毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、今週はチャンピオンの絶対的エース『弱虫ペダル』が休載です。『ペダル』が載ってないとやっぱりチョイ淋しいすね。まあ、渡辺先生の猛烈な仕事ぶりはもう尋常ではないレベルですから、たまに休まれても全然いいと思います。単行本×2冊&映画公開などで、すげえ仕事量でしたからね。1カ月ぐらい休まれても文句は言えないすな。お話的にもちょっと区切りのいいとこだし。
 というわけで、まずは、いつも通り今週の週刊少年チャンピオン2016年44号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:今週はお休みです。
 ■『刃牙道』:本部のおっさん攻め続けるの巻。武蔵編はもう、どう終わらすのかさっぱりわからんすな。
 ■『囚人リク』:沢田期待に応えるの巻。ほんとにこの沢田は一体どうしちゃったんすか?
 ■『少年ラケット』:紫王館頂上対決終了の巻。まだまだヨル君でさえ紫王館では下っ端なんすね。
 ■『Gメン』:肝田謎の深夜行動の巻。やっぱり人間じゃなかった―――!?
 ■『AIの遺電子』:知能の線引きの巻。深いすねえ……大変良いです。
 ■『六道の悪女たち』:幸せな帰り道の巻。大変良い決着でした。イイです。
 ■『BEASTERS』:ウサギの少女の心の巻。今回も大変イイです!!
 ■『放課後ウィザード倶楽部』:なんかどんどん絵が上手になって来ているような気がする。現実との魔法の接点は大変面白い展開です。

 とまあ、こんな感じの週刊少年チャンピオンでありました。

 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、八日目の朝の、鯉太郎や対戦相手の【闘海丸】が国技館入りするところまでが描かれました。今週は、冒頭は虎城理事長と、『Burst』でお馴染みの【闘海丸】の親友である細川将太くんの打ち合わせ風景から始まります。将太くんと言えば、『Burst』の(8)~(10)巻で描かれた通り、【闘海丸】つよしくんの高校(?)の同級生で一緒に鏡川部屋に入門した親友ですが、すでに髷を落とし、現在はAGUプロダクションという芸能プロの社長だそうで、今や鏡川部屋の後援会長でもあり、あのヤクザのような鏡川親方すら、頭が上がらないそうです。そして虎城理事長も、こんなセリフを吐くほど大変ご満悦です。
 「ウハハハ結構結構! 社長のおかげで闘海丸関連のグッズも飛ぶように売れているらしいですぞ・・・女性の集客力アップにもつながっておるし・・・これも社長の手腕のたまものですな~~~・・・」
 どうでもいいけど、虎城理事長が葉巻を吸ってるってのが、ちょっと時代がかっているというか、表現が古いすねw まあとにかく、そういうことらしいです。そして、「昔は野郎の野太い声援しかなかったのに」「今はこんなに黄色い声が」飛ぶほど女性に大人気となった、当の【闘海丸】はというと、友達の将太くんのためとはいえ、若干本人的にも不本意というか、居心地の悪さのようなものを感じていて……というところで、国技館入りする鯉太郎とばったり出会います。
 鯉「やっと戦えるな・・・ずっと楽しみにしてたんだ・・・闘海丸(アンタ)との取組・・・今日は幕下優勝決定戦(あのとき)みてーな一番でいこーぜ・・・」
 闘「鮫島・・・」
 (客たちの声援「キャーーーーーー闘海丸ターーーン(ハート)」)
 鯉「ハハ・・・スゲー人気だな・・・さすが幕下の頃とは違うな・・・」
 闘「いっ・・・いや・・・これは・・・」
 鯉「だからって遠慮なしでいくけどな・・・(ニヤリ)」
 闘「おう・・・もちろんだ・・・」
 こんな二人のやり取りに、ヤンキー系闘海丸ファンの男たちから声がかかります。
 「チョーシ乗ってんじゃねーそ闘海丸――!! 何だよその顔はニヤニヤしやがってよ!! 変わっちまったよな! 俺の好きだった近寄れねーほどおっかなかった闘海丸はどこいっちまったんだよ!!」
 男のファンたちは涙を流しながらの絶叫です。【闘海丸】くんも、そんな声を聴いては心中穏やかじゃありません。
 (違う・・・違うんだ・・・俺は何も変わっちゃいねぇんだ・・・何も・・・もう・・・限界だ・・・あぁ・・・限界だ・・・性に合わねぇ・・・俺は力士だ・・・土俵に命を懸ける戦士だ・・・好感度など・・・クソ喰らえだ・・・)
 その苦悩に満ちた顔に、将太くんがやって来て注意します。君の顔は恐ろしいんだから笑ってないとダメだと。そしてとうとうブチ切れる【闘海丸】くん。
 「俺はパンダじゃねぇーー お前には本当に感謝しているよ・・・俺をこの世界に導いてくれたんだからな・・・でもよ・・・俺が・・・俺らが昔目指してたモンはこんなことじゃなかっただろ将太・・・ただ強くなりてぇ・・・それだけだったんじゃねぇのか・・・確かにお前のおかげで 俺みてーな奴がキャーキャー言われるようになったよ・・・けど・・・やっぱ俺は力士だ・・・強さあっての人気以外はいらねぇんだよ・・・」
 そして、【闘海丸】も鯉太郎との勝負をずっとずっと楽しみに待っていたという事が語られます。今までも対戦するチャンスはあったようですが、運悪く鯉太郎が途中休場となって流れていたんだそうです。
 「鮫島(アイツ)とのあの一番は・・・俺の中をずっと焦がしてっから・・・」
 そう言われては、将太くんも折れざるを得ません。
 「今回だけだよ・・・僕だってあの時君が負けた悔しさは残ってるんだ・・・今回だけは友達として目をつぶるよ・・・だから勝ってよ!」
 というわけで、お許しの出た【闘海丸】は、闘志に火が点き、やる気全開です。女子たちの声援に
 「(さぁ・・・いくぞ・・・漢と漢の勝負へ・・・女は不要・・・)やかましい・・・」と渾身の鬼ヅラでつぶやきます。それには泣いていたヤンキー系男ファンたちも、今度は歓喜の涙にうち震えます。
 「帰って来おった・・・戦慄のマナティと呼ばれていた頃の・・・俺らのオッカネー闘海丸が帰って来おった!」
 とまあ、こんな感じにスイッチオンとなった【闘海丸】の顔アップで今週は終了です。いやー、イイ展開ですなあ!! 大変良かったと思います。
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱の弟弟子
 9日目:【闘海丸】西小結。いよいよ三役戦!! 
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってることが判明!!
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。63連勝中。モンゴル人。

 というわけで、結論。
 今週はすっかり人気者になった小結【闘海丸】が、鯉太郎との一番に向けて再び闘志に火が点くまでが描かれました。もともと【闘海丸】は、『Burst』(9)巻で、現在関脇の怪力【天雷】をも破った「右の腕力」の強力な力士ですので、鯉太郎にとっては勿論楽な相手ではありません。この戦いも、相当熱い展開が待っていることでしょう。大変楽しみですな。以上。

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