というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興収データです。
 今日はさらっと行きます。

 ではさっそく、いつもの興行通信社の大本営発表です。
 1位:『信長協奏曲』が土日で6.15億稼いで首位。へえ。そんなに人気があったんだ。わたしの知り合いの女子がTVドラマを一生懸命観てたな、そういえば。最初の土日で6億を超えるというのは、最終的に30億以上は確実な数字。これは久しぶりにすごい数字ですよ。
 2位:『スターウォーズ/フォースの覚醒』:38日間累計で96億まで来た。問題は来週までに100億超えるかどうかだが、ちょっと微妙な雲行き。上映スクリーンも今後減るだろうし……。
 3位:『手裏剣戦隊ニンニンジャーVSトッキュウジャー』が土日で1億チョイ稼ぐ。しかし3位でこのレベルの数字というと、『信長』が強かったのと、さらには全国的に寒くて天気が悪かったこともやっぱり影響したかもね。
 4位:『妖怪ウォッチ』:37日間累計で51億ほど。これは勢いが止まってしまったと見える。やっぱり行っても55~56億ぐらいか。
 5位:『パディントン』:10日間で3億チョイか。実際悪くない、けれど、おそらく宣伝費かけすぎで見合ってない。
 6位:『シーズンズ 2万年の地球旅行』:10日間累計で2.5億ほど? ちょっと伸びないか。
 7位:『orange』:41日間累計で29億強か。でも30億超は確定ですな。凄い。
 8位:『ザ・ウォーク』土日で0.7憶か……厳しいなあ。観てきたので、明日レビュー書きます。面白かった。
 9位::『傷物語I 鉄血篇』:16日間累計で6億ぐらい? 大したものですな。
 10位:『ブリッジ・オブ・スパイ』:17日間累計で6億チョイ届かず? アカデミー賞ノミネートで粘ってほしい。

 そのほかランク外では、『白鯨との闘い』はまだ2億そこそこ、『母と暮らせば』が17億を超えたぐらい、『人生の約束』は依然苦しく4億ほど、『ピンクとグレー』は4億届かず、ぐらいと思われます。
 しかし毎週書いているような気がしますが、本当に洋画が売れない世の中になっちまいましたな。残念だ。本も売れないし映画も売れない、売れるのはほんの一握りのベストセラーだけ。しかも、内容よりも話題になることが優先される部分もあって、昭和に青春を過ごしたわたしは実に淋しい。
 せっかくのインターネッツの時代、もっと内容を重視したプロモーションやコミュニケーションが、ひと昔よりずっと簡単にできる世の中になったはずなんだが……。なんか、うまい仕組みを作ることができたら、一儲けできそうな気がするのですが、あくまで作品重視で、もっともっと、世に埋もれている面白い作品を世に知らしめる方法を思いついた方は、ぜひご連絡ください。ま、わたしも本気で考えてみようと思います。

 というわけで、結論。
 今週は『信長協奏曲』が6億超の非常にいい数字でスタートダッシュをかました。ま、土曜日の日中はずっとTV版を放送してたしね……CXのメディア力は相当低下していると思うけれど、なんとか一矢報いたってことですかね。なお、『SW』は6週終わって96億。100億超はもう大丈夫、だとは思うけれど、ちょっとこの後の伸びは苦しそうですな。
 あ、そうだ、『SW』に関しては先週一つニュースがありました。次の『Episode VIII』は、元々2017年5月公開予定だったのですが、2017年12月公開に変更になったそうです。はーー安心。これなら日本も同時公開になるでしょうな。5月のままだったら、絶対日本だけ夏公開とかヒドイことになるところだった……アッブねえ。あと、明日、『ザ・ウォーク』のレビュー書きますので、乞ご期待(?)。以上。

↓ 原作は漫画です。最新刊が出たばかり。これ、まだ連載中だよな? 映画はどう終わらせたんでしょう? それを知りたければ観に行けってことか……。