先日観た『BATMAN v SUPERMAN』については、まあ、いろいろな変なところや良くわからないことがあってアレだけど、とにかくBATMANがカッコイイし、Wonder Womanが素晴らしいからいいか、という評価をしていたわたしだが、そのわたしが今年一番観たい映画である『CAPTAIN AMERICA: CIVIL WAR』は、もう完璧すぎてわたしの期待を大きく上回り、最高であったのであります。結果、今年の暫定1位はこの『CIVIL WAR』となりました。以上。
 と、終わらせるのももったいないので、いろいろ思ったことをまた無駄に長く書いてみようと思います。一つ最初に言っておくと、これまでのMCUを全作観ていないと、本作はその本質を味わえませんので、全作観てから本作を観ることを強くお勧めします、つーか、義務ですよそんなことは。
 ※リクエストがあったので、すげえ長文ですが今までの基礎知識を別記事でまとめました

 さてと。おそらく検索でこのBlogにたどり着いた人が知りたいであろうこと先にまとめておくか。
 ■恒例の、エンディング後のおまけ
 今回は2回ある。1回目は割りとすぐ。CAPのその後をちら見せするシーン。2回目は完全に一番最後で(だから結構な時間待つ必要アリ)、NYCに帰ってきたSPIDER-MANことピーターのちら見せシーンがあります。今回不参加のThorかHULKについて見せるか、次の作品で現在絶賛撮影中の『Dr.Strange』をチラ見せするのかなと思っていたけれど、そうではなかったっす。
 ■CIVIL WARには関係ないけれど……
 噂の『ROGUE ONE:STAR WARS STORY』の予告が冒頭に付いていました。けど、既に公開済みの奴だったので、ちょっと残念だけど、大画面で見られたのはうれしかったっすね。
 ■今回、満を持しての登場SPIDER-MAN
 まあ、実際のところスポット参戦で、物語には大きく関わらないけれど、結構活躍してくれる。出てくるのは75分ごろだったと思う。非常に良いです。いかにもな、ゆとりKIDSで大変良かった。
 ■今回のVIllan(=悪党)は誰なのか?
 以前から、「クロスボーンズ」や「バロン・ジーモ」といった、Marvelコミックお馴染みの悪党が今回の敵、のような噂が出ていたが、結論から言うとまったく違ってました。クロスボーンズは出てくるけれどオープニングアクションだけの出演。爆発四散。また、バロン・ジーモは、ここは逆に彼を知っている原作オタクたちを極めて上手にだます物語となっていて、非常に巧かったと思う。わたしもだまされました。
 この、「一体誰が悪い奴なのか」という点が、今回の作品の最大の鍵になっていると思う。素晴らしい脚本だったとわたしとしては賞賛したい。
 というわけで、以下、本作の見所というか、わたしが素晴らしいと思ったポイントをいくつか挙げておこうと思います。正直、想像とは全然違うストーリー展開で、上映時間148分はまったく長いと感じませんでした。あ、もちろん、ネタバレ全開で書きます。
 ■一体全体、喧嘩の原因は何なのか。
 公開前から既に情報公開されている通り、本作『CIVIL WAR』ではCAPとIRONMANがガチで殴り合う大喧嘩となる。その原因は一体何なのか。IRONMANは、Avengersの活動を国連監視下に置き、出動は承認を受けて行うとする協定書に賛成するが、CAPはあくまで個人の力を信じ、「嫌なものは嫌だ!!」と反対する。この大枠については公開前からいろいろ公表されていたので、わたしはどう考えてもIRONMANの主張の方に理があるだろうな、と思っていた。なにしろ、今までにもう、散々街をぶっ壊してきた連中である。もちろん地球を救うためとはいえ、あまりにも被害が大きすぎたのは事実であるのだから。
 しかし、映画は、きちんと双方が何故そう主張するかを丁寧に描いていて、どちらが正しいかとはもういえない状況を見せてくれている。そして二人も、お互いの言うことは十分に分かっているのだ。トニーも、CAPの主張はよく分かる。だけど今は、信用回復が先だ、だからサインしてくれ、と歩み寄る。しかしそれを拒否するCAP。そう、この映画は、実質「Avengers3」に匹敵する規模なのだが、あくまで、CAPが主役の映画なのである。「Avengers:CIVIL WAR」ではなく、「CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR」なのだ。
 そして、事件はWinter SoldierことCAPの親友バッキーの扱いが焦点となるのだが、この容疑が、あくまで結果論だけれど、決定的にCAPの判断が正しいことを証明してしまう。CAPがバッキーを信じるのは、何の根拠もなく、親友だから、である。しかし、トニーをはじめ、世界中はそれを信用しない。けど、事実はバッキーははめられただけだった。結果はCAPが正しかったのである。この事実を知ったとき、トニーは、素直に自分が間違っていたことを悟る。やはり、国連とはいえ、自分の目で観て調べなければ判断できないことがあるのだと。だから、トニーはきちんと、大人らしく謝罪する。オレが間違ってた、と。
 しかし、それでも最終バトルが勃発してしまった。
 ここに、今回の最大のポイントがある。それは、トニーの両親を25年前に殺したのが、バッキーこと洗脳状態にあったWinter Soldierだったことがラストで判明してしまうからだ。しかも、CAPはそれを知っていた。トニーはCAPには恨みはないが、黙っていたことは許せない。そして、洗脳状態だったとはいえ、愛する母を殺した本人であるバッキーを許せない。そうして大喧嘩が始まってしまうのである。
 今回、IRONMANサイドを「THE MIND(知性)」、CAPサイドを「THE HEART(感情)」としてプロモーションが行われていたが、この最終バトルは、まったく逆なのである。トニーこそが感情を爆発させて怒り、CAPは知性を働かせて、事実を黙っていたのだ。
 わたしはこの展開はまったく知らなかったし予想していなかったので、心底驚いたし、直前までまったく気が付かなかった。思い返すと、巧妙に伏線が張り巡らされていて、本当に見事な脚本だったと思う。素晴らしい!!! 最高ですね。
 ■オレたちのANT-MAN大暴れ!! やったー!!
 ANT-MANは、ご存知の通り、ちっこくなれるヒーローだが、よく考えると、小さくなったあと、元に戻る(=大きくなる)んだから……ひょっとして? と思った方は鋭いですね。原作上、逆にでっかい「GIANT-MAN」にもなれる、何気に強いヒーローです。そして、今回、まったく予想してなかったGIANT-MAN登場ですよ。いやー、良かった。ちゃんとANT-MANにも見せ場があってわたしは本当に嬉しかったです。最高ですね。
 ■ゆとりKIDSことSPIDER-MANの活躍
 上のほうでも書いた通り、今回のSPIDER-MANは大変良かった。巨大化したGIANT-MANの攻略として、「超古いんだけど、帝国の逆襲って映画知ってるかい!? あの映画で、こういうデカイ奴を倒すには、こうやったのさ!!」と、AT-ATに見立ててGIANT-MANの足にSPIDER-WEBを絡ませて倒すところは、もう最高でしたね。さすが、MarvelもSTAR WARSも共にDisney傘下だけありますな。最高ですね。そうそう、そういえば、メイおばさんが驚愕の若返りをはかり、トニーに「美人過ぎるおばさん」と言われてましたね。演じたのはオスカー女優のMarisa Tomeiさん。今後のシリーズが楽しみですな。最高ですね。
 ■初登場!! BLACK PANTHER見参!!
 今回は、登場キャラが多すぎて、初登場のBLACK PANTHERの説明なんてしてる時間ないのでは? と心配していたけれど、ここも見事だったですなあ。事前知識がなくても大丈夫だったと思う。ただ一つだけ、CAPの盾(映画『CAP1』で、トニーの父が作ってあげたもの)の素材であるビヴラニウムの産出国の王様であることだけはもうちょっと説明があっても良かったかもしれない。『Ultorn』事件をきっちり覚えてれば、今回の冒頭の事件の舞台としてピンと来たはずだけど、ここだけ、もう少し説明があっても良かったかも。しかし、ラストで、そのCAPの象徴であるあの「盾」を、「返せ。それは父が作ったものだ。お前に持つ資格はない!!」と言ったトニーの悲しさが溢れていて、本当に見事な脚本&演技でした。最高ですね。
 ■VISIONとScarlett Witchのやさしい関係
 VISIONさんが普通に服を着ているのは驚いたけど、しょんぼりしているScarlett Witchをなんとか慰めようとするVISIONさんはとても良かった。何かおいしいものでも作ってあげようと、「わたしは食事をしたことがないから分からないのだが、味はどうだろうか?」なんて優しいことをぎこちなく言うVISIONさん、カッコ良かったっす。そして、Scarlett Witchを演じたELIZABETH OLSEN嬢はやっぱり可愛いですね。またその衣装が最高ですよ。なぜかニーハイ&ミニスカ、そしてやけに胸元が開いているのがかなりいいです。最高ですね。
 
 はーーーーもう完璧すぎて、何もいう事がないです。
 実はこの記事の前に、今までのMCUを振り返る各作品まとめを書いていたのだが、もう超超長くなるのでカットしました。ズバリ、今までの作品を観ていないと、今回の『CIVIL WAR』は楽しめませんので、まだ観ていない作品があるなら、絶対に観ておいたほうがいいと思います。もう、ほんと最高ですね!!!

 というわけで、結論。
 Marvel Cinematic Universeの新たなるPhase3の開幕となる『CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR』は最高です!!! わたしの2016年暫定1位に躍り出ました!!!! 今までのMCUを観てきた方は、今すぐ劇場へGO!!! でお願いします。最高ですね。以上。

↓ うちには昨日届きました!! そして特典映像のメイキングなど、非常に楽しめました!!! 今後3DとかいろいろなVerが発売されるので、後できっと、チッ! と思うとは思いますが、とりあえず買いです。