2016年07月

 というわけで、先日、上遠野浩平先生による「事件シリーズ」を電子書籍で一気買いし、以来、せっせと順番に読んでいるわたしである。作品自体は、発売当時に紙の本で買って読んでいるので、知っている話なわけだが、改めて読んでみると全く忘れていることも多く、実際初めて読むかのように楽しめてしまい、わたしの記憶力も本当に大した事ねえなあ、とやや残念ではあるが、まあ、同じお話でここまでまた楽しめるなんて、おれも随分お得な奴だな、という気もする。とにかく、一度読んだことのある小説なのに、またしてもこんなに面白いなんて、と上遠野先生の作品の素晴らしさをわたしとしては最上級にほめたたえたい。実に面白い作品である。
 そんな感じのわたしなので、また、数年後、記憶が消失することはほぼ確実なので、それぞれの作品に関してメモというか備忘録的に、登場人物や思ったことなどをまとめておこうと思った次第である。
 まず、シリーズ共通の物語の舞台だが、「呪詛」をベースとした「魔法文明」の発達した、「ここではないどこかの世界」である。我々の文明の主要エネルギー源が、太古の生物の死骸が堆積圧縮されて液化した「石油」であるように、その世界では「生命エネルギーの二次利用」だという。つまり、生命エネルギーの1次利用とは「生きていること」そのものだが、それは当然死ぬときに終わる。だがその生命の残滓というものがこの地上に残り、それが「呪詛」と呼ばれる魔法の源になるエネルギーなのだそうだ。で、そのエネルギーは生物の「思考の流れ」に反応するらしく、「呪文」はその思考の流れを整える(?)もので、さらに言うと「呪符」にそのスイッチ的な役割を与えられると。そういった「呪詛」を用いて火をつけたり、冷やしたり、ということをして文明を築いている、そんな世界である。
 まずはこちら、シリーズ第1作の『殺竜事件』から行ってみよう。

 本作は、2000年6月に発売になった作品で、大変失礼な言い方で申し訳ないのだが、上遠野先生の『ブギーポップ』シリーズの人気の最盛期で、間違いなく当時の電撃文庫の不動の4番バッターだった頃だ。なので、わたしの大嫌いな講談社からこの作品が発売されたときは、本当に腹立たしく思ったのだが、読んでみるともう最高に面白くて、くっそう、面白れえ……ぐぬぬ……!! と憤死寸前だったことをよく覚えている。
 で、物語はというと、タイトル通り、今世界に7匹棲息するとされる「竜」のうちの1匹が死ぬという事件が起こり、その謎を解くミステリー(?)である。その謎に挑むのは、以下の3人組で、直近で「竜」に面会した記録の残っている、容疑者と思われる人々のもとを訪れて、話を聞いていく展開である。
 ◆ED:本名はエドワース・シーズワークス・マークウィッスル。世界に23人しかいない、「弁舌と謀略で歴史の流れを抑え込む」と言われる七海連合の特殊戦略軍師「戦地調停士」の一人。常に仮面を着用している男。ヒースとは子供のころからの親友。「オビオンの子供たち」の生き残り。本人曰く、本職は「界面干渉学」を研究する学者。
 ◆ヒースロゥ・クリストフ:本来はリレイズ国の軍人だが、七海連合に出向している少佐。いくつもの勇名を馳せる世界的な有名人。世界最強の戦士の一人。リーゼとはかつて同じ国際学校で学んだ友人。朴念仁。EDは、ヒースを「世界の王」にしようと思っている。
 ◆リーゼ・リスカッセ:カッタータ国の特務大尉。女性。常識人でありEDの奇行・言動に振り回される役回り。ただし、肝の据わった精神的にも肉体的にも非常に強い女性であり、密かにヒースのことが大好き。
 ◆容疑者(1):聖ハローラン公国「スケノレツ」卿
 聖ハローラン公国というのは、このシリーズで何度も出てくる、この世界に存在する大国なのだが、まず3人はこの国へ行く。だが、竜に面会したとされる「スケノレツ卿」は半年前になくなっていることが判明。代わりに、「ハローランの塔に住むとても美しい姫」と半ば伝説化されている「月紫姫」と面会。ハローランの政治的内情を知ることになり、「月紫姫」は一つの決断を下すことに(事件には何の関係もない)。姫は第3作『海賊島事件』で再登場する。
 ◆サロン(宿屋)「水面の向こうがわ」にて情報収集
 3人が次に向かったのは、情報交換の場として有名な港町ム・マッケミート。そこで、サロンを経営するナーニャ・ミンカフリーキィとその娘ソーニャに会いに行く。この母娘の「ミンカフリーキィ」は「暗殺王朝」として有名なレーリヒという国に仕えていた「ザイラス公爵」の末裔で、情報やとしても有名な存在。ここでEDはすべての竜が現在棲息する地を記した「地図」を入手する。また、このサロンは「界面干渉学」の情報交換の場でもあり、いろいろな「この世界に流れ着いたもの」が取集されていて、我々の世界の車や拳銃などもある。また、EDの仮面を製作したのがナーニャであることも語られる。
 ◆容疑者(2)海賊島の領主「ムガントゥ三世」
 この世界での一大歓楽地として有名なソキマ・ジェスタルス島。別名「海賊島」。ここの三代目は一切世間に顔の知られていない謎の男だが、殺された竜に面会した記録が残っていたことから「海賊島」へやってきた3人。そこで出会ったタラント・ゲオルソンとのギャンブル勝負でリーゼが大活躍。それを見張っていたムガントゥ三世は、リーゼを気に入り三人の前に姿を現すのだが――。ゲオルソンやムガントゥ三世は第3作の『海賊島事件』で再び登場する。
 ◆容疑者(3)名もなき空白の地に住む「竜」
 「竜」を殺せるのは「竜」だけか? と、現在生きている別の「竜」に会いに行く3人。ここでの竜との問答で、EDは一つの確信を得る。
 ◆容疑者(4)竜探しの「アーナス」
 竜との面会後、世界に存在するすべての竜をその目で直接視認するという夢をもっている冒険者のアーナス・ブラントと出会う(※竜を見たといううわさを流せば二日以内に必ず現れる男なので、偶然を装って出会うよう仕向けた)。そして3人は、次なる目的地「バットログの森」の道案内をアーナスに依頼する。
 ◆容疑者(5)バットログの森の「ラルサロフ・R」
 3人+アーナスの一行は、300年前にリ・カーズとオリセ・クオルトという二人の超絶魔導士が戦い、その影響で魔法汚染されてしまって生態系に異常をきたしている「バットログの森」へ。殺された竜の面会記録の住所欄に、バットログの森に住むとされる人物の名前があったからだ。そして「ラルサロフ」と出会う。彼は「暗殺王朝」レーリヒの血を継ぐと自称している暗殺者で、EDたちの捜査を妨害するために雇われた刺客だった――。
 ◆容疑者(6)戦士の中の戦士「マーマジャール・ティクタム」 
 最後の容疑者は、「世界最強の男」として名高いマーマジャール・ティクタム。最新刊『無傷姫事件』にも登場する戦士。ヒースよりも戦闘力では凌駕する。わたしはこの人のことをすっかり忘れていたので、『無傷姫』を読んで電撃的に思い出したのだが、やっぱり、この第1作目の『殺竜事件』では、無傷姫についての言及はなかったすね。いずれにせよ、EDはマーマジャールとの対話で、事件の真相に気づく。

 というわけで、本作は犯人捜しのミステリーなので、ネタバレにならないように書いてきたつもりだが、たぶん、わたしのこの無駄に長い文章を読んでも、物語の面白さには一切影響ないと思う。非常に面白いので、ぜひ読んでいただきたい。たぶん、この作品だけでも十分に面白く、いつもの「上遠野ワールド」の基礎知識はいらないと思うな。ほんと、16年前に出版された小説だけど、改めて読んでみて、その面白さを再認識しました。最高です。

 というわけで、いい加減、もう結論。
 上遠野浩平先生は、確実に日本小説界の中でTOPクラスの実力を持つ最強の小説家の一人であろうと思う。そして、先生が2000年に書いた本作『殺竜事件』は、その代表作の一つであり、その面白さは私が保証します。ええ、何の保証にもなってませんが。以上。

↓ シリーズ2作目はこちら。紙の本が出たのが2001年。15年ぶりに読んだけど、ホント面白い。

 「ターザン」と聞いたら、普通はやはり、ジャングルの王者的なイメージを思い浮かべるものだろうか? あるいは雑誌のタイトルを思い出す人もいるだろうし、懐かしのジャンプ漫画「ターちゃん」を思い浮かべる人もいるだろう。いずれにしても、すでにおなじみのキャラクターであろうと思う。
 だがわたしの場合、「ターザン」と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、19世紀イギリス貴族だ。なぜならわたしにとっての「ターザン」 は、この映画以外にないからである。 
  この映画『GREYRSTOKE:The Legend of TARZAN, Load of Apes』は、わたしが中学生の時に見た作品で、いまだにVHSとレーザーディスクで持っている大好きな映画である(※もちろん両方とももはや再生機器をもってない)。監督は、『Chariots of Fire』(邦題:炎のランナー)でアカデミー賞を受賞したHugh Hudson氏で、古き良きイギリスを描かせたら最強の映像作家である。もうこのところ全然作品は撮っておらず、現在79歳だそうなので、もう引退しているのかもしれないが、とにかく美しい映像がこの監督の目印であろう。この映画は、それまで、ハリウッド的なアクション・アドベンチャーとしておなじみだったターザンの物語を、その出生から丁寧に描いたもので、非常に泣けるわたしの生涯ベストに入れてもいいぐらい好きな作品である。Blu-yrayが出てるなら買ってもいいな、と思って探したけど、どうやら発売されてないっぽいです。残念。ただ、配信では観られるみたいすね。
  というわけで、わたしが今日見てきた映画は、『The Legend of TARZAN』(邦題:ターザン:REBORN)である。わたしはてっきり、ハリウッド的アクション・アドベンチャーかと思っていたが、非常にうまく、わたし好きな『GREYSTOKE』的な19世紀の雰囲気も取り入れた作品で、大変面白かったのである。映像もいいし役者も抜群で、これはちょっとおススメのような気がします。

 というわけで、まず、「ターザン」について、おそらくは一般的でない、基礎知識をまとめてみよう。
 元々は、Edger Rice Burroughsというアメリカ人の書いた小説が原作である。舞台は19世紀後半(この映画は1881年と冒頭に出ていた)で、イギリスのグレイストーク卿という貴族の夫婦がイギリス領西アフリカへ赴任する際、船員の叛乱にあってアフリカ西海岸に置き去りにされて、そこで生まれた子が、後のターザンなわけだが、彼は、両親をゴリラに殺され、自らも危うく殺されそうになるが、子を亡くしたばかりのメスのゴリラに養育されて育つわけです。
 で、わたしの大好きな映画『GRYEYSTOKE』においては、青年となったターザンと、アフリカにやってきたイギリス人のおっさんが出会い、その両親の住んでいた朽ちた小屋からいろいろ証拠を見つけて、なんてこった、あんたはグレイストーク卿の坊ちゃんなのか!? というわけで、イギリスに連れて帰ると。で、大英博物館(だったっけ?)に展示される剥製用として生け捕りにされて運ばれてきたゴリラが、あろうことかターザンの育ての母であるメスのゴリラで、それを救おうと苦悩し、最後は、やっぱりオレ、アフリカに帰りますわ、と、イギリスで出会った愛するジェーンと別れて森に消える、みたいな展開でした。いや、もう20年以上見返してないから細部は怪しいです。なお、わたしは『GREYSTOKE』が公開された30数年前、ちゃんと原作小説を早川文庫で読んだのだが、その怪しい記憶によれば、原作的には、ターザンとアメリカ人のジェーンが出会うのはアフリカだったと思う。
 いずれにせよ、ターザンとは、本名ジョン・クレイトンといい、イギリス貴族の末裔であり、イギリスへ戻って貴族として暮らすわけで、ジャングル暮らしの未開人では全然なくて、物静かで、たくましく、しかもイケメンで頭もいい、というスーパーカッコいい男なわけです。それだけ覚えておいてくれれば、今日公開になった『The Legend of TARZAN』この映画は十分楽しめます。

 というわけで、わたしはこの映画は、ターザン誕生から描くものなのかな、と勝手に想像して劇場へ向かったわけだが、全然違うもので、すでに、グレイストーク卿ジョン・クレイトンとして、イギリスで貴族として生活しているところから物語は始まった。なので、上に書いた基礎知識がない人は、「?」と思うかもしれない。で。物静かに暮らす彼のもとに、ある日、女王陛下からの使者がやってきて、とある目的のためにもう一度、ベルギー領コンゴへ行ってほしいという依頼をうけて、再び、「懐かしの故郷」たるアフリカへ戻るというのがこの物語の大筋である。
 この背景にあるのは、植民地経営に行き詰ったベルギー王国(これは史実通りなのかわからない)の陰謀であり、要するにグレイストーク卿のアフリカ帰郷は仕組まれた罠だったわけで、まんまと愛するジェーンを攫われ、その奪還がメインストーリーとなる。この、攫われた愛する女を奪還しようとする「野生の白人像」となると、わたしはこの映画を思い出しながら見ていた。
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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
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 この『The Last of the Mohicans』という映画も、元々は19世紀初頭のアメリカ文学上の名作小説「モヒカン族の最後」を映画化したもので、やはりとても美しく、非常に心に残っている映画だ。原作小説も大変面白いのだが、映画では、ヒロインが敵の部族に捕らわれ、主人公が拘束される前で連れ去られてしまうシーンで、主人公が絶叫しながら「宣言」するセリフが最高にカッコよくて、わたしは今でもよく覚えている。
 You stay alive, no matter what occurs!!  I will find you. No matter how long it takes, no matter how far, I will find you.
 どんなことがあろうと、絶対に生きろ!! オレが必ずお前を見つける。どんなに時間がかかろうと、どんなに遠くであろうと、絶対に、お前を見つける。
 かーー、ホントにカッコいいセリフですな! 生きてさえいれば、絶対にオレが助けに行く。だからどんなに絶望的でも死ぬな。これは最高の愛の告白だと思いませんか。え、思わない? あ、そうっすか。おかしいな……。まあ、というわけで、本作では、グレイストーク卿が同行のアメリカ人博士(?)と、かつての仲間たち(現地民族の人々や動物たち)とともに、ジェーンを拉致した悪党どもを追い詰めるお話で、実にカッコ良かった。

 なにしろ、役者陣が非常に良い。
 まずは、主人公ターザンこと、グレイストーク卿ジョン・クレイトン役を演じたのが、スウェーデン出身のイケメン野郎Alexander Skarsgard氏39歳である。最近、いわゆる北欧出身の役者のハリウッド進出が目立ちますね。彼はこれまで、結構多くのハリウッド作品に出ていて、一番有名なのは、どうかなあ、『Battleship』かなあ? あの映画では、主人公の、冷静かつ真面目な兄をカッコよく演じてましたね。でも、わたしがこの役者で一番覚えているのは、WOWOWで見たTVシリーズの『Generation Kill』だ。この作品は、アメリカのケーブルテレビ局HBO制作のTVドラマなのだが、イラクに派遣された「今どき」の若い兵士たちの姿を追った作品で、実はあまり戦闘シーンがなく、兵士の日常を追ったちょっと面白い作品なのだが、この中で、小隊のリーダー、通称「アイスマン」と呼ばれる男を演じたのが、まさしくAlexander Skarsgard氏です。とても背が高く、クールなまなざしで、今回のターザンにも非常に通じる物静かな男で、とても印象的でした。まあ、イケメンですな。
 そして、愛するジェーンも大変魅力的だった。今回のジェーンは、アフリカ暮らしをしていてターザンと知り合ったという原作設定を踏襲しているので、アフリカに到着しても生き生きとしてアクティブで、大変かわいかったと思う。演じたのは、Margot Robbie嬢26歳。実はわたしは彼女のことをほとんど観たことがなくて、『The Wolf of Wall Street』ぐらいしか観ていない。けど、この人は、9/10日本公開の『Suicide Squad』で、かのハーレー・クインを演じることで、人気は爆発的に高まることでしょうな。Sexy & Cuteで狂っているキャラを見事に演じているようですね。わたしは昨日も書いたけれど、『Suicide Squad』には全く期待していませんが、ハーレー・クインだけはイイ!! と思うので、観に行って存分にその魅力にやられて来ようと思っています。
 次。グレイストーク卿と行動を共にするアメリカ人を演じたのが、Samuel L. Jackson御大。御大はいつもの御大でした。が、この人はなんかいつも髪型が違うので、いつもの御大なんだけど、妙に別人に見えますね。ホント不思議なおっさんですよ。わたしはこの人が好きなんだか嫌いなんだかよくわからんです。このBlogの『The Hateful Eight』の記事でも書いた通り、ほんとこの人、ミクラスにそっくりですな。知らない人は、リンク先をクリックしてください。で、非常にいやーーな悪党のベルギー人(?)を演じたのがChristoph Waltz氏。彼については……ええと、あまり書くことがないです。
 最後。ターザンに恨みを持つ現地部族の長を演じたのがDjimon Hounsou氏。この人は相当いろいろなところで見かける方ですな。ただ、本作をわたしはかなり誉めているものの、実は一つ、いや実際2つか、ちょっとこれは……と思う所もある。その一つが、彼を筆頭に、現地民族の人々が、到底19世紀アフリカの現地民族には見えないのだ。すげえみんなマッチョだし、歯もきれいだし。確実に文明化された現代人にしか見えない。まあ、英語をしゃべれるのは、英語教育を受けた設定になっているので、そこは5万歩譲ってアリ、だとしても、あの体つきと、とにかくきれいな歯並びはちょっとなあ、と思ってしまった。
 で、もう一つ、わたしがちょっと微妙だと思ったのは、多くの動物たちのCGである。なんというか……本物感は、当然のハリウッド・クオリティなので抜群なのだけれど、どうも……姿かたちが本物っぽくないというか……頭身がちょっと変なのかな? 頭がでかいというか……とにかくよくわからないけれど若干違和感を感じたことは記録に残しておきたい。
 はーー。もうずいぶん長くなってしまった。最後に監督に触れて終わりにしよう。
 本作の監督は、『Harry Potter』シリーズの後ろの4本「不死鳥の騎士団」「謎のプリンス」「死の秘宝1&2」を撮ったDavid Yates氏である。今年の暮れに公開の『Fantastic Beasts and Where to Find Them』 も彼が監督してるはずなので、まあ、よく本作を撮る時間があったなとちょっと驚きだ。本作では、得意のモーションカメラを多用した、ターザンがジャングルを飛び交う流れるような画作りは健在で、らしさ、は十分感じられる。まあ、CGの問題と、ジャングルが明らかにスタジオ撮影っぽくて、そのあたりは、時間と予算の問題なんじゃなかろうか。そういや、もうすぐ公開となる『Jungle Book』はすべて子役の少年以外、背景も動物も全てCGらしいので、その出来栄えも非常に興味がありますな。そちらも楽しみです。

 というわけで、結論。
 『The Legend of TARZAN』(邦題:ターザン:REBORN)を楽しむには、ちょっとした事前知識が必要なのではないかと思うけれど、愛する女性のために命を懸けるカッコいいイケメンを見たい人には大変おススメです。わたしはたまたま、『GREYSTOKE』という映画が大好きだったので、たいへん楽しめました。以上。

↓ 原作は大変面白い文学小説です。電子では「火星シリーズ」しか売ってないんだよな……こちらも久しぶりに読みたいのだが……。
類猿人ターザン (ハヤカワ文庫 SF ハ 10-1 TARZAN BOOKS)
エドガー・ライス・バロウズ
早川書房
1971-08

 

 ちょっと前、ホントに7,8年前までは、日本のコミケの企業ブース版というか、ただのコミック系クソオタクのためのイベントだった、San Diego COMIC-CON Internationalだが、今ではハリウッド映画の、ひょっとしたら最大のファンイベントとなっていて、毎年ここで初めて予告が公開される映画も多く、基本的に初出し映像満載の、映画ファン必見のイベントに成長している。初めてわたしの(当時勤めていた)会社の連中が取材に行ったのは、たぶんもう15,6年前じゃあなかろうか? ひょっとしたらもっと前かもしれない。
 その背景にあるものは、コミック原作作品が異常に増えたから、なわけだが、勿論のことながらMARVELヒーロー映画やDCコミックスの作品、あるいはSTAR WARSやTransformersなど、多くの作品がこのイベントで初出しの映像を発表し、さらには、これも特徴的なのだが、一般のファンが大勢いる前で、監督やキャストが勢ぞろいして、映画のプロモーションを行うようになった。今年はどうやら、STARWARS関連の展示やイベントはなかったようだが(※『SW』は、自身のオンリー・イベント「STAR WARS Celebration」ってのをやってる)、もう、コミック-CONじゃなくて、MOVIE-CONじゃん、と突っ込みたくなるほど、それはもう、大変な盛況ぶりである。一応蛇足ながら付け加えておくと、-CONとは、Convention(コンベンション=大会・総会)の略であります。普通は「コミコン」と呼ばれてます。以前はもっと、漫画やアニメ、それからゲーム系の展示も多かったんだけど、ゲームはもうE3の方に移っちゃったのかな……。
 
 というわけで、正直なところ超今更なのだが、今年の「コミコン」で公開され、わたしが大興奮した3つのスーパーヒーロー映画の予告を貼っておいて、備忘録としておきたいと思った次第です。じつは、この記事は、先週書いておいたのだが、ほかのネタを優先したので今日公開するわけですが、その間に、日本語字幕付きなども随時用意されていて、ちょっと更新しました。

 さて。まず1つ目はこちら↓。Warner公式動画です。

 来年2017年11月17日US公開の『JUSTICE LEAGUE』ですな。
 とうとう集う「メタ・ヒューマン=DCヒーロー」たち。物語的には、今年公開になった『BATMAN v SUPERMAN』の直接の続編になっているはずで、Aqua-ManやThe Flashなどもバリバリ登場しています。興奮しますね、ホントに。そしてほんのチラッと出てくるThe Flashのスーツがやけにメタルヒーローっぽいというか、ちょっと興奮しますね。わたしは、「なんだこれ!! ミクロマンじゃねーか!」と大いにウケました。似てないですか? The Flashのゆとり小僧ぶりが最高です。

 そして↑こちらは、その『JUSTICE LEAGUE』の監督&キャストたちのプレゼンですな。とにかく、とにかくGal Gadotさまが女神クラスに美しい……。つーかですね、胸元空きすぎ!!! もう、大丈夫なんでしょうかこの服は。最高ですね。最高すぎて、もしこの現場にいたら、わたしは十中八九失神したと思います。Gal さまの胸しか見てなかった可能性も高いすね。最高です。Gal さまが。
 そして2つ目の作品はこちら。こちらもWarner公式動画です。

 こちらは、来年2017年6月2日US公開予定の、Gal さま単独主演の『WONDER WOMAN』。
 リンクは公式Facebookページですので、いろんな写真が公開されてます。ホントにもう、凛々しくで、可愛くて、美しく、実際この方は女神だと言われても納得の美貌です。今、わたしが地球上でもっともきれいだと思う女子ですな。1児の母ですが。ホントになんて美しいのでしょう……。しかし、このコスチュームも、特にブーツ辺りがやけに金属感があって、なんか、「聖闘士聖矢」のクロスっぽくて最強にカッコイイと思います。


 しかし、この映画を来年6月に公開して、そして11月に『JUSTICE LEAGUE』を公開するという展開は、うまく行くのかわからないけれど、きっと、MARVELのように美しくまとまることなく、相変わらずのDCクオリティで終わってしまうような気がする。
 多分、最も重要なのはVillain(=悪役)を誰にするかにあると思うのだが、どうなるのか、ちょっと心配だ。おまけにゆとりSUPERMANも復活させないといけないし。さらに言えば、有名Villainたちは『SUICIDE SQUAD』で総出演で忙しいしなあ……。わたしとしては、あまり『SUICIDE SQUAD』には興味ないというか……今のところほとんどどうでもいいと思ってます。もちろん観ますけど。

 で、3つ目がこちら。さっき、DISNEY公式で日本語字幕付きがあることを知りました。

 とうとう来た、『Doctor Strange』ですね。元々Dr.は、原作の「シビル・ウォー」や「アベンジャーズ」にも出てくる、重要(?)キャラなので、ようやくの登場ですが、とにかくコスチュームがカッコ良すぎて、たぶん、この地球に生まれた男なら誰しもが(子どもの時に)憧れる姿じゃなかろうか。大変失礼ながら、わたし、初めてCumberbatch氏をカッコイイと思いました。やっぱりマントがイイですね。このコスプレしてえわ……と年甲斐もなく思うわたしは、クソオタクなんでしょうな。どうやら日本公開は2017年1月27日(金)だそうで、US公開が今年2016年11月4日なので、これはちょっと、USか、台湾あたりに観に行かねえとダメなんじゃね!? と、今、わたしはちょっと悩んでいる。どうしよう、また2泊で台湾行って、観て、さっさと帰ってこようかな。最高です。
 ほかにも、MARVELStudioは今回のコミコンで多くの作品のプレゼンをしましたが、Webで公開されている動画はほとんどないですね。『SPIDER-MAN Homecoming』(2017年US公開予定)はちゃんと映像も公開したようだけど会場限定、『GUARDIANS OF THE GALAXY Vol.2』(2017年5月5日US公開予定)や『THOR:Ragnarok』(2017年11月3日US公開予定)は展示だけだったみたいですな。ああ、そういや『THOR:Ragnarok』には、我が愛しの女神、Cate Blanchett様も出演するんだった。来年のコミコンには、降臨されることは間違いないのではなかろうか。来年、行くしかねえかもな……San Diegoに。
 それから、『CAPTAIN MARVEL』の主演に、今年アカデミー賞主演女優賞を受賞したBrie Larson嬢が演じることが正式に発表されましたね。写真は見かけたけど、公式のものが見当たらないので貼るのはやめときます。わたしが観かけたのはひょっとしてコラかな? 本人のTweetがこれっすね。

 ”Call me Captain Marvel” ――キャプテン・マーベルって呼んで。
 カッコイイですね!!  しかし、こうしてみると、次の『Avengers』は前後編モノになることが既に発表されているけれど、Black-PantherやSPIDER-MAN、そしてこのDOCTOR STRANGEやGALAXYチーム、さらにはCAPTAIN MARVELまでもが参戦することになったら……大変なことになりそうですな。まあ、お話としては、既にタイトルが『Avengers:INFINITY WAR Part1&Part2』と発表されている通り、間違いなくInfinity Gauntletの話になるだろうから、おそらくこの『Dr. Starange』では新たな「宝石」が出てくるんでしょうな。そんな風に、MARVEL Studioは上手にまとめるだろうから、何の不安もないですね。そこが、DC+Warnerとの大きな違いなんだよな……まあ、大変楽しみが増えたという事で、一観客としては楽しみに待ってればいいだけでしょう。

 というわけで、結論。
 今後のヒーロー映画も実に楽しみですな。わたしとしては、特に『Dr.Strange』が早く観たいところですが、要するにですね、今回わたしが最もいいたかったことは、ですね、「Gal Gadotさまが最強に可愛くて美しい!!」という、もう完全に当たり前のこと申し上げたかっただけです。以上。

↓ 大変楽しみですな。次の『Avengers』は、2018年、2019年と前後編での公開予定す。

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、いよいよもってわたしが愛用しているAndroid Tabletがですね、どうにも容量がいっぱいで、わたしは電子書籍専用端末として使っているわけですが、もう買った電子書籍が900冊ぐらいになっててですね、全部は到底入らないわけです。なので、読んだら削除しないといけないわけですが、そうじゃねえんだよ、いつ読みたくなるか分からないし、いつでもどこでも読めるから電子書籍の意味があるんだろうが!! とか思っちゃうわけでですね、せっかく買った作品も、読むときにまたダウンロードするのがめんどいわけで、困ったなあ、とここ半年ぐらい悩んでいるわけです。もちろん、『鮫島』や『バチバチ』は、削除しないでそのままにしてあるわけですが、『JOJO』全巻とか、どうやっても入らないのです。はあ……やはり、外部ストレージでMICRO-SDの使えるコイツを買うしかねえかな……と約半年悩み中です。半年前から1万円ぐらい安くなってるし。

 はい。わたしの悩みはどうでもいいとして、今週の週刊少年チャンピオン2016年35号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:ゴールまであと100m、キモー筋くん更なる進化!!! の巻。キモイw
 ■『刃牙道』:ピクル敗北なのかーーッッッ!? の巻。武蔵が強すぎて飽きてきた。
 ■『囚人リク』:一方レノマは脱出に向けてこんなことしてましたの巻。
 ■『少年ロケット』:紫王館ランク戦開始、ヨルゲン君ピンチ!?の巻。
 ■『Gメン』:コンビニ少女が健気で泣けるの巻。勝太、男見せろよ!!
 ■『永遠の一手』:名人VS元名人始まるの巻。
 ■『AIの遺電子』:産業用AIの生涯の巻。ちょっと泣かせますね……面白い。
 ■ 『六道の悪女たち』:六道くん、飯沼くんと友達になる!? の巻。大変よろしい展開です。
 ■『あしたもたぶん会いに行く』。なるほど、1話完結アンソロなんですな。今回も大変いいです。

  とまあ、また面白い漫画が増えてきた週刊少年チャンピオンでありました。
 
 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、とうとう火が点いた【丈影】と鯉太郎のバチバチのぶつかり合いで、土俵上はもう炎に包まれたかの如く熱量が上がったところまででした。今週はその続きです。NHKの解説はこう表現しています。
 「丈影が前に出れば鮫島も押し返す!! 互に譲らないまさに真っ向勝負!!」
 常に冷静な丈影が笑っている姿を見て、土俵を見守る橋くんは「これが本当にあの冷静な丈影か・・・」と驚きの表情です。先輩の山崎さんは言います。
 「アレが鮫島の相撲だ・・・引っぱられているのさ・・・丈影は・・・ここにすべてを燃やし尽くすかのような熱に・・・そしてその引っぱり出した丈影の熱に乗り、鮫島もまた能力以上の力を引き出されていく・・・熱で熱を喰う・・・それが鮫島の相撲・・・」
 そんな山崎さんの言葉に、橋くんは、哀しいと言います。なぜなら、足りない体で懸命に勝利をつかもうとすればするほど体はボロボロになり、休場も余儀なくされるからです。しかし、山崎さんは、「鮫島にはそんな感情・・・微塵もねーんだろーな・・・」と漏らします。
 事実、戦っている鯉太郎は、もう嬉しくてたまらないような表情です。ここのカットはとてもいいですね。これはぜひ、チャンピオンを買って、観ていただきたい絵ですよ。鯉太郎は、その表情で、「まだ・・・まだ・・・もっと・・・もっとだ・・・」と心の中で思っています。そして【丈影】との攻防で、「コイツ・・・やっぱスゲェ」とさえ思っています。一方の【丈影】も、心の中で思います。
 「鮫島(コイツ)の・・・鮫島の相撲だけは認める訳にはいかなかった・・・それは私が見切りをつけた・・・稚拙で愚かな相撲(スタイル)・・・それは形だけ泡影の真似をし、ただただ己の感情をぶつけた相撲(スタイル)・・・だが違った・・・鮫島の相撲は相手を受け止め そして引き上げる度量がある そう・・・それはまるで・・・」
 ここで、【丈影】は、鯉太郎の相撲に一瞬【泡影】の姿を見てしまいます。瞬時に「それは言い過ぎか・・・」と思う【丈影】。否定はしても、とうとう【丈影】が鯉太郎を認めた瞬間ですよ。そして【丈影】は、ついに思います。
 「あぁ・・・楽しいなー 鮫島(コイツ)との相撲は・・・」
 とうとう、相撲の楽しささえも取り戻した【丈影】。その想いを込めた、右肩からの当たりが、鯉太郎の顔面左側にクリーンヒット!! 吹っ飛ぶ鯉太郎!! というところまでが今週の『鮫島』でした。
 最後の【丈影】のショルダーアタックは、かつて一度だけ【泡影】を笑顔にさせた、「あのあたり」なわけですが、それよりも鯉太郎は、大丈夫なのでしょうか? まさか負ける!? いや、負けることも十分あり得ますが、こりゃあちょっと分からないですね。来週がもう待ちきれません!! 果たして来週、どんな結末が待っているか、楽しみに待ちたいと思います。
  というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱【泡影】と同期入門
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 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる。
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。モンゴル人。
 
 というわけで、結論。
 今週は、とうとう【丈影】が鯉太郎のことを認めたわけで、かつての相撲の楽しさを思い出した一撃が鯉太郎に炸裂してしまいました。これは……この勝負は来週決着がつきそうな流れですね。もう1週かかるかな……どうだろう。そして勝負の行方も分からなくなりました。はたして中日、鯉太郎は勝ちこせるのか、楽しみすね。以上。

↓ ペダルの新刊は9月みたいですね。映画の『SPARE BIKE』も9/9(金)公開か。

 

 というわけで、昨日書いた通り、先週の日曜日に平成28年大相撲7月場所(名古屋場所)が閉幕した。そして同じ日の深夜、遠く離れたフランス共和国において、世界最大のスポーツイベントと称されることのある『Le Tour de France 2016』も最終日の第21ステージを迎えた。

 まあ、結果は、大方の予想通り、イギリス人(※ケニア生まれの南アフリカ育ちのイギリス人)のChristopher Froome選手が盤石の走りで2年連続3回目の総合優勝を決めたわけで、とりわけ大きな波乱もなく、なんとなくやれやれ、やっぱりFroomeか、というような印象も少しだけある。
 とにかく強い。彼の強さは、近代ツール覇者の条件である、山岳の強さとタイムトライアルの強さを双方ともに世界最強レベルで併せ持っていて、全盛期の(ドーピングで永久追放された)Lance Armstrong以上なのではないか、とさえ思う。特に山岳は。
 彼の特徴は、とにかくやはり異常な高ケイデンスを維持できる点だろうと思う。つか、Froome選手がダンシングしている姿はほとんど見ないもんな。とにかく、常にサドルに座ったまま、グイグイグイグイイイイッーーー!! と、あっという間にライバルを置き去りにする山岳での走りは、なんか、非常に異質なものを感じる。普通は、バッとサドルから立ち上がり、ダンシングでオラ、オラ、オラァッッッ!! という気合のアタックが観ものなわけだが、Froome選手の場合は、そういうことがほとんどない。だから、速さが目に見えないというか、実に不思議な、異常な速さである。あと、登りではなくて、確か、第8ステージの、マイヨ・ジョーヌを獲得した決め手となったダウンヒルの時だったけれど、解説の栗村修氏は、Froome選手のすっげえダウンヒルを称して「宇宙走法(でしたっけ?)」と言っていたけど、ホントにそう思う。とにかく、今までの常識では測れない、恐ろしい強さなんですよね。なので、その強さを本来は讃えたいのだけれど、あまりに異質で、わたしはどうも、熱心に彼を応援できないのだが、その理由は、そういう心に響くような魂のアタックが観られないからなのではないかと思っている。ファンの皆さん、勝手なことを言ってサーセン。
 
 わたしの好みは、熱いファイターであるのだが、どうもこの10年近く、そういった魂を感じさせる走りを見せる選手がいなくて、あまり楽しめていないのが現実だ。わたし的には2005年のLe Tourが最高に熱かったのだが、もう11年も昔っすね……。おまけに、Lance Armstrongの永久追放もあったりして、もうホント、やれやれ、である。

 というわけで、わたしとしては今年のツールは、Froome選手の「ランニング」が炸裂した第12ステージに度肝を抜かれたぐらいで、他は比較的、あっさりだったような気がする。しかしまあ、第12ステージはヤバかった。

 これは公式動画だが、なんと、Froome選手(黄色いジャージ=マイヨ・ジョーヌを着てる人)が、自転車に乗っておらず、「ランニング」してるでしょ。これは、何があったかというと、Froome選手と他2人の選手が、前方を走るバイクカメラに追突してしまって大転倒、そして後ろからついてきていたオートバイに自転車を踏んずけられて、チャリがぶっ壊れちゃったんだな。ゴールまでもう1kmを切っている地点での大アクシデント。そしてこの動画を見れば分かる通り、もう超・観客たちのエキサイト振りで、道幅が狭くなりすぎていて、予備の自転車を積んでいるチームカーが全然近寄れない状況。わたしはこの状況を、半分寝ながら生中継を観ていたのですが、思わず飛び起きて、な、なんだ、何が起こった!? えええーーーっ!? ま、マジか!! と完全に目が覚めた。ちなみに、結果的にはタイムロスは救済処置によって最小限にとどめられたため、成績に大きく影響はしなかったけれど、やっぱり、強すぎるFroome選手には地元フランス国民の風当たりも強く、批判もあったようだが、続く第13ステージのTT(=タイムトライアル)で総合ライバルたちを軽くしのぐタイム差をつけ、救済処置がなくても全然首位は動かなかったね、という強さを見せて批判を封じ込めた。これはとてもカッコ良かったと思う。
 ほかには、わたしが一番応援しているContador選手が途中でリタイアしたしてしまったのが大変残念だけれど、同じチームの世界チャンピオンPeter Sagan選手が相変わらず元気に5年連続ポイント賞(いわゆるGreenジャージ、フランス語で言うマイヨ・ヴェール)を獲得したし、Rafal Majka選手も山岳賞を獲得出来て、まあ、良かったね、ぐらいしか感想はない。
 あと、日本人唯一の出場者、新城幸也選手も無事完走、したのは本当に超人だと思うし、逃げに乗った第6ステージでの敢闘賞受賞は大変おめでたいけれど、チーム内の仕事としては、ほぼ何もしていないわけで、これは本人も、「何もできないツールだった」とインタビューで答えている通り、観ているファンとしても、正直物足りない気持ちだ。自転車ロードレースは、明確に「チームスポーツ」、すなわち団体戦である。なので、チーム内での役割があって、それが果たせたのなら、外からどう見られようとMission Completeなのだが、はたして新城選手は、自らのMissionを完遂できたのか。実際のところは良くわからないが、得るものがあった3週間だったと思いたい。

 というわけで、結論。
 今年のLe Tour de Franceは、結果的には下馬評通りChristopher Froome選手の盤石な横綱相撲で終わり、ちょっと、なんか熱くないような気がするものとなった。いや、もちろん、総合に関係ないところで繰り広げられるステージ争いなんかは熱くて、もちろん毎日楽しかったんですよ? でも、肝心の総合争いがなあ……。
 自転車ロードレース界の次のビックイベントは、スペインの「La Vuelta a Espana」が8/20(土)から開幕するが、その前に、今年はオリンピックイヤーである。新城選手が出場する男子自転車ロードレースは、8/6(土)の、大会2日目の開催だそうだ。日本時間では8/6(土)21時かららしいので、放送はあるのかなあ……ああ、NHKのWebサイトによると、翌日、録画&ダイジェストでしか放送はないみたいですな。まあ、強豪ひしめく中、メダルは事実上不可能だと思うけれど、途中棄権しないで完走して、2010年の世界選手権の時のようにゴールに絡んでほしいと思う。周回コースだけれど、今回は登りも石畳もあるし、クラッシック系の選手が有利かもしれないすね。ツールで落車骨折してしまったDumoulin選手が元気に出場できれば、かなり有力なメダル候補だと思うのだが……。楽しみに応援しましょう。以上。

↓ この年のヴィノクロフ大佐は本当にカッコ良かった……けど、翌年はドーピングで出場できず(2005年の成績ははく奪されてはいない)。そしてこのDVDジャケットで超笑顔のLance Armstrong氏は、7年後の2012年にすべての記録を抹消され永久追放となります。ホント残念だよ……。
ツール・ド・フランス 2005 [DVD]
ランス・アームストロング
東宝
2009-07-08

 というわけで、先週の日曜日、今年の大相撲7月場所(名古屋場所)が千秋楽を迎えた。
 名古屋場所は従来から「荒れる」ことでもおなじみで、今場所は、大関【稀勢の里】関の綱取りがかかる重要な場所として、いよいよ日本人横綱誕生となるのか、 大方の相撲ファンの注目はその点に集まっていたのではないかと思う。
 わたしも、もちろんそんな一人だが、一番応援している黒ブタこと【松鳳山】関が、先場所二けた勝利を飾って大きく番付を上げ、東4枚目として戦うこととなったため、名古屋でまた勝ち越せば、三役復帰だってありうるかもよ、と大変期待を込めて、15日間の戦いを見守ったわけである。
 東の4枚目、という番付は、上位陣、横綱や大関との割が組まれるかどうか、という意味で非常に微妙、な位置だ。応援する身としては、そりゃあ横綱や大関をぶっ飛ばして、カッコいいところを見たいのは山々なのだが、若干情けない見方だけれど、そういった「勝てない可能性の方が高い」取り組みは少ない方がありがたい、なんてことも思うわけで、とにかく、非常に微妙、なのである。
 しかし、残念ながら、というと、これまた非常に情けないのだが、1横綱1大関、そして3枚目の力士が休場となってしまい、自分より上位の力士3人が不在となったため、わが愛しの黒ブタ【松鳳山】は2横綱3大関との割ががっちり組まれ、全15戦中10戦は自分より格上力士との戦いとなった。まあ、それは別に普通だと思うし、とりわけ厳しい割であったとは思わない。
 しかし結果は、5勝10敗。負け越しである。
 内容としては、2大関に勝利したことは大変評価できる、が、よりによって優勝を争う、そして綱取りのかかる【稀勢の里】関に、まさかの立ち合い変化で勝ってしまったのは、 まあ、【松鳳山】関のファンとしてはうれしいんだけれど、大相撲ファンとしては大変に心中複雑で、もし【稀勢の里】関が、わが愛しの黒ブタ【松鳳山】関にすんなり勝っていたとしたら、大きく局面は変わっていた可能性もあるわけで、なんか申し訳ない、的な気持ちになってしまうのである。
 一応、【稀勢の里】関は、優勝した横綱【日馬富士】関には完敗といっていいと思うが、なんとか翌日の割では横綱【白鵬】関をぶっ飛ばし、3敗を維持することで、綱取りのチャンスは来場所に持ち越された。ええと、どういうことかというと、ゼロからのスタートにならず、来場所優勝(に近い1敗とか2敗)できれば、念願の横綱審議委員会が招集される、とまあ、そんなことになっている。
 なお、わたしが2番目に応援している、通称「毛むくじゃら」こと【高安】関も、今場所は小結として大いに頑張り、11勝4敗といい成績で終わることができたし、どうも気になる存在の若い【錦木】関も、西前頭14枚目と後がない番付だったが、9勝6敗と無事に勝ち越すことができたので、もう少し枚数は上がるだろう。
 わたしが今、大変気になっているのは、今場所をカド番で迎えた大関【照ノ富士】関だ。この人は、ホントにあっという間に大関になったという印象が強くて、幕内に入幕してから9場所で大関まで駆け上がったので、小結を経験してないほどのスピード出世だったわけで、1年前の今頃は、きっと1年以内に横綱まで駆け上がっちゃうんだろうな、なんて予感すら漂わせていたのだが、ここ数場所、大変苦労している。相撲用語でいう所の、「ヤマ行っちゃった」んだよなあ……。要するに、ケガ、ですよ。
 去年の9月場所で、右ひざの十字靭帯損傷、それでも11月場所に強行出場してなんとか9勝と勝ち越すも、翌、今年の1月場所では右の鎖骨骨折と大きなヤマを背負ってしまう。そして左膝の内視鏡手術もやって、それ以降、3月場所はカド番として出場するもまた辛くも9勝を挙げ、何とか復活できるか、と思ったら、次の5月場所はなんと、初日2日目を白星でスタートするも、残り13連敗を喫し、大関ワースト連敗記録を更新してしまうことになった。なので、今場所はカド番だったわけだが、やはりどうも元気がなく、千秋楽を7勝7敗で迎えることとなった。千秋楽、負けて8敗目を喫してしまえば、大関陥落となり、来場所は関脇から出直しである。相当なプレッシャーだっただろうと思う。正直、何もかもいやになっちゃわないもんだろうか。相当な精神力がないと、あの土俵には立てないだろうなあ、とぼんやり思う。まあ、結果的には千秋楽で関脇【魁聖】関を「小股掬い」で下し、無事にカド番脱出、来場所も大関の地位を確定することができたわけで、よかったよかった、ではある。来場所は、近年では最速の出世をした勢いのある【照ノ冨士】関が再び復活してほしいものですな。
 なお、【照ノ冨士】関の所属する伊勢ケ濱部屋は、今場所優勝した横綱【日馬富士】関や、今場所大活躍した【宝富士】関も在籍する強豪である。しっかり稽古を積んで、来場所に当たっていただきたい。
 そして、我が愛しの黒ブタ野郎【松鳳山】関も、来場所はまた10枚目ぐらいかな、枚数を落とすのは確実だが、元気に力強い相撲を我々ファンに見せていただきたいものです。応援してるぜ。来場所こそ、国技館に応援に行きたいものだ。なんか、ここ数場所、一番盛り上がるのは13日目の金曜日のような気がしますな。その日付を狙って、チケット争奪戦に参加してみようかな。

 というわけで、結論。
 平成28年7月場所は、横綱【日馬富士】関が13勝2敗で優勝した。我が愛しの【松鳳山】関は5勝10敗。また出直しであります。でも、ホント、15日間の熱い戦いが終わると、なんかさみしいすね。次の9月場所、果たして【稀勢の里】関は念願成就できるのか、大変楽しみにしたいと思います。以上。

↓ 一度買ってみますか……どんな雑誌なんだろう?
 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 先週はわたしは『ロスト・バケーション』を観て来ました。観客はおっさん・おばさんばかりで、ちょっとアレでしたが、非常に面白かったです。わたしのテキトーレビューは昨日の記事を見て下さい。
 ところで、この週末は、大人気の『ONE PIECE』が公開され、夏休みのちびっ子映画はほぼ揃ったのかな。まあ、ぜんぜんちびっ子じゃない人も多いようで、大ヒットは確実でしょう。映画自体にはほぼ興味はないですが、本当にその数字は毎回凄いですね。今週ももうさっさと本題に入ろっと。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『ONE PIECE FILM GOLD』が土日で11.5億まで稼いだそうです。凄いなあ。本当に凄い。これ以外に書くことありません。なお、前作の『Z』は、確か13.7億のスタートだった。その前の『ストロング』は手元にデータないや……。以上。
 2位:『ファインディング・ドリー』が9日間で20億チョイと見積もる。ただ伸び方が予想よりもおとなし目かも。2週目の数字が若干弱いか? いや、数字的には凄いですが。うーん……良くわからない。ちびっ子映画が多すぎるかも。PIXERやDISNEYは大人が入らないと盛り上がらないすな……。まあ、まだ結論を出すには早すぎで、きっとグイグイ売れると根拠なく思います。たぶん。
 3位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が9日間で7~8億ぐらいか? いよいよ日本でも配信の始まった「Pokemon GO」ですが、映画には結びつかず、すね、今のところ。今朝、リアルに「GO」に夢中で信号無視して車に牽かれそうになったOLさんを見かけました。思わず「あぶねえ!!」って声が出ちゃった。いやはや、ホントびっくらこいた。
 4位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が16.5日間(金曜前夜祭コミ)で20億超えたのかな? 順調すね。さすがに知名度の高いIPってところでしょうか。まあ、私が観たかったのはコレジャナイのですが……。
 5位:『HiGH & LOW THE MOVIE』が9日間で10億突破したというTweetを見かけました。へえ~。すげえなあ。松竹大勝利すね。
 6位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから22日間合計でこれももう20億を超えているのかな? 意外と売れ続けてますが、どこまで伸びるかちょっと分からんです。30億ぐらいと予想してましたが、そこまでは微妙かも? いや、大丈夫かな? ちょっと今後の推移を要チェックです。
 7位:『TOO YOUNG TOO DIE』が30日間で13億ぐらいでしょうか。7/23時点で12.89億だったそうです。
 8位:『ロスト・バケーション』が8位にランクイン。数字が出てないので自信はないけれど、公開土日で0.5億未満だと思う。わたしが観に行ったときは、それなりにお客さんは入ってましたが、まあ、混んでるって程ではなかったです。ランクインするとは思わなかったな。へえ~。今後も頑張ってほしいです。大変面白かったので。
 9位:『アクセル・ワールド』が9位。こちらも数字情報なし。まあ、おそらく同じく0.5億未満ではなかろうか。実はわたしも土曜日に観に行こうとして、朝、劇場のサイトで予約しようとしたら、すでにお昼の回まで完売で観られなかったです。びっくりした。先ほど公式サイトで数えてみたところ、24スクリーンと小規模公開のようで、まあ、熱心なファンの皆さんが駆けつけてくれたんですな。凄いなあ。素晴らしいですね。
  10位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が23日間で、どうだろう、5億まではまだ遠いのかな、4億弱ぐらいと予想します。

 とまあ、そんな週末の興行でありました。 
 ところで、ネタとして毎四半期ごとに、東宝・松竹・東映の決算をチェックしていますが、ご存知の通り東宝と松竹は2月決算なので、3月~5月の第1四半期決算はとっくに公開されています、が、東映がですね、普通に3月決算で、まだ4月~6月の第1四半期決算を開示してないんですよね……まあ、普通は7月末から8月頭の開示なので、もうちょっと待って、開示されたらまたいつのようにまとめてみようと思ってます。
 といっても、東宝も東映も、あんまりおもしろい数字にはなってないと思うのですが、松竹の躍進だけ、数字的に気になってます。 でも、松竹のIR資料は全く味気ない、ほとんどやる気のないものなので、読んでも具体的なことは一切わからない内容ですけどね。その点、東宝の決算資料はちょっと前から劇的にわかりやすくなってます。たぶん、IR担当者が変わったんだろうな。そして、松竹はIR担当者が数十年ずーっとおんなじおっさんがやってんだろうな、とテキトーに想像します。ありゃあひどいというか、まあ、松竹の株を買う気にはならんですな。

 というわけで、結論。
 『ONE PIECE』が予想通りの強さを発揮、一方『ドリー』が数字的には十分凄いけれど、わたしの根拠のない予想よりもだいぶおとなし目で、意外です。そして『ポケモン』はいまのところ「GO」の効果はナシ、だけど、今後急にグイイイとくるかもしれないすね。映画館限定配信があったら、相当ヤバそうですな。ま、あっしにゃあ、かかわりのねえこってすが。以上。
 

 いわゆる「ソリッド・シチュエーション」と呼ばれる映画のジャンルがある。代表的なのは、例えば『SAW』だとか『CUBE』だとか、まあよくあるパターンとしては、気が付くとどこか謎の空間に閉じ込められていて、次々に謎の出来事が起きつつ、何とかその監禁状態から抜け出そうというような映画のことで、要するに状況(Situation)が固く(Solid)閉ざされているというわけで、わたしも、『SAW』を初めて劇場で見たときは、こりゃあ面白いと興奮したものだが、残念ながら劣化コピー的作品(特に続編はアカン)ばかりで、なかなか『SAW』を超える作品には出会わないのだが、それでも、この類の映画は定期的に作られていて、ここ10年以上、たまーに結構面白い作品が生まれるジャンルになっている。例えば、『Deadpool』で大人気のRyan Reynolds氏が主演した『Buried』(日本公開タイトルは「リミット」)なんかは、意外と評価も高く、わたしも結構好きだ。
 たいていの場合、 登場人物が極端に少なく、セットも極小で済むので、製作費も安く上がり、若手の野心ある監督が撮る傾向にもある。なにしろ、アイディア一発で勝負できるのだから、日本でももっと挑戦者がいてもおかしくないのに、あまり日本国内では流行らなかったのが実に残念だ。
 というわけで、今日見てきた映画、『THE SHALLOWS』(邦題:ロスト・バケーション)はジャンルとしてはこの「ソリッド・シチュエーション」ものに入れていいんだろうな、という内容で、こう来たか、と唸らせる見事な作品で、実際わたしは大変楽しめたのである。いやあ、面白かった。

 物語は、もう上記予告のとおりである。海でサーフィンに興じる美女。襲ってくる巨大な鮫。岸まで200mと見えている距離。果たして美女は生きて岸までたどり着けるか。それだけである。それだけなのに、これが非常に面白い。どうやらUS国内でも、それほど高くはないがまあまあの評価のようだ。こういったなかなか打破できない固い状況を描く作品は、当然、どうやってそれをブチ破るか、という作戦が物語のカギとなるわけで、主人公はバカでは勤まらない。今回の主人公は、医学生なので、医療知識もあるし頭も悪くないので、非常に緊張感があって、86分かな、短いけれど最後まで飽きさせないテンションを維持してくれる。その状況と決断については、意外と、この映画は、『SAW』とか『Buried』よりも、『127Hours』の方が近いかもしれない。あの映画は完全に実話ベースで、この映画は完全なフィクションだけれど、主人公の行動力は、実に現実的で、『127Hours』ほどリアルではないけれど、今回の物語はは現実に起こりうる(?)という点で、まさしく女性版『127Hours』といってもいいのではなかろうか。うーん、ちょっと誉めすぎたかな。

 映画的な見どころは……そうだなあ……鮫、かなあ……CGなのかなんなのか、わからないけれど、いや、CG以外にあり得ないか、とにかく鮫のリアルな本物感は、相当凄いです。まあ、さすがのハリウッド・クオリティで、この辺は日本映画では再現不可能だと思う。もう、生きてる本物の鮫にしか見えない恐ろしさですよ。あと、これもCGなんだか、本物なんだかわからないけれど、主人公に付き添う、カモメが1羽、ずっと側にいて、ある意味主人公の精神的なサポートをしてくれるのだが、このカモメも大変にいい芝居(?)をしてくれたと思う。このカモメについて、わたしがくすっと笑ったのが、カモメ=Seagullなわけで、このカモメのことを、Stevenと呼ぶんだな。要するに、Steven Seagallのことなんですが、わかりますよね? カタカナで表記するとスティーブン・セガール氏のことですよ。無敵のコックでおなじみの、あの関西弁バリバリの日本語をしゃべるゴツイおっさんですw あのカモメ……たぶんCGじゃなくて、本物だと思うんだけど、どうなんだろうな……。パンフレットには何も書いてないのでわからんわ。

 それから、やっぱり、この映画の見どころの一つとしてあげなくてはならないのは、主役のBlake Lively嬢のかわいさと美しいBODYと、賢さ、であろうか。彼女は、ちょっと日本のタレントでいうと、スザンヌさんに似ているような気がする。非常にお綺麗で、BODYも大変良いものをお持ちですな。まだ28歳、これからも活躍を祈りたいですな。わたし的には、彼女はDCコミックヒーローの『Green Lantern』や、Ben Affleck監督の『THE TOWN』でのヒロインが印象的ですが、一番かわいらしく魅力的だったのは、Don Winslowの小説を原作とした『SAVAGES』(邦題:「野蛮なやつら」)ですな。あの映画でのBlake嬢は大変良かったと思います。
 で、監督なのだが、なんと、さっき、パンフレットを見て、な、なにー!? とびっくりしたのだが、Jaume Collet-Serra氏じゃないか!! わたし、全然この映画を見に行くときに、監督なんてチェックしてなくて、どうせ若手の、名のある監督じゃあないと思ってたので、今さっき知って驚いた。エンドクレジットをちゃんと見たのに気が付かなかったのが我ながら驚きだ。この監督はですね、かのLiam Neeson氏のアクション映画を3本とってる人で、このBlogで取り上げた作品というと、『RUN ALL NIGHT』なんかもこの監督の作品ですよ。へええ~!? まさか、あの映画を撮った人が、この作品も監督してたんだ。マジ抜かってたわ。チェックが甘すぎました。『RUN ALL IGHT』の記事を書いたとき、「知らない監督だけど名前を覚えておこう」なんて書いたくせに、すっかり忘れてた!! ホントサーセン。なるほどねえ。本作はきっちりまとまっていて、大変良い映画だと思ったら、監督はちゃんと実績のある(は言い過ぎか)人だったんだなあ。なるほど、納得です。そうだったか。

 というわけで、短いけれど結論。
 今、映画館は、『ドリー』やら『ポケモン』から『ワンピース』やらで、大変ちびっこ率が高くなっていますが、本作『THE SHALLOWS』 (邦題:ロスト・バケーション)は完全にちびっこお断りの大人の映画である。そのサバイバルぶりは名作『127Hours』的で、非常にわたしは楽しめました。ちなみに、原題のThe Shallowsって、ええと、浅瀬、のことだよな? なので、邦題は相変わらずセンスゼロだなあとは思うものの、対案が浮かばないので、まあ、どうでもいいやと放置したいと思います。上映時間も短いし、なんか映画でも観に行くか、と思った際の候補としておススメします。以上。

↓ やっぱりこちらは相当ハードというか、この決断はわたしには多分できないと思う。すげえ。
127時間 [Blu-ray]
ジェームズ・フランコ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2012-06-22

 「先月勤め先がなくなった 再就職先など気遣ってくれる口もないではなかったが まあ色々思う所あって 一年間何もせずにいようと決めた」
 こんな出だしから始まる漫画、それが『34歳無職さん』という漫画であり、わたしは(1)巻が出た時から読んでいて、今日(?)発売になった(8)巻でめでたく完結した。
34歳無職さん 8<34歳無職さん> (コミックフラッパー)
いけだたかし
KADOKAWA / メディアファクトリー
2016-07-23

 主人公は女性である。34歳。無職。何もしない毎日をただ追うだけの漫画である。
 だから正直、ヤマ場がない。毎回のオチも実に弱い。おまけに、主人公も、毎日ダラダラしていて、毎日を規則正しく生きているわけでもない。要するに、クソ真面目と周りから言われるわたしが、魅かれる要因はほとんどない、はずなのだが、どういうわけかわたしは、彼女の生き方から目が離せなくなっていたのである。
 それはなぜか、と考えると、やはり、彼女が「真面目だから」であろうと思う。 
 実は最終話まで、結局主人公の名前すら明らかにされなかったのだが、巻を追うにつれて、彼女の謎がいろいろ明かされてくる。どうやらバツイチで、おまけに娘までいるらしいことが明かされたときは非常に驚いた。「勤め先がなくなった」としか説明されていないので、おそらくは会社が倒産した・清算した、ということであり、自分の意思で会社を退職したわけではないようだが、一体なぜ、「何もしないことに決めた」のか。別に、精神を病んだということもなく、心身ともに健康である。離婚がその原因の一つであろうことは間違いないと思うけれど、それ以外は最後まで、一切説明されなかった。ほぼ、投げっぱなしで終わり、である。
  なので、好意的な読者であれば、その余韻を味わいながら、さまざまに感じるものがあるんだろうと思うけれど、わたしはいろいろ不満というか、若干、唖然としてしまった。一体彼女は、何者だったんだろう、と、よくわからないでいる。
 たとえば、わたしがぼんやり考えるのは、「もし彼女の会社がそのまま存続していたら、彼女はどう生きていたのだろう?」ということだ。たぶん、そのまま、なにもなく、つつがなくOLを続けていただろう。そう思うのは、最終(8)巻のラストで、再就職を果たし、「無職さん」でなくなるからだ。
 では、彼女にとって、約1年の無職生活は何だったのだろう。描かれている範囲でいえば、何もない。別に何かをしようともしないし、後に残る具体的なものもない。ちなみに、もちろんというか、男っ気も皆無である。ただただ、毎日を「生きる」姿が描かれるだけだ。
 こうして書けば書くほど、わたしとは対極にある、全く興味を抱かない人物のように思えてくるが、わたしが魅かれたのは、おそらく「何もしないことを決めた」意志の強さだろうと思う。その、意地とも言えそうな「何もしない」ことの徹底さ、そこだけが、実に真面目なのだ。だからわたしは、主人公をそう決意させたものは何なのか、それだけが知りたくて、彼女の毎日に付き合ってきたのだが、結論から言うと、そこは明確には示されない。それは読者自身がいろいろ考えてくれという余地が残るまま、物語は終了した。
 というわけで、正直、わたしはがっかりである。結果論として言えば、その無職生活は彼女に何の変化ももたらさず、何も得るものもないまま、ある意味惰性で再び働きだした、としか言えない。元夫のもとで暮らす娘との関係性も、何も変わらず、ズバリ厳しく言えば、この無職生活の約1年は、完全な無駄だったとさえ言えそうである。
 もちろん、世の「優しい」人々からすれば、それは無駄じゃないのよ、そういう無駄こそが彼女には必要だったのよ、と言うのが現代の優しい世間体だろう。だが、残念ながら私はそういう人間ではないので、そうであるならば、もうすこし、ドラマを描いて欲しかったと思っている。わたしはそういった、優しい風潮には何も思うことがないし、世の中が厳しいことは身にしみてわかっているので、やはりもう少し、2,3の大きな出来事が起きてほしかったのだが、結局は娘との誕生日イベントぐらいしかなかったのは、最終巻まで買って応援していた読者としては、本作のエンディングは、正直、残念だなあとしか思えない。なので、もうこれ以上書くことがない。

 というわけで、もう結論。
 『34歳無職さん』が完結した。ラスト、結局無事に再就職に至る主人公。彼女はこの1年にわたる無職暮らしで得たものは何だったのか。わたしも約8か月の無職生活を経験したことがあるが、まあ、ちょっと甘いだろうな、と思う。現実の世の中は、本当に「無職」には厳しいですよ。ホント、想像してなかったような、世の中の厳しさを味わうことになるんだなあ、というのが、わたしの無職生活で得た教訓であります。わたしのように、全く金に困らなくても、とにかく、世の中は「無職」に冷たいもんですよ。それは、わたしは本当に身に染みました。きっとそのことは、主人公も痛感したことだと思います。以上。

↓ いけだ先生のほかの作品もちょっと読んでみたい、とは思ってる。これはアニメ化されたらしいすね。
ささめきこと 1<ささめきこと> (コミックアライブ)
いけだ たかし
KADOKAWA / メディアファクトリー
2012-12-01

 

 わたしは結構本を読む男の部類に属していると自分でも思うし、周りからも思われている。そんなわたしだが、近年はすっかり電子書籍野郎にトランスフォームしたものの、電子書籍は紙の本より後に発売されることがままあり、そんな時は、軽くチッ、と舌打ちをして、紙の本を買うわけだが、まあ、やっぱり紙の本にも紙の本ならでは、の魅力は当然ありますな。電子書籍最大のメリットは、「本を収納する・保管する・置いておく空間を要しない」ことに尽きると思うが、逆に言うとそれしかない。そして一方紙の本には、電子書籍では味わえない、なんというか、質感? 物体としての存在感? みたいなものがあって、まあやっぱり、ページをめくること自体が楽しく、特に面白い作品を読んでいるときには、ああ、あとこれだけで終わっちゃう……みたいなのもリアルに味わえて、より一層、本を読む楽しみが増す、ような気がする。
 というわけで、おととい買った本をもう読み終わってしまい、読みながら、なんとも終わりまで読むのが惜しいというか、淋しくなっちゃったわたしである。そして、その本とは、これです。
アンマーとぼくら
有川 浩
講談社
2016-07-20

 ご存じ、有川浩先生の最新作『アンマーとぼくら』であります。
 有川先生の作品は、すべて文庫まで待てず、電子まで待てず、出たら即買っているのだが、本作も発売日に神田三省堂本店にて購入した。レジ前ワゴンに陳列されてました。
 有川先生の作品は、いつも、「おてんとうさまに顔向けできないことはしない」という「正直さ」というか「まっとうさ」が根底にあって、登場人物はそういった人なので、読んでいてとても気持ちがいい。真面目に生きることを信条としているわたしには、いつも大変心に響くものがあるわけで、結論から言うと、今回も大変満足、ではある。のだが、今回は……ネタバレは一切しちゃダメ、という気がするので、いつもネタバレ満載の記事を書くわたしとしてはちょっと書きようがなくて困っている。なお、いつもはタイトルに公式Webサイトへのリンクを貼って記事を書いてますが、どうもネタバレの恐れがあるような気がするので、今回はやめておきました。

 今回は、ネタバレなしで言ってもいいかなと思うのは、
 ◆沖縄のお話である。
 ◆30代半ば? の男が、家族を回想するお話である。
 ああ、こりゃイカン。やっぱり何も書けないや。
 なので、わたしとしては、とりあえず、有川先生の作品が好きな人は、今すぐ本屋さんへ行き、本書を買い、むさぼるように読み始めてくれ、としか、もう書けない。帯に書いてあるのだが、有川先生は本作を「現時点での最高傑作です」と堂々と宣言されているわけで、ならば、読まない理由は何一つない、よね。

 なお、本作は、「かりゆし58」というバンドの曲がモチーフとなったそうだが、一つだけ言っておくと、おそらく本書を買うと、その「かりゆし58」なるバンドのチラシが封入されていると思う。だけど、そのチラシを、絶対に読んではダメだ。なぜなら、わたしは、本作のタイトル『アンマーとぼくら』について、
 「アンマーって、なんじゃろか?」
 と思いながら読み始め、ちょっと中断するときに、うっかり、くだんのチラシをしおり代わりに使ってしまったのだが、そこには思いっ切り「アンマー」という沖縄言葉の意味が書いてあったのだ。もう……台無しだよ……と思ったのはわたしだけかもしれないが、これは、作中で意味が分かる時が来るので、正直、その時に知りたかったわ……と強く思ったのであります。もう、マジ勘弁、と思いました。わたしは。なので、封入されている「かりゆし58」のチラシは、見てはいけません。
 なお、これはわたしが興味がないから、というだけの話だと思うけど、ひょっとすると、「かりゆし58」なるバンドを知っている人は、とっくに「アンマー」の意味は知ってるのかもしれないね。まあ、しつこいけれど、本書のタイトルを見て、「?」と思った方は、絶対に「かりゆし58」なるバンドのチラシは読了前には見ることすら避けた方がいいと思います。本作を読み終わった後に、存分にチラシを読んでください。わたしは、全く興味がないので、つい、カッとなって捨てちゃった。八つ当たりしてしまって、ファンのみなさんホントにサーセン。あ、もちろん、インターネッツなる銀河でその言葉の意味を検索してもダメですよ!!
 絶対に、読みながら意味が分かる方が、グッと来ます。これは断言できる。と思う。

  というわけで、今回はわたしにしては全然短いけれど、もうこれ以上は書けないので結論。
 本作『アンマーとぼくら』は、これまでの有川先生の作品とは、ちょっと違う、うまく言えないけど、どこかふわふわした空気感が漂うお話で、わたしは非常に楽しめた。沖縄か……行ったことないんだよな……一度、行っとかないとダメかもな……チャリを輪行して、沖縄を自転車で走るのもアリかもな……なんて思いました。そして、もう老いた母を持つ身としては、やっぱりグッと来るものがありますね。有川先生の作品は、やっぱり発売即購入が正しいと思います。以上。

↓ 沖縄っつーと、わたしが思い出すのは、やっぱりこれっすね。ある意味、『弱虫ペダル』以上の、熱い物語です。ま、今読むと、ちょっといろいろ古いですが、年に1回は読みたくなりますな。最後の『ツール・ド・おきなわ』が超泣ける!!



 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、もはや「ツール・ド・フランス」は、TEAM-SKYのChristopher Froome選手の圧倒的な強さでほぼ勝負は決まり、最後の第3週に入っているわけで、なんかもう興味がなくなりつつあるわけですが、今、熱いのは大相撲名古屋場所なわけで、おととい、わたしの愛する【松鳳山】関がですね、今場所、綱取りへ向けて気合の入っている大関【稀勢の里】関にですね、うっかり空気を読まない勝利を上げてしまい、嬉しいやら、周りの視線が痛いやらでですね、まあ大変なことになっているわけです。いやー、びっくりしたなあ。まさか、【稀勢の里】関に勝っちゃうなんて。超・空気読まない頑張りは、どうせなら横綱【白鳳】関にかまして欲しかった!!! おそらく、全国の相撲ファンの皆さんは、我が愛する【松鳳山】関に、お前何してくれちゃってんだよ――!! と怒号を浴びせたのではないかと心配です。いや、わたしは嬉しかったんですけどね。カッコ良かったぜ!!

 はい。まずは今週の週刊少年チャンピオン2016年34号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:今泉くん、リミッター解除!! ゴールまであと150m!!! の巻。頑張れ俊輔!!
 ■『刃牙道』:「角」を狩る!! の巻。ピクル、ヤバし!!
 ■『囚人リク』:久し振りにリクの顔芸炸裂でオレの腹筋崩壊の巻。もう、まいったっすwww
 ■『少年ラケット』:一方そのころ紫央館では……の巻。
 ■『Gメン』:勝太初めての彼女、になりつつあるコンビニ少女が、引っ越し!? の巻。とてもイイ!
 ■『永遠の一手』:天才プログラマー少女、おじいちゃんの謎を知るの巻。面白い!!
 ■『AIの遺電子』:ヒューマノイドと恋の巻。いいすねえ……面白い。
 ■ 『六道の悪女たち』:六道くんを見つめる真面目少女登場の巻。大変変面白いす。
 ■新連載『あしたもたぶん会いに行く』。なんだこれ、面白いぞ!!
 ■読み切り作品、『アイシテルの視線』は大きな胸に常に視線を感じる女の子のお話。大変良かったです。

  とまあ、今週は、リクの顔芸と、新連載と読み切りが非常に良かった週刊少年チャンピオンでありました。
 
 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、鯉太郎の攻めに、「今回は失敗した……」とあっさり土俵を割りそうな【丈影】が、そうだ、今、全力を出さないで、いつ出すんだよ!! と、はたと気付き、覚醒のスイッチが入ったかのようなところまでが描かれました。もうそのまま負けてくれても良かったのですが、今週は久し振りの巻頭カラーで、目覚めた【丈影】と鯉太郎の熱いバチバチの対決が描かれました。
 まず、鯉太郎のブチかましが炸裂して、土俵を割りそうになる【丈影】ですが、鯉太郎の「テメーはどこ見てんだ」というセリフに、ドクンと胸が高鳴ります。「お前が・・・お前ごときが・・・ナメた口を利くな・・・」と再び火が灯る【丈影】。彼は鯉太郎とバチバチの戦いを演じながら、思います。
 「勘違いするな・・・私はお前と同じ土俵にはいない 気付け・・・お前のその全てをぶつけて削るそのスタイルは・・・たった一番にそこまでしないと勝てないという そのスタイルの選択は・・・決定的な 才能の不足・・・この場でいくら足掻こうが・・・お前に先はない・・・」
 それでも鯉太郎の攻めは止みません。鯉太郎の右張り手が【丈影】の顎にクリーンヒット!! 笑みを漏らす鯉太郎に、【丈影】は「イラつくんだよ・・・お前は・・・」と頭に来た表情です。そこからの攻防は、鯉太郎を圧倒、土俵を見つめる橋くんも「速い・・・」と思わず声に出します。そして、山崎さんは言います。
 「点いたみてーだな・・・」
 そうです。あの常に冷めた【丈影】のハートに、火が点いたのです!! 山崎さんはこう解説します。
 「飛び火したんだよ・・・鮫島が自らに点した火が・・・お前は鮫島に聞いていたな・・・今のスタイルに疑問を感じたことがないのかと・・・お前は鮫島の返答に納得がいかないようだったが やはりそれは「勝つため」なんだよ・・・なぜなら・・・たった一番に躊躇なく全てを賭けられちまう・・・まるで明日など顧みないほどの相撲を取る鮫島に・・・そんな熱にあてられいつしか相手も熱を帯び・・・互いの重なり合う炎は・・・強烈な業火となって土俵を包む・・・そしてそんな相撲となった時の鮫島の勝率は・・・実に100%近くなるからな・・・」
 というわけで、鯉太郎と【丈影】の戦い、クライマックスへ!! というところで今週は終わりました。
 まあ、やっぱり熱い人間の前では、クールな風を装っても、勝てないすからね。やっと火の点いた【丈影】ですが、はたして山崎さんの言う「勝率100%近い」状態の鯉太郎に、格の違いとやらを見せることができるのか。まあ、できないでしょうなあ。しかし鯉太郎の戦いは先が見えてきたものの、この八日目中日は、空流部屋としては【松明】も勝ち越しがかかる一番ですし、【白水】さんも結びの一番で横綱【泡影】との取り組みが控えているわけで、そちらも大変気になりますね。空流の関取衆の戦いからは目が離せませんな。
  というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱【泡影】と同期入門
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる。
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。モンゴル人。
 
 というわけで、結論。
 今週は、やっと火の点いた【丈影】と、笑みを漏らしながら戦う鯉太郎の戦いのクライマックスへ向けた押し相撲合戦が描かれましたが、どうやらあと2週ぐらいで勝負はつきそうです。まあ、平幕六枚目の鯉太郎が横綱と戦うには、もう少し白星が増えてからということで、まだまだその前に三役力士たちと戦うことになるので、まだ先は長いですな。大変楽しみです。以上。

↓ しつこいけれど、マジで買わなきゃだめですよ。

 

 今日は全く書くネタがないので、ちょっと夏過ぎまでの自分用予定メモをまとめておこうと思った。ここ数年、病的に記憶力が低下しているので、どっかにメモっておかないと、ホントに忘れちゃうんだよなあ……。

 【映画観たいものリスト】
 7/22(金)公開:『トランポ ハリウッドに最も嫌われた男
 →予告は面白そうだった。けど劇場数が少なくて見逃す可能性大……。
 7/22(金)公開:『ヤング・アダルト・ニューヨーク』 
 →予告はAmanda Syfiedちゃんが可愛かった。これも見逃す危険性大……。 
 7/23(土)公開:『アクセル・ワールド
 →仕事上観ないとダメかも……。どうすっかなあ……。
 7/23(土)公開:『ロスト・バケーション
 →わたしの趣味的にはジャストミート。これは観たいが……行けるか? 
 7/30(土)公開:『ターザン:REBORN
 →絶対観る。ムビチケ購入済み。
 8/5(土)公開:『ニュースの真相
 →観たい!! Cate様が美しい……!! けど劇場数が少ない……見逃しそう……。
 8/11(木)公開:『X-MEN:アポカリプス
  →絶対観る。ムビチケ購入済み。
 8/11(木)公開:『ジャングル・ブック
 →……観といた方がいいんでしょうなあ……あまり気乗りしないが……。
 8/19(金)公開:『ゴーストバスターズ』
 →……観といた方がいいんでしょうなあ……あまり気乗りしないが……。
 9/1(木)公開:『グランド・イリュージョン2
 →観たい。ファーストデー公開。ムビチケ買わなくて良い。
 
 【書籍・買うべしリスト】 
 7/20(水):有川浩/著『アンマーとぼくら』 
 →今日発売だ!! 帰りに本屋に寄るのを忘れんなよ、オレ!! マジ忘れそう……。
アンマーとぼくら
有川 浩
講談社
2016-07-20

 7/22(金): マーク・グリーニー/著『暗殺者の反撃 上/下
 →早川書房様……どうか電子も同時発売してください……超楽しみです!!
暗殺者の反撃〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)
マーク・グリーニー
早川書房
2016-07-22

 7/23(土):いけだたかし/著『34歳無職さん(8)』 
 →間違いなく電子でも同時発売。BOOK☆WALKERチェック済み。これで完結だっけ。
34歳無職さん 8<34歳無職さん> (コミックフラッパー)
いけだたかし
KADOKAWA / メディアファクトリー
2016-07-23

 7/19(火):荒木飛呂彦/著『ジョジョリオン(13)』
 →電子は1か月後!! 忘れんなよオレ!!

 7/28(木):マリア・V・スナイダー/著『最果てのイレーナ
 →以前読んだ『毒見師イレーナ』のシリーズ。買うか? どうしよう……。
最果てのイレーナ (ハーパーBOOKS)
マリア・V スナイダー
ハーパーコリンズ・ジャパン
2016-07-28

 8/5(金) 湊かなえ/著『山女日記』
 →ずっと読みたかった。とうとう文庫化、わーい! 湊先生は何気に山女だそうで。
山女日記
湊 かなえ
幻冬舎
2014-07-10

 8/?? スティーヴン・キング/著『ミスター・メルセデス』
 →とにかく早く読みたい!! 文春よ、分かってるよな!? 8月中によろしく!!
 ※2016/07/22追記:文春の公式Webサイトキタ――――――!!!
 それによると、発売日は8/22(月)だそうです。偉いぞ文春!!
 わたしは即、Googleカレンダーに登録しました。これで忘れないぞ!!!


 【宝塚ほか演劇系】
 8月下旬:月組公演『NOBUNAGA』@東京宝塚劇場
 →チケット確保済み。まさきちゃん退団公演。楽しみだけど、淋しい……。

 9/中~10/上:宙組公演『エリザベート』@東京宝塚劇場
 →チケット未確定。みりおんシシィに期待!! もちろん、黒髪まぁさまも!!

 10月上旬:ミュージカル『バイオハザード』@赤坂ACTシアター
 →チケット確保済み。ちえちゃんのアクション&歌に期待!!

 そのほか、行きたい演劇関係
 『るつぼ』@Bunkamura
 →Broadwayでも上演が終わったばかりの、Arther Millerの名作戯曲
 →NYではSaorise Ronanちゃん、日本では黒木華ちゃん出演。
 →今なら、まだチケットは取れる。いい席はもうとっくにないけど……どうすっか。
 →ド平日に行っちまうか? 悩み中……。今週中に結論を出せ、オレ!!

 ミュージカル『狸御殿
 →今ならまだチケット買える。いい席はとっくにないけど。
 →宮本亜門演出、キャストもいい、くそう……行くべき?
 →ド平日に行っちまうか? 悩み中……。今週中に結論を出せ、オレ!!
 
 【旅】
 ・そろそろ旅に出たい。
 ・国内なら北海道で決まり。
 ・できれば、そのとき、札幌に寄って、四季の『ウィキッド』を観に行くこと!!
 ・今までに登った北海道の山は、利尻岳、羅臼岳、大雪縦走(旭岳→黒岳)
  →どれか、もう一度登りたい。どれも6時間~8時間、日の出~昼すぎで楽勝。
 ・第一候補は、旭川&大雪かなあ? それとも別なとこにする?
  →日程未確定。9月かなあ……どうすっか……。さっさと決めよう。
 
 というわけで、今日の結論。
 さっさと決めろ、オレ!! グズグズしてる意味が分からんわ!! 以上。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。が、昨日は祝日なので火曜日の更新です。
 先週はわたしは『ブルックリン』を観て来ましたが、非常に面白かったです。上映劇場が少ないので、まったくランキングに現れませんが、大変素晴らしい作品でした。ので、超おススメです。
 で。この週末は、とうとう公開になった『ドリー』と『ポケモン』がガチでぶつかったわけですが、その数字をみて、わたしはホントびっくりしたというか、如何にわたしの予想がテキトーか、思い知りました。いや、まさかこんな数字とは……と、なんというかがっかりな数字だったわけです。もうさっさと本題に入ろ。
 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。

 1位:『ファインディング・ドリー』が予想通り1位、なのは当然として、公開土日2日間の興収は、7.45億だったそうです。わたしは全然根拠なく、10億超えるスタートを切るでしょう、と先週・先々週書いたわけですが、まるで届かない数字で、わたしはちょっとびっくりしました。これって、強いて解釈すると、要するに告知が行き届いてないってことなんだろうと思う。『ズートピア』が、週を追うごとに数字が上がっていったように、今の日本において、映画の情報は人々の優先順では下の方なんだろうと思う。だからだんだん売れるというような現象が起きるんじゃなかろうか? この映画が最終的に100億行かなかったら、ホントびっくりだけれど、結局、『ズートピア』のように、毎週毎週積み上げていくんでしょうな。いやしかし、10億に届かないスタートとは驚いた。ちなみに、7.45億スタートという初動成績は、『アナ雪』よりちょっと下、ぐらいです。ま、100億超えるのは間違いないと思う。またしても根拠はありませんが。
 2位:『HiGH & LOW THE MOVIE』が公開土日で4.27億稼いで2位。これも私としてはちょっと驚き。いやー、本当にすごいなあ。松竹はこのところ絶好調ですね。おめでとうございます。ま、おっさん的にはほぼ興味なしです。
 3位:『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ポルケニオンと機巧のマギアナ』が公開土日で3.23億だったそうで、ここ数年、どんどん数字が悪くなっています。去年の84.3%ってところでしょうか。今や世界で大ヒット中の「ポケモンGO」ですが、日本ではもう、妖怪ウォッチにシフトしつつあるんすかね……。しかし、日本で「ポケモンGO」の配信が始まったら、まあ大変なことになりそうですな。あっしにゃあ、かかわりのねえこってすが。
 4位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が9日間で15億近くまで稼いでいる模様。たぶん13億後半~14億後半ぐらいと見積もる。さすがの認知度なのでしょうか。最終的に30億に届くかどうかぐらいは行きそうな気配です。
 5位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから15日間合計で16億~17億ぐらいだろうか? まあ順調、といっていいとは思うけれど、前作には及ばない感じだと思います。
 6位:『TOO YOUNG TOO DIE』が23日間で11~12億あたりだと思う。7/13の段階で10億は超えていたらしいので。
 7位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が16日間で3億弱ってところでしょうか。まあ、大体例年通りですな。
 8位:『植物図鑑』が44日合計で20億は超えたのではなかろうか!? 超えてるといいな。たぶん大丈夫だと思う。あ、7/13時点で20億を超えたって、公式Tweetで書かれてますね。やった!! 良かったね~!! いやあ、これは本当に大したものというか、素晴らしい成績だと思います。松竹も嬉しいだろうな。良かったすね、ホントに。
 9位:『貞子VS伽椰子』が30日間合計でまだ9億に届いたかどうかぐらいと予想します。これは10億に届くかどうか超・微妙すね……もうチョイ頑張ってほしいのだが……。
  10位:『64―ロクヨン―後編』が37日間合計で16~17億あたりだろうか? そろそろ上映も終わりでしょうか。2部作モノは最近結構キビシイ興行になってますが、かなり頑張ったと思います。

 というわけで、この週末の興行は、1位から3位に新作が入って、その下に先週の1位から8位が入る、ただし『ズートピア』を除く、みたいな感じになりました。その『ズートピア』は、どうやら金曜日でピシャッと上映終了したようなので、この週末ランキングには入ってません。この、なんというか、上映してたら間違いなくランクインしてたと思うけど、未練なしでのぶった切りはある意味凄いすね。たぶん、最終的には75億を突破したのは確実なので、今のところの今年のナンバーワン、になるのかな。2位は、今のところ『名探偵コナン』になるのかな。最終的に62.5億ぐらいいたいですね。すっげえなあ、ホントに。

 というわけで、結論。
 今週、絶対に1位は『ドリー』だと思っていたし、実際そうなったけれど、興行数値としてはわたしのテキトー予想を大きく下回る、7.45億スタートとなりました。絶対10億を超えると思ってたのに……ま、夏休みはこれからが本番なんすかね。最終的に100億を超える、という予想はまだひっこめないでおきます。7月中に30億は軽く超ええると見た。いや、それは当たり前か? いや、どうだろう? とにかく最終的に100億超えなきゃおかしいと思います。根拠はありませんが。以上。

 昨日おとといと、ふと思いついて、PC2台をWindows10にアップグレードしてみた。
 とりあえず特に理由はないのだが、「今月中は無料」という言葉に負けたというか、もう、そろそろやっとくか、と思った次第である。
 実のところ、わたしはもう数か月前に、愛用のノートパソコンをWin10にアップグレードして、いろいろいじってみてテスト済みであった。結論としては、そんなに変わらないけれど、いくつかうっとおしい点もあり、まあ微妙かなあ、ぐらいの意見しかなかったのだが、目立った不都合もないので、実に普通に使えていた。
 というわけで、おとといの夜は自宅のメインPCを、そして昨日の朝は会社のマシンをそれぞれWindows10にアップグレードしてみたわけである。
 まず、自宅のPCだが、もうけっこう古いので、スペック的にはこんな感じである。
 CPU:i7-3820 3.60GHz
 メモリ:4GB ※ホントは16GBなのに、SIMMソケットがイカれて4GBしか認識しなくなった
 元OS:Windows7-Pro
 グラフィック:GeForce GTX-560
 プライマリ:120GB-SSD
 セカンダリHDD:500GB SATA3
 こいつにWindows10アップグレードを施してみたところ、だいたい30分ほどで終了。全く問題なく動作しているし、動かなくなったアプリケーションもない。ハードウェア的にも、動作しなくなってしまったものもなく、結論から言うと問題なし、であった。
 で、問題は会社のマシンである。会社の方は、動かなくなると大変困る業務用アプリケーションがいくつかあるのだ。一般的なMS-OFFICEやAdobe CCの各ソフトはもうちゃんと動くことを確認済みなのだが、会社の方だけで使っている会計ソフト、e-TAX、それからブラウザ上だがネットバンキングも動かないと困る。
 で、マシンスペックとしてはこんな感じである。
 CPU:i7-4790 3.60GHz
 メモリ:16GB
 元OS:Windows8.1 Pro
 グラフィック:GeForce GTX-750Ti
 プライマリ:120GB-SSD
 セカンダリHDD:500GB SATA3 
 というわけで、自宅のマシンのCPUとグラフィックが新しくなってるぐらいの違いしかない。 
 そして、会計ソフトなど、重要な仕事に使うソフトも、Win10対応であることが確認できたので、オラアッ!! と気合一発、Windows10へのアップグレードを実行した。結果、こちらは30分かからないぐらいで完了し、全く問題なくそれぞれのソフトが動くことも確認できた。よし、これでOK、というわけで、とりあえずは一安心、である。
 
 で。実のところ、想像よりもごくあっさり終了し、懸案のアプリケーションソフトの動作もまるで問題なく、実際、アップグレードしない理由はなかったというのが結論なのだが、まあ、人によっては動かなくなるものもあるだろうから、そこは自己責任でお願いしたい。実際、ゲームの大好きなYくんは、ゲームによっては動かないものもあるらしくて、まだ躊躇しているそうだ。まあ、少なくともビジネスユースでは問題ないけれど、逆にビジネスでも、馬鹿みたいに大金を突っ込んで構築した「システム」なるものを動かしている会社では、すぐの対応は難しいかもしれないですな。どうせグズグズしてるだけなのは間違いないですが、たぶん、会社のシステム担当部署から、「絶対アップグレードしないでください」とお触れが出てることでしょうから、やめといたほうがいいでしょうな。
 なお、わたしがWindows10 Proにアップグレードして、これは……ちょっとウザいな……と思ったのは、以下の点についてである。これはまあ、きっと誰でもウザいだろうな、と思う。
 1)Cortana
 ある意味、Windows10の目玉かもしれないけれど、ま、残念ながら一生使わないだろうな。このCortanaとは、要するにGoogleの検索窓的なものであり、あるいはSiri的なものであり、スケジュールの統合管理など実はもっといろいろ機能はあるようだが、使う人っているのかね? ちなみに、使わない方は、「タスクバーからピン留めを外す」でいいと思います。
 2)Microsoft-Edge
 これは、まあ要するにWebブラウザなのだが、もはやわたしはChromeを使っているので、こちらも使うことはないでしょうな。これも 「タスクバーからピン留めを外す」で。
 ただし、Webサービスのいくつかは、Internet Exploreを未だに指定するものもあって、このEdgeで代用すればいいのかというと、これまたそうもいかず、IEを別途使用する必要がある。わたしの場合、インターネットバンキングは、実際のところChromeでも動くものが多いのだが、仕事で使っている法人口座の方は、電子認証なんかもあるので、安全をとってきちんとIEを使うことにしている。Win10でIEを使うには、【スタート】→【すべてのアプリ】→【Windowsアクセサリ】とクリックしていくと、IEがいるので、右クリックで【その他】→【タスクバーにピン留めする】にしておけばいいと思う。若干ウザいすな。
 3)MS-IME
 どうもよくわからないのだが、自宅マシンは、ほとんどデフォルトになってしまったけれど、会社マシンは意外とちゃんと設定を引き継いでいて、何が違っていたのか良くわからない。ので、自宅マシンのようにデフォルト設定に戻っちゃった場合は、好みの設定をまた自分でやるしかないみたい。ま、しょうがないか。この辺はよくわからない。
 4)ファイルの関連付け
 アップグレードしたときに、メディアファイル系の関連付けをちゃんとやっておかないと、好みのアプリとの関連付けは当然パーになり、Windows10標準のアプリに関連付けが直されちゃう。ま、これもしょうがないといえばしょうがないけど、逆に、いろいろ元のPCの関連付けを踏襲してくれる部分もあって、そこは親切だと思った。たとえば、わたしの場合、txtファイルはテキストエディターに関連付けしているわけだが、 ちゃんとそのままで、Windows標準の「メモ帳」に書き換えられてはいなかったのは偉いと思った。あと、右クリックでの「送る」(Send to)も、以前のままきちんと保持されているのも気が利いて好感が持てた。
 ちなみに、ファイルの関連付けは、【スタート】→【設定】→【システム】→【既定のアプリ】→【ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ】で設定するか、エクスプローラーでそのファイルを右クリックして、【プログラムから開く】→【別のプログラムを選択】で実行ファイルを指定しても行けると思う。ただ、わたしはMS-OFFICEを2003と2013を使い分けているのだが、この切り替えは何度やってもうまくいかなかった。どうもこれはレジストリをいじる必要があるらしくて、もうあきらめた。

 というわけで、ごくあっさり無事終了、なわけだが、世の中にはとにかく文句を言わないと気が済まない人が多いようで、Microsoftはいろいろな批判を受けている。OSのVersionUp、更新はもはや避けられないもので、どれだけユーザーの負担を軽くしようとしても、「めんどくさい」という人が多いのは、実によくわからない世界だ。まあ、クソ古いPCをずっと使っている人も良くわからないが、よほど古いマシンでない限り、今回のWin10は全然問題ないのではなかろうか。ウザくとも、仕方ないことなので、わたしはせっせと更新したわけだが、更新せずに放っておいて、自身のPCが脅威にさらされても、まあ今回ここまでしつこく更新をお知らせしたのだから、あとはもう、Microsoftとしては知ったことか、でしょうな。
 そして、株式会社林檎製のファッキントッシュをご利用の方は、ますますもってわたしには理解しがたい。もう、Macでしかできないことなんて皆無なのに。ビジネスの世界は完全にWindowsの世界である。仕事でWindows-PCを使う人が、自宅でMacを使う意味って、なんなんだろう? さっぱりわからない。なんかあるのかな、特別な意味が。ま、どうでもいいけど。

  というわけで、結論。
 Windows10へのアップグレードは、とりあえずわたしは何の問題もなし、である。 正直今までとあまり変わらないけれど、なんか新しさ感があって、快適です。わたしがイラッとしたのは、最初にテストでアップグレードしたノートPCで、スライドパットにちょっと手が触れてしまったときに、デスクトップ上のアイコンサイズが小さくなったり大きくなったりしちゃったことぐらいかな。デスクトップPCでは全然問題なしです、はい。なので、迷ってる方は、もう、YOU、やっちゃいなよ、と無責任におススメします。ま、どうなってもわたしは責任は取りません。以上。

↓ だいぶ安くなってきたので、そろそろ買っちまおうかな……という気がしてきた。電子書籍端末として使っているNexus9がもう、どうにも容量がいっぱいなので……。

 おとといの夜、そう言えば、わたしの愛する電子書籍販売サイト「BOOK☆WALKER」から、40倍コインバックフェア開催中!! という内容の告知メールが来ていたっけ、と思い、今月はもう結構買っちゃったからなあ、どうしようかしらん? と、サイトを眺めていたところ、元部下のYくんから、SKYPEメッセージがポロリ~ンと来た。
 Yくん:「ビームコミックスの地底旅行が懐かしいやら、よくかけているやらで」
 わたし:「ジュール・ベルヌですか?」
 Yくん:「YES」
 わたし:「おっと!」
 Yくん:「http://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_EB01000017010000_68/
 わたし:「いつぐらいだったかなぁ・・・だいぶ読んだね。」
 わたし:「おお、これはいい絵ですね」
 わたし:「でも、あえて「海底」じゃなくて「地底」なのが渋いすなw」
 Yくん:「ですよね!」
 わたし:「ふつうはネモ船長だろうに・・・w」
 Yくん:「「80日」でも「海底」でもないという・・・」

 というわけで、よっしゃ、購入しましょう、とその場で買った漫画が本日のネタである。
地底旅行 1 (ビームコミックス)
倉薗 紀彦
KADOKAWA/エンターブレイン
2016-03-25

 タイトルからわかる通り、かのJules Verneの小説、『地底旅行』のコミカライズ作品である。
 ホント、なぜ今、Verneなのか、さっぱりわからないし、なんでまた、『海底2万里』ではなく『地底旅行』を漫画化しようと思ったのか、まったくその意図は理解できないが、驚くほどクオリティの高い漫画で、これは大変、これから先が期待できそうだ。まあ、まずは試し読みを読んでもらった方がいいかな。上記の、わたしとYくんの会話で出てくるURLに、サイトをリンクしておいたので、そちらをクリックすれば、第1話54ページが読めるので、気になった方はぜひ、まずはその第1話を読んでみていただきたい。

 今、本棚を漁ったのだが、探してみても確かに持っていたはずのVerneの作品群が見当たらないので、原作小説との比較はしていないけれど、冒頭の謎の「ルーン文字」のくだりは、確かに原作小説もこんなだったなあ、と懐かしく読んだ。 漫画としての力量も大変高く、まだ(1)巻なのであまり物語は進まないといってもいいと思うけれど、非常に読み応えのある作品に仕上がっている。
 物語はもう、今更説明する必要はないだろう。時は1863年。19世紀半ばのドイツから物語は始まる。リーデンブロック教授が入手した古文書に挟まれていた、16世紀の錬金術師サクヌッセンムのメモ。その暗号を甥のアクセルとともに解読し、「アイスランドの火山から地球の中心へ降りていくことができる」ことを知ったリーデンブロック教授と甥のアクセルの冒険のお話である。ま、Disneyの「センター・オブ・ジ・アース」の原作と言ったほうが、わかる人は多いのかな。何回か映画にもなってるしね。
 というわけで、大変おなじみの物語を、とても「今っぽい」絵柄で描くこの作品は、売れているのかわからないけど、その題材選択としい、非常に応援したくなる漫画であった。なにより、面白いし、絵も非常に好感が持てる。「今っぽい」といっても、ありがちな、萌え系とは全く違う、極めて高い実力のもとに描かれた、王道の漫画だ。
 作者の倉薗紀彦先生は、正直その名を見ても、知らない作家だなあ、と思っていたのだが、調べたら、わたしとしては久しぶりの再会で、以前、「コミック電撃大王」において『三島凛は信じない』という作品を連載していた方だった。なんだ、『三島』を描いた方だったのか、と知って、倉薗先生の名前を忘れていたのはたいへん恥ずかしいというか、ホント申し訳ありませんでした。ちなみに、『三島』も大変面白かったです。

 しかし、つくづく思うのは、現代日本の漫画事情である。
 普通、漫画は、どこかの「コミック雑誌」に連載されて、のちに単行本となって発売、というのが、ひとつのビジネスモデルとなっている。「週刊少年ジャンプ」のように、数百万部発行している雑誌なら事情は違うかもしれないけれど、ほぼ全ての「コミック雑誌」は、それ単体で見れば赤字だし、単行本の稼ぎでその赤字を帳消しにするのが、まあ普通だと思う。
 で、本作、『地底旅行』の場合は、連載誌(? 実際に連載されているのを見ていないので良く知らない)である「月刊コミックビーム」は、おそらくまったく売れていない状態なので、まあ普通の本屋さんでももはや見かけることが少ないのが現実だ。確実に、雑誌単体では赤字であろう。なので、『地底旅行』をはじめとする連載漫画の単行本が売れないと困ってしまうのだが、果たして大丈夫なのか、余計なお世話の心配が募る。
 なぜそんな心配をするかと言えば、売れてくれないと「続きが読めない」からだ。
 で。
 今作のような質の高い漫画が世に知られる機会は、もはや非常に少ないと思うが、今は出版している版元が運営するWebコミックのサイトでも公開しているので、一応はそちらでも読める。
 たいていのWebコミックサイトは、紙の本が出版された後は、その部分の公開をやめてしまうのが常だが、この作品も、現在はWebで読めるのは第1話だけになっている。それはまったく構わないけれど、もうコミック雑誌は完全にビジネスとして成り立つものでないのは前述の通りなので、それならいっそ、電子でもう少し公開幅を広げて、Web上のプロモーションを本気でやればいいのになー、と他人事ながら思ってしまうわけである。
 ええと、何が言いたいかと言うとですね、本作は大変クオリティが高く、面白い(まだ序盤なので「面白くなりそう」と言っておいた方がいいかも)のに、全然世に知られてなくて、売れてなかったら残念だなあ、ということです。電子でやればいいじゃん、という事を書いたけど、もちろんそれもそう簡単なことではなく、広大なインターネッツという銀河において知らしめる方が、より難しいのかもしれない。もちろん、積極的に面白い漫画を欲して探している人の目には止まるだろう、そして、そんな人々にとっては、そりゃあ全く売れていない紙の雑誌での連載よりも、Webで公開している方が目に留まりやすいとは思う。しかし、それでもインターネッツなる銀河は広大なわけで……妙案はないんすかねえ。

 というわけで、もう結論。
 倉薗紀彦氏による『地底旅行』は大変クオリティが高く、おススメです。が、まだ物語が序盤の序盤なので、今のところは、あくまでJules Verneの小説、『地底旅行』を読んだことのある人、向けかも。最後まで描き切ってほしいですな。これからずっと応援したいと思います。しかし、こういった、世界の名著的な小説をコミカライズするって、絶対アリですよ。わたしとしては、たとえば日本で大変人気のある(あった、というべき?)、Hermann Hesseの作品なんて、女子向けに本気のクオリティでコミカライズしたらウケると思うんですが、いかがでしょう? 以上。

↓ そうか、まだパブリックドメインになってないからダメか。これなんて絶対少女漫画向けだと思うのだが……。
デミアン (岩波文庫 赤435-5)
ヘルマン・ヘッセ
岩波書店
1959-04-05
 

 以前、わたしが敬愛する、とある女性の作家先生とメシを食っているとき、こんな話を聞いた。
 「男と女の恋愛に対する想いの違いを教えてあげる。女はね、【上書き保存】なの。そして男は【名前をつけて保存】するわけよ。分かるでしょ? 女はどんどん上書きして、心の中にはひとつの最新Verしか持ってないのよ。でも、男は、過去の恋愛をひとつずつご丁寧に取っておくでしょ。おまけに、たまに眺めてはその思いにふけって、ちょこちょこ勝手に修正して美化するもんだから、女はイラッとするわけ」 
 こんな話をしたのは、わたしが『母と暮せば』を観て大いに感動したと興奮しながら話していた時だったと思う。確か、「オレが死んだら、そりゃあ恋人には幸せになってもらいたいけど、でも、完璧忘れられるのも淋しいすねえ……」、なんてことを話しているときだったと思う。その先生は、ズバリ「ああ、そりゃあダメよ、女は忘れる生き物よ」みたいな話から、上記のことをわたしに話してくれたのだが、 わたしはこれを聞いて、なるほど、確かに、超思いあたるっすね、みたいなことを返したと思う。実に、頷けてしまったわたしだが、果たして世の女性たちも、そんなの当たり前だと肯定するのだろうか。
 というわけで、おとといの14日(木)の夕方、そろそろ定時になろうとしているときに、おっと、そういや今日は14日、トーフォーの日で映画が安く観られる日じゃねえか、と気がつき、帰りにぶらりと日比谷シャンテに映画を観に行ったわたしである。
 観た作品は、『BROOKLYN』。今年のアカデミー賞で、主演のSaoirse Ronanちゃんが主演女優賞にノミネートされた作品で、作品賞と脚色賞にもノミネートされた作品であり、わたしもずっと見たいと思っていたのだが、やっと日本でも公開になったものの、公開規模が小さく、こりゃあWOWOW待ちかな……と劇場へ行くことをあきらめかけていたのだが、トーフォーの日だし、ちょうど時間もぴったり合う、というわけで観てきたわけである。そして結論から言うと、大変素晴らしかった。実にいい作品で、全女性に強くお勧めしたいと思う。

 上記予告にある通り、US本国でも非常に評価は高く、わたしの評価も高かったのでお勧めしたい映画なのだが、まずは物語を簡単に説明してみよう。まあ、大きな流れは、予告編の通りである、が、もっと密度が高くて、もっともっと面白かった。
 舞台は1950年代。アイルランドの片田舎に住む主人公・エイリッシュは、優しく美しいお姉ちゃんのローズと、お母さんの3人暮らし。父は既に亡く、エイリッシュは、恐ろしくいや~なクソバアアの経営する雑貨屋で日曜だけ勤務するパート暮らしである。何故賢い彼女がそんなパートをやっているかというと、ズバリ当時のアイルランドには仕事がないためだ。お姉ちゃんはとある工場(?)で会計士としてきっちり働いていて、二人の仲はとてもいい。そんなエイリッシュに、お姉ちゃんが懇意にしているNY在住の牧師のコネで、NYで働き、NYに住むというチャンスが訪れる。母やお姉ちゃんと別れるのは本当に悲しいけれど、嫌味で悪意に満ちたクソババアのもとで働くよりずっといい。というわけで、エイリッシュは一大決心の元、NYへ旅立つ――というのが物語の始まりである。このお姉ちゃんとの関係がとても美しくて、船で出発するエイリッシュを見送るシーンでわたしは早くも泣きそうである。泣いてないけど。
 旅客機なんてない当時、もちろんのことながら船旅である。しかし慣れない彼女は思いっきり船酔いして、まあ大変な目に遭う。そこで出会う、洗練された女性がとてもいい。ちょっと世間慣れして浮ついた風でいて、実はとても面倒見が良くて、エイリッシュにいろいろアドバイスし、何とか船旅もマシなものになっていく。入管審査では、おどおどしたりしてはダメ、毅然とするのよ。咳は絶対にしちゃあだめ。隔離されて送還されるわ。なんて、いろいろ教えてくれる、「大人の女性」。この女性はその後一切物語に登場しないのだが、観ているわたしに非常に強い印象を残してくれたし、エイリッシュの心にも強く残ることになる。
 そしてようやく着いたNY、BROOKLYN。慣れない環境や仕事に、あっさりホームシックにかかり、すっかり笑顔が消えてしまうエイリッシュ。お姉ちゃんからの手紙にうえ~~んと泣いちゃう姿に、わたしはまたも一緒に泣きたくなったよ。悲しいつーか、エイリッシュの表情は、もう全世界の男ならば放っておけないものを感じるはずだ。しかし、それでも、4人の先輩同居人や寮母さん的な(?)おばちゃんたちは(女子たちはちょっと意地悪だったり、寮母さんも若干おっかないけれど)、根はとてもいい人たちだし、NYでの仕事を紹介してくれた牧師さんも大変善良で、学費を出してあげるから、ブルックリン大学の夜間コースで簿記の勉強してみたらどう? なんて、多くの人の善意に支えられて、エイリッシュも何とか頑張っていく。エイリッシュも、非常にド真面目な女の子なので、実に応援したくなる健気さだ。
 で。エイリッシュは、あるときから急に明るく元気になる。
 分かりますよね。恋ですよ、恋!
 寮母さん公認のダンスパーティーで知り合った、イタリアから移民でやってきた若者、トニーとの出会いがエイリッシュに再び笑顔を取り戻させるわけですな。そしてまたトニーもイイ奴なんですよ。エイリッシュの学校が終わる時間には頼んでないのに迎えに来てくれるような優しい奴で、そりゃあもちろん下心もあるんだろうけれど、一切そんな風は見せず、実に紳士的で、健全なお付き合いが始まる。そんなエイリッシュの変化を、職場(デパートの店員さん)のちょっと怖い主任的なお姉さんも、好意的に捕らえてくれて、実はかなりいい人だったことも描かれる。
 そんな風にして、エイリッシュのNY、BROOKLYN生活は徐々に彩りを取り戻していく。二人で海水浴に行くデートなんて、非常にほほえましくて良かったし、その水着選びも、職場の主任のお姉さんが張り切っていろいろ手伝ってくれたり、あるいは初めてトニーの家に行って家族と食事することになったときも、寮の女子たちが皆で、イタリア料理はこうやって食べるのよ、とパスタを食う練習まで付き合ってくれたりして、もう観ているわたしとしては、完全に田舎から上京した娘が東京で頑張っているさまを観ているようで、嬉しくて、ほほえましくて、大変もうニヤニヤしながら観ていたと思う。完全に変態ですが、暗いから誰にも見られてないと思うので大丈夫だったと思います。
 しかし――故郷のアイルランドから、突然の悲報がエイリッシュにもたらされる。ネタバレすぎるので何が起こるかは書かないで置くけれど、ネタバレを心配するにはもう手遅れかな。とにかく、その悲報で、一時アイルランドに戻るエイリッシュ。そして、そこで出会ったイケメンに、次第に心引かれていくわけで、端的に言えば、アイルランドに残るか、NYへ戻るか、という人生の岐路に立ってしまうわけだ。
 物語がこういう展開となったとき、わたしが観ながらずっと考えていたことが、冒頭に書いた「男と女の恋愛に対する想いの違い」だ。そうだ、女は「上書き保存」だった、と観ながらわたしは思い出したのである。なので、NYのイタリア男、トニーは振られちゃうのか? あんないい奴なのに? マジかよ……? やっぱり女は常に「最新Verの恋」ただひとつなのか……? と、もうなんだかわたし自身が振られた気分がして、ずーーんとしょんぼりである。
 最終的に、エイリッシュが採った決断は、書かないでおく。どちらを選んだかは、劇場で確認してください。ただ、彼女の決断が、とある外的要因によるものであったのではないか、ということには、わたし的にどうにもまだ整理できていない。もし、あのイヤな出来事がなければ、選択は変わっていたのだろうか? それは彼女にも、二人の男にもまったく関係のない出来事で、冒頭に出てきた故郷の嫌味なクソババアの悪意が彼女の決断に影響を及ぼしたのは間違いないのではないかと思うのだが、どうなんだろうか?
 というわけで、お願いです。わたしの周りの女性の皆さん。どうかこの映画を観に行って、女性の視点からの意見をお聞かせいただきたい。はたしてエイリッシュの決断は、女性から見たらどうなのか。その点は、おっさんのわたしには、どうしても、やっぱり分からんのです。いい悪いの問題じゃなくて。こういうものなんでしょうか、女心というものは。それが分からんから、わたしはモテないわけですか、なるほど。納得……したくねえなあ……。

 さて、物語の説明は以上である。
 とにかく、本作は、主役のSaoirse Ronanちゃんが抜群にイイ!! しょんぼり顔愛好家のわたしにはたまらないし、非常に繊細で、可愛らしくも美しく、わたしとしては最高級に褒め称えたい。彼女は、13歳でアカデミー助演女優賞にノミネートされた『Atnement』(邦題;「つぐない」日本では2008年公開)で世界的に有名になった女優だが、実はわたしがSaoriseちゃんを初めて観たのは、2009年公開の『The Lovely Bones』(邦題「ラブリー・ボーン」)だ。映画としては、タイトルからは想像できないほど重苦しい、キツイ映画だけれど、あの映画でわたしは、なんて綺麗な目をした女の子なんだ、と非常に驚いた。調べてすぐに、ああ、この娘がちょっと前に13歳でオスカーノミニーになった娘か、と知ったわけで、以来、Saoriseちゃんはずっと注目している。とにかく目が綺麗。吸い込まれそうな美しいBlue Eyesの持ち主で、世界最高の美しい瞳だとわたしは勝手に認定している。まあ、順調にキャリアを重ねているSaoriseちゃんだが、まだ22歳。若いですなあ。ただ、10代前半の超絶美少女から、順調に欧米人にありがちな大人顔になりつつあって、最近はさほど気になる存在ではなかったのだが(サーセン)、やっぱり芝居ぶりは若手No.1の評判は伊達じゃないすね。本当に素晴らしい演技でした。Sarioseちゃん自身も、アイルランドの人(生まれはNYだけど幼少時に両親の故郷のアイルランドに移住)で、ロンドンへ上京した時のことを思い出しながら、演技をしたそうですよ。
 ほかの役者は、正直あまりメジャーな方ではないようだけれど、本当に各キャラクターは素晴らしかったと思う。わたしは特に、エイリッシュのお姉ちゃんを演じたFiona Glascotさん、職場の主任のを演じたJessica Pareさん、そして、NYへの船中で出会う女性を演じた女優、役名を忘れちゃったから誰だかわからないんだよな……そもそも役名あったっけ? たぶん、Eva Birthistleさんじゃないかと思うけど、いや、この人は同じ寮に住んでいるバツイチの彼女役かな……ま、とにかく、この3人の女性がわたしはとても気に入った。みな、エイリッシュを助け見守る大人の女性で、とても心に残る演技だったと思います。特に、お姉ちゃんが本当に素晴らしい演技だったと思います。
 で、エイリッシュに恋する二人の男は、NYのイタリア男・トニーを演じたのがEmony Cohen君26歳。知らない役者だけれど、実に良かった。実にお前はいい奴だよ。イタリア訛りの英語も大変似合っていて、ちょっと今後注目したいすね。そしてもう一方の、一時帰京したアイルランドで出会うイケメン君を演じたのが、今や多くの話題作にちょこちょこ出て有名になりつつあるDomhnall Gleeson君33歳だ。『STAR WARS』のへなちょこ将軍ハックスや、『The Revenant』でのカッコイイ商隊の隊長、あるいは『Ex Machina』でAIロボ・ガールに心惹かれる青年など、多彩な芝居ぶりですね。どうやらちゃんと次の『SW』にも出るようだから、無事にスター・キラーから脱出していたようですな。わたしはまた、スター・キラーもろとも殉職しちゃったかと思ってたよ。今回の役は、とても物静かな紳士的なイケメンで、これまた今までとちょっと雰囲気が違ってましたね。お前も実にカッコ良かったよ。彼は今後、きっとどんどんいろいろな作品に出演していく注目株なんでしょうな。
 で、最後に監督と脚本をチェックして終わりにしよう。まず、監督はJohn Crowley氏。どうもアイルランドで舞台中心に活動してたっぽい人ですな。まだ映画もそんなに多くないすね。正直知らない人ですが、本作の演出は非常に、なんというのか、しっかりとしていて、堅実な感じですな。ちょっと名前は憶えておきたいです。そして今回は、脚本が非常に良くて、かなり名言と言うか、心に残るセリフが多く、大変良かった。その脚本を書いたのが、なんとわたしが去年絶賛した『Wild』(邦題:わたしに会うまでの1600キロ)を書いたNick Hornby氏だった。アカデミー脚色賞ノミネートも納得の素晴らしいDialogがとても多くて、もう、どのセリフを紹介したらいいか迷うけど、やっぱりこれかな。
 You'll feel so homesick that you'll want to die, and there's nothing you can do about it apart from endure it. But you will, and it won't kill you... and one day the sun will come out and you'll realize that this is where your life is.
 「あなたはきっと、ホームシックにかかるわ。それも重症。死にたくなるぐらいに。何をしても耐えられないでしょうね。でも、きっと耐えられる。ホームシックでは人は死なないの。……いつか、太陽が顔を見せるし、ここがわたしの生きる場所なんだって、分かる時が来るわ」
 ま、わたしのテキトーな訳で、字幕は覚えてないけれど、エイリッシュがラスト近くで、まるでかつての自分のように元気のない少女に向かって言うこのセリフが、そしてこのセリフを言うときのSaoriseちゃんの表情が、わたしにはとても強く心に残った。いやあ、ホントに素晴らしい映画でした。

 というわけで、結論。
 本作『BROOKLYN』は、とにかく多くの女性に見ていただきたい傑作である。特に、地方から上京して一人暮らしをしている女性には、初めて上京した時のことを思いだして、かなりグッとくるんじゃなかろうか? それから、さっき、インターネッツでこの映画のことを、実写版『ZOOTOPIA』だ、と評しているレビューを見かけた。確かに物語的に似ているかも。なので、『ZOOTOPIA』が好きな女子たちにもオススメです。わたし的には、ほぼ同じ時代のNYを描いた『CAROL』と非常に対照的?というか、別の道筋をたどったキャロル、というようにも感じた。キャロルも、本作のエイリッシュも、二人ともデパートガールだし(※ただし性格はかなり違うし、キャロルはマンハッタン、エイリッシュはブルックリン、かな)。なので、『CAROL』にグッと来た人にも、強くオススメしたいと思います。FOXも、さっさと公開すべきだったんじゃなかろうか。いやー、ホント、素晴らしい作品でした。以上。

↓ 原作小説は、パンフレットによるとアイルランド現代文学の巨匠Colm Toibin氏によるものだそうです。知らなかった……
ブルックリン (エクス・リブリス)
コルム トビーン
白水社
2012-06-02

 

 

 わたしは映画や読書や観劇以外にも、高校生ぐらいからかな、美術館へ絵画を観に行くことを趣味としているわけだが、その辺のことは以前も書いた通りである
 で、その時も書いたのだが、たぶん、日本で一番人気のある作家は、やはりPierre-Auguste Renoir氏だと思う。まあ、いつも通り根拠はありませんが。時代的には、1841年生まれの1919年没、なので、江戸末期から大正8年までの方であり、活動期としては、ほとんど明治時代のお方である。フランス人なので、1870年の普仏戦争にも従軍しているし、第1次世界大戦には息子が従軍して負傷したんだそうだ。まあ、そんな時代の画家であり、Claude Monet(1840-1926)とは完全に同時代人である。わたし的には、Renoir氏よりもMonet氏の作品の方が好みだが、やはりRenoir氏の大きな展覧会ならば、そりゃあ行っとかねえとな、と思うわたしである。
 というわけで、4月から開催されていて、現在、残りの会期が1カ月ほどとなった『オルセー美術館・オランジェリー美術館所蔵 ルノアール展』に超・今さらながら、行ってきた。そして、やはり日本でのRenoir氏の人気はすげえなあ、と思いつつ、そういいながらわたしもせっせと出かけているわけで、やっぱりその作品には人を惹き付ける、「何か」があるように感じた展示であった。
 まあ、詳しいことは、こちらの公式Webサイトを見てもらった方がいいでしょうな。
 そして↓こちらが、チラシのスキャン画像です。右側の<田舎のダンス><都会のダンス>のセットがとてもいいですな。この対になっている作品が揃って来日するのは45年ぶりだそうですよ。
ルノアール01
 というわけで、行く前から想像していた通り、やはり結構なお客さんが集まっていて、大変賑わっていた。わたしが出かけたのは、おとといの水曜日の午前中で、ぽっかりスケジュールが空いたので、そうだ、そろそろ行かねえと終わっちまう! と思い、当然のように10時開場の10分前ぐらいに現場着だったのだが、もうすでに数十人のおばさまたちが、今か今かと開場を待っている有様で、へえ、さすがだなあ、と感じた。何しろ、もう開催から3カ月が経過しているし、ド平日の朝イチである。ま、わたしの場合、既にわたしの仕事ぶりに文句を言える人間は存在しないので、時間が空けばさっと会社を出られるわけだが、平日なのに並ぶんだなあ、というのはさすがのRenoir人気と言っていいのではないかと思う。おそらくは、土日はもっと大変な混雑となるのではなかろうか。ちなみに、わたしの会社から乃木坂までは15分ほどなので、観て、すぐ帰れば1時間半程度、席を不在にする感じである。
 で、会場内に入ると、もう、かなり人はばらけるので、ズバリ言えばかなり空いている中で、自由に気に入った作品の前でぼんやりしたり、(怒られない程度に)作品に顔を近づけたりと気ままに観ることができて、たいへん快適であった。
 今回の展示の目玉は、おそらくは上記チラシの左側の作品、すなわち『ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会』と題された作品だろうと思う。想像よりも大きくて、図録によればサイズは131.5cm×176.5cmだそうだ。たいへん迫力があり、強めの紺色をベースとして、やはり手前のピンク&青の縦ストライプのドレスと、その右後ろでダンスを踊る女性のピンクのドレスに強い印象が残る。また、その女性の柔らかな表情も、もう誰がどう見てもRenoir作品そのものだ。
 これは会場で自由に喋りまくるおばさまたちのおしゃべりから漏れ聞こえたことなのだが、「優しいお顔ねえ~」と言っているおばさまの声を3回ぐらい聞いた。勿論まったく別々のおばさまたちなのだが、要するにその、「Renoir氏独特の人物の表情」がRenoir人気の最大のポイントなのだと思う。この点に、人々はひきつけられるのだろう。
 しかし、わたしの場合は実のところ、人物の表情よりも、Renoir氏の作品で一番、うおお……と唸ってしまうのは、「肌色の表現」の多彩さと言うか、複雑さ?にある。
 Renoir氏は、結構な数の裸婦像も残している画家だが、わたしはいつも、その「肉の色」にグッとくる。まあ、Renoir氏による裸婦は、かなり高い確率で「ぽっちゃり系女子」が多いのだが、その肉付きというか、肌色がとにかく凄い、といつも思う。何と言えばいいのか分からないけど、そのむっちり感ではなくて、肌の色、なんですよね、わたしがグッとくるのは。なお、解説に書いてあったので、わたしは初めて知ったのだが、Renoir氏も、結構な数の「お花」の静物画を遺しているのだが、お花の絵を描くのは、画家にとっては「色の実験」のため、という側面もあるのだそうだ。自然に存在する美しい色を最も象徴的に体現しているもの、それは「お花」である、ということで、「お花」を描くことで、色の感性を磨くというか、絵の具の可能性、再現性を実践して試していたということらしい。へえ~、ですな。
 ↓こちらは、上に貼ったチラシの裏側です。
ルノアール02
  このように、今回も当然、裸婦を描いた作品も多く、わたしの言うところの「肉の色」がこれでもかと堪能出来て、わたしは大変お腹がいっぱいで大満足である。
 以前もこのBlogに貼りつけたけど、わたしはNYのMetropolitan-Museumで観た絵が大好きなのだが、どうも、わたしの記憶では、20数年前まで、親父の部屋にこの絵(のレプリカ)が飾ってあったような気がしてならないんだよな……。あの絵は一体どこに行っちまったんだろう……23年前に家を建て替えた時に捨ててしまったのかなあ……。もう一度会いたい……。
 ↓これっす。どういうわけか、超見覚えがある。NYで出会って、あれっ!? この絵知ってるぞ!? とびっくりした。
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 で、わたし的に、今回の展覧会で、気に入った作品は、以下の3点すね。
 まずは、冒頭にも取り上げたこの2点。
ルノアール05
 これは、左側が【田舎のダンス】というタイトルが付いていて、右側が【都会のダンス】というタイトルが付いていた。ご覧の通り、まあ、セットですな。ちなみに、会場ではこれが左右逆に展示されていました。【田舎】が右側、【都会】が左側だったすね。そこ何か意味があるんだろうか? あと、【田舎】の方の赤い帽子をかぶったご婦人は、なんとRenoir氏の奥様だそうです。奥様になる直前、だったかな? いや、もう奥様だったと思うけど自信なしです。いい表情すね。Renoir氏は奥様が大好きだったらしいすよ。大変いいお話すなあ。
 そしてもう一つ、わたしが気に入ったのがこちら。
ルノアール04
 膝に抱く猫も非常にいい表情だけれど、女の子も、これもひじょーにいいすねえ。たぶん、天使クラスに可愛らしい女の子だったんでしょうな。1887年制作なので、えーと、明治19年、てことか? どんな人生を送ったのだろう。この時10歳とすると、第2次大戦でパリが陥落した時には恐らく60歳をちょっと超えてるぐらいだよね。きっと子供も従軍し、いろいろつらい目に遭ったんだろうな。でも、戦争を生き抜き、幸せな最期を迎えられたと信じたいですな。こういう絵画を見ると、ホントにいろんな妄想が沸きますね。
 あっ!! すげえ!! さすがインターネッツ。何でも情報が転がってるものだなあ。彼女の<ジュリー・マネ>という名前から察するに、画家のEdouard Manetの娘かな、と思って調べてみたら、どうやらManetの弟の娘、つまり姪っ子みたいすね。しかもお母さんは女流画家のBerthe Morisotさんで、Manetのモデルとしても良く知られてる方ですね。ああ、やっぱり娘のジュリーは1878年生まれだから、この絵は11歳の頃の絵ですな。英語版のWikiには、ちゃんとJulie Manetの記事がありますね。それによれば亡くなったのは1966年7月14日だそうです。えっ!? 7/14だって!? なんだよ、昨日じゃん。わたしが国立新美術館で観たのがおとといだから、命日の前日だったんだなあ。何たる奇遇だ。つか、7/14って、パリの革命記念日じゃん。へえ~。しかし、無事に戦争は生き延びられたんだなあ。88歳まで生きたなんて、天寿を全う出来たんだね。良かったなあ。いやー。安心したわ。しかもWikiには15歳当時の写真も載ってますね。ああ、これは美人だ。間違いない。素敵な女性に成長したんですなあ……。
 うおっ!! すげえ!! さらに面白い情報を発見した。

 このジュリーちゃんは、日記を遺していて、出版されてるんだ。へえ~。相当賢い娘さんだったんだなあ。ヤバイ。どんどん面白くなってきた。この日記も読んでみたいなあ……とっくに絶版なので、図書館に行ってみるかな。いかんいかん、もう完全にストーカーめいてきたので、この辺にしておこう。

 というわけで、ぶった切りですが結論。
 絵画がお好きな方は、おそらくほとんどの方がRenoir氏の作品も好きだと思う。であれば、今すぐ乃木坂の国立新美術館へGO!! でお願いします。なお、Renoir氏以外の作品も数点、ちょっとだけ展示されてました。GoghとかPicassoとか。で、お気に入りの作品を見つけて、わたしのようにいろいろ妄想すると楽しいと思いますよ。ま、わたしはちょっとやりすぎ、すかね。しかし、それにしてもJulie Manetちゃんは大変可愛いと思います。以上。

↓ 部屋に飾りたい……。この時ジュリーちゃんは15歳ぐらいすね。かわええ……。

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、毎日「ツール・ド・フランス」を見て興奮し、さらには大相撲夏場所も始まって、愛する【松鳳山】関の応援に余念のないわたしですが、そんなことよりもですね、ちゃんと皆さん『鮫島』(8)巻を買いましたか!? わたしはいつも通り、紙と電子の両方買いました。買ってない人はもう、ほんと、ダメっすよ。後でまとめて、なんて言ってると、結構な金額になってしまいますが、出たらすぐ買っていけば、毎回429円+税で済みますので、今すぐ買いましょう。

 さて。まずは今週の週刊少年チャンピオン2016年33号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:悠人vsキモー筋くん、その隙に今泉くんスプリント開始ッ!? の巻。たいへんいい展開ですね。このまま今泉くんがゴールできるとは到底思えませんが、2日目ゴールの結末が非常に楽しみです。
 ■『刃牙道』:天れ晴なり肉の宮……の巻。ピクル、武蔵の剣を「憤怒の表情筋(いかりのかおきん)」で止めたーーーッッッ!! もう電車内でむせました。最高に笑わせてもらいましたよ、ええ。
 ■『囚人リク』:遂に地上へ、そしてレノマが来ない!? の巻。
 ■『少年ラケット』:イチロー君vsヒロ先輩終わり、まだ彼らの戦いはこれからだ!! の巻。
 ■『Gメン』:コンビニ少女と勝太、ついに付き合い始めるの巻。勝太よ、ちゃんと守ってあげるんだぞ!
 ■『永遠の一手』:天才プログラマー少女、かつて名人を破った幻のソフトを発見すの巻。!
 ■『AIの遺電子』:今回は人間のお話。頭の中がスケベなことで満たされている男子高校生とヴァーチャル世界のゲームの話。そりゃそうなりますわな、ということで。相変わらず面白い。
 ■ 『六道の悪女たち』:六道くん男を見せるの巻。いいすね。大変面白いす。

  とまあ、今週も通常運行の週刊少年チャンピオンでありました。
 
 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、とうとう始まった【丈影】VS鯉太郎の闘い。立ち合いで【丈影】によるカチ上げが炸裂してファーストアタックが決まったところまで描かれましたが、今週はそこからです。
 先手を取られた鯉太郎ですが、その様に、常松こと【松明】関も、週刊トップの橋くんも、アチャーです。いつもと変わらない。工夫がなさすぎる。ただ、鯉太郎のブチかましを想定した【丈影】のカチ上げは、鯉太郎の勢いを殺すほどではありません。鯉太郎の腰は浮かず、もう一度ブチカマそうとする鯉太郎ですが、そこに再びのカチ上げで迎撃する【丈影】。データ力士の【松明】関は「クッ……そのことも想定済みかよ……」と心の中で悔しがります。 しかし、さすがにベテラン記者の山崎さんは分かっています。正直すぎる、ブチカマしに行くべきじゃなかった、なんて分かったようなことを言う橋くんに、山崎さんは言います。
 「そりゃ どうかな・・・鮫島はなぜ あの劣ると言っていい体で 立ち合いに誰彼構わず迷いなく頭からブチカマすのか・・・火を点けとるんだよ・・・己の中に・・・相手の中に・・・まるでマッチを擦るようにな・・・そして何より あの小兵・鮫島のブチカマシは 信じ難いが実際数々の強敵・巨漢に当たり勝っている・・・信頼してるんだ・・・自分のブチカマシは稽古で叩き・・・磨き・・・積み上げて出来た 勝つための・・・必勝法の一つであると・・・」
 そして鯉太郎の3発目のブチカマシがついに【丈影】にクリーンヒット!! 【丈影】は大きく後方に弾け飛ぶ!! 鯉太郎は戦いの最中に思います。「スカしてんじゃねーぞ・・・ 何も感じねーんだよ・・・テメーの相撲は・・・」そのまま構わず前に出る鯉太郎、崩れる【丈影】、一気に押しに出る鯉太郎!!! 【丈影】の口からは「今回は・・・ダメか・・・この相撲は失敗だ・・・」と諦めにも取れる言葉が漏れます 。山崎さんの解説によれば、【丈影】の相撲というのは、「いつか」勝つためにブレーキを踏んだ状態。要するに、全力じゃあないってことです。そしてその「いつか」とは、もちろん【泡影】と戦う時のことです。しかし、そんなこと言ってる場合じゃねえだろ【丈影】!! 今、目の前の勝負に全力を出さないで、「いつか」がやってくるわけがないのです。その「いつか」、それは一体いつなんだ・・・!? ということに【丈影】自身が気づくところで今週は終了です。
 いやー、散々偉そうにしていた【丈影】ですが、今週は鯉太郎にやられっぱなしです。ざまあないですな。しかし、きっと来週からは、「気づいてしまった」強いNEW【丈影】が覚醒してしまいそうですね。ヤバイな……鯉太郎よ、今週のうちに決着をつけておいたほうがよかった的展開になりそうだぞ…… 大丈夫か!? 大変心配ですが、まあ、とにかく来週も目が話せないですね。最高です。
  というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
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 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱【泡影】と同期入門
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる。
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。モンゴル人。
 
 というわけで、結論。
 今週は、鯉太郎の一気の押しが決まりそうな展開ですが、来週からは覚醒した【丈影】の強さが炸裂しそうで心配です。それと、単行本の収録を考えると、最新の(8)巻が第63話~第70話までの9話分、なので次の(9)巻が71~79話だとすると、非常に収まりが悪いんだよな……あと8週、【丈影】戦をやるとは思えないし……うーん、そうか、【丈影】戦はあと5週以内に終えて、残りの3話分ぐらいは、【白水】さんの横綱戦とかを描いてくれるのかな。そうなったら嬉しいすね。期待してますよ、佐藤先生!! 以上。

↓ 現在、記者となって働く「橋くん」の活躍はこちらで確認していただきたい。まあ、あまり活躍はしませんが、泣けます。たまに、すごく読みたくなる漫画すね。
 

 もう何度も何度もこのBlogに書いていることだが、わたしがこの世で最も好きな小説家は、ダントツでStephen King氏である。そしてこれも何度も書いているが、そりゃあ、たまに、「これは……ちょっとなあ……」と思う作品もなくはない。が、それでもダントツに、わたしはStephen King氏の作品が大好きである。
 というわけで、先日、朝、新聞を読んでいたところ、わたしの嫌いな出版社のTOPクラスである文藝春秋より、いきなり文庫で新刊が出ることを発見した時のわたしの喜びは極めて大きく、くっそう、文春め、誉めてやってもいいぞ、と極めて上から目線で思い、発売日に即、本屋さんへ出向いて買って来たのである。
 その新刊のタイトルは『JOYLAND』。日本語タイトルもそのまま「ジョイランド」である。わたしはこのタイトルを見て、おっと、こっちが先に出るんだ、と大変うれしくなった。
ジョイランド (文春文庫)
スティーヴン キング
文藝春秋
2016-07-08

  というのも、この作品がUS本国で刊行されたのは結構前で、2013年のことである(執筆されたのは2012年らしい)。しかも、珍しく「ペーパーバック」描き下ろしであり、ハードカバーは後に出るという珍しい展開であったし、この作品の後に出た(と思われる)『Dr. Sleep』の方がもう日本語訳が発売になっていたので、次に日本語で読めるのは、『Dr. Sleep』の次に書いた『Mr.Mercedes』の方かと思っていたからだ。まあ、ペーパーバック書き下ろし作品だから、文春も気を利かせて文庫で発売したのではないかと思うが、大変分かっている配慮であり、これは悔しいが誉めてしかるべきだろう。文春よ、お前、分かってるじゃあないか、と。しかも、帯の表4(背中側)には、「近刊予告」として、『Mr. Mercedes』も「2016年晩夏に日本上陸!」とあり、実にファンを喜ばせる、大変うれしいお知らせ付きである。つか、「晩夏」っていつなんだよ!? と担当編集を軽く問い詰めたい気分だ。9月まで出なかったら許したくないですな。
 ま、『Mr. Mercedes』に関しては、King氏初の3部作シリーズであり(USではもう3部作全部刊行済み)、初のハードボイルド・探偵モノであり、期待は高まるばかりであるが、詳しくはその「晩夏」以降語ることとしよう。まずは、本作『JOYLAND』である。

 ところで。実はちょっと前、たしか6月の終わりごろ、わたしの愛する電子書籍販売サイトBOOK☆WALKERで、なんか面白そうなのねえかなあ……と探している時に、文藝春秋からKing氏の作品が結構な数で電子書籍化され販売が始まったことを知った。わたしはそれを発見した時、うぉっと!! マジかよ!! と、とりあえず全てカートにブチ込んでやったのだが、実はまだ買っていない。まあ、50%コインバックとか大きなフェアの時にでも買うか、と保留してしまったわけだが、今回の新刊が出るという告知を新聞で見て、すぐさま、電子でも買えるのかしら? と思ってチェックしたところ、影も形もない。なーんだ、新刊はお預けかよ!! と若干イラッとしたが、ことKing氏の作品ならば、電子での発売まで待てるわけがない。すぐさま、紙の本で購入である。
 そして読んだ。一気に読むのがもったいなくて、ちょっとずつ、と思っても、3日で読んでしまった。そしていつも通り、大変面白く、やっぱKingは最高だぜ、というのが本作の結論である。非常にいいすね、本作も。
 お、King氏が本書について語っている動画があったから、とりあえず貼っとくか。

 さて。
 本作『JOYLAND』は、久しぶりにKing作品としては短めだと思う。そして、久しぶりに「スタンド・バイ・ミー」的な、70年代を舞台にした昔の回想録である。もちろん、King氏特有のSuper-Natural要素もあって、ラストではきっちりそれが効いてくるが、基本的には穏やかな、そして珍しくミステリー要素も持った作品で、なんとなく新鮮に感じられた。へえ、こういう作品もアリなんだなあ、とKing氏の脳みそにはまったくもって脱帽である。なお、今回は、わたしが大好きなDirty Wordはほとんど出てこない、大変「優しい」お話であった。
 物語は、1973年のノースカロライナの海辺(要するに東海岸で、フロリダより全然北でDCやリッチモンドより南)が舞台で、主人公は(King作品なら当然のことながら)メイン州出身で、21歳、ニューハンプシャー大学の学生さん(3年生か?)であり、ちなみに童貞である。彼は、彼女と早く「あれ」をしたくてたまらないのだが(※作中で「あれ」と表現されている。さっき、英語Kindle版のプレビューを観たら、「It」と表現されていた。「IT」はKingファンには特別な意味がありすぎますな!!)、ずっとじらされていて、未だ童貞であると。そんな彼が、大学の食堂でバイトしている時に、ひょんなことから「JOYLAND」というノースカロライナの海辺にあるちょっと古くてボロイ遊園地の夏のバイト募集告知を見かけ、応募するところから物語は始まる。
 曰く、
 ――1行めにボールド書体で、天国の近くで働く!とある。これを読んで釣られない英文専攻の学生がいるだろうか。彼女を失うかもしれない恐怖に苛まれた暗い21歳が、歓喜の国(ジョイランド)という名の職場で働くことに魅力を感じないものだろうか――
 というわけで、主人公は、最近どうもつれない彼女がボストンでバイトをするといっているので、じゃあどうせ夏を一緒に過ごせないなら、オレはコイツに行ってみよう、と思うわけである。なお、物語は現在60歳を超えた主人公が、21歳の忘れられないあの1973年の日々、を回想している形式になっている。2013年の刊行だから、40年前、ってことですな。
 で、主人公は、「JOYLAND」で生涯の友を得たり、離れている彼女にはあっさり振られたり、青春の思い出を過ごすわけだが、その描写が非常に美しく(?)、面白く、実に痛くて(何しろ童貞なので、振り返ると大変痛くてほろ苦い)、大変好ましい空気に包まれている。また、「JOYLAND」も非常に雰囲気が良く、おそらくアメリカ人が読めば誰しも子供時代の原風景として感じられるような、うらびれた遊園地だ。そんな職場で、主人公は、友と毎日を忙しく過ごし、ベテランのおっさんたちとも仲良くやり、そして「JOYLAND」のマスコットキャラの着ぐるみを着て場内を練り歩く仕事で暑くて死にそうになりながらも、子どもたちの心からの笑顔で癒されながら、生涯忘れなられないバイト生活を楽しむ。とあるおっさんが、「オレたちの売り物は、喜びさ!」的なセリフを言うのだが、主人公はその言葉を実感として理解するわけで、毎日何のために働いているのか分からないリーマンには実に心躍るセリフだと思う。そういう仕事が一番ですよね。また、主人公が、着ぐるみのまま、そのキャラに大興奮しちゃったせいでホットドックのソーセージを喉に詰まらせてしまった少女を救うシーンなんて、非常にKing作品ぽくて最高である。スポーーーン!! と抜けるソーセージにわたしは非常に笑ってしまった。
 そして物語は後半、夏が過ぎ、バイト仲間たちも学校に戻り、「JOYLAND」もすっかり客足が途絶えた季節に移る。主人公は彼女に振られ、その傷心を引きずっていて、「JOYLAND」に留まって機械類のメンテナンス要員となる。そして、毎日通う道すがらで出会う、豪邸に住む男の子とその母親と知り合う。男の子はとても人懐っこいが、筋ジストロフィーで車椅子生活であり、母親はどうやら地元では「氷の女王」と呼ばれているような人を寄せ付けない人物だ。そして愛犬のジャックラッセル・テリア。この二人と1匹と徐々に心を通わせる主人公、という展開なのだが、とにかく主人公は、いい奴で、とても気持ちがいい。童貞だけど。
 で、問題はその車椅子の男の子である。ネタバレかもしれないが結論から言うと、彼はどうやら、King用語でいうところの「The Shining」=「輝き」能力があるようで、「JOYLAND」で噂になっている、かつて「JOYLAND」で発生した殺人事件とその被害者の幽霊が出るというお化け屋敷について、何かを感じているらしいことが描かれる。このお化け屋敷に出るという噂の幽霊話は、実は冒頭からずっと語られているのだが、主人公は観ることができない。が、友達は目撃してしまい、だからこそさっさと学校へ戻ってしまったのだが、後半から、学校へ戻った友達にその殺人事件をいろいろ調べるようにお願いしたり、ちょっとしたミステリー風味も加わって来る。
 全然調べていないけれど、この「輝き」能力を持った少年は、ひょっとしたら『Dr.Sleep』にもちらっと出てきてたりするのかな? あり得るけど、ま、調べるのがめんどくさいのでべつにどうでもいいや。大変賢く、非常に気の毒な少年でした。また、母親も、ツンが解かれてややデレになっていく展開もとても良かった。童貞野郎としては、年上の美しい女性、なんてもう最高でしょうな。非常に各キャラクターも良くて、大変楽しめた。まあ、殺人事件の犯人捜しの展開は、若干想像できるしやや急ではあるけれど、わたしは十分アリだと思います。
 というわけで、最終的に殺人事件の謎は解かれ、また、主人公を少年の能力が救い、万事 収まるところに話は収まる。少年を「JOYLAND」に連れていくシーンや、ラストのエピローグは、大変ジーンとくる感動というか、グッとくるものがあって、わたしはとにかく大満足で本書を読み終わりました。いやー、やっぱりStephen Kingはいいですね。最高です。

 というわけで、結論。
 わたしがこの世で最も好きな小説家は、ダントツでStephenKing氏である。そして日本語で読める最新刊『JOYLAND』は、いつも通り大変楽しめた。ただまあ、いつもの激しいというか、すっげえ展開のKingではなく、『スタンド・バイ・ミー』的な優しい白King作品なので、黒King好きには物足りないかもしれない。そういう方は、もう永遠に『The Stand』辺りを読んでいればいいと思います。そしてこの作品は、King初心者にも十分楽しめる作品であり、万人にお勧めできると思います。最高です。以上。

↓ 早く日本語で読みたいですなあ。文春が気合を入れて8月中に出版することを祈ります。「晩夏」じゃねえっつーの。
Mr Mercedes
Stephen King
Hodder & Stoughton Ltd
2014-06-03

↓ そして文春よ、こっちの日本語出版権も取得するんだ!! 小学館じゃダメだよもう……
 

 というわけで、先日まとめて買った上遠野浩平先生の作品をあらかた読み終わった。今日取り上げるのは、今年の2月? あたりに出た新刊で、もともとは講談社の「メフィスト」というまったく売れてないと思われる小説雑誌に掲載された作品で、6本の短編とそれぞれの短編をつなぐちょっとした幕間が描き下ろしで追加されているものであった。
 タイトルは『彼方に竜がいるならば』。まあ、上遠野先生の作品を読んできた人ならば、なんとなく想像がつくだろう。本作は、すべて「事件シリーズ(あるいは「戦地調停士シリーズ」)」と呼ばれる上遠野先生の作品群と、デビューシリーズである「ブギーポップポップシリーズ」 の夢のクロスオーバー作品であった。結論から言うと、超面白かったす。

 6つの短編は、全て現在の我々の住む日本、が舞台で、「戦地調停士シリーズ」の異世界ではない。が、全て、今までの「戦地調停士シリーズ」とつながっていて、まあ、向こうの異世界からこちらへ漂着した「魂」?めいた存在が、こちらの世界の人々に影響をもたらすお話、と言っていいのではないかと思う。具体的に言うと、6つの短編はそれぞれ次のようなものになっていた。
 ◆『ドラゴンフライの空』
 『殺竜事件』に繋がる話。ビルの屋上で、飛び降りようとした女性が、先日この世で亡くなったミュージシャンの幽霊に出会う話。しかし、その幽霊は、どうやら同時期に異世界で死んだ「竜」と融合しているらしく――的なお話。
 ◆『ギニョールアイの城』
 『紫骸城事件』に繋がる話。謎の死に方をした男の調査にやって来る雨宮世津子(=ブギーポップシリーズでお馴染みの「リセット」)。その男の死に様は、空から落下してきた「何か」に貫かれたものだった。そしてその「何か」とは、異世界の「紫骸城」の破片らしく――的なお話。
 ◆『ジャックポットの匙』
 『海賊島事件』に繋がる話。木村陽子の物語(※木村陽子=第1作目『ブギーポップは笑わない』に出てきた木村明雄くんの妹)。その精神的な同一性からか(?)、『海賊島』のムガンドゥ(?)と会話できるようになってしまった彼女は、その指導の元、超一流ギャンブラーとして勝負に挑むが――的なお話。
 ◆『アウトランズの戀』
 『禁涙境事件』に繋がる話。土に埋まっている姿で発見された男の赤ん坊。彼の舌の付け根には「あちらの世界」の高度な「防御魔法」の刺青が刻印してあり、成長した彼は統和機構の観察対象になるが、やがて一人の女性と恋に落ち――的なお話。
 ◆『ヴェイルドマンの貌』
 『残酷号事件』に繋がる話。モデルの女性がひょんなことから手に入れた「仮面」。その仮面は、人の悪意を吸収する能力があり、どうやら『残酷号』で語られた「ヴェイルドマン計画」のアレらしく――的なお話。
 ◆『ドラゴンティスの雪』
 『無傷姫事件』に繋がる話。とある男女二人組が手にした紙。そこには謎の紋章が刻印されており、どうやら「竜の委任状」らしく、なんでもOKな無敵パワーを手に入れた二人だったが――的なお話。

 という感じに、シリーズを読んできた人なら興奮間違いなしのお話であった。
 どれも、こちらの世界では解析不能な、向こうの世界の魔術と呼ばれるものや呪詛といったものが事件の根幹にあり、それをリセットが調べに行く形式になっているが、さすがにリセットさんは、原理は分からなくても危険なものは危険、だけれど、危険でないなら放っておく、というプロ意識の高いお人なので、読んでいて大変面白い。まあ、言ってみれば、逆・界面干渉学、ですな。
 で、これら短編をつなぐ幕間には、毎回「ブギーポップ」がいつものようにしれっと登場して、各短編のキャラクターが、「世界の敵」なのかをチェックし、結局、やれやれ、僕の出番はないようだな、と去っていくという展開になっていて、大変ファンとしては面白い。

 というわけで、わたしは読んでとても面白かったわけだが、が、しかし、である。
 これはもう、どうにもならないのだが……完全に一見さんお断りの世界になりつつあり、上遠野先生の面白さは、どうしてもやはり、すべて読んでいないと存分には味わいきれないという、極めて残念な特徴がある。これはなあ……どうにもならないよなあ……そこが非常に残念で、なかなか人にお勧めしにくく、本作も、いきなりほかの作品を知らないで読んで、おもしろいのかどうか、実際のところさっぱりわからない。ちょっと無理、だろうな……。
 こういう点は、実はわたしの愛するStephen King氏の著作にも、ちょっとだけ当てはまることで、King氏の作品でも、一部の作品は、長大な『The Dark Tower』シリーズを読んでいないと分からないようなところもあるのだが、おそらくKing氏は意図的に、読んでいなくても大丈夫なように書いていて、基本的にはシリーズを読んでいなくても大丈夫、だけど、読んでいればより一層面白い、というように書いてくれているので、かなり一見さんのハードルは低く設定されている。これはおそらく、エージェントや編集者からの配慮なのではなかろうか。「King先生、オレはもう最高だと思いますけど、ここはちょっと、知らない人には全然通じないっすよ」という指摘が入るんじゃなかろうか。そんなことないかな? どうなんだろうなあ。
 つまり、何が言いたいかと言うとですね、上遠野先生の担当編集は、もうチョイ、一見さんでも読めるようにした方がいいんじゃねえかしら、という、まったくの大きなお世話を感じてしまったという事です、はい。せっかく、日本最強レベルの小説家なのに、イマイチ知名度が低いのは、この一見さんハードルが高すぎるからだというのは間違いないとわたしは思う。実にもったいない。ホント残念だ。

 というわけで、結論。
 上遠野先生による『彼方に竜がいるならば』という作品は、上遠野先生のファンなら絶対に面白い、と唸るはずだと思う。けれど、読んだことのない人には、さっぱりわからんのではないかと思うわけで、実に残念です。はーー何とかならんものか……以上。

↓ と言いつつ、わたしも実は上遠野先生の作品を全部読んでいるわけではありません。例えばこっちのシリーズはまだ全然読んでません、なぜなら、祥伝社が嫌いだからです。
 

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 今週はわたしは『インディペンデンス・デイ』を観て来ましたが、うーん……まあ、それなりにお客さんは入っていました。ま、夏休み映画としての本命は『ファインディング・ドリー』や『ポケモン』の方なのでしょうか。いずれも今週末から公開です。きっと、来週のこの記事は、『ドリー』すげえ!! という事になるはずです。
 ちなみに、US本国ではどんな感じでヒットしているかというと、BOX OFFICE MOJOにちょうど表になって特集されてましたので、そちらを見て下さい。もう既に、US国内では422M$=4.22億ドル→現在再び円高で1$=100円として422億となっており、公開24日間時点で『アナ雪』を軽く抜いています。ゴッツイすな。
 というわけで、もうネタがないので、さっさとランキングを見て終わります。

 では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』が初登場1位で5.7億稼いだそうです。これは……過去データを漁ってみると、『トランスフォーマー・ダークサイド・ムーン』とか『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』よりちょっと下、なレベルなので、まあ、普通に考えて30億は堅い、のかな。でもまあ、今後の進展次第でしょうな。内容的にちょっとアレだし、US本国でもイマイチ売れてないので……。なお、わたしのテキトーレビューは昨日の記事を参照してください。
 2位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が金曜公開だから10日間合計でもう10億突破は確実だと思う。12億まで行ったかどうか、というところと予想。土曜日は結構お客さんが入ってる感じではあったけど、まああまり興味なし、です。USではあまり売れてません
 3位:『TOO YOUNG TOO DIE』が16日間でまだ10億には届いてないのかな。15億~18億着地ってところでしょうか。あまり自信なし。
 4位:『ズートピア』が79日間で75億を超えたぐらいか。どうやら上映は7/15(金)までらしいすね。要するに今週までであり、『ファインディング・ドリー』が始まったら終わり、という予想通りの展開ですな。まあ、もうちょっと長くやれば当然もっと稼げたわけだけど、もう8月にはBlu-rayも発売だし、仕方ないってところでしょうか。まあ、映画として大変楽しく最高でした。13週間かな、最後まで5位以下にならなかったのは本当にすごいですな。ありがとう『ズートピア』!! またBlu-rayで会おう!!
 5位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が9日間で2億届いてないぐらいでしょうか。まあ、正直、ほぼいつも通りすね。
 6位:『植物図鑑』が37日合計で20億まであとちょっとぐらい、と予想。あとチョイ、頑張れ!!! 20億超えたら超嬉しいすね。あとどのくらいだろうな……届くといいのだが……。
 7位:『貞子VS伽椰子』が23日間合計がまだ7億~8億ぐらいだろうか? これは10億に届くか若干心配になってきた……。
 8位;『64―ロクヨン―後編』が30日間合計で15億突破ぐらいかな。頑張ってますね。
 9位:『日本で一番悪い奴ら』が16日間合計でどうだろう、3億ぐらいかな? もうチョイ行ったか? 興味なしす。
  10位:『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』が公開土日で だそうです。まったく興味なしですが、映像はすごいすね。

 てな感じの週末でした。
 いよいよ来週から『ドリー』が公開されます。かつては、部下たちと初週の興収を予想しあってましたが、今回はどのくらい行くんだろうなあ……。わたしはまったく根拠はありませんが初週13億ぐらいと予想しています。そのぐらい行っても全然驚かないし、もっと行っても驚かないすね。16億ぐらい行ってもおかしくないと思う。逆に、10億に届かなかったとしたら、超びっくりですな。ま、来週の月曜日を楽しみにしていましょう。

 というわけで、結論。
 とりあえず『インディペンデンス・デイ』はまずまずのスタートと言っていいだろうと思う。そして『ズートピア』は今夕金曜日でおしまい。76億ぐらいでフィニッシュでしょうか。あと、『植物図鑑』が20億に届くかどうか、がわたし的には大変気になるところです。届くといいな……。以上。

↓ 先週も紹介しましたが、わたしはかなり買う気満々です。おっと!? な、なんだってーーー!!? 「録音機能なし」だと!? 意味ねえじぇんか……分かってねえなあ……HOLY SHIT!!

 というわけで、公開となった『INDEPENDENCE DAY:RESURGENCE』。20年ぶりの続編ということで、わたしも大変楽しみにしていたわけで、さっそく劇場へ向かったわけであるが、まあ、のっけから結論を言うと、イマイチだったかな、で終了である。アレッ!? もうこの一言でもネタバレか!? なんか……書くことねえす……。

 上記動画は、正確には予告編ではなく、劇中世界のNEWSという設定のプロモーション動画である。ま、物語はもう説明の必要はないだろう。1996年に地球へやってきたエイリアンが再びやってくる、それだけの話である。なので、問題は、どう撃退するかということになるわけで、別にエイリアンの生態だとか、知性だとかはほぼ関係なく、とにかくぶっ殺せ、である。
 劇中世界では、1996年に地球は大変な目に遭ったわけだが、その後の20年で何がどうなったという設定なのか、一応映画本編でも語られるけれど、ちゃんとパンフレットには年表っぽくまとめてあったので、それを引用しておこう。
 1996年:襲来&反撃。これは映画で描かれたとおり。
 1997年:世界の再建。世界各国でぶっ壊された都市機能の再建。ただし、コンゴに墜落した大型宇宙船に搭乗していたエイリアンとの地上戦が展開されていたらしい。が、場所が場所だけに世界の救援は手が入らず、コンゴのゲリラテロ勢力が勝手に戦っていたそうだ。まあ、なにしろ、コンゴは現在でも無法地帯であり、地球上で人の命が最も安い地であるわけで、これはあり得なくもない。
 1998年:指導者たちの団結。人類が滅亡しかけたおかげで、何世紀にも渡った国家間の対立や政治的な不信感が消え、かつてない協調が生まれた、らしい。ま、これはちょっと現実には考えにくい設定のような気がする。未知のテクノロジーの争奪戦で世界はもっと不安定になる可能性もある。
 1998年:ESD(たぶんEarth Space Difenceforceの略。地球宇宙防衛隊)の結成。うーーん……2年でそんな組織が出来るとは到底思えないが、まあ、とにかくそういう軍事組織ができたそうな。
 1999年:F-22にエイリアンの技術を導入したハイブリッドファイター完成。このエイリアンの技術というのは、どうも重力制御に関する技術のようで、航空機の常識が一変するわけだ。しかし……その謎技術があったら、もっともっと応用できると思うし、一方では地球の大気圏内や重力圏内では有効でも、宇宙空間では別の技術が必要になるのではなかろうか……そこのところは、わたしは正直よく分からない。
 2002年:コンゴの地上戦、継続中。
 2004年:US-Armyがエイリアン技術を利用した銃火器を開発、正式採用。ま、現実にそんなことになったら、世界中のテロ組織が使い始めるのも時間の問題でしょうな。
 2007年:前作でWill Smith氏が演じたヒラー大尉が訓練中に事故死。結果的に今回は写真だけの出演でしたが、スケジュールかギャラの折り合いがつかなかったんでしょうな。それか、Smith氏が興味を持たなかったか、製作側が使う気がなかったか、どっちかでしょう。代わりに今回は息子がぱっとしない青年として出演。いや、本物の息子のJaden君じゃないですよ。
 2009年:ESD月面基地完成。対エイリアン用防衛施設ということで、これは普通に考えてもあり得る、けど、たぶん、一番問題となるのは、いろいろな兵器や基地などの、部材というか金属素材の問題ではなかろうか。エイリアン技術に耐えうる素材の開発のほうが難易度が高そうな気がする。
 2014年:第2世代ハイブリッドファイター完成。
 
 とまあ、こういう20年間が過ぎ、地球の各地にに残されている宇宙船から母星への信号が送られ、それを受信した船団が再び地球に襲来する、と、そんな流れが映画公開前から情報公開されていたストーリーだ。
 しかし、実は重大なポイントが一切公開されていなかったことが、結構冒頭で明かされる。実はエイリアンには2種類いて、前回地球侵攻に失敗した、通称イナゴ族が再び地球にやってきた理由は、もう一つの知性体を追っかけて来たわけで、しかも、イナゴ族には、いわゆる「Queen」なる存在がいて、そのイナゴ族の長たる「Queen」が全ての意志を代表しているらしいことも描かれる。なので、物語はそのQueenを(問答無用で)ぶっ殺せ、という方向性になる。
 しかし、イナゴ族が追う知性体が先に月に現れるわけだが、地球の対応は「エイリアンは全てぶっ殺せ」なので、主人公の博士(前回も活躍したJeff Golgblums氏演じるデビット)はちょっと待て、友好的かもしれないよ、と忠告するのに、世界のリーダーたちは、ぶっ殺せ派とちょっと待て派に一瞬分かれるものの、リーダー・オブ・リーダーの女性US大統領は、とりあえずぶっ殺せを承認し、月に設置した兵器で攻撃してしまう。まあ、結果論ではあるが、ここで攻撃しなければ、今回地球は大分被害が少なくて済んだはずなのだが、こういう世界になってしまったのは、前回のイナゴ族にやられたトラウマってことでご理解いただきたい、的なお話である。
 で、最終的には無事にQueenをぶっ飛ばしてめでたしめでたし、となるのだが、その途中の流れはとりわけ観るべきところはない。わたしが面白いと思ったポイントはというと……。
 まず一つは、コンゴのゲリラ(?)隊の隊長だ。地上で対エイリアン戦を戦ってきた男で、その白兵戦の基本は、「背後からブッ刺せ(あるいは撃て)」という、とても我々日本人的には卑怯すぎてw苦笑せざるを得ない戦法がコツなんだ、というのがわたしは笑ってしまった。前作を観ていれば分かる通り、イナゴ族は、実は分厚い宇宙服を着ていて、本体はちっこいので、背中にまで注意が向かないんすかね? 変なの。
 もう一つは、結構多くの役者が前作から引き続き出てくるのだが、中でも、前作でイナゴ族エイリアンに精神を乗っ取られた? 白髪ロン毛&眼鏡の博士が今回もまた出てくる。しかも20年間の昏睡状態から、今回の襲来で突如目覚めるという設定だ。しかし……20年昏睡状態にあった肉体が目覚めてすぐに歩き回れるとは到底思えないのだが……ちょっとそのテキトーな設定には驚き笑いました。
 それから、そうだなあ、ヒラー大尉の息子は、前作にもちびっ子として出ていたわけですが、それが立派な青年となって、エースパイロットになっている、という設定は十分アリですが、残念ながら今回は、ほとんどモブ扱いで、それより新キャラのLiam Hemsworth君に全部持っていかれちゃっているのが可哀相なぐらいでした。ちなみに、ヒラー大尉の未亡人であるお母さんは、前回の女優がそのまま演じてます。年取りましたなあ。
 最後に、わたしが本作で一番気に食わなかったことを蛇足ながら付け加えておくと、ですね。まーた中国ですよ。ESDのエースパイロットの一人で、まあ可愛らしい女子パイロットが出てくるのですが、中国人だし、ESDの月面基地指令も中国人だし、正直やれやれすね。まあ、冷静に考えると、今後の未来において中国が人材を輩出することは現実として十分ありうるのは間違いないけれど、あの国がESDのような地球統合組織に協力するとはあまり思えないけど、まあ、政変があったとでも理解しておくことにしよう。残念ながら、今回の映画では、日本は完全に空気で一切登場しません。残念ですなあ。でも、それも当然なんですよ。だって、日本の興行収入なんて、中国でのウルトラヒットに比べたら、全然規模が小さいもの。ハリウッドから見れば、もはや日本は大したことのない市場なので、そりゃあそうなってしまうわけで、要するに、我々日本人が映画を見なくなったことが原因なわけで、いわば自業自得といってもいいはずだ。それもまた、極めて残念至極です。
 ※さっき調べたところ、中国では現在約70億稼いでいるようですが、それほどの「ウルトラヒット」までは行ってないですな。US国内でも、まだ1億ドルに達していないようで、正直イマイチな興行になっているようです。

 というわけで、本当は監督やキャストについていろいろ書こうと思ったけど、もうめんどくさくなったので強引に結論。
 20年ぶりの続編となった『INDEPENDENCE DAY:RESURGENCE』であるが、まあ、とりわけ興奮するような新しさはなく、いつも通りの想像の範囲内の映画でした。ヒラー大尉Jrの扱いがいい加減すぎて泣けた……もうでなくていいレベルのモブ扱い。気の毒……。そしてJeff Goldblum氏は順調に高田純次氏のような、いい年の取かたしてますね。『THE FLY』のセス・ブランドル博士の頃が懐かしい……。ええと、要するに、前作にとりわけ思い入れがない方は、今回の作品は見なくて大丈夫だと思います。以上。

 
↓ わたしとしては、Emmerich監督作品では、これが一番好きです。今観ても最高。
ユニバーサル・ソルジャー [Blu-ray]
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
ワーナー・ホーム・ビデオ
2012-11-07


 

 さんざん、何度もこのBlogで、わたしは映画オタクを名乗っているし、わたしの周りの人々からも、ああ、アイツは映画に異常に詳しい、もはや気持ち悪いぐらい何でも知ってる奴だな、と認識されているのは事実だが、そんなわたしでも、当然、世の映画を全て観ているわけではなく、意外と有名な映画でも、スルーしている場合が何気に多い。
 というわけで、先日、わたしが見逃していて、いつか観てえなあ、と思っていた映画がWOWOWで放送されたので、おっと、なんで今頃放送されるんだろう? と思いつつ、録画し、昨日の夜、ぼんやり観てみたわけである。
  その映画のタイトルは、『The Machinist』。日本公開タイトルはそのまま『マシニスト』というサスペンス(?)映画である。2004年の作品なので(日本公開は2005年だったらしい)、もう10年以上前の作品であるため、超今更なのだが、わたしはずっと観たいと思っていてその機会がなく、今回初めて観てみた。そして、結構面白くて、ははあ、なるほど、これはよく出来ている、と大変楽しんだわけで、やっぱりわたしが観てない面白い映画はいっぱいあるんだなーと、当たり前のことを改めて認識した次第である。

 ここに貼り付けた動画は、ちょっと出自が不明でひょっとしたら違法動画かもしれないけれど、まあ予告編だし、10年以上前の作品だし、まあいいか、と思ったので貼っておきます。
  この予告を見れば、タイトルからすぐに思い出せなくても、「ああ、Christian Baleが超ガリッガリにダイエットして話題になったアレか!!」と思い出す人も多いだろう。そう、アレです。そしてどうでもいいけど予告の最後に出てくるURLは、さっきブラウザに打ち込んでみたらもう存在していなくて、なんかへんなサラ金サイトにつながるので、やめといたほうがいいですよ。
 あと、この予告には「体重49Kg」とまで出てくるけど、映画本編では、確か119ポンド(=54.0kgと字幕では出てた)までしか痩せていないので、予告詐欺ですな。ちなみに、体重54kgは、現在のわたしと同じなので、結構わたし的には、なんだ、普通じゃんと思ってしまったのだが、先ほど調べてみたところBale氏は身長183cmらしいので、わたしより11cm背が高いため、わたしと同等に考えることは不可能なわけで、確かにもう、ビジュアル的にガリッガリで、どうしちゃったんだこの人、と心配になるレベルのやせ方であった。それと、わたしは、だんだん痩せていく、つまりわたしの愛するStephen King氏の『痩せゆく男』的なお話なのかな? と思っていたけれど、実はちょっとだけ似ている、けど、全然違ってました。

 で。物語を簡単に説明しておくと、タイトルの「マシニスト」とは、カタカナで読むとなんのこっちゃ? とすぐに意味が理解できないかもしれないが、英語で「The Machinist」と見れば分かる通り、「機械工(=マシーンを扱う人)」のことである。主人公は、町工場に勤める機械工で、冒頭からもうガリガリ君である。どうやら不眠症らしく、毎夜通う空港のカフェの仲のいいウェイトレス(いや、仲のいい娼婦に語るんだったかな?)に語るところによると、もう1年、眠っていないらしい。そんな不眠症の機械工だが、きちんと家賃は払っているし、やたらとメモを取る几帳面な男で、仕事もちゃんと真面目にこなしている。が、ある日、休憩で自分の車でタバコを吸っていると、見慣れない男に声をかけられる。なんでも、ずっと前から同じ工場で働いてるらしいのだが、まったく見覚えはない。そしてこの男と出会ってから、主人公の回りには不可解なことが起こり始め、主人公の精神はどんどん削られていき――てなお話で、ポイントは、いったい主人公は何故眠れないのか、謎の男は何者なのか、そして、主人公の身の回りに起こる出来事は果たして現実なのか? ということになる。
 わたしは、これってまさか、夢オチで終わるんじゃねえだろうな……!? と、中盤からどんどん心配になってきたが、最終的には意外と現実的な、ああ、そういうことだったんですね、というはっきりした結末が待っていたので、わたしとしては非常にすっきりした。あれっ!? これもネタバレかな? まあいいや。
 ある意味、『Memento』チックな展開だけれど、普通の男の普通の毎日が舞台なので、妙に生活感漂っていて、そこがやけリアルなので、そこに加わる不思議な現象がとても浮き立って、なんだか観ていて非常に不安感が煽られる物語になっている。ただ、結末知った今、物語を思い出して観ると、じゃあ、あそこのシーンって……と、いろいろ説明しがたい不思議な脚本なので、若干の破綻もなくはないような気もするが、わたしとしては、見終わったときに感じた、非常に面白い映画だったという結論は変えないでおきたい。
 
 というわけで、物語はきっちりと計算されて練りこまれており、脚本は大変クオリティが高いと思う。また、撮影も演出も、想像していたよりもずっとレベルは高く、かなりイイ。また、音楽の使い方も巧妙で、なにかヒントになるようなことや、不可思議現象が起きたときに、必ず流れる曲(というか音?)も、大変使い方が上手だと感じた。なんかですね、ゲームっぽいんだな。なにかアイテムをGetしたときとか、手がかりを得た時にゲームだと、それと分かるような音が流れますよね。あの雰囲気に非常に似ているように感じられた。
 この監督と音楽は誰なんだろうと、さっき調べてみたが、わたしの知らない方で、まず監督だがBrad Anderson氏は、まあ、それなりに作品を発表しているようだがわたしはどうも1本も観たことがない監督らしい。音楽を担当したのは、Roque Banos氏という方で、スペイン人の作曲家で数多くの作品を担当しているようだが、はやりわたしの知らない方であった。どうもホラー系が得意な方っぽいですな。そう、本作は、舞台はLAのようだが、撮影はスペインで行っているらしく、スペインとアメリカの合作らしい。どういう経緯なのかさっぱり分からんけれど、まあそういうことだそうです。
 で、役者に関しては、もう主役のChristian Bale氏は説明不要だろう。なので、別の役者を紹介したいのだが、わたしの知っている役者は主役以外には2人しかいなかった。まず、主人公が癒しを求める中年娼婦を演じたのが、Jennifer Jason Leighさん。撮影当時、えーと、42歳ぐらいかな? この方は若い頃から散々いろいろな映画で観ているけれど、若い頃から脱ぎっぷりが良かったけれど、なんとこの映画でも脱いでます。ちょっと驚いた。最近では、Tarantino監督の『The Hateful Eight』にも出てました。元気に活躍中すね。
 もう一人は、主人公のうっかりミスで旋盤に腕を巻き込まれて、腕をなくしてしまうベテラン機械工を演じたMichael Ironside氏66歳。わたしはこの人を80年代からずっと知ってて、顔に非常に特徴があるので、一発で分かった。この人といえば真っ先に思い出すのがDavid Croneberg監督の名作『Scanners』ですよ。あの、強力なスキャナー、ダリル・レボックを演じたあの人ですね。あー懐かしい。あの映画は、1981年公開で、わたしはたしか千葉まで観に行ったなあ。まだちゃんとパンフレット持ってます。しかしもう36年前か……遠い昔の話ですなあ……。Ironside氏はその後、『TOPGUN』とか『TOTALL RECALL』なんかにも出てたけど、そういや最近はすっかり見かけないすね。元気にやっているといいのだが。

 というわけで、結論。
 とにかくこの映画は、Christian Bale氏の激ヤセ・ダイエットばかりが話題になっていたが、確かにそのビジュアルもショッキングではあるけれど、演出・脚本・撮影・音楽とも、非常にレベルの高い作品であった。US本国での評価はどうだったのだろう、と、さきほどRotten Tomatoesをチェックしてみたところ、まずまずの評価なので、世間的にもこの映画の評価は悪くないようである。上映時間100分ほどと短いので、観ていない方には結構おススメです。インターネッツにあふれる世のレビューはひどいものがあるようだけど、まあ、ズバリ無視していいと思います。わたしは大変面白かったす。以上。

↓ これっすね。今観ると相当古いけれど、36年前に観たとき、わたしは大興奮して、ずいぶん長いこと、この映画をネタにしたギャグをやってました。腕の血管を浮き上がらせて「スキャナーズ!!」とかw バカなガキでしたw
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2013-05-10

 

 わたしは映画オタクであり、とりわけハリウッド大作が大好物であることは、このBlogでも何度も書いていると思うが、一つのジャンルとして、いわゆる「ディザスターもの」はかなり好きである。
 大抵の場合、まずはじめに、世界各地で、なにやら異変が起こる。そして、それが後に起こる大惨事の前兆であろうことを、大抵、うだつの上がらないような科学者が発見する。 そして、パターンとしては、その科学者自信が奮闘する場合や、その科学者から話しを聞いた、ほぼ行きずりの主人公(※何らかの特殊技能を持つ場合とまったくの普通の人の場合と分かれる)が奮闘する場合、あるいは、実は政府は既に対策を練っていて、秘密裏に何らかのハードウェア的なブツの建造を進めていた、という場合もある。
 いずれも共通するのは、大抵の場合主人公は超絶ピンチに見舞われながらも、何とか生き残り、荒廃した世界を前に、やれやれ、オレたちの未来はここから始まる!! 的な、ジャンプ10週打ち切り漫画的なエンディングを迎えることになる。ま、その後のサバイバルのほうがよほどドラマになりそうですが。
 というわけで、昨日の夜、ぼんやりとWOWOWで録画した映画を観たのだが、昨日観たのは、「巨大地震が北米西海岸を襲う」という、我々日本人にはちょっと刺激の強い作品、『San Andreas』(邦題:カルフォルニア・ダウン)である。結論としては、いつものパターンで、まあ、普通の出来でした。
 
 まず、やはりこの予告だけでも、受け取り方は人ぞれぞれだろうと思う。
 わたしは、正直に言えば、この映画は明らかなフィクションであると自覚しており、とりわけ嫌悪を催すことはまったくない。まあ、だからこそ観てみたわけだが、上記予告を観ただけで気分が悪くなる方もいるだろうから、残念ながら万人にお勧めするわけには行かない。こりゃあ、ちょっと……と思ったら、躊躇せず今すぐ立ち去っていただきたい。ちょっと厳しいと思うので。
 では何から書くか。そう、まずは、原題の『San Andreas』ってなんだ? と思われる方に説明しよう。これは、本編を見れば十分に説明されるので、ははあ、そういうことですかと分かるのだが、要するに、カリフォルニア州を縦断する「サンアンドレアス断層」のことで、この映画ではその断層の活動により、LAとSan Franciscoがバックり割れてしまうお話である。
 映画本編での科学者の説明によると、150年周期で大きな地震が起きており、今現在、前回の地震から100年を過ぎている状態で、「地震が起きるかどうか、という可能性の問題ではなく、いつか、という時間の問題」なんだそうだ。この事実は、確認していないけど、おそらくはフィクションではなく現実なんだろうと思う。そしてそのことは、残念ながら、というべきか、我々日本人すべてが、常に意識しておかなくてはならない問題なのだろうと思う。もちろん、必要以上に毎日を脅えて暮らす必要はないが、ある程度の準備は、物質面でも、心の面でも必要であろう。なので、熊本や東北、阪神淡路、など何度も大きな地震を経験してもなお、オレは平気だったし、なんて気持ちでいると、大変なことが起きたときにどうにもならないわけで、そういう意味では、こういった映画を観ることも、まったくの無意味ではないとわたしは感じた。実際怖いし。
 
 というわけで、物語はどんな感じかというと、ごく単純である。主人公はL.A.F.D.(ロス消防局)所属のレスキューヘリパイロット。 元軍人であり、経験豊富な腕利きだ。その彼は、妻と離婚寸前であり、妻は現在金持ちの男と同居を始め、娘もそちら暮らしである。というわけで、若干しょんぼりな主人公である。一方、カルフォルニア工科大学の地震学の教授は、地磁気の観測データから、地震予知のロジックを完成させる、のだが、ネバダ州の「フーバー・ダム」で実験中に、強烈な反応が観測され、直後、巨大な地震が起こり、フーバー・ダムは崩壊する。だが、それはこれから始まるサンアンドレアス断層の崩壊の序章だったのだ。そして、主人公パイロットは愛する妻と娘を救出に向かう――!! てなお話である。
  なので、まず主人公は、特殊技能所持タイプである。演じているのは、US本国で大人気の「THE ROCK」ことDwayne Johnson氏である。知らない人は知らないだろうから説明しておくと、元々プロレスラーで、そのリングネームが「THE ROCK」であり、わたしも随分昔にWOWOWでWWFの試合を1回だけ観たことがあるけれど、まあすっげえ人気者ですよ。わたしが思うに、現在の『The Fast and the Furious』(邦題:ワイルド・スピード)シリーズの人気が高まったのは、彼が出演するようになった5作目からではなかろうか。いや、正確には4作目から大ヒットしているけれど、とにかく5作目から格段にスーパーヒットになったのは事実だと思うな。ちなみに、わたしの分析によると、THE ROCK様のUS国内における絶大な人気の秘密は、いわゆる「ギャップ萌え」なのではなかろうかと考えている。このおっさんですね、すげえおっかない顔しておいて、笑顔がやけに可愛らしいんだな。結構コメディもやってて、なんか、いい人っぽいすよ。
 ま、そんなTHE ROCK様なので、とにかくでっかくてゴツイ。よくヘリの狭いコクピットに体が入るな、と思うほどの重量級な男である。 そんな彼が、おっそろしく大活躍して妻を助け、あっという間にヨリが戻り、妻と共に娘救出に向かうのだが、これはもう、ハリウッド娯楽作なので、そ、そんなバカな!? というようなスーパーマン的大活躍を見せる。なので、恐らく日本人的には、かなりシラけてしまう可能性は高いが、US本国では、THE ROCK様のマッチョボディに、恐らく劇場はもう大興奮の渦であろうと想像する。それはいい悪いの問題じゃなく、そういうものなんだから、批判したって何の意味もなかろう。
 わたしとしては、別にスーパーマン的な活躍は全然アリだと思うが、ちょっと気になったのは、おそらく、ここ日本においては、あれほど「仕事をほったらかして家族優先」に救助活動をしたら、確実に後に批判にさらされ、インターネッツの発達した現代では徹底的に叩かれてしまうんじゃなかろうか、という点である。一応、主人公は、家族を救出に行くことを管制に報告し、管制からも「よーし分かった。頑張れよ、GOOD LUCK!!」と、許可を得るシーンはあるにはあった。けど、まあ、日本ではありえないでしょうな。これもいい悪いの問題ではなく、日本人なら、家族より仕事を優先させるのはおそらく確実だろうということで、 アメリカ人でもそりゃあ仕事を優先させる人だっていっぱいいるだろうけど、ま、許されるんでしょうな。よく分かりませんが。とにかく、日本人のわたしから見ると、主人公の家族優先の行動は、ちょっと後々が心配になった。大丈夫かこの人。
 そんなわけで、この映画はある意味、THE ROCK様の、THE ROCK様による、THE ROCK様のための映画とも言えそうだが、一人だけ、役者を紹介しておこう。わたしが紹介したいのは娘のブレイクを演じたAlexandra Daddario嬢30歳である。彼女は、どっかで見た顔とデカイ胸だな……と思って調べてみたところ、彼女は『Percy Jackson & the Olympians:The Lightning Thief』で、アテナの生まれ変わり(?)のヒロインを演じた彼女だった。ははあ、なるほど、あの娘か、とさっき初めて知りました。どうも見たことがあると思ったよ。彼女は、今回実にえらい目に遭うわけだが、なにしろパパがTHE ROCK様ですからね。どうせ大丈夫でしょ、とわたしは全然心配せずに観てました。
 まあ、他の役者や監督は、もう正直どうでもいいかな。それより、やっぱりこの映画の最大の見所は、CGによる恐ろしくリアルかつ誇張された、カルフォルニア崩壊の様だろう。画として、非常に恐ろしい。わたしは無神経な図太いバカなので、うおー、すげえ!! で済むけれど、まあ、これはやっぱり人によっては厳しいだろうなと思う。この映画が、地震に対する警告や啓蒙というような意味があるとしたら、そのビジュアルは、若干やりすぎだろうけど、意味はそれなりにあるとは思う。知らないよりも知ってたほうがいいのは間違いないだろうから。

 えーと、他に何か書いておくべきことがあったかな……あ、そうそう、ビジュアルがやりすぎじゃね、と思ったのはですね、あまりにほぼ全てのビルが倒壊してしまうわけですよ。一応西海岸は地震がそれなりに多いのに、この国の耐震基準ってどうなんだろう? とその点はよく分からないというか、ちょっと謎です。しかし、地震があるかないかで、建築の様相、街の様相は結構ちがうもんすね。NYCなんてほとんど地震はないからあんなにボロいビルや高層建築が多いのだろうし、わたしが一番びっくりしたのは、香港の街並みすね。超高層マンションがこれでもかってぐらい、にょきにょきと無数に建ってるもんな。あそこは地震がないんだろうなあ。でもまあ、地震が避けられないけれど、わたしは日本が一番好きです、はい。

 というわけで、結論。
 本作『San Andreas』(邦題:カルフォルニア・ダウン)は、そのリアルな恐ろしい映像から、日本での上映も一時危ぶまれたほどだが、観てみた結果、意外と普通のディザスター・ムービーだった。しかし、やはりその映像の迫力は、ある意味無邪気に誇張されているような気もするので、まったく悪気はないにしても、日本人には若干厳しいかもしれない。ま、ハリウッド映画なので、安心のエンディングですので、その点は、何も考えずに観ても大丈夫だと思います。観る価値があるかどうか、は、なんともいえないなあ。でも、少なくとも、地震を他人事と思っている人は、この日本にいるとは思えないけど、一種の啓蒙として、意味はある、と思うことにします。以上。

↓ わたしとしては、THE ROCK様鑑賞にはこれをお勧めします。「1」にしか出てませんが、The ROCK様初めての単独主演作です。意外と面白いす。
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2015-05-02


 

 毎週木曜日は、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。
 つーかですね、いよいよはじまった「ツール・ド・フランス」ですが、昨日の夜までに第5ステージまで進んでおり、昨日は初めての「山岳ステージ」だったわけですが、まあ興奮しましたね。しかし……わたしの応援するコンタドール選手は、ちょっと今年は難しいかな……と早くもヤバそうな雰囲気で残念です。初日の落車が痛そうでした……新城選手も昨日落車したようです。しかしこのままだと、またフルーム選手が総合優勝してしまう可能性が高く、それだと面白くないので、新たなヒーロー誕生を期待したいすね。
 さて。まずは今週の週刊少年チャンピオン2016年32号の概況です。
 ■『弱虫ペダル』:先週に引き続き、悠人、覚醒す!? その(2)の巻。ゴールまで残り400m。まででした。今泉くん、ここでも勝てなかったら、キミの存在意義が……。
 ■『刃牙道』:武蔵VSピクル開戦!! の巻。ピクル、いきなり顔面真っ二つなのかーッッッ!?
 ■『囚人リク』:順調に脱獄進行中、そして周龍まさか!? の巻。
 ■『少年ラケット』:先週に引き続き、イチロー君、ヒロ先輩に挑むの巻(2)。
 ■『Gメン』:コンビニ少女の事情判明、勝太に何かできるのか? の巻。
 ■『永遠の一手』:元・最強棋士meets天才プログラマー少女の巻。かなり面白い!!
 ■『AIの遺電子』:作られた人生に意味があるのか!? の巻。いやあ、面白いけど、今回も徹底的に地味。だがそれがいい!! 毎週同じこと言ってますけど!!
 ■ 『六道の悪女たち』:六道くんに惚れたスケバンガール、言いつけを守って手を出さず血まみれ。それを見た六道くん、男を見せるか!? の巻。いいすね。面白いす。

  とまあ、今週も通常運行の週刊少年チャンピオンでありました。
 
 さて。では、今週の『鮫島』ニュースのお時間です。 
 先週は、【丈影】の回想も終わって、いよいよ八日目の土俵入り直前まで描かれましたが、結論から言うと今週は、ハッキョイ!! からファーストアタックまで描かれました。
 冒頭、土俵入りする二人ですが、NHK解説席にいる虎城理事長は言います。【丈影】にすれば鯉太郎は最も分かりやすい簡単な力士であると。よって、鯉太郎にとって、【丈影】は今場所の大きな山であるというわけです。山崎さんと橋くんも、取材席から二人を見守ります。鯉太郎を見ようともしない【丈影】に、いつも通り気合十分の鯉太郎。山崎さん曰く、過去の対戦では全て立ち合いを制され、一気に決着をつけられているそうで、橋くんは、鯉太郎の立ち合いはトップクラスのスピードなのに、それでも通じないというのは、【丈影】は鯉太郎よりも速いのかと素朴な疑問です。山崎さんは続けて言います。【丈影】は速いというより「巧い」のであって、体の小さい鯉太郎よりもさらに低い相撲を取る唯一の相手だと。なので、鯉太郎の勝機は自分の土俵に引き込めるかどうかにあり、ポイントは【丈影】が「揺らぎ」を見せるかどうかにある、と語ります。
 橋くんは、苦手意識があるだろうから、鯉太郎は嫌だろうな、と思いますが、山崎さんは分かっています。
 「そうでもねえさ・・・」
 そうです。土俵上で塩をまく鯉太郎の表情を見て下さい! 超・やる気満々の笑みすら浮かべてますよ!! 鯉太郎も、十分わかっています。勝負は立ち合いであることを。出だしを速く、そして低く。先に踏み込み、主導権を握る。鯉太郎はそう考えています。
 一方、【丈影】はいつも通りの無表情。しかし、頭の中では、支度部屋で大関【王虎】の言葉が反芻されます。「鮫島に勝ったら、お前の大ぼらも聞いてやってもいいぜ」的なあの言葉。いつもクールな【丈影】ですが、【王虎】の言葉にイラついてきました。
 「王虎(アレ)は・・・横綱を愚弄しているのか・・・?」
 まあ要するに、【王虎】は、「おめーなんてまだ顔じゃねえ。けど、鯉太郎に勝てたら、ちょっとは認めてやるぜ」と、どちらかというと【丈影】を愚弄してると思うのですが、鯉太郎なんてチョロイと思っている【丈影】としては、「あんなチョロイ相手との勝負を横綱挑戦権取得の物差しにするなんて、横綱のこと舐めてんのか?」と怒り心頭なわけでしょう。
 そしてそんな【丈影】のイラつきを、鯉太郎は敏感に察知します。が、時間いっぱい、今は集中です。速く低く、速く深く。鯉太郎は集中を高めます。そしてとうとう「ハッキヨイ!!」の声がかかり、飛び出す鯉太郎。土俵を見守る橋くんも、常松こと【松明】関も、速い!! 完璧な立ち合い!! と思います――が!! そこでスッと体を沈ませた【丈影】の、下からの右ショルダーアタック、いわゆるカチ上げが鯉太郎にクリーンヒット!!! 橋くんも【松明】関も、驚愕の表情で悟ります。
 「遅れたんじゃない・・・あえて立ち合いを遅らせたんだ・・・」
 と、今週はここまでです。いやー、とうとう始まった鯉太郎VS【丈影】の本割。こいつは大変な取組となりそうですな。結末まで3週程度はかかるのでしょうか。単行本の収録を考えると、どうだろう、あと5~6話分かな? はーーー。しかし鯉太郎、勝てるのでしょうか。勝つ、んでしょうが、どんな展開か、マジ楽しみすね!!
 というわけで、最後に、毎週のテンプレを貼って終わります。
 <場所:9月場所>
 【鮫島】東前頭十四枚目(5月場所で東前頭十枚目)
 【白水】西小結
 【松明】東前頭六枚目。常松改め。本場所は7連勝中
 【大吉】序2段【豆助】序ノ口【目丸手】序二段【川口】不明
 ------
 1日目:【飛天翔】西前頭十二枚目。石川改め。
 2日目:【宝玉光】西前頭十一枚目
 3日目:【舞ノ島】西前頭十枚目
 4日目:【巨桜丸】西前頭九枚目。新入幕力士
 5日目:【岩ノ藤】東前頭七枚目 
 6日目:【大山道】西前頭七枚目
 7日目:【蒼希狼】西前頭六枚目
 8日目:【丈影】東前頭四枚目。横綱【泡影】と同期入門
  --------
 【王虎】&【猛虎】共に東大関
 【天雷】東関脇  【田上】番付不明※王虎の付け人をやってる。
 【闘海丸】西小結 他の力士は表にまとめた記事を見て下さい。
 【泡影】東横綱。第72代。29場所連続優勝中。62連勝中。モンゴル人。
 
 というわけで、結論。
 今週は、とうとう始まった鯉太郎VS【丈影】。ファーストアタックは【丈影】に奪われましたが、果たして鯉太郎は、【丈影】を自分の土俵に引き込みことができるのか。来週以降の展開が超楽しみです!! つか、常松よ、お前も今のところ7連勝中なんだから、お前も気合い入れてけよ!! 以上。

↓ くどいようですが、(8)巻は明日、7/8(金)発売ですよ!! 絶対買いでお願いします。    

 というわけで、現在日比谷の東京宝塚劇場で絶賛上演中の花組公演を、昨日、久しぶりに平日夜の回で観てきた。
 いつも一緒に観に行くヅカ友の若い娘っ子たちは、立派な社畜なので、キミたちは平日の18時に日比谷にいることが可能なのかい? と聞いてみたところ、「何をおいても絶対に行きます(意訳)」的なことを揃って言っていたので、さいですか、なら遅れるなよ、と思っていたら、ちゃんと開演20分前には現れた。感心感心、まったくもって社畜乙、である。つか、何をおいてもヅカ優先、という態度はわたし個人としては大変好ましいが、オレが君たちの上司だったら、若干仕事ぶりが心配である。ま、優秀と言われる若者なので、大丈夫と信じたい。
  というわけで、昨日観た花組の演目は、『ME AND MY GIRL』である。
 ヅカファンには大変おなじみで、もう何度も再演されている有名な作品だが、ヅカ歴6年のわたしは今回が初めてである。Wikiによると、わたしがヅカにはまってからの6年間にも再演されているそうで、あれっ!? じゃあ、なんでオレ、観てねえのかしら? と思ったら、どうやら大劇場公演としては8年ぶりらしく、一番最近の2013年月組版は、梅田芸術劇場公演だったようで、ああ、じゃあ観てねえわ、とさっき知った。なるほど。ついでに言うと、元々はブロードウェーではなくて、ロンドン・ミュージカルらしいですな。へえ~。
 そしてわたし的に初めてとなった『ME AND MY GIRL』であるが、有名作品だけあって、やはり一度はどこかで聞いたことのあるような楽曲が多く、実に明るく楽しい物語で、当然歌も素晴らしく、また、現在の花組による役者陣の熱演も大変良くて、結論から言うと非常に満足だったのである。が、しかし……今回はちょっとだけ、文句があり、若干残念に思うこともあったのが、わたし的結論だ。

 宝塚歌劇団は、毎公演、結構多くの動画をYou Tube上にUPしてくれるのだが、今回はこの動画を貼りつけておこう。
 まず物語は、男版『My Fairlady』と呼ばれているように、とある高貴な血を引く、けれど、下町暮らしの青年が、その血ゆえに裕福な家系の遺産相続人となってしまい、その血にふさわしい立ち振る舞いやマナーなどを叩き込まれ、そして、予期せず身分違いの恋となってしまった同じく下町暮らしの女性との恋模様も描かれるものである。
 しかし、正直に言えば、わたしの予想とは全然違う物語で、わたしはズバリ、主人公の青年ビルには最後まで共感できなかった。なにしろ、最後までほとんど何も努力もしないし覚悟もしない。ほぼすべてテキトーというか、ちゃらんぽらん系のゆとり青年だからだ。だが、一方、恋のお相手のサリーは非常に健気でいじらしく、わたしは今回、わたしはほとんどずっと、サリーの味方として、ビルには甚だしく説教したい気分であった。お前、ちょっとまず黙れ、そしてここに来て正座しろ!! と怒鳴りつけたい気分である。わたしはてっきり、ビルが一生懸命努力して頑張る話かと思ってたのに、全然違ってました。この、ビルというキャラクターへの反感? というか、どうも好きになれなかったのが、わたしの文句その(1)である。
 が、ビルはまあズバリどうでもいいとして、今回はとにかく歌がいい!! ついうっかり、周りを気にせずいつの間にか鼻歌を歌ってしまいそうな、危険なレベルの明るい曲である。その点ではやっぱり楽しくて素晴らしい作品であったと思う。
 
 というわけで、本作は主人公の青年ビルはとんでもないゆとり乙なクソガキだったわけだが、もちろん演じるのは、当然現在の花組TOPスター、明日海りおさん(通称:みりおちゃん)である。いや、ほんとにみりおちゃんは可愛いし、いいんすよ。ギャグも非常に頑張っていたし、帽子を使った細かい芸もさまざまに見せてくれる。しかし、みりおちゃんはとてもいいんだけれど、今回はなんかずっとふざけっぱなしで、正直、真面目に生きることを旨とするわたしには、ギャグがくどいというか長すぎて、残念ながらあまり笑えなかった。何度も、いいからちゃんと話を聞けよこの野郎!! と思ってしまったのは、わたしがクソ真面目すぎるからなんだろうか?
 わたしは過去の公演と比較できないので、過去のビルがどんなだったかわからない。ただ、思うに、この作品は普通に男性キャストも入る普通のミュージカルも上演されているわけで、ビルを普通に男が演じたらどうなんだろうというのは、どうにも想像がつかない。男が、あのテキトー男、ビルを演じたらどうなるんだろう? 面白いのかな? 男版を観たことがないので、ちょっと想像がつかないが、現時点のわたしが言えることは、テキトー男を実際に男が演じたら、わたしはますますイラついていたのではないかと言う気がする。テキトー男というものは、高田純次氏のようなおっさんならばアリ、なのだが、若い男が演じたらふざけんなコノヤロー!! と思ってしまうのではなかろうか。なので、あくまで可愛らしく女性が演じる宝塚版だからこそ、やっぱり楽しいのではなかろうか。くれぐれも言っておきたいが、みりおちゃんは最高です。1幕ラストでの客席降りで、わたしのすぐ横を駆け抜けていったみりおちゃんは、失神ものの可愛さであった。ホントに顔がちいせえなこの人、とまあ、天使クラスであったのはもう、言うまでもなかろうと思う。

 さて、今回、わたしが一番注目だぜ、と事前にチェックしていたのは、実はTOPスターのみりおちゃんではなく、3番手(?)スターの柚香 光さん(ゆずか れい、通称:れいちゃん)である。前回の花組公演の時にも書いたが、まあとにかく美形であり、現在の花組ではTOPのみりおちゃんに次ぐ小顔の美形だと思うが、いつも男役の彼女が、今回は完全に女性のジャッキー役である(ちなみに役替わりで、別Verでは髭ダンディな弁護士役。そしてちなみに前回の『新源氏物語』でも六条御息所という女性を演じた)。なので、れいちゃんの女子振りも堪能してくれるわ!! という勢いで昨日は劇場に向かったわけだが、まあ、これが恐ろしく綺麗で、期待以上の素晴らしさでだった。たしかにデカい(171cm)けど、いいですなあ。非常に色気アリで、大変眼福でありました。元々声が低く、大変極上のハスキー美女ですね。しかもなんというか彫が深いというのか、長身もあいまって、ハリウッド女優のようでした。なんとなく、Anne Hathaway嬢に似ているような気がしますな。最高です。れいちゃんは、わたしイチオシの星組の礼 真琴ちゃん(通称:ことちゃん)と同期の95期。今後大変期待できますね。二人が揃ってTOPとなる日が楽しみですな。
 また、今回一番わたしのハートをつかんだのは、上にも書いた通り、超健気なヒロイン・サラを演じた花乃まりあさん(通称:かのちゃん)でありました。かのちゃんは歌もいいですね。今回彼女の歌のほうが断然目立っていたと思う。また、2幕のクライマックス(?)の、ロンドンまでサラを追ってきたビルが、サラの家の前で観る幻のあのダンス、せりから上がってきてぐるーーりと回る、あのシーンがわたし的に一番グッと来ました。今の各組娘役TOPの皆さんは、全員とてもイイですな。大変それぞれの個性があって、中でもかのちゃんについてはわたしは今まであまり注目していなかったのだが、『カリスタ』の時や、今回のような、若干育ちが悪い、けど、主人公を想う健気な少女を演じたらTOPクラスに可愛いと思います。大変よい芝居振りでした。
 それから、いつもあまり触れないけれど、2番手の元・星組の芹香斗亜さん(通称:キキちゃん)は、初めての老け役なのかな、ちょっと微妙に面白おじさんのジョン卿を非常に堅実にそして楽しく演じてくれていたし、あと、弁護士のパーチェスターを演じた鳳真由さんも、今回が退団公演となってしまったけれど、大変笑わせてもらった。今回、パーチェスターが一番笑えて面白かったと思う。
 ただ、これはわたしの文句その(2)なのだが……今回はですね、SS席5列目での観劇だったわけなんですが、せっかく超いい席だったのにですね……今回、「銀橋」がほとんど使われてない!!! ことが大変残念に思うわけです。はーーーせっかく5列目なのに……銀橋で歌うシーンがほぼなかったのが、超残念で、ここは大変僭越ながら、なんだよ……ちぇっ。と、文句を言わせていただくこととしたい。残念でした……。
 それでは最後に、毎度お馴染みの、今回のイケ台詞の発表です。
 ※イケ台詞=わたしが「かーっ!! カッコええ!!」と思った台詞のこと。
 「残念だが、わたしはこれから戦争を始めるところなのさ
 今回はビルに感情移入できず、ラスト近くのジョン卿のさりげなくカッコイイ台詞をチョイスしました。これは、サラの家の前から立ち去るときに、娼婦めいた女性の誘惑をさらっとかわす時の台詞で、さあ、これから、サラのためにいっちょ一肌脱ぐか。という決意の台詞です。キキちゃん、大変良かったと思います。ところで、ジョン卿がサラの上流階級暮らしのコーチとしてある男を紹介しよう、名は「ヒギンス教授」とういうのだがね、なんていうシーンは、ちょっと驚きのギャグでした。えっ!! あんたヒギンス教授と友達なんだ!? とびっくりしたわw

 というわけで、結論。
 はっきり言って主人公ビルはダメなゆとり小僧ですが、ヒロイン・サラはとても可愛いし、とにかく楽曲がノリノリである。1幕ラストや、カーテンコールの時の劇場全体を包むノリノリ感は、非常に楽しく、結果としてビルのテキトーな調子の良さがこの雰囲気を作り上げていることは間違いないので、まあ、いっか。と最終的にはわたしも許してやることにしたい。散々文句を言っといてアレですが。ま、わたしの好みとしては、コメディーとしては『こうもり』の方が面白かったっす。以上。

↓ 予約しました。もう何度でも観たいすね。最高です。早く発売日になんねーかな。
 

 連載開始が平成10年(1998年)第14号の週刊少年ジャンプなので、なんともう18年前の話だ。
 冨樫義博先生による、 『HUNTER×HUNTER』のことである。
 わたしは連載の初めから、毎週ジャンプで読んでおり、大好きな漫画の一つだが、長期の休載もあって、 現在のジャンプでもたしか10週ぐらい前から2年ぶり? ぐらいの連載が始まり、それに合わせて単行本の最新刊も発売になるという、ちょっとした事件と言ってもいいぐらい、今、わたし的に久しぶりの『HUNTER』熱が高まっている。ただし、今週号の2016年第31号をもってまたも休載にはいるようなので、次に読めるのはまた当分先、になる。まあ、次の単行本(34)巻分の話はたまったと思うので、次の(34)巻の発売は、次に再び連載が開始される頃、になるのだろう。今年中に再開してほしいところだけど、どうかなあ……。

 ↑これが最新巻の(33)巻。
 そして、すっかり電子書籍野郎に変身した今現在のわたしは、果たして最新刊(33)巻を電子で買うか、それとも、従来通り、全巻ずらりと並べるために、最新刊も紙で買うか、実は3日ほど悩んだ。
 出した結論は、「もう、電子書籍で1巻から全部買い直して、最新刊(33)巻も電子で買っちゃえばいいじゃない!!」 というものだったので、カッとなって全巻電子で買い直し、久しぶりにまとめて全巻読んで、大変満足している。いやあ、やっぱり抜群に面白い。
 というわけで、もはや『HUNTER×HUNTER』の面白さを語るのは超今さらだし、もうアニメ化だって、いつだろう、1999年2011年か、2回も実現しているので、あまり意味もなかろうと思う。なので、今日は自分用備忘録として、各巻の連載年代と内容をちょっとまとめて、あとで、アレは何巻だっけ、と振り返る際に役立つメモとしておこうと思う。何度も言いますが、やっぱりまとめて一気に読むと、ホント、この巻で今日は寝よう、と思っても、ついもう一冊、みたいに止まらないね。最高です。 
 さてと。じゃ、行ってみるか。たぶん、いろいろネタバレです。
 ※22/23とか4/5とかスラッシュは合併号で、一部適当(想像)。
 ※抜けているのは、当然いわゆる休載っす。

 <ハンター試験編>
 【1巻】:1998年(H.10)14,15,16,17,18,19,20,21号掲載分。
    1次試験最中。ヒソカが霧に紛れて殺しを始めるまで。
 【2巻】:1998年(H.10)22/23,24,25,26,28,29,30,31,32号掲載分。
    3次試験最中。トリックタワー攻略中。
 【3巻】:1998年(H.10)33,34,35,36,37,38,39,40,42,43号掲載分。
    4次試験最中。イルミがヒソカの前に現れるところまで。
 【4巻】:1998年(H.10)44,45,46,47,48,49,50,52、1999年(H.11)4/5号掲載分。
    最終試験最中。イルミがキルアに正体現すまで。
 【5巻】:1999年(H.11)6,7,8,12,13,15,18号掲載分。
    ハンター試験終了~ゾディアック家訪問~天空闘技場まで
 <天空闘技場編>
 【6巻】:1999年(H.11)19,20,21,22,23,24,25,26,30,32,37/38号掲載分。
    天空闘技場にて、ヒソカVSカストロ戦の決着まで。
 【7巻】:1999年(H.11)39,40,42,43,44,45,46,47,48号掲載分。
    天空闘技場終了まで。
 <ヨークシン・オークション編>
 【8巻】:1999年(H.11)49,50,51,52、2000年(H.12)1,2,3/4,5/6,78号掲載分。
    ゴン&キルアがまずゴンの家に行き、ミトさんから、ジンの残した
    「G.I」の指輪とセーブデータをもらい、「G.I」のために、ヨークシン・
    オークションへ。そしてそこで幻影旅団がノストラード一家の
    用心棒を虐殺するところまで。
 【9巻】:2000年(H.12)10,11,12,13,14,15,16,17,18,19掲載分。
    クラピカがウヴォーを拘束し、クラピカの念能力が明らかになるところまで。
 【10巻】:2000年(H.12)20,21,22,23,24,26,33,34,35,36,37,38号掲載分。
    幻影旅団に捕まったゴン&キルアがノブナガの前から逃げ出すところまで。
 【11巻】:2000年(H.12)39,40,41,42,43,45,47,52、2001年(H.13)2号掲載分。
    クラピカが鎖の「制約と誓約」を語るところまで。
 【12巻】:2001年(H.13)3/4,5/6,8,9,11,12,13,16,17,18,19,20号掲載分。
    クロロを助けるか、幻影旅団内部で意見がぶつかり合ってまとまらないところまで。
 【13巻】:2001年(H.13)21/22,23,24,25,28,29,30,31,32,34,35,38号掲載分。
     無事G.Iの世界へ。ゴンが先にG.I.のスタート地点へ、まで。
 <グリード・アイランド編>
 【14巻】:2001年(H.13)44,45,46,47,48,51,52、2002年(H.14)3,4/5,6/7,8,9号掲載分。
    殺人鬼ビノートルを相手とした修行完了まで。
 【15巻】:2002年(H.14)11,12,14,15,16,18,22/23,24,25,32,33,34号掲載分。
    順調にカード集めも進んで、 ボマーが動き出す直前まで。
 【16巻】:2002年(H.14)36,37,38,39,41,42,43,44,46,48,49,50,51号掲載分。
    いよいよレイザーとの戦い。ゴレイヌがレイザーに一発かますところまで。
 【17巻】:2002年(H.14)52号~2003年(H.15)1,2・3,4/5,6/7,8,9,10,12,13,14号掲載分。
    ゴンVSボマー開戦まで。
 【18巻】:2003年(H.15)15,17,18,20,21,22,23,24,26,27,28,30,31号掲載分。
    G.I.クリア、ジンの元へ、と思ったらカイトのもとへ行ってしまい、
    キメラ・アント編開幕まで
 <キメラ・アント編>
 【19巻】:2003年(H.15)32,34,35,37/38,39,40,42,43,44,45,47,48号掲載分。
    ピトーがカイトの切断された頭部を抱いているところまで。 
 【20巻】:2003年(H.15)49,51,52、2004年(H.16)1,3,4/5,6/7,9,10,11,13,14号掲載分。
    キルアVSシュートの戦いが始まるところまで。
 【21巻】:2004年(H.16)15,17,18,22/23,30,32,34,35,37/38,40,46,47号掲載分。
    ゴン・キルア・ナックル・シュート・モラウ・ノヴが集合。
    各自作戦に出動する直前まで。
 【22巻】:2004年(H.16)51,52、2005年(H.17)1,3/4,5/6,8,9,10,12,14号掲載分。
     一人戦うキルア、フラッタの監視を振り切れずイラつくところまで。
 【23巻】:2005年(H.17)17,19,20,21/22,24,25,26,28,29,30,32,33号掲載分。
    ヂートゥの念空間にとらわれたモラウ、楽勝決着直前まで。
 【24巻】:2005年(H.17)34,36/37,38,39,41,42,46,50、2006年(H.18)8,9,10,11号掲載分。
    宮殿突入まであと10分! まで。
 【25巻】:2007年(H.19)45,46,47,48,49,50,51,52、2008年(H.20)1,2号掲載分。
    ネテロ会長とゼノ突入、王と共に宮殿を離れる直前まで。
 【26巻】:2008年(H.20)14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24号掲載分。
    キルアのナルカミが炸裂して、シュートがユピーに一発かますところまで。 
 【27巻】:2008年(H.20)45,46,47,48,49,50,51,52、2009年(H.21)1,2号掲載分。
    ネテロ会長が王に、「ワシに勝ったら名前を教えてやらんでもないぞ」、まで。 
 【28巻】:2010年(H.22)5/6,7,8,9,10,11,12,13,14,15号掲載分。
    ネテロ会長死亡、王、辛くも復活、ゴン、ピトーを連れてカイトの元へ、まで。
 【29巻】:2010年(H.22)16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26号掲載分。
    ユピー死亡、王、記憶を取り戻しそうなところまで。
 【30巻】:2011年(H.23)35/36,37,38,39,40,41,42,43,44,45号掲載分。
     キメラ・アント編の結末から会長選挙編開始まで。
 <会長選挙&ゾディアック家インナーミッション編>
 【31巻】:2011年(H.23)46,47,48,49,50,51,52、2012年(H.24)1,2,3/4,5/6号掲載分。
    選挙は上位4人に絞られた。キルアはイルミに立ち向かうところまで。
 【32巻】:2012年(H.24)7,8,9,10,11,12,13,14,15,16号掲載分。
    ゴン復活、選挙終了、そしてビヨンド登場まで。
 <暗黒大陸編>
 【33巻】:何年何号掲載分か、書いてない!! 今回の連載再開1話目まで(33)巻には収録
    お話は、暗黒大陸へ向けてのさまざまな動き。
    ジンがビヨンドチームに加入、そしてレオリオとクラピカが
    「十二支ん」に加入、クラピカは第14王子の護衛として潜入!!
    まで。 

 こうしてみると、特に長い休載になったのは、【24巻】と【25巻】の間と、【27巻】と【28巻】の間、【29巻】と【30巻の間】、そして今回の【32巻】と【33巻】の間、ってことになるのかな。意外と、重要な部分は連続で連載されて一気に片を付けてる印象もあるんだなあ。わたしは特に、<グリード・アイランド編>が好きっすね。あれは本当に素晴らしい傑作だと思う。あと、連載時は(とにかく文字が多いので)結構読み流した、<会長選挙&インナーミッション編>も、改めて単行本で読むとかなり興奮しますね。実に面白い。
 まあ、毎週読んでいる身としては、間が空くと、まーた休載か……としょんぼりだけれど、単行本でまとめて読むとホント、散々待たされたことなんてすっかり忘れて楽しめちゃうもんだな、と改めて実感した。
 それは、結局のところ、面白いから、ですべて片付くことであり、まあ、実際わたしとしては、長い休載があっても、ちゃんと待ち望む、善良な読者でいるつもりです。
 しかしなあ、わたしの周りには、「キメラ・アント編」で終わらせればよかったのに説を唱える人もいるけれど、それだとゴンが、アノ状態のままになっちゃうし、わたしは全然、まだ続く「暗黒大陸編」も大歓迎です。ただ、わたしは「キメラ・アント編」を読んでいる時、ゴンを治すためにふたたびキルアが「G.I.」に行って、「大天使の息吹」を獲得してそれを使うのかと思ってました。そして今のわたしの目下の心配は、冨樫先生の『幽遊白書』のラストのように、「暗黒大陸編」がごくあっさり、終わっちゃうんじゃないだろうな……という点だけです。アレはアレで、別にアリですが。

 というわけで、いい加減長いしまとまらないので結論。
 冨樫義博先生による『HUNTER×HUNTER』は大変面白い漫画です。連載開始時に生まれた人がこの夏もう選挙権取得ですよ。恐ろしいというか、まさしく光陰矢の如しですなあ。まあ、次の連載再開を楽しみに待っていたいと思う。今年中の再開は……まあ、ないんだろうなあ……。やれやれ、です。以上。

↓ こちらも大変面白い。全2冊なので、つい電子書籍で同時購入してしまった……。

 というわけで、毎週月曜日は恒例の週末映画興行データです。
 もう、2016年は半分終わってしまったわけで、こうして光陰矢の如しな毎日を送ると、きっとあっという間に東京オリンピックも開催され、そして気が付くともう死が近づくのを自覚するような歳になるんでしょうな。まったくもって恐ろしい……。
 ええ、今日も特にネタがないので、全然続かないので、さっさとランキングを見て終わりにします。
 なお、US本国では『DORY』が絶好調のようで、17日間で372M$稼いでいるようです。これは、『TOY STORY3』の289M$を大きく上回る絶好調ぶりだそうで、日本では『トイスト3』が108億円稼いだわけで、その実績からすれば、今年の夏の『ファインディング・ドリー』は120億ぐらい行っちゃってもおかしくなさそうですな。初週10億越えは確実、と根拠なく予想します。間違いないね、きっと。わたしはたぶん観ないけど。

  では、さっそくいつもの興行通信社の大本営発表から見てみよう。
 1位:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が公開土日で4.25億稼いだそうです。これはまあ大ヒットコースですが、前作は確か13億ぐらいのスタートだったので、3分の一ぐらいということになり、前作はGWも効いて最終118.0億まで伸びたので、今回は30億ぐらいは行くのかな、みたいな予想がいまのところ成り立つと思います。どうだろ、余裕なのか、ギリなのか、今後の進捗を注目したいところでしょうか。US本国ではあまりヒットしていません
 2位:『TOO YOUNG TOO DIE』が9日間で動員50万人突破だそうだから、単価1300円として6.5億ぐらいは行っているということになる模様です。まずまずじゃないでしょうか。不運にも公開が延期になってしまった事故もありましたが、無事に売れてる模様です。
 3位:『ズートピア』が72日間になるのかな、合計で75億まで行ってないかな。73~74億ぐらいではなかろうか。凄いすね。依然勢い衰えず。1日に1億以上稼いでるって事ですな。どこまで伸びるかは、果たしていつまで上映されるのか次第だと思われる。素晴らしい。
 4位:『植物図鑑』が30日合計で17~18億ぐらいではなかろうか。凄い。これは相当松竹も嬉しいでしょう。このまま行けば、ひょっとすると有川先生の小説の映画化作品でナンバーワンの数字になるのでは?
 5位:『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』が公開土日で0.7億ほどだったそうです。第28作目だそうな。去年より若干数字的には弱いと思う。
 6位:『貞子VS伽椰子』が16日間合計でもう6億を超えて来たのではなかろうか? 先週の段階で5億ぐらいと予想していたので、そのぐらいは行ってておかしくないはず、だと思う。実はあまり自信なし。しかし大したのですよこれは。10億まで行くのでしょうか……。
 7位:『64―ロクヨン―後編』が23日間合計で15億まで行ったかどうか、ぐらいでしょうか。まあ、前編は18億ぐらいは行ってるはずなので、全編を観た人の9割が後編も観るなら16億は超えてくるわけで、落ちが少ないということは、きっちり全編が面白かったんでしょうな。来年の今頃、WOWOWで放送されたら観て見ます。
 8位:『日本で一番悪い奴ら』9日間合計で2~3億ぐらいでしょうか。興味なし。
 9位:『クリーピー 偽りの隣人』16日間合計で5億に届いたのかな? こちらも数字的にあまり自信なし。
  10位:『デッドプール』は水曜公開だから32日間かな。合計でおそらくは20億には届いていないと思う。18~19億ぐらいと予想します。これ、きっと、8月公開の『X-MEN』本編よりいい数字で決着すると思いますね。つか、『X-MEN:Apacalips』は10億ぐらいだろうな……良くても。ちなみに2014年の『X-MEN:Days of Futuer Past』は、日本では10.3億しか稼げませんでした。悲しい……。

 てな感じだと思います。

 というわけで、結論。
 先週同様、『ズートピア』と『植物図鑑』が今度どこまで伸びるのか、に大変興味があります。『ズートピア』は、80億以上行く実力はあると儲けれど、もうそろそろ上映期間も終わっちゃうんだろうなと思う。なにしろ『DORY』の公開が控えているので。それまでどのくらい稼ぐか、大変興味深いですな。同じく『植物』も、20億超えたら相当凄いですね。今後の進展を見守りたいと思います。以上。

↓ おっと、もう予約受け付けてるんですな。にんじんペン……やばい。ちょっと欲しい……。そして会議で使って、「あなたこういいましたよね!!」とジュディばりに突きつけたい!! 

 先日、WOWOWのプログラムガイドを眺めていたところ、わたしの中に眠るクソ映画ハンターとしての本能にビンビンに敏感に反応する映画が放送されることを知った。なので、コイツは要チェックだな、と判定し、録画しておいたのだが、昨日の夜、ようやく観てみることにした。
 ちょっと前に、わたしのクソ映画アンテナに反応アリ、として観てみた『Lake Placid VS. Anaconda』(邦題:アナコンダVS殺人クロコダイル)は、まったくの時間の無駄であり、オレのアンテナもちょっと鈍ってきたな……と実に反省するにやぶさかでないダメ映画だったのだが、今回は、そのぶっ飛び具合といい、予想を裏切る意外な脚本といい、そしてお約束のお色気もきちんと踏まえていて、うむ、これこそクソ映画だ、と安心できる作品であった。
 その映画のタイトルは、 『ZOMBIEBER』。そのまま日本では「ゾンビーバー」というタイトルで、てっきりビデオスルーかと思ったら、ちゃんと劇場公開もされたらしい。まあ、とにかくたいへん香しいクソ映画で大満足であった。

 上記映像は、本作の監督がへたくそな日本語で頑張ってしゃべっている、もうこの映像を観ただけでこの映画を観たくなる(クソ映画ハンターのわたしの場合。普通の人は無理だと思う)メッセージで、正直、舐めているとしか思えない。大変よろしい感じである。
 
 そしてこちらが、本作の予告編だ。まあ、おおむね物語は上記予告の通りである。
 夏。冒頭、まったく仕事をする気のない2人組が、トラックを運転している。バカ話をしている間に、鹿を轢いてしまった。うんざりする二人は、さっさとその場をばっくれる。荷台に積んでいた、核汚染物質がひとつ、転げ落ちて川に流れてしまったことも知らずに……。
 そして場面は、3人の女子が乗る車内に移る。真面目女子、眼鏡ややビッチ女子、完全ビッチ女子の3人組なのだが、これから眼鏡ややビッチ女子の別荘(?)へ行くところらしい。そして到着してすぐに、湖(というか池?)へ泳ぎに行く3人。完全ビッチ女子はいきなりのトップレスで登場し、この時点で、ブランデーを片手に猫を膝に乗せ、ついでに葉巻をくゆらせながら画面を見守るわたしの口角はニヤリとしていたはずだ。ほう、わかってるじゃあないか、とわたしの期待は高まる一方である。
 で、池の端っこに、ビーバーの作ったダムがあることを発見する女子たち。ビーバーいるのかしら、きっと可愛いわよ、おいで~などと頭の悪い行動で、我々観客に、ははあ、死ぬな、コイツら、と分かるわけだが、残念ながらそのビーバーダムに、冒頭で川をドンブラコと流された核汚染物質が流れ着いていることはまったく気が付かない。なるほど、これでビーバーがゾンビになるわけね、と大変分かりやすい。いや、まあ、まったく分からないというかあり得ませんが。
 そこからの展開は、おそらく皆さんの想像通りで正解であろうと思う。
 ま、そのゾンビ化ビーバーが襲ってくる前に、ちゃっかり3人の彼氏たちも現地に合流して、殺される運命の馬鹿な若者たちが順調増えていくのは大変好ましいし、きっちり夜はヤリまくるので、観ていてほほえましいほどだ。うむ、この映画、分かっておるわ、と安心の脚本である。
 だが、である。この先、極めて意外な展開が待っていた。普通、先にあげた女子3人組だと、まあ、助かるとしたら真面目女子ですよね? だが、この映画は違う。真面目女子は第1被害者となるのである。しかも、ゾンビーバーに襲われて死亡、で終わるのではなく、その後、前歯がグギギ……と伸びてきて、ビーバー的な容貌に変身するのだ。まったく理屈は不明だが、そういうことである。
 わたしは、真面目女子が一番最初にそんなことになってしまったので、あれっ!? 全員死亡エンドかな? と思ったのだが、そこもわたしの予想を裏切る展開で、普通なら一番最初に死ぬでしょ、と思っていた完全ビッチ女子が唯一のサバイバーとなるのである。ネタバレだけど、どうせ誰も見ないからいいよね?
 とまあ、そんなわけで、意外と歴戦のクソ映画ハンターのわたしでも想像できない意外な展開で、わたしは大変楽しめたのである。
 また、この映画はほとんどCGは使われておらず、ほぼ全部、実物のマペットと特殊メイクだけである。なので、今観ると感動的に安っぽく、正真正銘のクソ映画だった。最高でした。
 一応、キャストについても調べてみたのだが、全然知らない方ばかりですな。
 まず、真面目女子を演じたのが、Lexi Atkins嬢。結構可愛いと思う。ひどい役でしたが。
 そして眼鏡ややビッチ女子を演じたのが、Rachel Melvin嬢。お、このIMDbの写真は可愛いじゃん。
 そして完全ビッチ女子を演じたのが、Cortney Palm嬢。いい脱ぎっぷりでした。おっと!! この娘、『SUSHI GIRL』で女体盛りされたSUSHI GIRLsの一人みたいすね。まあ、あの映画はわたし的には0点ですけど。
 で、彼氏たちや、監督はもうまったくどうでもいいや。知らん人たちでした。

 というわけで、短いけれど結論。
 『ZOMBEAVERS』は、紛れもないクソ映画で、普通の方は観る価値は一切ないと断言できる。しかし、80年代っぽい、なつかしのチープなクソ映画を愛してやまない方には、意外と想像の斜め上を行く展開には、ちょっと驚きかつあきれ、結果として意外と楽しめるような気もする。興味がわいた方は、こちらの公式サイトを観てみてください。センスゼロの調子に乗ったサイトですが、映画自体はアリ、だと思います。えーと、もちろんわたしは責任は取りませんけどね。以上。

↓ちゃんと出てるんすね。売れるとは思えません。
ゾンビーバー [Blu-ray]
レイチェル・メルヴィン
インターフィルム
2016-01-06

 しつこいと言われようと何度でも繰り返し言うが、わたしは宝塚歌劇を愛しており、中でも星組がイチオシで、2015年、LEGENDと呼ばれる柚希礼音さん(通称:ちえちゃん)の最後の公演は、ムラと東京の2回観て、あろうことか、東京ではショー『Dear DIAMOND!!』の、とある場面でうっかり泣いてしまった残念なおっさんである。
 いや、あの時は、もうこれで本当にちえちゃんの歌をこの大劇場では聞くことができないんだ、ということが実感としてわたし心を捉えてしまい、なんだかとにかく淋しくて淋しくて、おまけにわたし自身もちょっとした人生の岐路にあったため、 もう涙が止まらなかったのである。まったくもってお恥ずかしい限りだ。
 最後の退団公演は、ミュージカルプレイとレビューショーのいわゆる2本立てだったのだが、ミュージカルのほうも少し退団を意識した台詞や演出があって、ラストで「では……行ってきます!!」と旅立つ主人公の姿には、誰もがちえちゃん本人を重ね合わせ、ジーンと来たはずだ。わたしも大変胸が熱くなったのだが、この時点では、新たな人生を歩もうとするちえちゃんのカッコイイ姿に、心からの祝福をこめた万雷の拍手をもって、わたしはむしろ、笑顔で旅立ちを見送ることが出来た、のだが、後半のショーではもう号泣である。
 それは何故か。わたしが思うに、ショーの歌の歌詞と演出が、恐ろしく状況にマッチしているというか、ちえちゃんの心がそのまま投影されているかのような構成であり、 もはやわたしは人目をはばからず、おいおい涙を流すに至ってしまったわけで、あのショーのことは、恐らく生涯忘れまい、という気すらしている。えーと、決して大げさに言ってはいません。結構マジです。

 で。その、わたしにとって忘れられないショー『Dear DIAMOND!!』であるが、先日WOWOWで放送があった。しかも、である。なんとちえちゃん本人と、お相手役の夢咲ねねちゃんこと赤根那奈ちゃん(通称:ねねちゃん)のお二人による、副音声解説付きである。これは超必見だぜ!! と録画し、今日の土曜日にさっそく観てみた。結果、わたしはまたしても、TVを前に涙を流す醜態をさらしたわけである。ま、誰もいない一人の部屋なので、別にさらしていないけれど、二人がこのときどんな気持ちだったのかを本人の声で語ってくれるという、極めて贅沢な番組であり、まったくもってWOWOWは分かってる野郎だぜ、と、わたしのWOWOW愛はますます高まるばかりだ。

 ↑これはその退団公演の宝塚歌劇公式動画です。

 もちろん、退団後のちえちゃんは現在も精力的に活動しており、わたしも退団後初舞台やコンサートなど、きちんと通って、その、今の柚希礼音というアーティストを今でも応援しているわけだが、相手役のねねちゃんは、まだ退団後の舞台は見られないでいる。チケット取れねえんだもん……『1789』は見たかったのだが……。
 しかし、改めて退団後のねねちゃんを見かけると 、やっぱり飛び切り可愛くて、現在のナチュラルなメイクで見てもとても美人でかわいい女優であることは間違いない。そしてこれも、何度もこのBlogでも書いているが、わたしは声フェチでもあって、ねねちゃん、いや、今後は那奈ちゃんというべきかも知れないが、彼女の声がとても好きだ。特に、笑い声が大変可愛らしい。そして今回、改めて、ちえちゃんと当時のねねちゃんは素晴らしいTOPコンビだったんだなあ、という事が良く分かった。
 何しろ、二人は今でも非常に仲がいい。二人の会話は、まさしく最高の戦友であり、お互いを理解しあう最高のパートナーとしての本音トークであろうと思う。わたしは、二人が現役ジェンヌのときは、ずっとちえちゃんばっかり観ていたのだが、最近はねねちゃんこと那奈ちゃんも大変気になる存在である。大変失礼ながら、こんなに可愛かったっけ、とすら思えるほど、今の那奈ちゃんは生き生きとしてとても可愛いと思う。
 今回、二人は、退団公演となった『Dear DIAMOND!!』を観ながら、いろいろなことを話してくれた。
 「ああ、ここ好きだったな」「ここ最高ですよね。このときはもう泣きそうでした」「いやあ、ここは踊ったあとすぐ歌でしょ、心折れそうになったよ」とか、ほほえましくもあり、観客には分からない苦労だとか、その本音を語ってくれていて、ファンとしては実に面白い番組だったと思う。
 そしてTVで観ると、劇場で観るよりも、なんだかあっという間に感じてしまうもんだな、という発見があった。あれっ!? こんなに短かったっけ? みたいなことを今回感じたのも、ちょっと意外に思った。
 しかし、ちえちゃんは本当に2番手の紅ゆずるさん(通称:紅子)が大好きというか、仲がいいんだなあ、というのも随所で感じられる。紅子が出てくると、ちえちゃんは嬉しそうに、「さあ、紅さんちのゆずるちゃんが登場ですよ!!」とか、「お、ゆずるちゃん、カッコイイねぇ~」とか、いちいちツッコミを入れたりして、ちょっと楽しい。また、今現在は宙組に転校してしまった真風涼帆さん(通称:ゆりかちゃん)にも、「ああ、もうこの二人(紅子&ゆりか)が並ぶことはないんだなあ……」としんみりつぶやいてみたり、先日の公演で退団した、ちえちゃんと同期の十輝いりすさん(通称:まさこさん)に対しても、いろいろ突っ込んだり、「まさこも退団だもんねぇ……」とねぎらうような声をかけたり(番組収録は3月だったらしいのでまだ退団前)、一緒に戦ったみんなへの声がけも、ファンとしては必見だと思う。もちろん、那奈ちゃんもいろいろなことを話してくれていて、番組終了後はちえちゃんと那奈ちゃん二人のちょっとした対談があるのだが、そこでは那奈ちゃんはちょっと泣いてしまうような場面もあった。そして、わたしはその時のちえちゃんの言葉が、今回一番グッと来た。
 「泣くやんか~~!! そうやねん、(ねねが泣くときは)泣く5秒前から分かるもん!!」
 だそうで、共に濃密な6年間を、一番近くで過ごしてきた二人は、もう完全に夫婦じゃん!! と言わざるを得ないような関係で、大変ほほえましく、またキラキラして見えました。「お前が泣きそうになる時はさ、5秒前からわかるんだよね。何年一緒にいると思ってんだよ」これ、相当なイケセリフだと思います。
 ちなみに、那奈ちゃんが名前を変えたのは、どうやら、これまでの「夢咲ねね」の生き様は宝物であり、これからの人生を「上書き保存したくない」と思ったためで、要するにこれからの人生は赤根那奈として、「名前をつけて別名保存したい」からだそうだ。そして今後の夢は、いつかまた、ちえちゃんと競演したいということで、それを言うところで泣いてしまったわけだけど、もうホントにこの娘は可愛いな!! とわたしも泣きそうになりました。
 あと、那奈ちゃんが大変可愛かったのは、退団後の舞台で、初めて男優との芝居を経験したときに、腕をガッと掴まれるシーンで、その掴む力の強さに、あ、やっぱり男は違うんだ、と思い、そして心の中で、
 (あーーん……ちえさん帰ってきてぇ……)
 と思ったそうです。もう何なんだこの可愛らしさは。最高ですね。やっぱり、ちえちゃんもまた、ねねちゃんあってこそ、だったんだなあ、という事が良く分かりました。今後、わたしとしては赤根那奈さんも全力で応援したいと思います。

 というわけで、結論。
 WOWOWは、ホントにわたしにとっては、よく分かっている奴であり、今回の 宝塚への招待『Dear DIAMOND!!』 柚希礼音&赤根那奈 副音声解説付きVerも、最高に楽しませていただいた。これは永久保存版として、今後も何度も繰り返し観ると思います。ちえちゃんファン必見かと存じます。以上。

↓ ヅカ友にもらったのでもっています、が、やはり今回の副音声は非常に素晴らしかったと思います。

 

 はー。くそう。妙に忙しい。
 というわけでまったく書くネタがないので、今朝、電車の中で読み終わった作品を取り上げる。
 おととい、ここでも取り上げた、わたしが大ファンの作家、上遠野浩平先生の、2007年の作品になるのかな? その作品の存在は前から知っていたけど、わたしの大嫌いな講談社から出ているので、なんとなく今まで読んでいなかったのだが、先日『無傷姫事件』を読んで、やっぱり上遠野先生の作品は全部読まないとアカン、と認識を新たにし、おととい、電子書籍を買ってみた作品が、『酸素は鏡に映らない』という作品である。

 恐らく、上遠野先生の作品をずっと読んでいる人には、このタイトルからして、ははあ、アレか、と思い当たることだろうと思う。わたしも実際、このタイトルを見て、「お、これはひょっとすると……」と予想したのだが、まさにその通りの物語であった。
 上遠野先生の『ブギーポップは笑わない』という作品は、先生のデビュー作であり、また、現在のライトノベルの市場を形成するにあたり多大なる貢献をしたのは間違いない。そのことは、3月に、このBlogでその「ブギーポップ」シリーズの最新作を読んだときに書いた通りだが、「ブギーポップ」シリーズには、「オキシジェン」というキャラクターが出てくるのである。確か、わたしのあまり当てにならない記憶によると、シリーズ11作目かな? 『ジンクス・ショップへようこそ』という作品で出てきたキャラクターで、それ以降何度か登場していたと思う。シリーズの中でかなり重要な人物で、「統和機構」の「中枢(アクシズ)」であり、どうやらその役割は終わりつつあって、次の「中枢」を担う者を探している(?)というキャラクターだ。そして、その候補者として、第1作目から我々読者にはお馴染みの、通称「博士」、本名・末真和子ちゃんが選ばれる――と、当時大興奮の展開となったわけで、とにかく、「酸素」と聞けば、我々上遠野先生のファンは、「ははーん。オキシジェンの話だな?」と想像がつくわけである。
 というわけで、ここまで、私が何を言っているか分からない方は、以下を読んでもまったく無駄ですので。さようなら。

 で。分かる人は、まあ大半の方は既に本作『酸素は鏡に映らない』を当然のように読んでいると思うので、これまた以下を読んでも、たぶん、超今さらです。わたしも、さっさと読んでおけば良かった、と実に後悔している。なぜなら、非常に面白かったからだ。

 物語は、とある小学生・健輔が、公園で偶然(?)、オキシジェンと出会うところから始まる。クワガタが飛んでいるのを追いかけてきた小学生、ブランコに止まったので、獲ろうとすると、そこには男が座っていた。まったく気が付かなかったことに驚く健輔。だが、我々は彼を知っている――!! その存在感のなさは、まさしく「オキシジェン」。クワガタが欲しい健輔は、問いかける。
 「その虫――えと、あなたのですか」
 そんな馬鹿なと自分でも思う健輔。犬や猫じゃあるまいし、と思いながらもつい聞いてしまった彼に、オキシジェンは答える。
 「……ふたつにひとつ、だ。」
 「え?」
 「欲しいものをあきらめるか、それとも死ぬか……どっちがいい……?」
 こんな出会いから二人の物語が始まるわけで、このあと、元売れっ子俳優の青年・守雄と、健輔の姉の絵里香が登場し、三人はオキシジェンの言葉を元に、謎に包まれた「エンペロイド金貨」を調べ始めるという展開である。この「エンペロイド金貨」というのは、後の作品『螺旋のエンペロイダー』にも出てくるのだが、どうも初めて出来たのはこの作品なのかな? わたしは、逆に後の『エンペロイダー』の方を先に読んでいたわけで、おっと、ここで出て来るんだと驚いた。
 そして、たぶん本作で一番の特徴は、元売れっ子俳優の守雄が出演していた、変身ヒーロー番組のストーリーが、時折ゴシック体で記述される点であろうと思う。これがまためっぽう面白い。この番組観てみたいわ、と思わせる面白さで、しかも本作のストーリーにも関係していて、非常にイイ。
 そもそも、上遠野先生は、デビュー作の『ブギーポップは笑わない』を書くときに、「変身ヒーローモノ」を書こうとした、と、どっかで語っていたと思うが、確か、上遠野先生は仮面ライダーが大好きだったはずだ。その「変身ヒーロー」番組の主役をやっていた青年を登場させたのは、そんな背景もあるのだろうか。つか、上遠野先生が書いた特撮ヒーロー番組が見たいですな。きっと凄まじく面白いと思うのだが。わたしも仮面ライダーが大好きなので、本作は非常に楽しめた。

 あと、本作のキモとなるのは、やはりオキシジェンと健輔の会話にあるのは間違いないけれど、これがまた非常に、なんとも説明しがたく、これはもう読んでもらうしかなかろうと思う。ある意味哲学的な問答なのだが、わたしが非常に驚いたというか、そうなんだ、と思ったのは、オキシジェンは健輔との対話を「楽しんでいた」のである。健輔のどこに、オキシジェンは惹かれたのか。これは非常に難しい。健輔は普通の小学生であり、ひょっとしたらそういった子供の素直さに興味を持ったのかもしれない。しかしそうなると、別に誰でも良かった可能性もあり、健輔ならではのポイントがあったはずなのだが、残念ながらわたしには、これだろうという決め手になる部分は分からなかった。以下、オキシジェンと健輔の、最後の会話部分だけ、記録として引用しておこう。
 「どうでもいい子供……自分はそういうものだと、思うか……?」
 「え、そりゃあ、だって、おれみたいな小学生なんて、どこにだっているし」
 「そこにでもいると、意味はないのか?」
 「意味ないってことは、ないだろうけど――でも、やっぱり大したことはないよ。だってさ、世の中にはもっとこう、すごい人とかがいてさ、みんなからも認められてて、そんでもって――」 
 「…………人間は、わかりやすい意味に突き動かされて、生きている……力のため、美のため、富のため……そういうものに意味があると信じている……しかし、そのどれもが人間の錯覚にすぎないとしたら……そうそれこそどうでもいいものなのだとしたら……そして……自分が望んでいたはずのものを手にしながらも、なおも不幸であり続ける人間が後を絶たないこの世界に……その真の意味がどこにあるのか、見つけられた人間はまだ存在していないのかもしれない……だから人は求める」
 「……って何をさ? だからさ――あんたはおれに何をさせたいんだよ? おれなんか、なんにもできないよ」
 「いや――もう、してもらったよ。君にはもう充分なことをしてもらった。僕は――君に会えてよかった。あるいは僕にとっては――君が、求めていたものだったのかもしれない……」
 「な、なんのことだよ? おれ、なんかしたかなあ?」
 「酸素と、同じだ……それが必要だったと、思い出せた――人であったことの、これが最後の……想い出だ。君と、とりとめのない話をして、なんとなく楽しかった……それだけだ」
 「は?」
 「それだけだが、それでも……続けてきた意味があった、と思う……」
 「続けた? って何を? ……えと」
 ここでもう、オキシジェンの姿は健輔の目には映らなくなって姿が消えてしまう。
 この部分だけ呼んでもまったく意味不明だろうけれど、一体おどういうことなのかは、本作を読んで、いろいろ考えてみると大変面白いと思う。まあ、わたしには良く分かりませんでしたが、一応、いろいろ想像はつくわけで、そういった、書かれていないことをぼんやり考えることこそ、読書の醍醐味かもしれないすな。

 というわけで、結論。
 本作『酸素は鏡に映らない』は、上遠野先生のファンならばやっぱり読んでおいた方がいいですな。そして完全に一見さんお断りの世界なので、本作だけ読んでもまるで意味不明なのではなかろうか。なお、ラストに、大学生になった末真博士が――既に「カレイド・スコープ」の護衛のついた状態で――出てきます。たぶん、一連のシリーズの時間軸的には、かなり後半だと思う。なので、その意味でもかなりシリーズにおける重要度は高い作品だと思います。しかし……ホントに上遠野先生は、現代日本の作家の中で、確実にTOPクラスの天才であり、また、現代日本の思想界におけるTOPクラスの哲学者ですよ。最高です。以上。

↓さて、次はコイツを読むか……。

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