と、いうわけで、やってきました4年ぶりの台湾。11月に訪れるのは初めてだが、意外と涼しいというか、20℃だそうで、長袖1枚でいられる快適な気温です。ただし空模様はどんより曇り空、雨は降ってないから問題なし、としよう。なお、台湾滞在記については、明日以降に詳しく書くことにして、今日はもう、空港から映画館に直行して、今回の旅のメインイベントをのっけから敢行したので、いきなり映画の感想レビューにします。
 いや、調べたら台北松山空港に到着するのが現地時間11時半、そして映画は12時45分からということで、空港で両替やSIMカードを入手していたら時間が迫ってしまったので、直接もうMRT(地下鉄的な超便利な交通機関。高架の部分もある)に乗って、「西門」という街に向かったわけである。
 台湾に詳しい方ならご存知の通り、「西門」は、空港からMRTで20分ぐらいで行ける街(※4年前よりなんかMRTの路線が伸びたり駅が増えてる!!)で、若者カルチャーの街としてガイドブックなんかでは、「台湾の原宿」的な記述を見かけますが、まあ、原宿というより、そうだなあ……渋谷センター街的な感じだろうか。で、その「西門」には、「電影街」という一角があって、シネコンが結構な数あるわけで、 そこに、VieShowという地元シネコンチェーンのIMAX劇場「台北日新威秀影城」があるのです。
 実はわたしは4年前の2012年にもここで『Avengers』を観たので、地理感は把握しており、今回もMRTの駅を出て、全く迷わずに劇場へ到着した。 そして、もちろん、観た映画はこれであります。
DRSTRANGE01
 そう、日本では来年1月27日公開の、『DOCTOR STRANGE』であります。このBlogで何度も書いている通り、マーベル・ヒーロー映画が大好きなわたしにとって、来年1月末まで待てるわけがなく、じゃ、台湾か香港に観に行くか!! と相成ったわけであります。どんな映画か、日本語字幕入りの予告も一応貼っておきますか。でも、DisneyはしばらくするとYouTubeから削除しちゃうので、大嫌いなシネマトゥデイがUPした予告を貼っておこう。

 どうですか。超面白そうでしょう? 実際、とても面白かったです。
 さて、じゃ、何から書くかな……原作におけるDOCTOR STRANGEに関しては、実のところわたしはあまりよく知りません。わたしが読んだ作品で、DOCTORが出てきたのは、「CIVIL WAR」ぐらいかな……かなり冒頭のトニー・スタークが開く会議で、DOCTORやFantastic4のリード博士やX-MENのプロフェッサーXといった、「頭のいい人チーム」にいて、まあその会議はあっさり決裂しちゃうんだけど、一応トニー派と言っていいんじゃないかしら。まあ、くわしくはインターネッツなりで調べてください。
 そして、今回とうとうわたしの大好きな「MCU=Marvel Cinematic Univers」に参戦したDOCTORである。ところで、MCUについてはもういいですよね? 以前すっげえ長い記事にまとめてあるので、知らない人は上のリンク先を読んでください。まあ、どうやらおおむね原作コミック通り、の設定ようだけど、意外とわたしの予想とは違っていて、映画は以下のようなお話でした。というわけで、以下、ネタバレ全開です。自分が覚えていることを備忘録として書くので、ホント全部書いちゃいます。そしてわたしのまったく大したことのない英語力では誤解している点や間違ってる部分もある可能性大ですので、読む場合は自己責任で。

 ◆謎の魔術師たちの戦い
 冒頭は、後にDOCTORの師匠となる「エイシェント・ワン」と、今回の悪役「ケシリウス」(と、わたしには聞こえた。綴りはKaeciliusと書くらしい)一派のバトルである。ここで、どうやらケシリウスが魔術師集団を裏切って、謎の古文書のページを破り取って逃走するシーンが描かれる。まあすげえ映像だし、エイシェント・ワン(ちなみに台湾での字幕では「古一」と訳されてて笑った)がカッコイイ!!
 ◆DOCTORの自動車事故
 もう既にいろいろ情報が出ている通り、主人公スティーヴン・ストレンジは、NYCで活躍する天才脳外科医である。音楽をかけながら、足でリズムを取りながら、超難しい手術をこなしちゃう男で、わたしの英語力では正直完全に意味を理解できなかったけれど、どうも、ああ、こりゃ俺でも無理だ、みたいな手術はしないような、ちょっとした嫌な野郎らしい。そんな彼が、ある日愛車のランボルギーニ・ウラカン(あれはアヴェンタドールか? テールライトはウラカンっぽかった)をぶっ飛ばしている時に事故を起こしてしまい、自慢の両腕をめちゃめちゃに砕き、もはやメスが握れない手になってしまう。
 わたしの予想外だったポイントは、この事故の模様で、単なるDOCTORのよそ見運転が原因だったので、あ、なんだ、そうなんだ、と驚いた。わたしはまた、何かそこに何らかの陰謀的な悪の罠のようなものがあるのかと思ってたのだが、完全に自業自得でした。
 ◆リハビリ~謎の回復をした男からヒントを得るDOCTOR
 そして、まあ、命には別条がなく、助かったわけだが、いかんせん、手が使えなくては、自分のすべてである手術ができない。なので、何度も手術を受け直し、必死でリハビリをするDOCTOR。そして、理学療法士の青年から聞いた、かつて自分の診断では完全に回復の余地のない、脊髄損傷?の男が、今やすっかり元気になっていると言う話を聞く。な、なんだって――!? そんなのあり得ない!! と、その男を探し当て、一体全体どうやって治ったんだ、と取材を敢行。どうやら、カトマンズで受けた治療というか修行?が効いたらしいことを聞き出し、カトマンズへ向かうDOCTOR。この、すっかり治った男がどうもちょっとしたキーなのだが、正直わたしの英語力では良くわからなかった。ここでもう書いてしまうけれど、今回はエンドクレジット後のおまけ映像が2回あって、1回目の、比較的すぐ出てくるおまけ映像は、なんと雷神ソーとDOCTORのやり取りで、これは明確にMCUの次の作品『THOR:Ragnarok』に関係してくるシーンだ。そして一番最後の2回目のおまけ映像は、この「治っちゃった男」についての映像でした。これについては後ほどまた書きます。
 ◆出会いと修行編スタート
 で、カトマンズで謎の存在(=エイシェント・ワンのこと)を探すDOCTOR。わたしはここも若干予想外だったのだが、結構あっさり、目的の謎の存在であるエイシェント・ワンに出会えちゃうんだな(→たぶん、DOCTORを逆に探してたという事だと思う)。ちなみに、DOCTORをチンピラから助けて、エイシェント・ワンのもとに連れてきてくれたのがモルドという男で、エイシェント・ワンの弟子であり、以降、DOCTORの兄弟子的(?)に気をかけてくれる。そしてエイシェント・ワンも、最初は、DOCTORのチャラい人柄に弟子入りを断るけれど、モルドの説得(?ここが良くわからなかった)でやっと弟子入りし、修行の道へ。だけど、修行の様子も、時間経過が分からないので、ちょっとあっさり感はありますね。でも、いいっすねえ~。やっぱり、シリーズの初めの、いかにしてヒーローになるかの描写で、真実に目覚め、そこから苦労や修行する情景が描かれると盛り上がりますな。例えば、修行の初期段階で、なかなか次元ポータル的なものを作れないDOCTORに、エイシェント・ワンはあっさりポータルを開き、30分で生命活動停止するから頑張ってね~、とDOCTORをヒマラヤ山中に置き去りに。凍死寸前でやっとポータルを開いて生還し、ばたりと倒れこむところなんてのは、笑うべきシーンなんでしょうな。そんなこんなで、修行を進め、徐々に「魔術」を使えるようになるDOCTORであった。
 ところで、ここでもわたしが意外に思ったのは、DOCTOR以外にもかなり多くの修行している人々がいて、ちょっとした組織になっている点は、へぇ~と思った。そしてその組織は、「闇の次元(Dark Dimention)」との力の均衡状態のバランスをとって、地球を守っている存在らしい。そして支部がNYCとLONDONと香港の3か所にあって、それぞれアンカーというか封印的な役割があるらしいことが説明される。なんか、Stephen KingのThe Dark Tower的な設定というか世界観に似てると思いました。
 ◆敵と目的とバトルスタート
  で。元々頭もいいし、努力を惜しまない男なので、どんどん腕の上がっていくDOCTOR。図書館の王(ウォン)というおっかないおっさんともだいぶ友達っぽくなってきたが、ある日、エイシェント・ワンの個人蔵書である本を見せてもらう。そして、冒頭で描かれた、ケシリウスによって破り取られたページがあることに気が付く。どうやらそれは、闇魔術に関するものらしい。そして、DOCTORは、ウォンの目を盗んでとある秘宝(?)的アイテムを勝手に試してみると、それは「時間魔法」で、時間を巻き戻すことができるマジックアイテムであることも判明する。しかしそのアイテムは、宇宙の節理を乱すもので、タイムパラドックスを生じさせてしまう危険があるため、多用してはいけないらしい。あ、そうなんだ、と怒られているところで、ケシリウス率いる敵軍団が来襲し、バトルスタート!!
 ケシリウスの目的は、NYC、LONDON、香港の支部を潰して、均衡を破り、「闇の次元」の力をこの世にもたらすこと、らしい。なんでそういう思いを得たのか、という深い動機の部分は、わたしの英語力ではわからなかったが、どうやらエイシェント・ワンもまた、ちょっと闇魔術を使えるらしく、その点に対してモルドは反感を持っているらしいことも描かれる。また、闇次元だけでなく、宇宙の多重次元構造や、そこを支配する(?)魔王的存在なんかも出てくる。一瞬サノスかと思ったけど、どうも違うみたい。
 というわけで、新米魔術師のDOCTORも戦いに巻き込まれ、一度超重傷を負ってしまうんだけど、NYCにポータルをつないで元の生活での彼女(彼女も医者)に治療してもらって復活したり、エイシェント・ワンもやられ、と大ピンチに陥るが―――てな流れで、最後までド派手な映像でバトルが続きます。もうこれ以上、最後の落ちまで書く必要はないっすよね?
 ◆今後のMCUとどうかかわるか?
 どうやら、DOCTORが以後使う事になり、時間魔法を操るためのマジックアイテムとして常に首から下げているアレが、MCUにおいて最大のポイントとなってる「インフィニティ・ストーン」の一つである「タイム」みたいですな。英語力に自信がないので、若干確信はないけど、どうも、そういうことのようです。違ってたらサーセン。なので、確実に次のAvengersにDOCTORは参戦することになると思われます。↓これっす。

 あと、作中で、「AvengersはPhysical Threat(物質的脅威)と戦っているが、我々はMythical Threat(神秘的な脅威)と戦っている」というセリフがあり、明確にAvengersという存在が認識されていました。もちろん、DOCTORが住むNYCには、Avengers-Towerことトニーのあのデカい家もきちんと存在してます。
 ◆物語の本質にはあまり関係ないポイント
 <その1:すっげえ映像>
 今回の『DOCTOR STRANGE』という作品は、とにかく映像がすごい!! なんというか、Christopher Nolan監督の名作『INCEPTION』がさらにスケールアップしたような、超絶映像は相当見ごたえありである。なんといえばいいのかな……だまし絵的な、万華鏡的な、とにかくもうすっごいです。わたしはIMAX-3Dで観たわけですが、ものすごく情報量の多い画なので、ひょっとしたら、メガネナシの2Dで観た方が集中できるかも、です。わたしは普段裸眼な男なので、どうにもメガネが邪魔っつーか、気になりました。3Dの飛び出し具合・奥行き具合は相当あります。
 <その2:DOCTORのマント>
 そして、わたしは今回初めて知ったのですが、DOCTORの赤いマント、カッコイイっすよね? なんとあのマント、生きてるんすよ!!! なんというか、AladdinにおけるMagic Carpet的なもので、どうしてDOCTORを気に入ったのかわからないですが、かなり健気にご主人様であるDOCTORを守ってくれたりして、大変わたしは気に入りました。さっき調べたところ、あのマントはCloak of Levitationというもので、日本語訳すると「浮遊マント」って感じか? 原作ではエイシェント・ワンがDOCTORに授けたものとして有名らしいです。映画ではどんな感じに出てくるか、教えません!!
 <その3:DOCTOR=医者>
 あと、これは原作通りなのかよくわからないけど、DOCTORは、「ミスター」とか「マスター」と呼ばれるのは嫌いなようで、何度か「オレはドクターだ」と訂正させるシーンがあります。この場合の「ドクター」というのは、たぶん「医者」という意味だと思う。台湾では、「奇異博士」というタイトルで公開されていますが、博士じゃなくて医師、じゃねえかな?と思っただけなんですけど、その、自分は医者であり、命を救うのが仕事で殺しはしない、というDOCTORの矜持、みたいなのが結構ポイントにあるんだと思いました。
 <その4:恒例のおまけ映像>
 最後、おまけ映像について。上の方でも書いた通り、今回は2つのおまけ映像があって、1つ目が、NYCのDOCTORの家(たぶん)に、雷神ソーが来ていて、「父親を捜しているんだ」とDOCTORに相談しているシーンでした。これは確実に、次のMCU作品である『THOR:Ragnarok』のワンシーンだと思われます。ちょっとだけ笑える面白いシーンでした。「人探しか、オーディンの居場所ね、良し、協力しよう」と、なんだかもうベテラン魔術師っぽい偉そうな言動でした。おまけにDOCTORは愚弟ロキのことも知ってるようでした。そして2つ目のおまけシーンが、どうも意味深で、DOCTORがカトマンズへ行くきっかけになった、「半身不随の大けがが治っちゃった男」の元に、モルドが現れ、その男の体に作用している魔術パワーを奪い取るシーンでした。ここは日本公開時にもう一度ちゃんと字幕付きで観ないとよく分からない。たぶん、元々モルドは、原作上はDOCTORの兄弟子であり敵になるバロン・モルドのことなので、今後の展開では敵として立ちふさがる可能性があるのかもしれないっす。わたしの英語力はたいしたことないので、肝心なとこが分からないんすよね……ちくしょー。

 はーーー。書きすぎた……キャストについては、もういいっすよね?
 DOCTORを演じたのは、TVシリーズ『SHERLOCK』でおなじみのBenedict Cumberbatch氏。爬虫類っぽい顔でもおなじみですが、わたしは大変失礼ながら、今回初めて彼をカッコイイと思いました。いやー、髭もマントも似合ってますね。大変良いです。ちなみに、DOCTORの彼女、クリスティーンを演じたのがRachel McAdams嬢で、大変可愛らしかったです。後半に出番が結構ありますが、原作コミックでどう描かれているのか知らないっす。
 兄弟子モルドを演じたのが、すっかり最近いろいろな作品に出ておなじみのChiwetel Ejiofor君。なんかちょっと太ったすね。このモルドという役は……今後の展開が楽しみです。敵になるのかなあ……。非常に言動が怪しいっすね。そして師匠のエイシェント・ワンを演じたのが、Tilda Swintonさん。前も書いたけれど、この方はホント、人外の存在のような独特のオーラがある方ですな。今回もスキンヘッドで超熱演されてます。大変カッコよかったす。そして敵のケシリウスを演じたのがMads Mikkelsen氏。北欧の至宝と呼ばれるイケメンオヤジとしておなじみですね。最初に知ったのはやっぱり『007:Casino Royaie』かな。あの、血の涙を流す悪者のル・シッフルですね。超存在感ありましたなあ、あの役は。そして12月公開の『ROUGE ONE』では、ヒロインの父として、デス・スターの設計者を演じているそうで、大変楽しみすね。ホントに現在大活躍中ですな。
 最後。監督を務めたのがScott Derrickson氏。わたしはこの方の監督作品は『The Exorcism of Emily Rose』と『The Day the Earth Stood Still』しか観てないかな。両方ともわたしは嫌いじゃないすね。両作ともに画もキャラクターも、非常にキレのある良作だと思います。脚本も書く本格派、と言っていいようですね。

 というわけで、もういい加減長すぎるのでまとまらないけど結論。
 いよいよMCUに参戦する『DOCTOR STRANGE』は、映像的にも凄いし、MCUでの位置づけもかなり重要な作品であると断言できる。わたしは非常に面白いと思ったが、いかんせんわたしのショボい英語力では味わいきれてないと思うので、2017年1月27日の日本公開時には、再び観に行くことは確実だと思われます。しかし……DOCTORのビジュアルはマジでカッコイイすね。わたし、初めてコスプレしたいと思いました。あのコスチュームを身にまとってみたい!!! 以上。

↓ たぶん、原作をあまり勉強する必要はないと思います。MCUはあくまで別モノですので。
ドクター・ストレンジ:シーズンワン
グレッグ・パック
小学館集英社プロダクション
2016-12-14