2019年05月

 Keanu Reeves兄貴と言えば、無類のバイク好きだったり、数々のぼっち伝説だったり、日本が大好きで味噌ラーメンと帝国ホテルをこよなく愛するなど、まあとにかく、何やってんすかw!? とツッコミを入れたくなるような私生活を送っていることでお馴染みだが、まあ、そんな点がとても魅力的でわたしは大好きな役者なわけです。そんなKeanu兄貴だが、ずいぶん前、たぶん去年だったと思うけど、とある映画のUS版予告編を観て、おおっと、これはまた香ばしいB級臭がぷんぷんするな……という作品に主演することを知った。どうやらUS本国では今年の1月に公開されたものの、全く興行的には大爆死、さらに評価もとんでもなく低い、相当ヤバい作品だったようで、こりゃあ日本では公開されねえだろうな……と思っていたら、ひょっこり昨日から公開となったので、これは観に行く必要がある!と鼻息荒く、本日8:50の回という早朝からチャリをぶっ飛ばして観に行ってきた。ちなみにいうと、公開スクリーン数も少なく(なので近所では公開されてなかった)、当然のごとくガラッガラであったのは言うまでもなかろう。
 その映画は『REPLICAS』。結論から言うと、結構なお点前なY級映画で、ズバリ言えばWOWOWで放映されるのを待てば十分だったと思う(※Y級映画=最低のZ級の一歩手前、の意)。そのトンデモSFと言っていいその内容は、予告を観ていただければ一目瞭然だろう。というわけで、その予告がこちらであります。

 あああ……日本版予告は今、初めて見たけど、この無駄にカッコイイ立木ボイスのナレーションはホントにセンスねえなあ……ま、とにかく、基本的にはこの予告でほぼ物語は語りつくされていると言ってもよかろう。まさしくこの予告通り、MAD科学者の主人公が事故で亡くした妻子をよみがえらせようとする作品だ。
 しかし、観終わった今思うのは、主人公は予告のようにクローン研究なんてやっておらず、SF的ポイントとしては「(死体の)脳に保存された記憶と人格を抽出し、外部装置に移す」研究の方であった。クローンに関しては、なんだかよく分からないけど、勤務先のバイオ企業にそういう装置があったから使っただけである。もちろん無断で。しかも自宅の地下室に持ってきてやっちゃうんだからすごい。そして「記憶と人格」のコピーは、そもそもは軍人向けで、作戦中に死亡した兵士の記憶を謎テクノロジーのアンドロイドめいた義体に移植するというもので、その技術をもとにロボットソルジャー的な兵器開発をしようとしていた、なんて悪党の真の目的もあるのだが、実のところそんなことはもう物語の主軸では全くない。とにかく物語は、Keanu兄貴演じる主人公が、家族をよみがえらせようとすることにまっしぐらなのだが……残念ながら脚本的には0点としか言いようのない、低レベルものであった。とにかく主人公は、まさしくツッコミ待ちのボケなのかと言わんばかりに、えっ!? うそでしょ!? という行動をとり続けるのだが、観てて相当つらかったすね……。。。
 そもそも、人間の生涯にわたるすべての記憶や人格が電子的に複写可能なのかという点もアレだし、おまけになんと、その記憶を都合のよいように改変も可能、さらにはそれが数分でできちゃうんだからもうブッ飛んでいるよね。そしてクローンの方も、17日間で死亡時の年齢まで成長させちゃえるし、おまけにどういう理論なのか全く不明だが、奥さんは40代、子供たちは10代とそれぞれ年齢が違うのに、同じ17日間でそれぞれの年齢になるんだから、もうさっぱり意味不明というか、そんな馬鹿な!?であろう。
 まあ、そういった点をとやかく言うのは、恐らくは無粋で、本作は我らがKeanu兄貴の、とにかくド真面目にイカレている様を味わうのが正しい鑑賞スタイルなのだろうと思う。ので、もうこれ以上の無粋なツッコミはやめておこう。本作の制作予算がどのぐらいあったのか分からないが、本作はキャストも少なく、どうやらロケも全編(?)プエルト・リコで行われており、恐らくは低予算だったものと思われる。謎サイボーグの動きも、どうも若干『TERMINATOR』第1作めいた、モーションアニメっぽい妙なぎこちなさもあって、今時CGを使ってないとは考えられないけど……とにかくチープさも漂っていて、実にY級映画として素晴らしいお点前であったと思う。
 というわけで、各キャラとキャストを紹介して終わりにしよう。
 ◆ウィリアム:主人公。様々なことを人任せにする無責任野郎であり、とても共感はできないトンデモパパ。クローンを3人分しか作れない、けど妻&子供3人なので4人作りたい、誰のクローンを見送るか? という選択をしなきゃいけない場面で、「俺には選べない……お前が選んでくれ」と友達にゆだねようとするシーンにはもう、マジびっくりしたわ。
 しかし……本作は、「あなたがこの状況になったらどうする?」的な問題提起を投げかけているのかもしれないけれど、仮に本作で描かれた技術が確立していたとしても、「死者をよみがえらせる」選択をするとは考えられないなあ……倫理的なことよりも、何よりわたし自身がよみがえりたいとは思わないもの。わたしは観がなら思ったのだが、こういう「死からの復活」って、ひょっとするとキリスト教的な思考なのではなかろうか。ある意味「ゾンビ」も「復活」の一形態で、欧米人がゾンビ大好きなのは、キリスト教的背景もあるんじゃなかろうか。愛する者の死を受け入れることができないのは、ホント、哀れだなあ……と思った。まあ、にんげんだもの……なんすかね……。
 演じたのはもちろん、おれたちのKeanu兄貴。まったくのマジ、ド真面目にイカレている姿がさすがのKeanuクオリティで素晴らしかったす。
 ◆エド:本作で最もひどい目に合う一番気の毒な男。ウィリアムの友達兼同僚。さまざまな無茶ぶりを、無理だよそんなこと……と言いながら引き受けるスーパーいい奴。いい奴すぎて気の毒すぎて泣ける! 演じたのはThomas Middleditch氏37歳。どうやらこれまでいろいろな映画に出演されているようだが、わたしは全然知らない方でした。
 ◆ジョーンズ:本作の悪い人。主人公の勤務するバイオ企業の偉い人(?)。その正体はよくわからんけれど、まあ、どう見ても企業人としては出資者の意に沿った言動は、普通にあり得るもので、実はそれほどの悪党だとは思えない。ま、その出資者の狙いは悪いことだったかもしれないけど。演じたのはJohn Ortiz氏50歳。この人も多くの作品に出演していて、わたしも観た映画が多いけど、サーセン、まったく記憶に残ってません。
 ◆モナ:主人公の奥さんで開始10分で事故死。まあ、美人……でしょうな。奥さんは復活させられて、幸せだったのでしょうか……本作では幸せだったみたいなので、ま、いいんじゃないでしょうか。演じたのはAlice Eveさん37歳。Keanu兄貴は今54歳みたいだから、17歳差ってことかな。いつも不思議なんだけど、どうして欧米人ってそのぐらい歳の差があっても不自然に見えないんでしょうな……日本人で言うと、唐沢寿明氏が55歳、広末涼子さんが38歳か……あれっ!? 不自然じゃないな? そうか! わかった! イケメン&美女ならおかしくないんだ! そうだったのか……! 超どうでもいいことだけど、妙に腑に落ちたっすわ。
 とまあ、あとは子供たちぐらいしかメインキャストはおらず、子役はもう割愛します。それほど魅力的なチビたちではなかったかな……。そして監督も脚本も、全然知らない方なので省略! します。

 というわけで、さっさと結論。
 わたしの大好きなKeanu兄貴主演作、『REPLICAS』を観てきたのだが、予告からぷんぷんと漂ってくるB級臭は、本編ではかなり香ばしく、いくらB級ハンターのわたしでも、極めてマズいレベルの危険な映画であったと言わざるを得ないだろう。これはWOWOで放送されるのを待ってれば十分だったと思う。わたしとしては、本作のことはきれいさっぱり記憶から洗い流し、Keanu兄貴の次なる新作、『John Wick』最新作の公開を心待ちにしたいと思う。US本国ではまさしく公開されたばかりで、順調に売れてるっぽいすね。日本では10月までお預けか……早く観たい!! 以上。

↓ こちらはもう本当に最高です。
ジョン・ウィック(字幕版)
キアヌ・リーブス
2016-02-10

 わたしは2010年に初めて宝塚歌劇を生で体験して以来、すっかりハマってしまい、以降、ほぼすべての公演を観に行っているわけだが、当然のことながら、チケットの確保はホントにここ数年、極めて厳しく、先日のGWの連休中に東京での大千穐楽を迎えた花組公演は、とうとうチケットが獲れずに観ることが叶わなかった。たぶん、大劇場公演を観に行けなかったのは、2年ぶりぐらいである。まあ、現在はほぼすべての公演の千穐楽は、映画館での中継、いわゆるライブビューイングが実施されるのだが、その日も都合が悪くてダメ、であった。折しもその花組公演は、TOP娘役の仙名彩世さんの退団公演であり、あの超絶な美声をもう一度、生で味わいたかったのだが……残念である。
 で。GW後半から日比谷の東京宝塚劇場で始まったのが、わたしが昨日観てきた月組公演『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-/クルンテープ 天使の都』だ。
 わたしは星組イチオシであるけれど、その次に好きなのが月組、なので楽しみにしてはいたのだが……2つ、いや3つの点において、わたしは今回の月組公演には特別な想いがあって、昨日は定時に仕事を切り上げ、日比谷に赴いたのである。
【オレ的ポイントその1】宮本武蔵って……あの長大な物語を90分でまとめられんのかな??
【オレ的ポイントその2】稀代の美貌のジェンヌ、美弥るりか様よ永遠なれ!
【オレ的ポイントその3】わたしが娘役で一番好きな海乃美月ちゃんが怪我だと!?
 というわけで、以下、この3つの点を中心に思ったことをまとめてみたいと思う。
 まずは映像を貼っとくか。すげえなあ、宝塚って。観てよ、この映像!

 というわけで、まずは【ポイントその1】の、物語についてだ。
 わたしは井上雄彦先生の『バガボンド』はもう何度も読み返しているし(※まだ未完)、吉川英治先生の『宮本武蔵』も2回は読んでいるので、たぶんフツーの人より「宮本武蔵」については詳しいつもりでいる。ついでに言うと、もう10年以上前、京都の東寺(の塔頭)で特別公開された、武蔵の描いた絵をわざわざ観に行ったほど、宮本武蔵には結構な思い入れがある男だ。なので、キャストの発表があった時は、おお、れんこんくん(蓮つかささん)が植田良平役か! おっと、おだちん(風間柚乃さん)が辻風黄平かよ、しかも梅軒までやるんだ!? とか、もうほぼすべてのキャラクターを知っているので、いちいち興奮したのだが、一方では、ちょ、ちょっとまって、これって、すっげえキャラ多すぎっつうか、全部やろうとしてんの!? というような、90分の舞台が一体どんな構成で描かれるのか、全く想像できないでいた。唯一言えることがあるとしたら、これらのキャラを全部登場させるとするなら、これは相当なダイジェストっつうか、超はしょられるんじゃね? という不安めいた予感であった。
 そして結論から言うと、わたしの不安は的中してしまっていたと言わざるを得ないだろう。相当な駆け足で、事前の知識がないと分からないような点が多かったような気がしている。とりわけわたしが残念に思ったのは、武蔵の悩みがあまりきちんと描かれていないことだ。それは、故郷の宮本村で捕まった時と、吉岡との決闘の後、この2つの場面は、武蔵の人格形成には大きく変化が起こるポイントのはずなのだが、なんか、かなりするっと進んでしまったような気がした。なんつうかな、物語の進行はあきらかに吉川版に添ってはいる、けど、キャラ造形はどちらかというと『バガボンド』寄り、みたいな感じのハイブリッドであったが、実のところ吉川英治先生の『武蔵』と井上雄彦先生の『バガボンド』は各キャラの性格が相当違うというか全く別物なんだけど、妙に混ざった作品だったように思う。そしてそれが成功していたかというと……正直微妙だった、としかわたしには感じられなかった。まあ、90分にまとめるのは無理がありすぎたように思う。武蔵知識のない人が観て、無二斉(=武蔵の父)のこととか、石舟斎の「芍薬」こととか、武蔵がなぜ下総に行ったかとか、理解できたんだろうか?? また、何度か言及される武蔵の放つ「不細工な殺気」に関しても、これは吉川英治版というよりバガボンドでカギとなるポイントだけど、舞台からはあまり感じられなかったのも残念に思う。まあ、斬り合いってのは殺し合いなわけで、本来血まみれなわけだけど、それを舞台で出来る訳もなく、仕方ないのはやまやまなのだが……迫力を感じられなかったのは残念に思う。
 【ポイントその2】の美弥るりか様(以下:みやちゃん)に関しては、そのビジュアルはもう本当に美しく、美麗なる佐々木小次郎を演じてくれたことには大満足ではある。しかし、何度かこのBlogでも書いた通り、みやちゃんは本作をもって退団してしまうわけで、確かに題材としては武蔵と小次郎というのはすげえアリかも、と思っていたけれど……本来の吉川版では結構ヤな奴だし出番も少ないし(※バガボンドでは小次郎はもう一人の主人公として長い個別の物語がある)、90分では語りつくせなかったのは極めて残念だ。
 しかし、物語的にはもう仕方ないとはいえ、みやちゃんの美しさは単純なビジュアルだけではなく、その身のこなし、所作にもいちいち現れていたし、ショーの方ではもう、そのカッコ良さは言うまでもなく最高で、本当に退団されてしまうのがとても悲しく、残念に思う。ホント、TOPスターの座についてほしかった……みやちゃんの美しさは、永遠ですよ……。これで見納めかと思うとホント淋しいす……。。。
 【ポイントその3】の、海乃美月ちゃん(以下:うみちゃん)に関しても、このBlogで何度も書いてきた。いまだにわたしはうみちゃんがTOP娘になれないなんて辛すぎて悲しいわけだが、さらに追い打ちをかけるかのように、なんと怪我でショーの方は休演するというニュースが発表されて、本当に心配していた。せめて東京までには治ってその美しき舞を披露してほしい、と願っていたが、どこをどんな怪我してしまったのか知らないけれど、東京にも間に合わず、であった。
 ただし、『武蔵』には、ちょっとだけ重要なキャラとしてきちんと登場してくれたし、ソロ曲もあって美声を聞かせてくれたし、それだけでもわたしとしては嬉しく、満足であります。どうか怪我を癒して、次はショーでもその美しきお姿を観たいものですなあ……うみちゃんは本当に綺麗で芝居も歌も文句なく実力十分なのだから、TOPではないとしても、別格として今後もどんどん活躍してほしいと心から願いつつ、ずっと応援いたしたく存じます。

 あとは、各キャラについて思ったことをもう箇条書きで書きなぐろう。
 ◆珠城りょう様(以下:たまきちくん) is 宮本武蔵:まあ、上にも書いたけど迫力というか殺気はあまり感じられず。つうか、たまきちくんは、女子として美人なので、そのビジュアルはとても極上なんだけど……殺陣の迫力がもうチョイほしかったかも。
 ◆月城かなとさん(以下:れいこ) is 本位田又八:又八は完全にバガボンド寄りのキャラ造形でしたな。そしてれいこの美しさはもう、とびきりですよ! 無事2番手となってくれないかなあ……そして、わたしがファンクラブに入るほど一番愛しているこっちん(礼真琴さん)と、花組のゆずかれーとともに、95期TOPを実現しておくれ!
 ◆暁千星さん(以下:ありちゃん) is 吉岡清十郎:ありちゃんの清十郎は、どちらかというと吉川版に準拠してたのかな。死なないし(バガボンドでは武蔵との壮絶な戦いで死亡)。そして、今回のショー『クルンテープ』で魅せた、超セクシーな女装(※女性に女装というのも変だけどそうとしか言えない)は、男から見ると極めて上モノだったすね。ありちゃんって、やっぱり女子として可愛いんだな、と改めて思ったす。足が超長い!!
 ◆蓮つかささん(以下:れんこんくん) is 植田良平:わたしのヅカ友で一番美人のお姉さまがれんこんくん贔屓なので、月組観劇の際はわたしもれんこんチェックをするのだが、植田良平としての出番は少なかったけど、何気にいろんなシーンで出てたすね。わたしは今回、友会の抽選でフツーにチケットが獲れたんだけど、友会で初めて8列目と近かったのだが、上手側のはじっこの方で、ラスト近くの巌流島の決闘で、武蔵を乗せた船が上手から現れた時、船頭を演じてるのがれんこんくんだとすぐわかったす。位置的にすぐ近くだったので。
 ◆美園さくらさん(以下:さくら) is お通:今回は本編でもショーでも、さくらの歌が結構多めで目立ってたし頑張ってましたな。うみちゃんのことがあるので、どうしてもさくらには何の罪もないのに、なんか、ぐぬぬ、とか思ってしまうけど、さくらは本当に優等生ですよ。ショーではダンスもかなり良かったすね。ホント、さくらにも頑張ってほしいす。
 ◆叶羽 時さん(以下:ときちゃん) is 朱実:朱実は、バガボンドでは序盤のキーキャラというか目立つ役なのだが、やっぱりときちゃんは演技の人なんすかねえ、とっても良かったと思う。一度新公ヒロインを経験するも、まあ路線からは外れちゃったかもしれないけど、わたしは『エリザベート』きってのかわいそうなキャラ、姉のヘレネを見事に演じた時から、ときちゃんは気になって仕方ない存在す。すごい特徴のあるお顔なので一発で分かるのもイイすね。ショーでは、銀橋の上手側にいることがおおくて、わたしの真ん前に何度も来てくれたし、客席降りの時も近かったのでずっと見つめてました。「おとめ」によると特技は「1cm四方の折り紙で鶴を折ること」だそうです。なんだそれw! 今後も応援いたしたく存じます!

 とまあ、こんなところかな。もう書きたいことはないかな……。
 では最後に、毎回恒例の今回の「イケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
  ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
 「早くわたしの頂へ上って来い! 天下無双はこの世に一人でよい……」
 今回は、みやちゃん小次郎が、たまきち武蔵へかけるこのセリフを選びました。まあ現実世界ではたまきちくんがTOPスターという頂に登ったわけですが、みやちゃんがたまきちくんへと贈る言葉ととらえると、やっぱりグッときますなあ……はあ、ほんと、みやちゃんが2番手卒業してしまうなんて……淋しいす……。

 というわけで、結論。
 残念なことに花組公演を観ることが叶わず、2カ月ぶりとなった東京宝塚劇場での月組公演観劇であったのだが、やっぱり宮本武蔵のお話を90分で描くのは相当難しいわけで、心配していた通り、かなりの駆け足展開であったと言わざるを得ないだろう。たまたまわたしは宮本武蔵の物語をよく知っていたので、理解は出来たものの、やっぱりどうしても物足りなく感じてしまったのも事実である。特に、やっぱり「殺し合い」なわけで、重要な要素である「殺気」というものが、舞台では表現しきれていなかったように思う。まあ、仕方ないとは思うけど……。しかしそれにしても、美弥るりかという稀代のスターのことは、ずっと心に残ると思いますね。本当に美しく、お見事でした。そしてわたしが大好きな海乃美月さんも、これからも「別格」として、舞台を華やかに彩ってほしいすね。みやちゃんとうみちゃん、みやちゃんは退団してしまうけれど、今後もずっと応援したいですな。そしてわたしとしては、今後の月組観劇の際は、うみちゃんを最優先にしつつ、叶羽時さんもまた、追いかけたいすね。ときちゃんは芝居が大変良いと思います。そしてあとは、れいこが順当に2番手となって、95期TOPが実現する日を楽しみにしたいですな。そして、こっちん! TOP決定おめでとう!! お披露目はもう、ムラ遠征確定っす!! 以上。

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