2015年も今日でおしまい。
 どうやら今年は、劇場に観に行った映画は38本らしい。
 どんなのを劇場で観たか、自分用備忘録として一口メモを記しておこう。なんか、今年は結構観たけれど、ちょっとイマイチなモノが多かったような気がする。とりあえず、以下のタイトルには公式サイトへのリンクを貼っておいた。

【1月は3本】
■『シン・シティ  復讐の女神
 まあ普通の人が観たらなんだこりゃ、だろうな。明らかに前作のほうが面白い。てゆうかですね、Eva Greenちゃんは脱ぎすぎです。『007 Casino Royale』のヴェスパーのときはホントに可愛かったのに……。
■『96時間:レクイエム
 戦うお父さん完結編。最高です。しかし、お母さんかわいそう……。演じたのは、『X-MEN』シリーズのジーン・グレイ役でお馴染みFamke Janssenさん。意外と歳行ってるのね。美人です。
■『エクソダス 神と王
 Sir Ridley Scott監督も、どうもここ数年面白い作品が少ない。この作品もちょっと……。まあ、次回作『The Martian』を楽しみにしています。間違いなく面白そう。

【2月は4本】
■『ジョーカー・ゲーム』
 何故、変な架空の物語にしたのか、意味不明。伊勢谷友介氏が最強イケメンであることは間違いないが、結城中佐はもうチョイ歳を取ってると思うのだが……。原作小説は非常に面白い。2016年4月からTVアニメ放送決定。そちらに期待しよう。
■『アメリカン・スナイパー
 オレ的2015年ナンバーワン。Eastwood監督は本当にすごいおじいちゃんですな。主役のBradley Cooper氏も完璧だったと思う。アカデミー賞を獲れず残念。
■『きっと、星のせいじゃない
 US版せかちゅー的な、ゆとり恋愛難病ムービー。いわゆるYAノベル作品の映画化作品の実例として、勉強のために観たが、まあ、世界のどこでもこういう話は売れるんですな、と実感。
■『機動戦士ガンダム ジ・オリジンI 青い瞳のキャスバル
 原作コミックを、それこそ1コマも逃さず完全映像化。超ハイクオリティ。後付なのにきっちりとつじつまが合っている物語力が素晴らしい。映像・音楽・物語・声優陣、どれも完璧。

【3月は2本】
■『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
 かの有名な天才アラン・チューリング博士を描いた傑作。面白かった。が、話題は同時期に公開された、やはり天才学者ホーキング博士を描いた『The Theory of everything』にもって行かれてしまったね。わたしはそっちは観なかった。
■『イントゥ・ザ・ウッズ
 Disneyキャラクター版アベンジャーズと期待して観に行ったのだが……歌は素晴らしかったけれど肝心の物語がかなり微妙……宮元亜門さん演出の日本語版ミュージカルが観たかった……。
 
【4月は0本】
 ああ、この頃はホントに毎日クソ忙しかったのう……。映画にも行けない毎日だった……。

【5月は2本】 
■『メイズ・ランナー
 これもYAノベルの映画化作品。原作小説を読んでから行ったが、まあ、小説よりは面白かったかな。11月に続編が公開されたけど、そっちは観てない。WOWOWでいいや判定。
■『チャッピー
 『第9地区』で世界を驚かせたNeill Blomkamp監督最新作。かなりいい。この監督は、実に自然な質感のCGというか特撮技術のレベルは30代の若手監督でナンバーワン。それどころか、 本物にしか見えない映像作りは世界最強レベルだと思う。日本の監督が見習うべき最高の手本。来年公開の『シン・ゴジラ』は大丈夫か極めて心配。

【6月は3本】
■『トゥモローランド
 興行的には失敗作と位置づけられてしまったが、うーん、基本ストーリーは悪くないと思うのだが……。
■『ハンガー・ゲーム:FINALレジスタンス
 大好きなJennifer Lawrenceちゃん鑑賞のためだけに行った。まあ、シリーズをずっと観てきたし。原作小説より映画のほうが面白いのは間違いないと思う。
■『マッド・マックス 怒りのデス・ロード
 どうせ喜ぶのはわたしのようなおっさんだけだろうと思っていたら、全世界的に大ヒット。それはそれで大変喜ばしいけれど、そんな傑作か? いや、わたしも好きですけどね。物語的にはかなり問題アリ

【7月は2本】 
■『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン
 超期待して観に行ったのだが、前作ほど盛り上がらなかったのは何故なんだろう? もちろん面白かったのは間違いないのだが。ところで、トニー・スタークは『アイアンマン3』で胸からアークリアクターを取り外したわけで、アイアンマン・スーツに直接取り付ける形に改良したのかな?
■『ターミネーター:新起動/ジェネシス
 十分面白かった。けど……ま、もうこれ以上作らなくていいんじゃないですかね、ターミネーターは。

【8月は2本】 
■『ジュラシック・ワールド
 いや、面白かったよ。でもうーん、どうなんでしょう。ジュラシックパークも、もうこれ以上作らなくてもいいんじゃないですかね。しかしここまで大ヒットするとは思わなかった。世界中で今年1番のウルトラ大ヒット。日本でも90億突破で今年ナンバーワンに。
■『わたしに会うまでの1600km
 オレ的2015年ナンバーツー、かも。ジンと来た。ただ、この映画を観て「自分探しの旅」なんて感想を抱く人とは友達になれないと思う。まあ、自分は鏡を見ればそこにいるし。この映画は、そんな話ではありません。

【9月は4本】 
■『劇場版 弱虫ペダル
 原作好きとしてとりあえず観に行ったが、まあ、ファンディスク的な付け足しムービーですな。
■『チャイルド44 森に消えた子供たち
 この映画を観た時は、きっと原作小説はもっと細かくきっちり描かれているんだろうと思って、後に原作も読んでみたが、今となって思うのは、映画のほうが面白かったな、というものである。原作を読んでも、イマイチな部分はイマイチで、続編もはっきり言ってイマイチ。この映画が一番面白いと思う。
■『キングスマン
 この映画も妙に評価が高いが、わたしはちょっとイマイチ。確信犯的なふざけすぎがイラッとする。なんというか、うーん、残念ながらわたしにはこのノリはついていけないというか、ついて行きたくない。
■『ピクセル
 ちょっと期待はずれだろうな……。映像はすさまじいけれど、物語が軽すぎて残念。まあ、作り手の愛は十分感じましたので、許します。
■『アントマン』 
 最高。来年の『CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR』が楽しみですな。ド・シリアスな空気の中で、われらが蟻男がどんな風に空気を読まずに活躍してくれるか、今からわくわくしますね。CAP軍に加わるか、IRONMAN軍に加わるかで、2代目と初代が喧嘩したら面白いのですが。

【10月は5本】 
■『バクマン。
 正直イマイチ。コレジャナイ。が、主役キャストの二人はとても良かった。脚本がダメ。演出も、もう飽きた。
■『ファンタスティック・フォー
 世間的な評価はもうボロボロ。そんなにダメかな? これがそんなにダメなら、世の映画の大半はアウトだと思うんだけど。わたしも絶賛はしないけど、十分アリだと思った
■『図書館戦争THE LAST MISSION
 非常に上等な映画化だと思う。原作ファンならば文句なしの出来栄えであろう。願わくば、完結編の映像化が叶いますように……。
■『機動戦士ガンダム ジ・オリジンII 哀しみのアルテイシア
 前作同様の超ハイクオリティ。素晴らしい。かつてガンプラを作って遊んだおっさんどもにぜひ観てもらいたい。
■『ジョン・ウィック
 想像してたよりも全然面白かった。おれたちのキアヌ先輩大暴れ。最高ですね。既に続編も決まっているそうで、期待したいですな。NYに行った時、この映画に出てくるホテルを探しに行くの忘れてた。場所は分かったので、次回NYに行く機会があれば、見て来よう。

【11月は6本】 
■『ヴィジット
 またもやらかしたシャマラン監督。毎回、新作が公開されるたびに、今度は大丈夫だよね……? と期待させるのは何故なんだ。まあ、わたしは今回でいいかげん懲りたかな……。
■『ミケランジェロ・プロジェクト
 わたしは十分楽しめた。面白かったと思う。わたしは初めて、Cate Branchettさんにグッと来たような気がする。役者陣が大変豪華であり、Geroge Clooney氏の監督振りも悪くない。 
■『エベレスト3D
 本当に怖かった。非常に恐ろしい映像を見せてくれた作品。どうせハリウッド的な派手な映像の映画でしょ、と思ったら、実話ベースの悲劇だった。どこからどこまでがCGなのかロケなのか、さっぱり区別がつかない。非常に映像もクオリティ高し。
■『レインツリーの国
 悪くない。非常に上等。男一人で観るのは厳しいものがあったが、原作の空気感も良く出ていると思う。もうちょっと売れていいはずなんだが、10億も行かないというのは残念だ。
■『007スペクター
 いろいろ脚本上の文句はあるけれど、十分楽しめた。まあ、Daniel Craigがカッコイイのは間違いないですな。いつか、TOM FORDのスーツを身にまとってみたいものです。
■『ハンガー・ゲーム:FINALレボリューション
 6月に書いたとおり、大好きなJennifer Lawrenceちゃん鑑賞のためだけに行った。無事完結できてよかったね。もうちょっと日本でも売れていれば、来日プロモーションもあったかもしれないのにね。
 
【12月は4本】
■『亜人
 クオリティは極めて高い。が、今後の展開次第か。現状では評価保留。原作漫画は正直飽きてきた。
■『母と暮らせば
 オレ的2015年邦画ナンバーワン。泣けたなあ。二宮君、吉永さん、黒木華ちゃん、ともに完璧。
■『スター・ウォーズ:フォースの覚醒
 前半最高、後半うーん? とは思うが、やっぱりJJは良く頑張ったと思う。これ以上の作品は、世界中の誰にも撮れなかったと思う。十分以上に楽しめたが、これもSAGA全体で評価したほうがいいのではないかと思う。いかんせん、謎が謎のままで終わってしまうのがなんとも歯がゆいというか、次マダー!?
■『クリード チャンプを継ぐ男
 最高。リア充Jrというのがちょっと引っかかるけれど、とにかく老いたロッキーことStalloneが最高。本当に来年2月のアカデミー賞授賞式で、Stalloneが助演男優賞を獲るところを見たいですな。

 とまあ、こんな感じです。

 というわけで、結論。
 今年は、冒頭に書いたとおり、ちょっとイマイチだったような気がしなくもないが、来年はというと……まあいっぱいあるけれど、まずは3月の『Batoman V Superman: Dawn of Justice』でしょうな。でも、きっとコレジャナイという気がしています。なにもWonderwomanまで出す必要はなかろうに……出来のほどが心配です。それから、4月末の『CAPTAIN AMERICA:CIVIL WAR』ですね。こちらは相当期待できそう。それから『X-MEN』の新作には、ポー・ダメロン役で名を上げたOscar Isaacも出るし、スターウォーズ初めてのスピンオフ『Rouge One』も来年と言われている。また、あの『Independence Day』のまさかの続編や『STAR TREK』の続編も夏にやってくる。ま、それぞれ大変楽しみですな。以上。

※今日は特におススメ商材なし。