というわけで、2018年も残りわずかであります。
わたしは映画が大好きで、劇場で映画を観た後はせっせと感想をこのBlogに綴っているわけだが、おそらくはもう今年は劇場へ行くことはないと思うので、例年通り、2018年に劇場で観た映画の一覧メモをまとめようと思います。今年、2018年はどうやら38本の映画を劇場に観に行ったみたいですが、これはここ数年では久しぶりに40本割れと少ない本数で、どうも、コイツは観に行かないと! と思える作品が少なかったような印象があります。それともオレがサボっただけか……?
そんな気もするので、さっそく一覧としてタイトルを挙げていきたいのだが、数えてみたら、38本のうち邦画は7本であった。わたしは基本的にハリウッド大作万歳な昭和な男なので、この邦画が7本というのは、実は結構意外に多くて、あれっ? 意外と邦画も観てんだな、と思ったす。
そして毎年恒例のオレベストですが、今年はやっぱり難しいなあ……上位は堅いのだけれど、6位から10位は、ほぼ同格ぐらいかなあ、という気がします。
なお、基本的にタイトル部分に観た時の記事をリンクしてあるので、詳細を知りたい人がいるとは思えないけど、詳しくはタイトル部分をクリック or タッチしてみてください。
それでは、行ってみよう! 長いぞ~……。
【1月は5本観に行った】
◆『Kingsman: The Golden Circle』 キングスマン:ゴールデン・サークル
前作からしてあまり気に入った作品ではなかったのだが、なんつうか、前作の思わぬヒットで急ごしらえで続編を作りました、的な空気を感じたというか……生きてたんだ!? という前作キャラの大復活でビビったす。まあ、前作が好きな方には最高でしたろうて……。わたしはもういいや。
◆『嘘を愛する女』
予告は超イイ出来だったのに、もうちょっと、美術や設定をちゃんとしてほしいと思った。あんなきれいな空き家があるか? とか、震災の日の寒さを憶えてねえのかなあ? 的な、どうでもいいけど、どうでもよくない製作面でのアラが目についてしまって、なんだか楽しめなかった。とにかく嘘くせえというか……。ただし、わたしとしては長澤まさみ嬢のラストの長回し芝居は大変良かったと思います。あそこだけかな……。
◆『GEOSTORM』 ジオストーム
わたしの大好物、ディザスター・ムービーかと思ったら大間違い。単なる人災であった点が残念無念。CGを含め、映像的にはすっごいクオリティだけれど、いかんせん脚本的にアレだったすね。そしてこの映画でも日本は完全に空気で出番ナシ(ただし東京は破壊されるシーンあり)。実に残念かつ興ざめですなあ。
◆『THE DARK TOWER』 ダーク・タワー
わたしが世界で最も好きな小説家、Stephen King大先生のライフワーク、『ダークタワー』を映画にしよう、と思ったその気合と根性を買って、オレ的2018年ベスト第8位に推したい。はっきり言って、本作は長大な原作をすべて読んでいないと、全くもって、1mmも面白くないと思う。けど、読んでいるわたしには、そこかしこに漂うダークタワー・エッセンスが極めて好ましく、実に悪くないす。ラストの薔薇がお見事でした。黒人ローランドはアリです!
◆『DETROIT』 デトロイト
この映画を観ると、本当にUSAという国家はイカレた国だなあ、という思いが深まると思う。そりゃ日本だって、差別はあったし殺し合いもあったとは思う(そして今だって実のところ解消されてないのかもしれない)。でも、この映画で描かれる事件は1967年、つい50年前だぜ? おまけに黒人青年をぶっ殺した警官はいまだ無罪だってんだから、恐ろしいというかなんというか……ただし、この映画はあくまで監督の色のついた脚色であるため、事実は自分でちゃんと勉強しないとダメなんだと思う。なんつうか、ある意味投げっぱなしで終わってしまい、なんか、釈然としないものが残るなかなかビターな作品であった。結論としては、デトロイトにはROBOCOPが必要ってことでよろしいでしょうか。
【2月は3本観に行った】
◆『THREE BILLBOARDS OUTSIDE Edding, MISSOURI』 スリー・ビルボード
もう文句なしでオレ的2018年ナンバーワン、第1位の作品でしょうな。脚本・演出・撮影、そして役者陣の演技、すべてがパーフェクト! 映画として完璧です。わたしとしては、主演の怒れるお母さんを演じたFrances McDormand女史のオスカー主演女優賞受賞と、クソ野郎のち超改心する警官を演じたSam Rockwell氏の助演男優賞受賞は当然に思えたっすな。でも、作品賞・監督賞・そして脚本賞を獲れなかったことはとても残念かつ信じられない思いす。McDormand女史のオスカー受賞のスピーチもカッコ良かったすねえ!
わたしは映画が大好きで、劇場で映画を観た後はせっせと感想をこのBlogに綴っているわけだが、おそらくはもう今年は劇場へ行くことはないと思うので、例年通り、2018年に劇場で観た映画の一覧メモをまとめようと思います。今年、2018年はどうやら38本の映画を劇場に観に行ったみたいですが、これはここ数年では久しぶりに40本割れと少ない本数で、どうも、コイツは観に行かないと! と思える作品が少なかったような印象があります。それともオレがサボっただけか……?
そんな気もするので、さっそく一覧としてタイトルを挙げていきたいのだが、数えてみたら、38本のうち邦画は7本であった。わたしは基本的にハリウッド大作万歳な昭和な男なので、この邦画が7本というのは、実は結構意外に多くて、あれっ? 意外と邦画も観てんだな、と思ったす。
そして毎年恒例のオレベストですが、今年はやっぱり難しいなあ……上位は堅いのだけれど、6位から10位は、ほぼ同格ぐらいかなあ、という気がします。
なお、基本的にタイトル部分に観た時の記事をリンクしてあるので、詳細を知りたい人がいるとは思えないけど、詳しくはタイトル部分をクリック or タッチしてみてください。
それでは、行ってみよう! 長いぞ~……。
【1月は5本観に行った】
◆『Kingsman: The Golden Circle』 キングスマン:ゴールデン・サークル
前作からしてあまり気に入った作品ではなかったのだが、なんつうか、前作の思わぬヒットで急ごしらえで続編を作りました、的な空気を感じたというか……生きてたんだ!? という前作キャラの大復活でビビったす。まあ、前作が好きな方には最高でしたろうて……。わたしはもういいや。
◆『嘘を愛する女』
予告は超イイ出来だったのに、もうちょっと、美術や設定をちゃんとしてほしいと思った。あんなきれいな空き家があるか? とか、震災の日の寒さを憶えてねえのかなあ? 的な、どうでもいいけど、どうでもよくない製作面でのアラが目についてしまって、なんだか楽しめなかった。とにかく嘘くせえというか……。ただし、わたしとしては長澤まさみ嬢のラストの長回し芝居は大変良かったと思います。あそこだけかな……。
◆『GEOSTORM』 ジオストーム
わたしの大好物、ディザスター・ムービーかと思ったら大間違い。単なる人災であった点が残念無念。CGを含め、映像的にはすっごいクオリティだけれど、いかんせん脚本的にアレだったすね。そしてこの映画でも日本は完全に空気で出番ナシ(ただし東京は破壊されるシーンあり)。実に残念かつ興ざめですなあ。
◆『THE DARK TOWER』 ダーク・タワー
わたしが世界で最も好きな小説家、Stephen King大先生のライフワーク、『ダークタワー』を映画にしよう、と思ったその気合と根性を買って、オレ的2018年ベスト第8位に推したい。はっきり言って、本作は長大な原作をすべて読んでいないと、全くもって、1mmも面白くないと思う。けど、読んでいるわたしには、そこかしこに漂うダークタワー・エッセンスが極めて好ましく、実に悪くないす。ラストの薔薇がお見事でした。黒人ローランドはアリです!
◆『DETROIT』 デトロイト
この映画を観ると、本当にUSAという国家はイカレた国だなあ、という思いが深まると思う。そりゃ日本だって、差別はあったし殺し合いもあったとは思う(そして今だって実のところ解消されてないのかもしれない)。でも、この映画で描かれる事件は1967年、つい50年前だぜ? おまけに黒人青年をぶっ殺した警官はいまだ無罪だってんだから、恐ろしいというかなんというか……ただし、この映画はあくまで監督の色のついた脚色であるため、事実は自分でちゃんと勉強しないとダメなんだと思う。なんつうか、ある意味投げっぱなしで終わってしまい、なんか、釈然としないものが残るなかなかビターな作品であった。結論としては、デトロイトにはROBOCOPが必要ってことでよろしいでしょうか。
【2月は3本観に行った】
◆『THREE BILLBOARDS OUTSIDE Edding, MISSOURI』 スリー・ビルボード
もう文句なしでオレ的2018年ナンバーワン、第1位の作品でしょうな。脚本・演出・撮影、そして役者陣の演技、すべてがパーフェクト! 映画として完璧です。わたしとしては、主演の怒れるお母さんを演じたFrances McDormand女史のオスカー主演女優賞受賞と、クソ野郎のち超改心する警官を演じたSam Rockwell氏の助演男優賞受賞は当然に思えたっすな。でも、作品賞・監督賞・そして脚本賞を獲れなかったことはとても残念かつ信じられない思いす。McDormand女史のオスカー受賞のスピーチもカッコ良かったすねえ!
◆『THE GREATEST SHOWMAN』 グレイテスト・ショーマン
音楽面及びダンスなど、ミュージカルとしては超最高です。が、うーん……物語的にちょっとアレなんすよね……。そして、わたしが後で知って、うそだろ!? と思ったのは、わたしがいっちばん感動した「NEVER ENOUGH」という歌が、歌ってるのが演者じゃなくて吹替えだったことなんすよ……そんな……知りたくなかった……調べてしまったオレのバカ……。
◆『妖猫傳 Legend of the Damon Cat』空海 ―美しき王妃の謎―
映画としては、意外とまともな捜査ミステリー仕立てで、実は結構ちゃんと面白かった。のだが、一つ大問題があって……なぜ、日本語吹替え版しか公開されなかったんだ!? ちゃんと中国語&日本語字幕で観たかったよ……主役の空海こと弘法大師様を演じた染谷将太くんは、中国語を特訓したらしいのに……染谷くん自身の吹替えは5万歩譲ってアリだとしても、他の中国キャストに付された日本語吹替えが全然わたしには響かず、まったくアウト。ホントに超残念です。
【3月は6本観に行った】
◆『BLACK PANTHER』ブラックパンサー
なんつうか……US本国ではウルトラ大ヒットなわけですが……はっきり言えば、初の黒人ヒーローとか、ポリコレ的要因(?)が大きく作用しているわけで、そんなのまったくどうでもいい日本人としては、この映画が本当に面白かったとは全然言えないと思う。というのも、ズバリ、MCUとしてはフツーの出来で、むしろわたしとしては、主人公ティ・チャラ=ブラック・パンサーは、所詮は世襲で王座を引き継いだ極めて凡庸な王にしか見えず、そもそも全然弱いし、まったく頭も冴えてないし、超ガッカリ。完璧負けたのに、ライバル部族の長と母と妹と元カノに助けてもらって、まだ決着はついてないって、そりゃナシだと思うな……。CIVIL WARではカッコ良かったのにね……。キルモンガ―に対してもっと王たる懐の広い裁きをしてほしかった。コイツは王の器にあらず、だと思います。
◆『The 15:17 to Paris』15時17分、パリ行き
わたしが現役映画監督で最も好きなEastwoodおじいちゃん最新作。なんと、実際の事件を、実際に体験した人々(=役者じゃなくド素人)を起用して映画をつくる、そして結果、意外とちゃんとしてた、という映画史上まれにみる実験作というか、ウルトラ豪華な再現フィルムという不思議な作品。わたしとしては、そのEastwoodおじいちゃんのあくなき映画創造力に敬意を表して、オレ的2018年ベスト第9位に推したいと思います。
◆『DOWNSIZING』ダウンサイズ
人間をミニチュア化してしまえば資源問題も解決!という一発ネタは素晴らしいと思う。が……ちょっと考えればいろんな「?」が頭に浮かび、おまけに本作はやけにテーマが真面目で重く、結論としては全く笑えない、相当イマイチな作品だと思った。80年代~90年代のエディ・マーフィー映画的な根っからの笑えるコメディだったらよかったのにね……。
◆『THE SHAPE OF WATER』シェイプ・オブ・ウォーター
今年度アカデミー賞作品賞&監督賞受賞作。デル・トロおじさん会心の「モンスター映画」。しかし、どうもわたしの趣味には合わないというか……そこかしこに漂う妙に生々しい性的な描写があまり好きにはなれなかったかも。この映画よりも、わたしとしては『スリー・ビルボード』の方が断然上っす。
◆『RED SPARROW』レッド・スパロー ※映画版
長い原作小説を、それなりに上手に映画にしたな、とは思う。思うけど、一つだけどうしてもアレなのは……男主人公のネイトがおっさんすぎて、イメージが違い過ぎてガッカリ。原作小説では若々しいゆとり小僧なのにね。とはいえ、主役のJennifer Lawrenceちゃんの気合の入った演技は実に見事で、原作小説を読んだ時、バレリーナの役は若干むっちり目のJenniferちゃんには無理じゃね……とか思ったオレのバカ! 冒頭のバレエシーンは大変お見事でした。
◆『The Post』 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
わたしは面白かったと思うのだが、どこが面白かったって、結局きれいごとを言ってる記者たちは、所詮は自社媒体のスクープ(=自分の名声=極言すれば金)だけが目当てで、彼らには別に正義とかそういうものはどうでもいいんだろうな、と感じられた点にある。そして一番立派だったのは、『THE POST』(=ワシントン・ポスト)の女社長で、経営者として、きっちり現場の責任を取る覚悟を見せたのが実にカッコ良かった。どっかの自動車メーカーのTOPとは大違いですな。そして、この映画のわたし的一番の見どころはラストシーンにあって、なんと、かの「ウォーターゲート事件」の発端が描かれて終わるのである。わたしとしては、同じキャストでそっちを描いてほしいっす。
【4月は2本観に行った】
◆『READY PLAYER ONE』レディ・プレイヤー・ワン
完全にオタク向け映画だとわたしには感じられたけれど、わたしはオタクなので大満足。とりわけ、第2のカギをめぐるクエストで、わたしの大好きなStephen King大先生ネタを持ってきたところが大感激! あの『THE SHINING』のオーバー・ルック・ホテルを見事に再現したあのシーンは、もう大興奮! しかし一方では、悪党がパスワードを紙に書いて張っておくというアホすぎる野郎だったことや、結構謎解きが、なんで今まで誰も分からなかったの? レベルの大したことのないものだったのが極めて残念。HUNTER×HUNTERのグリードアイランド篇のような、イベント発生条件がもっと、そういうことか! と思わせてくれるものでないと。ぜんぜん物足りないす。逆走なんて、レースゲームなら誰かが必ず試してただろうに。ゲーマーなら多分1日もかからず第1のカギはクリアされてると思うな。まあ、とにかく映像やそこかしこに現れる有名キャラ達には興奮したっすね。
◆『AVENGERS | INFINITY WAR』 アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー
うーーーん……いや、面白かったんすよ。それは間違いないのです。でもなあ……ラストは、誰だって、そりゃそうなるよね、と思うもので、ありゃあ別に「衝撃」というよりも、この先どうすんの?という「困惑」というべきものではなかろうか。要するにこの作品は、誰が何と言おうと、いわゆる「前編」であって、完結してないと思うべきだと思う。完全にサノスは、北斗の拳で言うところのラオウ様であり、まあ、次作で、愛によって倒され、敗北することは確実なわけで、ディズニー及び監督の、無駄にもったいぶった秘密主義はほぼ何の意味もないと思う。次作のタイトル「エンドゲーム」も、別に、ふーん、としか思えないよね。隠してた意味全くないのに。つうか、「北斗の拳」を読んでほしいすな、ルッソ兄弟には。あなた方の描こうとしてることは、日本じゃもう30年前に漫画で描かれてるんですけど。。。なーんて、来年の「エンドゲーム」を観て、超最高です! オレがバカでした! と土下座したくなるようなすごい物語を期待します。
音楽面及びダンスなど、ミュージカルとしては超最高です。が、うーん……物語的にちょっとアレなんすよね……。そして、わたしが後で知って、うそだろ!? と思ったのは、わたしがいっちばん感動した「NEVER ENOUGH」という歌が、歌ってるのが演者じゃなくて吹替えだったことなんすよ……そんな……知りたくなかった……調べてしまったオレのバカ……。
◆『妖猫傳 Legend of the Damon Cat』空海 ―美しき王妃の謎―
映画としては、意外とまともな捜査ミステリー仕立てで、実は結構ちゃんと面白かった。のだが、一つ大問題があって……なぜ、日本語吹替え版しか公開されなかったんだ!? ちゃんと中国語&日本語字幕で観たかったよ……主役の空海こと弘法大師様を演じた染谷将太くんは、中国語を特訓したらしいのに……染谷くん自身の吹替えは5万歩譲ってアリだとしても、他の中国キャストに付された日本語吹替えが全然わたしには響かず、まったくアウト。ホントに超残念です。
【3月は6本観に行った】
◆『BLACK PANTHER』ブラックパンサー
なんつうか……US本国ではウルトラ大ヒットなわけですが……はっきり言えば、初の黒人ヒーローとか、ポリコレ的要因(?)が大きく作用しているわけで、そんなのまったくどうでもいい日本人としては、この映画が本当に面白かったとは全然言えないと思う。というのも、ズバリ、MCUとしてはフツーの出来で、むしろわたしとしては、主人公ティ・チャラ=ブラック・パンサーは、所詮は世襲で王座を引き継いだ極めて凡庸な王にしか見えず、そもそも全然弱いし、まったく頭も冴えてないし、超ガッカリ。完璧負けたのに、ライバル部族の長と母と妹と元カノに助けてもらって、まだ決着はついてないって、そりゃナシだと思うな……。CIVIL WARではカッコ良かったのにね……。キルモンガ―に対してもっと王たる懐の広い裁きをしてほしかった。コイツは王の器にあらず、だと思います。
◆『The 15:17 to Paris』15時17分、パリ行き
わたしが現役映画監督で最も好きなEastwoodおじいちゃん最新作。なんと、実際の事件を、実際に体験した人々(=役者じゃなくド素人)を起用して映画をつくる、そして結果、意外とちゃんとしてた、という映画史上まれにみる実験作というか、ウルトラ豪華な再現フィルムという不思議な作品。わたしとしては、そのEastwoodおじいちゃんのあくなき映画創造力に敬意を表して、オレ的2018年ベスト第9位に推したいと思います。
◆『DOWNSIZING』ダウンサイズ
人間をミニチュア化してしまえば資源問題も解決!という一発ネタは素晴らしいと思う。が……ちょっと考えればいろんな「?」が頭に浮かび、おまけに本作はやけにテーマが真面目で重く、結論としては全く笑えない、相当イマイチな作品だと思った。80年代~90年代のエディ・マーフィー映画的な根っからの笑えるコメディだったらよかったのにね……。
◆『THE SHAPE OF WATER』シェイプ・オブ・ウォーター
今年度アカデミー賞作品賞&監督賞受賞作。デル・トロおじさん会心の「モンスター映画」。しかし、どうもわたしの趣味には合わないというか……そこかしこに漂う妙に生々しい性的な描写があまり好きにはなれなかったかも。この映画よりも、わたしとしては『スリー・ビルボード』の方が断然上っす。
◆『RED SPARROW』レッド・スパロー ※映画版
長い原作小説を、それなりに上手に映画にしたな、とは思う。思うけど、一つだけどうしてもアレなのは……男主人公のネイトがおっさんすぎて、イメージが違い過ぎてガッカリ。原作小説では若々しいゆとり小僧なのにね。とはいえ、主役のJennifer Lawrenceちゃんの気合の入った演技は実に見事で、原作小説を読んだ時、バレリーナの役は若干むっちり目のJenniferちゃんには無理じゃね……とか思ったオレのバカ! 冒頭のバレエシーンは大変お見事でした。
◆『The Post』 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
わたしは面白かったと思うのだが、どこが面白かったって、結局きれいごとを言ってる記者たちは、所詮は自社媒体のスクープ(=自分の名声=極言すれば金)だけが目当てで、彼らには別に正義とかそういうものはどうでもいいんだろうな、と感じられた点にある。そして一番立派だったのは、『THE POST』(=ワシントン・ポスト)の女社長で、経営者として、きっちり現場の責任を取る覚悟を見せたのが実にカッコ良かった。どっかの自動車メーカーのTOPとは大違いですな。そして、この映画のわたし的一番の見どころはラストシーンにあって、なんと、かの「ウォーターゲート事件」の発端が描かれて終わるのである。わたしとしては、同じキャストでそっちを描いてほしいっす。
【4月は2本観に行った】
◆『READY PLAYER ONE』レディ・プレイヤー・ワン
完全にオタク向け映画だとわたしには感じられたけれど、わたしはオタクなので大満足。とりわけ、第2のカギをめぐるクエストで、わたしの大好きなStephen King大先生ネタを持ってきたところが大感激! あの『THE SHINING』のオーバー・ルック・ホテルを見事に再現したあのシーンは、もう大興奮! しかし一方では、悪党がパスワードを紙に書いて張っておくというアホすぎる野郎だったことや、結構謎解きが、なんで今まで誰も分からなかったの? レベルの大したことのないものだったのが極めて残念。HUNTER×HUNTERのグリードアイランド篇のような、イベント発生条件がもっと、そういうことか! と思わせてくれるものでないと。ぜんぜん物足りないす。逆走なんて、レースゲームなら誰かが必ず試してただろうに。ゲーマーなら多分1日もかからず第1のカギはクリアされてると思うな。まあ、とにかく映像やそこかしこに現れる有名キャラ達には興奮したっすね。
◆『AVENGERS | INFINITY WAR』 アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー
うーーーん……いや、面白かったんすよ。それは間違いないのです。でもなあ……ラストは、誰だって、そりゃそうなるよね、と思うもので、ありゃあ別に「衝撃」というよりも、この先どうすんの?という「困惑」というべきものではなかろうか。要するにこの作品は、誰が何と言おうと、いわゆる「前編」であって、完結してないと思うべきだと思う。完全にサノスは、北斗の拳で言うところのラオウ様であり、まあ、次作で、愛によって倒され、敗北することは確実なわけで、ディズニー及び監督の、無駄にもったいぶった秘密主義はほぼ何の意味もないと思う。次作のタイトル「エンドゲーム」も、別に、ふーん、としか思えないよね。隠してた意味全くないのに。つうか、「北斗の拳」を読んでほしいすな、ルッソ兄弟には。あなた方の描こうとしてることは、日本じゃもう30年前に漫画で描かれてるんですけど。。。なーんて、来年の「エンドゲーム」を観て、超最高です! オレがバカでした! と土下座したくなるようなすごい物語を期待します。
【5月は5本観に行った】
◆『12 STRONG』 ホース・ソルジャー
実話ベースの現代戦を描いた作品は、わたしはかなり好物なのだが……残念ながらソー様無双のドッカンドッカンハリウッドムービーな仕上がりで、なんつうか、残念であった。もうチョイ、ミリタリー描写は正確・精密であってほしいのだが、クレジットをよーく見たらプロデューサーがJerry Bruckheimer氏だったので、お、おう……な感じです。嫌いじゃないんだけど……まったくのフィクションならよかったのかなあ……いずれにせよ、このアフガン戦争最初の作戦は相当奇跡的な成功をおさめたわけで、戦った軍人たちのガッツは称賛したいと存じます。
◆『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』
いよいよ来てしまった「THE ORIGIN」最終作。その最後まで貫かれたハイクオリティな作画・音響など、スタッフの執念に近い作品作りに敬意を表して、オレ的2018年ベスト第5位としたいと思います。最高でした。願わくば、このクオリティで1年戦争の最後まで描かれることを祈っております。
◆『のみとり侍』
写楽の浮世絵めいたポスターや予告は超秀逸で、コイツは傑作のにおいがするぜ……? と思ったのに、まるで80年代東映時代劇のような古臭さが鼻についてしまい、わたし的にはアカンかったす。阿部寛氏演じる主人公は最高だったのになあ……ド真面目侍が巻き起こす笑いと涙の名作、になり得たのに、興行も全くパッとせず終わってしまい、本当にもったいない。これなら、近年で言えば『殿、利息でござる』の方が面白かったし、80年代でも『ジャズ大名』の方がポップで、名作だと思うな。あ、『ジャズ』は東映じゃなくて大映作品だっけか。
◆『12 STRONG』 ホース・ソルジャー
実話ベースの現代戦を描いた作品は、わたしはかなり好物なのだが……残念ながらソー様無双のドッカンドッカンハリウッドムービーな仕上がりで、なんつうか、残念であった。もうチョイ、ミリタリー描写は正確・精密であってほしいのだが、クレジットをよーく見たらプロデューサーがJerry Bruckheimer氏だったので、お、おう……な感じです。嫌いじゃないんだけど……まったくのフィクションならよかったのかなあ……いずれにせよ、このアフガン戦争最初の作戦は相当奇跡的な成功をおさめたわけで、戦った軍人たちのガッツは称賛したいと存じます。
◆『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』
いよいよ来てしまった「THE ORIGIN」最終作。その最後まで貫かれたハイクオリティな作画・音響など、スタッフの執念に近い作品作りに敬意を表して、オレ的2018年ベスト第5位としたいと思います。最高でした。願わくば、このクオリティで1年戦争の最後まで描かれることを祈っております。
◆『のみとり侍』
写楽の浮世絵めいたポスターや予告は超秀逸で、コイツは傑作のにおいがするぜ……? と思ったのに、まるで80年代東映時代劇のような古臭さが鼻についてしまい、わたし的にはアカンかったす。阿部寛氏演じる主人公は最高だったのになあ……ド真面目侍が巻き起こす笑いと涙の名作、になり得たのに、興行も全くパッとせず終わってしまい、本当にもったいない。これなら、近年で言えば『殿、利息でござる』の方が面白かったし、80年代でも『ジャズ大名』の方がポップで、名作だと思うな。あ、『ジャズ』は東映じゃなくて大映作品だっけか。
◆『妻よ薔薇のように/家族はつらいよIII』
シリーズ第三弾は、シリーズ内で一番の常識人であるお嫁さんが主人公。そりゃまあ、あのトンデモ一家に嫁いだお嫁さんとしては、ブチ切れますよ。大変面白かった。ダメオヤジがきちんと謝るシーンも良かったすね。今回はシリーズの主人公であるおじいちゃんはほぼストーリー的には出番なし。あんたはもう、おとなしく隠居してなさい。前作で問題となった、免許を返納したことは評価してあげましょう。完全に中高年向け作品ですが、わたしは立派な中年なので楽しめました。ほんと、家族はつらいっすわ。
◆『DEADPOOL2』 デッドプール2
今回のデッドプール氏はやけにイイ奴で、若干のキャラ変か? フツーに面白く、フツーに後に何も残らなかったす。映画ネタのギャグは前作比やや控えめだったような。いずれにせよ、ディズニーによるFOX買収もケリが尽きそうな見込みで、いつの日か、デッドプール氏がMCUに登場することを願っております。
【6月は1本観に行った】
◆『SOLO : A STAR WARS STORY』 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
悪くない、けど、やっぱり物足りないような……。雰囲気やクオリティはとてもいいのだが、お話自体が若干盛り上がらないというか……。若きソロ船長を演じたAlden Ehrenreich君は、もうビジュアルはどうしようもないとしても、話し方や、ソロ船長独特の、唇の片方を吊り上げる「ニヤリ」の表情など、似せる努力があっても良かったのではなかろうか。監督が途中降板してしまったのも、やっぱり痛かったんすかねえ……。なんでソロ船長はチューイの言葉が分かるのか、長年の謎が解けたのは嬉しかったす。
【7月は1本観に行った】
◆『Jurassic World:Fallen Kingdom』ジュラシック・ワールド 炎の王国
「ジュラシック・パーク」という物語は、いつも結局は金目当ての人間による「人災」なわけで、今回ほど恐竜たちがかわいそう……と思った作品はなかったような気がする。これもやっぱり、メリケン人どもの拝金主義なのかなあ……。。。映画としてはいつも通り迫力満点で大変見応えがあり、面白かったけれど、とにかく、人為的に生み出された恐竜たちの末期がとても気の毒で、なんか悲しくなっちゃったす……。
【8月は5本観に行った】
◆『WIND RIVER』 ウィンド・リバー
この映画も、USAという国の暗い一面が良くわかる作品でした。お話としては、真っ直ぐな捜査ミステリーで、真相の暴露もそれほど捻りはなく、なーんだレベルではあったものの、とにかく被害女性のお父さんと主人公のやり取りがやけに胸にグッと来て、わたしとしてはとても面白かったと結論付けたい。オレ的2018年第7位に推したいと思います。
◆『OCEAN'S 8』 オーシャンズ8
かの「MET GALA」を再現したゴージャスな映像はとても見応えアリです。が、肝心の計画があまりにトントン拍子で、ピンチらしいピンチもなく完遂してしまうのは、映画として若干問題アリのような……。まあ、そういうツッコミは無粋なんすかね。Cate Blanchett様は相変わらず女神級の美しさでその点は大満足であります。あーあ、またメトロポリタン美術館に行きてえなあ……。
◆『Tully』 タリ―と私の秘密の時間
この映画の予告を見た時、Charlize Theron様のあまりに疲れ果てた中年女性なお姿にびっくりし、観に行くことにしたのだが、脚本的に、えっ、マジかよ!? というトリックがラストに仕組まれていて、大変お見事に仕上がっていたように思う。ちなみにTheron様はこの映画のために16キロ増量し、元に戻すのに1年半かかったそうです。さすがっすね。
シリーズ第三弾は、シリーズ内で一番の常識人であるお嫁さんが主人公。そりゃまあ、あのトンデモ一家に嫁いだお嫁さんとしては、ブチ切れますよ。大変面白かった。ダメオヤジがきちんと謝るシーンも良かったすね。今回はシリーズの主人公であるおじいちゃんはほぼストーリー的には出番なし。あんたはもう、おとなしく隠居してなさい。前作で問題となった、免許を返納したことは評価してあげましょう。完全に中高年向け作品ですが、わたしは立派な中年なので楽しめました。ほんと、家族はつらいっすわ。
◆『DEADPOOL2』 デッドプール2
今回のデッドプール氏はやけにイイ奴で、若干のキャラ変か? フツーに面白く、フツーに後に何も残らなかったす。映画ネタのギャグは前作比やや控えめだったような。いずれにせよ、ディズニーによるFOX買収もケリが尽きそうな見込みで、いつの日か、デッドプール氏がMCUに登場することを願っております。
【6月は1本観に行った】
◆『SOLO : A STAR WARS STORY』 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
悪くない、けど、やっぱり物足りないような……。雰囲気やクオリティはとてもいいのだが、お話自体が若干盛り上がらないというか……。若きソロ船長を演じたAlden Ehrenreich君は、もうビジュアルはどうしようもないとしても、話し方や、ソロ船長独特の、唇の片方を吊り上げる「ニヤリ」の表情など、似せる努力があっても良かったのではなかろうか。監督が途中降板してしまったのも、やっぱり痛かったんすかねえ……。なんでソロ船長はチューイの言葉が分かるのか、長年の謎が解けたのは嬉しかったす。
【7月は1本観に行った】
◆『Jurassic World:Fallen Kingdom』ジュラシック・ワールド 炎の王国
「ジュラシック・パーク」という物語は、いつも結局は金目当ての人間による「人災」なわけで、今回ほど恐竜たちがかわいそう……と思った作品はなかったような気がする。これもやっぱり、メリケン人どもの拝金主義なのかなあ……。。。映画としてはいつも通り迫力満点で大変見応えがあり、面白かったけれど、とにかく、人為的に生み出された恐竜たちの末期がとても気の毒で、なんか悲しくなっちゃったす……。
【8月は5本観に行った】
◆『WIND RIVER』 ウィンド・リバー
この映画も、USAという国の暗い一面が良くわかる作品でした。お話としては、真っ直ぐな捜査ミステリーで、真相の暴露もそれほど捻りはなく、なーんだレベルではあったものの、とにかく被害女性のお父さんと主人公のやり取りがやけに胸にグッと来て、わたしとしてはとても面白かったと結論付けたい。オレ的2018年第7位に推したいと思います。
◆『OCEAN'S 8』 オーシャンズ8
かの「MET GALA」を再現したゴージャスな映像はとても見応えアリです。が、肝心の計画があまりにトントン拍子で、ピンチらしいピンチもなく完遂してしまうのは、映画として若干問題アリのような……。まあ、そういうツッコミは無粋なんすかね。Cate Blanchett様は相変わらず女神級の美しさでその点は大満足であります。あーあ、またメトロポリタン美術館に行きてえなあ……。
◆『Tully』 タリ―と私の秘密の時間
この映画の予告を見た時、Charlize Theron様のあまりに疲れ果てた中年女性なお姿にびっくりし、観に行くことにしたのだが、脚本的に、えっ、マジかよ!? というトリックがラストに仕組まれていて、大変お見事に仕上がっていたように思う。ちなみにTheron様はこの映画のために16キロ増量し、元に戻すのに1年半かかったそうです。さすがっすね。
◆『MAMMA MIA! Here We Go Again』 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
前作から10年を経ての続編。ただし作中時間では数年後の設定。なので、キャスト陣の、とりわけ主役たるAmanda Syfriedちゃんの額の皺といった、どうにもできない経年劣化みたいな若干アレな部分はあったものの、若き日のお母さんを演じたLily Jamesちゃんは大変可愛くて魅力的でありました。そして物語的にも、よく考えると相当なビッチじゃね? とか思う部分はあるけれど、とにかく、ラストに登場するMeryl Streepお母さんの歌に大感動。つうか、やっぱりミュージカルはイイですなあ! というわけで、ミュージカル好きとしてはこの映画はオレ的2018年ベストの第10位としたいと思います。
◆『ANT-MAN AND THE WASP』 アントマン&ワスプ
最高です! わたしはMCUヒーローでIRONMAN=トニー・スタークが一番好きですが、やっぱり2番目に好きなのはこのANT-MANすね。IRONMANと同じメカニカルヒーローで、何気に強いと思うんだ。キャップ・ハルク・ソーといった脳筋チームとは違って、頭を使って戦うわけで、闘いようによっては最強なんじゃないかとすら思うすね。だって、対IRONMANだって、小さくなってIRONMANスーツに潜り込んで配線とかズタズタにすれば勝てるでしょ(CIVIL WARではバレて強制排出されたけど)? 脳筋チームに対してだって、耳とか口に入って、その後巨大化すりゃ勝てるんじゃないかな? ホント、INFINITY WARにANT-MANが参戦してなかったのが痛いすねえ! こっそりサノスのガントレットに憑りついて、石をかっぱらってくれば勝てたのに! いや、そりゃ無理かw そして本作でとうとう出陣したTHE WASPのスーツ・デザインも秀逸でしたなあ! とにかく、次の「エンドゲーム」で我らが蟻男がどんな活躍をしてくれるか、わたしはそれが一番楽しみっす! オレ的2018年ベスト、第4位であります!
【9月は1本観に行った】
◆『A QUIET PLACE』 クワイエット・プレイス
2018年ガッカリムービー・ナンバーワン。WOWOWで放送されるのを待って観れば十分だったす。とにかく設定にアラが多すぎるし、キャラクターが間抜け過ぎたような気がしてならない。音を立てたらアウト、という基本設定だけはとても良かったのにね……。
【10月は3本観に行った】
◆『THE EQUALIZER 2』 イコライザー2
ハリウッドナンバーワン黒人スターDenzel Washington氏による必殺仕事人シリーズ第2弾。キャラ自体はとてもいいし、シリーズ化も大歓迎だけど……今回は、事件そのものがイマイチであったような気がする。そもそも、元上司を殺せと指令した黒幕がいるはずなのに、そっちはノータッチで、その指令を受けた実行犯だけを退治しても意味ないと思うのだが……。
◆『A STAR IS BORN』 アリー/スター誕生_一個巨星的誕生@台湾
最高です。10月に台湾で観て、つい先週、日本でももう一度観ました。やっぱりわたしの英語力は相当レベルが低く、日本語字幕付きで観て初めてちゃんとわかった部分もあったのが情けなし。ともあれ、映画としての完成度は極めて高く、初監督となった主演のBradley Cooper氏は実に見事な監督ぶりだったと思う。そしてもちろん演技も素晴らしいし、本作では何と言っても歌ですよ。このイケメンが歌すらカッコイイなんて、天は何物与えれば気が済むのでしょうか……。そしてもちろん、主人公を演じたLADY GAGA様も、歌は当然として、演技も実に見事でした。文句なく、オレ的2018年ベスト第2位であります。サントラ買ったっす。
◆『The House with a Clock in Its Walls』 ルイスと不思議の時計
児童文学が原作ということで、本作は日本語吹替えの上映ばかりで、字幕版がとても限られていたのが妙に印象深いす。まあ、つまらなかったとは思わないけど、超最高でもなかったす。そして、なんと言っても愛しの女神、Cate Blanchett様の神々しい美しさと、ちょっとしたコメディ的演技が大変わたしには素晴らしく見えました。Cate様は、まあズバリ言えば若干おっかない顔ですが、このお方の笑顔は結構可愛いんすよ。
【11月は4本観に行った】
◆『VENOM』 ヴェノム
SPIDER-MANの宿敵VENOM単独主役映画。そのせいか、やけにVENOM氏がイイ奴で、その点でもこの映画はとても『DEAD POOL』に似ているように思う。残念ながら主人公エディはなかなか頭の悪いだめんず野郎でありましたが、そんなエディをあっさり振った彼女を演じたMichell Williamsさんは妙に可愛かったすね。謎のなんちゃって女子高生風なタータンチェックのミニスカが大変良くお似合いでした。ともあれ、VENOM氏もいつかMCUに登場していただきたいものです。
◆『BOHEMIAN RHAPSODY』 ボヘミアン・ラプソディ
最高です。痺れたっすねえ! わたしは別にQUEENのファンであったことはないけれど、80年代に青春を送った人間としては、劇中で流れる曲はほとんどすべて聞いたことのあるお馴染みのもので、やっぱりラストのLIVE AIDのシーンには心震えたっすね。もちろん、事実はもっといろいろあったんだろうけど、映画的な美しさに満ちてましたな。そして、よーく見ると全く別人なのに、そのパフォーマンスはまさしくFreddieそのものという熱演を見せたRami Malek氏は本当にお見事でした。本物のQUEENのファンの方が観たら違うのかもしれないけれど、QUEENファンとは全然言えないわたしから見ると、あの歩き方、腕のつき出し方など、もう完全にFreddieだったすね。オレ的2018年ベスト、第3位であります!
前作から10年を経ての続編。ただし作中時間では数年後の設定。なので、キャスト陣の、とりわけ主役たるAmanda Syfriedちゃんの額の皺といった、どうにもできない経年劣化みたいな若干アレな部分はあったものの、若き日のお母さんを演じたLily Jamesちゃんは大変可愛くて魅力的でありました。そして物語的にも、よく考えると相当なビッチじゃね? とか思う部分はあるけれど、とにかく、ラストに登場するMeryl Streepお母さんの歌に大感動。つうか、やっぱりミュージカルはイイですなあ! というわけで、ミュージカル好きとしてはこの映画はオレ的2018年ベストの第10位としたいと思います。
◆『ANT-MAN AND THE WASP』 アントマン&ワスプ
最高です! わたしはMCUヒーローでIRONMAN=トニー・スタークが一番好きですが、やっぱり2番目に好きなのはこのANT-MANすね。IRONMANと同じメカニカルヒーローで、何気に強いと思うんだ。キャップ・ハルク・ソーといった脳筋チームとは違って、頭を使って戦うわけで、闘いようによっては最強なんじゃないかとすら思うすね。だって、対IRONMANだって、小さくなってIRONMANスーツに潜り込んで配線とかズタズタにすれば勝てるでしょ(CIVIL WARではバレて強制排出されたけど)? 脳筋チームに対してだって、耳とか口に入って、その後巨大化すりゃ勝てるんじゃないかな? ホント、INFINITY WARにANT-MANが参戦してなかったのが痛いすねえ! こっそりサノスのガントレットに憑りついて、石をかっぱらってくれば勝てたのに! いや、そりゃ無理かw そして本作でとうとう出陣したTHE WASPのスーツ・デザインも秀逸でしたなあ! とにかく、次の「エンドゲーム」で我らが蟻男がどんな活躍をしてくれるか、わたしはそれが一番楽しみっす! オレ的2018年ベスト、第4位であります!
【9月は1本観に行った】
◆『A QUIET PLACE』 クワイエット・プレイス
2018年ガッカリムービー・ナンバーワン。WOWOWで放送されるのを待って観れば十分だったす。とにかく設定にアラが多すぎるし、キャラクターが間抜け過ぎたような気がしてならない。音を立てたらアウト、という基本設定だけはとても良かったのにね……。
【10月は3本観に行った】
◆『THE EQUALIZER 2』 イコライザー2
ハリウッドナンバーワン黒人スターDenzel Washington氏による必殺仕事人シリーズ第2弾。キャラ自体はとてもいいし、シリーズ化も大歓迎だけど……今回は、事件そのものがイマイチであったような気がする。そもそも、元上司を殺せと指令した黒幕がいるはずなのに、そっちはノータッチで、その指令を受けた実行犯だけを退治しても意味ないと思うのだが……。
◆『A STAR IS BORN』 アリー/スター誕生_一個巨星的誕生@台湾
最高です。10月に台湾で観て、つい先週、日本でももう一度観ました。やっぱりわたしの英語力は相当レベルが低く、日本語字幕付きで観て初めてちゃんとわかった部分もあったのが情けなし。ともあれ、映画としての完成度は極めて高く、初監督となった主演のBradley Cooper氏は実に見事な監督ぶりだったと思う。そしてもちろん演技も素晴らしいし、本作では何と言っても歌ですよ。このイケメンが歌すらカッコイイなんて、天は何物与えれば気が済むのでしょうか……。そしてもちろん、主人公を演じたLADY GAGA様も、歌は当然として、演技も実に見事でした。文句なく、オレ的2018年ベスト第2位であります。サントラ買ったっす。
◆『The House with a Clock in Its Walls』 ルイスと不思議の時計
児童文学が原作ということで、本作は日本語吹替えの上映ばかりで、字幕版がとても限られていたのが妙に印象深いす。まあ、つまらなかったとは思わないけど、超最高でもなかったす。そして、なんと言っても愛しの女神、Cate Blanchett様の神々しい美しさと、ちょっとしたコメディ的演技が大変わたしには素晴らしく見えました。Cate様は、まあズバリ言えば若干おっかない顔ですが、このお方の笑顔は結構可愛いんすよ。
【11月は4本観に行った】
◆『VENOM』 ヴェノム
SPIDER-MANの宿敵VENOM単独主役映画。そのせいか、やけにVENOM氏がイイ奴で、その点でもこの映画はとても『DEAD POOL』に似ているように思う。残念ながら主人公エディはなかなか頭の悪いだめんず野郎でありましたが、そんなエディをあっさり振った彼女を演じたMichell Williamsさんは妙に可愛かったすね。謎のなんちゃって女子高生風なタータンチェックのミニスカが大変良くお似合いでした。ともあれ、VENOM氏もいつかMCUに登場していただきたいものです。
◆『BOHEMIAN RHAPSODY』 ボヘミアン・ラプソディ
最高です。痺れたっすねえ! わたしは別にQUEENのファンであったことはないけれど、80年代に青春を送った人間としては、劇中で流れる曲はほとんどすべて聞いたことのあるお馴染みのもので、やっぱりラストのLIVE AIDのシーンには心震えたっすね。もちろん、事実はもっといろいろあったんだろうけど、映画的な美しさに満ちてましたな。そして、よーく見ると全く別人なのに、そのパフォーマンスはまさしくFreddieそのものという熱演を見せたRami Malek氏は本当にお見事でした。本物のQUEENのファンの方が観たら違うのかもしれないけれど、QUEENファンとは全然言えないわたしから見ると、あの歩き方、腕のつき出し方など、もう完全にFreddieだったすね。オレ的2018年ベスト、第3位であります!
◆『SICARIO : DAY OF THE SOLDADO』 ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
前作が強力な傑作だったわけですが、第2弾となる本作は若干趣が違うとはいえ、やっぱり面白かったと思う。その趣の変化というのは、主役である二人、フリーの暗殺者(=SICARIO)であるアレハンドロと、CIAのマットが前作では一切情に流されない冷徹な男だったのに、今回は、人間らしいところを見せる点にあるわけだが、この変化は、積極的にアリとは思わないけど、ナシでもないと思う。そしてハリウッド・コワモテオヤジ選手権で優勝を争いそうなJosh Brolin氏とBenicio del Toro氏の尋常じゃない迫力は、全編通じて緊張感に満ちていて、とてもお見事だったですな。オレ的2018年ベスト第6位であります。
◆『Fantastic Beast:The Crimes of Grindelwald』 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
なんつうか、とりわけHarry Potterのファンでもないわたしが観ても、ちょっと分からない点が多すぎるというか、この映画はHarry道黒帯じゃないと楽しめないような気がします。次はもう、劇場に観に行くことはないかな……。ただし、映画としては特に美術面でのクオリティが群を抜いて素晴らしく、キャラクター達の着る衣装なんかもとてもカッコ良かったす。ああいうコートが欲しい!
【12月は2本観に行った ※A STAR IS BORNを日本でもう一回見たけどノーカン】
◆『機動戦士ガンダムNT<ナラティブ>』
うーーーん……わたしとしては圧倒的に『THE ORIGIN』の方がクオリティが高く素晴らしいと思うのだが、興行面ではこちらのNTの方が圧倒的に売れているわけで、なんというか……残念す。このNTは、わたし的にはナシ、でした。もはやSFじゃなくてファンタジーなんだもの……。
◆『来る』
うーーーん……予告の出来は素晴らしかったのだが……満点パパは実はクソ野郎でした、そしてママも何気に不倫ブッかましてました、という暴露合戦には興味ないというか、底が浅すぎというか……肝心の「アレ」にはほぼ何も触れられず、全く怖くないのが致命的。ただし、役者陣の熱演は大変素晴らしく、その点だけはもろ手を挙げて称賛したいと存じます。昭和顔と言われる黒木華ちゃんを初めてエロイと感じたっす。大変結構なお点前でしたね。
はーーー疲れた。まあ、以上がわたしが今年2018年に劇場へ観に行った映画であります。ところで、わたしの周りの人は、わたしが映画好きであることを知っているので、何人かの人から、「え、アレを観てないんすか!? 絶対観た方がいいですよ! すっげえ面白かったっす!」と言われた映画がある。そう、超低予算で作られて、公開後異例の増スクリーン&興収30億超(?)の大ヒットとなった、アレです。ま、ズバリ言うと、わたしはひねくれものなので、そういう口コミには全く心動かないし、観たら絶対、ちっきしょー、おもしれえ! と悔しくてたまらなくなるのは間違いないと思うため、どうも今さら観る気にならんのです……。まあ、新たな才能が日本映画界に生まれたってことで、大変良いお知らせだとは思いますので、次回作があるなら、そちらも頑張ってほしいですな。
というわけで、結論。
2018年、38本の映画を劇場へ観に行ったわたしだが、わたしが面白いと思ったオレ的2018年ベストテンは以下の通りであります。
1位:『THREE BILLBOARDS OUTSIDE Edding, MISSOURI』 スリー・ビルボード
2位:『A STAR IS BORN』 アリー/スター誕生
3位:『BOHEMIAN RHAPSODY』ボヘミアン・ラプソディ
4位:『ANT-MAN AND THE WASP』アントマン&ワスプ
5位:『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』
6位:『SICARIO : DAY OF THE SOLDADO』ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
7位:『WIND RIVER』 ウィンド・リバー
8位:『THE DARK TOWER』 ダーク・タワー
9位:『The 15:17 to Paris』15時17分、パリ行き
10位:『MAMMA MIA! Here We Go Again』 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
なんつうか、我ながらこんな順位になるとは予想外っつうか、全く同じベストを選ぶ人はきっとこの世には存在しないだろうな……。そして、わたしの大好きなMCU作品、BPとINFINITY WARは選外です。BPはアカンし、IWはまだ完結してないので。来年2019年は、まずは『CAPTAIN MARVEL』『AVENGERS:END GAME』が超楽しみだし、年末の『STAR WARS:Episode-IX』もホント楽しみですなあ……! ちょっくら予告を貼っとこう。
いやーーー楽しみだなあ! 早く観たいっすねえ!!
というわけで、いやあ、映画って、本当にいいものですね!! と締めて終わりにします。以上。
↓ 観ていない人はぜひ! オレ的2018年ベスト、圧倒的ナンバーワンです。
前作が強力な傑作だったわけですが、第2弾となる本作は若干趣が違うとはいえ、やっぱり面白かったと思う。その趣の変化というのは、主役である二人、フリーの暗殺者(=SICARIO)であるアレハンドロと、CIAのマットが前作では一切情に流されない冷徹な男だったのに、今回は、人間らしいところを見せる点にあるわけだが、この変化は、積極的にアリとは思わないけど、ナシでもないと思う。そしてハリウッド・コワモテオヤジ選手権で優勝を争いそうなJosh Brolin氏とBenicio del Toro氏の尋常じゃない迫力は、全編通じて緊張感に満ちていて、とてもお見事だったですな。オレ的2018年ベスト第6位であります。
◆『Fantastic Beast:The Crimes of Grindelwald』 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
なんつうか、とりわけHarry Potterのファンでもないわたしが観ても、ちょっと分からない点が多すぎるというか、この映画はHarry道黒帯じゃないと楽しめないような気がします。次はもう、劇場に観に行くことはないかな……。ただし、映画としては特に美術面でのクオリティが群を抜いて素晴らしく、キャラクター達の着る衣装なんかもとてもカッコ良かったす。ああいうコートが欲しい!
【12月は2本観に行った ※A STAR IS BORNを日本でもう一回見たけどノーカン】
◆『機動戦士ガンダムNT<ナラティブ>』
うーーーん……わたしとしては圧倒的に『THE ORIGIN』の方がクオリティが高く素晴らしいと思うのだが、興行面ではこちらのNTの方が圧倒的に売れているわけで、なんというか……残念す。このNTは、わたし的にはナシ、でした。もはやSFじゃなくてファンタジーなんだもの……。
◆『来る』
うーーーん……予告の出来は素晴らしかったのだが……満点パパは実はクソ野郎でした、そしてママも何気に不倫ブッかましてました、という暴露合戦には興味ないというか、底が浅すぎというか……肝心の「アレ」にはほぼ何も触れられず、全く怖くないのが致命的。ただし、役者陣の熱演は大変素晴らしく、その点だけはもろ手を挙げて称賛したいと存じます。昭和顔と言われる黒木華ちゃんを初めてエロイと感じたっす。大変結構なお点前でしたね。
はーーー疲れた。まあ、以上がわたしが今年2018年に劇場へ観に行った映画であります。ところで、わたしの周りの人は、わたしが映画好きであることを知っているので、何人かの人から、「え、アレを観てないんすか!? 絶対観た方がいいですよ! すっげえ面白かったっす!」と言われた映画がある。そう、超低予算で作られて、公開後異例の増スクリーン&興収30億超(?)の大ヒットとなった、アレです。ま、ズバリ言うと、わたしはひねくれものなので、そういう口コミには全く心動かないし、観たら絶対、ちっきしょー、おもしれえ! と悔しくてたまらなくなるのは間違いないと思うため、どうも今さら観る気にならんのです……。まあ、新たな才能が日本映画界に生まれたってことで、大変良いお知らせだとは思いますので、次回作があるなら、そちらも頑張ってほしいですな。
というわけで、結論。
2018年、38本の映画を劇場へ観に行ったわたしだが、わたしが面白いと思ったオレ的2018年ベストテンは以下の通りであります。
1位:『THREE BILLBOARDS OUTSIDE Edding, MISSOURI』 スリー・ビルボード
2位:『A STAR IS BORN』 アリー/スター誕生
3位:『BOHEMIAN RHAPSODY』ボヘミアン・ラプソディ
4位:『ANT-MAN AND THE WASP』アントマン&ワスプ
5位:『機動戦士ガンダム THE ORIGIN VI 誕生 赤い彗星』
6位:『SICARIO : DAY OF THE SOLDADO』ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
7位:『WIND RIVER』 ウィンド・リバー
8位:『THE DARK TOWER』 ダーク・タワー
9位:『The 15:17 to Paris』15時17分、パリ行き
10位:『MAMMA MIA! Here We Go Again』 マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
なんつうか、我ながらこんな順位になるとは予想外っつうか、全く同じベストを選ぶ人はきっとこの世には存在しないだろうな……。そして、わたしの大好きなMCU作品、BPとINFINITY WARは選外です。BPはアカンし、IWはまだ完結してないので。来年2019年は、まずは『CAPTAIN MARVEL』『AVENGERS:END GAME』が超楽しみだし、年末の『STAR WARS:Episode-IX』もホント楽しみですなあ……! ちょっくら予告を貼っとこう。
いやーーー楽しみだなあ! 早く観たいっすねえ!!
というわけで、いやあ、映画って、本当にいいものですね!! と締めて終わりにします。以上。
↓ 観ていない人はぜひ! オレ的2018年ベスト、圧倒的ナンバーワンです。