はーやれやれ。9月はなんかやけに忙しく、今日、やっと宝塚歌劇を観に行くことができた。もう何度も何度も書いているとおり、わたしはもはやアラフィフのおっさんだが、2010年に初めて宝塚歌劇を観劇し、見事にハマって早7年、一番応援しているのは星組であるけれど、今やほぼ全組の公演を観に行って楽しんでいる若干キモイおっさんなわけだが、現在、日比谷の東京宝塚劇場で公演中なのは月組で、その公演も来週いっぱいで終了してしまうというぎりぎりセーフのタイミングで、今日観に行くことができた。今日は宝塚友の会優先公演だったので、終演後に挨拶もありました。えっ!? 友の会の公演によく行けたなって? そんなの当り前じゃないですか! わたしは友の会会員であります!
で、演目は、Alexandre Dumas氏の小説でおなじみの「三銃士」をモチーフとした『ALL for ONE ~ダルタニアンと太陽王』である。
ちょっとここで、お話についてと宝塚歌劇の仕組み的な点のそれぞれちょっとだけ解説しておくと、知らない人は知らないだろうし知ってる人なら常識な通り、「ダルタニアン」というキャラクターは、「三銃士」のメンバーではない。三銃士は、アラミス・アトス・ボルトスの三人組で、主人公ダルタニアンがある意味あこがれる先輩である。つまり、月組TOPスターは当然主役なので、演じるのは当然ダルタニアンの役であり、三銃士はそれぞれ別の生徒が演じるわけである(※宝塚歌劇では、劇団所属女優を生徒と呼ぶ。ファンはジェンヌとも呼ぶ)。
そしてもう一つ、宝塚の仕組みとして解説しておきたいのは、宝塚歌劇の各生徒は、花・月・雪・星・宙のどれかに属する人と、どこにも属さない「専科」と呼ばれる、いわばフリーランスのベテランもいるという点である。また、各組に属していても、普通の会社のように人事異動があって、ファンからするとある日突然、例えば雪組に所属していたスターが月組に異動になることもある。そういう人事異動を、宝塚歌劇では「組替え」と呼ぶのだが、まあ、そういうこともあるのである。
なんでこんなことを最初に書いたかというと、今日、一緒に行った後輩女子が初宝塚観劇でそういうことをまったく知らなくて、まあそりゃ知らんわな、と、せっせと解説してあげたからなのだが、今回の公演では、主役の月組TOPスター珠城りょうさん(通称たまきちくん)が抜群にかっこよかったのはもちろんのこと、三銃士を演じた美弥るりかさん(通称みやちゃん)・宇月楓さん(通称としさん)・暁千星(通称ありちゃん)の三人組も揃ってカッコよく、また、先日雪組から組替えで月組にやってきたばかりの月城かなとさん(通称れいこさん)のイケメンぶりは輝いており、さらに専科の沙央くらまさん(通称こまちゃん)も久々の女子役は極めて妖艶で、おまけに太陽王ルイ14世を演じた、月組が誇るTOP娘役の愛希れいかさん(通称:ちゃぴちゃん)も大変素晴らしかったわけで、それらを伝えたいので、わざわざ後で解説するのがめんどくさかったので先に説明してみたわけです、はい。
で、結論から言うと、わたしとしては本作を大変楽しめました。いやあ、ビジュアル的にもカッコよくて大満足でした。とりわけ衣装が非常にかっこよかったすねえ! 銃士隊の制服(?)は、↓の映像ではわからないかもしれないけど、あの青い服やマント、ありゃデニムですよ。欲しい! 着たい!
まず簡単にお話をまとめると、ルイ14世の治下で銃士隊として活躍するダルタニアンと三銃士の面々は、ある日、ルイ14世から剣術指南の役を命じられ、ダルタニアンは城へ向かう。そして対面したルイ14世は、剣術はあまり得意ではなく、それよりもバレエの方が好きというお方で、稽古中についダルタニアンは王をぶっ飛ばしてしまう。その結果、銃士隊は解散じゃ! という目に遭ってしまい、困っていると、どうもその背後には宰相マザランの陰謀と、なんと、ルイ14世はか弱い少女だった! という驚愕の秘密が隠されていたのだった―――てなお話であった。サーセン。超はしょりました。
まあ、要するに結構突飛なトンデモ物語なのだが、実際のところ本作は明確にコメディであり、かっこいいところではバシッと決まりつつ、随所に笑える場面もあって大変楽しめたのは間違いないと思う。
ところで、わたしが一番おっ! と反応したのは、「ガスコン」という言葉だ。これは、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈にほど近いガスコーニュ地方出身の男という意味だが、わたしがガスコンと聞いて真っ先に思い出すのは、フランス戯曲でおそらくは最も有名な作品の一つ『Cyrano de Bergerac』である。この作品の中でガスコンというのは重要な意味があって、主人公シラノもガスコンで、何と言えばいいかな、権力とか、自分より強いものに果敢に立ち向かい、信念を曲げない強固な意志を持つ男、という意味で、何度か俺はガスコンだ!というようなシーンがあるのです。で、実はダルタニアンもまさしくガスコンで、本作でも反骨の男としてとてもカッコよかったと思う。ちなみに、日本の小説で『二人のガスコン』という作品があって、これはまさにシラノとダルタニアンが夢の共演! という小説で非常に面白かった覚えがあります。読んだのはもう10年以上前なので詳しいことは忘れました。
そして、本作において、実はわたしは結構冒頭から、ずっと、おかしい……と思うことがあった。それは、月組でわたしが一番大好きな海乃美月ちゃん(通称うみちゃん)の姿がない、おかしい、オレがうみちゃんを見分けられないわけがないのに! どうして? なんでだ!? とずっと思っていたのである。ま、キャスト表を予習しておけばわかることだったのだが、わたしはまったく予習せずに観に行ったので、何の役で出てくるか知らなかったのである。すると、1幕のかなり終わりの方で、ルイ14世のお嫁さん候補として、スペインからマリー・テレーズがお見合い(?)にやってくる流れになり、最初に、肖像画が出てくるのだが……わたしはその肖像画を双眼鏡で観て、おおっと!キタ!うみちゃんだ!とすぐに分かった。ほどなくして、本人が登場してきて、紛れもなくうみちゃんご本人でわたしのテンションは一気に上昇、いやあ、相変わらず素晴らしく可愛いうみちゃんでありました。あの、特徴ある口元が大好きなんすよね……おっと、これ以上書くとますますキモイおっさんの図となり果てるのでこの辺でやめておきます。
そしてメインキャスト関しては最初に書いた通り、みな素晴らしかったのはもう言うまでもなかろう。たまきちくんは、なんというか、毎回思うけれど、なんとなく上品というか、おぼっちゃまっぽさを感じますな。それは決して悪いことではなく、たまきちくんの個性だと思う。こういうTPOスターというのもアリでしょうな。何しろ若いし。その点では、2年前?の『カルメン』では非常に激しくて、いつもとちょっと違う貴重なたまきちくんだったかもしれないすね。お相手のちゃぴちゃんも、元男役ということで低い声でルイ14世を演じながら、実は女で、本当はドレスも着たいしお化粧もしたい、という悩みの中で葛藤?する姿は大変かわいらしかった。現在の娘役TOPの中で最古参となったちゃぴちゃん。ちゃぴはホントに笑顔の可愛い娘さんですよ。どうかもう少し辞めないでいておくれ……。
そして月組初主演となったれいこさんも、悪役ではあったけれど大変美しかった。今日一緒に行った宝塚初体験の女子は、れいこさんが一番カッコよかったと言ってました。また、こまちゃんも、もともと男役の人だぜ、と教えてあげたらびっくりしてました。まあ、わたしも今回のセクシー美女を演じたこまちゃんの女子姿には驚いたよ。おとといだったか、こまちゃんも退団のお知らせが発表されたね。わたしがこまちゃんで一番覚えているのは、2011年の雪組版『ロミオとジュリエット』での乳母の役なのだが、あの公演は震災の翌日に観に行ったことでも忘れられないす。
最後に、これも宝塚初体験女子に説明したヅカ豆知識を書いて終わりにしよう。宝塚歌劇の演目には、「一幕もの」と「二幕もの」という大きな区分があって、一幕ものは、約1時間半チョイで終了する短い作品で、30分の幕間の後に、1時間弱の歌と踊りのレビューショーが付く。要するに演目2本立てだ。で、もう一方の「二幕もの」は、一つの長いお話を幕間を挟んで通しで行うものである。わたしとしては、初宝塚は一幕もの+ショーの方がいいかなとは思っていたのだが、今回の作品は二幕ものである。でも、わたしは観る前から今回は二幕ものと知っていたけれど、どんどんお話は展開していって、あれっ!? これって、もう終わるの? つか、一幕ものだっけ? というぐらい、クライマックス直前まで話は進み、幕間となった。なお二幕ものの、一幕目のラストはたいていキャラ総出演での超盛り上がる歌で締めくくられることが多く、今回も幕間直前のシーンはとてもカッコよかったすね。まあ、連れて行った後輩女子も楽しんでくれたようで、二幕ものでも初宝塚は大丈夫だったようです。
というわけで、毎度お馴染みの、「今回のイケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
「俺は生き方を曲げない!…ガスコンだ!!」
今回は、やっぱりダルタニアンのガスコンの誇りある言葉で締めたいと思います。あーでも、これも良かったなあ。
「それなら臆せず、彼の胸に飛び込み、挑んでみることですなあ! 予行演習が必要なら、仰ってください、マダム」
これは、三銃士一の色男、アラミスが銃士隊が解散となって故郷に戻り、元々の聖職者として恋の悩みを懺悔で聞いた時に、返す言葉だ。コメディタッチでいて、大変カッコイイ、スカしたイケ台詞だったと思います。演じた美弥ちゃんはやっぱり色気のあるイケメンですなあ。
というわけで、なんかうまくまとまらないのでもう結論。
現在東京宝塚劇場で絶賛公演中の月組公演『ALL for ONE ~ダルタニアンと太陽王』を、終了一週間前のタイミングでやっと観に行くことができた。お話は、意外にもコメディーで、結構笑えるところもありつつも、決めるところはバシっと決まっており、大変楽しめました。そして月組にやってきたばかりのれいこさんは雪組時代と変わらず美しく、久しぶりに女性を演じたこまちゃんも大変セクシーであった。もちろん、月組メンバーはたまきちくん、ちゃぴちゃんの二人のTOPコンビは当然ながら、みやちゃん、としさん、ありちゃん、みな大変生き生きとして楽しげに演じていたのが印象的であった。そして、わたしとしては今回は特に衣装が気に入った。あのデニムの制服はカッコイイですなあ! ホント欲しいわ。着てみたい! 以上。
↓ わたしはこの映画を3回映画館に観に行って(東京では渋谷のBunkamuraでしか上映してなかった)、2回泣いたっす。いまだに、わたしの好きな映画TOP10に入る名作です。とにかくカッコイイ!
で、演目は、Alexandre Dumas氏の小説でおなじみの「三銃士」をモチーフとした『ALL for ONE ~ダルタニアンと太陽王』である。
ちょっとここで、お話についてと宝塚歌劇の仕組み的な点のそれぞれちょっとだけ解説しておくと、知らない人は知らないだろうし知ってる人なら常識な通り、「ダルタニアン」というキャラクターは、「三銃士」のメンバーではない。三銃士は、アラミス・アトス・ボルトスの三人組で、主人公ダルタニアンがある意味あこがれる先輩である。つまり、月組TOPスターは当然主役なので、演じるのは当然ダルタニアンの役であり、三銃士はそれぞれ別の生徒が演じるわけである(※宝塚歌劇では、劇団所属女優を生徒と呼ぶ。ファンはジェンヌとも呼ぶ)。
そしてもう一つ、宝塚の仕組みとして解説しておきたいのは、宝塚歌劇の各生徒は、花・月・雪・星・宙のどれかに属する人と、どこにも属さない「専科」と呼ばれる、いわばフリーランスのベテランもいるという点である。また、各組に属していても、普通の会社のように人事異動があって、ファンからするとある日突然、例えば雪組に所属していたスターが月組に異動になることもある。そういう人事異動を、宝塚歌劇では「組替え」と呼ぶのだが、まあ、そういうこともあるのである。
なんでこんなことを最初に書いたかというと、今日、一緒に行った後輩女子が初宝塚観劇でそういうことをまったく知らなくて、まあそりゃ知らんわな、と、せっせと解説してあげたからなのだが、今回の公演では、主役の月組TOPスター珠城りょうさん(通称たまきちくん)が抜群にかっこよかったのはもちろんのこと、三銃士を演じた美弥るりかさん(通称みやちゃん)・宇月楓さん(通称としさん)・暁千星(通称ありちゃん)の三人組も揃ってカッコよく、また、先日雪組から組替えで月組にやってきたばかりの月城かなとさん(通称れいこさん)のイケメンぶりは輝いており、さらに専科の沙央くらまさん(通称こまちゃん)も久々の女子役は極めて妖艶で、おまけに太陽王ルイ14世を演じた、月組が誇るTOP娘役の愛希れいかさん(通称:ちゃぴちゃん)も大変素晴らしかったわけで、それらを伝えたいので、わざわざ後で解説するのがめんどくさかったので先に説明してみたわけです、はい。
で、結論から言うと、わたしとしては本作を大変楽しめました。いやあ、ビジュアル的にもカッコよくて大満足でした。とりわけ衣装が非常にかっこよかったすねえ! 銃士隊の制服(?)は、↓の映像ではわからないかもしれないけど、あの青い服やマント、ありゃデニムですよ。欲しい! 着たい!
まず簡単にお話をまとめると、ルイ14世の治下で銃士隊として活躍するダルタニアンと三銃士の面々は、ある日、ルイ14世から剣術指南の役を命じられ、ダルタニアンは城へ向かう。そして対面したルイ14世は、剣術はあまり得意ではなく、それよりもバレエの方が好きというお方で、稽古中についダルタニアンは王をぶっ飛ばしてしまう。その結果、銃士隊は解散じゃ! という目に遭ってしまい、困っていると、どうもその背後には宰相マザランの陰謀と、なんと、ルイ14世はか弱い少女だった! という驚愕の秘密が隠されていたのだった―――てなお話であった。サーセン。超はしょりました。
まあ、要するに結構突飛なトンデモ物語なのだが、実際のところ本作は明確にコメディであり、かっこいいところではバシッと決まりつつ、随所に笑える場面もあって大変楽しめたのは間違いないと思う。
ところで、わたしが一番おっ! と反応したのは、「ガスコン」という言葉だ。これは、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈にほど近いガスコーニュ地方出身の男という意味だが、わたしがガスコンと聞いて真っ先に思い出すのは、フランス戯曲でおそらくは最も有名な作品の一つ『Cyrano de Bergerac』である。この作品の中でガスコンというのは重要な意味があって、主人公シラノもガスコンで、何と言えばいいかな、権力とか、自分より強いものに果敢に立ち向かい、信念を曲げない強固な意志を持つ男、という意味で、何度か俺はガスコンだ!というようなシーンがあるのです。で、実はダルタニアンもまさしくガスコンで、本作でも反骨の男としてとてもカッコよかったと思う。ちなみに、日本の小説で『二人のガスコン』という作品があって、これはまさにシラノとダルタニアンが夢の共演! という小説で非常に面白かった覚えがあります。読んだのはもう10年以上前なので詳しいことは忘れました。
そして、本作において、実はわたしは結構冒頭から、ずっと、おかしい……と思うことがあった。それは、月組でわたしが一番大好きな海乃美月ちゃん(通称うみちゃん)の姿がない、おかしい、オレがうみちゃんを見分けられないわけがないのに! どうして? なんでだ!? とずっと思っていたのである。ま、キャスト表を予習しておけばわかることだったのだが、わたしはまったく予習せずに観に行ったので、何の役で出てくるか知らなかったのである。すると、1幕のかなり終わりの方で、ルイ14世のお嫁さん候補として、スペインからマリー・テレーズがお見合い(?)にやってくる流れになり、最初に、肖像画が出てくるのだが……わたしはその肖像画を双眼鏡で観て、おおっと!キタ!うみちゃんだ!とすぐに分かった。ほどなくして、本人が登場してきて、紛れもなくうみちゃんご本人でわたしのテンションは一気に上昇、いやあ、相変わらず素晴らしく可愛いうみちゃんでありました。あの、特徴ある口元が大好きなんすよね……おっと、これ以上書くとますますキモイおっさんの図となり果てるのでこの辺でやめておきます。
そしてメインキャスト関しては最初に書いた通り、みな素晴らしかったのはもう言うまでもなかろう。たまきちくんは、なんというか、毎回思うけれど、なんとなく上品というか、おぼっちゃまっぽさを感じますな。それは決して悪いことではなく、たまきちくんの個性だと思う。こういうTPOスターというのもアリでしょうな。何しろ若いし。その点では、2年前?の『カルメン』では非常に激しくて、いつもとちょっと違う貴重なたまきちくんだったかもしれないすね。お相手のちゃぴちゃんも、元男役ということで低い声でルイ14世を演じながら、実は女で、本当はドレスも着たいしお化粧もしたい、という悩みの中で葛藤?する姿は大変かわいらしかった。現在の娘役TOPの中で最古参となったちゃぴちゃん。ちゃぴはホントに笑顔の可愛い娘さんですよ。どうかもう少し辞めないでいておくれ……。
そして月組初主演となったれいこさんも、悪役ではあったけれど大変美しかった。今日一緒に行った宝塚初体験の女子は、れいこさんが一番カッコよかったと言ってました。また、こまちゃんも、もともと男役の人だぜ、と教えてあげたらびっくりしてました。まあ、わたしも今回のセクシー美女を演じたこまちゃんの女子姿には驚いたよ。おとといだったか、こまちゃんも退団のお知らせが発表されたね。わたしがこまちゃんで一番覚えているのは、2011年の雪組版『ロミオとジュリエット』での乳母の役なのだが、あの公演は震災の翌日に観に行ったことでも忘れられないす。
最後に、これも宝塚初体験女子に説明したヅカ豆知識を書いて終わりにしよう。宝塚歌劇の演目には、「一幕もの」と「二幕もの」という大きな区分があって、一幕ものは、約1時間半チョイで終了する短い作品で、30分の幕間の後に、1時間弱の歌と踊りのレビューショーが付く。要するに演目2本立てだ。で、もう一方の「二幕もの」は、一つの長いお話を幕間を挟んで通しで行うものである。わたしとしては、初宝塚は一幕もの+ショーの方がいいかなとは思っていたのだが、今回の作品は二幕ものである。でも、わたしは観る前から今回は二幕ものと知っていたけれど、どんどんお話は展開していって、あれっ!? これって、もう終わるの? つか、一幕ものだっけ? というぐらい、クライマックス直前まで話は進み、幕間となった。なお二幕ものの、一幕目のラストはたいていキャラ総出演での超盛り上がる歌で締めくくられることが多く、今回も幕間直前のシーンはとてもカッコよかったすね。まあ、連れて行った後輩女子も楽しんでくれたようで、二幕ものでも初宝塚は大丈夫だったようです。
というわけで、毎度お馴染みの、「今回のイケ台詞」を発表して終わりたいと思います。
※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思ったイケてる台詞のこと。
「俺は生き方を曲げない!…ガスコンだ!!」
今回は、やっぱりダルタニアンのガスコンの誇りある言葉で締めたいと思います。あーでも、これも良かったなあ。
「それなら臆せず、彼の胸に飛び込み、挑んでみることですなあ! 予行演習が必要なら、仰ってください、マダム」
これは、三銃士一の色男、アラミスが銃士隊が解散となって故郷に戻り、元々の聖職者として恋の悩みを懺悔で聞いた時に、返す言葉だ。コメディタッチでいて、大変カッコイイ、スカしたイケ台詞だったと思います。演じた美弥ちゃんはやっぱり色気のあるイケメンですなあ。
というわけで、なんかうまくまとまらないのでもう結論。
現在東京宝塚劇場で絶賛公演中の月組公演『ALL for ONE ~ダルタニアンと太陽王』を、終了一週間前のタイミングでやっと観に行くことができた。お話は、意外にもコメディーで、結構笑えるところもありつつも、決めるところはバシっと決まっており、大変楽しめました。そして月組にやってきたばかりのれいこさんは雪組時代と変わらず美しく、久しぶりに女性を演じたこまちゃんも大変セクシーであった。もちろん、月組メンバーはたまきちくん、ちゃぴちゃんの二人のTOPコンビは当然ながら、みやちゃん、としさん、ありちゃん、みな大変生き生きとして楽しげに演じていたのが印象的であった。そして、わたしとしては今回は特に衣装が気に入った。あのデニムの制服はカッコイイですなあ! ホント欲しいわ。着てみたい! 以上。
↓ わたしはこの映画を3回映画館に観に行って(東京では渋谷のBunkamuraでしか上映してなかった)、2回泣いたっす。いまだに、わたしの好きな映画TOP10に入る名作です。とにかくカッコイイ!