というわけで、毎週木曜日は『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、先日の日曜日に熱戦の幕を閉じた大相撲3月場所(春場所@大阪)ですが、まあ、ホントに新横綱【稀勢の里】関の奇跡の逆転優勝には熱くなったすねえ……! 13日目のVS【日馬富士】関との取組で負傷し、14日目のVS【鶴竜】関との取組でまったく力が入らない状態を見て、誰しもが、ああ、こりゃあアカン、と思ったと思います。しかし、15日目千秋楽で、本割で【照ノ冨士】関に勝利して相星となり、優勝決定戦でもねじ伏せる展開には、わたしもテレビを見ながら超興奮しました。そしてわたしの一番応援している【松鳳山】関は、最終的には5勝10敗と厳しい星取りとなりましたが、相撲自体は全然悪くないというかいいんすよねえ……勝ち星に繋がらなかったのは残念ですが、今後も応援したいと存じます。来場所は6~7枚目とかその辺りかなあ……もっと下がっちゃうかもなあ……でも、いつか再びの三役返り咲きを期待してるぜ!
 というわけで、まずは今週の週刊少年チャンピオン2017年18号の概況です。
 ■巻頭グラビア:電子版はナシ。紙の雑誌版は乃木坂の秋元真夏嬢だそうです。
 ■ 『弱虫ペダル』:焦る広島の巻。うーん、なんか広島はどうでもいいというか……。
 ■『刃牙道』:恐慌の巻。うーん、なんか武蔵はどうでもいいというか……。
 ■『囚人リク』:1分の巻。天野頑張った!天野のキメ顔がいいすね!
 ■『Gメン』:ななみのアルバイトの巻。妹奈々未ちゃん久々登場。平和回です。
 ■『BEASTERS』:その感情、極彩色の巻。今週も大変イイですね。単行本2巻は来週発売です。当然買いますよ、ええ。
 ■『吸血鬼すぐ死ぬ』ナイスショット&タマちゃんの巻。今週も大変笑えました。チャンピオンギャグマンガで一番面白いす。
 ■『少年ラケット』炎のように揺らめいての巻。なるほど、イチロー君はサウスポーだったんすね!超覚醒で来週からはイチロー君のターンだ!
 てな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 それでは、今週の『鮫島』ニュースをお送りいたします。今週は、ほとんどNHKアナの実況と、常松こと【松明】の心中の叫びで展開されるため、あまり書くことがないので短くまとめます。
 先週は、トンパチな【毘沙門】野郎が、鯉太郎の放つ圧倒的な殺気と技のキレで、とうとう「天才」としての能力に覚醒してしまい、鯉太郎が土俵際に追いやられてしまうところまでが描かれましたが、今週はその続きです。
 一気に前に出る【毘沙門】に、鯉太郎もすぐさま反応して前に出ます、が、【毘沙門】はその出足を蹴返しで叩き、鯉太郎の勢いを止めます。そして勢いの止まった鯉太郎のまわしをがっちり両手でホールド、二本差しの体勢です。鯉太郎も即座に巻き返しますが、【毘沙門】はそれを許しません。鯉太郎の得意の型、左下手が封じられました! そして内掛けで攻める【毘沙門】、鯉太郎は間一髪でそれを凌ぎますが、もはや土俵際、万事休すか!
 と、この状態で、常の心の語りが始まりますよ! もうですね、全文を記録しておきたいほどの想いがこもっていて、結構泣けるんすよね……!
 「クソ…クソ…知ってるさ…痛いほど…幕内(ここ)は 信じられないほどの化け物たちが巣食う世界 どんなに努力しようが…どんなに重い物を背負っていようが…どんなに負けられない理由があろうが…たとえ誰よりも相撲が好きだという情熱があろうが…より強い才能がそれを凌駕する……残酷な現実…」
 「けど…だけど…鯉太郎さんならそのクソッタレな現実(リアル)を 捩じ伏せてくれると思えるんです 俺は…知ってるから…ボロボロになりながら何度倒されても立ち上がってきた鯉太郎さんの背中を 必死に抗ってきた姿を…だから…だから…俺は見たいんです…情熱が残酷を超える姿を…」
 「頼む…頼む…情熱よ…残酷を…超えろ…!!」
 この、常の心の声が届いたかのように、鯉太郎は【毘沙門】をブン投げるわけですが、この常の心の声の背景に描かれる土俵の上での攻防、そして常や鯉太郎の表情は、もう文字では説明できません。ぜひ、ぜひともこれは、チャンピオンを買って読んでいただきたい! この『鮫島、最後の十五日』という漫画の、メインキャッチが「情熱よ、残酷を超えろ――」というコピーで、単行本1巻の帯にも採用されていましたが、つまりこういうことですよ。ホント、常のナレーションは倉本聡的で泣かせますねえ……。わたしも見たいんです……情熱が残酷を超えるところを!!!
 やっぱり、部下を育てるには、自分自身が熱い戦いをして、それを見せつけてある種のあこがれを抱かせるのが一番だと思います。男ならそういう、部下の目標になる男でありたいすねえ!
 というわけで、今週のラストは【毘沙門】を変形(?)の仏壇返しこと呼び戻しでブン投げる鯉太郎の姿が描かれました。どうやら無事に勝利したようです。はーーー良かった良かった。しかしこの後、鯉太郎の次の相手は誰なのか、そして、ダークサイドへ転落した【百雲】さんと常の戦いは描かれるのか、マジでもう読み終わったそばから来週が楽しみでたまりませんなあ! ホントに『鮫島』は最高です!!!
  それでは最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結
 10日目:【毘沙門】東前頭五枚目
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週は、ズバリVS【毘沙門】戦の決着まで進みました。そして常の倉本聡ばりのナレーションがマジで泣けました。最高です。ホント最高ですよ。大相撲の【稀勢の里】関の逆転優勝を見て、弟弟子である【高安】関は、号泣したそうですが、そりゃあ泣けたでしょうね。【高安】関も、最高の兄貴をもって幸せですな。来場所の大関取り、ぜひ頑張ってほしいと思います。いやあ、ほんとこういうのに弱いすわ。『鮫島、最後の十五日』は最高です! 以上。

↓ わたしとしては買わざるを得ないような気がします。明日発売かな? 忘れないようにしなくては。