はーーー。寒い。今朝の東京は、AM0700時点で気温が8℃ぐらいだった。
 わたしは暑いよりも寒い方が耐えられるので、実際のところ8℃ほどの気温は別に構わないというか快適より若干冷えるかな、ぐらいなのだが、今朝(というかついさっき)、駅から会社に向かう途中で、春はまだ来ませんのう……とぼんやり曇天の空を見上げたところ、ふと思いついて靖国神社に寄り道してみた。わたしの会社は、去年引っ越して靖国神社から徒歩5分ほどの地にあるのです。
 寄ってみた動機は、そういやこの前、もう東京は桜の開花宣言が出たんだっけ、とふと思ったからであり、その開花宣言の基準となる「標本木」なる桜の木が靖国にあるからだ。
 というわけで、こんな感じでした。
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 この写真じゃわからないかな。確かに、ほんの数輪咲いてました。ほんと、数輪だけ、だけど。
 以前、というか数年前まで、この「標本木」は普通にぽつんと在るだけだったけど、いつの間にか柵に囲われ、おまけにこんな看板も立ってました。
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 いや、思い違いかな? 前からこんな看板あったっけ? 柵はなかったと思うんだけどなあ? 思い出せない。前からこうだったら、わたしの盛大な勘違いです。サーセン。
 しかし、不思議というか、今日、へええ? と思ったのは、どういうわけか、この「標本木」だけ、数輪の花が咲いていたり、蕾も、開花に向けて順調に膨らんでるような雰囲気なのだけれど、周りの他の木は、一向に咲く気配を感じさせない様子なんすよね。何故この標本木だけ、やる気満々に見えるのだろう。不思議っす。なんか、周りの桜の木々たちから、「チッ……お前ばっかり注目されやがって……ケッ! オレはゆっくり咲くからいいもん!」的な声が聞こえたような気がする。ええ、妄想ですが。

 しかし、こんな数輪の開花で、桜が咲きました! 的な開花宣言というのも、なんかちょっと変というか、気が早えなあ、と思ったわけだが、しかし、きっとあと1週間もすれば、もう、これでもか!というぐらいに、美しく着飾るんでしょうな、桜の木の皆さんは。
 まだ寒くて春を感じる陽気ではないけれど、まあ、着々と準備に入っているのは確かなようですね。花粉症には全く縁のないわたしは、やはり春はイイですな、と呑気に思う。しかしその一方で、もう人生の晩秋あたりを過ごすわたしには、なんつーか、春はまぶしいすね。遠くに過ぎ去ったいろいろなものを、思い起こさせますなあ。まったくもって、ヤレヤレ、だぜ。

 というわけで、今日はごく短く結論。
 東京はまだ寒い。手袋なしじゃチャリ乗れないぐらい。
 だけど、どうやら春は近いみたいです。以上。