は若干の驚きの表情(?)で、思います。
「あぁ…そうだな… また土俵でお前と会えた歓喜…いつの間にかそれに浸り気付かずゆるんでいた… 少しでもゆるさを見せれば一瞬で首を切られる…土俵はそういう場所だよな…お前はそういう奴だよな…なぁ…鮫島…」
 さあ、反省タイムはこれまでだぜ? 【天雷】の逆襲が始まるぞ! というわけで、めくった先は、見開き一枚絵で、右手一本で鯉太郎を振り払う【天雷】の図であります! カッコイイ! 首をひねりながら吹っ飛ぶ鯉太郎に、常も【白水】さんも大器君も、マジかよ的な表情です! そして吹っ飛ぶ鯉太郎に【天雷】が迫る! 大器君も思わず「くるぞ鮫島!!」と絶叫、鯉太郎もすかさず体制を戻して左手一本の強烈な張りをお見舞いだ!!!
 しかし! 止まらない! 鯉太郎の強烈な張りを受けたまま【天雷】前進だ――!! NHKアナも「あーーー!! 打った鮫島が逆に下がってる!! ここで体重差が露呈したか―――!!」と絶叫です! そして見守る常も、「ふざけろよ…280㎏の巨桜丸でさえぐらつかせる張りだぞ…それをまるで虫でもあたったかのように いくらなんでもそれは…」と唖然の表情です! まさしく、いともたやすく行われるえげつない行為!!
 そして今度はすかさず【天雷】が詰め、右のまわしを取りに行きます! 常も思わず「ダメだ…」と絶叫! 鯉太郎もそれはヤバいことは十分承知ですので、体を開いて組まれることを阻止します。「危ねえ…天雷にマワシを取らせちまったら終わりだ…」と常松も読者たるわたしの心境を代弁してくれていますが、ああ! なんと! 【天雷】の左の小指一本が、一枚まわしに引っかかっている! やばいやばいやばい! めくったその先のページは、一枚まわし&小指1本で、うりゃあああ! と鯉太郎をぶんなげる”怪力”【天雷】の図です!! こちらも見開き一枚絵で描かれた迫力の絵です! NHKアナも「天雷が強引に持って行った――!!」と叫びます!
 しかし! 鯉太郎はその強引な投げを、間一髪でまわしを切って耐えました! アッブねえ! 常は「た、助かった…指1本で…」と顔面蒼白、大器君は「なんつー馬鹿力だよ…」と冷や汗、虎城理事長は冷静な表情で見守り、そして、【王虎】さんは「引っぱられたか…天雷…」と好勝負に冷静な分析をします。そしてページをめくった先では、【天雷】は何かを感じ「ゾクッ」とします。そう、ここは【王虎】さんの解説を引用すると、「いや…引っぱり合いか…」というわけです。【天雷】だけじゃあなく、鯉太郎も、この勝負にニヤリとするほど、ギンギンに来てるわけです。
 NHKアナは再び絶叫です!「あ――――――――!! 鮫島またブチカマシの体勢に入る!!」
 そうです、鯉太郎は再び腰を低くし、ブチカマシの発射体制に入りました! それに対して【天雷】は「もう…効きはしない…」という判断。あかん! 【天雷】! お前、油断しちゃあだめに決まってんだろうが!!! そして今週最終ページは、そんな【天雷】にむけて、鯉太郎の低い位置から上へ撃ちだす形での、両手を突き上げるもろ手突き(?)がクリーンヒット、【天雷】の首から上が強烈なアッパーカットを喰らったかの如くゴッと上を向いてしまうの図で終了です。
 はーーーー……今週も興奮したわ……。つーかですね、ええっ!? 【天雷】って油断してたんすか!? そんな馬鹿な!? 油断というか、嬉しくてたまらなくて「ゆるんで」いたんすかね? まあ、【天雷】がこのまま、ある意味一方的にやられるはずはないし、単行本収録を考えると、先週の134話から、次の次の新刊(16)巻に収録されると思うので、まだ7話分はVS【天雷】戦が描けるはずなので、来週からの展開も楽しみにしたいと存じます。
 それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝したけど11日目から休場
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
 11日目:【天雷】東関脇
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関。共に10日目現在10勝0敗。
 【天雷】東関脇 10日目現在9勝1敗
 【稲虎】田上改め。十両力士に成長してた!
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。65連勝中。モンゴル人。
  他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。 
 
 というわけで、結論。
 今週は【天雷】の”怪力”が炸裂する展開になるかと思いきや、いまのところ鯉太郎優勢で進んでおり、鯉太郎の強力なアッパーが炸裂して【天雷】吹っ飛ぶの図で終わりました。しかしアレかな、来週の冒頭は、「あーーーっと! 天雷無傷! 効いてナーーーイ!!」で始まるのでしょうか!? はーーーヤバいすなあ……。何度も書いていますが、この【天雷】戦のあともまだ4番残っているわけで、鯉太郎の体も心配ですが、わたしの脳の血管も心配です……。大丈夫かな……まあ、とにかく鯉太郎最後の15日をその終わりまで、見届けたいと存じます。それではまた来週! 以上。

↓ しつこいですが載せておきます。リンクを踏む必要は全くないので、どうかどこかで買って、この作品を応援していただけないでしょうか! 最新(14)巻は泣ける常松回です!