(わたし的に) た、大変だ―! 今週のチャンピオンが、というより今週の『鮫島』が大変なことに!!

 今日は木曜日。わたしの愛する少年チャンピオンの発売日である。たいてい、駅前のコンビニで買って、電車の中で読んで、車中約25分では読み終わらず、仕事場で引き続き読んでひと段落するのが、毎週木曜日の朝のわたしの行動パターンである。わたしが出勤する時間は、ちょっと常識を超えた早朝であり、電車はだいたい7分~8分間隔と半端に空いてしまうため、いつもの電車に、たまに微妙にギリギリだったり余裕だったりと幅があるのだが、今朝は、チャンピオンを買い、コンビニ店員が若干グズグズして駅の階段を駆け上がる羽目に陥り、ちょっとしたイラつきをもたらしてくれたわけだが、まあ、無事いつもの電車に乗れた。
 今週号は表紙と巻頭カラーが、現在のチャンピオンの絶対的エース『弱虫ペダル』である。ポスターまで2枚入っており、たぶん描き下ろしではないとは思うのだが、『ペダル』作者の渡辺先生の超・仕事の多さにはホントに恐れ入る。体調に気を付けて頑張ってほしい。そんな渡辺先生への敬意を示すために、まずは巻頭の『弱虫ペダル』を読んだ。主人公の属する総北高校の極めてピンチな展開に、こりゃあ、ヤベえぞ……と思いながら今週のお話は終了。安定の面白さである。
 そして続く『牙刃道』をざっと読み流しつつ、わたしの最も愛する『鮫島、最後の十五日』の掲載ページまで飛ぶ。おっと、あった。前から7本目が今週の『鮫島』であった。さあ、始まりますよ!

 いきなり、扉の一コマ目は、なんとあの「カマーーーン」でおなじみ【岩ノ藤】じゃないか!! 前作『Burst』で主人公・鮫島鯉太郎と戦った、あのブチカマシ命のはぁちゃん野郎である(※はぁちゃん=相撲用語で馬鹿、ちょっと間の抜けた奴のこと)。 先週で4日目が終わったことは3日前の記事で書いたが、5日目の相手はあの【岩ノ藤】だった。相変わらずのバチバチな真正面からのぶつかり合い。現在、デコ助こと岩ノ藤は、東前頭七枚目らしい。鯉太郎よりも番付は上と、順調に幕内力士として成長しているようだ。嬉しいね、こういう姿が描かれると。
 で、今週からVS岩ノ藤戦がまた続くのかなと思ったら、思わぬ展開が待っていた。なんと9ページで5日目の戦いは終了である。その、本当にギリギリな姿の鯉太郎を見守る椿ちゃんの切なそうな顔がなんとも不穏な空気を醸し出している。ホント、千秋楽までもつのか鯉太郎は。前日、4日目のVS巨桜丸戦の影響で右目がふさがったままの鯉太郎は、文字通り満身創痍。読者もまた椿ちゃんと同じ思いのはずだ。マジ心配である。
 そして、10ページ目からが、岩ノ藤には大変申し訳ないのだが、今週の本番だ。岩VS鯉のバチバチの戦いを見ている支度部屋に描写は移る。鯉太郎と戦ったことのない力士たちが、「相変わらずあいつはボロボロ、どうせまた休場だろーぜ」なんて話をしている。そんな会話を聞いていたある力士が言う。
「ちょっとあんたら・・・鮫島と場所で取ったことあるの・・・? あればそんな言葉は出ないか・・・・・・」
 おい、これってまさか!? もうわたしはこの時点で大興奮、テンションMAXだ。 まさかこのセリフを言った力士とは……!? ページをめくる手が喜びの興奮でふるえるじゃんか!! そしてページをめくる!! そこに大ゴマでいたのは、あの村神改め怪力【天雷】だーーーっ!!! もうね、電車内で「キターーーッ!!!」 と、(心の中で)叫びました。とうとう来た。【天雷】がとうとう『鮫島』に登場した!!! しかも、番付は東関脇である。ヤッターーーッ!! もうマシ・オカばりのダブル・ハンズ・アップで喜びたい。電車内でのわたしは、このページだけで、相当ニヤついていたはずだ。変質者極まりないが、しょうがない。だって嬉しいんだもの。しかも、その大コマ・ドアップでの【天雷】のセリフがカッコイイ。
「番付だけで計れる男じゃないよ・・・鮫島は・・・」
 ありがとう天雷。ありがとう佐藤先生!! もう今日はこれだけで一日いい気持でいられる。が、続く展開はさらに衝撃的だ。『鮫島』第1話の、プロローグで描かれた二場所前の鯉との対戦で破れ、大関から陥落してしまった牛鬼こと【明王山】関が言う。
「ガハハハ 分かってんじゃねーか天雷!! なんせあの小僧は俺を大関から引きずり下ろしたんだからよ!」
 天雷は言う。同期には鯉太郎だけじゃなく【王虎】や【飛天翔】といった癖の強い奴ばかりだった。そして
「それと鮫島並・・・いや・・・それ以上のトンパチが一人・・・」
 トンパチとは、相撲用語で常識はずれな奴のことを意味する言葉だ。
「同期の中で一番出世が早く・・・一番ギラギラしていた男・・・」
 おいおい、まさかそれって……!? もうわたしのページをめくる手は完全にアル中並みに震えている。まさか、まさかその男って……!!?? めくった先は、見開きのドアップだ。
「蒼希狼」
 キターーーーーーッ!!! 来ちゃった、とうとう来ちゃったよ【蒼希狼】!!! 待ってたよ!! お前が登場するのを本当に待ってたよ!! 鮫島たちと教習所同期の、モンゴルからやってきたハングリー男、同期の中ではひょっとしたら一番強いかもしれないアイツが満を持して『鮫島、最後の十五日』に登場だ!! 彼は、第1シリーズの教習所時代に鮫島たちと切磋琢磨した間柄だったのだが、なんと第2シリーズ『Burst』には一切登場しなかった。おそらくは、番付を駆け上がって、幕内に行ってしまったのではないかと想像していたが、どうやらその通りだったのかもしれない。いよいよ来た【蒼希狼】。しかもなんか全身傷だらけだぞ? そしてちょっと待って? 天雷さん、アナタなんで、「ギラギラしていた」って過去形使ってるのよ!? ど、どういうこと!!?
 5日目のVS岩ノ藤戦を終えて、花道を下がる鯉太郎は、これから土俵に向かう【蒼希狼】とすれ違う。そこでの鯉と蒼の会話は非常に意味深だ。
 蒼「なぜ・・・しがみ付く・・・そんなになってまで・・・みっともねぇ・・・」
 鯉「んだとコラ・・・」
 蒼「まぁ・・・俺も一緒か・・・」
 鯉「蒼希狼!! テメー・・・つまんねー奴になっちまったな・・・」
 蒼「ならお前が トドメを刺すか・・・?」

 な、なにーーーっ!? 【蒼希狼】よ、一体お前に何があったんだ……!? というところで、今週はおしまい。もうマジでどうなってんだよ!! どうなっちゃうんだよ!! まだ5日目終わったばっかだぜ!? あと10日分あるんだけど、ホントに最後までもつのか鯉太郎は?

 はーーーホントにもう、朝から興奮したわ……。以下テンプレとして毎回判明したことをつけ足していこうと思います。【天雷】が関脇ってことは、こりゃあマジで……【王虎】と【猛虎】が横綱、大関ってのはあり得るな……やっべえ! すげぇ楽しみなんですけどどうしたらいいですか!! 佐藤先生!!
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所では東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明w
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 ←New!今週判明
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 【天雷】東関脇 ←New!今週判明
 【蒼希狼】??? 幕内は確実。←New!今週判明

 というわけで、結論。
 もう今後、毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースとしてレギュラー化しようと思うのですが、よろしいでしょうか!? 最高すぎて『牙刃道』が読めないw

 ↓ とにかく、最初から読むことを強くお勧めします。