2020年06月

 先週も書いたが、わたしの青春時代は明らかに80年代であり、中学生から高校生当時のわたしのヒーローと言えば、これはもう『北斗の拳』の漢たちと、Sylvester Stallone氏で決まりなのであります。おそらくわたしは、Stallone氏の80年代~90年代ムービーはすべて劇場に観に行ったし、今でももちろん、Stallone氏はカッコいいと思っている。
 そんなわたしは、1982年の夏、中学の期末テストを終えた日、そのまま有楽町へ向かって今はマリオンが建っている地に存在した「丸の内ピカデリー」の地下にあった「丸の内松竹(だったと思う)」という映画館へ『ROCKY3』を観に行ったのであった。そして、観終わって大興奮で、何の用があったのかまるで記憶がないけど、日比谷方面へふらふらと行き、今はシャンテの建っている地点に存在した「日比谷映画」と「有楽座」の界隈で、その年の冬に公開される予定の、次のStalloneムービーのポスターを見て大興奮したのである。
 多分わたしは、うおお、もう次の映画があるのかよ、やっべえ、超楽しみだぜ!! という勢いでその映画の前売券を買ったのだが、その映画こそ、後に伝説的(?)シリーズとなった『RAMBO(※原題はFIRST BLOOD)』だ。
RAMBO
 わたしはクソオタなので、余人には全く理解されないようなゴミ、であろうとも、何でも保管しておく習性がある。そのため、こういう前売券の半券も、無駄にごっそり持っているわけですが、くっそう、探したけど『3』は見当たらなかった……前売券買わなかったのかな……記憶にない……。。。
 ともあれ、この『RAMBO』シリーズは、前作である20年ぶりの新作『JOHN RAMBO』において非常に印象的で、うっかりすると泣けそうなぐらい美しい完結を迎えた……はずが、なんと「その後」を描いた新作『RAMBO:LAST BLOOD』がこの度公開されるに至ったので、わたしとしてはもう、コイツはもう絶対観ないといけないという思いが強く、さっそく土曜に観てきた次第であります。
 結論から言うと、なんか、もういろいろとマジで泣けちゃいそうになるぐらい、やっぱり最高でしたなあ!! タイトルもイイっすねえ! 最初のFIRST BLOODと見事に対になっていて、素晴らしいと思うっす! なんつうか……とにかくもう、感無量っつうか……50歳近辺のおっさんは、今すぐ劇場へGO!でお願いいたします!!

 さてと。まず、ズバリ言うと、物語はもう、この予告の通りであります。この予告通りどころか、もっと凄惨で悲しく、つらいお話でありました。大切な家族の少女を救うために、メキシコのヤクザどもと戦うわけなんですが、一体どうしてそうなった? に関する過去をちょっとだけ解説しておこう。
 おそらく、この『RAMBO』シリーズの「1」~「3」に関しては、もう説明はいらんと思うので割愛するけど、問題は「3」の公開から20年後の2008年に公開された前作『JOHN RAMBO』(邦題:最後の戦場)のラストだ。この映画は映連の資料によると、興収10億以上作品に載ってないので、要するに日本ではまったく売れず、よほどのマニアじゃないと観ていない可能性が高く、物語を知らない人の方が圧倒的に多いのではなかろうか。
 「最後の戦場」では、相変わらずタイの奥地でひっそり暮らしていたランボー氏のもとに、キリスト教系NGOの連中が、BURMA(日本語で言うミャンマー)の少数民族であるカレン族(=彼らはキリスト教徒)が虐待・虐殺されているのを助けたいということで、タイから潜入しようとしていて、ランボー氏にガイドを頼みに来るわけです。
 ランボー氏は全く気が進まないながらも、善良な彼らをとりあえず潜入させ、自分の仕事は終わったとまたタイに戻るんだけど、ミャンマーに潜入したNGOたちは、まんまと暴虐&残忍な軍(事実に即した描写なのかは知らんす。とにかくヒドイ残虐描写)に取っ捕まってしまう。
 その救出チームとして傭兵軍団が組織され、傭兵軍団に頼まれて加わったランボー氏も一緒に現場に急行するのであった……てなお話なんだけど、まあ、実際のところその救助のメインストーリーはどうでもいいとして(いや、どうでもよくないけど)、なんと、全ての事件が終息し、仕事を終えたランボー氏は、故郷のUSAアリゾナに帰ることにするんだな。
 ラストシーンは、両親の暮らす実家の牧場に、うっすらと笑み?を浮かべ、一人歩いていくランボー氏の姿で終わるわけで、第1作目の、あの寒々しい中を一人うなだれてしょんぼり歩く姿と対照的に、太陽の降り注ぐ中を、しっかりと前を見据えて家路につくその姿には、我々観客としては、ああ、とうとうランボー氏にも安息の日々が訪れるんだ、よかったよかった、永かったねえ……ゆっくり休んでください。。。てなエンディングに、わたしはマジでなんか泣けそうになったのである。しかも! そのエンディングにはあの名曲「It's a long road」が流れてくるわけで、マジで泣けるわけですよ。本当に永い道のりを戦い抜き、ついに心安らぐゴールについたんだね、と。
 そして今回のお話は、そのエンディングから11年が経過している。どうやら両親はすでに他界しており、旧知の女性とその孫娘と暮らしていて、劇中の説明ではよくわからなかったけど、パンフによるとその孫娘とは養子縁組もしているらしい。そして善良なUS市民として、周りからも信頼を受けている。「追跡のプロ」として地元警察に依頼された遭難者を探す冒頭のシーンは、もうのっけから最高でありました。
 しかし、極めて残念ながら、ランボー氏に再び悲劇が降りかかってしまう。
 かわいいかわいい娘の身に、これ以上ないぐらいのひどい悲劇がもたらされてしまうのだ。まあ、本作はその復讐話なわけだが、わたしは観ながら、やっぱりどうしてもランボー氏に感情移入してしまうし、ランボー氏の行動に関して非難することはできないのである。
 実際のところ、「復讐」は何も生まないし、むなしさが募るだけだ、という正論は、理屈として分からんでもない。しかし、本作でランボー氏は明確に、「俺は復讐したいんだ」と言い放つ。ここをどう見るかで、本作の受け取り方が違うのではないかと思う。
 わたしは、悪党が改心するとは全く思っていないので、本作でランボー氏がやってのけた復讐には、もうよくぞやってくれたという思いの方が強い。本作の悪党は、メキシコの人身売買組織だが、女性をドラッグ漬けにして凌辱しまくり、売春要員として飼うような連中が、法による裁きで善良な人間に変化しうるだろうか? それって、ほんとにありうるのか? そりゃあるんだろうけど、本作に登場する極悪人には、どう考えてもそんな変化は起こらないと思うし、そういった悪党に対して、人権を認めるわけにはいかないのではなかろうか。文字通りの「人でなし」であり、生きる価値があるとは思えない。また、生かしておいても、同じ悲劇を味わう女性が増えるだけだ。ならばやはり、「駆除」するしかないのではなかろうか。
 だからわたしは、ランボー氏の行動を肯定できる。本作でランボー氏が悪党を狩る姿は、まさしく害獣を「駆除」する狩人そのものだ。この映画を観て、やりすぎだと思う人とは恐らく永遠に分かり合えないだろうと思う。
 で。
 やっぱりわたしとしては、Stallone氏を最大級に賛美したいと思う。あまり世の中的な評価を受けていないような気がするけど、Stallone氏は監督もするし脚本も書く、そしてなにより、演技が実に渋くて秀逸で、実に多彩なインテリだというのがわたしのStallone評だ。
 本作では、まず第一に、いまだPTSDに苦しむ男としてのランボー像を見事に表現してましたなあ。どうしても克服できない傷をもつランボー氏は、精神安定剤(?)的な薬が手放せないし、いまだ、心地よいベッドで寝ることもできず、夜な夜な敷地内に地下トンネルを掘って、その中で暮らしている。この設定も秀逸で、その地下トンネルが後半の害獣駆除の罠となるのも最大の見どころの一つだろう。さすがにStallone氏本人も脚本に関与してるだけあって、クオリティはきちんと担保されていたと思う。
 また、ここ10年ぐらい、Stallone氏は、自らの老いにもきちんと向き合っていて、あのランボー氏がボッコボコにやられるシーンもあったりする。そりゃそうだ、いくらランボー氏でも、スーパーマンじゃないわけで、リアルでかつ、痛ましかったですなあ。ハリウッド映画だと、拉致された娘も比較的無傷&救出する側も無傷、なんてことも多いけれど、そんなことがあるわけもなく、女性なら100%凌辱されるのは間違いないし、本作では目を覆いたくなるような地獄絵図で、ランボー氏の怒りと復讐は、わたしにはどうあっても否定できないと感じたっすね。そんなランボー氏を演じたStallone氏の表情は、実に演技として上質でお見事だったと思います。
 しっかし、ランボー氏はこの後、どのようにして生きてゆくのだろうか……。せっかく前作ラストで感動的に終わったのに、今回のお話は必要だったのかという気もする。けれど、やっぱり世には悪党がいっぱいいて、心休まる日々はなかなか訪れないのかなあ……だとしたら、ホントに悲しい世の中ですなあ……。つうかですね、本作での一番の悪党は、娘の実父であり、友達である娘を組織に売ったクソ女の二人だと思うのだが、あの二人のクソ害獣をそのままにしたことだけが、ちょっぴり残念す。まあ、小虫以外の何物でもない小悪党だけど、そういう小悪党こそ、駆除すべきだったかもしれないすな。。。ともあれ、ジョン・ランボー氏の今後に、安らぎの日々が訪れんことを心から祈ります。。。
 
 というわけで、結論。

 伝説の戦闘マシーン、ジョン・ランボー氏が今再び戦う映画、『RAMBO:LAST BLOOD』は、現在50±5歳近辺のおっさんならば今すぐ劇場へ観に行っていただきたい作品でありました。わたしはなんか悲しくなるぐらい心震えましたが、客観的に観れば相当残虐で、あまり人には薦められないような気もします。しかし、わたしは悪党が改心することがあるなんて全く信じていないし、人でなしに人権を認めるわけにはいかないので、駆除されて当然の害獣だと思いました。獣を狩るには入念に準備した罠が必要なわけですが、大変胸のすく戦いぶりだったと存じます。おれたちのStallone氏は、やっぱり演技も秀逸っすね。大変すばらしいスターだと思います。以上。

↓ とりあえず前作は絶対に観ておくべきだと思います。一応つながってるので。
ランボー 最後の戦場 (字幕版)
グレアム・マクタビッシュ
2013-11-26

 わたしは80年代から90年代に小学校~中学・高校~大学~サラリーマン初期を過ごした中年のおっさんとして、ハリウッドナンバーワンのコメディ役者と言えば、即、そんなのEddie Murphy氏に決まってんだろ! と言いたくなるわけだが、まあ、同年代のおっさんフレンズたちと、一番笑えた最高のEddieムービーはどれだ? 的な会話をすると、だいたい確実に『Coming to America』(※邦題「星の王子、ニューヨークへ行く」)という作品になる。わたしも大好きな映画で、もちろん劇場で観たし、のちにテレビの放送でも何度も見ていて、日本語吹替でも最高に楽しい映画だ(※もちろん吹替担当は下條アトム氏一択です)。この映画で笑えないやつとは永遠に分かり合えないと思うな。ちなみにひとしきりEddieムービーの話をした後は、たいてい「じゃあ、Jackieナンバーワンムービーはどれだ?」という話になって、だいたいいつも、そりゃやっぱり『Project A』だろ、という結論になって、誰かがインチキ中国語であの歌を歌い出すという展開になります。
 で。
 問題は、Eddie爆笑ムービーの、2位は何か、という点になると、これはかなり人によって意見が違うことになる。その時、わたしがいつも強く主張するのが、1998年に公開された『Dr. DOLITTLE』だ。この作品は、原作の児童文学『ドリトル先生』から「動物と話ができる医師」という設定をもらっただけで、完全に現代アメリカが舞台となっているのだが、まあとにかく、最高に笑える、大好きな映画であります。とにかく動物たちのセリフが下品で最高だし、Eddie氏の演技ぶりもわたし的には『星の王子』に次ぐ、最高レベルの作品だと今でも信じている。
 というわけで、わたしとしてはそれなりに想いのある『DOLITTLE』が、今再び映画化される、しかも主演はわたしが大好きなトニー・スタークでお馴染みのRobert Downey Jr.氏というのだから、もう期待せずにはいられないわけで、すぐにムビチケを買って、公開を楽しみにしていたのだが……COVID-19の蔓延により公開は延期されてしまったのであった……のだが、早くも(?)先週から公開されることになったので、わたしも日曜日にさっそく観てまいりました。どうでもいいけど、発音的には「ドリトル」ではなく、「ドゥーリトル」、Doとlittleの合体なので、ちゃんと発音する方がいいと思うな。

 というわけで予告は、4月に惜しくも亡くなられてしまった藤原啓治氏に敬意を表して、日本語吹き替え版を貼っておこう。ほんとに藤原さんのトニーはピッタリで、もう藤原ボイスが聴けないなんて極めて残念す……。
 で、物語はもう、この予告でほぼ全部語られていると言っていいだろう。お話はきちんと原作通りヴィクトリア朝時代なのだが、内容的にはオリジナル、なのかな、わたし、原作シリーズを読んだことがないのでよくわかりませんが。
 そして注目なのは、動物たちの動きだ。完全にフルCGと思われる動物たち。これは、Eddie版とはかなり違う点で、Eddie版は結構本物の動物だった……ような気がするのだが、ちょっと自信がないな……少なくともラッキー(ドゥーリトルの相棒的な下品なセリフバリバリのわんこ)は本物の犬だったと思うけど、今回の最新Downey版では、おそらくわんこもほぼCG、であったと思う。そして、CGであるがゆえに、動きや顔の表情が妙に人間臭かったりするわけだが(結果、漫画っぽい)、その辺はこの映画が完全に子供向けということなのだと思う。そしてさらに言えば、内容的にも子供向けの物語展開で、Eddie版は大人が見ても大爆笑なデキであったのに対し、今回は大人が見て笑えるかというと……まあ、残念ながらそれほどではなかったな、という感想であります。
 Eddie版は、ギャグも下ネタ全開だし、物語も現代的で、そもそもの対象年齢が違うから、今回のDowney版と比べる方が間違ってるんだろうな、とは思う。そして残念ながら、わたしとしてはEddie版の方がずっと面白かった、と結論付けざるを得ないすね……。おっさんなので。
 今回、わたしが一番「うーん……」と思ってしまったのは、主人公ドゥーリトル先生が、ほぼ何も努力しないというか、すべて動物たち任せというか、他力本願と言えばいいのかな、ウルトラピンチも他人の好意によって救われるような、自分で何とかしようとするような行動を起こさない点であろうと思う。だから、どうにも好きになれなかったんすよね……。動物たちは超頑張ってけなげなんだけど……肝心の先生がなあ……そして助手の少年とのきずなも浅いし、悪役も頭が悪すぎるというか、計画がずさんすぎるし、ズバリ、大人の鑑賞にはちょっとキビシかったすね。
 というわけで、各キャラクターと演じた役者をまとめて終わりにしようと思います。
 ◆ドゥーリトル先生:演じたのはもう散々書いている通りRobert Downey Jr.氏。ビジュアルは最高だし、軽妙なキャラはピッタリだけど、まあ、脚本に難アリだったと思うことにします。元々超天才医師で動物と話せる特殊能力持ち。ヴィクトリア女王から下賜された大邸宅に動物たちと住まう、が、奥さんを亡くし、引きこもりに。そんな時、予告にある通り女王が病に倒れ、女王が崩御すると下賜された邸宅も没収されちゃうと聞いて、動物たちにそれは困る!! と猛抗議されてようやく引きこもりから社会復帰する。のだが……この基本プロットも、なんかアレっすね……。ま、いずれにせよ、Downey氏の演技はいつも通り大変結構かと存じます。ひとつ、本作で、へえ~?と思ったのは、ドゥーリトル先生は、なんかテレパシー的な手段で動物と話すのかと勝手に勘違いしていたけど、実際は、ちゃんと動物の鳴き声(?)によって会話する点で、犬となら「わんわんきゅうーん」的に、ゴリラとなら「うほうほうほっほ」的に話す点が、すごく新鮮だったすね。
 ◆トミー・スタビンズ少年:猟師のおじさんと暮らす少年。おじさんは猟師なので、動物を狩って生活するわけだが、少年はどうしても動物を撃つことが出来ず、でたらめに撃った流れ弾でうっかりリスを傷つけてしまい、ドゥーリトル先生に治療を頼みに邸宅に忍び込み、押しかけ助手となる。そしてどんどんと「動物語」もマスターしていく次世代ドゥーリトル。わたしは原作を知らないので、これが原作通りなのかよくわかりません。残念ながら本編では、ほぼ活躍せず、と言わざるを得ないだろうな……先生との心の交流的なものも、実に薄かったのが残念。演じたのはHarry Collet君16歳。おっと、『DANKIRK』に出てたらしいな。どの役だろう?
 ◆レディ・ローズ:女王が病に倒れたことを知らせに来る、推定10~13歳ぐらいのちびっ子レディ。かわいい!! 歴史的な人物なのかちょっとわからんな……一応、ふんわりと次期王位継承者っぽく?描写されていたので、長女のVictoria Adelaide Mary Louise様なのかも? 後のドイツ皇后ですな。そして演じたCarmel Laniadoちゃん14歳がおっそろしく美人&かわいかったすね。↓この娘さんです。

 ◆バッジリー卿&マッドフライ:悪者コンビ。この二人が悪い奴で、女王は病気ではなくこのコンビによって毒殺されかかってることは、もう冒頭15分ぐらいで判明。ここで物語終了じゃん! とは思ったものの、今回はその解毒剤探しがメインの冒険でした。演じたのはいかにもイギリス人な風貌のJim Broadbent氏(有名なのはハリー・ポッターのスラグホーン先生役かな)と、Michael Sheen氏。特に書くことないす。
 ◆ラソーリ:海賊島の王。亡くなった奥さんの父で、娘を救えなかったドゥーリトル先生を憎んでいる。が、結構あっさり許してやり、あまつさえ船も貸してやるなど優しいお父さんになっちゃった。この変化もちょっと底の浅い脚本だったと思うのだが……。。。演じたのはAntonio Banderas氏で、うかつなことにわたし、最初Banderas氏だと全然気が付かなかったす。
 で、動物は4人だけ紹介しておこう。
 ◆オウムのポリー:動物たちの中のリーダー格(?)。先生の奥さんが亡くなる時、指輪を託された古参の一人。その声はイギリスの誇る大女優Emma Thompsonさん。非常にぴったりな役でした。
 ◆わんこのジップ:眼鏡をかけた賢いわんこ。Eddie版のラッキーとは大違い(笑。ただし今回は冒険に参加せず、女王のもとに番犬としてお留守番なので、あまり活躍シーンはない。演じたのはトニーの弟子でありNYCの親愛なる隣人SPIDER-MANでおなじみTom Holland君。彼の声はすぐわかるっすね。
 ◆ゴリラのチーチー:超奥手な弱腰ゴリラ。冒頭のアニメを見る限り、どうやらかつて密猟者につかまっていたところを先生に救われたっぽい。なので怖がりなのかな。これが原作通りか知りませんが。演じたのは、オスカーウィナーとなったRami Malek氏なんだけど、サーセン、声ではわからなかったす。
 ◆ホッキョクグマのヨシ:白くまなのに寒がりのため、ドゥーリトル先生にもらったニットキャップを着用。演じたのはWWEレスラーでお馴染みJohn Cena氏。通称「ワル学博士」「俺様ラッパー」。最高です。もう、この人の試合の中継はJ-SPORTSで何度も観ましたが、最高におもろいす(今、無観客試合を中継してるんだけど、とにかく日本語字幕が笑えておもろい!)。この人は結構映画界にも進出していて、最近では『BUMBLE BEE』にもでてましたな。
 とまあ、こんなところかな。ほかにも動物の声で多くのスターが出てるので、くわしくはWikiでも観といてください。

 というわけで、もう飽きてきたのでさっさと結論。

 COVID-19によって公開延期となってしまっていたけど、想像よりずっと早く公開となってくれたので、さっそく観てきた『DOLITTLE』。わたし的に、いわゆる「ドリトル先生」というと、真っ先にEddie Murphy氏の爆笑映画を思い出すのだが、今回のRobert Downey Jr.氏による本作は、実に子供向けで、正直かなり物足りなかったというのが最初の感想であろうと思う。ちょっとなあ……いただけないすねえ……脚本的に。どこまで原作小説のエピソードを盛り込んでいるのか知らないけれど、ちょっと……人間のキャラクターたちのつながりが非常に薄かったように思う。まあ、実際本作は、ドゥーリトル先生と動物が主人公だから、それでいいのかな……いっそ、Eddie版のように現代にお話を変えても良かったような気もします。ヴィクトリア時代である必要はほぼなかったのではなかろうか。ともあれ、こんなに早く劇場が再開してくれるとは思ってなかったので、そのあたりの英断?には敬意を表し、わたしも感染対策を万全にして、これからも映画館へ足を運ぼうと存じます。なんか、もう書くことがないので、以上。

↓ こっちの方が圧倒的に面白いと思います。あえての日本語吹き替えで観ていただきたい! 「2」は、若干イマイチかも。。。そして「3」以降は完全別モノです。


 わたしは正真正銘の男、れっきとしたおっさんだけど、2010年に初めて「宝塚歌劇」を生で鑑賞し、そのあまりのカッコ良さに、一発KOを食らって以来、すっかりハマってしまったわけだが、それからもう11年が経過した。ズカ用語でいうところの「研11」であります。
 そんなわたしなので、もう何年も前から、ズカ友の美しきお姉さま方とお話しすると、「あなた、いつスカステに入るのかしら? スカステは素晴らしいわよ、おほほ」と、完全に平民を憐れむような貴族めいた調子で話を振られることが何度もあった。だがわたしは、その話になるといつも「いやー、いまどきSD画像じゃあ、入る気にならないっすよ……ハイビジョン化されたら即入るっすけどね……」とか返答していたのだが、今を去ること2年前の2018年の秋、ついにその「スカステHD画質放送」が始まったのである。
 ええと、説明しなくてもいいすよね? 「スカステ」とは、CSの宝塚歌劇専門チャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」のことであります。有料放送であり、月額2,700円+税かな、逆に言うと「たったの」約3,000円払うだけで、一日中宝塚歌劇の公演やオリジナルコンテンツが見放題なわけで、「スカステ」はある意味、ズカファンなら一度は加入を検討する憧れのチャンネルなのです。
 で。
 わたしは2018年秋にスカステHD化が発表された時には(たしか東京宝塚劇場に置いてあるスカステプログラムで初めて知った)、非常に興奮し、マジかよ、とうとうオレもスカステデビュー、初舞台を踏む日が来たみたいだな……!! と喜び勇んで、視聴契約申し込みをしたのである。わたしは10年以上前からスカパーのJ-SPORTSを契約して、毎年ツール・ド・フランスなどを楽しんでいるので、Webでの契約申し込みは1分で完了、あとはスクランブル解除を待つばかりで、わたしはわくわくしてテレビの前で待っていたのだが……いざ、観られるようになってから、初めて、極めて大変な事態に気が付いた。
 な、なんと!! わたしの家(2階建て一軒家)の環境では、どういうわけか「スカステ」だけが、電波の強度が低く、たまーーーにきれいに映ることはあっても、基本、もうザーザーのブロックノイズだらけであったのだ。うそだろ!? これってどういうこと!?? なんだよこれ!!
 電波状態を調べると、たしかに、スカステを中継しているトランスポンダ(CS-16番)だけ、入力値が恐ろしく低い。ほかのチャンネルは全く平気なのに!!! HOLY SHIT!!
 なので、わたしはいろいろ調べた。アンテナ自体は地上デジタル放送移行時(2007年)に付け替えたので、悪くないはず。そもそもWOWOWもJ-SPROTSも全く問題ないし。だとすると……と思いついたのは、わたしの家のアンテナケーブルの配線状況だ。まず第一に、5部屋ぐらいに分岐してるので、電波強度が落ちるのも当たり前な状況であることが判明、さらに屋根裏に潜ってケーブル自体をチェックすると、「4Cケーブル」で配線されていることが分かった。4Cは家庭用配線としては一般的だが、パワー不足なのは明らかで、「4Cで5分岐か……こいつは確かに……アカンかもな……」という結論に至り、要するにもう、わたしの家でスカステを快適に観るには、ケーブルの配線からやり直さんとダメ、であることがよく分かった。
 こ、こいつは……ハードル高いぞ……
 というわけで、わたしは2018年11月にスカステ契約をしたものの、2019年1月にはもう契約解除してしまったのである。
 もちろん、近所の電器屋に、いっそ4K8Kに対応した新しいアンテナ&ケーブルにチェンジしたいのだが……と依頼はしてみたが、
 1)すべてのケーブル配線やり直しは超手間がかかる
 2)現状、BSアンテナは屋根の上に立っているので、作業は危険を伴うし超大変
 3)結果として10万以上はかかると思ってくれ
 4)しかも電器屋業界では「スカステが映らない!」というのはよく聞く話で、アンテナ&ケーブルを変えたからと言って確実に映るか保証できない。
 5)実際、ケーブルテレビに加入するのが一番手っ取り早い
 と、まるで気合の入っていない、チキンSHITなふざけたことを言い出したので(しかもあきらかに、めんどくせー、やりたくねー的態度で言いやがったので軽く殺意を抱いた)、使えねえ野郎だな……と心の中で思いつつ、じゃあ、ちょっと考えますわ……とその電器屋とは絶交することにした。実は10年以上前はわたしの家もケーブルテレビに加入していたのだが、なんか結構高いので解約し、地上波デジタル開始時に地上波UHFアンテナ&BSパラボラアンテナを屋根に設置していたのである(方角の問題でBSパラボラは屋根の上以外選択肢がなかった)。そもそも、ケーブルテレビのSTB経由では、録画予約の方法が非常にめんどくさかったという大いなる弱点があったので、わたしとしてはケーブル加入という選択肢はゼロである。
 次に、そうだ、今は光回線でイケるんじゃね? といろいろ調べてもみた。が、どうやらやっぱり、どれもわたしの希望する通りにはならないようで、結論として「ちくしょう、ダメだ! これはもう、あきらめるしかねえ……」という考えに至り、放置してしまっていたのだ。後に、大いに後悔することも知らずに……。

 そして時は過ぎ……2020年3月、世界はコロナに包まれた……のであります。

 多くの淑女たちが愛し、そしてわたしも愛する宝塚歌劇だけでなく、すべての演劇や映画は劇場の門を閉ざし、公演中止、公開中止となってしまったのであった。。。
 わたしは4公演6枚のチケットがパーとなったが、ヅカファンとしては軽い方で、わたしの周りでも10枚近いチケットがただの紙になってしまった方も多く、誰も想像してなかった事態に、ただただ、しょんぼりとうなだれるしかなかったのである。
 しかし――。
 緊急事態宣言が発出される少し前の3月19日。この日わたしは、その翌日の3/20(祝)に東京宝塚劇場へ観に行くはずだった雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』が果たして上演されるだろうか、とハラハラして発表を待っていたのだが、結果はアウト、残念ながら中止と発表され、深い悲しみに暮れた……のだが、さらに、なんと、千秋楽の3/22(日)は、「当日の公演の有無に関わらず、それをTAKARAZUKA SKY STAGEにて生中継いたします」という驚愕の発表が同時にあったのであります。
 
 つまり、当時の情勢的には、公演実施は既に難しかったわけで、それでも、無観客でも上演を実施し、ライブ中継する! という発表がなされたのだ。
 このお知らせが発表された時はもう、うぉおおい! マジかよ! すげえ!!! とわたしは正直感動しました。すごい。やってくれんなあ、さすがだよ! という思いがあふれるわけだが、この時ほどわたしはスカステ加入に向け、アンテナ&ケーブル設置作戦を放置してしまっていたことを後悔した瞬間はなかったすね……本当にアホだった。。。あの時、頑張っていたら観ることが出来たのに……。。。この時ほど、「世界の! すべて~が~! 闇に~! 沈んだあ~!!」というロミオ並みの絶望を味わったことはなかったすね。
 というわけで、わたしは決心した。もう悩んだり迷ったりしている場合じゃねえ。やる。オレはやる。クソ電器屋に頼ったりしない。オレは、自分で屋根に登ってBSアンテナとケーブルを交換してやる!! 上等だぜ!! 「俺を踏みつけた奴ら~ 嘲笑った貴婦人~! 今こそ神の裁きが下るぞ~ぉ~!!」と、我ながら意味不明な怒りのようなパワーで、もう頭の中では「マダム・ギロチン」が鳴りっぱなしである。
 と勇ましく決心してみたものの、ここから先が長かった……。まず、機材の入手に時間がかかり、到底2日後には間に合わない。つまり、歴史的なライブ中継はもう絶望だということがすぐ判明した。機材をすぐにポチっても、在庫なしなものもあって届くのはいつになるか不明であったのだ。
 ならばもう、じっくり腰を据えてやってやろうじゃねえか……というわけで、機材選定もかなり調べて真面目に検討し、結局、かなり多くの物品を準備することとした。
 ◆まずはアンテナ本体

 あ、くそ! わたしが買った時より4000円ぐらい安くなってやがる! しかも取り寄せだったのに今は在庫アリかよ! おのれ! それまで家についてるアンテナは45cmのモノだったので、それよりイイやつ、ということで50cmのDXアンテナ謹製のコイツを選択。当然4K8K対応品。
 ◆そしてケーブル
 
 前述の通り、従来のケーブルは4Cだったので、今回は5Cを選択。長さは、いろいろ実測して30mをチョイス。結果的には10mほど余ったけど、逆に言うと20mだとぴったり過ぎてヤバかったかも。4Cと5Cは何が違うかというと、端的に言えば太さが違うのだが、それによって電波の減耗率がちょっとだけ違うんだな。おまけに、将来的にWOWOWが4K化されてのBS左旋になった時の高周波数にも対応しないと意味がないので、最低でも5Cが必要だった。その上の7Cにしようかとも思ったのだが、7Cにするとすごく太くて、ケーブルの取り回しが難しくなるのであきらめた。
 ◆買ってよかった!! と感動したものその(1)

 これがなかなか売ってるところがなくて、調べたらヤマダ電機赤坂見附店に在庫アリ、というのでわざわざ買いに行った。BSアンテナを自分でつけたことがある人(なんて少ないか)ならご存じの通り、BSアンテナの取り付け位置、具体的には仰角と方位角は超シビアで、ちょっとでもズレると受信できないのです。その正しい角度は、東京の場合仰角38.1度、方位角224.4度(南西)と明確なんだけど、作業中にそれの角度にキッチリ合わせないといけないわけで、この「レベルチェッカー」がそれを示してくれるわけです。これは必須ですよ。仮締めして、そろーりそろーりと動かして、レベルチェッカーが最大反応してくれるポジションを探すわけですが、実に簡単にセット出来ました。
 ◆買ってよかった!! と感動したものその(2)

 これは「ケーブルストリッパー」というものです。何に使うか、ズカ淑女で知ってる人がいるとは思ないけど、説明すると、アンテナケーブルというものは、いわゆる「同軸ケーブル」というもので、テレビやレコーダーにブッ挿す先っちょに「F栓」というコネクターを取り付ける必要があるわけですが、その時、ケーブルを覆っているビニール皮膜をはがして、中心線の銅線をむき出しにする作業があるんすよ。これは、慣れてるわたしはハサミがありゃ2分で加工できるんだけど、長さとか結構シビアで、おまけに、屋根の上で作業しないといけないので、2分もかけたくないわけです。そんな時、この「ケーブルストリッパー」を使うと、15秒ぐらいで、規定の長さで、しかもつるっときれいに、ケーブルの先っちょを加工してF栓を取り付けることが出来るんだな。最初は別に要らねえ、ハサミがありゃ十分、とか思ってたけど、使ってみたら超簡単&超便利で感動したっす。
 ◆そして配線方法を考える。
施工前アンテナ配線
 調べてみると、そもそもBSアンテナの電波は、屋根の上で地デジ電波と混合器で合体させられていて、テレビやレコーダーの直前で分波器で分離されていた。こりゃアカン、そりゃ電波も弱いわけだ……というわけで、新しく取り付けるBSアンテナの電波は、わたしの部屋に直結しよう、と決断した。ただ、ほかの部屋でBS-NHKとか観られなくなるのは困るので、そうだ、ならば、今の配線をそのまま生かして、新BSアンテナの電波を屋根で2分派して、1つをわたしの部屋へ直行させ、もうひとつを従来配線に接続しよう、と思い立った。つまり↓↓こういうことです。
施工後新アンテナ配線
 というわけで、調べも進み、方針も決定し、機器も続々到着して、いよいよ決行! の時が迫ってきた、のだが、これだけの事実を見極め、計画を立てている段階で、わたしは実はどんどんと不安が募っていた。ズバリ、マジでこれ、オレひとりでできんのかな!? という根本的な問題である。
 ◆ケーブルを部屋から屋根に、どう持っていく?問題
 調べる前からわかっていたことだが、わたしの部屋は、もう10年以上前に、光回線を引き込むための穴があるのだ。これは家を建ててくれた棟梁に頼んで空けてもらったのだが、壁面の屋根と触れる付近と、部屋の天井の片隅に、直径15mmほどの穴が空いており、光回線は外からこの穴を通って屋根裏経由でわたしの部屋に入ってきている。これを使うしかねえ、とは思ったものの……かなりヤバい作業になることは明白であった。そもそも、わたしは3mとかの業者が使うようなハシゴのようなものは持ってない。なので、屋根からケーブルを垂らして、この穴に入れて、それを屋根裏経由でオレの部屋に垂らす……という作業はまず不可能だ。なので、逆に、先に部屋に配線してから、それを屋根にあげるしかねえのでは? でもどうやって? つうか、屋根裏をオレが入って、ケーブル垂らしたり出来んのかな?? という問題があったのだ。
 しかし! 渡れない河であろうと、登れない山であろうと、僕は諦めたりはしない!! ひとかけらの勇気が僕にある限り!!
 なので、わたしは次のような計画とした。そして実際それでうまくいった。
ケーブル
 【STEP-01】
 まずは屋根裏に潜入だ。屋根裏へのアクセスは、隣の和室の押し入れの上、の天袋からアクセスできるのだが、まず、入るのがすごい難しい。天袋は40cm~50cmの高さしかないし、そもそも位置も高い。それをよじ登って体をななめにして、腹筋と腕力で気合で体を入れて、ベニヤを置いて蓋をしてあるだけの穴に頭を突っ込む……と、屋根裏へ侵入できた。そしてまず、わたしの部屋の直上の「穴」の位置へと進む……のだが、当然埃まみれだし、梁や柱がいっぱいあって、一番端っこの目立たない位置に棟梁が空けてくれた「穴」が、あとちょっと、というところにあって、手が届かない!! 当然屋根は斜めに傾斜してるので、端っこほど狭いわけです。でも、ケーブルが若干固いので、ちょっと離れてても入れられるか……届いた! 入った! よっしゃ、5mぐらい垂らすぜ! という環境下で、超汗だくになりながら、なんとかケーブルを5mほど、わたしの部屋に垂らすことに成功。もちろんわたしは山に登る男なので、ヘッドライトは普通に持ってます。
 【STEP-02】
 そして次は、ケーブルの反対側を今度は壁の「穴」に向かって全部外に垂らす作業だ。もちろんケーブルは丸まった癖がついているし、残り20mほどのケーブルを、ちょっとずつ、外に向かって出すのだが、この壁の「穴」の位置も、超絶妙に遠いし、直径も15mmと書いたけど、実際は5Cケーブルがやっと通るぐらいの小ささだ。なので、癖がついているケーブルをスムーズにスイスイ出せるものではなく、ホント、5cmぐらいずつ、を×400回繰り返すという作業だ。マジでめげそうになったすね……この作業は。とにかく大汗かいたっすわ。この無間地獄作業は所要時間1時間ぐらいはかかったね。
 【STEP-03】
 この段階の前に、屋根に登って新アンテナ設置、という作業があるのだが、その時に、わたしが持っている山用の9mm×30mのザイルをアンテナの場所から、壁からケーブルを垂らしたあたりを狙って地上へ投げる! 1発で決まらず3回目で成功しました。投げた時、絡まらないでうまくほどけるようにまとめておくのも技の一つなんすけど、つうか、普通の人はザイルなんて持ってないよね。
 【STEP-04】
 そして再び下に降りて、地上で壁からぶら下がってるケーブルと、投げたザイルをきっちり結ぶ。この時、ケーブルがとんでもなくぐしゃぐしゃで、それを直すのが大変だった……。そして再び屋根に登り、ザイルを引っ張り上げて、ケーブルを手繰り寄せて、ケーブルのたるみを取るよう調節して、台風で吹っ飛ばないよう数カ所結束バンドで止めて……仕上げにちょうどいい長さに切断し、切断面をケーブルストリッパーで加工して、F栓を取り付けて……完了!!
 とまあ、こんな工程を踏んだ。のだが、本当に大変だったなあ……つうか、屋根に登るのが意外と怖いというか、危険だったね……。。。
 ◆屋根に登るのはやっぱり危険かもね。
 わたしは高いところは、好きではないけど苦手ではないので、まあ、普通に登ったのだが、最初はやっぱり、ちょっと立ち竦みますな。最初に登って状況を調べた時は、かなりおっかなびっくりだったけど、結局都合5回ぐらいは登ったのかな、最後の方は全然気にならなくなったす。でも、やっぱり危険だね。特に風の強い時はマジでやめといた方がいいだろうな。
 そしてアンテナ取り付け作業は、想像より簡単であった。予想では、相当きつくボルト類は止められてるのかな、と思ったけど、常識の範囲内で余裕で取り外せたし。それよりも、新アンテナや工具類をどうやって屋根の上に運ぶか? の方が悩んだかも。最初の頃は両手を使わないと登れなかったので、とても手に持って運べそうになかったのだが、いざ、よし、新アンテナを運ぼう、って時は片手で行けたので、大丈夫でした。工具類はすべてカバンに入れて肩から斜め掛けしてたので大丈夫だったす。
 そして実際の取り外し&取り付けは15分ぐらいでできたし、角度調整もアンテナチェッカーのおかげで数分で済んだし、ケーブルの加工・接続も数分で終わったす。
 ◆そしてとうとう! キターー!!
 すべてが終了し、ついに明瞭なきれいな画質でスカステが映った時の感動は忘れられないですなあ! わたしはスカパー歴は10年以上なので、実は5月に、長期加入者特典で(ほぼ)全チャンネルが15日間無料で見られる機会があって、それを作業する当日に申込み、スカステを観られるようにしておいたのです。それがなかったら、実験というか、実際に映るかどうかわからないので。なので、この特典の使える時期がやってくるまでの時間を、調査と検討、資材調達に費やしたのだが、本当に永かった……。調べてみると、スカステを中継しているトランスポンダCS-16番の電波強度レベルは、以前は最大35ぐらいでたまにゼロになったりと安定せず、とても観られたものではなかったのだが、新アンテナ&新ケーブルにチェンジした後は、安定してレベル65ぐらいを維持している。これはほかのチャンネルも同じで、WOWOWはレベル65だったのが68ぐらいまで強化されました。ついでに、せっかく4K8K対応にしたので、4Kレコーダーも衝動買いしてやりましたよ。すでにテレビは4Kパネルのモノだった(けど4Kチューナーはついてない)ので、4Kレコーダー導入でNHK-4K放送も観られるようになったし、Ultra-HD Blu-rayもHDR再生可能になりました。そして6月に入ってすぐスカステ本契約も締結し、晴れて、スカステ堪能生活が本格始動いたしました! やったぜ!! わーーい!!!


 というわけで、結論。
 はーーー……大変だったけど……一言だけ言うならば……。
 「フッ……何をやらせても完璧だぜ……!!!」

 以上であります!

↓ ずっと観たかった礼真琴さまのディナーショーが、来月、スカステの再放送で観られる!! やったー! ほかにも、TOPスター退団時のサヨナラショーとか、スカステオリジナル番組とか、もういつでもすべて観られるのがうれしすぎて最高です!

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